【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗場出入口又はかご出入口を開閉するドア本体を有するエレベータのドア装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のエレベータの乗場出入口装置では、乗場の戸の戸開側端部に遮蔽板を取り付け、出入口枠の昇降路側端部に遮蔽板に対向する折り曲げ部を形成することにより、戸閉時の乗場の戸と出入口枠との間の隙間が狭くされている。これにより、火災時に発生した煙が乗場出入口から昇降路内へ進入するのが抑制される（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開平７−２４７０８６号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来の乗場出入口装置では、戸閉時に遮蔽板が折り曲げ部に衝突しないように、かつ隙間をできるだけ小さくするように遮蔽板及び折り曲げ部の位置を調整するのが難しく、乗場の戸の据付調整に手間がかかる。また、出入口枠の上枠と乗場の戸との間の隙間を遮蔽することはできなかった。従って、遮煙性及び遮音性が低下してしまう。
【０００５】
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、遮煙性及び遮音性を向上させることができるエレベータのドア装置を得ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータのドア装置は、出入口を開閉するドア本体、及び出入口の上部に配置されている上枠とドア本体の上端部とのいずれか一方である第１部位に設けられ、かつ上枠とドア本体の上端部とのいずれか他方である第２部位に接離可能になっており、ドア本体の幅方向に沿って延びる可動遮蔽体を備え、可動遮蔽体は、戸閉状態のときには第２部位に接触し、ドア本体の開閉動作中は第２部位から開離するようになっている。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態１．
図１はこの発明の実施の形態１によるエレベータの乗場ドア装置を示す正面図である。図において、乗場出入口１の両側部及び上部には、出入口枠（三方枠）２が固定されている。出入口枠２は、垂直に延びる一対の縦枠３と、縦枠３の上端部間に水平に設けられた上枠４とを有している。乗場出入口１は、一対のドア本体５により開閉される。実施の形態１の乗場ドア装置は、中央開き式である。
【０００８】
図２は図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図である。上枠４には、レール支持部材６が固定されている。レール支持部材６には、ドア本体５を支持しドア本体５の開閉を案内するハンガレール７が固定されている。ハンガレール７は、乗場出入口１の間口方向に平行に延びている。
【０００９】
ドア本体５の上端部には、ドアハンガ８が固定されている。ドアハンガ８には、ドア本体５の開閉時にハンガレール７に沿って転動される複数のハンガローラ９が設けられている。
【００１０】
第１部位である上枠４には、金属製で平板状の可動遮蔽体１１が固定されている。可動遮蔽体１１は、回動変位することにより、第２部位であるドア本体５の上端部に接離可能になっている。即ち、可動遮蔽体１１は、戸閉状態のときにドア本体５の上端部に接触し、戸閉状態のとき以外（戸開状体及び開閉動作中）には、図３に示すようにドア本体５の上端部から開離している。また、可動遮蔽体１１は、ドア本体５の幅方向に沿って連続して延び、かつドア本体５の幅方向全体に設けられている。
【００１１】
可動遮蔽体１１は、付勢手段であるばね付きヒンジ１２を介して上枠４に接続されている。また、可動遮蔽体１１は、ばね付きヒンジ１２によりドア本体５から開離する方向へ付勢されている。
【００１２】
図４は図２のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図、図５は図３のＶ−Ｖ線に沿う断面図、図６は図５の要部を示す斜視図である。なお、図４〜図６では、ドアハンガ８を省略している。ドア本体５の戸袋側端面（戸開側端面）の上端部には、係合金具１３が固定されている。係合金具１３には、可動遮蔽体１１の端部に係合する係合部としての傾斜部１３ａが設けられている。傾斜部１３ａは、戸閉状態のときに可動遮蔽体１１に係合し、ばね付きヒンジ１２に逆らって可動遮蔽体１１をドア本体５の上端部に接触させる。
【００１３】
このような乗場ドア装置では、戸閉状態のときに、可動遮蔽体１１が傾斜部１３ａに係合してドア本体５に接するように倒されるので、ドア本体５の上端部と上枠４との間の隙間が可動遮蔽体１１により遮蔽される。従って、遮煙性及び遮音性を向上させることができる。また、遮光性を向上させることもできる。
【００１４】
また、ドア本体５の開閉動作中は、ばね付きヒンジ１２により可動遮蔽体１１がドア本体５から開離されるため、可動遮蔽体１１により開閉抵抗が増大することはなく、ドア本体５の開閉性能を維持することができる。
【００１５】
さらに、可動遮蔽体１１は、ばね付きヒンジ１２によりドア本体５から開離され、傾斜部１３ａとの係合によりドア本体５に接触するようになっているので、簡単な構成により可動遮蔽体１１を回動変位させることができる。
【００１６】
実施の形態２．
次に、図７はこの発明の実施の形態２によるエレベータの乗場ドア装置の断面図、図８は図７の可動遮蔽体がドア本体から開離した状態を示す断面図、図９は図７のＩＸ−ＩＸ線に沿う断面図、図１０は図８のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。この例では、可動遮蔽体１１は、ドア本体５の上端部に接離される弾性体１４を有している。弾性体１４は、例えばゴム又はスポンジにより構成されている。他の構成は、実施の形態１と同様である。
【００１７】
このように、可動遮蔽体１１に弾性体１４を設けることにより、戸閉状態のときに、ドア本体５の上端部と上枠４との間の隙間をより確実に遮蔽することができ、遮煙性及び遮音性をさらに向上させることができる。また、可動遮蔽体１１がドア本体５に当接する際の騒音の発生を抑制することができる。さらに、可動遮蔽体１１の接触によりドア本体５が損傷するのも防止することができる。さらにまた、弾性体１４の弾性変形により、ドア本体５の上端部と上枠４との間の隙間の大きさの変化をある程度吸収することができる。
【００１８】
なお、弾性体は、第２部位の可動遮蔽体が当接する部分、例えばドア本体５の上端部に設けておいてもよい。
【００１９】
実施の形態３．
次に、図１１はこの発明の実施の形態３によるエレベータの乗場ドア装置の断面図、図１２は図１１の可動遮蔽体がドア本体から開離した状態を示す断面図、図１３は図１１のＸＩＩＩ−ＸＩＩＩ線に沿う断面図、図１４は図１２のＸＩＶ−ＸＩＶ線に沿う断面図、図１５は図１４の要部を示す斜視図である。
【００２０】
この例では、ドア本体５の上端面の戸袋側端部に係合金具１５が固定されている。係合金具１５には、可動遮蔽体１１の端部に係合する係合部としての傾斜部１５ａが設けられている。傾斜部１５ａは、戸閉状態のときに可動遮蔽体１１に係合し、ばね付きヒンジ１２に逆らって可動遮蔽体１１をドア本体５の上端部に接触させる。他の構成は、実施の形態１と同様である。
【００２１】
このような乗場ドア装置では、係合金具１５がドア本体５の上端面に固定されているため、係合金具がドア本体５の戸袋側端面から突出することがなく、戸開状態のときの乗場の戸のスペースを小さくすることができ、昇降路の省スペース化を図ることができる。
【００２２】
なお、上記の例では、付勢手段としてばね付きヒンジ１２を示したが、付勢手段はこれに限定されるものではなく、例えば上枠と可動遮蔽体との間に接続されたゴム板等であってもよい。
【００２３】
実施の形態４．
次に、図１６はこの発明の実施の形態４によるエレベータの乗場ドア装置の断面図、図１７は図１６の可動遮蔽体がドア本体から開離した状態を示す断面図、図１８は図１６のＸＶＩＩＩ−ＸＶＩＩＩ線に沿う断面図、図１９は図１７のＸＩＸ−ＸＩＸ線に沿う断面図である。
【００２４】
図において、第１部位である上枠４には、水平な支持面４ａが折り曲げ形成されている。支持面４ａ上には、金属製で平板状の可動遮蔽体２１が支持されている。可動遮蔽体２１は、支持面４ａ上を水平にスライド移動することにより、第２部位であるドア本体５の上端部に接離可能になっている。また、可動遮蔽体２１は、ドア本体５の上端部に接離する弾性体２２を有している。さらに、可動遮蔽体２１は、ドア本体５の幅方向に沿って連続して延び、かつドア本体５の幅方向全体に設けられている。
【００２５】
支持面４ａには、可動遮蔽体２１のスライドを案内する長孔４ｂが設けられている。可動遮蔽体２１と上枠４との間には、ドア本体５から開離する方向へ可動遮蔽体２１を付勢する付勢手段としての引きばね２３が設けられている。戸閉状態のときには、可動遮蔽体２１に傾斜部１３ａが係合し、これにより可動遮蔽体２１は引きばね２３に逆らってドア本体５の上端部に接触される。他の構成は、実施の形態１と同様である。
【００２６】
このように、スライド式の可動遮蔽体２１及び引きばね２３を用いた場合であっても、戸閉状態のときに、ドア本体５の上端部と上枠４との間の隙間が可動遮蔽体２１により遮蔽され、遮煙性及び遮音性を向上させることができる。また、ドア本体５の開閉動作中は、引きばね２３により可動遮蔽体２１がドア本体５から開離されるため、ドア本体５の開閉性能を維持することができる。
【００２７】
なお、上記の例では、上枠側に可動遮蔽体を設けたが、ドア本体の上端部に可動遮蔽体を設けて上枠に接離させるようにしてもよい。即ち、ドア本体の上端部を第１部位、上枠を第２部位としてもよい。
【００２８】
また、上記の例では中央開き式のドア装置を示したが、片開き式のドア装置にもこの発明は適用できる。また、ドア本体の枚数も２枚に限定されない。
さらに、上記の例では、乗場ドア装置について示したが、かごドア装置にもこの発明は適用でき、かご室内と外部との間の遮光性及び遮煙性を向上させることができる。
【００２９】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のエレベータのドア装置は、上枠とドア本体の上端部とのいずれか一方である第１部位に、上枠とドア本体の上端部とのいずれか他方である第２部位に接離可能な可動遮蔽体を設け、可動遮蔽体は、戸閉状態のときには第２部位に接触し、ドア本体の開閉動作中は第２部位から開離するようになっているので、戸閉状態のときには、ドア本体の上端部と上枠との間の隙間を可動遮蔽体により遮蔽することができ、遮煙性及び遮音性を向上させることができる。また、ドア本体の開閉動作中は、可動遮蔽体が第２部位から開離するため、ドア本体の開閉性能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施の形態１によるエレベータの乗場ドア装置を示す正面図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図である。
【図３】図２の可動遮蔽体がドア本体から開離した状態を示す断面図である。
【図４】図２のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図である。
【図５】図３のＶ−Ｖ線に沿う断面図である。
【図６】図５の要部を示す斜視図である。
【図７】この発明の実施の形態２によるエレベータの乗場ドア装置の断面図である。
【図８】図７の可動遮蔽体がドア本体から開離した状態を示す断面図である。
【図９】図７のＩＸ−ＩＸ線に沿う断面図である。
【図１０】図８のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。
【図１１】この発明の実施の形態３によるエレベータの乗場ドア装置の断面図である。
【図１２】図１１の可動遮蔽体がドア本体から開離した状態を示す断面図である。
【図１３】図１１のＸＩＩＩ−ＸＩＩＩ線に沿う断面図である。
【図１４】図１２のＸＩＶ−ＸＩＶ線に沿う断面図である。
【図１５】図１４の要部を示す斜視図である。
【図１６】この発明の実施の形態４によるエレベータの乗場ドア装置の断面図である。
【図１７】図１６の可動遮蔽体がドア本体から開離した状態を示す断面図である。
【図１８】図１６のＸＶＩＩＩ−ＸＶＩＩＩ線に沿う断面図である。
【図１９】図１７のＸＩＸ−ＸＩＸ線に沿う断面図である。
【符号の説明】
１ 乗場出入口、４ 上枠（第１部位）、５ ドア本体、１１，２１ 可動遮蔽体、１２ ばね付きヒンジ（付勢手段）、１３ａ，１５ａ 傾斜部（係合部）、１４，２２ 弾性体、１５ 係合金具、２３ 引きばね（付勢手段）。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an elevator door device having a door main body that opens and closes a landing doorway or a car doorway.
[0002]
[Prior art]
In a conventional elevator hall entrance / exit device, a shielding plate is attached to the door opening side end of the landing door, and a bent portion facing the shielding plate is formed at the hoistway side end of the entrance frame, thereby allowing the landing when the door is closed. The gap between the door and the entrance frame is narrowed. Thereby, it is suppressed that the smoke which generate | occur | produced at the time of a fire enters into a hoistway from a landing doorway (for example, refer patent document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-247086
[Problems to be solved by the invention]
However, it is difficult to adjust the positions of the shielding plate and the bent portion so that the shielding plate does not collide with the bent portion when the door is closed and the gap is made as small as possible when the door is closed. It takes time to install and adjust the doors. In addition, the gap between the upper frame of the entrance / exit frame and the landing door could not be shielded. Therefore, smoke insulation and sound insulation are reduced.
[0005]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to obtain an elevator door device capable of improving smoke insulation and sound insulation.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
An elevator door device according to the present invention is provided at a first portion that is one of a door body that opens and closes an entrance and exit, an upper frame disposed at an upper portion of the entrance and an upper end of the door body, and The second part, which is the other of the frame and the upper end of the door body, can be contacted and separated, and includes a movable shield extending along the width direction of the door body. The movable shield is in a door-closed state. Sometimes it contacts the second part and is separated from the second part during the opening and closing operation of the door body.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
Embodiment 1 FIG.
1 is a front view showing a landing door device for an elevator according to Embodiment 1 of the present invention. In the drawing, an entrance / exit frame (three-way frame) 2 is fixed to both sides and an upper portion of the landing entrance 1. The entrance / exit frame 2 includes a pair of vertical frames 3 extending vertically and an upper frame 4 provided horizontally between the upper ends of the vertical frames 3. The hall entrance 1 is opened and closed by a pair of door bodies 5. The landing door device of the first embodiment is a center opening type.
[0008]
FIG. 2 is a sectional view taken along line II-II in FIG. A rail support member 6 is fixed to the upper frame 4. A hanger rail 7 that supports the door body 5 and guides the opening and closing of the door body 5 is fixed to the rail support member 6. The hanger rail 7 extends parallel to the entrance direction of the hall entrance 1.
[0009]
A door hanger 8 is fixed to the upper end portion of the door body 5. The door hanger 8 is provided with a plurality of hanger rollers 9 that roll along the hanger rail 7 when the door body 5 is opened and closed.
[0010]
A metal flat plate-shaped movable shield 11 is fixed to the upper frame 4 that is the first part. The movable shield 11 can be brought into contact with and separated from the upper end of the door body 5 which is the second part by being rotationally displaced. That is, the movable shield 11 contacts the upper end of the door main body 5 when the door is closed, and when not in the door closed state (during the door opening and opening / closing operation), as shown in FIG. It is separated from the upper end of the main body 5. Further, the movable shield 11 extends continuously along the width direction of the door body 5 and is provided over the entire width direction of the door body 5.
[0011]
The movable shield 11 is connected to the upper frame 4 via a spring-equipped hinge 12 that is a biasing means. Further, the movable shield 11 is biased in a direction to be separated from the door body 5 by a spring-equipped hinge 12.
[0012]
4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG. 2, FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line V-V in FIG. 3, and FIG. 6 is a perspective view showing the main part of FIG. 4 to 6, the door hanger 8 is omitted. An engagement fitting 13 is fixed to the upper end of the door bag side end surface (door opening side end surface) of the door body 5. The engagement fitting 13 is provided with an inclined portion 13 a as an engagement portion that engages with an end portion of the movable shield 11. The inclined portion 13 a engages with the movable shield 11 when the door is closed, and brings the movable shield 11 into contact with the upper end of the door body 5 against the spring-equipped hinge 12.
[0013]
In such a landing door device, when the door is closed, the movable shield 11 is brought down so as to engage with the inclined portion 13a and come into contact with the door main body 5, so that the upper end portion of the door main body 5 and the upper frame 4 A gap between the two is shielded by the movable shield 11. Therefore, smoke insulation and sound insulation can be improved. Further, the light shielding property can be improved.
[0014]
Further, during the opening / closing operation of the door body 5, the movable shield 11 is separated from the door body 5 by the spring-equipped hinge 12, so that the opening / closing resistance is not increased by the movable shield 11, and the opening / closing performance of the door body 5 is improved. Can be maintained.
[0015]
Furthermore, since the movable shield 11 is separated from the door body 5 by the spring-equipped hinge 12, and is brought into contact with the door body 5 by engagement with the inclined portion 13a, the movable shield 11 has a simple configuration. Can be rotationally displaced.
[0016]
Embodiment 2. FIG.
Next, FIG. 7 is a cross-sectional view of an elevator landing door device according to Embodiment 2 of the present invention, FIG. 8 is a cross-sectional view showing a state in which the movable shield of FIG. 7 is separated from the door body, and FIG. FIG. 10 is a cross-sectional view taken along the line XX of FIG. 8. In this example, the movable shield 11 has an elastic body 14 that is in contact with and separated from the upper end of the door body 5. The elastic body 14 is made of, for example, rubber or sponge. Other configurations are the same as those in the first embodiment.
[0017]
Thus, by providing the movable shield 11 with the elastic body 14, the gap between the upper end portion of the door body 5 and the upper frame 4 can be more reliably shielded when the door is closed, and the shield Smoke and sound insulation can be further improved. Moreover, generation | occurrence | production of the noise at the time of the movable shield 11 contact | abutting to the door main body 5 can be suppressed. Furthermore, it is possible to prevent the door body 5 from being damaged by the contact of the movable shield 11. Furthermore, the elastic deformation of the elastic body 14 can absorb a change in the size of the gap between the upper end portion of the door body 5 and the upper frame 4 to some extent.
[0018]
The elastic body may be provided at a portion where the movable shield of the second part contacts, for example, at the upper end of the door body 5.
[0019]
Embodiment 3 FIG.
11 is a cross-sectional view of an elevator landing door device according to Embodiment 3 of the present invention, FIG. 12 is a cross-sectional view showing a state in which the movable shield shown in FIG. 11 is separated from the door body, and FIG. 14 is a sectional view taken along line XIII-XIII, FIG. 14 is a sectional view taken along line XIV-XIV in FIG. 12, and FIG. 15 is a perspective view showing an essential part of FIG.
[0020]
In this example, the engagement fitting 15 is fixed to the end portion of the door body 5 on the door pocket side. The engagement fitting 15 is provided with an inclined portion 15 a as an engagement portion that engages with an end portion of the movable shield 11. The inclined portion 15 a engages with the movable shield 11 when the door is closed, and brings the movable shield 11 into contact with the upper end portion of the door body 5 against the spring-equipped hinge 12. Other configurations are the same as those in the first embodiment.
[0021]
In such a landing door device, since the engagement fitting 15 is fixed to the upper end surface of the door body 5, the engagement fitting does not protrude from the door bag side end surface of the door body 5, and when the door is open. The space of the landing door can be reduced, and the space for the hoistway can be saved.
[0022]
In the above example, the spring-equipped hinge 12 is shown as the biasing means, but the biasing means is not limited to this, and for example, a rubber plate connected between the upper frame and the movable shield It may be.
[0023]
Embodiment 4 FIG.
Next, FIG. 16 is a sectional view of an elevator landing door device according to Embodiment 4 of the present invention, FIG. 17 is a sectional view showing a state in which the movable shield of FIG. 16 is separated from the door body, and FIG. FIG. 19 is a cross-sectional view taken along line XIX-XIX in FIG. 17.
[0024]
In the figure, a horizontal support surface 4a is bent and formed on the upper frame 4 which is the first part. On the support surface 4a, a flat movable shield 21 made of metal is supported. The movable shield 21 can be brought into contact with and separated from the upper end of the door body 5 which is the second part by sliding and moving horizontally on the support surface 4a. The movable shield 21 has an elastic body 22 that contacts and separates from the upper end of the door body 5. Furthermore, the movable shield 21 extends continuously along the width direction of the door body 5 and is provided over the entire width direction of the door body 5.
[0025]
The support surface 4a is provided with a long hole 4b for guiding the slide of the movable shield 21. A tension spring 23 is provided between the movable shield 21 and the upper frame 4 as urging means for urging the movable shield 21 in a direction away from the door body 5. When the door is closed, the inclined portion 13 a is engaged with the movable shield 21, whereby the movable shield 21 is brought into contact with the upper end portion of the door body 5 against the pulling spring 23. Other configurations are the same as those in the first embodiment.
[0026]
As described above, even when the sliding movable shield 21 and the tension spring 23 are used, the gap between the upper end portion of the door body 5 and the upper frame 4 is not movable when the door is closed. It is shielded by 21 and can improve smoke insulation and sound insulation. Further, during the opening / closing operation of the door body 5, the movable shield 21 is separated from the door body 5 by the pull spring 23, so that the opening / closing performance of the door body 5 can be maintained.
[0027]
In the above example, the movable shield is provided on the upper frame side. However, a movable shield may be provided on the upper end portion of the door body so as to be in contact with and separated from the upper frame. That is, the upper end of the door body may be the first part and the upper frame may be the second part.
[0028]
Moreover, although the center opening type door apparatus was shown in said example, this invention is applicable also to a single opening type door apparatus. Further, the number of door bodies is not limited to two.
Furthermore, in the above example, the landing door device has been described. However, the present invention can also be applied to a car door device, and the light shielding property and smoke shielding property between the car room and the outside can be improved.
[0029]
【The invention's effect】
As described above, the elevator door device according to the present invention is either the upper frame or the upper end portion of the door main body, and the first portion which is either the upper frame or the upper end portion of the door main body. A movable shield that can be brought into and out of contact with the second part is provided. The movable shield comes into contact with the second part when the door is closed, and is separated from the second part during the opening / closing operation of the door body. Therefore, when the door is closed, the gap between the upper end portion of the door body and the upper frame can be shielded by the movable shield, and smoke insulation and sound insulation can be improved. Moreover, since the movable shield is separated from the second part during the opening / closing operation of the door body, the opening / closing performance of the door body can be maintained.
[Brief description of the drawings]
1 is a front view showing a landing door device for an elevator according to Embodiment 1 of the present invention;
2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a state where the movable shield shown in FIG. 2 is separated from the door body.
4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
5 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG.
6 is a perspective view showing a main part of FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is a cross-sectional view of an elevator landing door device according to Embodiment 2 of the present invention;
8 is a cross-sectional view showing a state where the movable shield shown in FIG. 7 is separated from the door main body.
9 is a cross-sectional view taken along line IX-IX in FIG.
10 is a cross-sectional view taken along line XX of FIG.
FIG. 11 is a sectional view of an elevator landing door device according to Embodiment 3 of the present invention;
12 is a cross-sectional view showing a state in which the movable shield shown in FIG. 11 is separated from the door main body.
13 is a cross-sectional view taken along line XIII-XIII in FIG.
14 is a cross-sectional view taken along line XIV-XIV in FIG.
15 is a perspective view showing a main part of FIG. 14;
FIG. 16 is a cross-sectional view of an elevator landing door device according to Embodiment 4 of the present invention;
17 is a cross-sectional view showing a state where the movable shield shown in FIG. 16 is separated from the door body.
18 is a cross-sectional view taken along line XVIII-XVIII in FIG.
19 is a sectional view taken along line XIX-XIX in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Entrance / entrance entrance, 4 Upper frame (1st part), 5 Door main body, 11, 21 Movable shield, 12 Spring hinge (biasing means), 13a, 15a Inclined part (engagement part), 14, 22 Elastic body , 15 Engagement fitting, 23 Pull spring (biasing means).
