JP2005021910A - Rocker die type u press forming method in uo steel pipe manufacturing process, and rocker die type u press die - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、UO鋼管製造プロセスにおけるロッカーダイ式Uプレス成形方法およびロッカーダイ式Uプレス金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
大径鋼管の代表的な成形方法として、UO成形方式がある。このUO成形方式による溶接鋼管(以下、UO鋼管)の製造プロセスの概要を図2に示す。
【0003】
これは、(A)厚鋼板(以下、鋼板)1の幅端部をミーリング機2でエッジミーリング開先加工して、製品UO鋼管外径から決まる周長に、素材である鋼板の幅を調整するとともに、溶接に好適な開先形状に幅端部を加工後、(B)Cプレス3により端曲げ加工を行い、つづいて(C)Uプレス4にてU字形に成形し、その後、(D)Oプレスすなわち略半円筒状に上下に開いたO金型5での挟圧を行って、O字形すなわち円筒形に成形する、という製造プロセスである。その後、(E)端部溶接、(F)拡管等が施される。
【0004】
Uプレス後の鋼板6は、幅端部を曲げられた状態であるが、Oプレス金型5に挿入出来るよう、上下に開いたO金型5に収まる全体形状である必要がある。Uプレス4の油圧力には設備仕様上の上限があるので、被成形素材である鋼板は仕様上の荷重上限以下で成形可能な必要がある。また、鋼板のスプリングバックが生じると鋼板の両幅端部が口を開き、Oプレス金型5に収まらないという問題が生じることもある。よって、UO鋼管、中でも大きな成形力が必要となる、X65クラス以上で肉厚30mm以上の高強度厚物鋼管の製造には、Uプレス4の金型、およびUプレス装置の設計と、その使用方法が重要になる。
【0005】
ちなみに、X70という呼称に示す70等の数値は、製品として許容される最小降伏応力を、kilopound per square inch(kpsi)で示したものであり、ラインパイプ規格API 5Lでは、1kpsi=6.89476MPaと規定されている。
【0006】
ところで、Uプレス成形方法には、図2のものとはタイプ的に異なる、図3に示した、ロッカーダイ式といって、パンチと呼ばれる図中に20で示される金型に沿わせるようにロッカーダイと呼ばれるUプレス用金型(以下、ロッカーダイ式Uプレス金型10)を回動させ、その間に鋼板を挟むようにして行うものがあるが、その成形反力はパンチ20の側に作用する。
【0007】
ところで、図3に示した一般的なロッカーダイ式Uプレス金型10には、図4(a)に示すように上工具12、下工具14が備えられていて、支点16を中心に回動するようになっているが、上下工具12、14の位置関係に関する各寸法には制約がある。その制約の要因について以下に順を追って説明する。
【0008】
図4(a)にaで示す上下工具間距離の最大値は、製品UO鋼管外径により制限される。aが製品UO鋼管外径の割に大きすぎると、パンチ20を下降させ、ロッカーダイ式Uプレス金型10を回動させて鋼板1を曲げ切った際に鋼板1がパンチ20とロッカーダイ式Uプレス金型10の間でたるんでしまう場合がある。また、逆に小さすぎると、成形反力が大きくなり、鋼板1を所望のU形状に十分に成形できなくなる場合が出てくる。
【0009】
左右のロッカーダイ式Uプレス金型10の支点16間の距離L(図4(a)中にはL/2を表示。図示しない左半分があり、左右対称。)には、パンチ20との幾何学的関係による制限が存在する。
【0010】
すなわち、(1)このL/2が小さすぎると、図4(a)中の、パンチ20が下降して鋼板1と接触し成形を開始するときの、上下工具12、14の共通接線の、水平方向に対する角度θ(初期状態でのロッカーダイ式Uプレス金型10の傾斜角度)が、左右のロッカーダイ式Uプレス金型10の干渉により、小さな角度まで回動できなくなる。
【0011】
図4(a)中のθ(ロッカーダイ式Uプレス金型10の傾斜角度)が、左右のロッカーダイ式Uプレス金型10の干渉により、小さな角度まで回動できなくなると、Uプレス成形過程での成形反力が増加して不利になる。
【0012】
また、(2)このL/2が大きすぎると、パンチ20を下降させていく過程で、まだ十分に鋼板1がU字形に曲げられる以前に、鋼板1が左右の下工具14間からすり抜けて落ちてしまう。
【0013】
図5は、従来の一般的なロッカーダイ式Uプレス金型10で鋼板1をU字形に成形する場合の、鋼板1と、パンチ20の移動方向位置(ストロークS)との関係を、その時間的な変化のようすとして示したものである。なお、このときのロッカーダイ式Uプレス金型10が鋼板から受ける成形反力の変化のようすを図6の下側のグラフに示す。
【0014】
パンチ20が下降し始めると、やがて、図5の(1)に示すように、ロッカーダイ式Uプレス金型10の上工具と鋼板1が接触位置Aで接触するとともに、パンチ20と鋼板1が接触位置Bで接触する(図示しない左半分も含め3点曲げの状態になる)。
【0015】
しばらくすると、(2)接触位置Bはパンチ20の外形に沿って次第に移動し(図示しない左半分も含め4点曲げの状態になる)、その接触位置Bとロッカーダイ式Uプレス金型10の上工具12と鋼板1の接触位置Aとの間の距離が次第に短くなり、パンチ20の外形上、どこかにあるその接触位置Bを支点とする曲げモーメントのアームが短くなって、ロッカーダイ式Uプレス金型10側に作用する成形反力は鉛直方向にその成分が増大する。しかし、成形がすすむにつれ、鋼板1が水平に対して傾斜する角度θが次第に大きくなる仕組になっているため、ロッカーダイ式Uプレス金型10側に作用するその成形反力の鉛直成分の増大は、間もなく小さくなり、ロッカーダイ式Uプレス金型10側に作用する成形反力は水平方向成分が次第に大きくなり、鉛直方向の成分は次第に減少する。
【0016】
更にパンチ20が下降すると、(3)鋼板1とロッカーダイ式Uプレス金型10の下工具14が接触位置Cで接触するタイミングで(図示しない左半分も含め6点曲げの状態になる)成形反力は急激に増大する。
【0017】
ロッカーダイ式Uプレス金型10の下工具14に鋼板1が接触するまでは、パンチ20と鋼板1の接触位置Bとロッカーダイ式Uプレス金型10の上工具12で鋼板1を曲げるのに足りるモーメントを負担する必要があるが、それには、そのモーメントをモーメントアームで割った値に相当する力がその鉛直成分として必要になる。しかし、ロッカーダイ式Uプレス金型10の下工具14に鋼板1が接触して以降は、更にロッカーダイ式Uプレス金型10の支点16まわりのモーメントが釣り合う必要があり、通常のロッカーダイ式Uプレス装置100は、ロッカーダイ式Uプレス金型10の支点16から上下工具12、14の共通接線へ下ろした垂線の足と下工具14における接点との間の距離a2が前記垂線の足と上工具12における接点との間の距離a1に対して短いため、(2)4点曲げから(3)6点曲げへ移るタイミングTで大幅な成形反力の増大が避けられない。
【0018】
この問題に関する先行技術としては、特許文献1が存在する。これは、パンチ20が下降し、ロッカーダイ式Uプレス金型10が回動し始めるタイミングで、別に設置した油圧による横押し機構も同時に使用して成形反力に抗する、というものである。
【0019】
又、特許文献2には、ロッカーダイの下金具を移動可能としてアーム長さを調整可能とし、成形可能域を拡大することが記載されている。
【0020】
又、特許文献3には、ロッカーダイの初期設定角度を所定範囲とすることが記載されている。
【0021】
【特許文献1】
特開昭55−24779号公報
【特許文献2】
実開昭58−160616号公報
【特許文献3】
特開昭54−138856号公報
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1による技術では、従来の設備に対し、パンチ20を挟む左右のロッカーダイ式Uプレス金型10にそれぞれ油圧による横押し機構を追加して設置する必要があり、設備費がかかる問題があった。
【0023】
又、特許文献2には、ロッカーダイの支点から下工具迄の長さを大きくすると、鋼板を曲げるための荷重が小さくて済むことが記載されているが、具体的な数値関係については記載されていなかった。
【0024】
又、特許文献3には、ロッカーダイ自体の形状や寸法関係については、記載されていなかった。
【0025】
本発明は、かような従来技術の問題を解決するべくなされたもので、ロッカーダイ式Uプレス金型に簡単な改造を加えるだけで、高強度厚物UO鋼管の製造ができるようにすることを課題とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第一に、端曲げ、Uプレス、Oプレス、端部溶接、拡管を経て製造するUO鋼管製造プロセスにおけるロッカーダイ式Uプレス成形において、ロッカーダイ式Uプレス金型の支点から上下工具の共通接線へ下ろした垂線の足と上工具における接点との間の距離a1に対し、前記垂線の足と下工具における接点との間の距離a2を0.7〜1.0倍とするとともに、以下の関係
L/2≧r+a2cosθ+xsinθ…(1)
L/2≦t+r+x+y…(2)
(ここにおいて、
L:左右のロッカーダイ式Uプレス金型の支点の間の距離
r:ロッカーダイ式Uプレス金型の下工具の曲率半径
x:ロッカーダイ式Uプレス金型の支点から上下工具を結ぶ接線へ下ろした垂線と、台座との交点を求め、該支点から該交点までの距離
θ:上下工具の共通接線の水平方向に対する角度
y:パンチの水平方向寸法
t:鋼板の板厚)
を満たすようにすることを特徴とするUO鋼管製造プロセスにおけるロッカーダイ式Uプレス成形方法である。
【0027】
上記第一の本発明においては、前記ロッカーダイ式Uプレス成形方法において、パンチが下降して鋼板と接触し成形を開始するときの、上下工具の共通接線の水平方向に対する角度θ0を45〜90°の範囲とするのが好ましい。
【0028】
また、本発明は、第二に、支点から上下工具の共通接線へ下ろした垂線の足と上工具における接点との間の距離a1に対し、前記垂線の足と下工具における接点との間の距離a2を0.7〜1.0倍としたことを特徴とするUO鋼管製造用ロッカーダイ式Uプレス金型である。
【0029】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
発明者らは、Uプレスに供するロッカーダイ式Uプレス金型の形状を種々変更してシミュレーションを行い、以下の知見を得た。
【0030】
本発明の一つの実施の形態と、その実施の形態をとった場合にロッカーダイ式Uプレス金型10が鋼板1から受ける成形反力の変化のようすを図1に示す。図6に示した従来の場合と比較してみるとよくわかるが、ロッカーダイ式Uプレス金型10が矢印で示すように下方に長くなっている。ロッカーダイ式Uプレス金型20の支点16から上下工具12、14の共通接線へ下ろした垂線の足と上工具12における接点との間の距離をa1とし、その垂線の足と下工具14における接点との間の距離をa2とすると、従来の場合は、a2がa1の0.35倍程度であったのに対し、本発明の一つの実施の形態をとった場合は0.7倍となっている。
【0031】
そのため、4点曲げから6点曲げに移るタイミングTでの成形反力の増大分が、従来の場合に比べ、約50%減少し、成形反力の絶対値としても約30%減少している。このため、油圧による横押し機構を追加して設置する必要はなくなる。
【0032】
次に、a2とタイミングTでの成形反力の絶対値の減少の関係を実験により検証した。実験に用いた鋼板の厚さは、40mm、製品UO鋼管の外径は60インチ、グレードはX70である。パンチ幅は、製品UO鋼管の外径の70%とした。結果を表1に示す。ちなみに、θ0は、初期状態(パンチが下降して鋼板に接するときの状態)での上下工具の共通接線の水平方向に対する傾斜角度である。
【0033】
【表1】
【0034】
a1に対するa2の比率を大きくすると、従来の場合に対し、6点曲げへ移るタイミングTでの成形反力の増大分が減少するが、a2をa1の1.0倍を超えて大きくしても、成形反力の増大分が減少する効果は飽和していく一方、パンチが下降して鋼板と接触し成形を開始するときの、ロッカーダイ式Uプレス金型の上下工具の共通接線の水平方向に対する角度を小さくしようとしたときに、左右のロッカーダイ式Uプレス金型の下工具が機械干渉して成形不可能(成形可否が×)になる場合が生じてくる。よって、a2≦a1とする。
【0035】
また、発明者らは、更に研究を重ねた結果、高強度な鋼板ほど、そして、板厚の厚い鋼板ほど、そして、成形反力そのものが低いほど、a2の延長が有効であることがわかった。定量的には、従来のような油圧による横押し機構が必要なくなるまでに成形反力の増大分を減少するには、a2≧a1×0.7が必要であることがわかった。
【0036】
なお、図4(a)に示した本発明のロッカーダイ式Uプレス金型の各部の取り合いからすると、
(1)パンチ20が下降して鋼板1と接触し成形を開始するときの、上下工具12、14の共通接線の、水平方向に対する角度θが、左右のロッカーダイ式Uプレス金型の下工具の機械干渉により、小さな角度まで回動できなくなる。これを防止するため、幾何学的に、以下の関係が成立する。
【0037】
L/2≧ r(1−sinθ)+a2cosθ+(x+r)sinθ
これを変形すると、
L/2≧r+a2cosθ+xsinθ…(1)
ここにおいて、
L:左右のロッカーダイ式Uプレス金型の支点の間の距離
r:ロッカーダイ式Uプレス金型の下工具の曲率半径
x:ロッカーダイ式Uプレス金型10の支点16から上下工具を結ぶ接線へ下ろした垂線と、台座18との交点を17とし、支点16から交点17までの距離
a2:ロッカーダイ式Uプレス金型10の支点16から上下工具を結ぶ接線へ下ろした垂線の足19と下工具14における接点との間の距離
θ:上下工具の共通接線の水平方向に対する角度をそれぞれ意味するものとする。
【0038】
なお、rは、パンチが下降して鋼板に接して以降、成形が完了するまでに接触位置が移動していく範囲では一定となるようにする。また、曲率円の中心はその範囲では台座18上で一定して動かないようにする。
【0039】
一方、(2)パンチ20を下降させていく過程で、鋼板1が左右の下工具14間からすり抜けて落ちてしまうのを防止する観点から、図4(b)に示した各部の取り合いからすると、幾何学的に、以下の関係も成立する。
【0040】
L/2≦t+r+x+y…(2)
ここにおいて、
y:パンチ20の水平方向寸法
t:鋼板1の板厚
をそれぞれ意味するものとする。
【0041】
(実施の形態2)
続いて、上記した本発明の一つの実施の形態を小径のUO鋼管の製造に適用した結果について述べる。製品外径は20インチ、鋼板は板厚が30mmのX65のものを用いた。成形反力が小さくなるように、a2はa1の0.7倍とし、初期状態(パンチが下降して鋼板に接するときの状態)での上下工具の共通接線の水平方向に対する傾斜角度θ0を40〜92degの範囲で変更し、成形反力の増大分が減少する効果、左右のロッカーダイ式Uプレス金型の下工具の機械干渉による成形可否(可…○、否…×)を調査した。結果を表2に示す。
【0042】
【表2】
【0043】
これにより、例えば製品外径20インチというような、小径のUO鋼管の製造を行うと、ロッカーダイ式Uプレス金型の下方への延長(a2/a1)を本発明範囲内としても、初期状態でのロッカーダイ式Uプレス金型の傾斜角度θを45deg未満というように小さくした場合、左右のロッカーダイ式Uプレス金型の下工具が機械干渉して成形不可能(否)となること、逆に初期状態でのロッカーダイ式Uプレス金型の傾斜角度θを大きくすると、成形反力の増大分、ひいてはその絶対値も大きくなることがわかる。これはタイミングTよりもむしろ、ロッカーダイ式Uプレス金型の下工具に鋼板が接触する以前の成形反力が大きくなることに起因しており、こういう場合、所望のU形状に鋼板を成形しにくくなる。
【0044】
そこで、初期状態でのロッカーダイ式Uプレス金型の傾斜角度θを45〜90degとすれば、成形反力の低減を図れると同時に、製品外径20インチというような、小径のUO鋼管であっても、所望のU形状に十分に成形することが可能となる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、ロッカーダイ式Uプレス金型に簡単な改造を加えるだけで、さほど設備費をかけずに、大きな成形力が必要となる、高強度厚物UO鋼管の製造ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態を示す図
【図2】UO鋼管の製造プロセスの概要を示す図
【図3】ロッカーダイ式Uプレス装置の概要を示す図
【図4】本発明のロッカーダイ式Uプレス金型の各部の取り合いを説明するための図
【図5】従来の一般的なロッカーダイ式Uプレス金型で鋼板をU字形に成形する場合の、鋼板と、パンチのストロークとの関係を、その時間的な変化のようすとして示した図
【図6】従来技術の問題を説明するための図
【符号の説明】
1、6…鋼板
2…ミーリング機
3…Cプレス
4…Uプレス
5…O金型
10…ロッカーダイ式Uプレス金型
12…上工具
14…下工具
16…ロッカーダイ式Uプレス金型10の支点
17…交点
18…台座
19…垂線の足
20…パンチ
a…上下工具間距離
a1…ロッカーダイ式Uプレス金型の支点から上下工具を結ぶ接線へ下ろした垂線の足と上工具における接点との間の距離
a2…前記垂線の足と下工具における接点との間の距離
L…左右のロッカーダイ式Uプレス金型10の支点16間の距離
S…パンチ20の移動方向位置(ストローク)
t…鋼板1の板厚
T…4点曲げから6点曲げに移るタイミング[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rocker die type U press forming method and a rocker die type U press mold in a UO steel pipe manufacturing process.
[0002]
[Prior art]
As a typical forming method for large-diameter steel pipes, there is a UO forming method. An outline of a manufacturing process of a welded steel pipe (hereinafter referred to as UO steel pipe) by this UO forming method is shown in FIG.
[0003]
This is because (A) the edge of the thick steel plate (hereinafter referred to as “steel plate”) 1 is edge milled with a
[0004]
The U-pressed steel plate 6 is in a state where the width end portion is bent, but needs to have an overall shape that can be accommodated in the
[0005]
By the way, the numerical value such as 70 shown in the name of X70 indicates the minimum yield stress allowed as a product in kilopound per square inch (kpsi). In the line pipe standard API 5L, 1 kpsi = 6.889476 MPa. It is prescribed.
[0006]
By the way, the U press molding method is different from that of FIG. 2 in terms of the type of rocker die shown in FIG. A U-press mold called a rocker die (hereinafter referred to as a rocker die type U-press mold 10) is rotated and a steel plate is sandwiched between them. The forming reaction force acts on the
[0007]
By the way, the general rocker die type U press die 10 shown in FIG. 3 is provided with an
[0008]
The maximum value of the distance between the upper and lower tools indicated by a in FIG. 4 (a) is limited by the product UO steel pipe outer diameter. If a is too large for the outer diameter of the product UO steel pipe, when the
[0009]
The distance L between the
[0010]
That is, (1) If this L / 2 is too small, the common tangent line of the upper and
[0011]
When θ (inclination angle of the rocker die type U press mold 10) in FIG. 4A cannot be rotated to a small angle due to interference between the left and right rocker die type
[0012]
Also, (2) if L / 2 is too large, the steel plate 1 slips between the left and right
[0013]
FIG. 5 shows the relationship between the steel plate 1 and the moving direction position (stroke S) of the
[0014]
When the
[0015]
After a while, (2) the contact position B gradually moves along the outer shape of the punch 20 (becomes a four-point bent state including the left half not shown), and the contact position B and the rocker die type U press
[0016]
When the
[0017]
Until the steel plate 1 comes into contact with the
[0018]
As a prior art regarding this problem, Patent Document 1 exists. This means that at the timing when the
[0019]
[0020]
Patent Document 3 describes that the initial set angle of the rocker die is within a predetermined range.
[0021]
[Patent Document 1]
JP 55-24779 A [Patent Document 2]
Japanese Utility Model Publication No. 58-160616 [Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 54-138856 [0022]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the technique according to Patent Document 1, it is necessary to add a lateral press mechanism by hydraulic pressure to the left and right rocker die type
[0023]
[0024]
Further, Patent Document 3 did not describe the shape or dimensional relationship of the rocker die itself.
[0025]
The present invention has been made to solve such problems of the prior art, and enables the manufacture of a high-strength thick UO steel pipe by simply modifying the rocker die type U press mold. Is an issue.
[0026]
[Means for Solving the Problems]
In the UO steel pipe manufacturing process, which is manufactured through end bending, U press, O press, end welding, and pipe expansion, the present invention firstly moves up and down from the fulcrum of the rocker die U press mold. The distance a 2 between the perpendicular foot and the contact point on the upper tool is 0.7 to 1.0 times the distance a 1 between the perpendicular foot and the contact point on the upper tool. And the following relationship L / 2 ≧ r + a 2 cos θ + xsin θ (1)
L / 2 ≦ t + r + x + y (2)
(put it here,
L: Distance between the fulcrum points of the left and right rocker die type U press dies r: The radius of curvature of the lower tool of the rocker die type U press die x: From the fulcrum of the rocker die type U press die to the tangent line connecting the upper and lower tools The intersection between the lowered perpendicular and the pedestal is obtained, the distance from the fulcrum to the intersection θ: the angle of the common tangent of the upper and lower tools with respect to the horizontal direction y: the horizontal dimension of the punch t: the thickness of the steel plate)
It is a rocker die type U press forming method in the UO steel pipe manufacturing process characterized by satisfying the above.
[0027]
In the first aspect of the present invention, in the rocker die type U press forming method, the angle θ 0 with respect to the horizontal direction of the common tangent line of the upper and lower tools when the punch descends and comes into contact with the steel sheet to start forming is set to 45 to 45. A range of 90 ° is preferable.
[0028]
In addition, the present invention secondly relates to the distance a 1 between the foot of the vertical line and the contact point of the upper tool that is lowered from the fulcrum to the common tangent line of the upper and lower tools, the distance a 2 is a UO pipe rocker-die U press die for manufacturing which is characterized in that a 0.7 to 1.0-fold.
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Embodiment 1)
The inventors changed the shape of the rocker die type U press mold to be used for the U press and performed simulations to obtain the following knowledge.
[0030]
FIG. 1 shows one embodiment of the present invention and how the reaction force of the rocker die type
[0031]
Therefore, the increase in the molding reaction force at the timing T at which the four-point bending shifts to the six-point bending is reduced by about 50% compared to the conventional case, and the absolute value of the molding reaction force is also reduced by about 30%. . For this reason, it is not necessary to additionally install a lateral pushing mechanism by hydraulic pressure.
[0032]
Next, the relationship between a 2 and the decrease in the absolute value of the molding reaction force at timing T was verified by experiment. The thickness of the steel plate used in the experiment is 40 mm, the outer diameter of the product UO steel pipe is 60 inches, and the grade is X70. The punch width was 70% of the outer diameter of the product UO steel pipe. The results are shown in Table 1. Incidentally, θ0 is an inclination angle with respect to the horizontal direction of the common tangent line of the upper and lower tools in the initial state (the state when the punch is lowered and contacts the steel plate).
[0033]
[Table 1]
[0034]
Increasing the ratio of a 2 with respect to a 1, to the conventional case, but the amount of increase in the shaping reaction force at a timing T that moves to bend 6 points is reduced, the a 2 beyond 1.0 times a 1 Even if it is increased, the effect of decreasing the increase in the forming reaction force is saturated, while the upper and lower tools of the rocker die type U-press mold are common when the punch descends and contacts the steel plate to start forming. When an attempt is made to reduce the angle of the tangential line with respect to the horizontal direction, the lower tools of the left and right rocker die type U press dies may be unable to form (formability is x) due to mechanical interference. Therefore, a 2 ≦ a 1 is set.
[0035]
Moreover, the inventors have further result of extensive research, the more high-strength steel plate, and, as the thick steel plate and the lower mold reaction force itself, found to be an extension of a 2 is valid It was. Quantitatively, it has been found that a 2 ≧ a 1 × 0.7 is necessary to reduce the increase in the molding reaction force until the conventional lateral pushing mechanism by hydraulic pressure is not necessary.
[0036]
In addition, from the connection of each part of the rocker die type U press mold of the present invention shown in FIG.
(1) When the
[0037]
L / 2 ≧ r (1−sin θ) + a 2 cos θ + (x + r) sin θ
If this is transformed,
L / 2 ≧ r + a 2 cos θ + xsin θ (1)
put it here,
L: Distance between fulcrum of left and right rocker die type U press molds r: Radius of curvature of lower tool of rocker die type U press mold x: Upper and lower tools are connected from
[0038]
Note that r is constant within a range in which the contact position moves after the punch descends and comes into contact with the steel sheet until the forming is completed. In addition, the center of the curvature circle should not move constantly on the pedestal 18 within that range.
[0039]
On the other hand, (2) From the viewpoint of preventing the steel sheet 1 from slipping through the left and right
[0040]
L / 2 ≦ t + r + x + y (2)
put it here,
y: Horizontal dimension of the punch 20 t: Thickness of the steel plate 1 is meant.
[0041]
(Embodiment 2)
Subsequently, the result of applying the above-described embodiment of the present invention to the manufacture of a small-diameter UO steel pipe will be described. A product with an outer diameter of 20 inches and a steel plate of X65 having a thickness of 30 mm was used. As molding reaction force becomes smaller, a 2 is set to 0.7 times the a 1, the inclination angle relative to a common tangent of the horizontal upper and lower tool in the initial state (state when the punch is in contact with the steel plate is lowered) theta By changing 0 in the range of 40 to 92 deg, the effect of decreasing the increase in the molding reaction force, the possibility of molding due to mechanical interference of the lower tool of the left and right rocker die type U press dies (Yes… ○, No… ×) investigated. The results are shown in Table 2.
[0042]
[Table 2]
[0043]
Thereby, for example, when a UO steel pipe having a small diameter such as a product outer diameter of 20 inches is manufactured, the downward extension (a 2 / a 1 ) of the rocker die type U press mold is within the scope of the present invention. When the inclination angle θ of the rocker die type U press mold in the initial state is reduced to less than 45 deg, the lower tools of the left and right rocker die type U press molds are mechanically interfered with each other and cannot be formed (No). On the contrary, when the inclination angle θ of the rocker die type U press mold in the initial state is increased, the increase in the molding reaction force, and hence the absolute value thereof, increases. This is due to the fact that the forming reaction force before the steel plate comes into contact with the lower tool of the rocker die type U press die rather than the timing T is increased. In this case, the steel plate is formed into a desired U shape. It becomes difficult.
[0044]
Therefore, if the inclination angle θ of the rocker die type U press mold in the initial state is set to 45 to 90 deg, it is possible to reduce the forming reaction force, and at the same time, it is a small diameter UO steel pipe having a product outer diameter of 20 inches. However, it can be sufficiently formed into a desired U shape.
[0045]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to manufacture a high-strength thick UO steel pipe that requires a large forming force and does not require much equipment cost by simply modifying the rocker die type U-press die. Become.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a diagram showing an outline of a UO steel pipe manufacturing process. FIG. 3 is a diagram showing an overview of a rocker die type U press apparatus. FIG. 5 is a view for explaining the engagement of each part of a rocker die type U press die of FIG. 5. FIG. 5 shows a steel plate and punches when a steel plate is formed into a U shape with a conventional general rocker die type U press die. Fig. 6 shows the relationship with the stroke as if it were a change over time. Fig. 6 is a diagram for explaining the problems of the prior art.
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1, 6 ...
t: Thickness T of steel plate 1 ... Timing of transition from 4-point bending to 6-point bending
Claims (3)
ロッカーダイ式Uプレス金型の支点から上下工具の共通接線へ下ろした垂線の足と上工具における接点との間の距離a1に対し、前記垂線の足と下工具における接点との間の距離a2を0.7〜1.0倍とするとともに、
以下の関係
L/2≧r+a2cosθ+xsinθ…(1)
L/2≦t+r+x+y…(2)
(ここにおいて、
L:左右のロッカーダイ式Uプレス金型の支点の間の距離
r:ロッカーダイ式Uプレス金型の下工具の曲率半径
x:ロッカーダイ式Uプレス金型の支点から上下工具を結ぶ接線へ下ろした垂線と、台座との交点を求め、該支点から該交点までの距離
θ:上下工具の共通接線の水平方向に対する角度
y:パンチの水平方向寸法
t:鋼板の板厚)
を満たすようにすることを特徴とするUO鋼管製造プロセスにおけるロッカーダイ式Uプレス成形方法。In rocker die type U press molding in UO steel pipe manufacturing process manufactured through end bending, U press, O press, end welding, pipe expansion,
Relative distance a 1 between the contacts in perpendicular foot and the upper tool drawn from the fulcrum of the rocker-die U press die to a common tangent of the upper and lower tools, the distance between the contacts in the foot and the lower tool of the perpendicular line a a 2 with a 0.7 to 1.0 times,
The following relationship L / 2 ≧ r + a 2 cos θ + xsin θ (1)
L / 2 ≦ t + r + x + y (2)
(put it here,
L: Distance between the fulcrum points of the left and right rocker die type U press dies r: The radius of curvature of the lower tool of the rocker die type U press die x: From the fulcrum of the rocker die type U press die to the tangent line connecting the upper and lower tools The intersection between the lowered perpendicular and the pedestal is obtained, the distance from the fulcrum to the intersection θ: the angle of the common tangent of the upper and lower tools with respect to the horizontal direction y: the horizontal dimension of the punch t: the thickness of the steel plate)
A rocker die type U press forming method in a UO steel pipe manufacturing process, characterized in that:
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CN100423863C (en) * | 2006-10-27 | 2008-10-08 | 安徽鲲鹏装备模具制造有限公司 | Plate work sheet great arc float rolled folding device |
JP2008246533A (en) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Jfe Steel Kk | Bending-forming apparatus of sheet and bending-forming method |
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2003
- 2003-06-30 JP JP2003187266A patent/JP2005021910A/en active Pending
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