JP2005030796A - 光式加速度計 - Google Patents

光式加速度計 Download PDF

Info

Publication number
JP2005030796A
JP2005030796A JP2003193488A JP2003193488A JP2005030796A JP 2005030796 A JP2005030796 A JP 2005030796A JP 2003193488 A JP2003193488 A JP 2003193488A JP 2003193488 A JP2003193488 A JP 2003193488A JP 2005030796 A JP2005030796 A JP 2005030796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fbg
acceleration
sensor
detection body
optical accelerometer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003193488A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Hishida
康之 菱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP2003193488A priority Critical patent/JP2005030796A/ja
Publication of JP2005030796A publication Critical patent/JP2005030796A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】簡易な構造の加速度センサを実現し、複数のセンサを一台の計測器に接続できる加速度検知用センサを提供する。
【解決手段】一端が加速度を測定する測定対象物に固定され、他端が自由端とされた弾性体からなる検知体2と、その検知体2の自由端に固定された錘3と、上記検知体2に設けられ、加速度に応じて屈曲する検知体2の歪から加速度を検出するためのセンサFBG1とを備えたものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバセンサに係り、特に、光式加速度計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術の加速度計として、加速度によって振動する振動体が光路を遮断することにより加速度を検出するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−130082号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術においては、測定のためには発光部と受光部の光軸を精度良く一致させる必要があり、技術を要するという問題点があった。
【0005】
また、透過光を検知する各光ファイバセンサ毎に計測器が必要になるため、複数の光ファイバセンサを一台の測定器に接続し計測することはできないという問題点もあった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、ファイバブラッググレーティング(Fiber Bragg Grating)を設けた光ファイバセンサを用いることにより、簡易な構造の加速度センサを実現し、複数のセンサを一台の計測器に接続できる光式加速度計を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、請求項1の発明は、一端が加速度を測定する測定対象物に固定され、他端が自由端とされた弾性体からなる検知体と、その検知体の自由端に固定された錘と、上記検知体に設けられ、加速度に応じて屈曲する検知体の歪から加速度を検出するためのセンサFBGとを備えたものである。
【0008】
請求項2の発明は、上記測定対象物の加減速時に生じる上記検知体の屈曲を、上記センサFBGの伸縮歪で検知するものである。
【0009】
請求項3の発明は、熱伸縮体に固定した温度補償用のFBGの出力と、該温度補償用のFBGの出力と上記センサFBGの出力とに基づいて、検知体の熱収縮による歪をキャンセルする温度補償手順とを備えたものである。
【0010】
請求項4の発明は、検知体に熱膨張・収縮率の低い(0.13×10−6/K@20℃)材質を用いたものである。
【0011】
請求項5の発明は、上記温度補償用のFBGを上記検知体と同等の材質よりなる熱伸縮体に固定したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
【0013】
図1は、光式加速度計10の構造を示す構造図である。
【0014】
光式加速度計10は、測定対象物自体或いはその測定対象物に取り付けられ剛体で形成された固定部4と、固定部4の下面から固定端を支持されて鉛直方向に吊り下げられ他端が自由端とされた弾性体からなる検知体2と、検知体2の自由端に固定された錘3と、検知体2に設けられたファイバブラッググレーティング(以下、センサFBGと言う。)1と、光源を内蔵し反射波長を計測する波長計測器12とを備えて構成される。
【0015】
光式加速度計10には、測定対象物に加減速度が生じたときに、測定対象物と一体に運動する固定部4と、慣性運動している錘3との間には、加速度差が矢印17方向に生じる。このため、錘3が固定部4とは相対的に水平方向に移動する。検知体2は、錘3の移動に伴い屈曲する。すなわち、固定部4から吊り下げられた錘3が加速度により移動し、検知体2が屈曲(変形)することによって生じるセンサFBG1の伸縮歪を検知する構造となっている。
【0016】
図中では、矢印17方向に加速度がかかる場合のみに限定して説明するが、矢印17とは直交した水平方向に加速度がかかる光式加速度計10を構成する場合も同様であり、設置の場合には矢印17の方向と検出したい加速度との方向を合わせて光式加速度計10を設置するとよい。
【0017】
センサFBG1は、光ファイバ6のコアの長手方向に周期的な屈折率変化を与えることで形成されている回折格子である。センサFBG1は、光ファイバ6内を伝送する特定の波長の光だけを反射し、他の波長帯の光を透過する性質を有する。
【0018】
検知体2は、熱膨張率・収縮率の低い材質(例えば、インバール合金材では、0.13×10−6/K@20℃)で形成され、周囲の温度変化による影響を受けにくいようになっている。また、検知体2は外力を受けて屈曲するものであり、その形状は、板状、管状、棒状でも構わない。
【0019】
図示したようにセンサFBG1は、鉛直方向に回折格子が配列するように検知体2の側面に密着して取り付けられており、検知体2の固定端と錘3が取り付けれられた自由端との間に位置する。センサFBG1は、検知体2の屈曲に応じてセンサFBG1も検知体2と密着している部分で屈曲による伸縮歪を生じる構造となっている。
【0020】
センサFBG1の取り付けは、図示した検知体2の面や位置に限定されるものではなく、加速度により生じる伸縮歪が検知できればよく、センサFBG1を異なる面に複数設けることで、1つの光式加速度計10で複数方向の加速度を検出することも可能である。
【0021】
波長計測器12は、光ファイバ6でセンサFBG1と接続されており、光源を内蔵し光ファイバ6を介してセンサFBG1に光源光を供給し、センサFBG1からの反射光の波長を計測する。
【0022】
次に、光式加速度計10の作用を説明する。
【0023】
光式加速度計10は、加速度がかからない時で、検知体2の曲がりも無い場合、センサFBG1には歪は生じない。光式加速度計10が振動し、一定周期で固定部4が振動する場合には、センサFBG1には一定周期で歪が加わる。
【0024】
一方、光式加速度計10に加速度がかかると、加速度の大きさに応じて固定部4とは相対的に錘3が移動し、検知体2が屈曲する。検知体2が屈曲することで、検知体2に密着して貼り付けられているセンサFBG1にも伸縮歪が生じる。
【0025】
光式加速度計10に加速度がかかり、錘3が図中矢印18の方向に移動した場合には、検知体2が矢印18方向に屈曲しセンサFBG1の取り付けられた面は圧縮される。検知体2の圧縮により密着して取り付けられたセンサFBG1は共に圧縮される。
【0026】
光式加速度計10に加速度がかかり、錘3が図中矢印19の方向に移動した場合には、検知体2が矢印19方向に屈曲しセンサFBG1の取り付けられた面は伸張される。検知体2の伸張により密着して取り付けられたセンサFBG1は共に伸張される。
【0027】
錘3の移動による検知体2の圧縮や伸張により、センサFBG1に歪が生じ、センサFBG1で反射する光の波長が変化する。この反射波長の変化は、センサFBG1の伸縮歪量に対応し、この歪量が加速度に対応することが分かっている。
【0028】
図2は、加速度とセンサFBG波長変化との関係を示す特性図である。
【0029】
図のグラフにおいて、横軸は光式加速度計10にかかる加速度を示し、縦軸はセンサFBG1で反射(遮断)する光の波長変化を示し、センサFBG1が伸張した場合の特性を示す。グラフから光式加速度計10にかかる加速度に応じて、センサFBG1で反射する波長が変化していることが分かる。
【0030】
例えば、加速度αが光式加速度計10にかかったときには、図中のセンサFBG波長変化はλとなる。したがって、センサFBG1から反射する光の波長の変化量を計測することにより、光式加速度計10にかかる加速度を算出することができる。
【0031】
本実施の形態では、検知体2に熱膨張率の低い材質を使用することで検知体2の熱膨張による光の反射の誤差を抑えることができる。また、検知体2に熱膨張率の低い材質を使用して周囲からの熱の影響を抑える代わりに、次の実施の形態も熱による測定誤差を低減させることに有効である。
【0032】
図3に温度補償用のFBG7を設けた光式加速度計15の実施の形態を示す。
【0033】
光式加速度計15は、熱伸縮体8に固定した温度補償用のFBG7の出力と、温度補償用のFBG7の出力とセンサFBG1の出力とに基づいて、検知体2の熱収縮による歪をキャンセルする温度補償手順とを備えたものである。
【0034】
光式加速度計15は、図1で示した構成の他に、温度補償用のFBG7と、温度補償用のFBG7をセンサFBG1に接続するための光ファイバ6と、温度補償用のFBG7が貼り付けられた熱伸縮体8と、波長計測器12に内蔵された図示しない温度較正部を備えて構成される。
【0035】
温度補償用のFBG7は、センサFBG1が取り付けられた検知体2と同じ熱膨張率で熱膨張、収縮するような性質の熱伸縮体8に密着して設けるとよい。例えば、光式加速度計15のセンサFBG1及び検知体2と同じ形状、同じ部材、同じ構造で温度補償用のFBG7及び熱伸縮体8を形成する。
【0036】
次に、温度補償用のFBG7を設置する際には、図示したように常に検知体2と同じ温度になるようにセンサFBG1及び検知体2の近傍に設ける等の考慮をする。但し、上で述べたような加速度の影響は受けることのない構造(例えば、熱伸縮体8の一端を固定し、他端を熱膨張に支障がない程度に支持した構造)若しくは位置にFBG7を設ける。
【0037】
例えば、固定部4に温度補償用のFBG7を貼り付けた熱伸縮体8を水平方向に設け、熱伸縮体8の一端を固定する。熱伸縮体8が熱による影響で膨張・収縮すると、密着して取り付けられたFBG7も熱伸縮体8の伸縮にしたがって共に伸縮歪を生じる。
【0038】
光式加速度計15では、かかった加速度による検知体2の屈曲の他、周囲温度による熱膨張に応じた検知体2の変形を生じる。このため、光式加速度計15において検知されたセンサFBG1の光の反射波長の変化は、加速度による検知体2の屈曲と、熱膨張による変形とによるものである。
【0039】
一方、温度補償用のFBG7は、熱膨張・収縮による熱伸縮体8の変形を生じるのみであるから、検知される温度補償用のFBG7の光の反射波長の変化は、周囲温度によって生じる熱膨張・収縮による変化そのものに対応する。
【0040】
したがって、光式加速度計15において検知されたセンサFBG1の光の反射波長の変化から、温度補償用のFBG7により検知された光の反射波長の変化分を除くことにより、光式加速度計15において加速度による変化分のみを検出することが可能となる。
【0041】
【数1】(伸縮歪によるセンサFBG波長変化)=(温度による熱膨張を含む見かけ上のセンサFBG波長変化)−F(温度補償用FBG波長変化)・・・・・・(1)
F(温度補償用のFBG7の波長変化)は、加速度を与えることなく温度を変化させたときの光式加速度計15のセンサFBG1の波長変化と温度補償用のFBG7の波長変化との特性から、最小二乗法近似で予め求めておく。近似式の次数が上がるほど精度は増すが、例えば実用上問題ない範囲である6次項までを近似した式を用いるとよい。求められた特性は、波長計測器12に内蔵された図示しない温度較正部に記憶され、計測の都度式(1)による温度補正を行う。
【0042】
上で示した式(1)は、温度補償用のFBG7及び熱伸縮体8の形状、構造等が、センサFBG1及び検知体2の形状、構造と同じであると計算が簡単になるが、検知体2と熱伸縮体8の熱膨張率が等しい場合のみではなく、異なる熱膨張率を有する熱伸縮体8を用いた場合にも、適用できる。
【0043】
F(温度補償用のFBG7の波長変化)を求める過程を次に説明する。
【0044】
検知体2と熱伸縮体8との熱膨張率が異なる場合の波長変化の特性を、図4に示す。図4(a)は熱伸縮体8の温度と温度補償用FBGの波長変化との特性を示す特性図であり、図4(b)は、検知体2の温度とセンサFBG波長変化との特性を示す特性図である。
【0045】
図4(a)及び図4(b)の特性は、光式加速度計15に加速度をかけずに温度を変化させることにより、予め取得したデータである。
【0046】
図4(a)図中に示すように熱伸縮体8の温度がTの時には、温度補償用FBG波長変化は、λとなる。したがって、反射波長を計測し温度補償用FBG波長変化がλであったときには、温度補償用のFBG7が貼り付けられた熱伸縮体8の温度は、Tであることが分かる。このとき、センサFBG1が設けられている検知体2も同じく温度Tであるから、図4(b)の特性図から分かるように、この温度TのときのセンサFBG波長変化はλである。
【0047】
したがって、光式加速度計15の温度がTであるとき、温度補償用FBG波長変化は、λであり、センサFBG波長変化がλであることを用いて、各々の変化量から最小二乗法により求めた関数がF(温度補償用FBG波長変化)となる。
【0048】
この求められた関数による熱収縮による歪の値をセンサFBG1からキャンセルする温度補償手順は、波長計測器12に内蔵された図示しない温度較正部において行われる。
【0049】
なお、センサFBG1と同じように、温度補償用のFBG7をインバール合金材などの熱膨張率・収縮率の低い材質に貼り付けることで、センサFBG1の波長の温度変化分を温度補償用のFBG7の波長変化量から、上記と同様除くことができ、波長変化計測の精度を向上させることも可能である。
【0050】
以上説明したように、センサFBG1を検知体2に密着して貼り付けた簡単な構造の光式加速度計10、15で加速度を検出することが可能となる優れた効果を得られる。
【0051】
また、熱膨張率の少ない材質の検知体2を用いることにより、この検知体2に貼り付けられたセンサFBG1は、周囲の温度変化の影響を受けにくい光式加速度計10のセンサとすることができる。
【0052】
また、センサFBG1とは別に温度補償用のFBG7を設置することで、周囲の温度変化による検知体2の熱膨張・収縮によるセンサFBG1の波長変化分を除くことができる。
【0053】
次に、本発明の光式加速度計を用いたシステム構成を説明する。
【0054】
図5は、本発明の光式加速度計10を用いた実施の形態を示す構成図である。
【0055】
図示したように、光式加速度計システム20は、光式加速度計10と、光源を内蔵し反射波長を計測する波長計測器12と、光式加速度計10及び波長計測器12を接続し光を伝送するための光ファイバ6とを備えて構成される。
【0056】
波長計測器12から光ファイバ6を経て1つ目の光式加速度計10が接続され、その光式加速度計10から2つ目の光ファイバ6を経て2つ目の光式加速度計10が接続されると云うように順次光ファイバ6により複数の光式加速度計10がシリアル接続されており、センサの一筆書き方式を構成している。
【0057】
波長計測器12に内蔵されている図示しない光源は、広帯域の光源光を発光する。各々の光式加速度計10は、加速度がかかっていないとき各々反射波長の異なるセンサFBG1を有しており、特定の波長でのみ反射する。したがって、反射波長に変化が生じた場合に、どのセンサFBG1の波長が変化したかが分かり、加速度を検知したセンサFBG1を有する光式加速度計10を特定できる。
【0058】
波長計測器12の光源から発光した光は、光ファイバ6を伝送し、順次光式加速度計10に達する。光式加速度計10に加速度がかかった場合には、反射する光の波長が変化する。反射した光は、波長計測器12に戻り、反射した光の波長が計測され、加速度が検出できる。
【0059】
次に、本発明の光式加速度計10を用いた他の光式加速度計システム構成を説明する。
【0060】
図6は、本発明の光式加速度計を用いた光式加速度計システムの他の実施の形態を示す構成図である。
【0061】
図示したように、光式加速度計システム21は、光式加速度計10と、光源を内蔵し反射波長を計測する波長計測器12と、光式加速度計10と波長計測器12とを接続し光を伝送するための光ファイバ6と、光ファイバ6の経路を分岐する光カプラ11とを備えて構成される。
【0062】
図中の接続は、図5に示した一筆書き状のシリアル接続とは異なり、光カプラ11から分岐して光式加速度計10が接続されるパラレル接続となっており、センサFBG1の分岐方式を構成している。
【0063】
波長計測器12の光源から発光した光源光は、光ファイバ6を伝送し、各光カプラ11を介して分岐、伝送され、各光式加速度計10に達する。光式加速度計10に加速度がかかった場合には、反射する光の波長が変化する。反射した光は、波長計測器12に戻り、反射した光の波長が計測され、加速度が算出される。
【0064】
図5、図6に示す構成は、測定対象物の各部にセンサFBG1を設置し各部にかかる加速度や振動、力等を検知できる小規模なものから、センサFBG1を各建物の壁面等に設置し各建物の受ける地震等に起因する振動、衝撃を加速度として検知するような大規模なものまで応用範囲は広い。
【0065】
また、図1で説明したようにセンサFBG1の設けられた面により矢印17方向の加速度のみが検出されるが、光式加速度計10を設置する方向を変えることにより、任意の方向の加速度を測定することも可能である。
【0066】
また、光式加速度計10を設ける代わりに温度補償を行う光式加速度計15を設けることで温度による検知の誤差を低減することができる。
【0067】
以上説明した図5、図6の構成は、従来複数のセンサに対して同数の計測器を必要としていたのに対し、光式加速度計10毎に異なる反射波長をもつセンサFBG1を設けることができるため、複数の光式加速度計10からの反射波長の計測を一台の波長計測器12で行うことができる優れた効果を得られる。
【0068】
また、一筆書き方式の構成である光式加速度計システム20は、各センサFBG1において光の強度に殆ど減衰が発生しないため、複数の光式加速度計10を遠距離間隔で設置し広範囲にわたる加速度検出を行うシステムを構成できるというメリットがある。
【0069】
また、分岐方式の構成である光式加速度計システム21は、光カプラ11の分岐点から先で光ファイバ6が切断した場合でも切断された先の光式加速度計10に光が伝送されなくなるのみで、接続された他の光式加速度計10の検知には影響を与えないため、加速度検出を行うシステムを信頼性の高いものに構成できる優れた効果を得られる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば、簡易な構造の光式加速度計で加速度を計測し、複数のセンサを一台の計測器に接続できる光式加速度計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す光式加速度計の構造図である。
【図2】加速度とセンサFBG波長変化との関係を示す特性図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す温度補償用FBGを備えた光式加速度計の構造図である。
【図4】図4(a)は、熱伸縮体の温度と温度補償用のFBGの波長変化との関係を示す特性図である。図4(b)は、検知体の温度とセンサFBG波長変化との関係を示す特性図である。
【図5】光式加速度計を用いた検知システムの実施の形態を示す構成図である。
【図6】光式加速度計を用いた検知システムの他の実施の形態を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ファイバブラッググレーティング(センサFBG)
2 検知体(弾性体)
3 錘
4 固定部
10 光式加速度計
12 波長計測器

Claims (5)

  1. 一端が加速度を測定する測定対象物に固定され、他端が自由端とされた弾性体からなる検知体と、その検知体の自由端に固定された錘と、上記検知体に設けられ、加速度に応じて屈曲する検知体の歪から加速度を検出するためのセンサFBGとを備えたことを特徴とする光式加速度計。
  2. 上記測定対象物の加減速時に生じる上記検知体の屈曲を、上記センサFBGの伸縮歪で検知する請求項1記載の光式加速度計。
  3. 熱伸縮体に固定した温度補償用のFBGの出力と、該温度補償用のFBGの出力と上記センサFBGの出力とに基づいて、検知体の熱収縮による歪をキャンセルする温度補償手順とを備えた請求項1または2記載の光式加速度計。
  4. 検知体に熱膨張・収縮率の低い(0.13×10−6/K@20℃)材質を用いた請求項1〜3いずれか記載の光式加速度計。
  5. 上記温度補償用のFBGを上記検知体と同等の材質よりなる熱伸縮体に固定した請求項4記載の光式加速度計。
JP2003193488A 2003-07-08 2003-07-08 光式加速度計 Pending JP2005030796A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003193488A JP2005030796A (ja) 2003-07-08 2003-07-08 光式加速度計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003193488A JP2005030796A (ja) 2003-07-08 2003-07-08 光式加速度計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005030796A true JP2005030796A (ja) 2005-02-03

Family

ID=34204939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003193488A Pending JP2005030796A (ja) 2003-07-08 2003-07-08 光式加速度計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005030796A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007017337A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Furukawa Electric Co Ltd:The 流速測定装置
JP2011085487A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd センサ及びそのセンサを用いた地震計
JP2011226829A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Toyota Industries Corp センサおよび加速度の検出方法
CN110424227A (zh) * 2019-07-16 2019-11-08 湖北省城建设计院股份有限公司 用于评估海绵城市透水铺装面层透水性能的光纤传感系统
WO2022031034A1 (ko) * 2020-08-05 2022-02-10 한국과학기술연구원 변형률 센서 기반 imu 센서 및 이를 포함한 관성 측정 시스템

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007017337A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Furukawa Electric Co Ltd:The 流速測定装置
JP2011085487A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd センサ及びそのセンサを用いた地震計
JP2011226829A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Toyota Industries Corp センサおよび加速度の検出方法
CN110424227A (zh) * 2019-07-16 2019-11-08 湖北省城建设计院股份有限公司 用于评估海绵城市透水铺装面层透水性能的光纤传感系统
WO2022031034A1 (ko) * 2020-08-05 2022-02-10 한국과학기술연구원 변형률 센서 기반 imu 센서 및 이를 포함한 관성 측정 시스템
KR20220017732A (ko) * 2020-08-05 2022-02-14 한국과학기술연구원 변형률 센서 기반 imu 센서 및 이를 포함한 관성 측정 시스템
KR102475190B1 (ko) * 2020-08-05 2022-12-09 한국과학기술연구원 변형률 센서 기반 imu 센서 및 이를 포함한 관성 측정 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10551255B2 (en) Optical sensor device, sensor apparatus and cable
JP2008541122A (ja) 磁気ひずみ材料を備えた光ファイバ位置変換器及び位置較正方法
US7714271B1 (en) Simple fiber optic seismometer for harsh environments
KR100685186B1 (ko) 광섬유 기반의 가속도계/경사계
CN110121651B (zh) 加速度检测设备和方法及检测至少两个空间方向上的加速度的设备
JP2000230935A (ja) 加速度計およびこれを備えた加速度計測装置
US10976338B2 (en) Apparatus and method for sensing acceleration or force using fiber Bragg grating (FBG)
JP2002538426A (ja) 機械的力を測定するブラッグ格子装置、ブラッグ格子装置の使用法、およびブラッグ格子装置を駆動する方法
HU196259B (en) Optoelktromechanical measuring transducer
JP6864375B2 (ja) 光ファイバセンサ
JP2003014491A (ja) 光ファイバセンサ
JP2003222507A (ja) 光ファイバセンサ及びそれを利用した歪み監視システム
JP2005091151A (ja) Fbgひずみゲージ
JP7131967B2 (ja) 光検査システム、光検査方法及び航空機構造体
JP2005030796A (ja) 光式加速度計
Vallan et al. Static characterization of curvature sensors based on plastic optical fibers
US8205504B2 (en) Micron-scale pressure sensors and use thereof
Ibrahim et al. Fiber sensing for space applications
JP2003065730A (ja) 光ファイバグレーティング歪センサ及び歪計測方法
CA2372860A1 (en) Fiber optic sensor usable over wide range of gage lengths
JP5162275B2 (ja) 振動検出器
JP2012202686A (ja) Fbg振動センサ
JP2012202684A (ja) Fbgひずみセンサ
US8590385B2 (en) High pressure fiber optic sensor system
Karabacak et al. High-speed system for FBG-based measurements of vibration and sound