JP2005020610A - 通信システム、ゲートキーパ装置及び通信制御方法 - Google Patents

通信システム、ゲートキーパ装置及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ゲートキーパ装置に予め加入者登録した移動端末をH.323エンドポイント装置として扱い、この移動端末が他のゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、H.323プロトコルを用いて移動管理を可能とすること。
【解決手段】移動端末(PS)41がゾーン1からゾーン2に移動した場合に、移動端末(PS)41からの位置登録要求に応じて、PHS−GW装置23が登録要求(RRQ)をビジタゲートキーパ装置12に送信し、ビジタゲートキーパ装置12がローミングを示す情報を設定した位置解決要求(LRQ)をホームゲートキーパ装置11に送信することにより、その応答としてホームゲートキーパ装置11における移動端末(PS)41のRAS登録削除と、位置解決応答(LCF)の返信が行われて、最終的にビジタゲートキーパ装置12において移動端末(PS)41のRAS登録が終了する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、TTC標準JT−H323又はITU−T勧告H.323を用いたマルチメディア通信システムにおいて、移動端末のローミングサービスを提供する通信システム、ゲートキーパ装置及び通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特許文献1のインターネット電話システムによれば、VoIP技術標準のITU−T勧告H.323を用いないことを前提として、独自のインターネットプロトコルを用いて、ゾーン間を移動する移動端末の位置登録管理(自局及び他局端末用登録テーブルによる位置登録管理)を行う接続制御装置と、相手端末のゾーン番号(相手端末番号に含まれる(ゾーン番号+内線番号))を管理し、それを検索キーにして自局又は他局位置登録テーブルを検索して相手端末のアドレスを求めるようにして、アドレス変換や接続申請処理を集中制御する場合の負荷を軽減するようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−247634号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のインターネット電話システムにおいては、以下のような問題がある。
【0005】
(1)独自プロトコルを用いるため、同一システム内に接続されるH.323端末との相互接続性が悪い
(2)ゾーン番号を意識した番号計画(ゾーン番号+内線番号)が必要であり、システム保守者の負担が大きい
(3)自局または他局登録テーブルを同一接続制御装置内に備える必要があり、移動端末が移動する他局の接続制御装置を増やすためには、移動端末を管理する他局端末用登録テーブルを保持するメモリ等の記憶手段が多く必要になり、システムコストが高くなる。
【0006】
本発明は、この問題点を解決したものであって、ゲートキーパ装置に予め加入者登録した移動端末をH.323エンドポイント装置として扱い、この移動端末が他のゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、H.323プロトコルを用いて移動管理を可能とする通信システム、ゲートキーパ装置及び通信制御方法を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、移動端末と、該移動端末を管理する無線基地局と、該無線基地局を収容するゲートウェイ装置と、該ゲートウェイ装置を管理する複数のゲートキーパ装置とから構成される通信システムにおいて、前記移動端末は、他のゲートキーパ装置の管理領域に移動した場合、該移動先の前記無線基地局を介して該他のゲートキーパ装置に自機の登録要求を送信し、前記移動端末から登録要求を受信した前記他のゲートキーパ装置は、複数の他のゲートキーパ装置に対して前記移動端末の位置解決要求を送信し、前記位置解決要求を受信した前記移動端末が移動前のゲートキーパ装置は、前記移動端末の登録情報を削除して位置解決棄却を前記移動先のゲートキーパ装置に返信し、前記位置解決要求を受信した前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置は、自装置の識別情報を設定した位置解決応答を前記移動先のゲートキーパ装置に返信し、前記識別情報を受信した移動先のゲートキーパ装置は、受信した識別情報と対応付けて前記移動端末の登録を行い、該移動端末の登録行ったことを前記無線基地局を介して前記移動端末に通知する通信システムである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の態様は、移動端末と、該移動端末を管理する無線基地局と、該無線基地局を収容するゲートウェイ装置と、該ゲートウェイ装置を管理する複数のゲートキーパ装置とから構成される通信システムにおいて、前記移動端末は、他のゲートキーパ装置の管理領域に移動した場合、該移動先の前記無線基地局を介して該他のゲートキーパ装置に自機の登録要求を送信し、前記移動端末から登録要求を受信した前記他のゲートキーパ装置は、複数の他のゲートキーパ装置に対して前記移動端末の位置解決要求を送信し、前記位置解決要求を受信した前記移動端末が移動前のゲートキーパ装置は、前記移動端末の登録情報を削除して位置解決棄却を前記移動先のゲートキーパ装置に返信し、前記位置解決要求を受信した前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置は、自装置の識別情報を設定した位置解決応答を前記移動先のゲートキーパ装置に返信し、前記識別情報を受信した移動先のゲートキーパ装置は、受信した識別情報と対応付けて前記移動端末の登録を行い、該移動端末の登録行ったことを前記無線基地局を介して前記移動端末に通知する通信システムである。
【0009】
本発明によれば、ゲートキーパ装置に予め加入者登録した移動端末をH.323エンドポイント装置として扱うことができ、この移動端末が他のゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、呼制御メッセージを用いて移動管理することができる。
【0010】
本発明の第2の態様は、移動端末と、該移動端末を管理する無線基地局と、該無線基地局を収容するゲートウェイ装置と、該ゲートウェイ装置を管理する複数のゲートキーパ装置とから構成される通信システムにおいて、前記移動端末は、他のゲートキーパ装置の管理領域に移動した場合、該移動先の前記無線基地局を介して該他のゲートキーパ装置に自機の登録要求を送信し、前記移動端末から登録要求を受信した前記他のゲートキーパ装置は、複数の他のゲートキーパ装置に対して前記移動端末の位置解決要求を送信し、前記位置解決要求を受信した前記移動端末が移動前のゲートキーパ装置は、前記移動端末の登録情報を削除して位置解決棄却を前記移動先のゲートキーパ装置に返信し、前記移動先のゲートキーパ装置が、前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置であった場合、該ゲートキーパ装置は、前記移動端末の登録を行い、該移動端末の登録行ったことを前記無線基地局を介して前記移動端末に通知する通信システムである。
【0011】
本発明によれば、ゲートキーパ装置に予め加入者登録した移動端末をH.323エンドポイント装置として扱うことができ、この移動端末が他のゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局から加入者登録されたゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、呼制御メッセージを用いて移動管理することができる。
【0012】
本発明の第3の態様は、第1の態様の通信システムにおいて、前記位置解決要求を受信した前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置は、自装置の識別情報に加えて、前記移動端末に特定機能を提供するための設定情報を設定した位置解決応答を前記移動先のゲートキーパ装置に送信し、前記識別情報及び前記設定情報を受信した前記移動先のゲートキーパ装置は、その受信した識別情報及び設定情報と対応付けて前記移動端末の登録を行うようにした。
【0013】
本発明によれば、移動端末が他のゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、移動前に設定されていた特定機能を利用することができる。
【0014】
本発明の第4の態様は、第3の態様の通信システムにおいて、前記設定情報は、前記移動端末に呼制御サービスを提供するための情報であるようにした。
【0015】
本発明によれば、移動端末が他のゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、移動前に設定されていた呼制御サービス機能を利用することができる。
【0016】
本発明の第5の態様は、第1の態様から第4の態様のいずれかの通信システムにおいて、前記移動端末と前記ゲートキーパ装置との間の通信は、H.323プロトコルを用いて行うようにした。
【0017】
本発明によれば、複数のゲートキーパ装置管理下の無線基地局を移動する移動端末を、H.323プロトコルを用いて移動管理することができる。
【0018】
本発明の第6の態様は、移動端末を管理する無線基地局を収容するゲートウェイ装置を管理するゲートキーパ装置であって、自装置の管理領域内に存在する移動端末を登録する登録手段と、前記移動端末が自装置の管理領域外に移動した場合に、他のゲートキーパ装置から位置解決要求を受信する受信手段と、前記受信された位置解決要求に応じて、前記登録手段の前記移動端末の登録を削除する登録削除手段と、自装置が前記移動端末の加入者設定情報を有する場合は、自装置の識別情報を設定した位置解決応答を前記移動先のゲートキーパ装置に返信し、自装置が前記移動端末の加入者設定情報を有しない場合は、位置解決棄却を前記移動先のゲートキーパ装置に返信する返信手段とを具備するゲートキーパ装置である。
【0019】
本発明によれば、移動端末が自装置の管理領域から他のゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、呼制御メッセージを用いて移動管理するゲートキーパ装置を提供することができる。
【0020】
本発明の第7の態様は、移動端末を管理する無線基地局を収容するゲートウェイ装置を管理するゲートキーパ装置であって、自装置の管理領域内に存在する移動端末を登録する登録手段と、前記移動端末が自装置の管理領域内に移動してきた場合に、該移動端末から登録要求を受信する受信手段と、前記受信された登録要求に応じて、他の複数のゲートウェイ装置に前記移動端末の位置解決要求を送信する送信手段と、前記位置解決要求を受信した前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置から該ゲートキーパ装置の識別情報が設定された位置解決要求を前記受信手段により受信した場合は、前記識別情報と対応付けて前記移動端末を登録する登録手段と、前記移動端末の登録を行ったことを移動先の無線基地局を介して前記移動端末に通知する通知手段とを具備するゲートキーパ装置である。
【0021】
本発明によれば、移動端末が他のゲートキーパ装置の管理領域から自装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、呼制御メッセージを用いて移動管理するゲートキーパ装置を提供することができる。
【0022】
本発明の第8の態様は、移動端末を管理する無線基地局を収容するゲートウェイ装置を管理するゲートキーパ装置であって、前記移動端末が自装置の管理領域内に移動してきた場合に、該移動端末から登録要求を受信する受信手段と、前記受信された登録要求に応じて、他の複数のゲートウェイ装置に前記移動端末の位置解決要求を送信する送信手段と、自装置が前記移動端末の加入者設定情報を有する場合は、前記移動端末の登録を行う登録手段と、前記移動端末の登録を行ったことを移動先の無線基地局を介して前記移動端末に通知する通知手段とを具備するゲートキーパ装置である。
【0023】
本発明によれば、移動端末が他のゲートキーパ装置の管理領域から自装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、呼制御メッセージを用いて移動管理するゲートキーパ装置を提供することができる。
【0024】
本発明の第9の態様は、第6の態様のゲートキーパ装置において、前記他のゲートキーパ装置から位置解決要求を受信し、自装置が前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置の場合、前記返信手段は、自装置の識別情報に加えて、前記移動端末に特定機能を提供するための設定情報を設定した位置解決応答を前記移動先のゲートキーパ装置に返信するようにした。
【0025】
本発明によれば、移動端末が他のゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、移動前に設定されていた特定機能を移動先のゲートキーパ装置に設定可能とするゲートキーパ装置を提供することができる。
【0026】
本発明の第10の態様は、第7の態様のゲートキーパ装置において、前記位置解決要求を受信した前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置から該ゲートキーパ装置の識別情報及び前記移動端末に特定機能を提供するための設定情報が設定された位置解決要求を前記受信手段により受信した場合、前記登録手段は、前記識別情報及び前記設定情報と対応付けて前記移動端末を登録するようにした。
【0027】
本発明によれば、移動端末が他のゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、移動前に移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置に設定されていた特定機能を移動先で登録可能とするゲートキーパ装置を提供することができる。
【0028】
本発明の第11の態様は、第9の態様又は第10の態様のゲートキーパ装置において、前記設定情報は、前記移動端末に呼制御サービスを提供するための情報であるようにした。
【0029】
本発明によれば、移動端末が他のゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、移動前に設定されていた呼制御サービス機能を利用可能にするゲートキーパ装置を提供することができる。
【0030】
本発明の第12の態様は、第6の態様から第11の態様のいずれかのゲートキーパ装置において、前記移動端末との間の通信は、H.323プロトコルを用いて行うようにした。
【0031】
本発明によれば、複数のゲートキーパ装置管理下の無線基地局を移動する移動端末を、H.323プロトコルを用いて移動管理するゲートキーパ装置を提供することができる。
【0032】
本発明の第13の態様は、移動端末と、該移動端末を管理する無線基地局と、該無線基地局を収容するゲートウェイ装置と、該ゲートウェイ装置を管理する複数のゲートキーパ装置とから構成される通信システムを制御する通信制御方法において、前記移動端末は、他のゲートキーパ装置の管理領域に移動した場合、該移動先の前記無線基地局を介して該他のゲートキーパ装置に自機の登録要求を送信するステップと、前記移動端末から登録要求を受信した前記他のゲートキーパ装置は、複数の他のゲートキーパ装置に対して前記移動端末の位置解決要求を送信するステップと、前記位置解決要求を受信した前記移動端末が移動前のゲートキーパ装置は、前記移動端末の登録情報を削除して位置解決棄却を前記移動先のゲートキーパ装置に返信するステップと、前記位置解決要求を受信した前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置は、自装置の識別情報を設定した位置解決応答を前記移動先のゲートキーパ装置に返信するステップと、前記識別情報を受信した移動先のゲートキーパ装置は、受信した識別情報と対応付けて前記移動端末の登録を行い、該移動端末の登録行ったことを前記無線基地局を介して前記移動端末に通知するステップとを具備する通信システムの通信制御方法である。
【0033】
本発明によれば、ゲートキーパ装置に予め加入者登録した移動端末をH.323エンドポイント装置として扱うことができ、この移動端末が他のゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、呼制御メッセージを用いて移動管理することができる。
【0034】
本発明の第14の態様は、移動端末と、該移動端末を管理する無線基地局と、該無線基地局を収容するゲートウェイ装置と、該ゲートウェイ装置を管理する複数のゲートキーパ装置とから構成される通信システムを制御する通信制御方法において、前記移動端末は、他のゲートキーパ装置の管理領域に移動した場合、該移動先の前記無線基地局を介して該他のゲートキーパ装置に自機の登録要求を送信するステップと、前記移動端末から登録要求を受信した前記他のゲートキーパ装置は、複数の他のゲートキーパ装置に対して前記移動端末の位置解決要求を送信するステップと、前記位置解決要求を受信した前記移動端末が移動前のゲートキーパ装置は、前記移動端末の登録情報を削除して位置解決棄却を前記移動先のゲートキーパ装置に返信するステップと、前記移動先のゲートキーパ装置が、前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置であった場合、該ゲートキーパ装置は、前記移動端末の登録を行い、該移動端末の登録行ったことを前記無線基地局を介して前記移動端末に通知するステップとを具備する通信システムの通信制御方法である。
【0035】
本発明によれば、ゲートキーパ装置に予め加入者登録した移動端末をH.323エンドポイント装置として扱うことができ、この移動端末が他のゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局から加入者登録されたゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、呼制御メッセージを用いて移動管理することができる。
【0036】
本発明の第15の態様は、第13の態様の通信システムの通信制御方法において、前記位置解決要求を受信した前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置は、自装置の識別情報に加えて、前記移動端末に特定機能を提供するための設定情報を設定した位置解決応答を前記移動先のゲートキーパ装置に送信するステップと、前記識別情報及び前記設定情報を受信した前記移動先のゲートキーパ装置は、その受信した識別情報及び設定情報と対応付けて前記移動端末の登録を行うステップとを具備するようにした。
【0037】
本発明によれば、移動端末が他のゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、移動前に設定されていた特定機能を利用することができる。
【0038】
本発明の第16の態様は、第15の態様の通信システムの通信制御方法において、前記設定情報は、前記移動端末に呼制御サービスを提供するための情報であるようにした。
【0039】
本発明によれば、移動端末が他のゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、移動前に設定されていた呼制御サービス機能を利用することができる。
【0040】
本発明の第17の態様は、第13の態様から第16の態様のいずれかの通信システムの通信制御方法において、前記移動端末と前記ゲートキーパ装置との間の通信は、H.323プロトコルを用いて行うようにした。
【0041】
本発明によれば、複数のゲートキーパ装置管理下の無線基地局を移動する移動端末を、H.323プロトコルを用いて移動管理することができる。
【0042】
以下、本発明の通信システム、ゲートキーパ装置及び通信制御方法が適用された通信システムの実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。
【0043】
図1は、本発明の一実施の形態に係る通信システムの全体構成を示す図である。同図に示す通信システム100は、ホームゲートキーパ装置11が管理する管理領域を示すゾーン1と、ビジタゲートキーパ装置12が管理する管理領域を示すゾーン2と、ビジタゲートキーパ装置13が管理する管理領域を示すゾーン3と、から構成される。ゾーン間は、IPネットワークNにより接続されている。
【0044】
ホームゲートキーパ装置11は、システムの保守者が自局として扱うゲートキーパ装置であり、移動端末(PS)41の加入者情報が予め登録されており、ゾーン1内に移動端末(PS)41が存在する場合に、H.323エンドポイント装置として呼制御を行う。
【0045】
ビジタゲートキーパ装置12、13は、システムの保守者が他局として扱うゲートキーパ装置であり、移動端末(PS)41がゾーン1からゾーン2又はゾーン3に移動した場合に、その移動管理をH.323プロトコルを用いて行う。
【0046】
ホームゲートキーパ装置11は、IPネットワークNを介して無線基地局ゲートウェイ装置(以下、PHS−GW装置という)21、22と接続し、これらPHS−GW装置21、22をエンドポイント装置として管理するとともに、各PHS−GW装置21、22が収容する無線基地局31〜34の通信エリア内に存在する移動端末(PS)41もエンドポイント装置として管理する。
【0047】
ビジタゲートキーパ装置12は、IPネットワークNを介してPHS−GW装置23と接続し、PHS−GW装置23をエンドポイント装置として管理するとともに、PHS−GW装置23が収容する無線基地局35、36の通信エリア内にゾーン1から移動してきた移動端末(PS)41もエンドポイント装置として管理する。
【0048】
ビジタゲートキーパ装置13は、IPネットワークNを介してPHS−GW装置24と接続し、PHS−GW装置24をエンドポイント装置として管理するとともに、PHS−GW装置24が収容する無線基地局37、38の通信エリア内にゾーン1又はゾーン2から移動してきた移動端末(PS)41もエンドポイント装置として管理する。
【0049】
PHS−GW装置21は、無線基地局31、32を収容し、PHS−GW装置22は、無線基地局33、34を収容し、ホームゲートキーパ装置11との間で呼制御に係るH.323メッセージを交換し、無線基地局31〜34の各無線通信エリア内に存在する移動端末(PS)41との間で無線通信メッセージを交換して、移動端末(PS)41の発着信及び通話に係る通信制御を行う。
【0050】
PHS−GW装置23は、無線基地局35、36を収容し、ビジタゲートキーパ装置12との間で呼制御に係るH.323メッセージを交換し、無線基地局35、36の各無線通信エリア内に存在する移動端末(PS)42との間で無線通信メッセージを交換して、移動端末(PS)42の発着信及び通話に係る通信制御を行う。
【0051】
PHS−GW装置24は、無線基地局37、38を収容し、ビジタゲートキーパ装置13との間で呼制御に係るH.323メッセージを交換し、無線基地局37、38の各無線通信エリア内に存在する移動端末(PS)43との間で無線通信メッセージを交換して、移動端末(PS)43の発着信及び通話に係る通信制御を行う。
【0052】
無線基地局31〜38は、移動端末(PS)41〜43との間で無線通信を確立して移動端末(PS)41〜43とPHS−GW装置21〜24との通信を可能とする。移動端末(PS)41〜43は、電話番号(E.164アドレス)を有する電話端末であり、無線基地局31〜38を介してPHS−GW装置21〜24と通信して、IPネットワークNを介して他の移動端末やH.323端末との通信を行う。
【0053】
図2は、本発明の実施の形態に係るホームゲートキーパ装置11及びビジタゲートキーパ装置12、13の構成を示すブロック図である。
【0054】
ホームゲートキーパ装置11及びビジタゲートキーパ装置12、13は、ネットワークインタフェース201と、CPU202と、メモリ203と、データ管理部204と、呼処理部205と、H.323制御部206とを有している。
【0055】
ネットワークインタフェース201は、IPネットワークNに接続するためのインタフェース機能を有する。CPU(Central Processing Unit)202は、ゲートキーパ装置内全体の動作を制御する。メモリ203は、RAS登録管理テーブルとエンドポイント管理テーブルを記憶する。
【0056】
図3は、ホームゲートキーパ装置11のメモリ203に記憶されるRAS登録管理テーブル50の構成例を示す図である。このRAS登録管理テーブル50では、システムの保守者がエンドポイント装置(PHS−GW装置21と移動端末(PS)41)の加入者情報を登録する「加入者登録データベース」欄と、ゾーン内におけるエンドポイント装置のRAS登録状態を設定する「RAS登録データベース」欄と、これら各データベース内の各データを参照する参照番号を設定するための「参照番号」欄とが設定されている。
【0057】
図3において、波線で示す領域51の「加入者登録データベース」欄は、システムの保守者によりコンソール等から予め登録され、波線で示す領域52の「RAS登録データベース」欄は、エンドポイント装置の登録要求に応じてゲートキーパ装置により自動的に登録/削除される。
【0058】
図4は、ビジタゲートキーパ装置12、13のメモリ203に記憶されるRAS登録管理テーブル60の構成例を示す図である。このRAS登録管理テーブル60では、図3のRAS登録管理テーブル50の同様のデータ記憶領域以外に、図中の波線で示す領域61内の参照番号N−M+1〜Nデータ記憶領域を、自領域内に移動してくるローミングPS(以下、ローマPSと述べる)の受け入れ台数設定数MのRAS登録情報を管理するための領域として設定している。
【0059】
ローマPSとは、例えば、図1で示すゾーン1からゾーン2又はゾーン3に移動してきた移動端末(PS)を表す。本実施の形態では、ローマPSに対する表現として、加入者登録されたゾーン内の移動端末(PS)をホームPSというものとする。
【0060】
図5は、ホームゲートキーパ装置11及びビジタゲートキーパ装置12、13のメモリ203に記憶されるエンドポイント管理テーブル70の構成例を示す図である。このエンドポイント管理テーブル70では、自装置のゾーン内でRAS登録されたエンドポイント装置(PHS−GW装置又は移動端末(PS))のエイリアスアドレス(例えば、電話番号)を記憶するための「エイリアスアドレス」欄と、ゾーン内の移動端末(PS)がローマPSかホームPSかを記憶する「種別」欄と、ローマPSのホームゲートキーパ装置の番号を記憶する「ホームゲートキーパ番号」欄と、これら各項目内の各データを参照する参照番号を設定するための「参照番号」欄とが設定されている。
【0061】
図2に戻り、データ管理部204は、データ管理プログラムを記憶し、このデータ管理プログラムに基づいてメモリ203内に記憶されたデータを管理するとともに、呼処理部205に対するデータの入出力を制御する。
【0062】
呼処理部205は、呼処理プログラムを記憶し、この呼処理プログラムに基づいて、各種呼処理サービスをエンドポイント装置である移動端末(PS)に提供する。
【0063】
H.323制御部206は、H.323制御プログラムを記憶し、このH.323制御プログラムに基づいて、ネットワークインタフェース201を介してH.323プロトコルに変換したメッセージをPHS−GW装置との間で送受信する。
【0064】
次いで、上記構成を有する通信システム100の動作について、図6に示すシーケンス図を用いて説明する。
【0065】
図6は、移動端末(PS)41がゾーン1からゾーン2に移動する場合の通信システム100の動作を説明するためのシーケンス図である。
【0066】
図6のステップS601において、ホームゲートキーパ装置11がメモリ203に記憶するRAS登録管理テーブル50には、PHS−GW装置21がRAS登録されており、移動端末(PS)41はPHS−GW装置21を介してH.323端末としてRAS登録されているものとする。
【0067】
次いで、移動端末(PS)41がゾーン1からゾーン2に移動すると、移動端末(PS)41は、ステップS602において、自装置のエイリアスアドレスを設定した位置登録要求をH.323プロトコルによりPHS−GW装置23に対して送信する。
【0068】
次いで、ステップS603において、PHS−GW装置23は、移動端末(PS)41から送信された位置登録要求を受信すると、その位置登録要求から移動端末(PS)41のエイリアスアドレスを読み出し、そのエイリアスアドレスを設定したH.323プロトコルに基づく登録要求(RRQ)を生成して、ビジタゲートキーパ装置12に送信する。
【0069】
次いで、ステップS604において、ビジタゲートキーパ装置12は、PHS−GW装置23から送信された登録要求(RRQ)から移動端末(PS)41のエイリアスアドレスを読み出し、そのエイリアスアドレスがRAS登録管理テーブル60のRAS登録データベースに登録されているか否かを判別する。
【0070】
この場合、移動端末(PS)41はローマPSであり、加入者登録およびRAS登録されていないため、ビジタゲートキーパ装置12は、そのエイリアスアドレスと、移動端末(PS)41が移動してきたことを示す「ローミング」フラグを位置解決要求(LRQ)のNon Standard Dataを使用して設定して、ホームゲートキーパ装置11を含む他のゲートキーパ装置すべてに送信する。
【0071】
次いで、ステップS605において、この位置解決要求(LRQ)を受信したホームゲートキーパ装置11は、ビジタゲートキーパ装置12から送信された位置解決要求(LRQ)から「ローミング」フラグとエイリアスアドレスを読み出し、移動端末(PS)41がゾーン2に移動したことを認識して、RAS登録管理テーブル50のRAS登録データベース及びエンドポイント管理テーブル70から移動端末(PS)41のRAS登録を削除する。なお、RAS登録が削除されても、RAS登録管理テーブル50の加入者登録データベースには移動端末(PS)41の情報が残っている。
【0072】
そして、ホームゲートキーパ装置11は、移動端末(PS)41のゾーン2への移動を示す情報をNon Standard Messageに設定したPS移動通知を生成して、H.323プロトコルによりPHS−GW装置21に送信する。
【0073】
次いで、ステップS606において、PHS−GW装置21は、ホームゲートキーパ装置11から送信されたPS移動通知により移動端末(PS)41がゾーン2へ移動したことを認識し、その移動の応答を示す情報をNon Standard Messageに設定したPS移動応答をH.323プロトコルによりホームゲートキーパ装置11に返信する。
【0074】
次いで、ステップS607において、ホームゲートキーパ装置11は、PHS−GW装置21から返信されたPS移動応答に応じて、自装置のゲートキーパ番号である「1」と、「ローミング」フラグとを設定した位置解決応答(LCF)を生成して、H.323プロトコルによりビジタゲートキーパ装置12に送信する。なお、位置解決要求(LRQ)を受信したホームゲートキーパ装置11以外のゲートキーパ装置は、自装置内の加入者設定情報に移動端末PS(41)のエイリアスアドレスがないので位置解決棄却(LRJ)を送信することになる。
【0075】
次いで、ステップS608において、ビジタゲートキーパ装置12は、ホームゲートキーパ装置11から送信された位置解決応答(LCF)からゲートキーパ番号を読み出し、RAS登録管理テーブル60のRAS登録データベース及びエンドポイント管理テーブル70に移動端末(PS)41をRAS登録する。
【0076】
この時、エンドポイント管理テーブル70には、先に受信済みの移動端末(PS)41のエイリアスアドレスと、種別を示すローマPSと、ゲートキーパ番号である「1」が登録される。そして、ビジタゲートキーパ装置12は、登録確認(RCF)をH.323プロトコルによりPHS−GW装置23に送信する。
【0077】
次いで、ステップS609において、PHS−GW装置23は、ビジタゲートキーパ装置12から送信された登録確認(RCF)に応じて、位置登録受付を無線通信プロトコルにより無線基地局35又は36を介して移動端末(PS)41に送信する。
【0078】
以上のように、移動端末(PS)41がゾーン1からゾーン2に移動した場合に、移動端末(PS)41からの位置登録要求に応じて、PHS−GW装置23が登録要求(RRQ)をビジタゲートキーパ装置12に送信し、ビジタゲートキーパ装置12がローミングを示す情報を設定した位置解決要求(LRQ)をホームゲートキーパ装置11に送信することにより、その応答としてホームゲートキーパ装置11における移動端末(PS)41のRAS登録削除と、位置解決応答(LCF)の返信が行われて、最終的にビジタゲートキーパ装置12において移動端末(PS)41のRAS登録が終了する。
【0079】
したがって、本実施の形態の通信システム100では、移動端末(PS)41が登録されたゾーンから他のゲートキーパ装置が管理するゾーンに移動したとしても、H.323プロトコルに従って、移動前のRAS登録削除と移動先でのRAS登録が自動的に実行される。
【0080】
次に、ゾーン2に移動した移動端末(PS)41が、更にゾーン3に移動した場合の通信システム100の動作について、図7に示すシーケンス図を用いて説明する。
【0081】
図7において、移動端末(PS)41がゾーン2からゾーン3に移動すると、移動端末(PS)41は、ステップS701において、自装置のエイリアスアドレスを設定した位置登録要求を無線通信プロトコルによりPHS−GW装置24に対して送信する。
【0082】
次いで、ステップS702において、PHS−GW装置24は、移動端末(PS)41から送信された位置登録要求を受信すると、その位置登録要求から移動端末(PS)41のエイリアスアドレスを読み出し、そのエイリアスアドレスを設定したH.323プロトコルに基づく登録要求(RRQ)メッセージを生成してビジタゲートキーパ装置13に送信する。
【0083】
次いで、ステップS703において、ビジタゲートキーパ装置13は、PHS−GW装置24から送信された登録要求(RRQ)メッセージから移動端末(PS)41のエイリアスアドレスを読み出し、そのエイリアスアドレスがRAS登録管理テーブル60のRAS登録データベースに登録されているか否かを判別する。
【0084】
この場合、移動端末(PS)41はローマPSであり、加入者登録およびRAS登録されていないため、ビジタゲートキーパ装置13は、そのエイリアスアドレスと、移動端末(PS)41が移動してきたことを示す「ローミング」フラグを位置解決要求(LRQ)のNon Standard Dataを使用して設定して、ビジタゲートキーパ装置12とホームゲートキーパ装置11を含む他のゲートキーパ装置すべてに送信する。
【0085】
次いで、ステップS704において、ホームゲートキーパ装置11は、ビジタゲートキーパ装置13から送信された位置解決要求(LRQ)メッセージから「ローミング」フラグとエイリアスアドレスを読み出し、移動端末(PS)41がゾーン3に移動したことを認識して、RAS登録管理テーブル50の加入者登録データベースから移動端末(PS)41が加入者であることを認識する。
【0086】
この場合、ホームゲートキーパ装置11では、移動端末(PS)41がゾーン2に移動した際に、そのRAS登録は既に削除されているため、RAS登録の削除は行われない。
【0087】
そして、ホームゲートキーパ装置11は、自装置のゲートキーパ番号である「1」と、「ローミング」フラグとを設定したH.323の位置解決応答(LCF)メッセージを生成してビジタゲートキーパ装置13に送信する。
【0088】
次いで、ステップS705において、ビジタゲートキーパ装置12は、ビジタゲートキーパ装置13から送信された位置解決要求(LRQ)メッセージから「ローミング」フラグとエイリアスアドレスを読み出し、移動端末(PS)41がゾーン3に移動したことを認識して、RAS登録管理テーブル60のRAS登録データベース及びエンドポイント管理テーブル70から移動端末(PS)41のRAS登録を削除する。
【0089】
そして、ビジタゲートキーパ装置12は、移動端末(PS)41がローマPSであるため、「ローミング」フラグを設定したH.323の位置解決棄却(LRJ)メッセージを生成してビジタゲートキーパ装置13に送信する。
【0090】
次いで、ステップS706において、ビジタゲートキーパ装置13は、ホームゲートキーパ装置11から送信された位置解決応答(LCF)メッセージからゲートキーパ番号を読み出し、RAS登録管理テーブル60のRAS登録データベース及びエンドポイント管理テーブル70に移動端末(PS)41をRAS登録する。
【0091】
この時、エンドポイント管理テーブル70には、先に受信済みの移動端末(PS)41のエイリアスアドレスと、種別を示すローマPSと、ゲートキーパ番号である「1」が登録される。そして、ビジタゲートキーパ装置13は、H.323の登録確認(RCF)メッセージをPHS−GW装置24に送信する。
【0092】
次いで、ステップS707において、PHS−GW装置24は、ビジタゲートキーパ装置13から送信された登録確認(RCF)メッセージに応じて、位置登録受付を無線通信プロトコルにより無線基地局37又は38を介して移動端末(PS)41に送信する。
【0093】
次いで、ステップS708において、ビジタゲートキーパ装置12は、移動端末(PS)41のゾーン3への移動を示す情報をNon Standard Messageに設定したPS移動通知を生成して、H.323プロトコルによりPHS−GW装置23に送信する。
【0094】
次いで、ステップS709において、PHS−GW装置23は、ビジタゲートキーパ装置12から送信されたPS移動通知により移動端末(PS)41がゾーン3へ移動したことを認識し、その移動の応答を示す情報をNon Standard Messageに設定したPS移動応答をH.323プロトコルによりビジタゲートキーパ装置12に返信する。
【0095】
したがって、本実施の形態の通信システム100では、移動端末(PS)41が移動先の他のゾーンから更に他のゲートキーパ装置が管理するゾーンに移動したとしても、H.323プロトコルに従って移動前のRAS登録削除と移動先でのRAS登録が自動的に実行される。
【0096】
次に、ゾーン2に移動した移動端末(PS)41が、ゾーン1に戻った場合の通信システム100の動作について、図8に示すシーケンス図を用いて説明する。
【0097】
図8において、移動端末(PS)41がゾーン2からゾーン1に移動すると、移動端末(PS)41は、ステップS801において、自装置のエイリアスアドレスを設定した位置登録要求をH.323プロトコルによりPHS−GW装置21に対して送信する。
【0098】
次いで、ステップS802において、PHS−GW装置21は、移動端末(PS)41から送信された位置登録要求を受信すると、その位置登録要求から移動端末(PS)41のエイリアスアドレスを読み出し、そのエイリアスアドレスを設定したH.323の登録要求(RRQ)メッセージを生成して自ゲートウェイ装置を収容するゲートキーパ装置(この場合はホームゲートキーパ装置11となる)に送信する。
【0099】
次いで、ステップS803において、ホームゲートキーパ装置11は、PHS−GW装置21から送信された登録要求(RRQ)メッセージから移動端末(PS)41のエイリアスアドレスを読み出し、そのエイリアスアドレスがRAS登録管理テーブル50の加入者登録データベースに登録されているか否かを判別する。
【0100】
この場合、移動端末(PS)41はホームPSであり、加入者情報が登録されているため、ホームゲートキーパ装置11は、H.323の登録確認(RCF)メッセージをPHS−GW装置21に送信する。
【0101】
次いで、ステップS804において、PHS−GW装置21は、ホームゲートキーパ装置11から送信された登録確認(RCF)メッセージに応じて、位置登録受付を無線通信プロトコルにより無線基地局31又は32を介して移動端末(PS)41に送信する。
【0102】
次いで、ステップS805において、ホームゲートキーパ装置11は、PHS−GW装置21から送信された登録要求(RRQ)から移動端末(PS)41のエイリアスアドレスを読み出し、そのエイリアスアドレスがRAS登録管理テーブル50のRAS登録データベースに登録されているか否かを判別する。
【0103】
この場合、移動端末(PS)41はRAS登録されていないため、ホームゲートキーパ装置11は、そのエイリアスアドレスと、移動端末(PS)41が移動してきたことを示す「ローミング」フラグを設定したH.323の位置解決要求(LRQ)メッセージを生成し、他のゲートキーパ装置であるビジタゲートキーパ装置12に送信する。
【0104】
次いで、ステップS806において、ビジタゲートキーパ装置12は、ホームゲートキーパ装置11から送信された位置解決要求(LRQ)メッセージから「ローミング」フラグとエイリアスアドレスを読み出し、移動端末(PS)41がゾーン1に移動したことを認識して、RAS登録管理テーブル60のRAS登録データベース及びエンドポイント管理テーブル70から移動端末(PS)41のRAS登録を削除する。
【0105】
そして、ビジタゲートキーパ装置12は、移動端末(PS)41のゾーン1への移動を示す情報をNon Standard Messageに設定したPS移動通知を生成して、H.323プロトコルによりPHS−GW装置23に送信する。
【0106】
次いで、ステップS807において、ビジタゲートキーパ装置12は、移動端末(PS)41がローマPSであるため、「ローミング」フラグを設定したH.323の位置解決棄却(LRJ)メッセージを生成してホームゲートキーパ装置11に送信する。
【0107】
次いで、ステップS808において、PHS−GW装置23は、ビジタゲートキーパ装置12から送信されたPS移動通知により移動端末(PS)41がゾーン1へ移動しことを認識し、その移動の応答を示す情報をNon Standard Messageに設定したPS移動応答をH.323プロトコルによりビジタゲートキーパ装置12に返信する。
【0108】
したがって、本実施の形態の通信システム100では、移動端末(PS)41が移動先の他のゾーンから登録元のゲートキーパ装置が管理するゾーンに復帰したとしても、H.323プロトコルに従って移動前のRAS登録削除と移動先でのRAS登録が自動的に実行される。
【0109】
次に、ホームゲートキーパ装置11とビジタゲートキーパ装置12間で「ローミング」フラグを交換する際の詳細な動作について図9に示すシーケンス図を用いて説明する。
【0110】
ステップS901において、ビジタゲートキーパ装置12は、移動端末(PS)41の位置登録要求を受信すると、移動端末(PS)41のエイリアスアドレスと「ローミング」フラグを設定したH.323の位置解決要求(LRQ)メッセージを生成し、ステップS902において、ホームゲートキーパ装置11に送信する。
【0111】
次いで、ステップS903において、ホームゲートキーパ装置11は、ビジタゲートキーパ装置12から送信された位置解決要求(LRQ)メッセージに設定されたエイリアスアドレスを読み出し、そのエイリアスアドレスがRAS登録管理テーブル50の加入者登録データベースに登録されているか否かを判別する。
【0112】
この場合、移動端末(PS)41はホームPSであり、加入者情報が登録されているため、ホームゲートキーパ装置11は、位置解決応答(LCF)メッセージ内のNon Standard Data を使用して自装置のホームゲートキーパ番号を設定し、ステップS904において、ビジタゲートキーパ装置12に送信する。
【0113】
次いで、ステップS905において、ビジタゲートキーパ装置12は、ホームゲートキーパ装置11から送信された位置解決応答(LCF)メッセージ内のNon Standard Dataに設定されたホームゲートキーパ番号を読み出してエンドポイント管理テーブル70に記憶する。
【0114】
このように、本実施の形態では、位置解決応答(LCF)メッセージ内のNon Standard Data を使用して自装置のホームゲートキーパ番号を設定しているため、移動端末(PS)41のゾーン間の移動(ローミング)に係る情報をH.323プロトコルに従って送受信することができる。
【0115】
次に、ゾーン1内に存在するあるH.323端末からローマPSへの発呼要求を行った場合の通信システム100の動作について、図10に示すシーケンス図を用いて説明する。
【0116】
図10のステップS1001において、あるH.323端末は、自装置のエイリアスアドレスを設定したH.323の呼受付判断要求(ARQ)メッセージをホームゲートキーパ装置11に送信する。
【0117】
次いで、ステップS1002において、ホームゲートキーパ装置11は、H.323端末から送信された呼受付判断要求(ARQ)メッセージからエイリアスアドレスを読み出し、そのエイリアスアドレスがRAS登録管理テーブル50のRAS登録データベースにRAS登録されているか否かを判別する。
【0118】
この場合、移動端末(PS)41はゾーン2に移動しているため、ホームゲートキーパ装置11にはRAS登録されていない。このため、ホームゲートキーパ装置11は、移動端末(PS)41のエイリアスアドレスを設定したH.323の位置解決要求(LRQ)メッセージを生成してビジタゲートキーパ装置12を含む他のゲートキーパ装置すべてに送信する。
【0119】
次いで、ステップS1003において、ビジタゲートキーパ装置12は、ホームゲートキーパ装置11から送信された位置解決要求(LRQ)メッセージからエイリアスアドレスを読み出し、RAS登録管理テーブル60にPHS−GW装置23のエイリアスアドレスがRAS登録されているため、そのPHS−GW装置23のエイリアスアドレスを設定したH.323の位置応答解決要求(LCF)メッセージをホームゲートキーパ装置11に送信する。
【0120】
次いで、ステップS1004において、ホームゲートキーパ装置11は、ビジタゲートキーパ装置12から送信された位置応答解決要求(LCF)メッセージからPHS−GW装置23のエイリアスアドレスを読み出し、そのエイリアスアドレスを設定したH.323の受付判断確認(ACF)メッセージを生成してH.323端末に送信する。
【0121】
次いで、ステップS1005において、H.323端末は、ホームゲートキーパ装置11から送信された受付判断確認(ACF)メッセージからPHS−GW装置23のエイリアスアドレスを読み出し、そのエイリアスアドレスを用いてPHS−GW装置23に移動端末(PS)41のエイリアスアドレスを設定したH.323の呼設定(SETUP)メッセージを送信する。
【0122】
次いで、ステップS1006において、PHS−GW装置23は、H.323端末から送信された呼設定(SETUP)メッセージから移動端末(PS)41のエイリアスアドレスを読み出し、管理下の無線基地局35又は36により移動端末(PS)41がゾーン2内に存在することを確認する。
【0123】
そして、PHS−GW装置23は、移動端末(PS)41のエイリアスアドレスを設定したH.323の呼受付判断要求(ARQ)メッセージをビジタゲートキーパ装置12に送信する。
【0124】
次いで、ステップS1007において、ビジタゲートキーパ装置12は、PHS−GW装置23から送信された呼受付判断要求(ARQ)メッセージから移動端末(PS)41のエイリアスアドレスを読み出し、移動端末(PS)41をRAS登録管理テーブル60にRAS登録して、受付判断確認(ACF)メッセージをPHS−GW装置23に返信する。
【0125】
次いで、ステップS1008において、PHS−GW装置23は、ビジタゲートキーパ装置12から送信された受付判断確認(ACF)メッセージに応じて、着呼要求を無線通信プロトコルにより無線基地局35又は36を介して移動端末(PS)41に送信する。
【0126】
このように、本実施の形態では、H.323端末からローマPSへの発呼要求に対しても、H.323プロトコルに従って呼接続することが可能である。
【0127】
次に、ローマPSである移動端末(PS)41からあるH.323端末に発呼要求を行った場合の通信システム100の動作について、図11に示すシーケンス図を用いて説明する。
【0128】
図11のステップS1101において、ゾーン2内に存在するローマPSである移動端末(PS)41は、自装置のエイリアスアドレスと発呼先のH.323端末のエイリアスアドレスとを設定した呼設定を無線通信プロトコルによりPHS−GW装置23に送信する。
【0129】
次いで、ステップS1102において、PHS−GW装置23は、ローマPSから送信された呼設定から移動端末(PS)41と発呼先のH.323端末の各エイリアスアドレスを読み出し、これらのエイリアスアドレスを設定したH.323の呼受付判断要求(ARQ)メッセージを生成してビジタゲートキーパ装置12に送信する。
【0130】
次いで、ステップS1103において、ビジタゲートキーパ装置12は、PHS−GW装置23から送信された呼受付判断要求(ARQ)メッセージから移動端末(PS)41のエイリアスアドレスを読み出し、エンドポイント管理テーブル70を参照して移動端末(PS)41がローマPSであるか否かを判別する。そして、ビジタゲートキーパ装置12は、移動端末(PS)41がローマPSであることを判別した場合、エンドポイント管理テーブル70の「ホームゲートキーパ番号」欄に設定されたホームゲートキーパ装置11のホームゲートキーパ番号に従って、図中に示すような、ゲートキーパ番号に対応付けて各種サービス設定を記憶したサービス設定テーブルを参照し、各種呼制御サービスをローマPSに提供する。なお、各種サービス設定は図5のエンドポイント管理テーブル70に記憶させるようにしてもよい。
【0131】
すなわち、ビジタゲートキーパ装置12は、ローマPSがホームゲートキーパ装置11から提供される各種呼制御サービスを、移動先のビジタゲートキーパ装置12からも受けられるようにするための処理である。
【0132】
次いで、ステップS1104において、ビジタゲートキーパ装置12は、上記サービス設定テーブルに設定された呼制御サービスに従って、RAS登録管理テーブル60にRAS登録されたH.323端末のIPアドレスを設定したH.323の受付判断確認(ACF)メッセージを生成してPHS−GW装置23に送信する。
【0133】
次いで、ステップS1105において、PHS−GW装置23は、ビジタゲートキーパ装置12から送信された受付判断確認(ACF)メッセージからH.323端末のIPアドレスを読み出し、そのIPアドレスを設定したH.323の呼設定(SETUP)メッセージを生成してH.323端末に送信する。
【0134】
このように、本実施の形態では、ローマPSからH.323端末への発呼要求に対しても、H.323プロトコルに従って呼接続することが可能である。
【0135】
次に、図11で説明したホームゲートキーパ装置11に設定されていた各種呼制御サービスをローマPSに対して設定する際の動作について、図12に示すシーケンス図を用いて説明する。
【0136】
ステップS1201において、ビジタゲートキーパ装置12は、移動端末(PS)41の位置登録要求を受信すると、移動端末(PS)41のエイリアスアドレスと「ローミング」フラグを設定したH.323の位置解決要求(LRQ)メッセージを生成し、ステップS1202において、ホームゲートキーパ装置11に送信する。
【0137】
次いで、ステップS1203において、ホームゲートキーパ装置11は、ビジタゲートキーパ装置12から送信された位置解決要求(LRQ)メッセージに設定されたエイリアスアドレスを読み出し、そのエイリアスアドレスがRAS登録管理テーブル50の加入者登録データベースに登録されているか否かを判別する。
【0138】
この場合、移動端末(PS)41はホームPSであり、加入者情報が登録されているため、ホームゲートキーパ装置11は、図11に示したゲートキーパ番号に対応付けて各種サービス設定を記憶したサービス設定テーブルを参照し、各種呼制御サービス情報と、「ローミング」フラグと、ホームゲートキーパ番号とを位置解決応答(LCF)メッセージ内のNon Standard Data を使用して設定し、この位置解決応答(LCF)メッセージをステップS1204において、ビジタゲートキーパ装置12に送信する。
【0139】
次いで、ステップS1205において、ビジタゲートキーパ装置12は、ホームゲートキーパ装置11から送信された位置解決応答(LCF)メッセージ内のNon Standard Dataに設定された各種呼制御サービス情報とホームゲートキーパ番号を読み出してエンドポイント管理テーブル70に記憶する。
【0140】
このように、本実施の形態では、位置解決応答(LCF)メッセージ内のNon Standard Data を使用して自装置のホームゲートキーパ番号を設定しているため、移動端末(PS)41のゾーン間の移動(ローミング)と各種呼制御サービスに係る情報をH.323プロトコルに従って送受信することができ、ローマPSになってもホームPSで設定していた各種呼制御サービスを提供することができる。
【0141】
次に、上記図12において、ローマPSに各種呼制御サービスを提供する際のビジタゲートキーパ装置12の処理について、図13に示すフローチャートを元いて説明する。
【0142】
ビジタゲートキーパ装置12は、ゾーン2内に存在する移動端末(PS)41からの呼設定(SETUP)に応じてPHS−GW装置23から呼受付判断要求(ARQ)メッセージを受信すると、ステップS101において、エンドポイント管理テーブル70を参照して移動端末(PS)41のエンドポイント種別を判別する。
【0143】
移動端末(PS)41がローマPSかホームPSの場合、ビジタゲートキーパ装置12は、ステップS102において、エンドポイント管理テーブル70からホームゲートキーパ番号を取得し、ステップS103において、移動端末(PS)41から呼受付判断要求(ARQ)メッセージで通知された「E.164」アドレスを自動番号付加処理(詳しくは後述)して、接続先を決定する。
【0144】
次いで、ビジタゲートキーパ装置12は、ステップS104において、移動端末(PS)41の発信規制をチェックし、発信規制が有る場合は、受付棄却(ARJ)メッセージを移動端末(PS)41に送信し、発信規制が無い場合は、ステップS105において、エイリアスアドレスであるE.164アドレスから相手のCall Signaling Address(IPアドレス)を決定するための相手アドレス解決処理を実行する。
【0145】
次いで、ビジタゲートキーパ装置12は、ステップS106において、エンドポイント管理テーブル70を参照して相手アドレス(エイリアスアドレス)の有無をチェックし、相手アドレスが有る場合は、ステップS107において接続相手のアドレスを決定し、ステップS108において着信音種別情報を取得して、その着信音種別情報を設定した受付判断確認(ACF)メッセージをPHS−GW装置23に応答する。
【0146】
また、相手アドレスが無い場合は、相手先が加入者登録されていないため、ステップS109において、ホームゲートキーパ装置11においてスタティックゲートウェイ(詳しくは後述)として登録されている加入者を決定し、その加入者アドレスと着信音種別情報を設定した受付判断確認(ACF)メッセージをPHS−GW装置23に応答する。
【0147】
また、ビジタゲートキーパ装置12は、ステップS101において、エンドポイント種別がローマPS以外であるホームPSまたはH.323エンドポイントであると判別した場合は、ステップS110において、移動端末(PS)41から呼受付判断要求(ARQ)メッセージで通知された「E.164」アドレスを自動番号付加処理をして、接続先を決定する。
【0148】
次いで、ビジタゲートキーパ装置12は、ステップS111において、移動端末(PS)41の発信規制(詳しくは後述)をチェックし、発信規制が有る場合は、受付棄却(ARJ)メッセージを移動端末(PS)41に送信し、発信規制が無い場合は、ステップS112において、相手アドレス解決処理を実行する。
【0149】
次いで、ビジタゲートキーパ装置12は、ステップS113において、エンドポイント管理テーブル70を参照して相手アドレスの有無をチェックし、相手アドレスが有る場合は、ステップS114において接続相手のアドレスを決定し、ステップS115において着信音種別情報を取得して、その着信音種別情報を設定した受付判断確認(ACF)メッセージをPHS−GW装置23に応答する。
【0150】
また、相手アドレスが無い場合は、相手先が加入者登録されていないため、ステップS116において、ホームゲートキーパ装置11においてスタティックゲートウェイとして登録されている加入者を決定し、その加入者アドレスと着信音種別情報を設定した受付判断確認(ACF)メッセージをPHS−GW装置23に応答する。
【0151】
以上のように、ローマPSに対して各種呼制御サービスの設定処理を実行することにより、以下のような具体的なサービスをローマPSに提供することができる。
【0152】
(1)スタティックゲートウェイ機能
ゲートキーパ装置に加入者登録されていないクライアント(H.323エンドポイント装置、又はゲートウェイ装置)に対して、ゲートキーパ装置内の加入者クライアントから接続要求が有った場合、予めスタティックゲートウェイとして登録された加入者に迂回接続することができる。この機能によって既存の音声VPN(Virtual Private Network )への方路を簡易に決定することができる。
【0153】
この機能により、ローマPSでは、ホームゲートキーパ装置(ホームゲートキーパ番号)毎にスタティックゲートウェイを設定しておくことが可能であり、ビジタゲートキーパ装置に移動したとしても、ホームゲートキーパ装置で使用していたスタティックゲートウェイとして登録されている加入者に迂回接続することができる。
【0154】
(2)着信音鳴り分け機能
各クライアントからの着信において、予め設定された着信種別毎に異なる着信音で着信鳴動させることで、着信したクライアントを区別させることができる。
【0155】
この機能により、ローマPSでは、ホームゲートキーパ装置(ホームゲートキーパ番号)毎に発信相手に対する着信鳴動音を変更することが可能になり、着信者は着信音により、自ゲートキーパ装置内からの着信か、ローマPSからの着信かを聞き分けることができる。
【0156】
(3)自動番号付加機能
各エンドポイント装置間を接続(ルーティング)させる際に、発信先としてRASメッセージ「ARQ」により通知されたE.164アドレスをゲートキーパ装置内で自動的に番号付加して編集し、接続先を決定する(アドレス解決する)ことができる。
【0157】
この機能により、ローマPSでは、ホームゲートキーパ装置(ホームゲートキーパ番号)毎に番号編集内容をカスタマイズできるため、公衆回線ゲートウェイ装置への発信(0発信)の場合等、所属するホームゲートキーパ装置毎に、使用する公衆回線等を特定することができる。
【0158】
(4)発信規制ダイヤル機能
各エンドポイント装置毎に発信レベルを設け、予め設定された規制レベル毎のダイヤルに応じて、発信時に発信規制をかけることができる。
【0159】
この機能により、ローマPSでは、ホームゲートキーパ装置(ホームゲートキーパ番号)毎に発信レベルをカスタマイズできるため、自ゾーン内のエンドポイント装置でない、ローマPSからの外線発信等を規制することができる。
【0160】
以上のように、本実施の形態の通信システムによれば、ホームゲートキーパ装置に予め加入者登録した移動端末をH.323エンドポイント装置として扱うことができ、この移動端末がビジタゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際、又は、ビジタゲートキーパ装置の管理領域からホームゲートキーパ装置の管理領域に移動した際に、H.323プロトコルを用いて移動管理することができる。
【0161】
また、本実施の形態の通信システムによれば、ホームゲートキーパ装置に設定されていた呼制御サービスの設定情報を、移動先のビジタゲートキーパ装置がホームゲートキーパ装置から取得して、移動してきた移動端末の設定情報として登録するようにしたため、移動端末は移動先においてもホームと同様の呼制御サービスを受けることができる。
【0162】
また、本実施の形態の通信システムによれば、ゲートキーパ装置間でH.323プロトコルを交換することにより、複数のゲートキーパ装置管理下のゾーンを移動する移動端末の移動管理を可能にしたため、従来のように集中管理によるシステムに比べてコストを低減することができる。
【0163】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ゲートキーパ装置に予め加入者登録した移動端末をH.323エンドポイント装置として扱うことができ、この移動端末が他のゲートキーパ装置管理下のゲートウェイ装置に接続された無線基地局に移動した際に、呼制御メッセージを用いて移動管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る通信システムの全体構成を示す図
【図2】実施の形態に係るゲートキーパ装置の構成を示すブロック図
【図3】実施の形態に係るホームゲートキーパ装置に記憶されるRAS登録管理テーブルの構成例を示す図
【図4】実施の形態に係るビジタゲートキーパ装置に記憶されるRAS登録管理テーブルの構成例を示す図
【図5】実施の形態に係るホームゲートキーパ装置とビジタゲートキーパ装置に記憶されるエンドポイント管理テーブルの構成例を示す図
【図6】実施の形態に係る移動端末(PS)がゾーン1からゾーン2に移動する場合の通信システムの動作を説明するためのシーケンス図
【図7】実施の形態に係る移動端末(PS)が更にゾーン2からゾーン3に移動した場合の通信システムの動作を説明するためのシーケンス図
【図8】実施の形態に係る移動端末(PS)がゾーン2からゾーン1に戻った場合の通信システムの動作を説明するためのシーケンス図
【図9】実施の形態に係るホームゲートキーパ装置とビジタゲートキーパ装置間で「ローミング」フラグを交換する際の詳細な動作を説明するためのシーケンス図
【図10】実施の形態に係るH.323端末がローマPSへの発呼要求を行った場合の通信システムの動作を説明するためのシーケンス図
【図11】実施の形態に係るローマPSである移動端末(PS)がH.323端末に発呼要求を行った場合の通信システムの動作を説明するためのシーケンス図
【図12】実施の形態に係るホームゲートキーパ装置に設定されていた各種呼制御サービスをローマPSに対して設定する際の動作を説明するためのシーケンス図
【図13】実施の形態に係るローマPSに各種呼制御サービスを提供する際のビジタゲートキーパ装置の処理を説明するためのフローチャート
【符号の説明】
11 ホームゲートキーパ装置
12,13 ビジタゲートキーパ装置
31〜38 無線基地局
41 移動端末(PS)
50,60 RAS登録管理テーブル
70 エンドポイント管理テーブル
100 通信システム
201 ネットワークインタフェース
202 CPU
203 メモリ
204 データ管理部
205 呼処理部
206 H.323制御部

Claims (17)

  1. 移動端末と、該移動端末を管理する無線基地局と、該無線基地局を収容するゲートウェイ装置と、該ゲートウェイ装置を管理する複数のゲートキーパ装置とから構成される通信システムにおいて、
    前記移動端末は、他のゲートキーパ装置の管理領域に移動した場合、該移動先の前記無線基地局を介して該他のゲートキーパ装置に自機の登録要求を送信し、
    前記移動端末から登録要求を受信した前記他のゲートキーパ装置は、複数の他のゲートキーパ装置に対して前記移動端末の位置解決要求を送信し、前記位置解決要求を受信した前記移動端末が移動前のゲートキーパ装置は、前記移動端末の登録情報を削除して位置解決棄却を前記移動先のゲートキーパ装置に返信し、前記位置解決要求を受信した前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置は、自装置の識別情報を設定した位置解決応答を前記移動先のゲートキーパ装置に返信し、前記識別情報を受信した移動先のゲートキーパ装置は、受信した識別情報と対応付けて前記移動端末の登録を行い、該移動端末の登録行ったことを前記無線基地局を介して前記移動端末に通知することを特徴とする通信システム。
  2. 移動端末と、該移動端末を管理する無線基地局と、該無線基地局を収容するゲートウェイ装置と、該ゲートウェイ装置を管理する複数のゲートキーパ装置とから構成される通信システムにおいて、
    前記移動端末は、他のゲートキーパ装置の管理領域に移動した場合、該移動先の前記無線基地局を介して該他のゲートキーパ装置に自機の登録要求を送信し、前記移動端末から登録要求を受信した前記他のゲートキーパ装置は、複数の他のゲートキーパ装置に対して前記移動端末の位置解決要求を送信し、前記位置解決要求を受信した前記移動端末が移動前のゲートキーパ装置は、前記移動端末の登録情報を削除して位置解決棄却を前記移動先のゲートキーパ装置に返信し、前記移動先のゲートキーパ装置が、前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置であった場合、該ゲートキーパ装置は、前記移動端末の登録を行い、該移動端末の登録行ったことを前記無線基地局を介して前記移動端末に通知することを特徴とする通信システム。
  3. 前記位置解決要求を受信した前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置は、自装置の識別情報に加えて、前記移動端末に特定機能を提供するための設定情報を設定した位置解決応答を前記移動先のゲートキーパ装置に送信し、前記識別情報及び前記設定情報を受信した前記移動先のゲートキーパ装置は、その受信した識別情報及び設定情報と対応付けて前記移動端末の登録を行うことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  4. 前記設定情報は、前記移動端末に呼制御サービスを提供するための情報であることを特徴とする請求項3記載の通信システム。
  5. 前記移動端末と前記ゲートキーパ装置との間の通信は、H.323プロトコルを用いて行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の通信システム。
  6. 移動端末を管理する無線基地局を収容するゲートウェイ装置を管理するゲートキーパ装置であって、
    自装置の管理領域内に存在する移動端末を登録する登録手段と、前記移動端末が自装置の管理領域外に移動した場合に、他のゲートキーパ装置から位置解決要求を受信する受信手段と、前記受信された位置解決要求に応じて、前記登録手段の前記移動端末の登録を削除する登録削除手段と、自装置が前記移動端末の加入者設定情報を有する場合は、自装置の識別情報を設定した位置解決応答を前記移動先のゲートキーパ装置に返信し、自装置が前記移動端末の加入者設定情報を有しない場合は、位置解決棄却を前記移動先のゲートキーパ装置に返信する返信手段とを具備することを特徴とするゲートキーパ装置。
  7. 移動端末を管理する無線基地局を収容するゲートウェイ装置を管理するゲートキーパ装置であって、
    自装置の管理領域内に存在する移動端末を登録する登録手段と、前記移動端末が自装置の管理領域内に移動してきた場合に、該移動端末から登録要求を受信する受信手段と、前記受信された登録要求に応じて、他の複数のゲートウェイ装置に前記移動端末の位置解決要求を送信する送信手段と、前記位置解決要求を受信した前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置から該ゲートキーパ装置の識別情報が設定された位置解決要求を前記受信手段により受信した場合は、前記識別情報と対応付けて前記移動端末を登録する登録手段と、前記移動端末の登録を行ったことを移動先の無線基地局を介して前記移動端末に通知する通知手段とを具備することを特徴とするゲートキーパ装置。
  8. 移動端末を管理する無線基地局を収容するゲートウェイ装置を管理するゲートキーパ装置であって、
    前記移動端末が自装置の管理領域内に移動してきた場合に、該移動端末から登録要求を受信する受信手段と、前記受信された登録要求に応じて、他の複数のゲートウェイ装置に前記移動端末の位置解決要求を送信する送信手段と、自装置が前記移動端末の加入者設定情報を有する場合は、前記移動端末の登録を行う登録手段と、前記移動端末の登録を行ったことを移動先の無線基地局を介して前記移動端末に通知する通知手段とを具備することを特徴とするゲートキーパ装置。
  9. 前記他のゲートキーパ装置から位置解決要求を受信し、自装置が前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置の場合、前記返信手段は、自装置の識別情報に加えて、前記移動端末に特定機能を提供するための設定情報を設定した位置解決応答を前記移動先のゲートキーパ装置に返信することを特徴とする請求項6記載のゲートキーパ装置。
  10. 前記位置解決要求を受信した前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置から該ゲートキーパ装置の識別情報及び前記移動端末に特定機能を提供するための設定情報が設定された位置解決要求を前記受信手段により受信した場合、前記登録手段は、前記識別情報及び前記設定情報と対応付けて前記移動端末を登録することを特徴とする請求項7記載のゲートキーパ装置。
  11. 前記設定情報は、前記移動端末に呼制御サービスを提供するための情報であることを特徴とする請求項9又は請求項10記載のゲートキーパ装置。
  12. 前記移動端末との間の通信は、H.323プロトコルを用いて行うことを特徴とする請求項6から請求項11のいずれかに記載のゲートキーパ装置。
  13. 移動端末と、該移動端末を管理する無線基地局と、該無線基地局を収容するゲートウェイ装置と、該ゲートウェイ装置を管理する複数のゲートキーパ装置とから構成される通信システムを制御する通信制御方法において、
    前記移動端末は、他のゲートキーパ装置の管理領域に移動した場合、該移動先の前記無線基地局を介して該他のゲートキーパ装置に自機の登録要求を送信するステップと、前記移動端末から登録要求を受信した前記他のゲートキーパ装置は、複数の他のゲートキーパ装置に対して前記移動端末の位置解決要求を送信するステップと、前記位置解決要求を受信した前記移動端末が移動前のゲートキーパ装置は、前記移動端末の登録情報を削除して位置解決棄却を前記移動先のゲートキーパ装置に返信するステップと、前記位置解決要求を受信した前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置は、自装置の識別情報を設定した位置解決応答を前記移動先のゲートキーパ装置に返信するステップと、前記識別情報を受信した移動先のゲートキーパ装置は、受信した識別情報と対応付けて前記移動端末の登録を行い、該移動端末の登録行ったことを前記無線基地局を介して前記移動端末に通知するステップとを具備することを特徴とする通信システムの通信制御方法。
  14. 移動端末と、該移動端末を管理する無線基地局と、該無線基地局を収容するゲートウェイ装置と、該ゲートウェイ装置を管理する複数のゲートキーパ装置とから構成される通信システムを制御する通信制御方法において、
    前記移動端末は、他のゲートキーパ装置の管理領域に移動した場合、該移動先の前記無線基地局を介して該他のゲートキーパ装置に自機の登録要求を送信するステップと、前記移動端末から登録要求を受信した前記他のゲートキーパ装置は、複数の他のゲートキーパ装置に対して前記移動端末の位置解決要求を送信するステップと、前記位置解決要求を受信した前記移動端末が移動前のゲートキーパ装置は、前記移動端末の登録情報を削除して位置解決棄却を前記移動先のゲートキーパ装置に返信するステップと、前記移動先のゲートキーパ装置が、前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置であった場合、該ゲートキーパ装置は、前記移動端末の登録を行い、該移動端末の登録行ったことを前記無線基地局を介して前記移動端末に通知するステップとを具備することを特徴とする通信システムの通信制御方法。
  15. 前記位置解決要求を受信した前記移動端末の加入者設定情報を有するゲートキーパ装置は、自装置の識別情報に加えて、前記移動端末に特定機能を提供するための設定情報を設定した位置解決応答を前記移動先のゲートキーパ装置に送信するステップと、前記識別情報及び前記設定情報を受信した前記移動先のゲートキーパ装置は、その受信した識別情報及び設定情報と対応付けて前記移動端末の登録を行うステップと、を具備することを特徴とする請求項13記載の通信システムの通信制御方法。
  16. 前記設定情報は、前記移動端末に呼制御サービスを提供するための情報であることを特徴とする請求項15記載の通信システムの通信制御方法。
  17. 前記移動端末と前記ゲートキーパ装置との間の通信は、H.323プロトコルを用いて行うことを特徴とする請求項13から請求項16のいずれかに記載の通信システムの通信制御方法。
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