JP2005014526A

JP2005014526A - カラー管理モジュール用データ処理方法

Info

Publication number: JP2005014526A
Application number: JP2003185378A
Authority: JP
Inventors: Fukucho Rin; 林福長; Fukin On; 温富錦
Original assignee: TOKUKIN KAGI KOFUN YUGENKOSHI
Current assignee: TOKUKIN KAGI KOFUN YUGENKOSHI
Priority date: 2003-06-27
Filing date: 2003-06-27
Publication date: 2005-01-20

Abstract

【課題】対象データをメタファイルデータと、カラー管理モジュール（ＣＭＭ）プロファイルデータと、スクリーニング／ハーフトーンテーブルとに分割する、イメージ処理に利用されるカラー管理モジュール（ＣＭＭ）用データ処理方法を提供する。
【解決手段】メタファイルデータは、プリンタのファームウエアでもって処理され、一方カラー管理モジュール（ＣＭＭ）プロファイルデータとスクリーニング／ハーフトーニングテーブルが、プリンタの特定用途の集積回路によって処理されることによって、データ処理に必要な全体の時間を短縮することが可能であり、したがって印刷速度を改善することが可能である。
【選択図】図２

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イメージ処理に適した、カラー管理モジュール（ｃｏｌｏｒｍａｎａｇｅｍｅｎｔｍｏｄｕｌｅ、ＣＭＭ）によって実行する、カラー管理モジュール用データ処理方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術およびその課題】
スキャナ、モニタ、プリンタのようなコンピュータ周辺機器は、夫々が独自のカラー領域を持っている。通常、展開された映像に関して云えば、異なった周辺機器を通じて出されるカラーは、かなり違ったものとなる。例えば、プリンタでイメージレイアウトされたもののカラーは、モニタに表示されるカラーとは少々異なっている可能性があるということである。
【０００３】
異なった周辺機器間のイメージにおける、出力されたカラーの違いの問題を解決するために、カラー管理モジュールが提供されている。このカラー管理モジュール（ＣＭＭ）によって、各周辺機器でイメージレイアウトされたカラーを均等にしている。
【０００４】
前記のカラー管理モジュールにおいては、カラー管理機構（ＣＭＭ）が、イメージキャプチャとカラーレイアウトを決定するシステムコンフィギュレーションファイルを含むオペレーションシステムにインストールされる。そして、前記オペレーションシステムは、通常少なくとも二つのコンフィギュレーションファイルを有する。
一方の周辺機器に利用されたカラー管理モジュール（ＣＭＭ）は、他方の周辺機器に利用されたカラー管理モジュール（ＣＭＭ）とは異なっている可能性がある。したがって、各周辺機器は、夫々のカラー管理モジュール（ＣＭＭ）を個別に必要とする。
【０００５】
一般的に云って、コンピュータで処理されるオブジェクトは、テキストオブジェクトと、グラフィックオブジェクトと、そしてイメージオブジェクトとの三つのカテゴリーに分けられる。
【０００６】
イメージオブジェクトは、前記カラー管理モジュール（ＣＭＭ）で処理される場合、各ピクセルが対応するカラー全領域に関連付けられる。このことが処理速度の低下という結果をもたらす原因となる。
テキストオブジェクトとグラフィックオブジェクトに関しては、テキストオブジェクトおよびグラフィックオブジェクトのカラーが、直接対応する全領域のカラーと通信し、メモリブロック全体のコンバージョンを調整することによって、処理速度を速くさせている。
【０００７】
テキストオブジェクトおよびグラフィックオブジェクトを処理するメモリのアクセスタイムは、大きく縮減することとなるが、イメージオブジェクトの処理を含む、全処理時間といった観点から考えれば、とても有効な縮減とは云えない。
【０００８】
特に、ページ全体がイメージオブジェクトで構成されていたり、夫々のオブジェクトにラスターオペレーションを実行する必要がある場合には、処理時間の有効な縮減を達成したとは云えない。
【０００９】
コンピュータの表示装置上に映し出されるイメージの表示は、ディスプレイカラーモードの主なカラーである、ＲＧＢ（ｒｅｄ，ｂｌｕｅ，ｇｒｅｅｎ：赤、青、緑）を用いて実行される一方、プリンタまたはその他の週品機器によって表示されるイメージレイアウトは、レイアウトカラーモードの主なカラーであるＣＭＹＫ（ｃｙａｎ，ｍａｇｅｎｔａ，ｙｅｌｌｏｗ，ｂｌａｃｋ：シアン、マゼンダ、黄色、黒）を用いて実行される。
【００１０】
図１を参照しながら説明すると、コンピュータの表示装置上に現れるデータまたはイメージが展開されるか印刷される場合、前記データまたはイメージは、イメージ処理モジュール１０に送信され、カラー管理モジュール（ＣＭＭ）１１と、ハーフトーン／スクリーニング１２と、圧縮１３とを通じて処理される。データは、ＣＭＹＫカラーモジュールに転送され、印刷またはスキャンするために圧縮される。
【００１１】
ハーフトーン処理とは、イメージが複数段階のカラーサブレベルでもって実現される処理のことである。前記ハーフトーン処理において、イメージは複数のカラースポットに分割され、カラースポットの異なった濃度で表現される。例えば、カラーの明るい部分は、低い濃度のカラースポットでもって表現される一方、より濃いカラー部分は、高濃度なカラースポットでもって実現される。デフュージョンとスクリーニングとの違いを通じて、イメージはハーフトーンでもって生成される。
スクリーニングは、スポットの再編成を通じて、カラーまたはグレーグラフィックを表示させることが可能である。
【００１２】
しかしながら、プリンタが、コンピュータサイトまたはプリンタサイトと関係なく、印刷データを処理する場合、カラー管理モジュール（ＣＭＭ）、ハーフトーン、スクリーニング、圧縮が全て例えばコンピュータサイトまたはプリンタサイトといった特定のサイトで実行されるため、イメージ処理は制限された速度で処理されることとなる。
【００１３】
更に、データ処理には、たくさんのメモリと処理容量が必要であり、これらが容易に印刷速度減速の原因となり得る。
【課題を解決するための手段】
【００１４】
上記の問題を解決するために、本発明は、カラー管理モジュール（ＣＭＭ）用のデータ処理方法を提供するものであり、前記データ処理方法においては、カラー管理モジュール（ＣＭＭ）とイメージデータ処理方法のスクリーニング処理が特定用途の集積回路（ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎｓｐｅｃｉｆｉｃｉｎｔｅｇｒａｔｅｄｃｉｒｃｕｉｔ、ＡＳＩＣ）でもって実施される。コントローラボードが、ファームウエアのためにソフトウエアより生成されたデータを直接送信する。コントローラボードのファームウエアが、直接データ圧縮を行い、データ処理時間の短縮へとつながるために、印刷速度が上がることとなる。
特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）は、夫々の特定の目的のために特別な仕様を持ち、顧客単位の要望に合わせて設計可能な、論理回路である。
【００１５】
例えば、特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）は、プログラムできる論理装置（ＰＬＤ）またはゲートアレー装置である。特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）は、ＧＰＳやブルートゥース（Ｒ）を取り入れた無線通信装置やポータブルＰＤＡなどに利用が可能である。
【００１６】
本発明は、特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）に対するイメージデータ処理におけるカラー管理モジュール（ＣＭＭ）の実行とスクリーニングの役割を果たし、印刷データの全体の処理負荷をシェアすることによって、印刷速度の増加を提供するものである。
【００１７】
本発明によるカラー管理モジュール（ＣＭＭ）でのデータ処理には以下の利点がある。
【００１８】
イメージデータ処理におけるカラー管理モジュール（ＣＭＭ）の実施とスクリーニングの役割は、印刷データの処理負荷をシェアする目的で特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）に割り当てられる。
したがって、パワフルなＣＰＵやメモリを増加させることなく、印刷速度が、増加することとなる。
レイアウトの分解能も更に増加させることが可能である。したがって、如何なる種類のドキュメントであろうと、増加した印刷速度でもってレイアウトが可能となる。
本発明によるデータ処理のドライバやファームウエアは、簡単に構成でき、どのプリンタにも適用可能である。
【００１９】
更に、本発明の適用範囲は以下の詳細な説明から明らかになる。
しかしながら、詳細な説明とここに示す例は、本発明の好適な実施例を示す一方、説明の目的で記述されているだけであり、本発明の精神と意図した範囲内において、様々な変更や改修が可能であることは、本明細書の詳細な説明を検討することによって、当業者には明白となる。
【００２０】
【本発明の実施の形態】
図２では、カラー管理モジュール（ＣＭＭ）によるデータ処理が、コンピュータ２０とプリンタ３０との間で行われている。
【００２１】
コンピュータ２０は、プリンタ３０に印刷命令を出し、印刷データがコンピュータ２０からプリンタ３０へと送信される。印刷データは、複数の処理ステップを踏む必要があり、それらステップには、アクセスステップおよび圧縮ステップといったものが含まれている。
これらの処理ステップは、ファームウエア３１や、アプリケーション集積回路３２や、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ（ＤＲＡＭ）３３を通じて完了し、印刷データをレイアウトする。
【００２２】
更に、コンピュータ２０は、プリンタドライバ２１を持っている。違ったプリンタのタイプに合わせた異なったプリンタドライバが、それらに対応したバンディングデータフォーマット２１１を供給することで最適な印刷能力を発揮する。
【００２３】
プリンタドライバ２１は、通常カラー管理モジュール（ＣＭＭ）プロファイルデータ２１１１と、スクリーニングテーブル２１１２と、バンディングデータ２１１３を含むものである。
異なったプリンタ３０は、異なったバンディングデータフォーマットを持ち、それらは、例えばＧＤＩジョブヘッダー、ページヘッダー、圧縮ＲＧＢバンディングデータ、ジョブエンド、ＰＪＬコマンド設定、ＰＪＬＣＭＭプロファイルデータダウンロード、ＰＣＬ＆ＧＬ２コマンドデータである。
【００２４】
バンディングデータが、コンピュータ２０からプリンタ３０へと通信されると、プリンタ３０のファームウエア３１は、バンディングデータの指定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）３２と同期ＤＲＡＭ３３とに、送信と処理の作業を割り当てる。
【００２５】
特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）３２が行う仕事には、（１）ダイレクトメモリアクセス（コンピュータ２０がカラー管理モジュール（ＣＭＭ）プロファイルデータ２１１１またはスクリーニングテーブル２１１２といったバンディングデータをプリンタ３０に送信すると、バンディングデータが、固定アドレスにまず送信される）、（２）圧縮（特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）３２中の圧縮モジュールがバンディングデータを圧縮するのに利用される）、（３）カラー管理モジュール（ＣＭＭ）の制御開始（カラー管理モジュール（ＣＭＭ）プロファイルデータが固定アドレスに保管され、ファームウエア３１によって管理される）、（４）プリンタエンジンの制御開始（プリンタエンジンが制御され、全関連情報が報告される）といったものがある。
【００２６】
同期ＤＲＡＭ３３は、カラー管理モジュール（ＣＭＭ）プロファイルデータ２１１１と、特定のアプリケーションの集積回路３２用のスクリーニングテーブル２１１２とを保管し、カラー管理モジュール（ＣＭＭ）とスクリーニング操作を実行する。
したがって、データ処理速度が上がる。同期ＤＲＡＭ３３は、コンピュータ２０からプリンタ３０に送信されたデータを股間する場所を調整する。
【００２７】
図３と図４を参照すると、ここで第一ステップでは、対象データをメタファイルデータ、カラー管理モジュール（ＣＭＭ）プロファイルデータ、スクリーニング／ハーフトーンテーブルに分割し（ステップ１００）、ファームウエア３１または特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）３２によって処理される。
【００２８】
そして、第二ステップでは、ファームウエアを通じてメタファイルデータを処理し、ＲＧＢバンディングデータを生成する（ステップ１１０）。
【００２９】
第三ステップでは、特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）を通じて、ＲＧＢバンディングデータとカラー管理モジュール（ＣＭＭ）プロファイルデータを処理し、第一ＣＭＹＫバンディングデータを生成する（ステップ１２０）。
特に、ＲＧＢとカラー管理モジュール（ＣＭＭ）プロファイルとに対しては、第一ＣＭＹＫバンディングデータを生成することを目的として特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）中でカラー管理モジュール（ＣＭＭ）処理が行われる。第一ＣＭＹＫバンディングデータは８ビットである。
【００３０】
第四ステップでは、特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）を通じて、生成された第一ＣＭＹＫバンディングデータとスクリーニング／ハーフトーンテーブルとを処理し、イメージレイアウト用の第二ＣＭＹＫバンディングデータを生成する（ステップ１３０）。
ステップ１２０で生成された第一ＣＭＹＫバンディングデータとスクリーニング／ハーフトーンテーブルは、特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）３２に送信され、特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）３２を通じてスクリーニング処理を行い、イメージレイアウト用の第二ＣＭＹＫバンディングデータを生成する。
特に、第一ＣＭＹＫデータとスクリーニング／ハーフトーンテーブルは、特定用途の集積回路中でスクリーニング処理を施され、第二ＣＭＹＫバンディングデータを生成する。第二ＣＭＹＫバンディングデータは、１ビット、２ビット、４ビット、または８ビットとなりうる。
【００３１】
第二ＣＭＹＫバンディングデータは、プリンタのようなイメージレイアウト装置４０に送信される。したがって、本発明に基づくカラー管理モジュール（ＣＭＭ）によるデータ処理が完了する。
【００３２】
以上開示した通り、本発明は、様々な方法を用いて実施可能であることは明白である。各種の変更は、本発明の精神と意図した範囲を超えるものではなく、当業者にとって明白な変更は全て本願の特許請求の範囲内に含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来のイメージ処理のフローチャート図。
【図２】本発明の実施例を基にして、カラー管理モジュール（ＣＭＭ）で行った、データ処理の実行コンフィギュレーションを示すチャート図。
【図３】本発明の実施例を基にして、カラー管理モジュール（ＣＭＭ）で行った、データ処理の実行を説明するフローチャート図。
【図４】本発明の実施例を基にして、カラー管理モジュールカラー管理モジュール（ＣＭＭ）で行った、データ処理を示すチャート図。

Claims

イメージ処理に利用するカラー管理モジュール用データ処理方法であって、
対象データを、メタファイルデータと、カラー管理モジュール（ｃｏｌｏｒｍａｎａｇｅｍｅｎｔｍｏｄｕｌｅ、ＣＭＭ）プロファイルデータと、スクリーニング／ハーフトーンテーブルとの夫々に分割し、
ファームウエアを通じて前記メタファイルデータを処理して、ＲＧＢ（ｒｅｄ，ｇｒｅｅｎ，ｂｌｕｅ）バンディングデータを生成し、
特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）で以ってＲＧＢ（ｒｅｄ，ｇｒｅｅｎ，ｂｌｕｅ）バンディングデータとカラー管理モジュール（ＣＭＭ）プロファイルデータを処理して、第一ＣＭＹＫ（ｃｙａｎ，ｍａｇｅｎｔａ，ｙｅｌｌｏｗ，ｂｌａｃｋ）バンディングデータを生成し、
特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）で以って第一ＣＭＹＫ（ｃｙａｎ，ｍａｇｅｎｔａ，ｙｅｌｌｏｗ，ｂｌａｃｋ）バンディングデータとスクリーニング／ハーフトーンテーブルを処理して、イメージレイアウト用の第二ＣＭＹＫ（ｃｙａｎ，ｍａｇｅｎｔａ，ｙｅｌｌｏｗ，ｂｌａｃｋ）バンディングデータを生成することを特徴とする、
カラー管理モジュール用データ処理方法。
請求項１に記載のカラー管理モジュール用データ処理方法において、
第一ＣＭＹＫ（ｃｙａｎ，ｍａｇｅｎｔａ，ｙｅｌｌｏｗ，ｂｌａｃｋ）データの生成ステップにおいて、ＲＧＢ（ｒｅｄ，ｇｒｅｅｎ，ｂｌｕｅ）バンディングデータとカラー管理モジュール（ＣＭＭ）プロファイルデータとは、特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）でカラー管理モジュール（ＣＭＭ）処理されて、第一ＣＭＹＫ（ｃｙａｎ，ｍａｇｅｎｔａ，ｙｅｌｌｏｗ，ｂｌａｃｋ）バンディングデータを生成することを特徴とする、
カラー管理モジュール用データ処理方法。
請求項１に記載のカラー管理モジュール用データ処理方法において、
第二ＣＭＹＫ（ｃｙａｎ，ｍａｇｅｎｔａ，ｙｅｌｌｏｗ，ｂｌａｃｋ）データの生成ステップにおいて、第一ＣＭＹＫ（ｃｙａｎ，ｍａｇｅｎｔａ，ｙｅｌｌｏｗ，ｂｌａｃｋ）バンディングデータとスクリーニング／ハーフトーンテーブルとは、特定用途の集積回路（ＡＳＩＣ）でスクリーニング処理されて、第二ＣＭＹＫ（ｃｙａｎ，ｍａｇｅｎｔａ，ｙｅｌｌｏｗｂｌａｃｋ）バンディングデータを生成することを特徴とする、
カラー管理モジュール用データ処理方法。
請求項１に記載のカラー管理モジュール用データ処理方法において、
第一ＣＭＹＫ（ｃｙａｎ，ｍａｇｅｎｔａ，ｙｅｌｌｏｗ，ｂｌａｃｋ）バンディングデータは、８ビットであることを特徴とする、
カラー管理モジュール用データ処理方法。
請求項１に記載のカラー管理モジュール用データ処理方法において、
第二ＣＭＹＫ（ｃｙａｎ，ｍａｇｅｎｔａ，ｙｅｌｌｏｗ，ｂｌａｃｋ）バンディングデータは、１ビット、２ビット、４ビット、８ビットから成るグループの何れかから選ばれることを特徴とする、
カラー管理モジュール用データ処理方法。