JP2005013607A

JP2005013607A - 手術用縫合針カウンター

Info

Publication number: JP2005013607A
Application number: JP2003185650A
Authority: JP
Inventors: Tomoaki Koseki; 小関智明
Original assignee: Koseki Medical KK
Current assignee: Koseki Medical KK
Priority date: 2003-06-27
Filing date: 2003-06-27
Publication date: 2005-01-20

Abstract

【課題】マグネットシートに直接印刷せず、確実に使い捨てとなり、廃棄時の安全性を確保し、針刺し事故を未然に防ぐための容器とする。手洗い看護婦と外周り看護婦がダブルチェックできる安価な手術用縫合針カウンターを提供する。
【解決手段】マグネットシートに複数のスリットを入れ、裏面にカウント用の数字を表記した血液浸透性の台紙が接着固定する。蓋が透明の密閉型樹脂製容器に収納する。
【選択図】なし

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は使用済の縫合針を廃棄する際に、患者体内に残さないよう正確にその使用本数をカウントし、さらに医療用廃棄物として適切に処分するための手術用縫合針カウンターの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
マグネット式ニードルカウンターは、通常マグネットシート表面にカウント用の数字が印刷してある（例えば特許文献１、２参照）。
【０００３】
その他形状や機能に関して様々な提案がなされてきた（例えば特許文献３参照）。
【０００４】
【特許文献１】
特開平９−７５４０５
【特許文献２】
特開２００１−２２４６０３
【特許文献３】
特開２００３−１２６０９７
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
感染性医療廃棄物であるニードルカウンターは、使用後確実に廃棄しなければならない。しかし、実際には見た目に洗浄が可能と判断されたものは、たとえメーカーが使い捨てを謳っていても、洗浄、再使用される可能性がある。マグネットシートに直接印刷すると、洗浄が可能であり、医療従事者の洗浄、再滅菌過程での感染が危惧される。
【０００６】
マグネットシートは高価であり、その上に印刷をかけると更にコストアップとなる。昨今の医療機関の財務状況を勘案すると、捨てるものにはコストをかけたくないというところが本音である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために本発明は、複数のスリットが入ったマグネットシート裏に、カウント用の数字を表記した血液浸透性の台紙を接着固定した。台紙に表記された数字はマグネットシートのスリットを通して視認することが可能であり、台紙の数字を確認しながらマグネットシート上に縫合針を固着させていく。また、接着固定された台紙とマグネットシートを樹脂製容器に収納し、端部は布鉗子で手術台に固定できるように突起を設け、蓋を透明とし、密閉収納し、安全に廃棄できる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は請求項１及び２に係る手術用縫合針カウンターを示している。マグネットシート１には４列のスリット２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄが入っており、マグネットシート裏には、カウント用の１から４０の数字が印刷された紙製の台紙が接着固定されている。台紙に印刷された数字はマグネットシートのスリットを通して視認することができる。看護師は台紙の数字を確認しながらマグネットシート上に使用済み縫合針を固着させていく。紙製の台紙には血液が付着するため、確実に使い捨てとなる。台紙とマグネットシートは樹脂製容器４に収納されている。素材はポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ＡＢＳ等が好ましい。樹脂製容器４の端部には布鉗子で手術台に固定できるように突起５ａ、５ｂが出ている。蓋は透明色なので、外回りの看護師が再度、針を確認できる。蓋はロックするので、医療従事者や廃棄物処理業者が安全に取り扱うことができる。
【０００９】
【発明の効果】
本発明は以上説明したような形態で実施され以下に記載されるような効果を奏する。
【００１０】
血液浸透性の台紙を用いることにより、再使用を確実に防止する。マグネットシートに複数のスリットを設けることにより、台紙に表記された数字を視認できる。
【００１１】
樹脂製容器の端部には布鉗子で手術台に固定できるように突起が出ている。蓋は透明色なので、外回りの看護師が再度、針を確認できる。蓋はロックするので、医療従事者や廃棄物処理業者が安全に取り扱うことができる。
【００１２】
マグネットシートに直接印刷しないので、安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】手術用縫合針カウンターの外観図である。
【符号の説明】
１マグネットシート
２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄスリット
３台紙
４樹脂製容器
５ａ、５ｂ突起

Claims

使用済みの手術用縫合針の本数を確認するためのカウンターであり、複数のスリットが入ったマグネットシート裏に、カウント用の数字を表記した血液浸透性の台紙が接着固定されており、台紙に表記された数字はマグネットシートのスリットを通して視認することができ、台紙の数字を確認しながらマグネットシート上に縫合針を固着させていく方式であることを特徴とする手術用縫合針カウンター。
上記手術用縫合針カウンターのうち、接着固定された台紙とマグネットシートが樹脂製容器に収納されており、樹脂製容器の端部には布鉗子で手術台に固定できるように突起が出ており、樹脂製容器の蓋は透明であり、密閉収納することにより安全に廃棄が可能であり、樹脂製容器全体は滅菌可能な包装体に密封され、エチレンオキサイドガス、又は放射線により滅菌済みとし、手術の際、即使用が可能な状態であることを特徴とした請求項１記載の手術用縫合針カウンター。