JP2005018348A - 表示機能付きカード、及び表示機能付きicカード - Google Patents

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雅昭 荒木
Naoki Hiji
直樹 氷治
Shigeru Yamamoto
滋 山本
Takeo Kakinuma
武夫 柿沼
Hideo Kobayashi
英夫 小林
Taketo Hikiji
丈人 曳地
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Abstract

【課題】表示部分の耐久性に優れた表示機能付きICカードを提供する。
【解決手段】表示シート10のIDタグ16に書き込み方式を含む情報を予め記憶しておき、表示シート10に画像を書き込む際に、タグリーダ42で記憶した情報を読み取り、制御装置48で読み取った情報から書き込み方式を判断し、装置の書き込み方式と異なる書き込み方式の表示シート10の場合は、画像の書き込みを禁止する。これにより、異なる書き込み方式の表示シートが誤って使用されても、表示シート10を破損させることがない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示機能付きカード、及び表示機能付きICカードに係り、特に、表示部分の耐久性に優れた表示機能付きカード、及び表示機能付きICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】
非接触式ICカードに代表されるカード類は定期券、運転免許証、キャッシュカード、クレジットカード等の代替品として大きな需要が見込まれている。
【0003】
さらに今後はICカードにも表示機能が求められてきている。
【0004】
また、近年、電子的に画像の記録が可能で且つ記録した画像を一定期間保持することができる記録・表示媒体が種々開発されている。これらの記録・表示媒体は紙のように薄型であることから「電子ペーパー」と呼ばれている。
【0005】
例えば、光書き込み型の電子ペーパーは、複写機に使用されている有機光導電材料からなる光導電層と液晶表示材料からなる液晶層とが積層されて構成されており、表裏1対の透明電極に電圧を印加しながら光を照射すると、光の強弱が瞬間的に反射濃度に変換されて画像が記録され表示される。
【0006】
近年、コレステリック液晶を用いた電子ペーパーをICカードの筐体に埋めこんで、その記憶性の特性を生かしてICカードに表示機能を受け持たせようという要求が出始めている。
【0007】
ところで、表示体であるコレステリック液晶を用いた電子ペーパーは水蒸気の侵入により、表示特性の劣化や電子ペーパー内部のショートや表示書き換え不能になる問題点がある。
【0008】
また、これまでのICカードは、表面がPET基材で構成されているため、その基材が撥水機能を有しており、内部のICも封止されていることからとりわけICカードとして水に対する対策を有していなかった。
【0009】
通常、液晶を使用した電子ペーパーの基材の表面あるいは内部に水蒸気の侵入を防ぐ目的で水蒸気バリア膜を設ける場合が多いが、そのことにより表面からの湿度に対するバリア性は確保できるものの、電子ペーパーの上下基板の端面はむき出しのままであることから、上下基板の端面からの水蒸気の侵入はこれだけでは押さえること出来ず、端面からの水蒸気の侵入に対しては、表示域外から基板端面までの距離を離すなどの対策を取ることにより、表示域への水蒸気の影響が到達しないように対策を行なってきた。
【0010】
しかし、この方法によれば、端面から表示域までの距離を離すためには表示域に対して空白の部分が多くなり、その分外形サイズが大きくなる欠点があった。
【0011】
そのため、ICカードのように外形サイズが規格で決まっているものの中に表示体である電子ペーパーを埋め込む場合、表示域に対して外形が大きくなるために、ICカードの表示が小さくなるという欠点があった。
【0012】
通常ICカードの作製方法としてはカードの下基材に電子ペーパー等の表示体と信号の通信を受け持つRFIDタグとICを配置しその後周辺サイドのスペーサを介して上基板を重ねていく方法であるが、この方法によって作製した場合、表示体である電子ペーパーのサイドはICカードを構成する筐体部材の重ね合わせにあたり、水蒸気の侵入が容易である。
【0013】
したがって、従来のICカードと、水分に弱いコレステリック液晶等を用いた電子ペーパーとを組み合わせた場合、電子ペーパーが上述した不具合を発生する虞がある。
【0014】
なお、カード類の先行例としては、基材と磁気表示部との一体化による製造工程の簡略化する方法(例えば、特許文献1参照)、や磁気可視記録部の破損防止が可能な方法の提案(例えば、特許文献2参照)があったが、破損防止のほかに水蒸気に対する密閉性を高める目的で構造を提案するものは無かった。
【0015】
【特許文献1】
特開平11−348468号公報
【特許文献2】
特開2000−311230号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、本発明の目的は、表示部分の耐久性に優れた表示機能付きカード、及び表示機能付きICカードを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の表示機能付きカードは、メモリ性を有するシート状の画像表示媒体と、前記画像表示媒体の一方の側に配置される第1のシート状部材と、前記画像表示媒体の他方の側に配置され、前記第1のシート状部材との間で前記画像表示媒体を挟持する第2のシート状部材と、前記画像表示媒体に接するように設けられ、前記画像表示媒体内部へ進入する水蒸気を阻止する水蒸気進入防止膜と、を有することを特徴としている。
【0018】
次に、請求項1に記載の表示付きカードの作用を説明する。
【0019】
請求項1に記載の表示付きカードでは、画像表示媒体がメモリ性を有しているので、画像表示媒体に画像を記憶させることが出来る。
【0020】
また、メモリ性を有するシート状の画像表示媒体が第1のシート状部材と第2のシート状部材との間に挟持されるので、水が画像表示媒体に直接接触することは防止される。
【0021】
ここで、第1のシート状部材と第2のシート状部材とを粘着層等で貼り合わせる場合、粘着層等を水蒸気が通過して画像表示媒体へ至り、画像表示媒体が水蒸気により劣化する虞がある。
【0022】
請求項1に記載の表示付きカードでは、水蒸気進入防止膜が画像表示媒体内部へ進入する水蒸気を阻止するので、水分による画像表示媒体の劣化を防止することが出来る。
【0023】
請求項2に記載の表示機能付きカードは、メモリ性を有するシート状の画像表示媒体と、前記画像表示媒体の一方の側に配置される第1のシート状部材と、前記画像表示媒体の他方の側に配置され前記第1のシート状部材との間で前記画像表示媒体を挟持する第2のシート状部材と、前記画像表示媒体を覆うように設けられ、前記画像表示媒体へ照射される紫外線を阻止する紫外線進入防止膜と、を有することを特徴としている。
【0024】
次に、請求項2に記載の表示付きカードの作用を説明する。
【0025】
請求項2に記載の表示付きカードでは、メモリ性を有するシート状の画像表示媒体が第1のシート状部材と第2のシート状部材との間に挟持されるが、第1のシート状部材及び第2のシート状部材の少なくとも一方を太陽光、照明等に含まれる紫外線が透過し、透過した紫外線が画像表示媒体に照射されて画像表示媒体が劣化する虞がある。
【0026】
請求項2に記載の表示付きカードでは、紫外線進入防止膜が画像表示媒体へ照射される紫外線を阻止するので、紫外線による画像表示媒体の劣化を防止することが出来る。
【0027】
請求項3に記載の表示機能付きカードは、メモリ性を有するシート状の画像表示媒体と、前記画像表示媒体の一方の側に配置される第1のシート状部材と、前記画像表示媒体の他方の側に配置され、前記第1のシート状部材との間で前記画像表示媒体を挟持する第2のシート状部材と、前記画像表示媒体に接するように設けられ、前記画像表示媒体内部へ進入する水蒸気を阻止する水蒸気進入防止膜と、前記画像表示媒体を覆うように設けられ、前記画像表示媒体へ照射される紫外線を阻止する紫外線進入防止膜と、を有することを特徴としている。
【0028】
次に、請求項3に記載の表示機能付きカードの作用を説明する。
【0029】
請求項3に記載の表示付きカードでは、水蒸気進入防止膜が画像表示媒体内部へ進入する水蒸気を阻止するので、水分による画像表示媒体の劣化を防止することが出来る。
【0030】
また、紫外線進入防止膜が画像表示媒体へ照射される紫外線を阻止するので、紫外線による画像表示媒体の劣化を防止することが出来る。
【0031】
請求項4に記載の表示機能付きカードは、メモリ性を有するシート状の画像表示媒体と、前記画像表示媒体の一方の側に配置される第1のシート状部材と、前記画像表示媒体の他方の側に配置され前記第1のシート状部材との間で前記画像表示媒体を挟持する第2のシート状部材と、前記第1のシート状部材、及び前記第2のシート状部材の少なくとも一方は、紫外線を吸収する性質を有する材料から形成されている、を有することを特徴としている。
【0032】
次に、請求項4に記載の表示付きカードの作用を説明する。
【0033】
請求項4に記載の表示付きカードでは、紫外線を吸収する性質を有した第1のシート状部材、及び第2のシート状部材の少なくとも一方が、画像表示媒体へ照射される紫外線を阻止するので、紫外線による画像表示媒体の劣化を防止することが出来る。
【0034】
請求項5に記載の表示機能付きカードは、メモリ性を有するシート状の画像表示媒体と、前記画像表示媒体の一方の側に配置される第1のシート状部材と、前記画像表示媒体の他方の側に配置され、前記第1のシート状部材との間で前記画像表示媒体を挟持する第2のシート状部材と、前記画像表示媒体に接するように設けられ、前記画像表示媒体内部へ進入する水蒸気を阻止する水蒸気進入防止膜と、を備え、前記第1のシート状部材、及び前記第2のシート状部材の少なくとも一方は、紫外線を吸収する性質を有する材料から形成されている、を有することを特徴としている。
【0035】
請求項5に記載の表示付きカードでは、水蒸気進入防止膜が画像表示媒体内部へ進入する水蒸気を阻止するので、水分による画像表示媒体の劣化を防止することが出来る。
【0036】
また、紫外線を吸収する性質を有した第1のシート状部材、及び第2のシート状部材の少なくとも一方が、画像表示媒体へ照射される紫外線を阻止するので、紫外線による画像表示媒体の劣化を防止することが出来る。
【0037】
請求項6に記載の表示機能付きカードは、メモリ性を有するシート状の画像表示媒体と、前記画像表示媒体の一方の側に配置される第1のシート状部材と、前記画像表示媒体の他方の側に配置され前記第1のシート状部材との間で前記画像表示媒体を挟持する第2のシート状部材と、を備え、前記第1のシート状部材と前記第2のシート状部材との間に、前記画像表示媒体の外周に外気と孤立した隙間を設けるように前記画像表示媒体を配置し、前記隙間に水分を吸収する乾燥剤を配置した、ことを特徴としている。
【0038】
次に、請求項6に記載の表示付きカードの作用を説明する。
【0039】
第1のシート状部材と第2のシート状部材とを粘着層等で貼り合わせる場合、粘着層等を水蒸気が通過してカード内へ至る場合が考えられるが、請求項1に記載の表示付きカードでは、乾燥剤がカード内の隙間部分で水分を吸収するので、水分による画像表示媒体の劣化を防止することが出来る。
【0040】
請求項7に記載の発明は、請求項2または請求項4に記載の表示機能付きカードにおいて、前記第1のシート状部材と前記第2のシート状部材との間に、前記画像表示媒体の外周に外気と孤立した隙間を設けるように前記画像表示媒体を配置し、前記隙間に水分を吸収する乾燥剤を配置した、ことを特徴とする。
【0041】
請求項7に記載の表示付きカードでは、乾燥剤がカード内の隙間部分で水分を吸収するので、水分による画像表示媒体の劣化を防止することが出来る。
【0042】
請求項8に記載の表示機能付きICカードは、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の表示機能付きカードと、前記第1のシート状部材と前記第2のシート状部材との間に配置され、少なくとも情報を記憶可能なICと、を有することを特徴としている。
【0043】
次に、請求項8に記載の表示付きカードの作用を説明する。
【0044】
請求項8に記載の表示付きカードでは、乾燥剤がカード内の隙間部分で水分を吸収するので、水分による画像表示媒体の劣化を防止することが出来る。
【0045】
次に、請求項8に記載の表示付きカードの作用を説明する。
【0046】
請求項8に記載の表示付きカードでは、ICに情報を記憶することができる。
【0047】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
本発明の表示機能付きICカードの第1の実施形態を図1乃至図4にしたがって説明する。
図1、及び図4に示すように、ICカード10は、画像を表示する光書き込み型の電子ペーパー12と、固有の個体認識番号等を記憶するIDタグ14と、及びこれら電子ペーパー12及びIDタグ14を収容するカード本体16とを含んで構成されている。
【0048】
IDタグ14は、基板18上にICチップ20とコイルアンテナ22を備えている。
(電子ペーパの構造)
電子ペーパー12は、画像に応じたパターンの光を照射しながら所定電圧を印加することにより画像を表示することができる画像表示媒体である。
【0049】
電子ペーパー12はシート状に形成されており、図3に示すように、下基板24と上基板26との間に挟まれた光感応性層である光導電層28、及び遮光層(光吸収層)30、及び表示層32を備えている。
【0050】
本実施形態の下基板24、及び上基板26は、厚さが125μmである。
【0051】
また、光導電層28は電荷発生層(CGL)28A、電荷輸送層(CTL)28B、電荷発生層(CGL)28Cの各層をこの順に積層して構成される。
【0052】
下基板24はPETフィルムからなり、内面側には、例えばITO(酸化インジウム錫)電極34が形成されている。
【0053】
同様に、上基板26もPETフィルムからなり、内面側には、例えばITO(酸化インジウム錫)電極34が形成されている。
【0054】
表示層32は、メモリ性のある表示素子からなる層であり、例えば正の誘電異方性を有するコレステリック液晶35をマイクロカプセル化したものが含まれている。
(ICカードの構成)
図2に示すように、本実施形態のカード本体16は、フィルム基板36、スペーサフィルム38、及び表面フィルム40から構成されている。
【0055】
本実施形態のフィルム基板36、スペーサフィルム38、及び表面フィルム40の材質は、それぞれPETである。
【0056】
本実施形態のICカード10は、表面フィルム40側から電子ペーパー12の表示内容を見るため、少なくとも表面フィルム40は透明である。なお、電子ペーパー12以外の領域は、印刷等により不透明であっても良い。
【0057】
また、フィルム基板36、及びスペーサフィルム38は透明であっても良く、不透明であっても良い。
【0058】
スペーサフィルム38には、電子ペーパー12を配置するための第1の貫き孔42と、IDタグ14を配置するための第2の貫き孔44が形成されている。
【0059】
図1に示すように、スペーサフィルム38は、フィルム基板36と表面フィルム40との間に配置され、フィルム基板36とスペーサフィルム38とは粘着層46を介して互いに密着しており、表面フィルム40とスペーサフィルム38とは粘着層48を介して互いに密着している。
【0060】
フィルム基板36と表面フィルム40との間には、第1の貫き孔42に電子ペーパー12が配置され、第2の貫き孔44にIDタグ14が配置されている。
【0061】
第1の貫き孔42の孔壁面には、水蒸気進入防止膜50が設けられており、電子ペーパー12の端面は水蒸気進入防止膜50に密着している。
【0062】
水蒸気進入防止膜50としては、例えば、水蒸気の透過が0.02g/m/day以下となる水蒸気バリア性(水蒸気透過性)を有することが好ましく、0.01g/m/day以下となる水蒸気バリア性を有することが更に好ましい。
【0063】
水蒸気進入防止膜50としては、例えば、SiOx(x=1.5〜1.7)或いはSiONをスパッタリングで着膜したもの、セラミック層とポリマー層をコンパウンドした真空ポリマー蒸着BarixCoating、金属薄膜等を用いることができる。
【0064】
本実施形態では、水蒸気進入防止膜50としてアルミ箔を用いている。
【0065】
図2に示すように、フィルム基板36には画像書き込み時に後述する記録部80に電気的に接続するためのコネクタ部(電極)51が取り付けられている。
(記録部)
次に、図28にしたがって、電子ペーパー12に画像を書き込む記録部80について説明する。
【0066】
記録部80は、図示しない制御部から入力された画像データに応じたパターンの光信号を電子ペーパー12に露光しながら所定電圧を印加することにより画像を書き込むための装置である。
【0067】
記録部80は、駆動制御部82、電圧印加部84、光パターン照射部86を含んで構成されている。
【0068】
光パターン照射部86は、パターン生成部88及び光源部90を含んで構成されている。
【0069】
電圧印加部84は、駆動制御部82からの指示により、電子ペーパー12のITO電極34に所定電圧の駆動パルスを印加して画像表示可能状態にする。
【0070】
電圧印加部84としては、例えば、ROMのような波形記憶部とDA変換部とを有し、ROMから読み出した波形をDA変換して駆動パルスを生成したり、パルス発生回路のような電気回路的な方式でパルスを発生させるように構成できる。
【0071】
パターン生成部88は、駆動制御部82からの指示により、図示しない制御部からの画像データに応じたパターンを生成する。
【0072】
光源部90は、パターン生成部88において生成されたパターンを光のパターンとして電子ペーパー12に照射する(なお、図1においては図面上側から光を照射する。)
パターン生成部88としては、例えば、TFTを用いた液晶ディスプレイ、単純マトリックス型液晶ディスプレイ等の透過型ディスプレイを適用することができる。
【0073】
光源部90としては、蛍光ライト、ハロゲンランプ、エレクトロルミネッセンス(EL)ライト等、電子ペーパー12に光を照射できるものであれば適用できる。
【0074】
駆動制御部82は、図示しない制御部と接続されており、制御部から入力された画像データを表示用の画像データに変換すると共に、電圧印加部84と光パターン照射部86とを同期して制御する。
【0075】
具体的には、駆動制御部82は、電子ペーパー12に対する画像の書き込み指示があると、制御部から入力された画像データを表示用の画像データに変換して光パターン照射部86に出力すると共に、駆動指示信号を電圧印加部84に出力する。
【0076】
これにより、光パターン照射部86から画像データに応じたパターンの光が電子ペーパー12に照射される。
【0077】
この状態では画像は記録されないが、この状態で電圧印加部84によりITO電極34に駆動パルスが供給されると、光導電層28に、照射された光のパターンに応じたインピーダンス変化が生じ、表示層32に画像に応じて選択的に電圧が印加される。
【0078】
これにより、電子ペーパー12に画像が表示される。
【0079】
そして、電圧印加及び光の照射を停止した後も画像は保持される。
(作用)
ICカード10を高湿度の環境下に長期間おいた場合、粘着層46,48の端部からICカード10の内部へ微量ながらも水蒸気が浸入しようとするが、電子ペーパー12の端部に密着した水蒸気進入防止膜50が表示層32への水蒸気の浸入を阻止するので、表示層32の液晶が水分により劣化することが防止される。
[第2の実施形態]
次に、図5にしたがって、第2の実施形態に係るICカード10を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0080】
図5に示すように、本実施形態のICカード10では、第1の貫き孔42の孔壁面に、UVカット機能膜52が設けられている。
【0081】
また、フィルム基板36の内面にもUVカット機能膜54が設けられている。
【0082】
UVカット機能膜52は、紫外線を吸収ないし反射し、紫外線の透過を阻止する機能を有する膜である。
【0083】
UVカット機能膜52,54としては、例えば、紫外線吸収剤を含んだポリマーをコーティングしたもの、紫外線が殆ど透過しない合成樹脂等の膜等を上げることが出来る。
【0084】
UVカット機能膜52,54としては、酸化セリウム、酸化チタン、紫外線吸収剤をポリマー(シリコンアクリル樹脂)にブレンドしてコーティング剤にしたアルファコートUV−2(商品名:アルファ化研株式会社製)、UVカット機能を有するセラミック系コーティング剤であるグラスカ(商品名:JSR株式会社製)等を用いることができるが、これら以外のものであっても良い。
【0085】
また、紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェニン系紫外線吸収剤、ベンゾエート系紫外線吸収剤、サリシレート系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤、シュウ酸アニリド系紫外線吸収剤等を用いることができるが、これら以外のものであっても良い。
(作用)
本実施形態では、電子ペーパー12の端面側にUVカット機能膜52が密着し、及びフィルム基板36側にUVカット機能膜54が設けられているので、電子ペーパー12に対して、端面側、及びフィルム基板36側からの紫外線の侵入を防止でき、紫外線による表示層32の液晶の劣化を防止することができる。
【0086】
これにより、電子ペーパー12は、初期のコントラストが長期に渡って維持できる。
[第3の実施形態]
次に、図6にしたがって、第3の実施形態に係るICカード10を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0087】
図6に示すように、本実施形態のICカード10では、表面フィルム40の表面に透明な水蒸気進入防止膜56、及びUVカット機能膜58が設けられている。
【0088】
なお、透明な水蒸気進入防止膜56としては、上述したSiOx(x=1.5〜1.7)或いはSiONをスパッタリングで着膜したもの、或いはPETよりも水蒸気の透過率の低い合成樹脂フィルム(例えば、PETG等)を用いることができる。
(作用)
表面フィルム40はPETであるが、ICカード10を高湿度下においた場合には、微量ではあるが水蒸気が透過する場合がある。
【0089】
本実施形態では、電子ペーパー12の端面側にアルミ箔の水蒸気進入防止膜50が密着し、表面フィルム40の表面側にUVカット機能膜58が設けられているので、電子ペーパー12に対して、端面側、及び表面フィルム40側からの紫外線の侵入を防止でき、紫外線による表示層32の液晶の劣化を防止することができる。
【0090】
また、表面フィルム40の表面に水蒸気進入防止膜56を設けたので、表面フィルム40を介して電子ペーパー12へ水蒸気が到達することを防止できる。
[第4の実施形態]
次に、図7にしたがって、第4の実施形態に係るICカード10を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0091】
図7に示すように、本実施形態のICカード10では、表面フィルム40に紫外線吸収剤が練りこまれており、表面フィルム40の表面には透明な水蒸気進入防止膜56のみが設けられている。
(作用)
本実施形態では、電子ペーパー12の端面側にアルミ箔の水蒸気進入防止膜50が密着しており、表面フィルム40に紫外線吸収剤が練りこまれているので、電子ペーパー12に対して、端面側、及びフィルム基板36側からの紫外線の侵入を防止でき、紫外線による表示層32の液晶の劣化を防止することができる。
【0092】
また、表面フィルム40の表面に水蒸気進入防止膜56を設けたので、第4の実施形態と同様に表面フィルム40を介して電子ペーパー12へ水蒸気が到達することを防止できる。
[第5の実施形態]
次に、図8にしたがって、第5の実施形態に係るICカード10を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0093】
図8に示すように、本実施形態のICカード10は、第3の実施形態のICカード10の表面より、UVカット機能膜58を取り除いたものである。
【0094】
本実施形態は、表面フィルム40側からの紫外線による液晶の劣化が考えられないような場合に用いることが出来る。
[第6の実施形態]
次に、図9にしたがって、第5の実施形態に係るICカード10を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0095】
図9に示すように、本実施形態のICカード10は、第3の実施形態のICカード10より、表面フィルム40の水蒸気進入防止膜56を取り除いたものである。
【0096】
本実施形態は、表面フィルム40からの水蒸気の浸入が考えられないような場合に用いることが出来る。
[第7の実施形態]
次に、図10にしたがって、第5の実施形態に係るICカード10を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0097】
図10に示すように、本実施形態のICカード10では、第1の貫き孔42の孔壁面に、UVカット機能膜60が設けられており、電子ペーパー12のフィルム基板36側に水蒸気進入防止膜62が設けられている。
(作用)
本実施形態では、電子ペーパー12の端面側にUVカット機能膜60が密着しているので、電子ペーパー12に対して、端面側からの紫外線の侵入を防止でき、端面側からの紫外線による表示層32の液晶の劣化を防止することができる。
【0098】
また、電子ペーパー12のフィルム基板36側に水蒸気進入防止膜62を設けたので、フィルム基板36を介して電子ペーパー12へ水蒸気が到達することを防止できる。
[第8の実施形態]
次に、図11にしたがって、第8の実施形態に係るICカード10を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0099】
図11に示すように、本実施形態のICカード10では、表面フィルム40の表面に透明な水蒸気進入防止膜56、及びUVカット機能膜58が設けられており、フィルム基板36の表面に水蒸気進入防止膜64が設けられている。
(作用)
本実施形態では、電子ペーパー12の端面側にアルミ箔の水蒸気進入防止膜50が、表面フィルム40の表面に水蒸気進入防止膜56が設けられているので、電子ペーパー12に対して、端面側、及び表面フィルム40側からの水蒸気の侵入を防止でき、水蒸気による表示層32の液晶の劣化を防止することができる。
【0100】
また、表面フィルム40の表面側にUVカット機能膜58を設けているので、表面フィルム40を介して電子ペーパー12へ紫外線が到達することを防止できる。
[第9の実施形態]
次に、図12にしたがって、第9の実施形態に係るICカード10を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0101】
図12に示すように、本実施形態のICカード10では、表面フィルム40の表面に透明な水蒸気進入防止膜56が設けられており、フィルム基板36の表面に水蒸気進入防止膜64が設けられている。
【0102】
また、表面フィルム40に紫外線吸収剤が練りこまれている。
(作用)
本実施形態では、電子ペーパー12端面側にアルミ箔の水蒸気進入防止膜50が設けられ、表面フィルム40に紫外線吸収剤が練りこまれているので、電子ペーパー12に対して、端面側、及び表面フィルム40側からの紫外線の侵入を防止でき、紫外線による表示層32の液晶の劣化を防止することができる。
【0103】
また、フィルム基板36の表面に水蒸気進入防止膜64を設け、表面フィルム40の表面に水蒸気進入防止膜56を設けているので、フィルム基板36、及び表面フィルム40を介して電子ペーパー12へ水蒸気が到達することを防止できる。
[第10の実施形態]
次に、図13にしたがって、第10の実施形態に係るICカード10を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0104】
本実施形態のICカード10は、第9の実施形態のICカード10の表面フィルム40を、紫外線吸収剤の練り込まれていないものに置き換えたものである。
【0105】
本実施形態は、表面フィルム40からの紫外線の浸入を考慮しなくても良い場合に用いることが出来る。
[第11の実施形態]
次に、図14にしたがって、第11の実施形態に係るICカード10を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0106】
図14に示すように、本実施形態のICカード10では、表面フィルム40の表面にUVカット機能膜58が設けられており、フィルム基板36の表面に水蒸気進入防止膜64が設けられている。
(作用)
本実施形態では、電子ペーパー12の端面側にアルミ箔の水蒸気進入防止膜50が、フィルム基板36の表面に水蒸気進入防止膜64が設けられているので、電子ペーパー12に対して、端面側、及びフィルム基板36側からの水蒸気の侵入を防止でき、水分による表示層32の液晶の劣化を防止することができる。
【0107】
また、表面フィルム40の表面側にUVカット機能膜58を設けているので、表面フィルム40を介して電子ペーパー12へ紫外線が到達することを防止できる。
[第12の実施形態]
次に、図15にしたがって、第12の実施形態に係るICカード10を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0108】
図15に示すように、本実施形態のICカード10では、スペーサフィルム38の第1の貫き孔42が、前述した実施形態よりも大きく形成されており、電子ペーパー12と第1の貫き孔42の孔壁面との間には、全周に渡って隙間が形成されている。
【0109】
また、第1の貫き孔42は、一部分が突出しており、この突出部分に乾燥剤66が入れられている。
【0110】
乾燥剤66は、例えば、シリカゲル、ゼオライト、酸化カルシウム、クレイ等を用いることができるが、これら以外のものであっても良い。
【0111】
本実施形態のICカード10では、第1の貫き孔42で構成される空間に進入してきた水分を乾燥剤66が吸着し、表示層32の液晶が水分により劣化することが防止される。
【0112】
なお、上記実施形態では、ICカード10のカード本体16が、フィルム基板36、スペーサフィルム38、及び表面フィルム40の3部品から構成されていたが、本発明はこれに限らず、前述したフィルム基板36とスペーサフィルム38とを一体化させた図16に示すように凹部付きフィルム基板68を用いても良い。
【0113】
なお、図16において、符号70は第1の貫き孔42に相当する第1の凹部、符号72は第2の貫き孔44に相当する第2の凹部72である。
【0114】
図17乃至図27には、第1の実施形態乃至第11の実施形態に係るICカード10において、フィルム基板36とスペーサフィルム38を凹部付きフィルム基板68に置き換えたものが示されている。
【0115】
凹部付きフィルム基板68を用いたICカード10は、フィルム基板36とスペーサフィルム38を用いたICカード10に対して部品点数が減るので、製造が簡便になる。
【0116】
また、粘着層46が凹部内にあるの、水蒸気の浸入経路が減る。
【0117】
なお、その他の作用は、上述した実施形態と同様である。
[その他の実施形態]
なお、ICカード10の構成は上記実施形態のものに限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
【0118】
例えば、水蒸気進入防止膜は、水分による表示層32の劣化を抑える位置に配置すれば良く、フィルム基板36、表面フィルム40、及び凹部付きフィルム基板68の何れかの面(外面、内面)に設けることが出来る。
【0119】
また、フィルム基板36、表面フィルム40、及び凹部付きフィルム基板68に、水蒸気の透過性の低いPETGフィルムを貼り付けても良く、フィルム基板36、表面フィルム40、及び凹部付きフィルム基板68の材料をPETGとしても良い。
【0120】
また、表面フィルム40に紫外線吸収剤を含むPETを用いた例を示したが、フィルム基板36、スペーサフィルム38、及び凹部付きフィルム基板68に紫外線吸収剤を含むPETを用いても良い。
【0121】
また、表面フィルム40、フィルム基板36、スペーサフィルム38、及び凹部付きフィルム基板68の少なくとも1つを紫外線を透過し難い合成樹脂材料(例えば、)で形成しても良い。
【0122】
また、水蒸気対策として、電子ペーパー12の下基板24と上基板26に水蒸気進入防止膜をスパッタリングで着膜しても良い。
【0123】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の表示機能付きカード、及び表示機能付きICカードによれば、画像表示媒体の耐久性を向上することができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るICカードの断面図である。
【図2】第1の実施形態に係るICカードのカード本体の分解斜視図である。
【図3】電子ペーパーの構成を示す断面図である。
【図4】ICカードの一部を切り取った平面図である。
【図5】第2の実施形態に係るICカードの断面図である。
【図6】第3の実施形態に係るICカードの断面図である。
【図7】第4の実施形態に係るICカードの断面図である。
【図8】第5の実施形態に係るICカードの断面図である。
【図9】第6の実施形態に係るICカードの断面図である。
【図10】第7の実施形態に係るICカードの断面図である。
【図11】第8の実施形態に係るICカードの断面図である。
【図12】第9の実施形態に係るICカードの断面図である。
【図13】第10の実施形態に係るICカードの断面図である。
【図14】第11の実施形態に係るICカードの断面図である。
【図15】第12の実施形態に係るICカードの断面図である。
【図16】第12の実施形態に係るICカードのカード本体の分解斜視図である。
【図17】更に、他の実施形態に係るICカードのカード本体の分解斜視図である。
【図18】更に、他の実施形態に係るICカードのカード本体の分解斜視図である。
【図19】更に、他の実施形態に係るICカードのカード本体の分解斜視図である。
【図20】更に、他の実施形態に係るICカードのカード本体の分解斜視図である。
【図21】更に、他の実施形態に係るICカードのカード本体の分解斜視図である。
【図22】更に、他の実施形態に係るICカードのカード本体の分解斜視図である。
【図23】更に、他の実施形態に係るICカードのカード本体の分解斜視図である。
【図24】更に、他の実施形態に係るICカードのカード本体の分解斜視図である。
【図25】更に、他の実施形態に係るICカードのカード本体の分解斜視図である。
【図26】更に、他の実施形態に係るICカードのカード本体の分解斜視図である。
【図27】更に、他の実施形態に係るICカードのカード本体の分解斜視図である。
【図28】記録部の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
10 ICカード
12 電子ペーパー
14 IDタグ
20 ICチップ
24 下基板
26 上基板
28 光導電層
32 表示層
34 ITO電極
36 フィルム基板
38 スペーサフィルム
40 表面フィルム
50 水蒸気進入防止膜
52 UVカット機能膜
54 UVカット機能膜
56 水蒸気進入防止膜
58 UVカット機能膜
60 UVカット機能膜
62 水蒸気進入防止膜
64 水蒸気進入防止膜
66 乾燥剤
68 フィルム基板
72 凹部

Claims (8)

  1. メモリ性を有するシート状の画像表示媒体と、
    前記画像表示媒体の一方の側に配置される第1のシート状部材と、
    前記画像表示媒体の他方の側に配置され、前記第1のシート状部材との間で前記画像表示媒体を挟持する第2のシート状部材と、
    前記画像表示媒体に接するように設けられ、前記画像表示媒体内部へ進入する水蒸気を阻止する水蒸気進入防止膜と、
    を有することを特徴とする表示機能付きカード。
  2. メモリ性を有するシート状の画像表示媒体と、
    前記画像表示媒体の一方の側に配置される第1のシート状部材と、
    前記画像表示媒体の他方の側に配置され前記第1のシート状部材との間で前記画像表示媒体を挟持する第2のシート状部材と、
    前記画像表示媒体を覆うように設けられ、前記画像表示媒体へ照射される紫外線を阻止する紫外線進入防止膜と、
    を有することを特徴とする表示機能付きカード。
  3. メモリ性を有するシート状の画像表示媒体と、
    前記画像表示媒体の一方の側に配置される第1のシート状部材と、
    前記画像表示媒体の他方の側に配置され、前記第1のシート状部材との間で前記画像表示媒体を挟持する第2のシート状部材と、
    前記画像表示媒体に接するように設けられ、前記画像表示媒体内部へ進入する水蒸気を阻止する水蒸気進入防止膜と、
    前記画像表示媒体を覆うように設けられ、前記画像表示媒体へ照射される紫外線を阻止する紫外線進入防止膜と、
    を有することを特徴とする表示機能付きカード。
  4. メモリ性を有するシート状の画像表示媒体と、
    前記画像表示媒体の一方の側に配置される第1のシート状部材と、
    前記画像表示媒体の他方の側に配置され前記第1のシート状部材との間で前記画像表示媒体を挟持する第2のシート状部材と、
    前記第1のシート状部材、及び前記第2のシート状部材の少なくとも一方は、紫外線を吸収する性質を有する材料から形成されている、
    を有することを特徴とする表示機能付きカード。
  5. メモリ性を有するシート状の画像表示媒体と、
    前記画像表示媒体の一方の側に配置される第1のシート状部材と、
    前記画像表示媒体の他方の側に配置され、前記第1のシート状部材との間で前記画像表示媒体を挟持する第2のシート状部材と、
    前記画像表示媒体に接するように設けられ、前記画像表示媒体内部へ進入する水蒸気を阻止する水蒸気進入防止膜と、
    を備え、
    前記第1のシート状部材、及び前記第2のシート状部材の少なくとも一方は、紫外線を吸収する性質を有する材料から形成されている、
    を有することを特徴とする表示機能付きカード。
  6. メモリ性を有するシート状の画像表示媒体と、
    前記画像表示媒体の一方の側に配置される第1のシート状部材と、
    前記画像表示媒体の他方の側に配置され前記第1のシート状部材との間で前記画像表示媒体を挟持する第2のシート状部材と、
    を備え、
    前記第1のシート状部材と前記第2のシート状部材との間に、前記画像表示媒体の外周に外気と孤立した隙間を設けるように前記画像表示媒体を配置し、前記隙間に水分を吸収する乾燥剤を配置した、ことを特徴とする表示機能付きカード。
  7. 前記第1のシート状部材と前記第2のシート状部材との間に、前記画像表示媒体の外周に外気と孤立した隙間を設けるように前記画像表示媒体を配置し、前記隙間に水分を吸収する乾燥剤を配置した、ことを特徴とする請求項2または請求項4に記載の表示機能付きカード。
  8. 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の表示機能付きカードと、
    前記第1のシート状部材と前記第2のシート状部材との間に配置され、少なくとも情報を記憶可能なICと、
    を有することを特徴とする表示機能付きICカード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008250039A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Fuji Xerox Co Ltd 光書込み型表示媒体及びその製造方法
JP2012191049A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Hitachi Maxell Ltd 太陽電池用保護シート

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