JP2009060411A - Vodシステムおよびvodシステムにおけるコンテンツ配信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンテンツの再生制御および差替処理を容易に行う。
【解決手段】VODシステムにおけるVODサーバ1が、各種コンテンツの素材であるTSデータを記憶するTSデータ記憶部123と、TSデータのGOP単位での管理情報をタイムマップファイルとして記憶するTMF記憶部124と、利用者の入力情報に基づいてTMF記憶部124からタイムマップファイルを読込み、この読込まれたタイムマップファイルの管理情報に含まれるGOP識別情報に基づいてTSデータ記憶部123からTSデータをGOP単位で読込み、配信するコンテンツを生成する配信データ読込部125と、この生成されたコンテンツをVOD受信機2へ配信するデータ配信部127とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】VODシステムにおけるVODサーバ1が、各種コンテンツの素材であるTSデータを記憶するTSデータ記憶部123と、TSデータのGOP単位での管理情報をタイムマップファイルとして記憶するTMF記憶部124と、利用者の入力情報に基づいてTMF記憶部124からタイムマップファイルを読込み、この読込まれたタイムマップファイルの管理情報に含まれるGOP識別情報に基づいてTSデータ記憶部123からTSデータをGOP単位で読込み、配信するコンテンツを生成する配信データ読込部125と、この生成されたコンテンツをVOD受信機2へ配信するデータ配信部127とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザーからの要求に応じてコンテンツを配信するVODシステムおよびVODシステムにおけるコンテンツ配信方法に関する。
VOD(Video On Demand)システムは、ユーザーからの要求に応じてコンテンツを配信するシステムである。例えば、ある映画が観たい場合には、自宅のVOD受信機(パソコン若しくは専用機器に接続されたテレビ)においてタイトルを選択することで、ユーザーが希望する時間に視聴することができる。
また、VODシステムにおいては、放送とは異なり、ユーザーは映像の早送りやチャプタスキップなどのトリックプレイ(特殊再生)を行うことができる。
しかし、コンテンツの合間に挿入されているコマーシャルがチャプタスキップ等されてしまうと広告効果が減少し、番組のスポンサーである広告主の利益が著しく損なわれるという問題がある。
この問題に対応する技術として、放送番組などのコンテンツを記録または再生する場合、コマーシャル部分でのスキップや早送り等のトリックプレイを禁止するコンテンツ再生装置が知られている(例えば、特許文献1)。
また、コマーシャルは、同一のスポンサーでもその内容は新商品の発表や季節の変わり目などに随時更新されるものであり、リアルタイムで視聴されることが好ましい。すなわち、再生されるコマーシャルは最新のものに差替えられることが望まれる。
これに対応する技術として、コンテンツ再生装置において再生時にコマーシャルの有効期限を判定し、有効期限が切れている場合にはネットワークで接続されたサーバから新しいコマーシャルを取得して古いコマーシャルと差替えて出力する技術が知られている(例えば、特許文献2)。
特開2002−369128号公報
特開2004−328414号公報
しかしながら、上記の特殊再生制御技術においては、コンテンツと共に配信された特殊再生の制御情報をコンテンツ再生装置側で解析し、再生動作をコントロールする必要があるため、コンテンツ再生装置側にコストが掛かるという問題があった。
また、コンテンツ内のコマーシャル部分を差替える場合も、コンテンツ再生装置側に新しいコマーシャルを予め蓄積した上で再生時に有効期限を判定する必要があるので、コンテンツ再生装置側にコストが掛かり、かつ、リアルタイムではコマーシャルを差し替えることが出来ないという問題があった。
そこで、本発明は、従来技術の問題に鑑み、コンテンツの再生制御および差替えを低コストで可能なVODシステムおよびVODシステムにおけるコンテンツ配信方法を提供することを目的とする。
本発明に係るVODシステムは、画像および音声を含むコンテンツを配信するVODサーバと、このVODサーバにネットワークを介して接続され、利用者からの入力情報に基づいて前記VODサーバと通信を行い、前記入力情報に係るコンテンツを取得して表示するVOD受信機と、から構成されるVODシステムであって、前記VODサーバが、前記コンテンツを構成する素材データを記憶する素材データ記憶手段と、前記素材データのGOP単位での管理情報をタイムマップファイルとして記憶するタイムマップファイル記憶手段と、前記利用者の入力情報に基づいて前記タイムマップファイル記憶手段から前記タイムマップファイルを読込むタイムマップファイル読込手段と、前記読込まれたタイムマップファイルの管理情報に含まれるGOP識別情報に基づいて前記素材データ記憶手段から前記素材データを前記GOP単位で読込む素材データ読込手段と、前記読込まれた素材データから配信するコンテンツを生成する配信コンテンツ生成手段と、前記生成されたコンテンツを前記VOD受信機に配信するコンテンツ配信手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係るVODシステムにおけるコンテンツ配信方法は、VODサーバにネットワークを介して接続されたVOD受信機からコンテンツの選択情報を取得する選択情報取得ステップと、前記選択情報に係るコンテンツを構成する素材データのGOP単位での管理情報を記録するタイムマップファイルを読込むタイムマップファイル読込みステップと、前記読込まれたタイムマップファイルの管理情報に含まれるGOP識別情報に基づいてコンテンツの素材データを前記GOP単位で読込む素材データ読込みステップと、前記読込まれた素材データから配信するコンテンツを生成する配信コンテンツ生成ステップと、前記生成されたコンテンツを前記VOD受信機に配信するデータ配信ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、コンテンツの再生制御および差替えを低コストで可能なVODシステムおよびVODシステムにおけるコンテンツ配信方法が提供される。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るVODシステム全体構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係るVODシステムは、VODサーバ1およびVOD受信機2から構成され、VODサーバ1には複数のVOD受信機2(2−1〜N)がネットワーク3を介して接続されている。
VODサーバ1は、ポータルサーバ11およびコンテンツサーバ12を備えており、VOD受信機2(例えば、専用機器が接続されたテレビまたはPC)からの要求に応じてコンテンツを配信するコンピュータの集合体である。
ポータルサーバ11は、VOD受信機2からの要求に応じてコンテンツのメニュー画面を表示させるBML(Broadcast Markup Language)のファイルを配信するコンピュータである。
図2は、ポータルサーバ11の構成例を説明するブロック図である。
ポータルサーバ11は、制御部111、通信部112、BML管理部113、BML記憶部114、再生制御部115、および再生制御情報記憶部116から構成されている。
制御部111は、ポータルサーバ11の各部の制御を行う中央処理装置(CPU)である。通信部112は、VOD受信機2との間で通信を行う装置である。BML管理部113は、データ放送向けのページ記述言語であるBML(Broadcast Markup Language)によって記述されたメニュー画面表示用のファイルを記憶しているBML記憶部114を管理するプログラムである。再生制御部115は、コンテンツの提示先、ユーザー認証、およびコンテンツサーバ12が対応しているトリックプレイ情報などの再生制御情報を記憶する再生制御情報記憶部116を管理し、VOD受信機2においてコンテンツが選択された際に再生制御情報記憶部116から再生制御情報を抽出し、これを再生制御ファイルとしてVOD受信機2に出力するプログラムである。
コンテンツサーバ12は、VOD受信機2からの要求に応じてコンテンツを配信するコンピュータである。図3は、コンテンツサーバ12の構成例を説明するブロック図である。図3に示されるように、コンテンツサーバ12は、制御部121、通信部122、TSデータ記憶部123、TMF記憶部124、配信データ読込部125、バッファ部126、およびデータ配信部127から構成されている。制御部121は、コンテンツサーバ12の各部の制御を行う中央処理装置(CPU)である。通信部122は、VOD受信機2との間で通信を行う装置である。
TSデータ記憶部123は、各種コンテンツの素材であるMPEG−2タイムスタンプ付きTSデータ(以下、「TSデータ」という。)を記憶する記憶装置である。TSデータは、再生速度および再生方向(正方向および逆方向)毎に作成されている。また、再生速度は、等倍速、2倍速、4倍速、8倍速、16倍速、32倍速の6種類に対応していると好適である。
TMF記憶部124は、TSデータに対応するタイムマップファイル(TMF)を記憶する。タイムマップファイルは、TSデータと同様に、再生速度および再生方向毎に作成されており、TSデータと常に一対で存在する。例えば、2倍速再生用のTSデータには、2倍速再生用のタイムマップファイルが備えられている。
配信データ読込部125は、TMF記憶部124からタイムマップファイルを読み込み、このタイムマップファイルの情報に基づいてTSデータ記憶部123から該当するTSデータの中からパケットデータ(以下、「TSパケットデータ」という。)を読み込み、配信コンテンツを格納するバッファ部126に格納するプログラムである。
データ配信部127は、バッファ内に格納されているTSパケットデータを通信部122からVOD受信機2へRTP(Real-time Transport Protocol)によってユニキャスト配信するプログラムである。尚、RTPは、パケットロス対策や伝送時間保証などは行われていないUDPタイプのプロトコルであるので、通常はRTSP(Real Time Streaming Protocol)による通信状態レポートとセットで用いられる。
図4は、TSデータの構成を説明する図である。図4に示されるように、TSデータはIフレームを先頭とし、以降にBフレーム、Pフレームが続き、15フレーム(500ミリ秒に相当)を1GOPとしている。ここで、GOP(Group of Pictures)とは、動画ファイルを構成する最小の単位構造のことをいう。動画ファイルは、1秒間に多数の画像を切り替えて、絵が動いているかのように見せている。例えば、MPEGファイルでは、大きくシーンが変わらないかぎり前後の画像データには共通部分が多いため、単独でのデコードにより画像が生成可能なIフレームを少なく使い、Iフレームとの相違点を情報として持つPフレームおよびBフレームを多く使うことで画像情報が圧縮化されている。
図5は、タイムマップファイルに記録される項目を説明する図である。図5に示されるように、タイムマップファイルは、1GOP単位で定義されており、コンテンツの先頭からのGOP番号、Iフレームの開始時間(Start_Time)、GOPの開始位置(Data_Point)、読み飛ばし不可フラグ(Jump_OFF_Flag)、および差替指示(Flame_Change)がTSデータの管理情報として含まれている。
図6は、タイムマップファイルの作成処理の具体例を示すフローチャートである。
先ず、TSデータ記憶部123からコンテンツの素材となるTSデータを予め作成されたコンテンツのタイムテーブル(進行表)に基づいて順番に読込む(S601)。例えば、図7においてはタイムテーブルにコンテンツが「本編(1)、CM(1)、CM(2)、本編(2)」の順序で定義されていることが示されている。
次に、読込まれたTSデータをGOP単位で区分けし、コンテンツの始めから順番にGOP番号を割り振る(S602)。
そして、GOP番号、開始時間、開始位置、読み飛ばし不可フラグ、差替指示情報などのTSデータの管理情報からタイムマップファイルを作成し、TMF記憶124に格納する(S603)。図7は、この処理によって作成されたTSデータとタイムマップファイルの関係を説明する図である。ここでは、タイムマップファイルが本編(1)、CM(1)、CM(2)、本編(2)、およびCM(3)から構成されるコンテンツのTSデータ(素材データ)に対してGOP単位で定義されていることが示されている。
図8は、VODシステムにおけるVODサーバ1とVOD受信機2の通信を説明するシーケンス図である。
先ず、ユーザーがコンテンツを視聴するためにVOD受信機2を起動するとポータルサーバ11に対してBMLファイルの取得要求を行う(S801)。
次に、ポータルサーバ11はVOD受信機2からの取得要求に応じたBMLファイルを送信し、受信したVOD受信機2ではメニュー画面が表示される(S802)。
次に、VOD受信機2は、メニュー画面上のコンテンツがユーザーによって選択されると、コンテンツ選択情報をポータルサーバ11に送信する(S803)。
次に、ポータルサーバ11は、コンテンツ選択情報を受けて再生制御部115が再生制御情報記憶部116に記憶された再生制御情報を抽出し、コンテンツの提示先、ユーザー認証などの再生制御情報を再生制御ファイルとしてVOD受信機2に送信する(S804)。
次に、VOD受信機2は、再生制御ファイルに基づいてコンテンツサーバ12にコンテンツの配信要求を行う(S805)。
そして、コンテンツサーバ12は、コンテンツの配信要求に応じてタイムマップファイルを選択し、TSデータを抽出した後にRTPによってVOD受信機2に配信する(S806)。図9は、このコンテンツ配信処理の流れを説明する機能ブロック図である。
<TSパケットデータ読込処理>
以下、配信対象となるTSパケットデータ読込処理を図10乃至図12に基づいて詳細に説明する。
以下、配信対象となるTSパケットデータ読込処理を図10乃至図12に基づいて詳細に説明する。
図10は、配信データ読込部125におけるTSデータの読込処理の具体例を示すフローチャートである。尚、この処理は、GOP単位で繰返し行われるものとする。
先ず、VOD受信機2から再生制御情報を取得する(S1001)。
次に、TMF記憶部124から再生制御情報で指定される再生速度に対応したタイムマップファイルを読込む(S1002)。
次に、再生制御情報がトリックプレイの指示情報を含むか否かを判定する(S1003)。例えば、VODシステムにおけるトリックプレイとしては、可変速再生(2倍速、4倍速、8倍速、16倍速、32倍速)、ジャンプ再生(指定時間へのジャンプ)、チャプタスキップ(事前にチャプタ指定された箇所へのジャンプ)が挙げられる。ここで、再生制御情報でトリックプレイが指示されている場合には、S1004へ進む。これに対し、トリックプレイが指示されていない場合には、S1006へ進む
S1004においては、タイムマップファイルをGOP単位で解析し、読み飛ばしの対象区間内に読み飛ばし禁止フラグがONのGOPが含まれるか否かを判定する。ここで、読み飛ばしの対象区間内に読み飛ばし禁止フラグがONのGOPが含まれる場合には、読み飛ばしを行わせないために等倍速再生用のタイムマップファイルを読込む(S1005)。これに対し、読み飛ばしの対象区間内の読み飛ばし禁止フラグが全てOFFの場合には、S1006へ進む。
S1004においては、タイムマップファイルをGOP単位で解析し、読み飛ばしの対象区間内に読み飛ばし禁止フラグがONのGOPが含まれるか否かを判定する。ここで、読み飛ばしの対象区間内に読み飛ばし禁止フラグがONのGOPが含まれる場合には、読み飛ばしを行わせないために等倍速再生用のタイムマップファイルを読込む(S1005)。これに対し、読み飛ばしの対象区間内の読み飛ばし禁止フラグが全てOFFの場合には、S1006へ進む。
S1006においては、読込まれているタイムマップファイル中のGOP番号およびData_Pointに基づいて1GOP当たりのTSデータであるTSパケットデータをTSデータ記憶部123から読込む。
次に、配信するTSパケットデータを格納するバッファ部126に十分な空き容量があるか否かを判定する(S1007)。ここで、バッファ部126に十分な空き容量があると判定された場合には、S1006において読込まれたTSパケットデータをバッファ部126に格納し(S1009)、処理を終了する。これに対し、バッファ部126に十分な空き容量が無いと判定された場合には、配信処理によって十分な空き容量が生じるまで待機状態が維持される(S1008)。
図11は、等倍速再生の場合にバッファ部126に格納されるTSパケットデータを説明する図であり、読み飛ばし不可フラグのON/OFFに関わらず全てのTSパケットデータが読み込まれている。一方、図12は、2倍速再生のトリックプレイの場合にバッファ部126に格納されるTSパケットデータを説明する図であり、例えばGOP6は読み飛ばし不可フラグがONのため、読み飛ばされないことが示されている。尚、このGOP6については等倍速再生用のTSパケットデータが読み込まれる。
このように、タイムマップファイルを参照して読み飛ばしの対象範囲に読み飛ばし不可フラグがONのGOPがある場合には、強制的にジャンプ先を変更し、等倍速再生用のTSパケットデータをバッファリングする。例えば、CM部分のGOPの読み飛ばし不可フラグがONの場合には、トリックプレイ中であっても等倍速の映像が配信対象となる。
<コンテンツ配信処理>
図13は、データ配信部127におけるTSパケットデータの配信処理の具体例を示すフローチャートである。この処理は、配信データ読込部125によるTSパケットデータのバッファリングに連動して行われる。
図13は、データ配信部127におけるTSパケットデータの配信処理の具体例を示すフローチャートである。この処理は、配信データ読込部125によるTSパケットデータのバッファリングに連動して行われる。
先ず、バッファ部126に格納されているTSパケットデータを取り出す(S1301)。
次に、取り出されたTSパケットデータをRTP化する(S1302)。すなわち、RTP配信用のパケットデータに変換する。
そして、RTP化されたデータをコンスタントビットレートに従ってコンテンツの配信要求を行ったVOD受信機2にストリーミング配信する(S1303)。
このように、ユーザーに配信要求されたコンテンツが、タイムマップファイルに記録された読み飛ばし禁止フラグの情報を考慮して編集された後に配信されるため、VOD受信機2がコマーシャル等の読み飛ばしを制御する機能を備える必要はなく、VODサーバ1において全てコントロールすることができる。
<コンテンツ差替機能>
以下、コンテンツ差替機能について図14乃至図16に基づいて説明する。
以下、コンテンツ差替機能について図14乃至図16に基づいて説明する。
図14は、配信データ読込部125におけるTSパケットデータの差替処理の具体例を示すフローチャートである。尚、TSデータ記憶部123は、差替素材のTSデータを、TMF記憶部124は、差替素材用のタイムマップファイルを通常の配信用(元素材)とは別に記憶しているものとする。また、配信データ読込部125は、コンテンツの配信状況(通常配信中または差替配信中)を記憶領域(図示しない)に格納しているものする。
先ず、コンテンツの配信状況が通常配信中か否かを判定する(S1401)。ここで、配信状況が通常配信中の場合には、S1402へ進む。これに対し、配信状況が差替配信中の場合には、S1407へ進む。
S1402においては、TMF記憶部124から通常配信用のタイムマップファイルを読込む。
次に、読込んだタイムマップにおいて読み飛ばし不可フラグがON、かつ、差替指示がなされているかを判定する(S1403)。ここで、判定結果が読み飛ばし不可フラグがON、かつ、差替指示有りの場合には、S1404へ進む。これに対し、読み飛ばし不可フラグがOFF、差替指示無しの場合には、S1412へ進む。
S1404においては、記憶領域(図示しない)中の配信状況を差替配信中に変更する。
次に、バッファリングの対象を差替えた場合における元素材への戻り時間を演算し、記憶領域(図示しない)に保存する(S1405)。図15は、差替処理におけるコンテンツ再生時間の自動延長・自動短縮機能について説明する図である。コンテンツの差替えを行う場合、差替素材同士が同じ時間尺を持っているとは限らないので、TSパケットデータの読込処理の中で差替前の素材秒数と差替後の素材秒数を比較しながら相対時間(再生時間の差分)を求める。尚、求めた相対時間を元にタイムマップファイルの開始時間(Start_Time)を時刻換算することで、以降のトリックプレイ用の時刻管理に用いることができる。
次に、TMF記憶部124から差替素材用のタイムマップファイルを読込み(S1406)、S1412へ進む。
S1407においては、TMF記憶部124から差替素材用のタイムマップファイルを読込む。
次に、タイムマップファイル中の差替指示が終了か否かを判定する(S1408)ここで、差替指示が終了の場合には、S1409へ進む。これに対し、差替指示が終了でない場合には、S1412へ進む。
S1409においては、差替開始時の処理で記憶領域(図示しない)に保存された元素材への戻り時間から相対時間を求める。
次に、記憶領域(図示しない)中の配信状況を通常配信中に変更する(S1410)。
次に、相対時間を考慮してTMF記憶部124から元素材用のタイムマップファイルを読込む(S1411)。
S1412においては、読込まれているタイムマップファイル中のGOP番号およびData_Pointに従ってTSパケットデータをTSデータ記憶部123から読込む。
次に、配信するTSパケットデータを格納するバッファ部126に十分な空き容量があるか否かを判定する。ここで、バッファ部126に十分な空き容量があると判定された場合には、S1412において読込まれたTSパケットデータをバッファ部126に格納し(S1415)、処理を終了する。これに対し、バッファ部126に十分な空き容量が無いと判定された場合には、配信処理によって十分な空き容量が生じるまで待機状態が維持される(S1414)。
図16は、図14の差替処理を具体的に説明する図である。このように、GOP単位でコンテンツを管理するタイムマップファイルを用いることにより、配信するコンテンツ全体若しくは一部を差替えることができる。すなわち、本編の途中であっても、CM若しくは本編以外の素材(例えば、緊急告知など)を差込むことが容易に行え、コンテンツサーバ12側でTSデータ自体の再編集や再収録を行わずに所望のコンテンツを配信することが可能となる。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。すなわち、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、素材差替機能とVODサーバ1が保有する顧客情報とを連動させることで、ユーザーに対してサービス向上に繋げることができる。例えば、視聴者の地域別・年齢・性別・趣味などに合わせて差替素材を変えることができる。また、VOD視聴中に緊急性のある情報をユーザーに届ける場合も、差替素材および差替素材用のタイムマップファイルを用意し、元素材用のタイムマップファイルの差替指示(Flame_Change)を書き換えるのみで可能である。
1…VODサーバ、2…VOD受信機、
11…ポータルサーバ、12…コンテンツサーバ、
111…制御部、112…通信部、
113…BML管理部、114…BML記憶部、
115…再生制御部、116…再生制御情報記憶部、
121…制御部、122…通信部、
123…TSデータ記憶部、124…TMF記憶部、
125…配信データ読込部、126…バッファ部、
127…データ配信部。
11…ポータルサーバ、12…コンテンツサーバ、
111…制御部、112…通信部、
113…BML管理部、114…BML記憶部、
115…再生制御部、116…再生制御情報記憶部、
121…制御部、122…通信部、
123…TSデータ記憶部、124…TMF記憶部、
125…配信データ読込部、126…バッファ部、
127…データ配信部。
Claims (8)
- 画像および音声を含むコンテンツを配信するVODサーバと、
このVODサーバにネットワークを介して接続され、利用者からの入力情報に基づいて前記VODサーバと通信を行い、前記入力情報に係るコンテンツを取得して表示するVOD受信機と、
から構成されるVODシステムであって、
前記VODサーバが、
前記コンテンツを構成する素材データを記憶する素材データ記憶手段と、
前記素材データのGOP単位での管理情報をタイムマップファイルとして記憶するタイムマップファイル記憶手段と、
前記利用者の入力情報に基づいて前記タイムマップファイル記憶手段から前記タイムマップファイルを読込むタイムマップファイル読込手段と、
前記読込まれたタイムマップファイルの管理情報に含まれるGOP識別情報に基づいて前記素材データ記憶手段から前記素材データを前記GOP単位で読込む素材データ読込手段と、
前記読込まれた素材データから配信するコンテンツを生成する配信コンテンツ生成手段と、
前記生成されたコンテンツを前記VOD受信機に配信するコンテンツ配信手段と、
を有することを特徴とするVODシステム。 - 前記タイムマップファイルに管理情報として読み飛ばし制御情報が記録され、前記配信コンテンツ生成手段が、前記読み飛ばし制御情報が読み飛ばし禁止に設定されているGOPについては、等倍速再生用の素材データを選択し、読み飛ばしが禁止されたコンテンツを生成することを特徴とする請求項1に記載のVODシステム。
- 前記タイムマップファイルの管理情報に前記素材データの有効期限が記録され、前記配信コンテンツ生成手段が、前記有効期限に基づいて差替え用の素材データを選択し、配信するコンテンツを生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のVODシステム。
- 前記タイムマップファイルに管理情報として差替指示情報が記録され、前記配信コンテンツ生成手段が、前記差替指示情報で指定される差替先の素材データと差替元の素材データの再生時間の差分に基づいて再生時間全体を延長若しくは短縮したコンテンツを生成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のVODシステム。
- VODサーバにネットワークを介して接続されたVOD受信機からコンテンツの選択情報を取得する選択情報取得ステップと、
前記選択情報に係るコンテンツを構成する素材データのGOP単位での管理情報を記録するタイムマップファイルを読込むタイムマップファイル読込みステップと、
前記読込まれたタイムマップファイルの管理情報に含まれるGOP識別情報に基づいてコンテンツの素材データを前記GOP単位で読込む素材データ読込みステップと、
前記読込まれた素材データから配信するコンテンツを生成する配信コンテンツ生成ステップと、
前記生成されたコンテンツを前記VOD受信機に配信するデータ配信ステップと、
を有することを特徴とするVODシステムにおけるコンテンツ配信方法。 - 前記タイムマップファイルに管理情報として読み飛ばし制御情報が記録されている場合に、前記配信コンテンツ生成ステップにおいて、前記読み飛ばし制御情報が読み飛ばし禁止に設定されているGOPについては、等倍速再生用の素材データを選択し、読み飛ばしが禁止されたコンテンツを生成することを特徴とする請求項5に記載のVODシステムにおけるコンテンツ配信方法。
- 前記タイムマップファイルの管理情報に前記素材データの有効期限が記録されている場合に、前記配信コンテンツ生成ステップにおいて、前記有効期限に基づいて差替用の素材データを選択し、配信するコンテンツを生成することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のVODシステムにおけるコンテンツ配信方法。
- 前記タイムマップファイルに管理情報として差替指示情報が記録されている場合に、前記配信コンテンツ生成ステップにおいて、前記差替指示情報で指定される差替先の素材データと差替元の素材データの再生時間の差分に基づいて再生時間全体を延長若しくは短縮したコンテンツを生成することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載のVODシステムにおけるコンテンツ配信方法。
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