JP2005034689A - 目詰まり防止用ブラシ体 - Google Patents
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Abstract
【課題】高振動で篩を駆動した場合において、篩網の目詰まりを防止し、支持網に溜まった粉をも排除する。
【解決手段】ブラシ体1は、矩形の板材から構成された本体11と、本体11の片面に突出して形成された突出部12とを備え、突出部12は、本体11の重心位置から外れた位置に頂点部121を有する。枠体の振動時には、頂点部121を支点として本体11が揺動し、篩網22に本体11の端辺を当接させ、篩網22を振動させることにより、篩網22の目詰まりを抑制する。頂点部121は、支持網23の網目に嵌り込み、支持網23の粉落とし作用を発揮する。
【選択図】図6
【解決手段】ブラシ体1は、矩形の板材から構成された本体11と、本体11の片面に突出して形成された突出部12とを備え、突出部12は、本体11の重心位置から外れた位置に頂点部121を有する。枠体の振動時には、頂点部121を支点として本体11が揺動し、篩網22に本体11の端辺を当接させ、篩網22を振動させることにより、篩網22の目詰まりを抑制する。頂点部121は、支持網23の網目に嵌り込み、支持網23の粉落とし作用を発揮する。
【選択図】図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、製粉装置の篩に装填され篩網の目詰まりを防止するブラシ体に係り、詳しくは、支持網の目詰まりをも抑制するブラシ体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、小麦粉等の製粉工場においては、多段式篩い分け選別機が用いられている。この選別機は、篩網が貼り付けられた枠体を上下方向に複数段収納した振動体を、駆動装置で振動させる構成であり、収納された枠体には、異なる大きさの網目を有する篩網が貼り付けられている。目詰まり防止用ブラシ体は、この篩網の網目の目詰まりを防止するために、各枠体内に装填されるものである。
枠体は、矩形の枠で構成され、その枠の一方の面に篩網が貼り付けられ、他方の面には、クリンプ網が装着されており、この篩網とクリンプ網の間に、目詰まり防止用ブラシ体が装填される。
【0003】
このブラシ体の従来の構造は、図14に示されているように、矩形又は三角形の板部材51の片面に半球状の突起部52を設けた構成である。図15に示されているように、突起部52は、クリンプ網62に接触し、枠体の振動によって、ブラシ体5がクリンプ網62上を移動すると、ブラシ体5の板部材51の端が篩網61の下側面に接触しながら移動し、この接触しながらの移動によって、篩網61の目に詰まった粉が落とされる構造となっている。このようなブラシ体5の接触は、枠体内において、ブラシ体5の板部材51が斜めに傾斜した状態(図15における想像線)となることで、板部材51の端が篩網61の下面に到達でき、粉落としが可能となる。
このような従来の目詰り防止ブラシ体には、例えば、以下のような文献がある。
【0004】
【特許文献1】
実開平03−70788号公報。
【0005】
【特許文献2】
実開平02−48180号公報。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のブラシ体では、以下のような問題があった。
枠体の振動は、篩網の平面に沿って枠体を中心から偏心した位置を中心に回転させることにより、振動を与えるもので、垂直方向へ加えられる振動は少ない。ここで、駆動装置の回転を速くすると、ブラシ体5自体が突起部52を中心にコマのように回転してしまい、図15に示されているように、板部材51が篩網61に対して傾斜することなく平行な状態となってしまう。このため、振動のための駆動回転数を上げると、ブラシ体5が篩網61に接触しなくなり、十分な目詰まり防止効果が得られない。また、駆動回転数を上げると、枠体の内側面にブラシ体が接触する回数が増加し、ブラシ体の衝突による枠体の損傷が激しく、枠体自体の寿命が短くなるといった問題があった。
【0007】
さらに、支持網についても問題がある。支持網を構成する線材の交差部分に粉が溜まり、粉の溜まった部分が広がる。この粉溜まりによって、支持網の網目が小さく縮小し、振るい落とされた粉の回収効率が悪化する。支持網上に載せられるブラシ体は、突起部が球形であり、また支持網を構成する線材は特定ピッチで構成された波形であるため、突起部は支持網と点接触することとなり、縦横の線材の交差部分に接触して溜まった粉を落とすという作用は期待できない。
この発明の目的は、高回転数の回転運動で篩を駆動した場合に、篩網の目詰まりを防止でき、さらに支持網に溜まった粉をも排除できる目詰まり防止用ブラシ体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的は、以下の本発明によって達成される。
(1) 枠部材の一方の側に設けられ、線材を縦横に編み上げて形成された支持網と、他方の側に設けられた篩網とを有し、枠部材を振動させることにより粉体を篩い分ける選別装置の、篩網と支持網の間に介挿されるブラシ体であって、
板状の本体と、該本体の支持網側の面に突出し支持網に当接する突出部を有し、
前記突出部の頂点部は、前記本体の重心位置から外れた位置に設けられている目詰まり防止用ブラシ体。
【0009】
(2) 本体は矩形の板材である上記(1)に記載の目詰まり防止用ブラシ体。
【0010】
(3) 前記突出部は、直線状に連続して突出形成され、最も高い1つの頂点部と、頂点部から両端へ向けて高さが漸減する傾斜部とを有する上記(1)又は(2)に記載の目詰まり防止用ブラシ体。
【0011】
(4) 前記頂点部と本体の重心との距離は、支持網の網目幅よりも小さく設定されている上記(1)〜(3)のいずれか1に記載の目詰まり防止用ブラシ体。
【0012】
(5) 突出部は、三角形状に形成されている上記(3)〜(4)のいずれか1に記載の目詰まり防止用ブラシ体。
【0013】
【発明の実施の形態】
以上のような目的を達成するための本発明は以下の構成を有する。図1は本発明の目詰まり防止用ブラシ体1が装填される枠体2を複数装填した選別機3の模式図であり、図2は枠体2の全体斜視図である。
図1に示されているように、本発明が使用される選別機3は、枠体2を上下方向に複数段収納する収納部31と、収納部31を振動駆動させる駆動装置32とを備えている。枠体2は、枠部材21と、枠部材21の一方の側に張設された篩網22と、他方の面に設けられた支持網23とを備えており、選別機3に装填される枠体2の篩網22は、上から下へ向かう順に、篩の目が細かくなるように構成されている。
【0014】
図3に示されているように、この枠体2の支持網23はクリンプ網で構成されている。クリンプ網は、同じピッチの波状に形成された線材を、縦材231と横材232として、距離lの間隔で、縦横に編み込んで形成されている。そして、縦材231と横材232の交差部分230は、それぞれの線材の山の部分と谷の部分が交差するように構成されており、図4に示されているように、一本の線材に注目すると、谷の部分231aが交差すると、隣の交差部分は山の部分231bとなるように編み込まれており、網目はほぼ正方形となるように形成されている。このように構成されて支持網23は、縦材231又は横材232の軸方向に沿って、支持網23を横方向(網目の面に平行な方向)に見ると、前後に重なっている線材は、交互に山の部分と谷の部分が重なった状態に見える。しかし、線材に対して交差する方向に角度を変えて支持網23を横方向に見てみると、図4に示されているように、山の部分と谷の部分が重なって、溝234が現れる。
【0015】
一方、支持網23と篩網22の間には、目詰まり防止用ブラシ体1(以下、「ブラシ体」という)が介挿されている。図5は、ブラシ体1の正面図、図6は同じく側面図、図7は同じく底面図である。
図5乃至図7に示されているように、ブラシ体1は、矩形の板部材から構成された本体11と、本体11の支持網23側の面に突出して形成された突出部12とを備えている。本体11は、相互に平行に対向する長辺部111、111と、同様に対向する短辺部112、112を備え、突出部12は、長辺部111に沿って、平行な方向に連続して設けられ、図7に示されているように、本体11の重心110に重なる位置に形成されている。突出部12の両端は、長辺部111に直行する各短辺部112まで達している。本体11の各長辺部111、111及び短辺部112、112は、篩網22側の端辺111a、111b、112a、112bにおいて、篩網22に接触する。本体11のこれらの端辺111a、111b、112a、112bが、振動により篩網22を叩き、その結果篩網が振動して篩目に詰まった粉が落とされ、目詰まり抑制作用が発揮される。
【0016】
突出部12は、図6に示されているように、側面視で山型(三角形状)に形成され、頂点部121と、頂点部121から両端へ向けて傾斜した傾斜部124、125とを有している。突出部12の横断面形状は、矩形に形成され、頂点部121の高さが最も高く、両端へ向けて、高さは1次的に漸減する形状となっている。
傾斜部124、125は、長辺部111に平行な角辺122a、122bをそれぞれ有している。
【0017】
図8及び図9は、本発明のブラシ体1が、支持網23上に載置された状態の一例を示す、側面図及び底面図である。
頂点部121は、本体11の重心110よりも所定距離eはなれた位置に設けられている。距離eの長さは、支持網23の縦材、横材の各間隔l(網目Sの1辺の長さ)よりも小さく設定される。距離eをこのような距離に設定することによって、図8に示されているように、支持網23の網目Sに頂点部121が嵌り込んだ状態で、頂点部121に対して、支点(縦材231によって支持される点)が重心110の両側に位置することができ、本体11を篩網22に対して平行な状態とすることができる。この状態で、例えば枠体2から、X方向(図7)に往復動が加わると、図5に示されているように、突出部12を中心として、本体11が揺動し、長辺部111、111の端辺111a、111bが、篩網22に当たることとなる。このように、X方向にブラシ体1が揺動する際、突出部12の両側の角辺122、122の一方が支点となる。一対の角辺122、122の一方が支点となることで、中心線から外れた位置を支点として揺動することとなり、篩網22に当接する側の長辺部111のストロークは長くなり、篩網22に当たる際の衝撃がより強くなる。
【0018】
また、同様の状態で、Y方向(図7)に振動が加わると、図6に示されているように、本体11の短辺部112の端辺112bが篩網22に接触し、また、反対側の端辺112aが篩網22に接触する。頂点部121は、本体11の重心110から外れているので、図6に示されているように、端辺112bの方が、端辺112aよりも頻繁に篩網22に接触し、かつ接触する際の衝撃も大きい。
【0019】
このように、本体11の周端が、篩網22を下側に叩くことで、網目に詰まった粉を落とし、目詰まり防止効果が発揮される。特に、本体11の周端に位置する端辺や角部の各部分が、異なる頻度で、かつ異なる強さで篩網22に接触することとなるので、篩の目詰まりを防ぐ効果が倍増する。さらに、本体11の重心110を外した位置に、頂点部121が位置するので、本体11は、常時傾斜姿勢となり、篩網22に対して平行な姿勢となることが抑制され、篩網22に対して、本体11のいずれかの部分が、篩網22に常時当たることとなり、篩網22に振動を与え続けることができる。
【0020】
また、支持網23の縦材231や横材232に対して、斜めに突出部12が位置した場合には、図6に示されているように、頂点部121が支持網23に当接し、角辺122aが支持網23の溝234に嵌り込み、支持網23の上に溜まった粉の除去を行う。また、角辺122a、122bは、交差部分230の粉の溜まっている部分にも嵌り込み、溜まった粉の排除が容易となる。この発明は、頂点部121が網目Sに嵌り込むと、網目Sの内部に頂点部121が入り込むので、従来のような球状の突出部に比較して、支持網23に溜まった粉の排除効率が良好となる。また、頂点部121の角度(傾斜部123と124の成す角)は、鈍角に形成されているのため、振動によって、容易に頂点部121は網目Sから離脱することができ、ブラシ体1は、枠体2内を容易に移動して、均一に篩網22に接触することができる。
【0021】
頂点部121は、本体11の重心110から外れた位置に設けられているので、図6に示されているように、一方の短辺部112の端辺112bが篩網22に当たる姿勢に復帰するため、頂点部121を中心に回転し、本体11が篩網22に接触しないといった状態は、回避される。端辺112bが篩網22に当接した状態でブラシ体1が移動した場合には、端辺112bによって、篩網22に詰まった粉を削ぎ落とす作用も得られる。
この実施形態では、突出部12と本体11は同一の材料で一体に形成されている。例えば、合成樹脂で構成され、射出成形によって一体形成された構成としてもよい。
【0022】
図10及び図11は、ブラシ体の他の実施形態を示すもので、図10は、ブラシ体1Aの側面図、図11は、同じく底面図である。この実施形態のブラシ体1Aは、突出部12Aが、本体11の対角線方向に連続して形成されている。頂点部121Aは、本体11の重心(対角線の交点)を外して設けられており、重心と頂点部121Aとの距離は、支持網23の網目Sの一辺の長さ(網目幅)よりも短く構成されている。
この実施形態のブラシ体1Aによる突出部12Aの支持網23に対する作用効果は、既述の実施形態のブラシ体1と同様であるので、説明を省略する。
【0023】
この実施形態のブラシ体1Aでは、本体11の角部113a、113b、113c、113dが、ブラシ体1Aの動きによって、篩網22に当たり、篩網22の目に詰まった粉を振るい落とす。最も上下動のある角部113c、113dは、頂点部121Aに対する位置が異なるので、篩網22へ伝える衝撃も異なり、4つの角部113a、113b、113c、113dはそれぞれ異なる強度で篩網22へ当たることとなる。このため、篩網22には、異なる強度で振動が加わり、網目に詰まった粉を振るいとおす効果が倍増する。
【0024】
図12は、他の実施形態のブラシ体1Bの構成を示す側面図である。このブラシ体1Bの特徴は、図5〜図7に示されている実施形態のブラシ体1において、突出部12の形状が鈍角三角形状でなく、円弧形状となっている点である。他の部分は、前記ブラシ体1と同様であるので、説明を省略する。
【0025】
突出部12Bは、本体11と平行な面が突出部12に接触する点が頂点部121B、その両側に突出部12Bの高さ漸減するように形成された傾斜部124B、125Bを有している。傾斜部部124B、125Bは、側面視で円弧状に形成されている。突出部12Bが円弧状に突出しているため、支持網23上に載置された場合、支持網23に当接し得る範囲が広くなる。即ち、突出部12Bは、傾斜部125Bよりの位置で、支持網23に当接することができ、傾斜部124B側の短辺部112が篩網22に当たる頻度が高くなる。このため、上記図5〜図7に記載のブラシ体1に比較して、本体11の短辺部112、112が篩網22に当たる機会が増加する。また、篩網22に対して、本体11が平行となる姿勢を取り易くなり、図5に示されているように、長辺部111が篩網22に当たる頻度も増加する。
以上3つ実施形態で示したように、突出部12の形状や配置位置を変更することによって、本体11が篩網22に作用する態様を変更することができる。
【0026】
図13は、突出部を半球形状とした実施形態のブラシ体1Cの全体斜視図である。本体11の支持網23側の面には、半球状の突出部13が設けられ、その頂点部131は、本体11の重心位置から外れた位置となるように、突出部13が設けられている。このような構成とすることによっても、本体11の四つの角部は、異なる強度で篩網22に当たる点で、図10、図11に示されたブラシ体1Aと同様な作用効果を発揮する。
以上説明した実施形態の他、板状の本体は、矩形に限らず、他の多角形や円形であっても同様の効果が発揮される。
【0027】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、突出部の頂点部が本体の重心位置から外れた位置に設けられているので、本体は傾斜姿勢を取り、本体のいずれかの場所が篩網に常時接触した状態を維持できる。このため、枠体の振動によって本体姿勢が水平に保たれていることがなく、目詰まりを除去する作用が維持される。また、振動によって本体各部が篩網に接触する衝撃や、接触する態様が変化するので、同じ強さの衝撃で篩網を振動させる場合に比べて、目詰まりを除去する効果が倍増する。
【0028】
請求項2に記載の発明によれば、本体を矩形の板材とすることによって、加工効率が向上する。また、回転体形状ではないため、振動によって篩網に当たる衝撃が、長辺部と短辺部、4つの角部で異なり、異なる衝撃が不規則に篩網に加えられることにより、目詰まり抑制効果が向上する。
請求項3に記載の発明によれば、突出部を直線状に形成することによって、支持網とブラシ体との接触抵抗を上げ、枠体内でのブラシ体の移動速度を抑制することができる。これにより、枠部材へのブラシ体の反復衝突による、枠部材の損傷を抑制できる。また、突出部の横断面形状の先端部分に角ある場合には、直線状に形成された突出部の角辺によって、支持網に溜まった粉の排除作用も発揮される。
【0029】
請求項4に記載の発明によれば、頂点部と本体の重心との距離が、支持網の網目幅よりも小さく設定されているので、ブラシ体は、多様な姿勢を取ることができ、篩網に当たる部位や衝撃度を多様にし、目詰まり抑制効果を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、突出部は、三角形状に形成されているので、直交する2方向(XY方向)にブラシ体が揺動することができ、篩網に当たる部位や衝撃度を多様にし、目詰まり抑制効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の目詰まり防止用ブラシ体が装填される枠体を複数装填した選別機の模式図である。
【図2】本発明の目詰まり防止用ブラシ体が装填される枠体の全体斜視図である。
【図3】支持網の全体斜視図である。
【図4】支持網の側面視図である。
【図5】本発明の目詰まり防止用ブラシ体の正面図である。
【図6】同じく側面図である。
【図7】同じく底面図である。
【図8】支持網に載置された目詰まり防止用ブラシ体の状態を示す側面図である。
【図9】支持網に載置された目詰まり防止用ブラシ体の状態を示す底面図である。
【図10】他の実施形態の目詰まり防止用ブラシ体を示す側面図である。
【図11】他の実施形態の目詰まり防止用ブラシ体を示す底面図である。
【図12】他の実施形態の目詰まり防止用ブラシ体を示す側面図である。
【図13】他の実施形態の目詰まり防止用ブラシ体を示す斜視図である。
【図14】従来のブラシ体の構造を示す全体斜視図である。
【図15】従来のブラシ体の枠体内での姿勢を示す、枠体の部分断面図である。
【符号の説明】
1 目詰まり防止用ブラシ体
11 本体
110 重心
111 長辺部
112 短辺部
12 突出部
121 頂点部
124 傾斜部
125 傾斜部
2 枠体
21 枠部材
22 篩網
23 支持網
231 縦材
232 横材
234 溝
3 選別機
【発明の属する技術分野】
この発明は、製粉装置の篩に装填され篩網の目詰まりを防止するブラシ体に係り、詳しくは、支持網の目詰まりをも抑制するブラシ体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、小麦粉等の製粉工場においては、多段式篩い分け選別機が用いられている。この選別機は、篩網が貼り付けられた枠体を上下方向に複数段収納した振動体を、駆動装置で振動させる構成であり、収納された枠体には、異なる大きさの網目を有する篩網が貼り付けられている。目詰まり防止用ブラシ体は、この篩網の網目の目詰まりを防止するために、各枠体内に装填されるものである。
枠体は、矩形の枠で構成され、その枠の一方の面に篩網が貼り付けられ、他方の面には、クリンプ網が装着されており、この篩網とクリンプ網の間に、目詰まり防止用ブラシ体が装填される。
【0003】
このブラシ体の従来の構造は、図14に示されているように、矩形又は三角形の板部材51の片面に半球状の突起部52を設けた構成である。図15に示されているように、突起部52は、クリンプ網62に接触し、枠体の振動によって、ブラシ体5がクリンプ網62上を移動すると、ブラシ体5の板部材51の端が篩網61の下側面に接触しながら移動し、この接触しながらの移動によって、篩網61の目に詰まった粉が落とされる構造となっている。このようなブラシ体5の接触は、枠体内において、ブラシ体5の板部材51が斜めに傾斜した状態(図15における想像線)となることで、板部材51の端が篩網61の下面に到達でき、粉落としが可能となる。
このような従来の目詰り防止ブラシ体には、例えば、以下のような文献がある。
【0004】
【特許文献1】
実開平03−70788号公報。
【0005】
【特許文献2】
実開平02−48180号公報。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のブラシ体では、以下のような問題があった。
枠体の振動は、篩網の平面に沿って枠体を中心から偏心した位置を中心に回転させることにより、振動を与えるもので、垂直方向へ加えられる振動は少ない。ここで、駆動装置の回転を速くすると、ブラシ体5自体が突起部52を中心にコマのように回転してしまい、図15に示されているように、板部材51が篩網61に対して傾斜することなく平行な状態となってしまう。このため、振動のための駆動回転数を上げると、ブラシ体5が篩網61に接触しなくなり、十分な目詰まり防止効果が得られない。また、駆動回転数を上げると、枠体の内側面にブラシ体が接触する回数が増加し、ブラシ体の衝突による枠体の損傷が激しく、枠体自体の寿命が短くなるといった問題があった。
【0007】
さらに、支持網についても問題がある。支持網を構成する線材の交差部分に粉が溜まり、粉の溜まった部分が広がる。この粉溜まりによって、支持網の網目が小さく縮小し、振るい落とされた粉の回収効率が悪化する。支持網上に載せられるブラシ体は、突起部が球形であり、また支持網を構成する線材は特定ピッチで構成された波形であるため、突起部は支持網と点接触することとなり、縦横の線材の交差部分に接触して溜まった粉を落とすという作用は期待できない。
この発明の目的は、高回転数の回転運動で篩を駆動した場合に、篩網の目詰まりを防止でき、さらに支持網に溜まった粉をも排除できる目詰まり防止用ブラシ体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的は、以下の本発明によって達成される。
(1) 枠部材の一方の側に設けられ、線材を縦横に編み上げて形成された支持網と、他方の側に設けられた篩網とを有し、枠部材を振動させることにより粉体を篩い分ける選別装置の、篩網と支持網の間に介挿されるブラシ体であって、
板状の本体と、該本体の支持網側の面に突出し支持網に当接する突出部を有し、
前記突出部の頂点部は、前記本体の重心位置から外れた位置に設けられている目詰まり防止用ブラシ体。
【0009】
(2) 本体は矩形の板材である上記(1)に記載の目詰まり防止用ブラシ体。
【0010】
(3) 前記突出部は、直線状に連続して突出形成され、最も高い1つの頂点部と、頂点部から両端へ向けて高さが漸減する傾斜部とを有する上記(1)又は(2)に記載の目詰まり防止用ブラシ体。
【0011】
(4) 前記頂点部と本体の重心との距離は、支持網の網目幅よりも小さく設定されている上記(1)〜(3)のいずれか1に記載の目詰まり防止用ブラシ体。
【0012】
(5) 突出部は、三角形状に形成されている上記(3)〜(4)のいずれか1に記載の目詰まり防止用ブラシ体。
【0013】
【発明の実施の形態】
以上のような目的を達成するための本発明は以下の構成を有する。図1は本発明の目詰まり防止用ブラシ体1が装填される枠体2を複数装填した選別機3の模式図であり、図2は枠体2の全体斜視図である。
図1に示されているように、本発明が使用される選別機3は、枠体2を上下方向に複数段収納する収納部31と、収納部31を振動駆動させる駆動装置32とを備えている。枠体2は、枠部材21と、枠部材21の一方の側に張設された篩網22と、他方の面に設けられた支持網23とを備えており、選別機3に装填される枠体2の篩網22は、上から下へ向かう順に、篩の目が細かくなるように構成されている。
【0014】
図3に示されているように、この枠体2の支持網23はクリンプ網で構成されている。クリンプ網は、同じピッチの波状に形成された線材を、縦材231と横材232として、距離lの間隔で、縦横に編み込んで形成されている。そして、縦材231と横材232の交差部分230は、それぞれの線材の山の部分と谷の部分が交差するように構成されており、図4に示されているように、一本の線材に注目すると、谷の部分231aが交差すると、隣の交差部分は山の部分231bとなるように編み込まれており、網目はほぼ正方形となるように形成されている。このように構成されて支持網23は、縦材231又は横材232の軸方向に沿って、支持網23を横方向(網目の面に平行な方向)に見ると、前後に重なっている線材は、交互に山の部分と谷の部分が重なった状態に見える。しかし、線材に対して交差する方向に角度を変えて支持網23を横方向に見てみると、図4に示されているように、山の部分と谷の部分が重なって、溝234が現れる。
【0015】
一方、支持網23と篩網22の間には、目詰まり防止用ブラシ体1(以下、「ブラシ体」という)が介挿されている。図5は、ブラシ体1の正面図、図6は同じく側面図、図7は同じく底面図である。
図5乃至図7に示されているように、ブラシ体1は、矩形の板部材から構成された本体11と、本体11の支持網23側の面に突出して形成された突出部12とを備えている。本体11は、相互に平行に対向する長辺部111、111と、同様に対向する短辺部112、112を備え、突出部12は、長辺部111に沿って、平行な方向に連続して設けられ、図7に示されているように、本体11の重心110に重なる位置に形成されている。突出部12の両端は、長辺部111に直行する各短辺部112まで達している。本体11の各長辺部111、111及び短辺部112、112は、篩網22側の端辺111a、111b、112a、112bにおいて、篩網22に接触する。本体11のこれらの端辺111a、111b、112a、112bが、振動により篩網22を叩き、その結果篩網が振動して篩目に詰まった粉が落とされ、目詰まり抑制作用が発揮される。
【0016】
突出部12は、図6に示されているように、側面視で山型(三角形状)に形成され、頂点部121と、頂点部121から両端へ向けて傾斜した傾斜部124、125とを有している。突出部12の横断面形状は、矩形に形成され、頂点部121の高さが最も高く、両端へ向けて、高さは1次的に漸減する形状となっている。
傾斜部124、125は、長辺部111に平行な角辺122a、122bをそれぞれ有している。
【0017】
図8及び図9は、本発明のブラシ体1が、支持網23上に載置された状態の一例を示す、側面図及び底面図である。
頂点部121は、本体11の重心110よりも所定距離eはなれた位置に設けられている。距離eの長さは、支持網23の縦材、横材の各間隔l(網目Sの1辺の長さ)よりも小さく設定される。距離eをこのような距離に設定することによって、図8に示されているように、支持網23の網目Sに頂点部121が嵌り込んだ状態で、頂点部121に対して、支点(縦材231によって支持される点)が重心110の両側に位置することができ、本体11を篩網22に対して平行な状態とすることができる。この状態で、例えば枠体2から、X方向(図7)に往復動が加わると、図5に示されているように、突出部12を中心として、本体11が揺動し、長辺部111、111の端辺111a、111bが、篩網22に当たることとなる。このように、X方向にブラシ体1が揺動する際、突出部12の両側の角辺122、122の一方が支点となる。一対の角辺122、122の一方が支点となることで、中心線から外れた位置を支点として揺動することとなり、篩網22に当接する側の長辺部111のストロークは長くなり、篩網22に当たる際の衝撃がより強くなる。
【0018】
また、同様の状態で、Y方向(図7)に振動が加わると、図6に示されているように、本体11の短辺部112の端辺112bが篩網22に接触し、また、反対側の端辺112aが篩網22に接触する。頂点部121は、本体11の重心110から外れているので、図6に示されているように、端辺112bの方が、端辺112aよりも頻繁に篩網22に接触し、かつ接触する際の衝撃も大きい。
【0019】
このように、本体11の周端が、篩網22を下側に叩くことで、網目に詰まった粉を落とし、目詰まり防止効果が発揮される。特に、本体11の周端に位置する端辺や角部の各部分が、異なる頻度で、かつ異なる強さで篩網22に接触することとなるので、篩の目詰まりを防ぐ効果が倍増する。さらに、本体11の重心110を外した位置に、頂点部121が位置するので、本体11は、常時傾斜姿勢となり、篩網22に対して平行な姿勢となることが抑制され、篩網22に対して、本体11のいずれかの部分が、篩網22に常時当たることとなり、篩網22に振動を与え続けることができる。
【0020】
また、支持網23の縦材231や横材232に対して、斜めに突出部12が位置した場合には、図6に示されているように、頂点部121が支持網23に当接し、角辺122aが支持網23の溝234に嵌り込み、支持網23の上に溜まった粉の除去を行う。また、角辺122a、122bは、交差部分230の粉の溜まっている部分にも嵌り込み、溜まった粉の排除が容易となる。この発明は、頂点部121が網目Sに嵌り込むと、網目Sの内部に頂点部121が入り込むので、従来のような球状の突出部に比較して、支持網23に溜まった粉の排除効率が良好となる。また、頂点部121の角度(傾斜部123と124の成す角)は、鈍角に形成されているのため、振動によって、容易に頂点部121は網目Sから離脱することができ、ブラシ体1は、枠体2内を容易に移動して、均一に篩網22に接触することができる。
【0021】
頂点部121は、本体11の重心110から外れた位置に設けられているので、図6に示されているように、一方の短辺部112の端辺112bが篩網22に当たる姿勢に復帰するため、頂点部121を中心に回転し、本体11が篩網22に接触しないといった状態は、回避される。端辺112bが篩網22に当接した状態でブラシ体1が移動した場合には、端辺112bによって、篩網22に詰まった粉を削ぎ落とす作用も得られる。
この実施形態では、突出部12と本体11は同一の材料で一体に形成されている。例えば、合成樹脂で構成され、射出成形によって一体形成された構成としてもよい。
【0022】
図10及び図11は、ブラシ体の他の実施形態を示すもので、図10は、ブラシ体1Aの側面図、図11は、同じく底面図である。この実施形態のブラシ体1Aは、突出部12Aが、本体11の対角線方向に連続して形成されている。頂点部121Aは、本体11の重心(対角線の交点)を外して設けられており、重心と頂点部121Aとの距離は、支持網23の網目Sの一辺の長さ(網目幅)よりも短く構成されている。
この実施形態のブラシ体1Aによる突出部12Aの支持網23に対する作用効果は、既述の実施形態のブラシ体1と同様であるので、説明を省略する。
【0023】
この実施形態のブラシ体1Aでは、本体11の角部113a、113b、113c、113dが、ブラシ体1Aの動きによって、篩網22に当たり、篩網22の目に詰まった粉を振るい落とす。最も上下動のある角部113c、113dは、頂点部121Aに対する位置が異なるので、篩網22へ伝える衝撃も異なり、4つの角部113a、113b、113c、113dはそれぞれ異なる強度で篩網22へ当たることとなる。このため、篩網22には、異なる強度で振動が加わり、網目に詰まった粉を振るいとおす効果が倍増する。
【0024】
図12は、他の実施形態のブラシ体1Bの構成を示す側面図である。このブラシ体1Bの特徴は、図5〜図7に示されている実施形態のブラシ体1において、突出部12の形状が鈍角三角形状でなく、円弧形状となっている点である。他の部分は、前記ブラシ体1と同様であるので、説明を省略する。
【0025】
突出部12Bは、本体11と平行な面が突出部12に接触する点が頂点部121B、その両側に突出部12Bの高さ漸減するように形成された傾斜部124B、125Bを有している。傾斜部部124B、125Bは、側面視で円弧状に形成されている。突出部12Bが円弧状に突出しているため、支持網23上に載置された場合、支持網23に当接し得る範囲が広くなる。即ち、突出部12Bは、傾斜部125Bよりの位置で、支持網23に当接することができ、傾斜部124B側の短辺部112が篩網22に当たる頻度が高くなる。このため、上記図5〜図7に記載のブラシ体1に比較して、本体11の短辺部112、112が篩網22に当たる機会が増加する。また、篩網22に対して、本体11が平行となる姿勢を取り易くなり、図5に示されているように、長辺部111が篩網22に当たる頻度も増加する。
以上3つ実施形態で示したように、突出部12の形状や配置位置を変更することによって、本体11が篩網22に作用する態様を変更することができる。
【0026】
図13は、突出部を半球形状とした実施形態のブラシ体1Cの全体斜視図である。本体11の支持網23側の面には、半球状の突出部13が設けられ、その頂点部131は、本体11の重心位置から外れた位置となるように、突出部13が設けられている。このような構成とすることによっても、本体11の四つの角部は、異なる強度で篩網22に当たる点で、図10、図11に示されたブラシ体1Aと同様な作用効果を発揮する。
以上説明した実施形態の他、板状の本体は、矩形に限らず、他の多角形や円形であっても同様の効果が発揮される。
【0027】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、突出部の頂点部が本体の重心位置から外れた位置に設けられているので、本体は傾斜姿勢を取り、本体のいずれかの場所が篩網に常時接触した状態を維持できる。このため、枠体の振動によって本体姿勢が水平に保たれていることがなく、目詰まりを除去する作用が維持される。また、振動によって本体各部が篩網に接触する衝撃や、接触する態様が変化するので、同じ強さの衝撃で篩網を振動させる場合に比べて、目詰まりを除去する効果が倍増する。
【0028】
請求項2に記載の発明によれば、本体を矩形の板材とすることによって、加工効率が向上する。また、回転体形状ではないため、振動によって篩網に当たる衝撃が、長辺部と短辺部、4つの角部で異なり、異なる衝撃が不規則に篩網に加えられることにより、目詰まり抑制効果が向上する。
請求項3に記載の発明によれば、突出部を直線状に形成することによって、支持網とブラシ体との接触抵抗を上げ、枠体内でのブラシ体の移動速度を抑制することができる。これにより、枠部材へのブラシ体の反復衝突による、枠部材の損傷を抑制できる。また、突出部の横断面形状の先端部分に角ある場合には、直線状に形成された突出部の角辺によって、支持網に溜まった粉の排除作用も発揮される。
【0029】
請求項4に記載の発明によれば、頂点部と本体の重心との距離が、支持網の網目幅よりも小さく設定されているので、ブラシ体は、多様な姿勢を取ることができ、篩網に当たる部位や衝撃度を多様にし、目詰まり抑制効果を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、突出部は、三角形状に形成されているので、直交する2方向(XY方向)にブラシ体が揺動することができ、篩網に当たる部位や衝撃度を多様にし、目詰まり抑制効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の目詰まり防止用ブラシ体が装填される枠体を複数装填した選別機の模式図である。
【図2】本発明の目詰まり防止用ブラシ体が装填される枠体の全体斜視図である。
【図3】支持網の全体斜視図である。
【図4】支持網の側面視図である。
【図5】本発明の目詰まり防止用ブラシ体の正面図である。
【図6】同じく側面図である。
【図7】同じく底面図である。
【図8】支持網に載置された目詰まり防止用ブラシ体の状態を示す側面図である。
【図9】支持網に載置された目詰まり防止用ブラシ体の状態を示す底面図である。
【図10】他の実施形態の目詰まり防止用ブラシ体を示す側面図である。
【図11】他の実施形態の目詰まり防止用ブラシ体を示す底面図である。
【図12】他の実施形態の目詰まり防止用ブラシ体を示す側面図である。
【図13】他の実施形態の目詰まり防止用ブラシ体を示す斜視図である。
【図14】従来のブラシ体の構造を示す全体斜視図である。
【図15】従来のブラシ体の枠体内での姿勢を示す、枠体の部分断面図である。
【符号の説明】
1 目詰まり防止用ブラシ体
11 本体
110 重心
111 長辺部
112 短辺部
12 突出部
121 頂点部
124 傾斜部
125 傾斜部
2 枠体
21 枠部材
22 篩網
23 支持網
231 縦材
232 横材
234 溝
3 選別機
Claims (5)
- 枠部材の一方の側に設けられ、線材を縦横に編み上げて形成された支持網と、他方の側に設けられた篩網とを有し、枠部材を振動させることにより粉体を篩い分ける選別装置の、篩網と支持網の間に介挿されるブラシ体であって、
板状の本体と、該本体の支持網側の面に突出し支持網に当接する突出部を有し、
前記突出部の頂点部は、前記本体の重心位置から外れた位置に設けられている目詰まり防止用ブラシ体。 - 本体は矩形の板材である請求項1に記載の目詰まり防止用ブラシ体。
- 前記突出部は、直線状に連続して突出形成され、最も高い1つの頂点部と、頂点部から両端へ向けて高さが漸減する傾斜部とを有する請求項1又は2に記載の目詰まり防止用ブラシ体。
- 前記頂点部と本体の重心との距離は、支持網の網目幅よりも小さく設定されている請求項1〜3のいずれか1に記載の目詰まり防止用ブラシ体。
- 突出部は、三角形状に形成されている請求項3〜4のいずれか1に記載の目詰まり防止用ブラシ体。
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2003
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