JP2005007983A - 鉄道車両用空調装置とその制御方法 - Google Patents

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Haruo Hirakawa
治生 平川
Akinori Inoue
明典 井上
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Abstract

【課題】圧縮機の搭載台数を最少の1台にして、冷房能力を半分以下に低減させる。
【解決の手段】並列に2系統の冷凍サイクルを1台の圧縮機1に直列に接続し、2系統の中の1系統の室外熱交換器2aの入口と室内熱交換器5aの入口を接続するバイパス配管10とバイパス回路10を開閉する電磁弁11を設けると共に、2系統の電動膨張弁4a,4bの入口を配管9で接続している。冷房能力を低下させる場合は、前記配管9を有した冷凍サイクル側の電動膨張弁4aの開度を絞り、該電動膨張弁4aが完全に閉じるとバイパス回路の電磁弁11を開き、もう一方の電動膨張弁4bの開度を絞る。本発明によれば、圧縮機1台で冷房能力の半分以下の運転が実現でき、車内の温度を常に快適に制御できる。また、空調装置の保守部品の低減に効果がある。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮機1台で構成された鉄道車両用空調装置に係り、特に冷房能力を半分以下に低減させる必要のあるものに好適な鉄道車両用空調装置及びその運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道車両用空調装置においては、圧縮機1台に対して1系統の冷凍サイクルを構成しており、圧縮機1台の空調装置の冷房能力は圧縮機のON/OFFによる100%と0%の2段階方式であった。したがって、車内温度の変動幅は大きくなる傾向があった。
【0003】
そこで、圧縮機を複数台搭載して、冷房能力の切替段数を多くした空調装置やインバータで運転周波数を制御して冷房能力を変化させるタイプの空調装置、あるいは圧縮機の冷媒循環量を制御して冷房能力を切替える空調装置等が適用されている。
【0004】
一方、鉄道車両用空調装置では、振動や日射,塵埃等使用環境が厳しいことからインバータの保守に費やす労力を軽減するため、圧縮機の冷媒循環量を制御して冷房能力を切替える空調装置へのニーズが高くなっている。また、保守部品である圧縮機の搭載台数を少なくしたいというニーズも強い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、圧縮機の搭載台数を最少の1台にして、冷房能力を半分以下に低減する運転を実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
並列な2系統の冷凍サイクルを1台の圧縮機に直列に接続しており、2系統の中の1系統の室外熱交換器の入口と出口とをバイパス配管で接続しており、該バイパス回路を開閉する電磁弁を設けると共に、2系統の前記室外熱交換器の出口にそれぞれ電動膨張弁を設けていること、
を特徴とする鉄道車両用空調装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図1〜図3に示す実施例により詳細に説明する。図1は、圧縮機1台に対して並列な2系統の冷凍サイクルを構成しており、両系統とも冷房専用の冷凍サイクルである。以下、一方の冷凍サイクルをAサイクル、他方の冷凍サイクルをBサイクルと略記して説明する。
【0008】
圧縮機1から吐出された高温・高圧のガス冷媒は、上側に示したAサイクル側と下側に示したBサイクル側に分流される。Aサイクルでは、室外熱交換器2a(凝縮器)で外気により冷却されて高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、電動膨張弁4aで減圧された後、室内熱交換器5a(蒸発器)で客室の循環空気から熱を奪って低圧のガス冷媒となり、アキュムレータ6を通って圧縮機1に戻る。
【0009】
Bサイクルでは、室外熱交換器2b(凝縮器)で外気により冷却されて高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、電動膨張弁4bで減圧された後、室内熱交換器5a(蒸発器)で客室の循環空気から熱を奪って低圧のガス冷媒となり、アキュムレータ6を通って圧縮機1に戻る。ここで、7は室外送風機、8は室内送風機である。
【0010】
9は室外熱交換器2aの出口と室外熱交換器の出口とを接続する第1のバイパス管であり、電動膨張弁4a,4bの上流側に接続している。
【0011】
10は一方の室外熱交換器2aのバイパス管であり、室外熱交換器2aの入口と出口とを接続している。11は電磁弁である。
【0012】
冷房能力を約70%まで低減させる場合は、電動膨張弁4aを絞っていく。電動膨張弁4aが完全に閉じると、圧縮機1から吐出された高温・高圧のガス冷媒は、室外熱交換器2a,2bで冷却されて高圧の液冷媒となり、室外熱交換器2aをとった冷媒はバイパス管9を通り、室外熱交換器2bを通った冷媒と合流して電動膨張弁4bに流入する。電動膨張弁4bで減圧された二相状態の冷媒は、室内熱交換器5bで客室の循環空気から熱を奪って低圧のガス冷媒となり、アキュムレータ6を通って圧縮機1に戻る。
【0013】
圧縮機1から吐出された冷媒は、Bサイクル側のみを流れるため冷媒循環量が増加するが、電動膨張弁4bで絞って適正流量に調整する。ここで、電動膨張弁4a,4bは室内熱交換器の入口と出口に取付けた温度センサ(図示せず)により冷媒の温度差を検出して、その偏差を一定に保持するように冷媒流量を制御する。
【0014】
さらに冷房能力を約70%以下に絞る場合は、電磁弁11を開いて圧縮機から吐出された高温のガス冷媒を直接室内熱交換器5aにバイパスさせる。室内熱交換器5aで循環空気により冷却された低温のガス冷媒は、出口で室内熱交換器5bで循環空気と熱交換して蒸発したガス冷媒と合流してアキュムレータ6を通って圧縮機1に戻り、内蔵したモータを冷却する。
【0015】
室内熱交換器5aでは循環空気が加熱されるため冷房能力は減少する。このバイパスさせるガス冷媒量を調整することにより、Aサイクルを再熱サイクルとして機能させ、サイクル除湿を実施することもできる。
【0016】
電磁弁11を開いてバイパスさせるガス冷媒量は、冷房能力比で約10%分として、さらに50%以下まで冷房能力を低減させる場合は電動膨張弁4bを絞っていく。
【0017】
本実施例では、冷房能力を50%以下までほぼ連続的に低減させる手法について開示しているが、本発明は本実施例に限定されるものではなく、電磁弁11を電動弁としてバイパス流量を適宜調整できる冷凍サイクル構成も含まれる。
【0018】
図2において、20はコントローラで、マイクロコンピュータ21がROM
(リード・オンリー・メモリー)22に保存された実行プログラムの命令に従って、各種の演算や比較判定を実行する。RAM(ランダム・アクセス・メモリー)23は、各種データを一時的に記憶する場所である。
【0019】
室内温度センサ24a,24bで検出されたアナログデータは、A/Dコンバータ27でデジタル値に変換されて、マイクロコンピュータ21に入力される。設定温度スイッチ28a,28b,28cのデジタルデータはDI(デジタルインプット)リレー29を介してマイクロコンピュータ21に入力される。
【0020】
圧縮機1,室外送風機7,室内送風機8及び電磁弁11は、DO(デジタルアウトプット)リレー30の無接点出力で接触器31が入り切りされて、運転が制御される。電動膨張弁4a,4bは、室内熱交換器5aと5bの入口配管温度センサ25a,26aと出口配管温度センサ25b,26bの検出温度差が設定値になるように、モータ駆動回路32からのパルス出力で開度が調節される。
【0021】
さらに、別の実施例である図3について説明する。基本的な冷凍サイクル構成は図1と同じである。
【0022】
圧縮機1から吐出された高温・高圧のガス冷媒は、上側に示したAサイクル側と下側に示したBサイクル側に分流される。Aサイクルでは、室外熱交換器2a(凝縮器)で外気により冷却されて高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、電動膨張弁4aで減圧された後、室内熱交換器5(蒸発器)の上半分の伝熱管を通過する間に客室の循環空気から熱を奪って低圧のガス冷媒となり、アキュムレータ6を通って圧縮機1に戻る。
【0023】
Bサイクルでは、室外熱交換器2b(凝縮器)で外気により冷却されて高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、電動膨張弁4bで減圧された後、室内熱交換器5(蒸発器)の下半分の伝熱管を通過する間に客室の循環空気から熱を奪って低圧のガス冷媒となり、アキュムレータ6を通って圧縮機1に戻る。
【0024】
冷房能力を約70%まで低減させる場合は、電動膨張弁4aを絞っていく。電動膨張弁4aが完全に閉じると、圧縮機1から吐出された高温・高圧のガス冷媒は、室外熱交換器2a,2bで冷却されて高圧の液冷媒となり出口で合流して電動膨張弁4bに流入する。電動膨張弁4bで減圧された二相状態の冷媒は、室内熱交換器5の下半分の伝熱管を通過する間に客室の循環空気から熱を奪って低圧のガス冷媒となり、アキュムレータ6を通って圧縮機1に戻る。圧縮機1から吐き出された冷媒は、Bサイクル側のみを流れるため冷媒循環量が増加するが、電動膨張弁4bで絞って適正流量に調整する。ここで、電動膨張弁4bは室内熱交換器の入口と出口に取付けた温度センサ(図示せず)により冷媒の温度差を検出して、その偏差を一定に保持するように冷媒流量を制御する。
【0025】
さらに冷房能力を約70%以下に絞る場合は、電磁弁11を開いて圧縮機から吐出されたガス冷媒を直接室内熱交換器5の上半分の伝熱管にバイパスさせる。室内熱交換器5で循環空気により冷却されたガス冷媒は、出口で室内熱交換器5の下半分に伝熱管を通過する間に循環空気と熱交換してガス化した冷媒と合流してアキュムレータ6を通って圧縮機1に戻る。室内熱交換器5の上半分では循環空気が加熱されるため冷房能力は減少する。
【0026】
電磁弁11を開いてバイパスさせるガス冷媒量は、冷房能力比で約10%分として、さらに50%以下まで冷房能力を低減させる場合は電動膨張弁4bを絞っていく。
【0027】
本実施例の場合、1台の室内熱交換器を上半分の伝熱管と下半分の伝熱管に2分割してAサイクルとBサイクルの冷媒を流すようにしているが、上下ではなくパス毎に交互に流すようにした場合も含まれる。この場合、室内熱交換器5のアルミフィンを介してAサイクルとBサイクル間で直接熱交換が行われるため、Bサイクルの着霜抑制に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鉄道車両用空調装置の一実施例を示した冷凍サイクル構成図である。
【図2】図1の空調装置におけるコントローラの構成を示したブロック図である。
【図3】本発明による鉄道車両用空調装置の他の実施例の冷凍サイクル構成を示した図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2a,2b…室外熱交換器、4a,4b…電動膨張弁、5a,
5b…室内熱交換器、6…アキュムレータ、7…室外送風機、8…室内送風機、11…電磁弁。

Claims (2)

  1. 並列な2系統の冷凍サイクルを1台の圧縮機に直列に接続しており、2系統の中の1系統の室外熱交換器の入口と出口とをバイパス配管で接続しており、該バイパス回路を開閉する電磁弁を設けると共に、2系統の前記室外熱交換器の出口にそれぞれ電動膨張弁を設けていること、を特徴とする鉄道車両用空調装置。
  2. 並列な2系統の冷凍サイクルを1台の圧縮機に直列に接続しており、2系統の中の1系統の室外熱交換器の入口と出口とをバイパス配管で接続しており、該バイパス回路を開閉する電磁弁を設けると共に、2系統の前記室外熱交換器の出口にそれぞれ電動膨張弁を設けており、冷房能力を低下させる場合は、前記バイパス回路を開放するとともに、該前記バイパス回路が冷媒をバイパスさせる室外熱交換器の入口の前記電動膨張弁の開度を絞り、該電動膨張弁が完全に閉じるとバイパス回路の電磁弁を開き、もう一方の電動膨張弁の開度を絞るようにしたこと、を特徴とする鉄道車両用空調装置の制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4853937A (en) * 1987-11-17 1989-08-01 Kernforschungszentrum Karlsruhe Gmbh Laser-active aqueous dispersion of a laser dye
KR101386517B1 (ko) * 2006-06-09 2014-04-17 알스톰 트랜스포트 에스에이 철도 열차에 전력을 공급하기 위한 시스템 및 방법, 상기시스템을 위한 변환기, 제어 유닛, 및 공조 유닛

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