JP2005018322A - 様々な属性によるデジタルコンテンツのダウンロード方法の制御 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、有償コンテンツビジネスにおいて、ユーザー属性や注文に対する課金方法を表す課金属性などの組合わせにより、販売コンテンツのダウンロード方法を制御し、コンテンツ提供者にとって販売形態の選択肢を広げられるようにすると共に、利用者が購入形態(支払い方法、ダウンロード方法)を選択できるようにする事である。
【解決手段】本発明の構成は、所定の通信媒体を介して画像情報を提供する提供装置と該提供される画像情報を注文する注文装置との間のデータ通信を仲介して画像情報サービスを提供可能なサーバ装置である。
【選択図】 なし
【解決手段】本発明の構成は、所定の通信媒体を介して画像情報を提供する提供装置と該提供される画像情報を注文する注文装置との間のデータ通信を仲介して画像情報サービスを提供可能なサーバ装置である。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ(画像、映像、文字、音声など)を配信するコンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンテンツ配信プログラムに関し、特に顧客属性やコンテンツ属性、さらに課金属性を組合わせて制御する事により、コンテンツの販売・購入形態(課金方法、ダウンロード方法)の選択肢を広げることを可能にするシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置や、インターネットなどネットワーク技術の進歩と普及に伴って、インターネットを利用した様々なビジネスが活発に行われるようになってきた。例えばインターネット上に商品カタログを公開し、全世界からの注文をインターネットで受信して、該注文に対する商品を配送するなどのビジネスであって、多くの顧客が利用できることと、販売コストがかからないことで、多くの業界で有力な販売チャネルとして注目されている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
また有償コンテンツビジネスにおいても、他のビジネスと同様に、インターネットを利用することによって顧客の拡大とコスト削減を図るべく、有償コンテンツの販売システムを構築する事が重要になってきている。
【0004】
以下、有償コンテンツビジネス、また該ビジネスを行う業者をコンテンツ提供者と記す。
【0005】
有償コンテンツビジネス、例えば有償画像ビジネスをインターネットを利用して行うにあたって、現在以下のような方法が実施されている。
【0006】
第1の方法は、利用者が検索する際に使用する画像サンプルと、各画像の販売用画像データとをインターネット上のサーバに保管し、該サーバが利用者の注文を受注して、該注文に応じた販売用画像を、利用者にダウンロードしてもらう方法である。この場合、課金方法は、利用者が注文後にすぐに販売用画像を手に入れられる様に、クレジットカードによる決済が取られる事が多い。
【0007】
第2の方法としては、利用者が検索に使用する画像サンプルのみを、インターネット上のサーバに保管し、該サーバが利用者の注文を受注してはじめて、画像提供者が該注文に応じた販売用画像をサーバに登録して、利用者にダウンロードしてもらうという方法である。この場合、クレジットカードによる課金や請求書による課金が行われている。
【0008】
しかしながら、上記の2つの方法では、インターネットを利用した有償画像コンテンツビジネスを拡大していくためには不十分な点もあった。
【0009】
具体的には、第1の方法では、画像提供者は画像サンプルと販売用画像とをインターネット上のサーバに保管しておくだけで良かったが、販売用画像データは、高解像度であるため容量が大きく、販売機会を確保するために多くの画像を販売対象としてインターネット上のサーバに登録しようとすると、高価な大容量記憶装置が必要となり、販売コストを増大させる恐れがあった。
【0010】
一方、第2の方法を取ることで、記憶装置の容量は少なくて済むが、利用者が注文してから、画像提供者は販売画像をサーバに登録する準備が必要となり、利用者が注文してすぐに販売用画像を手に入れる事ができないという不便さと共に、画像提供者は注文毎に販売画像のサーバへの登録をしなければならない大きな負荷がかかる恐れがあった。
【0011】
さらにインターネットを介したビジネスの場合、課金方法としてはクレジットカードを利用したものが一般的だが、有償画像コンテンツビジネスにおいては、特に利用者が会社や企業の場合、決済方法として請求書による決済が好まれる場合もある。しかし請求書による課金の場合、画像提供者は課金回収のトラブルを避ける為や著作権保護の理由から、利用者の信用を何らかの方法で得てから販売する必要があり、画像提供者には非常に負荷になるために、請求書による課金方法を取る事が出来ない画像提供者も多く存在している。
【0012】
また近年ではコンテンツビジネス業界では、複数のコンテンツ提供者を集めて総合的にコンテンツを提供する“ポータルサイト”が主流になりつつあるが、コンテンツ提供者がポータルサイトに参加するためには、ポータルサイトの運営者の定めるルールに従う必要があり、このルールが現状では課金方法やコンテンツの保管方法などが単一的であり、例えば、「課金方法は請求書によるものではなければならない。」といった様に、コンテンツ提供者の参加に柔軟に対応できるシステムにはなっていなかった。
【0013】
【非特許文献1】
「楽天サービス総合カタログ 2002年10月〜12月 楽天活用ハンドブック」、楽天株式会社、p.1など
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の有償コンテンツビジネスにおけるコンテンツの販売形態は、課金方法や、販売用コンテンツをインターネット上のサーバ内に常に保存するか、等の条件を提供者が選択できる形態にはなっておらず、“課金方法=クレジットカード/請求書”、“画像データ=サーバに常に保存/注文後保存”の4つの組み合わせのいずれかを選択するといった単一的な方法であった。その為、コンテンツ提供者にとっては高価な大容量記憶装置のコスト負担によりビジネス機会を逃したり、または請求書での課金の場合発生するユーザー認証の負荷などからビジネス機会を狭める事になったり、インターネットを利用した有償コンテンツビジネスを拡大していく妨げとなっていた。
【0015】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、利用者の信用度:ユーザー属性、注文に対する課金方法:課金属性、販売用コンテンツをインターネット上のサーバ内に保存し、注文後すぐにダウンロードできる状態か:コンテンツ属性、の組合わせにより、販売コンテンツのダウンロード方法を制御する事で、コンテンツ提供者にとって販売形態の選択肢を広げられるようにすると共に、利用者が購入形態(支払い方法、ダウンロード方法)を選択できるようにする事である。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本出願に係る第1の発明は、所定の通信媒体(図1に示すインターネット105)を介して画像情報を提供する提供装置(図3に示す提供装置102)と該提供される画像情報を注文する注文装置(図3に示す提供装置103)との間のデータ通信を仲介して画像情報サービスを提供可能なサーバ装置(図3に示すセンターサーバ101)であって、前記画像情報に対する検索用画像情報または販売用画像情報などを保管する画像情報格納装置(図3に示す画像格納装置331)と、前記注文装置により受注された注文されている画像情報に対する販売用画像情報を検索して、前記画像情報格納装置に保管されているかを判断する注文検索手段(図3に示す注文検索手段317)と、前記注文検索手段により未登録として提示されている販売用画像情報を前記提供装置から取得して前記画像格納手段に登録する販売用画像登録手段(図3に示す画像登録手段319)と、前記販売用画像登録手段による未登録として提示されている販売用画像情報の前記画像情報格納手段に対する登録後、前記注文に基づいて注文されている各販売用画像情報を注文装置に送信する画像ダウンロード手段(図3に示す画像ダウンロード手段320)とを有し、該注文におけるダウンロード処理の終了後も前記販売用画像情報を前記画像情報格納装置に保管しておくものである。
【0017】
本発明に係る第2の発明は、前記注文装置からの検索条件に基づいて前記画像情報格納装置に格納されている画像情報を検索して前記注文装置に前記検索用画像情報を提示する画像検索手段を有するものである。
【0018】
本発明に係る第3の発明は、前記画像検索手段による前記検索用画像の提示後、前記注文装置から前記検索画像情報に対する注文を受注する注文受注手段を有するものである。
【0019】
本発明に係る第4の発明は、所定の通信媒体(図1に示すインターネット105)を介して画像情報を提供する提供装置と該提供される画像情報を注文する注文装置との間のデータ通信を仲介して画像情報サービスを提供可能なサーバ装置(図1に示すセンターサーバ101)の画像情報処理方法であって、あるいは所定の通信媒体を介して画像情報を提供する提供装置と該提供される画像情報を注文する注文装置との間のデータ通信を仲介して画像情報サービスを提供可能なサーバ装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、前記画像情報に対する検索用画像情報または販売用画像情報を画像情報格納装置に保管する画像格納工程(図8に示すステップS0807)と、前記注文装置により注文された、注文されている購入情報に対して、課金方法、利用者の会員属性および前記画像格納手段に保管されているかの情報により注文属性を判断する注文属性決定手段(図3に示す注文属性決定手段315、図6ステップS0607、および図7)と、前記注文属性決定手段により未登録として提示されている販売用画像情報を前記提供装置から取得して前記画像情報格納装置に登録する画像登録処理(図8に示すステップ、S0815、S0829)と、前記注文属性決定処理により決定した各注文情報に基づいて、注文されている各販売用画像を注文装置に送信する画像ダウンロードステップ(図6に示すダウンロード処理S0616、図9)と、前記注文属性決定処理により決定した各注文情報に基づいて、前記販売用画像登録処理により前記販売用画像を前記画像格納装置に登録後、前記注文に基づいて注文されている各販売用画像をダウンロードする際に必要なダウンロードキー(以下DLキーと示す)を送信するステップ(図8に示すステップS0812、S0817、S0823、S0831)と、前記注文装置で前記DLキーをデータ閲覧手段により入力し、前記注文に基づいて各販売用画像をダウンロードするダウンロード処理(図9のS0904)とを有し、該注文におけるダウンロード処理の終了後も前記販売用画像情報を前記画像格納手段に保管しておくものである。
【0020】
本発明に係る第5の発明は、前記注文装置からの検索条件に基づいて前記画像格納手段に格納されている画像情報を検索して前記注文装置に前記検索用画像情報を提示する画像検索ステップ(図5に示すステップS0503)を有するものである。
【0021】
本発明に係る第6の発明は、前記画像検索ステップによる前記検索用画像情報の提示後、前記注文装置から前記検索画像情報に対する注文を受注する注文受注ステップ(図6に示すステップS0600〜S0611、S0618〜S0629)を有するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
<システム構成>
図1は、本発明の一実施形態を示すサーバ装置の構成を説明するブロック図であり、例えばインターネットを利用した画像コンテンツ販売サービスシステムの例に対応する。
【0023】
図1において、101は本実施形態における主たる処理機能を有する情報処理装置(図2に後述する、CPU、ROM、RAM、HDDなどから構成されるコンピュータシステム)であって、以下単にセンターサーバと記す。センターサーバ101はインターネットにおいて一般的にサーバと呼ばれる情報処理装置であって、後述するインターネット105に常時接続されており、外部からの処理要求に応じてデータの返信などの処理を行う機能を有する。
【0024】
102(1)、102(2)、102(3)は、本実施形態において、利用者が検索し購入する画像データの提供者(以下、単に提供者とする)が直接操作する情報処理装置であって、以下単に提供装置とする。
【0025】
本実施形態においては1つ以上の提供装置103(N)が利用可能であって、図1中は複数記載されているが、各提供装置103(N)の機能は同一であるので、以下単に提供装置103で総称して説明する。
【0026】
提供装置102は、一般的に普及しているパーソナルコンピュータであって、利用者の操作等により後述するインターネット105に接続する、例えばモデムなどの通信装置と、利用者が所望するインターネットのサーバ、例えばセンターサーバ101に対して処理要求を送信し、該センターサーバ101より返信されたデータを表示する、一般的にインターネットブラウザと呼ばれる例えばMicrosoft社のInternet Explorer(商品名)などのデータ閲覧機能を有する。提供者は提供装置102を用いて、利用者の注文に必要な画像データの利用許可操作と、必要な画像データのセンターサーバ101への送信操作を行う。
【0027】
103(1)、103(2)、103(3)、103(4)は、本実施形態の利用者が直接操作する情報処理装置であって、以下単に注文装置とする。本実施形態においては1つ以上の注文装置103(N)が利用可能であって、図1中では複数記載されているが、各注文装置102(N)の機能は同一であるので、以下単に注文装置103で総称して説明する。
【0028】
注文装置103は、提供装置102と同様に一般的に普及しているパーソナルコンピュータであって、インターネット105への接続機能と、データ閲覧機能を有し、本システムの利用者は、注文装置103を用いて、画像データを検索し、所望の画像データの印刷を本システムに対して注文する。
【0029】
105はネットワークシステムであって、本実施形態ではインターネットであり、以下の説明においては、通信機器等インターネットを構成するシステム全体を単にインターネットとして説明する。
【0030】
なお、本実施形態では、提供装置102、注文装置103はインターネット105への接続機能を有するものとするが、例えば提供装置102、注文装置103がダイアルアップなどにより直接センターサーバ101に接続するようなネットワークシステムを用いても実施可能であることは言うまでもない。
<情報処理装置のブロック図>図2は、図1に示した電子取引画像処理システムの要部構成を説明するブロック図であり、上記101〜103における情報処理装置の構成に対応する。
【0031】
図2において、200はシステムバス群であり、以下単にシステムバスと記す。システムバス200は情報処理装置の筐体内にある後述の各ユニットを接続し、ユニット間のデータ並びに制御情報を伝送する伝送路である。
【0032】
201は情報処理装置の各種制御及び演算等を行う中央処理装置であり、以下単にCPUと記す。202はランダムアクセスメモリであり、以下単にRAMと記す。RAM202はCPU201の主メモリとして、また実行プログラムの領域や該プログラムの実行エリアならびにデータエリアとして機能する。
【0033】
203は前記CPU201の動作処理手順を記憶している読み取り専用メモリであり、以下単にROMと記す。ROM203は、情報処理装置内の各ユニットの制御を行う基本プログラム(一般的にBIOSと呼ばれる)や、システムを稼働するために必要な情報等を記録する。
【0034】
204はネットワークインタフェースであり、後述するモデム206を介して外部ネットワークに接続する、あるいは後述するLAN205に接続するもので、以下総称して単にNETIFと記す。NETIF204は、ネットワークを介して情報処理装置間のデータ転送を行うための制御や接続状況の診断を行う。
【0035】
205はイーサネット(登録商標)などのネットワークシステムであって、以下総称してLANとする。例えばセンターサーバ101において、ファイルサーバなどの外部装置に接続する場合には、主にLAN205を介して接続する。
【0036】
206は外部ネットワークと情報処理装置とを電話回線を介して接続するための機器であって、一般的にモデムやISDN接続用のターミナルアダプタ(TA)であるが、以下総称して単にモデムとする。
【0037】
本実施形態において、図1内の各情報処理装置は、モデム206を介するか、あるいはLAN205上に接続されているルータやゲートウェイなどの通信機器を介することによって、インターネット105に接続する。
【0038】
207はディスプレイなどの表示装置であって、以下単にCRTと記す。
【0039】
208はハードディスクドライブであり、以下単にHDDとする。HDD213は、アプリケーションプログラムや、各種データ保存用に用いられる。本実施形態におけるアプリケーションプログラムとは、本実施形態を構成する各種処理手段を実行するソフトウエアプログラムなどである。
【0040】
209は、入力装置であり情報処理装置の利用者が入力操作を行うためのキーボードやポインティングデバイスである。
【0041】
210はフロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROMなど、取り外し可能な外部記憶媒体のデータ入出力を行うユニット群であり、以下総称して単にFDDと記す。
<モジュール構成図>図3は、本発明に係るサーバ装置におけるモジュール構成を説明するブロック図であり、センターサーバ101、提供装置102、注文装置103の各情報処理装置内で動作する処理手段群、及びデータを格納する格納装置群と、前記処理手段群と前記格納装置群の間の主要なデータの流れの概要を説明するための構成に対応する。
【0042】
なお、図3において、詳細は後述するが300、301、302、303、304、310〜321は、処理手段として機能し、各情報処理装置においてHDD208、FDD210、またはROM203より読み込まれてRAM202に展開され使用されるアプリケーションプログラム、またはプログラムの一部として動作するモジュールである。
【0043】
また、詳細は後述するが330〜333、及び340はデータ格納装置であって、ファイルシステムまたは市販のデータベースシステムなどを用いて、各情報処理装置におけるHDD208、FDD210、RAM202の少なくとも一つを用いてデータを格納する。
【0044】
また、図3における各矢印は、処理手段間、及び処理手段と格納装置の間で交換されるデータの流れのうち主要なものを表す。センターサーバ101と、提供装置102、注文装置103との間にまたがるデータの流れは、各情報処理装置のNETIF204及びインターネット105を介して伝送されるものである。
【0045】
図3において、300はインターネット上のサーバプログラム群であって、以下総称してインターネットサーバと記す。インターネットサーバ300はRAM202上で常時稼動しており、NETIF204を介して受信した外部からの処理要求に対して適切な処理を行ってデータを返信する機能を有するもので、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を受信して要求されたデータファイルの内容を返信する、あるいは指定された処理手段を起動し、該処理手段の出力を返信する、一般的にWebサーバと呼ばれる機能と、FTP(File Transfer Protocol)を受信して要求されたデータファイルを返信、あるいは受信する、一般的にFTPサーバと呼ばれる機能などから構成される。
【0046】
301,303は一般的にインターネットブラウザと呼ばれる、例えばMicrosoft社のInternet Explorerなどのデータ閲覧プログラムで、以下データ閲覧手段と記す。データ閲覧手段301及びデータ閲覧手段303は、該情報処理手段の利用者の指示によってRAM202に読み込まれて利用可能となるアプリケーションプログラムで、該情報処理装置のNETIF204を介してインターネット105に接続し、利用者の入力に従って該入力に基づいた処理要求データをインターネット105に送信する機能と、インターネット105を介してサーバ101から返信されたデータを該情報処理装置のCRT207に表示する機能とを有する。
【0047】
302、304はデータ受信手段であり、一般的にはメールソフトと呼ばれる、たとえばMicrosoft社のOutlook Expressなどで、電子メールを受信、送信するプログラムであり、該情報処理手段の利用者の指示によってRAM202に読み込まれて利用可能となるアプリケーションプログラムで、該情報処理装置のNETIF204を介してインターネット105に接続し、利用者の指示に従って該指示に基づいた処理データをインターネット105に送信する機能と、インターネット105を介してサーバ101から送信されたデータを該情報処理装置のCRT207に表示する機能とを有する。
【0048】
以下、詳述する図3に示すセンターサーバ101上で動作する310〜321の他の処理手段は、インターネットサーバによって、外部からの処理要求に基づいてRAM202に展開され動作するものとする。
【0049】
センターサーバ101において、310は顧客登録手段であって、利用者が注文装置103を操作して入力した、利用者の氏名や住所などの利用者情報を受信し、後述する顧客情報格納装置330に該利用者情報を格納する機能を有する。また利用者が各提供者に対して法人会員登録を顧客登録手順310で行った場合は、該登録処理に対する承認処理を該提供者が提供装置102を操作して行い、該提供者によって承認された場合、顧客登録手段310は後述する顧客情報格納装置330内の該利用者情報にある認証済みの提供者IDのリストに、該提供者IDを追加する。
【0050】
311は画像検索手段で、利用者が注文装置103を操作して入力した画像検索条件を受信して、該条件に合った画像を後述する画像情報格納装置331から検索し、該画像のサムネイルデータ等を、インターネットサーバ300を介して注文装置103に返信する機能を有する。
【0051】
312は顧客認証手段であって、利用者が注文装置103を操作して入力したユーザー情報と、利用者が注文装置103を操作して、前記顧客登録手段310を用いて登録した情報を、前記顧客情報格納装置330から検索して比較する機能を有する。
【0052】
313は価格計算手段であって、利用者が注文装置103を操作して入力した注文画像の各種条件を受信し、各販売画像の価格情報等が格納されている画像情報格納装置331から該各種条件に該当する価格情報を受信し、前記注文画像の価格を計算し表示する機能を有する。
【0053】
314は注文受注手段であって、利用者が注文装置103を操作して入力した画像注文情報を受信し、該注文に対する画像情報、該注文の顧客情報および該注文の画像提供元情報をそれぞれ画像情報格納装置331、顧客情報格納装置330、提供元情報格納装置332から受信し、後述する注文属性決定手段315と各種情報を送受信し、また後述の注文情報格納装置333に該注文画像の価格情報を送信する機能を有する。
【0054】
315は注文属性決定手段で、前記注文受注手段314から前記画像情報、前記顧客情報および前記画像注文情報を受信して注文属性を決定し、再度注文受注手段314に返信する機能を有する。
【0055】
316は注文情報送信手段で、前記注文情報格納装置から該注文情報を受信し、インターネットサーバ300を介して提供装置102に注文情報を送信する機能を有する。
【0056】
317は注文検索手段であって、提供者が提供装置102を操作して行った指示に基づいて、注文データを注文情報格納装置333から検索し、該注文データの内容を、インターネットサーバ300を介して提供装置102に返信する機能を有する。
【0057】
318は注文承認手段であって、提供者が注文検索手段317によって取得した各注文データに対して、該注文データを販売することを承認または否認する指示入力を受信し、該入力内容に応じて注文情報格納装置333内の該注文データの内容を更新する機能を有する。
【0058】
319は画像登録手段であって、提供者が提供装置102を操作して送信した、画像データとその付帯情報を受信し、後述する画像情報格納装置331に該画像データを格納するとともに、注文情報格納装置333内の注文データのうち、該画像を含む注文データの内容を更新する機能を有する。
【0059】
320は画像ダウンロード手段であって、注文装置103からの処理要求に基づき、該注文に含まれる各画像に対して該画像の提供者によって、注文承認手段318を用いて注文承認が行われ、注文情報格納装置333の更新された該注文情報を参照して、該画像の販売用画像データを画像情報格納装置331から抽出し、インターネットサーバ300を介して注文装置103に送信する機能を有する。
【0060】
321はDLキーデータ送信手段であり、注文装置103での操作により注文された注文情報に対して、該画像の提供者によって注文承認手段318を用いて注文承認が行われ、注文情報格納装置333の更新された該注文情報を参照して、該画像のダウンロードに必要な該注文の識別子(以下、注文IDと記す),該注文に対する利用者の認証識別子(以下、DLキーと記す)およびダウンロード用URL(以下、3つ合わせてDLキーデータとする。)を、インターネットサーバ300を介して注文装置103に送信する機能を有する。
【0061】
330は顧客情報格納装置であって、本システムの利用者に関する、以下に列挙するような利用者データを利用者単位に格納する機能を有する。顧客情報格納装置330は、顧客IDをキーにして、利用者データ(利用者の識別子(以下、顧客IDとする),利用者の認証識別子(以下、顧客パスワードとする),氏名または会社名、郵便番号、住所、電話番号、電子メールアドレス、法人会員として認証済みの提供者IDのリストを一意に検索する機能も有する。
【0062】
なお、前記利用者データのうち、認証済みの提供者IDのリストは、該利用者がリスト中の提供者によって、該提供者の法人会員として承認され、該提供者が提供する画像の注文が、事前に承認されていることを意味する。すなわち、利用者の注文に対して、該注文に含まれる画像のうち、承認済みの提供者IDのリストに含まれる提供者の画像に対しては、注文属性決定手段315において法人会員として注文属性が決定され、注文承認手段318による注文承認の手続きを必要としない。
【0063】
331は画像情報格納装置であって、利用可能な画像の各種解像度(サムネイル画像、プレビュー用の低解像度画像、販売用の高解像度画像)および、図4で後述するような画像情報データと検索用データ及び、画像価格情報とを格納する機能を有する。
【0064】
332は提供元情報格納装置であって、本システムの提供者に関する、以下に列挙するような提供者データを提供者単位に格納する機能を有する。(図10参照)提供元情報格納装置332は、提供者IDをキーにして、提供者データ(提供者の識別子(以下、提供者IDとする),氏名または会社名、郵便番号、住所、電話番号、電子メールアドレス,代表者氏名(提供者が法人の場合)、担当者氏名(提供者が法人の場合)、提供可能な課金方法(クレジットカード、請求書))を一意に検索する機能も有する。
【0065】
333は注文情報格納装置であって、利用者が発注した注文データを格納する機能を有する。注文データは、図11で後述するように、発注した利用者の情報、該注文データに含まれる画像の情報、及び各注文の状況などで構成される。
【0066】
340は元画像格納装置であって、提供装置102のHDD208に格納される低解像度及び販売用の画像データファイル群である。
【0067】
<注文情報格納装置>
図11は、図3に示した注文情報格納装置333に格納するデータ内容を説明するためのレイアウト図である。なお、注文情報格納装置333内では、利用者が発注した注文の内容を格納するオーダーテーブルと、各オーダーに含まれる個々の画像の情報を格納するサブオーダーテーブルとを格納する。いずれも市販のデータベースシステム等を用いて検索可能にしておく。
【0068】
図11において、1101はオーダーテーブルであって、利用者の発注指示に従って注文受注手段314、注文属性決定手段315によってデータレコードが作成される。オーダーテーブル1101中、注文IDは各注文データを一意に識別するための識別子であって、注文受注手段314が発番する。
【0069】
利用者IDは、該注文を発注した利用者の利用者IDであり前記顧客登録手段310が発番する。
【0070】
合計価格情報は利用者が発注した該注文の合計金額である。承認ステータスおよび課金処理ステータスは注文承認手段318が書き込むステータス情報である。DLステータスは画像ダウンロード手段が書き込む販売画像のダウンロード情報である。DLキーは注文承認手段318が発行するDLキー情報である。また、付帯情報は、本実施形態では特に説明しないが、注文データの発注日時などを格納する場合や、利用者が注文装置103上で文書情報を編集可能な編集アプリケーションを用いて編集した場合に、該編集情報を格納する場合に使用する。
【0071】
図11中の1102は、注文データに含まれる個々の画像の情報(以下サブオーダーとする)を示すデータを格納するものであって、以下、サブオーダーテーブルとする。
【0072】
サブオーダーテーブル1102の注文IDは、該サブオーダーが属する注文の注文IDである。
【0073】
注文属性については図7で後述するが、前記注文属性決定手段315によって、後述する顧客属性、画像属性、課金属性で決定される。
【0074】
承認属性は該注文に対して提供者が注文承認手段318で承認する必要があるかないかを表すものであり、前記注文属性決定手段によって決定される。
【0075】
承認ステータスは該注文に対して提供者が承認処理を行うことにより、注文承認手段318がステータスを書き変える。
【0076】
課金処理ステータスは該注文に対して提供者が課金処理を行う事により、注文承認手段318がステータスを書きかえる。
【0077】
顧客属性は、前記顧客登録手段310によって設定され、該注文を発注した利用者が法人会員(C)か個人会員(P)かを表す。利用者は注文装置を操作して、前記顧客登録手段310にアクセスしてまず個人会員として登録する。この際、提供者の認証作業はない。個人会員である利用者は、前記注文装置103を操作して前記顧客登録手段にアクセスして、各提供者に対して法人会員登録を行うことができ、該提供者が該利用者を法人会員として承認した場合、前記顧客情報格納装置330内の該利用者データの認証済みの提供者IDリストに法人会員(C)として登録される。
【0078】
画像IDは各画像に対して固有のIDであり、画像登録手段319が発番する。また画像属性は該画像の販売用画像がセンターサーバ101内の画像格納装置に存在するかを表しており、センターサーバ内に存在する場合は“Y”、存在しない場合は“N”を表示する。
【0079】
提供者IDは各提供者が持つ固有のIDであり、また価格情報は各画像の価格情報である。
【0080】
課金属性は、注文受注手段314で利用者が選択した課金方法であり、注文受注手段314が書きかえる。
【0081】
<画像情報格納装置>
図4は、図3に示した画像情報格納装置331に格納するデータ内容を説明するためのレイアウト図である。画像情報格納装置331内には、情報処理装置のファイルシステムを用いて格納する画像データファイル、各画像のプロパティ等を格納する画像情報テーブル、画像ファイルの格納位置(パス名)を管理する画像ファイルテーブル、及び画像検索用のカテゴリ検索テーブルとキーワード検索テーブルを格納する。各テーブルは、市販のデータベースシステム等を用いて検索可能にしておく。
【0082】
図4において、401は画像データファイル群であって、個々の画像ファイルを、情報処理装置のファイルシステムなどを使用して格納する。個々の画像ファイルは、画像ファイルテーブル403のパス名によって、格納場所、すなわちファイル名を特定できる。
【0083】
402は画像情報テーブルであって、各画像のプロパティ情報などを格納する。画像情報テーブル402の各データレコードは、画像の提供者を表す提供者IDと、各提供者によって付けられた画像IDとによって一意に識別できる。
【0084】
画像情報テーブル402中に格納する画像のプロパティは、画像のタイトル、クレジットなどのキャプション、画像の価格(単価)、前記画像属性などを含んでいる。
【0085】
また、画像情報テーブル402の保存期間は、販売用画像のセンターサーバ101内での保存期間を表す。保存期間は、各画像が最後に使用されてからの期間で判断する。画像情報テーブル402の最終使用日は、該画像が最後に使用された、すなわち発注された日付を格納する。備考には、本実施形態では説明しないが、各データレコードの作成日などの情報を格納する。
【0086】
403は画像ファイルテーブルであって、各画像の画像データファイルの格納位置、すなわちパス名などファイルシステム上アクセス可能な名称を管理する画像ファイルテーブル403の各データレコードは、各画像の提供者IDと画像ID、及び画像の解像度を示すタイプによって一意に識別できる。解像度には、画像検索時の表示用に使用するサムネイルと、検索画像の拡大表示などに使用する低解像度、及び販売用画像の3種類である。
【0087】
なお、図4において、カテゴリ検索テーブル404及びキーワード検索テーブル405は、画像検索手段311によって使用される、画像検索用の検索テーブルであって、それぞれカテゴリ名とキーワードによって画像の提供者IDと画像IDが複数検索可能になっている。なお、カテゴリ及びキーワードは一つの画像に対して複数設定することが可能である。
【0088】
<利用者の処理1>
図5は、本発明に係るサーバ装置における顧客登録、画像検索および価格決定のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図3に示したセンターサーバ101の顧客登録手段310、画像検索手段311、顧客認証手段312、価格計算手段313の処理手順に対応する。なお、S0501〜S0514は各ステップを示す。
【0089】
また、顧客登録手段310、画像検索手段311、顧客認証手段312、価格計算手段313はいずれもインターネットサーバ300によって起動されるプログラムであり、利用者が注文装置103のデータ閲覧手段301を用いて指示することにより、該指示入力がデータ閲覧手段301、インターネット105介してインターネットサーバ300に伝送され、インターネットサーバ300によって起動される。同様に、各処理手段の出力は、インターネットサーバ300、ネットワーク105を介して注文装置102のデータ閲覧手段301に送信され、注文装置103のCRT207上に表示される。
【0090】
なお各処理手段は注文装置103からのデータを受信する度にインターネットサーバ300により起動され、注文装置103への表示用データ送信後、処理を終了する。すなわち、各処理手段は単一のプログラムとして実施する他、複数のプログラムとして実施することも可能であり、また、単一のプログラムが複数の処理手段の機能を実施することも可能である。
【0091】
図5のステップS0500、S0508〜S0510および図12のステップS1201〜S1209は顧客登録手段310の処理機能とし、図5のステップS0501〜S0503は画像検索手段311、ステップS0506、S0507は顧客認証手段312、ステップS0511、S0512、S0513、S0514およびS0515は価格計算手段313の処理機能とする。
【0092】
また、複数のプログラム間で共有する、あるいは引き渡すデータは、HTMLのHIDDENパラメータを用いて注文装置102のデータ閲覧手段301を介してデータ交換するか、あるいはセンターサーバ101のHDD208またはRAM202上に保存しておくことでデータ交換する。以下、前記のデータ交換手段及び格納方法を総称して、単に保存データ領域と記す。
【0093】
先ず、ステップS0500において、利用者は顧客登録を行うか、画像検索を行うかを選択する。画像検索ステップにおいては、利用者は必ずしも顧客登録を行う必要はなく、画像価格計算ステップの段階ではじめて利用者の認証のためのログインが必要となり、顧客登録が必要となる。
【0094】
利用者がステップS0500で顧客登録を選択した場合、図12に示すステップS1201に進み、顧客登録用の画面(以下、顧客登録画面と記す。)が表示される。そこには“法人会員登録”ボタンと“個人会員登録”ボタンを用意し、選択出来るようにしておく。法人会員登録を行うためにはまず個人会員IDを取得しておく必要があり、ステップS1202において、顧客登録画面上の“個人会員登録”を押下すると次ステップS1203に進む。
【0095】
ステップS1203において、顧客登録画面には利用者の氏名、会社名、電子メールアドレスを入力する為の入力フィールドと“OK”ボタンを用意しておき、該利用者は注文装置103を操作して各項目に入力し前記OKボタンを押下することで、前記顧客登録手段310が前記顧客IDおよび顧客パスワードを発番し、ステップS1204において注文装置103のデータ閲覧手段301に表示する。
【0096】
ステップS1202において、顧客登録画面上にある前記“法人会員登録”ボタンを押下すると、ステップS1205で、個人会員として取得した顧客IDおよび顧客パスワードを入力する画面が表示される。該利用者が前記顧客IDおよび顧客パスワードを入力すると、顧客登録手段310は顧客IDをキーに顧客情報格納装置内の顧客情報を検索し、該顧客IDのレコードが顧客情報格納装置330に存在し、かつ該レコードのパスワードが入力されたパスワードと一致するかどうかを調べる。前記照合が一致した場合は、次の法人会員登録処理ステップS1207に進む。該当するレコードが存在しない、またはパスワードが異なる場合はエラーメッセージを表示して、前記顧客登録手段310は該利用者はまだ個人会員登録していないと判断し、前記ステップS1203の個人会員用の顧客登録画面を表示する。
【0097】
ステップS1207では、法人会員用の顧客登録画面が表示され、そこには既に前記個人会員登録処理ステップS1203で入力した利用者の氏名、会社名、電子メールアドレスが表示され、その他に郵便番号、住所、性別、生年月日、電話番号、クレジットカード番号を入力する為の入力フィールドおよび“OK”ボタンを配置する。該利用者は注文装置103を操作して、各入力フィールドに必要事項を入力しOKボタンを押下する。入力された該データはインターネットサーバ300を介して提供装置102に送信され、ステップS1208で、該提供者は該利用者に対して法人会員として承認するか処理を行う。
【0098】
ステップS1209で、その結果を顧客登録手段310がインターネットサーバ300を介して注文装置103に送信し、利用者はデータ閲覧手段301を利用して該承認結果を確認する。
【0099】
ステップS0501においては、画像検索手段311は、利用者が注文する画像を検索するための、検索方法を選択するメニュー画面(以下、検索方法選択画面と記す)を作成して表示する。検索方法選択画面には、検索方法を指示するためのボタン(「番号選択ボタン」、「カテゴリ検索ボタン」、「キーワード検索ボタン」)と、キーワードを入力するための入力フィールドを配置する。
【0100】
ステップS0502において、画像検索手段311は、ステップS0501で表示した検索方法選択画面に対して注文装置103の利用者が指示入力した、すなわちクリックしたボタンを判断し、「画像番号検索」、「カテゴリ検索」、「キーワード検索」のいずれかの手段を用いて、画像情報格納装置内の画像情報テーブル402、カテゴリ検索用テーブル404、キーワード検索用テーブル405から利用者が所望する画像を検索する。該当するレコードが存在する場合には、該画像IDを保存データ領域に記憶し、ステップS0503に進む。該当するレコードが存在しない場合は、適切なエラーメッセージを付加して再度検索方法選択画面を表示し、再度ステップS0502を処理する。
【0101】
ステップS0503において、前記の取得済みの該画像IDを基に、ステップ0502の検索結果としてヒットした画像の表示画面(以下、検索結果画面と記す)を作成して注文装置103に画面表示する。なお、検索結果画面には、前記取得済みのデータを基に、ヒットした各画像のサムネイル画像と、提供者ID、画像ID、タイトルを全て、例えば一覧形式で表示する。
【0102】
また、各画像の表示部分には、次ステップS0504で後述する“Myトレイに追加”ボタンを配置し、ボタンをクリックすると“Myトレイ”に画像データが移動するようにしておく。また、各画像のサムネイル画像もクリック可能にしておき、クリックした場合は画像情報格納装置331にあるプレビュー用の低解像度画像を注文装置103上に表示するようにしておく。
【0103】
ステップS0504においては、ステップS0503で表示された検索結果の画像に対して利用者が価格情報を得るために、“Myトレイ”と呼ぶ画像データの一時保存領域に移動する処理を行う。このMyトレイに画像データを移動させる為には、利用者の認証が必要であり、前記“Myトレイに追加ボタン”を押すと、ステップS0505において利用者を識別するために、利用者の顧客IDとパスワードの入力を求める画面(以下、ログイン画面と記す)を表示する。ここでは顧客IDと顧客パスワードを入力できる入力フィールドと新規に顧客登録できるボタンを用意する。
【0104】
ステップS0506においては、利用者が入力した顧客IDと顧客パスワードが、顧客情報格納装置330内の利用者データに登録されているか検索し、該当データがある場合は次のステップS0511に進み、該当レコードがない場合は適切なエラーメッセージを表示し、再度ステップS0505に戻る。
ステップS0506において、新規登録を利用者が選択した場合、前記顧客登録手段310によって顧客登録され、ステップS0511に進む。この場合は提供者の認証作業に時間がかかることから、法人会員としての顧客登録はできないものとする。
【0105】
ステップS0511において、前記ステップS0504で利用者がMyトレイに追加を指示した画像データがMyトレイ画面に表示される。Myトレイ画面には複数の画像データを表示することが可能であり、一旦追加した画像データを削除することも可能である。また次のステップに進むための“価格計算”ボタンも用意し各画像毎に価格計算が出来るようにする。
【0106】
ステップS0512においては、ステップS0511で選択した画像について価格計算ボタンを押すことで価格計算の為の画面が表示され、ステップS0513において、該画像の価格を決定する為の要素(以下、価格決定要素と記す)を利用者は選択する。
【0107】
ステップS0513において選択する価格決定要素には「画像サイズ」、「使用用途」、「試用期間」、「使用媒体」、「発行部数」、「業種」などがあるが、各提供者によって価格決定要素を変えることも可能とする。その為、図3の価格計算手段313はステップS0511で価格計算ボタンを押した画像についての価格情報を、画像情報格納装置331内の画像価格情報テーブル406から参照して価格計算処理を行う。
【0108】
ステップS0515において、ステップS0514で価格計算手段313が計算した画像の価格情報が、Myトレイ画面に表示されている該画像に対して表示される。また一つでも価格計算処理を行い価格表示された画像がMyトレイ上に存在する時、次ステップの注文処理へ進む為の“注文ボタン”が表示されるようにする。
【0109】
<利用者の処理2>
図6は、本発明に係るサーバ装置における注文受注処理、注文属性決定処理および注文情報送信処理のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図3に示したセンターサーバ101の注文受注手段314、注文属性決定手段315、注文情報送信手段316の処理手順に対応する。なお、S0600〜S0629は各ステップを示す。
【0110】
図6において、図5で説明した価格計算処理を終えた画像について、利用者がステップS0600において注文処理を続ける場合“注文ボタン”をクリックすると注文処理を行う画面(以下、注文画面と記す)が表示される。
【0111】
ステップS0601においては、該サービスを利用するにあたっての利用規約(以下、ライセンスと記す)に同意する必要があり、前記注文ボタンをクリックするとライセンスと“同意する”ボタンおよび“同意しない”ボタンが表示される。ライセンスに同意しない場合は前記“同意しない”ボタンをクリックし、ステップS0602で、前記ステップS0511のMyトレイ画面を再度表示する。ライセンスに同意する場合は前記“同意する”ボタンをクリックし次ステップS0603に進む。
【0112】
ステップS0603においては、利用者は注文する画像の価格に対して支払方法を選択する。図3における注文受注手段314は提供元情報格納装置332から該画像の提供者情報を検索し、該提供者が提供可能な課金方法(クレジットカード、請求書のいずれか、もしくは両方)を受信して注文画面に表示する。利用者は注文画面上に表示された選択可能な支払い方法から所望の支払い方法を選択する(以下、利用者が選択した支払方法を課金属性と記す)。
【0113】
ステップS0604で、該注文の購入情報(前記ステップS0513で選択した価格決定要素、前記ステップS0514で決定した注文画像の価格情報、前記ステップS0603で選択された支払方法および該画像の画像ID)を表示し、該利用者に注文内容の確認と同意を求める文言を表示する。また該注文画面には“次ステップに進む”ボタンと“Myトレイに戻る”ボタンを用意する。
【0114】
ステップS0605において、“次ステップに進む”をクリックすると次ステップS0607へ進み、“Myトレイに戻る”をクリックすると前記“Myトレイ画面表示”ステップS0511に戻るようにする。
【0115】
ステップS0607では、前記図4および図11で説明した画像属性と、前記図5のステップS0500および図12で決定した利用者の顧客属性と、前記図6のステップS0603で選択した課金属性から、図3の注文属性決定手段315が注文属性を決定する。前記注文属性決定手段については図7で後述する。
【0116】
<注文属性▲1▼の処理>
ステップS0607において注文属性決定手段が該注文の注文属性を▲1▼と判断した場合、ステップS0608に進み注文確認画面が表示される。ここでは該画像のサムネイル画像、画像ID、提供者名、画像価格情報、課金属性(この場合、クレジットカード情報または請求書送付先情報を表示)、ダウンロード方法(この場合、注文後すぐに注文画像をダウンロード可能と表示)を表示する。また該注文の内容を確認する文言も表示され、そこには“この内容で購入する”ボタンと“いいえ内容を変更する”ボタンを用意しておき、利用者が“この内容で購入する”ボタンを押した場合は次ステップS0609に進み、“いいえ内容を変更する”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0117】
ステップS0609では、利用者が注文を続けるか終了するかを選択する画面を表示する。そこには“注文を終了する”ボタンと“注文を続ける”ボタンとを用意し、利用者が“注文を終了する”ボタンを押した場合は次ステップS0610に進み、“注文を続ける”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0118】
ステップS0610、S0611においては、ステップS0609で該注文が終了すると、注文受注手段314は注文IDを発番し、注文属性決定手段315が決定した注文属性(この場合▲1▼)に基づいて、前記オーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102を作成して注文情報格納装置333に格納する。またこの時、注文情報送信手段316は前記注文情報格納装置から該注文情報を受信して提供装置102に該注文データを送信する。ここでは前記注文情報送信手段316は前記メールソフトで読み取り可能なデータとして前記注文装置102に注文データを送信する。
【0119】
またステップS0610においては、前記課金属性がクレジットカードの場合は与信処理の為のデータ作成およびデータ送信処理を注文受注手段314が行う。
【0120】
次にステップS0612においては、利用者が注文した画像についてダウンロードする為の画面(以下、DL画面と記す)が表示され、そこには該注文画像ID、提供者名、画像の価格情報、課金属性および“すぐにダウンロードする”ボタンと“後でダウンロードする”ボタンを用意する。
【0121】
ステップS0613においては、前記“すぐにダウンロードする”ボタンを押した場合、次ステップS0614に進み、“後でダウンロードする”ボタンを押した場合は終了する。
【0122】
ステップS0614においては、該注文画像をダウンロードする際のダウンロード先を選択する画面が表示され、利用者の操作する注文装置103のHDD208上の任意の場所を選択することが可能となっており、“ダウンロードボタン”を押下すると、ステップS0616において、該注文画像の販売用画像データが前記注文装置103に送信される。
【0123】
ステップS0617では、前記ステップS0616でダウンロード処理された該販売用画像データの前記ダウンロード処理が終了すると、注文装置103に該画像IDと前記サムネイル画像と該注文の販売用画像のダウンロードが終了したことを表示する。
【0124】
<注文属性▲2▼の処理>
ステップS0607において注文属性決定手段が該注文の注文属性を▲2▼と判断した場合、ステップS0618に進み注文確認画面が表示される。ここでは該画像のサムネイル画像、画像ID、提供者名、画像価格情報、課金属性(この場合、クレジットカード情報または請求書送付先情報を表示)、ダウンロード方法(この場合、提供者承認後ダウンロード可能と表示)を表示する。また該注文の内容を確認する文言も表示され、そこには“この内容で購入する”ボタンと“いいえ内容を変更する”ボタンを用意しておき、利用者が“この内容で購入する”ボタンを押した場合は次ステップS0619に進み、“いいえ内容を変更する”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0125】
ステップS0619では、利用者が注文を続けるか終了するかを選択する画面を表示する。そこには“注文を終了する”ボタンと“注文を続ける”ボタンとを用意し、利用者が“注文を終了する”ボタンを押した場合は次ステップS0620に進み、“注文を続ける”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0126】
ステップS0620、S0621においては、ステップS0619で該注文が終了すると、注文受注手段314は注文IDを発番し、注文属性決定手段315が決定した注文属性(この場合▲2▼)に基づいて、前記オーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102を作成して注文情報格納装置333に格納する。またこの時、注文情報送信手段316は前記注文情報格納装置から該注文情報を受信して提供装置102に該注文データを送信する。ここでは前記注文情報送信手段316は前記メールソフトで読み取り可能なデータとして前記注文装置102に注文データを送信する。
【0127】
またステップS0620においては、前記課金属性がクレジットカードの場合は与信処理の為のデータ作成およびデータ送信処理を注文受注手段314が行う。
【0128】
<注文属性▲3▼aの処理>
ステップS0607において注文属性決定手段が該注文の注文属性を▲3▼aと判断した場合、ステップS0622に進む。
【0129】
ステップS0622においては、該注文に対して利用者が所望する請求書の送付先情報を記入する画面が表示され、そこには該利用者の氏名、生年月日、性別、会社名、請求書送付先住所、連絡先電話番号、電子メールアドレスを入力する為の入力フィールドを用意する。またその入力フィールドの下には“次に進む”ボタン、“キャンセル”ボタンが用意されており、“次に進む”ボタンを押下すると次ステップS0623に進み、“キャンセル”ボタンを押下すると注文処理は終了する。
【0130】
ステップS0623においては、注文確認画面が表示される。ここでは該注文画像のサムネイル画像、画像ID、提供者名、画像価格情報、課金属性(この場合、請求書と表示される)、ダウンロード方法(この場合、提供者承認後ダウンロード可能と表示される)を表示する。また該注文の内容を確認する文言も表示され、そこには“この内容で購入する”ボタンと“いいえ内容を変更する”ボタンを用意しておき、利用者が“この内容で購入する”ボタンを押した場合は次ステップS0624に進み、“いいえ内容を変更する”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0131】
ステップS0624では、利用者が注文を続けるか終了するかを選択する画面を表示する。そこには“注文を終了する”ボタンと“注文を続ける”ボタンとを用意し、利用者が“注文を終了する”ボタンを押した場合は次ステップS0625に進み、“注文を続ける”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0132】
ステップS0625においては、ステップS0624で該注文が終了すると、注文受注手段314は注文IDを発番し、注文属性決定手段315が決定した注文属性(この場合▲3▼a)に基づいて、前記オーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102を作成して注文情報格納装置333に格納する。またこの時、注文情報送信手段316は前記注文情報格納装置から該注文情報を受信して提供装置102に該注文データを送信する。ここでは前記注文情報送信手段316は前記メールソフトで読み取り可能なデータとして前記注文装置102に注文データを送信する。
【0133】
<注文属性▲3▼bの処理>
ステップS0607において注文属性決定手段が該注文の注文属性を▲3▼bと判断した場合、ステップS0626に進む。
【0134】
ステップS0626においては、該注文に対して利用者が所望する請求書の送付先情報を記入する画面が表示され、そこには該利用者の氏名、生年月日、性別、会社名、請求書送付先住所、連絡先電話番号、電子メールアドレスを入力する為の入力フィールドが用意されている。またその入力フィールドの下には“次に進む”ボタン、“キャンセル”ボタンが用意されており、“次に進む”ボタンを押下すると次ステップS0627に進み、“キャンセル”ボタンを押下すると注文処理は終了する。
【0135】
ステップS0627においては、注文確認画面が表示される。ここでは該注文画像のサムネイル画像、画像ID、提供者名、画像価格情報、課金属性(この場合、請求書と表示される)、ダウンロード方法(この場合、提供者承認後ダウンロード可能と表示される)を表示する。また該注文の内容を確認する文言も表示され、そこには“この内容で購入する”ボタンと“いいえ内容を変更する”ボタンを用意しておき、利用者が“この内容で購入する”ボタンを押した場合は次ステップS0628に進み、“いいえ内容を変更する”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0136】
ステップS0628では、利用者が注文を続けるか終了するかを選択する画面を表示する。そこには“注文を終了する”ボタンと“注文を続ける”ボタンとを用意し、利用者が“注文を終了する”ボタンを押した場合は次ステップS0629に進み、“注文を続ける”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0137】
ステップS0629においては、ステップS0628で該注文が終了すると、注文受注手段314は注文IDを発番し、注文属性決定手段315が決定した注文属性(この場合▲3▼b)に基づいて、前記オーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102を作成して注文情報格納装置333に格納する。またこの時、注文情報送信手段316は前記注文情報格納装置から該注文情報を受信して提供装置102に該注文データを送信する。ここでは前記注文情報送信手段316は前記メールソフトで読み取り可能なデータとして前記注文装置102に注文データを送信する。
【0138】
<注文属性決定処理>
図7においては、本発明に係るサーバ装置における注文属性決定処理のデータ処理手順を示すフローチャートであり、図3に示したセンターサーバ101の注文属性決定手段315の処理手順に対応する。
【0139】
注文属性決定手段315は、前記画像属性、前記顧客属性と前記課金属性から注文属性を決定する。まず図7のステップS0701において注文属性決定手段315は、注文受注手段314を介して該注文の画像IDを元に該画像情報を画像情報格納装置331内の画像情報テーブル402の画像属性から参照して、該注文の販売用画像データが前記画像情報格納装置331に格納されているかどうかを検索する。その結果、該画像の画像属性が“Y(販売用画像が画像情報格納装置に存在する)”であった場合、次ステップS0702に進み、前記結果、該画像の画像属性が“N(販売用画像が画像情報格納装置に存在しない)”であった場合、後述のステップS0704に進む。
【0140】
ステップS0702においては、前記注文属性決定手段315は該注文の顧客情報を、注文受注手段314を介して顧客IDを元に顧客情報格納装置330から参照し、該利用者が該注文画像の提供者に対して法人会員かどうかを検索する。該利用者が該注文画像の提供者に対して法人会員となっていた場合、該注文属性は“▲1▼”となり、図6において前記ステップS0608に進む。ステップS0702において該注文画像の提供者に対して該利用者が法人会員でない場合は、次ステップS0703に進む。
【0141】
ステップS0703において、前記注文属性決定手段315は注文受注手段314から該利用者が選択した該課金属性を参照し、利用者が該注文に対してクレジットカードでの支払いを選択していた場合、課金属性は“CC”となり該注文属性は“▲1▼”となり、図6において前記ステップS0608に進む。
【0142】
前記ステップS0703において、該注文に対する該利用者が選択した支払方法が請求書であった場合、前記課金属性は“Bill”となり該注文属性は“▲3▼a”となり、図6において前記ステップS0622に進む。
【0143】
前記ステップS0701において、前記画像属性が“N”であった場合、ステップS0704に進む。
【0144】
ステップS0704においては、前記ステップS0702と同様に、前記注文属性決定手段315は該注文の顧客情報を、注文受注手段314を介して顧客IDを元に顧客情報格納装置330から参照し、該利用者が該注文画像の提供者に対して法人会員かどうかを検索する。該利用者が該注文画像の提供者に対して法人会員となっていた場合、該注文属性は“▲2▼”となり、図6において前記ステップS0618に進む。ステップS0704において該注文画像の提供者に対して該利用者が法人会員でない場合は、次ステップS0705に進む。
【0145】
ステップS0705においては、前記ステップS0703と同様に、前記注文属性決定手段315は注文受注手段314から該利用者が選択した該課金属性を参照し、利用者が該注文に対してクレジットカードでの支払いを選択していた場合、課金属性は“CC”となり該注文属性は“▲2▼”となり、図6において前記ステップS0618に進む。
【0146】
前記ステップS0705において、該注文に対する該利用者が選択した支払方法が請求書であった場合、前記課金属性は“Bill”となり該注文属性は“▲3▼b”となり、図6において前記ステップS0626に進む。
【0147】
ここで前記各注文属性の意味するところは以下のとおりである。
【0148】
注文属性=▲1▼:利用者は注文した画像を注文終了後すぐにダウンロードすることが出来る。この場合、該利用者に対する該注文の提供者は既に顧客登録手段310において法人会員として承認しているので、該利用者の注文に対して承認処理は行う必要はない。
【0149】
注文属性=▲2▼:画像情報格納装置331に該注文の販売用画像データがない為、該利用者は前記DLキーを受信した後、注文装置を操作してダウンロード処理をして該注文の販売用画像データをダウンロードすることが出来る。この場合、該利用者に対する該注文の提供者は既に顧客登録手段310において法人会員として承認しているので、該利用者の注文に対して承認処理は行う必要はないが、販売用画像が前記画像情報格納装置331に保存されていない為、提供者が該販売用画像データを前記画像登録手段319で登録し、前記DLキーデータ送信手段321が該利用者に前記DLキーを送信した後、該利用者がDLキーを元に注文装置103を操作して画像データのダウンロード処理を行い該画像データをダウンロードする必要がある。
【0150】
注文属性=▲3▼a:注文に対して提供者が承認した後、該利用者に前記DLキーを送信する。該利用者は注文装置を操作してDLキーを使いダウンロード処理をすることで、該注文の販売用画像データをダウンロードすることが出来る。この場合、該注文に対する利用者の信用を前もって確認できていない為、該提供者は該注文に対して利用者の承認処理を行った後に前記DLキーを該利用者に発行する手順をふむ必要がある。一方、画像属性は“Y”であるので、該注文に対して提供者は販売用画像を登録する必要はない。
【0151】
注文属性=▲3▼b:注文に対して提供者が承認した後に該注文の販売用画像を画像登録手段319によって画像情報格納装置331に登録し、さらに該利用者に前記DLキーを送信する。該利用者は注文装置を操作してDLキーを使いダウンロード処理をすることで、該注文の販売用画像データをダウンロードすることが出来る。この場合、該注文に対する利用者の信用を前もって確認できていない為、該提供者は該注文に対して利用者の承認処理を行った後に前記DLキーを該利用者に発行する手順をふむ必要がある。さらに該注文の販売用画像が前記画像情報格納装置331に保存されていない為、該提供者は該販売用画像データを前記画像登録手段319で登録する必要がある。
【0152】
<提供者の処理>
図8は、本発明に係るサーバ装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図3に示したセンターサーバ101の注文検索手段317、注文承認手段318、画像登録手段319、DLキーデータ送信手段321の処理手順に対応する。なお、S0801〜S0832は各ステップを示す。
【0153】
また、注文検索手段317、注文承認手段318、画像登録手段319、DLキーデータ送信手段321はいずれもインターネットサーバ300によって起動されるプログラムであり、提供者が提供装置102のデータ閲覧手段303を用いて指示することにより、該指示入力がデータ閲覧手段303、インターネット105を介してインターネットサーバ300に伝送され、インターネットサーバ300によって起動される。同様に、各処理手段の出力は、インターネットサーバ300、インターネット105を介して提供装置102のデータ閲覧手段303に送信され、提供装置102のCRT207上に表示される。ただし、以下の説明では、簡便のために前記送受信部分は省略し、単に「画面に表示する」等の記述にする。
【0154】
先ず、ステップS0801において、提供者が提供装置102のデータ閲覧手段303に対して入力したURLに従って動作された注文検索手段317は、提供者を識別するために、提供者の提供者IDとパスワードの入力を求める画面(以下、ログイン画面と記す)を表示する。該画面には、提供者が識別認証を依頼するためのボタン(以下、OKボタンと記す)も表示する。
【0155】
注文検索手段317は、ログイン画面で入力された提供者IDをキーに提供元情報格納装置332を検索し、該提供者IDのレコードが提供元情報格納装置332に存在し、かつ該レコードのパスワードが入力されたパスワードと一致するかどうかを調べる。前記照合が一致した場合は、提供者の識別認証に成功したものとしてステップS0802へ、該当するレコードが存在しない、またはパスワードが異なる場合はエラーメッセージを表示してステップS0801を再度行う。また識別認証に成功した提供者IDは保存データ領域に記憶する。
【0156】
ステップS0802において、注文検索手段317は、提供者が処理を選択するためのメニュー画面(以下、提供者メニュー画面と記す)を作成して表示する。前記メニュー画面には、以下のメニュー(1)〜(4)(処理済注文表示,新規注文表示,画像登録画面表示,終了)を表示し、提供者がクリック等の指示入力により選択可能にしておく。
【0157】
ステップS0803において、注文検索手段317は、ステップS0802で表示した提供者メニュー画面に対して提供者が選択入力したメニューを調べ、メニュー(1)の処理済注文表示であればステップS0804へ、メニュー(2)の新規注文表示であればステップS0805へ、メニュー(3)の画像登録画面表示であればステップS0806へ、メニュー(4)の終了であればステップS0808へ進む。
【0158】
ステップS0804における処理は、操作中の提供者が注文承認を行い、ダウンロード可能またはダウンロード済の注文の一覧画面(以下、処理済注文一覧画面と記す)を表示する処理であり、先ず、注文検索手段317は、注文情報格納装置333を調べ、サブオーダーテーブル1102の提供者IDがステップS0801で保存データ領域に記録した提供者IDと一致し、かつ承認ステータスが「承認済」かつ課金処理ステータスが「処理済」であり、かつ画像属性が「Y」のサブオーダーレコードを全て抽出し、RAM202上に読み込む。以下、前記のRAM202に読み込まれたサブオーダーレコードを処理済注文表示用レコードと記す。
【0159】
次に、各処理済注文表示用レコードの注文IDをキーに、注文情報格納装置333のオーダーテーブル1101を検索し、該当するオーダーレコードの内容を処理済注文表示用レコードに付加する。さらに、各処理済注文表示用レコードの、上記処理で付加した顧客IDをキーに顧客情報格納装置330を検索し、該当する顧客情報レコードの氏名を抽出して、処理済注文表示用レコードに付加する。
【0160】
次に、上記処理で作成した処理済注文表示用レコードの、注文ID、画像ID、該当するオーダーレコードのステータス及び利用者の氏名等の各項目を、一覧形式に編集して画面データを作成する。さらに、該処理済注文表示用レコードの提供者IDと画像IDをキーに画像情報格納装置331の画像ファイルテーブル403から該画像のサムネイル画像ファイルのパス名を抽出し、前記画面データの一覧内の各行に、該当する画像のサムネイルイメージが表示されるようにする。
【0161】
そして、前記画面データを基に処理済注文一覧画面を表示する。画面の最上部または最下部には、「戻る」ボタンも配置し、「戻る」ボタンがクリックされた時にはステップS0802へ戻るようにしておく。
【0162】
ステップS0805において、本ステップの処理は、操作中の提供者の注文承認を必要とする注文の一覧画面(以下、未処理注文一覧画面と記す)を表示する処理である。
【0163】
注文検索手段317は、注文情報格納装置333を調べ、サブオーダーテーブル1102の提供者IDがステップS0801で保存データ領域に記録した提供者IDと一致し、かつ承認ステータスが「未承認」もしくは「承認不要」のサブオーダーレコードを全て抽出し、RAM202上に読み込む。以下、前記のRAM202に読み込まれたサブオーダーレコードを注文表示用レコードと記す。
【0164】
次に、各注文表示用レコードの注文IDをキーに、注文情報格納装置333のオーダーテーブル1101を検索し、該当するオーダーレコードの内容を注文表示用レコードに付加する。さらに、各注文表示用レコードの、上記処理で付加した顧客IDをキーに顧客情報格納装置330を検索し、該当する顧客情報レコードの氏名を抽出して、注文表示用レコードに付加する。
【0165】
次に、上記処理で作成した注文表示用レコードの、注文ID、画像ID、画像属性、及び利用者の氏名等の各項目を、一覧形式に編集して画面データを作成する。
【0166】
さらに、該注文表示用レコードの提供者IDと画像IDをキーに画像情報格納装置331の画像ファイルテーブル403から該画像のサムネイル画像ファイルのパス名を抽出し、前記画面データの一覧内の各行に、該当する画像のサムネイルイメージが表示されるようにする。
【0167】
また、一覧内の各行に、該当するサブオーダーに対する処理を選択して起動のための指示入力を行うためのボタン群を配置する。ここでは、以下の注文属性▲1▼(1)、注文属性▲2▼(2)、注文属性▲3▼a(3)、注文属性▲3▼b(4)を起動するためのボタン群を配置する。
【0168】
最後に前記画面データを基に未処理注文一覧画面を提供装置102上に表示する。その際、未処理注文一覧画面の最上部または最下部には、「戻る」ボタンも配置する。なお、前記の注文表示用レコードは保存データ領域に記録しておく。
【0169】
ステップS0809においては、注文検索手段317は、ステップS0805で表示した未処理注文一覧画面に対して、提供者が選択入力した、すなわちクリックしたボタンの内容を調べ、注文属性▲1▼であればステップS0810へ、注文属性▲2▼であればステップS0813へ、注文属性▲3▼aであればステップS0818へ、注文属性▲3▼bであればステップS0824へ進む。またこの際、注文検索手段317は前記注文表示用レコードに対して、注文属性をキーに検索し、それぞれの注文属性の一覧を提供装置102に表示するとともに、それぞれの注文属性の一覧データレコードを前記保存データ領域に記録しておく。
【0170】
ステップS0810においては、注文検索手段317は、前記ステップS0809の注文表示用レコードに対して注文属性をキーに検索して、注文属性が「▲1▼」であるものを表示する。(以下、注文属性▲1▼一覧画面または注文属性▲1▼一覧データレコードと記す。)注文属性▲1▼一覧画面の各注文情報にはチェックボックスが配置され、任意の注文情報を選択することが出来るようにする。また注文属性▲1▼一覧画面には“課金処理”ボタンを配置し、ボタンをクリックすると次ステップS0811に進む。
【0171】
ステップS0811においては、注文検索手段317は、ステップS0810で保存データ領域に記録した注文属性▲1▼一覧データレコードから、利用者がチェックした注文情報のみを表示用データとして編集し、提供装置102上に表示する。以下、該画面を課金処理画面と記す。
【0172】
前記注文属性▲1▼一覧データレコードの課金属性が「CC(クレジットカード)」のものに対しては前記ステップS0610、S0611で課金処理が済んでいるが、課金属性が「Bill(請求書)」のものに対しては、提供者はオフラインで請求書を発行する処理を実行する。課金処理画面には「課金処理済」ボタンを配置し、提供者は課金処理が済んだ注文に対して課金処理済ボタンを押下し課金処理を終了する。課金処理済ボタンを押下すると注文承認手段318は前記注文表示用レコードに対して、課金処理を終了した注文IDをキーにして、注文情報格納装置333のオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」に書きかえる。さらに前記注文承認手段318は該注文IDに対してDLキーデータを発行し、該オーダーテーブル1101のDLキーに書き込む。
【0173】
DLキーデータは利用者の注文した該画像のダウンロードに必要な該注文の識別子,該注文に対する利用者の認証識別子およびダウンロード用URLのことである。
【0174】
次にステップS0812においては、前記ステップS0811において提供者がオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」にした注文に対して、DLキーデータ送信手段321は注文情報格納装置333から該注文の顧客IDをキーに顧客の電子メールアドレスを検索し、そのアドレスに向けて前記DLキーを送信する。
【0175】
前記ステップS0812において、DLキーを送信すると、前記ステップS0802の提供者メニュー画面に戻るようにする。
【0176】
ステップS0813においては、注文検索手段317は、ステップS0809で保存データ領域に記録した注文属性▲2▼一覧データレコードの内容を表示用データとして編集し、提供装置102上に表示する(以下、注文属性▲2▼一覧画面もしくは注文属性▲2▼一覧データレコードと記す。)。
【0177】
注文属性▲2▼一覧画面の各注文情報にはチェックボックスが配置され、任意の注文情報を選択することが出来るようにする。また注文属性▲2▼一覧画面の各注文情報にはチェックボックスが配置され、任意の注文情報を選択することが出来るようにする。また注文属性▲2▼一覧画面には“販売用画像登録”ボタンを配置し、提供者がボタンをクリックすると次ステップS0814に進むようにする。
【0178】
ステップS0814においては、提供者が販売用画像データを登録したい注文のチェックボックスにチェックして前記“販売用画像登録”ボタンを押下すると、まず画像登録手段319は、該注文表示用レコードの提供者IDと画像IDをキーに、画像情報格納装置331の画像情報テーブル402を検索して、該当する画像情報テーブルの内容を提供装置102上で表示する。以下、該画面を販売用画像登録画面と記す。
【0179】
ステップS0815では、ステップS0814で表示した販売用画像登録画面で、提供者が提供装置102の元画像格納装置340内の販売用画像ファイルのパス名を入力し、「送信」ボタンをクリックすると、データ閲覧手段303は該販売用画像ファイルデータをセンターサーバ101に送信する。
【0180】
画像登録手段319は、前記販売用画像ファイルの内容と、販売用画像登録画面中の入力フィールドに提供者が入力した、保存期間を受信する。受信した販売用画像ファイルデータは、該注文の画像IDを基に画像格納装置331の画像データファイル群401内で一意のパス名を生成し、画像データファイルとして画像データファイル群401内に格納する。
【0181】
次に、ステップS0813で保存データ領域に記録した注文属性▲2▼一覧データレコードの注文IDと、提供者IDと画像IDをキーに、注文情報格納装置333のサブオーダーテーブル1102を検索し、該当するサブオーダーレコードの画像属性を「Y」に更新する。
【0182】
次に、提供者IDと画像IDをキーに、サブオーダーテーブル1102を再度検索し、該当するサブオーダーレコードを全て調べ、該当するサブオーダーレコードの画像属性が全て「Y」であった場合は、該注文に対しての課金処理ステップS0816に進むようにする。
【0183】
ステップS0816においては、注文検索手段317は前記注文属性▲2▼一覧データレコードに対して画像属性が「Y」のものを検索し、提供装置102に表示する(以下、該画面を課金処理画面と記す。)。
【0184】
前記注文属性▲2▼一覧データレコードの課金属性が「CC(クレジットカード)」のものに対しては前記ステップS0620、S0621で課金処理が済んでいるが、課金属性が「Bill(請求書)」のものに対しては提供者はオフラインで請求書を発行する処理を実行する。
【0185】
また、課金処理画面には「課金処理済」ボタンを配置し、提供者は課金処理が済んだ注文に対して課金処理済ボタンを押下し課金処理を終了する。課金処理済ボタンを押下すると注文承認手段318は前記注文表示用レコードに対して、課金処理を終了した注文IDをキーにして、注文情報格納装置333のオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」に書きかえる。さらに前記注文承認手段318は該注文IDに対してDLキーデータを発行し、該オーダーテーブル1101のDLキーに書き込む。
【0186】
次にステップS0817においては、前記ステップS0816において提供者がオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」にした注文に対して、DLキーデータ送信手段321は注文情報格納装置333から該注文の顧客IDをキーに顧客の電子メールアドレスを検索し、そのアドレスに向けて前記DLキーを送信する。
【0187】
前記ステップS0817において、DLキー処理が終了すると、前記ステップS0802の提供者メニュー画面に戻る。
【0188】
ステップS0818においては、注文検索手段317は、ステップS0809で保存データ領域に記録した注文属性▲3▼a一覧データレコードの内容を表示用データとして編集し、提供装置102上に表示する(以下、注文属性▲3▼a一覧画面もしくは注文属性▲3▼a一覧データレコードと記す。)。
【0189】
注文属性▲3▼a一覧画面の各注文情報にはチェックボックスが配置され、任意の注文情報を選択することが出来るようにする。また注文属性▲3▼a一覧画面には“注文承認”ボタンを配置し、提供者が前記チェックボックスにチェックを付け、“注文承認”ボタンをクリックすると次ステップS0819に進むようにする。
【0190】
ステップS0819においては、注文検索手段317は、ステップS0818で保存データ領域に記録した注文属性▲3▼a一覧データレコードから、利用者がチェックした注文情報のみを表示用データとして編集し、提供装置102上に表示する。(以下、該画面を注文承認画面と記す。)またこの際、注文検索手段317は前記注文属性▲3▼a一覧データレコードに対して、提供者がチェックした注文情報の一覧を提供装置102に表示するとともに、それぞれの注文情報の一覧データレコードを前記保存データ領域に記録しておく。
【0191】
また、注文承認画面には「承認」ボタンと「非承認」ボタンを配置する。
【0192】
ステップS0820において提供者が承認ボタンを押した場合は次ステップS0821に進み、非承認ボタンを押した場合は後述するステップS0832に進むようにする。
【0193】
ステップS0821においては、注文承認手段318は、ステップS0819で保存データ領域に記録した承認対象レコードの注文IDと、提供者IDと、画像IDをキーに、注文情報格納装置333のサブオーダーテーブル1102を検索し、該当するサブオーダーレコードの承認ステータスを「承認済」に更新する。
【0194】
次に、該オーダーIDをキーにサブオーダーテーブル1102を再度検索し、該当するサブオーダーレコードを全て調べ、該当するサブオーダーレコードの承認ステータスが全て「承認済」であった場合は、該サブオーダーレコードのオーダーIDでオーダーテーブル1101を検索し、該当するオーダーレコードの承認ステータスを「承認済」に更新する。
【0195】
次にステップS0822において、注文承認手段318は、前記注文情報格納装置333のサブオーダーテーブル1102の「承認ステータス」が「承認済」に変更された該注文IDをキーに前記注文属性▲3▼a一覧データレコードを検索し、該注文情報の一覧データレコードを提供装置102に表示する。(以下、該画面を課金処理画面と記す。)前記注文属性▲3▼a一覧データレコードの課金属性はすべて「Bill(請求書)」であり、提供者はオフラインで請求書を発行する処理を実行する。また課金処理画面には「課金処理済」ボタンを配置し、提供者は課金処理が済んでいる注文に対して課金処理済ボタンを押下し課金処理を終了する。課金処理済ボタンを押下すると注文承認手段318は前記注文表示用レコードに対して、課金処理を終了した注文IDをキーにして、注文情報格納装置333のオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」に書きかえる。さらに前記注文承認手段318は該注文IDに対してDLキーデータを発行し、該オーダーテーブル1101のDLキーに書き込む。
【0196】
次にステップS0823においては、前記ステップS0822において提供者がオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」にした注文に対して、DLキーデータ送信手段321は注文情報格納装置333から該注文の顧客IDをキーに顧客の電子メールアドレスを検索し、そのアドレスに向けて前記DLキーを送信する。
【0197】
前記ステップS0823において、DLキー処理が終了すると、前記ステップS0802の提供者メニュー画面に戻るようにする。
【0198】
ステップS0832においては前記ステップS0820で提供者が「非承認」を選択した注文に対して、注文承認手段318は前記注文属性▲3▼a一覧データレコードから提供者が非承認を選択した注文IDを基に顧客情報格納装置330を検索し、該利用者に対して該注文に対して提供者が承認しなかった旨の通知を、該利用者のメールアドレスに対して送信する。前記通知の送信処理が終了すると、ステップS0802に戻るようにする。
【0199】
ステップS0824においては、注文検索手段317は、ステップS0809で保存データ領域に記録した注文属性▲3▼b一覧データレコードの内容を表示用データとして編集し、提供装置102上に表示する。(以下、注文属性▲3▼b一覧画面もしくは注文属性▲3▼b一覧データレコードと記す。)
注文属性▲3▼b一覧画面の各注文情報にはチェックボックスが配置され、任意の注文情報を選択することが出来るようにする。また注文属性▲3▼b一覧画面には“注文承認”ボタンを配置し、提供者が前記チェックボックスにチェックを付け、“注文承認”ボタンをクリックすると次ステップS0825に進むようにする。
【0200】
ステップS0825においては、注文検索手段317は、ステップS0824で保存データ領域に記録した注文属性▲3▼b一覧データレコードから、利用者がチェックした注文情報のみを表示用データとして編集し、提供装置102上に表示する。(以下、該画面を注文承認画面と記す。)またこの際、注文検索手段317は前記注文属性▲3▼b一覧データレコードに対して、提供者がチェックした注文情報の一覧を提供装置102に表示するとともに、それぞれの注文情報の一覧データレコードを前記保存データ領域に記録しておく。
【0201】
また、注文承認画面には「承認」ボタンと「非承認」ボタンを配置する。
【0202】
ステップS0826において提供者が承認ボタンを押した場合は次ステップS0827に進み、非承認ボタンを押した場合は前記ステップS0832に進むようにする。
【0203】
ステップS0827においては、注文承認手段318は、ステップS0825で保存データ領域に記録した承認対象レコードの注文IDと、提供者IDと、画像IDをキーに、注文情報格納装置333のサブオーダーテーブル1102を検索し、該当するサブオーダーレコードの承認ステータスを「承認済」に更新する。
【0204】
次に、該オーダーIDをキーにサブオーダーテーブル1102を再度検索し、該当するサブオーダーレコードを全て調べ、該当するサブオーダーレコードの承認ステータスが全て「承認済」であった場合は、該サブオーダーレコードのオーダーIDでオーダーテーブル1101を検索し、該当するオーダーレコードの承認ステータスを「承認済」に更新する。
【0205】
ステップS0828においては、次に注文承認手段318は、前記注文情報格納装置333のサブオーダーテーブル1102の「承認ステータス」が「承認済」に変更された該注文IDをキーに前記注文属性▲3▼b一覧データレコードを検索し、該注文情報の一覧データレコードを提供装置102に表示する。(以下、該画面を販売画像登録処理画面と記す。)
ステップS0829では、ステップS0828で表示した販売用画像登録画面で、提供者が提供装置102の元画像格納装置340内の販売用画像ファイルのパス名を入力し、「送信」ボタンをクリックすると、データ閲覧手段303は該販売用画像ファイルデータをセンターサーバ101に送信する。
【0206】
画像登録手段319は、前記販売用画像ファイルの内容と、販売用画像登録画面中の入力フィールドに提供者が入力した、保存期間を受信する。受信した販売用画像ファイルデータは、該注文の画像IDを基に画像格納装置331の画像データファイル群401内で一意のパス名を生成し、画像データファイルとして画像データファイル群401内に格納する。
【0207】
次に、ステップS0825で保存データ領域に記録した注文一覧データレコードの注文IDと、提供者IDと画像IDをキーに、注文情報格納装置333のサブオーダーテーブル1102を検索し、該当するサブオーダーレコードの画像属性を「Y」に更新する。
【0208】
次に、提供者IDと画像IDをキーに、サブオーダーテーブル1102を再度検索し、該当するサブオーダーレコードを全て調べ、該当するサブオーダーレコードの画像属性が全て「Y」であった場合は、該注文に対しての課金処理ステップS0830に進むようにする。
【0209】
ステップS0830においては、注文検索手段317は前記注文属性▲3▼b一覧データレコードに対して画像属性が「Y」のものを検索し、提供装置102に表示する。(以下、該画面を課金処理画面と記す。)
前記注文属性▲3▼b一覧データレコードの課金属性はすべて「Bill(請求書)」であり、提供者はオフラインで請求書を発行する処理を実行する。また課金処理画面には「課金処理済」ボタンを配置し、提供者は課金処理が済んでいる注文に対して課金処理済ボタンを押下し課金処理を終了する。課金処理済ボタンを押下すると注文承認手段318は前記注文表示用レコードに対して、課金処理を終了した注文IDをキーにして、注文情報格納装置333のオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」に書きかえる。さらに前記注文承認手段318は該注文IDに対してDLキーデータを発行し、該オーダーテーブル1101のDLキーに書き込む。
【0210】
次にステップS0831においては、前記ステップS0830において提供者がオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」にした注文に対して、DLキーデータ送信手段321は注文情報格納装置333から該注文の顧客IDをキーに顧客の電子メールアドレスを検索し、そのアドレスに向けて前記DLキーを送信する。
【0211】
前記ステップS0831において、DLキー処理が終了すると、前記ステップS0802の提供者メニュー画面に戻るようにする。
【0212】
ステップS0832においては前記ステップS0820で提供者が「非承認」を選択した注文に対して、注文承認手段318は前記注文属性▲3▼a一覧データレコードから提供者が非承認を選択した注文IDを基に顧客情報格納装置330を検索し、該利用者に対して該注文に対して提供者が承認しなかった旨の通知を、該利用者のメールアドレスに対して送信する。前記通知の送信処理が終了すると、ステップS0802に戻るようにする。
【0213】
ステップS0806においては、画像登録手段319は、以下の項目(1)〜(10)を入力するためのフィールド類と、登録処理を指示入力する「登録」ボタンを含む画面(以下、画像登録画面と記す)を作成して提供装置102で表示する。
【0214】
なお、項目(1)は画像IDとし、項目(2)はタイトルとし、項目(3)はキャプションとし、(4)は価格(複数のサイズ毎に入力フィールドを設ける)とし、項目(5)は画像の保存期間とし、項目(6)は低解像度画像ファ
イルのパス名とし、項目(7)はカテゴリとし、項目(8)はキーワード(例えばスペース文字を区切り文字として、複数入力可能にする)とする。
【0215】
なお、前記項目(6)の低解像度画像ファイルのパス名は、提供者が該画像の低解像度画像をセンターサーバ101に送信するために、提供装置102上の低解像度画像ファイルのパス名を指示入力するフィールドであり、表示用に作成するHTML内では、「登録」ボタンがクリックされたら前記低解像度画像ファイルのパス名フィールドで指定されたファイルの内容をセンターサーバ101に送信するよう、データ閲覧手段303に指示する記述を行っておく。
【0216】
ステップS0807において、ステップS0806で表示した画像登録画面で、提供者が提供装置102の元画像格納装置340内の低解像度画像ファイルのパス名を入力し、「登録」ボタンをクリックすると、データ閲覧手段303は低解像度画像ファイルデータをセンターサーバ101に送信する。
【0217】
画像登録手段319は、前記低解像度画像ファイルの内容と、画像登録画面中の各入力フィールドに提供者が入力した値を受信する。この時、少なくとも画像IDが入力されていない場合はエラーメッセージを表示し、ステップS0806へ戻るものとする。また、入力された画像IDと、ステップS0801で入力された提供者IDとをキーに画像格納装置331の画像情報テーブルを検索し、該当する画像情報レコードが存在する場合にも、エラーメッセージを表示し、ステップS0806へ戻るものとする。
【0218】
次に、保存データ領域に記録した提供者IDと、画像登録画面の各入力フィールドに提供者が入力した各値を基に新規の画像情報レコードと、カテゴリ検索レコードと、キーワード検索レコードを編集し、それぞれ画像情報テーブル402、カテゴリ検索テーブル404、キーワード検索テーブル405に追加する。
【0219】
また、受信した低解像度画像ファイルデータは、入力された画像ID等を基に画像格納装置331の画像データファイル群401内で一意のパス名を生成し、画像データファイルとして画像データファイル群401内に格納し、さらに該低解像度画像ファイルを基に該画像のサムネイル画像ファイルを作成し、低解像度画像ファイルと同様に一意のパス名を生成して画像データファイル群401内に格納する。
【0220】
次に、前記の2つのパス名と、入力された提供者ID、画像IDを基に、夫々タイプは低解像度、サムネイルとして、画像ファイルテーブル403に追加する。以上の処理終了後、ステップS0802に戻るようにする。
【0221】
ステップS0808は、注文検索手段317は画像情報テーブル402を検索して保存期間が満了した画像の削除を行う処理であり、注文検索手段317は、画像情報格納装置331の画像情報テーブル402の全レコードを調べ、最終使用日から図4に示した画像情報テーブル中の保存期間を経過している、すなわち保存期間が満了している画像情報レコードを抽出し、RAM202上に処理対象画像レコードリストとして記録する。
【0222】
次に、処理対象画像レコードリストの各処理対象画像レコードに対し、該処理対象画像レコードの提供者IDと画像IDをキーに注文情報格納装置333のサブオーダーテーブル1102を検索し、該当するサブオーダーレコードが存在しなければ、該処理対象レコードを処理対象レコードリストから削除する。
【0223】
次に、処理対象画像レコードリストの各処理対象画像レコードに対し、以下の処理を行う。該処理対象画像レコードの保存期間が満了していた場合には、該処理対象画像レコードの提供者IDと画像IDをキーに、画像ファイルテーブル403から販売用の画像ファイルレコードを検索し、該当する画像ファイルレコードが存在すれば、該レコードのパス名で示される画像ファイルを画像データファイル群401より削除すると共に、該画像ファイルレコードを画像ファイルテーブル403より削除する。次に、該処理対象レコードの提供者IDと画像IDをキーに、画像情報テーブル402、カテゴリ検索テーブル404、キーワード検索テーブル405を検索し、該当するレコードを夫々全て削除する。
【0224】
<利用者の処理3>
図9は本発明に係る、利用者が注文した画像を前記センターサーバ101からダウンロードする処理手順の一例を示すフローチャートであり、図3に示した画像ダウンロード手段320に対応する。
【0225】
前記ステップS0812、S0817、S0823、S0831においてDLキーデータ送信手段321が送信したDLキーデータは、注文装置103のデータ受信手段304が受信し、該注文を発注した利用者はDLキーデータを確認することが可能となる。
【0226】
ステップS0901において、まず該利用者は注文装置103上でデータ閲覧手段301を起動する。一般的にはMicrosoft社InternetExploreなどのプログラムを起動する。
【0227】
ステップS0902において、利用者が前記データ受信手段304が受信したDLキーデータの内、ダウンロード用URLを前記データ閲覧手段301に入力すると、画像ダウンロード手段320は販売用画像データをダウンロードする為の画面(以下、画像ダウンロード画面と記す。)を表示する。該画面には、DLキーデータを入力するための“注文ID入力フィールド”、“DLキー入力フィールド”および“OK”ボタンを配置する。
【0228】
ステップS0903において、利用者が前記画像ダウンロード画面上の注文ID入力フィールドおよびDLキー入力フィールドに、前記受信したDLキーデータに書かれた文字列を入力しOKボタンを押下すると、次ステップS0904に進む。
【0229】
ステップS0904においては、画像ダウンロード手段320は、入力された注文ID、DLキーを基に注文情報格納装置333内のオーダーテーブルを検索し、入力された注文IDが存在するか、入力されたDLキーは該注文IDに対して正しいかを調査し、注文IDが存在しない場合もしくはDLキーが正しくない場合はステップS0903に戻るようにする。
【0230】
前記入力された注文IDが存在しかつDLキーが正しい場合、画像ダウンロード手段320は該注文IDを基に画像情報格納装置331内の画像ファイルテーブル403のパスを参照し、該販売用画像を画像情報格納装置331から該利用者の注文装置103に送信する。さらに画像ダウンロード手段320は該注文IDを基に注文情報格納装置333内のオーダーテーブルのDLステータスに“DL済”と書き込み終了する。
【0231】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、顧客が登録した会員属性を表す顧客属性と、注文の際選択した支払い方式を示す課金属性と、提供者が販売用画像をセンターサーバに予め登録してあるかを表す画像属性との組合せを注文決定手段が総合的に判断する事により、顧客の信用度に応じて、画像のダウンロードを許諾する判断手段を設けた事により、顧客及び画像提供者にとって信頼度の高い画像ダウンロード仲介サービスを提供する事ができ、コンテンツ流通ビジネスでおける信頼度の高い画像ダウンロード販売の仕組みを提供する事が可能となった。
【0232】
また、本発明によれば、画像がセンターサーバにない場合でも、DLキーを発行する事により、販売用画像をセンターサーバに常に保存しておく必要がなく、コンテンツ画像を、常時保持していなくても、画像ダウンロードサービスを提供する仕組みを実現でき、情報更新の激しいコンテンツ流通ビジネスにおいて、顧客の購入チャンスを逃がさない仕組みを提供する事ができ、かつセンターサーバには、すべての画像ラインナップをそろえる必要がなく、高額な大容量記憶装置が必要ないというメリットも提供できる。
【0233】
また、本発明が提供する様々な注文処理フローを用いる事で、様々が画像ダウンロードサービスの販売形態に対応でき、さらに顧客にとっての最大の利点である注文後、すぐに画像コンテンツをダウンロードできるという仕組みも提供している為、顧客にとっても、画像提供者にとっても、その利用の利便性を上げた事で、インターネットを用いた画像コンテンツ流通ビジネスを拡大する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置実施形態を示すサーバ装置の構成を説明する図である。
【図2】図1に示したサーバ装置の要部構成を説明するブロック図である。
【図3】本発明に係るサーバ装置におけるモジュール構成を説明するブロック図である。
【図4】図3に示した画像情報格納テーブルの内容を説明する為のレイアウト図である。
【図5】本発明に係るサーバ装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係るサーバ装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係るサーバ装置における注文属性決定手段のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係るサーバ装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係るサーバ装置における第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】図3に示した提供元情報格納装置内テーブルの内容の一例を示すレイアウト図である。
【図11】図3に示した注文情報格納装置内テーブルの内容の一例を示すレイアウト図である。
【図12】図3に示した顧客登録手段の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 センターサーバ
102 提供装置
103 注文装置
105 インターネット
201 中央演算装置(CPU)
202 ランダムアクセスメモリ(RAM)
203 リードオンリーメモリ(ROM)
204 ネットワークインターフェース(NETIF)
205 ローカルエリアネットワーク(LAN)
206 ネットワーク接続装置(モデム)
207 表示装置(CRT)
208 ハードディスクドライブ(HDD)
209 入力装置
210 フロッピー(登録商標)ドライブ、CDROMドライブ(FDD,CDROM)
300 インターネットサーバ
301、303 データ閲覧装置
302、304 データ受信装置
310 顧客登録手段
311 画像検索手段
312 顧客認証手段
313 価格計算手段
314 注文受注手段
315 注文属性決定手段
316 注文情報送信手段
317 注文検索手段
318 注文承認手段
319 画像登録手段
320 画像ダウンロード手段
321 DLキーデータ送信手段
330 顧客情報格納装置
331 画像情報格納装置
332 提供元情報格納装置
333 注文情報格納装置
340 元画像格納装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ(画像、映像、文字、音声など)を配信するコンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンテンツ配信プログラムに関し、特に顧客属性やコンテンツ属性、さらに課金属性を組合わせて制御する事により、コンテンツの販売・購入形態(課金方法、ダウンロード方法)の選択肢を広げることを可能にするシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置や、インターネットなどネットワーク技術の進歩と普及に伴って、インターネットを利用した様々なビジネスが活発に行われるようになってきた。例えばインターネット上に商品カタログを公開し、全世界からの注文をインターネットで受信して、該注文に対する商品を配送するなどのビジネスであって、多くの顧客が利用できることと、販売コストがかからないことで、多くの業界で有力な販売チャネルとして注目されている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
また有償コンテンツビジネスにおいても、他のビジネスと同様に、インターネットを利用することによって顧客の拡大とコスト削減を図るべく、有償コンテンツの販売システムを構築する事が重要になってきている。
【0004】
以下、有償コンテンツビジネス、また該ビジネスを行う業者をコンテンツ提供者と記す。
【0005】
有償コンテンツビジネス、例えば有償画像ビジネスをインターネットを利用して行うにあたって、現在以下のような方法が実施されている。
【0006】
第1の方法は、利用者が検索する際に使用する画像サンプルと、各画像の販売用画像データとをインターネット上のサーバに保管し、該サーバが利用者の注文を受注して、該注文に応じた販売用画像を、利用者にダウンロードしてもらう方法である。この場合、課金方法は、利用者が注文後にすぐに販売用画像を手に入れられる様に、クレジットカードによる決済が取られる事が多い。
【0007】
第2の方法としては、利用者が検索に使用する画像サンプルのみを、インターネット上のサーバに保管し、該サーバが利用者の注文を受注してはじめて、画像提供者が該注文に応じた販売用画像をサーバに登録して、利用者にダウンロードしてもらうという方法である。この場合、クレジットカードによる課金や請求書による課金が行われている。
【0008】
しかしながら、上記の2つの方法では、インターネットを利用した有償画像コンテンツビジネスを拡大していくためには不十分な点もあった。
【0009】
具体的には、第1の方法では、画像提供者は画像サンプルと販売用画像とをインターネット上のサーバに保管しておくだけで良かったが、販売用画像データは、高解像度であるため容量が大きく、販売機会を確保するために多くの画像を販売対象としてインターネット上のサーバに登録しようとすると、高価な大容量記憶装置が必要となり、販売コストを増大させる恐れがあった。
【0010】
一方、第2の方法を取ることで、記憶装置の容量は少なくて済むが、利用者が注文してから、画像提供者は販売画像をサーバに登録する準備が必要となり、利用者が注文してすぐに販売用画像を手に入れる事ができないという不便さと共に、画像提供者は注文毎に販売画像のサーバへの登録をしなければならない大きな負荷がかかる恐れがあった。
【0011】
さらにインターネットを介したビジネスの場合、課金方法としてはクレジットカードを利用したものが一般的だが、有償画像コンテンツビジネスにおいては、特に利用者が会社や企業の場合、決済方法として請求書による決済が好まれる場合もある。しかし請求書による課金の場合、画像提供者は課金回収のトラブルを避ける為や著作権保護の理由から、利用者の信用を何らかの方法で得てから販売する必要があり、画像提供者には非常に負荷になるために、請求書による課金方法を取る事が出来ない画像提供者も多く存在している。
【0012】
また近年ではコンテンツビジネス業界では、複数のコンテンツ提供者を集めて総合的にコンテンツを提供する“ポータルサイト”が主流になりつつあるが、コンテンツ提供者がポータルサイトに参加するためには、ポータルサイトの運営者の定めるルールに従う必要があり、このルールが現状では課金方法やコンテンツの保管方法などが単一的であり、例えば、「課金方法は請求書によるものではなければならない。」といった様に、コンテンツ提供者の参加に柔軟に対応できるシステムにはなっていなかった。
【0013】
【非特許文献1】
「楽天サービス総合カタログ 2002年10月〜12月 楽天活用ハンドブック」、楽天株式会社、p.1など
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の有償コンテンツビジネスにおけるコンテンツの販売形態は、課金方法や、販売用コンテンツをインターネット上のサーバ内に常に保存するか、等の条件を提供者が選択できる形態にはなっておらず、“課金方法=クレジットカード/請求書”、“画像データ=サーバに常に保存/注文後保存”の4つの組み合わせのいずれかを選択するといった単一的な方法であった。その為、コンテンツ提供者にとっては高価な大容量記憶装置のコスト負担によりビジネス機会を逃したり、または請求書での課金の場合発生するユーザー認証の負荷などからビジネス機会を狭める事になったり、インターネットを利用した有償コンテンツビジネスを拡大していく妨げとなっていた。
【0015】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、利用者の信用度:ユーザー属性、注文に対する課金方法:課金属性、販売用コンテンツをインターネット上のサーバ内に保存し、注文後すぐにダウンロードできる状態か:コンテンツ属性、の組合わせにより、販売コンテンツのダウンロード方法を制御する事で、コンテンツ提供者にとって販売形態の選択肢を広げられるようにすると共に、利用者が購入形態(支払い方法、ダウンロード方法)を選択できるようにする事である。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本出願に係る第1の発明は、所定の通信媒体(図1に示すインターネット105)を介して画像情報を提供する提供装置(図3に示す提供装置102)と該提供される画像情報を注文する注文装置(図3に示す提供装置103)との間のデータ通信を仲介して画像情報サービスを提供可能なサーバ装置(図3に示すセンターサーバ101)であって、前記画像情報に対する検索用画像情報または販売用画像情報などを保管する画像情報格納装置(図3に示す画像格納装置331)と、前記注文装置により受注された注文されている画像情報に対する販売用画像情報を検索して、前記画像情報格納装置に保管されているかを判断する注文検索手段(図3に示す注文検索手段317)と、前記注文検索手段により未登録として提示されている販売用画像情報を前記提供装置から取得して前記画像格納手段に登録する販売用画像登録手段(図3に示す画像登録手段319)と、前記販売用画像登録手段による未登録として提示されている販売用画像情報の前記画像情報格納手段に対する登録後、前記注文に基づいて注文されている各販売用画像情報を注文装置に送信する画像ダウンロード手段(図3に示す画像ダウンロード手段320)とを有し、該注文におけるダウンロード処理の終了後も前記販売用画像情報を前記画像情報格納装置に保管しておくものである。
【0017】
本発明に係る第2の発明は、前記注文装置からの検索条件に基づいて前記画像情報格納装置に格納されている画像情報を検索して前記注文装置に前記検索用画像情報を提示する画像検索手段を有するものである。
【0018】
本発明に係る第3の発明は、前記画像検索手段による前記検索用画像の提示後、前記注文装置から前記検索画像情報に対する注文を受注する注文受注手段を有するものである。
【0019】
本発明に係る第4の発明は、所定の通信媒体(図1に示すインターネット105)を介して画像情報を提供する提供装置と該提供される画像情報を注文する注文装置との間のデータ通信を仲介して画像情報サービスを提供可能なサーバ装置(図1に示すセンターサーバ101)の画像情報処理方法であって、あるいは所定の通信媒体を介して画像情報を提供する提供装置と該提供される画像情報を注文する注文装置との間のデータ通信を仲介して画像情報サービスを提供可能なサーバ装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、前記画像情報に対する検索用画像情報または販売用画像情報を画像情報格納装置に保管する画像格納工程(図8に示すステップS0807)と、前記注文装置により注文された、注文されている購入情報に対して、課金方法、利用者の会員属性および前記画像格納手段に保管されているかの情報により注文属性を判断する注文属性決定手段(図3に示す注文属性決定手段315、図6ステップS0607、および図7)と、前記注文属性決定手段により未登録として提示されている販売用画像情報を前記提供装置から取得して前記画像情報格納装置に登録する画像登録処理(図8に示すステップ、S0815、S0829)と、前記注文属性決定処理により決定した各注文情報に基づいて、注文されている各販売用画像を注文装置に送信する画像ダウンロードステップ(図6に示すダウンロード処理S0616、図9)と、前記注文属性決定処理により決定した各注文情報に基づいて、前記販売用画像登録処理により前記販売用画像を前記画像格納装置に登録後、前記注文に基づいて注文されている各販売用画像をダウンロードする際に必要なダウンロードキー(以下DLキーと示す)を送信するステップ(図8に示すステップS0812、S0817、S0823、S0831)と、前記注文装置で前記DLキーをデータ閲覧手段により入力し、前記注文に基づいて各販売用画像をダウンロードするダウンロード処理(図9のS0904)とを有し、該注文におけるダウンロード処理の終了後も前記販売用画像情報を前記画像格納手段に保管しておくものである。
【0020】
本発明に係る第5の発明は、前記注文装置からの検索条件に基づいて前記画像格納手段に格納されている画像情報を検索して前記注文装置に前記検索用画像情報を提示する画像検索ステップ(図5に示すステップS0503)を有するものである。
【0021】
本発明に係る第6の発明は、前記画像検索ステップによる前記検索用画像情報の提示後、前記注文装置から前記検索画像情報に対する注文を受注する注文受注ステップ(図6に示すステップS0600〜S0611、S0618〜S0629)を有するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
<システム構成>
図1は、本発明の一実施形態を示すサーバ装置の構成を説明するブロック図であり、例えばインターネットを利用した画像コンテンツ販売サービスシステムの例に対応する。
【0023】
図1において、101は本実施形態における主たる処理機能を有する情報処理装置(図2に後述する、CPU、ROM、RAM、HDDなどから構成されるコンピュータシステム)であって、以下単にセンターサーバと記す。センターサーバ101はインターネットにおいて一般的にサーバと呼ばれる情報処理装置であって、後述するインターネット105に常時接続されており、外部からの処理要求に応じてデータの返信などの処理を行う機能を有する。
【0024】
102(1)、102(2)、102(3)は、本実施形態において、利用者が検索し購入する画像データの提供者(以下、単に提供者とする)が直接操作する情報処理装置であって、以下単に提供装置とする。
【0025】
本実施形態においては1つ以上の提供装置103(N)が利用可能であって、図1中は複数記載されているが、各提供装置103(N)の機能は同一であるので、以下単に提供装置103で総称して説明する。
【0026】
提供装置102は、一般的に普及しているパーソナルコンピュータであって、利用者の操作等により後述するインターネット105に接続する、例えばモデムなどの通信装置と、利用者が所望するインターネットのサーバ、例えばセンターサーバ101に対して処理要求を送信し、該センターサーバ101より返信されたデータを表示する、一般的にインターネットブラウザと呼ばれる例えばMicrosoft社のInternet Explorer(商品名)などのデータ閲覧機能を有する。提供者は提供装置102を用いて、利用者の注文に必要な画像データの利用許可操作と、必要な画像データのセンターサーバ101への送信操作を行う。
【0027】
103(1)、103(2)、103(3)、103(4)は、本実施形態の利用者が直接操作する情報処理装置であって、以下単に注文装置とする。本実施形態においては1つ以上の注文装置103(N)が利用可能であって、図1中では複数記載されているが、各注文装置102(N)の機能は同一であるので、以下単に注文装置103で総称して説明する。
【0028】
注文装置103は、提供装置102と同様に一般的に普及しているパーソナルコンピュータであって、インターネット105への接続機能と、データ閲覧機能を有し、本システムの利用者は、注文装置103を用いて、画像データを検索し、所望の画像データの印刷を本システムに対して注文する。
【0029】
105はネットワークシステムであって、本実施形態ではインターネットであり、以下の説明においては、通信機器等インターネットを構成するシステム全体を単にインターネットとして説明する。
【0030】
なお、本実施形態では、提供装置102、注文装置103はインターネット105への接続機能を有するものとするが、例えば提供装置102、注文装置103がダイアルアップなどにより直接センターサーバ101に接続するようなネットワークシステムを用いても実施可能であることは言うまでもない。
<情報処理装置のブロック図>図2は、図1に示した電子取引画像処理システムの要部構成を説明するブロック図であり、上記101〜103における情報処理装置の構成に対応する。
【0031】
図2において、200はシステムバス群であり、以下単にシステムバスと記す。システムバス200は情報処理装置の筐体内にある後述の各ユニットを接続し、ユニット間のデータ並びに制御情報を伝送する伝送路である。
【0032】
201は情報処理装置の各種制御及び演算等を行う中央処理装置であり、以下単にCPUと記す。202はランダムアクセスメモリであり、以下単にRAMと記す。RAM202はCPU201の主メモリとして、また実行プログラムの領域や該プログラムの実行エリアならびにデータエリアとして機能する。
【0033】
203は前記CPU201の動作処理手順を記憶している読み取り専用メモリであり、以下単にROMと記す。ROM203は、情報処理装置内の各ユニットの制御を行う基本プログラム(一般的にBIOSと呼ばれる)や、システムを稼働するために必要な情報等を記録する。
【0034】
204はネットワークインタフェースであり、後述するモデム206を介して外部ネットワークに接続する、あるいは後述するLAN205に接続するもので、以下総称して単にNETIFと記す。NETIF204は、ネットワークを介して情報処理装置間のデータ転送を行うための制御や接続状況の診断を行う。
【0035】
205はイーサネット(登録商標)などのネットワークシステムであって、以下総称してLANとする。例えばセンターサーバ101において、ファイルサーバなどの外部装置に接続する場合には、主にLAN205を介して接続する。
【0036】
206は外部ネットワークと情報処理装置とを電話回線を介して接続するための機器であって、一般的にモデムやISDN接続用のターミナルアダプタ(TA)であるが、以下総称して単にモデムとする。
【0037】
本実施形態において、図1内の各情報処理装置は、モデム206を介するか、あるいはLAN205上に接続されているルータやゲートウェイなどの通信機器を介することによって、インターネット105に接続する。
【0038】
207はディスプレイなどの表示装置であって、以下単にCRTと記す。
【0039】
208はハードディスクドライブであり、以下単にHDDとする。HDD213は、アプリケーションプログラムや、各種データ保存用に用いられる。本実施形態におけるアプリケーションプログラムとは、本実施形態を構成する各種処理手段を実行するソフトウエアプログラムなどである。
【0040】
209は、入力装置であり情報処理装置の利用者が入力操作を行うためのキーボードやポインティングデバイスである。
【0041】
210はフロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROMなど、取り外し可能な外部記憶媒体のデータ入出力を行うユニット群であり、以下総称して単にFDDと記す。
<モジュール構成図>図3は、本発明に係るサーバ装置におけるモジュール構成を説明するブロック図であり、センターサーバ101、提供装置102、注文装置103の各情報処理装置内で動作する処理手段群、及びデータを格納する格納装置群と、前記処理手段群と前記格納装置群の間の主要なデータの流れの概要を説明するための構成に対応する。
【0042】
なお、図3において、詳細は後述するが300、301、302、303、304、310〜321は、処理手段として機能し、各情報処理装置においてHDD208、FDD210、またはROM203より読み込まれてRAM202に展開され使用されるアプリケーションプログラム、またはプログラムの一部として動作するモジュールである。
【0043】
また、詳細は後述するが330〜333、及び340はデータ格納装置であって、ファイルシステムまたは市販のデータベースシステムなどを用いて、各情報処理装置におけるHDD208、FDD210、RAM202の少なくとも一つを用いてデータを格納する。
【0044】
また、図3における各矢印は、処理手段間、及び処理手段と格納装置の間で交換されるデータの流れのうち主要なものを表す。センターサーバ101と、提供装置102、注文装置103との間にまたがるデータの流れは、各情報処理装置のNETIF204及びインターネット105を介して伝送されるものである。
【0045】
図3において、300はインターネット上のサーバプログラム群であって、以下総称してインターネットサーバと記す。インターネットサーバ300はRAM202上で常時稼動しており、NETIF204を介して受信した外部からの処理要求に対して適切な処理を行ってデータを返信する機能を有するもので、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を受信して要求されたデータファイルの内容を返信する、あるいは指定された処理手段を起動し、該処理手段の出力を返信する、一般的にWebサーバと呼ばれる機能と、FTP(File Transfer Protocol)を受信して要求されたデータファイルを返信、あるいは受信する、一般的にFTPサーバと呼ばれる機能などから構成される。
【0046】
301,303は一般的にインターネットブラウザと呼ばれる、例えばMicrosoft社のInternet Explorerなどのデータ閲覧プログラムで、以下データ閲覧手段と記す。データ閲覧手段301及びデータ閲覧手段303は、該情報処理手段の利用者の指示によってRAM202に読み込まれて利用可能となるアプリケーションプログラムで、該情報処理装置のNETIF204を介してインターネット105に接続し、利用者の入力に従って該入力に基づいた処理要求データをインターネット105に送信する機能と、インターネット105を介してサーバ101から返信されたデータを該情報処理装置のCRT207に表示する機能とを有する。
【0047】
302、304はデータ受信手段であり、一般的にはメールソフトと呼ばれる、たとえばMicrosoft社のOutlook Expressなどで、電子メールを受信、送信するプログラムであり、該情報処理手段の利用者の指示によってRAM202に読み込まれて利用可能となるアプリケーションプログラムで、該情報処理装置のNETIF204を介してインターネット105に接続し、利用者の指示に従って該指示に基づいた処理データをインターネット105に送信する機能と、インターネット105を介してサーバ101から送信されたデータを該情報処理装置のCRT207に表示する機能とを有する。
【0048】
以下、詳述する図3に示すセンターサーバ101上で動作する310〜321の他の処理手段は、インターネットサーバによって、外部からの処理要求に基づいてRAM202に展開され動作するものとする。
【0049】
センターサーバ101において、310は顧客登録手段であって、利用者が注文装置103を操作して入力した、利用者の氏名や住所などの利用者情報を受信し、後述する顧客情報格納装置330に該利用者情報を格納する機能を有する。また利用者が各提供者に対して法人会員登録を顧客登録手順310で行った場合は、該登録処理に対する承認処理を該提供者が提供装置102を操作して行い、該提供者によって承認された場合、顧客登録手段310は後述する顧客情報格納装置330内の該利用者情報にある認証済みの提供者IDのリストに、該提供者IDを追加する。
【0050】
311は画像検索手段で、利用者が注文装置103を操作して入力した画像検索条件を受信して、該条件に合った画像を後述する画像情報格納装置331から検索し、該画像のサムネイルデータ等を、インターネットサーバ300を介して注文装置103に返信する機能を有する。
【0051】
312は顧客認証手段であって、利用者が注文装置103を操作して入力したユーザー情報と、利用者が注文装置103を操作して、前記顧客登録手段310を用いて登録した情報を、前記顧客情報格納装置330から検索して比較する機能を有する。
【0052】
313は価格計算手段であって、利用者が注文装置103を操作して入力した注文画像の各種条件を受信し、各販売画像の価格情報等が格納されている画像情報格納装置331から該各種条件に該当する価格情報を受信し、前記注文画像の価格を計算し表示する機能を有する。
【0053】
314は注文受注手段であって、利用者が注文装置103を操作して入力した画像注文情報を受信し、該注文に対する画像情報、該注文の顧客情報および該注文の画像提供元情報をそれぞれ画像情報格納装置331、顧客情報格納装置330、提供元情報格納装置332から受信し、後述する注文属性決定手段315と各種情報を送受信し、また後述の注文情報格納装置333に該注文画像の価格情報を送信する機能を有する。
【0054】
315は注文属性決定手段で、前記注文受注手段314から前記画像情報、前記顧客情報および前記画像注文情報を受信して注文属性を決定し、再度注文受注手段314に返信する機能を有する。
【0055】
316は注文情報送信手段で、前記注文情報格納装置から該注文情報を受信し、インターネットサーバ300を介して提供装置102に注文情報を送信する機能を有する。
【0056】
317は注文検索手段であって、提供者が提供装置102を操作して行った指示に基づいて、注文データを注文情報格納装置333から検索し、該注文データの内容を、インターネットサーバ300を介して提供装置102に返信する機能を有する。
【0057】
318は注文承認手段であって、提供者が注文検索手段317によって取得した各注文データに対して、該注文データを販売することを承認または否認する指示入力を受信し、該入力内容に応じて注文情報格納装置333内の該注文データの内容を更新する機能を有する。
【0058】
319は画像登録手段であって、提供者が提供装置102を操作して送信した、画像データとその付帯情報を受信し、後述する画像情報格納装置331に該画像データを格納するとともに、注文情報格納装置333内の注文データのうち、該画像を含む注文データの内容を更新する機能を有する。
【0059】
320は画像ダウンロード手段であって、注文装置103からの処理要求に基づき、該注文に含まれる各画像に対して該画像の提供者によって、注文承認手段318を用いて注文承認が行われ、注文情報格納装置333の更新された該注文情報を参照して、該画像の販売用画像データを画像情報格納装置331から抽出し、インターネットサーバ300を介して注文装置103に送信する機能を有する。
【0060】
321はDLキーデータ送信手段であり、注文装置103での操作により注文された注文情報に対して、該画像の提供者によって注文承認手段318を用いて注文承認が行われ、注文情報格納装置333の更新された該注文情報を参照して、該画像のダウンロードに必要な該注文の識別子(以下、注文IDと記す),該注文に対する利用者の認証識別子(以下、DLキーと記す)およびダウンロード用URL(以下、3つ合わせてDLキーデータとする。)を、インターネットサーバ300を介して注文装置103に送信する機能を有する。
【0061】
330は顧客情報格納装置であって、本システムの利用者に関する、以下に列挙するような利用者データを利用者単位に格納する機能を有する。顧客情報格納装置330は、顧客IDをキーにして、利用者データ(利用者の識別子(以下、顧客IDとする),利用者の認証識別子(以下、顧客パスワードとする),氏名または会社名、郵便番号、住所、電話番号、電子メールアドレス、法人会員として認証済みの提供者IDのリストを一意に検索する機能も有する。
【0062】
なお、前記利用者データのうち、認証済みの提供者IDのリストは、該利用者がリスト中の提供者によって、該提供者の法人会員として承認され、該提供者が提供する画像の注文が、事前に承認されていることを意味する。すなわち、利用者の注文に対して、該注文に含まれる画像のうち、承認済みの提供者IDのリストに含まれる提供者の画像に対しては、注文属性決定手段315において法人会員として注文属性が決定され、注文承認手段318による注文承認の手続きを必要としない。
【0063】
331は画像情報格納装置であって、利用可能な画像の各種解像度(サムネイル画像、プレビュー用の低解像度画像、販売用の高解像度画像)および、図4で後述するような画像情報データと検索用データ及び、画像価格情報とを格納する機能を有する。
【0064】
332は提供元情報格納装置であって、本システムの提供者に関する、以下に列挙するような提供者データを提供者単位に格納する機能を有する。(図10参照)提供元情報格納装置332は、提供者IDをキーにして、提供者データ(提供者の識別子(以下、提供者IDとする),氏名または会社名、郵便番号、住所、電話番号、電子メールアドレス,代表者氏名(提供者が法人の場合)、担当者氏名(提供者が法人の場合)、提供可能な課金方法(クレジットカード、請求書))を一意に検索する機能も有する。
【0065】
333は注文情報格納装置であって、利用者が発注した注文データを格納する機能を有する。注文データは、図11で後述するように、発注した利用者の情報、該注文データに含まれる画像の情報、及び各注文の状況などで構成される。
【0066】
340は元画像格納装置であって、提供装置102のHDD208に格納される低解像度及び販売用の画像データファイル群である。
【0067】
<注文情報格納装置>
図11は、図3に示した注文情報格納装置333に格納するデータ内容を説明するためのレイアウト図である。なお、注文情報格納装置333内では、利用者が発注した注文の内容を格納するオーダーテーブルと、各オーダーに含まれる個々の画像の情報を格納するサブオーダーテーブルとを格納する。いずれも市販のデータベースシステム等を用いて検索可能にしておく。
【0068】
図11において、1101はオーダーテーブルであって、利用者の発注指示に従って注文受注手段314、注文属性決定手段315によってデータレコードが作成される。オーダーテーブル1101中、注文IDは各注文データを一意に識別するための識別子であって、注文受注手段314が発番する。
【0069】
利用者IDは、該注文を発注した利用者の利用者IDであり前記顧客登録手段310が発番する。
【0070】
合計価格情報は利用者が発注した該注文の合計金額である。承認ステータスおよび課金処理ステータスは注文承認手段318が書き込むステータス情報である。DLステータスは画像ダウンロード手段が書き込む販売画像のダウンロード情報である。DLキーは注文承認手段318が発行するDLキー情報である。また、付帯情報は、本実施形態では特に説明しないが、注文データの発注日時などを格納する場合や、利用者が注文装置103上で文書情報を編集可能な編集アプリケーションを用いて編集した場合に、該編集情報を格納する場合に使用する。
【0071】
図11中の1102は、注文データに含まれる個々の画像の情報(以下サブオーダーとする)を示すデータを格納するものであって、以下、サブオーダーテーブルとする。
【0072】
サブオーダーテーブル1102の注文IDは、該サブオーダーが属する注文の注文IDである。
【0073】
注文属性については図7で後述するが、前記注文属性決定手段315によって、後述する顧客属性、画像属性、課金属性で決定される。
【0074】
承認属性は該注文に対して提供者が注文承認手段318で承認する必要があるかないかを表すものであり、前記注文属性決定手段によって決定される。
【0075】
承認ステータスは該注文に対して提供者が承認処理を行うことにより、注文承認手段318がステータスを書き変える。
【0076】
課金処理ステータスは該注文に対して提供者が課金処理を行う事により、注文承認手段318がステータスを書きかえる。
【0077】
顧客属性は、前記顧客登録手段310によって設定され、該注文を発注した利用者が法人会員(C)か個人会員(P)かを表す。利用者は注文装置を操作して、前記顧客登録手段310にアクセスしてまず個人会員として登録する。この際、提供者の認証作業はない。個人会員である利用者は、前記注文装置103を操作して前記顧客登録手段にアクセスして、各提供者に対して法人会員登録を行うことができ、該提供者が該利用者を法人会員として承認した場合、前記顧客情報格納装置330内の該利用者データの認証済みの提供者IDリストに法人会員(C)として登録される。
【0078】
画像IDは各画像に対して固有のIDであり、画像登録手段319が発番する。また画像属性は該画像の販売用画像がセンターサーバ101内の画像格納装置に存在するかを表しており、センターサーバ内に存在する場合は“Y”、存在しない場合は“N”を表示する。
【0079】
提供者IDは各提供者が持つ固有のIDであり、また価格情報は各画像の価格情報である。
【0080】
課金属性は、注文受注手段314で利用者が選択した課金方法であり、注文受注手段314が書きかえる。
【0081】
<画像情報格納装置>
図4は、図3に示した画像情報格納装置331に格納するデータ内容を説明するためのレイアウト図である。画像情報格納装置331内には、情報処理装置のファイルシステムを用いて格納する画像データファイル、各画像のプロパティ等を格納する画像情報テーブル、画像ファイルの格納位置(パス名)を管理する画像ファイルテーブル、及び画像検索用のカテゴリ検索テーブルとキーワード検索テーブルを格納する。各テーブルは、市販のデータベースシステム等を用いて検索可能にしておく。
【0082】
図4において、401は画像データファイル群であって、個々の画像ファイルを、情報処理装置のファイルシステムなどを使用して格納する。個々の画像ファイルは、画像ファイルテーブル403のパス名によって、格納場所、すなわちファイル名を特定できる。
【0083】
402は画像情報テーブルであって、各画像のプロパティ情報などを格納する。画像情報テーブル402の各データレコードは、画像の提供者を表す提供者IDと、各提供者によって付けられた画像IDとによって一意に識別できる。
【0084】
画像情報テーブル402中に格納する画像のプロパティは、画像のタイトル、クレジットなどのキャプション、画像の価格(単価)、前記画像属性などを含んでいる。
【0085】
また、画像情報テーブル402の保存期間は、販売用画像のセンターサーバ101内での保存期間を表す。保存期間は、各画像が最後に使用されてからの期間で判断する。画像情報テーブル402の最終使用日は、該画像が最後に使用された、すなわち発注された日付を格納する。備考には、本実施形態では説明しないが、各データレコードの作成日などの情報を格納する。
【0086】
403は画像ファイルテーブルであって、各画像の画像データファイルの格納位置、すなわちパス名などファイルシステム上アクセス可能な名称を管理する画像ファイルテーブル403の各データレコードは、各画像の提供者IDと画像ID、及び画像の解像度を示すタイプによって一意に識別できる。解像度には、画像検索時の表示用に使用するサムネイルと、検索画像の拡大表示などに使用する低解像度、及び販売用画像の3種類である。
【0087】
なお、図4において、カテゴリ検索テーブル404及びキーワード検索テーブル405は、画像検索手段311によって使用される、画像検索用の検索テーブルであって、それぞれカテゴリ名とキーワードによって画像の提供者IDと画像IDが複数検索可能になっている。なお、カテゴリ及びキーワードは一つの画像に対して複数設定することが可能である。
【0088】
<利用者の処理1>
図5は、本発明に係るサーバ装置における顧客登録、画像検索および価格決定のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図3に示したセンターサーバ101の顧客登録手段310、画像検索手段311、顧客認証手段312、価格計算手段313の処理手順に対応する。なお、S0501〜S0514は各ステップを示す。
【0089】
また、顧客登録手段310、画像検索手段311、顧客認証手段312、価格計算手段313はいずれもインターネットサーバ300によって起動されるプログラムであり、利用者が注文装置103のデータ閲覧手段301を用いて指示することにより、該指示入力がデータ閲覧手段301、インターネット105介してインターネットサーバ300に伝送され、インターネットサーバ300によって起動される。同様に、各処理手段の出力は、インターネットサーバ300、ネットワーク105を介して注文装置102のデータ閲覧手段301に送信され、注文装置103のCRT207上に表示される。
【0090】
なお各処理手段は注文装置103からのデータを受信する度にインターネットサーバ300により起動され、注文装置103への表示用データ送信後、処理を終了する。すなわち、各処理手段は単一のプログラムとして実施する他、複数のプログラムとして実施することも可能であり、また、単一のプログラムが複数の処理手段の機能を実施することも可能である。
【0091】
図5のステップS0500、S0508〜S0510および図12のステップS1201〜S1209は顧客登録手段310の処理機能とし、図5のステップS0501〜S0503は画像検索手段311、ステップS0506、S0507は顧客認証手段312、ステップS0511、S0512、S0513、S0514およびS0515は価格計算手段313の処理機能とする。
【0092】
また、複数のプログラム間で共有する、あるいは引き渡すデータは、HTMLのHIDDENパラメータを用いて注文装置102のデータ閲覧手段301を介してデータ交換するか、あるいはセンターサーバ101のHDD208またはRAM202上に保存しておくことでデータ交換する。以下、前記のデータ交換手段及び格納方法を総称して、単に保存データ領域と記す。
【0093】
先ず、ステップS0500において、利用者は顧客登録を行うか、画像検索を行うかを選択する。画像検索ステップにおいては、利用者は必ずしも顧客登録を行う必要はなく、画像価格計算ステップの段階ではじめて利用者の認証のためのログインが必要となり、顧客登録が必要となる。
【0094】
利用者がステップS0500で顧客登録を選択した場合、図12に示すステップS1201に進み、顧客登録用の画面(以下、顧客登録画面と記す。)が表示される。そこには“法人会員登録”ボタンと“個人会員登録”ボタンを用意し、選択出来るようにしておく。法人会員登録を行うためにはまず個人会員IDを取得しておく必要があり、ステップS1202において、顧客登録画面上の“個人会員登録”を押下すると次ステップS1203に進む。
【0095】
ステップS1203において、顧客登録画面には利用者の氏名、会社名、電子メールアドレスを入力する為の入力フィールドと“OK”ボタンを用意しておき、該利用者は注文装置103を操作して各項目に入力し前記OKボタンを押下することで、前記顧客登録手段310が前記顧客IDおよび顧客パスワードを発番し、ステップS1204において注文装置103のデータ閲覧手段301に表示する。
【0096】
ステップS1202において、顧客登録画面上にある前記“法人会員登録”ボタンを押下すると、ステップS1205で、個人会員として取得した顧客IDおよび顧客パスワードを入力する画面が表示される。該利用者が前記顧客IDおよび顧客パスワードを入力すると、顧客登録手段310は顧客IDをキーに顧客情報格納装置内の顧客情報を検索し、該顧客IDのレコードが顧客情報格納装置330に存在し、かつ該レコードのパスワードが入力されたパスワードと一致するかどうかを調べる。前記照合が一致した場合は、次の法人会員登録処理ステップS1207に進む。該当するレコードが存在しない、またはパスワードが異なる場合はエラーメッセージを表示して、前記顧客登録手段310は該利用者はまだ個人会員登録していないと判断し、前記ステップS1203の個人会員用の顧客登録画面を表示する。
【0097】
ステップS1207では、法人会員用の顧客登録画面が表示され、そこには既に前記個人会員登録処理ステップS1203で入力した利用者の氏名、会社名、電子メールアドレスが表示され、その他に郵便番号、住所、性別、生年月日、電話番号、クレジットカード番号を入力する為の入力フィールドおよび“OK”ボタンを配置する。該利用者は注文装置103を操作して、各入力フィールドに必要事項を入力しOKボタンを押下する。入力された該データはインターネットサーバ300を介して提供装置102に送信され、ステップS1208で、該提供者は該利用者に対して法人会員として承認するか処理を行う。
【0098】
ステップS1209で、その結果を顧客登録手段310がインターネットサーバ300を介して注文装置103に送信し、利用者はデータ閲覧手段301を利用して該承認結果を確認する。
【0099】
ステップS0501においては、画像検索手段311は、利用者が注文する画像を検索するための、検索方法を選択するメニュー画面(以下、検索方法選択画面と記す)を作成して表示する。検索方法選択画面には、検索方法を指示するためのボタン(「番号選択ボタン」、「カテゴリ検索ボタン」、「キーワード検索ボタン」)と、キーワードを入力するための入力フィールドを配置する。
【0100】
ステップS0502において、画像検索手段311は、ステップS0501で表示した検索方法選択画面に対して注文装置103の利用者が指示入力した、すなわちクリックしたボタンを判断し、「画像番号検索」、「カテゴリ検索」、「キーワード検索」のいずれかの手段を用いて、画像情報格納装置内の画像情報テーブル402、カテゴリ検索用テーブル404、キーワード検索用テーブル405から利用者が所望する画像を検索する。該当するレコードが存在する場合には、該画像IDを保存データ領域に記憶し、ステップS0503に進む。該当するレコードが存在しない場合は、適切なエラーメッセージを付加して再度検索方法選択画面を表示し、再度ステップS0502を処理する。
【0101】
ステップS0503において、前記の取得済みの該画像IDを基に、ステップ0502の検索結果としてヒットした画像の表示画面(以下、検索結果画面と記す)を作成して注文装置103に画面表示する。なお、検索結果画面には、前記取得済みのデータを基に、ヒットした各画像のサムネイル画像と、提供者ID、画像ID、タイトルを全て、例えば一覧形式で表示する。
【0102】
また、各画像の表示部分には、次ステップS0504で後述する“Myトレイに追加”ボタンを配置し、ボタンをクリックすると“Myトレイ”に画像データが移動するようにしておく。また、各画像のサムネイル画像もクリック可能にしておき、クリックした場合は画像情報格納装置331にあるプレビュー用の低解像度画像を注文装置103上に表示するようにしておく。
【0103】
ステップS0504においては、ステップS0503で表示された検索結果の画像に対して利用者が価格情報を得るために、“Myトレイ”と呼ぶ画像データの一時保存領域に移動する処理を行う。このMyトレイに画像データを移動させる為には、利用者の認証が必要であり、前記“Myトレイに追加ボタン”を押すと、ステップS0505において利用者を識別するために、利用者の顧客IDとパスワードの入力を求める画面(以下、ログイン画面と記す)を表示する。ここでは顧客IDと顧客パスワードを入力できる入力フィールドと新規に顧客登録できるボタンを用意する。
【0104】
ステップS0506においては、利用者が入力した顧客IDと顧客パスワードが、顧客情報格納装置330内の利用者データに登録されているか検索し、該当データがある場合は次のステップS0511に進み、該当レコードがない場合は適切なエラーメッセージを表示し、再度ステップS0505に戻る。
ステップS0506において、新規登録を利用者が選択した場合、前記顧客登録手段310によって顧客登録され、ステップS0511に進む。この場合は提供者の認証作業に時間がかかることから、法人会員としての顧客登録はできないものとする。
【0105】
ステップS0511において、前記ステップS0504で利用者がMyトレイに追加を指示した画像データがMyトレイ画面に表示される。Myトレイ画面には複数の画像データを表示することが可能であり、一旦追加した画像データを削除することも可能である。また次のステップに進むための“価格計算”ボタンも用意し各画像毎に価格計算が出来るようにする。
【0106】
ステップS0512においては、ステップS0511で選択した画像について価格計算ボタンを押すことで価格計算の為の画面が表示され、ステップS0513において、該画像の価格を決定する為の要素(以下、価格決定要素と記す)を利用者は選択する。
【0107】
ステップS0513において選択する価格決定要素には「画像サイズ」、「使用用途」、「試用期間」、「使用媒体」、「発行部数」、「業種」などがあるが、各提供者によって価格決定要素を変えることも可能とする。その為、図3の価格計算手段313はステップS0511で価格計算ボタンを押した画像についての価格情報を、画像情報格納装置331内の画像価格情報テーブル406から参照して価格計算処理を行う。
【0108】
ステップS0515において、ステップS0514で価格計算手段313が計算した画像の価格情報が、Myトレイ画面に表示されている該画像に対して表示される。また一つでも価格計算処理を行い価格表示された画像がMyトレイ上に存在する時、次ステップの注文処理へ進む為の“注文ボタン”が表示されるようにする。
【0109】
<利用者の処理2>
図6は、本発明に係るサーバ装置における注文受注処理、注文属性決定処理および注文情報送信処理のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図3に示したセンターサーバ101の注文受注手段314、注文属性決定手段315、注文情報送信手段316の処理手順に対応する。なお、S0600〜S0629は各ステップを示す。
【0110】
図6において、図5で説明した価格計算処理を終えた画像について、利用者がステップS0600において注文処理を続ける場合“注文ボタン”をクリックすると注文処理を行う画面(以下、注文画面と記す)が表示される。
【0111】
ステップS0601においては、該サービスを利用するにあたっての利用規約(以下、ライセンスと記す)に同意する必要があり、前記注文ボタンをクリックするとライセンスと“同意する”ボタンおよび“同意しない”ボタンが表示される。ライセンスに同意しない場合は前記“同意しない”ボタンをクリックし、ステップS0602で、前記ステップS0511のMyトレイ画面を再度表示する。ライセンスに同意する場合は前記“同意する”ボタンをクリックし次ステップS0603に進む。
【0112】
ステップS0603においては、利用者は注文する画像の価格に対して支払方法を選択する。図3における注文受注手段314は提供元情報格納装置332から該画像の提供者情報を検索し、該提供者が提供可能な課金方法(クレジットカード、請求書のいずれか、もしくは両方)を受信して注文画面に表示する。利用者は注文画面上に表示された選択可能な支払い方法から所望の支払い方法を選択する(以下、利用者が選択した支払方法を課金属性と記す)。
【0113】
ステップS0604で、該注文の購入情報(前記ステップS0513で選択した価格決定要素、前記ステップS0514で決定した注文画像の価格情報、前記ステップS0603で選択された支払方法および該画像の画像ID)を表示し、該利用者に注文内容の確認と同意を求める文言を表示する。また該注文画面には“次ステップに進む”ボタンと“Myトレイに戻る”ボタンを用意する。
【0114】
ステップS0605において、“次ステップに進む”をクリックすると次ステップS0607へ進み、“Myトレイに戻る”をクリックすると前記“Myトレイ画面表示”ステップS0511に戻るようにする。
【0115】
ステップS0607では、前記図4および図11で説明した画像属性と、前記図5のステップS0500および図12で決定した利用者の顧客属性と、前記図6のステップS0603で選択した課金属性から、図3の注文属性決定手段315が注文属性を決定する。前記注文属性決定手段については図7で後述する。
【0116】
<注文属性▲1▼の処理>
ステップS0607において注文属性決定手段が該注文の注文属性を▲1▼と判断した場合、ステップS0608に進み注文確認画面が表示される。ここでは該画像のサムネイル画像、画像ID、提供者名、画像価格情報、課金属性(この場合、クレジットカード情報または請求書送付先情報を表示)、ダウンロード方法(この場合、注文後すぐに注文画像をダウンロード可能と表示)を表示する。また該注文の内容を確認する文言も表示され、そこには“この内容で購入する”ボタンと“いいえ内容を変更する”ボタンを用意しておき、利用者が“この内容で購入する”ボタンを押した場合は次ステップS0609に進み、“いいえ内容を変更する”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0117】
ステップS0609では、利用者が注文を続けるか終了するかを選択する画面を表示する。そこには“注文を終了する”ボタンと“注文を続ける”ボタンとを用意し、利用者が“注文を終了する”ボタンを押した場合は次ステップS0610に進み、“注文を続ける”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0118】
ステップS0610、S0611においては、ステップS0609で該注文が終了すると、注文受注手段314は注文IDを発番し、注文属性決定手段315が決定した注文属性(この場合▲1▼)に基づいて、前記オーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102を作成して注文情報格納装置333に格納する。またこの時、注文情報送信手段316は前記注文情報格納装置から該注文情報を受信して提供装置102に該注文データを送信する。ここでは前記注文情報送信手段316は前記メールソフトで読み取り可能なデータとして前記注文装置102に注文データを送信する。
【0119】
またステップS0610においては、前記課金属性がクレジットカードの場合は与信処理の為のデータ作成およびデータ送信処理を注文受注手段314が行う。
【0120】
次にステップS0612においては、利用者が注文した画像についてダウンロードする為の画面(以下、DL画面と記す)が表示され、そこには該注文画像ID、提供者名、画像の価格情報、課金属性および“すぐにダウンロードする”ボタンと“後でダウンロードする”ボタンを用意する。
【0121】
ステップS0613においては、前記“すぐにダウンロードする”ボタンを押した場合、次ステップS0614に進み、“後でダウンロードする”ボタンを押した場合は終了する。
【0122】
ステップS0614においては、該注文画像をダウンロードする際のダウンロード先を選択する画面が表示され、利用者の操作する注文装置103のHDD208上の任意の場所を選択することが可能となっており、“ダウンロードボタン”を押下すると、ステップS0616において、該注文画像の販売用画像データが前記注文装置103に送信される。
【0123】
ステップS0617では、前記ステップS0616でダウンロード処理された該販売用画像データの前記ダウンロード処理が終了すると、注文装置103に該画像IDと前記サムネイル画像と該注文の販売用画像のダウンロードが終了したことを表示する。
【0124】
<注文属性▲2▼の処理>
ステップS0607において注文属性決定手段が該注文の注文属性を▲2▼と判断した場合、ステップS0618に進み注文確認画面が表示される。ここでは該画像のサムネイル画像、画像ID、提供者名、画像価格情報、課金属性(この場合、クレジットカード情報または請求書送付先情報を表示)、ダウンロード方法(この場合、提供者承認後ダウンロード可能と表示)を表示する。また該注文の内容を確認する文言も表示され、そこには“この内容で購入する”ボタンと“いいえ内容を変更する”ボタンを用意しておき、利用者が“この内容で購入する”ボタンを押した場合は次ステップS0619に進み、“いいえ内容を変更する”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0125】
ステップS0619では、利用者が注文を続けるか終了するかを選択する画面を表示する。そこには“注文を終了する”ボタンと“注文を続ける”ボタンとを用意し、利用者が“注文を終了する”ボタンを押した場合は次ステップS0620に進み、“注文を続ける”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0126】
ステップS0620、S0621においては、ステップS0619で該注文が終了すると、注文受注手段314は注文IDを発番し、注文属性決定手段315が決定した注文属性(この場合▲2▼)に基づいて、前記オーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102を作成して注文情報格納装置333に格納する。またこの時、注文情報送信手段316は前記注文情報格納装置から該注文情報を受信して提供装置102に該注文データを送信する。ここでは前記注文情報送信手段316は前記メールソフトで読み取り可能なデータとして前記注文装置102に注文データを送信する。
【0127】
またステップS0620においては、前記課金属性がクレジットカードの場合は与信処理の為のデータ作成およびデータ送信処理を注文受注手段314が行う。
【0128】
<注文属性▲3▼aの処理>
ステップS0607において注文属性決定手段が該注文の注文属性を▲3▼aと判断した場合、ステップS0622に進む。
【0129】
ステップS0622においては、該注文に対して利用者が所望する請求書の送付先情報を記入する画面が表示され、そこには該利用者の氏名、生年月日、性別、会社名、請求書送付先住所、連絡先電話番号、電子メールアドレスを入力する為の入力フィールドを用意する。またその入力フィールドの下には“次に進む”ボタン、“キャンセル”ボタンが用意されており、“次に進む”ボタンを押下すると次ステップS0623に進み、“キャンセル”ボタンを押下すると注文処理は終了する。
【0130】
ステップS0623においては、注文確認画面が表示される。ここでは該注文画像のサムネイル画像、画像ID、提供者名、画像価格情報、課金属性(この場合、請求書と表示される)、ダウンロード方法(この場合、提供者承認後ダウンロード可能と表示される)を表示する。また該注文の内容を確認する文言も表示され、そこには“この内容で購入する”ボタンと“いいえ内容を変更する”ボタンを用意しておき、利用者が“この内容で購入する”ボタンを押した場合は次ステップS0624に進み、“いいえ内容を変更する”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0131】
ステップS0624では、利用者が注文を続けるか終了するかを選択する画面を表示する。そこには“注文を終了する”ボタンと“注文を続ける”ボタンとを用意し、利用者が“注文を終了する”ボタンを押した場合は次ステップS0625に進み、“注文を続ける”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0132】
ステップS0625においては、ステップS0624で該注文が終了すると、注文受注手段314は注文IDを発番し、注文属性決定手段315が決定した注文属性(この場合▲3▼a)に基づいて、前記オーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102を作成して注文情報格納装置333に格納する。またこの時、注文情報送信手段316は前記注文情報格納装置から該注文情報を受信して提供装置102に該注文データを送信する。ここでは前記注文情報送信手段316は前記メールソフトで読み取り可能なデータとして前記注文装置102に注文データを送信する。
【0133】
<注文属性▲3▼bの処理>
ステップS0607において注文属性決定手段が該注文の注文属性を▲3▼bと判断した場合、ステップS0626に進む。
【0134】
ステップS0626においては、該注文に対して利用者が所望する請求書の送付先情報を記入する画面が表示され、そこには該利用者の氏名、生年月日、性別、会社名、請求書送付先住所、連絡先電話番号、電子メールアドレスを入力する為の入力フィールドが用意されている。またその入力フィールドの下には“次に進む”ボタン、“キャンセル”ボタンが用意されており、“次に進む”ボタンを押下すると次ステップS0627に進み、“キャンセル”ボタンを押下すると注文処理は終了する。
【0135】
ステップS0627においては、注文確認画面が表示される。ここでは該注文画像のサムネイル画像、画像ID、提供者名、画像価格情報、課金属性(この場合、請求書と表示される)、ダウンロード方法(この場合、提供者承認後ダウンロード可能と表示される)を表示する。また該注文の内容を確認する文言も表示され、そこには“この内容で購入する”ボタンと“いいえ内容を変更する”ボタンを用意しておき、利用者が“この内容で購入する”ボタンを押した場合は次ステップS0628に進み、“いいえ内容を変更する”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0136】
ステップS0628では、利用者が注文を続けるか終了するかを選択する画面を表示する。そこには“注文を終了する”ボタンと“注文を続ける”ボタンとを用意し、利用者が“注文を終了する”ボタンを押した場合は次ステップS0629に進み、“注文を続ける”ボタンを押した場合は前記ステップS0511のMyトレイ画面表示に戻るようにする。
【0137】
ステップS0629においては、ステップS0628で該注文が終了すると、注文受注手段314は注文IDを発番し、注文属性決定手段315が決定した注文属性(この場合▲3▼b)に基づいて、前記オーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102を作成して注文情報格納装置333に格納する。またこの時、注文情報送信手段316は前記注文情報格納装置から該注文情報を受信して提供装置102に該注文データを送信する。ここでは前記注文情報送信手段316は前記メールソフトで読み取り可能なデータとして前記注文装置102に注文データを送信する。
【0138】
<注文属性決定処理>
図7においては、本発明に係るサーバ装置における注文属性決定処理のデータ処理手順を示すフローチャートであり、図3に示したセンターサーバ101の注文属性決定手段315の処理手順に対応する。
【0139】
注文属性決定手段315は、前記画像属性、前記顧客属性と前記課金属性から注文属性を決定する。まず図7のステップS0701において注文属性決定手段315は、注文受注手段314を介して該注文の画像IDを元に該画像情報を画像情報格納装置331内の画像情報テーブル402の画像属性から参照して、該注文の販売用画像データが前記画像情報格納装置331に格納されているかどうかを検索する。その結果、該画像の画像属性が“Y(販売用画像が画像情報格納装置に存在する)”であった場合、次ステップS0702に進み、前記結果、該画像の画像属性が“N(販売用画像が画像情報格納装置に存在しない)”であった場合、後述のステップS0704に進む。
【0140】
ステップS0702においては、前記注文属性決定手段315は該注文の顧客情報を、注文受注手段314を介して顧客IDを元に顧客情報格納装置330から参照し、該利用者が該注文画像の提供者に対して法人会員かどうかを検索する。該利用者が該注文画像の提供者に対して法人会員となっていた場合、該注文属性は“▲1▼”となり、図6において前記ステップS0608に進む。ステップS0702において該注文画像の提供者に対して該利用者が法人会員でない場合は、次ステップS0703に進む。
【0141】
ステップS0703において、前記注文属性決定手段315は注文受注手段314から該利用者が選択した該課金属性を参照し、利用者が該注文に対してクレジットカードでの支払いを選択していた場合、課金属性は“CC”となり該注文属性は“▲1▼”となり、図6において前記ステップS0608に進む。
【0142】
前記ステップS0703において、該注文に対する該利用者が選択した支払方法が請求書であった場合、前記課金属性は“Bill”となり該注文属性は“▲3▼a”となり、図6において前記ステップS0622に進む。
【0143】
前記ステップS0701において、前記画像属性が“N”であった場合、ステップS0704に進む。
【0144】
ステップS0704においては、前記ステップS0702と同様に、前記注文属性決定手段315は該注文の顧客情報を、注文受注手段314を介して顧客IDを元に顧客情報格納装置330から参照し、該利用者が該注文画像の提供者に対して法人会員かどうかを検索する。該利用者が該注文画像の提供者に対して法人会員となっていた場合、該注文属性は“▲2▼”となり、図6において前記ステップS0618に進む。ステップS0704において該注文画像の提供者に対して該利用者が法人会員でない場合は、次ステップS0705に進む。
【0145】
ステップS0705においては、前記ステップS0703と同様に、前記注文属性決定手段315は注文受注手段314から該利用者が選択した該課金属性を参照し、利用者が該注文に対してクレジットカードでの支払いを選択していた場合、課金属性は“CC”となり該注文属性は“▲2▼”となり、図6において前記ステップS0618に進む。
【0146】
前記ステップS0705において、該注文に対する該利用者が選択した支払方法が請求書であった場合、前記課金属性は“Bill”となり該注文属性は“▲3▼b”となり、図6において前記ステップS0626に進む。
【0147】
ここで前記各注文属性の意味するところは以下のとおりである。
【0148】
注文属性=▲1▼:利用者は注文した画像を注文終了後すぐにダウンロードすることが出来る。この場合、該利用者に対する該注文の提供者は既に顧客登録手段310において法人会員として承認しているので、該利用者の注文に対して承認処理は行う必要はない。
【0149】
注文属性=▲2▼:画像情報格納装置331に該注文の販売用画像データがない為、該利用者は前記DLキーを受信した後、注文装置を操作してダウンロード処理をして該注文の販売用画像データをダウンロードすることが出来る。この場合、該利用者に対する該注文の提供者は既に顧客登録手段310において法人会員として承認しているので、該利用者の注文に対して承認処理は行う必要はないが、販売用画像が前記画像情報格納装置331に保存されていない為、提供者が該販売用画像データを前記画像登録手段319で登録し、前記DLキーデータ送信手段321が該利用者に前記DLキーを送信した後、該利用者がDLキーを元に注文装置103を操作して画像データのダウンロード処理を行い該画像データをダウンロードする必要がある。
【0150】
注文属性=▲3▼a:注文に対して提供者が承認した後、該利用者に前記DLキーを送信する。該利用者は注文装置を操作してDLキーを使いダウンロード処理をすることで、該注文の販売用画像データをダウンロードすることが出来る。この場合、該注文に対する利用者の信用を前もって確認できていない為、該提供者は該注文に対して利用者の承認処理を行った後に前記DLキーを該利用者に発行する手順をふむ必要がある。一方、画像属性は“Y”であるので、該注文に対して提供者は販売用画像を登録する必要はない。
【0151】
注文属性=▲3▼b:注文に対して提供者が承認した後に該注文の販売用画像を画像登録手段319によって画像情報格納装置331に登録し、さらに該利用者に前記DLキーを送信する。該利用者は注文装置を操作してDLキーを使いダウンロード処理をすることで、該注文の販売用画像データをダウンロードすることが出来る。この場合、該注文に対する利用者の信用を前もって確認できていない為、該提供者は該注文に対して利用者の承認処理を行った後に前記DLキーを該利用者に発行する手順をふむ必要がある。さらに該注文の販売用画像が前記画像情報格納装置331に保存されていない為、該提供者は該販売用画像データを前記画像登録手段319で登録する必要がある。
【0152】
<提供者の処理>
図8は、本発明に係るサーバ装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図3に示したセンターサーバ101の注文検索手段317、注文承認手段318、画像登録手段319、DLキーデータ送信手段321の処理手順に対応する。なお、S0801〜S0832は各ステップを示す。
【0153】
また、注文検索手段317、注文承認手段318、画像登録手段319、DLキーデータ送信手段321はいずれもインターネットサーバ300によって起動されるプログラムであり、提供者が提供装置102のデータ閲覧手段303を用いて指示することにより、該指示入力がデータ閲覧手段303、インターネット105を介してインターネットサーバ300に伝送され、インターネットサーバ300によって起動される。同様に、各処理手段の出力は、インターネットサーバ300、インターネット105を介して提供装置102のデータ閲覧手段303に送信され、提供装置102のCRT207上に表示される。ただし、以下の説明では、簡便のために前記送受信部分は省略し、単に「画面に表示する」等の記述にする。
【0154】
先ず、ステップS0801において、提供者が提供装置102のデータ閲覧手段303に対して入力したURLに従って動作された注文検索手段317は、提供者を識別するために、提供者の提供者IDとパスワードの入力を求める画面(以下、ログイン画面と記す)を表示する。該画面には、提供者が識別認証を依頼するためのボタン(以下、OKボタンと記す)も表示する。
【0155】
注文検索手段317は、ログイン画面で入力された提供者IDをキーに提供元情報格納装置332を検索し、該提供者IDのレコードが提供元情報格納装置332に存在し、かつ該レコードのパスワードが入力されたパスワードと一致するかどうかを調べる。前記照合が一致した場合は、提供者の識別認証に成功したものとしてステップS0802へ、該当するレコードが存在しない、またはパスワードが異なる場合はエラーメッセージを表示してステップS0801を再度行う。また識別認証に成功した提供者IDは保存データ領域に記憶する。
【0156】
ステップS0802において、注文検索手段317は、提供者が処理を選択するためのメニュー画面(以下、提供者メニュー画面と記す)を作成して表示する。前記メニュー画面には、以下のメニュー(1)〜(4)(処理済注文表示,新規注文表示,画像登録画面表示,終了)を表示し、提供者がクリック等の指示入力により選択可能にしておく。
【0157】
ステップS0803において、注文検索手段317は、ステップS0802で表示した提供者メニュー画面に対して提供者が選択入力したメニューを調べ、メニュー(1)の処理済注文表示であればステップS0804へ、メニュー(2)の新規注文表示であればステップS0805へ、メニュー(3)の画像登録画面表示であればステップS0806へ、メニュー(4)の終了であればステップS0808へ進む。
【0158】
ステップS0804における処理は、操作中の提供者が注文承認を行い、ダウンロード可能またはダウンロード済の注文の一覧画面(以下、処理済注文一覧画面と記す)を表示する処理であり、先ず、注文検索手段317は、注文情報格納装置333を調べ、サブオーダーテーブル1102の提供者IDがステップS0801で保存データ領域に記録した提供者IDと一致し、かつ承認ステータスが「承認済」かつ課金処理ステータスが「処理済」であり、かつ画像属性が「Y」のサブオーダーレコードを全て抽出し、RAM202上に読み込む。以下、前記のRAM202に読み込まれたサブオーダーレコードを処理済注文表示用レコードと記す。
【0159】
次に、各処理済注文表示用レコードの注文IDをキーに、注文情報格納装置333のオーダーテーブル1101を検索し、該当するオーダーレコードの内容を処理済注文表示用レコードに付加する。さらに、各処理済注文表示用レコードの、上記処理で付加した顧客IDをキーに顧客情報格納装置330を検索し、該当する顧客情報レコードの氏名を抽出して、処理済注文表示用レコードに付加する。
【0160】
次に、上記処理で作成した処理済注文表示用レコードの、注文ID、画像ID、該当するオーダーレコードのステータス及び利用者の氏名等の各項目を、一覧形式に編集して画面データを作成する。さらに、該処理済注文表示用レコードの提供者IDと画像IDをキーに画像情報格納装置331の画像ファイルテーブル403から該画像のサムネイル画像ファイルのパス名を抽出し、前記画面データの一覧内の各行に、該当する画像のサムネイルイメージが表示されるようにする。
【0161】
そして、前記画面データを基に処理済注文一覧画面を表示する。画面の最上部または最下部には、「戻る」ボタンも配置し、「戻る」ボタンがクリックされた時にはステップS0802へ戻るようにしておく。
【0162】
ステップS0805において、本ステップの処理は、操作中の提供者の注文承認を必要とする注文の一覧画面(以下、未処理注文一覧画面と記す)を表示する処理である。
【0163】
注文検索手段317は、注文情報格納装置333を調べ、サブオーダーテーブル1102の提供者IDがステップS0801で保存データ領域に記録した提供者IDと一致し、かつ承認ステータスが「未承認」もしくは「承認不要」のサブオーダーレコードを全て抽出し、RAM202上に読み込む。以下、前記のRAM202に読み込まれたサブオーダーレコードを注文表示用レコードと記す。
【0164】
次に、各注文表示用レコードの注文IDをキーに、注文情報格納装置333のオーダーテーブル1101を検索し、該当するオーダーレコードの内容を注文表示用レコードに付加する。さらに、各注文表示用レコードの、上記処理で付加した顧客IDをキーに顧客情報格納装置330を検索し、該当する顧客情報レコードの氏名を抽出して、注文表示用レコードに付加する。
【0165】
次に、上記処理で作成した注文表示用レコードの、注文ID、画像ID、画像属性、及び利用者の氏名等の各項目を、一覧形式に編集して画面データを作成する。
【0166】
さらに、該注文表示用レコードの提供者IDと画像IDをキーに画像情報格納装置331の画像ファイルテーブル403から該画像のサムネイル画像ファイルのパス名を抽出し、前記画面データの一覧内の各行に、該当する画像のサムネイルイメージが表示されるようにする。
【0167】
また、一覧内の各行に、該当するサブオーダーに対する処理を選択して起動のための指示入力を行うためのボタン群を配置する。ここでは、以下の注文属性▲1▼(1)、注文属性▲2▼(2)、注文属性▲3▼a(3)、注文属性▲3▼b(4)を起動するためのボタン群を配置する。
【0168】
最後に前記画面データを基に未処理注文一覧画面を提供装置102上に表示する。その際、未処理注文一覧画面の最上部または最下部には、「戻る」ボタンも配置する。なお、前記の注文表示用レコードは保存データ領域に記録しておく。
【0169】
ステップS0809においては、注文検索手段317は、ステップS0805で表示した未処理注文一覧画面に対して、提供者が選択入力した、すなわちクリックしたボタンの内容を調べ、注文属性▲1▼であればステップS0810へ、注文属性▲2▼であればステップS0813へ、注文属性▲3▼aであればステップS0818へ、注文属性▲3▼bであればステップS0824へ進む。またこの際、注文検索手段317は前記注文表示用レコードに対して、注文属性をキーに検索し、それぞれの注文属性の一覧を提供装置102に表示するとともに、それぞれの注文属性の一覧データレコードを前記保存データ領域に記録しておく。
【0170】
ステップS0810においては、注文検索手段317は、前記ステップS0809の注文表示用レコードに対して注文属性をキーに検索して、注文属性が「▲1▼」であるものを表示する。(以下、注文属性▲1▼一覧画面または注文属性▲1▼一覧データレコードと記す。)注文属性▲1▼一覧画面の各注文情報にはチェックボックスが配置され、任意の注文情報を選択することが出来るようにする。また注文属性▲1▼一覧画面には“課金処理”ボタンを配置し、ボタンをクリックすると次ステップS0811に進む。
【0171】
ステップS0811においては、注文検索手段317は、ステップS0810で保存データ領域に記録した注文属性▲1▼一覧データレコードから、利用者がチェックした注文情報のみを表示用データとして編集し、提供装置102上に表示する。以下、該画面を課金処理画面と記す。
【0172】
前記注文属性▲1▼一覧データレコードの課金属性が「CC(クレジットカード)」のものに対しては前記ステップS0610、S0611で課金処理が済んでいるが、課金属性が「Bill(請求書)」のものに対しては、提供者はオフラインで請求書を発行する処理を実行する。課金処理画面には「課金処理済」ボタンを配置し、提供者は課金処理が済んだ注文に対して課金処理済ボタンを押下し課金処理を終了する。課金処理済ボタンを押下すると注文承認手段318は前記注文表示用レコードに対して、課金処理を終了した注文IDをキーにして、注文情報格納装置333のオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」に書きかえる。さらに前記注文承認手段318は該注文IDに対してDLキーデータを発行し、該オーダーテーブル1101のDLキーに書き込む。
【0173】
DLキーデータは利用者の注文した該画像のダウンロードに必要な該注文の識別子,該注文に対する利用者の認証識別子およびダウンロード用URLのことである。
【0174】
次にステップS0812においては、前記ステップS0811において提供者がオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」にした注文に対して、DLキーデータ送信手段321は注文情報格納装置333から該注文の顧客IDをキーに顧客の電子メールアドレスを検索し、そのアドレスに向けて前記DLキーを送信する。
【0175】
前記ステップS0812において、DLキーを送信すると、前記ステップS0802の提供者メニュー画面に戻るようにする。
【0176】
ステップS0813においては、注文検索手段317は、ステップS0809で保存データ領域に記録した注文属性▲2▼一覧データレコードの内容を表示用データとして編集し、提供装置102上に表示する(以下、注文属性▲2▼一覧画面もしくは注文属性▲2▼一覧データレコードと記す。)。
【0177】
注文属性▲2▼一覧画面の各注文情報にはチェックボックスが配置され、任意の注文情報を選択することが出来るようにする。また注文属性▲2▼一覧画面の各注文情報にはチェックボックスが配置され、任意の注文情報を選択することが出来るようにする。また注文属性▲2▼一覧画面には“販売用画像登録”ボタンを配置し、提供者がボタンをクリックすると次ステップS0814に進むようにする。
【0178】
ステップS0814においては、提供者が販売用画像データを登録したい注文のチェックボックスにチェックして前記“販売用画像登録”ボタンを押下すると、まず画像登録手段319は、該注文表示用レコードの提供者IDと画像IDをキーに、画像情報格納装置331の画像情報テーブル402を検索して、該当する画像情報テーブルの内容を提供装置102上で表示する。以下、該画面を販売用画像登録画面と記す。
【0179】
ステップS0815では、ステップS0814で表示した販売用画像登録画面で、提供者が提供装置102の元画像格納装置340内の販売用画像ファイルのパス名を入力し、「送信」ボタンをクリックすると、データ閲覧手段303は該販売用画像ファイルデータをセンターサーバ101に送信する。
【0180】
画像登録手段319は、前記販売用画像ファイルの内容と、販売用画像登録画面中の入力フィールドに提供者が入力した、保存期間を受信する。受信した販売用画像ファイルデータは、該注文の画像IDを基に画像格納装置331の画像データファイル群401内で一意のパス名を生成し、画像データファイルとして画像データファイル群401内に格納する。
【0181】
次に、ステップS0813で保存データ領域に記録した注文属性▲2▼一覧データレコードの注文IDと、提供者IDと画像IDをキーに、注文情報格納装置333のサブオーダーテーブル1102を検索し、該当するサブオーダーレコードの画像属性を「Y」に更新する。
【0182】
次に、提供者IDと画像IDをキーに、サブオーダーテーブル1102を再度検索し、該当するサブオーダーレコードを全て調べ、該当するサブオーダーレコードの画像属性が全て「Y」であった場合は、該注文に対しての課金処理ステップS0816に進むようにする。
【0183】
ステップS0816においては、注文検索手段317は前記注文属性▲2▼一覧データレコードに対して画像属性が「Y」のものを検索し、提供装置102に表示する(以下、該画面を課金処理画面と記す。)。
【0184】
前記注文属性▲2▼一覧データレコードの課金属性が「CC(クレジットカード)」のものに対しては前記ステップS0620、S0621で課金処理が済んでいるが、課金属性が「Bill(請求書)」のものに対しては提供者はオフラインで請求書を発行する処理を実行する。
【0185】
また、課金処理画面には「課金処理済」ボタンを配置し、提供者は課金処理が済んだ注文に対して課金処理済ボタンを押下し課金処理を終了する。課金処理済ボタンを押下すると注文承認手段318は前記注文表示用レコードに対して、課金処理を終了した注文IDをキーにして、注文情報格納装置333のオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」に書きかえる。さらに前記注文承認手段318は該注文IDに対してDLキーデータを発行し、該オーダーテーブル1101のDLキーに書き込む。
【0186】
次にステップS0817においては、前記ステップS0816において提供者がオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」にした注文に対して、DLキーデータ送信手段321は注文情報格納装置333から該注文の顧客IDをキーに顧客の電子メールアドレスを検索し、そのアドレスに向けて前記DLキーを送信する。
【0187】
前記ステップS0817において、DLキー処理が終了すると、前記ステップS0802の提供者メニュー画面に戻る。
【0188】
ステップS0818においては、注文検索手段317は、ステップS0809で保存データ領域に記録した注文属性▲3▼a一覧データレコードの内容を表示用データとして編集し、提供装置102上に表示する(以下、注文属性▲3▼a一覧画面もしくは注文属性▲3▼a一覧データレコードと記す。)。
【0189】
注文属性▲3▼a一覧画面の各注文情報にはチェックボックスが配置され、任意の注文情報を選択することが出来るようにする。また注文属性▲3▼a一覧画面には“注文承認”ボタンを配置し、提供者が前記チェックボックスにチェックを付け、“注文承認”ボタンをクリックすると次ステップS0819に進むようにする。
【0190】
ステップS0819においては、注文検索手段317は、ステップS0818で保存データ領域に記録した注文属性▲3▼a一覧データレコードから、利用者がチェックした注文情報のみを表示用データとして編集し、提供装置102上に表示する。(以下、該画面を注文承認画面と記す。)またこの際、注文検索手段317は前記注文属性▲3▼a一覧データレコードに対して、提供者がチェックした注文情報の一覧を提供装置102に表示するとともに、それぞれの注文情報の一覧データレコードを前記保存データ領域に記録しておく。
【0191】
また、注文承認画面には「承認」ボタンと「非承認」ボタンを配置する。
【0192】
ステップS0820において提供者が承認ボタンを押した場合は次ステップS0821に進み、非承認ボタンを押した場合は後述するステップS0832に進むようにする。
【0193】
ステップS0821においては、注文承認手段318は、ステップS0819で保存データ領域に記録した承認対象レコードの注文IDと、提供者IDと、画像IDをキーに、注文情報格納装置333のサブオーダーテーブル1102を検索し、該当するサブオーダーレコードの承認ステータスを「承認済」に更新する。
【0194】
次に、該オーダーIDをキーにサブオーダーテーブル1102を再度検索し、該当するサブオーダーレコードを全て調べ、該当するサブオーダーレコードの承認ステータスが全て「承認済」であった場合は、該サブオーダーレコードのオーダーIDでオーダーテーブル1101を検索し、該当するオーダーレコードの承認ステータスを「承認済」に更新する。
【0195】
次にステップS0822において、注文承認手段318は、前記注文情報格納装置333のサブオーダーテーブル1102の「承認ステータス」が「承認済」に変更された該注文IDをキーに前記注文属性▲3▼a一覧データレコードを検索し、該注文情報の一覧データレコードを提供装置102に表示する。(以下、該画面を課金処理画面と記す。)前記注文属性▲3▼a一覧データレコードの課金属性はすべて「Bill(請求書)」であり、提供者はオフラインで請求書を発行する処理を実行する。また課金処理画面には「課金処理済」ボタンを配置し、提供者は課金処理が済んでいる注文に対して課金処理済ボタンを押下し課金処理を終了する。課金処理済ボタンを押下すると注文承認手段318は前記注文表示用レコードに対して、課金処理を終了した注文IDをキーにして、注文情報格納装置333のオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」に書きかえる。さらに前記注文承認手段318は該注文IDに対してDLキーデータを発行し、該オーダーテーブル1101のDLキーに書き込む。
【0196】
次にステップS0823においては、前記ステップS0822において提供者がオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」にした注文に対して、DLキーデータ送信手段321は注文情報格納装置333から該注文の顧客IDをキーに顧客の電子メールアドレスを検索し、そのアドレスに向けて前記DLキーを送信する。
【0197】
前記ステップS0823において、DLキー処理が終了すると、前記ステップS0802の提供者メニュー画面に戻るようにする。
【0198】
ステップS0832においては前記ステップS0820で提供者が「非承認」を選択した注文に対して、注文承認手段318は前記注文属性▲3▼a一覧データレコードから提供者が非承認を選択した注文IDを基に顧客情報格納装置330を検索し、該利用者に対して該注文に対して提供者が承認しなかった旨の通知を、該利用者のメールアドレスに対して送信する。前記通知の送信処理が終了すると、ステップS0802に戻るようにする。
【0199】
ステップS0824においては、注文検索手段317は、ステップS0809で保存データ領域に記録した注文属性▲3▼b一覧データレコードの内容を表示用データとして編集し、提供装置102上に表示する。(以下、注文属性▲3▼b一覧画面もしくは注文属性▲3▼b一覧データレコードと記す。)
注文属性▲3▼b一覧画面の各注文情報にはチェックボックスが配置され、任意の注文情報を選択することが出来るようにする。また注文属性▲3▼b一覧画面には“注文承認”ボタンを配置し、提供者が前記チェックボックスにチェックを付け、“注文承認”ボタンをクリックすると次ステップS0825に進むようにする。
【0200】
ステップS0825においては、注文検索手段317は、ステップS0824で保存データ領域に記録した注文属性▲3▼b一覧データレコードから、利用者がチェックした注文情報のみを表示用データとして編集し、提供装置102上に表示する。(以下、該画面を注文承認画面と記す。)またこの際、注文検索手段317は前記注文属性▲3▼b一覧データレコードに対して、提供者がチェックした注文情報の一覧を提供装置102に表示するとともに、それぞれの注文情報の一覧データレコードを前記保存データ領域に記録しておく。
【0201】
また、注文承認画面には「承認」ボタンと「非承認」ボタンを配置する。
【0202】
ステップS0826において提供者が承認ボタンを押した場合は次ステップS0827に進み、非承認ボタンを押した場合は前記ステップS0832に進むようにする。
【0203】
ステップS0827においては、注文承認手段318は、ステップS0825で保存データ領域に記録した承認対象レコードの注文IDと、提供者IDと、画像IDをキーに、注文情報格納装置333のサブオーダーテーブル1102を検索し、該当するサブオーダーレコードの承認ステータスを「承認済」に更新する。
【0204】
次に、該オーダーIDをキーにサブオーダーテーブル1102を再度検索し、該当するサブオーダーレコードを全て調べ、該当するサブオーダーレコードの承認ステータスが全て「承認済」であった場合は、該サブオーダーレコードのオーダーIDでオーダーテーブル1101を検索し、該当するオーダーレコードの承認ステータスを「承認済」に更新する。
【0205】
ステップS0828においては、次に注文承認手段318は、前記注文情報格納装置333のサブオーダーテーブル1102の「承認ステータス」が「承認済」に変更された該注文IDをキーに前記注文属性▲3▼b一覧データレコードを検索し、該注文情報の一覧データレコードを提供装置102に表示する。(以下、該画面を販売画像登録処理画面と記す。)
ステップS0829では、ステップS0828で表示した販売用画像登録画面で、提供者が提供装置102の元画像格納装置340内の販売用画像ファイルのパス名を入力し、「送信」ボタンをクリックすると、データ閲覧手段303は該販売用画像ファイルデータをセンターサーバ101に送信する。
【0206】
画像登録手段319は、前記販売用画像ファイルの内容と、販売用画像登録画面中の入力フィールドに提供者が入力した、保存期間を受信する。受信した販売用画像ファイルデータは、該注文の画像IDを基に画像格納装置331の画像データファイル群401内で一意のパス名を生成し、画像データファイルとして画像データファイル群401内に格納する。
【0207】
次に、ステップS0825で保存データ領域に記録した注文一覧データレコードの注文IDと、提供者IDと画像IDをキーに、注文情報格納装置333のサブオーダーテーブル1102を検索し、該当するサブオーダーレコードの画像属性を「Y」に更新する。
【0208】
次に、提供者IDと画像IDをキーに、サブオーダーテーブル1102を再度検索し、該当するサブオーダーレコードを全て調べ、該当するサブオーダーレコードの画像属性が全て「Y」であった場合は、該注文に対しての課金処理ステップS0830に進むようにする。
【0209】
ステップS0830においては、注文検索手段317は前記注文属性▲3▼b一覧データレコードに対して画像属性が「Y」のものを検索し、提供装置102に表示する。(以下、該画面を課金処理画面と記す。)
前記注文属性▲3▼b一覧データレコードの課金属性はすべて「Bill(請求書)」であり、提供者はオフラインで請求書を発行する処理を実行する。また課金処理画面には「課金処理済」ボタンを配置し、提供者は課金処理が済んでいる注文に対して課金処理済ボタンを押下し課金処理を終了する。課金処理済ボタンを押下すると注文承認手段318は前記注文表示用レコードに対して、課金処理を終了した注文IDをキーにして、注文情報格納装置333のオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」に書きかえる。さらに前記注文承認手段318は該注文IDに対してDLキーデータを発行し、該オーダーテーブル1101のDLキーに書き込む。
【0210】
次にステップS0831においては、前記ステップS0830において提供者がオーダーテーブル1101およびサブオーダーテーブル1102の課金処理ステータスを「処理済」にした注文に対して、DLキーデータ送信手段321は注文情報格納装置333から該注文の顧客IDをキーに顧客の電子メールアドレスを検索し、そのアドレスに向けて前記DLキーを送信する。
【0211】
前記ステップS0831において、DLキー処理が終了すると、前記ステップS0802の提供者メニュー画面に戻るようにする。
【0212】
ステップS0832においては前記ステップS0820で提供者が「非承認」を選択した注文に対して、注文承認手段318は前記注文属性▲3▼a一覧データレコードから提供者が非承認を選択した注文IDを基に顧客情報格納装置330を検索し、該利用者に対して該注文に対して提供者が承認しなかった旨の通知を、該利用者のメールアドレスに対して送信する。前記通知の送信処理が終了すると、ステップS0802に戻るようにする。
【0213】
ステップS0806においては、画像登録手段319は、以下の項目(1)〜(10)を入力するためのフィールド類と、登録処理を指示入力する「登録」ボタンを含む画面(以下、画像登録画面と記す)を作成して提供装置102で表示する。
【0214】
なお、項目(1)は画像IDとし、項目(2)はタイトルとし、項目(3)はキャプションとし、(4)は価格(複数のサイズ毎に入力フィールドを設ける)とし、項目(5)は画像の保存期間とし、項目(6)は低解像度画像ファ
イルのパス名とし、項目(7)はカテゴリとし、項目(8)はキーワード(例えばスペース文字を区切り文字として、複数入力可能にする)とする。
【0215】
なお、前記項目(6)の低解像度画像ファイルのパス名は、提供者が該画像の低解像度画像をセンターサーバ101に送信するために、提供装置102上の低解像度画像ファイルのパス名を指示入力するフィールドであり、表示用に作成するHTML内では、「登録」ボタンがクリックされたら前記低解像度画像ファイルのパス名フィールドで指定されたファイルの内容をセンターサーバ101に送信するよう、データ閲覧手段303に指示する記述を行っておく。
【0216】
ステップS0807において、ステップS0806で表示した画像登録画面で、提供者が提供装置102の元画像格納装置340内の低解像度画像ファイルのパス名を入力し、「登録」ボタンをクリックすると、データ閲覧手段303は低解像度画像ファイルデータをセンターサーバ101に送信する。
【0217】
画像登録手段319は、前記低解像度画像ファイルの内容と、画像登録画面中の各入力フィールドに提供者が入力した値を受信する。この時、少なくとも画像IDが入力されていない場合はエラーメッセージを表示し、ステップS0806へ戻るものとする。また、入力された画像IDと、ステップS0801で入力された提供者IDとをキーに画像格納装置331の画像情報テーブルを検索し、該当する画像情報レコードが存在する場合にも、エラーメッセージを表示し、ステップS0806へ戻るものとする。
【0218】
次に、保存データ領域に記録した提供者IDと、画像登録画面の各入力フィールドに提供者が入力した各値を基に新規の画像情報レコードと、カテゴリ検索レコードと、キーワード検索レコードを編集し、それぞれ画像情報テーブル402、カテゴリ検索テーブル404、キーワード検索テーブル405に追加する。
【0219】
また、受信した低解像度画像ファイルデータは、入力された画像ID等を基に画像格納装置331の画像データファイル群401内で一意のパス名を生成し、画像データファイルとして画像データファイル群401内に格納し、さらに該低解像度画像ファイルを基に該画像のサムネイル画像ファイルを作成し、低解像度画像ファイルと同様に一意のパス名を生成して画像データファイル群401内に格納する。
【0220】
次に、前記の2つのパス名と、入力された提供者ID、画像IDを基に、夫々タイプは低解像度、サムネイルとして、画像ファイルテーブル403に追加する。以上の処理終了後、ステップS0802に戻るようにする。
【0221】
ステップS0808は、注文検索手段317は画像情報テーブル402を検索して保存期間が満了した画像の削除を行う処理であり、注文検索手段317は、画像情報格納装置331の画像情報テーブル402の全レコードを調べ、最終使用日から図4に示した画像情報テーブル中の保存期間を経過している、すなわち保存期間が満了している画像情報レコードを抽出し、RAM202上に処理対象画像レコードリストとして記録する。
【0222】
次に、処理対象画像レコードリストの各処理対象画像レコードに対し、該処理対象画像レコードの提供者IDと画像IDをキーに注文情報格納装置333のサブオーダーテーブル1102を検索し、該当するサブオーダーレコードが存在しなければ、該処理対象レコードを処理対象レコードリストから削除する。
【0223】
次に、処理対象画像レコードリストの各処理対象画像レコードに対し、以下の処理を行う。該処理対象画像レコードの保存期間が満了していた場合には、該処理対象画像レコードの提供者IDと画像IDをキーに、画像ファイルテーブル403から販売用の画像ファイルレコードを検索し、該当する画像ファイルレコードが存在すれば、該レコードのパス名で示される画像ファイルを画像データファイル群401より削除すると共に、該画像ファイルレコードを画像ファイルテーブル403より削除する。次に、該処理対象レコードの提供者IDと画像IDをキーに、画像情報テーブル402、カテゴリ検索テーブル404、キーワード検索テーブル405を検索し、該当するレコードを夫々全て削除する。
【0224】
<利用者の処理3>
図9は本発明に係る、利用者が注文した画像を前記センターサーバ101からダウンロードする処理手順の一例を示すフローチャートであり、図3に示した画像ダウンロード手段320に対応する。
【0225】
前記ステップS0812、S0817、S0823、S0831においてDLキーデータ送信手段321が送信したDLキーデータは、注文装置103のデータ受信手段304が受信し、該注文を発注した利用者はDLキーデータを確認することが可能となる。
【0226】
ステップS0901において、まず該利用者は注文装置103上でデータ閲覧手段301を起動する。一般的にはMicrosoft社InternetExploreなどのプログラムを起動する。
【0227】
ステップS0902において、利用者が前記データ受信手段304が受信したDLキーデータの内、ダウンロード用URLを前記データ閲覧手段301に入力すると、画像ダウンロード手段320は販売用画像データをダウンロードする為の画面(以下、画像ダウンロード画面と記す。)を表示する。該画面には、DLキーデータを入力するための“注文ID入力フィールド”、“DLキー入力フィールド”および“OK”ボタンを配置する。
【0228】
ステップS0903において、利用者が前記画像ダウンロード画面上の注文ID入力フィールドおよびDLキー入力フィールドに、前記受信したDLキーデータに書かれた文字列を入力しOKボタンを押下すると、次ステップS0904に進む。
【0229】
ステップS0904においては、画像ダウンロード手段320は、入力された注文ID、DLキーを基に注文情報格納装置333内のオーダーテーブルを検索し、入力された注文IDが存在するか、入力されたDLキーは該注文IDに対して正しいかを調査し、注文IDが存在しない場合もしくはDLキーが正しくない場合はステップS0903に戻るようにする。
【0230】
前記入力された注文IDが存在しかつDLキーが正しい場合、画像ダウンロード手段320は該注文IDを基に画像情報格納装置331内の画像ファイルテーブル403のパスを参照し、該販売用画像を画像情報格納装置331から該利用者の注文装置103に送信する。さらに画像ダウンロード手段320は該注文IDを基に注文情報格納装置333内のオーダーテーブルのDLステータスに“DL済”と書き込み終了する。
【0231】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、顧客が登録した会員属性を表す顧客属性と、注文の際選択した支払い方式を示す課金属性と、提供者が販売用画像をセンターサーバに予め登録してあるかを表す画像属性との組合せを注文決定手段が総合的に判断する事により、顧客の信用度に応じて、画像のダウンロードを許諾する判断手段を設けた事により、顧客及び画像提供者にとって信頼度の高い画像ダウンロード仲介サービスを提供する事ができ、コンテンツ流通ビジネスでおける信頼度の高い画像ダウンロード販売の仕組みを提供する事が可能となった。
【0232】
また、本発明によれば、画像がセンターサーバにない場合でも、DLキーを発行する事により、販売用画像をセンターサーバに常に保存しておく必要がなく、コンテンツ画像を、常時保持していなくても、画像ダウンロードサービスを提供する仕組みを実現でき、情報更新の激しいコンテンツ流通ビジネスにおいて、顧客の購入チャンスを逃がさない仕組みを提供する事ができ、かつセンターサーバには、すべての画像ラインナップをそろえる必要がなく、高額な大容量記憶装置が必要ないというメリットも提供できる。
【0233】
また、本発明が提供する様々な注文処理フローを用いる事で、様々が画像ダウンロードサービスの販売形態に対応でき、さらに顧客にとっての最大の利点である注文後、すぐに画像コンテンツをダウンロードできるという仕組みも提供している為、顧客にとっても、画像提供者にとっても、その利用の利便性を上げた事で、インターネットを用いた画像コンテンツ流通ビジネスを拡大する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置実施形態を示すサーバ装置の構成を説明する図である。
【図2】図1に示したサーバ装置の要部構成を説明するブロック図である。
【図3】本発明に係るサーバ装置におけるモジュール構成を説明するブロック図である。
【図4】図3に示した画像情報格納テーブルの内容を説明する為のレイアウト図である。
【図5】本発明に係るサーバ装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係るサーバ装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係るサーバ装置における注文属性決定手段のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係るサーバ装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係るサーバ装置における第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】図3に示した提供元情報格納装置内テーブルの内容の一例を示すレイアウト図である。
【図11】図3に示した注文情報格納装置内テーブルの内容の一例を示すレイアウト図である。
【図12】図3に示した顧客登録手段の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 センターサーバ
102 提供装置
103 注文装置
105 インターネット
201 中央演算装置(CPU)
202 ランダムアクセスメモリ(RAM)
203 リードオンリーメモリ(ROM)
204 ネットワークインターフェース(NETIF)
205 ローカルエリアネットワーク(LAN)
206 ネットワーク接続装置(モデム)
207 表示装置(CRT)
208 ハードディスクドライブ(HDD)
209 入力装置
210 フロッピー(登録商標)ドライブ、CDROMドライブ(FDD,CDROM)
300 インターネットサーバ
301、303 データ閲覧装置
302、304 データ受信装置
310 顧客登録手段
311 画像検索手段
312 顧客認証手段
313 価格計算手段
314 注文受注手段
315 注文属性決定手段
316 注文情報送信手段
317 注文検索手段
318 注文承認手段
319 画像登録手段
320 画像ダウンロード手段
321 DLキーデータ送信手段
330 顧客情報格納装置
331 画像情報格納装置
332 提供元情報格納装置
333 注文情報格納装置
340 元画像格納装置
Claims (2)
- 所定の通信媒体を介してデジタルコンテンツを提供する提供装置と該提供されるコンテンツ情報を注文する注文装置との間のデータ通信を仲介してコンテンツ情報サービスを提供可能なサーバ装置であって、前記コンテンツ情報に対する注文について、コンテンツを注文する利用者の会員属性と、利用者が注文の際に選択した支払方法(課金属性)と、提供者の提供するコンテンツがインターネットに接続されたサーバに常に保存されているか(コンテンツ属性)の3つの要素から、コンテンツを販売する手順を決定する注文属性決定手段と、前記提供者が該注文に対して受注を承認する注文承認手段と、前記利用者が前記提供者によって承認された注文のコンテンツをサーバ装置からダウンロードするコンテンツダウンロード手段を有するサーバ装置。
- 前記注文属性決定手段は、前記会員属性と前記課金属性および前記コンテンツ属性から、該注文のコンテンツを販売する手順を決定することを特徴とし、その手順とは、例えばコンテンツをサーバからダウンロードするタイミングと方法、利用者の注文を提供者が承認するタイミングとその方法を制御する処理方法のことである。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003180662A JP2005018322A (ja) | 2003-06-25 | 2003-06-25 | 様々な属性によるデジタルコンテンツのダウンロード方法の制御 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003180662A JP2005018322A (ja) | 2003-06-25 | 2003-06-25 | 様々な属性によるデジタルコンテンツのダウンロード方法の制御 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2005018322A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021073587A (ja) * | 2021-01-21 | 2021-05-13 | 株式会社Revo | 情報提供システム |
JP7574614B2 (ja) | 2020-11-09 | 2024-10-29 | 大日本印刷株式会社 | 印刷物販売システム、販売用端末、印刷物販売システムにおけるアプリケーション起動方法、及びプログラム |
-
2003
- 2003-06-25 JP JP2003180662A patent/JP2005018322A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7574614B2 (ja) | 2020-11-09 | 2024-10-29 | 大日本印刷株式会社 | 印刷物販売システム、販売用端末、印刷物販売システムにおけるアプリケーション起動方法、及びプログラム |
JP2021073587A (ja) * | 2021-01-21 | 2021-05-13 | 株式会社Revo | 情報提供システム |
JP7178054B2 (ja) | 2021-01-21 | 2022-11-25 | 株式会社Revo | 情報提供システム |
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