JP2005011113A - 販売支援サーバ、販売支援方法及び販売支援プログラム - Google Patents

販売支援サーバ、販売支援方法及び販売支援プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005011113A
JP2005011113A JP2003175308A JP2003175308A JP2005011113A JP 2005011113 A JP2005011113 A JP 2005011113A JP 2003175308 A JP2003175308 A JP 2003175308A JP 2003175308 A JP2003175308 A JP 2003175308A JP 2005011113 A JP2005011113 A JP 2005011113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
price
vehicle
user
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003175308A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiki Takaoka
啓喜 高岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2003175308A priority Critical patent/JP2005011113A/ja
Publication of JP2005011113A publication Critical patent/JP2005011113A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】BTOサービスによって販売店での商談を支援すること。
【解決手段】BTOサーバ1は、販売店端末4から受け取った商談結果をユーザ端末2に送信する(S321)。ユーザは、ユーザ端末2を用いて、販売店での商談結果について再検討する(S322)。特に、商談で合意した仕様について、価格情報と照らし合わせながら再検討し、再度仕様を変更して商談を行うべきかといった考察を行う。これにより、ユーザが販売店に赴いて商談を行うモチベーションが高まる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、販売支援サーバ、販売支援方法、及び販売支援プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、ネットワークを介してユーザに様々なパーツを選択させ、選択したパーツを組み合わせた車両に関する情報を提示するサービスが存在する。このようなサービスはBTO(Build To Order)と呼ばれ、基本的には、メーカーが管理するサーバと、ユーザ端末との間のネットワークで情報をやりとりすることによってユーザにサービスを提供する(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−297934号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシステムでは、ユーザが販売店に赴いて上記BTOサービスを利用しながら商談するシチュエーションについては考慮されていなかった。このため、販売店では、ユーザがセールスタッフと共に車両の仕様を特定しながら商談を行うことができなかった。また、更に、商談を行った結果についてユーザが自宅で再検討することもできなかった。
【0005】
特に、商談を行った結果、販売店から見積価格などの価格情報が提示された場合、ユーザが、ユーザ端末を用いてその価格情報を考慮しつつ仕様の再検討を適切に行うことは難しく、利便性が悪かった。
【0006】
本発明は上記従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、車両の販売店での商談を効果的に支援することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るサーバは、車両の販売店が管理する販売店端末と、車両の購入を考えるユーザが使用するユーザ端末と、に対してネットワークを介して相互に通信可能であり、前記ユーザ端末または前記販売店端末から、車両の仕様を特定する仕様情報を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記仕様情報をデータベースに記憶する記憶手段と、前記仕様情報で特定された仕様を有する車両についての情報を、前記ユーザ端末または前記販売店端末に送信する送信手段と、を有する販売支援サーバであって、
前記受信手段は、商談において前記販売店と前記ユーザとの間で合意のあった車両の仕様に関する仕様情報と、該車両の価格に関する価格情報と、を前記販売店端末から受信し、
前記記憶手段は、前記前記仕様情報と前記価格情報とを関連づけてデータベースに記憶し、
前記送信手段は、前記ユーザ端末に対し、前記仕様情報及び前記価格情報を商談結果情報として送信することを特徴とする。
【0008】
前記受信手段は更に、前記商談における合意の有効期限を前記販売店端末から受信し、
前記記憶手段は、前記仕様情報と前記価格情報に関連づけて前記有効期限を記憶し、
前記有効期限を経過した場合には前記仕様情報と前記価格情報との関連づけを無効化する無効手段を更に有することを特徴とする。
【0009】
前記データベースに記憶された前記仕様情報の変更指示を前記ユーザ端末から受け付ける変更受付手段と、
前記販売店端末から前記価格情報を受信した場合に、前記変更受付手段で受け付ける前記仕様情報の変更に規制を加える規制手段と、
を有することを特徴とする。
【0010】
前記仕様情報は、前記規制手段での規制の対象となる確定仕様と、前記規制手段での規制の対象とならない仮仕様と、を含むことを特徴とする
前記データベースに記憶された前記仕様情報の変更指示を前記ユーザ端末から受け付ける変更受付手段と、
受け付けた前記変更指示に従って前記仕様情報を変更した場合に前記価格情報との関連づけは有効か否かを判定する判定手段と、
前記変更指示に従って前記仕様情報を変更した場合に前記価格情報との関連づけが無効となると前記判定手段で判定した場合には、前記ユーザ端末に警告する警告手段と、
を有することを特徴とする。
【0011】
前記仕様情報は、変更した場合に前記価格情報との関連づけが無効化される確定仕様と、前記価格情報との関連づけを維持したまま変更できる仮仕様と、を含むことを特徴とする。
【0012】
前記記憶手段は、前記商談における合意のあった仕様情報と、合意に至っていない仕様情報とを区別して記憶することを特徴とする。
【0013】
前記価格情報には、値引率、値引額、見積額、ローン利率、または、下取り車の下取り額のいずれかを含むことを特徴とする。
【0014】
上記目的を達成するため、本発明に係る方法は、
車両の販売店が管理する販売店端末と、車両の購入を考えるユーザが使用するユーザ端末と、に対してネットワークを介して販売支援サービスを提供する販売支援方法であって、
商談において前記販売店と前記ユーザとの間で合意のあった車両の仕様に関する仕様情報と、該車両の価格に関する価格情報と、を前記販売店端末から受信する受信ステップと、
前記仕様情報と前記価格情報とをデータベースに記憶する記憶ステップと、
前記ユーザ端末に対し、前記仕様情報及び前記価格情報を商談結果情報として送信する送信ステップと、
を含むことを特徴とする。
【0015】
上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、
車両の販売店が管理する販売店端末と、車両の購入を考えるユーザが使用するユーザ端末と、に対してネットワークを介して販売支援サービスを提供する販売支援プログラムであって、
サーバコンピュータに、
商談において前記販売店と前記ユーザとの間で合意のあった車両の仕様に関する仕様情報と、該車両の価格に関する価格情報と、を前記販売店端末から受信する受信ステップと、
前記仕様情報と前記価格情報とをデータベースに記憶する記憶ステップと、
前記ユーザ端末に対し、前記仕様情報及び前記価格情報を商談結果情報として送信する送信ステップと、
を実行させることを特徴とする。
【0016】
【発明の効果】
上記の本発明によれば、車両の販売店での商談を効果的に支援することができる。
【0017】
即ち、商談結果をユーザ端末に送信するので、ユーザは、販売店での商談結果について再検討することができ、利便性が高い。特に、商談で合意した仕様について、価格情報と照らし合わせながら再検討し、再度仕様を変更して商談を行うべきかといった考察を行うことが容易となる。これにより、ユーザが販売店に赴いて商談を行うモチベーションを高めることができる。また、例えば、ユーザ端末ではBTOサービスの提供を受けたことのない、いわゆる飛び込みのユーザに対しても、販売店端末を用いて適切にサービスを提供することができる。
【0018】
また、商談における合意の有効期限を定めて、その有効期限後には合意を無効化すれば、ユーザにとって、有効期限が過ぎて無効となった価格情報を有効な価格情報と勘違いして、無駄な検討を行ってしまうことを未然に防止できる。また、ユーザの早期購入決定を促すことができる。
【0019】
仕様情報は、変更した場合に価格情報との関連づけが無効化される確定仕様と、価格情報との関連づけを維持したまま変更できる仮仕様と、を含むので、ユーザはユーザ端末において仕様の変更も含めた再検討を行うことが可能となる。また、合意に至った仕様の変更を制限したり、仕様の変更時に警告したりすれば、ユーザは、どこまで仕様を変更しても価格情報が維持されるのかを的確に把握することができ、よりユーザの再検討が容易となる。
【0020】
また、商談における合意のあった仕様情報と、合意に至っていない仕様情報とを区別して記憶すれば、ユーザは、商談において合意した仕様情報を維持しつつ、まったく別の仕様について検討することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素の相対配置、表示画面等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0022】
まず、本発明の実施形態としての販売支援システムは、ネットワークを介して顧客に様々なパーツを選択させ、選択したパーツを組み合わせた車両の希望小売価格及び見積価格を提示するBTO(Build To Order)サービスを提供するものである。
【0023】
ここで、顧客とは、本実施形態に係るシステムにアクセスして、そのサービスを受けることが可能なユーザであって、車両の購入を検討している見込み客等を含む。また、以下の説明において販売会社は、車両の販売を行う会社組織であり、複数の販売店が販売会社に所属するものとする。販社端末とは販売会社が管理する情報端末であり、販売店端末とは販売店において設置される情報端末である。
【0024】
<システム全体の構成>
図1は、本実施形態に係る販売支援システムの全体構成を示す概念図である。
【0025】
図1において、販売支援システムは、車両の販売支援サーバとしてのBTOサーバ1と、パーソナルコンピュータやPDA等のユーザ端末2と、販売会社が管理する販社端末3と、販売店ごとに設置され管理されている販売店端末4とを含み、これらはそれぞれインターネット5及びイントラネット6を介して相互に通信可能となっている。なお、ここでは、図面の関係上、ユーザ端末2は2つ、販社端末は1つ、販売店端末4は2つしか示していないが、本システムがこれ以上の数のユーザ端末2や販社端末や販売店端末4を含みうることは言うまでもない。
【0026】
BTOサーバ1は、更にデータベース8とも通信可能であり、ユーザ端末2における操作や、販社端末3及び販売店端末4からの指示に応じて、データベース8への各種情報の書き込み・読み出しが可能である。
【0027】
更に、図示はしていないが、BTOサーバ1は、BTOサービス用の画面をユーザ端末2や販売店端末4に表示するためのウェブコンテンツを備えている。また更にBTOサーバ1は、パーソナルコンピュータやPDAから車両の仕様情報を受信し、受信した仕様情報に応じた希望小売価格や見積価格をデータベース8から読出してそれらの端末に返信するためのCGI(Common Gateway Interface)プログラム等を備えている。BTOサーバ1は、IPアドレスを割り当てられた一般的なサーバのハードウェア構成を有しており、通信デバイスの他、CPUやメモリ、ハードディスクなどを備え、インターネット5上の他のサーバやデータベースへのアクセスが可能となっている。
【0028】
ユーザ端末2や販社端末3や販売店端末4は、一般的な情報端末であって、少なくとも、TCP/IPなどの一般的な通信プロトコルを利用した通信デバイス、その通信デバイスを利用してインターネット5上のサーバにアクセスしてウェブコンテンツを閲覧するためのブラウザ、及び、インターネット5に接続された端末との間でメールのやりとりを行うメーラーを有している。もちろん、ブラウザやメーラーを実行するためのCPUやメモリも実装されている。
【0029】
従って顧客や販売員は、ユーザ端末2や販売店端末4を用いることによりインターネット5を介してBTOサーバ1にアクセスすることができる。そして、パーソナルコンピュータやPDAなどにインストールされたブラウザによって、BTOサーバ1に用意されているウェブコンテンツを閲覧しながら、顧客用サービスや商談用サービスの提供を受けることができる。
【0030】
一方、データベース8には、図のように、顧客情報101、見積価格情報102、仕様情報103、希望小売価格情報104、参考情報105、商談申込情報106及び商談結果情報107が含まれている。そして、それぞれの情報としては以下の内容が適宜関連付けされた状態で記憶されている。
【0031】
顧客情報101:顧客名称、ユーザID、パスワード、メールアドレス、住所、電話番号、見積り要求ID等の情報をユーザ端末2または販売店端末4から獲得した場合に、それらを相互に関連づけて記憶している。なお、見積り要求IDは、過去に要求した見積りに関するデータを識別する情報であり、この見積り要求IDを参照することによって、見積価格情報102から、見積依頼回数はもちろん、見積り依頼及び回答の日時や見積りを行った販売会社についての情報を読出すことが可能である。
【0032】
仕様情報102:車両の仕様を特定する情報であり、顧客がユーザ端末2または販売店端末4を用いて選択した仕様についての情報である。ベースモデルAタイプ+エンジンB+ミッション4段AT+タイヤC+インテリアDタイプ+オーディオEタイプといった情報がその仕様を選択した顧客のユーザIDと共に格納されている。見積りが依頼された仕様はもちろんのこと、見積依頼とは無関係にユーザ端末2から登録された仕様についても格納されている。見積価格を提示した仕様については見積IDを付されて格納されている。
【0033】
価格情報103:仕様情報によって特定される車両の価格についての情報である。ただし、メーカーの希望小売価格のように固定の価格ではなく、販社や顧客毎に異なる価格を格納している。価格情報としては、値引率、値引き額、見積価格、ローン利率、または、下取り車の下取り額などが含まれる。見積価格としては、販売会社がユーザ端末2からの要求に応じて自動的に提示するための自動見積価格の他、販売店がユーザ端末2や商談中の顧客からの要求に応じて個別的に算出した個別見積価格も含まれる。それぞれの価格情報は、仕様情報、顧客情報、販社または販売店に関連づけられている。
【0034】
メーカー希望小売価格情報104:仕様情報によって特定される車両に対してメーカーが予め設定しているメーカー希望小売価格を記憶している。
【0035】
参考情報105:販売店の販売員が見積価格を算定する際に参考となる情報である。例えば、販売会社ごとの販売履歴や競合他社の価格などが含まれる。
【0036】
商談申込情報106:顧客が販売店を選択して行った商談の申込に関する情報である。販売店毎に、商談の申込を行った顧客IDや商談日などが管理されている。
【0037】
商談結果情報107:顧客と販売店との間で合意に達した商談結果に関する情報である。商談で合意に達した仕様情報や価格情報や、その商談結果の有効期限などが含まれる。価格情報には、値引率、値引き額、見積価格、下取り車の下取り額、またはローン利率などが含まれる。また、ここでの仕様情報としては、確定仕様と仮仕様とが含まれる。確定仕様とは、商談結果として、変更に規制のある仕様、または変更した場合に価格情報との関連づけが無効化される仕様をいう。また、仮仕様とは、変更に規制のない仕様または価格情報との関連づけを維持したまま変更(追加または削除)できる仕様をいう。
【0038】
また、ここでは図示していないが、データベース8には、この他にも販売店についての情報(販売員や住所など)や、仕様情報で特定される車両の画像データや、在庫情報などが含まれている。
【0039】
また、BTOサーバ1は、製造会社によって管理されているが、データベース8に含まれる見積価格情報は、製造会社によって更新されることはなく、販社端末からのアクセスによってのみ更新可能となっている。従って、製造会社は見積価格をコントロールすることはできず、見積価格は、販売会社や販売店が独自に設定できる。
【0040】
<サービス利用時の処理の流れ>
次に、図2乃至図8を用いて、本販売支援システムを用いたサービス提供処理の流れについて説明する。
【0041】
顧客が、ユーザ端末2を用いてインターネットに接続し、BTOサーバ1のURL(例えば、HTTP://www.BTO.comなど)にアクセスすると、BTOサーバ1は、予め用意しているWebコンテンツをユーザ端末2に表示させる。このWebコンテンツには、ユーザ端末において車両の仕様を選択するための選択肢が含まれており、その選択肢がユーザ端末に送信されてユーザ端末の表示装置に表示される。ユーザはユーザ端末を操作し、選択肢から好みの仕様を選択することによって、BTOサーバ1に対して購入を希望する車両の特定する仕様情報を送信する。
【0042】
図2は、そのWebコンテンツの表示画面の一例を示す図である。この画面は、仕様の設定及びメーカー希望小売価格の表示を行う画面であり、仕様選択フィールド201と、選択された仕様に基づく車両の外観表示フィールド202と、内装表示フィールド203と、メーカー希望小売価格表示フィールド204と、選択済みの詳細仕様リスト表示フィールド205とを含む。
【0043】
仕様選択フィールド201は、エンジンを選択するステップ1、駆動系(2輪駆動か4輪駆動かなど)を選択するステップ2、外装を選択するステップ3、内装を選択するステップ4、電装系を選択するステップ5、そして、販売会社ごとに独自に用意している販社オプションを選択するステップ6の6つのステップで仕様を決定できるように、ステップごとにタブが用意されている。
【0044】
次に、本実施形態にかかるBTOサービスを提供する際に行われるユーザ端末2、BTOサーバ1及び販売店端末4での処理の流れを図3に示す。
【0045】
顧客が、図2の各タブを選択して、エンジンや駆動系などをそれぞれ選択すると、ステップS301において、その仕様情報がBTOサーバ1に送られる。BTOサーバ1では、ステップS302において、その選択に応じた外観イメージや内装イメージ、そして希望小売価格情報104をそれぞれデータベース8から読出す。そしてステップS303において、その希望小売価格についての情報をユーザ端末2に返信する。これにより、ユーザ端末2上では、ステップS304で外観表示フィールド202や内装表示フィールド203に表示されたイメージ及びメーカー希望小売価格表示フィールド204の価格などが、顧客の仕様選択操作に応じてリアルタイムに変更されることになる。
【0046】
すなわち、図2の画面を表示させた状態で顧客がユーザ端末2を操作して仕様を選択していくことにより、図3における、仕様選択操作受付(S301)、データベース検索(S302)、希望小売価格返答(S303)、希望小売価格表示(S304)が繰り返し行われる。
【0047】
図2の仕様選択画面において、見積要求ボタン206が選択されると、BTOサーバ1は、ユーザ端末2に対し、顧客情報入力画面及び販売店選択画面を表示するための表示データを送信する。ユーザ端末2に顧客情報入力画面を表示した状態で簡単な個人情報を入力し、更に、販売店選択画面を表示した状態で見積価格の算定を望む販売店を選択して見積りの申込みを行うと、ステップS305から、ステップS306に進む。ステップS306では、顧客情報入力画面で入力された個人情報を顧客情報101としてデータベース8に登録し、見積要求ボタン206が選択された時点で図2の画面で選択されていた仕様をデータベース8に仕様情報103として登録してステップS307に進む。
【0048】
ここで要求する顧客情報は、他の顧客との識別に用いられるものであり、必ずしも住所や本名を含むものではないが、本システムでは電子メールで見積価格を返答するため、少なくとも電子メールアドレスを含む必要がある。
【0049】
なお、図2のような仕様選択画面を表示する前に、顧客にこれらの顧客情報の入力を要求しても良い。その場合には、データベース検索処理S302と同時に、顧客情報101の登録処理を行うことになる。
【0050】
次に、図3のステップS307では、ユーザ端末2で選択された販売店が所属する販売会社が決定した見積価格を見積価格情報102から読出し、ステップS308に進み、ユーザ端末2宛の電子メールを生成して自動返答する。その電子メールには、販売店との商談申込み用のページにアクセスするURLが埋め込まれていることが望ましい。そうすれば、顧客は、そのURLからすぐに販売店に商談を申し込むことができる。
【0051】
顧客はユーザ端末2で見積価格メールを受信すると(S309)、その見積りで商談に入るか、或いは他の販売店に再度見積りを依頼するかを選択し、商談に入る場合にはステップS310に進み、再度見積りを依頼する場合にはステップS305に戻る。
【0052】
ステップS310では、ユーザ端末2に商談申込画面を表示させ、商談申込画面に対して、詳細な顧客情報や商談希望日等の入力を促す。商談申込画面は、図2の画面で商談申込ボタン207が選択された場合或いは、見積価格提示メールに埋め込まれたURLを選択した場合にBTOサーバ1からユーザ端末2にダウンロードされる。
【0053】
BTOサーバ1は、商談申込みを受けると、ステップS311において詳細な顧客情報101を登録し、更に、ステップ312において、商談申込みに関する情報を商談申込みの対象となった販売店の販売店端末4に電子メールで送信する。またここで同時に、商談申込み情報106(どの顧客がどの販売店に対してどのような見積価格でいつ商談申込みを行ったのか)をデータベース8に登録する。
【0054】
ステップS313において商談申込通知を受信した販売会社は、ステップS314に進んで、顧客との具体的な商談に入る。このステップS314では、例えば、より具体的な見積価格や料金の支払方法や納期、車の下取り価格などの情報交換を、販売員と顧客が直接話し合うことによって行う。
【0055】
販売店に顧客が赴き、具体的な商談を行う際には、販売店端末4を用いることができる。販売員は、販売店端末4においてBTOサーバ1が用意している販売店用のウェブコンテンツにアクセスし、販売店識別情報(例えば、販売店IDやパスワード)を入力して、販売店用ページの閲覧を開始する。そして、顧客との商談用に用意された商談支援サービスとバックオフィス用に用意されたバックオフィス用サービスのいずれか或いは両方を選択する。
【0056】
ここでは販売店に顧客が赴いた場合を想定しているので商談支援サービスを選択したものとすると、ステップS315において販売店端末4からBTOサーバ1に対して商談支援情報を要求することができる。BTOサーバ1は、販売店識別情報を受信すると、ステップS316に進み、その情報を用いて、販売店端末4からのアクセスか否かを認証する。認証の結果、販売店端末4からのアクセス(情報閲覧要求)だと判定すると、BTOサーバ1は、ステップS317において、商談支援情報を販売店端末4に送信する。販売店端末4では、ステップS318においてBTOサーバ1から商談支援情報を受信し、その情報を用いて顧客との商談を効果的に進める。
【0057】
ここで、商談支援情報とは、顧客の住所や年齢や趣味といった個人情報、顧客が過去に購入を検討した車両の仕様情報、その車両に対して提示した見積価格情報、顧客が好む車両の傾向を示す情報などの商談の支援となる情報をいう。具体的には、例えば、ステップS308でユーザ端末2に対して送信した見積価格情報や、販売店端末4で入力した見積価格が記載された見積書データや、販売店端末4で見積価格を入力するための見積書作成用入力フォームデータや、販売店において車両の見積価格を決定するための参考情報や、販売店毎のお勧め車に関する情報などを含む。
【0058】
商談が終了すると、販売員は販売店端末4を用いて商談結果情報を入力し、ステップS319において、BTOサーバ1に送信する。商談結果情報としては、商談中に合意した仕様情報及び価格情報が含まれる。ここでの仕様情報は、上述したように、変更した場合に価格情報との関連づけが無効化される確定仕様と、価格情報との関連づけを維持したまま変更できる仮仕様と、が含まれる。また、価格情報には、値引率、値引き額、見積価格、ローン利率、または、下取り車の下取り額のいずれかが含まれる。
【0059】
BTOサーバ1では、ステップS320で商談結果107をデータベース8に記憶し、更にステップS321に進む。
【0060】
また、商談を終えた顧客は、ユーザ端末2において商談結果の再検討を行うことができる(S322)。ユーザ端末2からBTOサーバ1に再検討要求が送られると、BTOサーバ1はデータベース8から商談結果情報107を読出し、ユーザ端末2からの要求に応じてその商談結果情報107に変更を加える。
【0061】
顧客は、商談での合意の範囲内で購入を決断すると、ステップS323において、ユーザ端末2を用いて購入申込みを行うことができる。
【0062】
販売支援システムにおいて、図3のように処理を行うことにより、商談支援情報を販売店端末4に対して送信することができ、ユーザが販売店に赴いた場合に、商談を有効に進めることができる。例えば、ユーザはユーザ端末2を用いて購入を考える車両の仕様を特定し、その車両についての様々な情報をユーザ端末2で受信していたとしても、販売店に赴くことによって販売店端末4ならではといった情報を取得することができる。これにより、ユーザが販売店に足を運ぶモチベーションを高めることができる。また、例えば、ユーザ端末2ではBTOサービスの提供を受けたことのない、いわゆる飛び込みのユーザに対しても、販売店端末4を用いて適切にサービスを提供することができる。
【0063】
また、サーバにおいて販売店端末4から情報閲覧要求を受け付けたか否かを判定し、販売店端末4からのアクセスに対してのみ商談支援情報を提供すれば、商談支援情報をユーザが独自に入手することができないため、ユーザが販売店に赴く必要性を高めることができる。
【0064】
また、サーバが、販売店端末4に見積書データを送信する構成であれば、ユーザは販売店において、セールスタッフから直接見積りの提示を受け、かつ、その見積データをサーバに蓄積することもできる。
【0065】
また、サーバが、見積価格の入力フォームを作成して販売店端末4に送信すれば、販売店端末4ではその入力フォームに見積価格を入力するだけで見積書を作成することができる。
【0066】
また、商談支援情報として車両の見積価格を決定する際の参考情報を販売店端末4に送信すれば、販売店は、見積価格の決定を容易に行うことが可能となる。そして、その参考情報をサーバにおいて販売店毎に管理しておけば、それぞれの販売店は、独自に見積価格を決定することができる。
【0067】
サーバから、商談支援情報として、ユーザに対して提示するための提示情報と、ユーザに対して提示しない非提示情報とを、販売店端末4に対して送信すれば、販売店は、ユーザと商談する準備段階では非提示情報を画面に表示して見積価格などを決定し、ユーザと商談中には提示情報を画面に表示して説明することができる。
【0068】
また、データベースに記憶された見積価格を、メールにてユーザ端末2に送信する一方で、商談支援情報として販売店端末4に送信すれば、ユーザに対して提示した見積価格を販売店端末4の画面に表示しながら商談を進めることができるため、非常に商談をスムーズに行うことが可能となる。また、BTOサーバ1は見積価格をメールでユーザ端末2に送信するので、ユーザがユーザ端末2からむやみやたらに見積価格の請求を行うことを防止できる。
【0069】
<販売店端末4に対する商談支援サービス>
次に、販売店端末4を用いて受けることのできる商談支援サービスについて、図4〜図7を用いて説明する。
【0070】
図4は、販売店端末4に対する商談支援サービスの提供処理について説明するフローチャートである。
【0071】
販売店端末4からBTOサーバ1にアクセスがあり、販売店識別情報に基づいて認証し、商談支援サービスを提供しても良いと判定すると、まずステップS401でBTOサーバ1は販売店端末4に対し、個別サービス選択画面の表示用データを送信する。これにより、販売店端末4の画面には、商談用サービスを選択するボタンとバックオフィス用サービスを選択するボタンとが表示される。ステップS402において、バックオフィス用サービスが選択されたと判断すると、ステップS411に進み、販売店端末4からのリクエストに応じて様々なバックオフィス用サービスを提供する。例えば、見積依頼や商談申込みなどの情報を集計したり、顧客毎の購入傾向を分析したり、見積依頼に対する購入契約の比率を算出したり、個人情報から顧客を検索したりソーティングしたり、或いは、データベース8に格納されているデータを変更したりといったことをバックオフィス用サービスとして行う。
【0072】
一方、ステップS402において、商談用サービスが選択されたと判断するとステップS403に進み、ベース車両の選択画面を販売店端末4に提供する。そして、ベース車両の選択情報を販売店端末4から受信すると、ステップS404に進み、仕様選択画面を提供し、更に販売店端末4からの指示に応じて参考情報提示画面を提供する。これにより、販売員は顧客に対し参考情報(販社お勧め車両情報など)を提示しつつ商談を行い、顧客の合意のもとで、購入車両の仕様を決定する。ただし、完全に仕様を決定できない場合を考慮して、採用が確実で今後変更しそうにない確定仕様、取りあえず採用の方向だが、後で不採用にする可能性のある仮採用仕様、取りあえず不採用の方向だが、後で採用する可能性のある仮不採用仕様、をそれぞれ選択できるように仕様選択画面が構成されている。つまり、BTOサーバ1は、仕様選択画面を販売店端末4に送信して、確定仕様及び仮仕様の入力を促し、これらの情報を受信してデータベース8に仕様情報103として記憶する。
【0073】
これらの3種類の仕様が選択されると、ステップS405に進み、販売店端末4に見積入力画面を表示し、販売員に対して、見積価格など価格情報の入力を促す。
【0074】
図5は、見積入力画面の例を示す図である。図5において、501は、販売員と顧客との間で合意に達した仕様を示す仕様情報欄である。仕様情報欄にリストアップされた仕様には、それぞれの確定度合いを示す記号502が付されている。上述したように、商談結果に含まれる仕様情報には、確定仕様、仮採用仕様、仮不採用仕様が含まれており、ここでは、確定仕様を■、仮採用仕様を□、仮不採用仕様を△で示している。また、503は、それぞれの仕様の希望小売価格を示す欄であり、504は、小計、税金及び登録諸費用、総計を示す欄である。
【0075】
更に、これらの欄の下方には、不採用確定仕様ボタン505とネット見積価格ボタン506と在庫確認ボタン507が表示されている。不採用確定ボタン505が選択されると、不採用が確定した仕様が新たな画面で表示される。ネット見積価格ボタン506が選択されると、インターネットを介して過去にユーザ端末2に送信された見積価格(図3のステップS308で送信したもの)を見積価格情報102から読出して販売店端末4に送信し、表示させる。また、在庫確認ボタン507が選択されると、仕様欄501にリストアップされた仕様の在庫状態が新たな画面で表示される。
【0076】
また、図5に示す見積入力画面には、更に、仕様欄501に示された仕様を採用した車両に対して、見積価格等の価格情報を入力する欄が示される。ここでは、車両値引き額を入力する欄508、見積価格を入力する欄509、下取り額を入力する欄510、支払総額を入力する欄511、ローン利率を入力する欄512が示されている。
【0077】
これらのうち、車両値引き額と見積価格とはいずれか一方を入力すれば他方が確定する関係にあり、また、これらに加えて下取り額が入力されると、自動的に支払い総額が計算される。更に、この画面には参考ボタン513〜515が用意されており、それぞれ、車両の見積価格を決定する際に参考となる参考情報や、下取り額を決定する際に参考となる参考情報や、ローン利率を決定する際に参考となる参考情報が別の画面に表示される。
【0078】
これは図4のステップS406に対応する処理であり、例えば、参考ボタン513が選択されると、図6に示す参考情報画面が表示される。参考情報としては、競合車種情報601、見積り車両の落札状況602、現在の顧客についての競合情報603、などがデータベース8内の参考情報105から読出され、販売店端末4に送信されて表示される。
【0079】
競合情報603には、その顧客がどのような販売店に対して見積りを依頼しているのかが示されている。ここで示される販売店は、同じBTOシステムを共有する販売店であって、まだ見積りを提示していない販売店も含まれている。
【0080】
競合情報603には、見積りを依頼されている販売店のうち、最も顧客の住所に近い販売店、その顧客が購入したことのある販売店、その顧客にサービスを提供したことのある販売店、更には懇意にしている販売員なども示されている。
【0081】
なお、これらはあくまで例示であり、顧客に対して提示したくない情報については、ここでは販売店端末4に表示させず、バックオフィス用サービスの一部として販売店端末4に送信しても良い。
【0082】
図5に戻り、価格情報の入力欄の下方には、見積有効期限を入力する欄516が表示される。見積有効期限とは、見積価格欄509に表示された見積価格がいつまで有効かを示す情報である。この期限を越えた場合には、仕様欄501に示された仕様情報と、見積価格欄509などに示された価格情報との関連づけは無効になる。このため、この期限を経過してしまうと、顧客は再度の商談を行うか、或いはインターネットを介して受信した見積価格で購入するかのどちらかを選択せざるを得なくなる。
【0083】
見積有効期限欄516の下方には、保存ボタン517及び見積書作成ボタン518が表示される。ここで、保存ボタン517が選択された場合には図4のステップS407からステップS408に進み、図5の画面に対して入力された価格情報、仕様情報及び見積有効期限を、顧客情報に関連づけた上で商談結果情報107としてデータベース8に格納する。
【0084】
また一方、図5の画面に対して見積書作成ボタン518が選択された場合には、図4のステップS407からステップS409に進み、BTOサーバ1は、図5で入力された情報を受信してそれに基づき見積書データを作成し販売店端末4に送信する。そして販売店端末4では、受信した見積書データをプリントアウトして顧客に手渡すことができる。この見積書には、仕様情報、価格情報、見積ID及び見積日の他、上述の見積有効期限も示される。
【0085】
見積書データの作成及び送信を行うと、更にステップS410に進み、見積書データに含まれた価格情報、仕様情報及び見積有効期限を、顧客情報に関連づけた上で商談結果情報107としてデータベース8に格納する。
【0086】
次に、図4のステップS403に示すベース車両選択処理について、図7及び図8を用いて詳しく説明する。
【0087】
ベース車両を選択するにあたり、まずBTOサーバ1は、ステップS701として、図8(a)に示すベース車両選択画面を販売店端末4に送信し表示させステップS702に進む。ベース車両選択画面には、廉価グレード、GTグレードといった、ベース車両の種類そのものを選択するボタン801、802が表示される。見積依頼や商談申込みを行わずに飛び込みで販売店に赴いた顧客の場合には、これらのボタンによってベース車両を選択する。これらのボタン801,802が選択されると、ステップS702からステップS710に進み、選択された車両をベース車両に設定する。
【0088】
また、ベース車両選択画面には、商談申込みユーザリストボタン803が表示される。このボタン803を選択してOKボタン805が選択されると、ステップS702からステップS703を経てステップS704に進み、図8(b)に示す商談申込ユーザのリスト画面を販売店端末4に表示させる。また、図8(a)のベース車両選択画面には更に、ユーザ指定欄804が表示される。このユーザ指定欄804には、ユーザID入力欄、パスワード入力欄、見積ID入力欄が含まれており、いずれかの入力欄にIDやパスワードが入力された状態でOKボタン805が選択されると、ステップS705からステップS706に進み、BTOサーバ1はそれらのIDやパスワードに基づいてデータベース8を検索し、仕様情報103や見積価格情報102や商談申込情報106を適宜読出す。ここで、ユーザID及びパスワードが入力されている場合にはステップS707からステップS708に進み、図8(c)に示すベース車両リスト画面を表示させる。パスワードが入力されず、ユーザIDのみが入力されている場合には、ステップS707からステップS709に進み、図8(d)に示すベース車両リスト画面を表示させる。なお図8(a)でユーザID及び見積IDを入力してOKボタン805が選択された場合には、その見積IDに対応するベース車両及び見積り額を画面に表示して、更に具体的な仕様の選択処理(図4のステップS404)に移行する。
【0089】
図8(b)に示す画面には、商談申込ユーザリスト806が表示され、その販売店に対して商談を申し込んだユーザ及びそのユーザが商談申込の際に選択したベース車両がリストアップされる。また、ユーザ名を入力して検索ボタン807を選択すれば、商談申込ユーザリスト806から所望のユーザを検索することができる。更に、ベース車両の車種を入力して検索ボタン808を選択すれば、商談申込ユーザリスト806から所望のベース車両を検索することもできる。
【0090】
図8(b)に示す画面でユーザが選択され、OKボタン809が選択されると、ステップS704からステップS707に進む。そして、この際、パスワード欄810にパスワードが入力され、認証の結果、選択されたユーザのパスワードであると判定されるとステップS708に進んで図8(c)の画面を表示させる。パスワードが入力されなかった場合或いは、パスワードが認証できなかった場合にはステップS707からステップS709に進み、図8(d)の画面を表示させる。
【0091】
図8(c)に示す画面には、特定されたユーザがこれまでに依頼したベース車両及びその見積価格を示すリスト811が表示される。このリスト811は、データベース8の仕様情報103や見積価格情報102に対しユーザIDなどを用いて検索をかけることによって生成することができる。リスト811から1つのベース車両が選択され、OKボタン812が選択されると、ステップS708からステップS710に進み選択した車両をベース車両に設定する。
【0092】
なお、リスト811には商談を行っている販売店、つまり、この画面が表示されている販売店端末4が存在する販売店以外の販売店による見積価格も表示されているが、ユーザはそのような他の販売店による見積価格をその販売店に知られたくない場合もあるので、図8(a)や図8(b)の画面においてパスワードが入力されない場合には、図8(d)のように、他の販売店による見積価格が省略されたリスト813を表示する。なお、図8(d)にも、パスワード入力欄814が表示されており、ここにパスワードが入力されて詳細ボタン815が選択されると、図8(c)の画面に移行する。また、図8(d)のリスト813からベース車両が選択されてOKボタン816が選択されると、ステップS709からステップS710に進み、選択した車両をベース車両に設定する。
【0093】
このように、販売店端末4から、データベースに蓄積された仕様情報の要求があった場合に、その仕様情報をその端末に送信して良いか否かをサーバで判断するので、仕様情報の送信を、ユーザIDやパスワードの入力以外の条件で許可できる。
【0094】
例えば、仕様情報の要求がユーザ端末2からのものか販売店端末4からのものかを判定して、販売店端末4からの要求であれば無条件に仕様情報を送信するという処理を行うことも可能となる。
【0095】
また、販売店端末4に対し、その販売店端末4が設置された販売店のみに関する情報を送信し、他の販売店に関する情報を送信しないこととすれば、ユーザが他の販売店に対して見積請求をしていた事実など、ユーザにとってその販売店に見られたくない情報を開示しないようにすることもできる。またこの場合、販売店端末4からユーザID及びパスワードを受信したことを条件として、販売店端末4が設置された販売店以外の販売店に関する情報を、前記販売店端末4に送信してもよい。そのようにすれば、ユーザが他の販売店に対して見積請求をしていた事実などを、ユーザがその販売店に見られてもかまわないと判断した場合に、その販売店に他の販売店の情報を開示することができる。
【0096】
<商談結果再検討>
次に、商談を終えたユーザがユーザ端末2を用いて商談結果の再検討をする場合の処理の流れについて、図9を用いて説明する。
【0097】
まず、ユーザ端末2においてユーザIDやパスワードなどを入力してユーザの認証が正常に終了すると、ステップS901において、BTOサーバ1はユーザ端末2からの要求に応じて、データベース8にユーザIDに関連づけて記憶されている様々な車両情報をユーザ端末2に表示する。ここで表示されるものには、商談において販売店と合意済みで販売店端末4からデータベース8に記憶された商談結果としての車両情報も含まれている。
【0098】
ユーザ端末2において、表示された車両情報からいずれかの車両を選択すると、BTOサーバ1はステップS902において、選択車両は合意内容が設定済みか否かを判定する。つまり、選択された車両の仕様は、商談結果情報107としてデータベース8に記憶されているものか否かを判定し、商談結果情報107に選択された車両に該当するものがない場合には、ステップS903に進む。そして、ステップS903では、選択された車両をベースに通常の仕様選択処理に進む。
【0099】
もし、選択車両が商談結果情報107としてデータベース8に記憶されているものであれば、更に、ステップS904において見積有効期限が経過しているか否かを判定し、有効期限が経過していれば、ステップS905においてその旨ユーザ端末2に報知し、ステップS903に進んで、選択された車両をベースに通常の仕様選択処理を行う。
【0100】
ステップS904において、有効期限が経過していないと判定するとステップS906に進んで、合意済みの車両の詳細情報を画面に表示する。この商談結果表示画面は、ほぼ図5と同様の画面であるが、見積価格入力欄509や下取り額入力欄510や見積有効期限欄516などに表示された数値は変更不可能となっている。そして、逆に仕様の変更は可能となっている。
【0101】
仕様の変更の結果、ステップS907において、商談中に販売店が提示した見積価格を維持できる仕様の範囲内か否かを判定する。変更後の仕様が、見積価格の維持が可能な範囲にあれば、変更後の仕様情報をデータベース8に記憶して、ステップS910に進み、その後の販売処理などに移る。例えば、図5に□で示した仮採用仕様を不採用にしたり、△で示した仮不採用仕様を採用したりする程度の変更であれば、見積価格などの価格情報が維持される。
【0102】
変更後の仕様が、見積価格の維持が不可能な範囲にあればステップS908に進んでその旨報知する。即ち、商談で提示した価格情報が無効になる旨をユーザ端末2に表示して警告する。この警告画面にはキャンセルボタンが表示されており、仕様変更画面に戻ることができるようになっている。
【0103】
警告にもかかわらず仕様の変更を行う旨がユーザ端末2から入力されると、ステップS909に進み、データベース8に変更後の仕様情報を記憶するが、その際、価格情報との関連づけを無効にする。そして、ステップS910に進み、その後の販売処理などに移る。
【0104】
なお、ステップS906において表示される商談結果表示画面において、採用確定仕様の解除や不採用確定仕様の採用ができないようにしてもよい。
【0105】
以上のように商談結果をユーザ端末2に送信するので、ユーザは、販売店での商談結果について再検討することができ、利便性が高い。特に、商談で合意した仕様について、価格情報と照らし合わせながら再検討し、再度仕様を変更して商談を行うべきかといった考察を行うことが容易となる。これにより、ユーザが販売店に赴いて商談を行うモチベーションを高めることができる。また、例えば、ユーザ端末2ではBTOサービスの提供を受けたことのない、いわゆる飛び込みのユーザに対しても、販売店端末4を用いて適切にサービスを提供することができる。また、商談における合意の有効期限を定めて、その有効期限後には合意を無効化すれば、商談後に状況が変化してその合意内容が販売店にとって不利益なものとなるリスクを軽減できる。また、ユーザが、有効期限が過ぎて無効となった価格情報を有効な価格情報と勘違いして、無駄な検討を行ってしまうことを未然に防止する。更に、ユーザの早期購入決定を促すことができる。
【0106】
仕様情報は、変更した場合に価格情報との関連づけが無効化される確定仕様と、価格情報との関連づけを維持したまま変更できる仮仕様と、を含むので、ユーザはユーザ端末2において仕様の変更も含めた再検討を行うことが可能となる。また、合意に至った仕様の変更を制限したり、仕様の変更時に警告したりすれば、ユーザは、どこまで仕様を変更しても価格情報が維持されるのかを的確に把握することができ、よりユーザの再検討が容易となる。
【0107】
また、商談における合意のあった仕様情報と、合意に至っていない仕様情報とを区別して記憶すれば、ユーザは、商談において合意した仕様情報を維持しつつ、まったく別の仕様について検討することが可能となる。
【0108】
<他の実施形態>
尚、本発明は、上述したBTOサーバ1のCPUが、図3、図4、図7または図9のフローチャートで説明した各処理を実現可能なプログラムを何らかの記憶媒体から読み出して実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体としては読み書き可能な半導体メモリや、ハードディスクの他、光ディスクや磁気ディスクや光磁気ディスク等のあらゆる記憶デバイスを採用することができ、そのような記憶媒体やプログラムそのものも本発明の範疇に含まれる。従って、インターネット等を利用することにより電気通信回線を通じて伝達されるデータも本発明の範疇に含まれうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としての販売支援システムの全体構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係るBTOサーバ1が提示する仕様選択画面の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態としての販売支援システムによるサービス提供方法を説明する図である。
【図4】本発明の実施形態に係るBTOサーバ1が販売店端末に対して提供するサービスについて説明するフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係るBTOサーバ1が販売店端末に対して提供する画面の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係るBTOサーバ1が販売店端末に提示する参考情報画面の一例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係る販売店端末において行われるベース車両選択処理について説明するフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態に係るBTOサーバ1が販売店端末に提示するベース車両選択画面の一例を示す図である。
【図9】本発明の実施形態に係るユーザ端末において行われる商談結果再検討処理について説明するフローチャートである。

Claims (10)

  1. 車両の販売店が管理する販売店端末と、車両の購入を考えるユーザが使用するユーザ端末と、に対してネットワークを介して相互に通信可能であり、
    前記ユーザ端末または前記販売店端末から、車両の仕様を特定する仕様情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した前記仕様情報をデータベースに記憶する記憶手段と、
    前記仕様情報で特定された仕様を有する車両についての情報を、前記ユーザ端末または前記販売店端末に送信する送信手段と、
    を有する販売支援サーバであって、
    前記受信手段は、商談において前記販売店と前記ユーザとの間で合意のあった車両の仕様に関する仕様情報と、該車両の価格に関する価格情報と、を前記販売店端末から受信し、
    前記記憶手段は、前記前記仕様情報と前記価格情報とを関連づけてデータベースに記憶し、
    前記送信手段は、前記ユーザ端末に対し、前記仕様情報及び前記価格情報を商談結果情報として送信することを特徴とする販売支援サーバ。
  2. 前記受信手段は更に、前記商談における合意の有効期限を前記販売店端末から受信し、
    前記記憶手段は、前記仕様情報と前記価格情報に関連づけて前記有効期限を記憶し、
    前記有効期限を経過した場合には前記仕様情報と前記価格情報との関連づけを無効化する無効手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の販売支援サーバ。
  3. 前記データベースに記憶された前記仕様情報の変更指示を前記ユーザ端末から受け付ける変更受付手段と、
    前記販売店端末から前記価格情報を受信した場合に、前記変更受付手段で受け付ける前記仕様情報の変更に規制を加える規制手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の販売支援サーバ。
  4. 前記仕様情報は、前記規制手段での規制の対象となる確定仕様と、前記規制手段での規制の対象とならない仮仕様と、を含むことを特徴とする請求項3に記載の販売支援サーバ。
  5. 前記データベースに記憶された前記仕様情報の変更指示を前記ユーザ端末から受け付ける変更受付手段と、
    受け付けた前記変更指示に従って前記仕様情報を変更した場合に前記価格情報との関連づけは有効か否かを判定する判定手段と、
    前記価格情報との関連づけが無効となると前記判定手段で判定した場合には、前記ユーザ端末に警告する警告手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の販売支援サーバ。
  6. 前記仕様情報は、変更した場合に前記価格情報との関連づけが無効化される確定仕様と、前記価格情報との関連づけを維持したまま変更できる仮仕様と、を含むことを特徴とする請求項5に記載の販売支援サーバ。
  7. 前記記憶手段は、前記商談における合意のあった仕様情報と、合意に至っていない仕様情報とを区別して記憶することを特徴とする請求項1に記載の販売支援サーバ。
  8. 前記価格情報には、値引率、値引額、見積価格、ローン利率、または、下取り車の下取り額のいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の販売支援サーバ。
  9. 車両の販売店が管理する販売店端末と、車両の購入を考えるユーザが使用するユーザ端末と、に対してネットワークを介して販売支援サービスを提供する販売支援方法であって、
    商談において前記販売店と前記ユーザとの間で合意のあった車両の仕様に関する仕様情報と、該車両の価格に関する価格情報と、を前記販売店端末から受信する受信ステップと、
    前記仕様情報と前記価格情報とをデータベースに記憶する記憶ステップと、
    前記ユーザ端末に対し、前記仕様情報及び前記価格情報を商談結果情報として送信する送信ステップと、
    を含むことを特徴とする販売支援方法。
  10. 車両の販売店が管理する販売店端末と、車両の購入を考えるユーザが使用するユーザ端末と、に対してネットワークを介して販売支援サービスを提供する販売支援プログラムであって、
    サーバコンピュータに、
    商談において前記販売店と前記ユーザとの間で合意のあった車両の仕様に関する仕様情報と、該車両の価格に関する価格情報と、を前記販売店端末から受信する受信ステップと、
    前記仕様情報と前記価格情報とをデータベースに記憶する記憶ステップと、
    前記ユーザ端末に対し、前記仕様情報及び前記価格情報を商談結果情報として送信する送信ステップと、
    を実行させることを特徴とする販売支援プログラム。
JP2003175308A 2003-06-19 2003-06-19 販売支援サーバ、販売支援方法及び販売支援プログラム Pending JP2005011113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003175308A JP2005011113A (ja) 2003-06-19 2003-06-19 販売支援サーバ、販売支援方法及び販売支援プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003175308A JP2005011113A (ja) 2003-06-19 2003-06-19 販売支援サーバ、販売支援方法及び販売支援プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005011113A true JP2005011113A (ja) 2005-01-13

Family

ID=34098546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003175308A Pending JP2005011113A (ja) 2003-06-19 2003-06-19 販売支援サーバ、販売支援方法及び販売支援プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005011113A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7299206B2 (en) Method and system to implement seller authorized buying privileges within a network-based shopping facility
JP4403639B2 (ja) 販売方法、及び販売システム
US20020138399A1 (en) Method and system for creating and using a peer-to-peer trading network
JP2002297934A (ja) 見積価格提供装置、見積価格提供システム、見積価格提供方法、並びにコンピュータ・プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2003173403A (ja) 自動車販売支援システム、自動車販売支援プログラム、及び自動車販売支援方法
JP4562205B2 (ja) 取引情報の仲介システムおよび仲介装置
KR20040019896A (ko) 판매 지원 서버, 판매 지원 시스템, 판매 지원 방법 및판매 지원 프로그램
JP6175307B2 (ja) 中古車流通システム
KR101124346B1 (ko) 전자창고를 이용한 오픈마켓형 전자 상거래 방법
JP2007334873A (ja) 中古自動車売買支援装置
KR20150108005A (ko) 중고 차량 거래 서비스 제공 방법 및 중고 차량 거래 서비스 제공 시스템
JP2003296615A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び該情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2005011114A (ja) 販売支援サーバ、販売支援方法及び販売支援プログラム
JP2005011113A (ja) 販売支援サーバ、販売支援方法及び販売支援プログラム
JP2005011112A (ja) 販売支援サーバ、販売支援方法及び販売支援プログラム
JP3972298B2 (ja) 販売支援システム
JP2002222373A (ja) 情報収集装置、情報収集システム、及び記録媒体
JP2003173404A (ja) 自動車販売支援システム、自動車販売支援プログラム、及び自動車販売支援方法
KR100377290B1 (ko) 네트워크를 이용한 중고차 비즈니스 서비스 방법
JP2001188834A (ja) 自動車部品販売システム
WO2023132294A1 (ja) 承継支援装置、承継支援プログラム、および評価支援装置
KR20080014308A (ko) 온라인 의류 관리 서비스 장치 및 방법
JP2004094746A (ja) 販売支援サーバ、販売支援システム、販売支援方法及び販売支援プログラム
JP2004094744A (ja) 販売支援サーバ、販売支援システム、販売支援方法及び販売支援プログラム
JP2003108878A (ja) 情報処理方法、情報処理装置及びその制御プログラム、並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090206