JP2005024870A - 広告発話システム - Google Patents

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Naoki Sekine
直樹 関根
Tomonori Ikumi
智則 伊久美
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Abstract

【課題】広告発話内容の動的な変更を可能とし、販売促進効果を向上させる。
【解決手段】実際に広告発話文を音声データとして出力するクライアント機2に対して、その広告発話文をサーバ機1側で作成して送信することにより、広告発話文の内容変更が随時かつ任意にして動的に変更可能となり、汎用性が高く、販売促進に効果的となる上に、サーバ機1側では音声データを扱っていないので、システム構成上、軽負荷にて実現可能とした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、販売促進用の広告発話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動販売機等において広告効果を高めるために、赤外線センサ等により人が近づいたことが検知された場合には広告情報を音声で流すようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−143741号公報
【特許文献2】
特開2002−82642公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来技術によれば、人が存在する必要な時にのみ広告情報を流すことができる。
【0005】
ところが、特許文献1,2等に示されるこの種の従来技術によると、広告内容を出力する音声データを予め当該機器に録音しておく必要がある。よって、汎用性に劣り、即時の広告内容変更の要求や好みによる広告内容変更の要求などに対処できない問題がある。
【0006】
本発明の目的は、広告発話内容の動的な変更を可能とし、販売促進効果を向上させ得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の広告発話システムは、サーバ機と、このサーバ機に通信網により接続されたクライアント機とよりなり、サーバ機は、広告発話文を含むデータを作成するデータ作成手段と、作成された広告発話文を含む前記データを指定のクライアント機に送信出力する送信手段と、を有し、クライアント機は、音声を出力するスピーカと、前記サーバ機から送信された広告発話文を含む前記データを受信する受信手段と、受信した前記データ中に含まれる広告発話文を解釈するデータ解釈手段と、自機に対して一定範囲内の領域に人が存在することを感知する人感センサと、この人感センサにより人が存在することが感知された場合には解釈された広告発話文を音声データに合成して前記スピーカから出力させる音声合成出力手段と、を具備し、実際に広告発話文を音声データとして出力するクライアント機に対して、その広告発話文をサーバ機側で作成して送信することにより、広告発話文の内容変更が随時かつ任意にして動的に変更可能となり、汎用性が高く、販売促進に効果的となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図8に基づいて説明する。本実施の形態の広告発話システムは、複数台の外設自動販売機をクライアント機とし、これらの外設自動販売機を管理する販売管理会社内等に設置されたサーバ機を用いるシステムとして構成されている。
【0009】
即ち、図1は本実施の形態のシステム構成の概略を示すもので、サーバ機1と、任意台数(図面上は、簡単化のために1台)のジュース類などの外設自動販売機(クライアント機)2とが、例えば、TCPネットワーク3なる通信網により接続されて構成されている。
【0010】
ここに、サーバ機1は、基本的には、マイクロコンピュータを内蔵するコンピュータであり、インストールされ或いは記憶保存されているコンピュータプログラムに従い後述するような処理を含めて各種の処理を実行する。図2はこのようなサーバ機1のハードウェア構成例を示す概略ブロック図である。当該サーバ機1は、その概略構成として、各種演算処理を実行して各部を集中的に制御するCPU11に、固定データを格納するROM12、可変データを書き替え自在に格納するRAM13、HDD等の記憶装置14の他、例えば後述する広告発話文の内容(テキスト文)を入力する等のために使用されるキーボード・マウス15等の入力デバイス、ディスプレイ16、プリンタ17等の出力デバイス、及び、TCPネットワーク3接続用の通信インターフェース18等がシステムバス19を介して接続された構成を有している。
【0011】
一方、外設自動販売機(クライアント機)2は、代金投入、購買品指定等の操作を受けて該当商品を自動的に販売するもので、そのための周知の機構に加えて、その制御系にマイクロコンピュータを内蔵しており、インストールされ或いは記憶保存されているコンピュータプログラムに従い後述するような処理を含めて各種の処理を実行する。図3はこのようなクライアント機2のハードウェア構成例を示す概略ブロック図である。当該外設自動販売機(クライアント機)2は、その概略構成として、各種演算処理を実行して各部を集中的に制御するCPU21に、固定データを格納するROM22、可変データを書き替え自在に格納するRAM23等の他、自動販売機として必要な駆動系負荷24やセンサ類25が接続されたI/Oポート26、及び、TCPネットワーク3接続用の通信インターフェース27等がシステムバス28を介して接続された構成を有している。ここに、本実施の形態では、I/Oポート26には、音声情報を出力するためのスピーカ29が接続されている他、当該外設自動販売機(クライアント機)2に対して人が一定範囲内(例えば数m範囲内)の領域に存在するか否かを感知する赤外線センサ、超音波センサ等による人感センサ30が接続されている。
【0012】
このようなハードウェア構成において、サーバ機1、外設自動販売機(クライアント機)2には、各々図4及び図5に示すような機能が付加されている。まず、サーバ機1においては、図4に示すように、キーボード・マウス15等の操作を通じて管理者により入力された広告発話文を含むデータ(テキストデータ)の登録を受付ける広告発話情報登録部31と、受付けた広告発話文を含むデータをRAM13等に格納する広告発話情報保存部32とが、CPU11を主体とする制御部33の入力側に対してデータ作成手段として設けられている。また、制御部33の出力側には作成されて保存された広告発話文を含むデータをTCPパケット形式で通信インターフェース18、TCPネットワーク3を通じて指定の外設自動販売機(クライアント機)2に対して送信出力する広告発話情報送信部(送信手段)34が設けられている。
【0013】
一方、外設自動販売機(クライアント機)2においては、TCPネットワーク3、通信インターフェース27を通じてサーバ機1側から送信された広告発話文を含むデータをTCPパケット形式で受信する広告発話文情報受信部(受信手段)41と、受信したTCPパケット形式の当該広告発話文を解釈してバイト列に沿って広告発話文を抜き出すデータ解釈部(データ解釈手段)42とが設けられている。このデータ解釈部42の出力側には、解釈されたTCPパケット形式の広告発話文を音声合成部43が解釈できるアクセント付き表現に変換する発声文生成部44が設けられている。音声合成部43は予めROM22等に格納されている音声合成辞書45を参照して、アクセント付き表現に変換された広告発話文を音声データに合成し、出力制御部46を介してスピーカ29に出力する。ここに、出力制御部46は人感センサ30の感知出力をトリガとして広告発話文をスピーカ29から実際に音声として出力するタイミングを制御する。
【0014】
このような構成において、例えば、外設自動販売機(クライアント機)2ではY日からAジュースが新発売されるものと仮定する。この場合、サーバ機1においてその広告発話文「Aジュース新発売ですよ」とその発売日に関するデータをキーボード・マウス15等の操作により作成し、広告発話情報登録部31、広告発話情報保存部32を通じて、例えば図6(a)に示すようなデータ形式でRAM13等に保存する。この時、サーバ機1の制御部33は、例えば、図7に示す概略フローチャートのように、広告情報のスケジュール確認を行っており(ステップS1)、広告発話文を含むデータが新規に登録・保存された場合には(S2のY)、このデータを図8に示すようなTCPパケット形式に変換して、広告発話情報送信部34に渡すことにより、この広告発話情報送信部34によって、通信インターフェース18、TCPネットワーク3を通じて指定の外設自動販売機(クライアント機)2に対して送信出力させる(S3)。即ち、TCPパケットは、例えば、宛先名として所望のクライアント名(4bit)、発信元名としてサーバ名(4bit)、広告発話文として「Aジュース、新発売ですよ」(512bit)、日として「Y日」(4bit)、付加情報として「x」(16bit)からなる構成とされている。この処理は、停止命令があるまで継続される(S4)。これにより、当該サーバ機1に接続されている何台もの外設自動販売機(クライアント機)2に対して広告発話文を送信することができる。
【0015】
一方、外設自動販売機(クライアント機)2では、図9に示すように、随時サーバ機1側からの広告発話文の送信を監視しており、当該広告発話文の送信があると、広告発話文情報受信部41によりTCPパケット形式の広告発話文を含むデータを受信する(ステップ12)。データを受信すると、情報データ解釈部42では広告発話データ解釈処理(S13)として、TCPパケット形式のデータ中から、広告発話文、例えば、「Aジュース、新発売ですよ」をバイト列に沿って抜き出し、発声文生成部44に渡す。発声文生成部44では、広告発話文を音声合成部43が解釈できるアクセント付き表現に変換して再構築し(S14)、RAM13等を利用した広告文記憶部に一旦格納させておく。この場合の処理は、例えば特開2000−10580公報等により周知であるので、詳細は省略する。
【0016】
また、外設自動販売機(クライアント機)2では、図9に示すように、当該外設自動販売機(クライアント機)2の近くに人が近づいたか否かを人感センサ30を通じて随時監視しており(S11)、図1(b)に示すように、人が一定範囲内の領域に近づいたことが感知されると(S11のY)、出力制御部46による規制を解除して、音声合成部43で合成された音声合成をスピーカ29に対して出力させることにより(S15)、実際に、広告発話文「Aジュース、新発売ですよ」を停止命令があるまで広告発声させる(S16,S17)。これにより、外設自動販売機(クライアント機)2に対して一定範囲内に居る人に対して、Aジュースの購買を促すことができ、販売促進効果が発揮される。
【0017】
また、別なX日には、Bジュース500mlが新発売されるものと仮定すると、その時の広告発話文、例えば、「Bジュース、500mlが登場です」を、上述したように、サーバ機1側で作成して(図6(b)参照)、各外設自動販売機(クライアント機)2に対して送信することにより、広告発話文の内容変更が随時かつ任意にして動的に変更可能となり、汎用性が高く、販売促進に効果的となる。ここに、サーバ機1側で広告発話文を作成して各外設自動販売機(クライアント機)2に設定する上で、テキストデータを利用し、各外設自動販売機(クライアント機)2側において音声データに合成し直すようにしているので、サーバ機1側から直接生の音声データを送信する場合に比して負荷が軽減されるものともなる。
【0018】
本発明の第2の実施の形態を図10及び図11に基づいて説明する。第1の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降の実施の形態でも、順次同様とする)。
【0019】
本実施の形態では、サーバ機1において広告発話文を作成する際に、当該広告発話文を特定するためのIDも付加し、IDが付加された広告発話文を広告発話情報送信部34によって所望の外設自動販売機(クライアント機)2側に対して事前に送信しておくようにしたものである。
【0020】
即ち、第1の実施の形態で説明した例の場合と同様に、例えば、Y日からAジュースが新発売されるものと仮定する。この場合、サーバ機1においてその広告発話文「Aジュース新発売ですよ」と当該広告発話文用のIDに関するデータをキーボード・マウス15等の操作により作成し、広告発話情報登録部31、広告発話情報保存部32を通じて、例えば図10(a)に示すようなデータ形式でRAM13等に保存する。この時、サーバ機1の制御部33は、前述したように、広告発話文を含むデータが新規に登録・保存された場合には(S2のY)、このデータを図11に示すようなTCPパケット形式に変換して、広告発話情報送信部34に渡すことにより、この広告発話情報送信部34によって、指定の外設自動販売機(クライアント機)2に対して送信出力させる(S3)。この場合のTCPパケットは、例えば、宛先名として所望のクライアント名(4bit)、発信元名としてサーバ名(4bit)、広告発話文として「Aジュース、新発売ですよ」(512bit)、IDデータとして「0001」(4bit)、付加情報として「x」(16bit)からなる構成とされている。この処理は、停止命令があるまで継続される(S4)。これにより、当該サーバ機1に接続されている何台もの外設自動販売機(クライアント機)2に対して広告発話文を送信することができる。
【0021】
一方、外設自動販売機(クライアント機)2では、図9に示したように、随時サーバ機1側からの広告発話文の送信を監視しており、当該広告発話文の送信があると、広告発話文情報受信部41によりTCPパケット形式の広告発話文を含むデータを受信する(ステップ12)。そしてRAM13等を利用した広告文記憶部に一旦格納させておく。サーバ機1側では、発売日Y日当日、所望の外設自動販売機(クライアント機)2に対して、ID情報を指示することにより、対応する広告発話文の発話出力を許可する。この指示を受けて、情報データ解釈部42では広告発話データ解釈処理(S13)として、ID情報を照合して広告文記憶部に格納された対応するTCPパケット形式のデータ中から、広告発話文、例えば、「Aジュース、新発売ですよ」をバイト列に沿って抜き出し、発声文生成部44に渡す。発声文生成部44では、広告発話文を音声合成部43が解釈できるアクセント付き表現に変換して再構築し(S14)、RAM13等を利用した広告文記憶部に一旦格納させておく。後の処理は、前述の実施の形態の場合と同様であり、人感センサ30により人が感知されたら、広告発話文が音声出力される。
【0022】
また、別なX日には、Bジュース500mlが新発売されるものと仮定すると、その時の広告発話文、例えば、「Bジュース、500mlが登場です」及びそのIDデータ、例えば「0002」を、上述したように、サーバ機1側で作成して(図10(b)参照)、各外設自動販売機(クライアント機)2に対して送信することにより、広告発話文の内容変更が随時かつ任意にして動的に変更可能となり、汎用性が高く、販売促進に効果的となる。特に、本実施の形態では、広告発話文を特定するIDを利用することにより、例えば発売当日に限らず、公告発話文を事前に各外設自動販売機(クライアント機)2に対して送信させておくことができ、発売日等の必要時には単にID番号を各外設自動販売機(クライアント機)2に対して送信すればよく、処理が簡単となる。特に、新製品の発売日は各外設自動販売機(クライアント機)2において同じ場合が多く、当日等にまとめて広告発話文を多数の外設自動販売機(クライアント機)2に対して送信処理することは面倒かつ発声に至るまでに遅延を生じてしまうが、IDを利用することにより、必要な広告発話文を事前に外設自動販売機(クライアント機)2に対して送信しておくことができ、当日には単にIDデータのみを送ればよいものとなる。
【0023】
本発明の第3の実施の形態を図12ないし図17に基づいて説明する。本実施の形態の広告発話システム用の外設自動販売機(クライアント機)2においては、人感センサ30に加えて、人が外設自動販売機(クライアント機)2に対してより近くの至近距離まで近づいたか否かを感知する至近距離感知センサ51が付加されている。この至近距離感知センサ51は、人感センサ30と別個のものでよいのはもちろんであるが、当該人感センサ30を共用し、その感知レベルの違いにより、一定範囲内に人がいるか、より近くの至近距離に接近しているかを判別するようにしてよい。
【0024】
このような2種類のセンサ30,51に対応させて、サーバ機1では、広告発話文を作成する際に、人感センサ30により人が感知された段階で発話出力させるための広告発話文と、至近距離感知センサ51により人が至近距離に近づいたことが感知された段階で発話出力させるための広告発話文とが、その広告レベルを異ならせて作成し、各外設自動販売機(クライアント機)2側に送信・設定するように構成されている。
【0025】
また、外設自動販売機(クライアント機)2の機能ブロック図においては、図14に示すように、出力制御部46に代えて、2種類のセンサ30,51の感知出力に基づき音声合成部43からの出力内容を変更するための出力内容変更部(内容変更手段)52が設けられている。
【0026】
このような構成において、例えば、外設自動販売機(クライアント機)2ではY日からAジュースが新発売されるものと仮定する。この場合、サーバ機1において人感センサ30対応としては第1段階の広告レベルの広告発話文「Aジュース新発売ですよ」、至近距離感知センサ51対応としては第2段階の広告レベルの広告発話文「是非Aジュースをお買い求めください」とその発売日に関するデータをキーボード・マウス15等の操作により作成し、広告発話情報登録部31、広告発話情報保存部32を通じて、例えば図15(a)に示すようなデータ形式でRAM13等に保存する。この時、サーバ機1の制御部33は、例えば、図7に示した概略フローチャートで説明したように、当該広告発話文を含むデータが新規に登録・保存された場合には(S2のY)、このデータを図15に示すようなTCPパケット形式に変換して、広告発話情報送信部34に渡すことにより、この広告発話情報送信部34によって指定の外設自動販売機(クライアント機)2に対して送信出力させる(S3)。この場合のTCPパケットは、例えば、宛先名として所望のクライアント名(4bit)、発信元名としてサーバ名(4bit)、人感センサ30対応用の広告発話文(1)として「Aジュース、新発売ですよ」(512bit)、至近距離感知センサ51対応用の広告発話文(2)として「是非Aジュースをお買い求めください」(512bit)、日として「Y日」(4bit)、付加情報として「x」(16bit)からなる構成とされている。これにより、当該サーバ機1に接続されている何台もの外設自動販売機(クライアント機)2に対して同一商品に関して広告レベルの異なる複数の広告発話文を送信することができる。
【0027】
一方、図17に示す概略フローチャートを参照すれば、外設自動販売機(クライアント機)2では、図9で説明した場合と同様に、随時サーバ機1側からの広告発話文の送信を監視しており、当該広告発話文の送信があると、広告発話文情報受信部41によりTCPパケット形式の広告発話文(1)(2)を含むデータを受信する(ステップ22)。データを受信すると、情報データ解釈部42では広告発話データ解釈処理(S23)として、TCPパケット形式のデータ中から、広告発話文、例えば、「Aジュース、新発売ですよ」「是非Aジュースをお買い求めください」をバイト列に沿って抜き出し、発声文生成部44に渡す。発声文生成部44では、広告発話文を音声合成部43が解釈できるアクセント付き表現に変換して再構築し(S24)、RAM13等を利用した広告文記憶部に一旦格納させておく。この場合の処理は、前述したように例えば特開2000−10580公報等により周知であるので、詳細は省略する。また、この処理は、至近距離感知センサ51の感知出力に待機する場合も同様である(ステップS25〜S27)。
【0028】
また、図17に示す概略フローチャートを参照すれば、外設自動販売機(クライアント機)2では、図9で説明した場合と同様に、まず、当該外設自動販売機(クライアント機)2の近くに人が近づいたか否かを人感センサ30を通じて随時監視しており(S21)、図12(b)に示すように、人が一定範囲内の領域に近づいたことが感知されると(S21のY)、出力内容変更部52では、音声合成部43で合成された音声合成として当該人感センサ30対応の広告発話文「Aジュース、新発売ですよ」を選択してスピーカ29に対して出力させることにより(S28)、実際に、広告発話文「Aジュース、新発売ですよ」を広告発声させる(S29)。これにより、外設自動販売機(クライアント機)2に対して一定範囲内に居る人に対して、Aジュースの購買を促すことができ、販売促進効果が発揮される。
【0029】
さらに、当該外設自動販売機(クライアント機)2では人が至近距離にまで近づいたか否かを至近距離感知センサ51を通じて監視しており(S30)、図12(c)に示すように、人が至近距離に近づいたことが感知されると(S30のY)、出力内容変更部52では、音声合成部43で合成された音声合成として当該至近距離感知センサ51対応の広告発話文「是非Aジュースをお買い求めください」を選択してスピーカ29に対して出力させることにより(S31)、実際に、広告発話文「是非Aジュースをお買い求めください」を広告発声させる(S32)。これにより、実際に商品を購入しようとして外設自動販売機(クライアント機)2に対して至近距離に近づいた人に対して、より一層新発売のAジュースの購買を促すことができ、販売促進効果が発揮される。即ち、人の接近具合に応じて広告内容を動的に変更させることが可能となる。
【0030】
また、別なX日には、Bジュース500mlが新発売されるものと仮定すると、その時の広告発話文、例えば、「Bジュース、500mlが登場です」「是非Bジュースをお買い求めください」を、上述したように、サーバ機1側で作成して(図15(b)参照)、各外設自動販売機(クライアント機)2に対して送信・設定すればよい。
【0031】
本発明の第4の実施の形態を図18ないし図22に基づいて説明する。本実施の形態の広告発話システム用の外設自動販売機(クライアント機)2においては、第3の実施の形態の構成に加えて、利用者が音声を入力するための音声入力手段としてのマイク53が付加されている。このマイク53は、第3の実施の形態において説明した至近距離感知センサ51により人が至近距離に接近したことが感知された時点で、当該人が発する音声の入力を受付け可能となるように制御される。
【0032】
また、本実施の形態の外設自動販売機(クライアント機)2は、図21に示すように、マイク53を通じて入力された音声に関して、その内容を認識する音声認識手段の機能と、当該音声の話者を識別する話者識別手段の機能とを有している。これらの機能は、図20のフローチャート中に示すように、至近距離感知センサ51により人が至近距離に接近したことが感知された時点で、その開始がトリガされる(S41)。
【0033】
このような構成において、本実施の形態では、第3の実施の形態で説明した処理として、至近距離感知センサ51により人が至近距離に接近したことが感知された段階まで進み、当該人が、例えば当該外設自動販売機(クライアント機)2に対して購入品目を音声で発声するものと仮定する(例えば、図18(c)に示す「Aジュース」等参照)。このように発せられた音声情報はマイク53を通じて取り込まれ、この時点では、音声認識及び話者識別の開始がトリガされているので(S41)、入力音声解析処理(S42)としては、まず、当該入力音声がA/D変換される(S51)。
【0034】
A/D変換処理されたデータは、一方では、ROM22等に用意されている音声認識語句辞書や音素辞書などを用いた音声認識処理に供される(S52)。このステップS52の処理が音声認識手段の機能として実行されるものであるが、当該技術は、例えば特開2001−42894公報等により周知であるので、説明を省略する。このような音声認識結果は、例えば、購入商品に関するボタン操作代用、或いは、購入商品に関する操作ボタンの点灯明示、等に供され、より使いやすい外設自動販売機(クライアント機)2が提供される。特に、多くの商品を扱っている外設自動販売機(クライアント機)2の場合には、所望商品に関する操作ボタンの位置を探すのが面倒なことも多々あるので、音声入力で所望の購入商品を指定できる機能は便利である。
【0035】
A/D変換処理されたデータは、他方では、話者識別処理に供される(S53)。このステップS53の処理が話者識別手段の機能として実行される。この処理は、例えば特開2000−122693公報等に示される話者識別処理に準じて行えばよいが、本実施の形態では、例えば、図22に概略的に示すように、A/D変換された音声データに関してRAM23等を利用した登録辞書を参照して当該話者が既に登録されているか否かを判定し(S61)、既に登録されていれば(S61のY)、当該話者を特定し(S62)、その結果を入力音声解析処理(S42)に通知する(S63)。一方、登録されていない話者の場合(S61のN)、当該外設自動販売機(クライアント機)2を初めて利用する利用者であるので、登録辞書に対して当該利用者を新規登録する登録辞書更新処理を行う(S64)。このような話者認識処理結果に基づき、当該話者(利用者)の来訪頻度(利用回数)を解析し(S65)、その頻度に応じた合成文を作成し(S66)、音声合成部43に出力することにより合成文をスピーカ29から発生させる(S67)。即ち、話者識別の結果、利用回数の少ない人の場合には「また来てくださいね」、利用回数の多い人の場合には「毎度ありがとうございます」といった広告発話文を発声させる。従って、ステップS66,S67の処理が発話者対応内容変更手段の機能として実行される。
【0036】
従って、本実施の形態によれば、購買客の利用頻度に応じた応対をとることができ、以後の販売促進に役立てることができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明の広告発話システムによれば、実際に広告発話文を音声データとして出力するクライアント機に対して、その広告発話文をサーバ機側で作成して送信することにより、広告発話文の内容変更が随時かつ任意にして動的に変更可能となり、汎用性が高く、販売促進に効果的となる上に、サーバ機側では音声データを扱っていないので、システム構成上、軽負荷にて実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の広告発話システムを示す概略構成図である。
【図2】そのサーバ機のハードウェア構成例を示す概略ブロック図である。
【図3】そのクライアント機のハードウェア構成例を示す概略ブロック図である。
【図4】サーバ機の機能構成例を示す概略ブロック図である。
【図5】クライアント機の機能構成例を示す概略ブロック図である。
【図6】広告発話文の例を示す説明図である。
【図7】サーバ機における処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図8】TCPパケット例を示す説明図である。
【図9】クライアント機における処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態の広告発話文の例を示す説明図である。
【図11】TCPパケット例を示す説明図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態の広告発話システムを示す概略構成図である。
【図13】そのクライアント機のハードウェア構成例を示す概略ブロック図である。
【図14】クライアント機の機能構成例を示す概略ブロック図である。
【図15】広告発話文の例を示す説明図である。
【図16】TCPパケット例を示す説明図である。
【図17】クライアント機における処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図18】本発明の第4の実施の形態の広告発話システムを示す概略構成図である。
【図19】そのクライアント機のハードウェア構成例を示す概略ブロック図である。
【図20】クライアント機における処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図21】その入力音声解析処理例を示す概略フローチャートである。
【図22】その話者識別処理例を示す概略フローチャートである。
【符号の説明】
1 サーバ機
2 クライアント機
3 通信網
29 スピーカ
30 人感センサ
31,32 データ作成手段
34 送信手段
41 受信手段
42 データ解釈手段
43 音声合成出力手段
51 至近距離感知センサ
52 内容変更手段
53 音声入力手段

Claims (5)

  1. 広告発話文を含むデータを作成するデータ作成手段と、作成された広告発話文を含む前記データを指定のクライアント機に送信出力する送信手段と、を有するサーバ機と、
    音声を出力するスピーカと、前記サーバ機から送信された広告発話文を含む前記データを受信する受信手段と、受信した前記データ中に含まれる広告発話文を解釈するデータ解釈手段と、自機に対して一定範囲内の領域に人が存在することを感知する人感センサと、この人感センサにより人が存在することが感知された場合には解釈された広告発話文を音声データに合成して前記スピーカから出力させる音声合成出力手段と、を有して前記サーバ機に通信網により接続されたクライアント機と、
    を具備する広告発話システム。
  2. 前記サーバ機における前記データ作成手段は、個々の広告発話文を特定するIDを含むデータを作成し、
    前記クライアント機における前記データ解釈手段は、前記サーバ機側から送信されたIDに基づき広告発話文を解釈する、
    請求項1記載の広告発話システム。
  3. 前記サーバ機における前記データ作成手段は、前記クライアント機に対する人の接近状況に応じて広告レベルを異ならせた広告発話文を作成し、
    前記クライアント機は、
    自機に対して至近距離内に人が近づいたことを感知する至近距離感知センサと、
    この至近距離感知センサにより人が近づいたことが感知された場合には前記音声合成出力手段が広告レベルの異なる広告発話文を合成出力するように広告発話文の内容を変更する内容変更手段と、
    を具備する請求項1又は2記載の広告発話システム。
  4. 前記クライアント機は、
    自機に対して至近距離内に人が近づいたことを感知する至近距離感知センサと、
    この至近距離感知センサにより人が近づいたことが感知された場合に入力受付け可能となり音声入力を受付ける音声入力手段と、
    この音声入力手段により受付けた音声を認識する音声認識手段と、
    を具備する請求項1,2又は3記載の広告発話システム。
  5. 前記クライアント機は、
    前記音声入力手段により受付けた音声データに基づき話者を識別する話者識別手段と、
    前記音声合成出力手段が識別された発話者に応じて異なる広告発話文を合成出力するように広告発話文の内容を変更する発話者対応内容変更手段と、
    を具備する請求項4記載の広告発話システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007018208A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動販売機の制御装置
RU2698351C2 (ru) * 2017-11-16 2019-08-26 Олег Станиславович Ляховицкий Система и способ информирования людей в торговых залах и сбора информации

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