JP2005016839A - 火炎検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】火炉内部に設けられた複数のバーナのうち特定のバーナの火炎を精度良く検出することができる火炎検出装置を提供する。
【解決手段】火炎検出装置1は、火炉2内部に設けられた複数のバーナのうち特定のバーナであるガスバーナ3の近傍にその一端部6Aを配置し、他端部6Bを火炉2外部に配置した筒部材6と、筒部材6の内部に配置される集光レンズ13とを備え、集光レンズ13は筒部材3の他端部6B近傍に配置されている。
【選択図】 図2
【解決手段】火炎検出装置1は、火炉2内部に設けられた複数のバーナのうち特定のバーナであるガスバーナ3の近傍にその一端部6Aを配置し、他端部6Bを火炉2外部に配置した筒部材6と、筒部材6の内部に配置される集光レンズ13とを備え、集光レンズ13は筒部材3の他端部6B近傍に配置されている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、火炉の火炎を検出する火炎検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1つのボイラでLNGやLPG等のガスと重油や軽油等の油といった複数の燃料を焚くようにした、いわゆるガス・油混焼ボイラがある。このようなボイラには、バーナの燃焼状態を検出する火炎検出装置が設けられている(下記特許文献1、2参照)。
【0003】
図4は、従来の火炎検出装置を示す図である。図4において、火炎検出装置100は、火炉101内部に設けられたガスバーナ120の近傍にその先端部103Aを配置し、後端部103Bを火炉101外部に配置した筒部材103と、筒部材103の先端部103Aに配置された集光レンズ104と、筒部材103内部に配置され、集光レンズ104で検出された火炎光を筒部材103の後端部103Bに接続された光ファイバケーブル106に導く耐熱光ファイバ105とを備えている。なお、火炉101内部には、ガスバーナ120の他に不図示の油バーナが配置されている。集光レンズ104で検出された火炎光に基づく光信号は、耐熱光ファイバ105及び光ファイバケーブル106を介して演算部107に伝送される。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−340333号公報
【特許文献2】
特開2002−98334号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術には以下に述べる問題が存在する。
火炎検出装置100は、ガスバーナ120の火炎を検出することで火炉内の燃焼状態、特にガスバーナ120の火炎の有無を検出するが、火炎光を集光する集光レンズ104が先端部103A側、すなわち火炎に近い位置に配置されていると、ガスバーナ120の火炎光の他に、輝度の高い油バーナの火炎光も外乱として検出してしまう。そのため、ガスバーナ120の火炎の有無を精度良く検出できないという問題があった。また、集光レンズ104で検出された火炎光に基づく光信号は筒部材103内部に配置された耐熱光ファイバ105を介して伝送される構成であるが、この耐熱光ファイバ105は比較的高価な部材であるため、火炎検出装置100全体のコストアップを招いていた。また、集光レンズ104や耐熱光ファイバ105をメンテナンスしたり交換する場合において、筒部材103全体を火炉101から引き抜く必要が生じ、その場合、筒部材103を引き抜くことができるように広い空間(メンテナンススペース)が必要となる。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、火炉内部に設けられた複数のバーナのうち特定のバーナの火炎を精度良く検出することができ、しかもコストを低減することができ、狭いメンテナンススペースでもメンテナンス可能な火炎検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明の火炎検出装置は、火炉内部に設けられた複数のバーナのうち特定のバーナの近傍にその一端部を配置し、他端部を前記火炉外部に配置した筒部材と、前記筒部材の内部に配置される光学系とを備え、前記光学系を構成する光学素子のうち、最も前記先端部側に配置される特定の光学素子を、少なくとも前記筒部材の長手方向中央部より前記他端部側に配置したことを特徴とする。
本発明によれば、筒部材に配置された光学系を構成する光学素子のうち、筒部材の最も一端部側に配置される特定の光学素子を、筒部材の長手方向中央部より他端部側に配置することで、筒部材の一端部側から入射する火炎光のうち、この筒部材の一端部の近傍に配置された特定のバーナの火炎光は筒部材を通って特定の光学素子に良好に達し、一方、外乱となる特定のバーナ以外のバーナの火炎光は筒部材に遮断されて(けられて)特定の光学素子に達しない。したがって、特定のバーナの火炎を精度良く検出できる。また、検出する火炎光は筒部材を通過して特定の光学素子に達するため、従来のように耐熱光ファイバを設ける必要が無くなるので、コストを低減することができる。
【0008】
本発明の火炎検出装置において、前記特定の光学素子を前記筒部材の他端部近傍に配置したことを特徴とする。これにより、外乱となる特定のバーナ以外のバーナの火炎光が光学素子に達するのを更に確実に防止できる。また、特定の光学素子が高温の火炉内部に配置されない構成であるので、光学素子の熱による劣化を防止できる。
【0009】
本発明の火炎検出装置において、前記特定の光学素子は集光レンズであることを特徴とする。これにより、検出した特定のバーナの火炎光を集光して、例えば光ファイバケーブルに良好に伝送できる。
【0010】
本発明の火炎検出装置において、前記筒部材内部の前記他端部側から前記一端部側にガスを流すガス供給装置を備えることを特徴とする。本発明によれば、筒部材内部の他端部側から一端部側に、すなわち火炉外部側から火炉内部側にガスを流すことによって、筒部材内部に火炉内部の高温ガスや不純物質(スス等)が侵入したり、光学素子が高温ガスや不純物質に曝されるのを防止することができる。したがって、光学素子や筒部材の劣化を抑えることができる。
【0011】
本発明の火炎検出装置において、前記筒部材の前記他端部に対して接続及び分離可能に設けられた保持部材を備え、前記光学素子は、前記保持部材に保持されていることを特徴とする。本発明によれば、例えば光学素子をメンテナンスしたり交換したい場合、保持部材を筒部材の他端部から分離すればよいので、狭いメンテナンススペースでもメンテナンス等を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の火炎検出装置について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の火炎検出装置の一実施形態を示す概略構成図である。
図1において、火炎検出装置1は、その先端部(一端部)6Aを火炉2内部に配置し、後端部(他端部)6Bを火炉2外部に配置した筒部材6と、筒部材6の内部に配置された光学系を構成する集光レンズ(光学素子)13とを備えている。ここで、火炉2はボイラ装置の一部を構成しており、この火炉2の内部には複数のバーナが設けられている。本実施形態において、火炉2には特定のバーナであるガスバーナ3と、このガスバーナ3に対向配置された油バーナ4とが設けられている。そして、ガスバーナ3の近傍に、火炎検出装置1を構成する筒部材6の先端部6Aが配置されている。
【0013】
ガスバーナ3は、外筒部3aと、外筒部3a内部に配置された内筒部3bとを有しており、保持部3cに保持されている。内筒部3bの先端部は火炉2内部に配置され、後端部から供給された燃焼用ガスが火炉2内部に送出される。また、外筒部3aと内筒部3bとの間には空気が流通可能となっているとともに外筒部3aの先端部は火炉2内部に配置されており、外筒部3aの後端部から供給された空気が火炉2内部に送出されるようになっている。そして、ガスバーナ3により火炉2内部に供給された燃焼用ガス(及び空気)が点火されることにより、ガスバーナ3は火炎(ガス火炎)を生成する。一方、ガスバーナ3と対向配置されている油バーナ4から噴射された油が点火されることにより、油バーナ4は火炎(油火炎)を生成する。
【0014】
図2は火炎検出装置1の拡大図である。図2において、集光レンズ13は筒部材6の後端部6B近傍に配置されている。具体的には、集光レンズ13は、筒部材6の後端部6Bに接続されている保持部材5に保持されている。この保持部材5は、筒部材6の他端部6Bに対して接続及び分離可能に設けられている。
【0015】
ここで、筒部材6の先端部6Aを含む先端領域Aは、例えばステンレス鋼により構成され、後端部6Bを含む後端領域Bは、例えば炭素鋼により構成されている。
【0016】
筒部材6の後端部6B近傍のうち、集光レンズ13より先端部6A側には、この筒部材6内部にガスを供給するガス供給口8Aが設けられており、ガス供給口8Aにはガス供給部8Bが接続されている。本実施形態において、ガス供給部8Bは空気を供給する。ここで、ガス供給口8Aは先端部6A側に向かってガスを吹き出すように斜めに形成されており、ガス供給部8Bからガスが供給されることにより、筒部材6内部の後端部6B側から先端部6A側にガスが流れる。すなわち、ガス供給部8B及びこれに接続するガス供給口8Aにより、筒部材6内部の後端部6B側から先端部6A側にガスを流すガス供給装置8が構成されている。
【0017】
筒部材6は、移動機構30を介して火炉2に取り付けられている。移動機構30は筒部材6を火炉2に対して移動可能に支持するものであり、筒部材6の長手方向(火炉2に対する挿入方向)、上下方向、及び横方向に移動可能である。更に、移動機構30により、筒部材6はその設置角度も調整可能である。
【0018】
集光レンズ13の後端部6B側には、光ファイバケーブル7の入射端が配置されている。一方、光ファイバケーブル7の射出端は演算部9に接続されている。火炉2内に生成された火炎に基づく光(光信号)は、筒部材6の先端部6Aから入射した後、筒部材6を後端部6B側に向かって伝送され、集光レンズ13で集光される。集光レンズ13で集光された光(光信号)は、光ファイバケーブル7の入射端から入射し、この光ファイバケーブル7を伝送した後、射出端より演算部9に出力される。また、演算部9及びガス供給部8Bには、火炎検出装置1の動作を統括制御する制御装置CONTが接続されている。
【0019】
図3は、演算部9の一例を示す図である。図3に示すように、演算部9は、光ファイバケーブル7を介して伝送された火炎光に基づく光信号をダイクロイックミラー14により可視光と赤外光とに分波する分波器15と、分波器15で分波された可視光を電気信号に変換する光電センサ16と、光電センサ16で変換された電気信号を増幅し可視明るさ成分として処理部10へ出力するログアンプ17と、光電センサ16で変換された電気信号を増幅する可変ゲイン交流アンプ18と、可変ゲイン交流アンプ18で増幅された電気信号の可視高周波成分のみを通過させ処理部10へ出力するバンドパスフィルタ19と、分波器15で分波された赤外光を電気信号に変換する光電センサ20と、光電センサ20で変換された電気信号を増幅し赤外明るさ成分として処理部10へ出力するログアンプ21と、光電センサ20で変換された電気信号を増幅する可変ゲイン交流アンプ22と、可変ゲイン交流アンプ22で増幅された電気信号の赤外高周波成分のみを通過させ処理部10へ出力するバンドパスフィルタ23とを備えている。
【0020】
次に、上述した火炎検出装置1の動作について説明する。
ガスバーナ3で生成された火炎に基づく光は、筒部材6の先端部6Aより筒部材6内部に入射し、筒部材6の後端部6B近傍に設けられた集光レンズ13に達する。このとき、油バーナ4で生成された火炎に基づく光は、筒部材6で遮断されるので(けられるので)、集光レンズ13まで達しない。集光レンズ13で集光された光(光信号)は、光ファイバケーブル7を介して演算部9に伝送され、分波器15のダイクロイックミラー14により可視光と赤外光とに分波され、分波器15で分波された可視光は、光電センサ16で電気信号に変換され、光電センサ16で変換された電気信号は、ログアンプ17で増幅され可視明るさ成分として処理部10へ出力され、且つ光電センサ16で変換された電気信号は、可変ゲイン交流アンプ18で増幅され、可変ゲイン交流アンプ18で増幅された電気信号の可視高周波成分のみがバンドパスフィルタ19を通過して処理部10へ出力される一方、分波器15で分波された赤外光は、光電センサ20で電気信号に変換され、光電センサ20で変換された電気信号は、ログアンプ21で増幅され赤外明るさ成分として処理部10へ出力され、且つ光電センサ20で変換された電気信号は、可変ゲイン交流アンプ22で増幅され、可変ゲイン交流アンプ22で増幅された電気信号の赤外高周波成分のみがバンドパスフィルタ23を通過して処理部10へ出力され、処理部10において、前記可視明るさ、可視高周波、赤外明るさ、赤外高周波に基づきガスバーナ3の火炎の有無が判別される。
【0021】
以上説明したように、集光レンズ13を筒部材6の他端部6B近傍、具体的には他端部6Bに接続された保持部材5に設けたので、筒部材6の先端部6A側から入射する火炎光のうち、この筒部材6の先端部6Aの近傍に配置されたガスバーナ3の火炎光は筒部材6を通って集光レンズ13に良好に達し、一方、外乱となる油バーナ4の火炎光は筒部材6で遮断されて集光レンズ13に達しない。したがって、外乱光である油バーナ4の火炎光の干渉を防いで、ガスバーナ3の火炎を精度良く検出できる。つまり、輝度の高い油バーナ4の火炎の干渉信号に、ガスバーナ3の火炎信号が埋まってしまうことが避けられ、ガスバーナ3を点火或いは消火した場合には、それに対応した信号の変化が、特に可視高周波並びに赤外高周波において見られるようになり、ガス火炎の有無を判別することが可能となる。そして、輝度の高い油バーナ4の火炎の干渉信号に、ガスバーナ3の火炎信号が埋まってしまうことを回避できるので、ガスバーナ3の点火或いは消火時におけるガス火炎の有無を確実に判別することができる。
【0022】
また、検出する火炎光は筒部材6を通過して集光レンズ13に達するため、従来のように耐熱光ファイバを設ける必要が無くなるため、コストを低減することができる。また、集光レンズ13を筒部材6の後端部6B側に設けたので、集光レンズ13は火炉2内部の高温ガスや不純物質(スス)に曝されず、劣化を防止できる。
【0023】
ガス供給装置8を使って、筒部材6内部の後端部6B側から先端部6A側に向かってガスを流すようにしたので、集光レンズ13が火炉2内部の高温ガスや不純物質(スス)に曝されるのを更に確実に防止できる。また、筒部材6内部に不純物質が溜まるのを防止することもできるので、ガスバーナ3の火炎光は筒部材6内部を良好に通過できる。
【0024】
集光レンズ13を保持する保持部材5を筒部材6に対して接続及び分離可能に設けたので、集光レンズ13などをメンテナンスしたり交換したい場合、保持部材5を筒部材6の他端部6Bから分離することで、狭いメンテナンススペースでもメンテナンス等を円滑に行うことができる。
【0025】
なお本実施形態の火炎検出装置1は光学素子(レンズ)13を1つ有する構成であるが、複数の光学素子(レンズ)を有してもよい。その場合、複数の光学素子のうち最も火炉2内部側(先端部6A側)に配置される光学素子を、筒部材3の長手方向中央部より火炉2外部側(後端部6B側)に配置することにより、外乱となる油バーナ4の火炎光が光学素子に達するのを抑えることができ、また光学素子が火炉2内部の高温ガスや不純物質に曝されるのを防止できる。
【0026】
なお本実施形態では、集光レンズ13は筒部材6に対して接続及び分離可能な保持部材5に保持されている構成であるが、筒部材6の後端部6Bで保持する構成であってもよい。この場合、集光レンズ13を筒部材6の後端部6B側から容易に取り出すことができる。
【0027】
なお、移動機構30を使って筒部材6の位置を調整することで、外乱となる油バーナ4の火炎光が集光レンズ13に入射するのを更に抑えることができる。また、筒部材6に伸縮機構を設けておき、油バーナ4の燃焼状態に応じて筒部材6を伸縮することで、外乱となる油バーナ4の火炎光が集光レンズ13に入射するのを抑えることもできる。
【0028】
なお、筒部材6の内壁面に表面処理を施してもよい。表面処理としては、光の乱反射を防止する反射防止膜を設けることが挙げられる。これにより、ガスバーナ3の火炎光情報をより精度良く検出することができる。反射防止膜としては、さび止め塗料を塗布したり、耐熱性を有するつや消し黒色の薄膜を貼り付けたり、或いは筒部材6の内壁面を意図的に錆つかせたりすることで形成することができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、特定の光学素子に対する、特定のバーナ以外のバーナの火炎光の伝達を抑えつつ、特定のバーナの火炎光の伝達を良好に行うことができるので、特定のバーナの火炎を精度良く検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の火炎検出装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】演算部の一例を示す図である。
【図4】従来の火炎検出装置を示す図である。
【符号の説明】
1…火炎検出装置、2…火炉、3…ガスバーナ(特定のバーナ)、4…油バーナ、5…保持部材、6…筒部材、6A…先端部(一端部)、6B…後端部(他端部)、8…ガス供給装置、13…集光レンズ(光学素子、光学系)
【発明の属する技術分野】
本発明は、火炉の火炎を検出する火炎検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1つのボイラでLNGやLPG等のガスと重油や軽油等の油といった複数の燃料を焚くようにした、いわゆるガス・油混焼ボイラがある。このようなボイラには、バーナの燃焼状態を検出する火炎検出装置が設けられている(下記特許文献1、2参照)。
【0003】
図4は、従来の火炎検出装置を示す図である。図4において、火炎検出装置100は、火炉101内部に設けられたガスバーナ120の近傍にその先端部103Aを配置し、後端部103Bを火炉101外部に配置した筒部材103と、筒部材103の先端部103Aに配置された集光レンズ104と、筒部材103内部に配置され、集光レンズ104で検出された火炎光を筒部材103の後端部103Bに接続された光ファイバケーブル106に導く耐熱光ファイバ105とを備えている。なお、火炉101内部には、ガスバーナ120の他に不図示の油バーナが配置されている。集光レンズ104で検出された火炎光に基づく光信号は、耐熱光ファイバ105及び光ファイバケーブル106を介して演算部107に伝送される。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−340333号公報
【特許文献2】
特開2002−98334号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術には以下に述べる問題が存在する。
火炎検出装置100は、ガスバーナ120の火炎を検出することで火炉内の燃焼状態、特にガスバーナ120の火炎の有無を検出するが、火炎光を集光する集光レンズ104が先端部103A側、すなわち火炎に近い位置に配置されていると、ガスバーナ120の火炎光の他に、輝度の高い油バーナの火炎光も外乱として検出してしまう。そのため、ガスバーナ120の火炎の有無を精度良く検出できないという問題があった。また、集光レンズ104で検出された火炎光に基づく光信号は筒部材103内部に配置された耐熱光ファイバ105を介して伝送される構成であるが、この耐熱光ファイバ105は比較的高価な部材であるため、火炎検出装置100全体のコストアップを招いていた。また、集光レンズ104や耐熱光ファイバ105をメンテナンスしたり交換する場合において、筒部材103全体を火炉101から引き抜く必要が生じ、その場合、筒部材103を引き抜くことができるように広い空間(メンテナンススペース)が必要となる。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、火炉内部に設けられた複数のバーナのうち特定のバーナの火炎を精度良く検出することができ、しかもコストを低減することができ、狭いメンテナンススペースでもメンテナンス可能な火炎検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明の火炎検出装置は、火炉内部に設けられた複数のバーナのうち特定のバーナの近傍にその一端部を配置し、他端部を前記火炉外部に配置した筒部材と、前記筒部材の内部に配置される光学系とを備え、前記光学系を構成する光学素子のうち、最も前記先端部側に配置される特定の光学素子を、少なくとも前記筒部材の長手方向中央部より前記他端部側に配置したことを特徴とする。
本発明によれば、筒部材に配置された光学系を構成する光学素子のうち、筒部材の最も一端部側に配置される特定の光学素子を、筒部材の長手方向中央部より他端部側に配置することで、筒部材の一端部側から入射する火炎光のうち、この筒部材の一端部の近傍に配置された特定のバーナの火炎光は筒部材を通って特定の光学素子に良好に達し、一方、外乱となる特定のバーナ以外のバーナの火炎光は筒部材に遮断されて(けられて)特定の光学素子に達しない。したがって、特定のバーナの火炎を精度良く検出できる。また、検出する火炎光は筒部材を通過して特定の光学素子に達するため、従来のように耐熱光ファイバを設ける必要が無くなるので、コストを低減することができる。
【0008】
本発明の火炎検出装置において、前記特定の光学素子を前記筒部材の他端部近傍に配置したことを特徴とする。これにより、外乱となる特定のバーナ以外のバーナの火炎光が光学素子に達するのを更に確実に防止できる。また、特定の光学素子が高温の火炉内部に配置されない構成であるので、光学素子の熱による劣化を防止できる。
【0009】
本発明の火炎検出装置において、前記特定の光学素子は集光レンズであることを特徴とする。これにより、検出した特定のバーナの火炎光を集光して、例えば光ファイバケーブルに良好に伝送できる。
【0010】
本発明の火炎検出装置において、前記筒部材内部の前記他端部側から前記一端部側にガスを流すガス供給装置を備えることを特徴とする。本発明によれば、筒部材内部の他端部側から一端部側に、すなわち火炉外部側から火炉内部側にガスを流すことによって、筒部材内部に火炉内部の高温ガスや不純物質(スス等)が侵入したり、光学素子が高温ガスや不純物質に曝されるのを防止することができる。したがって、光学素子や筒部材の劣化を抑えることができる。
【0011】
本発明の火炎検出装置において、前記筒部材の前記他端部に対して接続及び分離可能に設けられた保持部材を備え、前記光学素子は、前記保持部材に保持されていることを特徴とする。本発明によれば、例えば光学素子をメンテナンスしたり交換したい場合、保持部材を筒部材の他端部から分離すればよいので、狭いメンテナンススペースでもメンテナンス等を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の火炎検出装置について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の火炎検出装置の一実施形態を示す概略構成図である。
図1において、火炎検出装置1は、その先端部(一端部)6Aを火炉2内部に配置し、後端部(他端部)6Bを火炉2外部に配置した筒部材6と、筒部材6の内部に配置された光学系を構成する集光レンズ(光学素子)13とを備えている。ここで、火炉2はボイラ装置の一部を構成しており、この火炉2の内部には複数のバーナが設けられている。本実施形態において、火炉2には特定のバーナであるガスバーナ3と、このガスバーナ3に対向配置された油バーナ4とが設けられている。そして、ガスバーナ3の近傍に、火炎検出装置1を構成する筒部材6の先端部6Aが配置されている。
【0013】
ガスバーナ3は、外筒部3aと、外筒部3a内部に配置された内筒部3bとを有しており、保持部3cに保持されている。内筒部3bの先端部は火炉2内部に配置され、後端部から供給された燃焼用ガスが火炉2内部に送出される。また、外筒部3aと内筒部3bとの間には空気が流通可能となっているとともに外筒部3aの先端部は火炉2内部に配置されており、外筒部3aの後端部から供給された空気が火炉2内部に送出されるようになっている。そして、ガスバーナ3により火炉2内部に供給された燃焼用ガス(及び空気)が点火されることにより、ガスバーナ3は火炎(ガス火炎)を生成する。一方、ガスバーナ3と対向配置されている油バーナ4から噴射された油が点火されることにより、油バーナ4は火炎(油火炎)を生成する。
【0014】
図2は火炎検出装置1の拡大図である。図2において、集光レンズ13は筒部材6の後端部6B近傍に配置されている。具体的には、集光レンズ13は、筒部材6の後端部6Bに接続されている保持部材5に保持されている。この保持部材5は、筒部材6の他端部6Bに対して接続及び分離可能に設けられている。
【0015】
ここで、筒部材6の先端部6Aを含む先端領域Aは、例えばステンレス鋼により構成され、後端部6Bを含む後端領域Bは、例えば炭素鋼により構成されている。
【0016】
筒部材6の後端部6B近傍のうち、集光レンズ13より先端部6A側には、この筒部材6内部にガスを供給するガス供給口8Aが設けられており、ガス供給口8Aにはガス供給部8Bが接続されている。本実施形態において、ガス供給部8Bは空気を供給する。ここで、ガス供給口8Aは先端部6A側に向かってガスを吹き出すように斜めに形成されており、ガス供給部8Bからガスが供給されることにより、筒部材6内部の後端部6B側から先端部6A側にガスが流れる。すなわち、ガス供給部8B及びこれに接続するガス供給口8Aにより、筒部材6内部の後端部6B側から先端部6A側にガスを流すガス供給装置8が構成されている。
【0017】
筒部材6は、移動機構30を介して火炉2に取り付けられている。移動機構30は筒部材6を火炉2に対して移動可能に支持するものであり、筒部材6の長手方向(火炉2に対する挿入方向)、上下方向、及び横方向に移動可能である。更に、移動機構30により、筒部材6はその設置角度も調整可能である。
【0018】
集光レンズ13の後端部6B側には、光ファイバケーブル7の入射端が配置されている。一方、光ファイバケーブル7の射出端は演算部9に接続されている。火炉2内に生成された火炎に基づく光(光信号)は、筒部材6の先端部6Aから入射した後、筒部材6を後端部6B側に向かって伝送され、集光レンズ13で集光される。集光レンズ13で集光された光(光信号)は、光ファイバケーブル7の入射端から入射し、この光ファイバケーブル7を伝送した後、射出端より演算部9に出力される。また、演算部9及びガス供給部8Bには、火炎検出装置1の動作を統括制御する制御装置CONTが接続されている。
【0019】
図3は、演算部9の一例を示す図である。図3に示すように、演算部9は、光ファイバケーブル7を介して伝送された火炎光に基づく光信号をダイクロイックミラー14により可視光と赤外光とに分波する分波器15と、分波器15で分波された可視光を電気信号に変換する光電センサ16と、光電センサ16で変換された電気信号を増幅し可視明るさ成分として処理部10へ出力するログアンプ17と、光電センサ16で変換された電気信号を増幅する可変ゲイン交流アンプ18と、可変ゲイン交流アンプ18で増幅された電気信号の可視高周波成分のみを通過させ処理部10へ出力するバンドパスフィルタ19と、分波器15で分波された赤外光を電気信号に変換する光電センサ20と、光電センサ20で変換された電気信号を増幅し赤外明るさ成分として処理部10へ出力するログアンプ21と、光電センサ20で変換された電気信号を増幅する可変ゲイン交流アンプ22と、可変ゲイン交流アンプ22で増幅された電気信号の赤外高周波成分のみを通過させ処理部10へ出力するバンドパスフィルタ23とを備えている。
【0020】
次に、上述した火炎検出装置1の動作について説明する。
ガスバーナ3で生成された火炎に基づく光は、筒部材6の先端部6Aより筒部材6内部に入射し、筒部材6の後端部6B近傍に設けられた集光レンズ13に達する。このとき、油バーナ4で生成された火炎に基づく光は、筒部材6で遮断されるので(けられるので)、集光レンズ13まで達しない。集光レンズ13で集光された光(光信号)は、光ファイバケーブル7を介して演算部9に伝送され、分波器15のダイクロイックミラー14により可視光と赤外光とに分波され、分波器15で分波された可視光は、光電センサ16で電気信号に変換され、光電センサ16で変換された電気信号は、ログアンプ17で増幅され可視明るさ成分として処理部10へ出力され、且つ光電センサ16で変換された電気信号は、可変ゲイン交流アンプ18で増幅され、可変ゲイン交流アンプ18で増幅された電気信号の可視高周波成分のみがバンドパスフィルタ19を通過して処理部10へ出力される一方、分波器15で分波された赤外光は、光電センサ20で電気信号に変換され、光電センサ20で変換された電気信号は、ログアンプ21で増幅され赤外明るさ成分として処理部10へ出力され、且つ光電センサ20で変換された電気信号は、可変ゲイン交流アンプ22で増幅され、可変ゲイン交流アンプ22で増幅された電気信号の赤外高周波成分のみがバンドパスフィルタ23を通過して処理部10へ出力され、処理部10において、前記可視明るさ、可視高周波、赤外明るさ、赤外高周波に基づきガスバーナ3の火炎の有無が判別される。
【0021】
以上説明したように、集光レンズ13を筒部材6の他端部6B近傍、具体的には他端部6Bに接続された保持部材5に設けたので、筒部材6の先端部6A側から入射する火炎光のうち、この筒部材6の先端部6Aの近傍に配置されたガスバーナ3の火炎光は筒部材6を通って集光レンズ13に良好に達し、一方、外乱となる油バーナ4の火炎光は筒部材6で遮断されて集光レンズ13に達しない。したがって、外乱光である油バーナ4の火炎光の干渉を防いで、ガスバーナ3の火炎を精度良く検出できる。つまり、輝度の高い油バーナ4の火炎の干渉信号に、ガスバーナ3の火炎信号が埋まってしまうことが避けられ、ガスバーナ3を点火或いは消火した場合には、それに対応した信号の変化が、特に可視高周波並びに赤外高周波において見られるようになり、ガス火炎の有無を判別することが可能となる。そして、輝度の高い油バーナ4の火炎の干渉信号に、ガスバーナ3の火炎信号が埋まってしまうことを回避できるので、ガスバーナ3の点火或いは消火時におけるガス火炎の有無を確実に判別することができる。
【0022】
また、検出する火炎光は筒部材6を通過して集光レンズ13に達するため、従来のように耐熱光ファイバを設ける必要が無くなるため、コストを低減することができる。また、集光レンズ13を筒部材6の後端部6B側に設けたので、集光レンズ13は火炉2内部の高温ガスや不純物質(スス)に曝されず、劣化を防止できる。
【0023】
ガス供給装置8を使って、筒部材6内部の後端部6B側から先端部6A側に向かってガスを流すようにしたので、集光レンズ13が火炉2内部の高温ガスや不純物質(スス)に曝されるのを更に確実に防止できる。また、筒部材6内部に不純物質が溜まるのを防止することもできるので、ガスバーナ3の火炎光は筒部材6内部を良好に通過できる。
【0024】
集光レンズ13を保持する保持部材5を筒部材6に対して接続及び分離可能に設けたので、集光レンズ13などをメンテナンスしたり交換したい場合、保持部材5を筒部材6の他端部6Bから分離することで、狭いメンテナンススペースでもメンテナンス等を円滑に行うことができる。
【0025】
なお本実施形態の火炎検出装置1は光学素子(レンズ)13を1つ有する構成であるが、複数の光学素子(レンズ)を有してもよい。その場合、複数の光学素子のうち最も火炉2内部側(先端部6A側)に配置される光学素子を、筒部材3の長手方向中央部より火炉2外部側(後端部6B側)に配置することにより、外乱となる油バーナ4の火炎光が光学素子に達するのを抑えることができ、また光学素子が火炉2内部の高温ガスや不純物質に曝されるのを防止できる。
【0026】
なお本実施形態では、集光レンズ13は筒部材6に対して接続及び分離可能な保持部材5に保持されている構成であるが、筒部材6の後端部6Bで保持する構成であってもよい。この場合、集光レンズ13を筒部材6の後端部6B側から容易に取り出すことができる。
【0027】
なお、移動機構30を使って筒部材6の位置を調整することで、外乱となる油バーナ4の火炎光が集光レンズ13に入射するのを更に抑えることができる。また、筒部材6に伸縮機構を設けておき、油バーナ4の燃焼状態に応じて筒部材6を伸縮することで、外乱となる油バーナ4の火炎光が集光レンズ13に入射するのを抑えることもできる。
【0028】
なお、筒部材6の内壁面に表面処理を施してもよい。表面処理としては、光の乱反射を防止する反射防止膜を設けることが挙げられる。これにより、ガスバーナ3の火炎光情報をより精度良く検出することができる。反射防止膜としては、さび止め塗料を塗布したり、耐熱性を有するつや消し黒色の薄膜を貼り付けたり、或いは筒部材6の内壁面を意図的に錆つかせたりすることで形成することができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、特定の光学素子に対する、特定のバーナ以外のバーナの火炎光の伝達を抑えつつ、特定のバーナの火炎光の伝達を良好に行うことができるので、特定のバーナの火炎を精度良く検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の火炎検出装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】演算部の一例を示す図である。
【図4】従来の火炎検出装置を示す図である。
【符号の説明】
1…火炎検出装置、2…火炉、3…ガスバーナ(特定のバーナ)、4…油バーナ、5…保持部材、6…筒部材、6A…先端部(一端部)、6B…後端部(他端部)、8…ガス供給装置、13…集光レンズ(光学素子、光学系)
Claims (5)
- 火炉内部に設けられた複数のバーナのうち特定のバーナの近傍にその一端部を配置し、他端部を前記火炉外部に配置した筒部材と、
前記筒部材の内部に配置される光学系とを備え、
前記光学系を構成する光学素子のうち、最も前記先端部側に配置される特定の光学素子を、少なくとも前記筒部材の長手方向中央部より前記他端部側に配置したことを特徴とする火炎検出装置。 - 前記特定の光学素子を前記筒部材の他端部近傍に配置したことを特徴とする請求項1記載の火炎検出装置。
- 前記特定の光学素子は集光レンズであることを特徴とする請求項1又は2記載の火炎検出装置。
- 前記筒部材内部の前記他端部側から前記一端部側にガスを流すガス供給装置を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の火炎検出装置。
- 前記筒部材の前記他端部に対して接続及び分離可能に設けられた保持部材を備え、
前記光学素子は、前記保持部材に保持されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の火炎検出装置。
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JP (1) | JP2005016839A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7357982B2 (en) * | 2002-06-26 | 2008-04-15 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Polybenzazole fiber and use thereof |
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- 2003-06-26 JP JP2003182769A patent/JP2005016839A/ja active Pending
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KR100923126B1 (ko) | 2007-01-12 | 2009-10-23 | 야마타케 코포레이션 | 화염검출장치 |
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