JP2005028976A - 列車運行管理システムの保守作業登録支援システム及び登録方法 - Google Patents

列車運行管理システムの保守作業登録支援システム及び登録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】列車運行管理システムの保守作業管理装置のセキュリティを確保して、システム外部端末から保守作業計画及び実績を登録する手段を提供する。
【解決手段】列車運行管理システムに専用LAN104を設け、認証サーバ105及び伝達サーバ106を接続する。認証サーバ105は最新バージョンの端末データ・プログラムを保有し、外部端末110の要求により提供する。認証サーバ105は認証情報を外部端末110に付与すると共に、複数の伝達サーバ106に認証情報や端末データ・プログラムをミラーリングする。伝達サーバ106は認証された外部端末110からのアクセスを受け付け、保守作業管理装置102への保守作業情報の登録を許可する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、列車運行管理システムの保守作業管理に係わり、外部からのアクセス可能な保守作業管理支援システム及び登録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
列車運行管理システムにおける保守作業管理では、セキュリティ重視の観点から、鉄道会社社員によるシステム運用が基本である。
【0003】
従来の保守作業は、システム内部の専用端末により、保守作業計画の作成及び列車運行管理システム内の保守作業管理装置への登録を行い、保守作業員(請負会社社員)への作業用端末(作成した保守作業計画を格納したハンディ端末)の貸出しから回収、保守作業実績情報のシステム登録に関して、全て鉄道会社社員主導で行っていた。
【0004】
このため、特許文献1に記載のように、列車運行管理システムから外部へ列車情報や保守情報を提供するものはある。しかし、部外者による列車運行管理システムへのアクセスは遮断されていた。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−308099号公報(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
列車運行管理システムの範囲の拡張に伴い保守作業件数が増加し、従来のシステムでは鉄道会社社員の作業負担が増加する問題があった。また、人員投入により作業負担を分散化させる場合には、システム内部の専用端末を増設せざるを得ない面があり、ハード的なコスト増加も発生する問題があった。
【0007】
そこで、本発明においては、実際の保守作業を行う請負業者が所有する端末(システム外部端末)から、適切にシステムへのアクセスを可能とし、保守作業計画及び保守作業実績情報を、システム登録できるようにし、鉄道会社社員の作業負担及び、ハードコストの発生を最小限に抑えることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本発明は、保守作業情報を管理する保守作業管理装置を備え、列車の運行から保守作業までを管理する列車運行管理システムの保守作業登録支援システムにおいて、前記列車運行管理システム内に認証サーバと少なくとも1つの伝達サーバを設けて専用LANで接続し、前記認証サーバと前記伝達サーバは通信線を介してシステム外部端末と接続すると共に前記伝達サーバは前記保守作業管理装置にアクセス可能に接続し、前記認証サーバは前記システム外部端末からの認証要求に応じてアクセス許可書を前記システム外部端末に与える認証機能部と、認証したアクセス許可書を前記伝達サーバにミラーリングするミラーリング送信機能部を設け、前記伝達サーバは前記認証サーバからアクセス許可書を受信するミラーリング受信機能部と、前記システム外部端末からの保守作業情報の登録要求に応じて当該端末に許可されているアクセス許可書をチェックするアクセス許可チェック部と、前記保守作業情報を前記保守作業管理装置に送信する保守作業情報中継部を設けることを特徴とする。
【0009】
また、前記認証サーバは保守作業情報の作成に必要な最新バージョンの端末プログラムを管理する端末プログラム管理機能を有し、前記システム外部端末からの要求に応じて前記端末プログラムを前記システム外部端末に送信することを特徴とする。前記伝達サーバのアクセス許可チェック部は、前記システム外部端末からの登録要求に含まれるバージョンを前記認証サーバからミラーリングされたバージョンによりチェックする。
【0010】
システム外部端末からみた本発明の保守作業登録方法は、保守作業情報を管理する保守作業管理装置を備え、列車の運行から保守作業までを管理する列車運行管理システムの登録方法において、システム外部端末はシステム内の認証サーバからアクセス有効期限とアクセス許可書を受信した後に、保守作業情報を作成する端末プログラムのバージョンを含む保守作業情報の登録要求をシステム内の伝達サーバを経由して前記保守作業管理装置に送信し、前記登録要求に対する前記伝達サーバからの応答が正常登録されていない場合に、前記アクセス許可書の期限切れか、あるいは前記端末プログラムが前記認証サーバの所有する最新バージョンでないかをチェックすることを特徴とする。
【0011】
また、前記認証サーバは前記アクセス許可書及び前記最新バージョンを前記伝達サーバにミラーリングし、前記伝達サーバはミラーリングされたアクセス許可書及び最新バージョンに基づいて前記保守作業情報をチェックする。
【0012】
本発明によれば、列車運行管理システムに直接接続されていない認証サーバが列車運行管理システムへのアクセス許可書の発行を専門に行い、伝達サーバでは認証サーバが発行した許可書を持ったシステム外部端末のみアクセスを許可する。このため、実際の保守作業を行う請負業者が所有する端末(システム外部端末)からシステムへの安全なアクセスを可能とし、保守作業計画及び保守作業実績情報のシステム登録ができる。これにより、鉄道会社社員の作業負担及び、ハードコストの発生を最小限に抑えることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明においては、列車運行管理システムに認証サーバと伝達サーバを設ける。認証サーバは、システム外部端末に対し列車運行管理システムにアクセスする為の許可書の発行と、システム外部端末の各種情報を管理する機能を有する。伝達サーバは、システム外部端末の列車運行管理システムへのアクセスを中継する機能を有する。認証サーバと伝達サーバ間には専用線を設置し、認証サーバが保有するシステム外部端末毎の許可書及び端末管理情報を伝達サーバにミラーリングする。これにより、認証サーバから許可を受けたシステム外部端末からの保守作業計画及び保守作業実績を、伝達サーバ経由で列車運行管理システム内の保守作業管理装置に対して登録可能とする。
【0014】
前記列車運行管理システムにアクセスする為の許可書の発行は、列車運行管理システムに直接接続されていない認証サーバが専門に行い、伝達サーバでは認証サーバにて認証を受けたシステム外部端末のみアクセスを許可する方式を取っている。このため、セキュリティを高い次元で確保し、応答性の良い保守作業計画及び保守作業実績の登録を可能とする。
【0015】
また、システム外部端末では、保守作業計画作成に必要な端末データ及びプログラムは、線路設備の変更や機能エンハンス等によりバージョンアップ対象となる。このため、認証サーバ及び伝達サーバは、システム外部端末が接続された時に、システム外部端末の端末データ及びプログラムのバージョンが最新バージョンかをチェックする。最新のバージョンでない場合には、認証サーバから最新バージョンの端末データ及びプログラムをダウンロードし、正確な保守作業計画の作成を可能とする。
【0016】
図1は一実施例による列車運行管理システムの保守作業登録支援システムの構成を示す。列車運行管理システムは、中央ネットワーク103に接続される保守作業管理装置102等の中央制御装置群101と、山手線、中央本線等の線区ネットワーク108に接続される駅システム109により構成される。保守作業管理装置102は、例えば終電から初電までの間に線路や信号等、設備の保守作業管理を行う。
【0017】
列車運行管理システムは厳しいセキュリティチェックを有し、通常はシステム外からのアクセスを拒絶している。本実施例では、専用LAN(ローカルエリアネットワーク)104で結ばれた認証サーバ105と複数の伝達サーバ106を設け、伝達サーバ106は中央ネットワーク103に接続されている。一方、認証サーバ105、伝達サーバ106はネットワーク(公衆回線等)107を介してシステム外部端末110と接続する。
【0018】
伝達サーバ106は、中央ネットワーク103を介して列車運行管理システムの保守制御装置102アクセス可能である。認証サーバ105は、列車運行管理システムの中央ネットワーク103とは接続せず、専用LAN104にて伝達サーバ106と接続する。なお、認証サーバ105と伝達サーバ106間の通信はミラーリング通信で、TCP/IP等の予め定められた通信プロトコルにより行われる。ミラーリング通信は送信元における対象ファイルのコピーを送信先に送信する通信である。
【0019】
システム外部端末110は、公衆回線107等を介してダイアルアップ形式で認証サーバ105及び伝達サーバ106に接続するものとする。作業用端末(ハンディ端末)111は、システム外部端末より保守作業計画のダウンロード、保守作業実績をシステム外部端末にアップロードする携帯可能な端末である。
【0020】
図2に認証サーバの機能ブロック図を示す。認証サーバ105は、ファイアーウォール機能部201、認証機能部202、リモート保守機能部203、伝達サーバへのミラーリング機能送信部204、許可書ファイル208、端末管理情報ファイル209、端末データ・プログラム(マスター)ファイル210で構成される。更に認証機能部202は、アクセス許可管理機能部205、端末管理機能部206、端末データ・プログラム管理機能部207で構成される。
【0021】
ファイアーウォール機能部201では、システム外部端末110が、TCP/IP等の予め定められた通信プロトコルにてアクセスしているか等をチェックする機能を有する。
【0022】
アクセス許可管理機能部205では、システム外部端末110毎に割当てている端末ID番号や伝文内容のチェック機能、条件を満たしたシステム外部端末110に対して許可書を発行する機能を有する。
【0023】
リモート保守機能部203では、システム外部端末110からのリモート保守要求により、認証サーバ105が保有する端末データ・プログラム(マスター)ファイル210をシステム外部端末110に送信する機能を有する。
【0024】
端末データ・プログラム管理機能部207では、システム外部端末110からの伝文中に含まれる端末データ及び端末用プログラムのバージョンが、認証サーバ105が保有する端末データ・プログラム(マスター)ファイル210のバージョンと差異があるか否かをチェックする機能を有する。
【0025】
許可書ファイル208は、システム外部端末110毎に固有な情報を格納したものであり、認証サーバ105がマスターファイルを管理し、システム外部端末110、伝達サーバ106はコピーファイルを保有する。
【0026】
端末管理情報ファイル209は、システム外部端末110毎の端末管理データを格納する。
【0027】
図5に端末管理データ内容を示す。端末管理データ501は、端末ID番号502、固有番号503、許可書発行日付504、アクセス有効期限505、端末データバージョン506、端末プログラムバージョン507、請負会社情報508(会社名、連絡先、端末設置場所)で構成している。
【0028】
ここで、端末管理データ中の固有番号503、許可書発行日付504、アクセス有効期限505は認証サーバ105にて設定・更新する情報である。端末ID番号502、端末データバージョン506、端末プログラムバージョン507は、システム外部端末用インストール媒体に含まれ、請負会社情報508は認証サーバ105の端末管理機能部206により設定する情報である。
【0029】
端末データ・プログラム(マスター)ファイル210は、システム外部端末110へのリモート保守用実データファイルである。
【0030】
伝達サーバ106へのミラーリング機能送信部204は、許可書ファイル208、端末管理情報ファイル209、端末データ・プログラム(マスター)ファイル210から作成する端末データ・プログラムのマスターバージョン情報を、伝達サーバ106へ送信する機能を有する。
【0031】
図3に伝達サーバの機能ブロック図を示す。伝達サーバ106は、ファイアーウォール機能部301、アクセス許可チェック機能部302、許可書ファイル303、端末管理情報ファイル304、端末データ・プログラムマスターバージョン情報ファイル305、保守作業伝文中継機能部306、認証サーバ105からのミラーリング機能受信部307で構成される。
【0032】
ファイアーウォール機能部301は、認証サーバ105のファイアーウォール機能部201と同様、システム外部端末110がTCP/IP等の予め定められた通信プロトコルにてアクセスしているか等をチェックする機能を有する。
【0033】
アクセス許可チェック機能部302は、システム外部端末110から受信した伝文の内容をチェックする機能を有する。アクセス許可チェック項目としては、システム外部端末110から受信した伝文に含まれる端末IDから、許可書の有無、期限切れの有無、端末管理情報の有無、端末データ・プログラムバージョン状態のチェックを行う。
【0034】
許可書ファイル303及び、端末管理情報ファイル304は、認証サーバ105にて生成されたファイルであり、認証サーバ105が保有するファイルと同等の物である。
【0035】
端末データ・プログラムマスターバージョン情報ファイル305は、認証サーバ105が保有する端末データ・プログラム(マスター)ファイル210のバージョン情報が格納されているものである(実データは保有しない)。
【0036】
保守作業伝文中継機能部306では、アクセス許可チェック機能部302からの起動を受けて、システム外部端末110からの保守作業計画/実績情報伝文を列車運行管理システム内の保守作業管理装置102へ送信する機能を有する。
【0037】
なお、伝達サーバ106と保守作業管理装置102間の通信は、TCP/IP等の予め列車運行管理システムで定められている通信プロトコルにより行う。
【0038】
認証サーバ105からのミラーリング機能受信部307では、許可書ファイル303、端末管理情報ファイル304、端末データ・プログラムのマスターバージョン情報を認証サーバ105から受信する機能を有する。
【0039】
図4にシステム外部端末の機能ブロック図を示す。システム外部端末110は以下の機能を有し、端末プログラムファイル401として構成される。認証サーバ/伝達サーバ通信機能部402、許可書管理機能部403、端末データ管理機能部404、端末固有情報管理機能部405、保守作業計画作成・送信機能部406、保守作業実績送信機能部407及び、作業用端末(ハンディ端末)保守作業計画/実績情報送受信機能部408を有する。この他に、端末データファイル409、端末固有情報ファイル410、許可書ファイル411、保守作業計画データファイル412、保守作業実績データファイル413を有している。
【0040】
認証サーバ/伝達サーバ通信機能部402では、TCP/IP等の予め定められた通信プロトコルにて認証サーバ105、伝達サーバ106にアクセスする機能を有する。
【0041】
作業用端末(ハンディ端末)保守作業計画/実績情報送受信機能部408では、システム外部端末110にて作成した保守作業計画データファイル412の情報を作業用端末111にダウンロードする機能を有する。また、作業用端末111に蓄積された保守作業実績情報をシステム外部端末110の保守作業実績データファイル413にアップロードする機能を有する。
【0042】
端末固有情報ファイル410は、図5に示す端末管理データと同じ項目で構成され、固有番号、許可書発行日付、アクセス有効期限は認証サーバ105にて設定・更新する情報である。端末ID番号、端末データバージョン、端末プログラムバージョンは、システム外部端末用インストール媒体に含まれ、請負会社情報はシステム外部端末110の端末固有情報管理機能部405により設定される情報である。
【0043】
端末固有情報管理機能部405は、認証サーバ105から送信された端末固有情報を端末固有情報ファイル410に格納する機能と、認証サーバ105及び伝達サーバ106にアクセスする際に、端末固有情報ファイル410の内容を電文に付加する機能を有する。
【0044】
端末データファイル409は、保守作業計画を作成するための情報ファイルであり、線路設備等の情報が格納されている。
【0045】
端末データ管理機能部404は、端末プログラムファイル401と端末データファイル409を管理する機能を有し、認証サーバ105へリモート保守要求することにより、最新バージョン端末プログラムファイル401及び端末データファイル409を取得できる。
【0046】
システム外部端末110は、保守作業計画作成に必要な端末データ及びプログラムを初期インストール媒体(CD)からシステム外部端末のハードディスクに格納する。この端末データ及びプログラムは固定情報ではなく、線路設備の変更や機能エンハンス等によりバージョンアップ対象となるデータで、認証サーバ105はバージョンアップされたデータを保有している。
【0047】
許可書ファイル411は、認証サーバ105で発行されるファイルであり、認証サーバ105から列車運行管理システムへのアクセス許可を受けた段階から保有するファイルである。
【0048】
許可書管理機能部403は、認証サーバ105から送信された許可書情報を許可書ファイル411に格納する機能と、認証サーバ105及び伝達サーバ106にアクセスする際に、許可書ファイル411の内容を電文に付加する機能を有する。
【0049】
保守作業計画データファイル412は、システム外部端末110の保守作業計画作成・送信機能部407によって作成される保守作業計画情報が格納されたファイルである。保守作業計画データファイル412の内容は、保守作業計画作成・送信機能部406により伝達サーバ106経由で列車運行管理システム内の保守作業管理装置102に登録される。
【0050】
保守作業実績データファイル413は、作業用端末111に蓄えられた保守作業実績データを、同端末からアップロードしたタイミングで格納するファイルである。保守作業実績データファイル413の内容は、保守作業実績送信機能部407により伝達サーバ106経由で列車運行管理システム内の保守作業管理装置102に登録される。
【0051】
次に、本システムの動作を説明する。システム外部端末110が認証サーバ105からアクセス許可を得て、伝達サーバ106経由で列車運行管理システム内の保守作業管理装置102へ保守作業計画を登録するまでの手順である。なお、予め保守作業計画はシステム外部端末110にて作成されているものとする。
【0052】
図6にシステム外部端末における認証要求処理フローを示す。ステップ601により、システム外部端末から認証サーバへ認証要求を行う。ステップ602にて認証サーバ105からアクセス許可書及び端末管理情報を取得する。
【0053】
ステップ603にて認証サーバ105から取得したアクセス許可書及び端末管理情報の正否を判定する。応答結果が異常な場合は、ステップ604にて理由をモニタ表示し処理を終了する。
【0054】
次に、図7の認証サーバ側処理フローにて、システム外部端末からの認証要求に対する許可書発行(認証)までの処理手順を説明する。
【0055】
ステップ701により、システム外部端末110からの要求を受付け、要求内容の判別を行い、認証要求であればステップ703に進む。要求内容がリモート保守である場合については後述する。
【0056】
ステップ703により、要求伝文中に含まれる端末ID情報から、認証済端末か否かをチェックし、未認証または期限切れ再認証であればステップ704へ進む。
【0057】
ステップ704では、要求伝文中に含まれる端末データ・プログラムバージョンが、自己の持つ最新バージョンと一致しているか否かをチェックし、一致していればステップ705へ進む。
【0058】
ステップ705では、許可書の作成とシステム外部端末110毎の固有ID割当て、有効期限の算出を行い、要求伝文中の端末管理情報データの該当項目を更新する。
【0059】
ステップ706の応答送信では、ステップ701で要求内容不明、ステップ703で認証済、ステップ704でバージョン不一致のいずれかを検知した場合、認証不可応答をシステム外部端末へ返す。ステップ705まで進んだ場合は、アクセス許可書及び端末管理情報による認証正常応答を返す。
【0060】
次に、アクセス許可を取得したシステム外部端末110から伝達サーバ106経由での保守作業計画/実績登録までの処理手順を説明する。
【0061】
図8にシステム外部端末における保守作業計画/実績登録処理フローを示す。ステップ801により、システム外部端末110から伝達サーバ106へ保守作業計画/実績登録の送信を行う。
【0062】
ステップ802にて伝達サーバ106から送信結果を受信し、ステップ803にて保守作業計画/実績登録が正常登録されたか判定を行う。正常登録されていない場合は次のように処理する。
【0063】
ステップ804にて応答結果が回線ビジーや応答無しの場合は一定時間スリープ後、再度要求し直す。
【0064】
ステップ805にて認証期限切れの場合は、ステップ808にて認証サーバ105へ再度認証要求を行う。
【0065】
ステップ806にて端末データ・プログラムバージョン不一致の場合は、ステップ809にて後述するリモート保守要求を行う。
【0066】
ステップ807は、ステップ804−806以外の応答の場合で、応答理由をモニタに表示し、処理を終了する。
【0067】
図9に伝達サーバ側の保守作業計画/実績登録中継処理フローを示す。ステップ901にて、システム外部端末110からの要求を受付ける。ステップ902にて、該当システム外部端末110に対する許可書発行状態(認証状態)をチェックする。このチェックは、認証サーバ105から事前にミラーリング転送された許可書ファイル303及び端末管理情報ファイル304に格納されている情報により行う。認証サーバ105により正常に許可書が発行されているシステム外部端末110からのアクセスであれば、ステップ903へ進む。
【0068】
ステップ903にて、伝文中に含まれる端末データ・プログラムのバージョンと、端末データ・プログラムバージョン情報ファイル305に格納されているバージョン(認証サーバ105が保有する最新バージョン)との一致化をチェックする。一致している場合はステップ904へ進む。
【0069】
ステップ904では、列車運行管理システム内の保守作業管理装置102へ、システム外部端末110から受信した保守作業計画または実績情報の登録を行う。
【0070】
ステップ905の応答送信では、ステップ902で許可書が発行されていない、または認証期限切れ、ステップ903でバージョン不一致のいずれかを検知した場合、アクセス不可応答をシステム外部端末110へ返す。ステップ904まで進んでいる場合は、保守作業計画または実績情報の正常登録応答を返す。
【0071】
このように、認証及び許可書の発行を認証サーバ105で事前に行っているため、伝達サーバ106は必要最小限のアクセスチェックにてシステム外部端末110から列車運行管理システム内の保守作業管理装置102への登録中継が可能となる。また、応答性にも優れた保守作業計画/実績の登録方式と言える。
【0072】
次に、端末データ・プログラムのバージョン不一致によるリモート保守に関して説明する。図10にシステム外部端末から認証サーバへのリモート保守要求処理フローを示す。
【0073】
ステップ1001により、システム外部端末から認証サーバへリモート保守の要求を行い、ステップ1002にて認証サーバ105から端末データ・プログラムの受信を行う。
【0074】
ステップ1003にて受信結果の正否を判定し、正常であればステップ1004にて端末データ・プログラムを展開する。正常に受信データを展開した後、ステップ1005にて端末固有情報ファイル410の端末データバージョン506及び端末プログラムバージョン507を更新する。
【0075】
なお、認証サーバ105からの受信結果が異常な場合は、ステップ1006にて理由をモニタに表示し、処理を終了する。
【0076】
認証サーバ105側では、図7に示すように、ステップ701にてシステム外部端末110からのリモート保守要求を受付け、ステップ702にて認証サーバ105が保有する最新の端末データ・プログラムを該当システム外部端末110へリモート送信し、該当するシステム外部端末の端末管理情報ファイル209のバージョン情報を更新する。
【0077】
これにより、システム外部端末110では常に最新の端末データ・プログラムを入手することが可能となり、正確な保守作業計画の作成と実施を行う事が可能となる。
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、実際の保守作業を行う請負業者の端末が、認証サーバによる認証を経た後、伝達サーバを介して列車運行管理システムへアクセスする。また、認証サーバで最新の端末データ・プログラムを管理して、請負業者の端末が最新のバージョンの入手が可能になる。これにより、保守作業計画及び保守作業実績情報を、外部から正確にシステムに登録することができ、鉄道社員の負担を軽減できる。
【0079】
また、システム外部端末が大規模に展開された場合、端末データ・プログラムの改修工数を大幅に低減すること可能となる。これにより、ハードコストの発生を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による列車運行管理システムの保守作業登録支援システムの構成図。
【図2】認証サーバの機能ブロック図。
【図3】伝達サーバの機能ブロック図。
【図4】システム外部端末の機能ブロック図。
【図5】端末管理データの内容を示す説明図。
【図6】システム外部端末におけるアクセス認証要求処理を示すフローチャート。
【図7】システム外部端末の要求に対する認証サーバの処理を示すフローチャート。
【図8】システム外部端末の保守作業登録処理を示すフローチャート。
【図9】伝達サーバの保守作業登録中継処理を示すフローチャート。
【図10】システム外部端末におけるリモート保守要求処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
101…中央制御装置群、102…保守作業管理装置、103…中央ネットワーク、104…専用LAN、105…認証サーバ、106…伝達サーバ、107…公衆回線、108…線区ネットワーク、109…駅システム、110…システム外部端末、111…作業用端末(ハンディ端末)、201…ファイアウォール機能部、202…認証機能部、203…リモート保守機能部、204…ミラーリング機能送信部、205…アクセス許可管理機能部、206…端末管理機能部、207…端末データ・プログラム管理機能部、208…許可書ファイル、209…端末管理情報ファイル、210…端末データ・プログラム(マスター)ファイル、301…ファイアウォール機能部、302…アクセス許可チェック機能部、303…許可書ファイル、304…端末管理情報ファイル、305…端末データ・プログラム(マスター)バージョン情報ファイル、306…保守作業伝文中継機能部、307…ミラーリング機能受信部、401…端末プログラムファイル、402…認証サーバ/伝達サーバ通信機能部、403…許可書管理機能部、404…端末データ管理機能部、405…端末固有情報管理機能部、406…保守作業計画作成・送信機能部、407…保守作業実績送信機能部、408…作業用端末(ハンディー端末)保守作業計画/実績情報送受信機能部、409…端末データファイル、410…端末固有情報ファイル、411…許可書ファイル、412…保守作業計画データファイル、413…保守作業実績データファイル、501…端末管理データ、502…端末ID番号、503…固有番号、504…許可書発行日付、505…アクセス有効期限、506…請負会社情報。

Claims (4)

  1. 保守作業情報を管理する保守作業管理装置を備え、列車の運行から保守作業までを管理する列車運行管理システムの保守作業登録支援システムにおいて、
    前記列車運行管理システム内に認証サーバと少なくとも1つの伝達サーバを設けて専用LANで接続し、前記認証サーバと前記伝達サーバは通信線を介してシステム外部端末と接続すると共に前記伝達サーバは前記保守作業管理装置にアクセス可能に接続し、
    前記認証サーバは前記システム外部端末からの認証要求に応じてアクセス許可書を前記システム外部端末に与える認証機能部と、認証したアクセス許可書を前記伝達サーバにミラーリングするミラーリング送信機能部を設け、
    前記伝達サーバは、前記認証サーバからアクセス許可書を受信するミラーリング受信機能部と、前記システム外部端末からの保守作業情報の登録要求に応じて当該端末に許可されているアクセス許可書をチェックするアクセス許可チェック部と、前記保守作業情報を前記保守作業管理装置に送信する保守作業情報中継部を設けることを特徴とする列車運行管理システムの保守作業登録支援システム。
  2. 請求項1において、
    前記認証サーバは保守作業情報の作成に必要な最新バージョンの端末プログラムを管理する端末プログラム管理機能を有し、前記システム外部端末からの要求に応じて前記端末プログラムを前記システム外部端末に送信することを特徴とする列車運行管理システムの保守作業登録支援システム。
  3. 保守作業情報を管理する保守作業管理装置を備え、列車の運行から保守作業までを管理する列車運行管理システムの保守作業登録方法において、
    システム外部端末はシステム内の認証サーバからアクセス有効期限とアクセス許可書を受信した後に、保守作業情報を作成する端末プログラムのバージョンを含む保守作業情報の登録要求をシステム内の伝達サーバを経由して前記保守作業管理装置に送信し、前記登録要求に対する前記伝達サーバからの応答が正常登録されていない場合に、前記アクセス許可書の期限切れか、あるいは前記端末プログラムが前記認証サーバの所有する最新バージョンでないかをチェックすることを特徴とする列車運行管理システムの保守作業登録方法。
  4. 請求項3において、
    前記認証サーバは前記アクセス許可書及び前記最新バージョンを前記伝達サーバにミラーリングし、前記伝達サーバはミラーリングされたアクセス許可書及び最新バージョンに基づいて前記登録要求をチェックすることを特徴とする列車運行管理システムの保守作業登録方法。
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