JP2005016075A - 床パネル用支持脚のカバー部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】既設の支持脚に発生する有害なウイスカの飛散を防止するカバー部材を提供する。
【解決手段】カバー部材は少なくともベースカバーとパイプカバーとで構成されている。各々は縦に少なくとも二つ割り構造とされ、支持脚の外周に各分割片を組み立てて、支持脚を気密的に被覆する構成とされている。
【選択図】図1
【解決手段】カバー部材は少なくともベースカバーとパイプカバーとで構成されている。各々は縦に少なくとも二つ割り構造とされ、支持脚の外周に各分割片を組み立てて、支持脚を気密的に被覆する構成とされている。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主として大型のコンピュータやサーバー等(以下、コンピュータ等と省略する。)が設置されたコンピュータ室の二重床パネルを支持する既設の支持脚を気密的に被覆するカバー部材の技術分野に属し、特に前記既設の支持脚に発生する有害なウイスカの飛散を防止するカバー部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
大型のコンピュータ等が設置されたコンピュータ室床は、図10に示すように二重床(フリーアクセスフロア)として構成され、床パネル2が支持脚3によってコンクリートスラブ上に約30cm〜70cmの高さに確保されている。その床下空間にコンピュータ等15を冷却させる空気の循環路や、コンピュータ等15に必要なケーブル等の配線類が通されている。
【0003】
床パネル2を支持する既設の支持脚3は、電気亜鉛メッキ等の表面処理が施されていることが多い。近年、電気亜鉛メッキを施した際の残留応力によって押し出された金属の髭状結晶(ウイスカと云う。)が、上記コンピュータ室内に飛散し、コンピュータ等の内部に入り込み、プリント基板や端子部分に電気的短絡を生じさせる問題が生じている。
【0004】
塵やホコリであれば、コンピュータ等の冷却ファンに設置されているフィルタによって捕捉されるが、上記ウイスカは直径2μm、長さが2mm程度と極めて小さく、コンピュータ室に一度飛散すると捕捉することができない。そのため、通例のオフィス等では、二重床パネル上にある小型のコンピュータや事務設備を撤去して床パネルを捲り、支持脚そのものをウイスカが発生しない支持脚に交換して対処することが一般的に行われている。
【0005】
しかし、コンピュータ室の大型コンピュータ等を停止させると、例えば前記コンピュータ等と接続されている銀行のATM等が停止し、社会的に大きな影響を与える虞があるので、コンピュータ等を停止させて撤去し、支持脚を交換することは不可能に近い。
【0006】
そのため、(社)電子情報技術産業協会のホームページでは、電気亜鉛メッキ等の表面処理が施された既設の支持脚を難燃性プラスチック樹脂製の筒状体で覆う対処手段を紹介している。
【0007】
【非特許文献1】
(社)電子情報技術産業協会のホームページ[平成15年6月17日検索]、<URL:http://it.jeita.or.jp/infosys/info/whisker/020115.html>
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したようにウイスカは極めて微細なもので、どのような手段で気密的に筒状体を用いて支持脚を被覆するかが、最も重要な課題であるのに、上記対処手段にはこの点が開示されていない。
【0009】
また、床パネルを支持するために多数の支持脚が設置されているので、簡単に被覆することができる構成であることが望まれるが、筒状体の具体的構成も開示されていない。
【0010】
更に、床パネルを支持する既設の支持脚は種々の高さに設定されているので、各支持脚に応じて被覆用の筒状体を製作するとコストが嵩む問題点がある。
【0011】
本発明の目的は、床パネルを部分的に撤去することによって露出させた既設の支持脚を気密的に、且つ簡単に被覆してウイスカの飛散を防止することができる床パネル用支持脚のカバー部材を提供することである。
【0012】
本発明の次の目的は、既設の支持脚の高さが異なっても、簡単な手順で能率良く安価に支持脚を被覆することができる床パネル用支持脚のカバー部材を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る床パネル用支持脚のカバー部材は、
大型のコンピュータ、サーバー等が設置されたコンピュータ室の二重床パネルを支持する既設の支持脚を被覆するカバー部材であって、
前記カバー部材は少なくともベースカバーとパイプカバーとで構成されており、
各々は縦に少なくとも二つ割り構造とされ、上記支持脚の外周に各分割片を組み立てて、同支持脚を気密的に被覆する構成とされていることを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載した床パネル用支持脚のカバー部材において、
ベースカバーはボックス部分とパイプカバーの支持部分とで構成され、両者が一体的に形成されていること、
ベースカバーの分割片は、各分割片のボックス部分に形成された接合片をビス止め可能に相互に重ね合わせる構成であり、更に、各分割片の支持部分に相互に嵌め合わせる雄形嵌合片と雌形嵌合片とを備えていることを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1に記載した床パネル用支持脚のカバー部材において、
パイプカバーはパイプ部分とトップ部分とで構成され、パイプ部分の上端部はトップ部分の下端部に嵌め込まれ、下端部はベースカバーの支持部分の中に差し込まれること、
前記トップ部分の下端部とパイプ部分の外周とが接着テープ材で気密的に接合され、同じトップ部分の上端部は支持脚の上端外周と同じく接着テープ材で気密的に接合され、パイプ部分の下端部とベースカバーの支持部分も接着テープ材で気密的に接合されていることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項3に記載した床パネル用支持脚のカバー部材において、
パイプ部分は、被覆する支持脚の高さに応じて長さが選択されることを特徴とする。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項3又は4に記載した床パネル用支持脚のカバー部材において、
パイプ部分はアルミ型材などで構成されていることを特徴とする。
【0018】
【本発明の実施形態、及び実施例】
以下に、請求項1〜5に記載した発明に係る床パネル用支持脚のカバー部材の実施形態を、図1〜図10に基づいて説明する。
【0019】
このカバー部材1は、ウイスカの飛散を防止するために、大型のコンピュータ等が設置されたコンピュータ室の二重床パネル2を支持する既設の支持脚3…を気密的に被覆するカバー部材として好適に使用される。なお、本発明で云う気密的とは、完全に密閉された状態を云うのでなく、少なくともウイスカの飛散を防止できる程度の状態を云う。
【0020】
図1に示すカバー部材1は、ベースカバー4と、パイプカバー5を構成するパイプ部分6とトップ部分7との3体で構成されている。これらベースカバー4とパイプ部分6及びトップ部分7はそれぞれ縦に二つ割り構造とされ、電気亜鉛メッキ等の表面処理が施された既設の支持脚3の外周部に組み立てて、同支持脚3を気密的に被覆する構成とされている。
【0021】
前記ベースカバー4は、図2及び図3に示すように、分割片4aと4bとから成り、一例としてポリプロピレン等の難燃性プラスチック樹脂を原材料とした成型品である。前記分割片4aと4bには、支持脚3のベース部分3aを被覆するボックス部分8a、8bと、パイプカバー5のパイプ部分6の下端部を差し込み支持する支持部分9a、9bがそれぞれ一体的に形成されている(請求項2記載の発明)。前記ボックス部分8a、8bは、支持脚3のベース部分3aを被覆するのに十分な大きさと形状、一例として高さが約25mm、縦寸と横寸がそれぞれ約270mmの箱形部材を縦に二つ割りにした構造とされ、その内部には被覆作業中に作業員が手を着いたり、足で踏んだりしても破損しないようにリブ10を設けて補強されている。なお、具体的な図示は省略するが、ボックス部分8aと8bの側壁の所定箇所に、四角形状(但し、これに限らない。)の薄肉部が形成されており、ペンチ等によってその箇所を折り曲げて、配線等を通す通孔を形成できるノックアウト構造が採用されている。
【0022】
支持部分9a、9bは、差し込まれるパイプカバー5のパイプ部分6の下端部の外径R(図1を参照)と略等しい内径r(一例として、約61mm)を有する筒形部材をやはり縦に二つ割りにした構造とされ、分割片4aと4bを組み立てた際に平面略中央部から鉛直上方に立ち上がるように、上記ボックス部分8a、8bにそれぞれ一体的に形成されている。
【0023】
二つの分割片4aと4bは、各分割片4a、4bのボックス部分8a、8bに形成された接合片11a、11bをビス止め可能に相互に重ね合わせる構成である。支持脚3のベース部分3aの側方から二つの分割片4a、4bを突き合わせて組むと、ボックス部分8a、8bの接合片11a、11bが相互に重ね合わされ、略同心位置となった接合片11a、11bのネジ孔11c、11dへ上方からドライバでタッピングビス(図示を省略)を差し入れ、ねじ結合して組み立てられる。更に、前記分割片4a、4bの支持部分9a、9bには、相互に嵌め合わせる雄形嵌合片12aと雌形嵌合片12bとを備えており、前記雄形嵌合片12aと雌形嵌合片12bを嵌め合わせることで止着され組み立てられる。その結果、分割片4aと4bの相対峙する端面同士は当接状態が維持され、気密性が確保される。
【0024】
前記パイプ部分6も、図4及び図5に示すように分割片6aと6bとから成る。前記分割片6a、6bは、支持脚3のパイプ部分3bを被覆するのに十分な内径(一例として、約57mm)を有するアルミ型材などを、図1に示すようにトップ部分7の下端部へ所定の深さ(一例として、約40mm)嵌め込むことができる長さ(一例として、約321mm)に切断し、更に縦に二つ割りにした構造とされている(請求項5記載の発明)。
【0025】
二つの分割片6aと6bは、分割した端面部同士を突き合わせて結合し組み立てる構成である。支持脚3のパイプ部分3bを挟んで、一方の分割片6aの端部6cが、他方の分割片6bの端部6dに形成された段部に嵌め込まれ組み立てられる(図6を参照)。その結果、分割片6aの端部6cの内周面と分割片6bの端部6dの外周面は当接状態が維持され、やはり気密性が確保される。組み立てられた分割片6aと6bは、その下端部が支持脚3のベース部分3aの上面に着座するまで、ベースカバー4の支持部分9a、9bに差し込まれ、同支持部分9a、9bの上端部と接着テープ材13(一例として、エフコテープ)で気密的に接合される(図1を参照、請求項3記載の発明)。なお、パイプカバー5のパイプ部分6の内周面と、支持脚3のパイプ部分3bの外周面との間にパッキン材14が設置され両者の隙間を埋め、パイプカバー5のパイプ部分6の位置が固定されている。前記パッキン材14は支持脚3のパイプ部分3bの外径とパイプ部分6の内径の差に応じて選択される。
【0026】
トップ部分7も、図7〜図9に示すように分割片7aと7bとから成る。これも、ベースカバー4と同様にポリプロピレン等の難燃性プラスチック樹脂を原材料とした成型品である。前記分割片7a、7bは、支持脚3のトップ部分3cを被覆するのに十分で、且つパイプ部分6の上端部を嵌め込むことができる内径(一例として、約63mm)と長さ(一例として、約130mm)を有するパイプ材を縦に二つ割りにした構造とされている。その一方の端部相互は、例えば薄肉のヒンジ機構7cによって開閉可能に連結されている。他方の端部には、相互に嵌め合わせる雌形嵌合片7dと雄形嵌合片7eとを備えている。そして、前記分割片7a、7bの上端部にはそれぞれ、支持脚3のトップ部分3cの外周との隙間を塞ぐフランジ部分7f、7gが形成されている。
【0027】
前記分割片7aと7bは、開いた状態で支持脚3のトップ部分3cの側方から当てがわれ、該トップ部分3cとパイプカバー5のパイプ部分6の上端部を挟むようにヒンジ機構7cによって閉じられ、雌形嵌合片7dと雄形嵌合片7eとを嵌め合わせ止着して組み立てられる。その結果、分割片7aと7bの相対峙する端面同士は当接状態が維持され、やはり気密性が確保される。下端部はパイプカバー5のパイプ部分6の外周部と接着テープ材13で気密的に接合される。上端部は支持脚3のトップ部分3cの上端外周と同じく接着テープ材13で気密的に接合される(図1を参照、請求項3記載の発明)。
【0028】
したがって、本発明に係るカバー部材1は、既設の支持脚3を気密的に被覆することができ、ウイスカの飛散を確実に防止することができる。また、各部材は、支持脚3の側方から簡単に組み立てることができ、被覆作業が簡単である。
【0029】
支持脚3の高さが異なる場合は、パイプカバー5のパイプ部分6の上端部とトップ部分7の下端部との嵌め込み深さを調整(本実施形態では約100mm)することができ、種々の高さの支持脚を被覆することができ、汎用性が高い。前記調整だけで対応できない場合は、被覆する支持脚3の高さに応じてパイプ部分6の長さが適正なものを適宜選択して使用する(請求項4記載の発明)。前記パイプ部分6は比較的低価格で入手することができるアルミ型材などで製作されるので、コストが嵩まない。
【0030】
上記カバー部材1を用いた支持脚3の被覆作業は、コンピュータ等15の周辺の二重床パネル2を捲って、手の届く範囲は床パネル2上から作業し、手の届かない範囲は、床下空間に潜って作業を行う(図10を参照)。
【0031】
なお、図1に示したカバー部材1のパイプカバー5は、パイプ部分6とトップ部分7とで構成されているが、この構成に限らない。パイプ部分6とトップ部分7とを一体的に構成しても良い(請求項1記載の発明)。
【0032】
また、図1及び図3等に示したパイプカバー5のパイプ部分6は、アルミ型材などで製作されているが、これに限らない。トップ部分7と同様にポリプロピレン等の難燃性プラスチック樹脂製のパイプ材で製作しても、同様に実施できる。
【0033】
更に、図1のカバー部材1は縦に二つ割にした構造とされているが、三つ割にした構造としても良く、施工性を考慮して決定される。
【0034】
【本発明の奏する効果】
請求項1〜5に記載した発明に係る床パネル用支持脚のカバー部材は、簡単、迅速に既設の支持脚を気密的に被覆することができ、ウイスカの飛散を確実に防ぐことができる。また、各部材は、支持脚の側方から簡単に組み立てることができ、被覆作業が簡単である。
【0035】
支持脚の高さが異なる場合は、パイプカバーのパイプ部分の上端部とトップ部分の下端部との嵌め込み深さを調整することができるので、種々の高さの支持脚を被覆することができ、汎用性が高い。前記調整だけで対応できない場合は、被覆する支持脚の高さに応じてパイプカバーのパイプ部分の長さが適正なものを適宜選択して使用できる。前記パイプ部分は比較的低価格で入手することができるアルミ型材などで製作されるので、コストが嵩まない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床パネル用支持脚のカバー部材の実施形態を示した縦断面図である。
【図2】ベースカバーを示した平面図である。
【図3】ベースカバーを示した縦断面図である。
【図4】パイプカバーのパイプ部分を示した正面図である。
【図5】パイプカバーのパイプ部分を示した側面図である。
【図6】パイプカバーのパイプ部分の分割片相互の嵌め合い構造を示した図である。
【図7】パイプカバーのトップ部分の開いた状態を示した正面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】パイプカバーのトップ部分を成す分割片をそれぞれ示した立面図である。
【図10】コンピュータ室を概略的に示した図である。
【符号の説明】
1 カバー部材
2 二重床パネル
3 既設の支持脚
4 ベースカバー
4a、4b ベースカバーの分割片
5 パイプカバー
6 パイプ部分
7 トップ部分
8a、8b ボックス部分
9a、9b 支持部分
11a、11b 接合片
12a 雄形嵌合片
12b 雌形嵌合片
13 接着テープ材
14 パッキン材
【発明の属する技術分野】
この発明は、主として大型のコンピュータやサーバー等(以下、コンピュータ等と省略する。)が設置されたコンピュータ室の二重床パネルを支持する既設の支持脚を気密的に被覆するカバー部材の技術分野に属し、特に前記既設の支持脚に発生する有害なウイスカの飛散を防止するカバー部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
大型のコンピュータ等が設置されたコンピュータ室床は、図10に示すように二重床(フリーアクセスフロア)として構成され、床パネル2が支持脚3によってコンクリートスラブ上に約30cm〜70cmの高さに確保されている。その床下空間にコンピュータ等15を冷却させる空気の循環路や、コンピュータ等15に必要なケーブル等の配線類が通されている。
【0003】
床パネル2を支持する既設の支持脚3は、電気亜鉛メッキ等の表面処理が施されていることが多い。近年、電気亜鉛メッキを施した際の残留応力によって押し出された金属の髭状結晶(ウイスカと云う。)が、上記コンピュータ室内に飛散し、コンピュータ等の内部に入り込み、プリント基板や端子部分に電気的短絡を生じさせる問題が生じている。
【0004】
塵やホコリであれば、コンピュータ等の冷却ファンに設置されているフィルタによって捕捉されるが、上記ウイスカは直径2μm、長さが2mm程度と極めて小さく、コンピュータ室に一度飛散すると捕捉することができない。そのため、通例のオフィス等では、二重床パネル上にある小型のコンピュータや事務設備を撤去して床パネルを捲り、支持脚そのものをウイスカが発生しない支持脚に交換して対処することが一般的に行われている。
【0005】
しかし、コンピュータ室の大型コンピュータ等を停止させると、例えば前記コンピュータ等と接続されている銀行のATM等が停止し、社会的に大きな影響を与える虞があるので、コンピュータ等を停止させて撤去し、支持脚を交換することは不可能に近い。
【0006】
そのため、(社)電子情報技術産業協会のホームページでは、電気亜鉛メッキ等の表面処理が施された既設の支持脚を難燃性プラスチック樹脂製の筒状体で覆う対処手段を紹介している。
【0007】
【非特許文献1】
(社)電子情報技術産業協会のホームページ[平成15年6月17日検索]、<URL:http://it.jeita.or.jp/infosys/info/whisker/020115.html>
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したようにウイスカは極めて微細なもので、どのような手段で気密的に筒状体を用いて支持脚を被覆するかが、最も重要な課題であるのに、上記対処手段にはこの点が開示されていない。
【0009】
また、床パネルを支持するために多数の支持脚が設置されているので、簡単に被覆することができる構成であることが望まれるが、筒状体の具体的構成も開示されていない。
【0010】
更に、床パネルを支持する既設の支持脚は種々の高さに設定されているので、各支持脚に応じて被覆用の筒状体を製作するとコストが嵩む問題点がある。
【0011】
本発明の目的は、床パネルを部分的に撤去することによって露出させた既設の支持脚を気密的に、且つ簡単に被覆してウイスカの飛散を防止することができる床パネル用支持脚のカバー部材を提供することである。
【0012】
本発明の次の目的は、既設の支持脚の高さが異なっても、簡単な手順で能率良く安価に支持脚を被覆することができる床パネル用支持脚のカバー部材を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る床パネル用支持脚のカバー部材は、
大型のコンピュータ、サーバー等が設置されたコンピュータ室の二重床パネルを支持する既設の支持脚を被覆するカバー部材であって、
前記カバー部材は少なくともベースカバーとパイプカバーとで構成されており、
各々は縦に少なくとも二つ割り構造とされ、上記支持脚の外周に各分割片を組み立てて、同支持脚を気密的に被覆する構成とされていることを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載した床パネル用支持脚のカバー部材において、
ベースカバーはボックス部分とパイプカバーの支持部分とで構成され、両者が一体的に形成されていること、
ベースカバーの分割片は、各分割片のボックス部分に形成された接合片をビス止め可能に相互に重ね合わせる構成であり、更に、各分割片の支持部分に相互に嵌め合わせる雄形嵌合片と雌形嵌合片とを備えていることを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1に記載した床パネル用支持脚のカバー部材において、
パイプカバーはパイプ部分とトップ部分とで構成され、パイプ部分の上端部はトップ部分の下端部に嵌め込まれ、下端部はベースカバーの支持部分の中に差し込まれること、
前記トップ部分の下端部とパイプ部分の外周とが接着テープ材で気密的に接合され、同じトップ部分の上端部は支持脚の上端外周と同じく接着テープ材で気密的に接合され、パイプ部分の下端部とベースカバーの支持部分も接着テープ材で気密的に接合されていることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項3に記載した床パネル用支持脚のカバー部材において、
パイプ部分は、被覆する支持脚の高さに応じて長さが選択されることを特徴とする。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項3又は4に記載した床パネル用支持脚のカバー部材において、
パイプ部分はアルミ型材などで構成されていることを特徴とする。
【0018】
【本発明の実施形態、及び実施例】
以下に、請求項1〜5に記載した発明に係る床パネル用支持脚のカバー部材の実施形態を、図1〜図10に基づいて説明する。
【0019】
このカバー部材1は、ウイスカの飛散を防止するために、大型のコンピュータ等が設置されたコンピュータ室の二重床パネル2を支持する既設の支持脚3…を気密的に被覆するカバー部材として好適に使用される。なお、本発明で云う気密的とは、完全に密閉された状態を云うのでなく、少なくともウイスカの飛散を防止できる程度の状態を云う。
【0020】
図1に示すカバー部材1は、ベースカバー4と、パイプカバー5を構成するパイプ部分6とトップ部分7との3体で構成されている。これらベースカバー4とパイプ部分6及びトップ部分7はそれぞれ縦に二つ割り構造とされ、電気亜鉛メッキ等の表面処理が施された既設の支持脚3の外周部に組み立てて、同支持脚3を気密的に被覆する構成とされている。
【0021】
前記ベースカバー4は、図2及び図3に示すように、分割片4aと4bとから成り、一例としてポリプロピレン等の難燃性プラスチック樹脂を原材料とした成型品である。前記分割片4aと4bには、支持脚3のベース部分3aを被覆するボックス部分8a、8bと、パイプカバー5のパイプ部分6の下端部を差し込み支持する支持部分9a、9bがそれぞれ一体的に形成されている(請求項2記載の発明)。前記ボックス部分8a、8bは、支持脚3のベース部分3aを被覆するのに十分な大きさと形状、一例として高さが約25mm、縦寸と横寸がそれぞれ約270mmの箱形部材を縦に二つ割りにした構造とされ、その内部には被覆作業中に作業員が手を着いたり、足で踏んだりしても破損しないようにリブ10を設けて補強されている。なお、具体的な図示は省略するが、ボックス部分8aと8bの側壁の所定箇所に、四角形状(但し、これに限らない。)の薄肉部が形成されており、ペンチ等によってその箇所を折り曲げて、配線等を通す通孔を形成できるノックアウト構造が採用されている。
【0022】
支持部分9a、9bは、差し込まれるパイプカバー5のパイプ部分6の下端部の外径R(図1を参照)と略等しい内径r(一例として、約61mm)を有する筒形部材をやはり縦に二つ割りにした構造とされ、分割片4aと4bを組み立てた際に平面略中央部から鉛直上方に立ち上がるように、上記ボックス部分8a、8bにそれぞれ一体的に形成されている。
【0023】
二つの分割片4aと4bは、各分割片4a、4bのボックス部分8a、8bに形成された接合片11a、11bをビス止め可能に相互に重ね合わせる構成である。支持脚3のベース部分3aの側方から二つの分割片4a、4bを突き合わせて組むと、ボックス部分8a、8bの接合片11a、11bが相互に重ね合わされ、略同心位置となった接合片11a、11bのネジ孔11c、11dへ上方からドライバでタッピングビス(図示を省略)を差し入れ、ねじ結合して組み立てられる。更に、前記分割片4a、4bの支持部分9a、9bには、相互に嵌め合わせる雄形嵌合片12aと雌形嵌合片12bとを備えており、前記雄形嵌合片12aと雌形嵌合片12bを嵌め合わせることで止着され組み立てられる。その結果、分割片4aと4bの相対峙する端面同士は当接状態が維持され、気密性が確保される。
【0024】
前記パイプ部分6も、図4及び図5に示すように分割片6aと6bとから成る。前記分割片6a、6bは、支持脚3のパイプ部分3bを被覆するのに十分な内径(一例として、約57mm)を有するアルミ型材などを、図1に示すようにトップ部分7の下端部へ所定の深さ(一例として、約40mm)嵌め込むことができる長さ(一例として、約321mm)に切断し、更に縦に二つ割りにした構造とされている(請求項5記載の発明)。
【0025】
二つの分割片6aと6bは、分割した端面部同士を突き合わせて結合し組み立てる構成である。支持脚3のパイプ部分3bを挟んで、一方の分割片6aの端部6cが、他方の分割片6bの端部6dに形成された段部に嵌め込まれ組み立てられる(図6を参照)。その結果、分割片6aの端部6cの内周面と分割片6bの端部6dの外周面は当接状態が維持され、やはり気密性が確保される。組み立てられた分割片6aと6bは、その下端部が支持脚3のベース部分3aの上面に着座するまで、ベースカバー4の支持部分9a、9bに差し込まれ、同支持部分9a、9bの上端部と接着テープ材13(一例として、エフコテープ)で気密的に接合される(図1を参照、請求項3記載の発明)。なお、パイプカバー5のパイプ部分6の内周面と、支持脚3のパイプ部分3bの外周面との間にパッキン材14が設置され両者の隙間を埋め、パイプカバー5のパイプ部分6の位置が固定されている。前記パッキン材14は支持脚3のパイプ部分3bの外径とパイプ部分6の内径の差に応じて選択される。
【0026】
トップ部分7も、図7〜図9に示すように分割片7aと7bとから成る。これも、ベースカバー4と同様にポリプロピレン等の難燃性プラスチック樹脂を原材料とした成型品である。前記分割片7a、7bは、支持脚3のトップ部分3cを被覆するのに十分で、且つパイプ部分6の上端部を嵌め込むことができる内径(一例として、約63mm)と長さ(一例として、約130mm)を有するパイプ材を縦に二つ割りにした構造とされている。その一方の端部相互は、例えば薄肉のヒンジ機構7cによって開閉可能に連結されている。他方の端部には、相互に嵌め合わせる雌形嵌合片7dと雄形嵌合片7eとを備えている。そして、前記分割片7a、7bの上端部にはそれぞれ、支持脚3のトップ部分3cの外周との隙間を塞ぐフランジ部分7f、7gが形成されている。
【0027】
前記分割片7aと7bは、開いた状態で支持脚3のトップ部分3cの側方から当てがわれ、該トップ部分3cとパイプカバー5のパイプ部分6の上端部を挟むようにヒンジ機構7cによって閉じられ、雌形嵌合片7dと雄形嵌合片7eとを嵌め合わせ止着して組み立てられる。その結果、分割片7aと7bの相対峙する端面同士は当接状態が維持され、やはり気密性が確保される。下端部はパイプカバー5のパイプ部分6の外周部と接着テープ材13で気密的に接合される。上端部は支持脚3のトップ部分3cの上端外周と同じく接着テープ材13で気密的に接合される(図1を参照、請求項3記載の発明)。
【0028】
したがって、本発明に係るカバー部材1は、既設の支持脚3を気密的に被覆することができ、ウイスカの飛散を確実に防止することができる。また、各部材は、支持脚3の側方から簡単に組み立てることができ、被覆作業が簡単である。
【0029】
支持脚3の高さが異なる場合は、パイプカバー5のパイプ部分6の上端部とトップ部分7の下端部との嵌め込み深さを調整(本実施形態では約100mm)することができ、種々の高さの支持脚を被覆することができ、汎用性が高い。前記調整だけで対応できない場合は、被覆する支持脚3の高さに応じてパイプ部分6の長さが適正なものを適宜選択して使用する(請求項4記載の発明)。前記パイプ部分6は比較的低価格で入手することができるアルミ型材などで製作されるので、コストが嵩まない。
【0030】
上記カバー部材1を用いた支持脚3の被覆作業は、コンピュータ等15の周辺の二重床パネル2を捲って、手の届く範囲は床パネル2上から作業し、手の届かない範囲は、床下空間に潜って作業を行う(図10を参照)。
【0031】
なお、図1に示したカバー部材1のパイプカバー5は、パイプ部分6とトップ部分7とで構成されているが、この構成に限らない。パイプ部分6とトップ部分7とを一体的に構成しても良い(請求項1記載の発明)。
【0032】
また、図1及び図3等に示したパイプカバー5のパイプ部分6は、アルミ型材などで製作されているが、これに限らない。トップ部分7と同様にポリプロピレン等の難燃性プラスチック樹脂製のパイプ材で製作しても、同様に実施できる。
【0033】
更に、図1のカバー部材1は縦に二つ割にした構造とされているが、三つ割にした構造としても良く、施工性を考慮して決定される。
【0034】
【本発明の奏する効果】
請求項1〜5に記載した発明に係る床パネル用支持脚のカバー部材は、簡単、迅速に既設の支持脚を気密的に被覆することができ、ウイスカの飛散を確実に防ぐことができる。また、各部材は、支持脚の側方から簡単に組み立てることができ、被覆作業が簡単である。
【0035】
支持脚の高さが異なる場合は、パイプカバーのパイプ部分の上端部とトップ部分の下端部との嵌め込み深さを調整することができるので、種々の高さの支持脚を被覆することができ、汎用性が高い。前記調整だけで対応できない場合は、被覆する支持脚の高さに応じてパイプカバーのパイプ部分の長さが適正なものを適宜選択して使用できる。前記パイプ部分は比較的低価格で入手することができるアルミ型材などで製作されるので、コストが嵩まない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床パネル用支持脚のカバー部材の実施形態を示した縦断面図である。
【図2】ベースカバーを示した平面図である。
【図3】ベースカバーを示した縦断面図である。
【図4】パイプカバーのパイプ部分を示した正面図である。
【図5】パイプカバーのパイプ部分を示した側面図である。
【図6】パイプカバーのパイプ部分の分割片相互の嵌め合い構造を示した図である。
【図7】パイプカバーのトップ部分の開いた状態を示した正面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】パイプカバーのトップ部分を成す分割片をそれぞれ示した立面図である。
【図10】コンピュータ室を概略的に示した図である。
【符号の説明】
1 カバー部材
2 二重床パネル
3 既設の支持脚
4 ベースカバー
4a、4b ベースカバーの分割片
5 パイプカバー
6 パイプ部分
7 トップ部分
8a、8b ボックス部分
9a、9b 支持部分
11a、11b 接合片
12a 雄形嵌合片
12b 雌形嵌合片
13 接着テープ材
14 パッキン材
Claims (5)
- 大型のコンピュータ、サーバー等が設置されたコンピュータ室の二重床パネルを支持する既設の支持脚を被覆するカバー部材であって、
前記カバー部材は少なくともベースカバーとパイプカバーとで構成されており、
各々は縦に少なくとも二つ割り構造とされ、上記支持脚の外周に各分割片を組み立てて、同支持脚を気密的に被覆する構成とされていることを特徴とする、床パネル用支持脚のカバー部材。 - ベースカバーはボックス部分とパイプカバーの支持部分とで構成され、両者が一体的に形成されていること、
ベースカバーの分割片は、各分割片のボックス部分に形成された接合片をビス止め可能に相互に重ね合わせる構成であり、更に、各分割片の支持部分に相互に嵌め合わせる雄形嵌合片と雌形嵌合片とを備えていることを特徴とする、請求項1に記載した床パネル用支持脚のカバー部材。 - パイプカバーはパイプ部分とトップ部分とで構成され、パイプ部分の上端部はトップ部分の下端部に嵌め込まれ、下端部はベースカバーの支持部分の中に差し込まれること、
前記トップ部分の下端部とパイプ部分の外周とが接着テープ材で気密的に接合され、同じトップ部分の上端部は支持脚の上端外周と同じく接着テープ材で気密的に接合され、パイプ部分の下端部とベースカバーの支持部分も接着テープ材で気密的に接合されていることを特徴とする、請求項1に記載した床パネル用支持脚のカバー部材。 - パイプ部分は、被覆する支持脚の高さに応じて長さが選択されることを特徴とする、請求項3に記載した床パネル用支持脚のカバー部材。
- パイプ部分はアルミ型材などで構成されていることを特徴とする、請求項3又は4に記載した床パネル用支持脚のカバー部材。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010048434A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | Kurashiki Kako Co Ltd | 空調装置用防振架台 |
KR20230159109A (ko) * | 2022-05-13 | 2023-11-21 | 삼성물산 주식회사 | 플로어 패널 및 이를 포함하는 플로어 패널 조립체 |
-
2003
- 2003-06-24 JP JP2003179922A patent/JP2005016075A/ja active Pending
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KR102662450B1 (ko) * | 2022-05-13 | 2024-05-03 | 삼성물산 주식회사 | 플로어 패널 및 이를 포함하는 플로어 패널 조립체 |
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