JP2005017961A - Method and device for sealing hole of liquid crystal display cell - Google Patents
Method and device for sealing hole of liquid crystal display cell Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005017961A JP2005017961A JP2003186015A JP2003186015A JP2005017961A JP 2005017961 A JP2005017961 A JP 2005017961A JP 2003186015 A JP2003186015 A JP 2003186015A JP 2003186015 A JP2003186015 A JP 2003186015A JP 2005017961 A JP2005017961 A JP 2005017961A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal display
- display element
- element cell
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示素子セルの封孔方法および装置に関し、液晶表示素子セルを構成する一対の対向基板のギャップ精度を向上させた液晶表示素子セルの封孔方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例として特開平8−220546号公報(以下、従来技術1という)に記載の封孔方法について説明する。図9は、液晶注入過程における液晶表示素子セル1の厚さ(以下、セル厚さという。)の変化の様子を示す液晶表示素子セル1の断面図である。32は、液晶表示素子セル1内に分散された両基板間のギャップ調整用のスペーサである。
【0003】
図9aは、減圧容器(図示せず)内で減圧(脱気)を完了したとき、図9bは液晶表示素子セル1の封入孔29を液晶ボート33に入ってる液晶34に接触8ディップ)したとき、図9cは減圧容器内をゆっくり大気圧に戻し始めた(リーク開始)直後、図9dは液晶34が液晶表示素子セル1全体の半分程度まで入り込んだとき、図9fは図9eからさらに数分経過したとき、図9gは図9fからさらに数時間経過したときの状態をそれぞれ表している。
【0004】
図9a、図9bの時点では液晶表示素子セル1はかなりでこぼこになっているが、図9cの用に封入孔29を液晶34でふさぎ、減圧容器内のリークを開始すると液晶表示素子セル1の内外の圧力差により上電極基板30,下電極基板31の歪みは強制され液晶表示素子セル1全体のセル厚さが均一となる。
【0005】
図9d、図9e、図9fまでに液晶34が液晶表示素子セル1全体に入り込むが、図9gの時点でも液晶34の入り込みが継続され、さらに上電極基板30,下電極基板31の復元力により液晶34が液晶表示素子セル1に吸入され図9a、図9bの時点で生じていた凸凹が復元されてしまう。
【0006】
このようにギャップが不均一になった液晶表示素子セル1の封入孔29を封孔材で封孔する際に、液晶表示素子セル1の各外面に均一な圧力を加えるために、前記クッション材35として弾性を有する固体材料36の内部に、図10bのように液体・気体の少なくとも一方を密封した(密封された液体層37)構造のクッション材を用いる。
【0007】
次に、特開平7−199203号公報(以下、従来技術2という)に記載の封孔方法について説明する。液晶表示素子セル1の基台40の上に弾性体からなる中空構造加圧体41が一定間隔をおいて複数個固定されている(図11a)。圧力コントローラ42は加圧エアホース39を介して加圧体41を横方向に膨張又は収縮させる(図11b)。加圧体41間に液晶34を注入した液晶表示素子セル1を立ててセットし、圧力コントローラ42を起動して加圧体41を膨張させ、液晶表示素子セル1を両側より押圧する(図11c)。押圧処理が終了すると加圧体41を収縮し、加圧処理を終了する。その後、液晶表示素子セル1を取り外す。
【0008】
また、液晶表示素子セル1の各外側の面に均一な圧力を加えるために、加圧体41は中空構造に液体を流入又は中空部から液体を流出させる。
【0009】
次に、特開平4−147217号公報(以下、従来技術3という)に記載の封孔方法について説明する。図12に記載されている下加圧ベース43上に設置されているOリング45が液晶表示素子セル1の表示領域外に位置している。液晶表示素子セル1を下加圧ベース43と上加圧ベース44とで液晶表示素子セル1を挟持した状態で(図12b)加圧エアホース39を介して凹部に加圧エアを供給すれば、液晶表示素子セル1の両面を加圧することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術1の問題は、液晶表示素子セル1間でギャップがばらついてしまうことである。その理由は、複数個の液晶表示素子セル1とクッション材35を区小河に積層しているため個々のクッション材35に加わる圧力が異なってしまい、個々の液晶表示素子セル35のギャップ制御を均一に行うのが難しいからである。第2の問題点は、生産上(歩留まり上)の問題である。その理由は、弾性を有する固体材料36が液晶表示素子セル表示領域に直接接触するために、ガラスくず等の入り込みで液晶表示素子セル1が破壊されたり、液晶表示素子セル1の表面が汚染されてしまうからである。
【0011】
従来技術2の問題は、装置作成の実現性が乏しいことである。その理由は、弾性体からなる通食う構造の加圧体41自体の作り込み精度(寸法・硬度・弾性係数など)が個々の弾性体からなる中空構造の加圧体41でばらつくことがあれば、液晶表示素子セル1間でギャップ値がばらついてしまうからである。第2の問題点は、生産上(歩留まり上)の問題である。その理由は、弾性体からからなる中空構造の加圧体41が液晶表示素子セル表示領域に直接接触するために、ガラスくず等の入り込みで液晶表示素子セル1が破壊されたり、液晶表示素子セル1の表面が汚染されてしまうからである。
【0012】
従来技術3の問題は、エアリークが発生し、液晶表示素子セル1のギャップ制御が安定して行えないことである。その理由は、Oリング45が液晶表示素子セル1の表示領域外、つまり液晶表示素子セル1外形近くに設置され、エアリークに対して十分なOリング45のシーリング幅がとれないためにエアリークが発生する危険が大きいからである。第2の問題点は、液晶表示素子セル1のギャップがつぶされてしまう危険があることである。その理由は、機械的精度などからOリング45の全周にわたり均一に圧力を加えることが難しいからである。Oリング45が片当たりの状態ではエアリークが発生し液晶表示素子セル1のギャップ制御が行えない。また、エアリークが発生しないようにOリング45に加える圧力を増すと液晶表示素子セル1のギャップがつぶされてしまうからである。第3の問題点は、多品種生産に対応できないことである。その理由は、Oリング45が液晶表示素子セル1の表示領域外、つまり液晶表示素子セル1外形近くに設置されているため、液晶表示素子セル1の外形寸法が異なるとシーリングできなくなるからである。第4の問題点は、複数枚処理が行えないことである。その第1の理由は、複数枚処理(積層処理)の場合、各層毎にシーリング位置のずれを起こしやすいため第1の問題であるエアリークを引き起こし、液晶表示素子セル1間で加圧力がばらつき、液晶表示素子セル1間のギャップ値がばらついてしまうからである。第2の理由は、仮に上記第1の理由を解消したとしても、各層を垂直方向に積層し、加圧しているため重力の影響で最下層と最上層のOリング45に加わる圧力が異なってしまうためである。
【0013】
そこで、本発明は、多数の液晶封入用液晶表示素子セルをきわめて均一な押圧条件の下に同時に多数個作成できる液晶表示素子セル封孔装置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明によれば、液晶表示素子セルの封入孔を封孔する際に、前記液晶表示セルの表示面の両側を気体で加圧する液晶表示素子セルの封孔装置において、液晶表示素子セルの表示領域境界上に位置するOリングと、このOリングをセットするOリング溝とを有し、さらに加圧気体を液晶表示素子セルの表示面と前記Oリングを接触させることでできた密閉空間に導入する導入孔を有する非接触加圧治具を用いて、液晶表示素子セルの表示領域内を加圧気体で加圧することを特徴とする液晶表示素子セルの封孔装置を得ることができる。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、前記非接触加圧治具に液晶表示素子セルのサイズに応じて異なった周長のOリングをセットすることができるOリング溝を有し、前記液晶表示素子セルのサイズに応じて前記Oリングを交換することで多種類のサイズの前記液晶表示素子セルに対応することができることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子セルの封孔装置を得ることができる。
【0016】
請求項3記載の発明によれば、複数個の液晶表示素子セルと、複数個の前記非接触加圧治具とを交互に積層することを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子セルの封孔装置を得ることが出来る。
【0017】
請求項4記載の発明によれば、前記非接触加圧治具に突き当てピンとガイド穴を設けることにより、前記非接触加圧治具を複数積層したときに突き当てピンとガイド穴がかん合し、前記非接触加圧治具が互いに位置ズレすることを防止し、前記液晶表示素子セルと前記Oリングの位置ズレによる加圧気体のリークを防ぐことを特徴とする請求項3記載の液晶表示素子セルの封孔装置をえることができる。
【0018】
請求項5記載の発明によれば、前記液晶表示素子セルと前記Oリングが密着するように前記非接触加圧治具を流体シリンダで押圧及び狭持したときに、突き当てピンとガイド穴の底が接触し、必要以上で強い力でOリングが液晶表示素子セル表示面に押圧することを防止するとともに、Oリング全周にわたり均一な力で液晶表示素子セル表示面に押圧可能なことを特徴とする請求項3記載の液晶表示素子セルの封孔装置をえることができる。
【0019】
請求項6記載の発明によれば、複数枚の前記液晶表示素子セルと前記非接触加圧治具を積層してできる複数の密閉空間それぞれに調整器を設け、加圧気体の圧力を調節可能とすることで、全ての液晶表示セル表示面を所定の圧力で押圧できることを特徴とする請求項3記載の液晶表示素子セルの封孔装置をえることができる。
【0020】
請求項7記載の発明によれば、前記液晶表示素子セル表示面を押圧する加圧気体の圧力を調節する調整器として電子レギュレータを用いることを特徴とする請求項6記載の液晶表示素子セルの封孔装置を得ることができる。
【0021】
請求項8記載の発明によれば、前記液晶表示素子セルと前記非接触加圧治具を積層するためのカセットを有し、予めカセット内に前記液晶表示素子セルと前記非接触加圧治具を積層し、封孔装置の連続稼働を可能とすることを特徴とする請求項3記載の液晶表示素子セルの封孔装置をえることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図1〜5を参照して説明する。図1aは、本実施形態にかかる液晶表示素子セルの加圧装置を有する封孔装置を示す概略正面図で、図1bは図1aのプレス機構9を90°回転させた状態を示す。図2aは図1aの左側面図の一部詳細図、図2bは同様に図1bの左側面図の一部詳細図である。図3は非接触加圧治具2の斜視図で、図3bは図3aを裏側からみた斜視図である。図4は図1の一部詳細図で、図4aは液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を積層した状態を示し、図4bはさらに流体シリンダ10で前記積層した液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を押圧した状態を示す。図5は空気回路を示す模式図である。
【0023】
図1a、図2a、図4aにおいて、プレス機構9内にセットされたカセット8内に液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2とを交互に積層する。このとき、非接触加圧治具とを交互に積層する。このとき、非接触加圧治具2に取りつけられた突き当てピン5とその上に積層する非接触加圧治具2のガイド穴6がかん合し、非接触加圧治具2は互いに位置ずれを起こすことなく積層することができる。積層された液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2は、流体シリンダ10を稼働させることにより流体シリンダ10とプレス機構9との間に挟持される。プレス機構9は回転駆動源によりプレス機構9を90°回転させることができる。なお、回転駆動源として流体シリンダ、電動機などを用いる。プレス機構9を90°回転させると図1b、図2bのようになる。
【0024】
図3に示すように非接触加圧治具2にはOリング3の周長にあわせてOリング溝4が複数箇所設けられている。作業対象となる液晶表示素子セル1の外形寸法に応じた周長のOリング3を、予め非接触加圧治具2のOリング溝4にはめ込んでおく。Oリング溝4はOリング3が液晶表示素子セル1の表示領域28の境界付近に位置するように設けられている。
【0025】
次に流体シリンダ10を更に稼働させると前記積層した液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を押圧する(図4B)。Oリング3は液晶表示素子1とOリング溝4に密着し、液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2の間に、液晶表示素子セル1の表示面を加圧するための密閉空間23を作る。この時突き当てピン5は非接触加圧治具2に設けられたガイド穴6の底に突き当たり、必要以上に強い圧力でOリング3が液晶表示素子セル1に押圧されて液晶表示素子セル1が変形することを防ぐ。
【0026】
図5に示すように非接触加圧治具2には液晶表示素子セル1の表示面を加圧するための加圧気体を送り込む加圧気体ホース39が接続されている。加圧気体は電磁弁25が稼働することにより加圧気体ホース39を介して非接触加圧治具2に導かれ、非接触加圧治具2に設けられた導入孔7から密閉空間23に送り込まれて液晶表示素子セル1の表示面を加圧する。電磁弁25と導入孔7の間には電子レギュレータ24が設けられており、各密閉空間23に送り込む加圧気体の気圧を個々に設定することが出来る。
【0027】
図1に示すように、プレス機構9と流体シリンダ10とで挟持された液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2は回転軸11を介して回転機構12が搭載されている。更に、回転機構は基台13に設置された搬送機構14に搭載されている。搬送機構14は図示していない駆動源を稼働させることによりプレス機構9を移動させることができる。なお、搬送機構14を構成する部品として電動機、ボールネジ、直動ベアリング、ベルト、滑車、流体シリンダなどを用いる。
【0028】
基台13には塗布機構基台15と紫外線照射室21が備えられている。
【0029】
塗布機構基台15にはXYZ装置16が搭載され、XYZ装置16には封孔剤の入った容器17及び容器17の先端にとりつけられた塗布ノズル18が備えられている。なお、封孔剤として紫外線硬化樹脂を用いる。XYZ装置16は3軸直行型ロボットや水平多関節型ロボット、或いはこれらに準ずる機構を持つ物を使用しても良い。XYZ装置16は図示しないXYZコントローラの指令により塗布ノズル18を所定の位置に移動させ、吐出コントローラ19を稼働させる。吐出コントローラ19が稼働すると加圧気体が圧送チューブ20を介して容器17に送り込まれ、容器17内の封孔剤が塗布ノズル18により吐出される。この時図1bの如く、搬送機構14によりプレス機構9と流体シリンダ10で挟持された液晶表示素子セル1を塗布機構基台15の下に移動させておき、封孔剤を液晶表示素子セル1の封入孔29に塗布する。
【0030】
紫外線照射室21には紫外線ランプ22が備えられている。上記封孔剤が塗布された液晶表示素子セル1を搬送機構14により紫外線照射室21内に移動させ、紫外線ランプ22を点灯することにより紫外線を照射し、封入孔29に塗布された封入剤を硬化させ、封入剤29を密封する。
【0031】
次に、図6を参照して本発明の動作を説明する。まず、液晶が封入された液晶表示素子セル1を複数枚準備する(NO1)。
【0032】
次に、カセット8内に必要枚数分の非接触加圧治具2と液晶表示素子セル1を交互に積層する。この時、液晶表示セル1の封入孔29がかせっと8の開口部側に来るように、また、液晶表示素子セル1が非接触加圧治具2に挟持されるように積層する(NO2)。
【0033】
次に、非接触加圧治具2と液晶表示素子セル1が積層されたカセット8をプレス機構9にセットする。この時プレス機構9の開口部側に液晶表示素子セル1の封入孔29側が来るようにセットする(NO3)。
【0034】
次に、流体シリンダ10を稼働させ、積層された液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を軽く挟持する(NO4)。
【0035】
次に、回転機構12を稼働させてプレス機構9を90°回転させる。この時液晶表示素子セル1は直立し、封入孔29が上辺に来る(NO5)。
【0036】
次に、流体シリンダ10を稼働させ積層された液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を押圧する。これにより、Oリング3は液晶表示素子セル1の表示面と非接触加圧治具2のOリング溝4に密着し密閉空間23を作る。個々で、液体シリンダ10による押圧力は次項で密閉空間23に加圧気体を供給することによる液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2の離反力よりも強くしておく(NO6)。
【0037】
次に、電磁弁25を稼働して加圧気体を加圧気体ホース37,導入孔7を通して密閉空間23に供給する。加圧気体は電子レギュレータ24によって圧力を調節する。密閉空間23に供給された加圧気体により液晶表示セル1の表示面が均等な圧力で押圧される。この状態を液晶表示素子セル1のギャップ値が適正値となるまで保つ(NO7)。また、この間に液晶表示素子セル1の封入孔から余剰な液晶34がしみでてくる。
【0038】
次に、電子レギュレータ24を調節し、加圧気体の圧力を一定圧力下げる。これにより、余剰な液晶34のしみ出しが停止する(NO8)。
【0039】
次に、封入孔からしみだし、液晶表示素子セル1の封入孔周囲に付着している余剰な液晶34を布などでふき取る。この余剰な液晶34が残っていると、後述する封孔剤の塗布や硬化に悪影響を及ぼす(NO9)。
【0040】
次に、搬送機構14を稼働して、液晶表示素子セル1を塗布機構基台15の下に移動する(NO10)。
【0041】
次に、XYZ装置を稼働させ、塗布ノズル18を液晶表示素子セル1の封入孔29に近づける。吐出コントローラ19を稼働させると加圧気体が吐出コントローラ19から圧送出され、液晶表示素子セル1の封入孔29に塗布される。なお、吐出用の加圧気体は吐出され、液晶表示素子セル1の封入孔29に塗布される。尚、吐出用の加圧気体は吐出コントローラ19で圧力を調節することが出来る(NO11)。プレス機構9内に挟持された液晶表示素子セル1全数について封入孔29への封孔剤の塗布を行う(NO12)。
【0042】
次に、電子レギュレータ24を調節し、液晶表示素子セル1の表示面を押出している加圧気体の圧力を一定圧力下げ、更にこの状態で一定時間放置する。これにより、液晶表示素子セル1の封入孔29に塗布した封孔剤が封入孔29内部にしみこみ、封入孔29を完全にふさぐことが出来る(NO13)。
【0043】
次に、搬送機構14を稼働して、液晶表示素子セル1を紫外線照射室21に移動する(NO14)。
【0044】
次に、紫外線ランプ22を点灯し、液晶表示素子セル1の封入孔29に塗布された封孔剤に一定量の紫外線を照射する。封孔剤として紫外線硬化樹脂を用いているため、紫外線を照射することにより硬化し、封入孔29を密封することができる(NO15)。
【0045】
つぎに、電磁弁25を切り替え、密閉空間23内の加圧気体を大気開放する。密閉空間23内の気圧は大気圧と等しくなり、液晶表示素子セル1の表示面への押圧が完了する(NO17)。
【0046】
次に、流体シリンダ10の加圧力を一定圧力下げる(NO18)。次に、回転機構12を稼働してプレス機構9を90°逆転させて液晶表示素子セル1が水平に積層された状態に戻す(NO19)。
【0047】
次に、流体シリンダ10を引き戻し、流体シリンダ10による挟持を解除する(NO20)。
【0048】
次に、プレス機構9からカセット8を取り出す(NO22)。次に、カセット8から積層された液晶表示素子セル1と非接触加圧治具8を交互に取り出し本実施形態の動作が完了する(NO22)。
【0049】
次に、本実施形態の実施例について図1乃至5を参照して説明する。図1aは本実施例にかかる液晶表示素子セルの加圧装置を有する封孔装置を示す概略正面図で、図1bは図1aのプレス機構9を90°回転させた状態を示す。図2aは図1aの左側面図の一部詳細図、図2bは同様に図1bの左側面図の一部詳細図である。図3は非接触加圧治具2の斜視図で、図3bは図3aを裏側からみた斜視図である。図4は図1の一部詳細図で、図4aは液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を積層した状態を示し、図4bはさらに流体シリンダ10で前記積層した液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を押出した状態を示す。図5は空気回路を示す模式図である。
【0050】
図1,2において、厚さ10mmのステンレスで構成されたカセット8内に液晶34が封入された液晶表示素子セル1と液晶表示素子セル1の表示面を非接触で加圧するための非接触加圧治具2を交互に積層する。この時非接触加圧治具2に設けられた直径5mm、突起部の長さ7mmの突き当てピン5が上に積層された非接触加圧治具2の直径6mm、深さ3mmのガイド穴にかん合し位置ズレを起こすことなく積層する事が出来る。更に前記カセット8は厚さ20mmのステンレスで構成されたプレス機構9にセットされる。プレス機構9には直径160mmの流体シリンダ10が備えられ、前記積層された液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を押圧し、直径3mmで弾性を有する固体材料で出来たOリング3が液晶表示素子セル1の表示面と非接触加圧治具2の幅3mm、深さ1.5mmのOリング溝4に密着することにより高さ1mmの密閉空間23を形成する。この時、突き当てピン5はガイド穴6の底に突き当たっており、Oリング3が液晶表示素子セル1の表示面を押圧することを防ぐと共に、各層のOリング3が液晶表示素子セル1の表示面を押圧する圧力を均一に保つことが出来る。
【0051】
非接触加圧治具2は図3に示すように、厚さ10mmのアルミ板にOリング3をセットするためのOリング溝4,突き当てピン5,ガイド穴6,加圧気体を通す直径3mmの導入穴7を備えている。導入孔7は非接触加圧治具2の表面、裏面にそれぞれ独立して設けられている。Oリング3は作業対象となる液晶表示素子セル1の表示領域28境界付近に位置するように周長とOリング溝4の形状が決められている。また、Oリング溝4を液晶表示素子セル1のサイズに応じて複数本設けることによりOリング3を交換するだけで多品種に対応することが出来る。図3は大中小の3品種に対応可能な例である。
【0052】
図5に示すように、非接触加圧治具2には外形4mm、内径2.5mm、ポリウレタン樹脂製の加圧気体ホース39に導かれる。加圧気体は更に、電子レギュレータ24によって圧力を調節され、導入孔7を通って密閉空間23に供給される。電子レギュレータ24は各密閉空間23毎に設けられているため、各密閉空間23内の気圧を個々に調節することが出来る。また、電子レギュレータ24を用いることにより加圧気体の圧力管理を定量的に行うことが出来、シーケンスコントローラ27からの指令で圧力の調節を行うこともできる。電磁弁25を復帰させると密閉空間23内の加圧気体は排気され密閉空間23内は大気圧に戻る。
【0053】
図1,2に示すように、プレス機構9は回転軸11を介して回転機構12に取りつけられている。回転機構12は図示していない回転駆動源によりプレス機構9を90°回転させることが出来る。尚、回転駆動源として流体シリンダや、回転式流体シリンダ、電動機などを用いる。図2aのように、液晶表示素子セル1の封入孔29がカセット8の開口部側にくるように液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を積層し、このカセット8をプレス機構9の開口部側に封入孔29がくるよういセットする。これらを流体シリンダ10で挟持しつつ回転機構12を稼働させプレス機構9を90°回転すると、図2bのようになる。液晶表示素子セル1は直立し、封入孔29への封入剤の塗布を行うにあたり、塗布面を水平にすることにより封孔剤の液ダレを起きにくくするためである。
【0054】
プレス機構9は基台13上の搬送機構14に搭載されている。搬送機構14は図示していない駆動源を稼働させることにより液晶表示素子セル1を移動させることが出来る。尚、搬送機構14の駆動源として電動機や流体シリンダ、動力を伝える要素としてボールネジ、直動ベアリング、ベルト、滑車等を用いる。
【0055】
25mmのアルミ製の基台13には塗布機構基台15と紫外線照射室21が備えられている。
【0056】
塗布機構基台15にはXYZ装置16が搭載され、XYZ装置16には封孔剤の入った容器17及び容器17の先端に取りつけられた塗布ノズル18が備えられている。尚、本実施例では封孔剤として紫外線硬化樹脂を用いている。XYZ装置16は本実施例では3軸直行型ロボットを用いたが、水平多関節型ロボットや、これらを準ずる機構を持つ物を使用しても良い。XYZ装置16は図示していないXYZコントローラの指令により塗布ノズル18を所定の位置に移動させ、吐出コントローラ19を稼働させる。吐出コントローラ19が稼働すると加圧気体が圧送チューブ20を介して容器18に送り込まれ、容器17内の封孔剤が塗布ノズル18より吐出される。この時図1bの如く、搬送機構14によりプレス機構9と流体シリンダ10で挟持された液晶表示素子セル1を塗布機構基台15の下に移動させておき、封孔剤を液晶表示素子セル1の封入孔29に塗布する。また、XYZ装置16は、塗布ノズル18をXYZ装置16の可動範囲内で自由に移動することが出来るため液晶表示素子セル1全数について塗布することが出来る。XYZコントローラの動作プログラムを変更することにより封入孔29の位置が異なる多品種の液晶表示素子セル1にも対応することが出来る。
【0057】
紫外線照射室21には紫外線ランプ22が備えられている。前記封孔剤が塗布された液晶表示素子セル1を搬送機構14により紫外線硬化樹脂を用いているため紫外線ランプ22から照射される紫外線によって硬化する。封孔剤が硬化すると封入孔29が密封され、液晶表示素子セル1内に封入されている液晶34のしみ出しを防ぐことが出来る。
【0058】
次に、本発明の実施例の動作について図6を参照して詳細に説明する。まず、液晶34が封入された液晶表示素子セル1を複数枚準備する(NO1)。
【0059】
通常、液晶34が封入された液晶表示素子セル1は図9gのようにギャップが広がったままだとスペーサ32が移動してしまい、本来、均一に拡散しているスペーサ32が凝集して表示に悪影響を及ぼす原因となる。ギャップ値は5μmが適正値であるが、液晶が封入されたものは5〜6μmと広がっている。
【0060】
次に、カセット8内に必要枚数分の非接触加圧治具2と液晶表示素子セル1を交互に積層する。この時、液晶表示素子セル1の封入孔29がカセット8の開口部側にくるように、また、液晶表示素子セル1が非接触加圧治具2に挟持されるように積層する。本実施例では液晶表示素子セル1は最大20枚(この時非接触加圧治具は21枚)まで積層して処理することが出来る(NO2)。
【0061】
次に、非接触加圧治具2と液晶表示素子セル1が積層されたカセット8をプレス機構9にセットする。この時プレス機構9の開口部側に液晶表示素子セル1の封入孔29側が来るようにセットする(NO3)。
【0062】
次に、直径160mmの流体シリンダ10を稼働させ、積層された液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を軽く挟持する(NO4)。本実施例では流体シリンダ10に0.05MPa(=0.5kgf/cm2)の加圧気体を供給した。この時の流体シリンダ10の推力は約100kgfである。
【0063】
次に、回転機構12を稼働させてプレス機構9を90°回転させる。このとき液晶表示素子セル1は直立し、封入孔29が上辺に来る(NO5)。
【0064】
次に、流体シリンダ10を稼働させ、積層された液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を押圧する。これにより、Oリング3は液晶表示素子セル1の表示面と非接触加圧治具2のOリング溝4に密着し密閉空間23を作る(NO6)。本実施例では流体シリンダ10に0.7MPa(=7kgf/cm2)の加圧気体を供給した。この時の流体シリンダ10の推力は1400kgfである。これは次項で密閉空間23に加圧気体を供給することによる液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2の離反力よりも流体シリンダ10の加圧力のほうが強くなければOリング3が液晶表示素子セル1の表示面から剥離し、加圧気体がリークしてしまうことにより液晶表示素子セル1の表示面を所定の圧力で押圧することができなくなってしまうためである。
【0065】
次に、電磁弁25を稼働して加圧気体を加圧気体ホース39,電子レギュレータ24,導入孔7を通して密閉空間23に供給する。加圧気体は電子レギュレータ24によって予め設定された所定の圧力に調節される。密閉空間23に供給された加圧気体により液晶表示素子セル1の表示面が均等な圧力で押圧される。この状態を液晶表示素子セル1の広がっていたギャップが適正値になるまで保つ(NO7)。また、この間に液晶表示素子セル1の封入孔29から余剰な液晶34がしみ出てくる。本実施例では密閉空間23に供給する加圧気体の圧力を0.05MPa(=0.5kgf/cm2)とした。液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2,Oリング3で作られる密閉空間23の寸法が25cm×20cmのとき、密閉空間23に上記0.05MPaの加圧気体を供給することによって生ずる液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2の離反力は250kgfとなる。前述の通り、流体シリンダ10の推力は1400kgfで有るため、Oリング3が液晶表示素子セル1の表示面や、非接触加圧治具2から剥離することがないため所定の圧力で液晶表示素子セル1の表示面を押圧することができる。
【0066】
次に、シーケンスコントローラ27からの指令で電子レギュレータ24を調節し、加圧気体の圧力を一定圧力下げる。本実施例では0.1MPa(0.1kgf/cm2)減圧した。これにより、余剰液晶のしみ出しが停止する(NO8)。
【0067】
次に、封入孔からしみだし、液晶表示素子セル1の封入孔周囲に付着している余剰な液晶34を布などで拭き取る(NO9)。この余剰な液晶34が残っていると、後述する封孔剤の塗布や硬化に悪影響を及ぼす。例えば、封孔剤と液晶34が混ざってしまうと封孔剤が硬化しにくくなったり、硬化しても液晶表示素子セル1との密着性が悪くなり硬化した封孔剤がはがれてしまう。
次に、搬送機構14を稼働して、液晶表示素子セル1を塗布機構基台15のしたに移動する(NO10)。
【0068】
次に、XYZ装置16を稼働させ、塗布ノズル18を液晶表示素子セル1の封入孔29に近づける。XYZ装置16は図示していないXYZコントローラにより可動範囲内で任意の位置に塗布ノズル18を移動することが出来る。吐出コントローラ19を稼働させると加圧気体が吐出コントローラ19から圧送チューブ20を経て容器17に送り込まれ、容器17内に充填されている封孔剤が塗布ノズル18より吐出され、液晶表示素子セル1の封入孔29に塗布される。本実施例では封孔剤として紫外線硬化樹脂を用いた。これは、紫外線を遮光しておけば常温でも硬化することなく保存でき、所定量の紫外線を照射すれば短時間に硬化させることが出来るからである。なお、吐出用の加圧気体は吐出コントローラ19で圧力を調節することができる。吐出圧力を変化させることにより単位時間当たりの封孔剤の吐出量を調節することができる(NO11)。
【0069】
前記動作を繰り返し、プレス機構9内に挟持された液晶表示素子セル1全数について、封入孔29への塗布を行う(NO12)。
【0070】
次に、シーケンスコントローラ27からの指令で電子レギュレータ24を調節し、液晶表示素子セル1の表示面を押圧している加圧気体の圧力を一定圧力下げ、更にこの状態で一定時間放置する。本実施例では0.01MPa減圧した。これにより、液晶表示素子セル1の封入孔29に塗布した封孔剤が封入孔29内部にしみこみ、封入孔29を完全にふさぐことが出来る(NO13)。
【0071】
次に、搬送機構14を稼働して、液晶表示セル1を紫外線照射室21に移動する(NO14)。
【0072】
つぎに、紫外線ランプ22を点灯し、液晶表示素子セル1の封入孔29に塗布された封孔剤に一定量の紫外線を照射する。照射はプレス機構9に挟持された液晶表示素子セル1全数に対し一括して行う。封入剤として紫外線硬化樹脂を用いているため、紫外線を照射することにより硬化し、封入剤が密封される(NO15)。
【0073】
つぎに、紫外線照射が完了したら搬送機構14を稼働し、液晶表示素子セル1を元の位置に移動する(NO16)。
【0074】
次に、電磁弁25を切り替え、密閉空間23内の加圧気体を大気開放する。密閉空間23内の気圧は大気圧と等しくなり、液晶表示素子セル1の表示面への押圧が完了する(NO17)。
【0075】
次に、流体シリンダ10の加圧力を一定圧力下げる。本実施例では流体シリンダ10に供給する加圧気体の圧力を0.7MPaから0.5MPaに減圧した。この時の流体シリンダ10の推力は約100kgfである(NO18)。
【0076】
次に、回転機構12を稼働してプレス機構9を90度逆転させて液晶表示素子セル1が水平に積層された状態に戻す(NO19)。
【0077】
次に、流体シリンダ10を引き戻し、流体シリンダ10による液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2の挟持を解除する(NO20)。
【0078】
次に、プレス機構9からカセット8を取り出す(NO21)。カセット8から積層された液晶表示素子セル1と非接触加圧治具8を交互に取り出し動作を完了する(NO22)。
【0079】
さらに、本発明の他の実施形態について図8に示すような液晶表示素子セル1の均一なギャップ制御を行う方法がある。
【0080】
シーケンスコントローラ27により電子レギュレータ24を制御して所定の圧力に調節した加圧気体を密閉空間23に供給する。さら、電子レギュレータ24と非接触加圧治具2に設けられた導入孔7との間に圧力センサ26を設置し、加圧気体の圧力値をシーケンスコントローラ27に取り込む。シーケンスコントローラ27は圧力センサ26から送られた圧力値を設定値と比較し、相違が有れば電子レギュレータ24をフィードバック制御する。このようにして密閉空間23内を常に所望の気圧に保つことにより、より均一で適正なギャップを得ることが出来る。
【0081】
【発明の効果】
本発明の第1の効果は、液晶表示素子セル1の表示面を押圧する加圧気体のリークを起こさないことである。これにより、液晶表示素子セル1の表示面を所望する圧力で押圧することができ、適切なギャップを得ることができ、歩留まりが向上する。
その第1の理由は、加圧気体をシーリングするOリング3の位置を液晶表示素子セル1の表示領域28境界上に設定したため、液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2が互いに多少の位置ズレを起こしてもOリング3が液晶表示素子セル1の外形から外れることがないからである。
【0082】
また、第2の理由は、液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を積層する際に、非接触加圧治具2に設けた突き当てピン5とガイド穴6がかん合し、互いに位置ズレを起こすことなく積層する事が出来るため、Oリング3が液晶表示素子セル1の外形から外れることがないからである。
【0083】
更に第3の理由は、積層した液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を流体シリンダ10で挟持する際に、非接触加圧治具2に設けた突き当てピン5がガイド穴6の底に突き当たり、Oリング3が必要以上に強い力で液晶表示素子セル1の表示面に押圧することがないため、密閉空間23に加圧気体を供給して液晶表示素子セル1の表示面を押圧する事によって発生する液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2の離反作用を押さえうる加圧力で挟持することができるからである。これにより、Oリング3が液晶表示素子セル1の表示面から離反することが亡く、加圧気体のリークを防ぐことが出来る。
【0084】
本発明の第2の効果は、密閉空間23に供給する加圧気体を正確で、均一な圧力に保つことが出来ることである。これにより、適切なギャップを得ることが出来、歩留まりが向上する。
【0085】
その第1の理由は、液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2おおび、Oリング3によって出来る密閉空間23に供給する加圧気体を電子レギュレータ24で長圧する事により、圧力を数値管理することが出来るからである。
【0086】
また、第2の理由は、液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2をそれぞれ複数枚積層して出来る複数の密閉空間23各々に電子レギュレータ24を設けているため、全ての液晶表示素子セル1の表示面を同じ圧力値に調節して押圧する事が出来るからである。
【0087】
本発明の第3の効果は、加圧気体のリークを起こさずに複数枚の液晶表示素子セル1を同時に処理できることである。これにより、封孔作業の生産性が向上する。
【0088】
その第1の理由は、加圧気体をシーリングするOリング3の位置を液晶表示素子セル1の表示領域28境界上に設定したため、液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を積層する際に液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2が互いに多少の位置ズレを起こしてもOリング3が液晶表示素子セル1の外形から外れることがないからである。
【0089】
また第2の理由は、液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を積層する際に、非接触加圧治具2に設けた突き当てピン5とガイド穴6がかん合し、互いに位置ズレを起こすことなく積層する事が出来るため、加圧気体をシーリングするOリング3が液晶表示素子セル1の外形から外れることがないからである。
【0090】
更に第3の理由は、積層した液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を中退リング10で挟持する際に、非接触加圧治具2に設けた突き当てピン5がガイド穴6の底に突き当たり、Oリング3が必要以上に強い力で液晶表示素子セル1の表示面に押圧することができないため、密閉空間23に加圧気体を供給して液晶表示素子セル1の表示面を押圧することによって発生する液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2の離反作用を押さえうる加圧力で挟持することができるからである。これにより、Oリング3が液晶表示素子セル1の表示面から離反することがなく、加圧気体のリークを防ぐことが出来る。
【0091】
本発明の第4の効果は、加圧媒体による液晶表示素子セル1の表示面の汚染がないことである。これにより、液晶表示素子セル1の割れ・欠けや異物の付着による偏光板(図示せず)のはりつけふりょうなどをふせぐことが出来、歩留まりが向上する。
【0092】
その第1の理由は、液晶表示素子セル1の表示面に接触する物がOリング3のみで、接触面積が極めて少ないからである。
【0093】
また第2の理由は、Oリング3が液晶表示素子セル1の表示面に接触する位置を、液晶表示素子セル1の表示領域28の境界上にすることにより、表示領域28内を加圧気体のみ(非接触)で押圧するからである。
【0094】
本発明の第5の効果は、外形サイズの異なる液晶表示素子セル1も処理可能なことである。これにより、多品種生産における段取り替えの工数や設備費を抑え、コストパフォーマンスが向上する。
【0095】
その理由は、非接触加圧明具2にOリング3をセットするためのOリング溝4を、液晶表示素子セル1の外形サイズに応じて複数本設けることにより、Oリング3を液晶表示素子セル1の外形サイズに応じた周長のものに替えるだけで、外形サイズの異なる液晶表示素子セル1の表示面をシーリングすることが出来るからである。
【0096】
本発明の第6の効果は、封孔装置を連続運転することが出来ることである。これにより、装置の稼働率が上がり、生産性が向上する。
【0097】
その理由は、封孔須知から取り出すことの出来るカセット8を有することにより、カセット8を複数個用意すれば、封孔装置の稼働中に予め封孔装置外でカセット8に液晶表示素子セル1と非接触加圧治具2を積層しておき、カセット8の交換のみで次の処理に移ることが出来るからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】本発明の実施形態を示す左側面図の一部詳細図である。
【図3】非接触加圧治具の形態を示す斜視図である。
【図4】液晶表示素子セルと非接触加圧治具積層時の形態を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の空気回路図である。
【図6】本発明の実施例の動作を示すフローチャート図である。
【図7】液晶表示素子セルを示す斜視図である。
【図8】本発明の他の実施形態の空気回路図である。
【図9】従来技術1の液晶注入過程におけるセル圧の変化の様子を示す液晶表示素子セルの断面図である。
【図10】従来技術1の加圧封孔方法を示す断面図である。
【図11】従来技術2の加圧装置の構成を示す図である。
【図12】従来技術3の封孔装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示素子セル
2 非接触加圧治具
3 Oリング
4 Oリング溝
5 突き当てピン
6 ガイド穴
7 導入孔
8 カセット
9 プレス機構
10 流体シリンダ
11 回転軸
12 回転機構
13 基台
14 搬送機構
15 塗布機構基台
16 XYZ装置
17 容器
18 塗布ノズル
19 吐出コントローラ
20 圧送チューブ
21 紫外線照射室
22 紫外線ランプ
23 密閉空間
24 電子レギュレータ
25 電磁弁
26 圧力センサ
27 シーケンスコントローラ
28 表示領域
29 封入孔
30 上電極基板
31 下電極基板
32 スペーサ
33 液晶ボート
34 液晶
35 クッション材
36 弾性を有する個体材料
37 密封された液体層
38 金属板
39 加圧気体ホース
40 基台
41 加圧体
42 圧力コントローラ
43 下加圧ベース
44 上加圧ベース
45 Oリング[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and apparatus for sealing a liquid crystal display element cell, and relates to a method and apparatus for sealing a liquid crystal display element cell with improved gap accuracy between a pair of opposing substrates constituting the liquid crystal display element cell.
[0002]
[Prior art]
As a conventional example, a sealing method described in JP-A-8-220546 (hereinafter referred to as Conventional Art 1) will be described. FIG. 9 is a cross-sectional view of the liquid crystal display element cell 1 showing how the thickness of the liquid crystal display element cell 1 (hereinafter referred to as cell thickness) changes during the liquid crystal injection process.
[0003]
9a shows that when the pressure reduction (degassing) is completed in a pressure reduction container (not shown), FIG. 9b shows that the
[0004]
9a and 9b, the liquid crystal display element cell 1 is considerably bumpy. However, when the
[0005]
9d, 9e, and 9f, the liquid crystal 34 enters the entire liquid crystal display element cell 1, but the liquid crystal 34 continues to enter even at the time of FIG. 9g, and is further restored by the restoring force of the
[0006]
In order to apply a uniform pressure to each outer surface of the liquid crystal display element cell 1 when sealing the
[0007]
Next, a sealing method described in JP-A-7-199203 (hereinafter referred to as Conventional Technology 2) will be described. A plurality of hollow
[0008]
Further, in order to apply a uniform pressure to each outer surface of the liquid crystal display element cell 1, the pressurizing
[0009]
Next, a sealing method described in JP-A-4-147217 (hereinafter referred to as Conventional Technology 3) will be described. An O-
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
The problem with the prior art 1 is that the gap varies between the liquid crystal display element cells 1. The reason for this is that a plurality of liquid crystal display element cells 1 and
[0011]
The problem of the
[0012]
The problem with the
[0013]
Therefore, an object of the present invention is to provide a liquid crystal display element cell sealing device capable of simultaneously producing a large number of liquid crystal display element cells for encapsulating liquid crystal under extremely uniform pressing conditions.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, in the sealing device for a liquid crystal display element cell that pressurizes both sides of the display surface of the liquid crystal display cell with gas when sealing the sealing hole of the liquid crystal display element cell. It has an O-ring located on the display area boundary of the element cell, and an O-ring groove for setting the O-ring. Further, pressurized gas can be brought into contact with the display surface of the liquid crystal display element cell and the O-ring. A liquid crystal display element cell sealing device characterized in that a non-contact pressure jig having an introduction hole for introduction into a sealed space is used to pressurize the display area of the liquid crystal display element cell with a pressurized gas. be able to.
[0015]
According to a second aspect of the present invention, the liquid crystal display has an O-ring groove in which an O-ring having a different circumference can be set in the non-contact pressure jig according to the size of the liquid crystal display element cell. 2. The liquid crystal display element cell sealing device according to claim 1, wherein the liquid crystal display element cell of various sizes can be handled by exchanging the O-ring according to the size of the element cell. be able to.
[0016]
The liquid crystal display element cell according to claim 1, wherein a plurality of liquid crystal display element cells and a plurality of the non-contact pressure jigs are alternately stacked. A sealing device can be obtained.
[0017]
According to a fourth aspect of the present invention, the abutting pin and the guide hole are engaged when a plurality of the non-contact pressure jigs are stacked by providing the abutting pin and the guide hole in the non-contact pressure jig. 4. The liquid crystal display according to
[0018]
According to the fifth aspect of the present invention, when the non-contact pressure jig is pressed and held by the fluid cylinder so that the liquid crystal display element cell and the O-ring are in close contact with each other, the bottom of the abutting pin and the guide hole It is possible to prevent the O-ring from being pressed against the liquid crystal display element cell display surface with a stronger force than necessary, and to be able to press the liquid crystal display element cell display surface with a uniform force over the entire circumference of the O-ring. A sealing device for a liquid crystal display element cell according to
[0019]
According to the sixth aspect of the present invention, a regulator is provided in each of a plurality of sealed spaces formed by laminating a plurality of the liquid crystal display element cells and the non-contact pressure jig, and the pressure of the pressurized gas can be adjusted. Thus, the liquid crystal display element cell sealing device according to
[0020]
According to a seventh aspect of the invention, an electronic regulator is used as an adjuster for adjusting the pressure of the pressurized gas that presses the liquid crystal display element cell display surface. A sealing device can be obtained.
[0021]
According to invention of
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1A is a schematic front view showing a sealing device having a pressure device for a liquid crystal display element cell according to this embodiment, and FIG. 1B shows a state in which the press mechanism 9 of FIG. 2a is a partial detail view of the left side view of FIG. 1a, and FIG. 2b is a partial detail view of the left side view of FIG. 1b. FIG. 3 is a perspective view of the
[0023]
In FIGS. 1 a, 2 a, and 4 a, the liquid crystal display element cells 1 and the non-contact pressure jigs 2 are alternately stacked in a
[0024]
As shown in FIG. 3, the
[0025]
Next, when the
[0026]
As shown in FIG. 5, the
[0027]
As shown in FIG. 1, a liquid crystal display element cell 1 and a
[0028]
The
[0029]
An
[0030]
The
[0031]
Next, the operation of the present invention will be described with reference to FIG. First, a plurality of liquid crystal display element cells 1 in which liquid crystal is sealed are prepared (NO1).
[0032]
Next, the required number of non-contact pressure jigs 2 and liquid crystal display element cells 1 are alternately stacked in the
[0033]
Next, the
[0034]
Next, the
[0035]
Next, the
[0036]
Next, the
[0037]
Next, the
[0038]
Next, the
[0039]
Next, excess liquid crystal 34 oozing out from the sealing hole and adhering around the sealing hole of the liquid crystal display element cell 1 is wiped off with a cloth or the like. If this surplus liquid crystal 34 remains, it adversely affects the application and curing of the sealant described later (NO9).
[0040]
Next, the
[0041]
Next, the XYZ apparatus is operated, and the
[0042]
Next, the
[0043]
Next, the
[0044]
Next, the
[0045]
Next, the
[0046]
Next, the applied pressure of the
[0047]
Next, the
[0048]
Next, the
[0049]
Next, examples of the present embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 1A is a schematic front view showing a sealing device having a pressurizing device for a liquid crystal display element cell according to this embodiment, and FIG. 1B shows a state in which the press mechanism 9 of FIG. 2a is a partial detail view of the left side view of FIG. 1a, and FIG. 2b is a partial detail view of the left side view of FIG. 1b. FIG. 3 is a perspective view of the
[0050]
1 and 2, the liquid crystal display element cell 1 in which the liquid crystal 34 is sealed in a
[0051]
As shown in FIG. 3, the
[0052]
As shown in FIG. 5, the
[0053]
As shown in FIGS. 1 and 2, the press mechanism 9 is attached to a
[0054]
The press mechanism 9 is mounted on the
[0055]
A 25
[0056]
An
[0057]
The
[0058]
Next, the operation of the embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIG. First, a plurality of liquid crystal display element cells 1 in which liquid crystal 34 is sealed are prepared (NO1).
[0059]
Normally, in the liquid crystal display element cell 1 in which the liquid crystal 34 is sealed, the
[0060]
Next, the required number of non-contact pressure jigs 2 and liquid crystal display element cells 1 are alternately stacked in the
[0061]
Next, the
[0062]
Next, the
[0063]
Next, the
[0064]
Next, the
[0065]
Next, the
[0066]
Next, the
[0067]
Next, the excess liquid crystal 34 oozing out from the sealing hole and adhering to the periphery of the sealing hole of the liquid crystal display element cell 1 is wiped off with a cloth (NO9). If this surplus liquid crystal 34 remains, it adversely affects the application and curing of the sealing agent described later. For example, when the sealing agent and the liquid crystal 34 are mixed, the sealing agent becomes difficult to cure, or even when cured, the adhesion with the liquid crystal display element cell 1 is deteriorated and the cured sealing agent is peeled off.
Next, the
[0068]
Next, the
[0069]
The above operation is repeated, and the liquid crystal display element cells 1 held in the press mechanism 9 are applied to the sealing holes 29 (NO12).
[0070]
Next, the
[0071]
Next, the
[0072]
Next, the
[0073]
Next, when the ultraviolet irradiation is completed, the
[0074]
Next, the
[0075]
Next, the applied pressure of the
[0076]
Next, the
[0077]
Next, the
[0078]
Next, the
[0079]
Furthermore, there is a method for performing uniform gap control of the liquid crystal display element cell 1 as shown in FIG. 8 according to another embodiment of the present invention.
[0080]
The
[0081]
【The invention's effect】
The first effect of the present invention is that the pressurized gas that presses the display surface of the liquid crystal display element cell 1 does not leak. Thereby, the display surface of the liquid crystal display element cell 1 can be pressed with a desired pressure, an appropriate gap can be obtained, and the yield is improved.
The first reason is that the position of the O-
[0082]
The second reason is that when the liquid crystal display element cell 1 and the
[0083]
A third reason is that when the laminated liquid crystal display element cell 1 and the
[0084]
The second effect of the present invention is that the pressurized gas supplied to the sealed
[0085]
The first reason is that the pressure is supplied to the sealed
[0086]
The second reason is that since the
[0087]
A third effect of the present invention is that a plurality of liquid crystal display element cells 1 can be processed simultaneously without causing a leak of pressurized gas. Thereby, the productivity of the sealing work is improved.
[0088]
The first reason is that the position of the O-
[0089]
The second reason is that when the liquid crystal display element cell 1 and the
[0090]
A third reason is that when the laminated liquid crystal display element cell 1 and the
[0091]
The fourth effect of the present invention is that the display surface of the liquid crystal display element cell 1 is not contaminated by the pressurized medium. As a result, it is possible to cover the polarizing plate (not shown) due to cracking or chipping of the liquid crystal display element cell 1 or adhesion of foreign matter, and the like, and the yield is improved.
[0092]
The first reason is that only the O-
[0093]
The second reason is that the position where the O-
[0094]
The fifth effect of the present invention is that liquid crystal display element cells 1 having different outer sizes can be processed. As a result, the man-hours and equipment costs for setup change in multi-product production are reduced, and cost performance is improved.
[0095]
The reason is that by providing a plurality of O-ring grooves 4 for setting the O-
[0096]
The sixth effect of the present invention is that the sealing device can be operated continuously. This increases the operating rate of the apparatus and improves productivity.
[0097]
The reason for this is that by having the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partial detail view of the left side view showing the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view showing a form of a non-contact pressure jig.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a configuration when a liquid crystal display element cell and a non-contact pressure jig are stacked.
FIG. 5 is an air circuit diagram of an implementation of the present invention.
FIG. 6 is a flowchart showing the operation of the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a perspective view showing a liquid crystal display element cell.
FIG. 8 is an air circuit diagram of another embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a liquid crystal display element cell showing how the cell pressure changes during the liquid crystal injection process of Prior Art 1.
10 is a cross-sectional view showing a pressure sealing method of Prior Art 1. FIG.
FIG. 11 is a diagram showing a configuration of a pressurizing device according to
12 is a cross-sectional view showing a sealing device of
[Explanation of symbols]
1 Liquid crystal display element cell
2 Non-contact pressure jig
3 O-ring
4 O-ring groove
5 Butting pin
6 Guide hole
7 Introduction hole
8 cassettes
9 Press mechanism
10 Fluid cylinder
11 Rotating shaft
12 Rotating mechanism
13 base
14 Transport mechanism
15 Application mechanism base
16 XYZ equipment
17 containers
18 Application nozzle
19 Discharge controller
20 Pumping tube
21 UV irradiation room
22 UV lamp
23 Sealed space
24 Electronic regulator
25 Solenoid valve
26 Pressure sensor
27 Sequence controller
28 display area
29 Filling hole
30 Upper electrode substrate
31 Lower electrode substrate
32 Spacers
33 LCD boat
34 liquid crystal
35 Cushion material
36 Solid material with elasticity
37 Sealed liquid layer
38 Metal plate
39 Pressurized gas hose
40 base
41 Pressurized body
42 Pressure controller
43 Lower pressure base
44 Upper pressure base
45 O-ring
Claims (8)
さらに加圧気体を液晶表示素子セルの表示面と前記Oリングを接触させることでできた密閉空間に導入する導入孔を有する非接触加圧治具を用いて、液晶表示素子セルの表示領域内を加圧気体で加圧することを特徴とする液晶表示素子セルの封孔装置。In a sealing device for a liquid crystal display element cell that pressurizes both sides of the display surface of the liquid crystal display cell with gas when sealing the sealing hole of the liquid crystal display element cell, the liquid crystal display element cell is positioned on a display region boundary of the liquid crystal display element cell. An O-ring and an O-ring groove for setting the O-ring;
Further, in the display area of the liquid crystal display element cell using a non-contact pressure jig having an introduction hole for introducing pressurized gas into a sealed space formed by bringing the display surface of the liquid crystal display element cell into contact with the O-ring. A device for sealing a liquid crystal display element cell, which is pressurized with a pressurized gas.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003186015A JP2005017961A (en) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | Method and device for sealing hole of liquid crystal display cell |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003186015A JP2005017961A (en) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | Method and device for sealing hole of liquid crystal display cell |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005017961A true JP2005017961A (en) | 2005-01-20 |
Family
ID=34185261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003186015A Pending JP2005017961A (en) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | Method and device for sealing hole of liquid crystal display cell |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005017961A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9445518B2 (en) | 2012-12-11 | 2016-09-13 | Lg Display Co., Ltd. | Display device and apparatus for side surface sealing of display panel |
-
2003
- 2003-06-30 JP JP2003186015A patent/JP2005017961A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9445518B2 (en) | 2012-12-11 | 2016-09-13 | Lg Display Co., Ltd. | Display device and apparatus for side surface sealing of display panel |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100869209B1 (en) | Laminate molding apparatus and laminate molding process | |
US10551647B2 (en) | Attachment device for display panel and attachment method | |
WO2012023373A1 (en) | Stacking apparatus | |
US6005653A (en) | Method and apparatus for sealing liquid crystal display element cell | |
JP4506987B2 (en) | Energy ray curable resin transfer method, transfer apparatus, and disk or semiconductor device | |
JP2002014360A (en) | Method and device for manufacturing liquid crystal panel | |
JPH07195391A (en) | Hot press | |
JP2004212444A (en) | Method for manufacturing liquid crystal display device and device for bonding substrate | |
TWI229772B (en) | Method for bonding substrates | |
JP2005017961A (en) | Method and device for sealing hole of liquid crystal display cell | |
JP4373494B1 (en) | Vacuum bonding equipment | |
JP3022809B2 (en) | Method and apparatus for sealing liquid crystal display cell | |
CN1108538C (en) | Method and apparatus for manufacturing liquid crystal display | |
JP2000147525A (en) | Device and method for sealing liquid crystal display cell | |
JP2003273508A (en) | Assembly method for board and its device | |
JP2001235759A (en) | Device and method for sealing of liquid crystal display cell | |
US6881464B2 (en) | Method and apparatus for producing optical recording media with accurately parallel surfaces | |
JP2003005194A (en) | Sealing agent applying device, liquid crystal dropping and sticking device and manufacturing method for liquid crystal panel | |
JP5207037B2 (en) | Adhesive injection device | |
JPH07185897A (en) | Gaseous pressure adding press | |
JP3848942B2 (en) | Substrate assembly method and apparatus | |
JP2003039200A (en) | Substrate press | |
JP2020168675A (en) | Lamination membrane, substrate holding device including the same, and substrate processing device | |
JP4143585B2 (en) | Plate-like material bonding apparatus and method | |
JP4728521B2 (en) | Liquid crystal display cell sealing device and sealing method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050331 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050414 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060518 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20070125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080603 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20080618 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081007 |