JP2005018375A - 携帯端末を用いた情報収集提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末を持つ人や携帯端末を持つ人が乗車している車輛の時間系列の位置情報、集中度、ある地域からある地域への方向を含む移動量を収集し、地図上等に分かりやすく表示またはネットワークを通じて提供する。
【解決手段】特定範囲内の携帯端末の存在を認識し、認識した携帯端末の情報を情報センターへデータ送信可能な複数の基地局10,20,30から認識した携帯端末の情報を収集し、位置情報データベースに蓄積する。それを移動情報サブシステムVによって時系列に分析することで、携帯端末をもつ人や車輛の位置や集中度や移動情報等を地図上に表示する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末の位置情報を使用して人や車輛の位置情報を自動的に取得し、地域の人の集合情報と方向を含めた流量情報を調査し、提供する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ある地域の通行人や車輛の流れを把握する方法としては、調査員が目視でカウントしたり、出入口で通行人が通るのを機械的にカウントしたりという方法が一般的であった。また、ある地域、たとえばイベント会場に集まった人の数を把握する方法としては、調査員が単位面積の人の数から全体の数を把握する等の方法が採られていた。各交通機関の流量調査においては、例えば鉄道の場合では利用者にアンケート用紙を渡して乗車駅と降車駅を回答してもらい、そのアンケート用紙を回収して鉄道の利用状況を把握していた。機械的に通行量や人の集合状況を調査する方法としては、利用者が所有している携帯端末を使用し、ある地域の人の集合を把握する技術が特開2002−334197号公報に記載されている。この技術は、携帯端末の位置情報を小規模無線局で受信し、受信できている開始時刻と受信できなくなる時刻を調査することによって小規模無線局付近の人の量を把握するものである。
【特許文献1】
特開2002−334197号公報(第7頁)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、特定地域の流量調査において、調査員が定期的または長期的に調査する必要があるために多大な労力を要し、交通機関の利用状況調査においては、多数の利用者からアンケートを取る作業と、その結果を分析する作業に多大な労力と時間を要する。
【0004】
また、自動的な調査方法としては特開2002−334197号公報に記載の技術があるが、この技術は携帯端末の位置情報で特定地域の通行人の流量調査を行うものである。この方法では携帯端末を持つ利用者を事前に募集し、アンケート等で個人情報を事前に把握するため、調査対象となる携帯端末の保持者が集まらないという可能性や、募集に応じた携帯端末保持者の層に偏りが発生するという可能性があった。また時間や場所等での統計情報を提供することはできるが、時系列の移動情報を取得する事、ある特定地域から特定地域への時系列の移動情報を取得する事や、その情報を地図上に表示する等の分かりやすい形で提供することはできなかった。
【0005】
本発明の目的は、携帯端末を持つ人や携帯端末を持つ人が乗っている車輛の位置情報と集中度といった各種の事業者や交通機関にとって有用な情報を地図上に表示し、さらにネットワークを通じて提供することのできるシステムを構築することにある。
【0006】
また、従来の技術では特定の場所や時間帯の状況を継続的に調査できるが、特定の場所からどこの場所へ移動したという追跡調査や、ある地域からある地域への時間系列の移動量は調査できない。そこで、本発明の他の目的は、ある時点のある地域にいた人や車輛の追跡調査を行ってどの時間にどの地域に移動したかを分析し、時系列の人や車輛の移動情報を把握し、得られた移動方向と流量情報、あるいはそれらの情報を加工した各種の情報を提供できるシステムを構築することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、特定範囲内の携帯端末の存在を認識できる基地局、基地局から収集した情報を元に携帯端末の各時間における位置情報を保存する位置情報データベース、各基地局の位置や各基地局の受信可能地域と地図の情報を保持している地図情報データベース、および、携帯端末の集中度、位置情報、携帯端末の時系列の位置情報を把握する手段、時系列に把握した位置情報を地図上に表示、ネットワークを通じて利用者に情報を提供する手段を備える。
【0008】
すなわち、本発明による携帯端末を用いた情報収集提供システムは、複数の携帯端末と複数の基地局と時間との関係を格納した位置情報データベースと、複数の基地局の位置情報と、周辺の施設に関する情報とを含む地図情報を保持する地図情報データベースと、複数の基地局から各基地局の認識した携帯端末に関する情報を受信し、個々の携帯端末とそれを認識した基地局と認識した時間との関係を位置情報データベースに保存する位置情報サブシステムと、を含むことを特徴とする。この情報収集提供システムは、位置情報データベースを解析して基地局間における携帯端末の移動方向及び移動量を解析する移動情報サブシステムを更に含んでもよい。
【0009】
位置情報サブシステムは、位置情報データベースから、指定された時間範囲において各基地局が認識している携帯端末の数を集計し、それを地図情報データベースから取得した地図上に重ねてグラフィック表示する機能を有する。グラフィック表示は、例えば棒グラフとして表示する。その際、地図上の表示領域を複数の基地局の基地局検索信号受信エリアと対応付けられる複数のエリアに区画し、その区画されたエリアごとに集計した携帯端末の数を表示するようにしてもよい。
【0010】
移動情報サブシステムは、指定された時間範囲における携帯端末の移動方向及び移動量を地図情報データベースから取得した地図上に重ねてグラフィック表示する機能を有する。グラフィック表示は、例えば移動方向を矢印で、移動量を矢印の太さで表示すればよい。その際、地図上の表示領域を複数の基地局の基地局検索信号受信エリアと対応付けられる複数のエリアに区画し、隣接するエリア間における携帯端末の移動方向及び移動量をグラフィック表示するようにしてもよい。解析した情報は、ネットワークを通して提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の携帯端末を用いた位置、移動情報収集提供システムの構成例を示す図である。携帯端末の運営会社(電話会社)106は広い範囲での通信を可能とするために複数の基地局10、20、…XXを有する。各基地局10、20、…XXはそれぞれ基地局検索信号受信エリア1、2、…Nを有し、時々刻々そのエリア内において基地局検索信号を発信している携帯端末を識別・認識し、認識した携帯端末の識別情報を携帯端末運営会社(電話会社)106へ送信する。携帯端末運営会社(電話会社)106は、各基地局検索信号受信エリア1、2、…N内に存在する携帯端末の識別情報を、決められたタイミングで情報センター100に送信する。
【0012】
情報センター100は、複数の携帯端末運営会社(電話会社)と契約することにより、特定の携帯端末運営会社との契約者に依存しないで情報収集することが可能である。あるいは、特定の携帯端末運営会社(電話会社)が情報センター100の機能を果たすことにより、その携帯端末運営会社(電話会社)と契約している携帯端末のみを利用した位置、移動情報収集提供システムを構築することも可能である。信号受信エリアが複数の基地局で重複しているような場合には、各携帯端末契約会社や情報センター100における処理により、情報の錯綜を避けることができる。例えば、エリアの重複しない基地局を選択的に利用する方法や、エリアが重複する複数の基地局のうちの特定の基地局からの情報のみを利用する方法などが考えられる。
【0013】
情報センター100は、携帯端末の位置情報を保持する位置情報データベースS、各基地局の位置、周辺の施設情報、各基地局の基地局検索信号受信可能範囲とその位置や受信可能範囲を表示するための地図情報を保持している地図情報データベースT、携帯端末の位置情報や集中度情報を地図上などに表示、提供する位置情報サブシステムU、位置情報データベースSの情報を元に携帯端末の移動を時系列に解析し、移動方向及び移動量を地図上に表示、提供する移動情報サブシステムVを有する。
【0014】
情報センター100から提供される情報は、ネットワークを通じて情報提供先端末αに送信される。情報提供先は固定の情報提供先端末αに限られず、可動の携帯端末等でも良い。基地局検索信号を発信する携帯端末は、携帯電話やPHS、PDA等の端末である。図1において、各エリア1、2、3を結ぶ矢印11、12は携帯端末Aの保持者の移動経路を表し、各エリアから電話会社106へのブロック矢印101、102、103、電話会社106から情報センター100へのブロック矢印、および情報センター100から情報提供先端末αへのブロック矢印104、105はデータ送信を表している。
【0015】
図2は、情報センター100の有する各データベースの構成例を示す図である。位置情報サブシステムUは各基地局10〜XXから直接情報センター100へ送信されてくるデータ、または携帯端末運営会社106経由で情報センター100に送られてくるデータを元に、個々の携帯端末毎に各時間の位置情報として、その携帯端末からの信号を受信している基地局の情報を位置情報データベースSに保存する。ある携帯端末の信号を複数の基地局が受信している場合、つまり基地局の受信可能エリアが重複している場合には、最も強く信号を受信している基地局、または最初に受信したエリア、または基地局に付与されている連番の一番小さな値を持つ基地局の値を保存する等の処理を行う。図示の例の場合、携帯電話番号「000111」の携帯端末は、時間1には基地局1のエリアに存在し、時間2には基地局2のエリアに存在し、時間3には基地局3のエリアに存在しており、携帯電話番号「222333」の携帯端末は、時間1,2には基地局3のエリアに存在し、時間3には基地局1のエリアに存在していたという情報が位置情報データベースSに保存される。
【0016】
この様にして位置情報データベースSに書き込まれた内容から、各時間列に保存されている各基地の数を集計することで、各時間に各基地局のエリアに存在する携帯端末数を求めることができる。この情報と地図情報データベースTに保持されている各基地局の情報とを連動させると、各時間に各地域における携帯端末(を保持している人)の数情報や集中度の情報を地図上に表示し、各種のネットワークを通じて情報利用者にデータを送信することが可能となる。
【0017】
移動情報サブシステムVは、位置情報データベースSをリアルタイムに監視、または定期的に確認し、位置情報データベースSにおける各携帯端末からの発信を受信している基地局の値が変わった場合、その時間と変化前後の基地局の値を求めることで、どの時間にどこの基地局エリアからどこの基地局エリアへ移動したのかという情報を得る。この様な処理を位置情報データベースSに書き込まれている各携帯端末に対して行い、その結果を集計することによって、各時間における各エリア(基地局)から各エリア(基地局)への人の移動量と移動方向の情報を得ることができる。得られた携帯端末(を保持している人)の移動情報データは、情報提供先端末に送信される。
【0018】
図3は、位置情報データベースの他の例を示す図である。本例の場合、位置情報サブシステムUは、基地局毎に信号を受信している携帯端末のIDを時系列に位置情報データベースS1に書き込む。位置情報サブシステムUは、位置情報データベースS1の時間毎に各基地局の信号受信携帯端末を集計することで各基地局の受信可能エリア内における携帯端末数を取得し、地図情報データベースTと連動させることで各時間における各地域の携帯端末の集中度といった情報を提供したり、地図上に表示したりすることが可能である。
【0019】
図3に示した位置情報データベースS1を用いる場合、移動情報サブシステムVは、位置情報データベースS1をリアルタイムに監視、または定期的に確認し、各基地局において今まで認識していなかった携帯端末IDが増えた場合、増加した携帯端末IDがその前の時間に存在した基地局の情報を探す事で、または逆に認識できなくなった携帯端末IDが次の時間にどこの基地局に認識されたかを探す事で、どの時間にどこの基地局エリアからどこの基地局エリアへ何台の携帯端末(何人の人)が移動したのかについての情報を取得することができる。取得した情報と地図情報データベースTとを連動して得られた携帯端末(を保持している人)の移動情報データは、情報提供先端末に送信される。
【0020】
位置情報サブシステムUが位置情報データベースS(あるいはS1)に情報を書き込む間隔は任意に変化させることが可能である。また、位置情報サブシステムU、移動情報サブシステムVは、共にリアルタイムまたは定期的に情報表示および情報提供を行うことができる。
【0021】
図4は、位置情報サブシステムUによる表示例を示す図である。図中の各エリア(エリア1〜エリア6)は、各基地局が携帯端末からの基地局検索信号を受信できる地域を示している。また、各エリア中に表示した円柱は、各基地局が基地局検索信号を受信している携帯端末の量を地図データ上に示したものである。利用者はある時間を指定し、その時間における各エリア内の携帯端末集中度等の情報を表示するように情報センター100の位置情報サブシステムUに要求することができる。また、一定範囲の時間を指定し、集中度の変化の時間経過情報を表示するように要求することもできる。図示の例の場合、B駅及びD団地を含むエリア1には120台の携帯端末(120人の人)が存在し、E町を含むエリア6には400台の携帯端末(400人の人)が存在することなどが分かる。
【0022】
図5は、移動情報サブシステムVによる表示例を示す図である。図5(a)は、位置情報データベースSをもとに分析した8時20分から8時30分の間の、あるエリアから他のエリアへの携帯端末の移動方向と移動量とを地図データ上に表示したものである。図5(b)は、同様に20時30分から20時40分の間におけるエリアからエリアへの携帯端末の移動方向と移動量を表示したものである。図中の各エリアは図3と同様に各基地局が携帯端末からの基地局検索信号を受信できる地域を示し、各エリア間を結ぶブロック矢印の向きは携帯端末保持者の移動方向を、ブロック矢印の幅は各時間帯の携帯端末保持者の移動量を示している。この様にしてリアルタイムで、あるいは利用者の指定時間または指定範囲時間内での変化情報を表示することができる。
【0023】
図示の例では、朝の8時20分から8時30分の間の人の動きを表示する図5(a)からは、エリア1からエリア3,4を通ってエリア6に向かう移動と、エリア1からエリア2,4を通ってエリア6へ向かう人の動きが多いことが分かる。これと各エリアに同時に表示されている地図情報とを合わせると、朝の8時20分から8時30分の時間帯では、エリア1のD団地に住んでいる人がエリア6のオフィス街に通勤する人のうち、B駅からC駅まで鉄道を利用する人の数と、国道XXを通るバスあるいは自家用車等の交通手段を利用する人の数がほぼ同数であることを推測できる。また、図5(b)に示された20時30分から20時40分の間の移動状況からは、この時間帯には、鉄道を利用してエリア6のオフィス街からエリア1のD団地に帰宅する人が多いことを推測できる。
【0024】
また地図情報データベースTでは、各基地局は属性として基地局付近の施設情報を保持しており、利用者は、この属性を指定することによって特定の施設間、たとえば駅を指定することで駅周辺から駅周辺への移動といった移動情報を取得することも可能である。
【0025】
図6は、本発明の移動情報収集提供システムの各携帯端末、基地局、情報センターにおける処理及びそれぞれの間での情報のやり取りの例を示すダイアグラムである。基地局10は、その認識エリア1内の携帯端末Aから基地局検索信号を受信すると、その携帯端末の識別番号、時間、場所等の情報を情報センター100へ送信する。情報センター100では位置情報サブシステムUが基地局10から送られてきた情報を位置情報データベースSに書き込み、地図情報データベースTと連動させて該当エリア1の表示件数をリアルタイムで増加させる。基地局10が携帯端末Aからの基地局検索信号を受信できなくなり、基地局20が携帯端末Aからの基地局検索信号を受信して情報センター100にデータを送信すると同様にして位置情報サブシステムUは位置情報データベースSに書き込み、エリア1の表示件数を減少させ、エリア2の表示件数を増加させる。移動情報サブシステムVは位置情報データベースSに変化があった時、または定期的に位置情報データベースSを分析することで各携帯端末の移動方向などの情報を取得し、各エリア間の携帯端末の移動量、移動方向等の情報を表示する。
【0026】
以上説明したように、本発明の移動情報収集提供システムは、携帯端末の位置情報や集中度のリアルタイム情報を取得し、地図情報などと組み合わせることで、例えば、移動販売車やタクシー等を所有する事業者へ非常に有用で分かりやすい情報の提供が可能である。また、イベント等の開催事業者等にとって有用である統計的な各時間における移動情報や集中度情報を分かりやすい形で同様に提供可能である。
【0027】
各携帯端末の移動を追跡することで、例えば都心などの昼夜間における人口差の大きい地域において、各時間帯における各地域への方向を含めた移動量を求める事ができ、ある地域の昼間に居る人が朝はどの地域から来て、夜間はどの地域にいるかといった調査を行うことが可能であり、都市整備、開発計画等にとって有用な情報を分かりやすく提供することが可能である。また、通勤時間帯における各地域の携帯端末の集中度や位置情報を追跡調査することで、利用している各交通機関を調査することが可能である。これによって各交通機関の時間帯別の方向を含めた流量等を把握できるため、例えば時間帯別の乗車駅と降車駅の位置情報から交通機関における時間帯別の利用率や混雑率を調査することが可能である。これらの情報を元に、運行ダイヤ計画を立てるのに有益な情報を提供することが可能である。
【0028】
さらに鉄道機関だけではなく、各道路の方向を含めた交通量も把握でき、認識エリアの狭い基地局や指向性の強い基地局を利用する事で、特定の交差点での直進右左折比率などを調べることも可能であり、交通状況に合わせた信号の切り替えタイミングの適切化情報というような交通制御情報を随時提供することが可能である。また、時間系列の移動方向を含めた流量が分かるため、道路整備、建設場所の計画や、事故や災害発生時の迂回ルート設定といった場合にも有用な情報を提供することが可能である。これらの時間帯別の人の集中度や移動情報、割り出した各交通機関の利用情報から、大地震等の災害時における帰宅難民移動量、移動方向等を予測する事も可能であり、誘導手段や経路指示を効率的に行うことが可能である。
【0029】
【発明の効果】
本発明によると、携帯端末を持つ人や車輛の位置情報と集中度情報、移動方向と移動量の時系列情報を取得し、提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯端末を用いた位置、移動情報収集提供システムの構成例を示す図。
【図2】情報センターの有する各データベースの構成例を示す図。
【図3】位置情報データベースの他の例を示す図。
【図4】位置情報サブシステムによる表示例を示す図。
【図5】移動情報サブシステムによる表示例を示す図。
【図6】携帯端末、基地局、情報センターにおける処理及びそれぞれの間での情報のやり取りの例を示すダイアグラム。
【符号の説明】
10,20,30:基地局、100:情報センター、106:携帯端末の運営会社(電話会社)

Claims (7)

  1. 複数の携帯端末と複数の基地局と時間との関係を格納した位置情報データベースと、
    複数の基地局の位置情報と、周辺の施設に関する情報とを含む地図情報を保持する地図情報データベースと、
    複数の基地局から各基地局の認識した携帯端末に関する情報を受信し、個々の携帯端末とそれを認識した基地局と認識した時間との関係を前記位置情報データベースに保存する位置情報サブシステムと、
    を含むことを特徴とする携帯端末を用いた情報収集提供システム。
  2. 請求項1記載の情報収集提供システムにおいて、前記位置情報サブシステムは、前記位置情報データベースから、指定された時間範囲において各基地局が認識している携帯端末の数を集計し、それを前記地図情報データベースから取得した地図上に重ねてグラフィック表示する機能を有することを特徴とする情報収集提供システム。
  3. 請求項2記載の情報収集提供システムにおいて、地図上の表示領域を前記複数の基地局の基地局検索信号受信エリアと対応付けられる複数のエリアに区画し、前記区画されたエリアごとに集計した携帯端末の数を表示することを特徴とする情報収集提供システム。
  4. 請求項1記載の情報収集提供システムにおいて、前記位置情報データベースを解析して基地局間における携帯端末の移動方向及び移動量を解析する移動情報サブシステムを更に含むことを特徴とする情報収集提供システム。
  5. 請求項4記載の情報収集提供システムにおいて、前記移動情報サブシステムは、指定された時間範囲における携帯端末の移動方向及び移動量を前記地図情報データベースから取得した地図上に重ねてグラフィック表示する機能を有することを特徴とする情報収集提供システム。
  6. 請求項5記載の情報収集提供システムにおいて、地図上の表示領域を前記複数の基地局の基地局検索信号受信エリアと対応付けられる複数のエリアに区画し、隣接するエリア間における携帯端末の移動方向及び移動量をグラフィック表示することを特徴とする情報収集提供システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載の情報収集提供システムにおいて、ネットワークを通して情報を提供することを特徴とする情報収集提供システム。
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