JP2005004775A - 少なくとも二つの異なる瞬時における身体のある領域の容姿を比較する方法 - Google Patents

少なくとも二つの異なる瞬時における身体のある領域の容姿を比較する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
少なくとも二つの異なる瞬時における身体のある領域の容姿を比較する方法を提供する。
【解決手段】
本発明による方法は、少なくとも二つの異なる瞬時における身体のある領域の少なくとも二つの3D像(F1、F2)を発生する段階を含み、これらの3D像を、それぞれ上記瞬時における上記領域の二つの2D像における高さのグレイレベルに変換することにより得ることを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に、身体のある領域に物質を塗布する効果及び例えば物質の存在によって誘発される光学的効果を示現する方法に関するものである。
唇を“フラー”のようにできるリップステックがある。また爪にボリューム効果を与えるマニキュアもある。顔に立体感を与えるため明るい/暗い化粧がしばしば用いられる。
しかし、化粧によって得られるポリューム感を定量化することは困難である。
本発明の第1の特徴において、本発明は、少なくとも二つの異なる瞬時における身体のある領域の容姿を比較する方法を提供し、この方法は、
上記領域の少なくとも二つの3D像を発生することを含み、これらの3D像は、それぞれ上記瞬時に撮られた上記領域の二つの2D像における濃度値を高さに変換することにより得られる。
用語“二つの異なる瞬時”は、本発明では2D像を取得する二つの時間を表すのに用いられる。これら二つの時間は、例えば数秒又は数分、例えば物質、特に化粧品を考察中の身体の領域に塗布するのに掛かった時間異なることができ、或いは、ケアー製品、特に防しわ製品による処理効果を示現したい場合には、これらの時間は、更に例えば数日、数週間、又は数ヶ月離れることもある。
用語“2D像”は、身体のある領域の二次元像である。2D像の各画素は、2D像に配置させる二つの座標及び濃度値と組合される。0の濃度値は例えば像における黒色に相当し、また例えば8ビットでエンコーデイングする際に255に等しい最大濃度値は白色に相当し、これら二つの極限値の間の濃度値は明度のそれぞれ中間陰影に相当している。
2D像はカラーであることができ、又は黒白であることができる。カラー像の場合、濃度値は、信号の三刺激値の一つ、例えば赤色、緑色及び青色(R、G、B)値の一つの値であることができ、或いは、濃度値は画素の平均濃度値に相当する値であることができ、このような平均濃度値は例えばR、G、B値の平均値を採ることにより得ることができる。
“3D像”は、2D像の各濃度値を高さに変換することで単一2D像から得ることのできる三次元像である。従って、3D像の各点は三次元に配置させる三つの座標をもつ。このような3D像において、粗いレリーフは明度の大きな変動を表すことができ、これは、化粧により得られたボリュームの印象の増大に相当し得る。これに対して、実質的に平坦であるレリーフは、明度の変動がほとんどない比較的一様な化粧を表し得る。
3D像により、化粧で得られた偽装即ちカモフラージ(変装)効果の視感を測定することができる。3D像は実際のレリーフを現さず、どちらかと言えば化粧で誘発される光学的錯覚を現している。3D像におけるレリーフを構成している粗さ、隆起及びくぼみはバーチャルである。
3D像の少なくとも一つにおいて、地形学的処理が施され得る。
特に、本発明の方法で発生した3D像におけるレリーフがリアルであったとしても地形学的処理即ちトパグラフィカル処理にソフトウエアを使用することができる。
例えば、トパグラフィカル処理は、粗さの度合い、或いは特にくぼみや隆起の高さを決めるのに役立つ。
用語“像”は、考察中の身体の領域の容姿についての情報を含む任意の組の画素を表すのに用いられる。2D像は例えばユーザーによって特にコンピュータースクリーン又は紙媒体に表されて見ることができる。変形例では、2D像は例えばコンピューターファイルの形式で表す必要はない。その場合には、適当には、他の3D像と比較できるようにするため、単に3D像だけを現わす必要がある。2D像は、先に得られた大きな像の一部分のみに相当し得る。3D像は二次元で斜視図などで表示され得る。又は、実際に、適当である場合には3D像の一部のみを表示する必要がある。
本発明の方法は、すでに得られた2D像を用いて実行され得、或いは、本方法は更に、問題の領域の2D像を得ることにある段階を含むことができる。2D像は例えば走査した写真であり得る。
2D像は、好ましくは、同一周囲条件のもとで、特に同一照明条件例えば拡散光線のもとで得られる。
2D像は、光学的である又は光学的でないセンサーによって得られ得る。光学センサーは例えば静止画又は動画を撮るアナログ又はデジタルカメラで構成され得る。非光学センサーは、非光学的検出セル例えば容量型、熱的又はその他のセルのアレイから成るセンサーであり得る。2D像における各画素の濃度値は組合わさった検出セルで測定した容量を表し得る。
本方法はさらに、考察している身体の領域の2D像の部分を切断することを含む。例えば、唇の場合、顔の下部の像から唇だけを選択し、像の残りの部分を取除くことができる。これにより、二つの像を、単に切断した領域、例えば唇に相当する3D像と容易に比較することが可能となる。
本方法はまた、相当した3D像を発生する前に、二つの2D像が同じ平均濃度値をもつようにしてこれら二つの2D像を処理することを含む。これにより二つの像を容易に比較することができる。
本方法は有利には、発生される3D像を比較すること、及び特に3D像における高さの変動を比較できるようにすることを含む。
本方法は、特に、3D像を視覚的に比較できるようにこれら3D像を表示することを含み得る。3D像は、例えばスクリーン上で又は紙媒体に印刷して並置して又は重ね合わせることで同時に比較され得る。
二つの2D像は、考察している領域に物質、例えばリップステックのような化粧品を塗布する前に及び塗布した後にそれぞれ捕捉され得る。
本発明の利点は、被覆していない領域の3D像を、物質を塗布した後の領域の3D像と比較することで考察している領域の容姿における物質の効果を示現することにある。
変形例では、両2D像は、それぞれ第1及び第2の異なる物質を塗布した後の、考察している領域の像であり得。このような状況のもとでは、本発明により、第1の物質が塗布されたか又は第2の物質が塗布されたかに依存して容姿の違いを示現することができる。例えば、これら第1、第2の物質は、種類の異なる及び(又は)濃度の異なる一つ以上の構成成分を含み得る。
塗布する一つ又は複数の物質は、化粧品、例えばリップスティク、リップグロス、ファンデーション化粧品、又はマニキュア、或いは補助ケアー製品、例えば特に目の隅やまゆの間の皮膚の欠陥例えばしわ、赤斑や傷跡を処理する又は隠す物質から成り得る。
考察している身体の領域は、皮膚例えは顔、粘膜、特に唇、或いはヘアーや爪の領域であり得る。
本発明の方法は、販売店、美容院又は例えば家庭で実施できる。
本発明の方法は、皮膚の欠陥、例えばしわに対する処理の効果を高めるのに用いられ得る。本方法は、長期間の処理中にしわの示現の変化を追跡するように何回も行なわれ得る。
本発明の別の特徴によれば、本発明は、リップスティク又はリップグロスのボリーム付与効果を高める方法を提供し、この方法は、
それぞれ唇にリップスティク又はリップグロスを塗布する前及び後に唇の二つの2D像を捕捉する段階と;
唇の少なくとも二つの3D像を、二つの2D像における濃度値を高さに変換することで発生する段階と;
3D像特に3D像の高さを比較できるようにする段階と;
を含んでいる。
本発明の別の特徴によれば、本発明は、皮膚又は爪に塗布される物質の視覚効果を高める方法を提供し、この方法は、
それぞれ物質を塗布する前及び後に爪又は皮膚の二つの2D像を捕捉する段階と;
爪又は皮膚の少なくとも二つの3D像を、二つの2D像における濃度値を高さに変換することで発生する段階と;
3D像、特に3D像における高さを比較できるようにする段階と;
を含んでいる。
本発明の別の特徴によれば、本発明は、皮膚の欠陥、特にしわの視感度の減衰性を高める方法を提供し、この方法は、
それぞれ皮膚の欠陥に物質を塗布する前及び後に二つの2D像を捕捉する段階と;
皮膚の欠陥の少なくとも二つの3D像を、二つの2D像における濃度値を高さに変換することで発生する段階と;
3D像を比較できるようにする段階と;
を含んでいる。
塗布される物質はケアー製品又は化粧品であり得る。
本発明の別の特徴によれば、本発明は、皮膚の欠陥、特にしわを物質特に化粧品で処理する方法を提供し、この方法は、
処理前に皮膚の欠陥の2D像を捕捉する段階と;
皮膚の欠陥を化粧品で処理する段階と;
処理後に皮膚の欠陥の2D像を捕捉する段階と;
二つの2D像における濃度値を高さに変換することで得られた皮膚の欠陥の二つの3D像を比較できるようにする段階と;
を含んでいる。
本発明の別の特徴によれば、本発明は、身体の二つの異なる領域の容姿を比較する方法を提供し、この方法は、
第1の領域の2D像を捕捉する段階と;
第2の領域に物質を塗布する段階と;
第2の領域の2D像を捕捉する段階と;
二つの2D像における濃度値を高さに変換することで得られた二つの領域の二つの3D像を比較できるようにする段階と;
を含んでいる。
例として、身体の二つの領域は二つの唇であり得る。例えば、リップスティクは一方の唇例えば上唇に塗布され得、そして上記の方法を用いて、被覆してない唇例えば下唇のそれぞれの示現は、化粧を施した唇の示現と比較され得る。
本発明の別の特徴によれば、本発明は、少なくとも二人の身体の領域の容姿を比較する方法を提供し、この方法は、
各人の考察中の領域の2D像を捕捉する段階と;
二つの2D像における濃度値を高さに変換することで得られた少なくとも二つの3D像を比較できるようにする段階と;
を含んでいる。
またこの方法は、相応する2D像を得る前に、少なくとも一人の考察中の領域に物質を塗布することを含むことができる。
本発明の別の特徴によれば、本発明は、
化粧品又はケアー物質と;
上記の方法で発生した少なくとも一つの3D像及び特に物質の効果を高めることのできる二つの像と;
を有する身体の領域用の化粧又はケアーキットを提供する。
例として、一つ又は複数の3D像は、物質のパッケージングに又は物質に添付した説明書に印刷され得る。
また、一つ又は複数の3D像は、公告ビラに載せたり、無線、サテライト、光ファイバー、又は有線ネットワークを介して放送し、テレビジョンスクリーン、携帯端末装置、又はコンピューターに表示することができる。
本発明の別の特徴によれば、本発明は、また、まず、二つのそれぞれ異なる瞬時に撮られ、ネットワーク特にインターネット上で伝送される身体の領域の少なくとも二つの2D像を受け、記憶するように構成され、そしてまた二つの2D像から上記領域の少なくとも二つの3D像を発生するように構成され、これらの3D像が二つの2D像における濃度値を高さに変換することで得られる、コンピューターサイト、特にインターネットサイトをホスティングするサーバーを提供する。
サイトは、また、3D像を表示し、そして3D像における高さを比較するように構成され得る。
サイトは、また、例えば粗さの度合い、又は隆起やくぼみの高さを決めるために、3D像においてトパグラフィカル計算を実行するように構成され得る。
サイトは、3D像における高さの変動を、例えば爪のボリューム付与効果又は減衰性を表す指標に変換するように構成され得る。
サイトは、また、適当な場合には皮膚の欠陥をカモフラージュし又は処理する物質を指図するように構成され得る。
2D像は、例えばユーザーの家庭でウエブカム又はスキャナーを用いて得られ、そてこれらの2D像を受けて記憶するサイトに送られ得る。
サイトはまた、2D像をカットして2D像から特定の領域、例えば唇を抽出するようにかつまた各画素に濃度値を組合わせるようにできる。
本発明の別の特徴によれば、本発明はまた、特にケアー物質を含む化粧品の物質販売を促進する方法を提供し、この方法は、上述の方法で観察した物質の有効性を示現する、又は物質で得られた結果に関する少なくとも一つの3D像を観察する段階を含んでいる。
このような販売促進は、あらゆる通信チャンネルを用いて行なわれ得る。販売促進は、特に、直接販売場所の販売員によって、ラジオ、テレビジョン又は電話によって特に公告スポット又はショートメッセージを用いて行なわれ得る。また販売促進は、特に公告の目的で刊行物やあらゆる他の文書を用いて行なわれ得る。販売促進は、また、インターネット、又は任意の他の適当なコンピューターネットワークや携帯電話ネットワークにより行なわれ得る。また販売促進は、直接物質において、特に物質のパッケージングや物質に添付された説明書においても行なわれ得る。
本発明は、添付図面を参照して、本発明を限定しない実施形態についての以下の詳細な説明から一層良く理解される。
図1には、本発明を実施する装置の一例を示している。図示装置は、図示例では、リップスティクを塗布する前後において、二つのそれぞれ異なる瞬時t1、t2に人の唇の少なくとも二つの2D像を捕捉する捕捉手段1を有している。
図1にはまた、捕捉手段1で捕捉した2D像を処理するプロセッサー手段を備え、これらのプロセッサー手段は例えば通常のマイクロコンピューター2から成っている。当然、マイクロコンピューター2は、使用できる種々のプロセッサー手段のうちのほんの一例であり、マイクロコンピューター2に代えて、携帯端末装置、特に携帯電話又はパーソナルデジタルアシスタント(PDA)を使用することができる。
例として、捕捉手段1はほぼ球状の包囲体10を有することができ、この包囲体10は、ユーザーが頭部又は身体の一部を挿入できる開口11を備えている。
包囲体10には一つ以上の光源が取付けられ、これらの光源は連続光源又はフラッシュ光源であることができ、光線は随意に偏光され得る。
適当には、包囲体10内の光線は、ハイライトを与えることなく像を捕捉できるように拡散光線であり得る。説明した例では、包囲体10は一つ以上の小さな側部又は前部開口12を備え、これらの開口12には、ほぼ球状の包囲体10の開口11内に位置決めした人の顔の一部の2D像を捕捉できる一つ以上の側部又は前部カメラ13が設けられている。
また捕捉手段1には、開口11内に顔を容易に位置決めできかつ同じ条件のもとで二つの2D像を捕捉できるようにする位置決め手段(図示していない)が設けられ得る。
例えば、ウエブカム、デジタルカメラ、又はスキャナーのような他の光学的捕捉手段を用いることができる。
また、光学的でないセンサー、例えば製造会社STMICROELECTRONICSによって登録商標TOUCHCHIPで販売されたセンサーによって2D像を捕捉することもできる。かかるセンサーは、皮膚の容量を検出するセルのアレイから成る。
マイクロコンピューター2は、表示手段、特にスクリーン15を備え、捕捉手段1で捕捉した各2D像、特に開口11の反対側の包囲体10の端部に設けた単一カメラで捕捉した像を表示できる。
図1の装置は次のように使用できる。
利用者は自分の顔を開口11内に挿入して、第1の瞬時t1において唇の第1の像I1を捕捉手段1で捕捉する。
この二次元像はマイクロコンピューター2に記憶される。
次に、化粧品、特にリップステックがその人の唇に塗布される。
次に、顔は開口11内に戻され、化粧を施した唇の新しい像I2が第2の瞬時t2に捕捉され、マイクロコンピューター2に記憶される。
こうして捕捉した像I1、I2の二つの例を図2に示す。これらの像は2D像である。
マイクロコンピューター2は、捕捉した像I1、I2における唇をカットできる手段、例えばOPTIMAS又はPHOTOSHOP型の像分析ソフトウエアを備えている。
図3には、それぞれ化粧しない及び化粧した唇のカットした像I1、I2を示している。
図4には、濃度値の目盛りを示している。
各2D像における各画素は横座標値x、縦座標値yで像上に配置され得る。各画素はまた例えば0〜255の範囲にあり得る濃度値zをもっている。像I1、I2の濃度値は、各像が同一平均濃度値をもつように調整され得る。
マイクロコンピューター2は、濃度値zを高さに変換するように構成され、それにより、二つの所謂“3D”像F1、F2が得られ、各画素は図5に示すように三つの座標(x、y、z)をもつ。像F1、F2は例えばTOPOSURE又はOptiCAD(登録商標)ソフトウエアで発生され得る。この場合、像I1、I2は最初に、TOPOSUREで読取りできるフォーマットでファイルとして記憶される。結果としての3D像の全て又は一部は例えばスクリーンに表示すること又は印刷することで見ることができる。特に、像の(z、y)平面又は(y、z)平面における部分のみ、或いはx値の範囲又はy値の範囲の像の一部分のみを表示することが可能である。
図示したように、マイクロコンピューター2は、好ましくは、並んで発生する像F1、F2を表示するように構成され、それらを容易に比較できかつ例えばリップ巣テックのボリューム付与効果を容易に認めることができるようにしている。
図5に見られるように、化粧を施してない唇に相当する左側の像のレリーフは、化粧を施している唇に相当する右側の像のレリーフより平滑である。唇の淡色ゾーンは暗色ゾーンより高い。レリーフが粗くなればなるほど、淡色ゾーンと暗色ゾーンとのコントラストが大きくなり、大きなボリューム付与効果が得られる。
唇において得られるボリューム付与効果は、例えば少なくとも一つのゴニオー有彩色着色剤を含み得る口紅の配合と関連し得る。
捕捉手段1及びマイクロコンピューター2は、販売場所又は美容院に設けられ得る。
マイクロコンピューター2は、例えば図6に示すように、遠隔のコンピューターサーバー3にインターネット又はイントラネット形式のネットワーク4を介して接続され得る。
従って、マイクロコンピューター2は、単に、捕捉手段1で捕捉した2D像を受け、記憶し、そしてサーバー3へ伝送するように構成され得、サーバー3は2D像を受けて処理するように構成されている。
サーバー3は、2D像から3D像を発生し、このようにして発生した3D像をマイクロコンピューター2へ送り、ユーザーが例えばスクリーン15上で口紅のボリューム付与効果を観察できるように構成され得る。
サーバー3は各3D像に対する指標を発生するようにされ得、上記指標は例えば容易に比較できるように像の高さの変動に関連している。
3D像は、シートに印刷され、スクリーン15に表示され、或いは適当な場合には、例えば液晶シャツターや色つきガラスの眼鏡から成る任意の従来の手段によってレリーフで表示され得る。
本発明の方法は、また、皮膚の欠陥、特にしわ、例えばカラスの足の視感性を低減する効果を示すように実施され得る。
図7に示すように、本方法は、例えば図1の捕捉手段1を用いて皮膚の問題の領域の欠陥の像I1を捕捉する段階30を含み得る。
その後、処理は、第2の段階31で、できればマイクロコンピューター2又はサーバー3によって処方されるようなケアー製品を用いて行なわれ得る。
処理後又は処理中、第3の段階32において、同じ条件の下で皮膚の同じ領域の像I2を捕捉することができる。こうして捕捉した二つの像I1、I2は2D像であり、そして段階33においてこれらの像は、上述のように3D像である像F1、F2に変換され得、従って、3D像におけるレリーフを比較できるようになり、処理後のしわ低減効果を高めるようになる。処理前の像F1のレリーフは処理後の像F2のレリーフより粗くなり得る。
当然、本発明は、上記の実施形態に限定されない。関連した身体の領域は顔、ヘアー、身体、粘膜、又はつめの一部であってもよい。
3D像は、図8に示すように、製品が例えば口紅又はリップグロスからなる場合に、相当した製品のパッケージング20に表示できる。パッケージング20に表示する二つの3D像は、例えば化粧を施してない唇及び化粧を施している唇に相当し得る。
製品はまたケアー製品でもよく、そして3D像は処理前及び処理後に得られた像とそれぞれ組合され得る。
特許請求の範囲を含む明細書の記載において、用語“有する、備える、又はから成る”は、特に注釈しない限り“少なくとも一つ有する、少なくとも一つ備える、又は少なくとも一つから成る”と同義であると理解されるべきである。
本発明の方法を実施できる装置の例を示す概略斜視図。 それぞれ化粧していない唇と化粧した時の唇を示す二つの写真。 ブロックアウトした後の図2の唇の像を示す図。 各画素を濃度値に変換した図2及び図3の唇の像を示す図。 図4の2D像から発生した3D像を示す図。 本発明の方法を実施できる装置の別の例を示す概略斜視図。 本発明の方法を示すフローチャート。 本発明によるキットを示す概略斜視図。
符号の説明
1:捕捉手段
2:マイクロコンピューター
3:コンピューターサーバー
4:インターネット又はイントラネット形式のネットワーク
10:ほぼ球状の包囲体
11:開口
12:小さな側部又は前部開口
13:側部又は前部カメラ
15:スクリーン
20:パッケージング
30:段階
31:段階
32:段階
33:段階
t1:第1の瞬時
t2:第2の瞬時
I1:2D像
I2:2D像
F1:3D像
F2:3D像

Claims (26)

  1. 少なくとも二つの異なる瞬時(t1、t2)における身体のある領域の容姿を比較する方法において、
    上記領域の少なくとも二つの3D像(F1、F2)を発生する段階を含み、これらの3D像を、それぞれ上記瞬時(t1、t2)における上記領域の二つの2D像(I1、I2)における高さの濃度値に変換することにより得ることを特徴とする方法。
  2. さらに、上記領域の二つの2D像(I1、I2)を捕捉することにある段階を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 二つの2D像(I1、I2)が、同一周囲条件、特に同一照明条件のもとで捕捉されることを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 二つの2D像(I1、I2)が、散乱光のもとで捕捉されることを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 二つの2D像(I1、I2)が、非光学センサーによって捕捉されることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項記載の方法。
  6. 二つの2D像(I1、I2)が、アナログ又はデジタルカメラ(13)によって捕捉されることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項記載の方法。
  7. さらに、二つの2D像(I1、I2)の各々から上記領域をカットすることにある段階を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
  8. さらに、二つの2D像(I1、I2)が同じ平均濃度値をもつようにしてこれら二つの2D像(I1、I2)を処理することにある段階を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の方法。
  9. さらに、二つの3D像(F1、F2)を表示することにある段階を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項記載の方法。
  10. さらに、二つの3D像(F1、F2)を比較することにある段階を含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項記載の方法。
  11. 3D像(F1、F2)が実際のレリーフを示さないことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項記載の方法。
  12. 二つの2D像(I1、I2)が、上記領域に物質を塗布する前と後にそれぞれ捕捉されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項記載の方法。
  13. 二つの2D像(I1、I2)が、それぞれ第1及び第2の異なる物質を塗布した後の上記領域の像であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項記載の方法。
  14. 塗布した一つ又は複数の物質が化粧品であることを特徴とする請求項12又は13記載の方法。
  15. 化粧品が、リップスティク又はリップグロスであることを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 塗布した一つ又は複数の物質がケアー製品であることを特徴とする請求項12又は13記載の方法。
  17. 上記領域が、皮膚、特に、顔、粘膜、特に唇、或いはヘアー又は爪のある領域であることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項記載の方法。
  18. 3D像の少なくとも一つにおいてトパグラフィカル処理が行われることを特徴とする請求項11〜17のいずれか一項記載の方法。
  19. リップスティク又はリップグロスのボリーム付与効果を高める方法であって、
    それぞれ唇にリップスティク又はリップグロスを塗布する前及び後に唇の二つの2D像(I1、I2)を捕捉する段階と;
    唇の少なくとも二つの3D像を、二つの2D像における濃度値を高さに変換することで発生する段階と;
    3D像(F1、F2)を比較できるようにする段階と;
    を含むことを特徴とする方法。
  20. 皮膚又は爪に塗布される物質の視覚効果を高める方法であって、
    それぞれ物質を塗布する前及び後に爪又は皮膚の二つの2D像を捕捉する段階と;
    爪又は皮膚の少なくとも二つの3D像を、二つの2D像における濃度値を高さに変換することで発生する段階と;
    3D像、特に3D像における高さを比較できるようにする段階と;
    を含むことを特徴とする方法。
  21. 皮膚の欠陥、特にしわの視感度の減衰性を高める方法であって、
    それぞれ皮膚の欠陥に物質を塗布する前及び後に二つの2D像(I1、I2)を捕捉する段階と;
    皮膚の欠陥の少なくとも二つの3D像(F1、F2)を、二つの2D像における濃度値を高さに変換することで発生する段階と;
    3D像(F1、F2)を比較できるようにする段階と;
    を含むことを特徴とする方法。
  22. 皮膚の欠陥、特にしわを化粧品で処理する方法であって、
    処理前に皮膚の欠陥の2D像を捕捉する段階と;
    皮膚の欠陥を化粧品で処理する段階と;
    処理後に皮膚の欠陥の2D像を捕捉する段階と;
    二つの2D像における濃度値を高さに変換することで得られた皮膚の欠陥の二つの3D像を比較できるようにする段階と;
    を含むことを特徴とする方法。
  23. 身体の二つの異なる領域の容姿を比較する方法において、
    第1の領域の2D像を捕捉する段階と;
    第2の領域に物質を塗布する段階と;
    第2の領域の2D像を捕捉する段階と;
    二つの2D像における濃度値を高さに変換することで得られた二つの領域の二つの3D像を比較できるようにする段階と;
    を含むことを特徴とする方法。
  24. 少なくとも二人の身体の領域の容姿を比較する方法において、
    各人の考察中の領域の2D像を捕捉する段階と;
    二つの2D像における濃度値を高さに変換することで得られた少なくとも二つの3D像を比較できるようにする段階と;
    を含むことを特徴とする方法。
  25. 身体に塗布するための物質、化粧品又はケアー製品と;
    請求項1〜18のいずれか一項記載の方法で発生した少なくとも一つの3D像(F1、F2)及び特に物質の効果を高めることのできる二つの3D像と;
    を有することを特徴とする身体の領域用の化粧又はケアーキット。
  26. 少なくとも二つの異なる瞬時に身体の領域の容姿を比較するように構成したコンピューターサイト、特にインターネットサイトをホスティングするサーバーにおいて、
    それぞれ上記瞬時に撮られ、ネットワーク特にインターネット上で伝送される上記領域の少なくとも二つの2D像を受け、記憶する手段と;
    二つの2D像から上記領域の少なくとも二つの3D像を発生する手段と;
    を有し、これらの3D像が二つの2D像における濃度値を高さに変換することで得られることを特徴とするサーバー。
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