JP2005034265A - 管状長尺体屈曲操作機構 - Google Patents

管状長尺体屈曲操作機構 Download PDF

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Satoaki Tan
悟章 丹
Kenichi Motohashi
健一 本橋
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Abstract

【課題】部品点数を少なく、かつ単純な構造にして製品コストを安くする。
【解決手段】プローブ部100 内に、円弧状に湾曲した湾曲管310 と、一端に湾曲管310 を接続し他端が操作部200 まで延びる湾曲管接続チューブ320 を配設する。湾曲管310 及び湾曲管接続チューブ320 内部に、その軸方向に移動可能でその移動が操作部200 の屈曲操作つまみで操作される剛体棒330 を配置する。剛体棒330 が湾曲管310 内に押し込まれることにより湾曲管310 ・湾曲管接続チューブ320間に曲げを与え、この曲げをプローブ部100 に伝えてこのプローブ部100を屈曲させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は管状長尺体屈曲操作機構に関し、特にカテーテルやプローブ等のように、体内に挿通して診断対象部分を効果的に診断できるようにその設定部分を湾曲させることができる管状長尺体屈曲操作機構に属する。
【0002】
【従来の技術】
カテーテルやプローブなどのように、体内に挿通して診断対象部分を効果的に診断できるようにするためには、これらカテーテルやプローブ(以下、管状長尺体という)の設定部分を湾曲、屈曲させて、例えば、超音波送受波用の窓の部分を診断対象部分に密着させる必要がある。その場合、この管状長尺体の屈曲、密着操作等は、体外の操作部から操作することになる。
【0003】
このような管状長尺体屈曲操作機構の従来の一例について、図5(a),(b)を参照しながら説明する。この従来の例は内視鏡に適用された機構を示すものであり、図5には屈曲操作機構に関連する部分を主体として示されている。
この例は、その主構成として、体内に挿通されるプローブ部100xと、このプローブ部100xの他端側につながり、体外からプローブ部100xを操作する操作部200xと、を含み、プローブ部100xの先端に近い部分に湾曲部400が設けられていて、この湾曲部400の湾曲、屈曲操作を操作部200xに配設された湾曲操作ノブ250xで行うようになっている。そして、湾曲操作ノブ250x及び湾曲部400により、管状長尺体としてのプローブ部100xに対する屈曲操作機構、即ち、プローブ屈曲操作機構300xを構成するようになっており、その詳細は次のとおりである。
【0004】
まず、湾曲部400は、2種類の節輪410,420が交互に複数段、相互に2箇所、前後でその位置が90度回転した位置でカシメピン430により連結され、これらカシメピン430を挿通する4本の操作ワイヤ440の長さを湾曲操作ノブ250xで操作し変化させてプローブ部100xの、湾曲部400の部分を湾曲、屈曲させる構造となっている。
【0005】
2種類の節輪410,420それぞれには、節輪410に前段側の節輪420と連結するための連結部411,412が、後段側の節輪420と連結するための連結部413,414が設けられ、これと対応して、節輪420に、前段側の節輪410と連結するための連結部421,422が、また前段側の節輪410と連結するための連結部423,424が設けられている。
【0006】
そしてこれら連結部411〜414,421〜424には貫通孔411−1〜414−1,421−1〜424−1が明けられていてこれら貫通孔にカシメピン430が挿入されてこれら節輪410,420が相互に、かつ交互に複数段連結され、このとき、前側の連結部は内側に入り込むように形成され、また、この内側になる連結部の貫通孔はカシメピン430に対し多少大きめに形成されていて屈曲動作を妨げない構造となっている。更に、屈曲した際に操作ワイヤ440が連結部に当接して屈曲動作が妨げられるのを防ぐために、連結部411には切欠き溝411−2,411−3が設けられている。
【0007】
このような構成,構造のプローブ屈曲操作機構300xにおいて湾曲部400部分を屈曲させる場合、湾曲操作ノブ250xにより、屈曲、湾曲の内側(内径側)となる操作ワイヤ440が短く、外側(外径側)となる操作ワイヤ440が長くなるように操作すると、湾曲部400をスムーズに屈曲、湾曲させることができる。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−78674号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のプローブ屈曲操作機構300xは、プローブ部100xの先端側の湾曲部400を、操作部200xの湾曲操作ノブ250xで操作して湾曲、屈曲させる機構であって、その湾曲部400が、2種類の節輪410,420を交互に複数段、相互に2箇所で前後間の配置が90度回転した部位でカシメピン430により連結され、これらカシメピン430を挿通する4本の操作ワイヤ440の長さを湾曲操作ノブ250xで操作し変化させて湾曲部400の部分で湾曲、屈曲させる構成、構造となっており、2種類の節輪410,420はその数も多く、しかも形状が複雑であり、これらは互いにカシメピン430で連結され、更にこれらカシメピン430には、これらを挿通する操作ワイヤ440が4本設けられているため、部品点数が多くかつその形状が複雑で製作、及び組立に要する時間が長くなって、部品コスト及び製造コストを含む製品コストが高くなる、という問題点がある。
【0010】
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑みて、部品点数が少なく、かつその形状が単純であり、しかも部品製作及び組立が容易となって製品コストを安くすることができる管状長尺体屈曲操作機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の管状長尺体屈曲操作機構は、管状を成す長尺体を、その一方の端に接続された操作部から操作してその設定部位で屈曲させる管状長尺体屈曲操作機構であって、次の各構成を有することを特徴とする。
(イ) 予め定められた長さの管状剛性部材を円弧状に湾曲させて形成され、前記長尺体の内部に配置された湾曲管
(ロ) 前記湾曲管と同等の太さの管状部材で形成されてその先端に前記湾曲管の一端が連結され、その連結部分が湾曲可能の弾性を有し、前記長尺体の内部に、前記操作部まで延びて配置された湾曲管接続チューブ
(ハ) 前記湾曲管及び湾曲管接続チューブの内側を移動可能なように配置された剛性棒
(ニ) 前記剛性棒を前記操作部からの操作でその軸方向に移動させ、前記剛性棒先端側の前記湾曲管内に押し込まれた長さに応じて前記湾曲管接続チューブの曲りの状態を制御し、この曲りの状態が前記湾曲管を介して前記長尺体に伝達されてこの長尺体の屈曲状態を制御、操作する屈曲操作部
【0012】
また、前記剛性棒が前記湾曲管内に押し込まれていない状態では、前記長尺体に屈曲がなく直線状を保ち、前記剛性棒が前記湾曲管内に押し込まれると、その押し込まれた長さに応じて前記長尺体が屈曲する構造である、構成を有している。
【0013】
また、前記剛性棒が前記湾曲管内に押し込まれていない状態では、前記湾曲管接続チューブの延長線上から、前記湾曲管が延びて、この湾曲管先端部分の湾曲内側が前記長尺体の内壁面に当接してこの長尺体を屈曲させ、前記剛性棒が前記湾曲管内に中程度に押し込まれた状態では、前記湾曲管が前記長尺体の内壁面に当接することはなく前記長尺体は直線状を保ち、前記剛性棒が前記湾曲管内に更に押し込まれると、前記湾曲管が前記湾曲管接続チューブの延長線に対しその湾曲形状の外側方向へ移動して、この湾曲管の湾曲外側部分が前記長尺体の内壁面に当接してこの長尺体を屈曲させる構造である、構成を有している。
【0014】
更に、前記湾曲管に、その長尺体屈曲方向に張り出した張出し部材を設けて成り、この張出し部材により、前記長尺体に対する前記湾曲管接続チューブの曲り状態の伝達効率を高めるようにした、構成を有している。
【0015】
更にまた、前記管状長尺体屈曲操作機構に加えて、長尺体内部の湾曲管の配置位置を操作部から操作して前記長尺体軸方向に移動制御し、前記長尺体の屈曲部位を移動操作する屈曲位置制御部を備えて構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態は、管状を成す長尺体を、その一方の端に接続された操作部から操作してその設定部位で屈曲させる管状長尺体屈曲操作機構であって、
予め定められた長さの管状剛性部材を円弧状に湾曲させて形成され、上記長尺体の内部に配置された湾曲管と、
この湾曲管と同等の太さの管状部材で形成されてその先端に上記湾曲管の一端が連結され、その連結部分が湾曲可能の弾性を有し、上記長尺体の内部に、上記操作部まで延びて配置された湾曲管接続チューブと、
上記湾曲管及び湾曲管接続チューブの内側を移動可能なように配置された剛性棒と、
この剛性棒を上記操作部からの操作でその軸方向に移動させ、上記剛性棒先端側の上記湾曲管内に押し込まれた長さに応じて上記湾曲管接続チューブの曲りの状態を制御し、この曲りの状態が上記湾曲管を介して上記長尺体に伝達されてこの長尺体の屈曲状態を制御、操作する屈曲操作部と、
を有する構成、構造となっている。
【0017】
このような構成、構造とすることにより、部品点数は従来例に比べて極めて少なくなり、かつその形状、構造、及びその組立構造も単純化されて、部品製作及び組立が短時間、かつ容易になるので、製品コストを安くすることができる。
【0018】
なお、管状長尺体内における、湾曲管及び湾曲管接続チューブの配置状態によって、上記剛性棒が上記湾曲管内に押し込まれていない状態では、上記長尺体に屈曲がなく直線状を保ち、上記剛性棒が上記湾曲管内に押し込まれると、その押し込まれた長さに応じて上記長尺体が屈曲する、片側屈曲構造とすることもできるし、また、上記剛性棒が上記湾曲管内に押し込まれていない状態では、上記湾曲管接続チューブの延長線上から、上記湾曲管が延びて、この湾曲管先端部分の湾曲内側が上記長尺体の内壁面に当接してこの長尺体を屈曲させ、上記剛性棒が上記湾曲管内に中程度に押し込まれた状態では、上記湾曲管が上記長尺体の内壁面に当接することはなく上記長尺体は直線状を保ち、上記剛性棒が上記湾曲管内に更に押し込まれると、上記湾曲管が上記湾曲管接続チューブの延長線に対しその湾曲形状の外側方向へ移動して、この湾曲管の湾曲外側部分が上記長尺体の内壁面に当接してこの長尺体を屈曲させる、両側屈曲構造とすることもできる。
【0019】
また、上記湾曲管に、その長尺体屈曲方向に張り出した張出し部材を設けて成り、この張出し部材により、上記長尺体に対する上記湾曲管及び湾曲管接続チューブ間の曲り状態の伝達効率を高めることができる。
【0020】
更に、上記管状長尺体屈曲操作機構に加えて、長尺体内部の湾曲管の配置位置を操作部から操作して上記長尺体軸方向に移動制御し、上記長尺体の屈曲部位を移動操作する屈曲位置制御部を備えた構成とすることにより、屈曲位置を変えることもできる。
【0021】
【実施例】
次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1(a),(b)は本発明の第1の実施例を示す管状長尺体である、プローブ部に屈曲を与えない場合と与えた場合の外観側面図及びそのA部拡大断面図である。
この第1の実施例は、超音波探触子などの、体内に挿通されるプローブ部100をその設定された部位で、このプローブ部100とつながる体外の操作部200から操作して屈曲させるプローブ屈曲操作機構300であって、その詳細は次のとおりである。なお、プローブ部100は、その外管としてプローブシース110を有している。
【0022】
このプローブ屈曲操作機構300は、予め定められた長さの管状剛性部材を円弧状に湾曲させた形状を成してプローブシース110の内部に配置された湾曲管310と、この湾曲管310と同程度の太さの管状部材で形成されてその先端部分に湾曲管310の一方の端を、それぞれの中心軸が互いに連続するように連結して、この連結部分が湾曲可能な弾性を有し、プローブシース110の内壁に沿って操作部200まで延びて配置された湾曲管接続チューブ320と、これら湾曲管310及び湾曲管接続チューブ320の内側に、その軸方向への移動が可能なように配置された剛性棒330と、操作部200に配設されて剛性棒330を湾曲管接続チューブ320及び湾曲管310内でその軸方向に移動させ、この剛性棒330の先端側が湾曲管310内に押し込まれた長さに応じて湾曲管310と湾曲管接続チューブ320との間の曲り状態を制御し、この曲り状態の大きさに応じて、プローブ部100を屈曲、操作する屈曲操作つまみ341を含む屈曲操作部340と、を含む構成、構造となっている。
【0023】
この第1の実施例においては、湾曲管接続チューブ320がプローブシース110の内壁に沿って配設されており、剛性棒330が湾曲管310内に押し込まれておらず、湾曲管310と湾曲管接続チューブ320との間に、これらの接続状態のままで、剛性棒330による曲りがない状態では、湾曲管310の先端側がプローブシース110に接触せず、また湾曲管接続チューブ320との連結側(根本側)もプローブシース110の内壁から離れる方向に曲がっているので、プローブシース110に対しこれを屈曲させる力は伝達されず、プローブ部100は屈曲することなく直線状を成している(図1(a))。
【0024】
屈曲操作つまみ341をまわして剛性棒330が湾曲管310内に押し込まれて行くと、剛性棒330の先端が湾曲管310の湾曲外側の壁に当接してこの湾曲外側の壁に沿って移動して行き、これに伴って湾曲管310と湾曲管接続チューブ320との間に、剛性棒330挿入による曲りが生じて、この曲りにより湾曲管310の湾曲外側部分でプローブシース110内壁面を押すことになるので、プローブ部100はその方向に曲がることになる。
【0025】
剛性棒330を湾曲管310内から引き抜くと、湾曲管接続チューブ320の湾曲管310接続部分の弾性により、湾曲管310・湾曲管接続チューブ320間は、これらが接続状態のままの元の状態に戻る。
【0026】
この第1の実施例では、その構成が、1つの湾曲管310、一端をこれに連続して操作部200まで延びる1本の湾曲管接続チューブ320、これら湾曲管310及び湾曲管接続チューブ320内の1本の剛性棒330、及びこの剛性棒330を移動させる屈曲操作つまみ341を含む屈曲操作部340から成る数個の部品点数で済み、かつこれらの形状、構造は単純であってその組立も単純、容易であるので、部品製作に関わる費用、すなわち部品製作費が安く済み、また組立費用も少なくて済んで、製品コストを安くすることができる。
【0027】
図2(a)〜(c)は本発明の第2の実施例の、剛性棒の位置に応じたプローブ部の屈曲状態を示す断面側面図である。
この第2の実施例におけるプローブ屈曲操作機構300aでは、湾曲管310及び湾曲管接続チューブ320aが、第1の実施例に比べてプローブシース110の中心軸寄りに配設されていて、剛性棒330aが湾曲管310内に押し込まれていない、湾曲管310・湾曲管接続チューブ320a間がこれらの接続状態のままで、剛性棒330aによる曲がりがない状態では、湾曲管310の先端部分がプローブシース110の内壁面に当接して、これによりプローブ部100が図2(a)のように上方に屈曲することになる。
【0028】
剛性棒330aが湾曲管310内の途中まで押し込まれて、湾曲管310・湾曲管接続チューブ320a間に、これらの接続状態のままから、剛性棒330a挿入に伴う曲りが生じ、湾曲管310の先端部分がプローブシース110の内壁面から離れ、かつその湾曲外側もプローブシース110の内壁面に当接していない状態では、図2(b)に示すように、プローブ部100に曲りはなく直線状となる。
【0029】
剛性棒330aが湾曲管310内に更に押し込まれると、湾曲管310・湾曲管接続チューブ320a間には、剛性棒330a挿入による更なる曲りが生じて、湾曲管310の湾曲外側がプローブシース110の内壁面に当接してこの内壁面を押すことになり、プローブ部100は図2(c)に示すように、下方に屈曲することになる。
【0030】
すなわち、前述の第1の実施例ではプローブ部100の屈曲方向が単一方向であったが、この第2の実施例では双方向となっている。また、この第2の実施例においても、第1の実施例と同様の作用効果を有している。
【0031】
図3(a),(b)は本発明の第3の実施例を示す、プローブ部屈曲前後の断面側面図である。
この第3の実施例におけるプローブ屈曲操作機構300bでは、第1の実施例における湾曲管310に対し、プローブ部100の屈曲方向に張り出した張出し部材350を設けた構成、構造となっており、剛性棒330の湾曲管310への挿入により、湾曲管310・湾曲管接続チューブ320間に曲りが生じたとき、この曲りの状態を張出し部材350により効率よくプローブシース110に伝達するようにして、曲りの伝達効率を高めている。
なお、この張出し部材350の配設は第2の実施例のような、両方向屈曲の場合にも同様に適用することができる。
【0032】
図4(a)〜(c)は本発明の第4の実施例を示す、屈曲のない状態の外観側面図及びA部拡大側面図、並びに、屈曲位置を変えて屈曲させたときの2つの外観側面図である。
この第4の実施例におけるプローブ屈曲操作機構300cは、湾曲管310、及び一端にこの湾曲管310を接続した湾曲管接続チューブ320cを、プローブ部100内部でその軸方向に、操作部200cの屈曲位置制御つまみ361により移動制御することができる、屈曲位置制御部360を設け、屈曲位置制御つまみ361によりプローブ部100の屈曲位置を設定し、屈曲操作つまみ341cをまわして剛性棒330cの湾曲管310内への押込みを制御、操作し、プローブ部100をその設定された屈曲位置で屈曲させる構成、構造となっている。なお、屈曲位置制御部360の本体部分は主として操作部200cの内部に配置されるため、図示省略されている。
【0033】
このような構成、構造とすることにより、プローブ部100を体内に挿入したままの状態で体内の状態、特に診断対象部分及びその周辺の状態に応じてプローブ部100の屈曲位置を体外の操作部200cから操作して制御することができるので、診断効率等を向上させることができる。
なお、この屈曲位置制御部360は、第4の実施例に限らず、他の実施例にも同様に適用することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、管状の長尺体内部に、湾曲管と、一端にこの湾曲管を接続して操作部まで延びる湾曲管接続チューブと、を配置し、これら湾曲管、及び湾曲管接続チューブの内部に剛性棒を挿入してこの剛性棒を操作部の操作つまみによりその軸方向に移動制御し、この剛性棒が湾曲部内に挿入される長さに応じて湾曲管・湾曲管接続チューブ間の曲りの状態を制御し、この曲りの状態を管状の長尺体に伝達して、この管状長尺体を屈曲させる構成、構造とすることにより、部品点数を従来例に比べて大幅に少なくすることができ、かつその形状、構造、及び組立構造も単純化することができて、部品コスト及び組立コストを含む製品コストを大幅に低減することができる、という効果がある。
【0035】
また、湾曲管に対し、湾曲方向に張り出した張出し部材を設けることにより、湾曲、屈曲効率の向上をはかることができ、更に、湾曲管を管状長尺体内でその軸方向に移動制御してこの長尺体の湾曲、屈曲位置を操作部から操作、制御できる構成、構造とすることにより、その診察効率を向上させることができる、という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す管状長尺体の屈曲がない状態及び屈曲状態の外観側面図及びそのA部拡大断面側面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す管状長尺体の屈曲部分の、屈曲状態に対応した断面側面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す管状長尺体の屈曲部分の、屈曲の有無に対応した断面側面図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示す管状長尺体の、屈曲がない状態の外観側面図及びそのA部拡大断面側面図、並びに、屈曲位置の異なる2つの外観側面図である。
【図5】従来の管状長尺体屈曲操作機構を示す全体の外観側面図及びその断面図、並びにその断面側面図、その2種類の節輪の斜視図及びその2種類の節輪間の接続構造を説明するための断面側面図である。
【符号の説明】
100,100x プローブ部
110,110x プローブシース
200,200c,200x 操作部
250x 湾曲操作ノブ
300,300a〜300c,300x プローブ屈曲操作機構
310 湾曲管
320,320a,320c 湾曲管接続チューブ
330,330a,330c 剛性棒
340,340c 屈曲操作部
341,341c 屈曲操作つまみ
350 張出し部材
360 屈曲位置制御部
361 屈曲位置制御つまみ
400 湾曲部
410 節輪
411〜414 連結部
420 節輪
421〜424 連結部
430 カシメピン
440 操作ワイヤ

Claims (5)

  1. 管状を成す長尺体を、その一方の端に接続された操作部から操作してその設定部位で屈曲させる管状長尺体屈曲操作機構であって、次の各構成を有することを特徴とする管状長尺体屈曲操作機構。
    (イ) 予め定められた長さの管状剛性部材を円弧状に湾曲させて形成され、前記長尺体の内部に配置された湾曲管
    (ロ) 前記湾曲管と同等の太さの管状部材で形成されてその先端に前記湾曲管の一端が連結され、その連結部分が湾曲可能の弾性を有し、前記長尺体の内部に、前記操作部まで延びて配置された湾曲管接続チューブ
    (ハ) 前記湾曲管及び湾曲管接続チューブの内側を移動可能なように配置された剛性棒
    (ニ) 前記剛性棒を前記操作部からの操作でその軸方向に移動させ、前記剛性棒先端側の前記湾曲管内に押し込まれた長さに応じて前記湾曲管接続チューブの曲りの状態を制御し、この曲りの状態が前記湾曲管を介して前記長尺体に伝達されてこの長尺体の屈曲状態を制御、操作する屈曲操作部
  2. 前記剛性棒が前記湾曲管内に押し込まれていない状態では、前記長尺体に屈曲がなく直線状を保ち、前記剛性棒が前記湾曲管内に押し込まれると、その押し込まれた長さに応じて前記長尺体が屈曲する構造である請求項1記載の管状長尺体屈曲操作機構。
  3. 前記剛性棒が前記湾曲管内に押し込まれていない状態では、前記湾曲管接続チューブの延長線上から、前記湾曲管が延びて、この湾曲管先端部分の湾曲内側が前記長尺体の内壁面に当接してこの長尺体を屈曲させ、前記剛性棒が前記湾曲管内に中程度に押し込まれた状態では、前記湾曲管が前記長尺体の内壁面に当接することはなく前記長尺体は直線状を保ち、前記剛性棒が前記湾曲管内に更に押し込まれると、前記湾曲管が前記湾曲管接続チューブの延長線に対しその湾曲形状の外側方向へ移動して、この湾曲管の湾曲外側部分が前記長尺体の内壁面に当接してこの長尺体を屈曲させる構造である請求項1記載の管状長尺体屈曲操作機構。
  4. 前記湾曲管に、その長尺体屈曲方向に張り出した張出し部材を設けて成り、この張出し部材により、前記長尺体に対する前記湾曲管接続チューブの曲り状態の伝達効率を高めるようにした請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の管状長尺体屈曲操作機構。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の管状長尺体屈曲操作機構に加えて、長尺体内部の湾曲管の配置位置を操作部から操作して前記長尺体軸方向に移動制御し、前記長尺体の屈曲部位を移動操作する屈曲位置制御部を備えて成る管状長尺体屈曲操作機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015519097A (ja) * 2012-04-13 2015-07-09 マウナ ケア テクノロジーズ 小型走査システム

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