JP2005018827A - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Yushi Fukuchi
雄史 福地
Masaji Hitai
正司 比田井
Toyoji Makino
豊司 牧野
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Abstract

【課題】違法なコンテンツの利用の可能性を招くことなく、コンテンツの可搬性や利便性を高めることができる情報記録再生装置を得ることを目的とする。
【解決手段】挿抜自在のID情報記録媒体11に記録されているID情報と同一のID情報がコンテンツ記録媒体12に記録されている場合、あるいは、そのコンテンツ記録媒体12に記録されているID情報と同一のID情報が記録されている挿抜自在のID情報記録媒体11がホームネットワーク3上の他の情報記録再生装置2に挿入されている場合、そのコンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出して再生する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンテンツの著作権の保護を図る機能を有する情報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electrical Engineers)1394バスに、AV機器などの情報記録再生装置が接続されている場合において、ユーザが記録媒体を情報記録再生装置に装着して、コンテンツを記録媒体に記録する場合、コンテンツの著作権を保護するために、情報記録再生装置がそのコンテンツの他に情報記録再生装置に割り当てられている固有のID情報も記録媒体に記録する。
一方、ユーザが記録媒体を情報記録再生装置に装着して、記録媒体に記録されているコンテンツを再生する場合、その記録媒体に記録されているID情報と情報記録再生装置のID情報が一致する場合に限り、情報記録再生装置が記録媒体からコンテンツを読み出して再生する。
このため、コンテンツを記録媒体に記録した情報記録再生装置以外では、コンテンツを再生することができず、コンテンツの利用の利便性が損なわれる。
【0003】
これに対して、以下の特許文献1に開示されている情報記録再生装置では、記録媒体に記録されているID情報と情報記録再生装置のID情報が一致しない場合でも、ローカルネットワークに接続されている他の情報記録再生装置のID情報が記録媒体に記録されているID情報と一致すれば、情報記録再生装置が記録媒体からコンテンツを読み出して再生できるようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−132910号公報(段落番号[0012]から[0015]、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の情報記録再生装置は以上のように構成されているので、記録媒体に記録されているID情報と自己のID情報が一致しない場合でも、ローカルネットワークに接続されている他の情報記録再生装置のID情報が記録媒体に記録されているID情報と一致すれば、その記録媒体からコンテンツを読み出して再生することができる。しかし、そのローカルネットワークに接続されていない機器に記録媒体を装着しても、その記録媒体に記録されているコンテンツを再生することができず、コンテンツの可搬性や利便性が損なわれるなどの課題があった。
【0006】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、違法なコンテンツの利用の可能性を招くことなく、コンテンツの可搬性や利便性を高めることができる情報記録再生装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る情報記録再生装置は、挿抜自在のID情報記録媒体に記録されているID情報と同一のID情報がコンテンツ記録媒体に記録されている場合、あるいは、そのコンテンツ記録媒体に記録されているID情報と同一のID情報が記録されている挿抜自在のID情報記録媒体がネットワーク上の他の機器に挿入されている場合、そのコンテンツ記録媒体からコンテンツを読み出すコンテンツ読出手段を設け、そのコンテンツ読出手段により読み出されたコンテンツを再生するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による情報記録再生装置が適用される情報記録再生システムを示す構成図であり、情報記録再生装置1,2がホームネットワーク3に接続されている。図1の例では、同一構成の情報記録再生装置がホームネットワーク3に2台接続されているが、3台以上の情報記録再生装置がホームネットワーク3に接続されていてもよい。
情報記録再生装置1のID情報記録媒体11は例えばICカードやメモリカードからなり、情報記録再生装置1に割り当てられている固有のID情報が記録されている。情報記録再生装置1のコンテンツ記録媒体12は例えばハードディスク,DVDディスク,DVHSテープなどからなり、コンテンツ記録・再生部16により情報記録再生装置1の固有のID情報とコンテンツが記録される。
【0009】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は挿抜自在のID情報記録媒体11を装着するカードスロットを有し、そのID情報記録媒体11がカードスロットに装着されているとき、そのID情報記録媒体11から固有のID情報を読み取り、その固有のID情報とコンテンツ記録媒体12に記録されているID情報の照合処理を実施する。
情報記録再生装置1のID情報共有部14はID情報管理部13の照合処理がID情報の不一致を示す場合、ネットワークインタフェース15を介して、コンテンツ記録媒体12に記録されているID情報をホームネットワーク3に接続されている情報記録再生装置2に送信して、ID情報の問い合わせを行うことにより、情報記録再生装置2から当該ID情報と同一のID情報が記録されているID情報記録媒体11が装着されているか否かを示す回答を受信する。
なお、ID情報管理部13はID情報読取手段を構成し、ID情報管理部13及びID情報共有部14はコンテンツ読出手段を構成している。
【0010】
情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生部16はID情報管理部13の照合処理がID情報の一致を示す場合、あるいは、ID情報共有部14により受信された回答が同一のID情報が記録されているID情報記録媒体11が装着されている旨を示す場合、コンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出し、そのコンテンツを再生する。なお、コンテンツ記録・再生部16はコンテンツ読出手段及びコンテンツ再生手段を構成している。
また、コンテンツ記録・再生部16はID情報管理部12により読み取られたID情報とコンテンツをコンテンツ記録媒体12に記録するコンテンツ記録手段も構成している。
【0011】
次に動作について説明する。
例えば、デジタルチューナ(図示せず)を利用して、デジタル放送のコンテンツを正当に受信し、ユーザがそのコンテンツの記録を希望する場合、コンテンツ記録媒体12を情報記録再生装置1に装着するとともに、情報記録再生装置1の固有のID情報が記録されているID情報記録媒体11を情報記録再生装置1に装着する。ここでは、説明の便宜上、コンテンツ記録媒体12を情報記録再生装置1に装着するものについて示すが、コンテンツ記録媒体12を情報記録再生装置2に装着する場合には、情報記録再生装置2の固有のID情報が記録されているID情報記録媒体11を情報記録再生装置2に装着する。
【0012】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報記録媒体11がカードスロットに装着されると、そのID情報記録媒体11から情報記録再生装置1に割り当てられている固有のID情報を読み取る。
情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生部16は、ID情報管理部13が情報記録再生装置1に割り当てられている固有のID情報を読み取ると、そのID情報と上記コンテンツを対にしてコンテンツ記録媒体12に記録する。
【0013】
一方、ユーザが情報記録再生装置1又は情報記録再生装置2を利用して、コンテンツ記録媒体12に記録したコンテンツの再生を希望する場合、例えば、そのコンテンツ記録媒体12を情報記録再生装置1に装着して、情報記録再生装置1のID情報が記録されているID情報記録媒体11を情報記録再生装置1に装着する。
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報記録媒体11がカードスロットに装着されると、そのID情報記録媒体11から情報記録再生装置1に割り当てられている固有のID情報を読み取るとともに、コンテンツ記録・再生部16を介して、コンテンツ記録媒体12から再生を希望するコンテンツと対にして記録されているID情報を読み取る。
【0014】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、双方のID情報を読み取ると、双方のID情報を比較する。
因みに、再生希望のコンテンツが情報記録再生装置1を利用してコンテンツ記録媒体12に記録された場合には、双方のID情報が一致するが、再生希望のコンテンツが情報記録再生装置2を利用してコンテンツ記録媒体12に記録された場合や、再生希望のコンテンツが不正にコンテンツ記録媒体12に記録された場合などでは、双方のID情報が一致しない。
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、双方のID情報が一致する場合、コンテンツの再生指令をコンテンツ記録・再生部16に出力する。
情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生部16は、ID情報管理部13からコンテンツの再生指令を受けると、コンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出し、そのコンテンツを再生する。
【0015】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、双方のID情報が一致しない場合、ID情報の問い合わせ要求をID情報共有部14に出力する。
情報記録再生装置1のID情報共有部14は、ID情報管理部13からID情報の問い合わせ要求を受けると、ネットワークインタフェース15を介して、コンテンツ記録媒体12に記録されているID情報をホームネットワーク3に接続されている情報記録再生装置2に送信して、ID情報の問い合わせを行う。
【0016】
情報記録再生装置2のID情報管理部13は、ID情報共有部14が情報記録再生装置1からID情報の問い合わせを受けると、情報記録再生装置2に割り当てられている固有のID情報が記録されているID情報記録媒体11がカードスロットに装着されていれば、そのID情報記録媒体11から固有のID情報を読み取り、そのID情報と情報記録再生装置1から送信されたID情報(情報記録再生装置1のコンテンツ記録媒体12に記録されているID情報)を比較する。情報記録再生装置2のID情報共有部14は、ID情報管理部13がID情報の一致を示す場合、ネットワークインタフェース15を介して、同一のID情報が記録されているID情報記録媒体11を装着している旨を示す回答を情報記録再生装置1に送信する。一方、ID情報管理部13がID情報の不一致を示す場合、ネットワークインタフェース15を介して、同一のID情報が記録されているID情報記録媒体11を装着していない旨を示す回答を情報記録再生装置1に送信する。
【0017】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報共有部14が情報記録再生装置2から同一のID情報が記録されているID情報記録媒体11を装着している旨を示す回答を受信すると、コンテンツの再生指令をコンテンツ記録・再生部16に出力する。
情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生部16は、ID情報管理部13からコンテンツの再生指令を受けると、コンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出し、そのコンテンツを再生する。
【0018】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報共有部14が情報記録再生装置2から同一のID情報が記録されているID情報記録媒体11を装着していない旨を示す回答を受信すると、コンテンツの再生指令をコンテンツ記録・再生部16に出力しない。
したがって、この場合には、情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生部16がコンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出さず、そのコンテンツを再生することはない。
【0019】
次に、図2に示すように、図1の情報記録再生システムが構成されているローカルエリアネットワークAの他に、図1の情報記録再生システムと同様の情報記録再生システムが構成されているローカルエリアネットワークBが存在する場合について説明する。
例えば、ローカルエリアネットワークAの情報記録再生装置1を利用して、コンテンツがコンテンツ記録媒体12に記録された場合には、上述したように、ローカルエリアネットワークAの情報記録再生装置1又は情報記録再生装置2を利用して、そのコンテンツを再生することができる。
【0020】
しかし、そのコンテンツが記録されたコンテンツ記録媒体12をローカルエリアネットワークBの情報記録再生装置1又は情報記録再生装置2に装着しても、ローカルエリアネットワークAの情報記録再生装置1に割り当てられている固有のID情報を記録しているID情報記録媒体11がローカルエリアネットワークBの情報記録再生装置1又は情報記録再生装置2に装着されていなければ、コンテンツ記録媒体12に記録されているID情報と一致するID情報が記録されているID情報記録媒体11がローカルエリアネットワークB内に存在しないので、ローカルエリアネットワークBの情報記録再生装置1,2がコンテンツを再生することができない。
【0021】
ただし、ユーザがローカルエリアネットワークAの情報記録再生装置1に割り当てられている固有のID情報を記録しているID情報記録媒体11も、ローカルエリアネットワークBの情報記録再生装置1又は情報記録再生装置2に装着すれば、ローカルエリアネットワークAの情報記録再生装置1,2と同様の処理を実施することにより、そのコンテンツが再生される。
【0022】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、挿抜自在のID情報記録媒体11に記録されているID情報と同一のID情報がコンテンツ記録媒体12に記録されている場合、あるいは、そのコンテンツ記録媒体12に記録されているID情報と同一のID情報が記録されている挿抜自在のID情報記録媒体11がホームネットワーク3上の他の情報記録再生装置2に挿入されている場合、そのコンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出して再生するように構成したので、違法なコンテンツの利用の可能性を招くことなく、コンテンツの可搬性や利便性を高めることができる効果を奏する。
即ち、同一のホームネットワーク3に接続されている情報記録再生装置1,2だけではなく、その情報記録再生装置1,2からID情報記録媒体11とコンテンツ記録媒体12を抜いて、他のホームネットワーク3に接続されている情報記録再生装置1,2に装着すれば、他のホームネットワーク3に接続されている情報記録再生装置1,2でもコンテンツ記録媒体12に記録されているコンテンツを再生することができるため、コンテンツの可搬性や利便性を高めることができる効果を奏する。
【0023】
また、この実施の形態1によれば、ID情報管理部13により読み取られたID情報とコンテンツをコンテンツ記録媒体12に記録するコンテンツ記録・再生部16を設けるように構成したので、最初からコンテンツが記録されたコンテンツ記録媒体12を購入等した場合に限らず、例えば、デジタル放送のコンテンツを受信したり、インターネットを介してコンテンツをダウンロードしたりするような場合でも、そのコンテンツの著作権を保護することができる効果を奏する。
【0024】
なお、この実施の形態1では、ID情報記録媒体11には、最初から情報記録再生装置1に割り当てられている固有のID情報が記録されているものについて示したが、情報記録再生装置1,2のID情報管理部13が固有のID情報をID情報記録媒体11に記録するID情報記録手段を搭載していてもよい。
【0025】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2による情報記録再生装置が適用される情報記録再生システムを示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
コンテンツ記録・再生・複製部17は図1のコンテンツ記録・再生部16と同様の機能を有する他に、コンテンツ記録媒体12に記録されているコンテンツを複製するコンテンツ複製手段も構成している。
【0026】
次に動作について説明する。
ユーザが情報記録再生装置1を利用して、コンテンツを複製する場合、ユーザが複製を希望するコンテンツが記録されているコンテンツ記録媒体12を情報記録再生装置1に装着するとともに、情報記録再生装置1のID情報が記録されているID情報記録媒体11を情報記録再生装置1に装着する。
【0027】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報記録媒体11がカードスロットに装着されると、そのID情報記録媒体11から情報記録再生装置1に割り当てられている固有のID情報を読み取るとともに、コンテンツ記録・再生・複製部17を介して、コンテンツ記録媒体12から複製を希望するコンテンツと対にして記録されているID情報を読み取る。
【0028】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、双方のID情報を読み取ると、双方のID情報を比較する。
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、双方のID情報が一致する場合、コンテンツの複製指令をコンテンツ記録・再生・複製部17に出力する。
情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生・複製部17は、ID情報管理部13からコンテンツの複製指令を受けると、コンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出して、そのコンテンツを複製し、その複製したコンテンツをコンテンツ記録媒体12に記録する。この際、複製元のコンテンツと対にして記録されていたID情報を複製後のコンテンツと対にして記録する。
【0029】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、双方のID情報が一致しない場合、ID情報の問い合わせ要求をID情報共有部14に出力する。
情報記録再生装置1のID情報共有部14は、ID情報管理部13からID情報の問い合わせ要求を受けると、ネットワークインタフェース15を介して、コンテンツ記録媒体12に記録されているID情報をホームネットワーク3に接続されている情報記録再生装置2に送信して、ID情報の問い合わせを行う。
【0030】
情報記録再生装置2のID情報管理部13は、ID情報共有部14が情報記録再生装置1からID情報の問い合わせを受けると、情報記録再生装置2に割り当てられている固有のID情報が記録されているID情報記録媒体11がカードスロットに装着されていれば、そのID情報記録媒体11から固有のID情報を読み取り、そのID情報と情報記録再生装置1から送信されたID情報(情報記録再生装置1のコンテンツ記録媒体12に記録されているID情報)を比較する。情報記録再生装置2のID情報共有部14は、ID情報管理部13がID情報の一致を示す場合、ネットワークインタフェース15を介して、同一のID情報が記録されているID情報記録媒体11を装着している旨を示す回答を情報記録再生装置1に送信する。一方、ID情報管理部13がID情報の不一致を示す場合、ネットワークインタフェース15を介して、同一のID情報が記録されているID情報記録媒体11を装着していない旨を示す回答を情報記録再生装置1に送信する。
【0031】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報共有部14が情報記録再生装置2から同一のID情報が記録されているID情報記録媒体11を装着している旨を示す回答を受信すると、コンテンツの複製指令をコンテンツ記録・再生・複製部17に出力する。
情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生・複製部17は、ID情報管理部13からコンテンツの複製指令を受けると、コンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出して、そのコンテンツを複製し、その複製したコンテンツをコンテンツ記録媒体12に記録する。この際、複製元のコンテンツと対にして記録されていたID情報を複製後のコンテンツと対にして記録する。
【0032】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報共有部14が情報記録再生装置2から同一のID情報が記録されているID情報記録媒体11を装着していない旨を示す回答を受信すると、コンテンツの複製指令をコンテンツ記録・再生・複製部17に出力しない。
したがって、この場合には、情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生・複製部17がコンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出さず、そのコンテンツを複製することはない。
【0033】
次に、ユーザが情報記録再生装置1を利用してコンテンツを複製する場合において、複製を希望するコンテンツが記録されているコンテンツ記録媒体12が情報記録再生装置2に装着されている場合について説明する。
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報記録媒体11がカードスロットに装着されると、そのID情報記録媒体11から情報記録再生装置1に割り当てられている固有のID情報を読み取るとともに、ID情報の問い合わせ要求をID情報共有部14に出力する。
情報記録再生装置1のID情報共有部14は、ID情報管理部13からID情報の問い合わせ要求を受けると、ネットワークインタフェース15を介して、情報記録再生装置1の固有のID情報をホームネットワーク3に接続されている情報記録再生装置2に送信して、ID情報の問い合わせを行う。
【0034】
情報記録再生装置2のID情報管理部13は、ID情報共有部14が情報記録再生装置1からID情報の問い合わせを受けると、情報記録再生装置2のコンテンツ記録媒体12から複製を希望するコンテンツと対にして記録されているID情報を読み取り、そのID情報と情報記録再生装置1から送信されたID情報(情報記録再生装置1の固有のID情報)を比較する。
情報記録再生装置2のID情報共有部14は、ID情報管理部13がID情報の一致を示す場合、ネットワークインタフェース15を介して、コンテンツ記録媒体12に同一のID情報が記録されている旨を示す回答を情報記録再生装置1に送信する。
【0035】
情報記録再生装置2のID情報管理部13は、双方のID情報が一致しない場合、更に、情報記録再生装置2に装着されているコンテンツ記録媒体12から固有のID情報を読み取り、そのID情報と情報記録再生装置2のコンテンツ記録媒体12に記録されているID情報を比較する。
情報記録再生装置2のID情報共有部14は、ID情報管理部13がID情報の一致を示す場合、ネットワークインタフェース15を介して、コンテンツ記録媒体12に同一のID情報が記録されている旨を示す回答を情報記録再生装置1に送信する。
情報記録再生装置2のID情報共有部14は、ID情報管理部13における2回の比較において、ID情報の不一致を示す場合、ネットワークインタフェース15を介して、コンテンツ記録媒体12に同一のID情報が記録されていない旨を示す回答を情報記録再生装置1に送信する。
【0036】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報共有部14が情報記録再生装置2からコンテンツ記録媒体12に同一のID情報が記録されている旨を示す回答を受信すると、コンテンツの複製指令をコンテンツ記録・再生・複製部17に出力する。
情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生・複製部17は、ID情報管理部13からコンテンツの複製指令を受けると、ネットワークインタフェース15を介して、情報記録再生装置2のコンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出して、そのコンテンツを複製し、その複製したコンテンツを情報記録再生装置1のコンテンツ記録媒体12に記録する。この際、複製元のコンテンツと対にして記録されていたID情報を複製後のコンテンツと対にして記録する。
【0037】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報共有部14が情報記録再生装置2からコンテンツ記録媒体12に同一のID情報が記録されていない旨を示す回答を受信すると、コンテンツの複製指令をコンテンツ記録・再生・複製部17に出力しない。
したがって、この場合には、情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生・複製部17が情報記録再生装置2のコンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出さず、そのコンテンツを複製することはない。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、コンテンツの複製が許可された正当なユーザのみがコンテンツの複製を行うことができる効果を奏する。
【0038】
なお、この実施の形態2では、複製後のコンテンツを情報記録再生装置1のコンテンツ記録媒体12に記録する際、複製元のコンテンツと対にして記録されていたID情報をコンテンツ記録媒体12に記録するものについて示したが、更に、ID情報記録媒体11に記録されている情報記録再生装置1の固有のID情報をコンテンツ記録媒体12に記録するようにしてもよい。
【0039】
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3による情報記録再生装置が適用される情報記録再生システムを示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
コンテンツ記録・再生・編集部18は図1のコンテンツ記録・再生部16と同様の機能を有する他に、コンテンツ記録媒体12に記録されているコンテンツを編集するコンテンツ編集手段も構成している。
【0040】
次に動作について説明する。
ユーザが情報記録再生装置1を利用して、コンテンツを編集する場合、ユーザが編集を希望するコンテンツが記録されているコンテンツ記録媒体12を情報記録再生装置1に装着するとともに、情報記録再生装置1のID情報が記録されているID情報記録媒体11を情報記録再生装置1に装着する。
【0041】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報記録媒体11がカードスロットに装着されると、そのID情報記録媒体11から情報記録再生装置1に割り当てられている固有のID情報を読み取るとともに、コンテンツ記録・再生・編集部18を介して、コンテンツ記録媒体12から編集を希望するコンテンツと対にして記録されているID情報を読み取る。
【0042】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、双方のID情報を読み取ると、双方のID情報を比較する。
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、双方のID情報が一致する場合、コンテンツの編集指令をコンテンツ記録・再生部・編集部18に出力する。
情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生・編集部18は、ID情報管理部13からコンテンツの編集指令を受けると、コンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出して、そのコンテンツを編集し、その編集したコンテンツをコンテンツ記録媒体12に記録する。この際、編集元のコンテンツと対にして記録されていたID情報を編集後のコンテンツと対にして記録する。
【0043】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、双方のID情報が一致しない場合、ID情報の問い合わせ要求をID情報共有部14に出力する。
情報記録再生装置1のID情報共有部14は、ID情報管理部13からID情報の問い合わせ要求を受けると、ネットワークインタフェース15を介して、コンテンツ記録媒体12に記録されているID情報をホームネットワーク3に接続されている情報記録再生装置2に送信して、ID情報の問い合わせを行う。
【0044】
情報記録再生装置2のID情報管理部13は、ID情報共有部14が情報記録再生装置1からID情報の問い合わせを受けると、情報記録再生装置2に割り当てられている固有のID情報が記録されているID情報記録媒体11がカードスロットに装着されていれば、そのID情報記録媒体11から固有のID情報を読み取り、そのID情報と情報記録再生装置1から送信されたID情報(情報記録再生装置1のコンテンツ記録媒体12に記録されているID情報)を比較する。
情報記録再生装置2のID情報共有部14は、ID情報管理部13がID情報の一致を示す場合、ネットワークインタフェース15を介して、同一のID情報が記録されているID情報記録媒体11を装着している旨を示す回答を情報記録再生装置1に送信する。一方、ID情報管理部13がID情報の不一致を示す場合、ネットワークインタフェース15を介して、同一のID情報が記録されているID情報記録媒体11を装着していない旨を示す回答を情報記録再生装置1に送信する。
【0045】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報共有部14が情報記録再生装置2から同一のID情報が記録されているID情報記録媒体11を装着している旨を示す回答を受信すると、コンテンツの編集指令をコンテンツ記録・再生・編集部18に出力する。
情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生・編集部18は、ID情報管理部13からコンテンツの編集指令を受けると、コンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出して、そのコンテンツを編集し、その編集したコンテンツをコンテンツ記録媒体12に記録する。この際、編集元のコンテンツと対にして記録されていたID情報を編集後のコンテンツと対にして記録する。
【0046】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報共有部14が情報記録再生装置2から同一のID情報が記録されているID情報記録媒体11を装着していない旨を示す回答を受信すると、コンテンツの編集指令をコンテンツ記録・再生・編集部18に出力しない。
したがって、この場合には、情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生・編集部18がコンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出さず、そのコンテンツを編集することはない。
【0047】
次に、ユーザが情報記録再生装置1を利用してコンテンツを編集する場合において、編集を希望するコンテンツが記録されているコンテンツ記録媒体12が情報記録再生装置2に装着された場合について説明する。
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報記録媒体11がカードスロットに装着されると、そのID情報記録媒体11から情報記録再生装置1に割り当てられている固有のID情報を読み取るとともに、ID情報の問い合わせ要求をID情報共有部14に出力する。
情報記録再生装置1のID情報共有部14は、ID情報管理部13からID情報の問い合わせ要求を受けると、ネットワークインタフェース15を介して、情報記録再生装置1の固有のID情報をホームネットワーク3に接続されている情報記録再生装置2に送信して、ID情報の問い合わせを行う。
【0048】
情報記録再生装置2のID情報管理部13は、ID情報共有部14が情報記録再生装置1からID情報の問い合わせを受けると、情報記録再生装置2のコンテンツ記録媒体12から編集を希望するコンテンツと対にして記録されているID情報を読み取り、そのID情報と情報記録再生装置1から送信されたID情報(情報記録再生装置1の固有のID情報)を比較する。
情報記録再生装置2のID情報共有部14は、ID情報管理部13がID情報の一致を示す場合、ネットワークインタフェース15を介して、コンテンツ記録媒体12に同一のID情報が記録されている旨を示す回答を情報記録再生装置1に送信する。
【0049】
情報記録再生装置2のID情報管理部13は、双方のID情報が一致しない場合、更に、情報記録再生装置2に装着されているコンテンツ記録媒体12から固有のID情報を読み取り、そのID情報と情報記録再生装置2のコンテンツ記録媒体12に記録されているID情報を比較する。
情報記録再生装置2のID情報共有部14は、ID情報管理部13がID情報の一致を示す場合、ネットワークインタフェース15を介して、コンテンツ記録媒体12に同一のID情報が記録されている旨を示す回答を情報記録再生装置1に送信する。
情報記録再生装置2のID情報共有部14は、ID情報管理部13における2回の比較において、ID情報の不一致を示す場合、ネットワークインタフェース15を介して、コンテンツ記録媒体12に同一のID情報が記録されていない旨を示す回答を情報記録再生装置1に送信する。
【0050】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報共有部14が情報記録再生装置2からコンテンツ記録媒体12に同一のID情報が記録されている旨を示す回答を受信すると、コンテンツの編集指令をコンテンツ記録・再生・編集部18に出力する。
情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生・編集部18は、ID情報管理部13からコンテンツの編集指令を受けると、ネットワークインタフェース15を介して、情報記録再生装置2のコンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出して、そのコンテンツを編集し、その編集したコンテンツを情報記録再生装置1のコンテンツ記録媒体12に記録する。この際、編集元のコンテンツと対にして記録されていたID情報を編集後のコンテンツと対にして記録する。
【0051】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報共有部14が情報記録再生装置2からコンテンツ記録媒体12に同一のID情報が記録されていない旨を示す回答を受信すると、コンテンツの編集指令をコンテンツ記録・再生・編集部18に出力しない。
したがって、この場合には、情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生・編集部18が情報記録再生装置2のコンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出さず、そのコンテンツを編集することはない。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、コンテンツの編集が許可された正当なユーザのみがコンテンツの編集を行うことができる効果を奏する。
【0052】
なお、この実施の形態3では、編集後のコンテンツを情報記録再生装置1のコンテンツ記録媒体12に記録する際、編集元のコンテンツと対にして記録されていたID情報をコンテンツ記録媒体12に記録するものについて示したが、更に、ID情報記録媒体11に記録されている情報記録再生装置1の固有のID情報をコンテンツ記録媒体12に記録するようにしてもよい。
【0053】
実施の形態4.
図5はこの発明の実施の形態4による情報記録再生装置が適用される情報記録再生システムを示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
暗号化・復号化部21はID情報記録媒体11に記録されている情報記録再生装置の固有のID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いてコンテンツを暗号化し、暗号化後のコンテンツと当該ID情報をコンテンツ記録媒体12に記録する一方、コンテンツ記録媒体12に記録されているID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いてコンテンツ記録媒体12に記録されているコンテンツを復号化し、復号化後のコンテンツをコンテンツ記録・再生部16に出力する。なお、暗号化・復号化部21はコンテンツ記録手段、コンテンツ読出手段及びコンテンツ再生手段を構成している。
【0054】
次に動作について説明する。
ユーザがコンテンツを情報記録再生装置1のコンテンツ記録媒体12に記録することを希望する場合、上記実施の形態1と同様に、コンテンツ記録媒体12を情報記録再生装置1に装着するとともに、情報記録再生装置1のID情報が記録されているID情報記録媒体11を情報記録再生装置1に装着する。
【0055】
情報記録再生装置1のID情報管理部13は、ID情報記録媒体11がカードスロットに装着されると、そのID情報記録媒体11から情報記録再生装置1に割り当てられている固有のID情報を読み取る。
情報記録再生装置1の暗号化・復号化部21は、ID情報管理部13が情報記録再生装置1に割り当てられている固有のID情報を読み取ると、そのID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いてコンテンツを暗号化する。
そして、そのID情報と暗号化後のコンテンツを対にしてコンテンツ記録媒体12に記録する。
【0056】
次に、ユーザが情報記録再生装置1のコンテンツ記録媒体12に記録されているコンテンツの再生を希望する場合について説明する。
情報記録再生装置1の暗号化・復号化部21は、上記実施の形態1と同様にして、ID情報管理部13がコンテンツの再生指令を出力すると(ID情報の一致を認定)、コンテンツ記録媒体12から再生を希望するコンテンツと対にして記録されているID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いて当該コンテンツを復号化する。
情報記録再生装置1のコンテンツ記録・再生部16は、暗号化・復号化部21から復号化されたコンテンツを受けると、そのコンテンツを再生する。
【0057】
以上で明らかなように、この実施の形態4によれば、コンテンツを暗号化して記録する一方、そのコンテンツを復号化して再生するように構成したので、コンテンツの保護の強化を図ることができる効果を奏する。
【0058】
実施の形態5.
上記実施の形態2では、コンテンツ記録・再生・複製部17がID情報管理部13からコンテンツの複製指令を受けると、そのコンテンツを複製するものについて示したが、図6に示すように、コンテンツ記録・再生・複製部17がID情報管理部13からコンテンツの複製指令を受けると、コンテンツ記録媒体12から暗号化されているコンテンツを読み出して、そのコンテンツを複製し、その複製したコンテンツをコンテンツ記録媒体12に記録するようにしてもよい。この際、複製元のコンテンツと対にして記録されていたID情報を複製後のコンテンツと対にして記録する。
これにより、複製したコンテンツの保護の強化を図ることができる効果を奏する。
【0059】
実施の形態6.
上記実施の形態5では、コンテンツ記録・再生・複製部17が暗号化されているコンテンツを複製するものについて示したが、情報記録再生装置1の暗号化・復号化部21が、上記実施の形態2と同様にしてID情報管理部13からコンテンツの複製指令を受けると、ID情報記録媒体11に記録されている情報記録再生装置1の固有のID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いて暗号化されているコンテンツ(コンテンツ記録媒体12に記録されているコンテンツ)を更に暗号化し、コンテンツ記録・再生・複製部17が暗号化後のコンテンツを複製し、その複製したコンテンツをコンテンツ記録媒体12に記録するようにしてもよい。この際、複製元のコンテンツと対にして記録されていたID情報と、ID情報記録媒体11に記録されている情報記録再生装置1の固有のID情報とを複製後のコンテンツと一緒に記録する。
これにより、複製したコンテンツの保護の強化を更に図ることができる効果を奏する。
【0060】
実施の形態7.
上記実施の形態3では、コンテンツ記録・再生・編集部18がID情報管理部13からコンテンツの編集指令を受けると、コンテンツ記録媒体12からコンテンツを読み出して、そのコンテンツを編集するものについて示したが、次のようにしてもよい。
即ち、暗号化・復号化部21は、図7に示すように、上記実施の形態3と同様にしてID情報管理部13からコンテンツの編集指令を受けると、コンテンツ記録媒体12から編集を希望するコンテンツと対にして記録されているID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いて当該コンテンツを復号化する。
【0061】
コンテンツ記録・再生・編集部18は、暗号化・復号化部21から復号化されたコンテンツを受けると、そのコンテンツを編集し、編集後のコンテンツを暗号化・復号化部21に出力する。
暗号化・復号化部21は、コンテンツ記録・再生・編集部18から編集後のコンテンツを受けると、ID情報記録媒体11に記録されている情報記録再生装置1の固有のID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いて編集後のコンテンツを暗号化し、暗号化後のコンテンツをコンテンツ記録媒体12に記録する。この際、編集元のコンテンツと対にして記録されていたID情報と、ID情報記録媒体11に記録されている情報記録再生装置1の固有のID情報とを編集後のコンテンツと一緒に記録する。
これにより、編集したコンテンツの保護の強化を図ることができる効果を奏する。
【0062】
実施の形態8.
上記実施の形態7では、暗号化・復号化部21がID情報記録媒体11に記録されている情報記録再生装置1の固有のID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いて編集後のコンテンツを暗号化するものについて示したが、暗号化・復号化部21が編集元のコンテンツと対にして記録されていたID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いて編集後のコンテンツを暗号化し、さらに、ID情報記録媒体11に記録されている情報記録再生装置1の固有のID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いて暗号化後のコンテンツを暗号化するようにしてもよい。
これにより、編集したコンテンツの保護の強化を更に図ることができる効果を奏する。
【0063】
実施の形態9.
上記実施の形態1〜8では、情報記録再生装置1のID情報管理部13が自己のカードスロットにID情報記録媒体11が装着されると、ID情報記録媒体11からID情報を読み取るものについて示したが、情報記録再生装置1のID情報管理部13が自己のカードスロットにID情報記録媒体11が装着されていない場合、ネットワークインタフェース15を介して、情報記録再生装置2のID情報管理部13のカードスロットに装着されているID情報記録媒体11からID情報を読み取るようにしてもよい。
これにより、コンテンツの可搬性や利便性を高めることができる効果を奏する。
【0064】
実施の形態10.
上記実施の形態1〜9では、情報記録再生装置1,2がコンテンツの記録と再生の機能を有するものについて示したが、コンテンツの記録機能、あるいは、コンテンツの再生機能のみを有する情報記録再生装置にも適用することができる。
また、上記実施の形態1〜9では、ID情報をコンテンツ記録媒体12に記録するものについて示したが、ID情報を暗号化してからコンテンツ記録媒体12に記録するようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態1〜9では、ID情報記録媒体11に記録されているID情報が情報記録再生装置1,2に割り当てられている固有のID情報であるものについて示したが、これに限るものではなく、例えば、ID情報記録媒体11に割り当てられている固有のID情報であってもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、ID情報読取手段により読み取られたID情報と同一のID情報がコンテンツ記録媒体に記録されている場合、あるいは、そのコンテンツ記録媒体に記録されているID情報と同一のID情報が記録されている挿抜自在のID情報記録媒体がネットワーク上の他の機器に挿入されている場合、そのコンテンツ記録媒体からコンテンツを読み出すコンテンツ読出手段を設け、そのコンテンツ読出手段により読み出されたコンテンツを再生するように構成したので、違法なコンテンツの利用の可能性を招くことなく、コンテンツの可搬性や利便性を高めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による情報記録再生装置が適用される情報記録再生システムを示す構成図である。
【図2】複数のローカルエリアネットワークからなる情報記録再生システムを示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態2による情報記録再生装置が適用される情報記録再生システムを示す構成図である。
【図4】この発明の実施の形態3による情報記録再生装置が適用される情報記録再生システムを示す構成図である。
【図5】この発明の実施の形態4による情報記録再生装置が適用される情報記録再生システムを示す構成図である。
【図6】この発明の実施の形態5による情報記録再生装置が適用される情報記録再生システムを示す構成図である。
【図7】この発明の実施の形態7による情報記録再生装置が適用される情報記録再生システムを示す構成図である。
【符号の説明】
1,2 情報記録再生装置、3 ホームネットワーク、11 ID情報記録媒体、12 コンテンツ記録媒体、13 ID情報管理部(ID情報読取手段、コンテンツ読出手段、ID情報記録手段)、14 ID情報共有部(コンテンツ読出手段)、15 ネットワークインタフェース、16 コンテンツ記録・再生部(コンテンツ読出手段、コンテンツ再生手段、コンテンツ記録手段)、17 コンテンツ記録・再生・複製部(コンテンツ読出手段、コンテンツ再生手段、コンテンツ記録手段、コンテンツ複製手段)、18 コンテンツ記録・再生・編集部(コンテンツ読出手段、コンテンツ再生手段、コンテンツ記録手段、コンテンツ編集手段)、21 暗号化・復号化部(コンテンツ記録手段、コンテンツ読出手段、コンテンツ再生手段)。

Claims (17)

  1. 挿抜自在のID情報記録媒体が装着されているとき、そのID情報記録媒体から固有のID情報を読み取るID情報読取手段と、上記ID情報読取手段により読み取られたID情報と同一のID情報がコンテンツ記録媒体に記録されている場合、あるいは、そのコンテンツ記録媒体に記録されているID情報と同一のID情報が記録されている挿抜自在のID情報記録媒体がネットワーク上の他の機器に挿入されている場合、そのコンテンツ記録媒体からコンテンツを読み出すコンテンツ読出手段と、上記コンテンツ読出手段により読み出されたコンテンツを再生するコンテンツ再生手段とを備えた情報記録再生装置。
  2. 固有のID情報をID情報記録媒体に記録するID情報記録手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
  3. ID情報読取手段により読み取られたID情報とコンテンツをコンテンツ記録媒体に記録するコンテンツ記録手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
  4. コンテンツ読出手段により読み出されたコンテンツを複製するコンテンツ複製手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
  5. コンテンツ読出手段は、コンテンツ複製手段がネットワーク上の他の機器に挿入されているコンテンツ記録媒体に記録されているコンテンツの複製を行う場合、ID情報読取手段により読み取られたID情報と同一のID情報が他の機器に挿入されているコンテンツ記録媒体に記録されている場合、あるいは、他の機器に挿入されているコンテンツ記録媒体に記録されているID情報と同一のID情報が記録されている挿抜自在のID情報記録媒体が他の機器に挿入されている場合、他の機器に挿入されているコンテンツ記録媒体からコンテンツを読み出すことを特徴とする請求項4記載の情報記録再生装置。
  6. コンテンツ複製手段は、複製後のコンテンツをコンテンツ記録媒体に記録する際、ID情報読取手段により読み取られたID情報を上記コンテンツ記録媒体に記録することを特徴とする請求項4または請求項5記載の情報記録再生装置。
  7. コンテンツ読出手段により読み出されたコンテンツを編集するコンテンツ編集手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
  8. コンテンツ読出手段は、コンテンツ編集手段がネットワーク上の他の機器に挿入されているコンテンツ記録媒体に記録されているコンテンツの編集を行う場合、ID情報読取手段により読み取られたID情報と同一のID情報が他の機器に挿入されているコンテンツ記録媒体に記録されている場合、あるいは、他の機器に挿入されているコンテンツ記録媒体に記録されているID情報と同一のID情報が記録されている挿抜自在のID情報記録媒体が他の機器に挿入されている場合、他の機器に挿入されているコンテンツ記録媒体からコンテンツを読み出すことを特徴とする請求項7記載の情報記録再生装置。
  9. コンテンツ編集手段は、編集後のコンテンツをコンテンツ記録媒体に記録する際、ID情報読取手段により読み取られたID情報を上記コンテンツ記録媒体に記録することを特徴とする請求項7または請求項8記載の情報記録再生装置。
  10. コンテンツ記録手段は、ID情報読取手段により読み取られたID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いてコンテンツを暗号化し、暗号化後のコンテンツと当該ID情報をコンテンツ記録媒体に記録することを特徴とする請求項3記載の情報記録再生装置。
  11. コンテンツ再生手段は、コンテンツ記録媒体に記録されているID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いてコンテンツ読出手段により読み出されたコンテンツを復号化して再生することを特徴とする請求項10記載の情報記録再生装置。
  12. コンテンツ読出手段により読み出された暗号化後のコンテンツを複製するコンテンツ複製手段を設けたことを特徴とする請求項10記載の情報記録再生装置。
  13. コンテンツ複製手段は、ID情報読取手段により読み取られたID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いてコンテンツ読出手段により読み出された暗号化後のコンテンツを更に暗号化し、暗号化後のコンテンツを複製することを特徴とする請求項12記載の情報記録再生装置。
  14. コンテンツ記録媒体に記録されているID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いてコンテンツ読出手段により読み出されたコンテンツを復号化し、そのコンテンツを編集するコンテンツ編集手段を設けたことを特徴とする請求項10記載の情報記録再生装置。
  15. コンテンツ編集手段は、ID情報読取手段により読み取られたID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いて編集後のコンテンツを暗号化することを特徴とする請求項14記載の情報記録再生装置。
  16. コンテンツ編集手段は、コンテンツ記録媒体に記録されているID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いて編集後のコンテンツを暗号化するとともに、ID情報読取手段により読み取られたID情報から暗号鍵を生成し、その暗号鍵を用いて暗号化のコンテンツを更に暗号化することを特徴とする請求項14記載の情報記録再生装置。
  17. ID情報読取手段は、挿抜自在のID情報記録媒体が装着されていない場合、他の機器に装着されている挿抜自在のID情報記録媒体から固有のID情報を読み取ることを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
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