JP2005026752A - 撮影ガイダンス装置及び撮影ガイダンス機能付き撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影手順をガイダンスする機能を有する撮影装置を提供する。
【解決手段】本実施の形態によるガイダンス機能付き撮影装置Aは、例えば汎用バス12を介してI/O処理部7と関連付けされている記憶装置31を有している。記憶装置31は、ガイダンス機能付き撮影装置Aの他の部分と着脱可能に設けられており、ガイダンスファイル保存エリア33と、ユーザ定義ガイダンスファイル保存エリア35と、撮影データ保存エリア37とを有している。ガイダンスファイルは、複数のガイダンスファイルがガイダンスファイル保存エリア33に保存されている。ユーザが、撮影前にこれから撮影するイベントに関連する、或いは、希望のガイダンスを選択すると、撮影開始時にGUIや音声などのガイダンスが適宜提示され、提示されたガイダンスに沿って撮影を開始する。
【選択図】 図1
【解決手段】本実施の形態によるガイダンス機能付き撮影装置Aは、例えば汎用バス12を介してI/O処理部7と関連付けされている記憶装置31を有している。記憶装置31は、ガイダンス機能付き撮影装置Aの他の部分と着脱可能に設けられており、ガイダンスファイル保存エリア33と、ユーザ定義ガイダンスファイル保存エリア35と、撮影データ保存エリア37とを有している。ガイダンスファイルは、複数のガイダンスファイルがガイダンスファイル保存エリア33に保存されている。ユーザが、撮影前にこれから撮影するイベントに関連する、或いは、希望のガイダンスを選択すると、撮影開始時にGUIや音声などのガイダンスが適宜提示され、提示されたガイダンスに沿って撮影を開始する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影手順のガイダンス機能を有する撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルビデオカメラなどの撮影装置の中には、種々の操作項目の中からユーザに所望の操作を選択させるためのユーザインターフェイスを有しているものがある。例えば、マニュアル撮影にするかオート撮影にするかに関する選択肢、倍率に関する選択肢などを、ユーザに対して提供する(例えば、デジタルビデオカメラでは、液晶モニターに表示させる)操作ガイダンス機能を有しているものが多い。
【0003】
また、ビデオ編集に関しては、例えばデジタルビデオカメラにより撮影された動画データなどを、予めビデオ編集用のアプリケーションソフトウェア(以下、「ビデオ編集ソフト」と称する。)がインストールされているパーソナルコンピュータ(PC)に転送し、ユーザがビデオ編集ソフトを起動させ、その指示に沿って、転送された動画データに基づくビデオ編集を行っていた。
【0004】
また、予め用意された複数のタイトル音声などを記憶する記憶手段を備え、記憶手段に記憶されているタイトル音声を、撮影時に録音した音声を記憶する記憶手段に出力する機能を有しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
さらに、ゲーム中に与えられる音楽素材及び映像素材を用いて、音楽及び映像で構成されるビデオクリップを作成するビデオゲーム装置であって、音楽の演奏時間を表す時間メモリを表示するとともに、映像のカット割りを指定するマーキング処理を行うためのマーキング指定画面を表示する制御手段を備え、このマーキング指定画面において、プレーヤーによってマーキング開始が指令されると、ビデオクリップ用の音楽の演奏が開始するとともに、この音楽の演奏進行に伴って時間メモリ上で指定したマーキングを付与し、プレーヤーによって指定されたカット単位に所望の映像素材をプレーヤーに選択させることによって、音楽と対応するビデオクリップをカット単位に作成することができるビデオゲーム装置も提案されている(特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平1−39879号公報
【特許文献2】
特開平11−306373号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術は、操作ガイダンス機能を有しているものの、撮影手順に関するガイダンス機能を有してはいなかった。
また、上記特許文献1に記載の技術は、予め用意された音楽素材を、ビデオ映像(音声を含む)に含めて作品を作るだけのものである。特許文献2に記載の技術も、ゲーム中に与えられる音楽素材及び映像素材を用いて音楽及び映像で構成されるビデオクリップを作成するためのものである。
【0008】
また、一旦、PCに動画データを転送させてからビデオ編集ソフトにより編集を行う方法は、操作が煩雑であるとともに、編集に必要な動画データが必ず入っているか否かは撮影者の感性に負うところが大きく、編集する時点になってから、ある場面が撮影されていなかったなどということが起こりがちである。
【0009】
本発明は、撮影手順をガイダンスする機能を有する撮影装置を提供することを目的とする。また、例えば、ビデオ編集を簡単にできるようにするビデオ撮影時のガイダンス機能を有する撮影装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、撮影装置と関連付け可能な撮影ガイダンス装置であって、選択される撮影対象に応じて決められた撮影手順に沿って、撮影のガイダンスを行うガイダンス機能を有する撮影ガイダンス装置が提供される。
【0011】
また、複数の撮影対象に応じて決められた撮影手順をそれぞれ提示するための複数のガイダンスファイルを格納するガイダンスファイル格納領域と、選択された撮影対象に対応するガイダンスファイルを前記ガイダンスファイル格納領域から取得し、取得したガイダンスファイルに基づいて撮影手順を提示するとともに、提示された前記撮影手順と実際の撮影データとを関連付けする処理を行う制御部と、前記撮影手順と関連付けされた前記撮影データを格納する撮影データ格納領域とを有する撮影装置が提供される。
【0012】
上記撮影装置によれば、撮影時に、撮影対象に応じたガイダンスが提示されるため、撮影が簡単になるとともに、決められたガイドに従って撮影されるため、ある規則に基づいた撮影データを作成することができる。
【0013】
さらに、前記ガイダンスファイル格納領域と前記撮影データ格納領域とを有する記憶装置を有しており、該記憶装置が、前記撮影装置と着脱可能に形成されている。記憶装置は、撮影時に記憶装置を取り付けるようにする。
さらに、前記ガイダンスファイル格納領域と前記撮影データ格納領域とを有する記憶装置を有しており、該記憶装置が、前記撮影装置に内蔵されていても良い。
【0014】
さらに、前記ガイダンスファイルとは異なる撮影手順を含みユーザが定義するユーザ定義ガイダンスファイルを格納するユーザ定義ガイダンスファイル格納領域を有しているのが好ましい。これにより、予め用意されていないシーンにも対応できる。
【0015】
さらに、撮影手順が提示された時点から実際に撮影を開始するまでの間、一時停止又は他の撮影を行うことができるモードを選択できるのが好ましい。これにより、ガイダンスに関係しない時間は撮影を停止することも、自由に撮影することも可能である。
さらに、撮影対象の予定時刻を予め記憶する機能を有しているのが好ましい。スケジュールが決められている場合に、それに沿ってガイダンスが提示される。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係る撮影装置が備えるガイダンス機能は、予め複数用意されている典型的な撮影シーン候補の中から、これから撮影するシーン又はそれに近い撮影シーン候補を選択し、選択された撮影シーン候補によりガイダンスを提供する機能である。ユーザは、選択した撮影シーン候補が提供するガイダンスに沿って撮影を行う。より具体的に説明すると、本発明に係るガイダンス機構は、映画に例えれば、撮影監督であり、ユーザはカメラマンである。さらに、一定の手順で撮影されたデータであれば、その後の編集処理などに関する負荷も少なくなる。
【0017】
以下、本発明の一実施の形態によるガイダンス機能付き撮影装置について図面を参照しつつ、説明を行う。図1は、本実施の形態によるガイダンス機能付きビデオカメラの一構成例を示す機能ブロック図である。図2は、ガイダンス機能付きビデオカメラ内部における撮影処理の流れを示すフローチャート図である。図3は、ガイダンスのシーケンス例を示す図である。
【0018】
図1に示すように、ガイダンス機能付き撮影装置Aは、カメラ部1と、カメラ信号処理部3と、記録/再生信号処理部5と、I/O処理部7と、グラフィックス(Graphics)処理部11と、制御部(MPU)15と、メモリ17であってアプリケーションプログラムを格納するROM17aを有するメモリと、通信制御部21と、を有している。通信制御部21は、例えば、USBやIEEE1394などの規格に基づいて他の機器との間でデータ転送を行うために設けられている。
【0019】
さらに、本実施の形態によるガイダンス機能付き撮影装置Aは、例えば汎用バス12を介してI/O処理部7と関連付けされる記憶装置31を有している。記憶装置31は、例えば、ガイダンス機能付き撮影装置Aの他の部分と着脱可能に設けられており、ガイダンスファイル保存エリア(領域)33と、ユーザ定義ガイダンスファイル保存エリア(領域)35と、撮影データ保存エリア(領域)37とを有している。記憶装置が内蔵されていても良い。
【0020】
撮影された映像信号(光信号)は、カメラ部1に設けられたレンズ、CCD固体撮像素子(図示せず)などを通して電気信号に変換され、カメラ処理部3においてデジタル化を含む信号処理が行われる。信号処理により生成した映像信号は、記録/再生信号処理部5において、必要なコーデックによりデータ圧縮が行われ、I/O処理部7を介して記憶装置31の撮影データ保存エリア37に書き込まれる。音声信号に関しても、アナログ信号をデジタル化し、必要なコーデックで圧縮、I/O処理部7で映像信号系と同期をとり、記憶装置31の撮影データ保存エリア37に書き込む。
【0021】
本実施の形態によるガイダンス機能付き撮影装置Aの特徴となるガイダンス機能に利用されるガイダンスファイルは、複数のガイダンスファイルがガイダンスファイル保存エリア33に保存されている。ユーザが、撮影前にこれから撮影するイベントに関連する、或いは、希望のガイダンスを選択すると、撮影開始時にGUI(グラフィック ユーザ インターフェイス)や音声などのガイダンスが適宜提示され、提示されたガイダンスに沿って撮影を開始する。
【0022】
図2に示すように、まず、ステップS1においてシーンガイドを選択するか否かを判断する。シーンガイドを選択する場合には、ステップS2に進み、選択したガイダンスに予め設定されている設定情報があるか否かを判断する。設定情報が既に存在する場合には、ステップS3に進み、ガイダンスフォルダから選択された特定ファイルをユーザ定義ガイダンスフォルダにコピーする。次いで、ステップS4において、撮影データリンク情報およびユーザ設定情報を上記ユーザ定義ガイダンスファイルに保存する。次いで、ステップS5において、ユーザ定義ガイダンスフォルダ内にファイルを保存する。
【0023】
一方、ステップS2において、選択したガイダンスに設定情報がない場合には、ステップS6に進み、撮影データリンク情報を含んだガイダンスファイルを生成する。次いで、ステップS7において、ユーザ定義ガイダンスフォルダ内にファイルを保存する。
【0024】
ステップS5又はステップS7から、ステップS8に進み、スクリプトに従ってユーザが撮影を開始し、ステップS9で撮影データを記憶・保存する。一方、ステップS1においてシーンガイドを選択しない場合には、ステップS10に進み、ユーザが自由に記録(撮影)を行い、ステップS11において撮影データを保存する。
【0025】
図3は、ガイダンスシーケンス例を示す図である。図3も参照しつつ、例えば、イベントが運動会であった場合を例にして、撮影シーケンスについてより具体的に説明を行う。ガイダンスシーケンスとしては、以下に示す1〜11までの運動会における典型的なシーンを撮影するように、シーケンスに沿って撮影のガイダンスが進められる。
【0026】
1.オープニングシーン:ガイダンス例“オープニング画面を次から選択してください”。これに対して、ユーザは、好みのオープニング画面を選択する。
2.撮影シーン1:ガイダンス例“運動会のゲートを5秒間程度撮影してください”。これに対して、ユーザは、運動会のゲート付近を撮影する。5秒間は目安としても良いし、機器側で撮影可能期間を5秒間に設定しておいても良い。
3.撮影シーン2:ガイダンス例“開会のシーンを適当に撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影2)。
4.撮影シーン3−1:ガイダンス例“関係するプログラムを順に撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影3−1)。
5.撮影シーン3−*:ガイダンス例“関係するプログラムを順に撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影3*)。
【0027】
6.撮影シーン3−n:ガイダンス例“関係するプログラムを順に撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影3n)。
7.撮影シーン4:ガイダンス例“お昼休みのシーンを撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影4)。
8.撮影シーン5−1:ガイダンス例“関係するプログラムを順に撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影5−1)。
9.撮影シーン5−*:ガイダンス例“関係するプログラムを順に撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影5−*)。
10.撮影シーン5−n:ガイダンス例“関係するプログラムを順に撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影5−n)。
11.撮影シーン6:ガイダンス例“表彰式を撮影してください”これに対して、実際に撮影を行う(撮影6)。
【0028】
上記の1〜11までのそれぞれのガイダンスタイミングは、例えば、撮影を開始した時刻と、ビデオカメラに内蔵された時計からの時刻情報とに基づいて、自動的に組み立てられる。図3に示されるシーケンスでは、例えば、オープニング選択などのユーザ操作が加えられており、標準のガイダンスファイルではなく、ユーザ定義のガイダンスファイルが新たに作成されている。ガイダンスファイルフォーマットは、ガイダンスヘッダオブジェクトと、編集が必要か否かを判定するのに使用するユーザ定義オブジェクトと、主として撮影前に設定で使用する場合に用いるユーザ定義リソースオブジェクトと、撮影情報定義オブジェクトと、ユーザ動画定義オブジェクトと、ユーザ音声定義オブジェクトと、テンポラリーオブジェクトと、アイコンに関連するサムネイルオブジェクトと、ガイダンスデータオブジェクトと、ストーリースクリプトオブジェクトと、を有している。ユーザ操作が加えられた情報は、上記のガイダンスファイルフォーマットに従ってビデオカメラにより自動的に作成される。
【0029】
ガイダンスに沿って全ての撮影が終了すると、ガイダンスファイルと撮影データファイルとは、それぞれ決められた保存エリア(領域)に保存される。ここで、ガイダンスファイルと撮影データファイルとを関連付けしておく必要がある。そこで、ガイダンスファイル内の決められた場所に、撮影終了後のファイル群若しくはフォルダ名若しくはID情報をガイダンスファイルフォーマットに従って記述し、ガイダンスファイルが保存される。ユーザ定義が必要ないガイダンスの場合であっても、前述の通り、選択したガイダンスファイルと撮影したガイダンスファイルとは1:1でリンクされている必要があるため、同様にユーザ定義ガイダンスフォルダに保存される必要がある。
【0030】
尚、ガイダンスのトータル時間を例えば15分程度に絞り込み、ガイダンスをこまめに案内することにより、撮影をしながら編集を行うことも可能である。この場合には、例えば15分間のデータをガイダンスに沿って撮影することにより、最終的に編集された撮影データとすることもできる。
【0031】
また、ガイダンスファイルは、図1に示すように取り外し可能な記憶装置内に保存しても良いが、取り外しができない内蔵メモリ内に保存しても良い。但し、この場合には、使用したガイダンスファイルを撮影データにリンクした別ファイルに記述するなどの工夫が必要となるとともに、同時に編集側の機器では、記録機器に格納しているガイダンスファイルと同じファイル(データ)を用意しておく必要がある。
【0032】
動画や静止画を撮影し記録できるビデオカメラシステムにおいて、撮影時にそのときの撮影環境に沿ったガイダンスを選択してから記録を開始すると、ガイダンス機能がこれから撮影したい内容に沿って例えば撮影装置のモニター画面上に時間をベースとしたガイダンスを表示する。尚、提示されるガイダンスは文字情報でもよいし、音声情報でもよい。すなわち、処理内容が撮影者に理解できるようにすればどのような手段を用いてもよい。撮影者は提示されたガイダンスを見て、その指示に即した情報を記録していく、という操作を順次行う。ガイダンスが終了すると、そのイベントも終了する。ガイダンスデータは、使用したビデオカメラシステムの撮影されたデータ記憶装置とは異なる領域に記憶してもよいし、撮影情報が保存される記憶装置に保存されてもよい。
【0033】
尚、本実施の形態によるガイダンス機能は、ガイダンスデータを解釈し、それに基づいて保存された撮影情報を編集できる編集装置との連携を考慮すると、より便利なものとなる。すなわち、記憶装置には、撮影情報とその際に用いたガイダンスデータとが保存されている。従って、編集する際は両者を同時に移動できるため迅速に処理が可能である。さらに、撮影データと、その際に使用したガイダンスデータとは、1:1で保存されるのが好ましい。この条件を維持することにより、ガイダンスデータを用いた高度な自動編集が容易にできる。尚、上記の「迅速な処理」は、例えば、カメラ側機器に記憶装置を取り外すことができるいわゆるリムーバブルスロットを設け、編集の際に編集装置側にも設けられているスロットに不揮発性メモリカードなどを取り付けることにより可能となる。これにより、撮影データとガイダンスデータとを瞬時にやり取りさせることができる。
【0034】
また、ガイダンスデータは、そのガイダンス内容を格納したファイル形式であるのが好ましい。このようなファイル形式にすることにより、他の機器との間でデータをやり取り、他の機器におけるデータの取り扱いが容易となる。また、ファイル形式にすることにより、複数の内容の異なるガイダンスを作成し、ビデオカメラにより、そのシーンに応じたガイダンスをカテゴリ毎に分け、そこから目的に最も合致したシーンを含むガイダンスを選択することもできる。
【0035】
上記では、ビデオカメラ以外に編集装置が存在することを前提に説明したが、ビデオカメラ本体に編集機能が設けられていても良い。この場合、ガイダンスデータとリンクしたリソースファイル群や撮影データに特殊効果を与えるプログラムや独自アルゴリズムによる効果フィルタ群、また一本のストリームを更に編集してダイジェスト版にするといったストリームデータ処理、ストリームとストリームの間に特殊効果を与えるトランジションフィルタ群などの編集用基本ソフトもしくはハードもしくはその両方を具備するのが好ましい。ハード処理とソフト処理との選択は、そのシステムの処理能力や編集処理時間目標やトータルコストなどにより決定すれば良い。
【0036】
ガイダンスデータはユーザが独自に作成してもよい。その場合は、ガイダンスデータを作成する環境を提供する必要がある。例えば、クエリー方式(問い合わせ方式)のインターフェースにしてOSD(オンスクリーンディスプレイ)により表示された画面を見ながら、時間軸を基準としてガイダンス内容を選択していくことにより、一連のガイダンスシーケンスが作成できる。もし、オープニングにおいて、そのシーンに合致するようなタイトルを入れたい場合は、タイトル選択画面から挿入したいタイトルを選択する方法や文字を直接入力すると方法を用いることもできる。
【0037】
完成したガイダンスデータは、予め用意されたガイダンスデータとは異なる内容であり、独自のアイコン群の中からその目的にあったデータ又はそれに近いデータを選択し保存することができる。このようにすることにより、新しく作成したガイダンスデータを、他の機会においても、例えば該当するアイコンを選択することにより再度利用することができるようになる。この例では、アイコンをベースとした場合について説明したが、もちろん文字をベースにした処理を行っても良い。
以上により、ガイダンスに沿って撮影を行いそれが終了すると編集作業も同時にほぼ終わっているシステムも構築することができる。
【0038】
以下に、本実施の形態によるガイダンス機能付き撮影装置に関する、より具体的な実施例について以下に説明する。まず、撮影を開始する前に、撮影目的に合わせて撮影ガイダンスを選択するユーザインターフェイス(UI)を選択する。例えば、1)運動会、2)旅行記、3)結婚式、4)4コマ漫画、など提示された複数のガイダンス候補の中からユーザが適切なガイダンスを選択する。ガイダンスが選択されると、シーンのリストが表示される。例えば、1)運動会を選択すると、以下に示すシーンとそのガイダンスとがリスト表示される。
a)イントロ:ビデオクリップの最初のシーンとなる。「開催場所と日時のわかるものを撮影してください。例えば、イベント名の書かれたゲート、スケジュール表などです。当日の空模様でもよいでしょう。撮り忘れてしまったときには、後で当日の新聞の日付を撮影することでも、十分代用素材になります。5秒から10秒程度の長さのカットを、1〜3カット程度撮影してください。」というようなガイダンスが提示される。
b)オープニング:イントロに続くシーンになる。「開会式などのオープニングイベントを撮影してください。選手宣誓、開会宣言など短時間のものを撮るときには、その全尺を撮影したほうがよいでしょう。」というようなガイダンスが提示される。
【0039】
c)競技:メインとなる競技を撮影する。「競技のカテゴリ別に、以下から選んでください。」というようなガイダンスが提示される。
▲1▼競争:「かけっこ、リレーのような競技です。編集したときには、軽快なBGMが追加されます。主役を中心に撮影しましょう。」というようなガイダンスが提示される。
▲2▼団体戦:「騎馬戦、つなひき、玉いれのような競技です。編集したときには勇ましいBGMが追加されます。主役だけでなく、全体の様子もまんべんなく撮影しましょう。」というようなガイダンスが提示される。
▲3▼ダンス:「ダンスや組体操など音に合わせる競技です。BGMは入りません。撮影時には三脚で固定し、パンやズームは普段より少なめのほうが、良い映像になるでしょう。」というようなガイダンスが提示される。
▲4▼インターバル:「昼食や、競技の合間の会話を撮影してください。カメラマンがインタビュアーを兼ねて、一緒に会話に参加してもよいでしょう。」というようなガイダンスが提示される。
▲5▼エンディング:「最後のシーンになります。イベントの閉会式、表彰式などエンディングイベントを撮影してください。」というようなガイダンスが提示される。
【0040】
ユーザは、これらのリスト中から、今から撮影するカットに一番近いものを選択してから撮影を行う。このようにガイダンスが提示されることにより、必要なシーンを撮り忘れる可能性が低減する。また、シーンに合わせた撮影手法も同時にガイダンスすることで、初心者の撮影でもある一定のレベルの撮影が期待できる。
【0041】
例えば、2)旅行記を選択すると、以下のシーンとそのガイダンスとがリストされる。
▲1▼オープニング:ビデオクリップの最初のシーンになる。「行き先や旅の目的、日時のわかるものを撮影してください。例えば、ツアーのパンフレットや旅程表、地図、カレンダーです。また、同行者も撮影しておきましょう。」というようなガイダンスが提示される。
▲2▼旅先:旅先での出来事を撮影する。「カテゴリ別に、次の中から選んでください。ここはどこ?。目的地や、途中で立ち寄った場所がわかるように、地名の入った看板や、観光案内、有名な建造物を撮影しましょう。5〜10秒程度でよいでしょう。」というようなガイダンスが提示される。
▲3▼旅の記録:気になったものを撮影する。「各シーンは15秒程度でカットするとよいでしょう。」というようなガイダンスが提示される。
▲4▼出会いと別れ:旅先で出会った人やモノを撮る。
▲5▼エンディング:最後のシーンとなる。「同行者の感想をインタビュー形式で撮影したり、自分の日記を映したりするのも面白いかもしれません。」というようなガイダンスが提示される。
以上において、全てのシーンを撮影したら、編集を行う。編集にあたっては、各ガイダンスに予め設定されている1つ以上のルールに基づいて編集される。
【0042】
尚、ガイダンスのルールにより、時系列ではなく、強制的にガイダンスルールの順番に編集することも可能である。例えば起・承・転・結のシーンのある4コマ漫画ガイダンスでは、撮影時にはどの順序で撮影していても、ガイダンスのルールに基づいて起承転結の順に編集されるように設定しても良い。これにより、撮影順序によらずシーンの並べ替えが簡単にでき、さらに、シーンに合わせて、編集時、映像や音声に特殊効果を加えることができる。
【0043】
例えば、結婚式ガイダンスのスキャンドルサービスシーンでは、編集時、映像にクロスフェードの効果を加えて演出する例が挙げられる。また、4コマ漫画ガイダンスでは、そのルールによって、4コマ漫画風のフレーム枠を合成したり、シーン間のトランジション効果に縦スクロールの効果を適用したりすることで、そのガイダンスの雰囲気をつくりあげることができる。これにより、一層効果的な演出ができる。撮影前に選んだシーンが適切でなかったときには、それを変更することもできる。例えば、映画・ドラマ風ガイダンスで撮影中、ハプニングでNGのシーンが撮れてしまった場合には、後からNGシーンに変更できる。NGシーンに登録されたカットだけを編集するルールにより、例えばDVDのメニューに「NG・ハプニング集」を自動的に追加することができる。これにより、ガイダンスの設定時に予期しなかった場合でも、適切なシーンに設定し直すことができる。
【0044】
撮影中断後の撮影再開時、最後に撮影した時刻と現在の時刻を比較することで、ガイダンスに適切な案内を表示することができる。例えば旅行記の場合、日付をまたいで撮影再開をされた場合には、「前回の撮影から日付が変わったようです。日付が変わったことを示すものを撮影してはいかがでしょうか。例えばカレンダー、新聞などです。空や風景など天候を映すのもよいでしょう。」といった案内を表示させることができる。これにより、日付を跨いだことがわかるシーン素材の取り忘れを防ぐことができる。
【0045】
GPSや携帯電話の基地局を利用した機器の測位装置を持ち、それを記録できるシステムにおいて、撮影中断後の撮影再開時、最後に撮影した位置と現在の位置を比較することにより、ガイダンスに適切な案内を表示することもできる。例えば、旅行記の場合、大きく場所を移動して撮影再開をされた場合には、「前回の撮影から場所を移動しましたか?場所が変わったことを示すものを撮影してはいかがでしょうか。例えば地名を示す看板や建造物、風景などです。地図など天候でもよいでしょう。」といった案内を提示することができる。これにより、撮影場所が変わったことを示すシーン素材の撮影モレを防ぐことができる。
【0046】
GPSや携帯電話の基地局を利用した機器の測位装置を持ち、それを撮影シーンに記録できるシステムにおいては、自動編集時に、地図をスーパーインポーズすることができる。
【0047】
以上、本発明に関して実施の形態に沿って説明を行ったが、本発明はこれらの例に限定されるものではなく、種々の変形が可能であるのは言うまでもない。例えば、ビデオカメラをデジタルスチルカメラや通常のカメラ、携帯電話やPDAなどの携帯端末に置き換えることも可能である。
【0048】
【発明の効果】
ビデオ撮影時に、目的に合わせた撮影手順で撮影を進めることができる。したがって、ビデオ撮影がより簡単にできる。さらに、その後の処理、例えば編集処理も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による撮影ガイダンス機能付き撮像装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示す撮影ガイダンス機能付き撮像装置による撮影手順の流れを示すフローチャート図である。
【図3】撮影ガイダンスの一例を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
A…ガイダンス機能付き撮影装置、7…I/O処理部、12…汎用バス、31…記憶装置、33…ガイダンスファイル保存エリア(領域)、35…ユーザ定義ガイダンスファイル保存エリア(領域)、37…撮影データ保存エリア(領域)
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影手順のガイダンス機能を有する撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルビデオカメラなどの撮影装置の中には、種々の操作項目の中からユーザに所望の操作を選択させるためのユーザインターフェイスを有しているものがある。例えば、マニュアル撮影にするかオート撮影にするかに関する選択肢、倍率に関する選択肢などを、ユーザに対して提供する(例えば、デジタルビデオカメラでは、液晶モニターに表示させる)操作ガイダンス機能を有しているものが多い。
【0003】
また、ビデオ編集に関しては、例えばデジタルビデオカメラにより撮影された動画データなどを、予めビデオ編集用のアプリケーションソフトウェア(以下、「ビデオ編集ソフト」と称する。)がインストールされているパーソナルコンピュータ(PC)に転送し、ユーザがビデオ編集ソフトを起動させ、その指示に沿って、転送された動画データに基づくビデオ編集を行っていた。
【0004】
また、予め用意された複数のタイトル音声などを記憶する記憶手段を備え、記憶手段に記憶されているタイトル音声を、撮影時に録音した音声を記憶する記憶手段に出力する機能を有しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
さらに、ゲーム中に与えられる音楽素材及び映像素材を用いて、音楽及び映像で構成されるビデオクリップを作成するビデオゲーム装置であって、音楽の演奏時間を表す時間メモリを表示するとともに、映像のカット割りを指定するマーキング処理を行うためのマーキング指定画面を表示する制御手段を備え、このマーキング指定画面において、プレーヤーによってマーキング開始が指令されると、ビデオクリップ用の音楽の演奏が開始するとともに、この音楽の演奏進行に伴って時間メモリ上で指定したマーキングを付与し、プレーヤーによって指定されたカット単位に所望の映像素材をプレーヤーに選択させることによって、音楽と対応するビデオクリップをカット単位に作成することができるビデオゲーム装置も提案されている(特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平1−39879号公報
【特許文献2】
特開平11−306373号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術は、操作ガイダンス機能を有しているものの、撮影手順に関するガイダンス機能を有してはいなかった。
また、上記特許文献1に記載の技術は、予め用意された音楽素材を、ビデオ映像(音声を含む)に含めて作品を作るだけのものである。特許文献2に記載の技術も、ゲーム中に与えられる音楽素材及び映像素材を用いて音楽及び映像で構成されるビデオクリップを作成するためのものである。
【0008】
また、一旦、PCに動画データを転送させてからビデオ編集ソフトにより編集を行う方法は、操作が煩雑であるとともに、編集に必要な動画データが必ず入っているか否かは撮影者の感性に負うところが大きく、編集する時点になってから、ある場面が撮影されていなかったなどということが起こりがちである。
【0009】
本発明は、撮影手順をガイダンスする機能を有する撮影装置を提供することを目的とする。また、例えば、ビデオ編集を簡単にできるようにするビデオ撮影時のガイダンス機能を有する撮影装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、撮影装置と関連付け可能な撮影ガイダンス装置であって、選択される撮影対象に応じて決められた撮影手順に沿って、撮影のガイダンスを行うガイダンス機能を有する撮影ガイダンス装置が提供される。
【0011】
また、複数の撮影対象に応じて決められた撮影手順をそれぞれ提示するための複数のガイダンスファイルを格納するガイダンスファイル格納領域と、選択された撮影対象に対応するガイダンスファイルを前記ガイダンスファイル格納領域から取得し、取得したガイダンスファイルに基づいて撮影手順を提示するとともに、提示された前記撮影手順と実際の撮影データとを関連付けする処理を行う制御部と、前記撮影手順と関連付けされた前記撮影データを格納する撮影データ格納領域とを有する撮影装置が提供される。
【0012】
上記撮影装置によれば、撮影時に、撮影対象に応じたガイダンスが提示されるため、撮影が簡単になるとともに、決められたガイドに従って撮影されるため、ある規則に基づいた撮影データを作成することができる。
【0013】
さらに、前記ガイダンスファイル格納領域と前記撮影データ格納領域とを有する記憶装置を有しており、該記憶装置が、前記撮影装置と着脱可能に形成されている。記憶装置は、撮影時に記憶装置を取り付けるようにする。
さらに、前記ガイダンスファイル格納領域と前記撮影データ格納領域とを有する記憶装置を有しており、該記憶装置が、前記撮影装置に内蔵されていても良い。
【0014】
さらに、前記ガイダンスファイルとは異なる撮影手順を含みユーザが定義するユーザ定義ガイダンスファイルを格納するユーザ定義ガイダンスファイル格納領域を有しているのが好ましい。これにより、予め用意されていないシーンにも対応できる。
【0015】
さらに、撮影手順が提示された時点から実際に撮影を開始するまでの間、一時停止又は他の撮影を行うことができるモードを選択できるのが好ましい。これにより、ガイダンスに関係しない時間は撮影を停止することも、自由に撮影することも可能である。
さらに、撮影対象の予定時刻を予め記憶する機能を有しているのが好ましい。スケジュールが決められている場合に、それに沿ってガイダンスが提示される。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係る撮影装置が備えるガイダンス機能は、予め複数用意されている典型的な撮影シーン候補の中から、これから撮影するシーン又はそれに近い撮影シーン候補を選択し、選択された撮影シーン候補によりガイダンスを提供する機能である。ユーザは、選択した撮影シーン候補が提供するガイダンスに沿って撮影を行う。より具体的に説明すると、本発明に係るガイダンス機構は、映画に例えれば、撮影監督であり、ユーザはカメラマンである。さらに、一定の手順で撮影されたデータであれば、その後の編集処理などに関する負荷も少なくなる。
【0017】
以下、本発明の一実施の形態によるガイダンス機能付き撮影装置について図面を参照しつつ、説明を行う。図1は、本実施の形態によるガイダンス機能付きビデオカメラの一構成例を示す機能ブロック図である。図2は、ガイダンス機能付きビデオカメラ内部における撮影処理の流れを示すフローチャート図である。図3は、ガイダンスのシーケンス例を示す図である。
【0018】
図1に示すように、ガイダンス機能付き撮影装置Aは、カメラ部1と、カメラ信号処理部3と、記録/再生信号処理部5と、I/O処理部7と、グラフィックス(Graphics)処理部11と、制御部(MPU)15と、メモリ17であってアプリケーションプログラムを格納するROM17aを有するメモリと、通信制御部21と、を有している。通信制御部21は、例えば、USBやIEEE1394などの規格に基づいて他の機器との間でデータ転送を行うために設けられている。
【0019】
さらに、本実施の形態によるガイダンス機能付き撮影装置Aは、例えば汎用バス12を介してI/O処理部7と関連付けされる記憶装置31を有している。記憶装置31は、例えば、ガイダンス機能付き撮影装置Aの他の部分と着脱可能に設けられており、ガイダンスファイル保存エリア(領域)33と、ユーザ定義ガイダンスファイル保存エリア(領域)35と、撮影データ保存エリア(領域)37とを有している。記憶装置が内蔵されていても良い。
【0020】
撮影された映像信号(光信号)は、カメラ部1に設けられたレンズ、CCD固体撮像素子(図示せず)などを通して電気信号に変換され、カメラ処理部3においてデジタル化を含む信号処理が行われる。信号処理により生成した映像信号は、記録/再生信号処理部5において、必要なコーデックによりデータ圧縮が行われ、I/O処理部7を介して記憶装置31の撮影データ保存エリア37に書き込まれる。音声信号に関しても、アナログ信号をデジタル化し、必要なコーデックで圧縮、I/O処理部7で映像信号系と同期をとり、記憶装置31の撮影データ保存エリア37に書き込む。
【0021】
本実施の形態によるガイダンス機能付き撮影装置Aの特徴となるガイダンス機能に利用されるガイダンスファイルは、複数のガイダンスファイルがガイダンスファイル保存エリア33に保存されている。ユーザが、撮影前にこれから撮影するイベントに関連する、或いは、希望のガイダンスを選択すると、撮影開始時にGUI(グラフィック ユーザ インターフェイス)や音声などのガイダンスが適宜提示され、提示されたガイダンスに沿って撮影を開始する。
【0022】
図2に示すように、まず、ステップS1においてシーンガイドを選択するか否かを判断する。シーンガイドを選択する場合には、ステップS2に進み、選択したガイダンスに予め設定されている設定情報があるか否かを判断する。設定情報が既に存在する場合には、ステップS3に進み、ガイダンスフォルダから選択された特定ファイルをユーザ定義ガイダンスフォルダにコピーする。次いで、ステップS4において、撮影データリンク情報およびユーザ設定情報を上記ユーザ定義ガイダンスファイルに保存する。次いで、ステップS5において、ユーザ定義ガイダンスフォルダ内にファイルを保存する。
【0023】
一方、ステップS2において、選択したガイダンスに設定情報がない場合には、ステップS6に進み、撮影データリンク情報を含んだガイダンスファイルを生成する。次いで、ステップS7において、ユーザ定義ガイダンスフォルダ内にファイルを保存する。
【0024】
ステップS5又はステップS7から、ステップS8に進み、スクリプトに従ってユーザが撮影を開始し、ステップS9で撮影データを記憶・保存する。一方、ステップS1においてシーンガイドを選択しない場合には、ステップS10に進み、ユーザが自由に記録(撮影)を行い、ステップS11において撮影データを保存する。
【0025】
図3は、ガイダンスシーケンス例を示す図である。図3も参照しつつ、例えば、イベントが運動会であった場合を例にして、撮影シーケンスについてより具体的に説明を行う。ガイダンスシーケンスとしては、以下に示す1〜11までの運動会における典型的なシーンを撮影するように、シーケンスに沿って撮影のガイダンスが進められる。
【0026】
1.オープニングシーン:ガイダンス例“オープニング画面を次から選択してください”。これに対して、ユーザは、好みのオープニング画面を選択する。
2.撮影シーン1:ガイダンス例“運動会のゲートを5秒間程度撮影してください”。これに対して、ユーザは、運動会のゲート付近を撮影する。5秒間は目安としても良いし、機器側で撮影可能期間を5秒間に設定しておいても良い。
3.撮影シーン2:ガイダンス例“開会のシーンを適当に撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影2)。
4.撮影シーン3−1:ガイダンス例“関係するプログラムを順に撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影3−1)。
5.撮影シーン3−*:ガイダンス例“関係するプログラムを順に撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影3*)。
【0027】
6.撮影シーン3−n:ガイダンス例“関係するプログラムを順に撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影3n)。
7.撮影シーン4:ガイダンス例“お昼休みのシーンを撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影4)。
8.撮影シーン5−1:ガイダンス例“関係するプログラムを順に撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影5−1)。
9.撮影シーン5−*:ガイダンス例“関係するプログラムを順に撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影5−*)。
10.撮影シーン5−n:ガイダンス例“関係するプログラムを順に撮影してください”。これに対して、実際に撮影を行う(撮影5−n)。
11.撮影シーン6:ガイダンス例“表彰式を撮影してください”これに対して、実際に撮影を行う(撮影6)。
【0028】
上記の1〜11までのそれぞれのガイダンスタイミングは、例えば、撮影を開始した時刻と、ビデオカメラに内蔵された時計からの時刻情報とに基づいて、自動的に組み立てられる。図3に示されるシーケンスでは、例えば、オープニング選択などのユーザ操作が加えられており、標準のガイダンスファイルではなく、ユーザ定義のガイダンスファイルが新たに作成されている。ガイダンスファイルフォーマットは、ガイダンスヘッダオブジェクトと、編集が必要か否かを判定するのに使用するユーザ定義オブジェクトと、主として撮影前に設定で使用する場合に用いるユーザ定義リソースオブジェクトと、撮影情報定義オブジェクトと、ユーザ動画定義オブジェクトと、ユーザ音声定義オブジェクトと、テンポラリーオブジェクトと、アイコンに関連するサムネイルオブジェクトと、ガイダンスデータオブジェクトと、ストーリースクリプトオブジェクトと、を有している。ユーザ操作が加えられた情報は、上記のガイダンスファイルフォーマットに従ってビデオカメラにより自動的に作成される。
【0029】
ガイダンスに沿って全ての撮影が終了すると、ガイダンスファイルと撮影データファイルとは、それぞれ決められた保存エリア(領域)に保存される。ここで、ガイダンスファイルと撮影データファイルとを関連付けしておく必要がある。そこで、ガイダンスファイル内の決められた場所に、撮影終了後のファイル群若しくはフォルダ名若しくはID情報をガイダンスファイルフォーマットに従って記述し、ガイダンスファイルが保存される。ユーザ定義が必要ないガイダンスの場合であっても、前述の通り、選択したガイダンスファイルと撮影したガイダンスファイルとは1:1でリンクされている必要があるため、同様にユーザ定義ガイダンスフォルダに保存される必要がある。
【0030】
尚、ガイダンスのトータル時間を例えば15分程度に絞り込み、ガイダンスをこまめに案内することにより、撮影をしながら編集を行うことも可能である。この場合には、例えば15分間のデータをガイダンスに沿って撮影することにより、最終的に編集された撮影データとすることもできる。
【0031】
また、ガイダンスファイルは、図1に示すように取り外し可能な記憶装置内に保存しても良いが、取り外しができない内蔵メモリ内に保存しても良い。但し、この場合には、使用したガイダンスファイルを撮影データにリンクした別ファイルに記述するなどの工夫が必要となるとともに、同時に編集側の機器では、記録機器に格納しているガイダンスファイルと同じファイル(データ)を用意しておく必要がある。
【0032】
動画や静止画を撮影し記録できるビデオカメラシステムにおいて、撮影時にそのときの撮影環境に沿ったガイダンスを選択してから記録を開始すると、ガイダンス機能がこれから撮影したい内容に沿って例えば撮影装置のモニター画面上に時間をベースとしたガイダンスを表示する。尚、提示されるガイダンスは文字情報でもよいし、音声情報でもよい。すなわち、処理内容が撮影者に理解できるようにすればどのような手段を用いてもよい。撮影者は提示されたガイダンスを見て、その指示に即した情報を記録していく、という操作を順次行う。ガイダンスが終了すると、そのイベントも終了する。ガイダンスデータは、使用したビデオカメラシステムの撮影されたデータ記憶装置とは異なる領域に記憶してもよいし、撮影情報が保存される記憶装置に保存されてもよい。
【0033】
尚、本実施の形態によるガイダンス機能は、ガイダンスデータを解釈し、それに基づいて保存された撮影情報を編集できる編集装置との連携を考慮すると、より便利なものとなる。すなわち、記憶装置には、撮影情報とその際に用いたガイダンスデータとが保存されている。従って、編集する際は両者を同時に移動できるため迅速に処理が可能である。さらに、撮影データと、その際に使用したガイダンスデータとは、1:1で保存されるのが好ましい。この条件を維持することにより、ガイダンスデータを用いた高度な自動編集が容易にできる。尚、上記の「迅速な処理」は、例えば、カメラ側機器に記憶装置を取り外すことができるいわゆるリムーバブルスロットを設け、編集の際に編集装置側にも設けられているスロットに不揮発性メモリカードなどを取り付けることにより可能となる。これにより、撮影データとガイダンスデータとを瞬時にやり取りさせることができる。
【0034】
また、ガイダンスデータは、そのガイダンス内容を格納したファイル形式であるのが好ましい。このようなファイル形式にすることにより、他の機器との間でデータをやり取り、他の機器におけるデータの取り扱いが容易となる。また、ファイル形式にすることにより、複数の内容の異なるガイダンスを作成し、ビデオカメラにより、そのシーンに応じたガイダンスをカテゴリ毎に分け、そこから目的に最も合致したシーンを含むガイダンスを選択することもできる。
【0035】
上記では、ビデオカメラ以外に編集装置が存在することを前提に説明したが、ビデオカメラ本体に編集機能が設けられていても良い。この場合、ガイダンスデータとリンクしたリソースファイル群や撮影データに特殊効果を与えるプログラムや独自アルゴリズムによる効果フィルタ群、また一本のストリームを更に編集してダイジェスト版にするといったストリームデータ処理、ストリームとストリームの間に特殊効果を与えるトランジションフィルタ群などの編集用基本ソフトもしくはハードもしくはその両方を具備するのが好ましい。ハード処理とソフト処理との選択は、そのシステムの処理能力や編集処理時間目標やトータルコストなどにより決定すれば良い。
【0036】
ガイダンスデータはユーザが独自に作成してもよい。その場合は、ガイダンスデータを作成する環境を提供する必要がある。例えば、クエリー方式(問い合わせ方式)のインターフェースにしてOSD(オンスクリーンディスプレイ)により表示された画面を見ながら、時間軸を基準としてガイダンス内容を選択していくことにより、一連のガイダンスシーケンスが作成できる。もし、オープニングにおいて、そのシーンに合致するようなタイトルを入れたい場合は、タイトル選択画面から挿入したいタイトルを選択する方法や文字を直接入力すると方法を用いることもできる。
【0037】
完成したガイダンスデータは、予め用意されたガイダンスデータとは異なる内容であり、独自のアイコン群の中からその目的にあったデータ又はそれに近いデータを選択し保存することができる。このようにすることにより、新しく作成したガイダンスデータを、他の機会においても、例えば該当するアイコンを選択することにより再度利用することができるようになる。この例では、アイコンをベースとした場合について説明したが、もちろん文字をベースにした処理を行っても良い。
以上により、ガイダンスに沿って撮影を行いそれが終了すると編集作業も同時にほぼ終わっているシステムも構築することができる。
【0038】
以下に、本実施の形態によるガイダンス機能付き撮影装置に関する、より具体的な実施例について以下に説明する。まず、撮影を開始する前に、撮影目的に合わせて撮影ガイダンスを選択するユーザインターフェイス(UI)を選択する。例えば、1)運動会、2)旅行記、3)結婚式、4)4コマ漫画、など提示された複数のガイダンス候補の中からユーザが適切なガイダンスを選択する。ガイダンスが選択されると、シーンのリストが表示される。例えば、1)運動会を選択すると、以下に示すシーンとそのガイダンスとがリスト表示される。
a)イントロ:ビデオクリップの最初のシーンとなる。「開催場所と日時のわかるものを撮影してください。例えば、イベント名の書かれたゲート、スケジュール表などです。当日の空模様でもよいでしょう。撮り忘れてしまったときには、後で当日の新聞の日付を撮影することでも、十分代用素材になります。5秒から10秒程度の長さのカットを、1〜3カット程度撮影してください。」というようなガイダンスが提示される。
b)オープニング:イントロに続くシーンになる。「開会式などのオープニングイベントを撮影してください。選手宣誓、開会宣言など短時間のものを撮るときには、その全尺を撮影したほうがよいでしょう。」というようなガイダンスが提示される。
【0039】
c)競技:メインとなる競技を撮影する。「競技のカテゴリ別に、以下から選んでください。」というようなガイダンスが提示される。
▲1▼競争:「かけっこ、リレーのような競技です。編集したときには、軽快なBGMが追加されます。主役を中心に撮影しましょう。」というようなガイダンスが提示される。
▲2▼団体戦:「騎馬戦、つなひき、玉いれのような競技です。編集したときには勇ましいBGMが追加されます。主役だけでなく、全体の様子もまんべんなく撮影しましょう。」というようなガイダンスが提示される。
▲3▼ダンス:「ダンスや組体操など音に合わせる競技です。BGMは入りません。撮影時には三脚で固定し、パンやズームは普段より少なめのほうが、良い映像になるでしょう。」というようなガイダンスが提示される。
▲4▼インターバル:「昼食や、競技の合間の会話を撮影してください。カメラマンがインタビュアーを兼ねて、一緒に会話に参加してもよいでしょう。」というようなガイダンスが提示される。
▲5▼エンディング:「最後のシーンになります。イベントの閉会式、表彰式などエンディングイベントを撮影してください。」というようなガイダンスが提示される。
【0040】
ユーザは、これらのリスト中から、今から撮影するカットに一番近いものを選択してから撮影を行う。このようにガイダンスが提示されることにより、必要なシーンを撮り忘れる可能性が低減する。また、シーンに合わせた撮影手法も同時にガイダンスすることで、初心者の撮影でもある一定のレベルの撮影が期待できる。
【0041】
例えば、2)旅行記を選択すると、以下のシーンとそのガイダンスとがリストされる。
▲1▼オープニング:ビデオクリップの最初のシーンになる。「行き先や旅の目的、日時のわかるものを撮影してください。例えば、ツアーのパンフレットや旅程表、地図、カレンダーです。また、同行者も撮影しておきましょう。」というようなガイダンスが提示される。
▲2▼旅先:旅先での出来事を撮影する。「カテゴリ別に、次の中から選んでください。ここはどこ?。目的地や、途中で立ち寄った場所がわかるように、地名の入った看板や、観光案内、有名な建造物を撮影しましょう。5〜10秒程度でよいでしょう。」というようなガイダンスが提示される。
▲3▼旅の記録:気になったものを撮影する。「各シーンは15秒程度でカットするとよいでしょう。」というようなガイダンスが提示される。
▲4▼出会いと別れ:旅先で出会った人やモノを撮る。
▲5▼エンディング:最後のシーンとなる。「同行者の感想をインタビュー形式で撮影したり、自分の日記を映したりするのも面白いかもしれません。」というようなガイダンスが提示される。
以上において、全てのシーンを撮影したら、編集を行う。編集にあたっては、各ガイダンスに予め設定されている1つ以上のルールに基づいて編集される。
【0042】
尚、ガイダンスのルールにより、時系列ではなく、強制的にガイダンスルールの順番に編集することも可能である。例えば起・承・転・結のシーンのある4コマ漫画ガイダンスでは、撮影時にはどの順序で撮影していても、ガイダンスのルールに基づいて起承転結の順に編集されるように設定しても良い。これにより、撮影順序によらずシーンの並べ替えが簡単にでき、さらに、シーンに合わせて、編集時、映像や音声に特殊効果を加えることができる。
【0043】
例えば、結婚式ガイダンスのスキャンドルサービスシーンでは、編集時、映像にクロスフェードの効果を加えて演出する例が挙げられる。また、4コマ漫画ガイダンスでは、そのルールによって、4コマ漫画風のフレーム枠を合成したり、シーン間のトランジション効果に縦スクロールの効果を適用したりすることで、そのガイダンスの雰囲気をつくりあげることができる。これにより、一層効果的な演出ができる。撮影前に選んだシーンが適切でなかったときには、それを変更することもできる。例えば、映画・ドラマ風ガイダンスで撮影中、ハプニングでNGのシーンが撮れてしまった場合には、後からNGシーンに変更できる。NGシーンに登録されたカットだけを編集するルールにより、例えばDVDのメニューに「NG・ハプニング集」を自動的に追加することができる。これにより、ガイダンスの設定時に予期しなかった場合でも、適切なシーンに設定し直すことができる。
【0044】
撮影中断後の撮影再開時、最後に撮影した時刻と現在の時刻を比較することで、ガイダンスに適切な案内を表示することができる。例えば旅行記の場合、日付をまたいで撮影再開をされた場合には、「前回の撮影から日付が変わったようです。日付が変わったことを示すものを撮影してはいかがでしょうか。例えばカレンダー、新聞などです。空や風景など天候を映すのもよいでしょう。」といった案内を表示させることができる。これにより、日付を跨いだことがわかるシーン素材の取り忘れを防ぐことができる。
【0045】
GPSや携帯電話の基地局を利用した機器の測位装置を持ち、それを記録できるシステムにおいて、撮影中断後の撮影再開時、最後に撮影した位置と現在の位置を比較することにより、ガイダンスに適切な案内を表示することもできる。例えば、旅行記の場合、大きく場所を移動して撮影再開をされた場合には、「前回の撮影から場所を移動しましたか?場所が変わったことを示すものを撮影してはいかがでしょうか。例えば地名を示す看板や建造物、風景などです。地図など天候でもよいでしょう。」といった案内を提示することができる。これにより、撮影場所が変わったことを示すシーン素材の撮影モレを防ぐことができる。
【0046】
GPSや携帯電話の基地局を利用した機器の測位装置を持ち、それを撮影シーンに記録できるシステムにおいては、自動編集時に、地図をスーパーインポーズすることができる。
【0047】
以上、本発明に関して実施の形態に沿って説明を行ったが、本発明はこれらの例に限定されるものではなく、種々の変形が可能であるのは言うまでもない。例えば、ビデオカメラをデジタルスチルカメラや通常のカメラ、携帯電話やPDAなどの携帯端末に置き換えることも可能である。
【0048】
【発明の効果】
ビデオ撮影時に、目的に合わせた撮影手順で撮影を進めることができる。したがって、ビデオ撮影がより簡単にできる。さらに、その後の処理、例えば編集処理も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による撮影ガイダンス機能付き撮像装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示す撮影ガイダンス機能付き撮像装置による撮影手順の流れを示すフローチャート図である。
【図3】撮影ガイダンスの一例を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
A…ガイダンス機能付き撮影装置、7…I/O処理部、12…汎用バス、31…記憶装置、33…ガイダンスファイル保存エリア(領域)、35…ユーザ定義ガイダンスファイル保存エリア(領域)、37…撮影データ保存エリア(領域)
Claims (12)
- 撮影装置と関連付け可能な撮影ガイダンス装置であって、
選択される撮影対象に応じて決められた撮影手順に沿って、撮影のガイダンスを行うガイダンス機能を有する撮影ガイダンス装置。 - 複数の撮影対象に応じて決められた撮影手順をそれぞれ提示するための複数のガイダンスファイルを格納するガイダンスファイル格納領域と、
選択された撮影対象に対応するガイダンスファイルを前記ガイダンスファイル格納領域から取得し、取得したガイダンスファイルに基づいて撮影手順を提示するとともに、提示された前記撮影手順と実際の撮影データとを関連付けする処理を行う制御部と、
前記撮影手順と関連付けされた前記撮影データを格納する撮影データ格納領域とを有する撮影装置。 - さらに、前記ガイダンスファイル格納領域と前記撮影データ格納領域とを有する記憶装置を有しており、該記憶装置が、前記撮影装置と着脱可能に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
- さらに、前記ガイダンスファイル格納領域と前記撮影データ格納領域とを有する記憶装置を有しており、該記憶装置が、前記撮影装置に内蔵されていることを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
- さらに、前記ガイダンスファイルとは異なる撮影手順を含みユーザが定義するユーザ定義ガイダンスファイルを格納するユーザ定義ガイダンスファイル格納領域を有していることを特徴とする請求項2から4までのいずれか1項に記載の撮影装置。
- さらに、撮影手順が提示された時点から実際に撮影を開始するまでの間、一時停止又は他の撮影を行うことができるモードを選択できることを特徴とする請求項2から5までのいずれか1項に記載の撮影装置。
- さらに、撮影対象の予定時刻を予め記憶する機能を有していることを特徴とする請求項2から6までのいずれか1項に記載の撮影装置。
- シーンガイドを選択する手順と、
選択されたシーンガイドを提示していく手順と、
提示された手順に沿って撮影された撮影データと、前記シーンガイドとを関連付けして記憶する手順とを有する撮影方法。 - シーンガイドを選択する手順と、
選択されたシーンガイドを提示していく手順と、
提示された手順に沿って撮影された撮影データと、前記シーンガイドとを関連付けして記憶する手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 請求項1に記載のガイダンス装置を有する携帯端末。
- 請求項2から7までのいずれか1項に記載の撮像装置を有する携帯端末。
- 選択される撮影対象に応じて予め決められている撮影手順に沿って撮影のガイダンスを行う撮影ガイダンス機能を有する撮像装置。
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