JP2005021261A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示パネルユニットを左右のどちらからでも開閉できる構造とし、表示パネルユニットへの照明機能を損ねることなく、筐体内部の操作が容易となる遊技機を提供する。
【解決手段】前面ドア9には表示パネルユニット1を支持している枠体2が装着される。表示パネルユニット1に取り付けられるシリンダー錠31の回転によりローラ3Aは揺動する。ローラ3Aの揺動により、従動往復板4は表示パネルユニット1の左右方向と平行するように往復直線運動に変換される。傾斜板4A・4Bは横設ピン5A・5Bにすべり結合して垂直滑動回転軸11の両縁部に突出する一対の回転ピン1Cを近接させる。垂直滑動回転軸11の回転ピン1Cは枠体2との連結が解除され、垂直滑動回転軸12を支軸として表示パネルユニット1を開閉可能とする。
【選択図】 図2
【解決手段】前面ドア9には表示パネルユニット1を支持している枠体2が装着される。表示パネルユニット1に取り付けられるシリンダー錠31の回転によりローラ3Aは揺動する。ローラ3Aの揺動により、従動往復板4は表示パネルユニット1の左右方向と平行するように往復直線運動に変換される。傾斜板4A・4Bは横設ピン5A・5Bにすべり結合して垂直滑動回転軸11の両縁部に突出する一対の回転ピン1Cを近接させる。垂直滑動回転軸11の回転ピン1Cは枠体2との連結が解除され、垂直滑動回転軸12を支軸として表示パネルユニット1を開閉可能とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機に関する。特に、パチスロ遊技機等における筐体の前面に取り付けられる表示パネルユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチスロ遊技機等のメダル遊技機は、メダルを貯留するホッパーや、エラー解除又は抽選確率を設定するときに操作されるスイッチを備える電源装置等を内蔵する筐体と、この筐体とヒンジで開閉可能に結合し、表示パネルユニット等を有する前面ドアで構成されている。
【0003】
この前面ドアは遊技者の左手側がヒンジで筐体と結合しており、遊技者の右手側に配置されているドアキーを操作することによって、この前面ドアを開くことができる。この前面ドアを開くことにより、筐体内部を点検することができ、前述のスイッチを操作できる(例えば、特許文献1)。
【0004】
一方、スタートレバーや3個のストップボタン等を配列している突出部とメダル受け皿の間には、腰部パネルと呼ばれる表示パネルユニットが取り付けられている。この表示パネルユニットは前面にキャラクター等が描かれた絵柄シートが配置され、この絵柄シートを背後から照明することにより遊技機を際立たせている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−306678号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の遊技機においては、前面ドアは左側にヒンジが取り付けられている左開きに開閉方向が特定されているため、ホールにおける遊技機の配置状況によっては、このような左開きに特定されることは不便な場合もある。
【0007】
さらに、前面ドアは一般的には重く大きいものであり、繰り返しの開閉は容易ではない。メダルを補充する場合や、内部のスイッチを操作する場合に、その都度、前面ドアを開閉するよりも、前面ドアと比較して軽量の表示パネルユニットを開閉して筐体内部を操作できるほうが便利である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、表示パネルユニットを左右のどちらからでも開閉できる構造とし、表示パネルユニットへの照明機能を損ねることなく、筐体内部の操作が容易となる遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
以上のような目的を達成するために、本発明の遊技機は、表示パネルユニットに一対の垂直滑動回転軸を配置し、いずれか一方の垂直滑動回転軸を支軸として表示パネルユニットを開閉可能とすることを特徴とする。
【0010】
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
【0011】
(1) 表示パネルユニットを支持している枠体が装着される遊技機であって、前記表示パネルユニットは一対の垂直滑動回転軸を左右に配置しており、当該垂直滑動回転軸における上軸及び下軸が前記枠体にそれぞれ回転可能に結合しており、当該遊技機に備えられているレバーを回転すると、当該レバーの角運動は確動カム装置と直動カム装置により一方の垂直滑動回転軸における上軸と下軸の近接運動に変換されて前記枠体との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とすることを特徴とする遊技機。
【0012】
(1)記載の発明によれば、レバーを一方の方向に回転操作すると、レバーの角運動は、確動カム装置(カムの回転により従動節が機構学的に拘束されるカム装置)により第1従動節の直線運動に変換される。第1従動節は表示パネルユニットの左右方向と平行移動するように予め規制されている。第1従動節の直線運動は、直動カム装置(カムの往復直線運動により従動節を動かすカム装置)により第2従動節となる一方の上軸と下軸の直線運動(近接運動)に変換される。上軸と下軸は表示パネルユニットの上下方向と平行移動するように予め規制されている。
【0013】
このような機構を用いることにより、表示パネルユニットの左右に配置されている一対の垂直滑動回転軸における一方の垂直滑動回転軸と枠体との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とすることができる。つまり、レバーの操作により表示パネルユニットを左右どちらからでも開くことが可能になった。
【0014】
(2) 表示パネルユニットを支持している枠体が装着される遊技機であって、当該遊技機の前面に取り付けられるシリンダー錠と、前記シリンダー錠の回転軸に一端が固定されており、当該シリンダー錠の回転により往復角運動するローラを他端に有するレバーと、前記表示パネルユニットの前面と平行する板面を有しており、前記ローラの往復角運動が前記表示パネルユニットの左右方向と平行するように往復直線運動に変換される従動往復板と、上下方向に対向する傾斜面を有しており、当該一対の傾斜面が前記往復直線に対して鋭角の二等分線をなすように前記従動往復板における左右の終縁部にそれぞれ配置されている二組の傾斜板と、前記二組の傾斜板における一対の傾斜面にそれぞれの円周が当接して前記傾斜板とすべり結合する一対二組の横設ピンと、前記一対の横設ピンを円周方向に突出するようにそれぞれ支持している上軸と下軸が互いに離間するように付勢されて軸中心方向に滑動可能に結合しており、当該軸中心が前記往復直線に対して直交するように前記表示パネルユニットの左右に配置されている一対の垂直滑動回転軸と、を備えており、当該一対の垂直滑動回転軸の両縁部は表示パネルユニットの上下に突出する回転ピンを更に備えており、当該回転ピンが前記枠体に回転可能にそれぞれ支持されており、前記シリンダー錠をキーで回転すると、一方の前記垂直滑動回転軸の当該回転ピンは前記枠体との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とすることを特徴とする遊技機。
【0015】
(2)記載の発明によれば、従動往復板は横長穴が形成されており、この横長穴に立設ピンがすべり結合して、従動往復板は表示パネルユニットの左右方向のみに運動が限定される。
【0016】
この従動往復板は上部中央部に矩形の切り欠き溝が形成されており、この切り欠き溝がレバーに取り付けられているローラとすべり結合する。つまり、レバーと従動往復板は、ローラの往復角運動が従動往復板の往復直線運動に変換される確動カム装置を構成している。
【0017】
一方、矩形状の従動往復板の四隅には例えば、45度の角度で4つの傾斜板が取り付けられている。そして、これら傾斜板の内壁(対向面)に円柱状の横設ピンの円周が線接触する。つまり、横設ピンと傾斜板はすべり結合している。
【0018】
上軸の上端部は回転ピンが形成されており、上軸の下端部は摺動ピンが形成されている。下軸の下端部は回転ピンが形成されており、下軸の上端部は摺動ピンが嵌装される座ぐり穴が形成されている。
【0019】
これら上軸と下軸が組み合わされて、表示パネルユニットの上下に突出する回転ピンを備える垂直滑動回転軸を構成している。これら上軸と下軸の間には圧縮コイルばねが介装され、上軸と下軸が互いに離間するように圧縮コイルばねで付勢されている。
【0020】
また、これら上軸と下軸は例えば四角棒で形成されており、四角棒の垂直滑動回転軸の両縁部は、軸方向に滑動可能であるが軸回りに回転しないように表示パネルユニットに保持されている。このような上軸と下軸の側面から横設ピンが突出して、前記傾斜板とすべり結合している。つまり、対となる傾斜板と横設ピンはそれぞれの直線運動が直交する直動カム装置を構成している。
【0021】
このような好ましい様態の開閉構造によれば、キーでシリンダー錠を一方の方向に回転操作すると、表示パネルユニットの左右に配置されている一対の垂直滑動回転軸における一方の垂直滑動回転軸の回転ピンと枠体の軸受穴との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とすることができる。
【0022】
つまり、キーの操作により表示パネルユニットを左右どちらからでも開くことが可能になった。表示パネルユニットを閉じた状態でシリンダー錠を初期の状態に回転すれば、表示パネルユニットは施錠状態に復帰する。
【0023】
(3) 表示パネルユニットを支持している枠体が装着される遊技機であって、当該遊技機の前面に取り付けられるシリンダー錠と、前記シリンダー錠の回転軸に一端が固定されており、当該シリンダー錠の回転により往復角運動するローラを他端に有するレバーと、前記表示パネルユニットの前面と平行する板面を有しており、前記ローラの往復角運動が前記表示パネルユニットの左右方向と平行するように往復直線運動に変換される従動往復板と、上下方向に対向する傾斜面を有しており、当該一対の傾斜面が前記往復直線に対して鋭角の二等分線をなすように前記従動往復板における左右の終縁部にそれぞれ配置されている二組の傾斜板と、前記二組の傾斜板における一対の傾斜面にそれぞれの円周が当接して前記傾斜板とすべり結合する一対二組の横設ピンと、前記一対の横設ピンを円周方向に突出するようにそれぞれ支持している上軸と下軸が互いに離間するように付勢されて軸中心方向に滑動可能に結合しており、当該軸中心が前記往復直線に対して直交するように前記表示パネルユニットの左右に配置されている一対の垂直滑動回転軸と、を備えており、当該一対の垂直滑動回転軸の両縁部は表示パネルユニットの上下に埋設する軸受部を更に備えており、当該軸受部が前記枠体から突出する回転軸に回転可能にそれぞれ支持されており、前記シリンダー錠をキーで回転すると、一方の前記垂直滑動回転軸の当該軸受部は前記枠体との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とすることを特徴とする遊技機。
【0024】
(3)記載の発明によれば、上軸の上端部は軸受部が形成されており、上軸の下端部は摺動ピンが形成されている。下軸の下端部は軸受部が形成されており、下軸の上端部は摺動ピンが嵌装される座ぐり穴が形成されている。
【0025】
これら上軸と下軸が組み合わされて、表示パネルユニットの上下に埋設する軸受部を備える垂直滑動回転軸を構成している。これら上軸と下軸の間には圧縮コイルばねが介装され、上軸と下軸が互いに離間するように圧縮コイルばねで付勢されている。
【0026】
また、これら上軸と下軸は例えば四角棒で形成されており、四角棒の垂直滑動回転軸の両縁部は、軸方向には滑動可能であるが軸回りには回転しないように表示パネルユニットに保持されている。このような上軸と下軸の側面から横設ピンが突出して、前記傾斜板とすべり結合している。つまり、対となる傾斜板と横設ピンはそれぞれの直線運動が直交する直動カム装置を構成している。
【0027】
このような好ましい様態の開閉構造によれば、キーでシリンダー錠を一方の方向に回転操作すると、表示パネルユニットの左右に配置されている一対の垂直滑動回転軸における一方の垂直滑動回転軸の軸受部と枠体から突出する回転軸との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とすることができる。
【0028】
つまり、キーの操作により表示パネルユニットを左右どちらからでも開くことが可能になった。表示パネルユニットを閉じた状態でシリンダー錠を初期の状態に回転すれば、表示パネルユニットは施錠状態に復帰する。
【0029】
(4) (2)又は(3)のいずれかに記載の遊技機において、前記従動往復板に取り付けられ、当該従動往復板が中立の位置から左右のいずれかの方向に移動することを規制する設定ピンを備えており、前記設定ピンの取り付けにより、前記表示パネルユニットは左右いずれかの方向にしか開閉しないことを特徴とする遊技機。
【0030】
(4)記載の発明によれば、望まれる方向のみに表示パネルユニットが開くように設定ピンを従動往復板に取り付けておけば、開閉方向を一義的に設定できる。このように、表示パネルユニットの開閉方向を一義的に設定することにより、表示パネルユニットの開く方向が、例えば、店内の設備と干渉する場合に、表示パネルユニットが好ましくない方向に開くことを制限できる。
【0031】
(5) (2)から(4)のいずれかに記載の遊技機において、側面から入射される光を前面側に向かって偏向する光偏向手段を背面に形成している導光板と、前記導光板の側面に投光する光源と、を備えており、前記導光板は前記表示パネルユニットに搭載されており、前記光源は前記枠体に配置されており、前記導光板と前記光源が分離可能であることを特徴とする遊技機。
【0032】
(5)記載の発明によれば、表示パネルユニットのフレーム内には、透明板、絵柄シート、導光板の順序で前面から並べられている。導光板の前面(絵柄シート側)は、当該導光板の側面から入射され、光偏向手段で偏向される光を拡散させる光拡散手段が形成されており、この光拡散手段は導光板の前面に溝加工、エンボス加工及び印刷等を施すことにより実現されてよく、導光板と絵柄シートとの間に、乳白色材質等の拡散効果のある拡散シートを挿入することで実現してもよい。これら溝加工、エンボス加工は側面から入射される光量の減衰程度に対応して調和的に加工されてよく、導光板の前面を均一に照らし出すように加工されてよい。
【0033】
導光板は、導光板の側面から入射される光を前面側に偏向させる光偏向手段を背面に形成しており、この光偏向手段は溝加工、エンボス加工及び印刷等を施すことにより偏向パターンが実現される。
【0034】
一方、これらの光源は例えば、冷陰極管であり、前記導光板の上下又は左右側面に投光するように枠体に配置されている。又、これらの光源は、前記導光板の上下左右側面に投光するように枠体に配置されてもよい。これらの光源は、表示パネルユニットが開かれた状態において、枠体に残留している。このように構成することにより、光源と接続する電気ケーブルが表示パネルユニットの開閉に伴って捩れたり、引きずられることがなくなる。
【0035】
(6) (2)から(5)のいずれかに記載の遊技機において、一方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットが開いた状態において、支軸となる当該垂直滑動回転軸の上軸及び下軸を付勢力に抗して互いに近づけることにより当該表示パネルユニットを前記枠体から分離可能とすることを特徴とする遊技機。
【0036】
(6)記載の発明によれば、表示パネルユニットを枠体から分離することができる。このような状態においては、例えば、冷陰極管の交換が容易となる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態においては、本発明をメダル遊技機であるパチスロ遊技機に適用した実施例により説明するが、本発明はこれに限らず、ビデオ遊技機、カード遊技機等の各種遊技機に採用することができる。
【0038】
図1は、本発明によるパチスロ遊技機の概略を示す外観図である。図1の実施形態において、パチスロ遊技機100は、筐体10と、この筐体10とヒンジで開閉可能に結合し、筐体10の前面開口部を覆う前面ドア9で構成されている。
【0039】
図1に示されるように、前面ドア9の中央部には、筐体10内に設置された回転リールの絵柄が視認できる表示窓を有する正面パネル91が配置されている。正面パネル91の下方には、突出部92が設けられている。突出部92には、3個のストップボタン9A〜9Cやスタートレバー9Dが配列されている。
【0040】
前面ドア9の最下方にはメダル受け皿93が配設されており、突出部92とメダル受け皿93の間に、表示パネルユニット1を支持している枠体2が装着されている。表示パネルユニット1の前面にはシリンダー錠31が取り付けられている。
【0041】
図1において、腰パネルと呼ばれる表示パネルユニット1の奥側であって、筐体10の内部には、図示されないホッパーや、エラー解除又は抽選確率を設定するときに操作されるスイッチを備える電源装置等が設置されている。なお、パチスロ遊技機100は、正面パネル91が前面ドア9として開閉する構造であってもよい。
【0042】
次に、表示パネルユニット1の第1実施例における構成を図2により説明する。図2は表示パネルユニット1を裏面から観た斜視図である。
【0043】
図2の第1実施例において、シリンダー錠31は、表示パネルユニット1の前面縁部であって左右の概中心に取り付けられている。レバー3は、シリンダー錠31の回転軸に一端が固定されており、当該シリンダー錠31の回転により往復角運動するローラ3Aを他端に有している。
【0044】
従動往復板4は、表示パネルユニット1の前面と平行する板面を有しており、ローラ3Aの往復角運動が表示パネルユニット1の左右方向と平行するように往復直線運動に変換される。
【0045】
傾斜板4Aと傾斜板4Bは上下方向に対向する傾斜面を有している。同様に、傾斜板4Cと傾斜板4Dは上下方向に対向する傾斜面を有している。
【0046】
傾斜板4A及び4Bにおける一対の傾斜面が前記往復直線に対して鋭角の二等分線をなすように従動往復板4における前面視左側の終縁部に傾斜板4A及び4Bがそれぞれ配置されている。同様に、傾斜板4C及び4Dにおける一対の傾斜面が前記往復直線に対して鋭角の二等分線をなすように従動往復板4における正面視右側の終縁部に傾斜板4C及び4Dがそれぞれ配置されている。
【0047】
一対の横設ピン5A及び5Bはそれぞれの円周が対応する傾斜板4A及び4Bにおける一対の傾斜面に当接して、傾斜板4A及び4Bとすべり結合する。同様に、一対の横設ピン5C及び5Dはそれぞれの円周が対応する傾斜板4C及び4Dにおける一対の傾斜面に当接して、傾斜板4C及び4Dとすべり結合する。
【0048】
上軸1Aの上端部は回転ピン1Cが形成されており、上軸1Aの下端部は摺動ピン1Dが形成されている。下軸1Bの下端部は回転ピン1Cが形成されており、下軸1Bの上端部は摺動ピン1Dが嵌装される座ぐり穴1Eが形成されている。
【0049】
これら上軸1Aと下軸1Bが組み合わされて、表示パネルユニット1の上下に突出する回転ピン1Cを備える垂直滑動回転軸11及び12を構成している。これら上軸1Aと下軸1Bの間には圧縮コイルばね1Sが介装され、上軸1Aと下軸1Bが互いに離間するように圧縮コイルばね1Sで付勢されている。
【0050】
これら上軸1Aと下軸1Bは、図2に示されるように四角棒で形成されており、四角棒の垂直滑動回転軸11及び12のそれぞれの両縁部は、軸方向には滑動可能であるが軸回りには回転しないようにすべり軸受6A及び6Bで保持されている。このような上軸1Aと下軸1Bの側面から横設ピン5A〜5Dが突出して、対応する傾斜板4A〜4Dとすべり結合している。つまり、対となる傾斜板4A〜4Dと横設ピン5A〜5Dはそれぞれの直線運動が直交する直動カム装置を構成している。
【0051】
また、図2に示されるように、表示パネルユニット1は後方が開口した直方体状の箱型のフレーム60で構成されている。フレーム60の上面板60Aと下面板60Bには、それぞれの内壁に一対のすべり軸受6A及び6Bが固定されている。
【0052】
そして、上面板60Aと下面板60Bに相反するように突出した一組の回転ピン1Cは、枠体2の上部と下部に取り付けられている上部係合部材20Aと下部係合部材20Bとで回転可能に支持されている。
【0053】
このように構成されている表示パネルユニット1は、シリンダー錠31をキー32で回転すると、例えば、一方の垂直滑動回転軸12の当該回転ピン1Cは枠体2との連結が解除され、他方の垂直滑動回転軸11を支軸として表示パネルユニット1を開閉可能とする。
【0054】
次に、図2に示される第1実施例による開閉機構の作用を図3により説明する。図3(a)は表示パネルユニット1の正面図、図3(b)は図3(a)の横断面図、図3(c)は図3(a)の縦断面図である。
【0055】
なお、この開閉機構は左右線対称に配置されており、その動作も左右対称に実行されるため、右方の垂直滑動回転軸12を支軸として表示パネルユニット1を開閉可能とするとして以下に説明する。
【0056】
図3において、従動往復板4は横長穴41が上下2箇所に形成されており、この横長穴41に立設ピン42がすべり結合して、従動往復板4は表示パネルユニット1の左右方向のみに運動が限定される。この立設ピン42は、上面板60Aに下設されるアングル60Cに片端支持されている。
【0057】
また、従動往復板4は上部中央部に矩形の切り欠き溝43が形成されており、この切り欠き溝43がレバー3に取り付けられているローラ3Aとすべり結合する。つまり、レバー3と従動往復板4は、ローラ3Aの往復角運動が従動往復板4の往復直線運動に変換される確動カム装置を構成している。
【0058】
図3の実施形態において、シリンダー錠31を時計方向Aに回転すると、従動往復板4は矢印Lの方向に移動し、シリンダー錠31を反時計方向Bに回転すると、従動往復板4は矢印Rの方向に移動する。なお、図3は従動往復板4が中立の状態を示している。
【0059】
一方、矩形状の従動往復板4の四隅には45度の角度で4つの傾斜板4A〜4Dが取り付けられている。そして、これら傾斜板4A〜4Dの内壁(対向面)に円柱状の横設ピン5A〜5Dの円周が線接触する。つまり、横設ピン5A〜5Dと対応する傾斜板4A〜4Dはすべり結合している。
【0060】
図3の実施形態において、シリンダー錠31を反時計方向Bに回転すると、従動往復板4は矢印Rの方向に移動する。従動往復板4の移動に伴って、一対の傾斜板4A及び4Bは一対の横設ピン5A及び5Bが互いに近づくように、垂直分力が作用する。
【0061】
そして、上軸1Aと下軸1Bが矢印Uで示された圧縮コイルばね1Sの付勢力に抗して矢印Dの方向に近接することにより、回転ピン1Cと枠体2との結合が解除される。そして、垂直滑動回転軸12を支軸として表示パネルユニット1を開くことができる。
【0062】
次に、表示パネルユニット1の第2実施例における構成を図4と図5により説明する。図4は表示パネルユニット1の要部斜視分解組立図である。図5(a)は表示パネルユニット1の縦断面図であり、図3(c)に相当する。図5(b)は図5(a)の右側面図であるとともに表示パネルユニット1の背面図である。
【0063】
なお、第1実施例は表示パネルユニット1側に回転軸を設け、枠体2側に軸受を設けたのに対し、第2実施例は表示パネルユニット1側に軸受を設け、枠体2側に回転軸を設けたものである。したがって、以下の説明において、第1実施例と重複する説明は特に必要の無い限り割愛する。また、第2実施例における開閉機構においても、構成と作用は左右対称であるので、垂直滑動回転軸11を基に説明するものとする。
【0064】
図4の実施形態において、上軸1Aの上端部は軸受部1Fの第1軸部11Fが圧入される穴10Cが形成されており、上軸1Aの下端部は摺動ピン1Dが形成されている。下軸1Bの下端部は軸受部1Fの第1軸部11Fが圧入される穴10Cが形成されており、下軸1Bの上端部は摺動ピン1Dが嵌装される座ぐり穴1Eが形成されている。
【0065】
軸受部1Fの軸部は、第1軸部11Fと第2軸部12Fで構成されている。当該軸部は第2軸部12Fの直径が第1軸部11Fの直径より大きい段付き棒になっている。軸受部1Fの頭部は、円錐体に形成されており、その頂部は回転軸2Cの軸部20Cと回転結合する軸穴13Fが形成されている。
【0066】
一方、上面板60Aの内壁には軸受板6Cが固定されており、この軸受板6Cにすべり軸受6Aが固定されている。同様に、下面板60Bの内壁には軸受板6Cが固定されており、この軸受板6Cにすべり軸受6Bが固定されている。
【0067】
また、図4に示されるように、上部係合部材20Aは鍔付きの回転軸2Cを固定している。同様に、下部係合部材20Bは鍔付きの回転軸2Cを固定している。これら一対の回転軸2Cの軸部20Cは同軸であり、対向するように上部係合部材20Aと下部係合部材20Bから突出している。
【0068】
図5に示されるように、これら上軸1Aと下軸1Bが組み合わされて、表示パネルユニット1の上下に軸受部1Fの頭部が僅かに突出する垂直滑動回転軸11を構成している。これら上軸1Aと下軸1Bの間には圧縮コイルばね1Sが介装され、上軸1Aと下軸1Bが互いに離間するように圧縮コイルばね1Sで付勢されている。
【0069】
そして、上面板60Aと下面板60Bに相反するように突出した一組の軸受部1Fは、上部係合部材20Aと下部係合部材20Bにそれぞれ取り付けられている回転軸2Cで回転可能に支持されている。
【0070】
図3の第1実施例で説明されたのと同様に、図5に示される垂直滑動回転軸11は、従動往復板4が矢印Rの方向に移動すると従動往復板4の移動に伴って、一対の傾斜板4A及び4Bは一対の横設ピン5A及び5Bが互いに近づくように、垂直分力が作用する。
【0071】
そして、上軸1Aと下軸1Bが矢印Uで示された圧縮コイルばね1Sの付勢力に抗して矢印Dの方向に近接することにより、軸受部1Fと回転軸2Cとの結合が解除される。そして、垂直滑動回転軸12(図3参照)を支軸として表示パネルユニット1を開くことができる。
【0072】
次に、表示パネルユニット1の開閉方向を一義的に設定できる実施例を図2と図3を参照して説明する。
【0073】
図2に示されるように、この発明は設定ピン7が予め用意されている。設定ピン7は先端部が雄ねじ部7Aであり、軸部7Bより直径の大きい把持部7Cで構成されている。
【0074】
一方、図3(a)に示されるように、従動往復板4には、アングル60Cの下設片の左右に雌ねじ44R及び44Lが形成されている。この二つの雌ねじ44R及び44Lのどちらか一方に設定ピン7が取り付けられることにより、表示パネルユニット1の開閉方向を一義的に設定できる。
【0075】
図3(a)において、右側の雌ねじ44Rに設定ピン7が固定された場合は、レバー3を中立の状態から時計方向Aに回転させようとしても、設定ピン7の軸部7Bがアングル60Cの下設片に当接して従動往復板4は矢印Lの方向には移動できない。すなわち、レバー3は中立の状態から反時計方向Bにのみ回転できる。したがって、表示パネルユニット1は、左側の回転ピン1Cと枠体2との結合が解除され、右側の垂直滑動回転軸11を支軸として開くように制限される。
【0076】
一方、図3(a)において、左側の雌ねじ44Lに設定ピン7が固定された場合は、レバー3を中立の状態から反時計方向Bに回転させようとしても、設定ピン7の軸部7Bがアングル60Cの下設片に当接して従動往復板4は矢印Rの方向には移動できない。すなわち、レバー3は中立の状態から時計方向Aにのみ回転できる。したがって、表示パネルユニット1は、右側の回転ピン1Cと枠体2との結合が解除され、左側の垂直滑動回転軸12を支軸として開くように制限される。
【0077】
次に、この発明による表示パネルユニットにおける照明構造の実施形態を図6により説明する。図6(a)は表示パネルユニット1の背面図、図6(b)は図6(a)の上面図、図6(c)は図6(a)の右側面図である。
【0078】
図6の実施形態において、表示パネルユニット1のフレーム60内には、透明板61、絵柄シート62、導光板63の順序で前面から並べられている。これら透明板61、絵柄シート62、導光板63は同形の矩形状に形成されている。
【0079】
導光板63は、導光板63の側面から入射される光を前面側に偏向させる光偏向手段を背面63Bに形成しており、この光偏向手段は溝加工、エンボス加工及び印刷等を施すことにより偏向パターンが実現される。
【0080】
これら溝加工、エンボス加工は側面から入射される光量の減衰程度に対応して調和的に加工されてよく、導光板63の前面63Aを均一に照らし出すように加工されてよい。
【0081】
導光板63の前面63A(絵柄シート62側)には、導光板63の側面から入射され、上述する光偏向手段で偏向される光を拡散する光拡散手段が形成されている。この光拡散手段は導光板63の前面63Aに溝加工、エンボス加工及び印刷等を施すことにより実現される。なお、当該光拡散手段は、導光板63の前面63Aに形成せずに、導光板63と絵柄シート62との間に、乳白色材質等の拡散効果のある拡散シートを挿入することで実現してもよい。
【0082】
そして、フレーム60の上面板60Aと下面板60Bには、導光板63の上下側面に概対応する個所にそれぞれ矩形の開口部601及び602が形成されている。また、フレーム60の左右側面には、導光板63の左右側面に概対応する個所にそれぞれ矩形の開口部603及び604が形成されている。
【0083】
一方、図6に示されるように、枠体2の内部には、上部と下部に冷陰極管8A及び8Bが配置されている。同様に、枠体2の内部には、左右に冷陰極管8C及び8Dが配置されている。
【0084】
冷陰極管8A及び8Bは、開口部601及び602を介して導光板63の上下側面に投光しており、冷陰極管8C及び8Dは、開口部603及び604を介して導光板63の左右側面に投光している。
【0085】
フレーム60内に配置された透明板61と絵柄シート62と導光板63は、背面側に傾倒することを防止するために、フレーム60内の四隅に取り付けられたコーナー板605及び606により保持されている。
【0086】
図7は、垂直滑動回転軸11を支軸として表示パネルユニット1が開いた状態図である。また、2点鎖線で描かれた表示パネルユニット1は、垂直滑動回転軸12を支軸として表示パネルユニット1が開いた状態図である。
【0087】
図7に示されるように、表示パネルユニット1が開かれた状態において、冷陰極管8A〜8D(図6参照)は枠体2内に残っている。このように表示パネルユニット1の開閉に伴って、光源が移動しないので、光源と接続する電気ケーブルが表示パネルユニットの開閉に伴って捩れたり、引きずられることがなくなる。
【0088】
図7においては、垂直滑動回転軸11の上軸1A及び下軸1Bを互いに近づけることにより、表示パネルユニット1を枠体2から分離することもできる。このように、表示パネルユニット1を枠体2から分離することにより、例えば、冷陰極管の交換が容易となる。
【0089】
さらに、図7においては、開口部604から透明板61、絵柄シート62、導光板63のいずれか又は全てを取り出すことができ、別の部品と交換することもできる。
【0090】
この発明は、表示パネルユニットは一対の垂直滑動回転軸を左右に配置しており、当該垂直滑動回転軸における上軸及び下軸が前記枠体にそれぞれ回転可能に結合しており、前記表示パネルユニットに保持されているレバーを回転すると、当該レバーの角運動は確動カム装置と直動カム装置により一方の垂直滑動回転軸における上軸と下軸の近接運動に変換されて前記枠体との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とする。
【0091】
このように、表示パネルユニットを左右どちらでも開閉できるので、遊技機の設置位置により表示パネルユニットを好ましい方向に開閉できる。隣接する遊技機の内部を操作又は点検するときには、2台の表示パネルユニットを観音開きにすることで、作業性の向上が図れる。さらに、設定ピンを取り付けることにより、表示パネルユニットの開閉方向を一義的に選択できる。
【0092】
なお、上述の実施例においては、レバー3は表示パネルユニット1に取り付けられるものとしたが、レバー3を取り付ける場所は表示パネルユニット1に限らない。例えば、レバー3は、筐体10または前面ドア9に取り付けるものであってよい。より具体的には、ストップボタン9A〜9Cやスタートレバー9Dの直下の位置である。
【0093】
【発明の効果】
この発明によれば、表示パネルユニットに一対の垂直滑動回転軸を配置し、いずれか一方の垂直滑動回転軸を支軸として表示パネルユニットを左右いずれか好ましい方向に開閉できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるパチスロ遊技機の概略を示す外観図である。
【図2】本発明における表示パネルユニットの第1実施例における構成図であり、表示パネルユニットを裏面から観た斜視図である。
【図3】本発明における第1実施例による開閉機構の作用を説明する図である。
【図4】本発明における表示パネルユニットの第2実施例における構成図であり、表示パネルユニットの要部斜視分解組立図である。
【図5】本発明における表示パネルユニットの第2実施例における構成図である。
【図6】本発明における表示パネルユニットにおける照明構造の実施形態を示す図である。
【図7】本発明における、垂直滑動回転軸を支軸として表示パネルユニットが開いた状態図である。
【符号の説明】
1 表示パネルユニット
2 枠体
3 レバー
4A〜4D 傾斜板
5A〜5D 横設ピン
6A・6B 軸受
7 設定ピン
8A〜8D 冷陰極管
9 前面ドア
10 筐体
11・12 垂直滑動回転軸
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機に関する。特に、パチスロ遊技機等における筐体の前面に取り付けられる表示パネルユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチスロ遊技機等のメダル遊技機は、メダルを貯留するホッパーや、エラー解除又は抽選確率を設定するときに操作されるスイッチを備える電源装置等を内蔵する筐体と、この筐体とヒンジで開閉可能に結合し、表示パネルユニット等を有する前面ドアで構成されている。
【0003】
この前面ドアは遊技者の左手側がヒンジで筐体と結合しており、遊技者の右手側に配置されているドアキーを操作することによって、この前面ドアを開くことができる。この前面ドアを開くことにより、筐体内部を点検することができ、前述のスイッチを操作できる(例えば、特許文献1)。
【0004】
一方、スタートレバーや3個のストップボタン等を配列している突出部とメダル受け皿の間には、腰部パネルと呼ばれる表示パネルユニットが取り付けられている。この表示パネルユニットは前面にキャラクター等が描かれた絵柄シートが配置され、この絵柄シートを背後から照明することにより遊技機を際立たせている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−306678号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の遊技機においては、前面ドアは左側にヒンジが取り付けられている左開きに開閉方向が特定されているため、ホールにおける遊技機の配置状況によっては、このような左開きに特定されることは不便な場合もある。
【0007】
さらに、前面ドアは一般的には重く大きいものであり、繰り返しの開閉は容易ではない。メダルを補充する場合や、内部のスイッチを操作する場合に、その都度、前面ドアを開閉するよりも、前面ドアと比較して軽量の表示パネルユニットを開閉して筐体内部を操作できるほうが便利である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、表示パネルユニットを左右のどちらからでも開閉できる構造とし、表示パネルユニットへの照明機能を損ねることなく、筐体内部の操作が容易となる遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
以上のような目的を達成するために、本発明の遊技機は、表示パネルユニットに一対の垂直滑動回転軸を配置し、いずれか一方の垂直滑動回転軸を支軸として表示パネルユニットを開閉可能とすることを特徴とする。
【0010】
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
【0011】
(1) 表示パネルユニットを支持している枠体が装着される遊技機であって、前記表示パネルユニットは一対の垂直滑動回転軸を左右に配置しており、当該垂直滑動回転軸における上軸及び下軸が前記枠体にそれぞれ回転可能に結合しており、当該遊技機に備えられているレバーを回転すると、当該レバーの角運動は確動カム装置と直動カム装置により一方の垂直滑動回転軸における上軸と下軸の近接運動に変換されて前記枠体との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とすることを特徴とする遊技機。
【0012】
(1)記載の発明によれば、レバーを一方の方向に回転操作すると、レバーの角運動は、確動カム装置(カムの回転により従動節が機構学的に拘束されるカム装置)により第1従動節の直線運動に変換される。第1従動節は表示パネルユニットの左右方向と平行移動するように予め規制されている。第1従動節の直線運動は、直動カム装置(カムの往復直線運動により従動節を動かすカム装置)により第2従動節となる一方の上軸と下軸の直線運動(近接運動)に変換される。上軸と下軸は表示パネルユニットの上下方向と平行移動するように予め規制されている。
【0013】
このような機構を用いることにより、表示パネルユニットの左右に配置されている一対の垂直滑動回転軸における一方の垂直滑動回転軸と枠体との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とすることができる。つまり、レバーの操作により表示パネルユニットを左右どちらからでも開くことが可能になった。
【0014】
(2) 表示パネルユニットを支持している枠体が装着される遊技機であって、当該遊技機の前面に取り付けられるシリンダー錠と、前記シリンダー錠の回転軸に一端が固定されており、当該シリンダー錠の回転により往復角運動するローラを他端に有するレバーと、前記表示パネルユニットの前面と平行する板面を有しており、前記ローラの往復角運動が前記表示パネルユニットの左右方向と平行するように往復直線運動に変換される従動往復板と、上下方向に対向する傾斜面を有しており、当該一対の傾斜面が前記往復直線に対して鋭角の二等分線をなすように前記従動往復板における左右の終縁部にそれぞれ配置されている二組の傾斜板と、前記二組の傾斜板における一対の傾斜面にそれぞれの円周が当接して前記傾斜板とすべり結合する一対二組の横設ピンと、前記一対の横設ピンを円周方向に突出するようにそれぞれ支持している上軸と下軸が互いに離間するように付勢されて軸中心方向に滑動可能に結合しており、当該軸中心が前記往復直線に対して直交するように前記表示パネルユニットの左右に配置されている一対の垂直滑動回転軸と、を備えており、当該一対の垂直滑動回転軸の両縁部は表示パネルユニットの上下に突出する回転ピンを更に備えており、当該回転ピンが前記枠体に回転可能にそれぞれ支持されており、前記シリンダー錠をキーで回転すると、一方の前記垂直滑動回転軸の当該回転ピンは前記枠体との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とすることを特徴とする遊技機。
【0015】
(2)記載の発明によれば、従動往復板は横長穴が形成されており、この横長穴に立設ピンがすべり結合して、従動往復板は表示パネルユニットの左右方向のみに運動が限定される。
【0016】
この従動往復板は上部中央部に矩形の切り欠き溝が形成されており、この切り欠き溝がレバーに取り付けられているローラとすべり結合する。つまり、レバーと従動往復板は、ローラの往復角運動が従動往復板の往復直線運動に変換される確動カム装置を構成している。
【0017】
一方、矩形状の従動往復板の四隅には例えば、45度の角度で4つの傾斜板が取り付けられている。そして、これら傾斜板の内壁(対向面)に円柱状の横設ピンの円周が線接触する。つまり、横設ピンと傾斜板はすべり結合している。
【0018】
上軸の上端部は回転ピンが形成されており、上軸の下端部は摺動ピンが形成されている。下軸の下端部は回転ピンが形成されており、下軸の上端部は摺動ピンが嵌装される座ぐり穴が形成されている。
【0019】
これら上軸と下軸が組み合わされて、表示パネルユニットの上下に突出する回転ピンを備える垂直滑動回転軸を構成している。これら上軸と下軸の間には圧縮コイルばねが介装され、上軸と下軸が互いに離間するように圧縮コイルばねで付勢されている。
【0020】
また、これら上軸と下軸は例えば四角棒で形成されており、四角棒の垂直滑動回転軸の両縁部は、軸方向に滑動可能であるが軸回りに回転しないように表示パネルユニットに保持されている。このような上軸と下軸の側面から横設ピンが突出して、前記傾斜板とすべり結合している。つまり、対となる傾斜板と横設ピンはそれぞれの直線運動が直交する直動カム装置を構成している。
【0021】
このような好ましい様態の開閉構造によれば、キーでシリンダー錠を一方の方向に回転操作すると、表示パネルユニットの左右に配置されている一対の垂直滑動回転軸における一方の垂直滑動回転軸の回転ピンと枠体の軸受穴との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とすることができる。
【0022】
つまり、キーの操作により表示パネルユニットを左右どちらからでも開くことが可能になった。表示パネルユニットを閉じた状態でシリンダー錠を初期の状態に回転すれば、表示パネルユニットは施錠状態に復帰する。
【0023】
(3) 表示パネルユニットを支持している枠体が装着される遊技機であって、当該遊技機の前面に取り付けられるシリンダー錠と、前記シリンダー錠の回転軸に一端が固定されており、当該シリンダー錠の回転により往復角運動するローラを他端に有するレバーと、前記表示パネルユニットの前面と平行する板面を有しており、前記ローラの往復角運動が前記表示パネルユニットの左右方向と平行するように往復直線運動に変換される従動往復板と、上下方向に対向する傾斜面を有しており、当該一対の傾斜面が前記往復直線に対して鋭角の二等分線をなすように前記従動往復板における左右の終縁部にそれぞれ配置されている二組の傾斜板と、前記二組の傾斜板における一対の傾斜面にそれぞれの円周が当接して前記傾斜板とすべり結合する一対二組の横設ピンと、前記一対の横設ピンを円周方向に突出するようにそれぞれ支持している上軸と下軸が互いに離間するように付勢されて軸中心方向に滑動可能に結合しており、当該軸中心が前記往復直線に対して直交するように前記表示パネルユニットの左右に配置されている一対の垂直滑動回転軸と、を備えており、当該一対の垂直滑動回転軸の両縁部は表示パネルユニットの上下に埋設する軸受部を更に備えており、当該軸受部が前記枠体から突出する回転軸に回転可能にそれぞれ支持されており、前記シリンダー錠をキーで回転すると、一方の前記垂直滑動回転軸の当該軸受部は前記枠体との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とすることを特徴とする遊技機。
【0024】
(3)記載の発明によれば、上軸の上端部は軸受部が形成されており、上軸の下端部は摺動ピンが形成されている。下軸の下端部は軸受部が形成されており、下軸の上端部は摺動ピンが嵌装される座ぐり穴が形成されている。
【0025】
これら上軸と下軸が組み合わされて、表示パネルユニットの上下に埋設する軸受部を備える垂直滑動回転軸を構成している。これら上軸と下軸の間には圧縮コイルばねが介装され、上軸と下軸が互いに離間するように圧縮コイルばねで付勢されている。
【0026】
また、これら上軸と下軸は例えば四角棒で形成されており、四角棒の垂直滑動回転軸の両縁部は、軸方向には滑動可能であるが軸回りには回転しないように表示パネルユニットに保持されている。このような上軸と下軸の側面から横設ピンが突出して、前記傾斜板とすべり結合している。つまり、対となる傾斜板と横設ピンはそれぞれの直線運動が直交する直動カム装置を構成している。
【0027】
このような好ましい様態の開閉構造によれば、キーでシリンダー錠を一方の方向に回転操作すると、表示パネルユニットの左右に配置されている一対の垂直滑動回転軸における一方の垂直滑動回転軸の軸受部と枠体から突出する回転軸との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とすることができる。
【0028】
つまり、キーの操作により表示パネルユニットを左右どちらからでも開くことが可能になった。表示パネルユニットを閉じた状態でシリンダー錠を初期の状態に回転すれば、表示パネルユニットは施錠状態に復帰する。
【0029】
(4) (2)又は(3)のいずれかに記載の遊技機において、前記従動往復板に取り付けられ、当該従動往復板が中立の位置から左右のいずれかの方向に移動することを規制する設定ピンを備えており、前記設定ピンの取り付けにより、前記表示パネルユニットは左右いずれかの方向にしか開閉しないことを特徴とする遊技機。
【0030】
(4)記載の発明によれば、望まれる方向のみに表示パネルユニットが開くように設定ピンを従動往復板に取り付けておけば、開閉方向を一義的に設定できる。このように、表示パネルユニットの開閉方向を一義的に設定することにより、表示パネルユニットの開く方向が、例えば、店内の設備と干渉する場合に、表示パネルユニットが好ましくない方向に開くことを制限できる。
【0031】
(5) (2)から(4)のいずれかに記載の遊技機において、側面から入射される光を前面側に向かって偏向する光偏向手段を背面に形成している導光板と、前記導光板の側面に投光する光源と、を備えており、前記導光板は前記表示パネルユニットに搭載されており、前記光源は前記枠体に配置されており、前記導光板と前記光源が分離可能であることを特徴とする遊技機。
【0032】
(5)記載の発明によれば、表示パネルユニットのフレーム内には、透明板、絵柄シート、導光板の順序で前面から並べられている。導光板の前面(絵柄シート側)は、当該導光板の側面から入射され、光偏向手段で偏向される光を拡散させる光拡散手段が形成されており、この光拡散手段は導光板の前面に溝加工、エンボス加工及び印刷等を施すことにより実現されてよく、導光板と絵柄シートとの間に、乳白色材質等の拡散効果のある拡散シートを挿入することで実現してもよい。これら溝加工、エンボス加工は側面から入射される光量の減衰程度に対応して調和的に加工されてよく、導光板の前面を均一に照らし出すように加工されてよい。
【0033】
導光板は、導光板の側面から入射される光を前面側に偏向させる光偏向手段を背面に形成しており、この光偏向手段は溝加工、エンボス加工及び印刷等を施すことにより偏向パターンが実現される。
【0034】
一方、これらの光源は例えば、冷陰極管であり、前記導光板の上下又は左右側面に投光するように枠体に配置されている。又、これらの光源は、前記導光板の上下左右側面に投光するように枠体に配置されてもよい。これらの光源は、表示パネルユニットが開かれた状態において、枠体に残留している。このように構成することにより、光源と接続する電気ケーブルが表示パネルユニットの開閉に伴って捩れたり、引きずられることがなくなる。
【0035】
(6) (2)から(5)のいずれかに記載の遊技機において、一方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットが開いた状態において、支軸となる当該垂直滑動回転軸の上軸及び下軸を付勢力に抗して互いに近づけることにより当該表示パネルユニットを前記枠体から分離可能とすることを特徴とする遊技機。
【0036】
(6)記載の発明によれば、表示パネルユニットを枠体から分離することができる。このような状態においては、例えば、冷陰極管の交換が容易となる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態においては、本発明をメダル遊技機であるパチスロ遊技機に適用した実施例により説明するが、本発明はこれに限らず、ビデオ遊技機、カード遊技機等の各種遊技機に採用することができる。
【0038】
図1は、本発明によるパチスロ遊技機の概略を示す外観図である。図1の実施形態において、パチスロ遊技機100は、筐体10と、この筐体10とヒンジで開閉可能に結合し、筐体10の前面開口部を覆う前面ドア9で構成されている。
【0039】
図1に示されるように、前面ドア9の中央部には、筐体10内に設置された回転リールの絵柄が視認できる表示窓を有する正面パネル91が配置されている。正面パネル91の下方には、突出部92が設けられている。突出部92には、3個のストップボタン9A〜9Cやスタートレバー9Dが配列されている。
【0040】
前面ドア9の最下方にはメダル受け皿93が配設されており、突出部92とメダル受け皿93の間に、表示パネルユニット1を支持している枠体2が装着されている。表示パネルユニット1の前面にはシリンダー錠31が取り付けられている。
【0041】
図1において、腰パネルと呼ばれる表示パネルユニット1の奥側であって、筐体10の内部には、図示されないホッパーや、エラー解除又は抽選確率を設定するときに操作されるスイッチを備える電源装置等が設置されている。なお、パチスロ遊技機100は、正面パネル91が前面ドア9として開閉する構造であってもよい。
【0042】
次に、表示パネルユニット1の第1実施例における構成を図2により説明する。図2は表示パネルユニット1を裏面から観た斜視図である。
【0043】
図2の第1実施例において、シリンダー錠31は、表示パネルユニット1の前面縁部であって左右の概中心に取り付けられている。レバー3は、シリンダー錠31の回転軸に一端が固定されており、当該シリンダー錠31の回転により往復角運動するローラ3Aを他端に有している。
【0044】
従動往復板4は、表示パネルユニット1の前面と平行する板面を有しており、ローラ3Aの往復角運動が表示パネルユニット1の左右方向と平行するように往復直線運動に変換される。
【0045】
傾斜板4Aと傾斜板4Bは上下方向に対向する傾斜面を有している。同様に、傾斜板4Cと傾斜板4Dは上下方向に対向する傾斜面を有している。
【0046】
傾斜板4A及び4Bにおける一対の傾斜面が前記往復直線に対して鋭角の二等分線をなすように従動往復板4における前面視左側の終縁部に傾斜板4A及び4Bがそれぞれ配置されている。同様に、傾斜板4C及び4Dにおける一対の傾斜面が前記往復直線に対して鋭角の二等分線をなすように従動往復板4における正面視右側の終縁部に傾斜板4C及び4Dがそれぞれ配置されている。
【0047】
一対の横設ピン5A及び5Bはそれぞれの円周が対応する傾斜板4A及び4Bにおける一対の傾斜面に当接して、傾斜板4A及び4Bとすべり結合する。同様に、一対の横設ピン5C及び5Dはそれぞれの円周が対応する傾斜板4C及び4Dにおける一対の傾斜面に当接して、傾斜板4C及び4Dとすべり結合する。
【0048】
上軸1Aの上端部は回転ピン1Cが形成されており、上軸1Aの下端部は摺動ピン1Dが形成されている。下軸1Bの下端部は回転ピン1Cが形成されており、下軸1Bの上端部は摺動ピン1Dが嵌装される座ぐり穴1Eが形成されている。
【0049】
これら上軸1Aと下軸1Bが組み合わされて、表示パネルユニット1の上下に突出する回転ピン1Cを備える垂直滑動回転軸11及び12を構成している。これら上軸1Aと下軸1Bの間には圧縮コイルばね1Sが介装され、上軸1Aと下軸1Bが互いに離間するように圧縮コイルばね1Sで付勢されている。
【0050】
これら上軸1Aと下軸1Bは、図2に示されるように四角棒で形成されており、四角棒の垂直滑動回転軸11及び12のそれぞれの両縁部は、軸方向には滑動可能であるが軸回りには回転しないようにすべり軸受6A及び6Bで保持されている。このような上軸1Aと下軸1Bの側面から横設ピン5A〜5Dが突出して、対応する傾斜板4A〜4Dとすべり結合している。つまり、対となる傾斜板4A〜4Dと横設ピン5A〜5Dはそれぞれの直線運動が直交する直動カム装置を構成している。
【0051】
また、図2に示されるように、表示パネルユニット1は後方が開口した直方体状の箱型のフレーム60で構成されている。フレーム60の上面板60Aと下面板60Bには、それぞれの内壁に一対のすべり軸受6A及び6Bが固定されている。
【0052】
そして、上面板60Aと下面板60Bに相反するように突出した一組の回転ピン1Cは、枠体2の上部と下部に取り付けられている上部係合部材20Aと下部係合部材20Bとで回転可能に支持されている。
【0053】
このように構成されている表示パネルユニット1は、シリンダー錠31をキー32で回転すると、例えば、一方の垂直滑動回転軸12の当該回転ピン1Cは枠体2との連結が解除され、他方の垂直滑動回転軸11を支軸として表示パネルユニット1を開閉可能とする。
【0054】
次に、図2に示される第1実施例による開閉機構の作用を図3により説明する。図3(a)は表示パネルユニット1の正面図、図3(b)は図3(a)の横断面図、図3(c)は図3(a)の縦断面図である。
【0055】
なお、この開閉機構は左右線対称に配置されており、その動作も左右対称に実行されるため、右方の垂直滑動回転軸12を支軸として表示パネルユニット1を開閉可能とするとして以下に説明する。
【0056】
図3において、従動往復板4は横長穴41が上下2箇所に形成されており、この横長穴41に立設ピン42がすべり結合して、従動往復板4は表示パネルユニット1の左右方向のみに運動が限定される。この立設ピン42は、上面板60Aに下設されるアングル60Cに片端支持されている。
【0057】
また、従動往復板4は上部中央部に矩形の切り欠き溝43が形成されており、この切り欠き溝43がレバー3に取り付けられているローラ3Aとすべり結合する。つまり、レバー3と従動往復板4は、ローラ3Aの往復角運動が従動往復板4の往復直線運動に変換される確動カム装置を構成している。
【0058】
図3の実施形態において、シリンダー錠31を時計方向Aに回転すると、従動往復板4は矢印Lの方向に移動し、シリンダー錠31を反時計方向Bに回転すると、従動往復板4は矢印Rの方向に移動する。なお、図3は従動往復板4が中立の状態を示している。
【0059】
一方、矩形状の従動往復板4の四隅には45度の角度で4つの傾斜板4A〜4Dが取り付けられている。そして、これら傾斜板4A〜4Dの内壁(対向面)に円柱状の横設ピン5A〜5Dの円周が線接触する。つまり、横設ピン5A〜5Dと対応する傾斜板4A〜4Dはすべり結合している。
【0060】
図3の実施形態において、シリンダー錠31を反時計方向Bに回転すると、従動往復板4は矢印Rの方向に移動する。従動往復板4の移動に伴って、一対の傾斜板4A及び4Bは一対の横設ピン5A及び5Bが互いに近づくように、垂直分力が作用する。
【0061】
そして、上軸1Aと下軸1Bが矢印Uで示された圧縮コイルばね1Sの付勢力に抗して矢印Dの方向に近接することにより、回転ピン1Cと枠体2との結合が解除される。そして、垂直滑動回転軸12を支軸として表示パネルユニット1を開くことができる。
【0062】
次に、表示パネルユニット1の第2実施例における構成を図4と図5により説明する。図4は表示パネルユニット1の要部斜視分解組立図である。図5(a)は表示パネルユニット1の縦断面図であり、図3(c)に相当する。図5(b)は図5(a)の右側面図であるとともに表示パネルユニット1の背面図である。
【0063】
なお、第1実施例は表示パネルユニット1側に回転軸を設け、枠体2側に軸受を設けたのに対し、第2実施例は表示パネルユニット1側に軸受を設け、枠体2側に回転軸を設けたものである。したがって、以下の説明において、第1実施例と重複する説明は特に必要の無い限り割愛する。また、第2実施例における開閉機構においても、構成と作用は左右対称であるので、垂直滑動回転軸11を基に説明するものとする。
【0064】
図4の実施形態において、上軸1Aの上端部は軸受部1Fの第1軸部11Fが圧入される穴10Cが形成されており、上軸1Aの下端部は摺動ピン1Dが形成されている。下軸1Bの下端部は軸受部1Fの第1軸部11Fが圧入される穴10Cが形成されており、下軸1Bの上端部は摺動ピン1Dが嵌装される座ぐり穴1Eが形成されている。
【0065】
軸受部1Fの軸部は、第1軸部11Fと第2軸部12Fで構成されている。当該軸部は第2軸部12Fの直径が第1軸部11Fの直径より大きい段付き棒になっている。軸受部1Fの頭部は、円錐体に形成されており、その頂部は回転軸2Cの軸部20Cと回転結合する軸穴13Fが形成されている。
【0066】
一方、上面板60Aの内壁には軸受板6Cが固定されており、この軸受板6Cにすべり軸受6Aが固定されている。同様に、下面板60Bの内壁には軸受板6Cが固定されており、この軸受板6Cにすべり軸受6Bが固定されている。
【0067】
また、図4に示されるように、上部係合部材20Aは鍔付きの回転軸2Cを固定している。同様に、下部係合部材20Bは鍔付きの回転軸2Cを固定している。これら一対の回転軸2Cの軸部20Cは同軸であり、対向するように上部係合部材20Aと下部係合部材20Bから突出している。
【0068】
図5に示されるように、これら上軸1Aと下軸1Bが組み合わされて、表示パネルユニット1の上下に軸受部1Fの頭部が僅かに突出する垂直滑動回転軸11を構成している。これら上軸1Aと下軸1Bの間には圧縮コイルばね1Sが介装され、上軸1Aと下軸1Bが互いに離間するように圧縮コイルばね1Sで付勢されている。
【0069】
そして、上面板60Aと下面板60Bに相反するように突出した一組の軸受部1Fは、上部係合部材20Aと下部係合部材20Bにそれぞれ取り付けられている回転軸2Cで回転可能に支持されている。
【0070】
図3の第1実施例で説明されたのと同様に、図5に示される垂直滑動回転軸11は、従動往復板4が矢印Rの方向に移動すると従動往復板4の移動に伴って、一対の傾斜板4A及び4Bは一対の横設ピン5A及び5Bが互いに近づくように、垂直分力が作用する。
【0071】
そして、上軸1Aと下軸1Bが矢印Uで示された圧縮コイルばね1Sの付勢力に抗して矢印Dの方向に近接することにより、軸受部1Fと回転軸2Cとの結合が解除される。そして、垂直滑動回転軸12(図3参照)を支軸として表示パネルユニット1を開くことができる。
【0072】
次に、表示パネルユニット1の開閉方向を一義的に設定できる実施例を図2と図3を参照して説明する。
【0073】
図2に示されるように、この発明は設定ピン7が予め用意されている。設定ピン7は先端部が雄ねじ部7Aであり、軸部7Bより直径の大きい把持部7Cで構成されている。
【0074】
一方、図3(a)に示されるように、従動往復板4には、アングル60Cの下設片の左右に雌ねじ44R及び44Lが形成されている。この二つの雌ねじ44R及び44Lのどちらか一方に設定ピン7が取り付けられることにより、表示パネルユニット1の開閉方向を一義的に設定できる。
【0075】
図3(a)において、右側の雌ねじ44Rに設定ピン7が固定された場合は、レバー3を中立の状態から時計方向Aに回転させようとしても、設定ピン7の軸部7Bがアングル60Cの下設片に当接して従動往復板4は矢印Lの方向には移動できない。すなわち、レバー3は中立の状態から反時計方向Bにのみ回転できる。したがって、表示パネルユニット1は、左側の回転ピン1Cと枠体2との結合が解除され、右側の垂直滑動回転軸11を支軸として開くように制限される。
【0076】
一方、図3(a)において、左側の雌ねじ44Lに設定ピン7が固定された場合は、レバー3を中立の状態から反時計方向Bに回転させようとしても、設定ピン7の軸部7Bがアングル60Cの下設片に当接して従動往復板4は矢印Rの方向には移動できない。すなわち、レバー3は中立の状態から時計方向Aにのみ回転できる。したがって、表示パネルユニット1は、右側の回転ピン1Cと枠体2との結合が解除され、左側の垂直滑動回転軸12を支軸として開くように制限される。
【0077】
次に、この発明による表示パネルユニットにおける照明構造の実施形態を図6により説明する。図6(a)は表示パネルユニット1の背面図、図6(b)は図6(a)の上面図、図6(c)は図6(a)の右側面図である。
【0078】
図6の実施形態において、表示パネルユニット1のフレーム60内には、透明板61、絵柄シート62、導光板63の順序で前面から並べられている。これら透明板61、絵柄シート62、導光板63は同形の矩形状に形成されている。
【0079】
導光板63は、導光板63の側面から入射される光を前面側に偏向させる光偏向手段を背面63Bに形成しており、この光偏向手段は溝加工、エンボス加工及び印刷等を施すことにより偏向パターンが実現される。
【0080】
これら溝加工、エンボス加工は側面から入射される光量の減衰程度に対応して調和的に加工されてよく、導光板63の前面63Aを均一に照らし出すように加工されてよい。
【0081】
導光板63の前面63A(絵柄シート62側)には、導光板63の側面から入射され、上述する光偏向手段で偏向される光を拡散する光拡散手段が形成されている。この光拡散手段は導光板63の前面63Aに溝加工、エンボス加工及び印刷等を施すことにより実現される。なお、当該光拡散手段は、導光板63の前面63Aに形成せずに、導光板63と絵柄シート62との間に、乳白色材質等の拡散効果のある拡散シートを挿入することで実現してもよい。
【0082】
そして、フレーム60の上面板60Aと下面板60Bには、導光板63の上下側面に概対応する個所にそれぞれ矩形の開口部601及び602が形成されている。また、フレーム60の左右側面には、導光板63の左右側面に概対応する個所にそれぞれ矩形の開口部603及び604が形成されている。
【0083】
一方、図6に示されるように、枠体2の内部には、上部と下部に冷陰極管8A及び8Bが配置されている。同様に、枠体2の内部には、左右に冷陰極管8C及び8Dが配置されている。
【0084】
冷陰極管8A及び8Bは、開口部601及び602を介して導光板63の上下側面に投光しており、冷陰極管8C及び8Dは、開口部603及び604を介して導光板63の左右側面に投光している。
【0085】
フレーム60内に配置された透明板61と絵柄シート62と導光板63は、背面側に傾倒することを防止するために、フレーム60内の四隅に取り付けられたコーナー板605及び606により保持されている。
【0086】
図7は、垂直滑動回転軸11を支軸として表示パネルユニット1が開いた状態図である。また、2点鎖線で描かれた表示パネルユニット1は、垂直滑動回転軸12を支軸として表示パネルユニット1が開いた状態図である。
【0087】
図7に示されるように、表示パネルユニット1が開かれた状態において、冷陰極管8A〜8D(図6参照)は枠体2内に残っている。このように表示パネルユニット1の開閉に伴って、光源が移動しないので、光源と接続する電気ケーブルが表示パネルユニットの開閉に伴って捩れたり、引きずられることがなくなる。
【0088】
図7においては、垂直滑動回転軸11の上軸1A及び下軸1Bを互いに近づけることにより、表示パネルユニット1を枠体2から分離することもできる。このように、表示パネルユニット1を枠体2から分離することにより、例えば、冷陰極管の交換が容易となる。
【0089】
さらに、図7においては、開口部604から透明板61、絵柄シート62、導光板63のいずれか又は全てを取り出すことができ、別の部品と交換することもできる。
【0090】
この発明は、表示パネルユニットは一対の垂直滑動回転軸を左右に配置しており、当該垂直滑動回転軸における上軸及び下軸が前記枠体にそれぞれ回転可能に結合しており、前記表示パネルユニットに保持されているレバーを回転すると、当該レバーの角運動は確動カム装置と直動カム装置により一方の垂直滑動回転軸における上軸と下軸の近接運動に変換されて前記枠体との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とする。
【0091】
このように、表示パネルユニットを左右どちらでも開閉できるので、遊技機の設置位置により表示パネルユニットを好ましい方向に開閉できる。隣接する遊技機の内部を操作又は点検するときには、2台の表示パネルユニットを観音開きにすることで、作業性の向上が図れる。さらに、設定ピンを取り付けることにより、表示パネルユニットの開閉方向を一義的に選択できる。
【0092】
なお、上述の実施例においては、レバー3は表示パネルユニット1に取り付けられるものとしたが、レバー3を取り付ける場所は表示パネルユニット1に限らない。例えば、レバー3は、筐体10または前面ドア9に取り付けるものであってよい。より具体的には、ストップボタン9A〜9Cやスタートレバー9Dの直下の位置である。
【0093】
【発明の効果】
この発明によれば、表示パネルユニットに一対の垂直滑動回転軸を配置し、いずれか一方の垂直滑動回転軸を支軸として表示パネルユニットを左右いずれか好ましい方向に開閉できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるパチスロ遊技機の概略を示す外観図である。
【図2】本発明における表示パネルユニットの第1実施例における構成図であり、表示パネルユニットを裏面から観た斜視図である。
【図3】本発明における第1実施例による開閉機構の作用を説明する図である。
【図4】本発明における表示パネルユニットの第2実施例における構成図であり、表示パネルユニットの要部斜視分解組立図である。
【図5】本発明における表示パネルユニットの第2実施例における構成図である。
【図6】本発明における表示パネルユニットにおける照明構造の実施形態を示す図である。
【図7】本発明における、垂直滑動回転軸を支軸として表示パネルユニットが開いた状態図である。
【符号の説明】
1 表示パネルユニット
2 枠体
3 レバー
4A〜4D 傾斜板
5A〜5D 横設ピン
6A・6B 軸受
7 設定ピン
8A〜8D 冷陰極管
9 前面ドア
10 筐体
11・12 垂直滑動回転軸
Claims (6)
- 表示パネルユニットを支持している枠体が装着される遊技機であって、
前記表示パネルユニットは一対の垂直滑動回転軸を左右に配置しており、当該垂直滑動回転軸における上軸及び下軸が前記枠体にそれぞれ回転可能に結合しており、
当該遊技機に備えられているレバーを回転すると、当該レバーの角運動は確動カム装置と直動カム装置により一方の垂直滑動回転軸における上軸と下軸の近接運動に変換されて前記枠体との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とすることを特徴とする遊技機。 - 表示パネルユニットを支持している枠体が装着される遊技機であって、
当該遊技機の前面に取り付けられるシリンダー錠と、
前記シリンダー錠の回転軸に一端が固定されており、当該シリンダー錠の回転により往復角運動するローラを他端に有するレバーと、
前記表示パネルユニットの前面と平行する板面を有しており、前記ローラの往復角運動が前記表示パネルユニットの左右方向と平行するように往復直線運動に変換される従動往復板と、
上下方向に対向する傾斜面を有しており、当該一対の傾斜面が前記往復直線に対して鋭角の二等分線をなすように前記従動往復板における左右の終縁部にそれぞれ配置されている二組の傾斜板と、
前記二組の傾斜板における一対の傾斜面にそれぞれの円周が当接して前記傾斜板とすべり結合する一対二組の横設ピンと、
前記一対の横設ピンを円周方向に突出するようにそれぞれ支持している上軸と下軸が互いに離間するように付勢されて軸中心方向に滑動可能に結合しており、当該軸中心が前記往復直線に対して直交するように前記表示パネルユニットの左右に配置されている一対の垂直滑動回転軸と、を備えており、
当該一対の垂直滑動回転軸の両縁部は表示パネルユニットの上下に突出する回転ピンを更に備えており、
当該回転ピンが前記枠体に回転可能にそれぞれ支持されており、
前記シリンダー錠をキーで回転すると、一方の前記垂直滑動回転軸の当該回転ピンは前記枠体との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とすることを特徴とする遊技機。 - 表示パネルユニットを支持している枠体が装着される遊技機であって、
当該遊技機の前面に取り付けられるシリンダー錠と、
前記シリンダー錠の回転軸に一端が固定されており、当該シリンダー錠の回転により往復角運動するローラを他端に有するレバーと、
前記表示パネルユニットの前面と平行する板面を有しており、前記ローラの往復角運動が前記表示パネルユニットの左右方向と平行するように往復直線運動に変換される従動往復板と、
上下方向に対向する傾斜面を有しており、当該一対の傾斜面が前記往復直線に対して鋭角の二等分線をなすように前記従動往復板における左右の終縁部にそれぞれ配置されている二組の傾斜板と、
前記二組の傾斜板における一対の傾斜面にそれぞれの円周が当接して前記傾斜板とすべり結合する一対二組の横設ピンと、
前記一対の横設ピンを円周方向に突出するようにそれぞれ支持している上軸と下軸が互いに離間するように付勢されて軸中心方向に滑動可能に結合しており、当該軸中心が前記往復直線に対して直交するように前記表示パネルユニットの左右に配置されている一対の垂直滑動回転軸と、を備えており、
当該一対の垂直滑動回転軸の両縁部は表示パネルユニットの上下に埋設する軸受部を更に備えており、
当該軸受部が前記枠体から突出する回転軸に回転可能にそれぞれ支持されており、
前記シリンダー錠をキーで回転すると、一方の前記垂直滑動回転軸の当該軸受部は前記枠体との連結が解除され、他方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットを開閉可能とすることを特徴とする遊技機。 - 請求項2又は3のいずれかに記載の遊技機において、
前記従動往復板に取り付けられ、当該従動往復板が中立の位置から左右のいずれかの方向に移動することを規制する設定ピンを備えており、
前記設定ピンの取り付けにより、前記表示パネルユニットは左右いずれかの方向にしか開閉しないことを特徴とする遊技機。 - 請求項2から4のいずれかに記載の遊技機において、
側面から入射される光を前面側に向かって偏向する光偏向手段を背面に形成している導光板と、
前記導光板の側面に投光する光源と、を備えており、
前記導光板は前記表示パネルユニットに搭載されており、前記光源は前記枠体に配置されており、前記導光板と前記光源が分離可能であることを特徴とする遊技機。 - 請求項2から5のいずれかに記載の遊技機において、
一方の前記垂直滑動回転軸を支軸として前記表示パネルユニットが開いた状態において、支軸となる当該垂直滑動回転軸の上軸及び下軸を付勢力に抗して互いに近づけることにより当該表示パネルユニットを前記枠体から分離可能とすることを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003188454A JP2005021261A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003188454A JP2005021261A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 遊技機 |
Publications (1)
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JP2005021261A true JP2005021261A (ja) | 2005-01-27 |
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Family Applications (1)
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JP2003188454A Withdrawn JP2005021261A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 遊技機 |
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JP (1) | JP2005021261A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007275232A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2012223621A (ja) * | 2012-08-20 | 2012-11-15 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2015062558A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機及び遊技システム |
-
2003
- 2003-06-30 JP JP2003188454A patent/JP2005021261A/ja not_active Withdrawn
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JP2007275232A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2012223621A (ja) * | 2012-08-20 | 2012-11-15 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
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