JP2005021377A - 吹き零れ対策装置及び調理用鍋. - Google Patents

吹き零れ対策装置及び調理用鍋. Download PDF

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JP2005021377A JP2003190159A JP2003190159A JP2005021377A JP 2005021377 A JP2005021377 A JP 2005021377A JP 2003190159 A JP2003190159 A JP 2003190159A JP 2003190159 A JP2003190159 A JP 2003190159A JP 2005021377 A JP2005021377 A JP 2005021377A
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Tomiko Ishizuka
富子 石塚
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Abstract

【課題】野外用コンロを用い、主に炊飯などの調理を行う際に、吹き零れた液体をコンロにかからないよう地面に落下させるように誘導する。つまりコンロに同液体が流れ込み消火されることを防ぎ、しかもコンロを汚さずに調理できるようにする。
【解決手段】鍋より吹き零れた液体をコンロに近づけないよう誘導する板を取り付け、地面へと垂れ落ちるような構成にする。またコンロのバーナー部分に十分な酸素が行き渡るよう、三角または逆懸垂線のカーブを持ったガイドが取り付けられ外側から空気が入り込みやすい構造としている。また可搬性を向上させるため、コンパクトに折りたたむことができ、また本装置を鍋や五徳そのものに予め接続して利用することもできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主に屋外で用いる調理用鍋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は例えば、特開2001−224508に示された従来の改良型鍋蓋である。通気窓701が付くことで外と空気及び水分の循環、ならびに通気窓の調節及び、虫などの侵入を阻むために発明されたものである。しかし炊飯など、比較的高圧で煮炊きするものでは、窓を通じて圧力が下がり、ご飯などはふっくらと炊き上がらない。また図5の通常のふたつき鍋では、注意を怠り吹き零れてしまった場合は汁が鍋の側面を伝い、緩やかな湾曲に沿って鍋底からコンロのバーナー部に到達し、同部分を汚し、その影響で消火してしまうことさえあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の調理鍋は、炊飯などの際に吹き零れた汁が鍋の側面を伝い、鍋底からコンロのバーナー部に到達し、同コンロのバーナー部分等を汚し、さらに最悪の場合その吹き零れの影響で、コンロの火が消えてしまい危険であった。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、主に屋外の調理の際に鍋からの吹き零れた汁をコンロに近づけずにそのまま下方に流し、コンロを清潔に安全に保つことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る吹き零れ対策装置及び調理用鍋は、吹き零れた液体をガイドする手段と、そのガイドされた液体を重力に沿って、コンロにかからないよう外側に流す手段を備えるものである。
【0007】
またこの発明による吹き零れ対策装置は、それだけ独立して用いることができるが、鍋側及びコンロ側に取り付けても、同様の機能が実現できる。
【0008】
またこの発明による吹き零れ対策装置は、折りたたみ、コンパクトにして可搬性を向上させるようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す全体図である。
図において、102が本発明の主要装置、101はその主要装置の上に乗った鍋、103はコンロである。尚、コンロは図のような近年アウトドア用に広く出回っている比較的小さなコンロを本発明の主な対象とし、コンロの五徳の直径よりも本吹き零れ対策装置の直径は大きなものとする。また図2に102の装置を下方から見た図A201、とその側面図A202を記した。本装置は同じ機能を実現する様々な形態があり、多角形の形状を持つB201とその側面図B202(図では8角形を代表して記した)も本発明に含まれる。さらにA206、B207は下方からの熱の伝導を高めるため、鍋底のサイズ以下のサイズの円形の切り取り加工がなされている場合を示した。また図3は本発明を直接鍋に取り付けたものであり、以下動作についてこの図を基本に説明する。
【0010】
次に動作について説明する。
図4は本発明の使用状況を記した図であり、また図5はそれと対比した従来の装置の問題点を記した図である。図4で鍋の上方401より吹き零れた液体は鍋の側面402を伝い、地面403へ落下し、コンロやその火に影響は及ばない。これに対して図5のように従来の鍋をそのままコンロにかけると、501で吹き零れた液体が鍋の側面を伝い、502のコンロの中心部に吹き零れた液体が到達し最悪の場合火を消してしまう可能性があった。またコンロ本体503にも同液体が付着し、コンロを汚してしまうことが多く、特に炊飯など粘性の高い煮物などの調理の際には片時も目を離すことができなかった。
【0011】
以上のように、本発明の吹き零れ対策装置は、主に野外での炊飯などの調理の際に鍋から吹き零れた液体をコンロにかからないように地面に落下させるようにガイドしているので、コンロに液体が流れこみ消火されることを防ぎ、しかもコンロを汚さずに調理することができる。また同吹き零れ対策装置は、コンロのバーナー部分に十分な酸素が行き渡るよう、図のように三角または逆懸垂線のカーブを持った形状を利用し、外側から空気が入り込みやすいような構造としている。
【0012】
実施形態2.
以上の実施形態1では、本吹き零れ対策装置及び調理用鍋に付加した同装置の機能と効果について詳細に述べたが、次に同装置の運搬などの際に便利な、折りたたみについて実施形態を示す。
図6のA601は、図2のB203と同一のものであり、またA602はそれの可動方向を矢印で記した側面図である。A601及びB203は円盤状の形状をしているが、本発明の機能としては必ずしも円盤でなくてもよい。B603は多角形の形状を持つ本吹き零れ対策装置であり、しかも折りたたみ後の状態を表している。またB604はその側面から見た図であり、薄い金属板に折りたためることを示した図である。
【0013】
【発明の効果】
以上のように、本発明の吹き零れ対策装置は、主に野外での炊飯などの調理の際に鍋から吹き零れた液体をコンロにかからないように地面に落下させるようにガイドしているので、コンロに液体が流れこみ消火されることを防ぎ、しかもコンロを汚さずに調理することができる。また同吹き零れ対策装置は、コンロのバーナー部分に十分な酸素が行き渡るよう、図のように三角または逆懸垂線のカーブを持った形状を利用し、外側から空気が入り込みやすいような構造としている。また同装置は可搬性を向上させるために折りたたみコンパクトにすることができ、さらに鍋そのものや五徳に、あらかじめ結合して利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一般的な利用形態を示す概念図。
【図2】本吹き零れ対策装置。
【図3】鍋に取り付けられた本吹き零れ対策装置
【図4】本装置の効果を示す図
【図5】本吹き零れ対策を実施していない従来の野外調理の図
【図6】本吹き零れ対策装置の可搬性向上のための折りたたみ機構
【図7】従来の鍋及び蓋
【符号の説明】
101は鍋。
301は本吹き零れ対策装置が結合した鍋。
102、A201、A202、B203、B204、A601、A602、B603、B604は本吹き零れ対策装置。
103、303、503はコンロであり、これらの五徳の直径は、本吹き零れ対策装置の直径よりも小さい。
A201、B203、A601、B603は本装置を底の部分から描いた図。
A202、B204、A602、B604は本装置を側面から描いた図。

Claims (4)

  1. 鍋から吹きこぼれた液体を速やかに鍋底の縁からコンロの外側に逃し、コンロのバーナー部に同液体がかかるのを防ぐこと特徴とする吹き零れ対策装置。
  2. 請求項1記載の補助装置を、鍋底に取り付け同様の機能を実現する吹き零れ対策調理用鍋。
  3. 請求項1記載の補助装置を、バーナーの五徳に取り付け同様の機能を実現する吹き零れ対策コンロ。
  4. 請求項1記載の補助装置を折りたたみコンパクトに収納可能なことを特徴とする吹き零れ対策装置及び調理用鍋及びコンロ。
JP2003190159A 2003-07-02 2003-07-02 吹き零れ対策装置及び調理用鍋. Pending JP2005021377A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007175280A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Pa Net Gijutsu Kenkyusho:Kk 遊技機管理装置

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