JP2005020906A - 電動機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数枚のステータコア板を積層したステータコア25及びこのコアの孔からなるロータ通孔28を規定する内周面に取付けられて界磁を作る複数のマグネット26を有するステータ16と、このステータを支持するモータフレーム11,12と、ロータ通孔に通されてモータフレームに回転自在に支持されるロータ13とを具備する。ステータコア25を、孔要素の形状が異なる複数種のステータコア板25A,25Bを積層し、この積層方向に沿って前記孔要素群からなるロータ通孔28の内周面に凸凹を設ける。界磁を作る複数のマグネット26をロータ通孔28の内周面に射出成形により凸凹を埋めて取付ける。凸凹とマグネット26との引っ掛かりで、マグネット26の軸方向への外れ止めをしたことを特徴としている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インナーロータ型の電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】
DCモータの中には、そのステ−タの内周面に一対のマグネットを射出成形して取付けたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載のモータでは、同一形状のステ−タコア板を複数枚積層することによってステータが作られている。このステータは、中央部にロータが通って配置されるロータ通孔を有していて、ロータ通孔の内周面には、この通孔から放射方向に延びる切欠部が設けられている。そして、ロータ通孔の内周面に射出成形されたプラスチックマグネット(以下マグネットと略称する)は切欠部に充填されている。この充填により、ステータコアへのマグネットの接着力が増大し、マグネットをロータ通孔の内周面の周方向に沿って保持できるので、ステータコアからのマグネットの剥離を抑制可能である。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−223537号公報(段落0018−0021、0025、0027、0029、図1−図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ステータコアの内周面に射出成形されたマグネットは、電動機の運転に伴ってロータに発生する磁気との関係で、ロータとの間に生じる磁気作用による吸引力と反発力とを繰返し受ける。この影響によって、マグネットの保持力が低下し、ステータコアの内周面に対するマグネットの取付け状態がいわば緩んだ状態になる恐れが考えられる。これは電動機の高トルク化を図ろうとする程顕在化すると考えられている。又、電動機の運転中には、ステ−タコアの発熱等によりマグネットは温度上昇する。このため、何らかの理由で、温度が上がり過ぎてマグネットが幾分軟化するようになった場合にも、マグネットのステータコアの内周面に対する取付け状態が緩んだ状態になる恐れが考えられる。
【0006】
ところで、ステ−タコアの内周面の切欠部は、ステータコア板の積層方向両端に開放する溝を形成しているだけであるので、ステータコア板の積層方向にマグネットが動かないように保持する性能が低い。このため、前記のような状態になった場合には、電動機の運転中にマグネットに作用する振動などにより、ステータコアの積層方向にマグネットがずれ動く恐れが考えられる。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、射出成形により設けられたマグネットをそれが取付けられたコア板の所定位置に確実に保持できる電動機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、孔要素の形状が異なる複数種のステータコア板を積層して、この積層方向に沿って前記孔要素群からなるロータ通孔の内周面に凸凹を設けたステータコアを備え、界磁を作る複数のマグネットを前記内周面に射出成形により取付けて、このマグネットで前記凸凹を埋めている。
【0009】
本発明においては、前記積層方向の凹凸とこれを埋めたマグネットとにより、ロータ通孔の内周面に対するマグネットの接触面積を増大できるとともに、このマグネット内に入り込んだ孔要素の縁を、マグネットがステータコアの積層方向に移動しようとする際のストッパとして機能させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
【0011】
図1に示す電動送風機1は、電動機2と、送風部3とを具備している。この電動送風機1は、例えば図示しないバッテリーを電源として駆動される電気掃除機の真空吸引源として使用される。
【0012】
電動機2は、前記バッテリーの電力で直流駆動される2極のDCモータとして構成され、一対のモータフレーム11、12、ロータ13、一対の軸受14、15、ステータ16、整流子17、及び一対のブラシ装置18を備えている。
【0013】
硬質合成樹脂製のモータフレーム11、12は、ステータ16をその厚み方向両側から挟んで配置されてステータ16に連結されている。つまり、図示しない4本のねじを、モータフレーム11から挿入してステータ16の四隅に開けられたねじ通孔21(図3参照)に通すとともに、モータフレーム12の図示しない連結孔にねじ込むことにより、前記連結がなされている。
【0014】
ロータ13は、ロータ軸13aにアーマチュアコア13bおよびアーマチュアコイル13cを夫々装着して形成されている。ロータ軸13aの両端部は夫々モータフレーム11、12の中央部に取付けられた転がり型の軸受14、15で支持されており、このロータ軸13aの一端部は軸受14を貫通している。ロータ軸13aにはそのアーマチュアコア13bと軸受15との間に位置して整流子17が装着されている。整流子17が有する各整流子片には夫々アーマチュアコイル13cの端末部が接続されている。
【0015】
図1及び図3に示すようにステータ16は、磁路をなすステータコア25と、フィールド(界磁)を作る複数例えば一対のマグネット26とからなる。このステータ16は図1に示すようにロータ13のアーマチュアコア13bを囲んで配置される。
【0016】
ステータコア25は、例えば2種類のコア板、つまり、ステータコア板25A、25Bを積層して形成されていて、その中央部にロータ13が通るロータ通孔28が開けられている。
【0017】
複数の第1ステータコア板25Aは、いずれも同一構成であり、図2に示すように平面視略四角形状の外形を有し、その中央部に孔要素28aが開けられている。この孔要素28aの周面には180°離れて一対の凹み31aが設けられているとともに、これら凹み31a間に位置して複数の他の凹み31cが設けられている。凹み31cは凹み31aより幅が狭い。この凹み31cの深さは、凹み31aと略同じであるが、凹み31aより深くすることが可能である。
【0018】
複数例えば2枚の第2ステータコア板25Bは、いずれも同一構成であり、図2に示すように平面視略四角形状の外形を有し、その中央部に孔要素28bが開けられている。第2ステータコア板25Bの外形形状は第1ステータコア板25Aの外形形状と同じである。第2ステータコア板25Bの孔要素28bの周面には180°離れて前記凹み31aと同じ幅の一対の凹み31bが設けられている。孔要素28bの半径r2は、孔要素28aの半径r1より小さい。この点で、第2ステータコア板25Bの孔要素28bと第1ステータコア板25Aの孔要素28aとは互いに異なる構成となっている。
【0019】
各第1ステータコア板25Aは一まとめにして互いに積層されており、この積層物の積層方向両端に夫々第2ステータコア板25Bが1枚ずつ積層されて、こうした積層状態を保持してステータコア25が形成されている。ステータコア25の積層状態の保持は、例えば各ステータコア板から起こされる複数の係止片を、隣接するステータコア板の係止片の跡に圧入することによってなされているが、これに代えて溶接止めで行うこともできる。
【0020】
以上の積層により組立てられたステータコア25では、孔要素群28a、28bによりロータ通孔28が規定されているが、このロータ通孔28の内周面は凸凹に作られている。詳しくは、図4(A)に示すように積層方向両端に位置する孔要素28bの縁28bfが凸をなし、これら孔要素28b間の孔要素28aの縁28afが縁28bfに対して凹んでいる。なお、ステータコア25の内周面には、凹み31aが互いに連続してなる一対の溝31(図3参照)が形成されている。これらの溝31は省略可能であるが、この溝31によって両マグネット26の円弧に沿う方向の端部での磁束の漏れを抑制可能である。
【0021】
マグネット26は、凹み31を除いたロータ通孔28の内周面に相対向して射出成形により円弧状をなして取付けられている。マグネット26には、プラスチック磁石好適な例として保磁力が大きい希土類のプラスチック磁石を用いることができる。これらマグネット26は図3において互いに向い合う表面が異極となるように厚み方向に着磁されている。
【0022】
マグネット26は、各孔要素28a、28bの縁28af、28bfを埋めて設けられている。言い換えれば、ステータコア板25A、25Bの積層方向に沿ってロータ通孔28の内周面に作られた凹凸を埋めてマグネット26が取付けられている。この取付け状態を図4(B)に示す。
【0023】
又、マグネット26の裏面には、前記凹み31bが連続して作る係止溝32(図2参照)に、射出成形と同時に溶融された未硬化の磁石材料が充填され、それが固まることにより係止溝32に係合する複数の係止突起(図示しない)が一体に突設される。これにより、ステータコア25に対するマグネット26の接触面積を増やして、マグネット26がロータ通孔28の内周面の周方向に沿って不用意に動くことがないように保持できる。
【0024】
一対のブラシ装置18は、そのカーボンブラシ18aを整流子17の外周面にばねで押付け保持して、図1に示すようにモータフレーム12に取付けられている。これらブラシ装置18が有した端子18bは前記バッテリーに電気的に接続される。
【0025】
図1に示すようにモータフレーム11は送風整流体を兼ねて形成されている。つまり、モータフレーム11は、円形をなし、その外周部には、複数の風入口(図示しない)が周方向に等間隔に設けられているとともに、中央部にはロータ軸13aが貫通する軸通孔35を有している。更に、モータフレーム11の裏面には、夫々円弧状をなす複数の整流ブレード36が設けられていて、隣接する整流ブレード36相互間は整流風路37として形成されている。各整流風路37の一端には前記風入口が夫々開口している。したがって、前記風入口から導入された風は、整流風路37を通る間にディフューザ作用を受けて静圧化されながら、ステータ16に吹き付けられるように導かれる。
【0026】
図1に示すように送風部3は、金属製の遠心型ファン41及びこれを覆う金属製ファンカバー42を備えて構成されている。ファン41はロータ軸13aの軸受14及びモータフレーム11の軸通孔35を貫通した軸端部に、この軸端部に螺合して締付けられたナット43により連結されている。ファンカバー42は、その円筒形の周壁部をモータフレーム11の外周面に嵌合して取付けられている。このファンカバー42はファン41の吸込み口に入り込む開口42aを有している。
【0027】
前記構成の電動送風機1が備える電動機2のステータ16は、そのステータコア25の内周面に、一対のマグネット26を射出成形により取付けたものであり、これらのマグネット26の裏側部分が、ステータコア25をなすステータコア板25A、25Bの積層方向に沿ってロータ通孔28の内周面に作られた凹凸を埋めた構成を有している。
【0028】
このため、ロータ通孔28の内周面に対するマグネット26の接触面積を増大できる。これとともに、マグネット26の裏側部分に入り込んだ孔要素28bの縁28bfが、マグネット26の裏側部分に軸方向両側から引っ掛かっているので、第2ステータコア板25Bを、マグネット26がステータコア25の積層方向(軸方向)に移動しようとする際のストッパとして機能させることができる。
【0029】
したがって、ステータコア板25A、25Bの積層方向にマグネット26が動かないように保持する性能が高いので、電動機2の運転中にマグネット26に作用する振動などに拘らず、マグネット26がステータコア25の積層方向にずれ動く恐れをなくして、マグネット26をそれが取付けられた所定位置に確実に保持することが可能である。又、既述のようにマグネット26はロータ通孔28の内周面の周方向に沿っても動くことがないように保持されているので、本実施形態の電動機2はマグネット26の保持性能が高いものである。
【0030】
図5(A)(B)は本発明の第2実施形態を示している。この実施形態は基本的には第1実施形態と同じであるので、同じ構成部分には第1実施形態と同じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。
【0031】
第2実施形態では、複数種類のステータコア板を所定の順序で積層し、例えば第1ステータコア板25Aと第2ステータコア板25Bとを交互に積層して、ロータ通孔28の内周面に積層方向に沿って作られる凹凸の数を増やしている。なお、ステータコア板が3種類以上の場合には、例えば各種類のステータコア板を1枚ずつ順次積層し、この積層群を所定数積層することで、3種類以上のステータコア板を交互に積層するなど所定の順序で積層するようにしてもよい。そして、この凹凸を埋めてマグネット26がロータ通孔28の内周面に射出成形により装着されている。以上の点以外の構成は、図5(A)(B)に示されない構成を含めて第1実施形態の電動機と同じである。
【0032】
したがって、第2実施形態でも、第1実施形態と同様な作用を得て、本発明の課題を解決できる。しかも、この第2実施形態では、ロータ通孔28の内周面に対するマグネット26の接触面積を大きく増やすことができる。その上、前記凹凸によるマグネット26の裏側部分での引っ掛かりをより多くできるので、マグネット26がステータコア25の積層方向(軸方向)に移動しようとする際のストッパとしての機能が優れている点で好ましい。
【0033】
図6〜図9(A)(B)は本発明の第3実施形態を示している。この実施形態は、ロータに複数のマグネットが取付けられているインナーロータ型の電動機50に適用した例を示しているが、基本的には第1実施形態と同じであり、以下説明する。
【0034】
図6中符号51はステータを示している。このステータ51は、多数枚のステータ板を積層して略円筒状をなしている。このステータ51の内周面には複数の突極52が一体に求心方向に突設されている。これら突極52の夫々には界磁を作る励磁コイル53が巻きつけられている。各突極52の先端部は円形の配置で並んでおり、これらで区画される状態の内側空間からなるロータ通孔54をステータ51がその中央部に有している。ステータ51の両端にはこのステータ51を支持する図示しないモータフレームが夫々ねじ止めなどにより連結され、両モータフレームは軸受ブラケットとして機能するものであり、それらの中央部には夫々軸受(図示しない)が取付けられている。
【0035】
図6及び図7中符号55はロータを示している。このロータ55は、ロータコア56と、ロータ軸57と、複数のマグネット58とからなる。ロータ55はロータ通孔54に通されて前記図示しない軸受に回転自在に支持されている。ロータ軸57の一端には負荷が接続される。
【0036】
ロータコア56は、例えば2種類のコア板、つまり、ロータコア板56A、56Bを積層して形成されていて、その中央部にロータ軸57が通る軸通孔59が開けられている。
【0037】
複数の第1ロータコア板56Aは、いずれも同一構成であり、図8に示すように円形状の外形を有し、その周部にマグネット58の取付け部、例えば、孔要素60aが複数開けられているとともに、中央部に軸通孔要素59aが開けられている。孔要素60aはロータコア板56Aの周面に沿う円弧状であり、その軸通孔59a寄りの縁には1以上例えば複数の凹み61が設けられている。
【0038】
複数例えば2枚の第2ロータコア板56Bは、いずれも同一構成であり、図8に示すように第1ロータコア板56Aの同一の外形形状をなす円形状の外形を有し、その周部にマグネット58の取付け部、例えば、孔要素60bが複数開けられているとともに、中央部に軸通孔要素59bが開けられている。孔要素60bはロータコア板56Bの周面に沿う円弧状である。この孔要素60bは前記凹み61に相当する部分を有していない。この点で、第2ロータコア板56Bの孔要素60bと第1ロータコア板56Aの孔要素60aとは互いに異なる構成となっている。
【0039】
各第1ロータコア板56Aは一まとめにして互いに積層されており、この積層物の積層方向両端に夫々第2ロータコア板56Bが1枚ずつ積層されて、こうした積層状態を保持してロータコア56が形成されている。
【0040】
以上の積層により組立てられたロータコア56では、孔要素群60a、60bによりマグネット58の取付け部である取付け孔60が規定されていて、軸通孔59a、59b寄りの取付け孔60の内周面は凸凹に作られている。詳しくは、図9(A)に示すように積層方向両端に位置する孔要素60bの縁60bfが凸をなし、これら孔要素60b間の孔要素60aの縁60afが縁60bfに対してロータ通孔59寄りに凹んでいる。なお、以上の積層に伴い、軸通孔59a、59b群によりロータ通孔59が形成される。
【0041】
マグネット58は、取付け孔60の夫々に射出成形により円弧状をなして取付けられている。マグネット58には、希土類のプラスチック磁石を好適に用いることができる。これらマグネット26はロータ55の半径方向に沿って着磁されている。
【0042】
マグネット58は、各孔要素60a、60bの縁60af、60bfを埋めて設けられている。言い換えれば、ロータコア板56A、56Bの積層方向に沿って取付け孔60の内周面に作られた凹凸を埋めてマグネット58が取付けられている。この取付け状態を図4(B)に示す。マグネット58には、前記凹み61が連続して作る係止溝(図示しない)に係合する複数の係止突起が一体に突設される。この係止突起は射出成形と同時に溶融された未硬化の磁石材料が前記係止溝に充填され、それが固まることにより設けられる。これにより、ロータコア56に対するマグネット58の接触面積を増やすことができる。
【0043】
前記構成を備えるブラシレス型の電動機50の駆動は、ロータ55の一端面に露出する各マグネット58の極性を検出するホール素子などによるロータ55の回転位置の検出に基づいて、図示しないモータドライバにより励磁コイル53に印加する通電時期と電流方向とを制御することにより行われる。
【0044】
前記電動機50のロータ55は、そのロータコア56の周部の円弧状取付け孔60に、マグネット58を射出成形により取付けたものであり、これらのマグネット58が、ロータコア56をなすロータコア板56A、56Bの積層方向に沿って取付け孔60の内周面に作られた凹凸を埋めた構成を有している。
【0045】
このため、取付け孔60の内周面に対するマグネット58の接触面積を増大できる。これとともに、マグネット58内に入り込んだ孔要素60bの縁60bfが、マグネット58の裏側部分(ロータ軸57寄りの部分)に軸方向両側から引っ掛かっているので、第2ロータコア板56Bを、マグネット58がロータ55の積層方向(軸方向)に移動しようとする際のストッパとして機能させることができる。
【0046】
このようにロータコア板56A、56Bの積層方向にマグネット58が動かないように保持する性能が高いので、電動機50の運転中にマグネット58に作用する遠心力や振動などに拘らず、マグネット58がロータコア56の積層方向にずれ動く恐れをなくして、マグネット58をそれが取付けられた所定位置に確実に保持することが可能である。又、マグネット58は取付け孔60に充填されていてロータ55の周方向に沿っても動くことがないように保持されているので、本実施形態の電動機50はマグネット58の保持性能が高いものである。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、射出成形により設けられたマグネットをそれが取付けられたコア板の所定位置に確実に保持できる電動機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電動機を備える電動送風機を一部断面して示す側面図。
【図2】図1の電動機が備えるステ−タのステータコアを分解して示す斜視図。
【図3】図1の電動機が備えるステ−タを示す斜視図。
【図4】(A)は図1の電動機が備えるステ−タのステータコアの一部を示す断面図。(B)は図1の電動機が備えるステ−タの一部を示す断面図。
【図5】(A)は本発明の第2実施形態に係る電動機が備えるステ−タのステータコアの一部を示す断面図。(B)は第2実施形態に係る電動機が備えるステ−タの一部を示す断面図。
【図6】本発明の第3実施形態に係る電動機を一方のモータフレームを取除いて示す平面図。
【図7】第3実施形態に係る電動機のロータを示す斜視図。
【図8】図7のロータが備えるロータコアを分解して示す斜視図。
【図9】(A)は図7の電動機が備えるロータのロータコアの一部を示す断面図。(B)は図7の電動機が備えるロータの一部を示す断面図。
【符号の説明】
2…電動機21,12…モータフレーム、13…ロータ、14、15…軸受、16…ステータ、25…ステータコア、25A…第1ステータコア板(コア板)、25B…第2ステータコア板(コア板)、26…マグネット、28…ロータ通孔、8a、28b…孔要素、28af、28bf…孔要素の縁、50…電動機、51…ステータ、52…突極、53…励磁コイル、54…ロータ通孔、56…ロータコア、56A…第1ロータコア板(コア板)、56B…第2ロータコア板(コア板)、57…ロータ軸、58…マグネット、60…取付け孔(マグネットの取付け部)、60a、60b…孔要素、60af、60bf…孔要素の縁、61…凹み
Claims (3)
- 孔要素が開けられた複数枚のステータコア板を積層してなり中央部に前記孔要素群からなるロータ通孔が設けられたステータコア、及び前記ロータ通孔を規定する内周面に射出成形により取付けられて界磁を作る複数のマグネットを有するステータと、このステータを支持するモータフレームと、前記ロータ通孔に通されて前記モータフレームに回転自在に支持されるロータとを具備する電動機において、
前記孔要素の形状が異なる複数種のステータコア板を積層して、その積層方向に沿って前記ロータ通孔の内周面に凸凹を設け、この凸凹を埋めて前記マグネットが前記内周面に射出成形されている電動機。 - 中央部に設けられたロータ通孔及び界磁を作る励磁コイルを有するステータと、このステータを支持するモータフレームと、ロータコア板を複数枚積層してなるロータコア及びこのロータコアの取付け部に射出成形により取付けられたマグネットを有して前記ロータ通孔に通されて前記モータフレームに回転自在に支持されるロータとを具備する電動機において、
前記取付け部の形状が異なる複数種のロータコア板を積層して、その積層方向に沿って前記取付け部に凸凹を設け、この凸凹を埋めて前記マグネットが前記取付け部に射出成形されている電動機。 - 請求項1又は2に記載の電動機において、前記ステータコア板又は前記ロータコア板が複数種類用いられており、これら複数種類のコア板が所定の順序で積層されている。
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