JP2005014936A - 滅菌された器具の包装体 - Google Patents

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Akinori Akamine
昭則 赤嶺
Hayao Tanaka
速雄 田中
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Abstract

【課題】滅菌された器具類を無菌的、且つ迅速に取り出す事の出来る包装体を提供する事。
【解決手段】滅菌された器具を収納した袋状の密封包装体であって、包装体は、少なくとも側端縁部にシール部(1a)を有するシート体(2a)、少なくとも側端縁部にシール部(1b)を有するシート体(2b)、及びシート体(2c)とから構成され、シート体(2c)はシール部(1a)及びシール部(1b)によってシート体(2a)及びシート体(2b)とシールされ、シート体(2a)の内面の一部とシート体(2b)の外面の一部がシールされたシール部(1c)を有し、かつシート体(2a)はシール部(1c)の端縁部にシールされていない開封用のリブ部(3)を有している事を特徴とする滅菌された器具の包装体。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は医療・臨床検査分野、生化学実験において使用される滅菌された器具類の包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常無菌条件下で使用される器具類は、生産/加工された後にそれぞれの滅菌方法に適した包装体に密封された状態で放射線、エチレンオキサイドガス又は加熱等による滅菌工程即ち包装体内部の微生物を死滅させ得る環境に暴露させた後に使用者のもとへデリバリーされる。
使用者は無菌条件下で滅菌された器具類を包装体より取り出し使用するが、包装体より取り出す際に器具類に菌が付着してしまうといった問題が発生する。
従来の包装体は包装材のシール部に設置されたノッチ(切り込み)部から包装体を引き裂いて器具類を取り出す方式のものが一般的であるが、引き裂く際に使用者の手が器具類の無菌性を要求される箇所に触れてしまう可能性が高く、更に包装材外面が滅菌された器具類に接触する可能性もある。
また、包装体の側端縁部に引き裂き可能なシール部を有し、上端若しくは下端部に設けられた開封用のリブを掴み該シール部を引き剥がし取り出す方式のものもあるが、その場合も使用者の手が器具類の無菌性を要求される箇所に触れてしまう可能性を避ける事は出来ない。
従来の包装体においては、何れの方法も開封する為には包装材だけを掴んで引っ張る必要がある事が問題であり、つまり開封の際に中身の器具類は担持されず不安定な状態である事が最も大きな原因であると考えられる。
又、前記の方法の多くは開封の際に包装材が2分割されてしまい、包装材の断片が無菌操作を必要とするエリアに混入し、コンタミネーションを引き起こす要因にもなっている。
無菌操作は多くの場合に作業速度が要求される。例えば生化学実験や医療現場での手術において、作業者は使用する器具類を無菌的に且つ迅速に包装体から取り出す必要があるが、従来の包装体においては前述の通り開封時に注意を要する為、迅速に器具類を取り出す妨げにもなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、滅菌された器具類を無菌的、且つ迅速に取り出す事の出来る包装体を提供する事である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明は、
(1)滅菌された器具を収納した袋状の密封包装体であって、包装体は、少なくとも側端縁部にシール部(1a)を有するシート体(2a)、少なくとも側端縁部にシール部(1b)を有するシート体(2b)、及びシート体(2c)とから構成され、シート体(2c)はシール部(1a)及びシール部(1b)によってシート体(2a)及びシート体(2b)とシールされ、シート体(2a)の内面の一部とシート体(2b)の外面の一部がシールされたシール部(1c)を有し、かつシート体(2a)はシール部(1c)の端縁部にシールされていない開封用のリブ部(3)を有している事を特徴とする滅菌された器具の包装体、
(2)シート体(2a、2b、及び2c)が微生物の透過を実質的に防止する材料からなり、かつ器具を収容した状態で滅菌する事が可能な材料からなる(1)記載の滅菌された器具の包装体、
(3)(1)又は(2)記載の滅菌された器具の包装体の開封方法であって、シート体(2b)及びシート体(2c)の外面から滅菌された器具を保持し、リブ部(3)を掴みシール部(1c)及びシール部(1a)を剥離して、滅菌された器具の上部を取り出し可能な状態に露出する事を特徴とする滅菌された器具の包装体の開封方法、である。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の包装体の一実施例について、図1及び図2によって説明する。
本発明の包装体は、少なくとも側端縁部にシール部(1a)を有するシート体(2a)、少なくとも側端縁部にシール部(1b)を有するシート体(2b)、及びシート体(2c)とから構成される。
シート体(2a)、シート体(2b)、及びシート体(2c)は、別々の材料で個々に構成されていても良く、全てのシート体がつながった単一の材料で構成されていても良い。更にシート体(2a)とシート体(2c)のみがつながった単一の材料で構成されていても良く、またはシート体(2b)とシート体(2c)のみがつながった単一の材料で構成されていても良い。
【0006】
本発明の包装体で用いるシート体は、包装する器具類の滅菌に適し、且つシール部のシール方法に適していればその材質を特に限定するものではないが、微生物の透過を実質的に防止する材料からなり、かつ器具を収容した状態で滅菌する事が可能な材料からなることが好ましい。
更に、該シート体は例えばエチレンオキサイドガス滅菌後に包装体内のガスを蒸散させる為の不織布の帯を有していても良い。
【0007】
シート体(2c)はシール部(1a)及びシール部(1b)によってシート体(2a)及びシート体(2b)とにシールされる。
更にシート体(2a)の内面の一部とシート体(2b)の外面の一部がシールされたシール部(1c)を有し、かつシート体(2a)はシール部(1c)の端縁部にシールされていない開封用のリブ部(3)を有している。
【0008】
開封する際剥離されるシール部(1a)及びシール部(1c)は、シール体の引き裂き強度を超えない強度でシールする事が重要で、実質的に開封時シール体が引き裂かれることの無い強度のシール方法を選択する必要がある。
シール方法については特に限定するものではないが、接着剤を使用すると異物混入の原因になる可能性があるため熱等による溶着が好ましい。尚、各シール部に関してもシート体と同様滅菌後に微生物の侵入が無い様に確実に密閉されている必要がある。
【0009】
本発明の包装体を開封する際、作業者が片手でシート体(2b)およびシート体(2c)の外面から包装された器具類を安定に保持しながら、もう一方の手でシート体(2a)のリブ(3)を掴みシール部(1a)及びシール部(1c)を剥離する。
従って、シート体(2b)は少なくとも包装された器具類がシート体(2b)の上から保持可能な範囲で設置されている必要があり、好ましくは包装された器具類の無菌性が要求される箇所の全てがシート体(2b)で覆われていれば開封時のコンタミネーションをより効率的に防止する事が出来る。
シート体(2a)は、器具類を包装体から取り出しやすい範囲で設置されていれば良く、前述の通りシート体(2a)の開口面積は出来る限り少ないほうがコンタミネーションの点で好ましい。
【0010】
前述の器具類の無菌性が要求される箇所とは、例えばピペット類の場合は、先端から吸引/排出する液に接触するまでの箇所、薬液注入用のシリンジ類については、先端の薬液を吸引/排出する液に接触する箇所、更にシリンジ類については、先端に注射針を取り付けて使用するものであれば注射針との勘合部分が該当するが、少なくともその部分がシート体(2b)で覆われていれば良い。
【0011】
本発明においては、更にシート体(2b)の外側から収容された器具類を片手で保持できる範囲にする必要がある。又一般的に吸引機(ピペッター)等を使用するピペット類やシリンジに取り付けて使用する注射針等の収容された器具類を無菌的に別の装置に取り付けて使用する器具類については、シート体(2a)を剥離させた際に収容された器具類と取り付ける装置との勘合部分のみが露出する構造にしておく事で、収容された器具類に全く触れる事無く取り出す事が出来る。
更に、本発明における包装体は、その構造的特徴により開封して収容された器具類を取り出すまでの間、シート体の外側が器具類に接触する可能性がきわめて低いという点でも従来の包装体に比べて優れている。
【0012】
次に、本発明におけるもう一つの重要な点である収容された包装体を取り出すための開封方法について述べる。
従来この分野で一般的に使用されている包装体は開封から収容された器具類を取り出すまでに3段階のステップが必要である。すなわち、ステップ▲1▼:包装体の開封する部分を両手で保持しながら引き裂き/又は剥離により開封、ステップ▲2▼:片手を移動し包装体の上から収容された器具類を保持、ステップ▲3▼:開封口から収容された器具類を取り出す、という工程である。
一方本発明の包装体の開封方法において必要なステップは2段階である。すなわち、ステップ▲1▼:片手で包装体の上から収容された器具類を保持、もう一方の手でリブを掴んで開封、ステップ▲2▼:開封口から収容された器具類を取り出す、という工程である。
【0013】
本発明においては、前述の如く開封時のステップ短縮及びコンタミネーションの可能性の低減化により、使用者は迅速且つスムースに収容された器具類を取り出す事が出来る。
【0014】
【発明の効果】
本発明の滅菌された器具類の包装体によれば、開封時にコンタミネーションの危険性が非常に低く、かつ迅速に収容された器具類を取り出す事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の滅菌された器具の包装体の一実施例を示した概略図である。
【図2】本発 明の滅菌された器具の包装体の開封方法の一実施例を示した図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c:シール部
2a、2b、2c:シート体
3:リブ部
4:滅菌された器具

Claims (3)

  1. 滅菌された器具を収納した袋状の密封包装体であって、包装体は、少なくとも側端縁部にシール部(1a)を有するシート体(2a)、少なくとも側端縁部にシール部(1b)を有するシート体(2b)、及びシート体(2c)とから構成され、シート体(2c)はシール部(1a)及びシール部(1b)によってシート体(2a)及びシート体(2b)とシールされ、シート体(2a)の内面の一部とシート体(2b)の外面の一部がシールされたシール部(1c)を有し、かつシート体(2a)はシール部(1c)の端縁部にシールされていない開封用のリブ部(3)を有している事を特徴とする滅菌された器具の包装体。
  2. シート体(2a、2b、及び2c)が微生物の透過を実質的に防止する材料からなり、かつ器具を収容した状態で滅菌する事が可能な材料からなる請求項1記載の滅菌された器具の包装体。
  3. 請求項1又は2記載の滅菌された器具の包装体の開封方法であって、シート体(2b)及びシート体(2c)の外面から滅菌された器具を保持し、リブ部(3)を掴みシール部(1c)及びシール部(1a)を剥離して、滅菌された器具の上部を取り出し可能な状態に露出する事を特徴とする滅菌された器具の包装体の開封方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016210508A (ja) * 2016-08-05 2016-12-15 ベクトン・ディキンソン・フランス・エス.エー.エス. 無菌包装体およびこの包装体を用いた殺菌方法

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JP2016210508A (ja) * 2016-08-05 2016-12-15 ベクトン・ディキンソン・フランス・エス.エー.エス. 無菌包装体およびこの包装体を用いた殺菌方法

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