JP2005023824A - Oil mist collection device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、オイルミスト捕集装置に関する。詳しくは、車両のエンジンのPCV(ポジティブクランクケースベンチレーション)システムに設けられるオイルミスト捕集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両等のエンジンにおいては、クランクケース内に漏洩したブローバイガスを大気中に排出することは大気汚染の原因になるとして、いわゆるPCVシステムにより吸気系に戻し再燃焼させることが行われている。このとき、ブローバイガスに混入しているオイルミストをオイルミスト捕集装置(オイルセパレータ)を用いて取除くことで、エンジンの排気性能を悪化させることなく再燃焼させている。
しかし、エンジンの運転状態に応じてブローバイガスの発生量も変化するためブローバイガス量が少なく、その流速が遅いときには効率良くオイルミストを捕集できないという問題があった。
このため、ブローバイガスの流量に関係なく、オイルミストの捕集を可能とするオイルセパレータが提案されている(特許文献1)。
このオイルセパレータによれば、ブローバイガスが通過する流路の間隔を狭めて、ブローバイガスの流量が少ない場合でも、ブローバイガスの流速を早め、このブローバイガスに含まれるオイルミストの流速も早くして、オイルセパレータで捕集するようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−88544号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したオイルセパレータにおいては、オイルミスト捕集量の増加のためにはプレート間の間隔を狭めなければならい。このため、上記オイルセパレータ内を流れる際のブローバイガスの流路抵抗が増大し、エンジン性能に影響を及ぼすという問題があった。
【0005】
本発明は上記した問題を解決するために創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、ブローバイガスの流路抵抗の増大を抑えつつ、ブローバイガスの流れを合流させることによりオイルミストを凝集させ、効率よくオイルミストを捕集することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の発明に係るオイルミスト捕集装置は、次の手段をとる。
すなわち、エンジンクランクケース内に発生するブローバイガスをエンジンで再燃焼させるPCVシステムに設けられるブローバイガス中のオイルミストを分離させてエンジンクランクケースに戻すオイルミスト捕集装置において、ブローバイガスの流れを複数の渦流として形成し、1つの渦流は少なくとも他の1つの渦流と合流する渦流形成手段を有し、複数の渦流が合流する際にオイルミストが凝集することを特徴とする。
この第1の発明によれば、複数のブローバイガスの流れが渦流形成手段によって過流となって合流することで、渦流中のオイルミストが凝集し大きな粒子となる。オイルミストが大きな粒子となり慣性力が増すことで壁面に衝突し易くなり、効率良く捕集することができる。
【0007】
次に、本発明の第2の発明に係るオイルミスト捕集装置は、次の手段をとる。すなわち、第1の発明に記載されたオイルミスト捕集装置において、前記渦流形成手段は当該オイルミスト捕集装置の容器に複数のブローバイガスの流入口を備え、該各流入口から流入したブローバイガスを案内して渦流を形成する案内壁が設けられていることを特徴とする。
この第2の発明によれば、上述の第1の発明による機能に加えて、次のような機能を有する。すなわち、この第2の発明は、複数のブローバイガスの流入口から流入したガス流を案内壁を用いて効率良く渦流を形成するよう案内することができる。
【0008】
次に、本発明の第3の発明に係るオイルミスト捕集装置は、次の手段をとる。
すなわち、第1の発明に記載されたオイルミスト捕集装置において、前記渦流形成手段は当該オイルミスト捕集装置の容器内にブローバイガスの1つの流れを複数の流れに分離する流れ分離部位を有すると共に、この分離された流れを案内して渦流を形成する案内壁が設けられていることを特徴とする。
この第3の発明によれば、上述の第1の発明による機能に加えて、次のような機能を有する。すなわち、この第3の発明は、オイルミスト捕集装置の容器内にブローバイガスの1つの流れを複数のガス流に分離する分離部位を設けることで、複数のブローバイガス流入口を設ける必要がない。そのため、既存の設備を利用することが出来る。
【0009】
更に、本発明に係るオイルミスト捕集装置は、上記各手段以外に次の手段をとることができる。
例えば、上記第2の発明又は第3の発明に記載されたオイルミスト捕集装置において、案内壁よりもブローバイガスの流れの下流側に流路を迂回路として形成する一つ又は複数の迂回板(プレート)からなるオイルミスト捕集部を有することを特徴とする。
上記手段によれば、上記渦流形成手段により凝集させたオイルミストが迂回板(プレート)に当接して捕集することができる。この捕集は迂回板の数が多いほどより多く捕集することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るオイルミスト捕集装置の第1の実施の形態を、図1乃至図4に基づいて説明する。図1はオイルミスト捕集装置の横断面図、図2は当該装置におけるブローバイガスの流れを示した説明図、図3及び図4は案内部材の別の例を示したものである。
オイルミスト捕集装置1は、普通にはエンジンのクランクケースに漏出するブローバイガスをエンジンの吸気系に移送するための流通路に設けられており、クランクケースと一体又は所定の通管にて連結されている。つまり、PCVシステムの構成要件の一部となっている。
【0011】
第1の実施の形態のオイルミスト捕集装置1は、図1に示されるように、シリンダヘッドカバに形成された略直方体状で長手方向の一面が開口された凹状部材1aと、この凹状部材1aの開口を塞ぐように取付けられるバッフルプレート1bとによって形成された本体10からなる。さらに本体10はブローバイガス(以下、ガスという)流入口3、ガス排出口5及びオイル排出口7を有する。ガス流入口3は、第1ガス流入口3aと第2ガス流入口3bとからなり、いずれもガス排出口5の位置とは離れた、図1で見て左下の本体床面11に設けられている。
第1ガス流入口3aと第2ガス流入口3bとの位置関係は、渦流を発生させるのに適した所定の間隔となるよう離れた位置に設定される。なお、ガス流入口3は二つに限定されることはなく、また本体床面11の他、本体10壁面のいずれの場所においても設けることが可能であり、設計者が予定するオイルミスト捕集装置の適切な配置関係により適宜決定すれば良いものである。
【0012】
オイル排出口7は、オイルミスト捕集装置1の取付け状態において本体床面11となる部位に配置される。そして、本体10壁面などから流れ落ちて本体床面11に集まったオイルが流入するように設けられる。本実施形態においては、オイル排出口7は、後で詳述する案内部材20及びオイルミスト捕集部25の近傍の本体床面11に一つずつ形成されている。すなわち、図1で見て下部ほぼ中央位置に所定間隔を置いて2個設けられている。オイル排出口7から排出されたオイルの粒子は、所定の通管を通り、クランクケース(図示せず)内へと戻る。
なお、オイル排出口7の数及び設定位置も、設計者が予定するオイルミスト捕集装置の配置関係により適宜決定すれば良いものである。
【0013】
また、ガスの流れを導いて渦流を形成させるのに適した位置に案内部材20が設けられている。案内部材20は、ガス流を導くのに適した形状であり、普通には、ガス流入口3に近接する位置に取付けられている。本実施形態においては、オイルミスト捕集装置1の取付け状態において略逆L字形に取付けられている。
そして、図1で見て第2ガス流入口3bの右側位置に案内部材20の案内部材下端部20aが位置するように設置されている。案内部材下端部20aと連結する案内部材上端部20bはガス流入口3側へ直角に折れ曲がった形で連結されている。案内部材20は別体で成形された後、凹状部材1a又はバッフルプレート1bのいずれか一方に所定の位置となるよう溶接などの手段により固着されている。また、凹状部材1a又はバッフルプレート1bのいずれか一方と一体的に成形することも可能である。
なお、案内部材20の案内部材下端部20a、案内部材上端部20bは一体的に成形されてもよいし、別部材として成形してもよい。また、案内部材20は金属、樹脂などオイルやガスによって劣化しにくい部材で形成するのが好ましい。
【0014】
案内部材20は図1に示される曲がり角度が鋭角の略逆L字形だけでなく、図3に示すように曲がり角度を鈍角にして緩やかな傾斜角として形成することもできる。曲がり角度を緩やかな傾斜角とすることでガス流速を落さずに渦流を形成することができる。またその加工も容易となる。更には、図4に示すように丸みを帯びた形状として形成することもできる。丸みを帯びたものは、流入時のガス流速を最大限に生かして渦流を形成させることができる。いずれも、ガスの流量が少ない場合において、ガス流速を落さない様にする場合に有効な構成である。
【0015】
案内部材20から見てガス排出口5側の位置には、オイルミスト捕集部25が設けられている。オイルミスト捕集部25はガス流の迂回路が形成されるように本体床面11及び本体天井12に迂回板(プレート)25a、25b、25cが交互に配置されて構成されている。迂回板25a、25cは本体天井12から垂直に直立し、等間隔に並んで設けられている。迂回板25bは本体床面11から垂直に直立し、前記迂回板25a、25cの間に等間隔に位置して設けられている。
なお、迂回板25a、25b、25cは種々の形状に形成することができる。例えば、迂回板25a、25b、25cに貫通孔を形成しガスの捕集を容易にすることもできる。迂回板25a、25b、25cは金属、樹脂などオイルやガスによって劣化しにくい部材で形成するのが好ましい。また、迂回板25a、25b、25cは普通には別体で成形した後、凹状部材1a又はバッフルプレート1bのいずれか一方に固着されている。ただし、オイルミスト捕集装置1の形態に応じて、それぞれ凹状部材1a又はバッフルプレート1bのいずれか一方と一体的に成形することも可能である。
また、オイルミスト捕集部25は上記の様にガス流路を迂回路とするラビリンス型の配置構成に限らず、設計者の目的に応じて適宜各種の形態が考えられるものである。
【0016】
次に、図2を用いて上述した第1の発明の実施の形態のオイルミスト捕集装置1の作用について説明する。
先ず、クランクケース内に漏洩したガスはオイルミストとともに所定の通管を通り、ガス流入口3からオイルミスト捕集装置1の本体10内に流入する。第1ガス流入口3aから流入したガスの一部は本体天井12と案内部材上端部20bとで構成されるガス通路13へと入り、残りは本体天井12により案内部材上端部20bと本体床面11とで構成される凹部内へと案内される。
次に第2ガス流入口3bから流入したガス流は、第2ガス流入口3bに接する位置に設けられた案内部材下端部20aの壁面に沿うように上昇し、案内部材上端部20bにぶつかることで案内部材上端部20bの先端部分が示す方向に案内される。そして第1ガス流入口3aから案内されてきたガス流に合流することで2つの渦流が成形される。すなわち、第1ガス流入口3aと第2ガス流入口3bから流入したガスにより形成されたガス流は、ちょうど本体天井12から本体床面11への向かう流れにおいて互い合流する形となり、それぞれ渦流を形成する。
この実施の形態におけるガス流入口3から案内部材20までの本体10内部の構造すべてが、本発明における渦流形成手段である。また、この実施の形態におけるガス流入口3を除く、案内部材20までの本体10内部の構造すべてが、本発明における案内壁である。
【0017】
上記渦流の合流によりガス流中に含まれるオイルミスト同士が互いに衝突を繰り返し次第に大きく成長する。これは、オイルが高い粘性を有するためである。
つまり、オイルは潤滑性、耐磨耗性に優れた強力な油膜を設ける必要上、エンジン運転時には高粘度となっている。普通にはオイルミスト捕集装置1の作用時はエンジン運転時であるのでオイルは高粘度である。
【0018】
次に大きく成長したオイルミストは、本体10壁面、案内部材20及びオイルミスト捕集部25などに衝突し易くなる。これは、ガス中のオイルミストが大きくなるに従い、その慣性力が大きくなるためである。つまり本体10壁面を迂回して進むガス流の流れに反して、オイルミストはそのまま直進し本体10壁面などに衝突する。これによりガス流中のオイルが除かれることとなる。つまり本体10壁面に捕集されることになる。
【0019】
次にオイルミスト捕集部25の作用について説明する。オイルミスト捕集部25は、案内部材20周辺で捕集されなかったオイルを更に捕集することが目的である。すなわちオイルミストの大部分は、渦流が生じている箇所にある案内部材20及び本体10壁面などに衝突し捕集されるが、渦流を形成しなかったガス流や大きく育たないオイルミストは、そのままガス通路13を通りガス排出口5へと向かう。この場合に、本体10内部に設けられた迂回板25a、25b、25cで構成されるオイルミスト捕集部25にオイルが衝突することで捕集の確率を高めている。
このオイルミスト捕集部25により、ガス中のオイル含有率を少なくした後、吸気系に戻すことでエンジン性能を悪化させることなく再燃焼させることができる。
【0020】
次に、本発明の第2の実施の形態に係るオイルミスト捕集装置を図5乃至図9に基づいて説明する。図5はオイルミスト捕集装置の横断面図、図6は図5のVI−VI断面図、図7は図6についてのブローバイガスの流れを示した説明図、図8及び図9は分離部材の別の例を示したものである。
【0021】
第2の実施の形態のオイルミスト捕集装置31は、図5及び図6に示されるように、シリンダヘッドカバに形成された凹状部材31aとバッフルプレート31bとによって形成された本体40からなる。この本体40は図5及び図6に示されるように、先に説明した第1の実施の形態と基本的に同じ構成をとっている。したがって、第1の実施の形態と同一の構成箇所には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。また、オイルミスト捕集部25も先に説明した第1の実施の形態と基本的に同じ構成をとっている。したがって、第1の実施の形態と同一の構成箇所には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0022】
次に第1の実施の形態と異なる点について説明する。まずガス流入口33は、図5で見て左下の本体床面41に一つだけ設けられている。ガス排出口5はガス流入口33とは離れた位置の、図5で見て凹状部材31aの右側面に設けられている。そして、上記ガス流入口33から流入するガス流を複数の流れに分離できる位置に分離部材70が設けられている。分離部材70はガス流の流れを複数、この実施の形態では2つの流れに分離させるような形状でガス流の通路に設けられている。また、分離部材70はガス流入口33と案内壁50との間に設けられている。本実施形態においては、分離部材70は断面略V字形状に形成されており、ガス流入口33にそのV字の先端部分を向けてガス流入口33と案内壁50との間に配置されている。
【0023】
分離部材70の形状は上述した断面略V字形状に限定されることなくその他各種の形状が考えられるものである。例えば、図8に示すように断面略コ字形状とすることもできる。断面略コ字状の形状でもガス流を2つの流れに分離することができる。また、図9に示すように断面略半円形状とすることもできる。断面略半円形状のものは、流入時のガス流速を最大限に生かしてガス流を分離させることができ、渦流を効率良く形成させることができる。
【0024】
次に、図7を用いて上述した第2の発明の実施の形態のオイルミスト捕集装置31の作用について説明する。
先ず、ガス流がガス流入口33からオイルミスト捕集装置31の本体40内に流入する。ガス流入口33から流入したガス流はガス流入口33からガス排出口5に向けて流れる。これはガス排出口5に連通されている吸気系が吸気時に負圧となるためである。
そして、ガス流の通路に設けられている断面略V字形状の分離部材70のV字の先端部分にぶつかることでほぼ2つの流れに分離する。
2つに分離したガス流は、上記分離部材70とガス排出口5との間に設けられた案内壁50により互いに渦流を形成するよう案内される。本実施形態においては、案内壁50はガス流を本体40の中心線側に案内できる位置に設けられている。すなわち、案内壁50はガス流の流れを遮るよう本体40の両側面から張り出した案内部材50a、50bで形成されている。そして、該案内部材50a、50bにより、本体40の中心線上にガス流が通過可能な通路51が設けられ、それ以外のガス流の通路を遮断するように設けられている。
そして両方向から互いに本体40の中心線に向かうガス流が合流することで2つの渦流が形成される。形成された渦流は本体40の中心線上で接触し、すなわち合流し、この渦流の合流によりガス流中に含まれるオイルミスト同士が互いに衝突を繰り返し次第に大きく成長する。その後のオイルミスト捕集作用は、オイルミスト捕集部25の作用を含め、前述した第1の実施の形態の場合と同じである。
【0025】
図10は従来構造を含め本発明の実施の形態として考えられる各種タイプのオイルミスト捕集装置を示す。そして、この各種タイプにおけるオイルミスト捕集率を後述の表1に示す。
図10(a)及び(b)は従来構造を有するオイルミスト捕集装置の横断面図である。図10(c)は装置内部の形状を変更したオイルミスト捕集装置の変形例の横断面図である。図10(d)、(i)、(j)及び(m)は装置内部の形状を変更したオイルミスト捕集装置の変形例の透明図である。図10(e)乃至(h)、(k)及び(l)は装置内部の形状を変更したオイルミスト捕集装置の変形例の上断面図である。
図10(a)のタイプは従来のラビリンス型のものである。図10(b)のタイプは従来のラビリンス型のものに公知の技術であるパンチングを施したL字型オイルミスト捕集部材を用いたものである。
一方、図10(c)のタイプは本発明の上述した第1の実施の形態の別の例を示したものである。図10(d)のタイプは更に第1の実施の形態の別の例でガス流入口をガス流通過方向横向きに平行に設けたものである。図10(e)のタイプは本発明の上述した第2の実施の形態の別の例を示したものである。図10(f)以降のタイプは更に第2の実施の形態の別の例であり、以下順に説明する。図10(f)のタイプは分離部材を断面略半円形状としたものである。図10(g)のタイプはオイルミスト捕集部の迂回板を断面半円形状としたものである。図10(h)のタイプは図10(e)のタイプにおけるすべての角をなくし、丸みを持たせたものである。図10(i)のタイプは図10(f)のタイプにおいてオイルミスト捕集部を除いたものであり、案内壁の下半分にガス流通過路を設けたものである。図10(j)のタイプは図10(f)のタイプにおいてオイルミスト捕集部を除き、ガス排出口を本体天井に設けたものである。図10(k)のタイプは図10(f)のタイプにおいて案内部材を分離部材側に丸みを持たせ、かつオイルミスト捕集部の迂回板に丸みを持たせたものである。図10(l)のタイプは図10(k)のタイプにおける迂回板を断面コ字形状にしたものである。図10(m)のタイプは図10(i)のタイプにおいて更に二つの迂回板を設けたものである。
【0026】
上述した各種タイプのオイルミスト捕集実験のための装置として、レギュレータ、オイル空気混合器、チャンバ室、オイルミスト捕集装置、フィルタオイル量測定機、流量計、吸引器及び変圧器からなる実験装置を用いた。
空気流をレギュレータを用いて装置内に送り込み、オイル空気混合器にて空気内にオイルを混合し、チャンバ内の空気流にオイルミストが約0.8g/m3となるように調整する。
そして、吸引機にて流量約15L/minとなるように調整し、ガス流入口から本体内にガスを流入させ、ガス排出口から排出され空気流に含まれるオイルミスト量(g/m3)をフィルタオイル量測定機にて測定した。そして、捕集率を以下に示す式により算出することとした。
捕集率(%) = (A−B)/A×100
A:オイルミスト捕集装置通過前のオイルミスト量(g/m3)
B:オイルミスト捕集装置通過前のオイルミスト量(g/m3)
【表1】
試料(a)及び試料(b)と試料(c)〜試料(f)を比較することでオイルミスト捕集率が従来の公知技術よりも向上したことが分かる。また、試料(i)と試料(m)を比較することでオイルミスト捕集部を設けた方がオイルミスト捕集率が向上することが分かる。試料(g)〜試料(m)より本体、案内部材及び分離部材の形状の如何にかかわらずオイルミスト捕集率が従来の公知技術よりも向上したことが分かる。
なお、各種タイプのオイルミスト捕集装置により得られた試料には対応するアルファベットを付すこととした。
【0027】
【発明の効果】
上述した本発明によれば、次の効果を得ることができる。
先ず、第1の発明によれば、オイルミストが凝集し大きな粒子として効率良く捕集することができる。
【0028】
次に、第2の発明によれば、複数のガス流入口と案内壁を有することで多くのブローバイガスに効率良く渦流を形成させることができる。
次に、第3の発明によれば、オイルミスト捕集装置の容器内に分離部位を有することで複数のブローバイガス流入口を設ける必要がなく既存の設備を利用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】オイルミスト捕集装置の横断面図である。
【図2】図1についてのブローバイガスの流れを示した説明図である。
【図3】案内部材の別の例の図である。
【図4】案内部材のさらに別の例の図である。
【図5】オイルミスト捕集装置の横断面図である。
【図6】図5のVI− VI線断面図である。
【図7】図6についてのブローバイガスの流れを示した説明図である。
【図8】分離部材の別の例の図である。
【図9】分離部材のさらに別の例の図である。
【図10】各種タイプのオイルミスト捕集装置の内部構造の図である。
【符号の説明】
31 オイルミスト捕集装置
1a 凹状部材
1b バッフルプレート
3、33 ガス流入口
3a 第1ガス流入口
3b 第2ガス流入口
5 ガス排出口
7 オイル排出口
10、40 本体
11 本体床面
12 本体天井
13、51 ガス通路
20、50a、50b 案内部材
20a 案内部材下端部
20b 案内部材上端部
25 オイルミスト捕集部
25a、25b、25c 迂回板
50 案内壁
70 分離部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an oil mist collecting device. More specifically, the present invention relates to an oil mist collecting device provided in a PCV (positive crankcase ventilation) system of a vehicle engine.
[0002]
[Prior art]
In an engine such as a vehicle, discharge of blow-by gas leaked into a crankcase into the atmosphere is a cause of air pollution, so that it is returned to the intake system by a so-called PCV system and recombusted. At this time, the oil mist mixed in the blow-by gas is removed by using an oil mist collecting device (oil separator), thereby re-combusting without deteriorating the exhaust performance of the engine.
However, since the amount of blow-by gas generated varies depending on the operating state of the engine, there is a problem that the amount of blow-by gas is small and oil mist cannot be collected efficiently when the flow rate is low.
For this reason, an oil separator capable of collecting oil mist has been proposed regardless of the flow rate of blow-by gas (Patent Document 1).
According to this oil separator, the flow path of the blow-by gas is narrowed, the flow rate of the blow-by gas is increased even when the flow rate of the blow-by gas is small, and the flow rate of the oil mist contained in the blow-by gas is also increased. The oil separator is used for collection.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-88544
[Problems to be solved by the invention]
However, in the oil separator described above, the interval between the plates must be narrowed in order to increase the amount of oil mist collected. For this reason, there has been a problem in that the flow resistance of the blow-by gas when flowing in the oil separator is increased, which affects engine performance.
[0005]
The present invention was devised to solve the above-described problems, and the problem to be solved by the present invention is to consolidate the flow of blow-by gas while suppressing an increase in the flow resistance of the blow-by gas. It is to aggregate oil mist and efficiently collect oil mist.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the oil mist collecting apparatus according to the first invention of the present invention takes the following means.
That is, in an oil mist collecting device for separating oil mist in a blowby gas provided in a PCV system for recombusting blowby gas generated in the engine crankcase and returning it to the engine crankcase, a plurality of blowby gas flows are returned. One vortex has vortex forming means that merges with at least one other vortex, and oil mist aggregates when a plurality of vortices merge.
According to the first aspect of the present invention, the flow of a plurality of blow-by gases is overflowed and merged by the vortex forming means, whereby the oil mist in the vortex is aggregated into large particles. The oil mist becomes large particles and the inertial force increases, so that the oil mist easily collides with the wall surface and can be collected efficiently.
[0007]
Next, the oil mist collecting apparatus according to the second invention of the present invention takes the following means. That is, in the oil mist collecting device described in the first invention, the vortex forming means includes a plurality of blow-by gas inlets in the container of the oil mist collecting device, and the blow-by gas that has flowed in from the respective inlets A guide wall for forming a vortex flow by guiding the guide is provided.
According to the second invention, in addition to the function according to the first invention described above, the following function is provided. That is, according to the second aspect of the present invention, it is possible to guide the gas flows flowing in from the plurality of blow-by gas inlets so as to efficiently form a vortex using the guide wall.
[0008]
Next, the oil mist collecting apparatus according to the third aspect of the present invention takes the following means.
That is, in the oil mist collecting device described in the first invention, the vortex forming means has a flow separation part for separating one flow of blow-by gas into a plurality of flows in the container of the oil mist collecting device. In addition, a guide wall for guiding the separated flow to form a vortex is provided.
According to the third invention, in addition to the function according to the first invention described above, the following function is provided. That is, according to the third aspect of the present invention, it is not necessary to provide a plurality of blow-by gas inlets by providing a separation part for separating one flow of blow-by gas into a plurality of gas flows in the container of the oil mist collecting device. . Therefore, existing facilities can be used.
[0009]
Furthermore, the oil mist collecting apparatus according to the present invention can take the following means in addition to the above-described means.
For example, in the oil mist collecting device described in the second invention or the third invention, one or a plurality of detour plates that form a flow path as a detour on the downstream side of the flow of blow-by gas from the guide wall It has the oil mist collection part which consists of (plate).
According to the above means, the oil mist aggregated by the vortex forming means can be brought into contact with the detour plate (plate) and collected. As the number of bypass plates increases, this collection can be performed more.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, a first embodiment of an oil mist collecting device according to the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a cross-sectional view of an oil mist collecting device, FIG. 2 is an explanatory view showing the flow of blow-by gas in the device, and FIGS. 3 and 4 show other examples of guide members.
The oil
[0011]
As shown in FIG. 1, the oil mist collecting
The positional relationship between the first
[0012]
The
Note that the number and setting positions of the
[0013]
Further, a
And it is installed so that the guide member
In addition, the guide member
[0014]
The
[0015]
An oil
The
In addition, the oil
[0016]
Next, the operation of the oil
First, the gas leaked into the crankcase passes through a predetermined pipe along with the oil mist, and flows into the
Next, the gas flow flowing in from the
All the structures inside the
[0017]
The oil mists contained in the gas flow repeatedly collide with each other due to the vortex merge and grow gradually and gradually. This is because oil has a high viscosity.
That is, the oil needs to be provided with a strong oil film having excellent lubricity and wear resistance, and has a high viscosity during engine operation. Usually, the oil is highly viscous because the oil
[0018]
Next, the oil mist that has grown greatly is likely to collide with the wall surface of the
[0019]
Next, the operation of the oil
By reducing the oil content in the gas by the oil
[0020]
Next, an oil mist collecting device according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 5 is a cross-sectional view of the oil mist collecting device, FIG. 6 is a cross-sectional view taken along the line VI-VI in FIG. 5, FIG. 7 is an explanatory view showing the flow of blow-by gas with respect to FIG. This is another example.
[0021]
As shown in FIGS. 5 and 6, the oil
[0022]
Next, differences from the first embodiment will be described. First, only one
[0023]
The shape of the separating
[0024]
Next, the operation of the oil
First, the gas flow flows into the
Then, it collides with the V-shaped tip portion of the
The two separated gas flows are guided by the
And two vortex | eddy currents are formed because the gas flow which goes to the centerline of the
[0025]
FIG. 10 shows various types of oil mist collecting devices which can be considered as embodiments of the present invention including the conventional structure. And the oil mist collection rate in these various types is shown in Table 1 described later.
10A and 10B are cross-sectional views of an oil mist collecting device having a conventional structure. FIG.10 (c) is a cross-sectional view of the modification of the oil mist collection apparatus which changed the internal shape of the apparatus. FIGS. 10 (d), (i), (j) and (m) are transparent views of modifications of the oil mist collecting device in which the shape inside the device is changed. 10 (e) to (h), (k), and (l) are upper cross-sectional views of modified examples of the oil mist collecting device in which the shape inside the device is changed.
The type shown in FIG. 10A is a conventional labyrinth type. The type shown in FIG. 10B uses a conventional labyrinth type L-shaped oil mist collecting member that has been punched according to a known technique.
On the other hand, the type of FIG. 10C shows another example of the first embodiment of the present invention described above. The type shown in FIG. 10D is a further example of the first embodiment in which gas inlets are provided in parallel in the gas flow passage direction sideways. The type of FIG. 10 (e) shows another example of the above-described second embodiment of the present invention. The types after FIG. 10F are further examples of the second embodiment, and will be described in the following order. In the type shown in FIG. 10 (f), the separating member has a substantially semicircular cross section. In the type shown in FIG. 10 (g), the detour plate of the oil mist collecting section has a semicircular cross section. In the type shown in FIG. 10H, all corners in the type shown in FIG. 10E are eliminated and rounded. The type shown in FIG. 10 (i) is the same as that shown in FIG. 10 (f) except that the oil mist collecting part is removed, and a gas flow passage is provided in the lower half of the guide wall. The type shown in FIG. 10 (j) is the type shown in FIG. 10 (f) except that the oil mist collecting part is provided and the gas discharge port is provided on the ceiling of the main body. The type of FIG. 10 (k) is the type of FIG. 10 (f) in which the guide member is rounded on the separating member side and the bypass plate of the oil mist collecting part is rounded. In the type shown in FIG. 10 (l), the bypass plate in the type shown in FIG. 10 (k) has a U-shaped cross section. The type shown in FIG. 10 (m) is obtained by further providing two bypass plates in the type shown in FIG. 10 (i).
[0026]
As an apparatus for collecting various types of oil mist as described above, an experimental apparatus comprising a regulator, an oil / air mixer, a chamber, an oil mist collecting device, a filter oil amount measuring device, a flow meter, a suction device, and a transformer. Was used.
The air flow is fed into the apparatus using a regulator, and the oil is mixed in the air by an oil / air mixer, and the oil flow is adjusted so that the oil mist is about 0.8 g / m 3 in the air flow in the chamber.
Then, the flow rate is adjusted to about 15 L / min with a suction machine, gas is introduced into the main body from the gas inlet, and the amount of oil mist (g / m 3 ) discharged from the gas outlet and included in the air flow. Was measured with a filter oil amount measuring machine. And it decided to calculate a collection rate by the formula shown below.
Collection rate (%) = (A−B) / A × 100
A: Oil mist amount (g / m 3 ) before passing through the oil mist collecting device
B: Oil mist amount (g / m 3 ) before passing through the oil mist collecting device
[Table 1]
Comparison of sample (a) and sample (b) with sample (c) to sample (f) shows that the oil mist collection rate is improved over the conventional known technique. Moreover, by comparing the sample (i) and the sample (m), it can be seen that the oil mist collection rate is improved when the oil mist collection unit is provided. From the samples (g) to (m), it can be seen that the oil mist collection rate is improved over the conventional known technique regardless of the shapes of the main body, the guide member, and the separating member.
In addition, the corresponding alphabet was attached | subjected to the sample obtained by various types of oil mist collection apparatus.
[0027]
【The invention's effect】
According to the present invention described above, the following effects can be obtained.
First, according to the first invention, oil mist aggregates and can be efficiently collected as large particles.
[0028]
Next, according to 2nd invention, a vortex | eddy_current can be efficiently formed in many blowby gas by having a some gas inflow port and a guide wall.
Next, according to 3rd invention, it is not necessary to provide a some blowby gas inflow port by having a isolation | separation site | part in the container of an oil mist collection apparatus, and can use the existing installation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an oil mist collecting device.
2 is an explanatory diagram showing a flow of blow-by gas with respect to FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a view of another example of a guide member.
FIG. 4 is a view of still another example of the guide member.
FIG. 5 is a cross-sectional view of the oil mist collecting device.
6 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG.
7 is an explanatory diagram showing a flow of blow-by gas with respect to FIG. 6. FIG.
FIG. 8 is a diagram of another example of a separation member.
FIG. 9 is a view of still another example of the separating member.
FIG. 10 is a diagram of the internal structure of various types of oil mist collecting devices.
[Explanation of symbols]
31 Oil Mist Collection Device
Claims (3)
前記渦流形成手段は当該オイルミスト捕集装置の容器に複数のブローバイガスの流入口を備え、該各流入口から流入したブローバイガスを案内して渦流を形成する案内壁が設けられていることを特徴とするオイルミスト捕集装置。In the oil mist collection device according to claim 1,
The vortex flow forming means is provided with a plurality of blow-by gas inlets in the container of the oil mist collecting device, and a guide wall for guiding the blow-by gas flowing in from each of the inlets to form a vortex flow is provided. Oil mist collecting device.
前記渦流形成手段は当該オイルミスト捕集装置の容器内にブローバイガスの1つの流れを複数の流れに分離する流れ分離部位を有すると共に、この分離された流れを案内して渦流を形成する案内壁が設けられていることを特徴とするオイルミスト捕集装置。In the oil mist collection device according to claim 1,
The vortex flow forming means has a flow separation portion for separating one flow of blow-by gas into a plurality of flows in the container of the oil mist collecting device, and guide walls for guiding the separated flow to form a vortex flow. Is provided with an oil mist collecting device.
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