JP2005020181A - 携帯電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ケース本体に設けるマイクに音を導く小孔を複数設けて、意匠効果の向上を図れる携帯電話機において、ケース本体に化粧用小孔を通しての塵埃、水等の侵入を防止する。
【解決手段】第1の小孔14A、14Bが形成されたケース本体2と、該ケース本体2の内側に、前記第1の小孔14A、14B部分に位置させて固定された通話音捕捉用のマイクと、該ケース本体2の外面側に、前記第1の小孔14A、14Bが形成された部分を含むように固定され、前記第1の小孔14A、14Bと連通する第2の小孔17a、17bが形成されるとともに、該第2の小孔17a、17bの近傍に化粧用小孔17c〜17fが形成された化粧板15と、前記ケース本体2外面に、前記化粧用小孔17c〜17fが形成された部分に対向するように設けられた暗色部21とを備えてなる。
【選択図】 図2
【解決手段】第1の小孔14A、14Bが形成されたケース本体2と、該ケース本体2の内側に、前記第1の小孔14A、14B部分に位置させて固定された通話音捕捉用のマイクと、該ケース本体2の外面側に、前記第1の小孔14A、14Bが形成された部分を含むように固定され、前記第1の小孔14A、14Bと連通する第2の小孔17a、17bが形成されるとともに、該第2の小孔17a、17bの近傍に化粧用小孔17c〜17fが形成された化粧板15と、前記ケース本体2外面に、前記化粧用小孔17c〜17fが形成された部分に対向するように設けられた暗色部21とを備えてなる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧用小孔が形成された携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、意匠効果を高めるマルチファンクションキーとしては、表面に4個の指標部を有する飾りパネルと、この飾りパネルの背面側に配置された照明用LEDとを備えたものが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。このマルチファンクションキーには、飾りパネルの指標部に光拡散印刷が施されており、照明用LEDを点灯させることにより、光拡散印刷を施した指標部を照明させるものである。しかし、この構成においては、照明用LEDの照明により指標部を強調してしまうため、十分な意匠効果が得られないという問題がある。
【0003】
周知のように、携帯電話機には、図3に示すように、機器のケース本体101の前面側に、各種の操作キー102と、各種の情報を表示させる液晶表示部103とが設けられ、ケース本体101の上下に、受信内容を聞き取るスピーカ部104と、通話者が発する音声を捕捉するマイク部105とが設けられている。この種の携帯電話機において、マイク部105は、ケース本体101の下端に小孔106を形成し、ケース本体101の内面側に小孔106に対面する位置に図示しないマイクを設けた構成とされている。しかし、この構成においては、マイクに音を伝える小孔106が1個であるため、十分な意匠効果が得られず、商品価値を高めることができないという問題がある。
【0004】
この問題を解決するためには、例えば図4、図5および図6、図7に示す携帯電話機が考えられる。図4、図5に示す携帯電話機には、図3に示す構成と同様に機器のケース本体111の前面側に各種の操作キー112と、各種の情報を表示させる液晶表示部113とが設けられ、ケース本体111の上下に受信内容を聞き取るスピーカ部114と、通話者が発する音声を捕捉するマイク部115とが設けられている。この場合、ケース本体111は、フロントケース116とリアケース117とからなっており、フロントケース116には、凹部118が形成されている。凹部118内に位置する壁部119には、開口部120が形成されており、開口部120内には、液晶表示部113が設けられている。さらに、壁部119には、複数の小孔122A、122Bが形成されており、小孔122A、122Bの背面側には、図示しないマイクが設けられている。
【0005】
凹部118には、化粧板123が装着されており、この化粧板123には、開口部124A、124Bが形成されている。液晶表示部113と各種操作キー112は、この開口部124A、124Bを通して外面側に露出するようになっている。化粧板123の下端部には、ケース本体の小孔122A、122Bに対応する位置にマイク用小孔125a、125bが形成されている。ここで、マイク用小孔125a、125bは、小孔122A、122Bと連通しており、通話者の発する音声をこの小孔125a、125bを通して、マイクに伝えるようになっている。
さらに、化粧板123の下端部には化粧用小孔125c〜125fが形成されており、この化粧用小孔125c〜125fは、意匠効果を高めるために設けたものである。
【0006】
また、図6、図7に示す携帯電話機には、上記構成に加えて、ケース本体113には、小孔131A〜131Fが設けられており、化粧板123には、小孔132a〜132fが設けられている。ここで、化粧板123がケース本体111に装着された場合に、ケース本体111の小孔131A〜131Fと化粧板123の小孔132a〜132fとが連通するように構成されている。なお、この構成においても、小孔131A、131Bの対応する位置にマイクが設けられている。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−184971号公報(段落番号0012、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の図4、図5に示す携帯電話機は、ケース本体111の外面に化粧板123の化粧用小孔125c〜125fが接しているため、目視した際に、ケース本体111の外面の色が化粧用小孔125c〜125fを通して見えてしまい、意匠的に外観が劣るという問題があった。
また、上記の図6、図7に示す携帯電話機は、化粧用小孔132c〜132fがケース本体111の小孔131A〜131Fを通してケース本体111の内部にまで連通しているため、塵埃、水等が化粧用小孔132c〜132fからケース本体111内部に侵入するという問題があった。
【0009】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、ケース本体に設けるマイクに音を導く小孔を複数設けて、意匠効果の向上を図れる携帯電話機において、化粧用小孔から塵埃、水等が侵入するのを防止することのできる携帯電話機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
この発明に係わる携帯電話機は、第1の小孔が形成されたケース本体と、該ケース本体の内側に、前記第1の小孔部分に位置させて固定された通話音捕捉用のマイクと、該ケース本体の外面側に、前記第1の小孔が形成された部分を含むように固定され、前記第1の小孔と連通する第2の小孔が形成されるとともに、該第2の小孔の近傍に化粧用小孔が形成された化粧板と、前記ケース外面に、前記化粧用小孔が形成された部分に対向するように設けられた暗色部とを備えてなることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、通話時において、使用者から発した音声が、化粧板の小孔と、ケース本体の小孔を通してマイクへ到達することになる。この際、化粧用小孔が形成されている部分に対向するようにケース側の外面側に暗色部が設けられており、化粧用小孔は塞がれているため、化粧用小孔から塵埃、水等が侵入するのを防止する。また、化粧用小孔は、底面が暗色であるので、外面から見た場合に化粧用小孔であるということが視認しにくく、したがって、意匠的に外観を向上できるものである。
【0012】
この発明に係わる携帯電話機は、前記暗色部が、暗色の印刷により形成されていることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、化粧用小孔が形成されている部分に対向するようにケース外面に設けられた暗色部が、黒色の印刷により形成されているため、容易に製作できるものである。さらに、化粧用小孔は、底面が暗色であるので、外面から見た場合に化粧用小孔であるということが視認しにくく、したがって、意匠的に外観を向上できるものである。
【0014】
この発明に係わる携帯電話機は、前記暗色部が、前記ケース外面に貼着されたシートからなることを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、化粧用小孔が形成されている部分に対向するようにケース外面に設けられた暗色部が、黒色のシートにより貼着されているため、容易に製作できるものである。さらに、化粧用小孔は、底面が暗色であるので、外面から見た場合に化粧用小孔であるということが視認しにくく、したがって、意匠的に外観を向上できるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する
図1は、本発明を適用した、いわゆるストレート型の携帯電話機1を示す図であり、この携帯電話機1のケース本体2は、図4から図7に示す携帯電話機と同様に、フロントケース3と、リアケース4とから構成されている。ケース本体2には、従来のものと同様に各種の操作キー5と、各種の情報を表示させる液晶表示部6とが設けられ、ケース本体2の上下には、受信内容を聞き取るスピーカ部7と、通話者が発する音声を捕捉するマイク部8とが設けられている。また、ケース本体2上部には、電波の送受信を行うアンテナ部9と、点灯することにより着信等の様々な情報を使用者に報知するランプ10とが設けられている。
【0017】
図2に示すようにフロントケース3には、凹部11が形成されている。凹部11内に位置する壁部12には、開口部13が形成されており、開口部13内には、液晶表示部6が設けられている。さらに、壁部12には、小孔(第1の小孔)14A、14Bが形成されており、この小孔14A、14Bの背面側には、図示しないマイクが設けられている。凹部11には、化粧板15が装着されており、この化粧板15には、開口部16A、16Bが形成されている。これにより、液晶表示部6と各種操作キー5は、この開口部16A、16Bを通して外面側に露出するようになっている。
【0018】
化粧板15の下端部には、ケース本体2の小孔14A、14Bに対応する位置にマイク用小孔(第2の小孔)17a、17bが形成されている。ここで、マイク用小孔17a、17bは、小孔14A、14Bと連通しており、通話者の発する音声をマイク用小孔17a、17bを通して、マイクに伝えるようになっている。
さらに、化粧板15の下端部には、化粧用小孔17c〜17fが形成されており、この化粧用小孔17c〜17fは、意匠効果を高めるために設けたものである。
【0019】
壁部12の下端部には、化粧板15の小孔17c〜17fと対応する位置に黒色に印刷された暗色部21が形成されている。
この暗色部21は、フロントケース3の凹部11に化粧板15が固定された場合に、化粧板15の小孔17c〜17fと面する位置となるように配置されている。このため、化粧板小孔17c〜17fの底面は、暗色部21に塞がれる構成となるため、目視した際に、黒色となっているように見える。
【0020】
次に、上記の構成からなる携帯電話機1の使用方法について説明する。
使用者は、通話をする際に、携帯電話機1の操作キー5を操作して、任意の電話番号をキー入力する。その後、操作キー5で電話番号を入力した後に、発信ボタンを押すと、通話が可能となり、使用者が発した音声は、本体ケース2の下端部に配置されたマイク用孔17a、17bを通してマイクへ到達する。
【0021】
ケース本体2側の外面側には、暗色部21が設けられているので、使用者が携帯電話機1を外面から見た場合に、化粧用小孔17c〜17fの底面が黒色となって見える。このため、化粧用小孔17c〜17fはマイク用孔17a、17bを通して見える色と略同じように見えるので、化粧用小孔17c〜17fであるということが視認しにくくなる。
また、化粧用小孔17c〜17fの底面は、ケース本体2の暗色部21に塞がれているため、ケース本体2内への塵埃、水等の侵入を防ぐことができる。
【0022】
上記のように、この携帯電話機1によれば、化粧板15に形成された化粧用小孔17c〜17fと対面するフロントケース3外面の位置に黒色の暗色部21が形成されているため、フロントケース3の凹部11に化粧板15を装着した場合、化粧用小孔17c〜17fの底面が黒色となる。これにより、化粧用小孔17c〜17fを外面から見た場合、使用者には、マイク用孔17a、17bを通して見える色と略同じように見えるので、化粧用小孔17c〜17fであるということが視認しにくくなり、意匠的に外観を向上させることができる。
また、化粧用小孔17c〜17fは、底面が暗色部21で塞がれており、ケース本体2内まで貫通していないので、化粧用小孔17c〜17fからケース本体2内へ塵埃、水等が侵入することを防止できる。
なお、上記実施の形態においては、暗色部21を形成するのに黒色の印刷を用いたが、これに限るものではなく、黒色のシートを暗色部21に貼着させてもよい。これにより、暗色部21の製作が容易にでき、意匠的に外観を向上させることができる。
【0023】
また、上記実施の形態において暗色部21は、化粧板15の化粧用小孔17c〜17fの2孔に対して1つづつであったがこれに限るものではない。例えば、暗色部21は化粧用小孔17c〜17fの1孔に対して1つづつ設けてもよい。
また、上記実施の形態においては、本発明をマイク部8にのみ適用したものであったが、これに限るものでなく、スピーカ部7にも適用してもよい。これにより、意匠的に外観をさらに向上させることができる。
また、上記実施の形態においては、マイク用小孔が2つ、化粧用小孔が4つとされていたが、これに限るものではない。
また、上記実施の形態においては、ストレート型の携帯電話機を用いたが、これに限るものでなく、折り畳み型等の様々な形状の携帯電話機に適用できる。
【0024】
【発明の効果】
この発明によれば、化粧用小孔の底面に位置するケース本体側の外面側に暗色部が設けられているので、化粧用小孔から塵埃、水等が侵入することを防止できる。また、化粧用小孔は、底面が暗色であるので、外面から見た場合に化粧用小孔であるということが視認しにくく、したがって、意匠的に外観を向上させることができる。
【0025】
この発明によれば、化粧用小孔が形成されている部分に対向するようにケース外面に設けられた暗色部が、黒色の印刷により形成されているため、容易に製作できるものである。さらに、化粧用小孔は、底面を暗色としているので、外面から見た場合に、化粧用小孔であるということが視認しにくく、したがって、意匠的に外観を向上させることができる。
【0026】
この発明によれば、化粧用小孔が形成されている部分に対向するようにケース外面に設けられた暗色部が、黒色のシートにより貼着されているため、容易に製作できる。さらに、化粧用小孔は、底面を暗色としているので、外面から見た場合に、化粧用小孔であるということが視認しにくく、したがって、意匠的に外観を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施の形態に係る携帯電話機の斜視図である。
【図2】本発明における実施の形態に係る携帯電話機の一部を分解した斜視図である。
【図3】従来の携帯電話機の斜視図である。
【図4】ケース本体に化粧用小孔を設けた携帯電話機の斜視図である。
【図5】ケース本体に化粧用小孔を設けた携帯電話機の一部を分解した分解した斜視図である。
【図6】ケース本体に化粧用小孔を設けた携帯電話機の斜視図である。
【図7】ケース本体に化粧用小孔を設けた携帯電話機の一部を分解した分解した斜視図である。
【符号の説明】
2 ケース本体
14A、14B 小孔(第1の小孔)
15 化粧板
17a、17b マイク用小孔(第2の小孔)
17c〜17f 化粧用小孔
21 暗色部
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧用小孔が形成された携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、意匠効果を高めるマルチファンクションキーとしては、表面に4個の指標部を有する飾りパネルと、この飾りパネルの背面側に配置された照明用LEDとを備えたものが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。このマルチファンクションキーには、飾りパネルの指標部に光拡散印刷が施されており、照明用LEDを点灯させることにより、光拡散印刷を施した指標部を照明させるものである。しかし、この構成においては、照明用LEDの照明により指標部を強調してしまうため、十分な意匠効果が得られないという問題がある。
【0003】
周知のように、携帯電話機には、図3に示すように、機器のケース本体101の前面側に、各種の操作キー102と、各種の情報を表示させる液晶表示部103とが設けられ、ケース本体101の上下に、受信内容を聞き取るスピーカ部104と、通話者が発する音声を捕捉するマイク部105とが設けられている。この種の携帯電話機において、マイク部105は、ケース本体101の下端に小孔106を形成し、ケース本体101の内面側に小孔106に対面する位置に図示しないマイクを設けた構成とされている。しかし、この構成においては、マイクに音を伝える小孔106が1個であるため、十分な意匠効果が得られず、商品価値を高めることができないという問題がある。
【0004】
この問題を解決するためには、例えば図4、図5および図6、図7に示す携帯電話機が考えられる。図4、図5に示す携帯電話機には、図3に示す構成と同様に機器のケース本体111の前面側に各種の操作キー112と、各種の情報を表示させる液晶表示部113とが設けられ、ケース本体111の上下に受信内容を聞き取るスピーカ部114と、通話者が発する音声を捕捉するマイク部115とが設けられている。この場合、ケース本体111は、フロントケース116とリアケース117とからなっており、フロントケース116には、凹部118が形成されている。凹部118内に位置する壁部119には、開口部120が形成されており、開口部120内には、液晶表示部113が設けられている。さらに、壁部119には、複数の小孔122A、122Bが形成されており、小孔122A、122Bの背面側には、図示しないマイクが設けられている。
【0005】
凹部118には、化粧板123が装着されており、この化粧板123には、開口部124A、124Bが形成されている。液晶表示部113と各種操作キー112は、この開口部124A、124Bを通して外面側に露出するようになっている。化粧板123の下端部には、ケース本体の小孔122A、122Bに対応する位置にマイク用小孔125a、125bが形成されている。ここで、マイク用小孔125a、125bは、小孔122A、122Bと連通しており、通話者の発する音声をこの小孔125a、125bを通して、マイクに伝えるようになっている。
さらに、化粧板123の下端部には化粧用小孔125c〜125fが形成されており、この化粧用小孔125c〜125fは、意匠効果を高めるために設けたものである。
【0006】
また、図6、図7に示す携帯電話機には、上記構成に加えて、ケース本体113には、小孔131A〜131Fが設けられており、化粧板123には、小孔132a〜132fが設けられている。ここで、化粧板123がケース本体111に装着された場合に、ケース本体111の小孔131A〜131Fと化粧板123の小孔132a〜132fとが連通するように構成されている。なお、この構成においても、小孔131A、131Bの対応する位置にマイクが設けられている。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−184971号公報(段落番号0012、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の図4、図5に示す携帯電話機は、ケース本体111の外面に化粧板123の化粧用小孔125c〜125fが接しているため、目視した際に、ケース本体111の外面の色が化粧用小孔125c〜125fを通して見えてしまい、意匠的に外観が劣るという問題があった。
また、上記の図6、図7に示す携帯電話機は、化粧用小孔132c〜132fがケース本体111の小孔131A〜131Fを通してケース本体111の内部にまで連通しているため、塵埃、水等が化粧用小孔132c〜132fからケース本体111内部に侵入するという問題があった。
【0009】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、ケース本体に設けるマイクに音を導く小孔を複数設けて、意匠効果の向上を図れる携帯電話機において、化粧用小孔から塵埃、水等が侵入するのを防止することのできる携帯電話機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
この発明に係わる携帯電話機は、第1の小孔が形成されたケース本体と、該ケース本体の内側に、前記第1の小孔部分に位置させて固定された通話音捕捉用のマイクと、該ケース本体の外面側に、前記第1の小孔が形成された部分を含むように固定され、前記第1の小孔と連通する第2の小孔が形成されるとともに、該第2の小孔の近傍に化粧用小孔が形成された化粧板と、前記ケース外面に、前記化粧用小孔が形成された部分に対向するように設けられた暗色部とを備えてなることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、通話時において、使用者から発した音声が、化粧板の小孔と、ケース本体の小孔を通してマイクへ到達することになる。この際、化粧用小孔が形成されている部分に対向するようにケース側の外面側に暗色部が設けられており、化粧用小孔は塞がれているため、化粧用小孔から塵埃、水等が侵入するのを防止する。また、化粧用小孔は、底面が暗色であるので、外面から見た場合に化粧用小孔であるということが視認しにくく、したがって、意匠的に外観を向上できるものである。
【0012】
この発明に係わる携帯電話機は、前記暗色部が、暗色の印刷により形成されていることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、化粧用小孔が形成されている部分に対向するようにケース外面に設けられた暗色部が、黒色の印刷により形成されているため、容易に製作できるものである。さらに、化粧用小孔は、底面が暗色であるので、外面から見た場合に化粧用小孔であるということが視認しにくく、したがって、意匠的に外観を向上できるものである。
【0014】
この発明に係わる携帯電話機は、前記暗色部が、前記ケース外面に貼着されたシートからなることを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、化粧用小孔が形成されている部分に対向するようにケース外面に設けられた暗色部が、黒色のシートにより貼着されているため、容易に製作できるものである。さらに、化粧用小孔は、底面が暗色であるので、外面から見た場合に化粧用小孔であるということが視認しにくく、したがって、意匠的に外観を向上できるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する
図1は、本発明を適用した、いわゆるストレート型の携帯電話機1を示す図であり、この携帯電話機1のケース本体2は、図4から図7に示す携帯電話機と同様に、フロントケース3と、リアケース4とから構成されている。ケース本体2には、従来のものと同様に各種の操作キー5と、各種の情報を表示させる液晶表示部6とが設けられ、ケース本体2の上下には、受信内容を聞き取るスピーカ部7と、通話者が発する音声を捕捉するマイク部8とが設けられている。また、ケース本体2上部には、電波の送受信を行うアンテナ部9と、点灯することにより着信等の様々な情報を使用者に報知するランプ10とが設けられている。
【0017】
図2に示すようにフロントケース3には、凹部11が形成されている。凹部11内に位置する壁部12には、開口部13が形成されており、開口部13内には、液晶表示部6が設けられている。さらに、壁部12には、小孔(第1の小孔)14A、14Bが形成されており、この小孔14A、14Bの背面側には、図示しないマイクが設けられている。凹部11には、化粧板15が装着されており、この化粧板15には、開口部16A、16Bが形成されている。これにより、液晶表示部6と各種操作キー5は、この開口部16A、16Bを通して外面側に露出するようになっている。
【0018】
化粧板15の下端部には、ケース本体2の小孔14A、14Bに対応する位置にマイク用小孔(第2の小孔)17a、17bが形成されている。ここで、マイク用小孔17a、17bは、小孔14A、14Bと連通しており、通話者の発する音声をマイク用小孔17a、17bを通して、マイクに伝えるようになっている。
さらに、化粧板15の下端部には、化粧用小孔17c〜17fが形成されており、この化粧用小孔17c〜17fは、意匠効果を高めるために設けたものである。
【0019】
壁部12の下端部には、化粧板15の小孔17c〜17fと対応する位置に黒色に印刷された暗色部21が形成されている。
この暗色部21は、フロントケース3の凹部11に化粧板15が固定された場合に、化粧板15の小孔17c〜17fと面する位置となるように配置されている。このため、化粧板小孔17c〜17fの底面は、暗色部21に塞がれる構成となるため、目視した際に、黒色となっているように見える。
【0020】
次に、上記の構成からなる携帯電話機1の使用方法について説明する。
使用者は、通話をする際に、携帯電話機1の操作キー5を操作して、任意の電話番号をキー入力する。その後、操作キー5で電話番号を入力した後に、発信ボタンを押すと、通話が可能となり、使用者が発した音声は、本体ケース2の下端部に配置されたマイク用孔17a、17bを通してマイクへ到達する。
【0021】
ケース本体2側の外面側には、暗色部21が設けられているので、使用者が携帯電話機1を外面から見た場合に、化粧用小孔17c〜17fの底面が黒色となって見える。このため、化粧用小孔17c〜17fはマイク用孔17a、17bを通して見える色と略同じように見えるので、化粧用小孔17c〜17fであるということが視認しにくくなる。
また、化粧用小孔17c〜17fの底面は、ケース本体2の暗色部21に塞がれているため、ケース本体2内への塵埃、水等の侵入を防ぐことができる。
【0022】
上記のように、この携帯電話機1によれば、化粧板15に形成された化粧用小孔17c〜17fと対面するフロントケース3外面の位置に黒色の暗色部21が形成されているため、フロントケース3の凹部11に化粧板15を装着した場合、化粧用小孔17c〜17fの底面が黒色となる。これにより、化粧用小孔17c〜17fを外面から見た場合、使用者には、マイク用孔17a、17bを通して見える色と略同じように見えるので、化粧用小孔17c〜17fであるということが視認しにくくなり、意匠的に外観を向上させることができる。
また、化粧用小孔17c〜17fは、底面が暗色部21で塞がれており、ケース本体2内まで貫通していないので、化粧用小孔17c〜17fからケース本体2内へ塵埃、水等が侵入することを防止できる。
なお、上記実施の形態においては、暗色部21を形成するのに黒色の印刷を用いたが、これに限るものではなく、黒色のシートを暗色部21に貼着させてもよい。これにより、暗色部21の製作が容易にでき、意匠的に外観を向上させることができる。
【0023】
また、上記実施の形態において暗色部21は、化粧板15の化粧用小孔17c〜17fの2孔に対して1つづつであったがこれに限るものではない。例えば、暗色部21は化粧用小孔17c〜17fの1孔に対して1つづつ設けてもよい。
また、上記実施の形態においては、本発明をマイク部8にのみ適用したものであったが、これに限るものでなく、スピーカ部7にも適用してもよい。これにより、意匠的に外観をさらに向上させることができる。
また、上記実施の形態においては、マイク用小孔が2つ、化粧用小孔が4つとされていたが、これに限るものではない。
また、上記実施の形態においては、ストレート型の携帯電話機を用いたが、これに限るものでなく、折り畳み型等の様々な形状の携帯電話機に適用できる。
【0024】
【発明の効果】
この発明によれば、化粧用小孔の底面に位置するケース本体側の外面側に暗色部が設けられているので、化粧用小孔から塵埃、水等が侵入することを防止できる。また、化粧用小孔は、底面が暗色であるので、外面から見た場合に化粧用小孔であるということが視認しにくく、したがって、意匠的に外観を向上させることができる。
【0025】
この発明によれば、化粧用小孔が形成されている部分に対向するようにケース外面に設けられた暗色部が、黒色の印刷により形成されているため、容易に製作できるものである。さらに、化粧用小孔は、底面を暗色としているので、外面から見た場合に、化粧用小孔であるということが視認しにくく、したがって、意匠的に外観を向上させることができる。
【0026】
この発明によれば、化粧用小孔が形成されている部分に対向するようにケース外面に設けられた暗色部が、黒色のシートにより貼着されているため、容易に製作できる。さらに、化粧用小孔は、底面を暗色としているので、外面から見た場合に、化粧用小孔であるということが視認しにくく、したがって、意匠的に外観を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施の形態に係る携帯電話機の斜視図である。
【図2】本発明における実施の形態に係る携帯電話機の一部を分解した斜視図である。
【図3】従来の携帯電話機の斜視図である。
【図4】ケース本体に化粧用小孔を設けた携帯電話機の斜視図である。
【図5】ケース本体に化粧用小孔を設けた携帯電話機の一部を分解した分解した斜視図である。
【図6】ケース本体に化粧用小孔を設けた携帯電話機の斜視図である。
【図7】ケース本体に化粧用小孔を設けた携帯電話機の一部を分解した分解した斜視図である。
【符号の説明】
2 ケース本体
14A、14B 小孔(第1の小孔)
15 化粧板
17a、17b マイク用小孔(第2の小孔)
17c〜17f 化粧用小孔
21 暗色部
Claims (3)
- 第1の小孔が形成されたケース本体と、
該ケース本体の内側に、前記第1の小孔部分に位置させて固定された通話音捕捉用のマイクと、
該ケース本体の外面側に、前記第1の小孔が形成された部分を含むように固定され、前記第1の小孔と連通する第2の小孔が形成されるとともに、該第2の小孔の近傍に化粧用小孔が形成された化粧板と、
前記ケース外面に、前記化粧用小孔が形成された部分に対向するように設けられた暗色部とを備えてなる携帯電話機。 - 前記暗色部が、暗色の印刷により形成されている請求項1記載の携帯電話機。
- 前記暗色部が、前記ケース外面に貼着されたシートからなる請求項1記載の携帯電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003179746A JP2005020181A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 携帯電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003179746A JP2005020181A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 携帯電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005020181A true JP2005020181A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34180994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003179746A Withdrawn JP2005020181A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 携帯電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005020181A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109070389A (zh) * | 2016-04-11 | 2018-12-21 | 三菱化学株式会社 | 纤维增强树脂材料的制造方法及纤维增强树脂材料的制造装置 |
-
2003
- 2003-06-24 JP JP2003179746A patent/JP2005020181A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109070389A (zh) * | 2016-04-11 | 2018-12-21 | 三菱化学株式会社 | 纤维增强树脂材料的制造方法及纤维增强树脂材料的制造装置 |
CN109070389B (zh) * | 2016-04-11 | 2021-06-15 | 三菱化学株式会社 | 纤维增强树脂材料的制造方法及纤维增强树脂材料的制造装置 |
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