JP2005009867A - 分析装置におけるノズルチップ検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検体等の液体を吸引したままのノズルチップが装着されていても、一対の透過型センサーによって複数のノズルチップの検出を正確に行う。
【解決手段】吸引ノズル2,3に装着され検出位置にある複数のノズルチップ4の軸方向と交差する方向の一方に配置され検出光を射出する発光素子61と、他方に配置されノズルチップ4を透過した検出光を受ける受光素子62とによる一対の透過型センサー6と、検出光へのノズルチップ4の介在に対応し、透過型センサー6の受光素子62の受光光量に比例して発光素子61の発光光量を調整すると共に、ノズルチップ4の検出を行う検出ユニット7とを備えてなり、ノズルチップ4を検出する際の発光素子61による検出光は、ノズルチップ4内への液体吸引の最高液面位置Aより高い位置で、吸引ノズル先端位置Bより低い位置を透過するように設定してなる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の吸引ノズルの先端にそれぞれノズルチップを装着し、このノズルチップ内に検体等の液体を吸引収容し、比色タイプの乾式分析素子、電解質タイプの乾式分析素子などに点着し、検体中の所定の生化学物質の物質濃度、イオン活量等を求める生化学分析装置などの分析装置におけるノズルチップ検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、検体の小滴を点着供給するだけでこの検体中に含まれている特定の化学成分または有形成分を定量分析することのできる比色タイプの乾式分析素子や検体に含まれる特定イオンのイオン活量を測定することのできる電解質タイプの乾式分析素子が開発され、実用化されている。これらの乾式分析素子を用いた生化学分析装置は、簡単かつ迅速に検体の分析を行うことができるので、医療機関、研究所等において好適に用いられている。
【0003】
上記のような生化学分析装置などの分析装置において、検体等の液体を吸引・吐出する吸引ノズルを複数備え、この吸引ノズルの先端に使い捨てのノズルチップをそれぞれ装着し、このノズルチップ内に液体を吸引・吐出し、使用後には廃却するようにした際に、一対の透過型センサーによって複数のノズルチップを個別に検出可能としたノズルチップ検出装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−83850号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1では、発光素子と受光素子との間に複数のノズルチップを介在させて、検出光がノズルチップを透過することによって減少する受光量の程度に応じて複数のノズルチップを個別に検出するものであるが、この検出は吸引ノズルにノズルチップを装着する動作の後に、ノズルチップが装着されていることを確認するためにノズルチップ検出を行うものであり、これに加えて使用後のノズルチップが正常に取り外され廃却されたことの検出も、同様の透過型センサーを用いて行うようにしてもよく、この場合に、液体を吸引収容したままのノズルチップがあると検出が正確に行えない問題がある。
【0006】
具体的には、図5(a)に示すように、従来の、吸引ノズル2,3の先端に装着されたノズルチップ4の検出のための発光素子61と受光素子62とによる透過型センサー6の検出光の光軸高さCは、ノズルチップ4に収容し得る最高液面位置Aより低い位置にあり、内部に収容した液体Lが残留した状態では、この液体Lを透過した検出光を受光して他方のノズルチップ4の有無を検出することになる。しかし、液体Lを収容したままのノズルチップ4を検出する場合に、検出光が収容液体Lの部分に照射されて、図5(b)に示すように、ノズルチップ4内壁面と液体Lとの境界面で屈折および全反射することによって、検出に必要な受光量が得られず、光量調整エラーとなる。光量が調整できたとしても複数のノズルチップ4が装着されていた場合、1本のノズルチップ4を外したとしても光量変動が微小であり、チップ廃却エラーとなる。また、ノズルチップ4の表面に液滴が付着している場合にもこの液滴での検出光の屈折等によって受光素子での受光量が減少してノズルチップ検出の障害となる。
【0007】
つまり、特許文献1では、ノズルチップの装着本数が変化しても受光光量が設定値となるように、発光光量を制御するものであり、液体部分に検出光が照射されると受光素子に到達する光量が非常に減少し、最大発光量としても受光量が設定値とならずに調整不良となったり、液体を収容したノズルチップ以外のノズルチップの装着本数の変動による受光量変動が小さく、その検出ができないものである。
【0008】
例えば、30%の受光量の変動によってノズルチップの着脱を検出するとき、液体収容ノズルチップ以外のノズルチップの有無による受光量の変動割合が小さくなり、30%の閾値設定では検出できないことになる。閾値を小さくすると検出安定性が確保できなくなり、信頼性の低下を招く。
【0009】
本発明はかかる点に鑑み、検体等の液体を吸引したままのノズルチップが装着されていても、複数のノズルチップの検出が正確に行えるようにした分析装置におけるノズルチップ検出装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の分析装置におけるノズルチップ検出装置は、検体等の液体を吸引・吐出するための複数の吸引ノズルの先端にそれぞれ透光性のノズルチップを着脱可能に装着し、該ノズルチップ内に液体を吸引収容するようにした分析装置において、前記複数の吸引ノズルに装着された複数のノズルチップを、検出光を射出する発光素子と、他方に配置され前記ノズルチップを透過した検出光を受ける受光素子とによる一対の透過型センサーで個別に検出可能とする検出ユニットを備え、
前記ノズルチップを検出する際の前記発光素子による検出光は、該ノズルチップ内への液体吸引の最高液面位置より高い位置で、該ノズルチップに挿入された前記吸引ノズルの先端より低い位置を透過するように設定してなることを特徴とするものである。
【0011】
前記検出光とノズルチップとの位置関係は、ノズルチップの検出時に相対的に上記位置関係にあればよく、待機位置で、または待機位置より検出のために吸引ノズルが移動した際に、上記位置関係となるように設定するものである。
【0012】
前記検出ユニットは、前記検出光へのノズルチップの介在に対応し、前記透過型センサーの受光素子の受光光量に基づき発光素子の発光光量を調整してノズルチップの検出を行うように構成するのが好適である。
【0013】
前記検出ユニットは、各ノズルチップ検出前の状態で、前記受光素子の受光光量が所定値となるように前記発光素子の発光光量を変化させると共に、ノズルチップが検出光に介在した際の受光素子の受光光量の変動から該ノズルチップを検出するように構成し得る。
【0014】
また、前記検出ユニットは、各ノズルチップが検出光に介在する前後の状態で、前記受光素子の受光光量が所定値となるように前記発光素子の発光光量を変化させると共に、前記発光素子の発光光量の変動からノズルチップを検出するように構成してもよい。
【0015】
【発明の効果】
上記のような本発明によれば、一対の透過型センサーで、複数の吸引ノズルに対するノズルチップの装着を個別に検出する際に、このノズルチップを検出するための発光素子による検出光が、ノズルチップ内への液体吸引の最高液面位置より高い位置で、吸引ノズルの先端より低い位置を透過するように設定したことにより、液体を収容したままのノズルチップの液体部分を検出することが防止でき、ノズルチップ取り外し不良の検出についても確実に検出することができる。
【0016】
特に、透過型センサーの発光素子の発光光量を変更することにより、2本目以降のノズルチップの検出精度が高まり信頼性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。図1は一実施形態のノズルチップ検出装置を備えた分析装置における吸引装置の要部機構を示す概略正面図、図2はチップ検出状態の模式図、図3は一例の検出ユニットのブロック図、図4は他の検出ユニットのブロック図である。なお、図2ではノズルチップ形状は簡略化して示している。
【0018】
図1に示すように、分析装置1(吸引装置)は、上下移動する2本の吸引ノズル2,3を平行に備える。両吸引ノズル2,3は棒状に形成され、内部に軸方向に延びるエア通路が設けられ、それぞれ先端にピペット状のノズルチップ4,4がシール状態で嵌合装着され、該ノズルチップ4内に検体、参照液等の液体を吸引し吐出するもので、その吸引吐出を行う不図示のシリンジ手段が付設され、使用後のノズルチップ4は外されて廃却される。
【0019】
そして、図示の状態は、前記吸引ノズル2,3が最も上昇した位置(待機位置)にあり、この上端位置より若干下降した図2(a)の検出位置で、吸引ノズル2,3の先端に装着された複数のノズルチップ4,4を検出するノズルチップ検出装置5が設置されている。このノズルチップ検出装置5は、発光素子61と受光素子62による一対の透過型センサー6と、検出ユニット7とを備えてなる。透過型センサー6の検出光の光軸は、複数のノズルチップ4の軸方向、すなわち、ノズルチップ4を装着するために吸引ノズル2,3が上下移動する軸に交差するように設置されている。
【0020】
そして、ノズルチップ検出時の発光素子61による検出光の光軸高さCは、図2(a)に示すように、ノズルチップ4内への液体吸引の最高液面位置Aより高い位置で、吸引ノズル2,3の先端位置Bより低い位置の間にあり、液体Lが収容されていてもノズルチップ4のみを透過するように設定され、図2(b)に示すように、検出光がノズルチップ4を直線状に透過するように設定されている。また、検出位置にある吸引ノズル2,3の下端位置Bは透過型センサー6の光軸位置より上方に位置して、検出光を遮断しないようになっている。
【0021】
上記透過型センサー6の一方に設置された発光素子61は、発光ダイオードなどで構成され、検出光を射出する。また、他方に配置された受光素子62はフォトダイオードなどで構成され、発光素子61からノズルチップ4を透過した検出光を受け、受光光量に応じた電流を発生する。
【0022】
前記検出ユニット7は、透過型センサー6の受光素子62の受光光量に基づき発光素子61の発光光量を変更すると共に、ノズルチップ4の装着の有無を検出する機能を有するものであって、詳細は後述する。
【0023】
前記吸引ノズル2,3は、図1に示すように、移動フレーム30に昇降移動可能に保持されている。移動フレーム30は、不図示の固定フレームに設置された水平ガイドレールに、横方向に水平移動可能に保持され、両吸引ノズル2,3は移動フレーム30と共に横移動される。
【0024】
前記移動フレーム30の中央には、上下方向に延びる縦ガイドレール31が固着され、この縦ガイドレール31の両側に2つのノズル固定台32,32が、上下方向に摺動自在に保持されている。各ノズル固定台32の下部には、それぞれ吸引ノズル2,3の上端部が固着されている。また、ノズル固定台32の上部には、上方に延びる連結部材33が固着され、この連結部材33の上部は駆動伝達部材34に挿通され、ノズル固定台32と駆動伝達部材34との間の連結部材33の外周には圧縮バネによる弾性部材35が介装されている。これにより、ノズル固定台32は駆動伝達部材34と一体に上下移動可能であると共に、吸引ノズル2,3の先端部にノズルチップ4を装着する際に、弾性部材35が圧縮されてノズル固定台32に対して駆動伝達部材34が下降移動可能であり、ノズルチップ4の嵌合力を得るようになっている。
【0025】
各駆動伝達部材34は、上下のプーリ36に張設された歯付きタイミングベルトによる駆動部材37にそれぞれ固定され、上側のプーリ36を個別に回転駆動する不図示の駆動モーターにより駆動部材37が走行され、独立して駆動伝達部材34が昇降移動される。
【0026】
前記吸引ノズル2,3にノズルチップ4を装着する際には、まず一方の吸引ノズル2を未使用のノズルチップ4の上方位置において下降作動させ、その先端をノズルチップ4に挿入嵌合させて装着し上昇させる。その後、移動フレーム30を横移動させて、他方の吸引ノズル3を未使用のノズルチップ4の上方に移動させ、その位置で吸引ノズル3を下降作動させて同様にノズルチップ4を装着し上昇させる。その際、一方の吸引ノズル2が待機位置近傍のチップ検出位置にある状態、および、他方の吸引ノズル3が同様にチップ検出位置となった状態で、それぞれ1本目のノズルチップ4および2本目のノズルチップ4の装着を順に検出するものである。
【0027】
一方、使用後のノズルチップ4は、チップ廃却部においてノズルチップ4の上端を廃却部の切欠き溝に係合させてから吸引ノズル2または3を上昇移動させることによって外され、落下廃却される。
【0028】
そして、このノズルチップ4を取り外す場合にも、その検出を行うものであり、その際には、2本のノズルチップ4が装着されている状態の受光量を調整してから、1本目のノズルチップ4および2本目のノズルチップ4を外した後の状態を検出するものである。なお、上記ノズルチップ4の装着検出によってノズルチップ4の装着数を記憶していると、取り外し初期の本数が認識できて好ましい。
【0029】
次に、図3は前記検出ユニット7の第1の実施形態に係るブロック図である。透過型センサー6の受光素子62の受光光量に比例した電圧を検出し、この受光光量の信号に基づき、発光素子61の発光光量を調整すると共に、ノズルチップ4が検出光に介在したときの受光光量の変動から、ノズルチップ4が装着されていない状態、ノズルチップ4が1本装着されている状態、ノズルチップ4が2本装着されている状態、という変化を検出する。
【0030】
具体的には、透過型センサー6の発光素子61には定電流駆動回路11が接続され、発光素子61の発光光量を調整する。この定電流駆動回路11には、DAコンバータ12を介してCPU13からの駆動信号が送出される。一方、受光素子62の受光信号(電流)は電流電圧変換回路14に送出され、この電流電圧変換回路14で変換された電圧信号がADコンバータ15を介してCPU13に送出される。CPU13は、受光素子62の受光光量の信号を受け、ノズルチップ4の検出前の状態では、ノズルチップ4の有無にかかわらず受光光量が一定の値となるように発光素子61の発光光量を制御すると共に、ノズルチップ4が検出光に介在した際には、受光光量の低減によって、吸引ノズル2,3にノズルチップ4が装着されたことを順次検出するものである。
【0031】
検出動作は、ノズルチップ4を装着する以前に、受光光量に比例した電圧がある値aになるように、発光素子61の光量を調整する。1本目のノズルチップ4を装着後、受光光量に比例した電圧をADコンバータ15で測定し、これが上記電圧値aの所定比率(例えば70%)以下であれば、ノズルチップ有りと判断する。
【0032】
その後、受光光量に比例した電圧が上記a値となるように、発光素子61の光量を再度調整して高める。2本目のノズルチップ4を装着後、同様に受光光量に比例した電圧をADコンバータ15で測定し、これが上記電圧値aの所定比率(例えば70%)以下であれば、ノズルチップ4有りと判断する。
【0033】
また、ノズルチップ4の取り外し検出は、上記ノズルチップ装着検出により何本のノズルチップ4が装着されているかを記憶しておく。そして、まず取り外す前の状態で検出位置において、検出光を照射し受光光量に比例した電圧がある値aになるように発光素子61の光量を調整する。ノズルチップ4の取り外し動作を行った後に、受光光量に比例した電圧をADコンバータ15で測定し、これが上記電圧値aの所定比率(例えば130%)以上であれば、ノズルチップが取り外されたと判断する。2本目のノズルチップ4があればその取り外し検出も、取り外し動作前に受光光量に比例した電圧がある値aになるように発光素子61の光量を低減調整する。ノズルチップ4の取り外し動作を行った後に、同様に受光光量に比例した電圧をADコンバータ15で測定し、これが上記電圧値aの所定比率(例えば130%)以上であれば、2本目のノズルチップが取り外されたと判断する。
【0034】
次に、図4は第2の実施形態に係る検出ユニット7のブロック図である。CPU25を介さずに、受光光量に比例した電圧が一定になるように発光素子61の駆動電流を、受光素子62の受光光量によって自動制御すると共に、ノズルチップ4の有無に応じて、発光素子61の駆動電流が変化するのを監視して、ノズルチップ4が装着されていない状態、ノズルチップ4が1本装着されている状態、ノズルチップ4が2本装着されている状態、という変化を検出する。
【0035】
具体的には、発光素子61には定電流駆動回路21が接続され、発光素子61の発光光量を調整する。一方、受光素子62の受光信号(電流)は電流電圧変換回路22に送出され、この電流電圧変換回路22で変換された電圧信号が、前記発光素子61に対する定電流駆動回路21に送出される。この定電流駆動回路21は、受光光量が所定値となるように発光光量を自動的に調整する。すなわち、受光光量が低減した際には、この受光光量が回復するように、発光光量を増大変更するものである。また、上記定電流駆動回路21の駆動電流すなわち発光光量に比例する信号が、電流電圧変換回路23およびADコンバータ24を介してCPU25に送出される。CPU25は、発光素子61の発光光量の信号を受け、ノズルチップ4が検出光に介在した際には、発光光量が増大調整されることを判別して、吸引ノズル2,3にノズルチップ4が装着されたことを順次検出するものである。
【0036】
検出動作は、ノズルチップ4を装着する以前に、受光光量に比例した電圧がある値aになるように、発光素子61の光量が調整されている。1本目のノズルチップ4を装着後、受光光量に比例した電圧が上記電圧値aとなるように自動的に調整され、その駆動電流の増大をADコンバータ24で測定し、所定比率(例えば30%)以上であれば、ノズルチップ有りと判断する。
【0037】
その後、2本目のノズルチップ4が装着された際にも同様に、受光光量に比例した電圧が上記電圧値aとなるように自動的に調整され、その駆動電流の増大をADコンバータ24で測定し、所定比率(例えば30%)以上であれば、2本目のノズルチップ有りと判断する。
【0038】
また、ノズルチップ4の取り外し検出は、上記ノズルチップ装着検出により何本のノズルチップ4が装着されているかを記憶しておく。そして、まず取り外す前の状態で検出位置において、検出光を照射し受光光量に比例した電圧がある値aになるように発光素子61の光量が調整されている。ノズルチップ4の取り外し動作を行った後に、受光光量に比例した電圧が上記電圧値aとなるように自動的に調整され、その駆動電流の低減をADコンバータ24で測定し、所定比率(例えば30%)以下であれば、ノズルチップ4が取り外されたと判断する。2本目のノズルチップ4があればその取り外し検出も、取り外し動作後に、同様に受光光量に比例した電圧が上記電圧値aとなるように自動的に調整され、その駆動電流の低減をADコンバータ24で測定し、所定比率(例えば30%)以下であれば、2本目のノズルチップ4が取り外されたと判断する。
【0039】
上記のような実施の形態では、ノズルチップ4を装着または取り外した後の検出位置で、一対の透過型センサー6によって、ノズルチップ4が装着されていない状態、ノズルチップ4が1本装着されている状態、ノズルチップ4が2本装着されている状態、またはその逆の取り外し状態の変化を検出し、複数のノズルチップ4の装着および取り外しを確実に検出することができる。特に、透過型センサー6の発光素子61の発光光量を変更することにより、2本目以降のノズルチップ4の検出精度が高まり信頼性が向上する。
【0040】
なお、上記の実施形態では、2本の吸引ノズル2,3へのノズルチップ4の装着をそれぞれ検出するようにしているが、3本以上のノズルチップについても同様に検出可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のノズルチップ検出装置を備えた分析装置における吸引装置の要部機構を示す概略正面図
【図2】ノズルチップ検出状態の模式図
【図3】一つの実施形態に係る検出ユニットのブロック図
【図4】他の実施形態に係る検出ユニットのブロック図
【図5】従来例のノズルチップ検出状態の模式図
【符号の説明】
1 分析装置(吸引装置)
2,3 吸引ノズル
4 ノズルチップ
5 ノズルチップ検出装置
6 透過型センサー
61 発光素子
62 受光素子
7 検出ユニット
A 最高液面位置
B 吸引ノズル先端位置
C 検出光軸高さ

Claims (2)

  1. 検体等の液体を吸引・吐出するための複数の吸引ノズルの先端にそれぞれ透光性のノズルチップを着脱可能に装着し、該ノズルチップ内に液体を吸引収容するようにした分析装置において、
    前記複数の吸引ノズルに装着された複数のノズルチップを、検出光を射出する発光素子と、他方に配置され前記ノズルチップを透過した検出光を受ける受光素子とによる一対の透過型センサーで個別に検出可能とする検出ユニットを備え、
    前記ノズルチップを検出する際の前記発光素子による検出光は、該ノズルチップ内への液体吸引の最高液面位置より高い位置で、該ノズルチップに挿入された前記吸引ノズルの先端より低い位置を透過するように設定してなることを特徴とする分析装置におけるノズルチップ検出装置。
  2. 前記検出ユニットは、前記検出光へのノズルチップの介在に対応し、前記透過型センサーの受光素子の受光光量に基づき発光素子の発光光量を調整してノズルチップの検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の分析装置におけるノズルチップ検出装置。
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WO2023095587A1 (ja) * 2021-11-26 2023-06-01 株式会社日立ハイテク 自動分析装置

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