JP2005033322A - 無線ネットワークモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成を採用することにより、モジュール基板1に設ける外部接続端子31 〜34 の数及び接続配線61 、62 の数を必要最小限にできる無線ネットワークモジュールを提供する。
【解決手段】モジュール基板1と、モジュール基板1に装着した4つのUART端子41 〜44 及び2つのUSB端子51 、52 を有する短距離無線通信用ICチップ2と、基板1の端縁部に設置した4つの外部接続端子31 〜34 と、基板1上に設けた配線切替スイッチ7とを備え、4つのUART端子41 〜44 の2つのUART端子41 、42 を4つの外部接続端子31 〜34 の2つの外部接続端子31 、32 に固定的に配線接続し、4つのUART端子41 〜44 の残りの2つのUART端子43 、44 と2つのUSB端子51 、52 とを配線切替スイッチ7を切替えて選択的に4つの外部接続コネクタ端子31 〜34 の残りの2つの外部接続端子33 、34 にそれぞれ配線接続する。
【選択図】 図1
【解決手段】モジュール基板1と、モジュール基板1に装着した4つのUART端子41 〜44 及び2つのUSB端子51 、52 を有する短距離無線通信用ICチップ2と、基板1の端縁部に設置した4つの外部接続端子31 〜34 と、基板1上に設けた配線切替スイッチ7とを備え、4つのUART端子41 〜44 の2つのUART端子41 、42 を4つの外部接続端子31 〜34 の2つの外部接続端子31 、32 に固定的に配線接続し、4つのUART端子41 〜44 の残りの2つのUART端子43 、44 と2つのUSB端子51 、52 とを配線切替スイッチ7を切替えて選択的に4つの外部接続コネクタ端子31 〜34 の残りの2つの外部接続端子33 、34 にそれぞれ配線接続する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線ネットワークモジュールに係り、特に、短距離無線通信用ICチップと外部接続回路とのインターフェイスにUSB(Universal Serial Bus)及びUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)を用いる際に、モジュール基板に設けるインターフェイス用外部接続端子数を短距離無線通信用ICチップに設けてあるUSB端子及びUART端子の総数よりも少なくした無線ネットワークモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、近接位置にある2つ以上の無線伝送機器間に、2.4GHz帯の周波数を用いて小電力の無線信号を伝播させ、その無線信号に必要なデータや情報を載せて伝送する短距離無線通信が用いられるようになっており、その中の1つにブルートゥース(BlueTooth)と呼ばれる通信方式が開発されている。このような短距離無線通信方式は、それぞれの無線伝送機器が短距離無線通信用ICチップを装着したモジュール基板を備えており、この短距離無線通信用ICチップとモジュール基板外にある外部回路とを接続する際のインターフェイスにUSB及びUARTが選択的に使用できるようになっている。
【0003】
ここで、図2は、既知のこの種の短距離無線通信用の無線伝送機器に用いられるモジュール基板の一例であって、その要部構成を示す平面図である。
【0004】
図2に示されるように、このモジュール基板11は、一面に短距離無線通信用IC(ブルートゥースIC)チップ12が装着され、1つの基板端縁部に第1乃至第6の外部接続端子131 、132 、133 、134 、135 、136 が設けられている。短距離無線通信用ICチップ12の端部には、第1乃至第4のUART端子141 、142 、143 、144 と第1及び第2のUSB端子151 、152 が設けられている。第1乃至第4のUART端子141 、142 、143 、144 と第1乃至第4の外部接続端子131 、132 、133 、134 とは、それぞれ対応するもの同士がモジュール基板11上に形成した配線161 、162 、163 、164 により接続され、同じように、第1及び第2のUSB端子151 、152 と第5及び第6の外部接続端子135 、136 とは、それぞれ対応するもの同士がモジュール基板11上に形成した配線165 、166 により接続されている。
【0005】
この場合、第1のUART端子141 はUART RTS端子であり、それに配線161 によって接続される第1の外部接続端子131 はUART RTS端子である。第2のUART端子142 はUART CTS端子であり、それに配線162 によって接続される第2の外部接続端子132 はUART CTS端子である。第3のUART端子143 はUART IN端子であり、それに配線163 によって接続される第3の外部接続端子133 はUART IN端子である。第4のUART端子144 はUART OUT端子であり、それに配線164 によって接続される第4の外部接続端子134 はUART OUT端子である。第1のUSB端子151 はUSB D+端子であり、それに配線165 によって接続される第5の外部接続端子135 はUSB D+端子である。また、第2のUSB端子152 はUSB D−端子であり、それに配線166 によって接続される第6の外部接続端子136 はUSB D−端子である。
【0006】
かかる構成において、短距離無線通信用ICチップ12と外部接続回路(図示なし)とのインターフェイスをUARTによって行う場合は、外部接続回路と第1乃至第4の外部接続端子131 乃至134 からなる4つの外部接続端子とを選択的に接続して使用すればよく、一方、短距離無線通信用ICチップ12と外部接続回路とのインターフェイスをUSBによって行う場合は、外部接続回路と第5及び第6の外部接続端子135 、136 からなる2つの外部接続端子とを選択的に接続して使用すればよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記既知の短距離無線通信用の無線伝送機器に用いられるモジュール基板11は、モジュール基板11上に装着した短距離無線通信用ICチップ12と外部接続回路とのインターフェイスをUARTまたはUSBによって行うことができるものであるが、このような場合には、モジュール基板11に設ける外部接続端子として、UARTに使用される第1乃至第4の外部接続端子131 乃至134 からなる4つの外部接続端子と、それらの外部接続端子131 乃至134 とは別に、USBに使用される第5及び第6の外部接続端子135 、136 からなる2つの外部接続端子とを設けておく、すなわち、インターフェイス用に合計6つの外部接続端子131 乃至136 を予め設けておく必要がある。ところで、かかる第1乃至第6の外部接続端子131 乃至136 は、常時、全部が使用されるものでなく、選択的に第1乃至第4の外部接続端子131 乃至134 が使用されたり、第5及び第6の外部接続端子135 、136 が使用されたりするものであるため、モジュール基板11に第1乃至第6の外部接続端子131 乃至136 を常時設けておくことは、モジュール基板11のスペース利用効率の点から見て必ずしも好ましいことがあるといえず、特に、近年の要望である無線伝送機器の小型化に反するだけでなく、外部接続端子数やその接続配線数の増加等による製造コストの上昇を招くことになる。
【0008】
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な構成を採用することにより、モジュール基板に設ける外部接続端子数及び接続配線数を必要最小限にすることを可能にした無線ネットワークモジュールを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明による無線ネットワークモジュールは、少なくとも、モジュール基板と、モジュール基板に装着した4つのUART端子及び2つのUSB端子を有する短距離無線通信用ICチップと、モジュール基板の端縁部に設置された4つの外部接続端子と、モジュール基板上に設けた配線切替スイッチとを備え、4つのUART端子の2つのUART端子を4つの外部接続端子の2つの外部接続端子にそれぞれ固定的に配線接続し、4つのUART端子の残りの2つのUART端子と2つのUSB端子とを配線切替スイッチを切替えることにより選択的に4つの外部接続コネクタ端子の残りの2つの外部接続端子にそれぞれ配線接続している手段を備える。
【0010】
前記手段によれば、モジュール基板の端縁部に4つの外部接続端子を設置するとともにモジュール基板上に配線切替スイッチを設け、短距離無線通信用ICチップに形成されている4つのUART端子及び2つのUSB端子と第1乃至第4の外部接続端子とを配線接続する場合、4つのUART端子の2つのUART端子を4つの外部接続端子の中の2つの外部接続端子にそれぞれ固定的に配線接続し、4つのUART端子の残りの2つのUART端子と2つのUSB端子とが配線切替スイッチを切替えることにより選択的に4つの外部接続コネクタ端子の残りの2つの外部接続端子にそれぞれ配線接続するようにしているので、インターフェイスにUSBを用いる場合、配線切替スイッチを一方側に切替えれば、2つの外部接続端子が選択的に使用され、また、インターフェイスにUARTを用いる場合、配線切替スイッチを他方側に切替えれば、4つの外部接続端子が選択的に使用され、その結果、モジュール基板に設ける外部接続端子数及び接続配線数を必要最小限にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明による無線ネットワークモジュールの1つの実施の形態を示すもので、そのモジュール基板の要部構成を示す平面図であり、短距離無線通信としてブルートゥ−スを用いている例を示すものである。
【0013】
図1に示されるように、この実施の形態に係わるモジュール基板1は、一面に短距離無線通信用IC(ブルートゥースIC)チップ2が装着され、モジュール基板1の1つの端縁部に第1乃至第4の外部接続端子31 、32 、33 、34 が設けられる。短距離無線通信用ICチップ2は、その端部に、第1乃至第4のUART端子41 、42 、43 、44 と第1及び第2のUSB端子51 、52 とが設けられる。第1及び第2のUART端子41 、42 と第1及び第2外部接続端子31 、32 は、それぞれ対応するもの同士がモジュール基板1上に形成した配線61 、62 により接続され、第3及び第4のUART端子43 、44 と第1及び第2のUSB端子51 、52 は、それぞれ対応するもの同士がモジュール基板1上に形成した配線(図番なし)及び配線切替スイッチ7を介して第5及び第6の外部接続端子35 、36 に接続される。なお、ここに用いられている配線切替スイッチ7は、2回路2接点形式のジャンパーチップ切替型のものであって、2つの可動接点71 、72 と、4つの固定接点73 、74 、75 、76 と、2つのジャンパー線77 、78 とからなり、ジャンパー線77 は一方の可動接点71 と2つの固定接点73 、75 のいずれかとの間に選択的に接続され、可動接点72 は他方の可動接点72 と残りの2つの固定接点74 、76 のいずれかとの間に選択的に接続されるような構成になっている。
【0014】
この場合、第1のUART端子41 はUART RTS端子であり、それに配線61 によって接続される第1の外部接続端子31 はUART RTS端子である。第2のUART端子42 はUART CTS端子であり、それに配線62 によって接続される第2の外部接続端子32 はUART CTS端子である。第3のUART端子43 はUART IN端子であり、配線(図番なし)によって固定接点73 に接続される。第4のUART端子44 はUART OUT端子であり、配線(図番なし)によって固定接点74 に接続される。第1のUSB端子51 はUSB D+端子であり、配線(図番なし)によって固定接点75 に接続される。第2のUSB端子52 はUSB D−端子であり、配線(図番なし)によって固定接点76 に接続される。第3の外部接続端子33 はUART IN/USB D+兼用端子であり、配線(図番なし)によって可動接点71 に接続される。第4の外部接続端子34 はUART OUT/USB D−兼用端子であり、配線(図番なし)によって可動接点72 に接続される。
【0015】
前記構成による無線ネットワークモジュールにおいて、短距離無線通信用ICチップ2と外部接続回路(図示なし)とを接続したときにインターフェイスをUARTによって行う場合は、配線切替スイッチ7の2つのジャンパー線77 、78 をそれぞれ固定端子73 、74 側に切替接続する。このような切替接続にすると、短距離無線通信用ICチップ2の第1乃至第4のUART端子41 乃至44 は、それぞれ配線61 、62 、ジャンパー線77 、78 を通して対応する第1乃至第4の外部接続端子31 乃至34 に接続され、それによって短距離無線通信用ICチップ2の第1乃至第4のUART端子41 乃至44 と外部接続回路とは、第1乃至第4の外部接続端子31 乃至34 を介して選択的に接続され、UARTによるインターフェイスが可能になる。
【0016】
一方、短距離無線通信用ICチップ2と外部接続回路(図示なし)とを接続したときにインターフェイスをUSBによって行う場合は、配線切替スイッチ7の2つのジャンパー線77 、78 をそれぞれ固定端子75 、76 側に切替接続する。このような切替接続にすると、短距離無線通信用ICチップ2の第1及び第2のUSB端子51 及び52 は、それぞれジャンパー線77 、78 を通して対応する第3及び第4の外部接続端子33 及び34 に接続され、それによって短距離無線通信用ICチップ2の第1及び第2のUART端子51 及び52 と外部接続回路とは、第3及び第4の外部接続端子33 及び34 を介して選択的に接続され、USBによるインターフェイスが可能になる。
【0017】
このように、この実施の形態による無線ネットワークモジュールによれば、インターフェイスにUSBを用いる場合、配線切替スイッチ7のジャンパー線77 、78 を一方側に切替接続すれば、第3及び第4の外部接続端子33 及び34 が選択的に使用され、また、インターフェイスにUARTを用いる場合、配線切替スイッチ7のジャンパー線77 、78 を他方側に切替えれば、第1乃至第4の外部接続端子31 乃至34 が選択的に使用され、その結果、モジュール基板1に設ける外部接続端子数を必要最小限の4つにし、それに対応してモジュール基板1上に設ける接続配線数を最小限のものにすることができる。
【0018】
なお、前記実施の形態においては、適用される短距離無線通信がブルートゥースである例を挙げて説明したが、本発明に適用可能な短距離無線通信はブルートゥースである場合に限られるものでなく、それに類似の他の短距離無線通信であっても同じように適用可能であることは勿論である。
【0019】
また、前記実施の形態においては、第3及び第4の外部接続端子33 及び34 に選択的に接続可能な第1乃至第4のUART端子41 乃至44 として、第3のUART端子43 であるUART IN端子と第4のUART端子44 であるUART OUT端子を選択した例を挙げて説明したが、本発明はこのような選択例に限られるものでなく、第3のUART端子43 であるUART IN端子と第4のUART端子44 であるUART OUT端子を選択する代わりに、第1のUART端子41 であるUART RTS端子と、第2のUART端子42 であるUART CTS端子を選択することができることは勿論である。
【0020】
さらに、前記実施の形態においては、配線切替スイッチ7として2回路2接点形式のジャンパーチップ切替型のものを挙げて説明したが、本発明に適用可能なは配線切替スイッチ7はこのようなジャンパーチップ切替型のものに限られるものでなく、手動処理による切替が可能で、ジャンパーチップ切替型と同等の機能を有する型式のものであれば他の形式のものであってもよいことは勿論である。
【0021】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、モジュール基板の端縁部に4つの外部接続端子を設置するとともにモジュール基板上に配線切替スイッチを設け、短距離無線通信用ICチップに形成されている4つのUART端子及び2つのUSB端子と第1乃至第4の外部接続端子とを配線接続する場合、4つのUART端子の2つのUART端子を4つの外部接続端子の中の2つの外部接続端子にそれぞれ固定的に配線接続し、4つのUART端子の残りの2つのUART端子と2つのUSB端子とが配線切替スイッチを切替えることにより選択的に4つの外部接続コネクタ端子の残りの2つの外部接続端子にそれぞれ配線接続するような構成にしているので、インターフェイスにUSBを用いる場合、配線切替スイッチを一方側に切替えれば、2つの外部接続端子が選択的に使用され、また、インターフェイスにUARTを用いる場合、配線切替スイッチを他方側に切替えれば、4つの外部接続端子が選択的に使用され、その結果、モジュール基板に設ける外部接続端子数及び接続配線数を必要最小限にすることができ、それにより無線伝送機器を小型化することが可能になり、外部接続端子数やその接続配線数の増加等による製造コストの上昇を招くことがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による無線ネットワークモジュールの1つの実施の形態を示すもので、そのモジュール基板の要部構成を示す平面図である。
【図2】既知の短距離無線通信用の無線伝送機器に用いられるモジュール基板の一例であって、その要部構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 モジュール基板
2 短距離無線通信用IC(ブルートゥースIC)チップ
31 第1の外部接続端子
32 第2の外部接続端子
33 第3の外部接続端子
34 第4の外部接続端子
41 第1のUART端子
42 第2のUART端子
43 第3のUART端子
44 第4のUART端子
51 第1のUSB端子
52 第2のUSB端子
61 、62 配線
7 配線切替スイッチ
71 、72 可動接点
73 、74 、75 、76 固定接点
77 、78 ジャンパー線
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線ネットワークモジュールに係り、特に、短距離無線通信用ICチップと外部接続回路とのインターフェイスにUSB(Universal Serial Bus)及びUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)を用いる際に、モジュール基板に設けるインターフェイス用外部接続端子数を短距離無線通信用ICチップに設けてあるUSB端子及びUART端子の総数よりも少なくした無線ネットワークモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、近接位置にある2つ以上の無線伝送機器間に、2.4GHz帯の周波数を用いて小電力の無線信号を伝播させ、その無線信号に必要なデータや情報を載せて伝送する短距離無線通信が用いられるようになっており、その中の1つにブルートゥース(BlueTooth)と呼ばれる通信方式が開発されている。このような短距離無線通信方式は、それぞれの無線伝送機器が短距離無線通信用ICチップを装着したモジュール基板を備えており、この短距離無線通信用ICチップとモジュール基板外にある外部回路とを接続する際のインターフェイスにUSB及びUARTが選択的に使用できるようになっている。
【0003】
ここで、図2は、既知のこの種の短距離無線通信用の無線伝送機器に用いられるモジュール基板の一例であって、その要部構成を示す平面図である。
【0004】
図2に示されるように、このモジュール基板11は、一面に短距離無線通信用IC(ブルートゥースIC)チップ12が装着され、1つの基板端縁部に第1乃至第6の外部接続端子131 、132 、133 、134 、135 、136 が設けられている。短距離無線通信用ICチップ12の端部には、第1乃至第4のUART端子141 、142 、143 、144 と第1及び第2のUSB端子151 、152 が設けられている。第1乃至第4のUART端子141 、142 、143 、144 と第1乃至第4の外部接続端子131 、132 、133 、134 とは、それぞれ対応するもの同士がモジュール基板11上に形成した配線161 、162 、163 、164 により接続され、同じように、第1及び第2のUSB端子151 、152 と第5及び第6の外部接続端子135 、136 とは、それぞれ対応するもの同士がモジュール基板11上に形成した配線165 、166 により接続されている。
【0005】
この場合、第1のUART端子141 はUART RTS端子であり、それに配線161 によって接続される第1の外部接続端子131 はUART RTS端子である。第2のUART端子142 はUART CTS端子であり、それに配線162 によって接続される第2の外部接続端子132 はUART CTS端子である。第3のUART端子143 はUART IN端子であり、それに配線163 によって接続される第3の外部接続端子133 はUART IN端子である。第4のUART端子144 はUART OUT端子であり、それに配線164 によって接続される第4の外部接続端子134 はUART OUT端子である。第1のUSB端子151 はUSB D+端子であり、それに配線165 によって接続される第5の外部接続端子135 はUSB D+端子である。また、第2のUSB端子152 はUSB D−端子であり、それに配線166 によって接続される第6の外部接続端子136 はUSB D−端子である。
【0006】
かかる構成において、短距離無線通信用ICチップ12と外部接続回路(図示なし)とのインターフェイスをUARTによって行う場合は、外部接続回路と第1乃至第4の外部接続端子131 乃至134 からなる4つの外部接続端子とを選択的に接続して使用すればよく、一方、短距離無線通信用ICチップ12と外部接続回路とのインターフェイスをUSBによって行う場合は、外部接続回路と第5及び第6の外部接続端子135 、136 からなる2つの外部接続端子とを選択的に接続して使用すればよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記既知の短距離無線通信用の無線伝送機器に用いられるモジュール基板11は、モジュール基板11上に装着した短距離無線通信用ICチップ12と外部接続回路とのインターフェイスをUARTまたはUSBによって行うことができるものであるが、このような場合には、モジュール基板11に設ける外部接続端子として、UARTに使用される第1乃至第4の外部接続端子131 乃至134 からなる4つの外部接続端子と、それらの外部接続端子131 乃至134 とは別に、USBに使用される第5及び第6の外部接続端子135 、136 からなる2つの外部接続端子とを設けておく、すなわち、インターフェイス用に合計6つの外部接続端子131 乃至136 を予め設けておく必要がある。ところで、かかる第1乃至第6の外部接続端子131 乃至136 は、常時、全部が使用されるものでなく、選択的に第1乃至第4の外部接続端子131 乃至134 が使用されたり、第5及び第6の外部接続端子135 、136 が使用されたりするものであるため、モジュール基板11に第1乃至第6の外部接続端子131 乃至136 を常時設けておくことは、モジュール基板11のスペース利用効率の点から見て必ずしも好ましいことがあるといえず、特に、近年の要望である無線伝送機器の小型化に反するだけでなく、外部接続端子数やその接続配線数の増加等による製造コストの上昇を招くことになる。
【0008】
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な構成を採用することにより、モジュール基板に設ける外部接続端子数及び接続配線数を必要最小限にすることを可能にした無線ネットワークモジュールを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明による無線ネットワークモジュールは、少なくとも、モジュール基板と、モジュール基板に装着した4つのUART端子及び2つのUSB端子を有する短距離無線通信用ICチップと、モジュール基板の端縁部に設置された4つの外部接続端子と、モジュール基板上に設けた配線切替スイッチとを備え、4つのUART端子の2つのUART端子を4つの外部接続端子の2つの外部接続端子にそれぞれ固定的に配線接続し、4つのUART端子の残りの2つのUART端子と2つのUSB端子とを配線切替スイッチを切替えることにより選択的に4つの外部接続コネクタ端子の残りの2つの外部接続端子にそれぞれ配線接続している手段を備える。
【0010】
前記手段によれば、モジュール基板の端縁部に4つの外部接続端子を設置するとともにモジュール基板上に配線切替スイッチを設け、短距離無線通信用ICチップに形成されている4つのUART端子及び2つのUSB端子と第1乃至第4の外部接続端子とを配線接続する場合、4つのUART端子の2つのUART端子を4つの外部接続端子の中の2つの外部接続端子にそれぞれ固定的に配線接続し、4つのUART端子の残りの2つのUART端子と2つのUSB端子とが配線切替スイッチを切替えることにより選択的に4つの外部接続コネクタ端子の残りの2つの外部接続端子にそれぞれ配線接続するようにしているので、インターフェイスにUSBを用いる場合、配線切替スイッチを一方側に切替えれば、2つの外部接続端子が選択的に使用され、また、インターフェイスにUARTを用いる場合、配線切替スイッチを他方側に切替えれば、4つの外部接続端子が選択的に使用され、その結果、モジュール基板に設ける外部接続端子数及び接続配線数を必要最小限にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明による無線ネットワークモジュールの1つの実施の形態を示すもので、そのモジュール基板の要部構成を示す平面図であり、短距離無線通信としてブルートゥ−スを用いている例を示すものである。
【0013】
図1に示されるように、この実施の形態に係わるモジュール基板1は、一面に短距離無線通信用IC(ブルートゥースIC)チップ2が装着され、モジュール基板1の1つの端縁部に第1乃至第4の外部接続端子31 、32 、33 、34 が設けられる。短距離無線通信用ICチップ2は、その端部に、第1乃至第4のUART端子41 、42 、43 、44 と第1及び第2のUSB端子51 、52 とが設けられる。第1及び第2のUART端子41 、42 と第1及び第2外部接続端子31 、32 は、それぞれ対応するもの同士がモジュール基板1上に形成した配線61 、62 により接続され、第3及び第4のUART端子43 、44 と第1及び第2のUSB端子51 、52 は、それぞれ対応するもの同士がモジュール基板1上に形成した配線(図番なし)及び配線切替スイッチ7を介して第5及び第6の外部接続端子35 、36 に接続される。なお、ここに用いられている配線切替スイッチ7は、2回路2接点形式のジャンパーチップ切替型のものであって、2つの可動接点71 、72 と、4つの固定接点73 、74 、75 、76 と、2つのジャンパー線77 、78 とからなり、ジャンパー線77 は一方の可動接点71 と2つの固定接点73 、75 のいずれかとの間に選択的に接続され、可動接点72 は他方の可動接点72 と残りの2つの固定接点74 、76 のいずれかとの間に選択的に接続されるような構成になっている。
【0014】
この場合、第1のUART端子41 はUART RTS端子であり、それに配線61 によって接続される第1の外部接続端子31 はUART RTS端子である。第2のUART端子42 はUART CTS端子であり、それに配線62 によって接続される第2の外部接続端子32 はUART CTS端子である。第3のUART端子43 はUART IN端子であり、配線(図番なし)によって固定接点73 に接続される。第4のUART端子44 はUART OUT端子であり、配線(図番なし)によって固定接点74 に接続される。第1のUSB端子51 はUSB D+端子であり、配線(図番なし)によって固定接点75 に接続される。第2のUSB端子52 はUSB D−端子であり、配線(図番なし)によって固定接点76 に接続される。第3の外部接続端子33 はUART IN/USB D+兼用端子であり、配線(図番なし)によって可動接点71 に接続される。第4の外部接続端子34 はUART OUT/USB D−兼用端子であり、配線(図番なし)によって可動接点72 に接続される。
【0015】
前記構成による無線ネットワークモジュールにおいて、短距離無線通信用ICチップ2と外部接続回路(図示なし)とを接続したときにインターフェイスをUARTによって行う場合は、配線切替スイッチ7の2つのジャンパー線77 、78 をそれぞれ固定端子73 、74 側に切替接続する。このような切替接続にすると、短距離無線通信用ICチップ2の第1乃至第4のUART端子41 乃至44 は、それぞれ配線61 、62 、ジャンパー線77 、78 を通して対応する第1乃至第4の外部接続端子31 乃至34 に接続され、それによって短距離無線通信用ICチップ2の第1乃至第4のUART端子41 乃至44 と外部接続回路とは、第1乃至第4の外部接続端子31 乃至34 を介して選択的に接続され、UARTによるインターフェイスが可能になる。
【0016】
一方、短距離無線通信用ICチップ2と外部接続回路(図示なし)とを接続したときにインターフェイスをUSBによって行う場合は、配線切替スイッチ7の2つのジャンパー線77 、78 をそれぞれ固定端子75 、76 側に切替接続する。このような切替接続にすると、短距離無線通信用ICチップ2の第1及び第2のUSB端子51 及び52 は、それぞれジャンパー線77 、78 を通して対応する第3及び第4の外部接続端子33 及び34 に接続され、それによって短距離無線通信用ICチップ2の第1及び第2のUART端子51 及び52 と外部接続回路とは、第3及び第4の外部接続端子33 及び34 を介して選択的に接続され、USBによるインターフェイスが可能になる。
【0017】
このように、この実施の形態による無線ネットワークモジュールによれば、インターフェイスにUSBを用いる場合、配線切替スイッチ7のジャンパー線77 、78 を一方側に切替接続すれば、第3及び第4の外部接続端子33 及び34 が選択的に使用され、また、インターフェイスにUARTを用いる場合、配線切替スイッチ7のジャンパー線77 、78 を他方側に切替えれば、第1乃至第4の外部接続端子31 乃至34 が選択的に使用され、その結果、モジュール基板1に設ける外部接続端子数を必要最小限の4つにし、それに対応してモジュール基板1上に設ける接続配線数を最小限のものにすることができる。
【0018】
なお、前記実施の形態においては、適用される短距離無線通信がブルートゥースである例を挙げて説明したが、本発明に適用可能な短距離無線通信はブルートゥースである場合に限られるものでなく、それに類似の他の短距離無線通信であっても同じように適用可能であることは勿論である。
【0019】
また、前記実施の形態においては、第3及び第4の外部接続端子33 及び34 に選択的に接続可能な第1乃至第4のUART端子41 乃至44 として、第3のUART端子43 であるUART IN端子と第4のUART端子44 であるUART OUT端子を選択した例を挙げて説明したが、本発明はこのような選択例に限られるものでなく、第3のUART端子43 であるUART IN端子と第4のUART端子44 であるUART OUT端子を選択する代わりに、第1のUART端子41 であるUART RTS端子と、第2のUART端子42 であるUART CTS端子を選択することができることは勿論である。
【0020】
さらに、前記実施の形態においては、配線切替スイッチ7として2回路2接点形式のジャンパーチップ切替型のものを挙げて説明したが、本発明に適用可能なは配線切替スイッチ7はこのようなジャンパーチップ切替型のものに限られるものでなく、手動処理による切替が可能で、ジャンパーチップ切替型と同等の機能を有する型式のものであれば他の形式のものであってもよいことは勿論である。
【0021】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、モジュール基板の端縁部に4つの外部接続端子を設置するとともにモジュール基板上に配線切替スイッチを設け、短距離無線通信用ICチップに形成されている4つのUART端子及び2つのUSB端子と第1乃至第4の外部接続端子とを配線接続する場合、4つのUART端子の2つのUART端子を4つの外部接続端子の中の2つの外部接続端子にそれぞれ固定的に配線接続し、4つのUART端子の残りの2つのUART端子と2つのUSB端子とが配線切替スイッチを切替えることにより選択的に4つの外部接続コネクタ端子の残りの2つの外部接続端子にそれぞれ配線接続するような構成にしているので、インターフェイスにUSBを用いる場合、配線切替スイッチを一方側に切替えれば、2つの外部接続端子が選択的に使用され、また、インターフェイスにUARTを用いる場合、配線切替スイッチを他方側に切替えれば、4つの外部接続端子が選択的に使用され、その結果、モジュール基板に設ける外部接続端子数及び接続配線数を必要最小限にすることができ、それにより無線伝送機器を小型化することが可能になり、外部接続端子数やその接続配線数の増加等による製造コストの上昇を招くことがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による無線ネットワークモジュールの1つの実施の形態を示すもので、そのモジュール基板の要部構成を示す平面図である。
【図2】既知の短距離無線通信用の無線伝送機器に用いられるモジュール基板の一例であって、その要部構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 モジュール基板
2 短距離無線通信用IC(ブルートゥースIC)チップ
31 第1の外部接続端子
32 第2の外部接続端子
33 第3の外部接続端子
34 第4の外部接続端子
41 第1のUART端子
42 第2のUART端子
43 第3のUART端子
44 第4のUART端子
51 第1のUSB端子
52 第2のUSB端子
61 、62 配線
7 配線切替スイッチ
71 、72 可動接点
73 、74 、75 、76 固定接点
77 、78 ジャンパー線
Claims (3)
- 少なくとも、モジュール基板と、前記モジュール基板に装着した4つのUART端子及び2つのUSB端子を有する短距離無線通信用ICチップと、前記モジュール基板の端縁部に設置された4つの外部接続端子と、前記モジュール基板上に設けた配線切替スイッチとを備え、前記4つのUART端子の2つのUART端子を前記4つの外部接続端子の2つの外部接続端子にそれぞれ固定的に配線接続し、前記4つのUART端子の残りの2つのUART端子と前記2つのUSB端子とを前記配線切替スイッチを切替えることにより選択的に前記4つの外部接続コネクタ端子の残りの2つの外部接続端子にそれぞれ配線接続していることをことを特徴とする無線ネットワークモジュール。
- 前記配線切替スイッチは、ジャンパーチップ切替型のものであることを特徴とする請求項1に記載の無線ネットワークモジュール。
- 前記4つのUART端子の中の2つのUART端子は、RTS信号用及びCTS信号用の各端子であることを特徴とする請求項1に記載の無線ネットワークモジュール。
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JP2003193689A JP2005033322A (ja) | 2003-07-08 | 2003-07-08 | 無線ネットワークモジュール |
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JP2003193689A Withdrawn JP2005033322A (ja) | 2003-07-08 | 2003-07-08 | 無線ネットワークモジュール |
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JP (1) | JP2005033322A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100619988B1 (ko) | 2005-02-22 | 2006-09-11 | 엘지전자 주식회사 | 이동 통신 단말기의 다중 레벨 변환 장치 |
EP1901175A3 (en) * | 2006-01-05 | 2008-04-09 | Telechips Inc. | Audio system, and USB/UART common communication system for the same |
-
2003
- 2003-07-08 JP JP2003193689A patent/JP2005033322A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
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US7743187B2 (en) | 2006-01-05 | 2010-06-22 | Telechips, Inc. | Audio system, and USB/UART common communication system for the same |
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