JP2005027362A - モータ保護回路 - Google Patents

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JP2003186567A
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Fumihiro Murata
文宏 村田
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Yaskawa Electric Corp
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Abstract

【課題】モータ保護リレーの保護時間を任意に設定でき、かつ安価な保護回路を提供する。
【解決手段】本発明のモータ保護回路は、モータ保護リレー1と並列に設けたバイパス回路7と、電磁接触器2の閉路と第1のタイマ8および第2のタイマ9とで動作する補助リレー3と、バイパス回路7に接続した補助リレーのa接点3aと、モータ保護リレー1後段に設けた補助リレーのb接点3bとを備え、モータ起動開始からモータ保護リレー1を一定時間動作させた後、補助リレー3を任意の時間動作させ、モータ保護リレー1を非動作とし、その後再びモータ保護リレー1を動作させるものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、始動時間の長いモータを保護するモータ保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のモータ保護回路は、保護装置1台で起動開始から、起動完了までの保護を対象としている。そのため、モータ保護装置の時間特性に保護機能が制限されていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−206001
【0004】
従来のモータ保護回路は図3のようになっている。
図3は、従来のモータ保護回路の構成を示す接続図である。
図において、1はモータ保護リレー、2は電磁接触器、5はパワーヒューズ、6は変流器である。モータ保護リレー1により、過負荷保護、欠相保護を行う。モータ保護リレー1は過負荷、欠相を検出して、電磁接触器2をトリップさせることで、モータを保護する回路である。モータ保護リレー1では、始動時間を考慮し、時間設定することで、誤動作せずにモータを保護している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のモータ保護回路では、モータ保護リレー1台でモータを保護するので、モータ保護リレーの時間特性に保護機能が制限され、モータの起動時間の長いものには特殊なリレーもしくは、高価なリレーを使用しなければならないという問題があった。
そこで、本発明はモータ保護リレーの保護時間を任意に設定でき、かつ安価な保護回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、請求項1に記載の本発明は、電路を遮断するパワーヒューズと、モータを起動させる電磁接触器と、モータの電流を検出する変流器と、前記変流器に接続され、電流に連動して動作するモータ保護リレーとからなるモータ保護回路において、前記モータ保護リレーと並列に設けたバイパス回路と、前記電磁接触器のa接点と第1のタイマおよび第2のタイマとで動作する補助リレーと、前記バイパス回路に接続した前記補助リレーのa接点と、前記モータ保護リレー後段の接続線に設けた前記補助リレーのb接点と、前記補助リレーのb接点と並列に設けた抵抗とを備え、モータ起動開始から前記モータ保護リレーを一定時間動作させた後、前記補助リレーを任意の時間動作させ前記モータ保護リレーを非動作とし、その後再び前記モータ保護リレーを動作させるものである。
本構成によれば、モータの起動過程に沿って、補助リレーの接点を任意に動作させられるので、安価なモータ保護リレーをどのような始動時間のモータにも使用できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明のモータ保護回路の構成を示す接続図である。
図において、1はモータ保護リレー、2は電磁接触器、3は補助リレー、4は抵抗、5はパワーヒューズ、6は変流器、7はバイパス回路、8は第1のタイマ、9は第2のタイマである。モータ保護リレー1により、過負荷、欠相を検出して、電磁接触器2をトリップさせることで、モータを保護する。補助リレー3は、モータ保護リレー1のバイパス回路7を構成する補助リレーのa接点3aおよび補助リレーのb接点3bを有している。そして、電磁接触器2の補助接点2a及び、第1のタイマ8と第2のタイマ9を使用し補助リレー3を動作させることで、バイパス回路7を任意に構成できる。また、抵抗4は、バイパス回路7を閉じた場合にモータ保護回路に電流を流さず、変流器6の2次回路を開路しないための、インピーダンス抵抗である。
つぎに、本発明のモータ保護回路の動作について説明する。
図2はモータ保護回路の手順を示すタイムチャートである。
はじめに、モータは電磁接触器投入指令を受け、電磁接触器2を閉路することで、モータが起動する。電磁接触器2の閉路を受け、第1のタイマ8と第2のタイマ9がカウントを始める。モータの起動開始時点は補助リレーのa接点3a の接点は開路であり、モータの保護はモータ保護リレー1を動作させた状態にすることで過負荷保護、欠相保護を行う。起動途中に第1のタイマ8がタイムアップし、第1のタイマのa接点8aが動作することで、補助リレーのa接点3aが動作し、モータ保護リレー1のバイパス回路7を閉路する。閉路することでモータ保護リレー1の動作を止める。起動完了時間と、モータ保護リレー1の時間特性を考慮し、第2のタイマ9のb接点9bを設定し第2のタイマ9がタイムアップし、第2のタイマ9のb接点9bが動作することで、補助リレーのa接点3aが開路となり、再びモータ保護リレー1を動作状態に復帰させ、過負荷保護、欠相保護を行う。このように、モータの起動過程に沿って、図1の補助リレー3の接点を動作させることで、モータ保護リレー1の保護時間を任意に設定できるモータ保護回路を構成できる。
【0008】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、モータ保護リレーと並列にバイパス回路を設け補助リレーの接点を任意に動作させるので、保護時間を任意に設定できるモータ保護回路を構成でき、かつ、安価なモータ保護リレーを用いることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ保護回路の構成を示す接続図。
【図2】本発明のモータ保護回路の手順を示すタイムチャート。
【図3】従来のモータ保護回路の構成を示す接続図。
【符号の説明】
1 モータ保護リレー
2 電磁接触器
2a 電磁接触器のa接点
3 補助リレー
3a 補助リレーのa接点
3b 補助リレーのb接点
4 抵抗
5 パワーヒューズ
6 変流器
7 バイパス回路
8 第1のタイマ
8a 第1のタイマのa接点
9 第2のタイマ
9a 第2のタイマのb接点

Claims (1)

  1. 電路を遮断するパワーヒューズと、モータを起動させる電磁接触器と、モータの電流を検出する変流器と、前記変流器に接続され、電流に連動して動作するモータ保護リレーとからなるモータ保護回路において、
    前記モータ保護リレーと並列に設けたバイパス回路と、前記電磁接触器のa接点と第1のタイマおよび第2のタイマとで動作する補助リレーと、前記バイパス回路に接続した前記補助リレーのa接点と、前記モータ保護リレー後段の接続線に設けた前記補助リレーのb接点と、前記補助リレーのb接点と並列に設けた抵抗とを備え、モータ起動開始から前記モータ保護リレーを一定時間動作させた後、前記補助リレーを任意の時間動作させて前記モータ保護リレーを非動作とし、その後再び前記モータ保護リレーを動作させることを特徴とするモータ保護回路。
JP2003186567A 2003-06-30 2003-06-30 モータ保護回路 Abandoned JP2005027362A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20170049664A (ko) * 2015-10-27 2017-05-11 현대일렉트릭앤에너지시스템(주) 차단기의 안티펌핑 시스템

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