JP2005010943A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】コネクタを配置するためのスペースの省スペース化を図ることができる電子機器を提供する。
【解決手段】第1及び第2のコネクタ31,32を夫々、筐体10のコネクタパネル11dを介して外部に露出するように筐体10に収容する。第1のねじ受け37を、第2のコネクタ32側とは反対側の一側に位置し、コネクタパネル11dを介して露出するように、筐体10に設ける。第2のねじ受け38を、第1のコネクタ31側とは反対側の一側に位置し、コネクタパネル11dを介して露出するように、筐体10に設ける。第3のねじ受け39を、第1のコネクタ31と第2のコネクタ32との間に位置し、コネクタパネル11dを介して露出するように、筐体10に設ける。
【選択図】 図2
【解決手段】第1及び第2のコネクタ31,32を夫々、筐体10のコネクタパネル11dを介して外部に露出するように筐体10に収容する。第1のねじ受け37を、第2のコネクタ32側とは反対側の一側に位置し、コネクタパネル11dを介して露出するように、筐体10に設ける。第2のねじ受け38を、第1のコネクタ31側とは反対側の一側に位置し、コネクタパネル11dを介して露出するように、筐体10に設ける。第3のねじ受け39を、第1のコネクタ31と第2のコネクタ32との間に位置し、コネクタパネル11dを介して露出するように、筐体10に設ける。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポータブルコンピュータのような電子機器に係り、特にその機器本体に外部機器を接続するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ノート型と称されるポータブルコンピュータは、キーボードを有する機器本体と、この機器本体に支持された液晶ディスプレイユニットとを備えている。機器本体は、偏平な箱状の筐体を有している。筐体の周面には、同じ機能でありながら形式の異なる接続部を有する複数の外部機器が接続されるように、複数のコネクタが並んで配置されている。
【0003】
このようなポータブルコンピュータとしては、筐体に、コネクタを覆うとともに、これらコネクタのうちの一方を選択的に露出させるコネクタカバーが設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−28559号公報(段落0021〜段落0040、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プラグには、プラグ本体をコネクタに接続させるとともに、このプラグ本体を筐体にねじ止めして使用するものがある。このようなプラグは、プラグ本体とこのプラグ本体の両側に設けられた一対のねじとが1つのケーシングに収容されてなる。
【0006】
このようなプラグを用いる場合、筐体には、インターフェイスの両端にねじ受けを設けておく必要がある。したがって、互いに隣り合うコネクタの間には、一方のコネクタに帰属するねじ受けと、他方のコネクタに帰属するねじ受けとが並んで配置されることとなる。そして、互いに隣り合うコネクタは、夫々対応するプラグが同時に接続された状態において、これらプラグのケーシング同士が干渉しない程度の余裕を持たせて配置される。
【0007】
しかしながら、ポータブルコンピュータでは、同じ機能でありながら形式の異なる接続部を有する複数の外部機器が接続されるように用意された互いに隣り合うコネクタ等のように、これらを同時には使用しないという場合がある。このような場合、これらのコネクタは、上述のように、夫々対応するプラグを同時に接続させることが可能な程余裕を持たせて配置する必要はない。
【0008】
ポータブルコンピュータでは、さらなる小型化・高機能化が求められており、筐体に収容される各種部品は高密度に配置されるのが望ましい。したがって、互いに隣り合っており、かつ、同時には使用しないようなコネクタ同士のような場合には、これらのコネクタを配置するためのスペースを省スペース化することが求められている。
【0009】
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもので、コネクタを配置するためのスペースの省スペース化を図ることができる電子機器の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの形態に係る電子機器は、筐体と、上記筐体に設けられ、プラグ本体及びこのプラグ本体の両側に設けられた一対の固定具を有する第1のプラグが取り外し可能に接続される第1のコネクタと、上記筐体に設けられ、プラグ本体及びこのプラグ本体の両側に設けられた一対の固定具を有する第2のプラグが取り外し可能に接続される第2のコネクタと、上記第1のコネクタの両側のうちの上記第2のコネクタ側とは反対側の一側に位置するように上記筐体に設けられ、上記第1のプラグが有する一対の固定具のうちの一方の固定具を固定する第1の固定具受けと、上記第2のコネクタの両側のうちの上記第1のコネクタ側とは反対側の一側に位置するように上記筐体に設けられ、上記第2のプラグが有する一対の固定具のうちの一方の固定具を固定する第2の固定具受けと、上記第1のコネクタと上記第2のコネクタとの間に位置するように上記筐体に設けられ、上記第1のプラグが有する一対の固定具のうちの他方の固定具又は上記第2のプラグが有する一対の固定具のうちの他方の固定具のいずれかを固定可能な第3の固定具受けと、を具備している。
【0011】
この発明によれば、第1のコネクタに第1のプラグを接続させる場合には、第1の固定具受けと第3の固定具受けを用いて第1のプラグを筐体に固定することができる。一方、第2のコネクタに第2のプラグを接続させる場合には、第2の固定具受けと第3の固定具受けを用いて第2のプラグを筐体に固定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、電子機器としてのポータブルコンピュータに適用した図1〜図5を参照して説明する。ポータブルコンピュータ1は、機器本体2と、この機器本体2に支持された液晶ディスプレイユニット3とを備えている。
【0013】
機器本体2は、例えば机の天板のような設置面(図示せず)に置かれる筐体10を有している。筐体10は、前壁11a、左右の側壁11b,11c、後壁を兼ねるコネクタパネル11d、上壁11e、及び底壁11fとからなる外壁を有して、偏平な箱状に形成されている。
【0014】
上壁11eは、パームレスト12とキーボード取付け部13とを有している。パームレスト12は、筐体10の前半部において、この筐体10の幅方向に沿って延びている。キーボード取付け部13は、パームレスト12の後方に位置している。このキーボード取付け部13には、キーボード14が取付けられている。
【0015】
上壁11eの後端部には、上向きに張り出す細長凸部15が形成されている。この細長凸部15はキーボード14の後方において筐体10の全幅にわたって延びている。この細長凸部15の後端縁は、コネクタパネル11dの上端縁に連続している。また、この細長凸部15は、一対のディスプレイ支持部16a,16bを有している。これらディスプレイ支持部16a,16bは、細長凸部15の前方、上方、後方に向けて開放する窪みにて構成されている。これらディスプレイ支持部16a,16bは、細長凸部15の長手方向に離間して配置されている。
【0016】
液晶ディスプレイユニット3は、ディスプレイハウジング20と、このディスプレイハウジング20に収容された液晶パネル21とを備えている。ディスプレイハウジング20の前壁には、表示用の開口部22が設けられている。この開口部22は、上記前壁の大部分にわたる大きさを有している。液晶パネル21の表示画面は、この開口部22を通じてディスプレイハウジング20の外方に露出している。
【0017】
ディスプレイハウジング20は、その一端部に一対の脚部23a,23bを有している。これら脚部23a,23bは、ディスプレイハウジング20の幅方向に離間して配置されており、夫々筐体10のディスプレイ支持部16a,16bに導かれている。そして、これら脚部23a,23bは、筐体10の後端部に夫々ヒンジ金具(図示せず)を介して回動可能に支持されている。
【0018】
そのため、液晶ディスプレイユニット3は、パームレスト12やキーボード14を上方から覆うように倒される閉じ位置と、パームレスト12やキーボード14を露出させるように起立する開き位置とにわたって回動可能となっている。なお、図1では、ポータブルコンピュータ1を開き位置で示しているおり、図2では、ポータブルコンピュータを閉じ位置で示している。
【0019】
筐体10の内部には、プリント配線板(図示せず)が収容されている。このプリント配線板は、キーボード14の下方に位置するとともに、筐体10の底壁11fにねじ止めされている。
【0020】
図2〜図5に示すように、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32は、上記筐体10に設けられている。本実施形態では、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32は、互いに隣接するようにコネクタパネル11dに実装されている。また、本実施形態では、第1のコネクタ31は、図2〜図5において第2のコネクタの左側、第2のコネクタは、図2〜図5において第1のコネクタの右側に位置している。さらに、本実施形態では、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32を夫々メス型としている。第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32は、プリント配線板と電気的に接続されている。
【0021】
コネクタパネル11dには、第1のコネクタ31と向かい合う位置に、第1のコネクタ31を筐体10の外部に露出させる第1の開口部35が設けられている。また、コネクタパネル11dには、第2のコネクタ32と向かい合う位置に、第2のコネクタ32を筐体10の外部に露出させる第2の開口部36が設けられている。コネクタパネル11dに実装された第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32は、このコネクタパネル11d(コネクタパネル11dが有する第1の開口部35及び第2の開口部36)を介して、筐体10の外部に露出するように上記筐体10に収容されている。
【0022】
これらコネクタ31,32には、例えば、同様の機能でありながら、互いに形式の異なる接続部を有する外部機器が接続される。そのため、このポータブルコンピュータ1では、第1のコネクタ31と第2のコネクタ32とを同時には使用しないことを前提としている。
【0023】
本実施形態では、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32として夫々、例えば、画像信号を出力するコネクタを用いている。また、第1のコネクタ31を、アナログ信号を出力するコネクタとし、第2のコネクタ32を、デジタル信号を出力するコネクタとしている。上述のような第1のコネクタ31としては、RGBコネクタを用いることができる。また、上述のような第2のコネクタ32としては、DVIコネクタを用いることができる。なお、第1のコネクタ31として、デジタル信号を出力するコネクタ(例えばDVIコネクタ)を用いるとともに、第2のコネクタ32として、アナログ信号を出力するコネクタ(例えばRGBコネクタ)を用いてもよい。さらに、本実施形態では、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32をユニット化させている。
【0024】
第1のコネクタ31には、第1のケーブル33が有するオス型の第1のプラグ33a(図3及び図4参照)を取り外し可能に接続させることができる。第2のコネクタ32には、第2のケーブル34が有するオス型の第2のプラグ34a(図5参照)を取り外し可能に接続させることができる。なお、図1では、第1のコネクタ31に第1のケーブル33が有する第1のプラグ33aを接続させた状態で示している。本実施形態では、第1のケーブル33として、オス型のRGBプラグを有するRGBケーブルを用いている。また、第2のケーブル34として、オス型のDVIプラグを有するDVIケーブルを用いている。
【0025】
第1のプラグ33aは、プラグ本体40、一対の固定具としての一対のねじ41a,41b、及びケーシング42等を有している(図3及び図4参照)。同様に、第2のプラグ34aは、プラグ本体43、一対の固定具としての一対のねじ44a,44b、及びケーシング45等を有している(図5参照)。つまり、これらのプラグ33a,34aは夫々、対応するコネクタ31,32に接続させる際に、これらのプラグ33a,34aを筐体10にねじ止めして使用する。したがって、図2〜図5に示すように、筐体10のコネクタパネル11dには、固定具受けとしてのねじ受け37〜39を設ける必要がある。
【0026】
このポータブルコンピュータ1は、第1のコネクタ31に第1のプラグ33aを接続させる場合には、第1のねじ受け37と第3のねじ受け39とを用いて上記第1のプラグ33aを筐体10にねじ止めするようになっている。一方、第2のコネクタ32に第2のプラグ34aを接続させる場合には、第2のねじ受け38と第3のねじ受け39とを用いて第2のプラグ34aを筐体10にねじ止めするようになっている。
【0027】
第1のねじ受け37は、第1のコネクタ31の両側のうちの第2のコネクタ32側とは反対側の一側(図2〜図5において左側)に位置するように筐体10のコネクタパネル11dに設けられている。本実施形態では、第1のねじ受け37は、コネクタパネル11dを介して外部に露出されている。この第1のねじ受け37は、第1のプラグ33aを第1のコネクタ31接続させる際に、一対のねじ41a,41bのうちの第2のコネクタ32側とは反対側となる一方(図2〜図5において左側)のねじ41aが螺合する位置に設けられている。
【0028】
第2のねじ受け38は、第2のコネクタ32の両側のうちの第1のコネクタ31側とは反対側の一側(図2〜図5において右側)に位置するように筐体10のコネクタパネル11dに設けられている。本実施形態では、第2のねじ受け38は、コネクタパネル11dを介して外部に露出されている。この第2のねじ受け38は、第2のプラグ34aを第2のコネクタ32接続させる際に、一対のねじ44a,44bのうちの第1のコネクタ31側とは反対側となる一方(図2〜図5において右側)のねじ44aが螺合する位置に設けられている。
【0029】
第3のねじ受け39は、第1のコネクタ31と第2のコネクタ32との間に位置するように筐体10のコネクタパネル11dに設けられている。本実施形態では、第3のねじ受け39は、コネクタパネル11dを介して外部に露出されている。第3のねじ受け39は、第1のプラグ33aを第1のコネクタ31接続させる際に、一対のねじ41a,41bのうちの第2のコネクタ31側となる他方(図2〜図5において右側)のねじ41bが螺合する位置であって、かつ、第2のプラグ34aを第2のコネクタ32接続させる際に、一対のねじ44a,44bのうちの第1のコネクタ31側となる他方(図2〜図5において左側)のねじ44bが螺合する位置に設けられている。これらねじ受け37〜39は、筐体10の外面から突出している。
【0030】
本実施形態では、図3〜図5に示すように、プラグ33a,34aは、その外形が左右対称(長手方向に対称)に形成されている。このような場合、第1,第2,第3のねじ受け37〜39の位置は、図2に示すように、第3のねじ受け39の中心と第1のコネクタ31の中心との間の距離L1が第1のねじ受け37の中心と第1のコネクタ31の中心との間の距離L2と等しく、かつ、第3のねじ受け39の中心と第2のコネクタ32の中心との間の距離L3が第2のねじ受け38の中心と第2のコネクタ32の中心との間の距離L4と等しくなるように設定すればよい。
【0031】
このポータブルコンピュータ1は、アナログの画像信号を受信して画像を表示する外部機器、又は、デジタルの画像信号を受信して画像を表示する外部機器のいずれか一方を拡張用機器として接続することができるようになっている。
【0032】
アナログの画像信号を受信して画像を表示する外部機器を使用する場合には、図3及び図4に示すように、第1のコネクタ31に、第1のケーブル33を介して、画像を表示するアナログ式の外部機器(図示せず)を接続する。この際、第1のねじ受け37と第3のねじ受け39を用いて第1のプラグ33aを筐体10にねじ止めする。これにより、第1のプラグ33aが筐体10に固定される。
【0033】
一方、デジタルの画像信号を受信して画像を表示する外部機器を使用する場合には、図5に示すように、第2のコネクタ32に、第2のケーブル34を介して、画像を表示するデジタル式の外部機器(図示せず)を接続する。この際、第2のねじ受け38と第3のねじ受け39を用いて第2のプラグ34aを筐体10にねじ止めする。これにより、第2のプラグ34aが筐体10に固定される。
【0034】
以上のように、この実施形態のポータブルコンピュータ1によれば、第1のプラグ33aが有する一対のねじ41a,41bのうちの一方のねじ41aを固定する(螺合させる)第1の固定具受けとしての第1のねじ受け37と、第2のプラグ34aが有する一対のねじ44a,44bのうちの一方のねじ44aを固定する(螺合させる)第2の固定具受けとしての第2のねじ受け38と、第1のプラグ33aが有する一対のねじ41a,41bのうちの他方のねじ44b又は第2のプラグ34aが有する一対のねじ44a,44bのうちの他方のねじ44bのいずれかを固定(螺合)可能な第3の固定具受けとしての第3のねじ受け39と、を具備している。
【0035】
したがって、第1のコネクタ31に第1のプラグ33aを接続させる場合には、第1のねじ受け37と第3のねじ受け39を用いて第1のプラグ33aを筐体10に固定することができる。一方、第2のコネクタ32に第2のプラグ34aを接続させる場合には、第2のねじ受け38と第3のねじ受け39を用いて第2のプラグ34aを筐体10に固定することができる。
【0036】
つまり、本実施形態では、これらのコネクタ31,32の間に設けるねじ受け39を1つとし、第1及び第2のプラグ33a,34aを固定する際に、このねじ受け39を共用させている。したがって、第1のコネクタ31と第2のコネクタ32との間を従来よりも狭くすることができる。すなわち、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32を従来よりも高密度に配置することができるので、コネクタを配置するためのスペースの省スペース化が図れる。
【0037】
これにより、搭載するコネクタの数を減らすことなくポータブルコンピュータ1の小型化させたり、或いは、ポータブルコンピュータ1を大型化させることなく搭載するコネクタの数を増やしたりすることができる。
【0038】
しかも、本実施形態では、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32をユニット化させている。したがって、これらのコネクタ31,32を筐体10に組み込む際の組立てを容易にすることができる。なお、第1のコネクタ31と第2のコネクタ32とは別体であってもよい。このようにすることにより、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32として、既存のコネクタをそのまま使用することができる。
【0039】
本発明では、固定具及び固定具受けはねじ及びねじ受けに限定されない。例えば、プラグには、プリンタケーブル等が有するプラグのように、固定具として係合片が設けられているものがある。このような場合、第1〜第3のねじ受け37〜39と置換して、固定具受けとしてクリップ状の第1〜第3の係合部を筐体10に設ければよい。本実施形態のように、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32をコネクタパネル11dの内面に実装する場合には、第1〜第3の係合部は、コネクタパネル11dの外面に設ければよい。
【0040】
また、本発明では、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32は、本実施形態で用いたコネクタに限定されない。第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32は、画像信号を出力するコネクタだけでなく、種々のコネクタを適用することができる。さらに、本実施形態では、第1のコネクタ31と第2のコネクタ32とのうちの一方がアナログ信号を出力するコネクタであり、他方がデジタル信号を出力するコネクタとしているが、本発明では、第1のコネクタ及び第2のコネクタは、夫々がアナログ信号又はデジタル信号を出力するコネクタであってもよい。
【0041】
本実施形態では、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32を、筐体10の外壁11の後壁を兼ねるコネクタパネル11dに実装させているが、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32は、筐体10に設ければ、必ずしもコネクタパネル11dに実装させる必要はない。
【0042】
本発明に係る電子機器は、キーボードやディスプレイユニットを有するポータブルコンピュータに制約されるものではなく、例えばキーボードの代わりにタブレットを用いたペン入力式のコンピュータであっても同様に実施できる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、コネクタを配置するためのスペースの省スペース化を図ることができる電子機器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るポータブルコンピュータを示す斜視図。
【図2】図1のポータブルコンピュータを示す背面図。
【図3】図1のポータブルコンピュータ及び第1のコネクタケーブルを夫々一部切り欠いて示す上面図。
【図4】図1のポータブルコンピュータに第1のコネクタケーブルを接続した状態を一部切り欠いて示す上面図。
【図5】図1のポータブルコンピュータに第2のコネクタケーブルを接続した状態を示す上面図。
【符号の説明】
1…電子機器(ポータブルコンピュータ)、 10…筐体、 11…外壁、 11d…コネクタパネル、 31…第1のコネクタ、 32…第2のコネクタ、33a…第1のプラグ、 34a…第2のプラグ、 、 37…第1の固定具受け(第1のねじ受け)、 38…第2の固定具受け(第2のねじ受け)、 39…第3の固定具受け(第3のねじ受け)、 40…第1のプラグのプラグ本体、 41a,41b…第1のプラグの固定具(ねじ)、 43…第2のプラグのプラグ本体、 44a,44b…第2のプラグの固定具(ねじ)
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポータブルコンピュータのような電子機器に係り、特にその機器本体に外部機器を接続するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ノート型と称されるポータブルコンピュータは、キーボードを有する機器本体と、この機器本体に支持された液晶ディスプレイユニットとを備えている。機器本体は、偏平な箱状の筐体を有している。筐体の周面には、同じ機能でありながら形式の異なる接続部を有する複数の外部機器が接続されるように、複数のコネクタが並んで配置されている。
【0003】
このようなポータブルコンピュータとしては、筐体に、コネクタを覆うとともに、これらコネクタのうちの一方を選択的に露出させるコネクタカバーが設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−28559号公報(段落0021〜段落0040、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プラグには、プラグ本体をコネクタに接続させるとともに、このプラグ本体を筐体にねじ止めして使用するものがある。このようなプラグは、プラグ本体とこのプラグ本体の両側に設けられた一対のねじとが1つのケーシングに収容されてなる。
【0006】
このようなプラグを用いる場合、筐体には、インターフェイスの両端にねじ受けを設けておく必要がある。したがって、互いに隣り合うコネクタの間には、一方のコネクタに帰属するねじ受けと、他方のコネクタに帰属するねじ受けとが並んで配置されることとなる。そして、互いに隣り合うコネクタは、夫々対応するプラグが同時に接続された状態において、これらプラグのケーシング同士が干渉しない程度の余裕を持たせて配置される。
【0007】
しかしながら、ポータブルコンピュータでは、同じ機能でありながら形式の異なる接続部を有する複数の外部機器が接続されるように用意された互いに隣り合うコネクタ等のように、これらを同時には使用しないという場合がある。このような場合、これらのコネクタは、上述のように、夫々対応するプラグを同時に接続させることが可能な程余裕を持たせて配置する必要はない。
【0008】
ポータブルコンピュータでは、さらなる小型化・高機能化が求められており、筐体に収容される各種部品は高密度に配置されるのが望ましい。したがって、互いに隣り合っており、かつ、同時には使用しないようなコネクタ同士のような場合には、これらのコネクタを配置するためのスペースを省スペース化することが求められている。
【0009】
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもので、コネクタを配置するためのスペースの省スペース化を図ることができる電子機器の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの形態に係る電子機器は、筐体と、上記筐体に設けられ、プラグ本体及びこのプラグ本体の両側に設けられた一対の固定具を有する第1のプラグが取り外し可能に接続される第1のコネクタと、上記筐体に設けられ、プラグ本体及びこのプラグ本体の両側に設けられた一対の固定具を有する第2のプラグが取り外し可能に接続される第2のコネクタと、上記第1のコネクタの両側のうちの上記第2のコネクタ側とは反対側の一側に位置するように上記筐体に設けられ、上記第1のプラグが有する一対の固定具のうちの一方の固定具を固定する第1の固定具受けと、上記第2のコネクタの両側のうちの上記第1のコネクタ側とは反対側の一側に位置するように上記筐体に設けられ、上記第2のプラグが有する一対の固定具のうちの一方の固定具を固定する第2の固定具受けと、上記第1のコネクタと上記第2のコネクタとの間に位置するように上記筐体に設けられ、上記第1のプラグが有する一対の固定具のうちの他方の固定具又は上記第2のプラグが有する一対の固定具のうちの他方の固定具のいずれかを固定可能な第3の固定具受けと、を具備している。
【0011】
この発明によれば、第1のコネクタに第1のプラグを接続させる場合には、第1の固定具受けと第3の固定具受けを用いて第1のプラグを筐体に固定することができる。一方、第2のコネクタに第2のプラグを接続させる場合には、第2の固定具受けと第3の固定具受けを用いて第2のプラグを筐体に固定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、電子機器としてのポータブルコンピュータに適用した図1〜図5を参照して説明する。ポータブルコンピュータ1は、機器本体2と、この機器本体2に支持された液晶ディスプレイユニット3とを備えている。
【0013】
機器本体2は、例えば机の天板のような設置面(図示せず)に置かれる筐体10を有している。筐体10は、前壁11a、左右の側壁11b,11c、後壁を兼ねるコネクタパネル11d、上壁11e、及び底壁11fとからなる外壁を有して、偏平な箱状に形成されている。
【0014】
上壁11eは、パームレスト12とキーボード取付け部13とを有している。パームレスト12は、筐体10の前半部において、この筐体10の幅方向に沿って延びている。キーボード取付け部13は、パームレスト12の後方に位置している。このキーボード取付け部13には、キーボード14が取付けられている。
【0015】
上壁11eの後端部には、上向きに張り出す細長凸部15が形成されている。この細長凸部15はキーボード14の後方において筐体10の全幅にわたって延びている。この細長凸部15の後端縁は、コネクタパネル11dの上端縁に連続している。また、この細長凸部15は、一対のディスプレイ支持部16a,16bを有している。これらディスプレイ支持部16a,16bは、細長凸部15の前方、上方、後方に向けて開放する窪みにて構成されている。これらディスプレイ支持部16a,16bは、細長凸部15の長手方向に離間して配置されている。
【0016】
液晶ディスプレイユニット3は、ディスプレイハウジング20と、このディスプレイハウジング20に収容された液晶パネル21とを備えている。ディスプレイハウジング20の前壁には、表示用の開口部22が設けられている。この開口部22は、上記前壁の大部分にわたる大きさを有している。液晶パネル21の表示画面は、この開口部22を通じてディスプレイハウジング20の外方に露出している。
【0017】
ディスプレイハウジング20は、その一端部に一対の脚部23a,23bを有している。これら脚部23a,23bは、ディスプレイハウジング20の幅方向に離間して配置されており、夫々筐体10のディスプレイ支持部16a,16bに導かれている。そして、これら脚部23a,23bは、筐体10の後端部に夫々ヒンジ金具(図示せず)を介して回動可能に支持されている。
【0018】
そのため、液晶ディスプレイユニット3は、パームレスト12やキーボード14を上方から覆うように倒される閉じ位置と、パームレスト12やキーボード14を露出させるように起立する開き位置とにわたって回動可能となっている。なお、図1では、ポータブルコンピュータ1を開き位置で示しているおり、図2では、ポータブルコンピュータを閉じ位置で示している。
【0019】
筐体10の内部には、プリント配線板(図示せず)が収容されている。このプリント配線板は、キーボード14の下方に位置するとともに、筐体10の底壁11fにねじ止めされている。
【0020】
図2〜図5に示すように、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32は、上記筐体10に設けられている。本実施形態では、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32は、互いに隣接するようにコネクタパネル11dに実装されている。また、本実施形態では、第1のコネクタ31は、図2〜図5において第2のコネクタの左側、第2のコネクタは、図2〜図5において第1のコネクタの右側に位置している。さらに、本実施形態では、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32を夫々メス型としている。第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32は、プリント配線板と電気的に接続されている。
【0021】
コネクタパネル11dには、第1のコネクタ31と向かい合う位置に、第1のコネクタ31を筐体10の外部に露出させる第1の開口部35が設けられている。また、コネクタパネル11dには、第2のコネクタ32と向かい合う位置に、第2のコネクタ32を筐体10の外部に露出させる第2の開口部36が設けられている。コネクタパネル11dに実装された第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32は、このコネクタパネル11d(コネクタパネル11dが有する第1の開口部35及び第2の開口部36)を介して、筐体10の外部に露出するように上記筐体10に収容されている。
【0022】
これらコネクタ31,32には、例えば、同様の機能でありながら、互いに形式の異なる接続部を有する外部機器が接続される。そのため、このポータブルコンピュータ1では、第1のコネクタ31と第2のコネクタ32とを同時には使用しないことを前提としている。
【0023】
本実施形態では、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32として夫々、例えば、画像信号を出力するコネクタを用いている。また、第1のコネクタ31を、アナログ信号を出力するコネクタとし、第2のコネクタ32を、デジタル信号を出力するコネクタとしている。上述のような第1のコネクタ31としては、RGBコネクタを用いることができる。また、上述のような第2のコネクタ32としては、DVIコネクタを用いることができる。なお、第1のコネクタ31として、デジタル信号を出力するコネクタ(例えばDVIコネクタ)を用いるとともに、第2のコネクタ32として、アナログ信号を出力するコネクタ(例えばRGBコネクタ)を用いてもよい。さらに、本実施形態では、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32をユニット化させている。
【0024】
第1のコネクタ31には、第1のケーブル33が有するオス型の第1のプラグ33a(図3及び図4参照)を取り外し可能に接続させることができる。第2のコネクタ32には、第2のケーブル34が有するオス型の第2のプラグ34a(図5参照)を取り外し可能に接続させることができる。なお、図1では、第1のコネクタ31に第1のケーブル33が有する第1のプラグ33aを接続させた状態で示している。本実施形態では、第1のケーブル33として、オス型のRGBプラグを有するRGBケーブルを用いている。また、第2のケーブル34として、オス型のDVIプラグを有するDVIケーブルを用いている。
【0025】
第1のプラグ33aは、プラグ本体40、一対の固定具としての一対のねじ41a,41b、及びケーシング42等を有している(図3及び図4参照)。同様に、第2のプラグ34aは、プラグ本体43、一対の固定具としての一対のねじ44a,44b、及びケーシング45等を有している(図5参照)。つまり、これらのプラグ33a,34aは夫々、対応するコネクタ31,32に接続させる際に、これらのプラグ33a,34aを筐体10にねじ止めして使用する。したがって、図2〜図5に示すように、筐体10のコネクタパネル11dには、固定具受けとしてのねじ受け37〜39を設ける必要がある。
【0026】
このポータブルコンピュータ1は、第1のコネクタ31に第1のプラグ33aを接続させる場合には、第1のねじ受け37と第3のねじ受け39とを用いて上記第1のプラグ33aを筐体10にねじ止めするようになっている。一方、第2のコネクタ32に第2のプラグ34aを接続させる場合には、第2のねじ受け38と第3のねじ受け39とを用いて第2のプラグ34aを筐体10にねじ止めするようになっている。
【0027】
第1のねじ受け37は、第1のコネクタ31の両側のうちの第2のコネクタ32側とは反対側の一側(図2〜図5において左側)に位置するように筐体10のコネクタパネル11dに設けられている。本実施形態では、第1のねじ受け37は、コネクタパネル11dを介して外部に露出されている。この第1のねじ受け37は、第1のプラグ33aを第1のコネクタ31接続させる際に、一対のねじ41a,41bのうちの第2のコネクタ32側とは反対側となる一方(図2〜図5において左側)のねじ41aが螺合する位置に設けられている。
【0028】
第2のねじ受け38は、第2のコネクタ32の両側のうちの第1のコネクタ31側とは反対側の一側(図2〜図5において右側)に位置するように筐体10のコネクタパネル11dに設けられている。本実施形態では、第2のねじ受け38は、コネクタパネル11dを介して外部に露出されている。この第2のねじ受け38は、第2のプラグ34aを第2のコネクタ32接続させる際に、一対のねじ44a,44bのうちの第1のコネクタ31側とは反対側となる一方(図2〜図5において右側)のねじ44aが螺合する位置に設けられている。
【0029】
第3のねじ受け39は、第1のコネクタ31と第2のコネクタ32との間に位置するように筐体10のコネクタパネル11dに設けられている。本実施形態では、第3のねじ受け39は、コネクタパネル11dを介して外部に露出されている。第3のねじ受け39は、第1のプラグ33aを第1のコネクタ31接続させる際に、一対のねじ41a,41bのうちの第2のコネクタ31側となる他方(図2〜図5において右側)のねじ41bが螺合する位置であって、かつ、第2のプラグ34aを第2のコネクタ32接続させる際に、一対のねじ44a,44bのうちの第1のコネクタ31側となる他方(図2〜図5において左側)のねじ44bが螺合する位置に設けられている。これらねじ受け37〜39は、筐体10の外面から突出している。
【0030】
本実施形態では、図3〜図5に示すように、プラグ33a,34aは、その外形が左右対称(長手方向に対称)に形成されている。このような場合、第1,第2,第3のねじ受け37〜39の位置は、図2に示すように、第3のねじ受け39の中心と第1のコネクタ31の中心との間の距離L1が第1のねじ受け37の中心と第1のコネクタ31の中心との間の距離L2と等しく、かつ、第3のねじ受け39の中心と第2のコネクタ32の中心との間の距離L3が第2のねじ受け38の中心と第2のコネクタ32の中心との間の距離L4と等しくなるように設定すればよい。
【0031】
このポータブルコンピュータ1は、アナログの画像信号を受信して画像を表示する外部機器、又は、デジタルの画像信号を受信して画像を表示する外部機器のいずれか一方を拡張用機器として接続することができるようになっている。
【0032】
アナログの画像信号を受信して画像を表示する外部機器を使用する場合には、図3及び図4に示すように、第1のコネクタ31に、第1のケーブル33を介して、画像を表示するアナログ式の外部機器(図示せず)を接続する。この際、第1のねじ受け37と第3のねじ受け39を用いて第1のプラグ33aを筐体10にねじ止めする。これにより、第1のプラグ33aが筐体10に固定される。
【0033】
一方、デジタルの画像信号を受信して画像を表示する外部機器を使用する場合には、図5に示すように、第2のコネクタ32に、第2のケーブル34を介して、画像を表示するデジタル式の外部機器(図示せず)を接続する。この際、第2のねじ受け38と第3のねじ受け39を用いて第2のプラグ34aを筐体10にねじ止めする。これにより、第2のプラグ34aが筐体10に固定される。
【0034】
以上のように、この実施形態のポータブルコンピュータ1によれば、第1のプラグ33aが有する一対のねじ41a,41bのうちの一方のねじ41aを固定する(螺合させる)第1の固定具受けとしての第1のねじ受け37と、第2のプラグ34aが有する一対のねじ44a,44bのうちの一方のねじ44aを固定する(螺合させる)第2の固定具受けとしての第2のねじ受け38と、第1のプラグ33aが有する一対のねじ41a,41bのうちの他方のねじ44b又は第2のプラグ34aが有する一対のねじ44a,44bのうちの他方のねじ44bのいずれかを固定(螺合)可能な第3の固定具受けとしての第3のねじ受け39と、を具備している。
【0035】
したがって、第1のコネクタ31に第1のプラグ33aを接続させる場合には、第1のねじ受け37と第3のねじ受け39を用いて第1のプラグ33aを筐体10に固定することができる。一方、第2のコネクタ32に第2のプラグ34aを接続させる場合には、第2のねじ受け38と第3のねじ受け39を用いて第2のプラグ34aを筐体10に固定することができる。
【0036】
つまり、本実施形態では、これらのコネクタ31,32の間に設けるねじ受け39を1つとし、第1及び第2のプラグ33a,34aを固定する際に、このねじ受け39を共用させている。したがって、第1のコネクタ31と第2のコネクタ32との間を従来よりも狭くすることができる。すなわち、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32を従来よりも高密度に配置することができるので、コネクタを配置するためのスペースの省スペース化が図れる。
【0037】
これにより、搭載するコネクタの数を減らすことなくポータブルコンピュータ1の小型化させたり、或いは、ポータブルコンピュータ1を大型化させることなく搭載するコネクタの数を増やしたりすることができる。
【0038】
しかも、本実施形態では、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32をユニット化させている。したがって、これらのコネクタ31,32を筐体10に組み込む際の組立てを容易にすることができる。なお、第1のコネクタ31と第2のコネクタ32とは別体であってもよい。このようにすることにより、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32として、既存のコネクタをそのまま使用することができる。
【0039】
本発明では、固定具及び固定具受けはねじ及びねじ受けに限定されない。例えば、プラグには、プリンタケーブル等が有するプラグのように、固定具として係合片が設けられているものがある。このような場合、第1〜第3のねじ受け37〜39と置換して、固定具受けとしてクリップ状の第1〜第3の係合部を筐体10に設ければよい。本実施形態のように、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32をコネクタパネル11dの内面に実装する場合には、第1〜第3の係合部は、コネクタパネル11dの外面に設ければよい。
【0040】
また、本発明では、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32は、本実施形態で用いたコネクタに限定されない。第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32は、画像信号を出力するコネクタだけでなく、種々のコネクタを適用することができる。さらに、本実施形態では、第1のコネクタ31と第2のコネクタ32とのうちの一方がアナログ信号を出力するコネクタであり、他方がデジタル信号を出力するコネクタとしているが、本発明では、第1のコネクタ及び第2のコネクタは、夫々がアナログ信号又はデジタル信号を出力するコネクタであってもよい。
【0041】
本実施形態では、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32を、筐体10の外壁11の後壁を兼ねるコネクタパネル11dに実装させているが、第1のコネクタ31及び第2のコネクタ32は、筐体10に設ければ、必ずしもコネクタパネル11dに実装させる必要はない。
【0042】
本発明に係る電子機器は、キーボードやディスプレイユニットを有するポータブルコンピュータに制約されるものではなく、例えばキーボードの代わりにタブレットを用いたペン入力式のコンピュータであっても同様に実施できる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、コネクタを配置するためのスペースの省スペース化を図ることができる電子機器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るポータブルコンピュータを示す斜視図。
【図2】図1のポータブルコンピュータを示す背面図。
【図3】図1のポータブルコンピュータ及び第1のコネクタケーブルを夫々一部切り欠いて示す上面図。
【図4】図1のポータブルコンピュータに第1のコネクタケーブルを接続した状態を一部切り欠いて示す上面図。
【図5】図1のポータブルコンピュータに第2のコネクタケーブルを接続した状態を示す上面図。
【符号の説明】
1…電子機器(ポータブルコンピュータ)、 10…筐体、 11…外壁、 11d…コネクタパネル、 31…第1のコネクタ、 32…第2のコネクタ、33a…第1のプラグ、 34a…第2のプラグ、 、 37…第1の固定具受け(第1のねじ受け)、 38…第2の固定具受け(第2のねじ受け)、 39…第3の固定具受け(第3のねじ受け)、 40…第1のプラグのプラグ本体、 41a,41b…第1のプラグの固定具(ねじ)、 43…第2のプラグのプラグ本体、 44a,44b…第2のプラグの固定具(ねじ)
Claims (7)
- 筐体と、
上記筐体に設けられ、プラグ本体及びこのプラグ本体の両側に設けられた一対の固定具を有する第1のプラグが取り外し可能に接続される第1のコネクタと、
上記筐体に設けられ、プラグ本体及びこのプラグ本体の両側に設けられた一対の固定具を有する第2のプラグが取り外し可能に接続される第2のコネクタと、
上記第1のコネクタの両側のうちの上記第2のコネクタ側とは反対側の一側に位置するように上記筐体に設けられ、上記第1のプラグが有する一対の固定具のうちの一方の固定具を固定する第1の固定具受けと、
上記第2のコネクタの両側のうちの上記第1のコネクタ側とは反対側の一側に位置するように上記筐体に設けられ、上記第2のプラグが有する一対の固定具のうちの一方の固定具を固定する第2の固定具受けと、
上記第1のコネクタと上記第2のコネクタとの間に位置するように上記筐体に設けられ、上記第1のプラグが有する一対の固定具のうちの他方の固定具又は上記第2のプラグが有する一対の固定具のうちの他方の固定具のいずれかを固定可能な第3の固定具受けと、を具備していることを特徴とする電子機器。 - 外壁を有する筐体と、
上記外壁を介して外部に露出するように上記筐体に収容され、プラグ本体及びこのプラグ本体の両側に設けられた一対のねじを有する第1のプラグが取り外し可能に接続される第1のコネクタと、
上記外壁を介して外部に露出するように上記筐体に収容され、プラグ本体及びこのプラグ本体の両側に設けられた一対のねじを有する第2のプラグが取り外し可能に接続される第2のコネクタと、
上記第1のコネクタの両側のうちの上記第2のコネクタ側とは反対側の一側に位置するように上記外壁を介して露出され、上記第1のプラグが有する一対のねじのうちの一方のねじと螺合する第1のねじ受けと、
上記第2のコネクタの両側のうちの上記第1のコネクタ側とは反対側の一側に位置するように上記外壁を介して露出され、上記第2のプラグが有する一対のねじのうちの一方のねじと螺合する第2のねじ受けと、
上記第1のコネクタと上記第2のコネクタとの間に位置するように上記外壁を介して露出され、上記第1のプラグが有する一対のねじのうちの他方のねじまたは上記第2のプラグが有する一対のねじのうちの他方のねじのいずれかと螺合可能な第3のねじ受けと、を具備していることを特徴とする電子機器。 - コネクタパネルを有する筐体と、
上記コネクタパネルに実装され、プラグ本体及びこのプラグ本体の両側に設けられた一対の係合片を有する第1のプラグが取り外し可能に接続される第1のコネクタと、
上記コネクタパネルに実装され、プラグ本体及びこのプラグ本体の両側に設けられた一対の係合片を有する第2のプラグが取り外し可能に接続される第2のコネクタと、
上記第1のコネクタの両側のうちの上記第2のコネクタ側とは反対側の一側に位置するように上記コネクタパネルに設けられ、上記第1のプラグが有する一対の係合片のうちの一方の係合片と係合する第1の係合部と、
上記第2のコネクタの両側のうちの上記第1のコネクタ側とは反対側の一側に位置するように上記コネクタパネルに設けられ、上記第2のプラグが有する一対の係合片のうちの一方の係合片と係合する第2の係合部と、
上記第1のコネクタと上記第2のコネクタとの間に位置するように上記コネクタパネルに設けられ、上記第1のプラグが有する一対の係合片のうちの他方の係合片または上記第2のプラグが有する一対の係合片のうちの他方の係合片のいずれかと係合可能な第3の係合部と、を具備していることを特徴とする電子機器。 - 上記第3の固定具受けの中心と上記第1のコネクタの中心との間の距離が上記第1の固定具受けの中心と上記第1のコネクタの中心との間の距離と等しく、かつ、上記第3の固定具受けの中心と上記第2のコネクタの中心との間の距離が上記第2の固定具受けの中心と上記第2のコネクタの中心との間の距離と等しくなるように、上記第1、第2、及び第3の固定具受けの位置が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 上記第1のコネクタ及び第2のコネクタは夫々、画像信号を出力するコネクタであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子機器。
- 上記第1のコネクタと上記第2のコネクタとのうちの一方がアナログ信号を出力するコネクタであり、他方がデジタル信号を出力するコネクタであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子機器。
- 上記第1のコネクタと上記第2のコネクタとがユニット化されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子機器。
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