JP2005022834A - Floating type conveyor belt device - Google Patents

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JP2005022834A
JP2005022834A JP2003191642A JP2003191642A JP2005022834A JP 2005022834 A JP2005022834 A JP 2005022834A JP 2003191642 A JP2003191642 A JP 2003191642A JP 2003191642 A JP2003191642 A JP 2003191642A JP 2005022834 A JP2005022834 A JP 2005022834A
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JP
Japan
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belt
trough
belt support
carrier
side plate
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JP2003191642A
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Japanese (ja)
Inventor
Fuminori Nagayama
史教 永山
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Ube Machinery Corp Ltd
Original Assignee
Ube Machinery Corp Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent linear abrasion in a belt that is especially easily generated in a floating type belt conveyor device of such a type that a pair of an upper and a lower belt support troughs, of a cylindrical tubular form, are used. <P>SOLUTION: Between the belt support troughs on the carrier side and the return side, two side plates are disposed to be extended in the longitudinal direction of the belt support troughs. An upper end of the side plate is welded with the belt support trough on the carrier side at a separated position from an equivalent part to the back side where a belt is disposed. A lower end of the side plate is welded with the belt support trough on the return side. A duct to supply gas to an injection port disposed in the belt support trough on the carrier side is thus formed. Linear abrasion generated by effects of welding the side plate to form an air duct under the belt support trough on the carrier side is thus restricted. Vibration or abnormal noise generated during operation can thus be reduced. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はベルト支承トラフの下部に配した噴出口からガスを噴出させてベルトを浮上した状態で走行させる浮上式ベルトコンベヤ装置に係り、特にベルト支承トラフとして上下一対をなす円筒管状のベルト支承トラフを用いた浮上式ベルトコンベヤ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
連接した複数個のローラ上を走行する従来のベルトコンベヤ装置は、ローラの回転抵抗等といった制約によってベルトの搬送速度に限界があり、またローラとベルトの摺動による摩耗によりベルト寿命が短い等多くの問題を有している。
そのため、近年ではベルトの下面からガスを供給してベルトを浮上走行させる浮上式ベルトコンベヤ装置が多く用いられるようになった。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−59838号公報
【0004】
特許文献1に示す浮上式ベルトコンベヤ装置は、円管状のベルト支承トラフに円弧状に湾曲させたベルトを配するとともに、該ベルトの下方に形成した噴出口から圧縮空気を吹き出してベルト下面に吹きつけることにより該ベルトをわずかに浮上させた状態として走行させる。
【0005】
ここで、図5に従来型の浮上式ベルトコンベヤ装置の一例を示す。
図5に示したような従来型の浮上式ベルトコンベヤ装置110は、キャリア側ベルト支承トラフ111ととリターン側ベルト支承トラフ112で上下一対をなす円筒管形状のベルト支承トラフ内にベルト101を配し、前記2つのベルト支承トラフ111、112の下部に配した噴出口108,109から空気を噴出することによりベルトが浮上して走行するタイプの浮上式ベルトコンベヤ装置である。
【0006】
以下、図4及び図5を用いて従来型の浮上式ベルトコンベヤ装置110の構造を簡単に説明する。
従来型の浮上式ベルトコンベヤ装置110においては、ベルト101はテールプーリとヘッドプーリとの間で周回駆動され、キャリア側ベルト支承トラフ111とリターン側ベルト支承トラフ112内を走行する。その際においてキャリア側ベルト支承トラフ111内では、圧縮された空気が給気管120から空気ダクトKHを介して噴出口108よりベルト101の下面に供給されている。ベルト101の下面に供給された圧縮空気は、ベルト101をわずかに浮上させて、キャリア側ベルト支承トラフ111の内周面とベルト101の下面との間にわずかな隙間を生じさせるので、ベルト101は、キャリア側ベルト支承トラフ111内を浮上走行する。
なお、ベルト101の下面に供給された空気は、前記隙間を通り抜けてベルト101上方へと放出される。ベルト101上方へと放出された空気は、排気管124より排出されて図示しない集塵機を通り搬送物から飛散した粉塵を除去された後、外部(大気中)へと放出される。
【0007】
また、同様にしてリターン側ベルト支承トラフ112内では、圧縮された空気を空気ダクトKLを介して給気管130から噴出口109を介してベルト101の下面に供給することによって、ベルト101は、リターン側ベルト支承トラフ112内を浮上走行する。そして、ベルト101の下面に供給された空気は、ベルト101上方へと放出されて、図示しない排気管より排出されて図示しない集塵機を通り粉塵を除去された後、外部(大気中)へと放出される。
【0008】
前述の従来型浮上式ベルトコンベヤ装置110は、ベルト支承トラフ111、112として広く一般に普及している鋼管が使用でき、またキャリア側ベルト支承トラフ111とリターン側ベルト支承トラフ112を連結する側板105、106によって空気ダクトKHを形成するので、構造が簡単で製造工程を簡略化できる等といった利点を備えている。
また、鋼管を使用したベルト支承トラフ111、112は接合部の数を最小減に抑えることができるため搬送物が接合部より漏れ出して環境を汚染するというリスクを小さくすることができるといった利点も備えており、徐々に設置台数が増えてきている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来型の浮上式ベルトコンベヤ装置110は、運転中にベルト101がベルト支承トラフに接触して磨耗や発熱する、あるいは振動や異音を引き起こすという問題を生じる場合がある。
特に、上下一対をなす円筒管状のベルト支承トラフ111、112を用いた前記タイプの浮上式ベルトコンベヤ装置110は、ベルト101の一部に特に大きな線状磨耗が発生するという深刻な問題があった。
前記問題の解決方法として、ベルト支承トラフ111、112の形状を変える、あるいはベルト101の材料を変更してトラフ指数を向上させる等といった対策が知られているが、鋼管をベルト支承トラフとして使用した前述の浮上式ベルトコンベヤ装置110はベルト支承トラフ111、112の形状を自由に変えることができず、また、ベルト101のトラフ指数を向上させることにも限界があるため、前記問題の解決するには至らなかった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため本発明による浮上式ベルトコンベヤ装置は、
(1) キャリア側とリターン側で上下一対をなす円筒管形状のベルト支承トラフにベルトを配し、該ベルト支承トラフの下部に配した噴出口からガスを噴出することによりベルトが浮上して走行する浮上式ベルトコンベヤ装置において、該キャリア側とリターン側のベルト支承トラフの間に該ベルト支承トラフの長手方向に延在する2枚の側板を配して、該キャリア側ベルト支承トラフのベルト配設位置の裏側に相当する部分と離間した位置に該側板の上端を溶接するとともに、該リターン側ベルト支承トラフに該側板の下端を溶接することにより、該キャリア側のベルト支承トラフに配設した噴出口にガスを供給するためのダクトを形成した。
【0011】
(2) 上記(1)記載の浮上式ベルトコンベヤ装置において、前記側板の上端を溶接する位置と前記キャリア側ベルト支承トラフのベルト配設位置の裏側に相当する部分とがベルト支承トラフの円弧部分の角度(α)にして少なくとも10度以上離間する構成とした。
【0012】
(3) 上記(2)記載の浮上式ベルトコンベヤ装置において、前記側板の上端を溶接する位置が、前記キャリア側ベルト支承トラフの中心位置の高さを超えない構成とした。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態の好ましい一例について詳細に説明する。図1〜図3は本発明の実施の形態に係り、図1はベルト支承トラフと空気ダクトの構成を説明する要部断面図である。図2及び図3は浮上式ベルトコンベヤ装置の全体構造を説明するための概要図であって、図2はベルト反転装置を備えた場合であり、図3はベルト反転装置を備えない場合である。
【0014】
本発明の実施形態による浮上式ベルトコンベヤ装置10の構造について、以下図1及び図2に基づいて説明する。なお、図1は図2の浮上式ベルトコンベヤ装置10のA−A断面図である。
図2に示すように、本実施形態による浮上式ベルトコンベヤ装置10は、ループ状(無端状と称することもある)のベルト1、キャリア側ベルト支承トラフ11(キャリア側トラフ11と称することもある)、リータン側ベルト支承トラフ12(リターン側トラフ12と称することもある)、供給側のシュートカバー60、エンドカバー61、排出口側のシュートカバー62、ベルト反転装置50、ヘッドプーリHP、および、テールプーリTP等、から構成されており図示しないトラフ形成装置等を備えている。
【0015】
前記無端状のベルト1は、ヘッドプーリHPとテールプーリTPとの間にループ状に架け渡されてエンドレスに移動できるように構成され、図示しない駆動源によりヘッドプーリHPを回転駆動させることにより、ヘッドプーリHPとテールプーリTPとの間を周回する。また、ベルト1はヘッドプーリHPとテールプーリTPとの間を周回する際に、キャリア側トラフ11、及びリターン側トラフ12(ベルト支承トラフ11、12と称することもある)の中を走行するよう配されている。
【0016】
浮上式ベルトコンベヤ装置10のテールプーリTP側には、供給口側のシュートカバー60と搬送物Hの投入口が設けられるとともに、ヘッドプーリHP側にはエンドカバー61が設けられている。また、ヘッドプーリHP側にあるエンドカバー61の下方に搬送物Hの排出口と排出口側のシュート62が配されている。
【0017】
また、本実施形態によるキャリア側トラフ11とリターン側トラフ12は、金属性のパイプ鋼管で形成され、また、キャリア側トラフ11とリターン側トラフ12の間にベルト支承トラフの長手方向に沿って延在する側板5及び側板6を配している。図1に示すように側板5及び側板6の上端は、キャリア側トラフ11のベルト1の配設位置の裏側に相当する部分と、一定間隔離間した位置に溶接するとともに、リターン側トラフ12に側板5及び側板6の下端を溶接している。
【0018】
そして、キャリア側トラフ11、リターン側トラフ12、側板5、及び側板6によって、該キャリア側のベルト支承トラフに配設した噴出口8にガスを供給するための空気ダクトGHを形成している。
【0019】
また、本実施形態においては、キャリア側トラフ11とリターン側トラフ12を形成するパイプ鋼管を両面亜鉛メッキし、パイプ鋼管から地上まで図示しないアースを取る構成とした。これは、搬送物Hとベルト支承トラフ11,12との摩擦による静電気の発生を抑えるとともに、アースにより発生した静電気を地上へと速やかに放出させるためである。
【0020】
また、本実施形態においては、図示しない送風機より送られた圧縮空気をガスとして、キャリア側トラフ11の給気管20とリターン側トラフ12の給気管30に、分配して供給することができる構成となっており、また前記図示しない配管の途中には配管内を流れる圧縮空気の流量をコントロールする流量制御弁が設置され、キャリア側トラフ11とリターン側トラフ12に供給する圧縮空気の量をそれぞれに制御して調整することができるよう構成されている。
【0021】
給気管20から空気ダクトGHを経由して供給された圧縮空気は、キャリア側トラフ11の最下部に穿設した噴出口8からキャリア側トラフ11内へ噴出する構成となっており、キャリア側トラフ11内に入った圧縮空気はガスとしてベルト1の下面に噴出供給されて、キャリア側のベルト1を浮上させる。
そして、浮上作用後の圧縮空気は排気管24より排出されて、図示しない集塵機を通り、搬送物から飛散した粉塵を集塵された後、外部(本実施形態においては大気中)へと放出される構成となっている。
なお、噴出口8の配設方法は図1に示す実施形態に限定されるものでないことは勿論である。
【0022】
同様に、リターン側トラフ12の下方においてベルト支承トラフの長手方向に沿って延在する空気ダクトGLが設けられており、空気ダクトGLならびにリターン側トラフ12の最下部に穿設した噴出口9を介して、リターン側トラフ12内に圧縮空気が噴出して供給される構成となっている。
そして、リターン側トラフ12内に入った圧縮空気は、ガスとしてベルト1に導入供給されて噴出し、リターン側のベルト1を浮上させる構成となっている。
【0023】
以下、図1を用いて側板5及び側板6の上端を溶接する位置の好ましい形態について説明する。
ここで、本発明においては、キャリア側トラフ11においてベルト1が走行する部分をベルト配設位置と定義し、キャリア側トラフ11の中心部からみたベルト1の両耳部(ベルト1幅方向における両端部)間の角度を、図1に示すようにキャリア側トラフ11に対するベルト1のベルト曲げ角度(β)して定義した。
また、本発明においては、キャリア側トラフ11の中心位置からみたベルト耳部の角度から、側板5、6の上端を溶接する位置までの角度をキャリア側トラフ11の円弧部分の角度(α)として定義することによって、キャリア側トラフ11のベルト配設位置の裏側に相当する部分と、側板5、6の上端を溶接する位置の離間距離を表現した。
なお、図1に示したようにキャリア側トラフ11の中心位置からみたベルト左耳部(図面向かって左側の耳部)の角度から側板6の上端を溶接する位置までの角度と、ベルト右耳部(図面向かって右側の耳部)の角度から側板5の上端を溶接する位置までの角度が、通常は略同一であるので、どちらか一方の角度を測定して前記角度(α)とすることができる。
なお、ベルト左耳部(図面向かって左側の耳部)の角度から側板6の上端を溶接する位置までの角度と、ベルト右耳部(図面向かって右側の耳部)の角度から側板5の上端を溶接する位置までの角度が大きく異なっている場合においては、どちらか一方の角度が、後述する角度(α)の好ましい範囲に入っていれば少なからず効果が期待でき第2の発明の適応の範囲となるものであるが、両方の角度が後述する角度(α)の好ましい範囲に入っていることが、特に好ましい形態であることは勿論である。
【0024】
ここで、本発明においては側板5及び側板6の上端をキャリア側トラフ11のベルト配設位置の裏側に相当する部分から離間した位置に溶接することが重要であり、また、前記側板5及び側板6の上端溶接位置は、ベルト配設位置の裏側に相当する部分からキャリア側トラフ11の円弧部分の角度(α)にして少なくとも10度以上離間し、かつ、前記キャリア側ベルト支承トラフの中心位置の高さを超えない範囲が特に好ましい。
【0025】
以下、その理由について詳細に説明する。
前述したようにキャリア側とリターン側で上下一対をなす円筒管形状のベルト支承トラフを用いたタイプの浮上式ベルトコンベヤ装置110にはベルト101の一部に特に大きく線状磨耗が発生するといった特徴的な問題がある。
通常、この磨耗はベルト101がスムーズな弧を描いて湾曲していない場合におこる現象であり、ベルト101のトラフ指数の改善等によって改善される場合が多いが、ある特定の部位に発生する線状磨耗はこの手法によってなんら改善されなかった。
【0026】
本願発明者はこの線状磨耗の原因として、キャリア側トラフ11内を走行するベルト1の配設位置と、側板5及び側板6の上端部溶接位置との関係を見出した。つまり、通常、側板5及び側板6の上端の溶接位置は、空気ダクトGHのダクト面積に基づいて計算され、図4に記載するようにベルト配設位置の裏側に相当する部分に位置することがほとんどである。しかし、側板5及び側板6の上端の溶接する際には、キャリア側トラフ11がわずかに変形し、溶接部分裏側のキャリア側トラフ11の内形が一部小さくなるため、内径が小さくなった部分にベルト101が接触して磨耗していたのである。
【0027】
このような理由から、側板5及び側板6の上端をキャリア側トラフ11のベルト配設位置の裏側に相当する部分から離間した位置に溶接することによって内径が小さくなった部分にベルト1が配されないようにすることにより、前記線状磨耗は大きく改善する。
【0028】
また、前記理由から生じる線状磨耗が完全になくなるような溶接位置を検討したところ、ベルト配設位置の裏側に相当する部分からキャリア側トラフ11の円弧部分の角度(α)にして少なくとも10度以上離間していれば大きく改善することがわかった。
【0029】
【表1】

Figure 2005022834
【0030】
なお、前記角度(α)を必要以上大きくしすぎて、側板5及び側板6の上端を溶接する位置が、キャリア側トラフ11の中心位置より高い位置になった場合に側板5,6として平板を使用できなくなる可能性があり、側板5及び側板6を湾曲させる等といった手段を構造上取らざるを得なくなる。従って、側板5及び側板6の上端を溶接する位置は、キャリア側トラフ11の中心位置の高さと略同一になる高さまでを上限として、その高さを超えない範囲としておくことが特に好ましい。
【0031】
次に、ベルト1のトラフ指数とベルト曲げ角度の関係について説明する。ここで、トラフ指数はベルトの幅xとたわみ量Fの比率F/xで求められるトラフ指数T(JISK6322)である。
まず、ベルト1の柔軟性が高くトラフ指数が0.25以上である場合にベルト反転装置50を使用した場合は、ベルト1の曲げ角度(β)で140〜160度の範囲が好ましい。
これは、前述した理由から、側板5,6の上端を溶接する位置をキャリア側トラフ11のベルト配設位置の裏側に相当する部分とベルト支承トラフの円弧部分の角度(α)にして少なくとも10度以上離間させ、且つ前記キャリア側ベルト支承トラフの中心位置の高さを超えない範囲にした場合に、採用できるベルト1の曲げ角度(β)の最大は160度である。
ベルト1の曲げ角度(β)を小さくしすぎた場合に、十分な浮上能力が得られなくなることを考え合わせると、必要以上に小さくすることも好ましくないため、概ねベルト1の曲げ角度(β)で140〜160度の範囲としておくことが好ましい。
【0032】
また、ベルト1のトラフ指数が0.25以上である場合に図3に示すようなベルト反転装置50を使用しない浮上式ベルトコンベヤ装置10の場合に、ベルト1の曲げ角度(β)で115〜135度の範囲が好ましい。
というのは、ベルト反転装置50を使用しない場合にベルト1は、キャリア側トラフ11とリターン側トラフ12でベルト1の湾曲方向が逆になるため、トラフ形状に合わせて湾曲しにくく、ベルト1の耳部がキャリア側トラフ11内で接触しやすくなる。ベルト反転装置50ありの場合のようにベルト1の曲げ角度(β)を160度付近まで大きくした場合に、ベルト1の耳部がキャリア側トラフ11内で接触しやすくなるため、ベルト反転装置50ありの場合に比較してベルト1の曲げ角度(β)の好ましい範囲が若干小さくする範囲としておくことが好ましい。
【0033】
また、トラフ指数が0.25未満のベルト1は元々湾曲しにくいためにベルト反転装置50のあるなしにかかわらず、ベルト1の耳部がキャリア側トラフ11の内面に接触しやすく、ベルト1の曲げ角度(β)を大きくすることができないため、ベルト1の曲げ角度(β)で115〜135度の範囲が好ましい。
【0034】
これらのことから、前記ベルトのトラフ指数が0.25以上であって上下のベルト支承トラフ11、12でベルト1の同一面を上側とするベルト反転装置50を備えた場合にキャリア側ベルト支承トラフ11に対するベルト1の曲げ角度(β)を140〜160度の範囲とし、ベルト1のトラフ指数が0.25以上であってベルト反転装置50を備えず上下のベルト支承トラフ11,12でベルト1の同一面が上側とならない場合にキャリア側トラフ11に対するベルト1の曲げ角度(β)を115〜135度の範囲とし、又ベルト1のトラフ指数が0.25未満の場合はベルト反転装置50の有無に係らずキャリア側トラフ11に対するベルト曲げ角度(β)を115〜135度の範囲とすることは、本発明を適応する上で好ましい範囲である。
【0035】
【発明の効果】
本発明による浮上式ベルトコンベヤ装置は、キャリア側ベルト支障トラフの下部に空気ダクトを形成する際の溶接の影響によって生じる線状磨耗を押えて、運転中に発生する振動や異音を低減させることが可能である。
【0036】
特に、空気ダクトを形成する側板の上端を溶接する位置は、前記ベルト配設位置の裏側に相当する部分からベルト支承トラフの円弧部分の角度(α)にして少なくとも10度以上離間し、前記キャリア側ベルト支承トラフの中心位置の高さを超えない範囲にすることが好ましく、この範囲に前記側板の上端を溶接して空気ダクトを形成することにより、溶接変形によって発生する線状磨耗を簡単な構成で効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る浮上式ベルトコンベヤ装置のベルト支承トラフと空気ダクトの構成を説明する要部断面図である。
【図2】本実施形態に係る浮上式ベルトコンベヤ装置の全体構造を説明するための概要図であり、ベルト反転装置を備えた場合の図である。
【図3】本実施形態に係る浮上式ベルトコンベヤ装置の全体構造を説明するための概要図であり、ベルト反転装置を備えない場合の図である。
【図4】従来型浮上式ベルトコンベヤ装置のベルト支承トラフと空気ダクトの構成を説明する要部断面図である。
【図5】従来型の浮上式ベルトコンベヤ装置の構造を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ベルト
5 側板
6 側板
8 噴出口
9 噴出口
10 浮上式ベルトコンベヤ装置
11 キャリア側ベルト支承トラフ
12 リターン側ベルト支承トラフ
20 給気管
24 排気管
30 給気管
50 ベルト反転装置
60 供給口側のシュート
62 排出口側のシュート
75 送風機
GH 空気ダクト
GL 空気ダクト
α 円弧部分の角度(離間角度)
β ベルト曲げ角度
H 搬送物
S 集塵機[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a floating belt conveyor apparatus that travels in a state where a belt is floated by jetting gas from a jet outlet disposed at a lower portion of the belt support trough. The present invention relates to a levitating belt conveyor apparatus using the above.
[0002]
[Prior art]
Conventional belt conveyors that run on a plurality of connected rollers have limitations on the belt conveyance speed due to restrictions such as roller rotation resistance, and the belt life is short due to wear caused by sliding between the rollers and the belt. Have problems.
For this reason, in recent years, a floating type belt conveyor apparatus that supplies gas from the lower surface of the belt and floats the belt has been widely used.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-59838
In the floating belt conveyor device shown in Patent Document 1, a belt curved in an arc shape is arranged on a circular belt support trough, and compressed air is blown out from a jet port formed below the belt to blow to the lower surface of the belt. The belt is caused to run in a slightly lifted state by being attached.
[0005]
Here, FIG. 5 shows an example of a conventional floating belt conveyor device.
A conventional floating belt conveyor apparatus 110 as shown in FIG. 5 has a belt 101 disposed in a cylindrical tube-shaped belt support trough that is paired up and down with a carrier side belt support trough 111 and a return side belt support trough 112. In addition, the belt conveyor apparatus of the type in which the belt floats and travels by ejecting air from the spouts 108 and 109 disposed below the two belt support troughs 111 and 112.
[0006]
Hereinafter, the structure of the conventional floating belt conveyor apparatus 110 will be briefly described with reference to FIGS. 4 and 5.
In the conventional floating belt conveyor device 110, the belt 101 is driven around between the tail pulley and the head pulley and travels in the carrier side belt support trough 111 and the return side belt support trough 112. At that time, in the carrier side belt support trough 111, the compressed air is supplied from the air supply pipe 120 to the lower surface of the belt 101 through the air duct KH. The compressed air supplied to the lower surface of the belt 101 slightly lifts the belt 101 and creates a slight gap between the inner peripheral surface of the carrier side belt support trough 111 and the lower surface of the belt 101. Floats in the carrier side belt support trough 111.
Note that the air supplied to the lower surface of the belt 101 passes through the gap and is released upward of the belt 101. The air released to the upper side of the belt 101 is discharged from the exhaust pipe 124, passes through a dust collector (not shown), and dust scattered from the conveyed product is removed, and then released to the outside (in the atmosphere).
[0007]
Similarly, in the return side belt support trough 112, the compressed air is supplied from the air supply pipe 130 to the lower surface of the belt 101 through the air outlet 109 via the air duct KL, so that the belt 101 returns to the return side belt support trough 112. Float on the side belt support trough 112. The air supplied to the lower surface of the belt 101 is discharged upward from the belt 101, discharged from an exhaust pipe (not shown), passed through a dust collector (not shown), and removed to the outside (in the atmosphere). Is done.
[0008]
The above-mentioned conventional floating belt conveyor device 110 can use steel pipes that are widely used as the belt support troughs 111 and 112, and the side plate 105 that connects the carrier side belt support trough 111 and the return side belt support trough 112, Since the air duct KH is formed by 106, there are advantages that the structure is simple and the manufacturing process can be simplified.
In addition, the belt support troughs 111 and 112 using steel pipes can minimize the number of joints, so that the risk that the transported material leaks from the joints and contaminates the environment can be reduced. The number of installations is gradually increasing.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described conventional floating belt conveyor apparatus 110 may cause a problem that the belt 101 is in contact with the belt support trough during operation and wears and generates heat, or causes vibration and noise.
In particular, the above-described type floating belt conveyor device 110 using a pair of cylindrical tubular belt support troughs 111 and 112 has a serious problem that particularly large linear wear occurs in a part of the belt 101. .
As measures for solving the above problems, measures such as changing the shape of the belt support troughs 111 and 112 or changing the material of the belt 101 to improve the trough index are known, but a steel pipe was used as the belt support trough. The above-described floating belt conveyor device 110 cannot freely change the shape of the belt support troughs 111 and 112, and there is a limit in improving the trough index of the belt 101. Did not come.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the floating belt conveyor apparatus according to the present invention is:
(1) A belt is placed on a cylindrical tube-shaped belt support trough that forms a pair of upper and lower sides on the carrier side and the return side, and the belt floats and travels by jetting gas from a jet port arranged at the bottom of the belt support trough. In this floating belt conveyor apparatus, two side plates extending in the longitudinal direction of the belt support trough are arranged between the carrier side and return side belt support troughs, and the belt arrangement of the carrier side belt support troughs is arranged. The upper end of the side plate is welded to a position separated from the portion corresponding to the back side of the installation position, and the lower end of the side plate is welded to the return side belt support trough, thereby being disposed on the carrier side belt support trough. A duct for supplying gas to the spout was formed.
[0011]
(2) In the floating belt conveyor apparatus according to the above (1), a position where the upper end of the side plate is welded and a portion corresponding to the back side of the belt placement position of the carrier side belt support trough are arc portions of the belt support trough. The angle (α) is at least 10 degrees apart.
[0012]
(3) In the floating belt conveyor device according to (2), the position where the upper end of the side plate is welded does not exceed the height of the center position of the carrier side belt support trough.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred example of an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. 1 to 3 relate to an embodiment of the present invention, and FIG. 1 is a cross-sectional view of a main part for explaining the configuration of a belt support trough and an air duct. 2 and 3 are schematic views for explaining the overall structure of the floating belt conveyor device. FIG. 2 shows a case where a belt reversing device is provided, and FIG. 3 shows a case where a belt reversing device is not provided. .
[0014]
The structure of the floating belt conveyor apparatus 10 according to the embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. 1 and 2. 1 is a cross-sectional view taken along line AA of the floating belt conveyor apparatus 10 of FIG.
As shown in FIG. 2, the levitating belt conveyor device 10 according to the present embodiment may be called a loop-like (sometimes referred to as endless) belt 1, a carrier-side belt support trough 11 (also referred to as a carrier-side trough 11). ), The belt support trough 12 (also referred to as the return trough 12), the chute cover 60 on the supply side, the end cover 61, the chute cover 62 on the discharge port, the belt reversing device 50, the head pulley HP, It comprises a tail pulley TP and the like, and includes a trough forming device (not shown).
[0015]
The endless belt 1 is configured to be looped between the head pulley HP and the tail pulley TP so as to move endlessly, and by rotating the head pulley HP by a driving source (not shown), Circulate between the pulley HP and the tail pulley TP. Further, when the belt 1 circulates between the head pulley HP and the tail pulley TP, the belt 1 is arranged to travel in the carrier side trough 11 and the return side trough 12 (also referred to as belt support troughs 11 and 12). Has been.
[0016]
On the tail pulley TP side of the floating belt conveyor device 10, a chute cover 60 on the supply port side and an inlet for the conveyed product H are provided, and an end cover 61 is provided on the head pulley HP side. A discharge port for the conveyed product H and a chute 62 on the discharge port side are disposed below the end cover 61 on the head pulley HP side.
[0017]
Further, the carrier side trough 11 and the return side trough 12 according to the present embodiment are formed of a metallic pipe steel pipe, and extend between the carrier side trough 11 and the return side trough 12 along the longitudinal direction of the belt support trough. The existing side plate 5 and side plate 6 are arranged. As shown in FIG. 1, the upper ends of the side plate 5 and the side plate 6 are welded to a portion of the carrier side trough 11 corresponding to the back side of the position where the belt 1 is disposed and spaced apart from each other, and the side plate is attached to the return side trough 12. 5 and the lower end of the side plate 6 are welded.
[0018]
The carrier side trough 11, the return side trough 12, the side plate 5, and the side plate 6 form an air duct GH for supplying gas to the jet port 8 disposed in the carrier side belt support trough.
[0019]
In the present embodiment, the pipe steel pipe forming the carrier-side trough 11 and the return-side trough 12 is galvanized on both sides, and a ground (not shown) is taken from the pipe steel pipe to the ground. This is to suppress the generation of static electricity due to the friction between the conveyed product H and the belt support troughs 11 and 12 and to quickly release the static electricity generated by the ground to the ground.
[0020]
Moreover, in this embodiment, the structure which can distribute and supply to the air supply pipe | tube 20 of the carrier side trough 11, and the air supply pipe | tube 30 of the return side trough 12 as compressed air sent from the air blower which is not shown in figure. In addition, a flow rate control valve for controlling the flow rate of the compressed air flowing in the pipe is installed in the middle of the pipe (not shown), and the amount of compressed air supplied to the carrier side trough 11 and the return side trough 12 is respectively set. It is configured so that it can be controlled and adjusted.
[0021]
The compressed air supplied from the air supply pipe 20 via the air duct GH is jetted into the carrier side trough 11 from the jet port 8 formed in the lowermost part of the carrier side trough 11. The compressed air that has entered the inside 11 is jetted and supplied as a gas to the lower surface of the belt 1 to float the belt 1 on the carrier side.
Then, the compressed air after the levitation action is discharged from the exhaust pipe 24, passes through a dust collector (not shown), collects dust scattered from the conveyed object, and then is discharged to the outside (in the present embodiment, in the atmosphere). It is the composition which becomes.
Needless to say, the method of disposing the spout 8 is not limited to the embodiment shown in FIG.
[0022]
Similarly, an air duct GL extending along the longitudinal direction of the belt support trough is provided below the return side trough 12, and the air outlet GL formed at the lowermost part of the air duct GL and the return side trough 12 is provided. Accordingly, the compressed air is jetted and supplied into the return side trough 12.
Then, the compressed air that has entered the return-side trough 12 is introduced and supplied as a gas to the belt 1 to be ejected, and the return-side belt 1 is floated.
[0023]
Hereinafter, the preferable form of the position which welds the upper end of the side plate 5 and the side plate 6 using FIG. 1 is demonstrated.
Here, in the present invention, a portion where the belt 1 travels in the carrier-side trough 11 is defined as a belt arrangement position, and both ear portions of the belt 1 viewed from the center of the carrier-side trough 11 (both ends in the belt 1 width direction). 1 is defined as the belt bending angle (β) of the belt 1 with respect to the carrier-side trough 11 as shown in FIG.
In the present invention, the angle from the belt ear angle as viewed from the center position of the carrier side trough 11 to the position where the upper ends of the side plates 5 and 6 are welded is defined as the angle (α) of the arc portion of the carrier side trough 11. By defining, the separation distance of the position which welds the part equivalent to the back side of the belt arrangement | positioning position of the carrier side trough 11 and the upper end of the side plates 5 and 6 was expressed.
As shown in FIG. 1, the angle from the angle of the belt left ear portion (left ear portion as viewed in the drawing) from the center position of the carrier side trough 11 to the position where the upper end of the side plate 6 is welded, and the belt right ear Since the angle from the angle of the portion (the right ear portion in the drawing) to the position where the upper end of the side plate 5 is welded is generally substantially the same, either one of the angles is measured to obtain the angle (α). be able to.
In addition, the angle from the angle of the belt left ear portion (left ear portion in the drawing) to the position where the upper end of the side plate 6 is welded and the angle of the belt right ear portion (right ear portion in the drawing) of the side plate 5 In the case where the angle to the position where the upper end is welded is greatly different, if one of the angles is within a preferable range of the angle (α) described later, a considerable effect can be expected, and the second invention is applied. However, it is a matter of course that it is a particularly preferable embodiment that both angles fall within a preferable range of the angle (α) described later.
[0024]
Here, in the present invention, it is important that the upper ends of the side plate 5 and the side plate 6 are welded to a position separated from a portion corresponding to the back side of the belt arrangement position of the carrier side trough 11, and the side plate 5 and the side plate are also welded. The upper end welding position 6 is at least 10 degrees apart from the portion corresponding to the back side of the belt disposition position as the angle (α) of the arc portion of the carrier side trough 11, and the center position of the carrier side belt support trough A range not exceeding the height of is particularly preferred.
[0025]
Hereinafter, the reason will be described in detail.
As described above, the floating belt conveyor device 110 of the type using the cylindrical tube-shaped belt support trough that forms a pair of upper and lower sides on the carrier side and the return side is characterized in that particularly large linear wear occurs in a part of the belt 101. There is a problem.
Usually, this wear is a phenomenon that occurs when the belt 101 is not curved with a smooth arc, and is often improved by improvement of the trough index of the belt 101, etc., but is a line generated at a specific part. The state wear was not improved by this method.
[0026]
The inventor of the present application has found the relationship between the arrangement position of the belt 1 running in the carrier side trough 11 and the welding position of the upper end portions of the side plate 5 and the side plate 6 as a cause of the linear wear. That is, normally, the welding position of the upper ends of the side plate 5 and the side plate 6 is calculated based on the duct area of the air duct GH and may be located in a portion corresponding to the back side of the belt arrangement position as shown in FIG. Is almost. However, when the upper ends of the side plate 5 and the side plate 6 are welded, the carrier side trough 11 is slightly deformed, and the inner shape of the carrier side trough 11 on the back side of the welded portion is partially reduced. The belt 101 contacted and was worn.
[0027]
For this reason, the belt 1 is not disposed in a portion where the inner diameter is reduced by welding the upper ends of the side plate 5 and the side plate 6 to a position away from the portion corresponding to the back side of the belt arrangement position of the carrier side trough 11. By doing so, the linear wear is greatly improved.
[0028]
Further, when the welding position where the linear wear caused by the above reason is completely eliminated is examined, the angle (α) of the arc portion of the carrier-side trough 11 from the portion corresponding to the back side of the belt arrangement position is at least 10 degrees. It turned out that it will improve greatly if it is separated above.
[0029]
[Table 1]
Figure 2005022834
[0030]
When the angle (α) is increased more than necessary and the position where the upper ends of the side plate 5 and the side plate 6 are welded is higher than the center position of the carrier side trough 11, a flat plate is used as the side plates 5 and 6. There is a possibility that it cannot be used, and a means such as bending the side plate 5 and the side plate 6 must be taken structurally. Therefore, it is particularly preferable that the position at which the upper ends of the side plate 5 and the side plate 6 are welded is within a range that does not exceed the height up to a height that is substantially the same as the height of the center position of the carrier side trough 11.
[0031]
Next, the relationship between the trough index of the belt 1 and the belt bending angle will be described. Here, the trough index is a trough index T (JISK6322) obtained by the ratio F / x of the belt width x and the deflection amount F.
First, when the belt reversing device 50 is used when the flexibility of the belt 1 is high and the trough index is 0.25 or more, the bending angle (β) of the belt 1 is preferably in the range of 140 to 160 degrees.
For the above-described reason, the position where the upper ends of the side plates 5 and 6 are welded is set to an angle (α) between the portion corresponding to the back side of the belt arrangement position of the carrier side trough 11 and the arc portion of the belt support trough at least 10. The maximum bending angle (β) of the belt 1 that can be adopted is 160 degrees when the carrier side belt support troughs are separated from each other by more than a certain degree and do not exceed the height of the center position of the carrier side belt support trough.
Considering that when the bending angle (β) of the belt 1 is made too small, it is not preferable to make it smaller than necessary, considering that sufficient flying ability cannot be obtained. Is preferably in the range of 140 to 160 degrees.
[0032]
Further, when the belt 1 has a trough index of 0.25 or more and the floating belt conveyor device 10 does not use the belt reversing device 50 as shown in FIG. A range of 135 degrees is preferred.
This is because when the belt reversing device 50 is not used, the belt 1 is not easily curved in accordance with the trough shape because the bending direction of the belt 1 is reversed between the carrier side trough 11 and the return side trough 12. The ear portion is easily contacted in the carrier side trough 11. When the bending angle (β) of the belt 1 is increased to around 160 degrees as in the case with the belt reversing device 50, the ear portion of the belt 1 is likely to come into contact with the carrier-side trough 11, and therefore the belt reversing device 50 It is preferable that the preferable range of the bending angle (β) of the belt 1 is set to be slightly smaller than that in the case of being present.
[0033]
In addition, since the belt 1 having a trough index of less than 0.25 is hardly bent originally, the ear portion of the belt 1 easily comes into contact with the inner surface of the carrier-side trough 11 regardless of the presence or absence of the belt reversing device 50. Since the bending angle (β) cannot be increased, the bending angle (β) of the belt 1 is preferably in the range of 115 to 135 degrees.
[0034]
From these facts, when the belt trough index is 0.25 or more and the belt reversing device 50 with the upper and lower belt bearing troughs 11 and 12 facing the same surface of the belt 1 is provided, the carrier side belt bearing trough The bending angle (β) of the belt 1 with respect to 11 is in the range of 140 to 160 degrees, the trough index of the belt 1 is 0.25 or more, the belt reversing device 50 is not provided, and the belt 1 is supported by the upper and lower belt support troughs 11 and 12. When the belt 1 is not on the upper side, the bending angle (β) of the belt 1 with respect to the carrier-side trough 11 is in the range of 115 to 135 degrees, and when the trough index of the belt 1 is less than 0.25, the belt reversing device 50 Regardless of the presence or absence, the belt bending angle (β) with respect to the carrier-side trough 11 is in a range of 115 to 135 degrees, which is a preferable range in applying the present invention. .
[0035]
【The invention's effect】
The levitated belt conveyor apparatus according to the present invention reduces the vibration and noise generated during operation by suppressing the linear wear caused by the effect of welding when forming an air duct in the lower part of the carrier side belt trouble trough. Is possible.
[0036]
In particular, the position at which the upper end of the side plate forming the air duct is welded is at least 10 degrees apart from the portion corresponding to the back side of the belt mounting position at an angle (α) of the arc portion of the belt support trough, and the carrier It is preferable that the height does not exceed the height of the center position of the side belt support trough, and the upper end of the side plate is welded to this range to form an air duct, so that linear wear caused by welding deformation can be simplified. It can be effectively prevented by the configuration.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a main part for explaining a configuration of a belt support trough and an air duct of a floating belt conveyor device according to an embodiment.
FIG. 2 is a schematic diagram for explaining the overall structure of the floating belt conveyor apparatus according to the present embodiment, and is a view when a belt reversing device is provided.
FIG. 3 is a schematic diagram for explaining the overall structure of the floating belt conveyor device according to the present embodiment, and is a diagram in the case where a belt reversing device is not provided.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a main part for explaining the configuration of a belt support trough and an air duct of a conventional floating belt conveyor device.
FIG. 5 is a view for explaining the structure of a conventional floating belt conveyor device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Belt 5 Side plate 6 Side plate 8 Spout 9 Spout 10 Floating type belt conveyor device 11 Carrier side belt support trough 12 Return side belt support trough 20 Supply pipe 24 Exhaust pipe 30 Supply pipe 50 Belt reversing device 60 Chute 62 on the supply port side Chute 75 on the outlet side Blower GH Air duct GL Air duct α Angle of arc part (separation angle)
β Belt bending angle H Conveyed material S Dust collector

Claims (3)

キャリア側とリターン側で上下一対をなす円筒管形状のベルト支承トラフにベルトを配し、該ベルト支承トラフの下部に配した噴出口からガスを噴出することによりベルトが浮上して走行する浮上式ベルトコンベヤ装置において、該キャリア側とリターン側のベルト支承トラフの間に該ベルト支承トラフの長手方向に延在する2枚の側板を配して、該キャリア側ベルト支承トラフのベルト配設位置の裏側に相当する部分と離間した位置に該側板の上端を溶接するとともに、該リターン側ベルト支承トラフに該側板の下端を溶接することにより、該キャリア側のベルト支承トラフに配設した噴出口にガスを供給するためのダクトを形成する浮上式ベルトコンベヤ装置。A floating type in which a belt is lifted and traveled by jetting gas from a jet port arranged at the lower part of the belt support trough, which is arranged in a pair of upper and lower cylindrical tube support troughs on the carrier side and the return side. In the belt conveyor apparatus, two side plates extending in the longitudinal direction of the belt support trough are arranged between the carrier side and return side belt support troughs, and the belt arrangement position of the carrier side belt support troughs is determined. The upper end of the side plate is welded to a position separated from the portion corresponding to the back side, and the lower end of the side plate is welded to the return side belt support trough, so that the jet port arranged on the carrier side belt support trough A floating belt conveyor device that forms a duct for supplying gas. 前記側板の上端を溶接する位置と前記キャリア側ベルト支承トラフのベルト配設位置の裏側に相当する部分とがベルト支承トラフの円弧部分の角度(α)にして少なくとも10度以上離間する請求項1記載の浮上式ベルトコンベヤ装置。The position where the upper end of the side plate is welded and the portion corresponding to the back side of the belt placement position of the carrier side belt support trough are separated from each other by at least 10 degrees as the angle (α) of the arc portion of the belt support trough. The floating belt conveyor apparatus as described. 前記側板の上端を溶接する位置が、前記キャリア側ベルト支承トラフの中心位置の高さを超えない範囲にある請求項2記載の浮上式ベルトコンベヤ装置。The floating belt conveyor apparatus according to claim 2, wherein a position at which the upper end of the side plate is welded is in a range not exceeding a height of a center position of the carrier side belt support trough.
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