JP2005030046A - 防音・防塵構造 - Google Patents

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Tadao Koide
忠男 小出
Kozo Kimura
耕三 木村
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Abstract

【課題】設置、撤去作業及び移設が簡単で、しかも設置状態で十分な防音・防塵効果を得ることである。
【解決手段】床面と天井面間の高さを越えた高さで適宜間口幅の可撓性シート2と、シート2の一面に矩形状をなして配置されるチューブ3を一つのパネルユニット1とし、複数のパネルユニット1により工事位置を包囲するものであり、前記可撓性チューブ3は、流体圧によって膨張収縮可能であって、膨張時には前記床面と天井面間に突っ張り状態に自立する少なくとも一対の柱部3aと、柱部3aの少なくとも上下位置に配置され、柱部3a間を支持する横桟部3bを形成する。チューブ3の自立状態でシート2の上下端縁をチューブ3の外周に沿って折込むとともに、シート2の左右端縁を相手側に折込んで差込むことで、接合縁を気密に連結する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば仮設の防音・防塵構造に関し、とりわけ、設置、移動および撤去が簡単に行え、設置時においては防音・防塵効果の高い防音・防塵構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、建物内部でのリニューアル工事において、コンクリート削孔、はつり及び破砕作業などを行う場合、防音、防塵、その他の仕切りや現場目隠しを行うため、従来、足場パイプなどを柱としてベニア板や、防音シートなどを設置することにより工事現場を囲っている。また、専用の骨組構造を持つテントを用意し、工事現場の周囲及び上部を囲うことも提案されている(特許文献1)。また、簡易的には、ビニルシートなどの養生シートを天井、壁、及び床にガムテープなどで固定して囲うことも行われている。
【0003】
【特許文献1】
特開昭53−45501号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、足場パイプなどを柱としてベニア板や防音シートなどを設置する仮設施設では、設置や撤去に時間と経費がかかり、移設も困難となっていた。特に、防音シートで囲う場合でも、シートと天井や床との取合いで隙間が発生した場合には、この部分から音や粉塵漏れが生じ、防音・防塵性能が低下する惧れがあった。また、上述した特許文献に示される技術では、テントの大きさが一定であるため、工事現場の大小に適合した仮設設備とは言えなかった。
【0005】
更に簡易型とした場合、取付や撤去は簡単で、費用も安価であるものの、養生シートを改修範囲外の位置で天井や壁にガムテープやクギ止めを介して展張するため、ガムテープ等を引き剥がす際にこれらの塗装を剥離してしまうおそれがあり、また、ガムテープでは接着性も乏しいため、風圧などで簡単に引き剥がされる惧れがあった。
【0006】
本発明は、以上の課題を解決するものであり、その目的は、設置、撤去作業及び移設が簡単で、しかも設置状態で十分な防音・防塵効果を得るようにした防音・防塵構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明に係る防音・防塵構造は、所定の高さと所定の間口幅とを有する可撓性シートと、この可撓性シートの表裏面の少なくともいずれかに設けられて該可撓性シートを平面状に保形するための可撓性チューブとから構成される一または複数のパネルユニットにより所定の開口を覆うことにより構成される防音・防塵構造であって、前記可撓性チューブは、流体圧によって膨張収縮可能であることを特徴とする。従って、以上の構成によれば、可撓性チューブに空気などの流体を吹込むことにより、可撓性チューブが立上がって例えば床と天井面との間に突っ張り状態に保持される。
【0008】
本発明において、前記可撓性チューブは、膨張時において所定の開口を形成する床面と天井面との間に突っ張り状態に自立するための一または複数の柱部と、この柱部と直交する一または複数の横桟部とを備えることにより、可撓性チューブが流体圧により立上りやすく、立上り状態を保持しやすい。
【0009】
また、前記パネルユニットの自立状態において、前記可撓性シートは、その上下端縁を該パネルユニットの外側縁に沿って折込まれるとともに、その左右端縁を壁または隣合うパネルユニットの外側縁に沿って折込まれることにより、可撓性チューブの膨張圧力に抗してシートの4周をチューブの外側部と天井・床・壁及び隣合うパネルユニット間に折込んで差込めば、接合部の気密性を保持した状態で工事区画周囲を覆うことができる。
【0010】
また、前記可撓性チューブは、可撓性シートの表裏面の少なくともいずれかに貼着されるものであり、その収縮状態では前記可撓性シートに平坦な状態で一体化され、該可撓性シートとともに折畳み可能であることにより、設置、撤去作業は設置現場で流体圧の加圧と引抜きだけで立上げと平坦化がなされ、撤収時にはそのまま各ユニット毎に丸めるなどしてコンパクトに持運ぶことができるため、更に作業が容易になる。
【0011】
さらに、前記可撓性シートの左右端縁にはその上下方向に沿ってジッパーの対が設けられ、隣合うパネルユニット同士の接合端縁同士を前記ジッパーを介して脱着可能に接合したことにより、立体造形した状態での自立性確保と、パネルユニットを開けて出入りする場合に、一方のジッパーをあけ、他方のジッパーをヒンジとして開閉できるなどの利点もある。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1,2は本発明に係る防音・防塵構造に用いられるパネルユニットを示すものである。パネルユニット1は、防音効果の高い鉛入りの防音シート等、ゴムまたは合成樹脂などからなり所定厚みを有する可撓性シートである防音シート2と、例えば、防音シート2の一面側のみに枠状をなして一体化に貼着された可撓性チューブ3からなっている。
【0013】
可撓性チューブ3は、縦方向に伸びる3本の柱部3aと、各柱部3aと直交してその頂部、中間部及び底部同士を連通状態または非連通状態に結び、柱部3a間を支持する3本の横桟部3bとからなっており、柱部3aの長さは建物の階高に応じて2.5〜3mとなっており、また間口幅はこれに応じた幅寸法に設定されている。
【0014】
以上の構成よりなるチューブ3は、中空ゴムまたは合成樹脂に布あるいはFRPなどの補強外装を施したものが用いられ、流体としての空気を吹込む図示しない空気吹き込み口より圧縮空気を導入することにより、図2(a)に示すように、それぞれが円柱状に膨張して棒状になり、これによって前記シート2をパネル状に展張し、柱部3aを床及び天井部との間を突っ張った状態に自立させることができる。また、空気を抜いた状態では、図2(b)に示すように平坦化され、前記シート2とともに丸め込んで折畳み可能となっている。
本実施の形態では、前記防音シート2の縦横寸法はチューブ3の枠組より大きく、その上下及び左右周囲にはチューブ3の外周縁に沿って折畳まれる折込みしろ2a,2bとしており、特に左右の折込みしろ2bの外側縁にはこれに沿ってジッパー4の対が逢着され、パネルユニット1を複数配列した状態で隣合うジッパー4同士をスライダー4a(図1の円内に拡大して示す)により脱着可能に連結し、必要に応じて一方のジッパー結合端を開け、他方のジッパー結合端をヒンジとして該当するパネルユニット1を開閉可能とすることができる。
【0015】
したがって、以上の構成においては、現場にコンパクトに折畳んで丸めた状態のパネルユニット1を持込み、コンプレッサ、あるいは足踏式ふいごを空気吹込み口に接続し、圧縮空気を吹込めば、チューブ3は膨張し、図のごとき展開状態となる。
【0016】
そしてこのパネルユニット1を起し、シート2の上下の折込みしろ2aを天井とチューブ3との間及び床とチューブ3との間に差込み、更に定格圧力まで膨張させることで、上下接合面間を更に押圧することにより自立して、所定の開口空間を気密性を保った状態で覆うことになる。
【0017】
図3,4は以上のパネルユニット1を複数用いて、工事対象である柱5の周囲を囲って各パネルユニット1同士を接合するとともに、パネルユニット1の上下を天井面6及び床面7に密着した場合を示すもので、縦2列、横2列、合計8枚のパネルユニット1を使用して養生囲いを形成した例を示す。
【0018】
各パネルユニット1同士はその両側折込みしろ2bに設けたジッパー4を介して互いに結合され、立体造形された状態では完全に自立するとともに、パネルユニット1間及び天井面6及び床面7に対して密着し、工事によって発生した塵埃の周囲への飛散を防止するとともに、工事騒音の外部への漏れを防止することができる。
【0019】
また、いずれかのパネルユニット1を開いて出入りしたい場合には、該当するパネルユニット1の空気を若干排出し、一方のジッパー4を開け、他方のジッパーをヒンジとして押し引きすることで簡単に開け閉めでき、完全密閉に伴う出入りの面倒さも解消される。
【0020】
以上の実施形態では、チューブ3を囲いの内側とすることで、外側から見た場合に、シート1が平坦に連続した囲い形状となり、外報からの見栄えがよいが、逆の配置であってもよいことは勿論である。なお、ジッパー4を採用することなく、複数のパネルユニット1を相互に密着させることで平面的に連接することもできることは言うまでもない。
【0021】
上記各実施の形態では、パネルユニット1の周囲では、平日であっても事務等の業務を継続しながら、工事を進めることができ、防音効果・防塵効果が低いと考えられる場合には、一つのパネルユニット1に複数のシート2を設置することができるほか、パネルユニット1自体を二重三重に設置することもでき、いずれも容易に実施することができる。
【0022】
なお、工事建物の天井高がパネルユニット1の高さに比べて極端に低い場合、そのままの状態で空気圧送した場合には、柱部3aが反ってしまうおそれがあるが、柱部3aの適宜の中間位置を紐などによって縛ることにより空気圧送されて膨張する高さ位置を規制することができる。
【0023】
また、パネルユニット1間の合計幅よりも計画幅が狭い場合には同じく横桟部3bの適宜の中間位置を同様に縛ることにより空気圧送される横長さを規制することができる。
【0024】
更に、以上の実施形態では、防音シート2の一面に可撓性チューブ3を一体に貼着した場合を示したが、両者を分離し、現場でチューブの立上げ後、防音シートを展張し、その周縁を接合部の間に差込んで挟持させる構造であってもよいことは勿論である。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明により明らかなように、本発明による防音・防塵構造によれば、設置、撤去作業及び移設が簡単で、しかも設置状態で十分な防音・防塵効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパネルユニット単体の正面図である。
【図2】(a)は図1のA−A線における平断面図、(b)は同収縮状態を示す平断面図である。
【図3】同複数のパネルユニットにより柱回りを囲った状態を示す側断面図である。
【図4】同平断面図である。
【符号の説明】
1 パネルユニット
2 可撓性防音シート(可撓性シート)
2a,2b 折込みしろ
3 可撓性チューブ
3a 柱部
3b 横桟部
4 ジッパー
6 天井面
7 床面

Claims (5)

  1. 所定の高さと所定の間口幅とを有する可撓性シートと、この可撓性シートの表裏面の少なくともいずれかに設けられて該可撓性シートを平面状に保形するための可撓性チューブとから構成される一または複数のパネルユニットにより所定の開口を覆うことにより構成される防音・防塵構造であって、
    前記可撓性チューブは、流体圧によって膨張収縮可能であることを特徴とする防音・防塵構造。
  2. 前記可撓性チューブは、膨張時において所定の開口を形成する床面と天井面との間に突っ張り状態に自立するための一または複数の柱部と、この柱部と直交する一または複数の横桟部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の防音・防塵構造。
  3. 前記パネルユニットの自立状態において、前記可撓性シートは、その上下端縁を該パネルユニットの外側縁に沿って折込まれるとともに、その左右端縁を壁または隣合うパネルユニットの外側縁に沿って折込まれることを特徴とする請求項1または2に記載の防音・防塵構造。
  4. 前記可撓性チューブは、可撓性シートの表裏面の少なくともいずれかに貼着されるものであり、その収縮状態では前記可撓性シートに平坦な状態で一体化され、該可撓性シートとともに折畳み可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の防音・防塵構造。
  5. 前記可撓性シートの左右端縁にはその上下方向に沿ってジッパーの対が設けられ、隣合うパネルユニット同士の接合端縁同士を前記ジッパーを介して脱着可能に接合したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の防音・防塵構造。
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