JP2005026677A - 半導体集積回路及びその製造方法 - Google Patents

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Akira Asai
明 浅井
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Akira Inoue
彰 井上
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Abstract

【課題】 高性能なアナログ高周波回路及び又はデジタル回路を搭載した低コストな1チップの半導体集積回路及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 半導体基板11の表層部に一対の第1の素子形成領域と一対の第2の素子形成領域203とを素子分離12で囲って形成する工程と、その後、半導体基板の表面を覆うように第1の酸化膜201を形成する工程と、第1の酸化膜の所要部分を除去して一対の第2の素子形成領域203を露出させる工程と、露出させた一対の第2の素子形成領域に一対のヘテロ接合構造58,59を選択的にエピタキシャル成長させる工程と、その後、半導体基板の表面を覆うように第2の酸化膜(68,75)を形成する工程と、一対の第1の素子領域と一対の第2の素子領域との上方に一対のゲート電極36A,41A,67,74をそれぞれ形成する工程とを有し、一対の第1の素子形成領域に標準相補型MOSトランジスタ30Aを形成し、一対の第2の素子形成領域にヘテロ接合相補型MOSトランジスタ60を形成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、半導体集積回路及びその製造方法に関し、アナログ回路及び又はデジタル回路を搭載した半導体集積回路及びその製造方法に関する。
市場では、来るユビキタスネットワーク時代に向けて、ネットワークの無線化や、モバイル端末の小型化及び低消費電力化が期待されている。このため、端末に搭載されるLSIやメモリのさらなる高速化、高集積化、及び低消費電力化が強く要望されている。さらに、無線通信規格にはBluetoothや無線LAN(wireless local area network)など多数の規格があるが、用途に合わせて数種類の無線規格に対応するために、無線通信用のアナログ高周波回路と論理演算用のデジタル回路とを混載した半導体集積回路の需要が高まってきている。
従来、携帯電話等で用いられている無線通信用半導体集積回路は、バイポーラトランジスタ(bipolar transistor)と相補型MOSトランジスタ(complementary metal oxide semiconductor transistor:以下、CMOSと略記する)とを混載したいわゆる BiCMOS 技術で作製されてきた。ここで、MOSトランジスタは、金属と酸化物と半導体とからなる基本構造を有し、前記半導体上に前記酸化物からなるゲート絶縁膜が形成され、このゲート絶縁膜上に前記金属からなるゲート電極が形成されたものである。現在では、バイポーラトランジスタとしてベースにSiGe層を用いたヘテロバイポーラトンジスタ(以下、SiGeヘテロバイポーラトランジスタという)を用いた SiGe BiCMOS 技術と呼ばれる技術が主流である。図11(a)にこのSiGe BiCMOS 技術の概念を示す。図11(a)に示すように、SiGe BiCMOS 技術では、1つのチップからなる半導体集積回路301がアナログ信号処理部3とデジタル信号処理部2とを有し、アナログ信号処理部3の高性能を要求されるトランジスタがSiGeへテロバイポーラトランジスタで構成され、アナログ信号処理部3の他のトランジスタ及びデジタル信号処理部2の全てのトランジスタが、通常のMOSトランジスタ(通常型MOSトランジスタ)で構成される相補型MOSトランジスタ(以下、標準CMOSという)で構成されている。このような SiGe BiCMOS 技術では、その利点の一つとして、SiGeへテロバイポーラトランジスタと標準CMOSとを混載できるため、アナログ回路とデジタル回路とを混載した高性能の半導体集積回路が1チップで実現でき、GaAsなどIII-V族の化合物チップと標準CMOSチップとの複数のチップで構成するよりも低コスト化が可能であることがあげられる。しかしながら、この SiGe BiCMOS 技術では、バイポーラトランジスタを形成する工程が長く、通常のCMOSプロセスの工程数とSiGe BiCMOS プロセスの工程数とを比較すると、SiGe BiCMOS プロセスの工程数は、およそ1.5倍ぐらいになる。そのため、SiGe BiCMOS 技術では、全てのCMOSを標準CMOSで構成した技術(以下、通常CMOS技術という)よりはコストが高くなる。また、デバイス特性で見ると、バイポーラトランジスタの閾値電圧は、ベースとエミッタとの間の拡散電位で決まるが、この閾値電圧に限界(約0.55V)が存在する。このため、これ以上の低電圧化もしくは低消費電力化が不可能であるといわれている。
そこで、最近は、より低コストで低電圧化が可能なCMOSでアナログ高周波回路も構成しようといういわゆる RF CMOS 技術 (radio frequency CMOS 技術)に注目が集まり、それが実用化され始めている。 図11(b)にこの RF CMOS 技術の概念を示す。図11(b)に示すように、RF CMOS 技術では、1つのチップからなる半導体集積回路301がアナログ信号処理部3とデジタル信号処理部2とを有し、アナログ信号処理部3の高性能を要求されるCMOSがいわゆるRFCMOSで構成され、アナログ信号処理部3の他のCMOS及びデジタル信号処理部2の全てのCMOSが標準CMOSで構成されている。このような RF CMOS 技術では、アナログ回路及びデジタル回路の双方を全てCMOSで作製することによって1チップ化を実現するため、追加する工程数が少なく、通常CMOS技術と同等のコストを維持できる。しかしながら、RFCMOSは、アナログ特性として重要なパラメータである相互コンダクタンスや低周波ノイズなどの性能がバイポーラトランジスタより劣っており、これらの性能向上が現状の課題となっている。
なお、CMOSの高性能化を図った技術として、ヘテロ接合型のMOSトランジスタで構成されるCMOS(以下、HCMOSという)とMOSトランジスタとを同一基板上に形成した例がある(特許文献1参照)。
また、同じくCMOSの高性能化を図った技術として、歪シリコンCMOSが提案されている(特許文献2参照)。
また、MOSトランジスタそのものの高性能化を図った技術として、ヘテロ接合ダイナミックスレッショルドMOSトランジスタ(以下、HDTMOSと略記する)が提案されている(特許文献3参照)。
また、同じくMOSトランジスタそのものの高性能化を図った技術として、歪シリコンMOSトランジスタが提案されている(非特許文献1参照)。
特開平10−214906号公報(段落[0112]) 特開2002−94060号公報 特開2002−314089号公報 J.L.Hoyt、他7名、Strained Silicon MOSFET Technology, International Electron Device Meeting (IEDM) 2002, P23-26
ところで、CMOSでは、これまで微細化によってその性能の向上が図られてきた。しかし、アナログ特性における重要なパラメータである低周波ノイズは、微細化によって悪化する傾向がある。従って、今後拡大が予想される通信機能を有する半導体集積回路において、高性能なアナログ高周波回路とデジタル回路とを混載した低コストな1チップの半導体集積回路は実現されていない。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、高性能なアナログ高周波回路及び又はデジタル回路を搭載した低コストな1チップの半導体集積回路及びその製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る半導体集積回路の製造方法は、金属と酸化物と半導体とからなる基本構造を有しかつ前記半導体が同種の半導体からなる通常型MOSトランジスタで構成される標準相補型MOSトランジスタと、前記基本構造を有しかつ前記半導体が互いにヘテロ接合された異種の半導体からなるヘテロ接合型MOSトランジスタで構成されるヘテロ接合相補型MOSトランジスタとが1つの基板上に形成された半導体集積回路の製造方法であって、半導体基板の表層部に一対の第1の素子形成領域と一対の第2の素子形成領域とを素子分離で囲うことによって形成し、前記一対の第1の素子形成領域と前記一対の第2の素子形成領域とにp型及びn型の一対のウェルをそれぞれ形成する工程Aと、前記工程Aの後、前記半導体基板の表面を全面的に酸化して、該表面を覆うように第1の酸化膜を形成する工程Bと、前記第1の酸化膜の前記一対の第2の素子形成領域上に位置する部分を除去して、前記一対の第2の素子形成領域を露出させる工程Cと、前記露出させた一対の第2の素子形成領域に一対のヘテロ接合構造を選択的にエピタキシャル成長させることにより形成する工程Dと、前記工程Dの後、前記半導体基板の表面を全面的に酸化して、前記一対のへテロ接合構造の表面を含む前記基板の表面を覆うように第2の酸化膜を形成する工程Eと、前記工程Eの後、前記一対の第1の素子領域と前記一対の第2の素子領域との上方に一対のゲート電極をそれぞれ形成する工程Fと、を有し、前記一対の第1の素子形成領域に最終的に前記標準相補型MOSトランジスタを形成し、かつ前記一対の第2の素子形成領域に最終的に前記ヘテロ接合相補型MOSトランジスタを形成する(請求項1)。このような構成とすると、ヘテロ接合型のMOSトランジスタで低電圧動作及び低周波ノイズ低減が実現され、高性能なアナログ信号処理部を構成することができる。しかも、同一基板上に標準相補型MOSトランジスタで構成されたデジタル信号処理部を形成できる。そのため、高性能なアナログ回路とデジタル回路とを混載した低コストな1チップの半導体集積回路を実現できる。そして、標準相補型MOSトランジスタのゲート絶縁膜となる第1の酸化膜を選択的エピタキシャル成長前に形成するので、この第1の酸化膜を選択的エピタキシャル成長後に形成する場合と比べて、選択的エピタキシャル成長後に必要な加熱処理が1回少なくなり、その分、工程が簡素化される。また、選択エピタキシャル成長後に必要な加熱処理が少なくなるので、エピタキシャル成長部分におけるヘテロ接合構造の歪の緩和が抑制され、ヘテロ接合構造の持つ特性が好適に発揮される。なお、本明細書では、金属には、不純物のドーピング等により導電性を付与された単結晶以外の半導体(例えば、ポリシリコン)も含む。
前記工程Aにおいて、前記半導体基板の表面にそれぞれ一対の第1乃至第3の素子形成領域を素子分離によって形成し、前記工程Dにおいて、前記露出した一対の第2の素子形成領域に一対のヘテロ接合構造を形成した後、前記第1の酸化膜の前記一対の第3の素子形成領域上に位置する部分を除去して、前記一対の第3の素子形成領域を露出させ、前記工程Eにおいて、前記工程Dの後、前記半導体基板の表面を全面的に酸化して、前記一対のへテロ接合構造の表面及び前記露出させた一対の第3の素子形成領域を含む前記基板の表面を覆うように第2の酸化膜を形成し、前記工程Fにおいて、前記工程Eの後、それぞれ一対の前記第1乃至第3の素子領域の上方に一対のゲート電極をそれぞれ形成し、前記一対の第1の素子形成領域と前記一対の第3の素子形成領域とに最終的に標準相補型MOSトランジスタをそれぞれ形成し、前記一対の第2の素子形成領域に最終的に前記ヘテロ接合相補型MOSトランジスタを形成してもよい(請求項2)。このような構成とすると、ゲート絶縁膜の厚みひいては耐圧が異なる2種類の標準相補型MOSトランジスタを、ヘテロ接合相補型MOSトランジスタのヘテロ接合構造が持つ特性の劣化を抑制しつつ同一基板上に形成することができる。
前記第1の酸化膜の厚みが前記第2の酸化膜の厚みより実質的に厚くてもよい(請求項3)。このような構成とすると、高Vdd用の標準相補型MOSトランジスタを、ヘテロ接合相補型MOSトランジスタのヘテロ接合構造が持つ特性の劣化を抑制しつつ同一基板上に形成することができる。
前記工程Dにおいて、前記第1の酸化膜をマスクとして用いて前記ヘテロ接合構造をエピタキシャル成長させてもよい(請求項4)。
前記工程Dにおいて、Si層とSiGe層とを交互にエピタキシャル成長させるようにして前記ヘテロ接合構造を形成してもよい(請求項5)。このような構成とすると、SiGeヘテロ接合の持つ特性により、ヘテロ接合相補型MOSトランジスタが高速化される。
また、本発明に係る半導体集積回路は、1つの基板と、金属と酸化物と半導体とからなる基本構造を有しかつ前記半導体が同種の半導体からなる通常型MOSトランジスタで構成される標準相補型MOSトランジスタと、前記基本構造を有しかつ前記半導体が互いにヘテロ接合された異種の半導体からなるヘテロ接合型MOSトランジスタで構成されるヘテロ接合相補型MOSトランジスタと、を備え、1以上の前記標準相補型MOSトランジスタと1以上の前記ヘテロ接合相補型MOSトランジスタとが前記1つの基板上に形成され、前記ヘテロ接合型MOSトランジスタの前記ヘテロ接合を含む部分が前記基板上にエピタキシャル成長されてなり、前記ヘテロ接合型MOSトランジスタの前記エピタキシャル成長された部分の下面と前記通常型MOSトランジスタの前記酸化物からなるゲート絶縁膜の下面とが、前記基板の厚み方向において実質的に同じ深さに位置している(請求項6)。このような構成とすると、ヘテロ接合型のMOSトランジスタで低電圧動作及び低周波ノイズ低減が実現され、高性能なアナログ信号処理部を構成することができる。しかも、同一基板上に標準相補型MOSトランジスタで構成されたデジタル信号処理部を形成できる。そのため、高性能なアナログ回路とデジタル回路とを混載した低コストな1チップの半導体集積回路を実現できる。そして、上述の製造方法を用いることにより、エピタキシャル成長部分におけるヘテロ接合構造の歪の緩和が抑制され、ヘテロ接合構造の持つ特性が好適に発揮される。
少なくとも一部の前記標準相補型MOSトランジスタの前記ゲート絶縁膜が前記ヘテロ接合相補型MOSトランジスタの前記ゲート絶縁膜より実質的に厚くてもよい(請求項7)。このような構成とすると、高Vdd用の標準相補型MOSトランジスタを、ヘテロ接合相補型MOSトランジスタのヘテロ接合構造が持つ特性の劣化を抑制しつつ同一基板上に形成することができる。
前記通常型MOSトランジスタの前記同種の半導体がSiであり、前記ヘテロ接合型MOSトランジスタの前記異種の半導体がSi及びSiGeであってもよい(請求項8)。
前記ヘテロ接合相補型MOSトランジスタの少なくとも一部がヘテロ接合ダイナミックスレショルド相補型MOSトランジスタであってもよい(請求項9)。このような構成とすると、例えば、アナログ信号処理部におけるnチャネル型のヘテロ接合型MOSトランジスタの動作を低電圧化することができる。
所定電圧以下の電源電圧で動作させられる1以上の低電源電圧用相補型MOSトランジスタと前記所定電圧を超える電源電圧で動作させられる1以上の高電源電圧用相補型MOSトランジスタとを有し、前記低電源電圧用相補型MOSトランジスタの少なくとも一部が前記ヘテロ接合ダイナミックスレショルド相補型MOSトランジスタで構成され、前記高電源電圧用相補型MOSトランジスタが前記標準相補型MOSトランジスタで構成されていてもよい(請求項10)。このような構成とすると、低電源電圧用相補型MOSトランジスタとして低電源電圧でより高速動作が可能なヘテロ接合ダイナミックスレショルド相補型MOSトランジスタが用いられるので、例えば、外部とのインターフェースを除く内部回路の低消費電力化及び高速化を図ることができる。
アナログ信号処理部を有し、少なくとも前記アナログ信号処理部の一部の相補型MOSトランジスタが前記ヘテロ接合相補型MOSトランジスタで構成され、前記半導体集積回路の残りの部分の相補型MOSトランジスタが前記標準相補型MOSトランジスタで構成されていてもよい(請求項11)。
信号処理部としてデジタル信号処理部のみを有し、前記デジタル信号処理部の少なくとも一部の相補型MOSトランジスタが前記ヘテロ接合相補型MOSトランジスタで構成され、前記半導体集積回路の残りの部分の相補型MOSトランジスタが前記標準相補型MOSトランジスタで構成されていてもよい(請求項12)。
前記半導体集積回路が通信機能を備えていてもよい(請求項13)。
本発明は、以上のような構成を有し、高性能なアナログ高周波回路及び又はデジタル回路を搭載した低コストな1チップの半導体集積回路及びその製造方法を提供できるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態に係る半導体集積回路の概念を示す模式図であって、(a)はデジタル信号処理部2とアナログ信号処理部3とが混載された半導体集積回路1であってアナログ信号処理部3において高性能が要求されるCMOSをHCMOSで構成する例を示す図、(b)はデジタル信号処理部2とアナログ信号処理部3とが混載された半導体集積回路1であってアナログ信号処理部3及びデジタル信号処理部2の双方においてそれぞれ高性能が要求されるCMOSをHCMOSで構成する例を示す図、(c)はデジタル信号処理部2のみが搭載された半導体集積回路1であってデジタル信号処理部2において高性能が要求されるCMOSをHCMOSで構成する例を示す図、(d)はアナログ信号処理部2のみが搭載された半導体集積回路1であってアナログ信号処理部2において高性能が要求されるCMOSをHCMOSで構成する例を示す図、図2は図1の半導体集積回路1の携帯電話機の通信回路への適用例を示す回路図である。
図1は、本実施の形態の半導体集積回路1の概念を示している。「標準CMOS」及び「HCMOS」は、デジタル信号処理部2又はアナログ信号処理部3において使用されている1以上のCMOSの種類を表している。従って、本実施の形態に係る半導体集積回路1は、1つのチップにデジタル信号処理部2とアナログ信号処理部3とが混載されている場合と、1つのチップにデジタル信号処理部2のみが搭載されている場合と、1つのチップにアナログ信号処理部3のみが搭載されている場合とがある。
図1(a)に示す第1の構成例では、1つのチップにデジタル信号処理部2とアナログ信号処理部3とが混載されており、アナログ信号処理部3において高性能を要求されるCMOSがHCMOSで構成され、アナログ信号処理部3におけるその他のCMOSとデジタル信号処理部2におけるCMOSとが標準CMOSで構成されている。
図1(b)に示す第2の構成例では、1つのチップにデジタル信号処理部2とアナログ信号処理部3とが混載されており、アナログ信号処理部3及びデジタル信号処理部2においてそれぞれ高性能を要求されるCMOSがHCMOSで構成され、アナログ信号処理部3及びデジタル信号処理部2におけるその他のCMOSが標準CMOSで構成されている。
また、図1(c)に示す第3の構成例では、1つのチップにデジタル信号処理部のみが搭載されており、デジタル信号処理部2において高性能を要求されるCMOSがHCMOSで構成され、その他のCMOSが標準CMOSで構成されている。具体例として、チップにおいて、内部回路2aと外部インターフェース(I/O(input output))2bとがデジタル回路のみで構成され、内部回路2aにおけるCMOSのうち、低電源電圧で動作させられるCMOSがHCMOSで構成され、内部回路2aにおけるその他のCMOSと外部インターフェース2bのCMOSが標準CMOSで構成されている場合があげられる。
また、図1(d) に示す第4の構成例では、1つのチップにアナログ信号処理部3a,3bのみが搭載された半導体集積回路1であって、アナログ信号処理部3a,3bにおいて高性能を要求されるCMOSがHCMOSで構成され、その他のCMOSが標準CMOSで構成されている。なお、図1(d)には、チップが2つのアナログ信号処理部3a,3bを有する場合を示したが、アナログ信号処理部3の数は2以上であってもよい。
次に、この半導体集積回路1の実際の回路への適用例を説明する。
図2に示すように、ここでは、携帯電話機の通信回路101を例に取り説明する。なお、この通信回路101の具体的機能は本発明の本質とは無関係であるので、その説明を省略する。この通信回路101は、アンテナ102、共用器103、低雑音アンプ104、RFSAW(surface acoustic wave)105、第1ミキサ106、IFSAW107、第2ミキサ108、セラミックフィルタ109、ベースバンド信号処理回路110、変調器111、RFSAW112、パワーアンプ113、アイソレータ114、TCXO(temperature-compensated crystal oscillator:温度補償付き水晶発振器)115、シンセサイザ116、VCO117、及び積層フィルタ118を有している。
このうち、低雑音アンプ104、第1ミキサ106,第2ミキサ108、変調器111、TCXO115、シンセサイザ116、及びVCO117が、1チップ無線ICとしての半導体集積回路1で構成されている。この低雑音アンプ104、第1ミキサ106,第2ミキサ108、変調器111、TCXO115、シンセサイザ116、及びVCO117には、いずれも高周波信号が流れるが、これらが、全体としてアナログ信号処理部3とデジタル信号処理部2とを含んでおり、そのアナログ信号処理部3及びデジタル信号処理部2において、図1(a)又は図1(b)に示すように、少なくともアナログ信号処理部3において高性能を要求されるCMOSがHCMOSで構成され、その他のCMOSが標準CMOSで構成されている。ここで、本明細書において、「高周波」とは800MHz以上の周波数をいう。
そして、図1(a)のように構成すると、ヘテロ接合によるキャリアの高移動度化が可能なpチャネルHMOS(以下、pHMOSという)で低電圧動作及び低周波ノイズ低減が実現され、高性能なアナログ信号処理部3を構成することができる。しかも、同一基板上に既存の標準CMOSで構成されたデジタル信号処理部2を形成できるため、低コスト、低リスクで高性能なアナログ/デジタル混載集積回路を形成することができる。また、図1(b)のように構成すると、さらに、デジタル信号処理部2の所要の部分において、ヘテロ接合によるキャリアの高移動度化が可能なpHMOSで低電圧動作が実現され、高性能なデジタル信号処理部2を構成することができる。
次に、図1の半導体集積回路の実施例を説明する。
[実施例1]
本実施の形態の実施例1では、HCMOSを標準CMOSとともに同一基板上に形成した例を示す。
図3は本実施例による半導体集積回路の構成を示す断面図である。
図3において、本実施例では、標準CMOSとして、I/O系を制御する電源電圧3.3V用(以下、高Vdd用という)の標準CMOS30Aとそれより低い電源電圧用(以下、低Vdd用という)の標準CMOS30Aとを有している。本実施例の半導体集積回路は、p型のバルクSi基板(以下、基板という)11を有している。この基板11の上に、標準CMOS30Aと標準CMOS30BとHCMOS60とが隣接して形成されている。
標準CMOS30Aは互いに隣接して形成されたpMOS31AとnチャネルMOS(以下、nMOSという)32Aとで構成されている。標準CMOS30Bは互いに隣接して形成されたpMOS31BとnMOS32Bとで構成されている。HCMOS60は、互いに隣接して形成されたpHMOS61とnHMOS62とで構成されている。各MOS31A,32A,31B,32B,61,62は、基板11の表面に形成されたSTI(shallow trench isolation)12によって、互いに素子分離されている。pMOS31A,31Bでは、基板11の表面のSTI12で囲まれたMOS形成領域にSiOからなるゲート絶縁膜37A,37Bが形成され、このゲート絶縁膜37,37B上にポリシリコンからなるゲート電極36A,36Bが形成されている。ゲート電極36A,36Bの両側の基板11の表面下にはp型のソース領域34A,34B及びドレイン領域35A,35Bが形成されている。また、基板11の、ゲート電極36A,36B並びにソース領域34A,34B及びドレイン領域35A,35Bの下方に位置する領域にはn型のウェル(以下、nウェルという)33A,33Bが形成されている。一方、nMOS32A,32Bでは、基板11の表面のSTI12で囲まれたMOS形成領域にSiOからなるゲート絶縁膜42A,42Bが形成され、このゲート絶縁膜42A,42B上にポリシリコンからなるゲート電極41A,41Bが形成されている。ゲート電極41A,41Bの両側の基板11の表面下にはn型のソース領域39A,39B及びドレイン領域40A,40Bが形成されている。また、基板11の、ゲート電極41A,41B並びにソース領域39A,39B及びドレイン領域40A,40Bの下方に位置する領域にはp型のウェル(以下、pウェルという)38A,38Bが形成されている。
pHMOS61では、基板11の表面のSTI12で囲まれたHMOS形成領域(選択エピタキシャル成長領域)上にエピタキシャル成長部58が形成され、そのエピタキシャル成長部58の表面を覆うようにSiOからなるゲート絶縁膜68が形成されている。ゲート絶縁膜68上にはポリシリコンからなるゲート電極67が形成されている。ゲート電極67の両側の、エピタキシャル成長部58から基板11の上部に渡る領域にはp型のソース領域65及びドレイン領域66が形成されている。また、エピタキシャル成長部58のゲート電極67の下方に位置する領域にはアンドープのヘテロ接合構造56が形成されている。
このヘテロ接合構造56は、基板11上に順次積層されたSiバッファ層とSiGe層64とSiキャップ層とで構成されている。Siバッファ層の厚みは、10nm以下が好ましく、5nm以下がより好ましい。ここでは、10nmである。SiGe層64の厚みは、20nm以下が好ましく、15nm以下がより好ましい。ここでは、約10nmである。Siキャップ層の厚みは、10nm以下が好ましく、ここでは約5nmである。SiGe層64のGe濃度は、10%以上60%以下が好ましく、20%以上40%以下がより好ましい。本実施例では約30%である。基板11のヘテロ接合構造56並びにソース領域65及びドレイン領域66の下方に位置する領域にはnウェル63が形成されている。
一方、nHMOS62では、基板11の表面のSTI12で囲まれたHMOS形成領域上にエピタキシャル成長部59が形成され、このエピタキシャル成長部59の表面を覆うようにSiOからなるゲート絶縁膜75が形成されている。ゲート絶縁膜75上にはポリシリコンからなるゲート電極74が形成されている。ゲート電極74の両側の、エピタキシャル成長部59から基板11の上部に渡る領域にはn型のソース領域72及びドレイン領域73が形成されている。また、エピタキシャル成長部59のゲート電極74の下方に位置する領域にはアンドープのヘテロ接合構造57が形成されている。このヘテロ接合構造57は、基板11上に順次積層されたSiバッファ層とSiGe層71とSiキャップ層とで構成されている。Siバッファ層の厚みは、10nm以下が好ましく、5nm以下がより好ましい。ここでは、10nmである。SiGe層71の厚みは、20nm以下が好ましく、15nm以下がより好ましい。ここでは、約10nmである。Siキャップ層の厚みは、10nm以下が好ましく、ここでは約5nmである。SiGe層71のGe濃度は、10%以上60%以下が好ましく、20%以上40%以下がより好ましい。本実施例では約30%である。基板11のヘテロ接合構造57並びにソース領域72及びドレイン領域73の下方に位置する領域にはpウェル70が形成されている。
そして、各MOS31A,32A,31B,32B,61,62について、図示されないサイドウォール、シリサイド、コンタクトホール、配線等がそれぞれ形成されている。
次に、以上のように構成された半導体集積回路の製造方法を説明する。
図4は図3の半導体集積回路の第1の製造方法を示す工程別断面図である。
まず、図4(a)に示す工程において、p型で主面が(100)面であるbulkシリコン基板(以下、基板という)11の表面をSTI12によって素子分離する。その後、イオン注入と活性化アニールにより、基板11のSTI12によって素子分離された各MOS形成領域に各MOSに応じた導電型のウェル33A,33B,38A,38B,63,70を形成する。その後、基板11の表面上に保護酸化膜201を堆積もしくは熱酸化で形成し、レジスト202を用いたパターニングにより保護酸化膜201をエッチングして、基板11の表面のpHMOS及びnHMOSを形成すべき領域203を露出させる。その後、アッシング等によりレジスト202を除去する。
次いで、図4(b)に示す工程において、基板11の表面の露出した領域203のうちの、pHMOS形成領域及びnHMOS形成領域(シリコン表面)の上に、UHV−CVD法等を用いて、選択的にアンドープのSi層(最終的にSiバッファ層となる)、SiGe層(最終的にSiGe層64,71になる)、及びSi層を順次エピタキシャル成長させる。それにより、凸状の互いに同一の構造を有するエピタキシャル成長部58,59が同時に形成される。ここで、下側のSi層の厚みは、10nm以下とするのが好ましく、5nm以下とするのがより好ましい。ここでは、10nmとした。SiGe層の厚みは、20nm以下とするのが好ましく、15nm以下とするのがより好ましい。ここでは、10nmとした。上側のSi層の厚みは、30nm以下とするのが好ましく、20nm以下とするのがより好ましい。ここでは、15nm程度とした。
次いで、図4(c)に示す工程において、希釈したフッ化水素酸によるウェットエッチングで保護酸化膜201を除去し、基板11の表面を清浄化する。
次いで、図4(d)に示す工程において、基板11の全表面に酸化によりSiO酸化膜(図示せず)を形成する。このSiO酸化膜の厚みは、5nm以上12nm以下とするのが好ましく、ここでは約10nmとした。その後、高Vdd用のMOS(pMOS及びnMOSの双方を含む)形成領域をレジストパターン(図示せず)で覆い、低Vdd用のMOS(pMOS及びnMOSの双方を含む)形成領域及びHMOS(pHMOS及びnHMOSの双方を含む)形成領域のSiO酸化膜をエッチングにより除去し、その後、上述のレジストパターンを除去する。これにより、高Vdd用のMOS形成領域に約10nmの厚みの酸化膜からなるゲート絶縁膜37A,42Aが形成される。
次いで、図4(e)に示す工程において、基板11の全表面を酸窒化して酸窒化膜を形成する。この酸窒化膜の厚みは、1nm以上5nm以下とするのが好ましく、1.5nm以上3nm以下とするのがより好ましい。ここでは、約2nmとした。
このとき、高Vdd用MOS形成領域のゲート絶縁膜37A,42Aは窒化されるが、膜厚はほとんど変化しない。これにより、低Vdd用のMOS形成領域及びHMOS形成領域に約2nmの厚みの酸窒化膜からなるゲート絶縁膜37B,42B,68,75が形成される。また、エピタキシャル成長部58,59の最上層のSi層の厚みは今回設計値の約5nmになる。
次いで、図4(f)に示す工程において、基板11の全表面にLPCVD法等によりポリシリコン膜(図示せず)を堆積し、その後、そのポリシリコン膜に各MOSのチャネルの導電型に応じた不純物のイオンを注入し、次いで、レジストパターンを用いたドライエッチングにより、各MOS形成領域のゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する。これにより、ゲート絶縁膜37A,37B、68上に、それぞれ、p型ポリシリコンからなるゲート電極36A,36B,67が形成され、ゲート絶縁膜38A,38B、75上に、それぞれ、n型ポリシリコンからなるゲート電極41A,41B,74が形成される。
次いで、各MOS形成領域について、同一のプロセスにより、サイドウォール、エクステンション・ポケット領域、ソース領域及びドレイン領域、シリサイド、コンタクトホール、及び配線等が形成される。これにより、同一の基板11上に、高Vdd用のpMOS及びnMOSからなる標準CMOS30A、低Vdd用のpMOS及びnMOSからなる標準CMOS30B、並びにpHMOS及びnHMOSからなるHCMOS60が完成される。
本実施例によれば、同一の基板11上に、従来の標準CMOSとヘテロ接合を有する高性能のHCMOSとを少ない工程数の追加(リソグラフィ2乃至3回の追加)で集積することが可能となるため、低コストで高性能な集積回路が実現できる。
次に、本実施例の半導体集積回路の第2の製造方法を説明する。上述の第1の製造方法では、選択エピタキシャル成長後にゲート絶縁膜形成のために少なくとも2回の加熱処理が必要であり、かつ、その加熱処理によってエピタキシャル成長部におけるSiGe層の歪が緩和する恐れがある。この第2の製造方法は、この課題を解決するものである。
図5は本実施例の半導体集積回路の第2の製造方法を示す工程別断面図である。
第2の製造方法では、以下の点が図4の第1の製造方法と異なっており、その他の点は同様である。
すなわち、まず、図5(a)に示す工程において、基板11の、STI12によって素子分離された各MOS形成領域に各MOSに応じた導電型のウェル33A,33B,38A,38B,63,70を形成し、その後、基板11の全表面を熱酸化してその上に保護酸化膜201を形成する。この際、STI12も熱酸化されるが、その膜厚がほとんど変化しないため、ここではその熱酸化膜の図示を省略している。この保護酸化膜201のウェル33A,33B,38A,38B,63,70上における厚みは、5nm以上12nm以下とするのが好ましく、ここでは約10nmとした。
次いで、レジスト202を用いたパターニングにより、基板11の表面の所定領域203の保護酸化膜201をフッ化水素酸でウエットエッチングして除去し、それにより、ウェル63,70の表面(pHMOS形成領域及びnHMOS形成領域)を露出させる。この保護酸化膜201の除去による元の基板11の表面とウェル63,70の表面との段差(STI12の表面とウェル63,70の表面との段差にほぼ相当する)204は、約4nmとなる。
次いで、図5(b)に示す工程において、レジスト202を除去した後、基板11のウェル63,70の表面の上に、選択的にエピタキシャル成長部58,59を形成する。
次いで、図5(c)に示す工程において、高Vdd用のMOS(pMOS及びnMOSの双方を含む)形成領域(ウェル33A,38A上の領域)をレジストパターン204で覆い、低Vdd用のMOS(pMOS及びnMOSの双方を含む)形成領域(ウェル33B,38B上の領域)の保護酸化膜201をフッ化水素酸を用いたエッチングにより除去し、その後、図5(d)に示す工程においてレジストパターン204を除去する。これにより、高Vdd用のMOS形成領域にゲート絶縁膜37A,42Aが形成される。
次いで、図5(e)に示す工程において、基板11の全表面を酸窒化して酸窒化膜を形成する。この酸窒化膜の厚みは、1nm以上5nm以下とするのが好ましく、1.5nm以上3nm以下とするのがより好ましい。ここでは、約2nmとした。これにより、低Vdd用のMOS形成領域及びHMOS形成領域に約2nmの厚みの酸窒化膜からなるゲート絶縁膜37B,42B,68,75が形成される。
これ以降の工程は、第1の製造方法と同様である。ここで、図4の第1の製造方法との比較から明らかなように、この第2の製造方法で得られた半導体集積回路は、この製造方法の痕跡として、HCMOS60のエピタキシャル成長部58,59の下面(具体的にはアンドープのSiバッファ層の下面)と標準CMOS30A,30Bのゲート絶縁膜37A,42A,37B,42Bの下面とが、基板11の厚み方向おいて、実質的に同じ深さに位置していることによって、構造上特徴付けられる。
このような第2の製造方法によれば、基板11の表面上に形成した熱酸化膜201でエピタキシャル成長領域を定め、その熱酸化膜を、高Vdd用のCMOS30Aの形成領域において、除去せずにゲート絶縁膜37A,42Aとして用いる。一方、第1の製造方法では、選択エピタキシャル成長後にゲート絶縁膜形成のために少なくとも2回の加熱処理が必要であり、かつ、その加熱処理によってエピタキシャル成長部におけるSiGe層の歪が緩和する恐れがある。従って、この第2製造方法の方が、高Vdd用のCMOS30Aのゲート絶縁膜37A,42Aを選択エピタキシャル成長前に形成する分、選択エピタキシャル成長後に必要な加熱処理が1回少なくなり、その分、工程が簡素化される。また、選択エピタキシャル成長後に必要な加熱処理が少なくなるので、エピタキシャル成長部におけるSiGe層の歪の緩和が抑制され、SiGe層の持つ特性が好適に発揮される。
[実施例2]
本実施の形態の実施例2では、HCMOSとしてのヘテロ接合ダイナミックスレッショルドCMOS(以下、HDTCMOSという)を標準CMOSとともに同一基板上に形成した例を示す。
図6は本実施例による半導体集積回路の構成を示す断面図、図7は図6の半導体集積回路の第1の製造方法を示す工程別断面図、図12は図6の半導体集積回路の第2の製造方法を示す工程別断面図である。
本実施例では、実施例1のHCMOS60に代えてHDTMOS90が形成されている。これ以外の点は実施例1と同様である。
具体的には、図6に示すように、HDTCMOS90は、pHDTMOS91とnHDTMOS92とで構成されている。pHDTMOS91は、図3のpHMOS61において、nウェル(ボディ)63とゲート電極67とを接続するコンタクト81をさらに備えたMOSである。nHDTMOS91は、図3のnHMOS61において、pウェル(ボディ)70とゲート電極74とを接続するコンタクト82と、pウェル70を囲むn型のトリプルウェル83とをさらに備えたMOSである。
また、このように構成された半導体回路の第1の製造方法においては、図7(a)に示す工程において、基板11のnHDTMOS形成領域においてpウェル70を囲むようにn型のトリプルウェル83が形成され、かつ、図7(f)に示す工程において、nウェル63とゲート電極67とを接続するコンタクト(図示せず)及びpウェル70とゲート電極74とを接続するコンタクト(図示せず)がそれぞれ形成される。これ以外の点は実施例1の半導体集積回路の第1の製造方法(図4)と同様である。また、上記のように構成された半導体回路の第2の製造方法においては、図12(a)に示す工程において、基板11のnHDTMOS形成領域においてpウェル70を囲むようにn型のトリプルウェル83が形成され、かつ、図12(f)に示す工程において、nウェル63とゲート電極67とを接続するコンタクト(図示せず)及びpウェル70とゲート電極74とを接続するコンタクト(図示せず)がそれぞれ形成される。これ以外の点は実施例1の半導体集積回路の第2の製造方法 (図5)と同様である。
本実施例の半導体集積回路では、nHDTMOS92においてn型のトリプルウェル83が形成されているので、ウェル電位を制御することができる。ここで、トリプルウェル83の不純物濃度は、1×1016/cm以上1×1018/cm以下に設定するのが好ましく、5×1016/cm以上5×1017/cm以下に設定するのがより好ましい。ここでは、n型のトリプウェル83の不純物濃度を1×1017/cmに設定し、内側のpウェル70の電位を制御可能とした。また、ウェルの不純物濃度を調整することによりpHDTMOS91及びnHDTMOS92の閾値電圧を調整することができる。すなわち、nHDTMOS92のpウェル70の不純物濃度は、5×1016/cm以上1×1019/cm以下に設定するのが好ましく、1×1017/cm以上5×1018/cm以下に設定するのがより好ましい。また、閾値電圧は、0.1V以上0.4V以下に設定するのが好ましい。ここでは、nHDTMOS92のpウェル70の不純物濃度を2×1017/cmに設定し、それにより閾値電圧を約0.3Vに設定した。一方、pHDTMOS91の場合は、SiGe層64のバンドオフセット効果で閾値電圧を低くできるので、nウェル63の不純物濃度は、比較的高く設定することができ、1×1017/cm以上2×1019/cm以下に設定するのが好ましい。また、閾値電圧は、0.1V以上0.4V以下に設定するのが好ましい。ここでは、不純物濃度を2×1018/cmに設定し、それにより閾値電圧を0.25Vに設定した。これにより、本実施例では、ヘテロ接合によってキャリアの高移動度化が可能なpHDTMOS91で低電圧動作及び低周波ノイズ低減が実現され、nHDTMOS92で低電圧動作が実現されるため、高性能なアナログ信号処理部を構成することができる。しかも、同一基板上に標準CMOSで構成されたデジタル信号処理部を形成できるため、低コスト、低リスクで高性能なアナログ・デジタル混載集積回路を形成することができる。
[実施例3]
本実施の形態の実施例3では、HCMOSとHDTCMOSとを標準CMOSとともに同一基板上に形成した例を示す。
図8は本実施例による半導体集積回路の構成を示す断面図、図9は図8の半導体集積回路の第1の製造方法を示す工程別断面図、図13は図8の半導体集積回路の第2の製造方法を示す工程別断面図である。
図8に示すように、本実施例では、実施例1の半導体集積回路において、基板11上に、さらにHDTMOS90が形成されている。これ以外の点は実施例1と同様である。
本実施例の半導体集積回路では、HCMOS60は、高耐圧、低ノイズのアナログRF回路に使用される。例えば、パワーアンプや低雑音アンプといった送受信を行う装置に使用される。また、HDTCMOS90は、低電圧、低ノイズのアナログRF処理回路及び低電圧デジタル論理回路に使用され、標準CMOSはその他のデジタル回路やアナログ回路に使用される。
図9、図13に示すように、本実施例の半導体集積回路は、実施例1の半導体集積回路の第1、第2の製造方法(図4、図5)において、基板11上にHDTCMOS90を同時に形成することにより、製造することができる。
[実施例4]
図14は本実施の形態の実施例4による半導体集積回路の構成を示す断面図である。図14に示すように、本実施例では、半導体集積回路がデジタル回路のみで構成され、基板11上に標準CMOS30とHDTCOMS90とが形成されている。そして、標準CMOS30は実施例2の標準CMOS30Aと同じ構成を有し、標準CMOS30が高Vdd用に用いられ、HDTCMOS90が低Vdd用に用いられる。本実施例の半導体集積回路の製造方法は、実施例2(図7、図12)と同じである。
図10は本実施例と従来例とをコスト、アナログ性能、及びデジタル性能について比較した表である。
図10において、HDTCMOSは本実施例(本発明)を表しており、BiCMOS及びRFCMOSは、それぞれ、従来の技術の欄で説明した、SiGe BiCMOS 技術及び RF CMOS 技術を表している。
図10から明らかなように、コストの比較では、本実施例は、RFCMOSと同程度かそれより若干高いが、BiCMOSより低い。また、アナログ性能の比較では、本実施例は、BiCMOSより低いがRFCMOSより高い。また、デジタル性能の比較では、本実施例は、特に低電圧での性能において、BiCMOS及びRFCMOSのいずれよりも高い。よって、本実施例は、BiCMOSより低コストではあるがアナログ性能がBiCMOSより劣るRFCMOSに比べて、コストが同程度かそれより若干高い程度でかつアナログ性能及びデジタル性能が高くなっている。従って、低コストでアナログ性能及びデジタル性能が高い1チップの半導体集積回路を実現することができるといえる。
なお、上記では本発明の半導体集積回路を携帯電話の通信回路に適用する場合を説明したが、これ以外のアナログ/デジタル混載回路に本発明を適用できることは言うまでもない。
また、実施例1〜3において、標準CMOS30A及び標準CMOS30Bのうちのいずれか一方を省略しても構わない。この場合にも、実施例1〜3の製造方法と同様の製造方法で製造することができる。
本発明の半導体集積回路は、携帯電話等の通信機器等に用られる半導体集積回路として有用である。
本発明の半導体集積回路の製造方法は、携帯電話等の通信機器等に用いられる半導体集積回路の製造方法として有用である。
本発明の実施の形態に係る半導体集積回路の概念を示す模式図であって、(a)はデジタル信号処理部とアナログ信号処理部とが混載された半導体集積回路であってアナログ信号処理部において高性能が要求されるCMOSをHCMOSで構成する例を示す図、(b)はデジタル信号処理部とアナログ信号処理部とが混載された半導体集積回路であってアナログ信号処理部及びデジタル信号処理部の双方においてそれぞれ高性能が要求されるCMOSをHCMOSで構成する例を示す図、(c)はデジタル信号処理部のみが搭載された半導体集積回路であってデジタル信号処理部において高性能が要求されるCMOSをHCMOSで構成する例を示す図、(d)はアナログ信号処理部のみが搭載された半導体集積回路であってアナログ信号処理部において高性能が要求されるCMOSをHCMOSで構成する例を示す図である。 図1の半導体集積回路の携帯電話機の通信回路への適用例を示す回路図である。 本発明の実施の形態の実施例1による半導体集積回路の構成を示す断面図である。 図3の半導体集積回路の第1の製造方法を示す工程別断面図である。 図3の半導体集積回路の第2の製造方法の変形例を示す工程別断面図である。 本発明の実施の形態の実施例2による半導体集積回路の構成を示す断面図である。 図6の半導体集積回路の第1の製造方法を示す工程別断面図である。 本発明の実施の形態の実施例3による半導体集積回路の構成を示す断面図である。 図8の半導体集積回路の第1の製造方法を示す工程別断面図である。 本発明の実施の形態の実施例2と従来例とをコスト、アナログ性能、及びデジタル性能について比較した表である。 従来の半導体集積回路を示す模式図であって、(a)は SiGe BiCMOS 技術の概念を示す図、(b)は RF CMOS 技術の概念を示す図である。 図6の半導体集積回路の第2の製造方法の変形例を示す工程別断面図である。 図8の半導体集積回路の第2の製造方法の変形例を示す工程別断面図である。 本発明の実施の形態の実施例4による半導体集積回路の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 半導体集積回路
2 デジタル信号処理部
3 アナログ信号処理部
11 基板
12 STI
30,30A,30B CMOS
31,31A,31B pCMOS
32,32A,32B nCMOS
33,33A,33B,63 nウェル
34,34A,34B,39,39A,39B,65,72 ソース領域
35,35A,35B,40,40A,40B,66,73 ドレイン領域
36,36A,36B,41,41A,41B,67,74 ゲート電極
37,37A,37B,42,42A,42B,68,75 ゲート絶縁膜
38,38A,38B,70 pウェル
56,57 ヘテロ接合構造
58,59 エピタキシャル成長部
60 HCMOS
61 pHMOS
62 nHMOS
64,71 SiGe層
81,82 コンタクト
83 トリプルウェル
101 携帯電話機の通信回路
102 アンテナ
103 共用器
104 低雑音アンプ
105,112 RFSAW
106 第1ミキサ
107 IFSAW
108 第2ミキサ
109 セラミックフィルタ
110 ベースバンド処理回路
111 変調器
113 パワーアンプ
114 アイソレータ
115 TCXO
116 シンセサイザ
117 VCO
118 積層フィルタ
201 保護酸化膜
202,204 レジスト
203 pHMOS及びnHMOSを形成すべき領域

Claims (13)

  1. 金属と酸化物と半導体とからなる基本構造を有しかつ前記半導体が同種の半導体からなる通常型MOSトランジスタで構成される標準相補型MOSトランジスタと、前記基本構造を有しかつ前記半導体が互いにヘテロ接合された異種の半導体からなるヘテロ接合型MOSトランジスタで構成されるヘテロ接合相補型MOSトランジスタとが1つの基板上に形成された半導体集積回路の製造方法であって、
    半導体基板の表層部に一対の第1の素子形成領域と一対の第2の素子形成領域とを素子分離で囲うことによって形成し、前記一対の第1の素子形成領域と前記一対の第2の素子形成領域とにp型及びn型の一対のウェルをそれぞれ形成する工程Aと、
    前記工程Aの後、前記半導体基板の表面を全面的に酸化して、該表面を覆うように第1の酸化膜を形成する工程Bと、
    前記第1の酸化膜の前記一対の第2の素子形成領域上に位置する部分を除去して、前記一対の第2の素子形成領域を露出させる工程Cと、
    前記露出させた一対の第2の素子形成領域に一対のヘテロ接合構造を選択的にエピタキシャル成長させることにより形成する工程Dと、
    前記工程Dの後、前記半導体基板の表面を全面的に酸化して、前記一対のへテロ接合構造の表面を含む前記基板の表面を覆うように第2の酸化膜を形成する工程Eと、
    前記工程Eの後、前記一対の第1の素子領域と前記一対の第2の素子領域との上方に一対のゲート電極をそれぞれ形成する工程Fと、を有し、
    前記一対の第1の素子形成領域に最終的に前記標準相補型MOSトランジスタを形成し、かつ前記一対の第2の素子形成領域に最終的に前記ヘテロ接合相補型MOSトランジスタを形成する、半導体集積回路の製造方法。
  2. 前記工程Aにおいて、前記半導体基板の表面にそれぞれ一対の第1乃至第3の素子形成領域を素子分離によって形成し、
    前記工程Dにおいて、前記露出した一対の第2の素子形成領域に一対のヘテロ接合構造を形成した後、前記第1の酸化膜の前記一対の第3の素子形成領域上に位置する部分を除去して、前記一対の第3の素子形成領域を露出させ、
    前記工程Eにおいて、前記工程Dの後、前記半導体基板の表面を全面的に酸化して、前記一対のへテロ接合構造の表面及び前記露出させた一対の第3の素子形成領域を含む前記基板の表面を覆うように第2の酸化膜を形成し、
    前記工程Fにおいて、前記工程Eの後、それぞれ一対の前記第1乃至第3の素子領域の上方に一対のゲート電極をそれぞれ形成し、
    前記一対の第1の素子形成領域と前記一対の第3の素子形成領域とに最終的に標準相補型MOSトランジスタをそれぞれ形成し、前記一対の第2の素子形成領域に最終的に前記ヘテロ接合相補型MOSトランジスタを形成する、請求項1に記載の半導体集積回路の製造方法。
  3. 前記第1の酸化膜の厚みが前記第2の酸化膜の厚みより実質的に厚い、請求項1に記載の半導体集積回路の製造方法。
  4. 前記工程Dにおいて、前記第1の酸化膜をマスクとして用いて前記ヘテロ接合構造をエピタキシャル成長させる、請求項1に記載の半導体集積回路の製造方法。
  5. 前記工程Dにおいて、Si層とSiGe層とを交互にエピタキシャル成長させるようにして前記ヘテロ接合構造を形成する、請求項1に記載の半導体集積回路の製造方法。
  6. 1つの基板と、
    金属と酸化物と半導体とからなる基本構造を有しかつ前記半導体が同種の半導体からなる通常型MOSトランジスタで構成される標準相補型MOSトランジスタと、
    前記基本構造を有しかつ前記半導体が互いにヘテロ接合された異種の半導体からなるヘテロ接合型MOSトランジスタで構成されるヘテロ接合相補型MOSトランジスタと、を備え、
    1以上の前記標準相補型MOSトランジスタと1以上の前記ヘテロ接合相補型MOSトランジスタとが前記1つの基板上に形成され、
    前記ヘテロ接合型MOSトランジスタの前記ヘテロ接合を含む部分が前記基板上にエピタキシャル成長されてなり、
    前記ヘテロ接合型MOSトランジスタの前記エピタキシャル成長された部分の下面と前記通常型MOSトランジスタの前記酸化物からなるゲート絶縁膜の下面とが、前記基板の厚み方向において実質的に同じ深さに位置している、半導体集積回路。
  7. 少なくとも一部の前記標準相補型MOSトランジスタの前記ゲート絶縁膜が前記ヘテロ接合相補型MOSトランジスタの前記ゲート絶縁膜より実質的に厚い、請求項6に記載の半導体集積回路。
  8. 前記通常型MOSトランジスタの前記同種の半導体がSiであり、前記ヘテロ接合型MOSトランジスタの前記異種の半導体がSi及びSiGeである、請求項6に記載の半導体集積回路。
  9. 前記ヘテロ接合相補型MOSトランジスタの少なくとも一部がヘテロ接合ダイナミックスレショルド相補型MOSトランジスタである、請求項6に記載の半導体集積回路。
  10. 所定電圧以下の電源電圧で動作させられる1以上の低電源電圧用相補型MOSトランジスタと前記所定電圧を超える電源電圧で動作させられる1以上の高電源電圧用相補型MOSトランジスタとを有し、前記低電源電圧用相補型MOSトランジスタの少なくとも一部が前記ヘテロ接合ダイナミックスレショルド相補型MOSトランジスタで構成され、前記高電源電圧用相補型MOSトランジスタが前記標準相補型MOSトランジスタで構成されている、請求項9に記載の半導体集積回路。
  11. アナログ信号処理部を有し、少なくとも前記アナログ信号処理部の一部の相補型MOSトランジスタが前記ヘテロ接合相補型MOSトランジスタで構成され、前記半導体集積回路の残りの部分の相補型MOSトランジスタが前記標準相補型MOSトランジスタで構成されている、請求項6に記載の半導体集積回路。
  12. 信号処理部としてデジタル信号処理部のみを有し、前記デジタル信号処理部の少なくとも一部の相補型MOSトランジスタが前記ヘテロ接合相補型MOSトランジスタで構成され、前記半導体集積回路の残りの部分の相補型MOSトランジスタが前記標準相補型MOSトランジスタで構成されている、請求項6に記載の半導体集積回路。
  13. 前記半導体集積回路が通信機能を備えている、請求項6に記載の半導体集積回路。
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JP2018164074A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 旭化成エレクトロニクス株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法

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