JP2005004594A - データ処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な操作により、設計書から正確な見積書を作成する。
【解決手段】データ処理装置1は、依頼主により作成された設計書データを取得し、取得した設計書データの形式と、設計書形式ファイル181に基づいて、依頼主を特定する。また、項目位置情報ファイル182に基づいて、設計書データに含まれる項目毎にデータの文字認識を行い、発注者別工事用語辞書ファイル183と対応させて用語を特定し、発注内容を取得する。さらに、設計書データに含まれる発注内容に不足がある場合、施工フローデータファイル184に基づいて、不足するデータを補足し、基準書データファイル185に基づいて、見積もり金額を算出する。また、発注内容に不足がない場合、発注内容あたりの単価を記憶する基準書データファイル185に基づいて見積もり金額を算出する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工事等の設計書から必要なデータを読み取り、見積書を作成するデータ処理装置及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、土木工事等の見積もりの作成においては、担当者が発注者側で作成した箇条書きの設計書を見ながら、そこに指示されている工事の種別、使用する材料の規格、数量、機械の種類等をコンピュータに入力し、コンピュータにより工事価格を算出して、見積書を作成することが一般的である。
【0003】
また、板金製品の見積もりにおいては、見積もり対象である板金製品の図面情報に基づいて、板金製品の形状を予め設定された断面形状データにより認識し、認識した板金製品の断面形状に基づいて、板金製品の加工工程を選定して、加工工程に伴う見積もりに必要なコストを算出するコスト見積装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−282142号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した見積書の作成方法においては、コンピュータに必要なデータを入力する場合、キーボードからの直接入力と、一覧表示された情報から選択入力する方法があるが、これらの方法は入力に時間が係ると共に、担当者の入力ミス、転載ミス等により、正確な見積もり金額を算出できない場合がある。
【0006】
また、板金製品の図面情報に基づいて、作業に係るコストを算出するコスト見積装置においては、板金製品の形状を予め設定された断面形状データにより認識するため、例えば、発注先別に異なるフォームや異なる用語等に対応することができず、汎用性の低いものであった。
【0007】
本発明の課題は、簡易な操作により、設計書から正確な見積書を作成することが可能なデータ処理装置及びプログラムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
依頼主からの受注内容を含む設計書データの形式に基づいて依頼主を特定する特定手段と、
依頼主別に記憶されている設計書データの項目情報に基づいて、設計書データの文字認識を行い、受注内容を取得する取得手段と、
前記取得された受注内容と、依頼主別に記憶されている受注内容あたりの単価とに基づいて、見積もりを算出する算出手段と、
を備えることを特徴としている。
【0009】
したがって、依頼主からの受注内容を含む設計書データの形式に基づいて依頼主を特定し、依頼主別に記憶されている設計書データの項目情報に基づいて、設計書データの文字認識を行い、受注内容を取得し、取得された受注内容と、依頼主別に記憶されている受注内容あたりの単価に基づいて、見積もりを算出することにより、容易かつ正確な見積もりを算出することができる。また、依頼主毎に作成される設計書データの形式を認識して、設計書データの文字認識を行い、受注内容を取得することができるため、種々の形式の設計書に対応することができ、汎用性の高いデータ処理装置を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0011】
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態におけるデータ処理装置1の機能的構成を示すブロック図である。図1に示すように、データ処理装置1は、CPU11、入力装置12、RAM13、スキャナ14、伝送制御部15、表示装置16、印刷装置17、記録装置18等から構成され、各部はバス19により接続されている。
【0012】
CPU(Central Processing Unit)11は、記録装置18に格納されている各種制御プログラムを読み出してRAM13内に展開し、それらの制御プログラムに従ってデータ処理装置1の各部を集中制御する。
【0013】
具体的に、CPU11は、記憶装置18から自動積算処理プログラム、設計書形式特定処理プログラム、データ項目認識処理プログラム、通常積算処理プログラム、施工フロー使用積算処理プログラムを読み出して、自動積算処理(図8参照)、設計書形式特定処理(図9参照)、データ項目認識処理(図10参照)、通常積算処理(図11参照)、施工フロー使用積算処理(図12参照)を実行する。なお、各処理の詳細については後述する。
【0014】
入力装置12は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キーを備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号をCPU11に出力する。なお、入力装置12は、必要に応じてマウス、タッチパネル等のポインティングデバイスや、その他の入力装置を備えるものとしてもよい。
【0015】
RAM(Random Access Memory)13は、CPU11によって実行される各種プログラムやこれら各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。具体的に、RAM13は、後述する自動積算処理、設計書形式特定処理、データ項目認識処理、通常積算処理、施工フロー使用積算処理において、設計書データ及び各種ファイルから読みこまれた各種データや、カウンタ、フィールド等を格納する。
【0016】
スキャナ14は、図示しない光源、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)、等により構成され、CPU11の制御に応じて光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿画像を読み取り、読み取った画像データをCPU11の制御に応じて、RAM13又は記録装置18に出力する。具体的に、スキャナ14は、発注者により作成される設計書10a(図7参照)の画像データを設計書データとして読み取る。
【0017】
伝送制御部15は、モデム(MODEM:MOdulator/DEModulator )またはターミナルアダプタ(TA:Terminal Adapter)等によって構成され、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、あるいはインターネット等の各種ネットワークNに接続された伝送媒体に接続可能なインターフェイスである。例えば、伝送制御部15は、ネットワークNを介して、依頼主から送信される設計書データを所定のファイル形式にて受信する。
【0018】
表示装置16は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等によってなる表示画面を備え、CPU11から入力される表示指示に基づいて入力装置12、伝送制御部15を介して送受信される表示データを画面上に表示する。
【0019】
印刷装置17は、連続紙、又はカット紙が印刷用紙として装着された給紙部(図示せず)と排紙部(図示せず)を備え、CPU11の制御に応じて合成された画像データを、赤外レーザ光やLED(Light Emitting Diode)による投射光を用いた電子写真方式によって、上記印刷用紙に転写して排紙出力する。
【0020】
記録装置18は、プログラムやデータ等があらかじめ記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記録媒体は記録装置18に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記録媒体には、前記システムプログラム及び当該システムに対応する各種アプリケーションプログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0021】
また、記録媒体に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からWAN、LAN等のネットワーク回線の伝送媒体を介して伝送制御部14から受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、記録媒体はネットワーク上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。さらに、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
【0022】
次に、記録装置18に格納される各種ファイルについて説明する。記録装置18は、設計書形式ファイル181、項目位置情報ファイル182、発注者別工事用語辞書183、施工フローデータファイル184、基準書データファイル185を格納している。
【0023】
まず、設計書形式ファイル181について説明する。設計書形式ファイル181は、依頼主毎に異なる設計書の形式を特定の特徴データに基づいて定義するファイルである。この設計書形式ファイル181に記憶された特徴データに基づいて、設計書データの形式が特定され、依頼主が特定される。すなわち、特定された依頼主の発注者番号に基づいて、項目位置情報ファイル182、発注者別工事用語辞書183、施工フローデータファイル184において、依頼主別に記憶されているデータを利用することが可能となる。
【0024】
図2に、設計書形式ファイル181のデータ構成を示す。図2に示すように、設計書形式ファイル181は、依頼主を一義的に特定する発注者番号及び発注者名称に対応付けて、1つの設計書につき20個の特徴データを記憶している。この特徴データは、設計書データに含まれる特定の文字列及び文字列の記載位置(データ開始位置,データ終了位置)を示しており、例えば、特定データとして「××県」、データ開始位置として「200,125」、データ終了位置として「205,155」を記憶している。
【0025】
データ開始位置及びデータ終了位置は、設計書の左上端部を原点とし、横方向をx座標、縦方向をy座標としたxy平面座標に基づいて表現されている。すなわち、設計書の左上端部を「0,0(ドット)」として、データ開始位置「200,125(ドット)」及びデータ終了位置「205,155(ドット)」で囲まれる矩形領域に、特定文字列「××県」が記載されていることを示している。
【0026】
したがって、設計書形式ファイル181に記憶される20個の特徴データと、読み取られた設計書の所定位置に記載される文字列とを比較することにより、発注者番号及び発注者名称を特定することが可能となる。なお、設計書形式ファイル181に記憶される特徴データの数は、20個に限らず、設計書の形式を特定できる程度の数であればよい。
【0027】
次に、項目位置情報ファイル182について説明する。項目位置情報ファイル182は、項目情報として、設計書に設けられている各項目の区分、項目番号、データ開始位置、データ終了位置、行数、データ名称、データ型を発注者番号に対応付けて記憶するファイルである。この項目位置情報ファイル182に基づいて、設計書データから対応する項目の位置を決定して、当該位置に記載されたデータの文字認識を行う。
【0028】
図3に、項目位置情報ファイル182のデータ構成を示す。図3に示すように、項目位置情報ファイル182は、発注者番号に対応付けて各データを記憶している。ここで、区分は、設計書1頁中に記載されるデータの数に応じてデータを分類するものであり、設計書1頁中に1つ記載されるデータを「H」として分類し、設計書1頁中に複数記載されるデータを「M」として分類する。
【0029】
項目番号は、区分に基づいて分類されたデータに対して割り振られる番号であり、区分「H」のデータには、例えば、1レコード目に示すように、項目番号「1」が割り振られる。また、区分「M」のデータには、データ群の個数に応じた番号が、例えば、3レコード目から4レコード目に示すように、1から4まで順に割り振られる。また、2レコード目に示すように、項目番号「S」は、区分「M」として分類されたデータ群のインデックスであることを示している。
【0030】
データ開始位置及びデータ終了位置は、設計書の左上端部を原点とし、横方向をx座標、縦方向をy座標としたxy平面座標に基づいて表現されている。すなわち、データ開始位置及びデータ終了位置で囲まれる矩形領域に対応するデータが記載されることを示している。ここで、1レコード目に記載される区分「H」のデータは、設計書1頁中に1つのデータが記載されるため、データ開始位置「30,265」、データ終了位置「32,285」で囲まれる矩形領域に対応するデータが記載されることを示している。
【0031】
一方、2レコード目〜6レコード目に記載される区分「M」のデータは、設計書1頁中に複数のデータが記載されるため、まず、2レコード目のデータ開始位置「45,0」、データ終了位置「200,0」により、複数記載されるデータ群全体が記載される矩形領域が定義される。また、3レコード目から6レコード目のデータ開始位置及びデータ終了位置は、上述したデータ群全体が記載される矩形領域内における相対的位置を示している。つまり、データ群全体が記載される矩形領域のデータ開始位置「45,0」を原点とした相対的なxy座標により、項目位置が示されている。
【0032】
具体的には、データ開始位置「45,0」を「0,0」として、3レコード目のデータ開始位置「0,10」、データ終了位置「5,40」、4レコード目のデータ開始位置「0,15」、データ終了位置「5,45」、5レコード目のデータ開始位置「0,20」、データ終了位置「5,50」、6レコード目のデータ開始位置「0,30」、データ終了位置「10,30」の矩形領域がそれぞれ決定される。
【0033】
行数は、データ開始位置及びデータ終了位置により定義された矩形領域に含まれる最大行数を示すものである。例えば、1レコード目の矩形領域に含まれる行数は「1行」であり、2レコード目の矩形領域に含まれる行数は「27行」である。ここで、2レコード目の矩形領域は、3レコード目から6レコード目から構成されるデータ群全体の行数を示している。また、3から5レコード目の矩形領域に含まれる行数は「1行」であり、6レコード目の矩形領域に含まれる行数は「3行」である。
【0034】
したがって、3レコード目から6レコード目のデータは、3行で一つのデータ群を構成し、これらのデータ群が複数繰り返して記載されることとなる。具体的には、データ群全体の行数が「27行」であることから、3行1組のデータ群が9個の項目として含まれることを示している。
【0035】
データ名称は、設計書に記載される文字列を示すデータであり、例えば、「頁」、「工種」、「種別」、「細別」、「規格」等がある。また、データ型は、設計書に記載される文字列のデータ型を示すものであり、例えば、「数字」データ、「文字」データ等がある。
【0036】
次に、発注者別工事用語ファイル183について説明する。発注者別工事用語辞書ファイル183は、発注者毎に頻繁に使用されるデータ名称及び用語を発注者番号に対応付けて記憶するファイルである。
【0037】
図4に、発注者別工事用語辞書ファイル183のデータ構成を示す。例えば、図4の一レコード目に示すように、発注者別工事用語辞書ファイル183は、発注者番号「1」に対応付けて、データ名称「種別」、用語「掘削・積込費」を記憶している。この発注者別工事用語辞書ファイル183に基づいて、設計書データから文字認識された文字列を各用語と照合することにより、精度良く設計書データに記載された発注内容を取得することができる。
【0038】
次に、施工フローデータファイル184について説明する。施工フローデータファイル184は、発注者毎に設定される種別に含まれる細別名を定義するファイルである。図5に、施工フローデータファイル184のデータ構成を示す。図5に示すように、施工フローデータファイル184は、種別、候補番号、細別名を発注者番号に対応付けて記憶している。ここで、種別は、工事種別を示しており、例えば、「掘削」、「運搬費」等を記憶している。また、候補番号は、種別に含まれる細別名に対して割り振られる番号である。細別名は、工事種別に応じて必要となる各作業の詳細な種類を示しており、例えば、「ブルドーザ掘削押土」、…、「ダンプトラック運搬」等を記憶している。
【0039】
具体的に、発注者番号「1」の設計書において、種別「掘削」の中には、細別として「ブルドーザ掘削押土」、「バックホウ掘削積込」、「水中掘削積込」、「片切掘削」が含まれることを示している。したがって、例えば、設計書データ中に種別の文字列が認識された場合、「ブルドーザ掘削押土」、「バック方掘削積込」、「水中掘削積込」、「片切掘削」の作業に係る見積もりが算出される。
【0040】
次に、基準書データファイル185について説明する。基準書データファイル185は、施工条件、歩掛データ、単価等を含むファイルである。図6に、基準書データファイル185のデータ構成を示す。図6に示すように、基準書データファイル185には、施工条件名称(185a)に対応付けて、詳細な施工条件の内容(185b)が記憶されている。また、細別名毎に、歩掛データが記憶され、歩掛データには、その工事の施工に必要な材料の種類、規格、数量、単位日数、単価、労務費等のデータが含まれている(185c)。その他、日当たり施工量、参照コード等が記憶されている(185d〜185i)。したがって、設計書に記載された細別名や施工条件と、基準データファイル185とに基づいて、工事種別毎の単価を取得し、見積もり金額を算出することが可能となる。
【0041】
また、記録装置18は、スキャナ14により読み取られた設計書の画像データである設計書データ、又は伝送制御部15を介して受信した設計書データを格納する。図7を参照して、発注者により作成された設計書について説明する。図7は、発注者番号「1」、発注者名称「××県」における設計書の一例を示す図である。図7に示すように、設計書には、「本工事費」、「内訳表」のテキストデータが記載され、その下部には、表形式により、費目、工種、施工名称、数量、単価等を記載する項目が設けられている。また、図7の設計書においては、9つのフィールドが設けられており、9種の工事種別を記載することが可能となっている。
【0042】
詳細には、「費用、工種、施工名称など」、「数量」、「単位」、「単価」、「金額」、「備考」の項目が設けられ、「費用、工種、施工名称など」の項目には、「本工事費」、「道路改良」、「本線歩道」、…、「振動ローラ締固」等が記載されている。また、「数量」の項目には、「310」、…、「30」等が記載され、「単位」の項目には、「m」が記載されている。
【0043】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
後述する各フローチャートに記述されている各機能を実現するためのプログラムは読み取り可能なプログラムコードの形態でデータ処理装置1の記録媒体に格納されており、データ処理装置1のCPU11は、該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。また、CPU11は、伝送媒体を介して伝送される上記プログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラムまたはデータを利用して本実施の形態特有の動作を実行することも可能である。
【0044】
図8は、CPU11により実行される自動積算処理を示すフローチャートである。図8に示すように、CPU11は、スキャナ14を制御して、設計書の読み込みを行わせ、設計書の画像データを取得する(ステップS1)。次いで、CPU11は、取得した画像データから設計書の形式を認識するための文字認識を行う(ステップS2)。続いて、CPU11は、設計書から認識した文字と、設計書形式ファイル181とを比較して、設計書の形式を特定する設計書形式特定処理を実行する(ステップS3)。
【0045】
図9は、自動積算処理の一部として実行される設計書形式特定処理を示すフローチャートである。図9に示すように、CPU11は、設計書形式ファイル181から最初の1レコード分のデータを選択して、取得する(ステップS21)。ここで、上述した設計書形式ファイル181は、1依頼主毎に20個の特徴データを記憶しているため、取得した1レコード分のデータは、20個の特徴データを含んでいる。なお、この1レコード分のデータをSとする。
【0046】
次いで、CPU11は、スキャナ14により読み込んだ設計書データの中から、設計書形式ファイル181に記憶される特徴データに対応するデータ群を選択して、取得する(ステップS22)。ここで、特徴データに対応するデータ群とは、上述した20個の特徴データの位置情報に対応する位置に記載されているデータを設計書データからそれぞれ取得したものであり、20個分のデータを含んでいる。このデータ群をTとする。
【0047】
続いて、CPU11は、設計書形式ファイル181から取得したデータSの中から、最初の1項目分のデータを取得する(ステップS23)。ここで、1項目分のデータとは、1個の特徴データに対応するデータであり、例えば、図3に示す設計書形式ファイル181の1レコード目において、データ開始位置1「200,125」、データ終了位置1「205,155」、特徴データ1「××県」のデータである。この1項目分のデータをSDとする。
【0048】
また、CPU11は、設計書データから取得したデータ群Tの中から、ステップS23において取得した最初のデータSDに対応するデータを取得する(ステップS24)。ここで、データSDに対応するデータとは、取得したデータ群Tのうち、データ開始位置1「200,125」、データ終了位置1「205,155」に対応するデータである。このSDに対応するデータをTDとする。
【0049】
続いて、CPU11は、取得したデータSDとTDを比較して、両者が一致するか否かを判別する(ステップS25)。両者が一致する場合(ステップS25;YES)、CPU11は、RAM13に備えるカウンタSEのカウント値をインクリメントする(ステップS26)。一方、データSDとTDが一致しない場合(ステップS25;NO)、ステップS25に移行する。
【0050】
続いて、CPU11は、取得したデータSの中にTDと比較を終えていないSDがあるか否かを判別する(ステップS27)。すなわち、ステップS25において比較したSDが、データS中の最後のSDでない場合(ステップS27;NO)、CPU11は、データSの中から次のSDを選択して取得すると共に、データ群Tの中からSDに対応するTDを選択して取得する(ステップS28)。そして、CPU11は、ステップS25に移行して、上述した処理を繰り返して実行する。
【0051】
一方、ステップS25において比較したSDがデータS中の最後のSDである場合(ステップS27;YES)、CPU11は、データSとデータ群Tとの比較が全て終了したと判断する。そして、CPU11は、設計書形式ファイル181に記憶されている全てのレコードについて、データ群Tとの比較を終了したか否かを判別する(ステップS29)。
【0052】
すなわち、設計書形式ファイル181の最後のレコードとなるデータSと、データ群Tとの比較を終えたか否かを判別する(ステップS29)。ここで、最後のレコードとなるデータSと、データ群Tとの比較が終了していない場合(ステップS29;NO)、CPU11は、設計書形式ファイル181から次のデータSを選択して取得すると共に、設計書データからデータSに対応するデータ群Tを選択して取得する(ステップS30)。そして、CPU11は、ステップS23に移行して、上述した処理を繰り返して実行する。
【0053】
一方、設計書形式ファイル181の最後のレコードとなるデータSと、データ群Tとの比較を終了した場合(ステップS29;YES)、CPU11は、RAM13に格納したカウンタSEのカウント値に基づいて、SDとTDとが一致した回数が最も多いデータSに対応する設計書を対象形式として特定する(ステップS31)。そして、CPU11は、本設計書形式特定処理を終了して、自動積算処理のステップS4に移行する。
【0054】
図8に戻り、CPU11は、項目位置情報ファイル182に基づいて、読み込んだ設計書データに含まれる項目を認識するデータ項目認識処理を実行する(ステップS4)。図10は、自動積算処理の一部として実行されるデータ項目認識処理を示すフローチャートである。図10に示すように、CPU11は、ステップS3において、特定された設計書形式に基づいて、発注者番号を取得する(ステップS41)。
【0055】
続いて、CPU11は、取得した発注者番号に対応する全ての項目情報を項目位置情報ファイル182から取得する(ステップS42)。さらに、CPU11は、発注者別工事用語辞書183から発注者番号に対応する用語を取得する(ステップS44)。そして、CPU11は、ステップS41で取得した項目情報のうち最初の項目情報(例えば、先頭のレコードに対応する項目情報)を選択する(ステップS44)。
【0056】
次いで、CPU11は、選択した項目情報の区分が「H」であるか否かを判別する(ステップS45)。選択した項目情報の区分が「H」である場合(ステップS45;YES)、CPU11は、項目情報に含まれるデータ開始位置及びデータ終了位置(以下、統括的に「データ位置情報」と呼ぶ)を取得して(ステップS46)、設計書データの該当する位置に記載されているデータの文字認識を行う(ステップS48)。
【0057】
一方、項目情報の区分が「M」である場合(ステップS45;NO)、CPU11は、項目情報のデータ位置情報と行数を取得する。次いで、CPU11は、取得したデータ位置情報に基づいて、設計書データの該当する位置に記載されているデータの文字認識を行う。さらに、CPU11は、取得したデータ位置情報に対応する行数を加えた場合の新たなデータ位置情報を算出し、算出されたデータ位置情報に基づいて、設計書データの該当する位置に記載されているデータの文字認識を行う。そして、CPU11は、行数を加えた回数をカウントし、必要な行数分を加えて算出した新たなデータ位置情報に基づいて、設計書データの該当する位置に記載されているデータの文字認識を繰り返して行う。
【0058】
続いて、CPU11は、文字認識した候補文字と、発注者別工事用語辞書ファイル183から取得した用語とを比較して文字照合し、一致した文字が多い用語を採用する(ステップS49)。そして、採用した用語をRAM13内に行単位に管理されるフィールドに格納する(ステップS50)。なお、このフィールドは、例えば、工事の種別毎に行単位で管理されるものとする。
【0059】
さらに、CPU11は、ステップS42で取得した全ての項目情報について文字認識を行ったか否かを判別する。すなわち、ステップS48において文字認識した項目情報が、ステップS42において取得した項目情報のうち、最後の項目情報であったか否かを判別する(ステップS51)。ここで、選択された項目情報が最後の項目情報でない場合(ステップS51;NO)、CPU11は、次の項目情報を選択し、ステップS45に移行して上述した処理を繰り返して実行する。
【0060】
一方、ステップS42において取得した全ての項目情報に基づいて、設計書データの文字認識を終了した場合、すなわち、文字認識した項目情報が最後の項目情報であった場合(ステップS51;YES)、CPU11は、本データ項目認識処理を終了して、自動積算処理に移行する。
【0061】
図8に戻り、CPU11は、RAM13内に行単位で管理されるフィールドから積算対象行となるフィールドを設定する(ステップS5)。続いて、CPU11は、フィールドの終わりまできたか否かを判別し、フィールドの終わりまできていない場合(ステップS6)、設定したフィールドに細別名や施工条件が不足しているか否かを判別する(ステップS7)。ここで、細別名や施工条件が不足していない場合(ステップS7;NO)、CPU11は、通常積算処理を実行し(ステップS8)、細別名や施工条件が不足している場合(ステップS7;YES)、細別名を補足して積算を行うための施工フロー使用積算処理を実行する(ステップS9)。
【0062】
図11は、自動積算処理の一部として実行される通常積算処理を示すフローチャートである。図11に示すように、CPU11は、図8のステップS5において設定した積算対象行のフィールドから工種、種別、細別名を取得し、取得した工種、種別、細別に対応する施工条件の内容を基準書データファイル185から読み込む(ステップS61)。次いで、CPU11は、基準書データファイル185から読みこんだ複数の施工条件のうち、最初の施工条件文字列を取得する(ステップS61)。ここで、基準書データファイル185から読みこんだ施工条件文字列をsとする。
【0063】
次いで、CPU11は、積算対象行として設定されたフィールドに含まれる施工条件文字列を取得する(ステップS63)。ここで、フィールドから読み込んだ施工条件文字列をtとする。続いて、CPU11は、読み込んだ施工条件文字列sと施工条件文字列tとを比較して、両者が一致するか否かを判別する(ステップS64)。
【0064】
ここで、施工条件文字列sと施工条件文字列tが一致しない場合(ステップS64;NO)、CPU11は、選択した施工条件文字列sが基準データファイル185に記憶される最後の施工条件文字列であるか否かを判別する(ステップS65)。選択した施工条件文字列sが最後の施工条件文字列でない場合(ステップS65;NO)、CPU11は、基準書データファイル185から次の施工条件文字列sを選択し、ステップS64に移行して上述した処理を繰り返して実行する。
【0065】
一方、施工条件文字列sと施工条件文字列tが一致する場合(ステップS64;YES)、基準書データファイル185から取得した施工条件文字列sをRAM13内のフィールドへ格納する(ステップS67)。次いで、施工条件文字列sに対応する歩掛データを基準書データファイル185から読み込み(ステップS68)、歩掛データから単価を取得して、見積もり金額を算出する(ステップS69)。そして、CPU11は、本通常積算処理を終了して、自動積算処理に移行する。なお、ステップS65において、選択された施工条件文字列sが基準書データファイル185に記憶される最後の施工条件文字列sであった場合、CPU11は、本通常積算処理を終了して自動積算処理に移行する。
【0066】
図12は、自動積算処理の一部として実行される施工フロー使用積算処理を示すフローチャートである。図12に示すように、CPU11は、図8のステップS5において設定したレコードから工種、種別を取得し、取得した種別に対応する細別名を施工フローデータファイル184から読み込む(ステップS71)。次いで、CPU11は、読み込んだ細別名のうち、最初の細別名を選択する(ステップS72)。
【0067】
次いで、CPU11は、選択した細別名に対応する歩掛データを基準書データファイル185から読み込む(ステップS73)。そして、CPU11は、読みこんだ歩掛データから単価を取得して、見積もり金額を算出する(ステップS74)。さらに、CPU11は、選択した細別名が施工フローデータファイル184から読み込んだ細別名のうち最後の細別名であるか否かを判別する(ステップS75)。
【0068】
読み込んだ細別名が最後の細別名でない場合(ステップS75;NO)、CPU11は、次の細別名を選択し(ステップS76)、ステップS73に移行して、上述した処理を繰り返して実行する。また、読み込んだ細別名が最後の細別名である場合(ステップS75;YES)、本施工フロー使用積算処理を終了して、自動積算処理に移行する。
【0069】
図8に戻り、通常積算処理又は施工フロー使用積算処理を終了した場合、ステップS5に移行して、RAM13から積算対象行となる次のフィールドを設定する(ステップS5)。ここで、最後のフィールドまで終了した場合(ステップS6;YES)、CPU11は、通常積算処理又は施工フロー使用積算処理において、算出された金額の合計を算出し(ステップS10)、本自動積算処理を終了する。
【0070】
また、CPU11は、設計書データから認識された文字列、自動積算処理により積算された金額等に基づいて、見積書データを作成し、印刷装置17を制御して、見積書10bを印刷出力する。図13は、印刷装置17から印刷出力された見積書10bの一例を示す図である。図13に示すように、見積書には、費目、工種、施工名称などを記載する項目、数量、単位、単価、金額、備考の項目が設けられ、設計書データから認識された文字列や、自動積算処理において算出された単価、見積もり金額が記載されている。なお、図13に示す見積書10bには、合計の見積もり金額が記載されていないが、合計の見積もり金額が記載されていてもよい。
【0071】
以上のように、本実施の形態におけるデータ処理装置1によれば、依頼主により作成された設計書を設計書データとして取得し、取得した設計書データの形式と、設計書形式ファイル181に基づいて、依頼主を特定する。また、依頼主毎に設計書データの項目情報が記憶されている項目位置情報ファイル182に基づいて、設計書データに含まれる項目毎にデータの文字認識を行い、発注者別工事用語辞書ファイル183と対応させて用語を特定し、発注内容を取得する。さらに、設計書データに含まれる発注内容に不足がある場合、施工フローデータファイル184に基づいて、不足するデータを補足し、基準書データファイル185に基づいて、見積もり金額を算出する。また、発注内容に不足がない場合、発注内容あたりの単価を記憶する基準書データファイル185に基づいて見積もり金額を算出する。
【0072】
したがって、依頼主が作成した設計書をスキャナ14により読み取った設計書データ、又は伝送制御部15を介して受信した設計書データの形式から依頼主を特定し、依頼主毎の項目情報に基づいて、設計書データから的確に文字認識を行い、発注内容を取得することができる。このため、受注した工事業者が、発注内容を手作業で入力必要がなく、作業負担を軽減すると共に、入力ミス等の人為的ミスを防いで、正確な発注内容を取得することができる。
【0073】
また、項目情報は、依頼主毎に異なる形式にて記憶することができるため、多様な形式の設計書データから発注内容を取得することができ、汎用性が高いデータ処理装置1を提供することができる。
【0074】
さらに、設計書データのから取得された発注内容に基づいて、種別毎に見積もり金額を算出し見積書を作成することができるため、効率良く見積書を作成することが可能であると共に、正確な見積書を作成することができる。
【0075】
また、依頼主毎に頻繁に使用される用語を記憶する発注者別工事用語辞書ファイル183を備え、設計書データから文字認識された文字列を発注者別工事用語辞書ファイル183に記憶された用語と照合させて発注内容の取得を行うため、正確に設計書に記載された発注内容を取得することができる。
【0076】
また、種別毎に対応する細別名を定義づけた施工フローデータファイル184を備え、設計書に記載された発注内容に不足がある場合、施工フローデータファイル184に基づいて発注内容の補足を行い、補足した発注内容に基づいて、見積もり金額を算出することができる。これにより、発注内容に不足があった場合でも正確な見積り金額を算出して、信頼性の高い見積書を作成することができる。
【0077】
さらに、見積もり金額は、工事種別毎に算出することができ、見積もりの詳細な内訳を知ることができる。また、工事種別毎の見積もり金額を合計した合計金額を算出することも可能であり、依頼主の要望に応じた好適な見積書を提供することができる。
【0078】
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係る好適なデータ処理装置1の一例であり、これに限定されるものではない。
【0079】
例えば、本実施の形態においては、依頼主により作成された設計書をスキャナ14により設計書データとして取得する構成や、依頼主により作成された設計書データを伝送制御部15を介して取得する構成を例として説明したが、これに限らず、例えば、デジタルカメラ等により設計書を撮影することにより、設計書データを取得する構成であってもよい。
【0080】
また、作成された見積書データを印刷装置17により出力する構成を例として説明を行ったが、これに限らず、表示装置16に出力して画面表示させたり、記録装置18に出力して保存する構成であってもよい。或いは、作成した見積書データを伝送制御部15に出力し、ネットワークNを介して、依頼主に送信する構成であってもよい。
【0081】
また、本実施の形態において説明した各種ファイルのデータ構成は一例であり、必要に応じてその他種々のデータが格納される構成であってよい。
【0082】
或いは、本実施の形態においては、工事に係る設計書に基づいて見積書を作成する場合を例として説明を行ったが、工事に限らず、例えば、結婚式、葬式等の各種催し物の依頼書に基づいて、見積書を作成する形態に適用することも可能である。
【0083】
その他、本実施の形態におけるデータ処理装置1の細部構成及び詳細動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
【0084】
【発明の効果】
請求項1又は7記載の発明によれば、依頼主からの受注内容を含む設計書データの形式に基づいて依頼主を特定し、依頼主別に記憶されている設計書データの項目情報に基づいて、設計書データの文字認識を行い、受注内容を取得し、取得された受注内容と、依頼主別に記憶されている受注内容あたりの単価に基づいて、見積もりを算出することにより、容易かつ正確な見積もりを算出することができる。また、依頼主毎に作成される設計書データの形式を認識して、設計書データの文字認識を行い、受注内容を取得することができるため、種々の形式の設計書に対応することができ、汎用性の高いデータ処理装置を提供することができる。
【0085】
請求項2記載の発明によれば、設計書形式ファイルに記憶される特徴データ及び特徴データの位置情報と、設計書データの形式に基づいて、依頼主を特定することができる。これにより、例えば、設計書データの形式により、正確に依頼主を特定することができ、依頼主毎の設計書の形式に応じた好適な処理を行うことができる。
【0086】
請求項3記載の発明によれば、依頼主毎に設計書の形式が異なる場合であっても、項目位置情報ファイルに基づいて、依頼主別に項目及び項目の位置情報を特定して、的確に文字認識を行うことができる。また、依頼主別に頻繁に使用される用語を記憶した用語辞書ファイルと文字認識された文字列を照合することにより、精度良く設計書に記載された受注内容を取得することができる。
【0087】
請求項4記載の発明によれば、依頼主に作成された設計書の記載の不足があった場合、依頼主毎に詳細な細別名が記憶される施工フローデータファイルに基づいて、データの不足を補うことができるため、正確な受注内容を取得することが可能となる。
【0088】
請求項5記載の発明によれば、受注内容に含まれる種別毎に見積もりを算出することができ、依頼主は作成された見積もりの詳細な内訳を知ることができる。
【0089】
請求項6記載の発明によれば、例えば、手書きにより箇条書きされた設計書であっても、読み取り手段により設計書データとして取得することが可能となる。これにより、設計書に記載された発注内容を手入力する必要がなく、作業負担が軽減されると共に、入力ミスを防いで精度よく見積もりを算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態におけるデータ処理装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、設計書形式ファイル181のデータ構成例を示す図である。
【図3】図3は、項目位置情報ファイル182のデータ構成例を示す図である。
【図4】図4は、発注者別工事用語辞書ファイル183のデータ構成例を示す図である。
【図5】図5は、施工フローデータファイル184のデータ構成例を示す図である。
【図6】図6は、基準書データファイル185のデータ構成例を示す図である。
【図7】依頼主に作成された設計書の一例を示す図である。
【図8】図1に示すCPU11により実行される自動積算処理を示すフローチャートである。
【図9】図8に示す自動積算処理の一部として実行される設計書形式認識処理を示すフローチャートである。
【図10】図8に示す自動積算処理の一部として実行されるデータ項目認識処理を示すフローチャートである。
【図11】図8に示す自動積算処理の一部として実行される通常積算処理を示すフローチャートである。
【図12】図8に示す自動積算処理の一部として実行される施工フロー使用積算処理を示すフローチャートである。
【図13】図1の印刷装置17から印刷出力される見積書の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 データ処理装置
11 CPU
12 入力装置
13 RAM
14 スキャナ
15 伝送制御部
16 表示装置
17 印刷装置
18 記録装置18
19 バス
181 設計書形式ファイル
182 項目位置情報ファイル
183 発注者別工事用語辞書ファイル
184 施工フローデータファイル
185 基準書データファイル
10a 設計書
10b 見積書

Claims (7)

  1. 依頼主からの受注内容を含む設計書データの形式に基づいて依頼主を特定する特定手段と、
    依頼主別に記憶されている設計書データの項目情報に基づいて、設計書データの文字認識を行い、受注内容を取得する取得手段と、
    前記取得された受注内容と、依頼主別に記憶されている受注内容あたりの単価とに基づいて、見積もりを算出する算出手段と、
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 設計書の形式を特定するために少なくとも1つの特徴データ及び特徴データの位置情報を依頼主別に記憶する設計書形式ファイルを備え、
    前記特定手段は前記設計書データと、前記設計書形式ファイルとに基づいて、依頼主を特定することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 設計書データに含まれる項目及び項目の位置情報を依頼主別に記憶する項目位置情報ファイルと、
    頻繁に使用される用語を依頼主別に記憶する用語辞書ファイルと、を備え、
    前記取得手段は、前記項目位置情報ファイルに基づいて、設計書データに含まれる項目を特定し、特定された項目に含まれるデータと、前記用語辞書ファイルに記憶される用語とを照合して文字認識を行い、受注内容を取得することを特徴とする請求項1又は2記載のデータ処理装置。
  4. 種別により特定される細別名を依頼主別に記憶する施工フローデータファイルを備え、
    前記取得手段は、前記設計書データから文字認識により得られた種別と、前記施工フローデータファイルとに基づいて、前記種別に対応する細別名を特定し、当該種別及び細別名を受注内容の一部として取得することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のデータ処理装置。
  5. 前記算出手段は、前記受注内容に含まれる種別毎に見積もりを算出することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のデータ処理装置。
  6. 依頼主により作成された設計書の画像を設計書データとして読み取る読取手段を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のデータ処理装置。
  7. コンピュータに、
    依頼主からの受注内容を含む設計書データの形式に基づいて依頼主を特定する機能と、
    依頼主別に記憶されている設計書データの項目情報に基づいて、設計書データの文字認識を行い、受注内容を取得する機能と、
    前記取得された受注内容と、依頼主別に記憶されている受注内容あたりの単価とに基づいて、見積もりを算出する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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