JP2005021265A - ズレ力緩和構造を具えたクッション材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軟質の合成樹脂発泡体から成るクッション基材2と、その下面に設けられるズレ力緩和材7とを具えたクッション材において、前記ズレ力緩和材7は、ゲル状物質層から成る。また前記クッション基材2は、表面に溝Dで区画されたブロック要素5が多数形成されており、前記溝Dは、使用者の体のラインに合わせて深さが相違するものであり、クッション材に当接する体の当接方向の凸部が突き出た部分に対応する個所ほど溝Dは深く形成されていること。更に前記クッション基材2の上面には、シート材6が敷設され、このシート材6に対し前記ブロック要素5の頂部が固着されていることなどを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は椅子やマットレス等に用いることのできるクッション材に関するもので、特に使用者がクッション材上で体位変更した際などに使用者の体に生じるズレ力の緩和構造に係るものである。
【0002】
【発明の背景】
従来より体圧分散を行う機能を有したものや皮膚の引きつれを生じさせるズレ力(擦れ力)を緩和するクッション材が開発され、先行技術としても軟質の合成樹脂発泡体から成るクッション基材の表面に溝で区画されたブロック要素を多数形成したクッション材の発案がある(例えば、特許文献1、2及び3参照)。
【0003】
しかしながらこれらは、主としてクッション材に対し垂直方向にかかる荷重の分散を考慮しているものであり、クッション材使用者のせん断方向の荷重移動に対する考慮がほとんどなされておらず、ズレ力の緩和の点で不満の残るものであり、問題点を有していた。なお「ずれ」とは使用者の姿勢変更等によりクッション材と接する皮膚にその接線方向の応力がかかり、骨と皮膚の間にある組織が圧迫・伸長されることをいい、このとき生じる血流阻害が褥瘡発生の要因の一つとなってる。
【0004】
また垂直方向にかかる荷重の分散に関しても、必ずしも満足のいくものではなかった。すなわち本出願人の椅子のクッション材の実験によれば、使用者が静止状態での体圧分散は図8(a)に示すように、モールド成形等により臀部と大腿部の形状に合うように三次元凹型曲面で形成された低反発性のウレタンフォーム等の合成樹脂発泡体で形成されたクッション材1Bが、最も優れているというデータを得ている。
【0005】
しかしながらこのようなモールド成形等によるクッション材1Bに関しても、金型を製作するための初期投資費用が高いという問題がある。また標準的な体型であれば体圧分散が効率よく行われるが、体型が大きく標準から外れるような者が使用した際には、体圧分散が効率よく行われない。特に三次元凹型に対し臀部が小さい場合には性能は、極端に低下するという問題点を有しており、更には三次元凹型に体がフィットしない場合には逆に使用者に不快感を与えてしまう。また費用対効果の面からそれほど多くの種類のサイズのものを使用者の体型に併せて提供することもできない。
【0006】
【特許文献1】
実用新案登録第2560728号公報(第1ページ、図1)
【特許文献2】
特開昭55−108325号公報(第1ページ、第1〜5図)
【特許文献3】
特開2000−93263公報(図1〜5)
【0007】
【開発を試みた技術的課題】
本発明はこのような背景からなされたものであって、使用者がクッション材上で体位変更した際などに発生するズレ力を、充分に緩和する構造を具えたクッション材の開発を試みたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項1記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材は、軟質の合成樹脂発泡体から成るクッション基材と、その下面に設けられるズレ力緩和材とを具えたクッション材において、前記ズレ力緩和材は、ゲル状物質層から成ることを特徴として成るものである。
この発明によれば、体位を入れ替えた際等に発生する臀部(特に座骨部)や大腿部と、クッション材とに生じるズレ力を、ズレ力緩和材が弾性変形することにより緩和する。従って、骨と皮膚との間にある組織が圧迫・伸長されることがなく、血流阻害が生じることが防止される。
【0009】
また請求項2記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材は、前記請求項1記載の要件に加え、前記ズレ力緩和材は、シート状のゲル状物質が薄膜の包皮体により包皮状態に収容されて成ることを特徴として成るものである。
この発明によれば、ゲル状物質層の強度が増し、ズレ力緩和構造を具えたクッション材の耐久性が向上する。
【0010】
更に請求項3記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材は、前記請求項2記載の要件に加え、前記ゲル状物質層は、針入度50以上、ちょう度(1/4コーン)150以下、厚さ0.5〜10mmであり、前記包皮体に対して密着状態に包皮されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、上部のクッション基材から伝わる応力がより直接的にズレ力緩和材に伝わりやすくなる。
【0011】
更にまた請求項4記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材は、前記請求項1、2または3記載の要件に加え、前記クッション基材は、表面に溝で区画されたブロック要素が多数形成されており、前記溝は、使用者の体のラインに合わせて深さが相違するものであり、クッション材に当接する体の当接方向の凸部が突き出た部分に対応する個所ほど溝は深く形成されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、体の当接方向の凸部が突き出た個所に対応する個所ほど溝が深く、従ってブロック要素が柔軟で沈み込みやすくなっているため、あたかも体のラインに合わせて三次元凹型にモールド成形されたクッション基材のように、使用者の体にフィットするものであり、安定性がよく且つ体圧分散もなされる。また逆に完全に三次元凹型にモールド成形されたものではなく、擬似的なものであるため、使用者の体のラインに対する許容範囲も広い。またブロック要素の倒れ込みによるズレ力緩和効果も有するものである。
【0012】
更にまた請求項5記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材は、前記請求項4記載の要件に加え、前記クッション基材の上面には、シート材が敷設され、このシート材に対し前記ブロック要素の頂部が固着されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、ブロック要素の頂部がシート材により固定されているため、圧縮されたブロック要素が座屈して復元しないようなことがなくなる。
【0013】
更にまた請求項6記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材は、前記請求項4または5記載の要件に加え、前記ブロック要素の横断面積は、体の荷重が重くかかる個所ほど広く形成されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、体の荷重が重くかかる個所ほどブロック要素の横断面積が広く形成されているため、体圧分散がなされる。
【0014】
更にまた請求項7記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材は、前記請求項5または6記載の要件に加え、前記シート材は、低反発性の軟質の合成樹脂発泡体であることを特徴として成るものである。
この発明によれば、シート材によっても体圧の分散がいくらか行われるとともに、クッション基材表面の凹凸感が消され、感触がよい。
【0015】
更にまた請求項8記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材は、前記請求項1、2、3、4、5、6または7記載の要件に加え、椅子の座面のクッション材であることを特徴として成るものである。
この発明によれば、身体の荷重が狭い面積に集中してかかるためズレ力緩和効果が高い上に、ブロック要素が座屈しないで体圧分散効果が維持されることの効果が高い。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の実施の形態に基づき説明する。図1中符号1で示すものが本発明のズレ力緩和構造を具えたクッション材であり、一例として椅子Cの座面C1のクッション材として適用した実施の形態である。このものは、多数のブロック要素5が形成された軟質の合成樹脂発泡体から成るクッション基材2の上面に対しシート材6が貼着されるとともに、下面に対しゲル状物質層から成るズレ力緩和材7が設けられて成り、これらをクッションカバー8で覆っている。もちろんこのようにクッションカバー8で被覆してクッション材単体として市場に提供する他、クッションカバー8で被覆していない状態のものを椅子Cの座面C1内部に予めクッション材として収容して提供することも可能である。なお本発明のズレ力緩和構造を具えたクッション材は、椅子Cの座面C1に適用する他、背もたれC2に適用してもよく、またその他、寝具用マットレスのクッション材等、体圧が分散されることが好まれるクッション材を要する物に広く適用することが可能である。
【0017】
前記クッション基材2について説明すると、一例として低反発のウレタンフォームから成り、このクッション基材2の上面に対し多数本の溝Dで区画されたブロック要素5が形成されているものである。具体的には本実施の形態では、図3に示されるように、横溝3と縦溝4にて碁盤目状に溝Dで区画され、角柱状のブロック要素5が形成されている。そして溝Dの深さ及び溝Dの形成間隔(すなわちブロック要素5の横断面積)は着座した人の体圧が分散されるように体のラインに合わせて変更されている。すなわち前記溝Dは、使用者Mの体のラインに合わせて深さが相違するものであり、ズレ力緩和構造を具えたクッション材1に当接する体の当接方向の凸部が突き出た個所ほど深く形成されている。更に前記ブロック要素5の横断面積は、体の荷重が重くかかる個所ほど広く形成されている。なお溝Dの形成は、例えばフライス等によって切削することにより形成するものである。
【0018】
具体的には縦溝4は、図3(b)に示されるように両足の大腿部M2及び臀部M1が載置される個所を深く形成するものであり、左側から4a(3mm)、4b(6mm)、4c(13mm)、4d(21mm)、4e(23mm)、4f(23mm)、4g(23mm)、4h(21mm)、4i(16mm)、4j(16mm)、4k(21mm)、4l(23mm)、4m(23mm)、4n(23mm)、4o(21mm)、4p(13mm)、4q(6mm)、4r(3mm)に深さが形成されている(それぞれカッコ内の数値が溝Dの深さを示す)。
また横溝3は、図3(c)に示されるように臀部M1が載置される個所を深く形成するものであり、前方から3a(18mm)、3b(17mm)、3c(17mm)、3d(16mm)、3e(16mm)、3f(15mm)、3g(13mm)、3h(13mm)、3i(16mm)、3j(21mm)、3k(23mm)、3l(23mm)、3m(21mm)、3n(16mm)、3o(10mm)、3p(3mm)に深さが形成されている(それぞれカッコ内の数値が溝Dの深さを示す)。
【0019】
またブロック要素5の横断面積は、両足の大腿部M2と臀部M1が載置される個所の面積は比較的広く設定され、その周辺個所の面積は狭く設定されている。そして更にその周辺の両足の大腿部M2と臀部M1が載置されることがほとんどない個所については、広い面積に設定されている。因みにブロック要素5は大きな横断面積であればバネ定数が大でいわゆる腰が強く、一方小さな横断面積に設定するほど、その個所のバネ定数は小で、いわゆる腰が弱くなる。具体的数値設定例を示すと、縦溝4により区画されるブロック要素5の横幅は、図3(b)に示されるように左側からP1(35mm)、P2(10mm)、P3(10mm)、P4(15mm)、P5(15mm)、P6(20mm)、P7(20mm)、P8(15mm)、P9(10mm)、P10(10mm)、P11(10mm)、P12(15mm)、P13(20mm)、P14(20mm)、P15(15mm)、P16(15mm)、P17(10mm)、P18(10mm)、P19(35mm)の間隔に設定されている(それぞれカッコ内の数値が横幅を示す)。
また横溝3により区画されるブロック要素5の奥行き方向の縦幅は、図3(c)に示されるように前側からPa(10mm)、Pb(10mm)、Pc(10mm)、Pd(10mm)、Pe(10mm)、Pf(10mm)、Pg(10mm)、Ph(15mm)、Pi(15mm)、Pj(15mm)、Pk(20mm)、Pl(20mm)、Pm(20mm)、Pn(15mm)、Po(15mm)、Pp(15mm)、Pq(10mm)、Pr(105mm)の間隔に設定されている(それぞれカッコ内の数値が縦幅を示す)。
【0020】
前記シート材6について説明する。一例としてシート材6は、上下面が平滑な低反発性の軟質の合成樹脂発泡体を用いるものであり、このようなものとして具体的には、低反発ウレタンフォームが適用可能である。低反発ウレタンフォームは粘弾性が大きいという特性を持っており、手等で押すとゆっくり沈み、離すとゆっくりと復元する。従ってこのシート材6自身も粘弾性によって体圧を分散して受け止める作用を幾分有している。なおシート材6としては、このような低反発性の軟質の合成樹脂発泡体を用いる他、厚さの薄い合成樹脂フィルムを適用することも可能である。
そして上述したような構成のシート材6が、前記クッション基材2の上部に敷設されるものであり、ブロック要素5の頂部5aはシート材6の裏面に固定されている。なおこのブロック要素5の頂部5aとシート材6との固定は、具体的には一例としてシート材6の底面全面に粘着剤を塗布してブロック要素5の頂部5aに貼着するものであるが、もちろんブロック要素5の頂部5a側に粘着剤をローラー等を用いて塗布したり、あるいはシート材6とブロック要素5の双方に粘着剤を塗布するようにしてもよい。また更にシート材6の底面全面またはブロック要素5の頂部5a全てに粘着剤を塗布する他、周辺部と中央部のみのように部分的に粘着剤をシート材6またはブロック要素5に塗布するようにしてもよい。もちろんこのブロック要素5の頂部5aとシート材6の裏面との固定にあたっては、粘着状態を超えて接着剤による接着固定とするようにしてもよい。
【0021】
次にズレ力緩和材7について説明する。このものは、ゲル状物質7Aが薄膜状の例えばポリウレタンフィルム(厚さ:100μ、硬度:90)から成る包皮体7Bにより密着状態に包皮収容されて成る。寸法はほぼクッション基材2と同一面積の矩形シート状に形成され、厚さは4mmのものを一例として適用している。このようなズレ力緩和材7が、前記クッション基材2の底面の全面に一例として貼着されているが、使用態様や本発明の適用物品等によっては必ずしもクッション基材2とズレ力緩和材7は、固着される必要はない。
なおゲル状物質7Aとしては、シリコーンゲルが性能上好ましく、本実施の形態では硬度はちょう度[JIS K2220] 80〜100のものを用いている。またゲル状物質7Aとしてはシリコーンゲルの他、製造コストを安く抑えることのできるウレタンゲル等のその他のゲル状物質を用いるようにしてもよい。なお前記ゲル状物質7Aを薄膜状の包皮体7Bに密着状態に包皮収容するにあたっては、包皮体7Bをゲル状物質7Aに貼着するようにしてもよいし、シート状袋にゲル状物質7Aを真空封入したり、あるいはゲル状物質7Aの表面にプライマーを塗るようにしてもよい。なお包皮体7Bは、ゲル状物質7Aの耐久性を向上させるものであるが、ゲル状物質7Aが使用用途に応じて充分な耐久性を有しているような場合には、必ずしも必要としない。また本実施の形態では包皮体7Bはゲル状物質7Aに対し密着状態とするが、所望するズレ力緩和性能を得られる場合等には、非密着で実施しても構わない。また更にクッション基材2の底面の全面にズレ力緩和材7を設ける他、図7(a)(b)(c)に示されるように、部分的に設けるようにしても構わない。
【0022】
本発明のズレ力緩和構造を具えたクッション材1は、以上のようにして成るものであり、以下この使用態様について説明する。
i)体圧分散
まず椅子Cに座ると、クッション基材2が体のラインに合わせて溝Dの深さが相違されており、臀部M1及び大腿部M2の凸部の突き出たところは溝Dが深く、ブロック要素5が柔軟で沈み込みやすくなっているため、あたかも臀部M1及び大腿部M2の形状に合わせて三次元凹型にモールド成形されたクッション基材2のように、ズレ力緩和構造を具えたクッション材1は使用者Mの臀部M1及び大腿部M2にフィットするものであり、安定性がよく体圧分散がなされる(図5(a)(b)参照)。またこれに加えブロック要素5の横断面積が、体の荷重が重くかかる個所ほど広く形成されていることも、体圧分散に寄与しているものである。更にこの横断面積の広いブロック要素5の周囲は、小さな横断面積のブロック要素5に形成され柔軟性を有しているため、体の外形ライン部分の皮膚の引きつれが生じにくい。また椅子Cに座った際にクッション基材2の上層は低反発ウレタンフォームのシート材6が設けられているため、着座時の感触もよく、このシート材6によっても体圧分散が成されている。
【0023】
ii)非座屈性
またブロック要素5の頂部5aがシート材6により固定されているため、使用者Mが図5に示すような椅子Cに座った状態から立ち上がった際に、図10の従来技術のクッション材のようにブロック要素5′の頂部5a′が隣接するブロック要素5′の周側面に当接してつかえるということがない。従って臀部M1や大腿部M2により下方へ押圧され圧縮されたブロック要素5が、座屈したままとなることはほとんどなく、図4に示されるような状態に自立的な復元がすぐになされる。
【0024】
iii)ズレ力緩和
次に本発明の最も特徴となるズレ力緩和の態様について説明する。使用者Mが図6(a)(b)に示されるように体位移動するなどして、ズレ力緩和構造を具えたクッション材1との摩擦力により使用者Mの皮膚にせん断方向の力が加わろうとした際に、図6(b)に示すように、ズレ力緩和材7がその粘弾性により、体圧の加わったせん断方向に変形し、このせん断力を吸収してしまうため、ズレ力が緩和される。従って使用者Mの皮膚にその接線方向の応力がかかり、骨と皮膚の間にある組織が圧迫・伸長されるということが防がれる。
【0025】
なお以下にズレ力緩和構造を具えたクッション材1と、他のクッション材及びクッション材を使用しない場合との比較実験を示す。
【0026】
〔I.体圧分散に関する比較実験〕
まず「体圧分散」に関する比較実験を表1、図8及び図9に示す。なお体圧分散に関する比較実験であるため、敢えて本発明のズレ力緩和構造を具えたクッション材1におけるズレ力緩和材7を取り除いた状態で比較実験を実施している。
因みにこの実験で体圧分布を測定するセンサとしては、ニッタ株式会社製のBIG−MATを用い、これを各実施例及び比較例のクッション材の上方に敷設して計測を行ったもので、被験者としては、身長173cm、体重63kg、37歳、男性で行った。
【0027】
【表1】
【0028】
実施例I及び比較例I−1、I−2、I−3、I−4について説明すると、実施例Iは前記図1、2、4等に記載したような構成をしたズレ力緩和構造を具えたクッション材1からクッション基材2とシート材6の効果を明確とするため敢えてズレ力緩和材7を取り除いて実験を行っている。すなわち一例としてウレタンフォーム(硬さ:約400N、JIS K6400)から成るクッション基材2の上面に対し、碁盤目状の溝Dで区画されたブロック要素5が形成され、その上面に低反発性のウレタンフォームから成るシート材6(厚さ10mm)が敷設されて固着されている。
【0029】
次に比較例I−1について説明する。このものは、図8(a)に示すようにモールド成形により臀部M1と大腿部M2の形状に合うように三次元凹型曲面で形成されたクッション材1Bである。材質としては低反発性のウレタンフォーム(硬さ:約200N、JIS K6400)を用いており、このようなクッション材1Bは一般に市場に流通しているものである。
【0030】
次に比較例I−2について説明する。このものも材質としてはウレタンフォーム(硬さ:約400N、JIS K6400)を用い、図8(b)に示すように鞍型に形成されたクッション材1Cであり、これも一般に市場に流通しているものである。
【0031】
次に比較例I−3について説明する。このものも材質としてはウレタンフォーム(硬さ:約400N、JIS K6400)を用い、図8(c)に示すように波型に形成されたクッション材1Dであって、一般に市場に流通しているものである。
【0032】
次に比較例I−4について説明する。このものは、クッション材を何も用いないで体圧分散測定を行った参考のための実験例である。
【0033】
実験結果は表1及び図9に示す通りであり、体圧分散は比較例I−1が最も優れるが、製造コストの面でモールド成型となるため、初期投資が高くつき、種類も豊富には費用対効果の面で提供できない。また実施例Iは、比較例I−1ほどではないが体圧分散に優れており、製造コストもそれほど高価とはならず、グラインダー等で溝Dを切削形成する手法を採れば加工が容易であり、種類も豊富に提供可能である。なお前記比較例I−1は、被験者が前述したような標準的な体型であれば体圧分散が効率よく行われるが、体型が大きく標準から外れるような者が使用した際には、体圧分散が効率よく行われず、特に三次元凹型に対し臀部M1及び大腿部M2が小さい場合には性能は極端に低下する。それに対して実施例Iのものは、体型が大きく標準から外れるような者が使用した際にも性能が極端に低下するということはなく、ある程度の体圧分散効果を得られる。また比較例I−2は、体圧分散が前記実施例Iや比較例I−1と比べて劣っており、製造コストとしては、実施例Iと同程度である。また比較例I−3も、体圧分散が前記実施例Iや比較例I−1と比べて劣っており、製造コストに関しては安価である。また当然ながらクッション材を用いていない比較例I−4は、体圧分散が他の実施例I及び比較例I−1、I−2、I−3に比べて全くなされていない。
以上のことから、費用的な面も考慮に入れれば、実施例I−1が最もクッション材として優れていると言える。
【0034】
〔II.ズレ力緩和性能に関する比較実験〕
次に本発明のズレ力緩和構造を具えたクッション材1と、他のクッション材との「ズレ力緩和性能」に関する比較実験例を表2に示す。なおこの実験でズレ力の測定は、被験者が椅子の背もたれに寄り掛かったときの臀部M1及び大腿部M2にかかるズレ力を測定した。
因みにこの実験でズレ力を測定するセンサとしては、株式会社モルテン製のPREDIA(登録商標)を用い、また被験者は、前記「体圧分散」に関する実験と同様の身長173cm、体重63kg、37歳、男性で行った。
【0035】
【表2】
【0036】
実施例II−1、II−2、II−3、II−4及び比較例II−1、II−2、II−3、II−4について説明すると、まず実施例II−1は前記図1、2、4等に記載したような構成をしたズレ力緩和構造を具えたクッション材1の構成をしており、クッション基材2の底面全面にズレ力緩和材7が貼設されている。なおその他の具体的な構成については、前記体圧分散に関する比較実験の実施例Iと同一である。
【0037】
次に比較例II−1について説明する。このものは、上記実施例II−1のものからズレ力緩和材7を取り除いたものである。
【0038】
次に実施例II−2について説明する。このものは、前記体圧分散の実験で示した図8(a)のモールド成形により臀部M1と大腿部M2の形状に合うように三次元凹型曲面で形成されたクッション材1B〔材質としては反発性を有するウレタンフォームを有するウレタンフォーム(硬さ:約200N、JIS K6400)を用いている。〕の底面全面に対し、前記実施例II−1と同様にズレ力緩和材7を貼設したものである。
【0039】
次に比較例II−2について説明する。このものは、上記実施例II−1のものからズレ力緩和材7を取り除いたものであり、すなわち図8(a)に示すクッション材1Bと同一のものである。
【0040】
次に実施例II−3について説明する。このものは、前記体圧分散の実験で示した図8(b)のウレタンフォーム(硬さ:約400N、JIS K6400)を用い、鞍型に形成されたクッション材1Cの底面全面に対し、前記実施例II−1と同様にズレ力緩和材7を貼設したものである。
【0041】
次に比較例II−3について説明する。このものは、上記実施例II−3のものからズレ力緩和材7を取り除いたものであり、すなわち図8(b)に示すクッション材1Cである。
【0042】
次に実施例II−4について説明する。このものは、前記体圧分散の実験で示した図8(c)のウレタンフォーム(硬さ:約400N、JIS K6400)を用い、図8(c)に示すように波型に形成されたクッション材1Dの底面全面に対し、前記実施例II−1と同様にズレ力緩和材7を貼設したものである。
【0043】
次に比較例II−4について説明する。このものは、上記実施例II−4のものからズレ力緩和材7を取り除いたものであり、すなわち図8(c)に示すクッション材1Dである。
【0044】
以上のことから、底面にズレ力緩和材7を貼設した実施例II−1、II−2、II−3、II−4は、それぞれ対応する比較例II−1、II−2、II−3、II−4と比較してズレ力が大きく減少するものであり、特にブロック要素型の実施例II−1は比較例II−1に対して半分近くにズレ力が減少するものであり、ズレ力が3.5Nという数値は、全実験結果中最も優れているものである。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材によれば、クッション基材2の下面に設けられるズレ力緩和材7が、ゲル状物質層から成るため、体位を入れ替えた際等に発生する臀部M1(特に座骨部)や大腿部M2と、ズレ力緩和構造を具えたクッション材1とに生じるズレ力を、ズレ力緩和材7が弾性変形することにより緩和する。従って、骨と皮膚との間にある組織が圧迫・伸長されることがなく、血流阻害が生じることが防止される。
【0046】
また請求項2記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材によれば、ズレ力緩和材7は、ゲル状物質7Aが薄膜の包皮体7Bにより包皮状態に収容されて成るため、ゲル状物質層の強度が増し、ズレ力緩和構造を具えたクッション材1の耐久性が向上する。
【0047】
更に請求項3記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材によれば、ゲル状物質層は、包皮体7Bに対して密着状態に包皮されているため、上部のクッション基材2から伝わる応力がより直接的にズレ力緩和材7に伝わりやすくなる。
【0048】
更にまた請求項4記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材によれば、クッション基材2は、表面に溝Dで区画されたブロック要素5が多数形成されており、前記溝Dは、使用者Mの体のラインに合わせて深さが相違するものであり、体の当接方向の凸部が突き出た個所に対応する個所ほど溝Dが深く、従ってブロック要素5が柔軟で沈み込みやすくなっているため、あたかも体のラインに合わせて三次元凹型にモールド成形されたクッション基材2のように、使用者Mの体にフィットするものであり、安定性がよく且つ体圧分散もなされる。また逆に完全に三次元凹型にモールド成形されたものではなく、擬似的なものであるため、使用者Mの体のラインに対する許容範囲も広い。またブロック要素5の倒れ込みによるズレ力緩和効果も有するものである。
【0049】
更にまた請求項5記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材によれば、ブロック要素5の頂部5aがシート材6により固定されているため、圧縮されたブロック要素5が座屈して復元しないようなことがなくなる。
【0050】
更にまた請求項6記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材によれば、体の荷重が重くかかる個所ほどブロック要素5の横断面積が広く形成されているため、体圧分散が有効になされる。
【0051】
更にまた請求項7記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材によれば、シート材6は、低反発性の軟質の合成樹脂発泡体であるため、シート材6によっても体圧の分散がいくらか行われるとともに、クッション基材2表面の凹凸感が消され、感触がよい。
【0052】
更にまた請求項8記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材によれば、ズレ力緩和構造を具えたクッション材1は、椅子Cの座面C1のクッション材であり、身体の荷重が狭い面積に集中してかかるため、ズレ力緩和効果が高い上にブロック要素5が座屈しないで体圧分散効果が維持されることの効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のズレ力緩和構造を具えたクッション材を椅子のクッション材として適用した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明のズレ力緩和構造を具えたクッション材を示す正面斜め上方からの分解斜視図である。
【図3】クッション基材を示す平面図、正面図並びに側面図である。
【図4】本発明のズレ力緩和構造を具えたクッション材を示す拡大側面図である。
【図5】同上使用状態を示す側面図並びに正面図である。
【図6】同上体位移動した場合のズレ力緩和材の作動態様を示す側面図である。
【図7】ズレ力緩和材を部分配置した種々の態様を示す平面図である。
【図8】体圧分散性能に関する比較実験とズレ力緩和性能に関する比較実験の効果を確かめるために使用した「三次元凹型」「鞍型」「波型」クッション材の比較例である。
【図9】実施例I、比較例I−1、I−2、I−3、I−4による体圧分散の様子を示す説明図である。
【図10】従来の碁盤目状クッション材の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ズレ力緩和構造を具えたクッション材
1B〜1D クッション材
2 クッション基材
3 横溝
3a〜3p 横溝
4 縦溝
4a〜4r 縦溝
5 ブロック要素
5a 頂部
6 シート材
7 ズレ力緩和材
7A ゲル状物質
7B 包皮体
8 クッションカバー
C 椅子
C1 座面
C2 背もたれ
D 溝
M 使用者
M1 臀部
M2 大腿部
P1〜P19 各ブロック要素の横幅
Pa〜Pr 各ブロック要素の縦幅
Claims (8)
- 軟質の合成樹脂発泡体から成るクッション基材と、その下面に設けられるズレ力緩和材とを具えたクッション材において、前記ズレ力緩和材は、ゲル状物質層から成ることを特徴とするズレ力緩和構造を具えたクッション材。
- 前記ズレ力緩和材は、シート状のゲル状物質が薄膜の包皮体により包皮状態に収容されて成ることを特徴とするズレ力緩和構造を具えた請求項1記載のクッション材。
- 前記ゲル状物質層は、針入度50以上、ちょう度(1/4コーン)150以下、厚さ0.5〜10mmであり、前記包皮体に対して密着状態に包皮されていることを特徴とする請求項2記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材。
- 前記クッション基材は、表面に溝で区画されたブロック要素が多数形成されており、前記溝は、使用者の体のラインに合わせて深さが相違するものであり、クッション材に当接する体の当接方向の凸部が突き出た部分に対応する個所ほど溝は深く形成されていることを特徴とする請求項1、2または3記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材。
- 前記クッション基材の上面には、シート材が敷設され、このシート材に対し前記ブロック要素の頂部が固着されていることを特徴とする請求項4記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材。
- 前記ブロック要素の横断面積は、体の荷重が重くかかる個所ほど広く形成されていることを特徴とする請求項4または5記載のズレ力緩和構造を具えた体圧分散型クッション材。
- 前記シート材は、低反発性の軟質の合成樹脂発泡体であることを特徴とする請求項5または6記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材。
- 椅子の座面のクッション材であることを特徴とする請求項12、3、4、5、6または7記載のズレ力緩和構造を具えたクッション材。
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JP2003188525A JP2005021265A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | ズレ力緩和構造を具えたクッション材 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014076015A (ja) * | 2012-10-11 | 2014-05-01 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 物品搬送設備 |
KR102152172B1 (ko) * | 2020-07-02 | 2020-09-07 | (주)에스앤에스연구소 | 3d 입체 직물 소재를 활용한 비공기패드형 욕창예방방석 |
-
2003
- 2003-06-30 JP JP2003188525A patent/JP2005021265A/ja not_active Ceased
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