JP2005031810A - Idタグを利用した簡易レーダーシステム - Google Patents

Idタグを利用した簡易レーダーシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2005031810A
JP2005031810A JP2003193829A JP2003193829A JP2005031810A JP 2005031810 A JP2005031810 A JP 2005031810A JP 2003193829 A JP2003193829 A JP 2003193829A JP 2003193829 A JP2003193829 A JP 2003193829A JP 2005031810 A JP2005031810 A JP 2005031810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
tag
distance
predetermined frequency
response signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003193829A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Igata
弘 井形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyota InfoTechnology Center Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyota InfoTechnology Center Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyota InfoTechnology Center Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2003193829A priority Critical patent/JP2005031810A/ja
Publication of JP2005031810A publication Critical patent/JP2005031810A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】車両部品に装着されているIDタグを利用して運転支援を行う。
【解決手段】他車または路側に対して所定周波を発信する発信手段と、前記所定周波を受信した他車または路側に設けられたIDタグからの応答信号を受信する受信手段と、前記高周波の発信時間と応答信号の受信時間との差分から前記発信手段から前記IDタグまでの距離を算出する距離計算手段と、前記での距離計算結果が所定距離以下である場合に自車の運転者に注意を喚起する警告手段とでIDタグを利用した簡易レーダーシステムを構築する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車部品や道路構成部品に実装されたIDタグを利用した簡易レーダーシステムに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、新しい道路交通システムとして、道路利用車両に複数のIDタグを装着してこれらのIDタグ間の情報を統合して車両の運転支援を行う技術が知られている。
【0003】
特開2002−230694号公報は、車両本体のみならず、運転手や貨物毎に装着されたIDタグの情報を車載機で収集・結合して路側機に送信できるようにして、路側機と車両との通信トラフィックを軽減する技術が開示されている。
【0004】
一方、特開平10−154293号公報では、マーカ固有の情報を記憶させたIDタグからの信号を3つの受信コイルで検出し、それぞれの検波出力のピーク点を検知することで車幅方向の変位を検出するとともに、車両の走行位置を含む情報を取得できるようにした技術が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−230694号公報(図1)
【特許文献2】
特開平10−154293号公報(図18)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1は、車両上に存在するIDタグの情報を集約して送信する際の通信のトラフィック低減を目的としたものであり、ドライバの運転操作を支援するものではなかった。
【0007】
また、特許文献2は、車両の走行位置を検出するためにマーカ側(道路側)にIDタグを設けたものであり、専ら車両の走行情報を管理側で収集するためのものであった。
【0008】
一方、近年物流業界ではあらゆる商品にIDタグを装着して流通効率を高めたり商品管理の効率化を図ることが行われているが、一旦商品が需用者に納品された後は、当該IDタグは利用されないばかりか、不要な廃棄物となっていた。
【0009】
たとえば、自動車部品の場合、部品それぞれにIDタグが装着されて部品メーカーから自動車メーカーに流通されるまでの間、発注管理や物流管理がなされているが、一旦自動車メーカーで当該部品が組み立てられた後は、当該部品からIDタグは外されて廃棄されたり回収されたりしていた。
【0010】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、車両の部品に装着されたIDタグを有効利用して簡易レーダーシステムを構築することにより、前方や後方の車両・対向車に装着されたIDタグや路側に設けられたポールのIDタグを読み出して、自車との相対位置と距離とを概算し、必要に応じてドライバに警告を発する車両運転支援システムを実現することを技術的課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、他車または路側に対して所定周波を発信する発信手段と、前記所定周波を受信した他車または路側に設けられたIDタグからの応答信号を受信する受信手段と、前記所定周波の発信時間と応答信号の受信時間との差分から前記発信手段から前記IDタグまでの距離を算出する距離計算手段と、前記での距離計算結果が所定距離以下である場合に自車の運転者に注意を喚起する警告手段とを備えたIDタグを利用した簡易レーダーシステムである。
【0012】
発信手段は、たとえば120KHz〜500KHzの低周波、2.4GHzまたは13,56MHzの高周波であり、IDタグの受信可能周波数としたものである。
【0013】
IDタグは、バンパー、ヘッドライト、ドア、ボンネット等の車両の部品に装着されており、前記所定周波数の信号を受信すると自身が保持しているIDを応答信号として返信する機能を有している。
なお、IDタグとしては、内蔵された電池のエネルギーでアンテナ(発信元)とのデータ送受信を行うアクティブタグ方式のものの他、アンテナ(発信元)からのRFエネルギーを電源としてアンテナ(発信元)とのデータ送受信を行うパッシブタグ方式のものがあるがいずれでもよい。前者は電源を内蔵しており小型化には限界があるものの交信距離が数m〜数十m確保できる利点があり、後者は交信距離が数十cmと短いものの電源が不要で小型化できる利点がある。
【0014】
これらのIDタグは、前方を走行する車両、後方を走行する車両、対向車線を走行してくる車両の部品に装着されたものであり、この他車に装着されたIDタグに対して自車の車載機等の発信手段から所定周波数の信号を発信するものである。
【0015】
また、IDタグは他車の部品に装着されたものに限らず、路側に所定間隔毎に設置されたマーカであってもよい。
【0016】
本発明は、前記のように自車の車載機から発信された所定周波数の信号を、他車や路側のIDタグが受信して、その応答信号を車載機に返信する機能を利用して前記車載機からIDタグまでの距離をコンピュータ等の情報処理装置を距離計算手段として算出するものである。
【0017】
このような手段によれば、車両の部品に装着されたIDタグを流通過程のみならず、車両の組み立て後の簡易レーダーシステムとしても利用できるため、車両メーカーへの納品後のIDタグの取り外し工程が不要となり、IDタグを産業廃棄物として廃棄する必要も無くなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
図1は実施形態の説明図、図2は実施形態の機能ブロック図、図3は車載機の情報処理部の処理手順を示すフロー図である。
【0019】
図1において、各車両(自車101と前方を走行する他車102)には、車載機2a,2bが搭載されている。この車載機はカーナビゲーション装置を共用してもよいし、ETC車載機を共用してもよい。また、本システムのための専用装置であってもよい。
【0020】
各車両の構成部品に装着されたIDタグ(自車は3a〜8a、他車は3b〜8b)は、本実施形態では、車載機2a,2bとそれぞれ有線または無線で接続されているが、これらは必ずしも接続されている必要はなく、要するに各IDタグはその車両(自車)の車載機と独立していてもよく、要するに他車の車載機と通信ができる状態となっていればよい。
【0021】
本実施形態(図1)では、自車101の車載機2aが、前方を走行する他車のIDタグ8bと通信する場合を示している。
【0022】
また、道路の路側には一定間隔毎にポール12,14,,,が設けられており該ポール12,14,,,にはそれぞれ前記と同様のIDタグ11,13,,,が設けられている。
【0023】
本実施形態に用いられるIDタグ(8bで代表して説明する)は、RF−ID方式のものであり、フェライトコアに銅線を巻回したアンテナを有しており、ID用メモリと制御回路がCMOSで1チップ化されており、IDメモリ容量は64ビット〜1360ビットの範囲のものを用いることができる。
【0024】
またIDタグの形状は、カード型、コイン型、ガラス封入型(チューブ型)のいかなるものであってもよく、タグ内に電源を必要としないバッシブタグ方式のもの、または小型のコイン型電池を用いるアクティブタグ方式のものを用いることができる。
【0025】
使用周波数は、120KHz〜500KHzの低周波型、13,56MHzの高周波型、2.4GHzの高周波型のいずれでもよく、非接触距離は1cm乃至数十m程度を有していることが好ましい。
【0026】
IDタグ8bは、アンテナ81と、送受信部82と、信号処理部83と、メモリ84とで構成されており、これらの各部は電源供給部85から作動電力を供給されている。
【0027】
なお、図2ではIDタグ8bとしてアクティブ方式のものを例に説明しているが、電源が不要なパッシブ方式のものであってもよく、その場合、電源供給部は所定周波数信号SSをコイルが受信して励起電力を発生する構成となっている。
【0028】
IDタグ8bは、所定周波数信号SSをアンテナ81を介して送受信部82が受信すると、信号処理部83はメモリ84から当該IDタグのIDを読み出して、このIDを送受信部82およびアンテナ81を介して応答信号RSとして返信する。
【0029】
車載機2aは、情報処理部23を中心に、センサ21、送受信部22、距離計算部24、警報装置25およびメモリ26等で構成されている。なお、車載機では電源供給部は省略してあるが、自車のバッテリ等から供給される構成となっている。
【0030】
情報処理部23は、コンピュータで構成されており、送受信部22およびセンサ21を介して所定周波数信号SSを送信制御しており、これに対して、センサ21および送受信部22を介して応答信号RSを受信すると、当該応答信号RSを一旦メモリ26に格納し、前記所定周波数信号SSとの差分を計算し車載機2aからIDタグ8bまでの距離を距離計算部24で計算させる。この処理は図3を用いて後述する。
【0031】
警報装置25は、ブザー、アラーム、表示装置等で構成されており、運転者の聴覚、視覚等を通じて注意を喚起するものであれば何でもよい。
【0032】
なお、車載機2aは、専用装置で説明したが、車両に搭載されるカーナビゲーション装置や、ETC車載機で兼用することもできる。この場合、警報装置25はカーナビゲーション装置の音声案内機構またはディスプレイ装置、ETC車載機の液晶表示装置や音声案内機構を用いることができる。
【0033】
次に、図3を用いて車載機2aの情報処理部23および距離計算部24の処理手順を説明する。
【0034】
まず、情報処理部23は、送受信部22およびセンサ21を介して所定周波数信号SSを自車の周囲に送信する。
【0035】
この所定周波数信号SSを前方を走行中の他車102のバンパーに装着されたIDタグ8bが受信すると、このIDタグ8bの信号処理部83は、自身のタグのIDをメモリ84から読み出して送受信部82およびアンテナ81を介して応答信号RSとして車載機2aに返信する。
【0036】
車載機2aの情報処理部23は、センサ21および送受信部22を介して応答信号を受信すると(ステップ301)、距離計算部24に所定周波数信号SSと応答信号RSとの差分を計算させる(ステップ302)。
【0037】
次に、情報処理部23は、図示しない速度センサから速度情報を入力するとその速度における許容車間距離か否かを判定する(ステップ304)。
【0038】
前記判定ステップ304において、所定距離範囲内となっている場合には、前方を走行する車両との車間距離が短すぎるものとして警報装置25を作動させる(ステップ305)。
【0039】
前記実施形態では、自車の車載機2aで前方を走行する他車のIDタグ8bと通信した場合の距離測定を行った場合で説明したが、路側のポール12に設置されたIDタグ11と通信して距離測定を行ってもよい。その場合、走行中の自車101が路側に接近しすぎた際に警報装置25を動作させて運転者に注意を喚起してもよい。
【0040】
一方、路側から離れすぎた場合に他の車線に進入してしまったことを警告することもできる。
また、上記実施形態では、互いに走行中の車両について接近を警告する場合で説明したが、本実施形態では駐車場等の駐車時に既に停車している他車102のバンパー等の部品に装着されたIDタグ8bと自車101の車載機2aとの間で交信を行い自車の運転者に対して異常接近を警告して、駐車場内で円滑な駐車位置に誘導するようにしてもよい。このように駐車場内での低速走行時の接近警告に用いる場合には、電源を必要としないパッシブタグ方式のIDタグが優れている。
さらに、本実施形態では、自車101の車載機2aが他車102のIDタグ8bと交信することにより接近を検出する場合で説明したが、自車のIDタグ(たとえば4a)が直接他車102のIDタグ8bと交信してその距離を算出し、自車101のIDタグ(たとえば4a)が自車101の車載機2aに他車102との距離を通知するようにしてもよい。同様に、自車のIDタグ(たとえば6a)が直接路側のIDタグ11と交信することによって路側との距離を自車101の車載機2aに通知するようにしてもよい。
【発明の効果】
本発明によれば、車両の部品に装着されたIDタグを流通過程のみならず、車両の組み立て後の簡易レーダーシステムとしても利用できるため、車両メーカーへの納品後のIDタグの取り外し工程が不要となり、IDタグを産業廃棄物として廃棄する必要も無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための車両走行状態を示す図
【図2】本実施形態のシステム構成を示す機能ブロック図
【図3】本実施形態の処理手順を示すフロー図
【符号の説明】
101 自車
102 他車
2a,2b 車載機
3a〜8a,3b〜8b IDタグ
21 センサ
22 送受信部
23 情報処理部
24 距離計算部
25 警報装置
26 メモリ
81 アンテナ
82 送受信部
83 信号処理部
84 メモリ
85 電源供給部
SS 所定周波数信号
RS 応答信号

Claims (2)

  1. 他車または路側に対して所定周波を発信する発信手段と、
    前記所定周波を受信した他車または路側に設けられたIDタグからの応答信号を受信する受信手段と、
    前記所定周波の発信時間と応答信号の受信時間との差分から前記発信手段から前記IDタグまでの距離を算出する距離計算手段と、
    前記での距離計算結果が所定距離以下である場合に自車の運転者に注意を喚起する警告手段とを備えたIDタグを利用した簡易レーダーシステム。
  2. 前記IDタグは前記他車の部品に装着された物流用IDタグである請求項1記載のIDタグを利用した簡易レーダーシステム。
JP2003193829A 2003-07-08 2003-07-08 Idタグを利用した簡易レーダーシステム Withdrawn JP2005031810A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003193829A JP2005031810A (ja) 2003-07-08 2003-07-08 Idタグを利用した簡易レーダーシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003193829A JP2005031810A (ja) 2003-07-08 2003-07-08 Idタグを利用した簡易レーダーシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005031810A true JP2005031810A (ja) 2005-02-03

Family

ID=34205191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003193829A Withdrawn JP2005031810A (ja) 2003-07-08 2003-07-08 Idタグを利用した簡易レーダーシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005031810A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220229175A1 (en) * 2019-05-09 2022-07-21 Robert Bosch Gmbh Coherent, Multi-Static Radar System, In Particular For Use In A Vehicle

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220229175A1 (en) * 2019-05-09 2022-07-21 Robert Bosch Gmbh Coherent, Multi-Static Radar System, In Particular For Use In A Vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8669857B2 (en) Hand-held device integration for automobile safety
CN102542308B (zh) 射频识别对象跟踪
CN108297880A (zh) 分心驾驶员通知系统
US20080147316A1 (en) Vehicle peripheral monitoring apparatus
JP2010224762A (ja) 車両用情報提供装置
CN105280023A (zh) 基于rfid技术实现安全智能驾驶的方法
CN111183367A (zh) 用于检测危险物品的车辆雷达系统
JP2013033324A (ja) 周辺車両情報通知装置
US20140343836A1 (en) Method for operating a first-party vehicle
JP2007108935A (ja) 接近報知装置及び携帯端末
EP3556123B1 (en) Method of operating a vehicle network to protect a passenger-as-a-pedestrian and system to protect a passenger-as-a-pedestrian
JP3740524B2 (ja) 走行支援道路システム
JP2004299463A (ja) タイヤ状態監視装置
JP2009059200A (ja) 運転支援システム
CN207207878U (zh) 一种转向灯检测装置及交通车辆
JP5582078B2 (ja) 運転支援装置
JP2007233684A (ja) 道路通行者検出システム及び携帯端末
JP2018026111A (ja) タイヤマウントセンサおよびチェーン規制管理システム
JP2005010937A (ja) 走行支援システム及び車載端末器
US20120206250A1 (en) Speed bump alerting system
US11417107B2 (en) Stationary vision system at vehicle roadway
JP2010118008A (ja) 低速走行乗用移動車両などの監視システム
JP2005031810A (ja) Idタグを利用した簡易レーダーシステム
JP2007256166A (ja) 道路交通情報の受信装置
KR101093004B1 (ko) 차선변경을 감시하는 교통정보 제공 시스템 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061003