JP2005009722A - 自動製氷機付冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動製氷機付冷蔵庫の製氷皿を洗えるようにする。
【解決手段】製氷皿の軸受は支持部に設けた穴に、他方係止軸は支持部に設けた弾性支持部に、それぞれ係合した引出枠を自動製氷機本体を固定する本体フレームにスライド可能に設置すると共に該製氷皿の軸受に駆動装置の駆動軸を嵌合させ、係止軸は引出枠に取付けられる離氷用ストッパー付の蓋体の係合穴に嵌合させ、且つ上記蓋体を本体フレームに対し蓋体の受ける荷重を分散させることが出来るよう取付けたものである。このことにより使用者は製氷皿を本体フレームより脱着出来製氷皿の清掃が可能となるものである。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は駆動装置の駆動軸から離れた所から製氷皿裏側底部に延びる内部中空の竿部内にサーミスタ等の温度検出素子を内蔵させ、それを製氷皿底部に設けた温度検出部内に位置させるようにした自動製氷機付冷蔵庫に関するものである。
【0002】
更には、製氷皿を駆動装置の駆動軸より取り外し、該製氷皿を洗えるようにした時、上記温度検出素子を製氷皿の所定の位置に反復設置出来るようにし、又製氷皿の反駆動装置側の係止軸を受け、且つ製氷皿に出来た氷を離氷する際の離氷用ストッパーを持つ蓋体の本体フレームへの取付け構造に関する。
【0003】
【従来の技術】
最近の冷蔵庫には自動製氷機が標準装備として組み込まれている。この自動製氷機にあって、製氷完了或いは給水の有無を検出する温度センサーの製氷皿への取付け方法には、図8、図9に示す方法が一般的に採用されている。
【0004】
図に於いて31は冷蔵庫本体、この冷蔵庫本体31は上部に冷凍室32、下部に冷蔵室33を有している34,35は扉で上記室32,33の前面開口部を閉塞する而して34は冷凍室扉であり、35は冷蔵室扉を示す。36は冷凍室32の後部に設けられた冷却室、37は冷凍室32と冷却室36を区割りする仕切板。38は冷却室、36内に設けられた冷却器であり、39は冷却器38で冷却された冷気を冷凍室32内に設置された自動製氷装置40等に吹き付ける冷却ファン、上記自動製氷装置40は駆動装置41、製氷皿42、温度検出部43等を備えている。
【0005】
44は上記製氷皿42に水を供給する給水パイプ、この給水パイプ44は冷蔵室33内に設置された給水タンク45に連接されている。
【0006】
46は貯氷タンクである。かかる構成を有する自動製氷装置40の温度検出素子47は先の製氷皿42の裏側に図に示す如く設置されている。この温度検出素子47はポリエチレンフォーム等より成る断熱材48で覆われ更に、この断熱材48を取付ける取付カバー49により製氷皿42底部に固定されている。この時サーミスタ47より出るリード線50は製氷皿42の底面を通り駆動装置41側に図8に示す如く引き出されているものである。
【0007】
かかる構成を有する自動製氷装置40に於ける製氷運転は、製氷皿42への給水に始まり製氷完検出、製氷完了後の離氷運転(製氷皿の反転、製氷皿のひねり、元の位置への製氷皿復帰)そして給水、これを繰り返し貯氷タンク46内に一定量の水を貯氷するものである。尚上記製氷皿42のひねり動作は駆動軸41aの回動範囲を規制するストッパー(図示せず)で行われるものである。
【0008】
製氷皿の回転に伴い、温度検出素子47に連なるリード線50も当然製氷皿42にならって捩られる格好となる。通常上記温度検出部43は、製氷皿42全体の製氷完を検知出来るよう製氷皿42の幅及び長手方向、何れも中心に当る所に設置されている。この為に温度検出素子47に連なるリード線50は製氷皿42底面を、駆動装置41近くまで図に示す如く引き回すこととなる。
【0009】
リード線50の製氷皿42への固定は、一般に粘着テープ等が使われるが、周囲温度が−20℃付近と非常に低温であること及び製氷皿自体も変形することもあってその取付け手段の信頼性と言う点では課題があった。
【0010】
次に、製氷皿42に離氷動作を付与する駆動装置の駆動軸より、該製氷皿を取り外し製氷皿42を洗えるようにした自動製氷機組込冷蔵庫に付いて図10、図11を用いて説明する。尚、図中図8,9と項番を同じくするものは同部材を示すものである。図10に示す自動製氷装置40は、氷を作る点では図8、図9に示した自動製氷装置40と同じであるが、このものは製氷皿42を取り外し自在としている。
【0011】
製氷皿42を取り外し自在とする時に問題となるのは温度検出素子47の扱いである。製氷皿42を使用者が一般家庭で洗う行為には製氷皿42が駆動装置41側と分離でき、且つ使用者が清掃後、製氷皿を戻した時に、必ずもとの位置に戻り、当初の目標性能が確保出来るものでなくてはならない。
【0012】
この為図11に示す自動製氷機組み込み冷蔵庫は図10に示す如く、上記温度検出素子47をパイプ51内に納めている。尚このパイプ51は駆動軸41a内を貫通させている。
【0013】
そして製氷皿42を取り外す時には、上記温度検出素子47が入ったパイプを駆動装置40側に置いてくるよう構成されている。
【0014】
一方上記温度検出素子47の回りに設けられているポリエチレンフォーム等の断熱材48は図11に示す如く、製氷皿42側に取付けられている。
【0015】
そして、洗い終わった製氷皿42を元の位置に戻す時には図には示してないがガイド板等に従って製氷皿42を駆動装置41側に水平に移動する。製氷皿42の軸受42aが駆動軸41aに嵌合すると同時に温度検出素子を内蔵したパイプ51が製氷皿42側のポリエチレンフォーム等の断熱材48部に位置するよう構成されているものである。
【0016】
52は通常上記製氷皿42と駆動装置41とを一体化するフレームであるが図10の場合にはこのフレーム52と製氷皿42と係合関係にない。
【0017】
即ち、製氷皿42の軸42bは蓋53に設けられた軸受53aに係合している。尚この蓋53は、支点53bを支点として矢印P方向に回動するものである。換言すると製氷皿42の取り外し時には支点53bを中心に矢印P方向に蓋53を回動させる。この時製氷皿42はパイプ51及び駆動軸41aによってのみ支持される。そしてフレーム52には製氷皿42が通る開口52aが設けられている為製氷皿42は扉34側に引き出せるものである。尚、この種従来例には下記の特許文献1,2がある。
【0018】
【特許文献1】
特開平6−323702号公報
【特許文献2】
特開2002−295932号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
かかる構成を有する従来の自動製氷機付冷蔵庫に於いては、次のような課題があった。
(1)温度検出素子47を製氷皿42側に取付けるに当り、リード線50を製氷皿底面に粘着テープ等をもって取り付け引き回す構造であった為に製氷皿の捩れ動作繰り返し時リード線50の製氷皿42からの剥がれが問題となる。
【0020】
若し、リード線が製氷皿より剥がれるようなことがあると、回動運動を行う製氷皿への巻き込み、或いは巻き込みには至らなくても、温度検出素子47の位置ズレ等による温度検知の不安定化に至る等の課題があった。
(2)製氷皿を洗える構造とした自動製氷装置組み込み冷蔵庫にあっては、パイプ内にリード線が収納される為にこのリード線の製氷皿への巻き込み等と言う課題は解消されるが、製氷皿42の形状に大きな制約が出ると言う不具合があった。即ち駆動軸内に温度検出素子、リード線を内蔵したパイプを通すと言う点である。
【0021】
もともと製氷皿は駆動軸の回動力を利用して離氷動作(ひねり動作)を行うものであるから、製氷皿を変形しやすくする為に上記駆動軸を受け入れる製氷皿側の軸受けは、図10,11に示す如く製氷皿42の上部に設けられる。これに伴い製氷皿内の温度管理を行う温度検出素子は製氷皿42の上部に取付けられてしまう。製氷皿42の各セル内の水は製氷皿の上部から製氷を開始する。この為温度検出素子は製氷皿全体の温度と言うより製氷皿上部の温度を検知してしまうと言う課題があった。
【0022】
又製氷皿42に図11の破線で示すように給水時の水飛びを防止する水飛び防止板54を設けることがあると、製氷皿42のひねり動作時上記水飛び防止板54が強度的に邪魔し、該製氷皿42がうまく変形せず氷を剥離することが出来ないと言う課題があった。
(3)製氷皿を自動製氷機本体から取り出し可能とした特開2002−295932号公報に於いても製氷皿を取り外し洗えるようにする技術が解示されているが、このものは、製氷皿を取り出す際の製氷検出部の扱いに付いては何等記述しておらず、製氷皿裏面に設けられている製氷検出手段が製氷皿の取り出しを阻害していた点については何等触れられていないのでこれを解決しなければならないという課題があった。
(4)製氷皿42の軸42bを蓋で軸着する技術手段は示されているが上記製氷皿42で出来た氷を離氷させるストッパーを蓋に備えていない為に蓋は製氷皿の軸受の機能さえ課せば良く、図10にも示す如くフレームに対し蓋は回動自在に単に枢軸されいれば良いものだった。換言するとこの従来例に於いてはこの蓋に製氷皿42を捩る為の離氷用ストッパーを設けると言う思想は明記されていなかった。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決すべくなされたものである。
【0024】
即ち、製氷皿の軸受は支持部に設けた穴に、他方係止軸は支持部に設けた弾性支持部に、それぞれ係合した引出枠を自動製氷機本体を固定する本体フレームにスライド可能に設置すると共に該製氷皿の軸受に駆動装置の駆動軸を嵌合させ、係止軸は引出枠に取付けられる離氷用ストッパー付の蓋体の係合穴に嵌合させ、且つ上記蓋体を本体フレームに対し、蓋体の受ける荷重を分散させることが出来るよう取り付けたものであるから、温度検出素子は、製氷皿で出来る氷の温度を検出し、確実な動作が出来ることは勿論、製氷皿の取出しが可能となるので、必要に応じ使用者は製氷皿を取り出し清掃が出来るものである。更に離氷時蓋体にかかる荷重は本体フレームに分散されるので蓋体が破損することがないものである。
【0025】
又、製氷皿の引出枠への組み込み時には支持部間寸法を拡大して組み込むと共に、製氷皿の軸受先端に設けた抜け止めを該引出枠の支持部に係止し、製氷皿が引出枠より使用状態で外れないようにしたものであるから製氷皿の引出途中引出枠より製氷皿が外れるということがないものである。
【0026】
又、引出枠は両支持部と上記支持部の一側面で満氷検知レバーのない側を接続する接続部等より構成されているので引出枠が満氷検知レバーの動作の邪魔にならないものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図1〜図7に示す実施例に基づき図面を参照して説明する。図1は本発明を備えた自動製氷機付冷蔵庫の要部を示す図、図2は引出枠及び蓋体に保持された製氷皿を駆動装置の駆動軸に嵌合させた図。図3は図2の分解説明斜視図。図4は図2中の作動体及び駆動装置の分解説明斜視図。図5は製氷皿を組み込んだ引出枠を本体フレームに組み込んだ状態を示す図。図6は製氷皿裏側底部に設けられる温度検出部を説明する図で特に断熱材及び取付カバーを引き出して説明する図。図7は離氷時の製氷皿の変形状態を示す図である。先ず、図に於いて1は冷蔵庫本体、2はこの冷蔵庫本体1が内部に形成する冷凍室を示し、3は冷蔵室を示す。4は、冷凍室2内に設けられた自動製氷装置。この自動製氷装置4は、冷蔵室3、或い野菜室(図示せず)に設置された給水タンクより給水された水を、製氷皿で製氷すると共に、製氷皿で出来た氷を離氷させ、その後製氷皿に給水する一連の動作を繰り返す。
【0028】
次に図2に於いて引出枠及び蓋体に保持された製氷皿に付いて説明すると、5は自動製氷機本体。この本体5は冷凍室2側に準備される本体フレーム(図1の2a)に組み込まれ、先の自動製氷装置4の中心部を構成している。6は駆動装置、6aは電源コード、7は製氷皿、8は引出枠である。而して上記製氷皿7は駆動装置6の駆動軸に嵌合する軸受11を有し、軸受11部が駆動軸10に嵌合されると駆動軸10の動きに合わせ製氷皿7は回動するものである。9は蓋体。次に図3を参照しつつ、上記製氷皿7、引出枠8、蓋体9に付いて説明する。10は駆動装置6の駆動軸で製氷皿7の軸受11に嵌合している。12は係止軸で図にも示す如く引出枠8の弾性支持部13に係合している。又、上記製氷皿7は水が供給され、氷を作る部分7aと供給される水が製氷皿7外に飛び出すのを防止する防止板7bを備えている。駆動軸10を受け入れる軸受11、係止軸12は製氷皿7の上方に位置する水飛び防止板7b部に設けられている。
【0029】
そして、この軸受11、係止軸12が設けられている部分は図にも示す如く、厚肉に形成され、製氷皿7を図7の如く、駆動軸10の回動範囲を規制するストッパー9aとの関係で製氷皿7を捩った時、製氷皿7全体に変形力を与えることが出来るように考慮されている。
【0030】
又、引出枠8は製氷皿7の両端を支持する支持部8aと支持部8bの他、この支持部8a,8b間を接続する接続部8cそれに本体フレーム2a上をスライドするスライド部8dを有している。尚接続部8cは満氷検知レバー24(図4)が、取り付けられない側に位置している。
【0031】
更に上記製氷皿7の軸受11は支持部8aに設けた係合穴14に回動自在に係合し、係止軸12は支持部8bに設けられた弾性支持部13にこれまた回動自在に係止している。尚、この弾性支持部13は係止軸12を開口側より押し込むと弾性を利用して開口が広がり、一旦係止軸12が係止してしまうと開口が狭まり抜け出ない構造となっている。
【0032】
更に引出枠8のL1寸法と製氷皿のL2寸法はほぼ同じに作られている為製氷皿7を引出枠8に組み付ける時軸受11寸法部L3がはみ出してしまうが、これは支持枠8a,8bの弾性を利用して広げることで吸収するものである。引出枠8に製氷皿7が組み付けられた後、蓋体9が引出枠8に組み付けられる。この時には、蓋体9に設けられた係合穴15に係止軸12を図2に示す如く係合させると共に蓋体9に設けた固定爪16、固定片17を使い引出枠8に蓋体9を図2に示す如く組み付け固着するものである。尚、上記蓋体9は図1にも示す如く本体フレーム2aに外周を支えられている。換言すると蓋体9が製氷皿7の離氷時(蓋体9に設けた離氷用ストッパー9aとに製氷皿7をぶつけて製氷皿自体を捻る動作)に受ける30〜50kg・cmのトルクを本体フレーム2aに分散しているものである。この状態で上記製氷皿7は引出枠8に回動自在に取付けられる。この後製氷皿7の軸受11を駆動軸10に嵌合させるものである。次に図2に於いて18は作動体である。この作動体18に付いて以下図2、図4をもって説明する。18は作動体、この作動体18は取付部19と竿部20とから構成されている。而して、上記取付部19は平板状のもので駆動軸10に嵌合する取付穴19aと竿部20を取付ける。ひょうたん穴19bを有している。竿部20を取付部19に取付ける際には竿部20の先端の取付部20aを先ず大きい方の穴に挿入した後、小さい方の穴に力を加えて移動させ取付けられるものである。
【0033】
そして、この竿部20の取付穴19aへの取付位置は、取付穴19aの小さい方の穴に竿部20を直角に取り付けた時図2にも示す如く、製氷皿7の氷を作る部分7aの上下方向で中央に当る位置に取付けられている。即ち駆動軸10に対し竿部20はL3寸法偏芯した位置に設けられ、竿部20は製氷皿7の回動運動時駆動軸10に対しL4寸法離れた位置に弧を描くものである。図3に示す引出枠8の支持部8aに設けられた切溝21はこの為の逃げ溝である。
【0034】
又、上記竿部20先端には温度検出素子22が設けられている。この温度検出素子22はサーミスタ等より成り温度によりその抵抗値を変える。この抵抗変化をとらえた電気品部(図示せず)が、上記製氷皿7への給水等を指示するものである。22aは温度検出素子22を湿気より保護すべく設けられたエポキシ樹脂などの被覆材、この被覆材22a外周面は円筒状に作られている。図4の場合被覆材22aを伴った温度検出素子22は先の竿部20の先端に差し込むようにして取付けられている。
【0035】
又、上記竿部20は内部中空の管形状をなし、その管の長手方向にはスリット20bを有していると共に取付部19近くにリード線23の引出口20cを有している。この管状竿部20にエポキシ樹脂等の被覆材付温度検出素子22を組み付ける時にはリード線23をスリット20bを利用し竿部20内に押し込み被覆材付温度検出素子22を竿部20の先端に図に示す如く差し込む。この時スリット20bは該被覆材22aの径のバラツキ寸法及び製氷皿が捩られた時の変形に伴う竿部にかかる応力等を吸収しくれるものである。温度検出素子22を竿部20先端に差し込んだ後、リード線23の接続部23a側を引っ張りリード線23の竿部20内のたるみをなくし、図には示しないがスリット20bよりリード線23がはみ出さないようにテープ等で所々竿部を巻いておくものである。21aはアルミ等の接着テープ、この接着剤付テープ21aで被覆材付温度検出素子22が竿部20より外れないようしっかりと固着するものである。尚上記竿部20は先端が開放したパイプ状のもので説明したが先端が閉塞されたパイプ状の竿部であっても良いことは言うまでもない。
【0036】
又、リード線23の引出口20cより引出されたリード線23は図2にも示す如く引出口20c近くにたるみを設け駆動装置6側に引き回されているものである。上記製氷皿7の回動時にはこのたるみを利用して竿部20も製氷皿7にならい回動するものである。
【0037】
次に竿部20に被覆材付温度検出素子22を収納し、温度検出部28に挿入する構造とした理由について説明する。通常温度検出素子22を含む温度検出部28は製氷皿7に固定して設けられる。これは製氷部7aに温度検出素子22を常に安定して取付けておく必要があるからである。この温度検出素子22はサーミスタ等で構成され、サーミスターの抵抗変化を冷蔵庫本体側がもつ基板に常にフィードバックしておく必要がある為、この温度検出素子22はリード線23をもって冷蔵庫本体側に接続されている。従って駆動装置6を冷蔵庫本体からの取り外す時には駆動装置6の電源コード6aの取り外しの他接続部23aの取り外しも必要となる。サービス或いは製氷皿7の清掃等で駆動装置6を冷蔵庫本体より外す時、この接続23aの取り外しが面倒になることは勿論、製氷皿7の清掃時には水を使い清掃することが普通である。この時電気部品たるサーミスタが温度検出部28に付いたままであると水により該サーミスタを損傷してしまう可能性も大であった。
【0038】
以上のような観点より製氷皿7を洗えるようにした自動製氷装置4であった場合製氷皿7より温度検出素子22が外れる構造としておく必要があった。そして上記温度検出素子22は製氷皿7を自動製氷機本体5に戻した時温度検出部28内の元の位置に戻り製氷部7aの温度を安定して計測できるものでなくてはならない。この為に本発明に於いては図6にも示す如くセル7cとセル7cと断熱材29との間に出来る空間に竿部20が入るよう竿部20の径を選定している。又、図には示していないが竿部20とセル7cとの接触を良くする為にアルミ板(アルミテープ)等の熱伝導体を製氷皿7の温度検出素子22対向部に貼っておくものである。
【0039】
更に駆動装置6側より突出する竿部20が製氷皿7組み込み時、温度検出部28のもとの位置に戻りやすくする為に温度検出部28を作る断熱材29取付カバー30には傾斜面29a,30aを設けておくものである。
【0040】
又、通常竿部20は内部中空のパイプ材を利用して作られるので温度検出素子22の表面を覆うエポキシ樹脂は外径を上記パイプ材の内径に合致するよう円筒状に形成しておくと良い。
【0041】
次に図5に用いて製氷皿7を組み付けた引出枠8と本体フレーム2aとの関係を説明する。図に於いて、2aは本体フレームであり、7は製氷皿、8は引出枠を示す。上記本体フレーム2aは駆動装置6が組み込まれており製氷皿7を組み込んだ引出枠8を駆動装置6に組み付けることにより自動製氷機本体5が構成される。而して、上記引出枠8は底面にスライド部8dを有しており、本体フレーム2a側に設けられたレール25に図に示す如くかみ合っている。又引出枠8の接続部8cにはフック26が設けられており本体フレーム2a側の案内レール27にかみ合い引出枠8は本体フレーム2aに片持ではあるがしっかりと摺動可能に保持されている。即ち引出枠8は本体フレーム2a上をスライドするものである。換言すると上記レール25、案内レール27が引出枠8の引出し本体フレーム2a内収納を容易なものとしている。
【0042】
次に上記製氷皿7を自動製氷機本体5より取り外して清掃する時等の製氷皿7の脱着に付いて説明する。先にも記述した如く自動製氷機本体5の駆動装置6は本願の場合、冷凍室背面側に位置し、製氷皿7が冷凍室扉面側に位置するよう取付けられている。而して、自動製氷装置4より製氷皿7を取り出し、製氷皿7を清掃しようとする時には蓋体9と本体フレーム2aとの係止関係(図示せず)を解除すれば良いものである。即ち蓋体9と本体フレーム2aとの係止関係を解除すると製氷皿7は駆動軸10に嵌合されただけの状態となる。この状態で引出枠8を本体フレーム2aのレール25をすべらせて手前側に引き抜く、この時竿部20に取付けられた温度検出素子22は駆動装置6側に残り、断熱材29、取付カバー30が製氷皿7と一緒に出てくるものである。従って、製氷皿7は断熱材29と取付カバー30付で清掃されることとなるが電気品たる温度検出素子22がないことより水洗が可能となるものである。清掃後、断熱材29をある程度乾かした所で製氷皿7を自動製氷機本体5に戻すものであるが、この時は本体フレーム2a等に設けられたレール25及び案内レール27に沿って製氷皿7を駆動装置6側に差し込む。途中で製氷皿7側に設けた断熱材29取付カバー30の傾斜面29c,30aが竿部20を温度検出部28へと導く。そして製氷皿7の軸受11が駆動軸9に嵌着する。その後蓋体9を本体フレーム2aに固着する。この状態で製氷皿7の各セル7cは温度検出素子22と熱的に接触するものである。
【0043】
以上説明した如き構成を有する自動製氷機付冷蔵庫に於ける自動製氷機は、次のように製氷動作を行う。即ち冷蔵室等に設置された給水タンクよりポンプ等を使って製氷皿に供給される。供給された水は冷凍室内にて冷却され製氷皿内で製氷が完了する。製氷が完了すると竿部20に設けられた温度検出素子22がこれを検出する。この検出を受け駆動装置6が運転を開始し、駆動軸10が回動を開始し、製氷皿7を所定の位置まで回動させる。製氷皿は駆動軸10の回動範囲より少し小さな角度で蓋体9に設けた離氷用ストッパー9a(図7)に当る(尚離氷用ストッパー9aに当るのは反駆動軸側に位置する製氷皿部)。駆動軸10側はそれ以上回動を続ける為製氷皿7の駆動軸側は図7に示す破線の如く捩られる。この捩りにより製氷皿7内の氷は製氷皿より剥離し下方のアイスボックス2b(図1)内に落合する。この剥離動作が終了すると駆動軸はもとの位置まで逆転する。このことにより製氷皿7はもとの位置に戻される。そして再び給水が行われる。この動作はアイスボックス2b内が氷で一杯になるまで繰り返される。この過程に於いて作動体18に設けられた竿部20は製氷皿7と共に回動する。製氷皿7が捩られセル7cが変形した時、竿部20も多少変形するがこの変形は竿部20に取付けた温度検出素子22を損傷させることはないものである。このことにより温度検出素子22は損傷もなく常に製氷皿7のほぼ中央(セル7cの高さ方向)の温度を検出することが出来るので製氷完了は勿論離氷後の給水動作が確実に実行されたかどうかも検出されるようになるものである。又製氷皿7が離氷用ストッパーに当る時、この離氷用ストッパー9aが受けるひねり力は30〜50kg・cmと非常に大きなトルクとなる。しかし本発明に於いては蓋体9が本体フレーム2aに分散されるので蓋体9が破損することはないものである。
【0044】
【発明の効果】
本発明は以上説明した如く製氷皿の軸受は支持部に設けた穴に、他方係止軸は支持部に設けた弾性支持部に、それぞれ係合した引出枠を自動製氷機本体を固定する本体フレームにスライド可能に設置すると共に該製氷皿の軸受に駆動装置の駆動軸を嵌合させ、係止軸は引出枠に取付けられる蓋体の係合穴に嵌合させ、且つ上記蓋体を本体フレームに対し、蓋体の受ける荷重を分散させることが出来るよう取付けたものであるから製氷皿を容易に必要に応じ引き出すことが出来清掃することが出来ることは勿論蓋体が損傷することがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を備えた自動製氷機付冷蔵庫の要部を示す図。
【図2】引出枠及び蓋体に保持された製氷皿を駆動装置の駆動軸に嵌合させた図。
【図3】図2の分解説明斜視図。
【図4】図2中の作動体及び駆動装置の分解説明斜視図。
【図5】製氷皿を組み込んだ引出枠を本体フレームに組み込んだ状態を示す図。
【図6】製氷皿裏側底部に設けられる温度検出部を説明する図で特に断熱材及び取付カバーを引き出して説明する図。
【図7】離氷時の製氷皿変形状態を示す図。
【図8】従来の自動製氷機付冷蔵庫の要部断面図。
【図9】図8中の自動製氷機の一部要部拡大図。
【図10】図8とは異なる自動製氷機付冷蔵庫の要部断面図。
【図11】図10に使われている製氷皿部の要部断面図。
【符号の説明】
1…冷蔵庫本体、2…冷凍室、2a…本体フレーム、2b…アイスボックス、3…冷蔵室、4…自動製氷装置、5…自動製氷機本体、6…駆動装置、6a…電源コード、7…製氷皿、7a…氷を作る部分、7b…防止板、7c…セル、8…引出枠、 8a,8b…支持部、8c…接続部、8d…スライド部、9…蓋体、9a…離氷用ストッパー、10…駆動軸、11…軸受、12…係止軸、13…弾性支持部、14…係合穴(支持部)、15…係合穴(蓋体)、16…固定爪、17…固定片、18…作動体、19…取付部、19a…取付穴、19b…ひょうたん穴、20…竿部、20a…取付部、20b…スリット、20c…引出口、21…切溝(支持部8a)、21a…接着テープ、22…温度検出素子、22a…被覆材、23…リード線、23a…接続部、24…満氷検知レバー、25…レール、26…フック、27…案内レール、28…温度検出部、29…断熱材、29a…傾斜面、30…取付カバー、30a…傾斜面。

Claims (3)

  1. 製氷皿の軸受は支持部に設けた穴に、他方係止軸は支持部に設けた弾性支持部に、それぞれ係合した引出枠を自動製氷機本体を固定する本体フレームにスライド可能に設置すると共に該製氷皿の軸受に駆動装置の駆動軸を嵌合させ、係止軸は引出枠に取付けられる離氷ストッパー付の蓋体の係合穴に嵌合させ、且つ上記蓋体を本体フレームに対し蓋体の受ける荷重を分散させることが出来るように取付けたことを特徴とする自動製氷機付冷蔵庫。
  2. 製氷皿の引出枠への組み込み時には支持部間寸法を拡大して組み込むと共に、製氷皿の軸受先端に設けた抜け止めを該引出枠の支持部に係止し、製氷皿が引出枠より使用状態で外れないようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動製氷機付冷蔵庫。
  3. 引出枠は両支持部と上記支持部の一側面で満氷検知レバーのない側を接続する接続部等より構成されていることを特徴とする請求項1記載の自動製氷機付冷蔵庫。
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