JP2005027021A - 画像処理プログラム、装置及び方法 - Google Patents

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Tatsuya Kitazawa
達哉 北沢
Hiroaki Momose
宏明 百瀬
Atsushi Shiraishi
敦 白石
Makoto Ouchi
真 大内
Masashi Aiiso
政司 相磯
Atsushi Nishizawa
敦 西澤
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Abstract

【課題】ディジタル動画像を構成するフレーム情報が表す静止画像のうち必要な静止画像のみを記憶手段に記憶することを容易にする画像処理プログラム、装置及び方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る画像処理プログラムは、静止画像を表す複数のフレーム情報で構成されるディジタル動画像を再生し、フレーム情報が表す静止画像のうち記憶候補とする静止画像の選択を受け付けるキャプチャ手段と、前記キャプチャ手段で選択された静止画像を選択するための画面を表示し、記憶手段に記憶する静止画像の選択を受け付ける選択受付手段と、前記選択受付手段で選択された静止画像を前記記憶手段に記憶する記憶制御手段としてコンピュータを機能させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理プログラム、装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル動画像を撮影できるディジタルカメラが一般に知られている(例えば特許文献1参照。)。ディジタル動画像を撮影した場合、特定の場面をプリンタで印刷することが一般に行われている。具体的には例えば、パーソナルコンピュータ(PC)などで所定のプログラムを実行することにより目的の場面を表す静止画像を画像ファイルとしてハードディスクなどの記憶手段に記憶させ、その後に印刷プログラムを実行して当該画像ファイルを印刷することが行われている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−317324号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
静止画像を画像ファイルとして記憶させる場合、記憶させる静止画像を指定するための[切り取り]ボタンを画面上に表示し、ディジタル動画像の再生中に[切り取り]ボタンがクリックされたときに表示していた静止画像を記憶するようにすることで、ユーザは気に入った静止画像を記憶させることが可能になる。しかしながら、例えば表示されているときは記憶するようにしてもよいと考えて選択しても、場面が進んだ時点での静止画像の方が先に選択していた静止画像より気に入る場合がある。この場合、先に選択していた静止画像は不要な静止画像となり、場面が進んだ時点での静止画像を記憶させると記憶手段には必要な静止画像と不要な静止画像とが混在して記憶されることになる。このため後で整理がつかなくなってしまう。逆に、印刷してもよいと思われる静止画像が表示されている場合に、場面が進んだらもっとよい静止画像があるかもしれないと考え、無用に選択すると不要な静止画像が記憶されてしまうことを考慮して選択せずにおくと、結局、前の場面の方が良かったと判断する場合もある。この場合、ユーザはディジタル動画像の中から前の場面を検索しなければならないという手間が生じる。このように[切り取り]ボタンがクリックされる度に記憶するようにすると、不用意に静止画像を選択すると不要な静止画像が記憶されてしまい、選択しないでおくと検索の手間がかかるという使い難さがある。
【0005】
本発明は、かかる問題に鑑みて創作されたものであって、ディジタル動画像を構成するフレーム情報が表す静止画像のうち必要な静止画像のみを記憶手段に記憶することを容易にする画像処理プログラム、装置及び方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理プログラムは、静止画像を表す複数のフレーム情報で構成されるディジタル動画像を再生し、フレーム情報が表す静止画像のうち記憶候補とする静止画像の選択を受け付けるキャプチャ手段と、前記キャプチャ手段で選択された静止画像を選択するための画面を表示し、記憶手段に記憶する静止画像の選択を受け付ける選択受付手段と、前記選択受付手段で選択された静止画像を前記記憶手段に記憶する記憶制御手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。この画像処理プログラムによると、キャプチャ手段で選択された静止画像のうち、選択受付手段で選択されなかった静止画像は記憶手段に記憶されない。このためユーザはキャプチャ手段で不要な静止画像を選択したとしても、選択受付手段で選択しないことにより不要な静止画像が記憶手段に記憶されないようにすることができる。従ってユーザはキャプチャ手段での選択では必要であるか否かを厳密に判断しながら選択を行わなくてよく、静止画像の選択が容易になる。よってこの画像処理プログラムによると、ディジタル動画像を構成するフレーム情報が表す静止画像のうち必要な静止画像のみを記憶手段に記憶させることが容易になる。
【0007】
さらに本発明に係る画像処理プログラムでは、前記キャプチャ手段は、選択された静止画像をワークメモリに記憶し、前記記憶制御手段は、前記選択受付手段で選択された静止画像であってワークメモリに記憶されている静止画像を前記記憶手段に記憶することを特徴とする。この画像処理プログラムによると、静止画像をワークメモリに記憶しておくため、記憶手段に記憶するときにディジタル動画像から取り込む場合に比べて処理時間を短縮できる。
【0008】
さらに本発明に係る画像処理プログラムでは、前記選択受付手段は、静止画像の縮小画像を表示し、表示している縮小画像が選択されることで静止画像の選択を受け付けることを特徴とする。静止画像の縮小画像を表示すると、静止画像の選択が容易になる。従って必要な静止画像のみを記憶手段に記憶させることが更に容易になる。
【0009】
さらに本発明に係る画像処理プログラムでは、静止画像の鮮明化の指示を受け付ける鮮明化指示受付手段と、鮮明化の指示を受け付けたとき、前記選択受付手段で選択されている静止画像を含む複数の静止画像に基づいて1つの鮮明画像を生成する鮮明化手段として更にコンピュータを機能させ、前記記憶制御手段は、選択されている静止画像について鮮明画像が生成されているときは当該鮮明画像を静止画像として前記記憶手段に記憶することを特徴とする。この画像処理プログラムによると、鮮明な静止画像を記憶させることができる。
【0010】
さらに本発明に係る画像処理プログラムでは、前記キャプチャ手段は、選択された静止画像を含む複数の静止画像を関連付けてワークメモリに記憶し、前記鮮明化手段は、前記ワークメモリに関連付けて記憶されている複数の静止画像に基づいて鮮明画像を生成することを特徴とする。この画像処理プログラムによると、鮮明画像の作成に必要な静止画像をワークメモリに記憶しておくため、鮮明画像の生成に用いる複数の静止画像を鮮明化が指示されたときにディジタル動画像から取り込む場合に比べて処理時間を短縮できる。
【0011】
さらに本発明に係る画像処理プログラムでは、前記キャプチャ手段は、選択された静止画像の前後所定数の静止画像を前記ワークメモリに記憶することを特徴とする。前後所定数の静止画像は選択された静止画像と同一の場面を表す静止画像である可能性が高く、このためより鮮明な鮮明画像を生成できる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
【0012】
また、本発明はプログラムの発明として特定できるだけでなく、そのプログラムを記録した記録媒体の発明としても、装置の発明としても、方法の発明としても特定することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
図2は、本発明の一実施例に係る画像処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。画像処理装置1は、CPU11、ROM12、ワークメモリ13、インタフェース部14、操作部15、表示部16、及び外部記憶部17を備え、これらはバス18で相互に接続されている。CPU11はROM12や外部記憶部17に記憶されているプログラムを実行して画像処理装置1の全体を制御する。また、CPU11は後述する画像処理プログラムを実行することでキャプチャ手段、選択受付手段、記憶制御手段、鮮明化指示受付手段、及び鮮明化手段としても機能する。ROM12は各種のプログラムやデータを予め記憶しているメモリである。ワークメモリ13は各種のプログラムやデータを一時的に記憶するメモリである。操作部15はマウスやキーボードなどで構成され、キャプチャ手段、選択受付手段、及び鮮明化指示受付手段として用いられる。表示部16はCRTやLCD(Liquid Crystal Display)などで構成され、キャプチャ手段、選択受付手段、及び鮮明化指示受付手段として用いられる。インタフェース部14は例えばUSBやIEEE1394などの通信規格に準拠して構成されている。インタフェース部14はディジタルビデオカメラやディジタル動画像の撮影が可能なディジタルスチルカメラなどと通信規格に応じた所定のケーブルを介して接続され、撮影されたディジタル動画像は再生の際に画像処理装置1に読み込まれて再生される。尚、ディジタルカメラと画像処理装置1とをケーブルで接続するのではなく、リムーバブルメモリを介して画像処理装置1にディジタル動画像を入力するようにしてもよい。尚、インタフェース部14を介して入力したディジタル動画像を外部記憶部17に記憶しておき、記憶しておいたディジタル動画像を再生することも可能である。記憶手段としての外部記憶部17はハードディスクやハードディスクコントローラなどで構成され、オペレーティングシステム(OS)、画像処理プログラム、静止画像などを記憶する。これらのプログラムや各種のデータは、所定のサーバからネットワークを介してダウンロードして入力してもよいし、リムーバブルメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から読み出して入力してもよい。
【0014】
以上、画像処理装置1のハードウェア構成について説明した。次に、画像処理プログラムについて説明する。
図3は、画像処理プログラムのデータフロー図である。画像処理プログラムは、図示するようにGUIプロセス21、及び画像の鮮明化プロセス22をコンピュータに実行させる。
【0015】
GUIプロセス21は、キャプチャ画面30(図1参照)を表示し、後述する(1)〜(5)の各処理を行うプロセスである。始めにキャプチャ画面30により提供されるインタフェースについて説明する。
図1は、キャプチャ画面30を示す模式図である。キャプチャ画面30はユーザにGUIを提供する画面であって、ムービーファイルの取り込み領域31、ムービーファイルの切り取り領域32、及び静止画出力領域33から構成されている。
【0016】
ムービーファイルの取り込み領域31は、ディジタル動画像を選択するための領域である。外部記憶部17に記憶されているディジタル動画像を選択する場合、ユーザは始めに[フォルダから選ぶ]タブをマウスでクリックし、次に[参照]ボタンをクリックする。[参照]ボタンをクリックすると図示しないフォルダ選択ダイアログが表示され、ユーザは目的のディジタル動画像が記憶されているフォルダを選択できる。フォルダを選択すると選択したフォルダ名が[参照]ボタンの左側に表示され、それとともに当該フォルダに所定のファイル形式で記憶されているディジタル動画像のファイル名が一覧表示される。[外部から選ぶ]タブは、ディジタルスチルカメラなどの画像処理装置1に接続されている外部の装置に記憶されているディジタル動画像を選択するためのタブである。ユーザは表示されたファイル名をマウスでクリックすることによりディジタル動画像を選択できる。
【0017】
ムービーファイルの切り取り領域32は、選択されたディジタル動画像を構成するフレーム情報が表す静止画像のうち記憶候補の静止画像を選択するための領域である。ムービーファイルの切り取り領域32はディジタル動画像が再生される再生領域34と、ディジタル動画像の再生を指示するための[再生]ボタン35、再生の一時停止を指示するための[一時停止]ボタン36、[停止]ボタン37、[一コマ戻し]ボタン38、[コマ送り]ボタン39、表示中の静止画像を記憶候補として選択するための[切り取り]ボタン40などの各種のボタンと、切り取り条件を設定するための設定領域41とで構成される。[再生]ボタン35を押下するとムービーファイルの取り込み領域31で選択されているディジタル動画像が再生領域34に再生される。ユーザは再生されるディジタル動画像を見て、少しでも気に入った静止画像が表示されればそのタイミングで[切り取り]ボタン40を押下することにより記憶候補の静止画像を選択できる。この他、ユーザはディジタル動画像の再生を一時停止した後、[一コマ戻し]ボタン38や[コマ送り]ボタン39により1コマずつ戻すあるいは進める所謂コマ送り再生を行うことができる。ディジタル動画像をコマ送り再生できるようにすると、記憶候補の静止画像の選択が容易になる。
【0018】
静止画出力領域33は、外部記憶部17に記憶する静止画像の選択を受け付けるための領域である。静止画出力領域33は、記憶候補として選択された静止画像の縮小画像47、48及び49が表示される縮小画像領域42と、鮮明化を指示するための[鮮明化]ボタン43、外部記憶部17への記憶を指示するための[保存]ボタン44、[削除]ボタン45などの各種のボタンとで構成される。[鮮明化]ボタン43、及び[保存]ボタン44の詳細については後述する。尚、本実施例では、保存済みの静止画像の縮小画像には保存済みであることを表すフォルダ型の枠が表示され、また、鮮明画像が作成されている縮小画像については○印が表示される。これによりユーザは保存済み及び/又は鮮明化済みの静止画像に対応付けられている縮小画像を容易に識別することができる。尚、縮小画像48は選択されている縮小画像であることを意味しており、縮小画像49は保存、鮮明化、選択のいずれも行われていない縮小画像を意味している。
【0019】
キャプチャ画面30のタイトルバーに表示されている[×]ボタン46は、ユーザが画像処理プログラムの終了を指示するためのボタンである。[×]ボタン46が押下されると、画像処理装置1は画像処理プログラムの実行を終了する。
次に、GUIプロセス21の処理(1)〜(5)について説明する。
(1)入力されたディジタル動画像を再生し、記憶候補とする静止画像の選択をキャプチャ画面30上で受け付ける処理。GUIプロセス21は、再生領域34にディジタル動画像を再生し、ユーザにより[切り取り]ボタン40が押下されると[切り取り]ボタン40が押下されたときに再生領域34に表示されている静止画像を記憶候補の静止画像として受け付ける。
【0020】
(2)記憶候補として選択された静止画像をワークメモリ13に記憶する処理。ディジタル動画像を構成するフレーム情報には、1つのフレーム情報で一つの静止画像を表す場合と、複数のフレーム情報で一つの静止画像を表す場合とがある。複数のフレーム情報で一つの静止画像を表す場合とは、具体的には例えばフレーム情報が静止画像間の差分情報を表す場合である。例えばある差分情報が特定された場合、静止画像は当該差分情報と直前の差分情報とで表される。その次の静止画像は当該差分情報と直後の差分情報とで表される。一つの差分情報が二つの静止画像に用いられるため、複数のフレーム情報で一つの静止画像を表す場合はディジタル動画像のデータ量を低減できる。1つのフレーム情報で一つの静止画像を表す場合は、1つのフレーム情報で表される静止画像をワークメモリ13に記憶し、複数のフレーム情報で一つの静止画像を表す場合は複数のフレーム情報で表される一つの静止画像をワークメモリ13に記憶する。静止画像は当該静止画像のコマ番号で一意に識別可能にワークメモリ13に記憶されるものとする。尚、本実施例では静止画像そのものをワークメモリ13に記憶する場合を例に説明するが、静止画像を特定するための情報のみを、具体的には例えば静止画像を特定するためのコマ番号のみをワークメモリ13に記憶するようにしてもよい。コマ番号を記憶するようにするとワークメモリ13の記憶容量が少なくて済むため、記憶容量の小さなワークメモリを備える画像処理装置でも画像処理プログラムを実行することができる。
【0021】
また、GUIプロセス21は、選択された静止画像のみをワークメモリ13に記憶させるのではなく、選択された静止画像を含む複数の静止画像を関連付けてワークメモリ13に記憶にする。具体的には例えば、選択された静止画像と、当該静止画像の前後所定数の静止画像を関連付けて記憶する。ここで前後所定数の静止画像とは具体的には例えば前後2つの静止画像である。尚、例えば直前の1つと直後の3つであってもよい。また、通常は前後2つとし、ディジタル動画像を構成する静止画像の最後の静止画像が選択されたときは直前の4つとしてもよい。最初の静止画像が選択された場合も同様である。尚、本実施例では前後所定数の静止画像を記憶するが、例えば直前の静止画像のみを記憶するようにしてもよいし、直後の複数の静止画像のみを記憶するようにしてもよい。GUIプロセス21は、選択された静止画像を含む複数の静止画像を関連付けてワークメモリ13に記憶にするため、鮮明画像の生成に用いる複数の静止画像を鮮明化が指示されたときにディジタル動画像から取り込む場合に比べて処理時間を短縮できる。
【0022】
図4は複数の静止画像50から構成されるディジタル動画像51、並びにワークメモリ13及び外部記憶部17に記憶されている静止画像を示す模式図である。図4のワークメモリ13内及び外部記憶部17内に示す矩形枠は静止画像を表しており、その枠内の数字は当該静止画像のコマ番号を表している。二重の矩形枠52は記憶候補として選択された静止画像を意味しており、破線枠内の他の矩形枠53は前後所定数の静止画像を意味している。静止画像54は後述する鮮明画像である。例えば所定数として2が設定されているとする。コマ番号が13である静止画像が記憶候補として選択された場合、選択された静止画像はコマ番号”13”で一意に識別可能に記憶され、前後所定数の静止画像はコマ番号”11”、”12”、”14”、及び”15”で識別可能に記憶される。すなわち、本実施例では静止画像と当該静止画像の前後所定数の静止画像とはコマ番号と所定数として設定される数とによって関連付けられている。
【0023】
(3)ワークメモリ13に記憶されている静止画像の選択を画面上で受け付ける処理。具体的には例えばGUIプロセス21は、[切り取り]ボタン40によりある静止画像が記憶候補として選択されて記憶されると、キャプチャ画面30の縮小画像領域42に当該選択された静止画像の縮小画像を表示する。このときGUIプロセス21は静止画像と縮小画像との対応関係を記憶しておくものとする。具体的には例えば、縮小画像に当該静止画像のコマ番号を対応付けて記憶しておく。表示した縮小画像がマウスでクリックされると、GUIプロセス21はクリックされた縮小画像に対応付けられているコマ番号の静止画像を選択された静止画像として受け付ける。
【0024】
(4)静止画像を鮮明化する指示を受け付け、画像の鮮明化プロセス22を呼び出す処理。具体的には例えば、縮小画像が選択されている状態で[鮮明化]ボタン43が押下されることで鮮明化の指示を受け付け、画像の鮮明化プロセス22に鮮明画像の生成を指示する。
(5)選択されている静止画像を外部記憶部17に記憶する処理。具体的には例えば、GUIプロセス21は[保存]ボタン44が押下されると、押下されたときに選択されている縮小画像に対応付けられているコマ番号で特定される鮮明画像がワークメモリ13に記憶されているか否かを判定し、存在していればその鮮明画像をワークメモリ13から読み込んで外部記憶部17に静止画像として記憶する。ここで鮮明画像には例えば”S01”などのように鮮明画像であることを示す記号”S”と当該鮮明画像を生成する基となった記憶候補の静止画像のコマ番号とが付けられているものとする。この結果、例えば選択された縮小画像に”01”というコマ番号が対応付けられている場合、”S01”というコマ番号が存在すれば鮮明画像が存在すると判定し、その鮮明画像を外部記憶部17に記憶する。存在しなければコマ番号が”01”の静止画像をワークメモリ13から読み込んで外部記憶部17に記憶する。
【0025】
画像の鮮明化プロセス22は、ディジタル動画像の一連の場面を表す複数の静止画像に基づいて一つの鮮明画像を生成するプロセスである。ディジタル動画像の場合、個々の静止画像はディジタルスチルカメラで撮影した静止画像より画質が落ちることが一般的である。このため静止画像をそのまま補正することなく印刷してもユーザが満足できる結果は得られ難い。画像の鮮明化プロセス22は、選択されている静止画像を含む複数の静止画像に基づいて画質の優れた静止画像(鮮明画像)を生成する。画像の鮮明化プロセス22は、具体的には例えば基準となる静止画像に対する他の静止画像の並進ずれを検出して補正する公知の技術により静止画像の並進ずれを補正し、基準となる静止画像と補正後の他の静止画像とから鮮明画像を生成する。ここで本実施例の場合は基準となる静止画像として選択されている縮小画像に対応付けられている静止画像を用いるものとし、他の静止画像として当該静止画像の前後所定数の静止画像を用いるものとする。鮮明画像の生成は、鮮明画像を構成する各画素の画素値を基準となる静止画像と補正後の他の静止画像とに基づいて決定することにより生成する。生成する画素(注目画素)を順次移動させながら、複数の静止画像の全画素のうち注目画素の周辺に存在する画素の画素値を用いてバイ・リニア法等の補間処理を行って画素値を決定し、注目画素の画素値とする。これにより鮮明な静止画像を生成する。鮮明画像を生成すると、ユーザは画質の高い印刷結果を得ることが可能になる。画像の鮮明化プロセス22は、鮮明画像を生成すると、基準となる静止画像のコマ番号に”S”を追加したコマ番号を付け、外部記憶部17に記憶する。尚、本実施例では静止画像の並進ずれのみを補正しているが、それに加えて回転ずれを補正するようにしてもよい。それにより画質を更に高めることができる。前述したようにGUIプロセス21は選択された静止画像の前後所定数の静止画像を記憶する。前後所定数の静止画像は選択された静止画像と同一の場面を表す静止画像である可能性が高く、このためより鮮明な鮮明画像を生成できる。
【0026】
図5は、画像処理装置1の処理の流れを示すフローチャートである。
S105では、ディジタル動画像の選択を受け付ける。
S110では、記憶候補の静止画像の選択を受け付ける。選択を受け付けると記憶候補として選択された静止画像と当該静止画像の前後所定数の静止画像とをワークメモリ13に記憶するとともに、静止画像の縮小画像をキャプチャ画面30に表示する。
【0027】
S115では、縮小画像の選択を受け付ける。具体的には、ユーザにより縮小画像がマウスでクリックされると、クリックされた縮小画像を選択された縮小画像として受け付ける。
S120では、[鮮明化]ボタン43が押下されることにより鮮明化の指示を受け付け、そのとき選択されている縮小画像に対応付けられている静止画像と当該静止画像に関連付けられて記憶されている前後所定数の静止画像とに基づいて鮮明画像を生成し、ワークメモリ13に記憶する。図4に示す例は、S115で”267”というコマ番号に対応付けられている縮小画像が選択されて鮮明化が行われ、鮮明画像54が生成されたことを意味している。尚、鮮明化の指示がされなければS120での処理は行われない。尚、鮮明画像を生成した後に、鮮明画像を別ウィンドウで表示するようにし、生成された鮮明画像をユーザがその都度確認できるようにしてもよい。
【0028】
S125では、[保存]ボタン44が押下されることにより保存の指示を受け付け、そのとき選択されている縮小画像に対応付けられている静止画像について鮮明画像が生成されているか否かを判定する。生成されていればS130に進み、生成されていなければS135に進む。
S130では、鮮明画像を外部記憶部17に記憶する。
S135では、静止画像を外部記憶部17に記憶する。
【0029】
図4に示す例は、コマ番号”13”の静止画像の縮小画像、及びコマ番号”267”の静止画像の縮小画像が選択され、その結果、静止画像”13”と鮮明画像として生成された静止画像”S267”とが外部記憶部17に記憶されたことを意味している。また、コマ番号”134”の静止画像の縮小画像については選択されなかったことを意味している。
【0030】
以上説明した本実施例に係る画像処理プログラムによると、ワークメモリ13に記憶されている静止画像のうち縮小画像が選択されて[保存]ボタン44が押下された静止画像のみが外部記憶部17に記憶され、選択されなかった静止画像は外部記憶部17には記憶されない。このためユーザは、[切り取り]ボタン40で静止画像を選択するときは、その静止画像が必要であるか否かを厳密に判断しながら選択を行わなくてよく、静止画像の選択が容易になる。よってこの画像処理プログラムによると、ディジタル動画像を構成するフレーム情報が表す静止画像のうち必要な静止画像のみを外部記憶部17に記憶させることが容易になる。
【0031】
また、本実施例に係る画像処理プログラムによると、静止画像をワークメモリ13に記憶しておく。このため外部記憶部17に記憶するときは、選択された静止画像をディジタル動画像から取り込んで記憶するのではなく、既にワークメモリ13に記憶されている静止画像を外部記憶部17に記憶すればよいため、処理時間を短縮できる。また、ワークメモリ13は例えば画像処理プログラムの実行が終了したり画像処理プログラムを実行するコンピュータの電源がオフにされたりすると開放されるため、ユーザは[切り取り]ボタン40でどれだけ多くの静止画像を選択したとしてもワークメモリ13には残らない。このためユーザは[切り取り]ボタン40により静止画像を選択する際には不要な静止画像が記憶されてしまうことを考慮して選択をためらう必要がなく、少しでも気に入れば選択すればよく、静止画像の選択が容易になる。その結果として、後で場面を戻して検索しなければならないようなこともなくなる。
【0032】
尚、本実施例では静止画像をワークメモリ13に記憶する場合を例に説明したが、外部記憶部17に記憶するようにしてもよい。例えば静止画像を一時的に記憶するためのテンポラリフォルダを外部記憶部17に作成しておき、選択された静止画像及び前後所定数の静止画像をテンポラリフォルダに格納するようにしてもよい。静止画像を外部記憶部17に記憶するようにすると、ワークメモリ13の記憶容量が少ない装置でも多くの静止画像を選択することができるようになる。尚、この場合、例えばユーザから画像処理プログラムを終了する指示が入力されたときにテンポラリフォルダから静止画像を削除するようにすると、外部記憶部17の要領が節約できる上、ユーザがテンポラリフォルダから静止画像を削除する手間を不要にできる。
【0033】
また、本実施例ではワークメモリ13にのみ静止画像を一時的に記憶するが、OSが仮想記憶に対応しているものであれば外部記憶部17の一部の領域をワークメモリの一部として利用してもよい。この場合、特許請求の範囲に記載のワークメモリは、ワークメモリ13と外部記憶部17の一部の領域とに相当することになる。外部記憶部17の一部の領域をワークメモリとして用いると、ワークメモリ13の容量が小さくても多くの静止画像を一度に選択することができるため、ワークメモリ13の容量が小さくても必要な静止画像のみを外部記憶部17に記憶させることが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画面の模式図。
【図2】本発明の一実施例に係るブロック図。
【図3】本発明の一実施例に係るデータフロー図。
【図4】本発明の一実施例に係る模式図。
【図5】本発明の一実施例に係るフローチャート。
【符号の説明】
1 画像処理装置、11 CPU(キャプチャ手段、選択受付手段、記憶制御手段、鮮明化手段)、13 ワークメモリ、14 インタフェース部(動画入力手段)、15 操作部(キャプチャ手段、選択受付手段、鮮明化指示受付手段)、16 表示部、17 外部記憶部(記憶手段)

Claims (8)

  1. 静止画像を表す複数のフレーム情報で構成されるディジタル動画像を再生し、フレーム情報が表す静止画像のうち記憶候補とする静止画像の選択を受け付けるキャプチャ手段と、
    前記キャプチャ手段で選択された静止画像を選択するための画面を表示し、記憶手段に記憶する静止画像の選択を受け付ける選択受付手段と、
    前記選択受付手段で選択された静止画像を前記記憶手段に記憶する記憶制御手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
  2. 前記キャプチャ手段は、選択された静止画像をワークメモリに記憶し、
    前記記憶制御手段は、前記選択受付手段で選択された静止画像であって前記ワークメモリに記憶されている静止画像を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像処理プログラム。
  3. 前記選択受付手段は、静止画像の縮小画像を表示し、表示している縮小画像が選択されることで静止画像の選択を受け付けることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理プログラム。
  4. 静止画像の鮮明化の指示を受け付ける鮮明化指示受付手段と、
    鮮明化の指示を受け付けたとき、前記選択受付手段で選択されている静止画像を含む複数の静止画像に基づいて1つの鮮明画像を生成する鮮明化手段として更にコンピュータを機能させ、
    前記記憶制御手段は、選択されている静止画像について鮮明画像が生成されているときは当該鮮明画像を静止画像として前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の画像処理プログラム。
  5. 前記キャプチャ手段は、選択された静止画像を含む複数の静止画像を関連付けて前記ワークメモリに記憶し、
    前記鮮明化手段は、前記ワークメモリに関連付けて記憶されている複数の静止画像に基づいて鮮明画像を生成することを特徴とする請求項4に記載の画像処理プログラム。
  6. 前記キャプチャ手段は、選択された静止画像の前後所定数の静止画像を前記ワークメモリに記憶することを特徴とする請求項5に記載の画像処理プログラム。
  7. 記憶手段と、
    静止画像を表す複数のフレーム情報で構成されるディジタル動画像を再生し、フレーム情報が表す静止画像のうち記憶候補とする静止画像の選択を受け付けるキャプチャ手段と、
    前記キャプチャ手段で選択された静止画像を選択するための画面を表示し、前記記憶手段に記憶する静止画像の選択を受け付ける選択受付手段と、
    前記選択受付手段で選択された静止画像を前記記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 静止画像を表す複数のフレーム情報で構成されるディジタル動画像を再生し、フレーム情報が表す静止画像のうち記憶候補とする静止画像の選択を受け付けるキャプチャ段階と、
    前記キャプチャ段階で選択された静止画像を選択するための画面を表示し、記憶手段に記憶する静止画像の選択を受け付ける選択受付段階と、
    前記選択受付段階で選択された静止画像を前記記憶手段に記憶する記憶制御段階と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
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