JP2005020584A - 警報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電話回線を通信機器と共有する警報装置において、通信機器のオフフックにより通信不能にならない警報装置を提供する。
【解決手段】警報装置1は、電話回線2を通信機器3との間で切り替えながら共有し、監視センタ5と各種情報を送受信する。制御部16は、回線切替部12に対して警報装置1と通信機器3との間で電話回線2の接続を切り替えるよう制御する。電話回線2に接続されている通信機器3がオフフック状態となって放置された場合、交換機4は特定信号を送出し、パルスセンサ11は、送出された特定のパルス信号を検出する。パルス信号が検出されると制御部16は、回線切替部12に対して電話回線2の接続を通信機器3から警報装置1への接続に切り替えるよう制御し、フック切替部14に対して警報装置1をオンフック状態にするよう制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は電話回線と接続する警報装置に関し、特に電話回線を電話機、ファクシミリ機等の通信機器と共有し、監視センタと情報の送受信を行う警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電話回線を用いて警備領域で発生した異常を遠隔の監視センタなど監視する警備システムがあった。図5は、従来の警備システムの一例の構成を示すブロック図である。従来の警備システムは、図5に示すように、警備領域に設置される警報装置51と、警報装置51に電話回線2および電話交換機(以下、交換機と略す)4を介して接続される監視センタ55とから構成される。この場合一般に警報装置の下流側に電話機やファクシミリ機などの通信機器3が接続されている。
【0003】
警報装置51は、各種の異常を検知する防犯センサ513、電話回線2を通信機器3との間で切り替える切替部512、および防犯センサ513と切替部512とを制御する制御部516を備え、防犯センサ513が異常を検知したとき、警報装置51は監視センタ3に異常を示す警報信号を送信する。このような警備システムでは、電話回線2を効率的に利用するために、警報装置51と通信機器3との間で、電話回線2を共有している場合が多い。電話機、ファクシミリなどの通信機器3と警報装置51とで電話回線2を共有する場合、一般に、図5に示すように、警報装置1の下流に通信機器3を接続する。これは、通信機器3が電話回線2を占有して使用していても防犯センサ513が異常を検知した場合、警報装置51が電話回線2を優先的に使用できるようにするためである。警報装置51は、異常時に通信機器3による一般の通信よりも警報信号の送信を優先するために、切替部512に電話回線2の接続を通信機器3から警報装置51に切り替えるよう制御部516が制御する。
【0004】
ところで、電話交換機では通常、電話回線に48V(ボルト)の電圧が印加されている。そして電話をかける際に電話機の受話器を取り上げると、電話機のフックスイッチはオフフックとなり、電話回線につながる基地局の電話交換機のラインリレーが作動して、電話回線が発信レジスタへ接続されるとともに、発信音が電話機に送出され、該電話回線の印加電圧は5Vに下がるようになっている。また、電話交換機は、例えば、電話機の受話器が外れたままでフックスイッチがオフフック状態で所定時間放置されると、所定時間だけ警告の信号を出力した後、電話回線の電圧を0Vとする。そして、電話交換機は、その後一定周期、例えば数十秒ごとに電話回線に特定の信号を送出して電話機の状態を検査し、電話機のフックスイッチがオンフック状態に復帰されていれば、再び電話回線に48Vの電圧をかけるようにしている。
【0005】
ところで、図5に示したように警報装置51と通信機器、例えば電話機3とが電話回線2を共有している場合、電話回線2に接続された電話機3の受話器が外れたままの状態が一定時間持続すると、上に述べたように電話交換機4は電話回線の電圧を0Vとしてしまう。この状態で警報装置51の各種防犯センサ513が異常を検知した場合、警報装置51は、切替部512に対して、電話機に接続している電話回線2を警報装置51に切り替えるよう制御する。しかし、こうして切り替えただけの状態では、電話回線2の電圧が0Vとなっているので、警報装置51からは警報を送出できないという問題があった。
【0006】
このような問題を解決するために、特許文献1の発明は、警報装置が警報送信時に電話回線に印加された電圧が0Vであった場合、警報装置が電話回線に対してフックスイッチのオンフックを模擬する模擬信号を送出し、電話回線の電圧を48Vに復旧した後に、警報を送信する自動情報送信装置(警報装置)を提案している。
【0007】
同発明によれば、電話回線2の電圧をが0Vとなった後に、一定周期ごとに交換機4から電話回線2に対して送出される特定の信号を自動情報送信装置が受信して、オンフック状態であるとの模擬信号を送出することによって、再び電話回線に48Vの電圧をかけさせるようにしているため、電話回線2の電圧が0Vになった場合でも、一応の復旧はできる。
【0008】
【特許文献1】
特開平5−56185号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、電話交換機4がフックスイッチの状態を周期的に検査する特定の信号を送出して、送出された特定の信号を自動情報送信装置が検出した後に、交換機に0Vからの通常の警報を送出できる48Vに印加された状態にまで復旧させるためには、最大数十秒かかることになる。そのため、復旧して警報を送信できるまでに最大で数十秒間遅れることになってしまう。警備システムにおいて警報の連絡は常に急を要するものであるので、同発明では警報装置に接続された電話回線の復旧が遅れることに由来する警報の遅れがあるという問題があった。
【0010】
また、同発明では、警報送信時にオンフック状態を模擬することによって電話回線の電圧を復旧する警備システムであるため、復旧するまでの電話回線が0Vの間は、外部から、特に監視センタから自動情報送信装置に対して信号を送れないという問題があった。近年の警備システムでは、監視センタから自動情報送信装置、即ち警報装置に接続して警備領域の各種情報を取得する必要があり、また警報装置にシステム情報を送信する必要がある。しかし、同発明では、上記の電話回線における0V状態が続く間は、監視センタ5から警報装置への送信が不可能になるという問題があった。
【0011】
本発明は以上の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、電話回線の復旧をより短時間に行うことにより警報通報の遅れを防止し、かつ監視センタから常時、アクセス可能な警報装置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するため、請求項1にかかる発明は、電話回線を通信機器との間で切り替えながら共有し、前記電話回線および電話交換機を介して監視センタと各種情報を送受信する警報装置であって、前記通信機器との間で、共有する前記電話回線の接続を切り替える切替手段と、前記電話交換機から出力される特定信号を検知する特定信号検知手段と、前記特定信号検知手段によって検知された前記特定信号を受信すると、前記電話回線が前記通信機器に接続されているか否かを判定し、前記電話回線が前記通信機器に接続されていると判定した場合、前記切替手段に対して前記電話回線を前記通信機器との接続から切り替えるよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
この請求項1の発明によれば、切り替え手段が通信機器と警報装置との間で共有する電話回線の接続を切り替え、電話交換機から出力される特定信号を特定信号検知手段が検知し、制御手段が検知された特定信号を受信して、切替手段に対して電話回線を通信機器との接続から切り替えるよう制御することにより、警報装置と電話回線を共有する通信機器においてオフフックのままで放置されて電話回線の電圧が0V状態となった状態で、防犯センサが異常を検知しても、監視センタに警報を送信できない事態を防ぐとともに各種情報が送受信可能な警備能力の高い警報装置を提供できる。
【0014】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の警報装置において、前記電話回線との接続状態を、オンフック状態に切り替えるフック切替手段を、さらに備え、前記制御手段は、前記切替手段に対して前記電話回線の接続を前記通信機器から切り替えるよう制御した後に、前記フック切替手段に対して前記電話回線との接続状態をオンフック状態に切り替えるよう制御することを特徴とする。
【0015】
この請求項2の発明によれば、制御手段は、切替手段に対して電話回線の接続を通信機器から切り替えた後に、フック切替手段に対して電話回線に接続する警報装置の状態をオンフック状態に切り替えるよう制御することによって、オフフックのままで放置されて電話回線の電圧が0Vとなった状態で防犯センサが異常を検知しても、電話回線を警報装置側に切り替えた後オンフック状態にして通信可能状態にすることができるので、監視センタに警報を送信できない事態を防ぐとともに各種情報が送受信可能な警備能力の高い警報装置を提供できる。
【0016】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の警報装置において、警報を出力する警報手段を、さらに備え、前記制御手段は、前記特定信号検知手段が前記特定信号を検知すると、前記警報手段に対して所定の時間だけ警報を出力させた後に、前記切替手段に対して前記電話回線を前記通信機器との接続から切り替えるよう制御することを特徴とする。
【0017】
この請求項3の発明によれば、特定信号検知手段が特定信号を検知すると、制御手段は警報手段に対して所定時間だけ警報を出力させ、切替手段に対して警報が出力された所定時間の後電話回線の接続を警報装置に切り替えるよう制御することにより、電話回線の接続を通信機器から警報装置側に切り替える前に所定時間だけオフフック状態であることを外部に警告することができるので、監視センタに警報を送信できない事態を防ぐとともに各種情報が送受信可能な利便性と警備能力の高い警報装置を提供できる。
【0018】
また、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の警報装置において、前記電話回線の接続を前記通信機器への接続に切り替えるリセット信号を出力するリセット手段を、さらに備え、前記制御手段は、前記リセット手段が出力した前記リセット信号を入力すると、前記切替手段に対して前記電話回線の接続を前記通信機器へと切り替えるよう制御することを特徴とする。
【0019】
この請求項4の発明によれば、リセット手段がリセット信号を出力すると、制御手段は、切替手段に対して電話回線の接続を警報装置側から通信機器へと切り替えるよう制御することによって、電話回線が警報装置側に切り替えられていても、リセット手段を操作することによっていつでも電話回線を通信機器側に接続し直すことができるので、監視センタに警報を送信できない事態を防ぐとともに各種情報が送受信可能な利便性と警備能力の高い警報装置を提供できる。
【0020】
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の警報装置において、前記通信機器の状態がオンフック状態であるか否かを検出するフック検出手段を、さらに備え、前記フック検出手段は前記通信機器がオンフック状態であることを検出した場合、前記制御手段は、前記切替手段に対して前記電話回線の接続を前記通信機器へと切り替えるよう制御することを特徴とする。
【0021】
この請求項5の発明によれば、フック検出手段が通信機器の状態をオンフック状態であるか否か検出し、オンフック状態であると検出した場合、制御手段が、切替手段に電話回線の接続を警報装置から通信機器へと切り替えるよう制御することによって、通信機器の利用者は電話回線が警報装置側に接続されていたとしても、通信機器をオンフック状態にするだけで電話回線を通信機器に接続し直して利用することができるので、監視センタに警報を送信できない事態を防ぐとともに各種情報が送受信可能な利便性と警備能力の高い警報装置を提供できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる警報装置の好適な実施の形態1および2を詳細に説明する。
【0023】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1による警報装置の構成を示すブロック図である。警報装置1は電話回線2に接続する。電話回線2はまた、警報装置1を介して通信機器3と接続する。警報装置1と通信機器3とは、切り替えながら電話回線2を共有する構成となっている。
【0024】
警報装置1は、電話回線2および電話交換機(以下、交換機と略す)4を介して監視センタ5に接続し、各種情報を送受信する。通信機器3は、一般の通信機器であり、この例では電話機31と、ファクシミリ機32である。監視センタ5は、例えば警備会社の管理室に備えられたコンピュータであり、電話回線2を介して接続するそれぞれの警備装置1からの各種情報を送受信し、警報装置1がそれぞれ警備する警備領域を監視する。電話回線2は、有線および無線による一般の電話回線である。
【0025】
交換機4は、電話回線2からの信号を受け付けるとともに、各種の信号を送出する。例えば、電話回線2に接続する警報装置1および/または通信機器3において、例えば受話器を取り上げることによってオフフックとなった場合、交換機4はオフフック状態であることを検出する。そして、交換機4は、発信音(400Hzの連続音声信号)を発信側に送出する。あるいは、通常の発呼の場合、発信側が電話を掛けると掛けられた電話番号に対応する選択信号を送出する。
【0026】
また、通信機器3においてオフフック状態が所定時間を経過すると、交換機4は、警告の信号を出力して、その後、電話回線の電圧を0Vとする。本願発明は、この警告の信号を警報装置1が検知して電話回線2を警報装置1側に切り替えて警報装置1が確実に監視センタ5と接続するように構成したことを特徴とする。
【0027】
警報装置1は、パルスセンサ11と、回線切替部12と、防犯センサ13と、フック切替部14と、アラーム部15と、制御部16とを備える。パルスセンサ11は、電話回線2を介して交換機4から送信される所定のパルスを検出する。ここでは、電話回線2に接続する通信機器3においてオフフック状態が所定時間経過すると、交換機4が警告信号を送信し、パルスセンサ11は交換機4によって送信された警告信号を検知する。
【0028】
回線切替部12は、電話回線2の接続を、警報装置1と通信機器3との間で切り替える。回線切替部12は、リレー接点121および122を有して、リレーがリレー接点121および122にそれぞれ切り替えて接することによって、通信機器3および警報装置1と接続を切り替える。
【0029】
防犯センサ13は、警備領域への賊の侵入などの各種の異常を検知する。フック切替部14は、警報装置1が電話回線2と接続する状態をオンフック状態およびオフフック状態の間で切り替える。
【0030】
アラーム部15は、電話回線2が通信機器3に接続された状態においてオフフック状態となったときに、所定の時間だけ光、文字、あるいは音声などのアラームを出力する。
【0031】
制御部16は、警報装置1全体を制御するものである。制御部16は、パルスセンサ11が電話回線2において交換機4から出力された特定の警告信号を検知すると、通信機器3に接続されている電話回線2を警報装置1側(制御部16側)に切り替えるように、回線切替部12を制御する。ここで本発明におけるパルスセンサ11は特定信号検知手段を構成する。
【0032】
図2は、実施の形態1による警報装置1の動作を示すフローチャートである。本実施例では説明のため、通信機器3を電話機31であるとする。通常の使用時においては、電話回線2は電話機31側に接続されていて、図1に示すように、電話機31は自由に通話可能な状態となっている。ここで、電話機31の受話器が電話機に置かれるべき所定の位置から外れて所定時間経過すると、オフフックの状態が持続するので、交換機4は電話機31に対して電話回線2を介して特定の警告信号を発する。特定の警告信号は、例えば特定のパルス信号である。回線切替部12よりも交換機側、即ち上流側において接続するパルスセンサ11は、常時、特定のパルス信号が送信された場合、検出できる状態になっている(ステップS101)。
【0033】
ここで、電話機31の受話器が外れるなどして所定時間経過し、交換機4が特定のパルス信号を送信した場合、パルスセンサ11はパルス信号を検出する(ステップS101のYes)。パルスセンサ11によってパルス信号が検出されると、その信号は制御部16に送信され、信号を受信した制御部16は、アラーム部15に対して、オフフック状態を警告するアラーム音を鳴らす(ステップS102)。アラーム音の代わりに光、あるいは文字などを出力しても良い。アラーム部15は、アラーム音を鳴らし続けるのは、操作者がアラーム音に気づかせて、受話器をオンフック状態に戻すためである。
【0034】
ここで、パルスセンサ11は、通信機3に接続した電話回線2のパルスを検知して、通信機器3がオンフック状態であるかどうかを判定する(ステップS103)。そして、操作者がアラーム音に気づいて受話器を電話機31の所定の位置に置くなどしてオフフックが解除されてオンフック状態に戻った場合(ステップS103のYes)、電話回線2は警報装置1に切り替わらずに、電話機31に接続されたままで、通常の使用状態となる。
【0035】
その反対に、アラーム音が鳴ったとしても、オフフック状態が解除されない場合(ステップS103のNo)、アラーム部はアラーム音を、鳴らし続けながら、制御部16のタイマー(不図示)が所定の時間を計測する(ステップS104)。アラーム音が鳴り続けて所定時間経過すると(ステップS104のYes)、制御部16はアラーム音の出力を停止する(ステップS105)。そして、制御部16は、回線切替部12に対して、電話回線2の接続を警報装置1側に切り替えるよう制御する。即ち、制御部16は、回線切替部12に対して電話回線2のリレーによる接触を、通信機器3側の接点121から警報装置1側の接点122に切り替えるよう制御する。こうして、電話機31に接続されていた電話回線2が、警報装置1側に切り替えられる(ステップS106)。
【0036】
電話回線2の接続が警報装置1側に切り替わった後でも、そのままではオフフック状態であって、電話回線2における印加電圧は0Vのままであるため警報装置1と監視センタ5とは送受信できない。そこで、制御部16は、フック切替部14に対して、警報装置1のフック状態をオンフック状態に切り替えさせるよう制御する(ステップS107)。こうして、警報装置1は監視センタ5と送受信可能となる。
【0037】
以上の動作によって警報装置1は、通信機器3がオフフックのままで放置されていることを、交換機4から電話回線2に送出される警告信号を検知して、電話回線2を警報装置1側に切り替え、さらにオンフック状態に切り替えることによって、電話回線2の電圧が0Vで通信不能となる状態を回避できる。こうして、通信機器3側でオフフック状態となったまま放置されて電話回線の電圧が0Vとなった状態で、防犯センサ13が異常を検知した場合でも、警報を監視センタ5に送れないという事態、および監視センタ5から警報装置1に情報を送信できないという事態を回避できる。
【0038】
また、所定の音声、文字情報、光を出力するアラーム部15を設けてアラームを出力するので、警報装置1が電話回線2の接続を通信機器3側から警報装置1側に切り替える前に、電話の受話器のかけ忘れ(オフフック状態)を外部にアラームによって警告して操作者にオフフック状態になったことを知らせるので、より通信不能の状態からの復旧を早めることができる。
【0039】
なお、アラーム部15は電話回線2の接続を警報装置1側に切り換える際にアラーム出力を停止するようにしたが、切り換えた後も継続してアラーム音を出力し続けるようにしてもよい。また、電話回線2の接続を警報装置1側に切り換える前はアラーム音を鳴らし、切り替えた後は光や文字を出力するようにしてもよい。以上の構成によれば、電話回線2が通信機器3から警報装置1側に切り換わったことを操作者が認識できるようになる。
【0040】
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2による警報装置の構成を示すブロック図である。実施の形態2による警報装置が、実施の形態1と異なる点は、リセット部17およびフック検出部18を備えた点である。
【0041】
リセット部17は、警報装置1に接続した状態の電話回線2を通信機器3側に切り替えるためのリセット信号を出力する。制御部16は、リセット信号を入力すると、回線切替部12を制御して、電話回線2の接続を警報装置1側の接点122と接触しているリレーを、通信機器3側の接点121に接触するように切り替える。これは、電話回線2が通常の通信機器3に接続している状態に戻るリセット動作である。
【0042】
この構成によって、電話回線2が警報装置1に接続されていても、操作者がリセット部17を操作することによって、任意のタイミングでリセット動作を行い、接続を通信機器3に戻すことができる。それ故、操作者が電話機31のオフフック状態に気づいて受話器を電話機31の所定の位置に置くことによってオンフック状態に戻すことによって、いつでも電話回線2を通信機器3に切り替えて接続させて利用することができる。リセット部17は、警報装置1の制御部16に接続し、リセットボタンを押下することによって電気的信号を制御部16に送信するものとして構成できる。
【0043】
フック検出部18は、回線切替部12よりも下流にある接続点181を介して通信機器3と常時接続し、通信機器3のフック状態がオンフック状態であるかオフフック状態であるかを検出する。そして、電話回線2が警報装置1側に接続している状態において、受話器が電話機31の所定の位置に置かれることによって通信機器がオンフック状態に復帰したことを検知すると、制御部16に対してオンフック状態を示す信号を送信する。フック検出部18からオンフック状態を示す信号を受信した制御部16は、回線切替部12に対して電話回線2の接続を警報装置1側から通信機器3側に切り替えるよう制御する。
【0044】
この構成により、電話回線2が受話器の置き忘れによって警報装置1側に切り替わっていたとしても、通信機器3の利用者は、例えば受話器を電話機の所定の位置に置くなどして通信機器3をオンフック状態に復旧するだけで、フック検出部18はオンフック状態を検出して電話回線2を通信機器3側に切り替わるので、例えば受話器を電話機の所定の位置に置くだけで、自動的に電話回線2を通信機器3側に切り替えることができる。これにより、簡便な操作で、オフフック状態が原因で警報装置1側に切り替わった電話回線2を、元通りに通信機器3に切り替えて接続することによって、通信機器3を無駄な時間を少なくして使用することができる。
【0045】
図4は、実施の形態2による警報装置の動作を示すフローチャートである。通信機器3がオフフック状態になって、電話回線2が警報装置1側に切り替えられてオンフック状態となったステップ(ステップS107)までは、実施の形態1による警報装置と同じであるので説明を省略し、それ以降について説明する。
【0046】
操作者によって警報装置のリセット部17のリセット釦(不図示)が押下されると、リセット部17は、リセット信号を制御部16に送信する。制御部16は、送信されるリセット信号を常時検出可能な状態にある(ステップS208)。制御部16がリセット信号を検出すると(ステップS208のYes)、制御部16は、回線切替部12に対して、警報装置1側に接続されている電話回線2を切り替えて、通信機器3側に接続させるように制御する(ステップS209)。
【0047】
一方、制御部16がリセット信号を検出しない場合(ステップS208のNo)、制御部16は、フック検出部18に対して電話機31のオンフック状態を検出させる動作に入るよう制御する(ステップS210)。例えば、操作者が受話器を電話機31の所定の位置に置いた場合、通信機器3のオフフック状態が解除されてオンフック状態となる。電話機31がオンフック状態になった場合、フック検出部18は、接続点181を介して電話機31のオンフック状態を検出する(ステップS210のYes)。すると、制御部16は、フック検出部18から送信されたフック状態の検出信号を受信し、回線切替部12に対して、警報装置1に接続されていた電話回線2の接続を、通信機器3側に切り替えるよう制御する(ステップS209)。一方、フック検出部18がオンフック状態を検出しない場合(ステップS210のNo)、通信機器3においてオフフックの状態が持続しているので、制御部16は、回線切替部12に対して電話回線2の接続を警報装置1から電話機31に切り替えずに、電話回線2は警報装置1に継続して接続されている。
【0048】
こうして、操作者がリセット部17を操作してリセットをかけた場合、あるいは、電話機の受話器を所定の電話機の位置に置いてオンフック状態に復旧した場合は、電話回線2は自動的に通信機器3側に切り替えて接続され、通信機器3の操作者は通信機器3を通常通りに使用することができる。
【0049】
なお、アラーム部15は電話回線2の接続を警報装置1側に切り換える際にアラーム出力を停止するようにしたが、切り換えた後も継続してアラーム音を出力し続けるようにしてもよい。また、電話回線2の接続を警報装置1側に切り換える前はアラーム音を鳴らし、切り替えた後は光や文字を出力するようにしてもよい。以上の構成によれば、電話回線2が通信機器3から警報装置1側に切り換わったことを操作者が認識できるようになる。
【0050】
また、通信機器3において通常のオンフック状態で警報装置1の防犯センサ13が異常を検知した場合は、通常の警報装置の動作として、制御部16は、回線切替部12に対して電話回線2の接続を警報装置1側に切り替えて、監視センタ5に情報を送信するよう制御する。
【0051】
また、本実施の形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0052】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置において行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUで実行されるプログラムによって実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
【0053】
なお、本実施の形態で説明した警報動作の方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、警報装置と電話回線を共有する通信機器においてオフフックのままで放置されて電話回線の電圧が0V状態となった状態で、防犯センサが異常を検知しても、監視センタに警報を送信できない事態を防ぐとともに各種情報が送受信可能な警備能力の高い警報装置を提供できるという効果を奏する。
【0055】
また、請求項2にかかる発明によれば、警報装置と電話回線を共有する通信機器においてオフフックのままで放置されて電話回線の電圧が0Vとなった状態で、防犯センサが異常を検知しても、電話回線を切り替えた後オンフック状態にして通信可能状態にすることができるので、監視センタに警報を送信できない事態を防ぐとともに各種情報が送受信可能な警備能力の高い警報装置を提供できるという効果を奏する。
【0056】
また、請求項3にかかる発明によれば、電話回線の接続を通信機器から警報装置側に切り替える前に所定時間だけオフフック状態であることを外部に警告するので、監視センタに警報を送信できない事態を防ぐとともに各種情報が送受信可能な利便性と警備能力の高い警報装置を提供できるという効果を奏する。
【0057】
また、請求項4にかかる発明によれば、電話回線が警報装置側に切り替えられていても、操作者がいつでも電話回線を通信機器側に接続し直すことができるので、監視センタに警報を送信できない事態を防ぐとともに各種情報が送受信可能な利便性と警備能力の高い警報装置を提供できるという効果を奏する。
【0058】
また、請求項5にかかる発明によれば、通信機器の利用者は電話回線が警報装置側に接続されていたとしても、通信機器をオンフック状態にするだけで電話回線を通信機器に接続し直して利用することができるので、監視センタに警報を送信できない事態を防ぐとともに各種情報が送受信可能な利便性と警備能力の高い警報装置を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1による警報装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1による警報装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】実施の形態2による警報装置の構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態2による警報装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】従来の警備システムの一例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、51 警報装置
2 電話回線
3 通信機器
4 交換機
5、55 監視センタ
11 パルスセンサ
12、512 回線切替部
13、513 防犯センサ
14 フック切替部
15 アラーム部
16、516 制御部
17 リセット部
18 フック検出部
31 電話機
32 ファクシミリ機
121、122、 接点
181 接続点

Claims (5)

  1. 電話回線を通信機器との間で切り替えながら共有し、前記電話回線および電話交換機を介して監視センタと各種情報を送受信する警報装置であって、
    前記通信機器との間で、共有する前記電話回線の接続を切り替える切替手段と、
    前記電話交換機から出力される特定信号を検知する特定信号検知手段と、
    前記特定信号検知手段によって検知された前記特定信号を受信すると、前記電話回線が前記通信機器に接続されているか否かを判定し、前記電話回線が前記通信機器に接続されていると判定した場合、前記切替手段に対して前記電話回線を前記通信機器との接続から切り替えるよう制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする警報装置。
  2. 前記電話回線との接続状態を、オンフック状態に切り替えるフック切替手段を、さらに備え、
    前記制御手段は、前記切替手段に対して前記電話回線の接続を前記通信機器から切り替えるよう制御した後に、前記フック切替手段に対して前記電話回線との接続状態をオンフック状態に切り替えるよう制御することを特徴とする請求項1に記載の警報装置。
  3. 警報を出力する警報手段を、さらに備え、
    前記制御手段は、前記特定信号検知手段が前記特定信号を検知すると、前記警報手段に対して所定の時間だけ警報を出力させた後に、前記切替手段に対して前記電話回線を前記通信機器との接続から切り替えるよう制御することを特徴とする請求項1または2に記載の警報装置。
  4. 前記電話回線の接続を前記通信機器への接続に切り替えるリセット信号を出力するリセット手段を、さらに備え、
    前記制御手段は、前記リセット手段が出力した前記リセット信号を入力すると、前記切替手段に対して前記電話回線の接続を前記通信機器へと切り替えるよう制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の警報装置。
  5. 前記通信機器の状態がオンフック状態であるか否かを検出するフック検出手段を、さらに備え、
    前記フック検出手段は前記通信機器がオンフック状態であることを検出した場合、前記制御手段は、前記切替手段に対して前記電話回線の接続を前記通信機器へと切り替えるよう制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の警報装置。
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