JP2005011150A - コンテンツ配信システム - Google Patents
コンテンツ配信システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005011150A JP2005011150A JP2003175972A JP2003175972A JP2005011150A JP 2005011150 A JP2005011150 A JP 2005011150A JP 2003175972 A JP2003175972 A JP 2003175972A JP 2003175972 A JP2003175972 A JP 2003175972A JP 2005011150 A JP2005011150 A JP 2005011150A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- distribution data
- data
- live
- file
- client
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Information Transfer Between Computers (AREA)
Abstract
【課題】クライアント側がファイル保存出来ないストリーミングサービスでは,繰り返しライブ配信データを再生出来ない。
【解決手段】ストリーミングサーバにライブ配信データをファイルする機能を持たせ、ライブ配信データとファイルしたライブ配信データ(ファイル配信データ)をクライアントの配信要求によりサーバ側で切り替えて再生することにより、ライブ配信データをクライアント側でファイルせずに繰り返し再生制御出来る。
【選択図】 図1
【解決手段】ストリーミングサーバにライブ配信データをファイルする機能を持たせ、ライブ配信データとファイルしたライブ配信データ(ファイル配信データ)をクライアントの配信要求によりサーバ側で切り替えて再生することにより、ライブ配信データをクライアント側でファイルせずに繰り返し再生制御出来る。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ配信システムにおいて、ストリーミングサーバを用いたライブ配信の利便性向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ブロードバンド時代の代表的なサービスであるストリーミングサービスは、最もスムーズに動画を見る方法として具体化されたものである。
基本的に動画ファイルは非常に重いので、その重いファイルをネットワーク経由でダウンロードして見ようとすると数十分〜数時間もの長時間を要したり、この長時間の間に途中で回線にエラーが発生し、時間を無駄にすることも多かった。これが従来の動画ファイル配信の状況である。この問題を解決した技術が「ストリーミング」である。
【0003】
ストリーミングは、「ダウンロードをしてから見るのではなく、ダウンロードをしながら見る、あるいはダウンロードさえせずに見る」技術である。従ってダウンロード完了を待つことなく動画が再生される。配信を受けるクライアント側ではファイルを保存せずにリアルタイムで再生する。
【0004】
ネットワーク上における動画配信のサービス形態としては、クライアント側でファイル保存をしないネットワークカメラ等を用いたストリーミングサーバによるライブ配信と、ファイル保存をする一般的なサーバに格納されたファイル配信に大別され、同じような配信形態でありながら,異なるサービスとして扱われることが多かった(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
図6にコンテンツ配信の従来例として、ストリーミングサーバによるライブ配信のシステム例について説明する。このシステムはテレビカメラの撮像信号のようなライブ動画信号を供給するライブ動画供給装置1、ライブ動画信号を配信(ライブ配信)するストリーミングサーバ2、クライアント画像再生装置3から構成される。
【0006】
動作例としては、まずライブ動画供給装置1からライブ動画信号Dliveをネットワーク経由でストリーミングサーバ2に供給する。次にストリーミングサーバ2が管理しているライブ動画信号Dliveの配信情報を配信管理信号Dreq経由でクライアントがクライアント画像再生装置3から入手し、配信可能なライブ動画信号Dliveが必要であればリクウェストしてストリーミングサーバ2からライブ動画信号Dliveの配信データDstを受信しライブ配信データとしてクライアント画像再生装置3で再生する。
【0007】
この例の場合、クライアント画像再生装置3側ではファイル保存が出来ないので、配信データDstの配信が終了すればクライアント画像再生装置3での配信動画信号Dstの再生は停止する。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−36947号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ネットワークからライブ配信データを受信しこれを直接クライアントに配信するストリーミングサービスでは、ファイル保存が出来ないため、配信されたライブ配信データを繰り返し見ることが出来ないと言う問題があった。
【0010】
そこで本発明は、ストリーミングサーバにライブ配信データをファイルする機能を持たせ、直接ライブ配信データを再生するとともに、ファイルしたライブ配信データ(ファイル配信データ)に切り替えて繰り返し再生出来るコンテンツ配信システムの実現を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための第1の手段としてのコンテンツ配信システムは、ネットワークからライブ配信データ(ライブ動画信号Dlive)を受信しこれを直接クライアントに配信する系統と、前記ネットワークからの前記ライブ配信データを一旦ファイルして前記ライブ配信データを複数のファイル配信データ(ストリームデータDdb)として生成する系統とを切り替えて、前記ライブ配信データを直接配信するかあるいは前記複数のファイル配信データのいずれかを前記クライアントに供給するコンテンツ配信システムにおいて、
前記ライブ配信データを前記複数のファイル配信データとして生成供給するファイル配信データ供給手段(ストリームデータベース装置4a)と、前記ライブ配信データと前記ファイル配信データのいずれかを選択する切り替え手段(切り替え装置4c)と、前記切り替え手段において選択された前記ライブ配信データもしくは前記ファイル配信データのいずれかを再生するコンテンツ配信データ再生手段(クライアント画像再生装置5)と、を有する。
【0012】
上記目的を達成するための第2の手段としてのコンテンツ配信システムは、ネットワークからライブ配信データを受信しこれを直接クライアントに配信する系統と、前記ネットワークからの前記ライブ配信データを一旦ファイルして前記ライブ配信データを複数のファイル配信データとして生成する系統とを切り替えて、前記ライブ配信データを直接配信するかあるいは前記複数のファイル配信データのいずれかを前記クライアントに供給するコンテンツ配信システムにおいて、前記切り替え手段において選択された前記ライブ配信データもしくは前記ファイル配信データのいずれかを再生するコンテンツ配信データ再生手段と、前記切り替え手段から出力する前記ファイル配信データの再生状態を監視しながら前記ファイル配信データ供給手段に格納されている前記ファイル配信データの再生制御を行うコンテンツ配信データ再生手段と、を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき、好ましい実施例により、図面を参照して説明する。図1にコンテンツ配信システムの概要を示す。このシステムは、ライブ動画(音声を含む)信号Dliveを、ストリーミングデータベース装置4aが付加されたストリーミングサーバ4に供給し、ストリーミングサーバ4経由でクライアントにライブ動画信号Dliveをライブ配信データとしてそのまま配信するか、一旦ストリーミングデータベース装置4aでファイルしてからファイル配信データ(ストリームデータ)としてクライアントに配信するかをクライアント側で選択出来るシステムを示す。
【0014】
図1のシステム例は、ストリームデータベース装置4A・配信管理装置4b・切り替え装置4cから形成されるストリーミングサーバ4、再生制御機能つきのクライアント画像再生装置5から構成される。
【0015】
次に図1の動作について説明する。まずテレビカメラの撮像信号をライブ動画信号Dliveとして供給するライブ動画供給装置1からネットワークに送られたライブ動画信号Dliveを、ネットワーク経由でストリーミングサーバ4が受信する。そしてストリーミングサーバ4で受信したライブ動画信号Dliveを切り替え装置4cとストリームデータベース装置4aに供給する。
【0016】
ストリームデータベース装置4aでは、一旦ライブ動画信号Dliveをファイルした後、配信管理装置4bからクライアントの要求で送られてくる配信要求データDctlにより、ファイルされたライブ動画信号DliveをストリームデータDdbとして切り替え装置4cに送る。切り替え装置4cでは配信管理装置4bから送られてくるクライアント要求の切り替えデータDswによりライブ動画信号DliveかストリームデータDdbかを選択し配信データDstとしてクライアント画像再生(音声再生も含む)装置5へ送る。
【0017】
ストリーミングサーバ4では配信管理装置4bによりライブ動画信号Dliveを選択する場合は切り替えデータDswをライブ動画信号Dliveの選択に設定して切り替え装置4cに送り、ライブ動画信号Dliveを切り替え装置4c経由でクライアント画像再生装置5に配信データDstとして送る。
【0018】
次にクライアントがストリームデータDdbを選択し、クライアント画像再生装置5からストリームデータDdbの配信要求を情報提示信号Dreqに提示して、ストリーミングサーバ4に送ると、配信管理装置4bからストリームデータベース装置4aに配信要求データDctlを送りストリームデータDdbを出力させて切り替え装置4cに送る。同時に配信管理装置4bからはストリームデータDdbを選択する切り替えデータDswを切り替え装置4cに送る。
【0019】
そしてストリームデータDdbを切り替え装置4c経由でクライアント画像再生装置5に配信データDstとして送る。ストリームデータDdbを選択した場合は、クライアント画像再生装置5からはストリームデータベース装置4aのストリームデータDdbの読み出し制御が情報提示信号Dreqを経由して行えるように設定する。
【0020】
この設定により、クライアント画像再生装置5側からクライアントの指示により、ストリームデータベース装置4aのストリームデータDdbの制御を行うことが出来る。従ってクライアント画像再生装置5にファイル機能を持たなくてもライブ動画信号Dliveをクライアント画像再生装置5でファイルした場合と同様の繰り返し再生動作を行うことが出来る。
【0021】
次にライブ動画供給装置1の例を図2に示す。
このライブ動画供給装置1は撮像信号を出力するテレビカメラ1a,入力した撮像信号をストリーミングに適したフォーマットに圧縮変換するリアルタイムエンコーダ1bより構成される。
【0022】
このライブ動画供給装置1の動作を説明すると、被写体をテレビカメラ1で撮像し、この撮像した被写体光像を電気信号の撮像信号Vliveに変換する。この撮像信号Vliveをリアルタイムエンコーダ1bに入力し、ストリーミングに適したフォーマットに圧縮変換したライブ動画信号Dliveに変換して出力する。
【0023】
図3にストリームデータベース装置4aのデータ格納状況例を示す。
内容を説明すると、コンテンツグループDB1−0の中にストリーム属性情報として記録されたタイムコードをもとに、ライブ動画信号Dliveから連続したストリームデータDB1−1,DB1−2,DB1−3が一定時間毎にファイル分割されて格納される。
【0024】
このストリームデータベース装置4aのデータ格納状況を管理する例を次に説明する。例えばテレビカメラ1aを都市部のビル屋上に設置した定点カメラとすると、ストリーム属性情報を「定点カメラにて撮像された画像」「撮像された日時」という二つの属性の積で分類出来る。すなわちコンテンツグループDB1−0の属性情報を「定点カメラにて撮像された画像」とし、連続したストリームデータDB1−1,DB1−2,DB1−3の属性情報をそれぞれ「撮像された日時1−1」、「撮像された日時1−2」、「撮像された日時1−3」として分類することによりデータ格納が管理出来る。
【0025】
次にクライアント画像再生装置5について説明する。クライアント画像再生装置5はネットワークプラウザの機能を有し、図4に示す表示操作部を持つ。表示操作部の構成はファイルの頭出し操作ボタン5a,巻き戻し再生操作ボタン5b,画像提示の停止操作ボタン5c,再生操作ボタン5d,早送り操作ボタン5e,画像表示パネル5fである。
【0026】
クライアント画像再生装置5の使用手順を図5に示す。クライアント画像再生装置5はネットワークプラウザの機能を有しているから、クライアントはまずURLを指示してWebサイトにアクセスする。Webサイトが読み出されたら「ライブ動画」か「ストリームデータ」を選択する。
【0027】
「ライブ動画」を選択すると図2に示されているテレビカメラ1aで撮像した被写体光像がライブ動画信号Dliveとしてクライアント画像再生装置5に供給され画像表示パネル5fにリアルタイムのライブ動画として表示される。
【0028】
次に「ストリームデータ」を選択すると、ストリームデータベース装置4aに格納されたばかりのライブ動画信号Dliveがコンテンツグループの最新格納情報のストリームデータDdbとしてクライアント画像再生装置5に供給され、画像表示パネル5fに表示される。この時表示されたストリームデータはリアルタイムの動画と比較してもストリームデータベース装置4aに格納された直後に読み出されるためタイムラグはほとんどない。
【0029】
尚、「ストリームデータ」を選択するとクライアント画像再生装置5の表示操作部が有効となり、各操作ボタンを押すことによりストリームデータベース装置4aに格納されたコンテンツグループDB1−0のストリームデータDB1−1,DB1−2,DB1−3,....を制御出来る。
【0030】
例えばファイルの頭出し操作ボタン5aを押すと現在表示しているストリームデータ以外のストリームデータの頭出しをする。巻き戻し再生操作ボタン5bを押すと現在表示しているストリームデータの頭出しをする。停止操作ボタン5cを押すと停止,再生操作ボタン5dを押すと再生開始である。早送り操作ボタン5eを押すと現在のストリームデータが早送りされる。
【0031】
このように、「ライブ動画」を選択すると通常のストリーミングサーバとなり、「ストリームデータ」を選択するとクライアント側にファイル機能がなくてもファイル配信時と同様の動作を行うことが出来る。このためクライアント画像再生装置としては、小型軽量化及び省電力化が可能になり省資源環境を実現出来る。
【0032】
【発明の効果】
本発明のコンテンツ配信システムは、ストリーミングサーバにライブ配信データを蓄積する機能を持たせ、ライブ配信データとファイルしたライブ配信データ(ファイル配信データ)をクライアント側の要求によりサーバ側で切り替えて利用することにより、クライアント側でファイルしなくてもライブ配信データを繰り返し再生制御出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテンツ配信システムの概要を示す図である。
【図2】本発明に用いるライブ動画供給装置の概要を示す図である。
【図3】本発明のストリームデータベース装置のコンテンツグループ,ストリームデータの格納状態を示す図である。
【図4】本発明のクライアント画像再生装置例を示す図である。
【図5】本発明のクライアントによるコンテンツ配信動作例を示す図である。
【図6】従来のコンテンツ配信例を示す図である。
【符号の説明】
1 ライブ動画供給装置(ライブ配信データ供給手段)
1a テレビカメラ
1b リアルタイムエンコーダ
2 ストリーミングサーバ
3 クライアント画像再生装置
4 ストリーミングサーバ
4a ストリームデータベース装置(ファイル配信データ供給手段)
4b 配信管理装置
4c 切り替え装置(切り替え手段)
5 クライアント画像再生装置(コンテンツ配信データ再生手段)
Dlive ライブ動画信号(ライブ配信データ)
Ddb ストリームデータ(ファイル配信データ)
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ配信システムにおいて、ストリーミングサーバを用いたライブ配信の利便性向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ブロードバンド時代の代表的なサービスであるストリーミングサービスは、最もスムーズに動画を見る方法として具体化されたものである。
基本的に動画ファイルは非常に重いので、その重いファイルをネットワーク経由でダウンロードして見ようとすると数十分〜数時間もの長時間を要したり、この長時間の間に途中で回線にエラーが発生し、時間を無駄にすることも多かった。これが従来の動画ファイル配信の状況である。この問題を解決した技術が「ストリーミング」である。
【0003】
ストリーミングは、「ダウンロードをしてから見るのではなく、ダウンロードをしながら見る、あるいはダウンロードさえせずに見る」技術である。従ってダウンロード完了を待つことなく動画が再生される。配信を受けるクライアント側ではファイルを保存せずにリアルタイムで再生する。
【0004】
ネットワーク上における動画配信のサービス形態としては、クライアント側でファイル保存をしないネットワークカメラ等を用いたストリーミングサーバによるライブ配信と、ファイル保存をする一般的なサーバに格納されたファイル配信に大別され、同じような配信形態でありながら,異なるサービスとして扱われることが多かった(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
図6にコンテンツ配信の従来例として、ストリーミングサーバによるライブ配信のシステム例について説明する。このシステムはテレビカメラの撮像信号のようなライブ動画信号を供給するライブ動画供給装置1、ライブ動画信号を配信(ライブ配信)するストリーミングサーバ2、クライアント画像再生装置3から構成される。
【0006】
動作例としては、まずライブ動画供給装置1からライブ動画信号Dliveをネットワーク経由でストリーミングサーバ2に供給する。次にストリーミングサーバ2が管理しているライブ動画信号Dliveの配信情報を配信管理信号Dreq経由でクライアントがクライアント画像再生装置3から入手し、配信可能なライブ動画信号Dliveが必要であればリクウェストしてストリーミングサーバ2からライブ動画信号Dliveの配信データDstを受信しライブ配信データとしてクライアント画像再生装置3で再生する。
【0007】
この例の場合、クライアント画像再生装置3側ではファイル保存が出来ないので、配信データDstの配信が終了すればクライアント画像再生装置3での配信動画信号Dstの再生は停止する。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−36947号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ネットワークからライブ配信データを受信しこれを直接クライアントに配信するストリーミングサービスでは、ファイル保存が出来ないため、配信されたライブ配信データを繰り返し見ることが出来ないと言う問題があった。
【0010】
そこで本発明は、ストリーミングサーバにライブ配信データをファイルする機能を持たせ、直接ライブ配信データを再生するとともに、ファイルしたライブ配信データ(ファイル配信データ)に切り替えて繰り返し再生出来るコンテンツ配信システムの実現を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための第1の手段としてのコンテンツ配信システムは、ネットワークからライブ配信データ(ライブ動画信号Dlive)を受信しこれを直接クライアントに配信する系統と、前記ネットワークからの前記ライブ配信データを一旦ファイルして前記ライブ配信データを複数のファイル配信データ(ストリームデータDdb)として生成する系統とを切り替えて、前記ライブ配信データを直接配信するかあるいは前記複数のファイル配信データのいずれかを前記クライアントに供給するコンテンツ配信システムにおいて、
前記ライブ配信データを前記複数のファイル配信データとして生成供給するファイル配信データ供給手段(ストリームデータベース装置4a)と、前記ライブ配信データと前記ファイル配信データのいずれかを選択する切り替え手段(切り替え装置4c)と、前記切り替え手段において選択された前記ライブ配信データもしくは前記ファイル配信データのいずれかを再生するコンテンツ配信データ再生手段(クライアント画像再生装置5)と、を有する。
【0012】
上記目的を達成するための第2の手段としてのコンテンツ配信システムは、ネットワークからライブ配信データを受信しこれを直接クライアントに配信する系統と、前記ネットワークからの前記ライブ配信データを一旦ファイルして前記ライブ配信データを複数のファイル配信データとして生成する系統とを切り替えて、前記ライブ配信データを直接配信するかあるいは前記複数のファイル配信データのいずれかを前記クライアントに供給するコンテンツ配信システムにおいて、前記切り替え手段において選択された前記ライブ配信データもしくは前記ファイル配信データのいずれかを再生するコンテンツ配信データ再生手段と、前記切り替え手段から出力する前記ファイル配信データの再生状態を監視しながら前記ファイル配信データ供給手段に格納されている前記ファイル配信データの再生制御を行うコンテンツ配信データ再生手段と、を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき、好ましい実施例により、図面を参照して説明する。図1にコンテンツ配信システムの概要を示す。このシステムは、ライブ動画(音声を含む)信号Dliveを、ストリーミングデータベース装置4aが付加されたストリーミングサーバ4に供給し、ストリーミングサーバ4経由でクライアントにライブ動画信号Dliveをライブ配信データとしてそのまま配信するか、一旦ストリーミングデータベース装置4aでファイルしてからファイル配信データ(ストリームデータ)としてクライアントに配信するかをクライアント側で選択出来るシステムを示す。
【0014】
図1のシステム例は、ストリームデータベース装置4A・配信管理装置4b・切り替え装置4cから形成されるストリーミングサーバ4、再生制御機能つきのクライアント画像再生装置5から構成される。
【0015】
次に図1の動作について説明する。まずテレビカメラの撮像信号をライブ動画信号Dliveとして供給するライブ動画供給装置1からネットワークに送られたライブ動画信号Dliveを、ネットワーク経由でストリーミングサーバ4が受信する。そしてストリーミングサーバ4で受信したライブ動画信号Dliveを切り替え装置4cとストリームデータベース装置4aに供給する。
【0016】
ストリームデータベース装置4aでは、一旦ライブ動画信号Dliveをファイルした後、配信管理装置4bからクライアントの要求で送られてくる配信要求データDctlにより、ファイルされたライブ動画信号DliveをストリームデータDdbとして切り替え装置4cに送る。切り替え装置4cでは配信管理装置4bから送られてくるクライアント要求の切り替えデータDswによりライブ動画信号DliveかストリームデータDdbかを選択し配信データDstとしてクライアント画像再生(音声再生も含む)装置5へ送る。
【0017】
ストリーミングサーバ4では配信管理装置4bによりライブ動画信号Dliveを選択する場合は切り替えデータDswをライブ動画信号Dliveの選択に設定して切り替え装置4cに送り、ライブ動画信号Dliveを切り替え装置4c経由でクライアント画像再生装置5に配信データDstとして送る。
【0018】
次にクライアントがストリームデータDdbを選択し、クライアント画像再生装置5からストリームデータDdbの配信要求を情報提示信号Dreqに提示して、ストリーミングサーバ4に送ると、配信管理装置4bからストリームデータベース装置4aに配信要求データDctlを送りストリームデータDdbを出力させて切り替え装置4cに送る。同時に配信管理装置4bからはストリームデータDdbを選択する切り替えデータDswを切り替え装置4cに送る。
【0019】
そしてストリームデータDdbを切り替え装置4c経由でクライアント画像再生装置5に配信データDstとして送る。ストリームデータDdbを選択した場合は、クライアント画像再生装置5からはストリームデータベース装置4aのストリームデータDdbの読み出し制御が情報提示信号Dreqを経由して行えるように設定する。
【0020】
この設定により、クライアント画像再生装置5側からクライアントの指示により、ストリームデータベース装置4aのストリームデータDdbの制御を行うことが出来る。従ってクライアント画像再生装置5にファイル機能を持たなくてもライブ動画信号Dliveをクライアント画像再生装置5でファイルした場合と同様の繰り返し再生動作を行うことが出来る。
【0021】
次にライブ動画供給装置1の例を図2に示す。
このライブ動画供給装置1は撮像信号を出力するテレビカメラ1a,入力した撮像信号をストリーミングに適したフォーマットに圧縮変換するリアルタイムエンコーダ1bより構成される。
【0022】
このライブ動画供給装置1の動作を説明すると、被写体をテレビカメラ1で撮像し、この撮像した被写体光像を電気信号の撮像信号Vliveに変換する。この撮像信号Vliveをリアルタイムエンコーダ1bに入力し、ストリーミングに適したフォーマットに圧縮変換したライブ動画信号Dliveに変換して出力する。
【0023】
図3にストリームデータベース装置4aのデータ格納状況例を示す。
内容を説明すると、コンテンツグループDB1−0の中にストリーム属性情報として記録されたタイムコードをもとに、ライブ動画信号Dliveから連続したストリームデータDB1−1,DB1−2,DB1−3が一定時間毎にファイル分割されて格納される。
【0024】
このストリームデータベース装置4aのデータ格納状況を管理する例を次に説明する。例えばテレビカメラ1aを都市部のビル屋上に設置した定点カメラとすると、ストリーム属性情報を「定点カメラにて撮像された画像」「撮像された日時」という二つの属性の積で分類出来る。すなわちコンテンツグループDB1−0の属性情報を「定点カメラにて撮像された画像」とし、連続したストリームデータDB1−1,DB1−2,DB1−3の属性情報をそれぞれ「撮像された日時1−1」、「撮像された日時1−2」、「撮像された日時1−3」として分類することによりデータ格納が管理出来る。
【0025】
次にクライアント画像再生装置5について説明する。クライアント画像再生装置5はネットワークプラウザの機能を有し、図4に示す表示操作部を持つ。表示操作部の構成はファイルの頭出し操作ボタン5a,巻き戻し再生操作ボタン5b,画像提示の停止操作ボタン5c,再生操作ボタン5d,早送り操作ボタン5e,画像表示パネル5fである。
【0026】
クライアント画像再生装置5の使用手順を図5に示す。クライアント画像再生装置5はネットワークプラウザの機能を有しているから、クライアントはまずURLを指示してWebサイトにアクセスする。Webサイトが読み出されたら「ライブ動画」か「ストリームデータ」を選択する。
【0027】
「ライブ動画」を選択すると図2に示されているテレビカメラ1aで撮像した被写体光像がライブ動画信号Dliveとしてクライアント画像再生装置5に供給され画像表示パネル5fにリアルタイムのライブ動画として表示される。
【0028】
次に「ストリームデータ」を選択すると、ストリームデータベース装置4aに格納されたばかりのライブ動画信号Dliveがコンテンツグループの最新格納情報のストリームデータDdbとしてクライアント画像再生装置5に供給され、画像表示パネル5fに表示される。この時表示されたストリームデータはリアルタイムの動画と比較してもストリームデータベース装置4aに格納された直後に読み出されるためタイムラグはほとんどない。
【0029】
尚、「ストリームデータ」を選択するとクライアント画像再生装置5の表示操作部が有効となり、各操作ボタンを押すことによりストリームデータベース装置4aに格納されたコンテンツグループDB1−0のストリームデータDB1−1,DB1−2,DB1−3,....を制御出来る。
【0030】
例えばファイルの頭出し操作ボタン5aを押すと現在表示しているストリームデータ以外のストリームデータの頭出しをする。巻き戻し再生操作ボタン5bを押すと現在表示しているストリームデータの頭出しをする。停止操作ボタン5cを押すと停止,再生操作ボタン5dを押すと再生開始である。早送り操作ボタン5eを押すと現在のストリームデータが早送りされる。
【0031】
このように、「ライブ動画」を選択すると通常のストリーミングサーバとなり、「ストリームデータ」を選択するとクライアント側にファイル機能がなくてもファイル配信時と同様の動作を行うことが出来る。このためクライアント画像再生装置としては、小型軽量化及び省電力化が可能になり省資源環境を実現出来る。
【0032】
【発明の効果】
本発明のコンテンツ配信システムは、ストリーミングサーバにライブ配信データを蓄積する機能を持たせ、ライブ配信データとファイルしたライブ配信データ(ファイル配信データ)をクライアント側の要求によりサーバ側で切り替えて利用することにより、クライアント側でファイルしなくてもライブ配信データを繰り返し再生制御出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテンツ配信システムの概要を示す図である。
【図2】本発明に用いるライブ動画供給装置の概要を示す図である。
【図3】本発明のストリームデータベース装置のコンテンツグループ,ストリームデータの格納状態を示す図である。
【図4】本発明のクライアント画像再生装置例を示す図である。
【図5】本発明のクライアントによるコンテンツ配信動作例を示す図である。
【図6】従来のコンテンツ配信例を示す図である。
【符号の説明】
1 ライブ動画供給装置(ライブ配信データ供給手段)
1a テレビカメラ
1b リアルタイムエンコーダ
2 ストリーミングサーバ
3 クライアント画像再生装置
4 ストリーミングサーバ
4a ストリームデータベース装置(ファイル配信データ供給手段)
4b 配信管理装置
4c 切り替え装置(切り替え手段)
5 クライアント画像再生装置(コンテンツ配信データ再生手段)
Dlive ライブ動画信号(ライブ配信データ)
Ddb ストリームデータ(ファイル配信データ)
Claims (2)
- ネットワークからライブ配信データを受信しこれを直接クライアントに配信する系統と、前記ネットワークからの前記ライブ配信データを一旦ファイルして前記ライブ配信データを複数のファイル配信データとして生成する系統とを切り替えて、前記ライブ配信データを直接配信するかあるいは前記複数のファイル配信データのいずれかを前記クライアントに供給するコンテンツ配信システムにおいて、
前記ライブ配信データを前記複数のファイル配信データとして生成供給するファイル配信データ供給手段と、
前記ライブ配信データと前記ファイル配信データのいずれかを選択する切り替え手段と、
前記切り替え手段において選択された前記ライブ配信データもしくは前記ファイル配信データのいずれかを再生するコンテンツ配信データ再生手段と、
を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。 - ネットワークからライブ配信データを受信しこれを直接クライアントに配信する系統と、前記ネットワークからの前記ライブ配信データを一旦ファイルして前記ライブ配信データを複数のファイル配信データとして生成する系統とを切り替えて、前記ライブ配信データを直接配信するかあるいは前記複数のファイル配信データのいずれかを前記クライアントに供給するコンテンツ配信システムにおいて、
前記切り替え手段において選択された前記ライブ配信データもしくは前記ファイル配信データのいずれかを再生するコンテンツ配信データ再生手段と、
前記切り替え手段から出力する前記ファイル配信データの再生状態を監視しながら前記ファイル配信データ供給手段に格納されている前記ファイル配信データの再生制御を行うコンテンツ配信データ再生手段と、
を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003175972A JP2005011150A (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | コンテンツ配信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003175972A JP2005011150A (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | コンテンツ配信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005011150A true JP2005011150A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34098972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003175972A Pending JP2005011150A (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | コンテンツ配信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005011150A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6434106B1 (ja) * | 2017-09-29 | 2018-12-05 | 株式会社ドワンゴ | コンテンツ配信サーバ、端末装置、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラムおよびコンテンツ再生プログラム |
CN113950674A (zh) * | 2019-04-19 | 2022-01-18 | 塔谱软件技术有限公司 | 针对数据资产的交互沿袭分析器 |
-
2003
- 2003-06-20 JP JP2003175972A patent/JP2005011150A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6434106B1 (ja) * | 2017-09-29 | 2018-12-05 | 株式会社ドワンゴ | コンテンツ配信サーバ、端末装置、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラムおよびコンテンツ再生プログラム |
JP2019068215A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 株式会社ドワンゴ | コンテンツ配信サーバ、端末装置、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラムおよびコンテンツ再生プログラム |
US11032621B2 (en) | 2017-09-29 | 2021-06-08 | DWANGO, Co., Ltd. | Content distribution server, terminal device, content distribution system, content distribution method, content play method, content distribution program, and content player program |
CN113950674A (zh) * | 2019-04-19 | 2022-01-18 | 塔谱软件技术有限公司 | 针对数据资产的交互沿袭分析器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5112287B2 (ja) | ネットワーク上でデジタルメディアの分散編集及び記憶を提供するための方法及びシステム | |
US20200154148A1 (en) | Methods and systems for network based video clip generation and management | |
CA2623835C (en) | Content delivery system and method, and server apparatus and receiving apparatus used in this content delivery system | |
US6952804B2 (en) | Video supply device and video supply method | |
US20010004417A1 (en) | Video editing system | |
JP4510005B2 (ja) | メディア配信装置及びメディア受信装置 | |
JP2001078166A (ja) | 番組提供システム | |
US20010009446A1 (en) | Editing system with router for connection to HDTV circuitry | |
JP2006254366A (ja) | 画像処理装置、カメラシステム、ビデオシステム、ネットワークデータシステム、並びに、画像処理方法 | |
KR20110072728A (ko) | 셋탑박스간 영상 이어 보기 서비스 제공 방법 및 장치 | |
JP2001245281A (ja) | ネットワークシステム | |
US20160225407A1 (en) | Full fidelity remote video editing | |
EP1193965B1 (en) | Apparatus and method for picture transmission and display | |
US20030128301A1 (en) | Editing system with router for connection to HDTV circuitry | |
US10542213B2 (en) | Imaging apparatus | |
JP5208560B2 (ja) | 情報映像化配信装置、情報映像化配信方法及びプログラム | |
WO2008013385A1 (en) | System and method for continuous display of grouped multiple independent contents | |
JP2005011150A (ja) | コンテンツ配信システム | |
JP2003134487A (ja) | 多地点会議システム | |
US8671427B1 (en) | Method and apparatus to enable sending personal data via a network | |
JP2012147288A (ja) | 放送システム | |
US20220377407A1 (en) | Distributed network recording system with true audio to video frame synchronization | |
KR100478933B1 (ko) | 대화형 방송 방법 및 그 시스템 | |
JP4285015B2 (ja) | ネットワーク放送システム、コンテンツ配信方法、及び番組提供装置 | |
JP2009060411A (ja) | Vodシステムおよびvodシステムにおけるコンテンツ配信方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080411 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080801 |