JP2005030866A - ジッタ伝達特性測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被測定装置1の出力信号C″を受けたジッタ復調部24から出力される信号M′と、信号発生器22から出力される局発信号Lとをミキサ25に入力し、その混合成分から、入力ジッタ周波数に対応した所定周波数を含む帯域成分を低域通過フィルタ26により抽出し、その出力信号uをA/D変換して得られたサンプル値列Uに対して、振幅演算手段30によってフーリエ変換処理を行なうことにより所定周波数のジッタの振幅Vxを求めて、ジッタ伝達特性を算出する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種ネットワークに用いられる装置のジッタ伝達特性を、高精度に且つ高い再現性をもって測定できるようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
SDH、SONET,OTN等のネットワークに接続される装置のジッタ特性に関し、ITU−TやTelcordia等の国際規格で規定されている代表的な特性としてジッタ伝達特性がある。
【0003】
ジッタ伝達特性は、所定量のジッタを有する信号を被測定装置に入力したときに、その装置が入力信号のジッタをどの程度抑圧して出力するかを表すものであり、入力信号のジッタ量と出力信号のジッタ量との比を、ジッタ周波数を変えて測定することによって得られ、図5のように、被測定装置について得られたジッタ伝達特性Gと規格特性Rとを対比することで、被測定装置のジッタ伝達特性の良否を判定することができる。
【0004】
なお、ジッタ伝達特性の規格特性Rとしては、図5に示しているように、平坦部におけるジッタ伝達特性の値が+0.1dBを越えてはならないと規定されている。
【0005】
例えば、ビットレートが9953Mbps(1UI=100ps)、入力ジッタJaが1.5UIであれば、その0.1dBは僅か0.017UI、即ち、1.7psに相当する。
【0006】
また、ジッタ測定装置における測定精度についてITU−T O.172では最も精度の高いところで0.05dB以下と規定されている。
【0007】
ところが、ジッタ伝達特性を測定する場合、被測定装置の出力信号には、図6に示すように、入力信号に付与したジッタの周波数成分fmの他に被測定装置自身が発生する他の周波数のジッタ成分も多く含まれており、このジッタ成分の影響により測定誤差が生じ、上記した測定精度を得ることは困難である。
【0008】
このため、被測定装置の出力信号のジッタ成分から、図6に示しているようにフィルタによって入力信号に付与したジッタと等しい周波数成分のみを抽出する必要がある。
【0009】
また、入力信号に付与するジッタの周波数は、広い範囲(例えば100Hz〜数10MHz)にわたって変化させる必要がある。
【0010】
このような要求を満たすために、従来のジッタ伝達特性測定装置は、次の特許文献1に記載されているように、被測定装置の出力信号から検出したジッタ成分信号と、入力信号に付与したジッタの周波数より所定周波数だけ高い周波数の局発信号とをミキサに入力して混合し、そのミキサの出力から所定周波数のジッタ成分のみを狭帯域のバンドパスフィルタによって抽出し、その振幅を検出していた。
【0011】
この構成によれば、ジッタ周波数が広い範囲で可変される場合でも、固定周波数で狭帯域なバンドパスフィルタにより、入力信号に付与したジッタに対応する出力ジッタ量を検出することができる。
【0012】
【特許文献1】
特開平8−220163公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように入力ジッタに対応したジッタ成分をバンドパスフィルタによって抽出するジッタ伝達特性測定装置では、バンドパスフィルタの特性によって測定精度が決定され、バンドパスフィルタの帯域が狭いほど測定精度が高くなり、前記したITU−Tの規格を満たすためには、バンドパスフィルタの帯域幅として数Hz以下が要求される。
【0014】
しかし、このように狭帯域なフィルタは一般的にフィルタ素子を多段接続して構成しなければならず、温度の変化によって特性が変動しやすく、その特性変動によって測定精度および再現性が著しく低下するという問題がある。
【0015】
これを解決するために、前記した特許文献1では、温度の変化とバンドパスフィルタの特性の変化との関係を予め記憶しておき、局発信号の周波数を温度変化に追従変化させて、バンドパスフィルタの特性のずれを相対的に補償しているが、バンドパスフィルタ個々の特性にもバラツキがあるため、測定装置個々で温度と通過特性の関係を取得するという煩雑な作業が必要となり、また、温度補償を完全に行なうことが困難である。
【0016】
本発明は、この点をさらに改善して、温度変化等に対する補償が不要で、再現性が高く、高精度な測定を行なえるジッタ伝達特性測定装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の請求項1のジッタ伝達特性測定装置は、クロック信号を発生するクロック信号発生器(21)と、
所定振幅の正弦波の変調信号および該変調信号に対し所定周波数だけ差のある局発信号を出力する信号発生器(22)と、
前記クロック信号を前記変調信号によって位相変調し、該位相変調されたクロック信号または該クロック信号に同期したパターン信号を入力ジッタ信号として被測定装置に入力するジッタ信号生成部(23)と、
前記入力ジッタ信号を受けた被測定装置が出力する信号のジッタを復調するジッタ復調部(24)と、
前記ジッタ復調部の出力信号と前記局発信号とを混合するミキサ(25)と、
前記ミキサの出力信号から前記所定周波数を含む帯域の信号を抽出する低域通過フィルタ(26)と、
前記低域通過フィルタの出力信号をサンプリングし、該サンプル値をディジタル変換して出力するA/D変換器(27)と、
前記A/D変換器から出力されるサンプル値に対してフーリエ変換処理を行い、前記所定周波数の信号成分の振幅値を求める振幅演算手段(30)と、
前記変調信号の振幅値と前記振幅演算手段によって算出された振幅値とに基づいて前記被測定装置のジッタ伝達特性を算出する伝達特性演算手段(31)とを備えている。
【0018】
また、本発明の請求項2のジッタ伝達特性測定装置は、請求項1のジッタ伝達特性測定装置において、
前記信号発生器および前記振幅算出手段は、前記所定周波数を前記変調信号の周波数に応じて任意に変更できるように構成されている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態のジッタ伝達特性測定装置20の構成を示している。
【0020】
図1において、クロック信号発生器21は、被測定装置1のデータ伝送レートに対応した周波数fcのクロック信号Cを出力する。
【0021】
信号発生器22は、所定振幅Vmの正弦波の変調信号Mと、その変調信号Mに対し所定周波数fiだけ差のある局発信号Lを出力する。
【0022】
この信号発生器22は、後述する測定制御部40から指定された変調周波数fmで変調信号Mを出力し、局発信号Lをfm±fiのいずれかの周波数faで出力する。この指定される変調周波数fmはジッタ周波数であり、例えば100Hz〜80MHzの範囲で指定され、所定周波数fiは例えば60Hzに設定される。
【0023】
また、信号発生器22が出力する変調信号Mの振幅Vmは、通常、被測定装置1のジッタ耐力を越えない範囲に設定されており、ジッタ耐力の周波数特性に沿って変調周波数fmに応じて変化させたり、あるいは一定値であってもよい。
【0024】
クロック信号Cおよび変調信号Mはジッタ信号生成部23に入力される。
ジッタ信号生成部23は、位相変調器を含み、クロック信号Cを変調信号Mによって位相変調して、変調信号Mの振幅Vmに対応した量のジッタが付与された信号C′を入力ジッタ信号として生成して被測定装置1に入力する。
【0025】
なお、ここでは、被測定装置1が、クロック用の入力端子から入力される信号に対して波形整形処理等を行ない、その処理された信号を出力端子から出力するように構成されているものとし、その入力端子に前記入力ジッタ信号C′を入力する場合について説明するが、被測定装置1がデータ用の入出力端子しか有していない場合には、ジッタ信号生成部23が、位相変調されたクロック信号C′に同期したパターン信号を生成し、これを入力ジッタ信号として被測定装置1に入力してもよい。
【0026】
この入力ジッタ信号C′を受けた被測定装置1は、その信号C′に基づいて内部で生成した信号C″を出力する。
【0027】
ジッタ復調部24は、位相検波器を含み、被測定装置1の出力信号C″のジッタ成分を復調し、その復調信号M′をミキサ25に出力する。
【0028】
このジッタ復調は、例えば、基準となるクロック信号Cと被測定装置1の出力信号C″との位相比較を行い、その位相差に等しい幅のパルス信号を生成し、そのパルス信号から低域通過フィルタによりクロック周波数成分を除去することで得られる。
【0029】
ただし、この復調信号M′には、前記図5で示したように、入力ジッタ信号C′に付与されている変調信号Mの周波数成分の他に、被測定装置1自体が発生する他の周波数成分が含まれている。
【0030】
ミキサ25は、復調信号M′と信号発生器22から出力されている局発信号Lとを混合して、その和および差の周波数成分を出力する。
【0031】
低域通過フィルタ26は、ミキサ25の出力から所定周波数fiを含む帯域の信号を抽出する。
【0032】
即ち、復調信号M′の周波数成分をfmのみとし、局発信号Lの周波数faをfm+fiとすれば、ミキサ25から出力される和の成分の周波数は、
(fm+fi)+fm=2fm+fi
となる。
【0033】
また、差の成分の周波数は、
(fm+fi)−fm=fi
となる。
【0034】
また、局発信号Lの周波数faを、fm−fiとすれば、和の成分の周波数は、
(fm−fi)+fm=2fm−fi
となり、差の成分の周波数は、
fm−(fm−fi)=fi
となる。
【0035】
したがって、変調周波数fmの下限値fmaが所定周波数fiより高ければ、図2に示すように、低域通過フィルタ26の遮断周波数fbを2fma−fiとfiの間に設定することで、図3に示すように所定周波数fiを含む帯域の信号を抽出することができる。
【0036】
なお、後述するように、この装置ではフーリエ変換によって所定周波数fiの信号成分の振幅値を求めているので、所定周波数fiの成分を損失無く通過できるように低域通過フィルタ26の遮断周波数fbを設定しておけば問題なく、2fma−fiより高くてもよく、また特別に厳しい特性は要求されない。
【0037】
低域通過フィルタ26の出力信号uは、A/D変換器27によって所定の周期Ts(1/2fb以下の周期)で一定時間サンプリングされ、そのサンプル値がディジタル変換されて振幅演算手段30に出力される。
【0038】
振幅演算手段30は、A/D変換器27から時系列に出力されるサンプル値Uに対してDFT(離散的フーリエ変換)あるいはFFT(高速フーリエ変換)の処理を行い、所定周波数fiの信号成分の振幅を求める。
【0039】
例えば、DFT処理の場合で、時系列に得られるサンプル値をU(p)(p=0〜N−1)とすると、±fbの周波数範囲をN分割して得られる周波数ポイントk(=0〜N−1)についての振幅(スペクトラム)X(k)は、以下のDFT演算によって求めることができる。
【0040】
X(k)=pΣU(p)exp(−j2πpk/N)
ただし記号pΣはp=0〜N−1までの総和を表す。
【0041】
上記演算を、所定周波数fiについて行なう、即ち、所定周波数fiが周波数ポイントに一致するように選んでおいて演算を行なうことで、図3に示している各周波数の信号成分から、周波数fiの信号成分の振幅Vxのみを求めることができる。
【0042】
この振幅演算手段30によって得られた振幅値Vxは、伝達特性演算手段31に出力される。
【0043】
伝達特性演算手段31は、変調信号Mの振幅値Vmと振幅演算手段30によって算出された振幅値Vxとに基づいて被測定装置1のジッタ伝達特性を算出する。
【0044】
即ち、ジッタ伝達特性は、入力ジッタ量(単位UI)をJaとし、出力ジッタ量をJbとすれば、次式で表される。
【0045】
G(dB)=20・log(Jb/Ja)
【0046】
ここで、入力ジッタ量Jaは変調信号Mの振幅値Vmに比例し、出力ジッタ量Jbは振幅演算手段30によって算出された振幅値Vxに比例する。
【0047】
したがって、次の演算を行なうことで、ジッタ伝達特性Gを求めることができる。
【0048】
G(dB)=20・log(Vx/Vm)
【0049】
ただし、実際には、信号発生器22が出力する変調信号Mの振幅精度、ジッタ信号生成部23の位相変調特性、ジッタ復調部24の位相検波特性、ミキサ25の周波数特性等の影響があるので、上記理論的な演算では、正確なジッタ伝達特性が得られない。
【0050】
そのため、予め被測定装置1の測定に先立って(後からでもよい)、図1の点線で示しているように、ジッタ信号生成部23から出力された入力ジッタ信号C′をジッタ復調部24に直接入力して、振幅演算手段30によって各変調周波数毎の振幅値Vm′を求めて、これを記憶しておき、被測定装置1を接続したときに各変調周波数毎に得られる振幅値Vxに対して、次の演算を行なうことで、正確なジッタ伝達特性Gを求める。
【0051】
G(dB)=20・log(Vx/Vm′)
【0052】
測定制御部32は、信号発生器22に変調周波数fmを指定して伝達特性演算手段31によって算出されたジッタ伝達特性Gをその変調周波数fmに対応付けて内部のメモリに記憶するという処理を、所定の変調周波数範囲について順次行い、各変調周波数毎のジッタ伝達特性を取得し、その取得した特性データと、予め指定されている規格特性Rのデータとを特性表示手段33に出力する。
【0053】
特性表示手段33は、被測定装置1について得られたジッタ伝達特性Gと、規格特性Rとを受けて、表示器34の画面に、前記図4に示したように、両特性を同一座標面で識別可能に表示する。
【0054】
この表示から、被測定装置1のジッタ伝達特性Gが変調周波数範囲の全域で、規格特性Rより低ければ、被測定装置1のジッタ伝達特性は、規格を満足しているものと判断できる。
【0055】
また、被測定装置1のジッタ伝達特性Gの一部でも規格特性Rより高ければ、被測定装置1のジッタ伝達特性は、規格を満足していないと判断できる。
【0056】
なお、ジッタ伝達特性の評価は、上記のように表示画面上で測定者が行なうだけでなく、測定されたジッタ伝達特性Gと規格特性Rとの比較処理を各周波数毎に行い、規格を満たしているか否かを自動的に判別してその結果を表示等で出力する構成にしてもよい。
【0057】
このようにして得られたジッタ伝達特性は、上記したように、フーリエ変換処理によって算出されたポイント周波数fiだけの振幅成分に基づいているので、ITU−Tで規定されている精度を満足することができる。
【0058】
また、上記のようにディジタル演算処理で周波数fiの振幅値を求めているので、温度変化による誤差は原理的に生じず、再現性の高い測定が行なえる。
【0059】
なお、上記のフーリエ変換による振幅算出の精度は、取りこんだ信号の周期数が多い程、即ち、所定周波数fiが高い程精度が高くなる。
【0060】
また、各変調周波数について同一周期分のサンプル値を取り込めばよいとすれば、所定周波数fiが高くなるほど取り込むサンプル値数を少なくでき、測定時間を短縮できる。
【0061】
つまり、精度および測定時間の面で所定周波数fiが高い程有利となるが、このように所定周波数fiを高く(例えば1kHz)設定すると、変調信号Mの周波数領域(100Hz〜80MHz)に入ってしまい、変調周波数fmが所定周波数fiに一致する状態が生じ、ミキサ25の出力から差の周波数成分を正しく抽出することができなくなる。
【0062】
このような場合には、所定周波数fiを変調周波数fmと一致しない周波数(例えば400Hz等)に変更して、その変更した周波数成分の振幅値を求めればよい。
【0063】
図4に示すジッタ伝達測定測定装置20′は、上記点を考慮したものであり、信号発生器22を所定周波数fiの変更ができるように構成する、即ち、指定された変調周波数fmに対して局発信号Lの周波数を変更できるように構成するとともに、その信号発生器22の所定周波数fiの変更に連動して、振幅演算手段30がフーリエ変換で振幅を求める信号の周波数fiを変更できるように構成しておくことで、高い所定周波数fiにおける精度の高い測定や短時間の測定が行なえる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のジッタ伝達特性測定装置は、ジッタ復調部の出力信号と局発信号との混合成分から、入力ジッタ周波数に対応した所定周波数を含む帯域成分を低域通過フィルタにより抽出し、その出力信号をA/D変換して得られたサンプル値列に対して、フーリエ変換処理を行なうことにより所定周波数のジッタの振幅を求めて、ジッタ伝達特性を算出している。
【0065】
このため、温度補償等を行なうことなく、高精度で且つ高い再現性でジッタ伝達特性を測定することができる。
【0066】
また、信号発生器を所定周波数の変更ができるように構成するとともに、振幅演算手段による振幅値の算出対象の周波数を変更できるように構成しておくことで、より精度の高い測定が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す図
【図2】実施形態の要部の特性例を示す図
【図3】実施形態の要部の出力信号に含まれるジッタ成分を示す図
【図4】実施形態の変形例を示す図
【図5】ジッタ伝達特性の一例を示す図
【図6】被測定装置の出力信号に含まれるジッタ成分を示す図
【符号の説明】
1……被測定装置、20、20′……ジッタ伝達特性測定装置、21……クロック信号発生器、22……信号発生器、23……ジッタ信号生成部、24……ジッタ復調部、25……ミキサ、26……低域通過フィルタ、27……A/D変換器、30……振幅演算手段、31……伝達特性演算手段、32……測定制御部、33……特性表示手段、34……表示器
Claims (2)
- クロック信号を発生するクロック信号発生器(21)と、
所定振幅の正弦波の変調信号および該変調信号に対し所定周波数だけ差のある局発信号を出力する信号発生器(22)と、
前記クロック信号を前記変調信号によって位相変調し、該位相変調されたクロック信号または該クロック信号に同期したパターン信号を入力ジッタ信号として被測定装置に入力するジッタ信号生成部(23)と、
前記入力ジッタ信号を受けた被測定装置が出力する信号のジッタを復調するジッタ復調部(24)と、
前記ジッタ復調部の出力信号と前記局発信号とを混合するミキサ(25)と、前記ミキサの出力信号から前記所定周波数を含む帯域の信号を抽出する低域通過フィルタ(26)と、
前記低域通過フィルタの出力信号をサンプリングし、該サンプル値をディジタル変換して出力するA/D変換器(27)と、
前記A/D変換器から出力されるサンプル値に対してフーリエ変換処理を行い、前記所定周波数の信号成分の振幅値を求める振幅演算手段(30)と、
前記変調信号の振幅値と前記振幅演算手段によって算出された振幅値とに基づいて前記被測定装置のジッタ伝達特性を算出する伝達特性演算手段(31)とを備えたジッタ伝達特性測定装置。 - 前記信号発生器および前記振幅算出手段は、前記所定周波数を前記変調信号の周波数に応じて任意に変更できるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のジッタ伝達特性測定装置。
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