JP2005009932A - 青果類の評価装置および青果類の評価方法 - Google Patents

青果類の評価装置および青果類の評価方法 Download PDF

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Hiroshi Hashimoto
本 広 嗣 橋
Takeshi Ota
田 健 太
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Abstract

【課題】青果類の糖度、酸度、熟度などの内部品質だけでなく、内部傷害などの内部品質について、青果類のいかなる部分に内部傷害が存在していても、測定評価することができる青果類の評価装置および青果類の評価方法を提供する。
【解決手段】搬送ライン12上を搬送される青果類16に対して、光源22から測定光を照射して、青果類を透過した透過光を受光部において受光することによって、青果類の内部品質を評価する青果類の評価装置10であって、搬送ライン12の側方側に配置した光源22と、搬送ライン12の上方に配置した上方側受光部20と、搬送ライン12の下方に配置した下方側受光部24と、上方側受光部20と下方側受光部24とに接続された分光部32と、分光部32に接続された信号処理部34とを備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、青果類の糖度、酸度、熟度、内部傷害などの内部品質を、搬送ラインを使用して光学的にかつ非破壊的に評価(測定)するための青果類の評価装置および青果類の評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、果実、野菜などの青果類の、糖度、酸度、熟度などの内部品質を、青果類を破壊することなく外部から測定する技術が種々提案されている。
【0003】
このような青果類の内部品質を非破壊的に測定する方法として、近赤外光を青果類に照射する方法があり、透過光を利用する方法が提案されている。
【0004】
この透過光を利用する評価方法では、例えば、比較的表皮の厚いミカン、オレンジなどの柑橘類、メロン、スイカなどの測定に向いており、照射測定光は果肉内部を透過して反対側から出射し、この透過光を受光部で受けて解析し、内部品質を測定評価する方法である。
【0005】
この透過光を利用する方法では、青果類の果肉内部を透過した光を解析するため、正確に果肉の性状を評価できるという利点があり、特許文献1〜3のように、この透過光を利用した方法が用いられるようになっている。
【0006】
例えば、このような透過光を利用した透過光式評価装置として、図9に示したような下方受光方式の青果類の評価装置100が従来から用いられている。
【0007】
すなわち、この青果類の評価装置100では、コンベアなどの搬送ライン102上に、受光孔104が設けられた、例えば、パンやトレーなどからなる搬送キャリア106が設けられている。そして、搬送キャリア106の側方側に光源108、108が配置されているとともに、搬送キャリア106の下方側に、受光部110が配置されている。
【0008】
これによって、搬送キャリア106の側方側の光源108から照射された測定光が、青果類112の果肉内部を透過して下方側から出射して、この透過光を受光部110で受けて、別途図示しない分光装置などの解析装置によって解析することによって、内部品質を測定評価するように構成されている。
【0009】
【特許文献1】登録実用新案第3049026号公報
【特許文献2】特開2002−139442号公報
【特許文献3】特開2003−21598号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、食品としての青果類にとっては、糖度、酸度、熟度などの内部品質とともに重要な品質として、内部傷害の有無、その程度が重要な品質である。
【0011】
この青果類の内部傷害とは、青果類が成長する過程や、収穫後の保存、流通過程の環境要因などによって発生する、人に好まれない形質のことである。
【0012】
このような青果類の内部傷害としては、例えば、青果類の種類に応じて、下記のようなものがある。
(1)リンゴ
「褐変」と呼ばれる果肉の褐色化、「ミツ」、「水入り」と呼ばれる果肉の透明化、「つる割れ」、「軸浮き」と呼ばれる果梗(つる)付近の空洞化、
なお、内部傷害のうち、リンゴのミツ、水入りは、唯一、人にとって好まれる形質である。
(2)梨
「褐変」と呼ばれる果肉の褐色化、「水果」と呼ばれる果芯付近や果肉全体の透明化、「芯腐れ」と呼ばれる果芯付近の黒色化、「す入り」、「コルクスポット」と呼ばれる数ミリ程度の空洞斑または褐色斑の散在、
(3)桃
「褐変」と呼ばれる果肉の褐色化、「核ワレ」と呼ばれる種子の生育不良、
(4)柑橘
「浮き皮」と呼ばれるじょうのう部からの果皮剥離、「すあがり」と呼ばれる果肉の白色化、
(5)メロン
「うるみ」、「発酵果」と呼ばれる果肉の透明化、
(6)スイカ
果肉の空洞化、「うるみ」と呼ばれる果肉の軟化、「黄帯」と呼ばれる果肉の黄色いスジの存在、
などがある。
【0013】
ところで、図9に示したような、従来の下方受光方式の青果類の評価装置100では、搬送キャリア106の側方側の光源108から照射された測定光が、青果類112の果肉内部を透過して下方側から出射して、この透過光を受光部110で受けて、分光装置などの解析装置によって解析することで、青果類112の果肉内部の糖度、酸度、熟度、内部傷害などの内部品質を評価することになる。
【0014】
しかしながら、この際に、受光部110で検知できる情報は、図10に示したように、青果類112の果肉の下方側半分か、多くてもせいぜい、青果類112の果肉の下方側の2/3程度である。従って、この場合には、青果類112の果肉の上方側半分、または、青果類112の果肉の上方側1/3の部分の情報をほとんど検知することができないことになる。
【0015】
ところで、青果類112の果肉内部の糖度、酸度、熟度などについては、青果類112の果肉の下半分の濃度と、果肉全体の平均濃度との間に強い相関関係があるので、下方側に配置した受光部110による青果類112の果肉の下半分の測定値は、青果類112の果肉全体の平均値によって評価する場合の代表値とすることができる。
【0016】
しかしながら、内部傷害部分が青果類112の果肉内で局所に偏在する場合、例えば、青果類112がリンゴの場合に、「つる割れ」114は、果肉上方側の果梗(つる)近傍に偏在しているものであり、この場合に、図3のグラフに示したように、正常な青果類との間で吸光度に変化がなく、果肉上方側に存在する「つる割れ」114をほとんど検知することができないことになる。
【0017】
このため、従来では、図11に示したように、青果類112の果梗(つる)の側を上方側にして、搬送キャリア106上に載置して測定した後、次に、青果類112の果梗(つる)の側が下方側になるように搬送キャリア106上に載置して、青果類112の果梗(つる)の側を測定することが行われている。
【0018】
しかしながら、この場合には、青果類112を搬送キャリア106上に載置し直さなければならず、評価検査効率、すなわち、選果効率が半分に低下することになる。
【0019】
本発明は、このような現状に鑑み、青果類の糖度、酸度、熟度などの内部品質だけでなく、内部傷害などの内部品質について、青果類のいかなる部分に内部傷害が存在していても、測定評価することができるとともに、その測定精度が極めて向上し、正確な測定評価を行うことが可能で、しかも、その測定効率にも優れた青果類の評価装置および青果類の評価方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明なされたものであって、本発明の青果類の評価装置は、搬送ライン上を搬送される青果類に対して、光源から測定光を照射して、青果類を透過した透過光を受光部において受光することによって、青果類の内部品質を評価する青果類の評価装置であって、
前記搬送ラインの側方側に配置した光源と、
前記搬送ラインの上方に配置した上方側受光部と、
前記搬送ラインの下方に配置した下方側受光部と、
を備えることを特徴とする。
【0021】
また、本発明の青果類の評価方法は、搬送ライン上を搬送される青果類に対して、光源から測定光を照射して、青果類を透過した透過光を受光部において受光することによって、青果類の内部品質を評価する青果類の評価方法であって、
前記搬送ラインの側方側に配置した光源から青果類に対して測定光を照射して、
前記搬送ラインの上方に配置した上方側受光部によって、青果類の上方側を透過した透過光を受光することによって、青果類の上方側の内部品質を評価するとともに、
前記搬送ラインの下方に配置した下方側受光部によって、青果類の下方側を透過した透過光を受光することによって、青果類の下方側の内部品質を評価することを特徴とする。
【0022】
また、本発明の青果類の評価装置は、前記上方側受光部と下方側受光部とに接続された分光部と、
前記分光部に接続された信号処理部と、
を備えることを特徴とする。
【0023】
また、本発明の青果類の評価方法は、前記上方側受光部と下方側受光部とに接続された分光部を介して青果類を透過した透過光を分光した後、
前記分光部に接続された信号処理部によって信号処理を行って、青果類の内部品質を評価することを特徴とする。
【0024】
このように構成することによって、搬送ラインの上方に配置した上方側受光部によって、青果類の上方側を透過した透過光を受光することによって、青果類の上方側の内部品質を評価することができる。
【0025】
一方、搬送ラインの下方に配置した下方側受光部によって、青果類の下方側を透過した透過光を受光することによって、青果類の下方側の内部品質を評価することができる。
【0026】
これにより、青果類の上方側と下方側の双方の青果類の内部品質について、果肉全体について、測定結果を得ることができる。
【0027】
従って、内部傷害部分が青果類の果肉内で局所に偏在する場合にも、上方側受光部または下方側受光部によって、青果類の果肉内で局所に偏在する内部傷害部分を検出することができる。
【0028】
すなわち、例えば、青果類がリンゴの場合に、「つる割れ」は、果肉上方側の果梗(つる)近傍に偏在しているものであり、この場合にも、果肉上方側に存在する「つる割れ」を上方側受光部によって検知することができる。
【0029】
また、本発明の青果類の評価装置は、前記搬送ラインの側方側に配置した光源が、種類または波長の異なる複数の光源を備えることを特徴とする。
【0030】
また、本発明の青果類の評価方法は、前記搬送ラインの側方側に配置した光源が、種類または波長の異なる複数の光源を備え、
前記種類または波長の異なる複数の光源を選択的にまたは同時に点灯して、青果類の異なる内部品質について選択的に評価することを特徴とする。
【0031】
このように構成することによって、複数の光源から照射される種類または波長の異なる透過光によって、測定を行うことができるので、検知感度を向上することができる。
【0032】
また、光源によって照射される透過光の種類または波長が異なるので、異なる種類の内部品質について、別々に測定、評価することができる。
【0033】
すなわち、例えば、2つの種類または波長の異なる光源を備える場合に、第1の光源を、レーザなどの内部傷害の光吸収波長帯専用の光源とし、第2の光源を、ハロゲンランプなどの糖度、酸度、熟度、内部傷害などの全般用の光源とすることによって、第1の光源によって内部傷害について、第2の光源によって、糖度、酸度、熟度、内部傷害などについて、別々に測定、評価することができる。
【0034】
また、本発明の青果類の評価装置は、前記上方側受光部と下方側受光部と分光部との間に、時分割切替部が接続されていることを特徴とする。
【0035】
また、本発明の青果類の評価方法は、前記上方側受光部と下方側受光部と分光部との間に接続された時分割切替部によって、上方側受光部と下方側受光部を選択的に切り替えて、
前記青果類の上方側の内部品質と青果類の下方側の内部品質を選択的に評価することを特徴とする。
【0036】
このように構成することによって、時分割切替部によって、上方側受光部と下方側受光部を選択的に切り替えることによって、上方側受光部によって受光された果肉の上方側の透過光と、下方側受光部によって受光された果肉の下方側の透過光とを、別々に分光部を介して分光し、信号処理部によって信号処理を行うことができ、青果類の内部品質について、青果類の果肉の上方側と下方側とを別々に評価することができる。
【0037】
従って、内部傷害部分が青果類の果肉内で局所に偏在する場合にも、上方側受光部または下方側受光部によって、青果類の果肉内で局所に偏在する内部傷害部分をより正確に検出することができる。
【0038】
また、本発明の青果類の評価装置は、前記上方側受光部に接続された上方側分光部と、
前記上方側分光部に接続された上方側信号処理部と、
前記下方側受光部に接続された下方側分光部と、
前記下方側分光部に接続された下方側信号処理部と、
を備えることを特徴とする。
【0039】
また、本発明の青果類の評価方法は、前記上方側受光部に接続された上方側分光部を介して、青果類の上方側を透過した透過光を分光した後、
前記上方側分光部に接続された上方側信号処理部によって信号処理を行って、青果類の上方側の品質を評価するとともに、
前記下方側受光部に接続された下方側分光部を介して、青果類の下方側を透過した透過光を分光した後、
前記下方側分光部に接続された下方側信号処理部によって信号処理を行って、青果類の下方側の品質を評価することを特徴とする。
【0040】
このように構成することによって、上方側受光部に受光された透過光を、上方側分光部を介して分光し、上方側信号処理部によって信号処理を行うことができ、青果類の果肉の上方側の内部品質について評価することができる。
【0041】
一方、下方側受光部に受光された透過光を、下方側分光部を介して分光し、下方側信号処理部によって信号処理を行うことができ、青果類の果肉の下方側の内部品質について評価することができる。
【0042】
従って、青果類の内部品質について、青果類の果肉の上方側と下方側とを別々に評価することができるとともに、青果類の果肉の上方側と下方側の測定結果を参酌することによって、果肉全体の測定結果の平均値を把握することができる。
【0043】
また、本発明の青果類の評価装置は、前記搬送ラインの側方側に配置した光源が、種類または波長の異なる複数の光源を備え、
前記種類または波長の異なる複数の光源を選択的にまたは同時に点灯して、
前記上方側分光部、上方側信号処理部によって、青果類の上方側の異なる内部品質について選択的に評価するとともに、
前記下方側分光部、下方側信号処理部によって、青果類の下方側の異なる内部品質について選択的に評価するように構成されていることを特徴とする。
【0044】
また、本発明の青果類の評価方法は、前記搬送ラインの側方側に配置した光源が、種類または波長の異なる複数の光源を備え、
前記種類または波長の異なる複数の光源を選択的にまたは同時に点灯して、
前記上方側分光部、上方側信号処理部によって、青果類の上方側の異なる内部品質について選択的に評価するとともに、
前記下方側分光部、下方側信号処理部によって、青果類の下方側の異なる内部品質について選択的に評価することを特徴とする。
【0045】
このように構成することによって、複数の光源から照射されることなる種類または波長の異なる透過光によって、測定を行うことができるので、検知感度を向上することができる。
【0046】
また、複数の光源によって照射される透過光の種類または波長が異なるので、異なる種類の内部品質について、別々に測定、評価することができる。
【0047】
すなわち、例えば、2つの種類または波長の異なる光源を備える場合に、第1の光源を、レーザなどの内部傷害の光吸収波長帯専用の光源とし、第2の光源を、ハロゲンランプなどの糖度、酸度、熟度、内部傷害などの全般用の光源とすることによって、第1の光源によって内部傷害について、第2の光源によって、糖度、酸度、熟度、内部傷害などについて、別々に測定、評価することができる。
【0048】
しかも、上方側受光部に受光された透過光を、上方側分光部を介して分光し、上方側信号処理部によって信号処理を行うことができ、青果類の果肉の上方側の内部品質について、異なる種類の内部品質について、別々に測定、評価することができる。
【0049】
一方、下方側受光部に受光された透過光を、下方側分光部を介して分光し、下方側信号処理部によって信号処理を行うことができ、青果類の果肉の下方側の内部品質について、異なる種類の内部品質について、別々に測定、評価することができる。
【0050】
従って、異なる種類の内部品質について、しかも、青果類の果肉の上方側と下方側とを別々に評価することができるとともに、これらの青果類の果肉の上方側と下方側の測定結果を参酌することによって、果肉全体の測定結果の平均値を把握することができる。
【0051】
また、本発明の青果類の評価装置は、前記光源と上方側受光部との間には、青果類を透過する透過光以外の光が受光部に受光されないように、青果類を透過する透過光以外の光を遮光する遮光板が配設されていることを特徴とする。
【0052】
また、本発明の青果類の評価方法は、前記光源と上方側受光部との間に配設した遮光板によって、青果類を透過する透過光以外の光が受光部に受光されないように、青果類を透過する透過光以外の光を遮光することを特徴とする。
【0053】
このように構成することによって、光源と上方側受光部の間に配設した遮光板によって、光源からの直接光や、青果類からの反射光、隣接する青果類からの反射光などの青果類周辺からの青果類を透過する透過光以外の光(迷光)が遮光される。これによって、青果類を透過する透過光以外の光が受光部に受光されないので、さらに測定評価の精度が向上し、正確な測定評価を行うことが可能である。
【0054】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
【0055】
図1は、本発明の青果類の評価装置の第1の実施例の上面図、図2は、図1のA−A線での矢視概略図である。
【0056】
図1において、10は、全体で本発明の青果類の評価装置(以下、単に「評価装置」と言う)を示している。
【0057】
図1および図2に示したように、評価装置10は、例えば、コンベアなどの搬送ライン12上に、搬送方向Xに連続して所定間隔離間して配置された搬送トレー14を備えている。この搬送トレー14の上面には、外方向に傾斜したテーパー面14aを有しており、このテーパー面14a上に、例えば、被評価体であるミカン、リンゴなどの青果類16が載置されて、搬送方向Xに連続して搬送されるようになっている。
【0058】
そして、この搬送ライン12の途中には、評価装置部18が設けられている。評価装置部18は、搬送ライン12を囲繞するように図示しないボックスが設けられており、外部からの光を遮光するように構成されている。
【0059】
搬送ライン12の搬送方向Xに対して垂直な幅方向Yにおいて、搬送ライン12の両側の側方側に、一対の光源22、22が配置されている。
【0060】
また、搬送ライン12の上方、すなわち、搬送トレー14の上方には、上方側受光部20が配置されている。
【0061】
一方、搬送トレー14には、中央部に受光孔14bが設けられており、搬送ライン12の下方、すなわち、この搬送トレー14の下方に下方側受光部24が配置されている。
【0062】
さらに、図2に示したように、上方側受光部20が、ライン26を介して、時分割切替部28に接続されている。また、下方側受光部24も同様に、ライン30を介して、時分割切替部28に接続されている。
【0063】
また、この時分割切替部28は、分光部32に接続され、この分光部32は、信号処理部34に接続されている。
【0064】
これによって、図1および図2の一点鎖線で示したように、光源22、22から照射された測定光(近赤外光)が、青果類16の果肉内部を透過して、一方では、青果類16の上方側から出射するようになっている。
【0065】
そして、この青果類16の上方側から出射した透過光が、上方側受光部20で受光され、分光部32にて、複数の波長帯チャンネルに分光され、各チャンネル毎の吸光度を調べることにより分光分析を行い、信号処理部34において、別途図示しない解析装置によって解析することによって、内部品質を測定評価するように構成されている。
【0066】
また、他方では、光源22、22から照射された測定光(近赤外光)が、青果類16の果肉内部を透過して、青果類16の下方側から出射するようになっている。
【0067】
そして、この青果類16の下方側から出射した透過光が、搬送トレー14の中央部の受光孔14bを介して、下方側受光部24で受光され、上記と同様にして、分光部32にて、複数の波長帯チャンネルに分光され、各チャンネル毎の吸光度を調べることにより分光分析を行い、信号処理部34において信号処理をして、別途図示しない解析装置によって解析することによって、内部品質を測定評価するように構成されている。
【0068】
すなわち、青果類16から出射される透過光は、それぞれの青果類によって吸収スペクトルが異なり、これにより青果類の糖度、酸度、熟度、内部傷害などの内部品質を計測して予め解析装置に入力されたデータと比較することによって、青果類の内部品質を評価することができるようになっている。
【0069】
このように構成することによって、搬送ライン12の上方に配置した上方側受光部20によって、青果類16の上方側を透過した透過光を受光することによって、青果類16の上方側の内部品質を評価することができる。
【0070】
一方、搬送ライン12の下方に配置した下方側受光部24によって、青果類16の下方側を透過した透過光を受光することによって、青果類16の下方側の内部品質を評価することができる。
【0071】
これにより、青果類16の上方側と下方側の双方の青果類の内部品質について、果肉全体について、測定結果を得ることができる。
【0072】
従って、内部傷害部分が青果類16の果肉内で局所に偏在する場合にも、上方側受光部20または下方側受光部24によって、青果類16の果肉内で局所に偏在する内部傷害部分を検出することができる。
【0073】
すなわち、例えば、青果類16がリンゴの場合に、「つる割れ」は、果肉上方側の果梗(つる)近傍に偏在しているものである。この場合、図3のグラフに示したように、下方側受光部24では、正常な青果類との間で吸光度に変化がなく、果肉上方側に存在する「つる割れ」をほとんど検知することができないことになる。
【0074】
しかしながら、この場合にも、図4のグラフに示したように、正常な青果類との間で吸光度に変化があり、果肉上方側に存在する「つる割れ」を上方側受光部20によって検知することができる。
【0075】
この場合、図2に示したように、時分割切替部28によって、上方側受光部20と下方側受光部24を選択的に切り替えるようにしても良い。
【0076】
このようにすることによって、上方側受光部20によって受光された果肉の上方側の透過光と、下方側受光部24によって受光された果肉の下方側の透過光とを、別々に分光部32を介して分光し、信号処理部34によって信号処理を行うことができ、青果類16の内部品質について、青果類16の果肉の上方側と下方側とを別々に評価することができる。
【0077】
従って、内部傷害部分が青果類16の果肉内で局所に偏在する場合にも、上方側受光部20または下方側受光部24によって、青果類16の果肉内で局所に偏在する内部傷害部分をより正確に検出することができる。
【0078】
なお、光源22としては、特に限定されるものではなく、レーザ、ハロゲンランプ、白色LEDなどの発光体であれば、いずれも使用可能である。
【0079】
図5は、本発明の別の実施例の青果類の評価装置の図2と同様な矢視概略図である。
【0080】
この実施例の評価装置10は、基本的には、図1および図2に示した評価装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0081】
この実施例の評価装置10では、光源22が、2つの種類または波長の異なる第1の光源22aと、第2の光源22bとから構成されている。
【0082】
すなわち、例えば、第1の光源22aを、レーザなどの内部傷害の光吸収波長帯専用の光源とし、第2の光源22bを、ハロゲンランプなどの糖度、酸度、熟度、内部傷害などの全般用の光源とすることによって、第1の光源22aによって内部傷害について、第2の光源22bによって、糖度、酸度、熟度、内部傷害などについて、別々に測定、評価するようにしている。
【0083】
この場合、図5に示したように、図2の実施例と同様に、時分割切替部28によって、上方側受光部20と下方側受光部24を選択的に切り替えるようにしても良い。
【0084】
しかしながら、この場合には、種類または波長の異なる第1の光源22aと、第2の光源22bであるので、時分割処理をしなくても、別々に分光処理を行うことができる。
【0085】
また、例えば、これらの第1の光源22aと、第2の光源22bに、波長の異なる高輝度白色LEDを使用すれば、残光を生じずに、瞬間的に光が切り替わるので、時分割処理をしなくても、第1の光源22aと、第2の光源22bの発光タイミングを変えることによって、別々に分光処理を行うことができる。
【0086】
なお、この場合、第1の光源22aと、第2の光源22bは、いずれか一方を選択的に点灯してもよく、または同時に点灯してもよい。
【0087】
さらに、この実施例では、光源22を、2つの種類または波長の異なる第1の光源22aと、第2の光源22bとから構成したが、複数であればよく、この数は適宜変更可能である。この場合には、これらの複数の光源を選択的に点灯してもよく、または同時に点灯してもよい。
【0088】
このように構成することによって、複数の光源から照射される種類または波長の異なる透過光によって、測定を行うことができるので、検知感度を向上することができる。
【0089】
また、光源によって照射される透過光の種類または波長が異なるので、異なる種類の内部品質について、別々に測定、評価することができる。
【0090】
図6は、本発明の別の実施例の青果類の評価装置の図2と同様な矢視概略図である。
【0091】
この実施例の評価装置10は、基本的には、図1および図2に示した評価装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0092】
この実施例の評価装置10では、上方側受光部20が、ライン26を介して、上方側分光部32aに接続され、この上方側分光部32aが、上方側信号処理部34aに接続されている。
【0093】
同様に、下方側受光部24が、ライン30を介して、下方側分光部32bに接続され、この下方側分光部32bが、下方側信号処理部34bに接続されている。
【0094】
このように構成される評価装置10では、上方側受光部20に接続された上方側分光部32aを介して、青果類16の上方側を透過した透過光を分光した後、上方側分光部32aに接続された上方側信号処理部34aによって信号処理を行って、青果類の上方側の品質を評価するようになっている。
【0095】
また、下方側受光部24に接続された下方側分光部32bを介して、青果類16の下方側を透過した透過光を分光した後、下方側分光部32bに接続された下方側信号処理部34bによって信号処理を行って、青果類16の下方側の品質を評価するようになっている。
【0096】
従って、青果類16の内部品質について、青果類16の果肉の上方側と下方側とを別々に評価することができるとともに、青果類16の果肉の上方側と下方側の測定結果を参酌することによって、果肉全体の測定結果の平均値を把握することができる。
【0097】
また、この場合には、上方側受光部20、下方側受光部24によって受光しれた透過光について、別々の分光、信号処理折経路によって、分光、信号処理を行うので、時分割処理を行う必要はない。
【0098】
図7は、本発明の別の実施例の青果類の評価装置の図2と同様な矢視概略図である。
【0099】
この実施例の評価装置10は、基本的には、図1および図2に示した評価装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0100】
この実施例の評価装置10では、図5に示した実施例と同様に、上方側受光部20が、ライン26を介して、上方側分光部32aに接続され、この上方側分光部32aが、上方側信号処理部34aに接続されている。
【0101】
同様に、下方側受光部24が、ライン30を介して、下方側分光部32bに接続され、この下方側分光部32bが、下方側信号処理部34bに接続されている。
【0102】
また、図6に示した実施例と同様に、光源22が、2つの種類または波長の異なる第1の光源22aと、第2の光源22bとから構成されている。
【0103】
このように構成することによって、複数の光源から照射されることなる種類または波長の異なる透過光によって、測定を行うことができるので、検知感度を向上することができる。
【0104】
また、複数の光源によって照射される透過光の種類または波長が異なるので、異なる種類の内部品質について、別々に測定、評価することができる。
【0105】
しかも、上方側受光部20によって受光された果肉の上方側の透過光と、下方側受光部24によって受光された果肉の下方側の透過光とを、別々に分光部32を介して分光し、信号処理部34によって信号処理を行うことができ、青果類16の内部品質について、青果類16の果肉の上方側と下方側とを別々に評価することができる。
【0106】
従って、内部傷害部分が青果類16の果肉内で局所に偏在する場合にも、上方側受光部20または下方側受光部24によって、青果類16の果肉内で局所に偏在する内部傷害部分をより正確に検出することができる。
【0107】
図8は、本発明の別の実施例の青果類の評価装置の図2と同様な矢視概略図である。
【0108】
この実施例の評価装置10は、基本的には、図1および図2に示した評価装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0109】
この実施例の評価装置10では、図7に示した評価装置10において、光源22と上方側受光部20との間に、青果類16を透過する透過光以外の光が受光部に受光されないように、青果類16を透過する透過光以外の光を遮光する遮光板36、36が配設されている。
【0110】
このように構成することによって、光源22と上方側受光部20の間に配設した遮光板36によって、光源からの直接光や、青果類16からの反射光、隣接する青果類16からの反射光などの青果類周辺からの青果類を透過する透過光以外の光(迷光)が遮光される。これによって、青果類を透過する透過光以外の光が受光部に受光されないので、さらに測定評価の精度が向上し、正確な測定評価を行うことが可能である。
【0111】
なお、この実施例では、図7に示した評価装置10において、遮光板36、36を配設したが、上記のいずれの実施例においても遮光板36を配設することも可能である。
【0112】
さらに、光源22から測定光を投射する際には、青果類16の種類による透過率、サイズに応じて光量を調節するのが好ましい。
【0113】
また、遮光板36は、搬送ライン12上を搬送移動している青果類16に傷をつけないようにするために、また、搬送ライン12上の青果類16の位置、姿勢に影響を及ぼさないようにするために、軟質の材料で、光源22から投影される測定光を遮光できる材料から構成すれば良く、特に限定されるものではないが、例えば、ゴム、布、合成樹脂フィルムなどが使用可能である。
【0114】
さらに、青果類16の種類、サイズに合わせて、遮光板36を、図示しない、例えば、サーボモータなどの駆動機構によって、上下動可能に構成するようにすれば良い。このように構成することによって、サイズの異なる青果類16に対しても、遮光板36によって、青果類を透過する透過光以外の光が、効率良く遮光されることになり、測定評価の精度が向上し、正確な測定評価を行うことが可能である。
【0115】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、光源22を水平方向に複数個設けるなど、種々の配置のものを適用することができるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0116】
【発明の効果】
本発明によれば、搬送ラインの上方に配置した上方側受光部によって、青果類の上方側を透過した透過光を受光することによって、青果類の上方側の内部品質を評価することができる。
【0117】
一方、搬送ラインの下方に配置した下方側受光部によって、青果類の下方側を透過した透過光を受光することによって、青果類の下方側の内部品質を評価することができる。
【0118】
これにより、青果類の上方側と下方側の双方の青果類の内部品質について、果肉全体について、測定結果を得ることができる。
【0119】
従って、内部傷害部分が青果類の果肉内で局所に偏在する場合にも、上方側受光部または下方側受光部によって、青果類の果肉内で局所に偏在する内部傷害部分を検出することができる。
【0120】
すなわち、例えば、青果類がリンゴの場合に、「つる割れ」は、果肉上方側の果梗(つる)近傍に偏在しているものであり、この場合にも、果肉上方側に存在する「つる割れ」を上方側受光部によって検知することができる。
【0121】
また、本発明によれば、搬送ラインの側方側に配置した光源が、種類または波長の異なる複数の光源を備えるので、複数の光源から照射される種類または波長の異なる透過光によって、測定を行うことができるので、検知感度を向上することができる。
【0122】
また、光源によって照射される透過光の種類または波長が異なるので、異なる種類の内部品質について、別々に測定、評価することができる。
【0123】
すなわち、例えば、2つの種類または波長の異なる光源を備える場合に、第1の光源を、レーザなどの内部傷害の光吸収波長帯専用の光源とし、第2の光源を、ハロゲンランプなどの糖度、酸度、熟度、内部傷害などの全般用の光源とすることによって、第1の光源によって内部傷害について、第2の光源によって、糖度、酸度、熟度、内部傷害などについて、別々に測定、評価することができる。
【0124】
また、本発明によれば、上方側受光部と下方側受光部と分光部との間に、時分割切替部が接続されているので、時分割切替部によって、上方側受光部と下方側受光部を選択的に切り替えることによって、上方側受光部によって受光された果肉の上方側の透過光と、下方側受光部によって受光された果肉の下方側の透過光とを、別々に分光部を介して分光し、信号処理部によって信号処理を行うことができ、青果類の内部品質について、青果類の果肉の上方側と下方側とを別々に評価することができる。
【0125】
従って、内部傷害部分が青果類の果肉内で局所に偏在する場合にも、上方側受光部または下方側受光部によって、青果類の果肉内で局所に偏在する内部傷害部分をより正確に検出することができる。
【0126】
また、本発明によれば、上方側受光部に受光された透過光を、上方側分光部を介して分光し、上方側信号処理部によって信号処理を行い、下方側受光部に受光された透過光を、下方側分光部を介して分光し、下方側信号処理部によって信号処理を行うので、青果類の内部品質について、青果類の果肉の上方側と下方側とを別々に評価することができるとともに、青果類の果肉の上方側と下方側の測定結果を参酌することによって、果肉全体の測定結果の平均値を把握することができる。
【0127】
また、本発明によれば、光源と上方側受光部との間には、青果類を透過する透過光以外の光が受光部に受光されないように、青果類を透過する透過光以外の光を遮光する遮光板が配設されているので、光源と上方側受光部の間に配設した遮光板によって、光源からの直接光や、青果類からの反射光、隣接する青果類からの反射光などの青果類周辺からの青果類を透過する透過光以外の光(迷光)が遮光される。
【0128】
これによって、青果類を透過する透過光以外の光が受光部に受光されないので、さらに測定評価の精度が向上し、正確な測定評価を行うことが可能であるなどの幾多の顕著で特有な作用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の青果類の評価装置の第1の実施例の上面図である。
【図2】図2は、図1のA−A線での矢視概略図である。
【図3】図3は、下方側受光部24における正常な青果類とつる割れを有する青果類の波長と吸光度の関係を示すグラフである。
【図4】図4は、上方側受光部20における正常な青果類とつる割れを有する青果類の波長と吸光度の関係を示すグラフである。
【図5】図5は、本発明の別の実施例の青果類の評価装置の図2と同様な矢視概略図である。
【図6】図6は、本発明の別の実施例の青果類の評価装置の図2と同様な矢視概略図である。
【図7】図7は、本発明の別の実施例の青果類の評価装置の図2と同様な矢視概略図である。
【図8】図8は、本発明の別の実施例の青果類の評価装置の図2と同様な矢視概略図である。
【図9】図9は、従来の青果類の評価装置の概略図である。
【図10】図10は、従来の青果類の評価装置における検知状態を模式的に示す図である。
【図11】図11は、従来の青果類の評価装置における検知状態を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 評価装置
12 搬送ライン
14 搬送トレー
14a テーパー面
14b 受光孔
16 青果類
18 評価装置部
20 上方側受光部
22 光源
22a 第1の光源
22b 第2の光源
24 下方側受光部
26 ライン
28 時分割切替部
30 ライン
32 分光部
32a 上方側分光部
32b 下方側分光部
34 信号処理部
34a 上方側信号処理部
34b 下方側信号処理部
36 遮光板
100 評価装置
102 搬送ライン
104 受光孔
106 搬送キャリア
108 光源
110 受光部
112 青果類
X 搬送方向
Y 幅方向

Claims (14)

  1. 搬送ライン上を搬送される青果類に対して、光源から測定光を照射して、青果類を透過した透過光を受光部において受光することによって、青果類の内部品質を評価する青果類の評価装置であって、
    前記搬送ラインの側方側に配置した光源と、
    前記搬送ラインの上方に配置した上方側受光部と、
    前記搬送ラインの下方に配置した下方側受光部と、
    を備えることを特徴とする青果類の評価装置。
  2. 前記上方側受光部と下方側受光部とに接続された分光部と、
    前記分光部に接続された信号処理部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の青果類の評価装置。
  3. 前記搬送ラインの側方側に配置した光源が、種類または波長の異なる複数の光源を備え、
    前記種類または波長の異なる複数の光源を選択的にまたは同時に点灯して、青果類の異なる内部品質について選択的に評価するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の青果類の評価装置。
  4. 前記上方側受光部と下方側受光部と分光部との間に、時分割切替部が接続されていることを特徴とする請求項2から3のいずれかに記載の青果類の評価装置。
  5. 前記上方側受光部に接続された上方側分光部と、
    前記上方側分光部に接続された上方側信号処理部と、
    前記下方側受光部に接続された下方側分光部と、
    前記下方側分光部に接続された下方側信号処理部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の青果類の評価装置。
  6. 前記搬送ラインの側方側に配置した光源が、種類または波長の異なる複数の光源を備え、
    前記種類または波長の異なる複数の光源を選択的にまたは同時に点灯して、
    前記上方側分光部、上方側信号処理部によって、青果類の上方側の異なる内部品質について選択的に評価するとともに、
    前記下方側分光部、下方側信号処理部によって、青果類の下方側の異なる内部品質について選択的に評価するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の青果類の評価装置。
  7. 前記光源と上方側受光部との間には、青果類を透過する透過光以外の光が受光部に受光されないように、青果類を透過する透過光以外の光を遮光する遮光板が配設されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の青果類の評価装置。
  8. 搬送ライン上を搬送される青果類に対して、光源から測定光を照射して、青果類を透過した透過光を受光部において受光することによって、青果類の内部品質を評価する青果類の評価方法であって、
    前記搬送ラインの側方側に配置した光源から青果類に対して測定光を照射して、
    前記搬送ラインの上方に配置した上方側受光部によって、青果類の上方側を透過した透過光を受光することによって、青果類の上方側の内部品質を評価するとともに、
    前記搬送ラインの下方に配置した下方側受光部によって、青果類の下方側を透過した透過光を受光することによって、青果類の下方側の内部品質を評価することを特徴とする青果類の評価方法。
  9. 前記上方側受光部と下方側受光部とに接続された分光部を介して青果類を透過した透過光を分光した後、
    前記分光部に接続された信号処理部によって信号処理を行って、青果類の内部品質を評価することを特徴とする請求項8に記載の青果類の評価方法。
  10. 前記搬送ラインの側方側に配置した光源が、種類または波長の異なる複数の光源を備え、
    前記種類または波長の異なる複数の光源を選択的にまたは同時に点灯して、青果類の異なる内部品質について選択的に評価することを特徴とする請求項8から9のいずれかに記載の青果類の評価方法。
  11. 前記上方側受光部と下方側受光部と分光部との間に接続された時分割切替部によって、上方側受光部と下方側受光部を選択的に切り替えて、
    前記青果類の上方側の内部品質と青果類の下方側の内部品質を選択的に評価することを特徴とする請求項9から10のいずれかに記載の青果類の評価方法。
  12. 前記上方側受光部に接続された上方側分光部を介して、青果類の上方側を透過した透過光を分光した後、
    前記上方側分光部に接続された上方側信号処理部によって信号処理を行って、青果類の上方側の品質を評価するとともに、
    前記下方側受光部に接続された下方側分光部を介して、青果類の下方側を透過した透過光を分光した後、
    前記下方側分光部に接続された下方側信号処理部によって信号処理を行って、青果類の下方側の品質を評価することを特徴とする請求項8に記載の青果類の評価方法。
  13. 前記搬送ラインの側方側に配置した光源が、種類または波長の異なる複数の光源を備え、
    前記種類または波長の異なる複数の光源を選択的にまたは同時に点灯して、
    前記上方側分光部、上方側信号処理部によって、青果類の上方側の異なる内部品質について選択的に評価するとともに、
    前記下方側分光部、下方側信号処理部によって、青果類の下方側の異なる内部品質について選択的に評価することを特徴とする請求項12に記載の青果類の評価方法。
  14. 前記光源と上方側受光部との間に配設した遮光板によって、青果類を透過する透過光以外の光が受光部に受光されないように、青果類を透過する透過光以外の光を遮光することを特徴とする請求項8から13のいずれかに記載の青果類の評価方法。
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