JP2005027297A - アンテナシステム - Google Patents

アンテナシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2005027297A
JP2005027297A JP2004185893A JP2004185893A JP2005027297A JP 2005027297 A JP2005027297 A JP 2005027297A JP 2004185893 A JP2004185893 A JP 2004185893A JP 2004185893 A JP2004185893 A JP 2004185893A JP 2005027297 A JP2005027297 A JP 2005027297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
beam pattern
antenna system
coverage
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004185893A
Other languages
English (en)
Inventor
Robert Douglas Elliot
ダグラス エリオット ロバート
Kevin Eldon Linehan
エルドン リネハン ケビン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Commscope Technologies LLC
Original Assignee
Andrew LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Andrew LLC filed Critical Andrew LLC
Publication of JP2005027297A publication Critical patent/JP2005027297A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • H01Q1/241Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
    • H01Q1/246Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for base stations
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/26Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture
    • H01Q3/2605Array of radiating elements provided with a feedback control over the element weights, e.g. adaptive arrays
    • H01Q3/2611Means for null steering; Adaptive interference nulling
    • H01Q3/2629Combination of a main antenna unit with an auxiliary antenna unit

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Abstract

【課題】 主アンテナのメインローブを相殺することなくサイドローブを適切且つ完全に相殺することができるアンテナシステムを提供する。
【解決手段】 アンテナシステムは、カバレッジビームパターンを備えたカバレッジアンテナ2と、補助ビームパターンを備えた補助アンテナ3とを含む。補助ビームパターンは、サイドローブの抑制、ヌルステアリング、ヌル付加、又はヌルフィルを実行するように配列される。補助アンテナがサイドローブの抑制を実行するように使用される場合には、補助ビームパターンは、カバレッジビームパターンのメインローブの振幅よりも小さい振幅と、カバレッジビームパターンのメインローブの幅よりも小さい幅と、カバレッジビームパターンのサイドローブの位相と異なる位相と、少なくとも部分的にサイドローブを抑制するように選択された方向とを備えたメインローブを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、典型的には、しかし排他的でないが、移動体通信無線ネットワークにおいて使用するアンテナシステムに関する。
無線ネットワークのキャパシティは、多くの場合、干渉に制限されることが認められる。そのような干渉は、主に、同じ周波数を使用する最も近い隣接セルから到来する。この問題は、第1の基地局50及び最も近い隣接基地局51を通る垂直断面を示す図10において例示される。各基地局50,51は、それぞれ、メインローブ52,53、1番目の上側サイドローブ54,55、及び2番目の上側サイドローブ56,57を備えたアンテナを有する。図10において示されるダウンチルト角では、1番目の上側サイドローブ54,55が水平に向けられてみえることができる。その結果、サイドローブ55は、基地局50の受信チャンネルについての干渉源として作用し、サイドローブ54は、基地局51の受信チャンネルについての干渉源として作用する。同様に、2番目の上側サイドローブ56,57は、より大きなダウンチルトの角についての干渉源として作用することができる。
サイドローブを抑制する従来の方法は、特許文献1に記述されている。主アンテナに隣接して補助アンテナが提供される。補助アンテナは、サイドローブを備えるものの低減されたフロントローブ成分を備えた放射パターンを有する。この補助アンテナマスク又はパターンを主アンテナのそれから差し引くことにより、主アンテナサイドローブは、必要に応じたフロントローブのみを残して相殺される。このアプローチに関する問題は、サイドローブが完全に相殺されないであろうということである。また、メインローブがない補助アンテナパターンを生み出すことは不可能である。したがって、これは、部分的に主アンテナのメインローブを相殺するであろう。
米国特許第6140974号明細書
補助アンテナはまた、例えば特許文献2に記述されているように、固定された干渉計の適応性のある相殺を提供するために使用することができる。
米国特許出願公開第2002/0002065号明細書
サイドローブを抑制する代替方法は、特許文献3に記述されている。位相制御回路群は、供給された及び/又はアンテナエレメントのアレイにおける各エレメントによって受信された信号の位相をセットする。各エレメントの位相は、非対称のサイドローブパターンを生成する位置の関数としてセットされ、メインローブの少なくとも1つの横のサイドローブは、抑制される。このような位相によるアレイ技術に関する問題は、避けられないトレードオフがあるということである。特に、1つのサイドローブの抑制は、他のサイドローブの増強に帰着するかもしれない。
米国特許出願公開第2002/0006374号明細書
本発明は、先行技術の欠点を克服したアンテナシステムを提供することを目的とする。すなわち、本発明は、主アンテナのメインローブを相殺することなくサイドローブを適切且つ完全に相殺することができるアンテナシステムを提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明にかかるアンテナシステムは、カバレッジビームパターンを備えたカバレッジアンテナ及び補助ビームパターンを備えた補助アンテナを含むアンテナシステムであって、上記補助ビームパターンは、a)上記カバレッジビームパターンのメインローブの振幅よりも小さい振幅と、b)上記カバレッジビームパターンの上記メインローブの幅よりも小さい幅と、c)上記カバレッジビームパターンのサイドローブの位相と異なる位相と、d)少なくとも部分的に上記サイドローブを抑制するように選択された方向とを備えたメインローブを有することを特徴としている。
ここで、上記補助ビームパターンの上記メインローブの上記幅は、上記サイドローブの幅と略等しい。
また、上記補助ビームパターンの上記メインローブと上記カバレッジビームパターンの上記サイドローブと間の位相差は、157.5°から202.5°の範囲内にあるのが望ましい。
さらに、上記補助ビームパターンの上記メインローブの上記方向は、実質的に上記サイドローブの上記方向に配列されている。
ここで、本発明にかかるアンテナシステムは、受信モードで使用可能である。また、本発明にかかるアンテナシステムは、送信モードで使用可能である。さらに、本発明にかかるアンテナシステムは、受信モード及び送信モードの両方で使用可能であり、上記受信モードにおいて第1の周波数で信号を受信し、上記送信モードにおいて第2の周波数で信号を送信する。
また、本発明にかかるアンテナシステムは、上記補助ビームパターンの上記メインローブの上記位相を変化させる可変位相シフタを含む。さらに、本発明にかかるアンテナシステムは、上記補助ビームパターンの上記メインローブの上記振幅を低下させる減衰器を含む。このとき、上記減衰器としては、電動の電気機械式減衰器を用いることができる。
さらに、上記カバレッジアンテナは、上記補助アンテナよりも小さい長さを有する。また、上記カバレッジアンテナは、上記補助アンテナよりも少数のアンテナエレメントを有する。
さらにまた、上記補助ビームパターンの上記メインローブは、垂直平面における上記カバレッジビームパターンの上記メインローブの幅よりも小さい垂直平面における幅を有する。
また、上記カバレッジビームパターンの上記メインローブは、下方にダウンチルトされている。さらに、上記補助ビームパターンの上記メインローブのダウンチルト角は、上記カバレッジビームパターンの上記メインローブのダウンチルト角とは異なる。具体的には、上記補助ビームパターンの上記メインローブの上記ダウンチルト角は、上記カバレッジビームパターンの上記メインローブの上記ダウンチルト角よりも小さい。
さらに、本発明にかかるアンテナシステムは、上記補助ビームパターンを電気的に操縦する位相シフタを含む。
さらにまた、本発明にかかるアンテナシステムは、選択された波長λで作動するように形成され、上記カバレッジアンテナと上記補助アンテナとの間の間隔は、1.3λ未満である。望ましくは、上記カバレッジアンテナと上記補助アンテナとの間の間隔は、1.0λ未満である。
また、本発明にかかるアンテナシステムは、上記カバレッジアンテナに対する及び/又は当該カバレッジアンテナからの放射を反射する略平面の反射器を含む。さらに、本発明にかかるアンテナシステムは、上記補助アンテナに対する及び/又は当該補助アンテナからの放射を反射する略平面の反射器を含む。このとき、上記略平面の反射器はまた、上記カバレッジアンテナに対する及び/又は当該カバレッジアンテナからの放射を反射する。
また、上述した目的を達成する本発明にかかる移動体通信無線ネットワークは、請求項1に記載の2つ以上のアンテナシステムを含む移動体通信無線ネットワークであって、各アンテナシステムは、それぞれのカバレッジエリアにおける移動体装置と通信するように配列されており、ネットワークコントローラが上記アンテナシステムに接続されていることを特徴としている。
さらに、上述した目的を達成する本発明にかかるアンテナシステムは、カバレッジビームパターンを備えたカバレッジアンテナと、上記カバレッジビームパターンを変形するように選択された振幅、幅、及び方向を備えたメインローブを有する補助ビームパターンを備えた補助アンテナと、上記アンテナからアップリンク信号を受信し、上記アンテナに対してダウンリンク信号を送信する送信/受信システムとを含むことを特徴としている。
ここで、上記補助ビームパターンは、上記カバレッジビームパターンのメインローブの幅よりも小さい幅を備えたメインローブを有する。
また、上記送信/受信システムは、受信モードにおいて第1の周波数で信号を受信し、送信モードにおいて第2の周波数で信号を送信する。
さらに、上記補助ビームパターンのメインローブは、上記カバレッジビームパターンのヌルの位置を調整するように向けられる。さらにまた、上記補助ビームパターンのメインローブは、上記カバレッジビームパターンをヌルフィルするように向けられる。
また、上記補助ビームパターンは、上記カバレッジビームパターンを変形するように選択された位相を有する。このとき、本発明にかかるアンテナシステムは、上記補助アンテナの位相を変化させる可変位相シフタを含む。
さらに、本発明にかかるアンテナシステムは、上記補助ビームパターンの振幅を低下させる減衰器を含む。このとき、上記減衰器としては、電動の電気機械式減衰器を用いることができる。
さらにまた、上記カバレッジアンテナは、上記補助アンテナよりも小さい長さを有する。また、上記カバレッジアンテナは、上記補助アンテナよりも少数のアンテナエレメントを有する。
さらに、上記補助ビームパターンのメインローブは、垂直平面における上記カバレッジビームパターンのメインローブの幅よりも小さい垂直平面における幅を有する。
さらにまた、上記カバレッジビームパターンのメインローブは、下方にダウンチルトされている。また、上記補助ビームパターンのメインローブのダウンチルト角は、上記カバレッジビームパターンのメインローブのダウンチルト角とは異なる。具体的には、上記補助ビームパターンの上記メインローブの上記ダウンチルト角は、上記カバレッジビームパターンの上記メインローブの上記ダウンチルト角よりも小さい。
また、本発明にかかるアンテナシステムは、上記補助ビームパターンを電気的に操縦する位相シフタを含む。
さらに、本発明にかかるアンテナシステムは、選択された波長λで作動するように形成され、上記カバレッジアンテナと上記補助アンテナとの間の間隔は、1.3λ未満である。望ましくは、上記カバレッジアンテナと上記補助アンテナとの間の間隔は、1.0λ未満である。
さらにまた、本発明にかかるアンテナシステムは、上記カバレッジアンテナに対する及び/又は当該カバレッジアンテナからの放射を反射する略平面の反射器を含む。また、本発明にかかるアンテナシステムは、上記補助アンテナに対する及び/又は当該補助アンテナからの放射を反射する略平面の反射器を含む。このとき、上記略平面の反射器はまた、上記カバレッジアンテナに対する及び/又は当該カバレッジアンテナからの放射を反射する。
さらにまた、上述した目的を達成する本発明にかかる移動体通信無線ネットワークは、請求項25に記載の2つ以上のアンテナシステムを含む移動体通信無線ネットワークであって、各アンテナシステムは、それぞれのカバレッジエリアにおける移動体装置と通信するように配列されており、ネットワークコントローラが上記アンテナシステムに接続されていることを特徴としている。
本発明は、主アンテナのメインローブを相殺することなくサイドローブを適切且つ完全に相殺することができるアンテナシステムを提供することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の有利な教義を開示するために、本発明の例示的な具体例は、添付図面に関して記述される。
第1の様相における典型的な具体例は、カバレッジビームパターンを備えたカバレッジアンテナ(coverage antenna)及び補助ビームパターンを備えた補助アンテナ(auxiliary antenna)を含むアンテナシステムを提供する。ここで、補助ビームパターンは、a)カバレッジビームパターンのメインローブの振幅よりも小さい振幅と、b)カバレッジビームパターンのメインローブの幅よりも小さい幅と、c)カバレッジビームパターンのサイドローブの位相と異なる位相と、d)少なくとも部分的にサイドローブを抑制するように選択された方向とを備えたメインローブを有する。
第2の様相における典型的な具体例は、カバレッジビームパターンを備えたカバレッジアンテナと、カバレッジビームパターンを変形するように選択された振幅、幅、及び方向を備えたメインローブを有する補助ビームパターンを備えた補助アンテナと、アンテナからアップリンク信号を受信し、アンテナに対してダウンリンク信号を送信する送信/受信システムとを含むアンテナシステムを提供する。
補助アンテナを使用する従来技術は、以前に受信モード又は送信モードのいずれかで使用可能であって両方のモードでは使用可能でないシステムに制限されていた。我々は、特に干渉源として作用することができる隣接する共通周波数アンテナシステムを有するネットワークにおいて、受信モード及び送信モードの両方で使用可能であるシステムにおける補助アンテナの利点を認識した。送信モード及び受信モードは、同時に(周波数又は符号分割多重システムの場合)又は異なる時間に(時分割多重システムの場合)作動してもよい。
補助アンテナは、多くの異なるビーム変形機能のうちの1つを実行してもよい。ビーム変形機能は、サイドローブの抑制、カバレッジビームパターンにおける1つ以上の既存のヌル(null)の位置の調整、カバレッジビームパターンにおける付加的なヌルの確立、又はヌルフィル(null-fill)の実行を含むが、これに制限されない。
図1を参照すると、シングル偏波アンテナシステム1は、カバレッジアンテナ2と、補助アンテナ3とを備える。カバレッジアンテナ2は、4個の垂直に向けられたダイポール4の垂線を含み、補助アンテナ3は、ダイポール4の一方の側に平行に配列された8個の垂直に向けられたダイポール5の垂線を含む。2つアンテナにおける最も下側のダイポールのみが、4,5と符号付けされている。
ダイポールは、後方反射器及びRFグラウンドプレーンとして作用するパネル6上に搭載される。ダイポール及びパネル6は、図示しない単一のレドームで包囲される。パッケージ幅は、約300mmである。他のパッケージ幅は、動作波長に応じて用いられてもよい。
アンテナ2,3は、主給電ライン8、並びに、接合点で主給電ライン8と交わるカバレッジアンテナ給電ライン9及び補助アンテナ給電ライン10を含む給電ネットワーク7によって駆動される。固定位相シフタ(fixed phase shifter)11は、カバレッジアンテナ給電ライン9に組み入れられる。これは、主給電ライン8とカバレッジアンテナ2との間の長さが、当該主給電ライン8と補助アンテナ3との間の長さよりも大きいという事実を補償する(補助アンテナ3の長さがより大きいことに起因する)。すなわち、固定位相シフタ11は、最も下側のダイポール5をともなう位相へと最も下側のダイポール4を導く。可変位相シフタ(variable phase shifter)12及び可変減衰器(variable attenuator)13は、補助アンテナ給電ライン10に組み込まれる。
様々な減衰器が使用されてもよい。減衰器は、当該減衰器のコンポーネントを相対的に移動させることによって力を調整する電動の電気機械式減衰器が望ましい。一例としては、回転式の羽根減衰器(rotary vane attenuator)である。例示すると、電動可変共軸の減衰器は、ニュージャージー州ウエスト・コールドウェルのWaveline社によって供給されたModel 9026−3又はModel 9026−4のように用いられてもよい。これらのモデルは、単に10Wの平均パワーレイティングを有し、したがって、低パワーのアプリケーションについて適切であるのみである。代替としては、メリーランド州フレデリックのWeinschel社によって供給された8310シリーズ減衰器であり、GaAs FET又はPIN固体物理減衰器(PIN solid-state attenuator)を用いる。
カバレッジアンテナ2のダウンチルトは、ダイポール4の間の相対的な位相を調整する図示しないダウンチルト位相シフトネットワークによって電気的に調整することができる。同様に、補助アンテナ3のダウンチルトは、図示しないダウンチルト位相シフトネットワークにより、カバレッジアンテナ2とは独立して調整することができる。適切な電動位相シフタの配置は、米国特許第6198458号明細書及び国際公開第02/067374号パンフレットに記述されており、それらの開示は、参照することによってここに組み込まれる。
可変位相シフタ12はまた、典型的には、米国特許第6198458号明細書及び国際公開第02/067374号パンフレットに示されるタイプの電動の電気機械式位相シフタである。
コンピュータシミュレートされたビームパターンのセットが図2乃至図9において示される。ビームパターンは、アンテナシステム1に類似するが、16個及び8個のダイポールをそれぞれ有する補助アンテナ及びカバレッジアンテナを備えたアンテナシステムについて計算される。パターンは、垂直(仰角)平面にある。図2乃至図7は、周波数299.793MHzでのビームパターンを示し、図8は、周波数264.25MHzでのビームパターンを示し、図9は、周波数335.3MHzでのビームパターンを示している。パターンは、コンピュータシミュレーションによって生成されることから、それらは、前方向及び逆方向の両方において同じである。しかしながら、実際には、パネル6の反射特性に起因して、ビームパターンは逆方向において抑制されるであろうことが認識されるであろう。与えられた周波数は、例示のみであり、実際には、任意の周波数範囲が使用されてもよい。望ましい周波数範囲は、セルラー、PCS又はUMTS周波数帯域を含む。
図2は、0.0°のダウンチルトを備えたカバレッジアンテナのみに関連したビームパターンを示す。パターンは、0.0°でメインローブを含み、様々な仰角で6つの上側サイドローブ及び6つの同値の下側サイドローブを含む。
図3は、12.7°のダウンチルトを備えたカバレッジアンテナビームパターンを示す。このダウンチルト角では、1番目の上側サイドローブが水平(すなわち、0.0°)に横たわるのを認めることができる。
図4乃至図7は、カバレッジアンテナの電圧の5%、7%、9%、及び11%の電圧がそれぞれ補助アンテナの放射エレメントに給電されるように、可変減衰器13セットで変形したカバレッジビームパターンを示している。補助アンテナのメインローブが0.0°のダウンチルトであるように、補助アンテナのダウンチルトは、ダウンチルトネットワークによってセットされ、カバレッジアンテナの1番目の上側サイドローブを整列させる。補助アンテナの位相は、カバレッジアンテナの1番目の上側サイドローブで略逆位相となるように、可変位相シフタ12によってセットされる。図3との比較により、補助アンテナのメインローブの振幅がカバレッジアンテナの1番目の上側サイドローブの振幅に接近するように、図4から図7まで、1番目の上側サイドローブが次第に低減されるのを認めることができる。
望ましい場合においては、補助アンテナの位相は、カバレッジアンテナの1番目の上側サイドローブで逆位相となるのにできる限り近付くようにセットされる。しかしながら、実際には、位相差は波長の1/16番目まで正確な逆位相から遠ざけられてセットされてもよく、なお有用な結果を与えるかもしれないことが期待される。すなわち、カバレッジアンテナと補助アンテナとの間の位相差は、典型的には、157.5°と202.5°との間に位置する。
図8は、周波数264.25MHzでカバレッジアンテナの電圧の11%の電圧が給電された補助アンテナで変形されたビームパターンを示している。6番目の上側サイドローブは、図7における6番目の上側サイドローブと比較して低減されている。
図9は、周波数335.3MHzでカバレッジアンテナの電圧の11%の電圧が給電された補助アンテナで変形されたビームパターンを示している。6番目の上側サイドローブは、図7及び図8における6番目の上側サイドローブと比較して増加している。
システムが有効に干渉計として作用することが認識されるであろう。これは、サイドローブの抑制を達成するために垂直平面において利用される。しかしながら、干渉計は、水平平面においても作用する。これは、カバレッジアンテナ及び補助アンテナが典型的には1未満の波長しか離れておらず、また、補助アンテナが典型的にはカバレッジアンテナから13dB〜18dB低下して給電されることから(補助アンテナがカバレッジアンテナよりも3dB多く利得を有していることに注目すべきである)、問題であるとは認められない。したがって、方位角パターンに対する歪みは、小さいものと予想される。アンテナ間の間隔は、最高で約1.3λまで増大してもよいと考えられる。
既存のデュアルバンド基地局アンテナの変形として、アンテナシステム1を構築することができる。ここで、2つの周波数帯域は、(アンドリュー社ADFD1820−6565B−XDMのように)全く同一である。特に、ADFD1820−6565B−XDMの16dBdゲインアレイのうちの1つは、(カバレッジアンテナ用の)13dBdアレイによって取り替えることができ、残りの16dBdアレイは、補助アンテナを構成するであろう。
補助アンテナは、補助アンテナのメインローブが少なくとも部分的にカバレッジアンテナの1番目の上側サイドローブを相殺するように、適切なダウンチルト角に向けられ、適切な位相及び振幅で給電される。補助ビームの(仰角平面における)幅は、補助アンテナの長さがより大きいことに起因して、カバレッジビームの幅よりも狭い。補助アンテナをカバレッジアンテナよりも2倍長くすることにより(すなわち、同じ中間エレメント間隔を備えた多くの放射エレメントとして2度使用することにより)、(1番目の上側サイドローブの相殺のために要求されるように)補助アンテナのメインローブがカバレッジアンテナの1番目の上側サイドローブの幅に近接することが決定される。2:1以外の長さ比率は、(ヌルステアリング(null steering)又はヌルフィル(null-fill)のような)他のアプリケーションのために使用されてもよいが、サイドローブの抑制については、2:1の比率が最適であると考えられる。要求される場合には、補助アンテナの位相、振幅及び方向は、他の5つのサイドローブのうちの1つを抑制するように調整することができる。補助アンテナ及びカバレッジアンテナの方位角ビーム幅は、略同一であることに注目すべきである。
(補助アンテナの高さに起因して)アンテナシステムの高さがより大きくなることに関連した損失は、妨害比率に対してキャリアにおける改善された性能、及びキャパシティにおける後の改善によるオフセットよりも大きいであろうことが考えられる。
システム1は、図11において示される移動体通信無線ネットワークの基地局20における使用で示される。システム1は、ダウンチルトされたメインローブ25を介したセルについてカバレッジを提供するために、従来の様式において使用される。すなわち、アンテナは、セルにおける1つ以上の移動体無線装置23に対してダウンリンク信号を送信し、同じ移動体無線装置からアップリンク信号を受信する。図1を参照すると、給電ネットワーク7は、第1の周波数でダウンリンク信号を送信するとともに第2の周波数でアップリンク信号を受信する周波数分割複信器(Frequency Division Duplexer;FDD)を含む送信/受信システム17に、入力ポート16を介して接続される。
図11を参照すると、隣接するアンテナシステム30は、隣接するセルをサービスし、システム1と同じ周波数帯域において作動する。アンテナシステム1,30は、(ネットワークを構築する他の全ての基地局にも接続される)共通のネットワークコントローラ31に接続される。ネットワークは、CDMA、GSM、PCS、又は他の任意のネットワークプロトコルにしたがって作動してもよい。
アンテナシステム1の送信ビームパターンの1番目の上側サイドローブ40の抑制は、隣接するアンテナシステム30に対するアンテナシステム1の干渉を低減する。同等に、アンテナシステム1の受信ビームパターンの1番目の上側サイドローブ40の抑制は、隣接するアンテナシステム30からの干渉に対するアンテナシステム1の感度を低減する。アンテナシステム30の1番目の上側サイドローブ41の抑制についても同じことがいえる。
代替として、デュアル偏波アンテナシステム1'が図12において示される。このアンテナシステム1'は、図1のアンテナシステム1と同様に原理に沿って作動するが、デュアル偏波モードで作動する。カバレッジアンテナ2'及び補助アンテナ3'は、一方のダイポールが垂直に対して+45°であるとともに他方のダイポールが垂直に対して−45°であるクロスダイポール4',5'を含む。+45°のダイポールは、入力ポート16'を備えた給電ネットワーク7'によって駆動される。給電ネットワーク7'は、給電ネットワーク7と同一である。−45°のダイポールは、入力ポート16''を備えた図示しない別個の給電ネットワークによって駆動される。
図12は、4つの変量(すなわち、補助ビーム強度、補助ビーム位相、補助ビームダウンチルト、及びカバレッジビームダウンチルト)を制御する4つの電動アクチュエータ18を示している。等価なアクチュエータはまた、図1のシステムにおいて使用されるが、明瞭化のために、図1からは省略されている。適切なアクチュエータは、イリノイ州オーランド・パークのアンドリュー社によって供給されたATM100−001電動アクチュエータである。アクチュエータ18は、国際公開第02/067374号パンフレットに詳述されるように、図示しない中央コントローラによって遠隔に制御される。国際公開第02/067374号パンフレットの開示は、参照することによってここに組み込まれる。
図13は、アンテナの端部をみた図である。カバレッジアンテナ及びヌルアンテナ(nulling antenna)は、反射するグラウンドプレーン6'上の共通のレドーム26に収容される。ダウンチルト位相シフタ27,28はまた、図13において概略的に示され、グラウンドプレーン6'の逆側に搭載されている。
上述した望ましい具体例では、ダイポールエレメントを使用しているが、パッチ放射エレメントや他の放射エレメントが代わりに使用されてもよい。
上述した望ましい具体例における補助アンテナは、1番目の上側サイドローブを抑制するが、補助アンテナは、他のサイドローブを抑制するようにセット可能であることが認識されるであろう。例えば、補助アンテナは、1番目の下側サイドローブを抑制するようにセットすることができる。これは、住民に向かって下方に向けられる放射線放射に対する厳しい規則を有する国々(例えば欧州)において利益があるかもしれない。
カバレッジアンテナのサイドローブのうちの1つを抑制するために使用する代わりに、補助アンテナは、カバレッジビームパターンのヌルステアリングを提供するために使用されてもよい。すなわち、補助ビームの方向、位相及び振幅は、カバレッジビームパターンにおけるヌルの位置を調整するように調整することができる。例えば、補助アンテナのメインローブは、カバレッジビームパターンの1番目のヌル(すなわち、メインローブと1番目のサイドローブとの間のヌル)の地帯の方に向けられてもよい。これは、1番目のヌルの位置を変更することができる。
さらなる代替において、補助アンテナは、カバレッジビームパターンに付加的なヌルを挿入するために使用されてもよい。例えば、ヌルは、既知の干渉源の方に向けられてもよい。
なおさらなる代替において、補助アンテナは、図14に示すように、ヌルフィル機能を実行するために使用されてもよい。図14は、メインローブ60及び1番目の下側サイドローブ61を含むカバレッジパターンを実線で示している。深いヌルは、2つのローブの間に存在する。補助アンテナは、破線62によって示されるような変形されたビームパターンを生み出すローブ間のヌルを満たすために使用されてもよい。この場合、臨界角での補助アンテナの振幅は、カバレッジアンテナのパターンレベル以上に支配的であることから、補助アンテナとカバレッジアンテナとの位相関係は、重要ではない。
上述したアンテナは、単一の補助アンテナのみを使用するが、複数の補助アンテナが使用されてもよいことが認識されるであろう。例えば、第1の補助アンテナは、1番目の上側サイドローブを抑制するために使用され、第2の補助アンテナは、1番目の下側サイドローブを抑制するために使用され、さらに、第3の補助アンテナは、2番目の上側サイドローブをヌルとするように使用されてもよい、等である。補助アンテナは、単に並んで積み重ねられる。アンテナは、全て共通のレドームに収容されてもよく、ともに密着された別個のレドームを有してもよい。
上述した具体例は、後方反射器及びRFグラウンドプレーンとして作用するパネル6を使用する。代替として、アンテナは、グラウンドプレーン/後方反射器を要求しない指向性のある放射エレメントを使用してもよい。適切な指向性アンテナの例は、八木アレイである。
上述した可変減衰器及び可変位相シフタは、遠隔制御された電動アクチュエータを使用する。しかしながら、代替具体例において、アクチュエータは、手動で調整可能であってもよい。
典型的には、可変減衰器及び可変位相シフタのためのアクチュエータ及び制御システムは、組み込み可能なフィールド(field retrofittable)である。
上述した減衰器及び位相シフタは可変であるが、代替具体例において、減衰器及び位相シフタは、セットレベルで固定されてもよい。
上述した望ましい具体例は、FDDを使用するが、代替として、送信及び受信方向において同じ周波数を使用する時分割複信器(Time Division Duplexer;TDD)が使用されてもよい。
本発明は、特定のアプリケーションのための特定の具体例に関してここに記述された。当該技術における通常の知識及び本教義に対するアクセスを有する者は、その範囲内での追加の変形例、アプリケーション、及び具体例を認識するであろう。
したがって、そのような本発明の範囲内での任意及び全てのアプリケーション、変形例、及び具体例を包含することは、添付した特許請求の範囲によって意図される。
本発明によるシングル偏波アンテナシステムを示す図である。 0.0°のダウンチルトを備えたカバレッジアンテナのみに関連した仰角ビームパターンを示す図である。 12.7°のダウンチルトを備えたカバレッジアンテナのみに関連した仰角ビームパターンを示す図である。 カバレッジアンテナの電圧の5%の電圧が補助アンテナの放射エレメントに給電されるように変形された仰角ビームパターンを示す図である。 カバレッジアンテナの電圧の7%の電圧が補助アンテナの放射エレメントに給電されるように変形された仰角ビームパターンを示す図である。 カバレッジアンテナの電圧の9%の電圧が補助アンテナの放射エレメントに給電されるように変形された仰角ビームパターンを示す図である。 カバレッジアンテナの電圧の11%の電圧が補助アンテナの放射エレメントに給電されるように変形された仰角ビームパターンを示す図である。 周波数264.25MHzでカバレッジアンテナの電圧の11%の電圧が給電された補助アンテナで変形された仰角ビームパターンを示す図である。 周波数335.3MHzでカバレッジアンテナの電圧の11%の電圧が給電された補助アンテナで変形された仰角ビームパターンを示す図である。 従来の移動体通信無線ネットワークを示す図である。 本発明による移動体通信無線ネットワークを示す図である。 本発明によるデュアル偏波アンテナシステムを示す図である。 図12に示すアンテナシステムの端部の概略図である。 メインローブと1番目の下側サイドローブと間のヌルのヌルフィルを示す図である。
符号の説明
1,1',30 アンテナシステム
2,2' カバレッジアンテナ
3,3' 補助アンテナ
4,5 ダイポール
4',5' クロスダイポール
6 パネル
6' グラウンドプレーン
7,7' 給電ネットワーク
8 主給電ライン
9 カバレッジアンテナ給電ライン
10 補助アンテナ給電ライン
11 固定位相シフタ
12 可変位相シフタ
13 可変減衰器
16,16',16'' 入力ポート
17 送信/受信システム
18 電動アクチュエータ
20 基地局
23 移動体無線装置
25,60 メインローブ
26 レドーム
27,28 ダウンチルト位相シフタ
31 ネットワークコントローラ
40,41,61 サイドローブ
62 破線

Claims (46)

  1. カバレッジビームパターンを備えたカバレッジアンテナ(coverage antenna)及び補助ビームパターンを備えた補助アンテナ(auxiliary antenna)を含むアンテナシステムであって、
    上記補助ビームパターンは、
    a)上記カバレッジビームパターンのメインローブの振幅よりも小さい振幅と、
    b)上記カバレッジビームパターンの上記メインローブの幅よりも小さい幅と、
    c)上記カバレッジビームパターンのサイドローブの位相と異なる位相と、
    d)少なくとも部分的に上記サイドローブを抑制するように選択された方向とを備えたメインローブを有すること
    を特徴とするアンテナシステム。
  2. 上記補助ビームパターンの上記メインローブの上記幅は、上記サイドローブの幅と略等しいこと
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  3. 上記補助ビームパターンの上記メインローブと上記カバレッジビームパターンの上記サイドローブと間の位相差は、157.5°から202.5°の範囲内にあること
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  4. 上記補助ビームパターンの上記メインローブの上記方向は、実質的に上記サイドローブの上記方向に配列されていること
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  5. 当該アンテナシステムは、受信モードで使用可能であること
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  6. 当該アンテナシステムは、送信モードで使用可能であること
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  7. 当該アンテナシステムは、受信モード及び送信モードで使用可能であること
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  8. 当該アンテナシステムは、上記受信モードにおいて第1の周波数で信号を受信し、上記送信モードにおいて第2の周波数で信号を送信すること
    を特徴とする請求項7記載のアンテナシステム。
  9. 上記補助ビームパターンの上記メインローブの上記位相を変化させる可変位相シフタを含むこと
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  10. 上記補助ビームパターンの上記メインローブの上記振幅を低下させる減衰器を含むこと
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  11. 上記減衰器は、電動の電気機械式減衰器であること
    を特徴とする請求項10記載のアンテナシステム。
  12. 上記カバレッジアンテナは、上記補助アンテナよりも小さい長さを有すること
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  13. 上記カバレッジアンテナは、上記補助アンテナよりも少数のアンテナエレメントを有すること
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  14. 上記補助ビームパターンの上記メインローブは、垂直平面における上記カバレッジビームパターンの上記メインローブの幅よりも小さい垂直平面における幅を有すること
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  15. 上記カバレッジビームパターンの上記メインローブは、下方にダウンチルトされていること
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  16. 上記補助ビームパターンの上記メインローブのダウンチルト角は、上記カバレッジビームパターンの上記メインローブのダウンチルト角とは異なること
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  17. 上記補助ビームパターンの上記メインローブの上記ダウンチルト角は、上記カバレッジビームパターンの上記メインローブの上記ダウンチルト角よりも小さいこと
    を特徴とする請求項16記載のアンテナシステム。
  18. 上記補助ビームパターンを電気的に操縦する位相シフタを含むこと
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  19. 当該アンテナシステムは、選択された波長λで作動するように形成され、
    上記カバレッジアンテナと上記補助アンテナとの間の間隔は、1.3λ未満であること
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  20. 上記カバレッジアンテナと上記補助アンテナとの間の間隔は、1.0λ未満であること
    を特徴とする請求項19記載のアンテナシステム。
  21. 上記カバレッジアンテナに対する及び/又は当該カバレッジアンテナからの放射を反射する略平面の反射器を含むこと
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  22. 上記補助アンテナに対する及び/又は当該補助アンテナからの放射を反射する略平面の反射器を含むこと
    を特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。
  23. 上記略平面の反射器はまた、上記カバレッジアンテナに対する及び/又は当該カバレッジアンテナからの放射を反射すること
    を特徴とする請求項22記載のアンテナシステム。
  24. 請求項1に記載の2つ以上のアンテナシステムを含む移動体通信無線ネットワークであって、
    各アンテナシステムは、それぞれのカバレッジエリアにおける移動体装置と通信するように配列されており、
    ネットワークコントローラが上記アンテナシステムに接続されていること
    を特徴とする移動体通信無線ネットワーク。
  25. カバレッジビームパターンを備えたカバレッジアンテナ(coverage antenna)と、
    上記カバレッジビームパターンを変形するように選択された振幅、幅、及び方向を備えたメインローブを有する補助ビームパターンを備えた補助アンテナ(auxiliary antenna)と、
    上記アンテナからアップリンク信号を受信し、上記アンテナに対してダウンリンク信号を送信する送信/受信システムとを含むこと
    を特徴とするアンテナシステム。
  26. 上記補助ビームパターンは、上記カバレッジビームパターンのメインローブの幅よりも小さい幅を備えたメインローブを有すること
    を特徴とする請求項25記載のアンテナシステム。
  27. 上記送信/受信システムは、受信モードにおいて第1の周波数で信号を受信し、送信モードにおいて第2の周波数で信号を送信すること
    を特徴とする請求項25記載のアンテナシステム。
  28. 上記補助ビームパターンのメインローブは、上記カバレッジビームパターンのヌル(null)の位置を調整するように向けられること
    を特徴とする請求項25記載のアンテナシステム。
  29. 上記補助ビームパターンのメインローブは、上記カバレッジビームパターンをヌルフィル(null-fill)するように向けられること
    を特徴とする請求項25記載のアンテナシステム。
  30. 上記補助ビームパターンは、上記カバレッジビームパターンを変形するように選択された位相を有すること
    を特徴とする請求項25記載のアンテナシステム。
  31. 上記補助アンテナの位相を変化させる可変位相シフタを含むこと
    を特徴とする請求項30記載のアンテナシステム。
  32. 上記補助ビームパターンの振幅を低下させる減衰器を含むこと
    を特徴とする請求項25記載のアンテナシステム。
  33. 上記減衰器は、電動の電気機械式減衰器であること
    を特徴とする請求項32記載のアンテナシステム。
  34. 上記カバレッジアンテナは、上記補助アンテナよりも小さい長さを有すること
    を特徴とする請求項25記載のアンテナシステム。
  35. 上記カバレッジアンテナは、上記補助アンテナよりも少数のアンテナエレメントを有すること
    を特徴とする請求項25記載のアンテナシステム。
  36. 上記補助ビームパターンのメインローブは、垂直平面における上記カバレッジビームパターンのメインローブの幅よりも小さい垂直平面における幅を有すること
    を特徴とする請求項25記載のアンテナシステム。
  37. 上記カバレッジビームパターンのメインローブは、下方にダウンチルトされていること
    を特徴とする請求項25記載のアンテナシステム。
  38. 上記補助ビームパターンのメインローブのダウンチルト角は、上記カバレッジビームパターンのメインローブのダウンチルト角とは異なること
    を特徴とする請求項25記載のアンテナシステム。
  39. 上記補助ビームパターンの上記メインローブの上記ダウンチルト角は、上記カバレッジビームパターンの上記メインローブの上記ダウンチルト角よりも小さいこと
    を特徴とする請求項38記載のアンテナシステム。
  40. 上記補助ビームパターンを電気的に操縦する位相シフタを含むこと
    を特徴とする請求項25記載のアンテナシステム。
  41. 当該アンテナシステムは、選択された波長λで作動するように形成され、
    上記カバレッジアンテナと上記補助アンテナとの間の間隔は、1.3λ未満であること
    を特徴とする請求項25記載のアンテナシステム。
  42. 上記カバレッジアンテナと上記補助アンテナとの間の間隔は、1.0λ未満であること
    を特徴とする請求項41記載のアンテナシステム。
  43. 上記カバレッジアンテナに対する及び/又は当該カバレッジアンテナからの放射を反射する略平面の反射器を含むこと
    を特徴とする請求項25記載のアンテナシステム。
  44. 上記補助アンテナに対する及び/又は当該補助アンテナからの放射を反射する略平面の反射器を含むこと
    を特徴とする請求項25記載のアンテナシステム。
  45. 上記略平面の反射器はまた、上記カバレッジアンテナに対する及び/又は当該カバレッジアンテナからの放射を反射すること
    を特徴とする請求項44記載のアンテナシステム。
  46. 請求項25に記載の2つ以上のアンテナシステムを含む移動体通信無線ネットワークであって、
    各アンテナシステムは、それぞれのカバレッジエリアにおける移動体装置と通信するように配列されており、
    ネットワークコントローラが上記アンテナシステムに接続されていること
    を特徴とする移動体通信無線ネットワーク。
JP2004185893A 2003-07-03 2004-06-24 アンテナシステム Pending JP2005027297A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/613,828 US20050003864A1 (en) 2003-07-03 2003-07-03 Antenna system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005027297A true JP2005027297A (ja) 2005-01-27

Family

ID=33435480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004185893A Pending JP2005027297A (ja) 2003-07-03 2004-06-24 アンテナシステム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20050003864A1 (ja)
EP (1) EP1494313A1 (ja)
JP (1) JP2005027297A (ja)
CN (1) CN1604393A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010093399A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Toyota Motor Corp アンテナ装置
JP2018506932A (ja) * 2014-12-29 2018-03-08 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 操縦可能スポットライトビームを有するセルラーアレイ

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3995004B2 (ja) * 2004-07-12 2007-10-24 日本電気株式会社 ヌルフィルアンテナ、オムニアンテナ、無線装置
US20100007573A1 (en) * 2007-04-10 2010-01-14 Akio Kuramoto Multibeam antenna
CN102082326B (zh) * 2009-11-26 2014-03-19 中国移动通信集团公司 一种支持异系统独立电调的智能天线设备及方法
US20110148706A1 (en) * 2009-12-18 2011-06-23 Electronics And Telecommunications Research Institute Antenna with controlled sidelobe characteristics
JP2012065014A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Hitachi Cable Ltd 移動通信用基地局アンテナ
DE102012014547B4 (de) 2012-07-21 2015-06-25 Audi Ag Schaltungsanordnung für eine Mobilfunkeinheit eines Kraftwagens, Kraftwagen und Verfahren zum Betreiben der Schaltungsanordnung
DE102012014548B3 (de) * 2012-07-21 2014-05-15 Audi Ag Mobilfunkvorrichtung für einen Kraftwagen, sowie Verfahren zum Betreiben der Mobilfunkvorrichtung
CN102931489B (zh) * 2012-10-29 2015-06-17 华为技术有限公司 一种电调天线系统及电调方法
US9123988B2 (en) 2012-11-29 2015-09-01 Viasat, Inc. Device and method for reducing interference with adjacent satellites using a mechanically gimbaled asymmetrical-aperture antenna
CN103402209B (zh) * 2013-07-31 2016-08-17 北京神州泰岳软件股份有限公司 基于宏基站小区覆盖状况进行网络优化的方法及系统
US9219508B1 (en) 2013-08-06 2015-12-22 The Boeing Company Interference mitigation for a communications system
US9759807B2 (en) * 2013-10-25 2017-09-12 Texas Instruments Incorporated Techniques for angle resolution in radar
CN104661231B (zh) * 2013-11-25 2018-12-14 中国电信股份有限公司 实现cdma evdo和cdma 1x分离控制的系统和方法
US9899746B2 (en) * 2013-12-14 2018-02-20 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Electronically steerable single helix/spiral antenna
US10263331B2 (en) * 2014-10-06 2019-04-16 Kymeta Corporation Device, system and method to mitigate side lobes with an antenna array
US20170006249A1 (en) * 2015-07-02 2017-01-05 Qualcomm Incorporated Systems and methods providing interference cancellation for receiving stations experiencing high interference
CN107276599B (zh) * 2016-04-07 2021-05-04 中兴通讯股份有限公司 抗干扰方法、电路及移动终端
US10277308B1 (en) 2016-09-22 2019-04-30 Viasat, Inc. Methods and systems of adaptive antenna pointing for mitigating interference with a nearby satellite
CN107017931B (zh) * 2017-03-08 2019-11-15 京信通信系统(中国)有限公司 一种波束旁瓣抑制的方法及装置
CN110462927B (zh) * 2017-03-31 2021-09-14 华为技术有限公司 天线下倾角调节装置及通信设备
US10770791B2 (en) * 2018-03-02 2020-09-08 Pc-Tel, Inc. Systems and methods for reducing signal radiation in an unwanted direction
CN109861009B (zh) * 2019-01-30 2023-09-29 京信通信技术(广州)有限公司 基站天线及通信基站系统
US11404797B2 (en) 2020-01-02 2022-08-02 International Business Machines Corporation Time-based beam switching in phased arrays
CN111740767B (zh) * 2020-08-10 2020-12-08 北京航空航天大学 一种基于波束方向图的旁瓣对消器辅助通道天线选择方法
CN114512799A (zh) * 2020-11-17 2022-05-17 康普技术有限责任公司 天线及其制造和操作方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1768239A (en) * 1925-07-08 1930-06-24 Western Electric Co Directive antenna system
US3290684A (en) * 1960-10-03 1966-12-06 Trw Inc Directional receiving systems
US4090203A (en) * 1975-09-29 1978-05-16 Trw Inc. Low sidelobe antenna system employing plural spaced feeds with amplitude control
US4129873A (en) * 1976-11-15 1978-12-12 Motorola Inc. Main lobe signal canceller in a null steering array antenna
US5365234A (en) * 1977-03-23 1994-11-15 United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy High-resolution sidelobe-canceller auxiliary antennas
US5361074A (en) * 1980-05-05 1994-11-01 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Mainlobe canceller system
US5021793A (en) * 1989-10-18 1991-06-04 Unisys Corporation Phased array antenna method and system for adaptively positioning nulls
US5652591A (en) * 1989-11-20 1997-07-29 Liu; Sien-Chang Charles Wideband and wide angle sidelobe cancellation technique
US5343211A (en) * 1991-01-22 1994-08-30 General Electric Co. Phased array antenna with wide null
US5523875A (en) * 1995-04-24 1996-06-04 Scientific-Atlanta, Inc. Automatic gain control circuit
FR2766017B1 (fr) * 1997-07-08 1999-09-24 Thomson Csf Antenne reseau antibrouillee
SE516298C2 (sv) * 1997-10-20 2001-12-17 Radio Design Innovation Tj Ab Förfarande och arrangemang för lobbyte i ett telekommunikationssystem
US6289004B1 (en) * 1998-03-12 2001-09-11 Interdigital Technology Corporation Adaptive cancellation of fixed interferers
US6140974A (en) * 1998-10-20 2000-10-31 Nortel Networks Limited Antenna arrangement
US6311075B1 (en) * 1998-11-24 2001-10-30 Northern Telecom Limited Antenna and antenna operation method for a cellular radio communications system
JP2000244224A (ja) * 1999-02-22 2000-09-08 Denso Corp マルチビームアンテナ及びアンテナシステム
US6823174B1 (en) * 1999-10-11 2004-11-23 Ditrans Ip, Inc. Digital modular adaptive antenna and method
SE515471C2 (sv) * 1999-12-22 2001-08-13 Ericsson Telefon Ab L M Antennanordning och förfarande för sidlobsundertryckning
US6275188B1 (en) * 2000-02-17 2001-08-14 Trw Inc. Nulling direct radiating array

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010093399A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Toyota Motor Corp アンテナ装置
JP2018506932A (ja) * 2014-12-29 2018-03-08 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 操縦可能スポットライトビームを有するセルラーアレイ

Also Published As

Publication number Publication date
CN1604393A (zh) 2005-04-06
EP1494313A1 (en) 2005-01-05
US20050003864A1 (en) 2005-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005027297A (ja) アンテナシステム
US10804606B2 (en) Broadband low-beam-coupling dual-beam phased array
US6583760B2 (en) Dual mode switched beam antenna
US6198434B1 (en) Dual mode switched beam antenna
EP3120416B1 (en) Compact antenna array using virtual rotation of radiating vectors
KR101164699B1 (ko) 무선 애플리케이션용 고이득 안테나
US6606057B2 (en) High gain planar scanned antenna array
EP0960452B1 (en) Microstrip antenna and array antenna
US7161537B2 (en) Low profile hybrid phased array antenna system configuration and element
US10700441B2 (en) Configurable wide scan angle array
US20170069965A9 (en) Antenna structure with reconfigurable patterns
WO2006030583A1 (ja) アンテナ装置及びマルチビームアンテナ装置
CN110224232B (zh) 用于减少不希望方向上的信号辐射的天线系统和方法
US11769944B2 (en) Reconfigurable antenna array of individual reconfigurable antennas
CN111801848A (zh) 角天线阵列设备、系统和方法
Artemenko et al. Multiple-feed integrated lens antenna with continuous scanning range
KR102428139B1 (ko) 밀리미터파용 균일 원형 배열 안테나
US20220123464A1 (en) Systems and devices for mutual directive beam switch array
GB2449736A (en) Multiple feed port beam steering antenna