JP2005004527A - 画面形式判別方法および画面形式判別システム、ならびに車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】端末の表示部の画面形式で、利用者が画面形式の詳細な情報を知見していない場合でも、サーバが表示部の画面形式に適合した表示情報を得ることができ、最適なコンテンツ変換サービスを提供することができる。
【解決手段】コンテンツ変換サーバ2がタッチパネル3aを備えた車載端末3に、画面形式の検知するための、少なくとも一部分を表示可能なテストパターン5のデータを送信する。タッチパネル3aに表示されたテストパターン5の指示に応じて、利用者がテストパターン5の指示部分に指を触れると、車載端末3は、接触位置に基づいた入力から画面形式データを生成しサーバ2に送信する。サーバ2は、画面形式データを受信すると、データベース4から最も近い画面形式データを索出し、索出した画面形式データを、送信した車載端末3のタッチパネル3aの画面形式と特定する。
【選択図】 図1
【解決手段】コンテンツ変換サーバ2がタッチパネル3aを備えた車載端末3に、画面形式の検知するための、少なくとも一部分を表示可能なテストパターン5のデータを送信する。タッチパネル3aに表示されたテストパターン5の指示に応じて、利用者がテストパターン5の指示部分に指を触れると、車載端末3は、接触位置に基づいた入力から画面形式データを生成しサーバ2に送信する。サーバ2は、画面形式データを受信すると、データベース4から最も近い画面形式データを索出し、索出した画面形式データを、送信した車載端末3のタッチパネル3aの画面形式と特定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画面形式判別方法および判別システム、ならびに車両に関し、特に、コンテンツ変換サービスを利用する、車載用のインターネット端末に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネットにおけるコンテンツは、パーソナルコンピュータ端末(PC端末)用に作成されている場合が多かった。すなわち、コンテンツは、一般のPC端末のディスプレイに表示する際に、最適な表示ができるように構成されていた。
【0003】
また、このような状況の中で、インターネットのWebページなどを閲覧可能な、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末が普及してきている。
【0004】
しかしながら、これらの携帯端末においては、携帯特性が重視されているため、その表示画面はPC端末のディスプレイに比して小型化され、画面の解像度も、異なっていることが多い。そこで、PC端末のディスプレイ用に最適化されているインターネット上のWebページなどを、携帯端末の表示画面に表示するために、コンテンツ変換技術が開発され普及してきている。
【0005】
また、このようなコンテンツ変換技術を、車両に搭載する車載端末に適用し、コンテンツをユーザの状況や嗜好に合わせてカスタマイズする技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−132645号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の技術においては、次のような問題があった。
【0008】
すなわち、現在、画面形式がほぼ限定されているPDAや携帯電話などの携帯端末において、コンテンツ変換サービスを享受する場合には、コンテンツ変換サーバから携帯端末に、PDA固有の画面形式や携帯電話固有の画面形式に基づいた画像情報や表示情報を送信することにより、携帯端末側において受信した画面情報や表示情報を適切な画面形式に変換して、表示するように構成されていた。
【0009】
ところが、このような技術を車載端末に適用しようとすると、車載端末における表示部のディスプレイの種類が多岐にわたっていることから、最適な画面形式も多岐にわたり、最適な画面表示を得ることが困難であった。
【0010】
すなわち、画面情報が大きすぎてしまうと、車載端末固有の画面形式の基づいた画面情報を車載端末に送信して、その画面情報を表示しようとしても、画面情報が表示部をはみ出してしまい、Webページのリンク部分などをポイントできなくなるという問題が生じる。
【0011】
逆に、画面情報が小さすぎてしまうと、車載端末の表示部に用いられるタッチパネルにおいて、所望のリンク部分と他のリンク部分との間が狭くなってしまい、利用者が指などでリンク部分などをクリックしても、所望のリンクに関連づけされたWebページに飛ぶことができず、所望とするWebページを閲覧できなくなったりするという問題がある。
【0012】
そのため、特に車載端末に関しては、コンテンツ変換サービスを享受可能な端末は、事前に画面形式が判明している特定の種類の車載端末に対してのみであった。また、携帯端末の普及や、携帯端末の利用者の嗜好の多様化から、携帯端末において、表示部の画面形式が多岐に渡るようになった場合には、やはり同様の問題が生じてしまう。
【0013】
また、これらの車載端末や携帯端末の画面形式が多岐にわたった場合、これらの端末において、コンテンツ変換サービスを享受しようとすると、それぞれの端末の画像形式について、利用者が詳細な情報を知見しておかなければならないため、操作が極めて煩雑になってしまうという問題が生じる。
【0014】
したがって、この発明の目的は、端末における表示部の画面形式が多様になる場合であっても、コンテンツ変換サービスにおいて、表示部の画面形式に適合した画面情報を得ることができる画面形式判別方法、画面形式判別システムおよび車両を提供することにある。
【0015】
また、この発明の他の目的は、利用者が、端末の画面形式について詳細な情報を知見していない場合であっても、最適化されたコンテンツ変換サービスを享受することができる画面形式判別方法および画面形式判別システム、ならびに車両を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の第1の発明は、
ネットワーク網を介して相互に通信可能な、サーバと、入力手段および表示手段を備えた端末との間において、
サーバが、表示手段を備えた端末に、表示手段に少なくとも一部を表示可能な画面形式テストパターンのデータを送信し、
表示手段に表示された画面形式テストパターンに応じて入力手段に入力されたデータに基づく画面形式データを、端末がサーバに送信し、
サーバが受信した画面形式データに基づいて、サーバが画面形式データを送信した端末の表示手段における画面形式を特定する
ことを特徴とする画面形式判別方法である。
【0017】
この第1の発明において、典型的には、サーバは、複数の画面形式データが格納されているデータベースを有し、端末から送信された画面形式データに基づいて、データベースから画面形式データを索出し、この索出された画面形式データを、画面形式データを送信した端末の表示手段における画面形式として特定する。また、端末から送信される画面形式データが数値データである場合、サーバにより、画面形式データにおける数値データに最も近い画面形式データが索出され、この索出された画面形式データを、画面形式データを送信した端末の表示手段における画面形式として特定するのが好ましい。
【0018】
この発明の第2の発明は、
ネットワーク網と、
ネットワーク網に接続可能なサーバと、
ネットワーク網に接続可能で、表示手段および入力手段を備えた、複数の端末と、を有し、
サーバが、端末に、画面形式を特定可能な情報を含む画面形式テストパターンのデータを送信し、
端末における表示手段が、画面形式のテストパターンを表示し、
ユーザにより、表示手段におけるテストパターンの表示に応じた入力が入力手段にされることにより、端末が表示手段の画面形式を特定可能な画面形式データを、ネットワーク網を介してサーバに送信可能に構成され、
サーバが、受信した画面形式データに基づいて、画面形式データを送信した端末における表示手段の画面形式を特定するように構成されている
ことを特徴とする画面形式判別システムである。
【0019】
この発明の第3の発明は、
情報を表示可能に構成された表示手段と、情報を入力可能に構成された入力手段とを有するとともに、ネットワーク網に接続可能に構成され、ネットワーク網を介して受信した画面形式テストパターンのデータの少なくとも一部が、表示手段により表示可能に構成され、表示手段における画面形式テストパターンのデータの表示に応じた入力がユーザにより入力手段にされると、表示手段の画面形式を特定可能な画面形式データを、ネットワーク網を介して出力可能に構成された、車載端末が備えられている
ことを特徴とする車両である。
【0020】
この発明において、典型的には、例えば、端末は、車両に搭載可能に構成された車載端末であるが、端末として、携帯電話やPDAなどの携帯端末を採用することも可能である。
【0021】
この発明において、典型的には、表示手段と入力手段とが、一体的に構成され、表示画面が、有体物またはユーザの体の一部を接触させて情報を入力可能なタッチパネルディスプレイから構成されているが、表示手段としてのディスプレイと、入力手段としての入力部とを別体に構成することも可能である。
【0022】
この発明において、典型的には、表示手段の画面形式を特定する画面形式データは、表示手段における主に解像度を表すドット数データ、およびクリックする際の接触領域を表すビーム間隔データを含むが、表示手段の画面形式を特定することが可能であれば、必ずしもこれらのデータに限定されるものではなく、画面形式を特定可能な種々のデータを採用することが可能である。
【0023】
上述のように構成されたこの発明によれば、それぞれの端末に、画面形式を特定する画面形式テストパターンのデータを受信して表示手段に表示させ、ユーザが、この表示手段に表示された画面形式テストパターンに応じた入力を入力手段に行うと、この入力により画面形式データが生成され、この画面形式データに基づいて、サーバにおいて画面形式を特定することができるので、サーバからそれぞれの端末に、コンテンツ変換サービスが提供される場合には、それぞれの端末において、それぞれの端末の表示部に適したコンテンツ変換を施すことが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の一実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。
【0025】
まず、この発明の一実施形態による画像判別方法について説明する。図1に、この一実施形態によるコンテンツ変換の画像判別に関する概略を示す。
【0026】
図1に示すように、この一実施形態による画像判別方法においては、コンテンツ情報処理センタ1にコンテンツ変換サーバ2が設置されている。このコンテンツ変換サーバ2と複数の車両20にそれぞれ搭載された車載端末3との間において、データを送受信が可能に構成されている。なお、図1においては、車載端末3は1つのみで記載しているが、実際には、多数の車載端末3が存在している。
【0027】
すなわち、図2に示すように、コンテンツ変換サーバ2は、ネットワーク網10に接続されている。また、車載端末3を備えた車両20が複数台、ネットワーク網10に接続されている。また、同様に、例えば携帯電話やPDA端末などの複数の携帯端末30(図2中、1台のみ描画)がネットワーク網10に接続されている。これにより、コンテンツ変換サーバ2と、車載端末3や携帯端末30とが相互に通信可能に構成されている。
【0028】
また、図1に示すように、コンテンツ変換サーバ2は、画面形式データベース4を参照可能に構成されている。この画面形式データベース4には、車載端末3のタッチパネル3aに表示するための端末に応じた画面形式に関する、種々の画面形式データ4a,4b,4c,…(画面形式A、画面形式B、画面形式C、…)が格納されている。これらの画面形式データとしては、VGA(Video Graphics Array)、SVGA(Super VGA)、XGA(eXtended Graphics Array)などのディスプレイ規格情報データや、ドット数データからなる解像度データや、などを挙げることができる。
【0029】
これらの画面形式データベース4に格納されている画面形式データ4a,4b,4cは、車載端末3のタッチパネル3aに適した画面形式データが、コンテンツ変換サーバ2により索出可能に構成されている。
【0030】
また、タッチパネル3aに対して最適な画面形式データを索出したコンテンツ変換サーバ2は、索出された画面形式に基づいて、コンテンツ変換されたWebページなどのコンテンツを、車載端末3に送信可能に構成されている。
【0031】
(コンテンツ変換サーバ)
ここで、このコンテンツ変換サーバ2およびクライアント端末の具体的な構成の一例を図3に示す。
【0032】
図3に示すように、コンテンツ変換サーバ2は、所定のプロトコルに基づいて、上述したような携帯端末30や車載端末3などの種々のクライアント端末と、通信可能に構成されている。このコンテンツ変換サーバ2には、少なくとも1種類のオペレーティングシステム(OS)に基づいて、種々のアプリケーションプログラムが構築されている。
【0033】
これらのアプリケーションとしては、例えば、機能拡張が図られたHTTPサーバであるアパッチ(Apache)などから構成されたWebサーバ、動的Webページを表示するためのサーブレット(Servlet)、このサーブレットと連携して動的ページを供給可能なジャバサーバページ(JSP)、およびHTTPにより供給されるHTMLドキュメントなどから構築されている。また、データベースの検索を実行するために、所定のOSをベースにしたデータベース検索アプリケーション(DBMS(Data Base Management System))が格納されている。
【0034】
また、所定のOSをベースにした、クライアント(車載端末3や携帯端末30)から、所定の規格化されているディレクトリサービスのディレクトリにアクセスするための、TCP/IP上で動作するプロトコルであるLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)が格納されている。そして、Webブラウザやメーラなどから、LDAPをサポートするディレクトリサービスを直接検索、参照することが可能となっている。
【0035】
(画面判別方法)
次に、以上のように構成されたコンテンツ変換サーバ2と車載端末3との間で実行される画面判別方法について図面を用いて説明する。
【0036】
すなわち、ある利用者が、任意の車載端末3において、コンテンツ変換サーバ2を利用する場合について説明する。この車載端末3によるコンテンツ変換サーバ2の利用が最初の利用である場合、まず、コンテンツ変換サーバ2から車載端末3に、この車載端末3のタッチパネル3aの画面形式を識別するためのテストパターン5のデータが送信される。
【0037】
そして、このテストパターン5のデータを受信した車載端末3においては、タッチパネル3aに、このテストパターン5の少なくとも一部分が表示される。そして、テストパターン5の表示において、利用者に対し、指定された部分を触れるように指示がされる。この指示に応じて、利用者が指などで、この指定された部分に接触する作業(タッチ作業)を行う。以下に、この一連のテストパターン5のタッチ作業について説明する。図4に、テストパターンの一例を示す。
【0038】
(テストパターン)
図4に示すように、この一実施形態による画面判別方法に用いられるテストパターンにおいては、タッチパネル3aにおける画面形式として、画面の横サイズ(横ドット数)、画面の縦サイズ(縦ドット数)およびビーム間隔を検知可能なパターンとなっている。
【0039】
すなわち、画面の横サイズの検知においては、図4中のタッチパネル3aに表示された複数の「十字(+)」のうちの右端の「+」に触れるように指示される。この指示に応じて、利用者が指などによって、複数の「+」から右端の「+」にタッチする。同様に、画面の縦サイズの検知においては、利用者に、画面の下端の「+」をタッチするように指示がされ、利用者は、横サイズの検知と同様に、指などによって下端の「+」をタッチする。
【0040】
これにより、タッチパネル3aの横サイズにおけるドット数が検知され、同様にして、縦サイズにおけるドット数が検知される。
【0041】
また、同様にして、ビーム間隔の検知が行われる。すなわち、この一実施形態によるテストパターンにおいては、ビーム間隔の検知に用いられるパターンとして、例えば、図4における縦方向と横方向とに「ボタン(□)」(図4中、緑に該当、以下、緑ボタン)が並べられている。
【0042】
また、図4中下方になるほど緑ボタンとの間隔が徐々に広くなるように、縦方向にのみ配置された「□」(図4中、青に該当、以下、青ボタン)と、緑ボタンとの間隔が、図4中右方になるほど徐々に広くなるように、横方向にのみ配置された「□」(図4中、赤に該当、以下、赤ボタン)とが配置されている。
【0043】
そして、利用者に対しては、これらのボタンのうちの、緑ボタンと、赤ボタンまたは青ボタンとをタッチするように指示がされる。この指示に従って、利用者は指などにより、タッチパネル3aにおける、緑ボタンおよび赤ボタン、または緑ボタンおよび青ボタンに、それぞれタッチする。これにより、ビーム間隔が検知される。
【0044】
なお、タッチパネルを備えたPDAや携帯電話などの携帯端末30において、同様の操作を行う場合であっても、利用者の指を用いるのみならず、例えば先端のとがったポインティング用のペンなどの有体物を用いて、「+」や「□」にタッチすることにより、同様の操作を実行することが可能である。
【0045】
以上のようにして検知された、縦のドット数および横のドット数からなる解像度のデータ(ドット数データ)と、ビーム間隔のデータ(ビーム間隔データ)とを数値データとして含む画面形式データが、車載端末3の情報処理部(図示せず)により生成され、ネットワーク網10を介して、コンテンツ変換サーバ2に送信される。
【0046】
また、車載端末3の表示部がタッチパネルディスプレイでない場合や、携帯端末30の表示部がタッチパネルディスプレイでない場合においては、例えば、端末において、ハイパーテキストトランスファプロトコル(http)におけるユーザエージェントフィールド(User Agent Field)に、画面形式の情報を挿入して、コンテンツ変換サーバ2に送信するようにしてもよい。
【0047】
また、事前に、それぞれの端末の表示部の画面情報と、この画面情報に関連づけされた端末IDとがコンテンツ変換サーバ2に登録されており、このコンテンツ変換サーバ2において、それぞれの端末における端末IDによって画面形式を識別するようにしてもよい。
【0048】
画面形式データを受信したコンテンツ変換サーバ2においては、受信した画面形式データにおける、ドット数データおよびビーム間隔データに基づいて、画面形式データベース4の検索が行われる。
【0049】
そして、コンテンツ変換サーバ2においては、画面形式データベース4に格納された画面形式データ4a,4b,4c…から、受信した画面形式データに最も近い画面形式データが索出される。そして、この索出された画面形式データは、コンテンツ変換サーバ2において、車載端末3の画面形式として特定される。
【0050】
そして、以上のようにして車載端末3の画面形式が特定された後は、この車載端末3に送信するコンテンツに関しては、コンテンツ変換サーバ2により特定された画面形式に最適な設定が選択される。そして、この画面形式に基づいたWebページなどのコンテンツ変換サービス6が、コンテンツ変換サーバ2から車載端末3に送信される。これにより、利用者は、使用する車載端末3において最適なコンテンツ変換サービス6を享受することが可能となる。
【0051】
以上説明したように、この一実施形態によれば、コンテンツ変換サーバ2から車載端末3に、ドット数とビーム間隔とを検知可能なパターンが配置されたテストパターン5を送信し、タッチパネル3aにおいて、このテストパターン5を表示して、利用者がその指定部分を触れることにより、車載端末3におけるタッチパネル3aの画面形式データを検知することができ、この検知された画面形式データに基づいて、車載端末3などの端末における表示部の表示形式を特定するようにしていることにより、車載端末3などのように、画面形式が多岐にわたって使用されている場合においても、それぞれの車載端末3において、最も適した画面形式を容易に特定することができ、たとえ利用者がディスプレイにおける画面形式の詳細を知見していない場合であっても、コンテンツ変換サーバ2により、容易に画面形式を特定することができるので、コンテンツ変換サーバ2から、個々の車載端末3に、これらの車載端末3における画面形式にそれぞれ応じたコンテンツ変換サービスを提供することが可能となる。
【0052】
以上、この発明の一実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
【0053】
例えば、上述の実施形態において挙げた画面形式のテストパターンはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる画面形式のテストパターンを用いてもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、サーバが、表示手段を備えた端末に、表示手段に表示可能な画面形式テストパターンのデータを送信し、表示手段に表示された画面形式テストパターンのデータに応じて入力手段から入力されたデータに基づく画面形式データを、端末がサーバに送信し、受信した画面形式データに基づいて、サーバが画面形式データを送信した端末の表示手段における画面形式を特定するようにしていることにより、端末における表示部の画面形式が多様にわたる場合であっても、コンテンツ変換サービスにおいて、端末ごとに、表示部の画面形式に適合した画面情報を得ることができる。また、利用者が、端末の画面形式について詳細な情報を知見していない場合であっても、端末ごとに、最適化されたコンテンツ変換サービスを享受することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による画面形式判別方法を説明するための概略図である。
【図2】この発明の一実施形態によるコンテンツ変換サービスシステムの全体構成の概略を示す図である。
【図3】この発明の一実施形態による画面形式判別方法におけるコンテンツ変換サーバの機能構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の一実施形態による画面形式判別方法において用いられる画面形式パターンの一例を示す略線図である。
【符号の説明】
1 コンテンツ情報処理センタ
2 コンテンツ変換サーバ
3 車載端末
3a タッチパネル
4 画面形式データベース
4a,4b,4c 画面形式データ
5 テストパターン
6 コンテンツ変換サービス
10 ネットワーク網
20 車両
30 携帯端末
【発明の属する技術分野】
この発明は、画面形式判別方法および判別システム、ならびに車両に関し、特に、コンテンツ変換サービスを利用する、車載用のインターネット端末に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネットにおけるコンテンツは、パーソナルコンピュータ端末(PC端末)用に作成されている場合が多かった。すなわち、コンテンツは、一般のPC端末のディスプレイに表示する際に、最適な表示ができるように構成されていた。
【0003】
また、このような状況の中で、インターネットのWebページなどを閲覧可能な、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末が普及してきている。
【0004】
しかしながら、これらの携帯端末においては、携帯特性が重視されているため、その表示画面はPC端末のディスプレイに比して小型化され、画面の解像度も、異なっていることが多い。そこで、PC端末のディスプレイ用に最適化されているインターネット上のWebページなどを、携帯端末の表示画面に表示するために、コンテンツ変換技術が開発され普及してきている。
【0005】
また、このようなコンテンツ変換技術を、車両に搭載する車載端末に適用し、コンテンツをユーザの状況や嗜好に合わせてカスタマイズする技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−132645号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の技術においては、次のような問題があった。
【0008】
すなわち、現在、画面形式がほぼ限定されているPDAや携帯電話などの携帯端末において、コンテンツ変換サービスを享受する場合には、コンテンツ変換サーバから携帯端末に、PDA固有の画面形式や携帯電話固有の画面形式に基づいた画像情報や表示情報を送信することにより、携帯端末側において受信した画面情報や表示情報を適切な画面形式に変換して、表示するように構成されていた。
【0009】
ところが、このような技術を車載端末に適用しようとすると、車載端末における表示部のディスプレイの種類が多岐にわたっていることから、最適な画面形式も多岐にわたり、最適な画面表示を得ることが困難であった。
【0010】
すなわち、画面情報が大きすぎてしまうと、車載端末固有の画面形式の基づいた画面情報を車載端末に送信して、その画面情報を表示しようとしても、画面情報が表示部をはみ出してしまい、Webページのリンク部分などをポイントできなくなるという問題が生じる。
【0011】
逆に、画面情報が小さすぎてしまうと、車載端末の表示部に用いられるタッチパネルにおいて、所望のリンク部分と他のリンク部分との間が狭くなってしまい、利用者が指などでリンク部分などをクリックしても、所望のリンクに関連づけされたWebページに飛ぶことができず、所望とするWebページを閲覧できなくなったりするという問題がある。
【0012】
そのため、特に車載端末に関しては、コンテンツ変換サービスを享受可能な端末は、事前に画面形式が判明している特定の種類の車載端末に対してのみであった。また、携帯端末の普及や、携帯端末の利用者の嗜好の多様化から、携帯端末において、表示部の画面形式が多岐に渡るようになった場合には、やはり同様の問題が生じてしまう。
【0013】
また、これらの車載端末や携帯端末の画面形式が多岐にわたった場合、これらの端末において、コンテンツ変換サービスを享受しようとすると、それぞれの端末の画像形式について、利用者が詳細な情報を知見しておかなければならないため、操作が極めて煩雑になってしまうという問題が生じる。
【0014】
したがって、この発明の目的は、端末における表示部の画面形式が多様になる場合であっても、コンテンツ変換サービスにおいて、表示部の画面形式に適合した画面情報を得ることができる画面形式判別方法、画面形式判別システムおよび車両を提供することにある。
【0015】
また、この発明の他の目的は、利用者が、端末の画面形式について詳細な情報を知見していない場合であっても、最適化されたコンテンツ変換サービスを享受することができる画面形式判別方法および画面形式判別システム、ならびに車両を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の第1の発明は、
ネットワーク網を介して相互に通信可能な、サーバと、入力手段および表示手段を備えた端末との間において、
サーバが、表示手段を備えた端末に、表示手段に少なくとも一部を表示可能な画面形式テストパターンのデータを送信し、
表示手段に表示された画面形式テストパターンに応じて入力手段に入力されたデータに基づく画面形式データを、端末がサーバに送信し、
サーバが受信した画面形式データに基づいて、サーバが画面形式データを送信した端末の表示手段における画面形式を特定する
ことを特徴とする画面形式判別方法である。
【0017】
この第1の発明において、典型的には、サーバは、複数の画面形式データが格納されているデータベースを有し、端末から送信された画面形式データに基づいて、データベースから画面形式データを索出し、この索出された画面形式データを、画面形式データを送信した端末の表示手段における画面形式として特定する。また、端末から送信される画面形式データが数値データである場合、サーバにより、画面形式データにおける数値データに最も近い画面形式データが索出され、この索出された画面形式データを、画面形式データを送信した端末の表示手段における画面形式として特定するのが好ましい。
【0018】
この発明の第2の発明は、
ネットワーク網と、
ネットワーク網に接続可能なサーバと、
ネットワーク網に接続可能で、表示手段および入力手段を備えた、複数の端末と、を有し、
サーバが、端末に、画面形式を特定可能な情報を含む画面形式テストパターンのデータを送信し、
端末における表示手段が、画面形式のテストパターンを表示し、
ユーザにより、表示手段におけるテストパターンの表示に応じた入力が入力手段にされることにより、端末が表示手段の画面形式を特定可能な画面形式データを、ネットワーク網を介してサーバに送信可能に構成され、
サーバが、受信した画面形式データに基づいて、画面形式データを送信した端末における表示手段の画面形式を特定するように構成されている
ことを特徴とする画面形式判別システムである。
【0019】
この発明の第3の発明は、
情報を表示可能に構成された表示手段と、情報を入力可能に構成された入力手段とを有するとともに、ネットワーク網に接続可能に構成され、ネットワーク網を介して受信した画面形式テストパターンのデータの少なくとも一部が、表示手段により表示可能に構成され、表示手段における画面形式テストパターンのデータの表示に応じた入力がユーザにより入力手段にされると、表示手段の画面形式を特定可能な画面形式データを、ネットワーク網を介して出力可能に構成された、車載端末が備えられている
ことを特徴とする車両である。
【0020】
この発明において、典型的には、例えば、端末は、車両に搭載可能に構成された車載端末であるが、端末として、携帯電話やPDAなどの携帯端末を採用することも可能である。
【0021】
この発明において、典型的には、表示手段と入力手段とが、一体的に構成され、表示画面が、有体物またはユーザの体の一部を接触させて情報を入力可能なタッチパネルディスプレイから構成されているが、表示手段としてのディスプレイと、入力手段としての入力部とを別体に構成することも可能である。
【0022】
この発明において、典型的には、表示手段の画面形式を特定する画面形式データは、表示手段における主に解像度を表すドット数データ、およびクリックする際の接触領域を表すビーム間隔データを含むが、表示手段の画面形式を特定することが可能であれば、必ずしもこれらのデータに限定されるものではなく、画面形式を特定可能な種々のデータを採用することが可能である。
【0023】
上述のように構成されたこの発明によれば、それぞれの端末に、画面形式を特定する画面形式テストパターンのデータを受信して表示手段に表示させ、ユーザが、この表示手段に表示された画面形式テストパターンに応じた入力を入力手段に行うと、この入力により画面形式データが生成され、この画面形式データに基づいて、サーバにおいて画面形式を特定することができるので、サーバからそれぞれの端末に、コンテンツ変換サービスが提供される場合には、それぞれの端末において、それぞれの端末の表示部に適したコンテンツ変換を施すことが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の一実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。
【0025】
まず、この発明の一実施形態による画像判別方法について説明する。図1に、この一実施形態によるコンテンツ変換の画像判別に関する概略を示す。
【0026】
図1に示すように、この一実施形態による画像判別方法においては、コンテンツ情報処理センタ1にコンテンツ変換サーバ2が設置されている。このコンテンツ変換サーバ2と複数の車両20にそれぞれ搭載された車載端末3との間において、データを送受信が可能に構成されている。なお、図1においては、車載端末3は1つのみで記載しているが、実際には、多数の車載端末3が存在している。
【0027】
すなわち、図2に示すように、コンテンツ変換サーバ2は、ネットワーク網10に接続されている。また、車載端末3を備えた車両20が複数台、ネットワーク網10に接続されている。また、同様に、例えば携帯電話やPDA端末などの複数の携帯端末30(図2中、1台のみ描画)がネットワーク網10に接続されている。これにより、コンテンツ変換サーバ2と、車載端末3や携帯端末30とが相互に通信可能に構成されている。
【0028】
また、図1に示すように、コンテンツ変換サーバ2は、画面形式データベース4を参照可能に構成されている。この画面形式データベース4には、車載端末3のタッチパネル3aに表示するための端末に応じた画面形式に関する、種々の画面形式データ4a,4b,4c,…(画面形式A、画面形式B、画面形式C、…)が格納されている。これらの画面形式データとしては、VGA(Video Graphics Array)、SVGA(Super VGA)、XGA(eXtended Graphics Array)などのディスプレイ規格情報データや、ドット数データからなる解像度データや、などを挙げることができる。
【0029】
これらの画面形式データベース4に格納されている画面形式データ4a,4b,4cは、車載端末3のタッチパネル3aに適した画面形式データが、コンテンツ変換サーバ2により索出可能に構成されている。
【0030】
また、タッチパネル3aに対して最適な画面形式データを索出したコンテンツ変換サーバ2は、索出された画面形式に基づいて、コンテンツ変換されたWebページなどのコンテンツを、車載端末3に送信可能に構成されている。
【0031】
(コンテンツ変換サーバ)
ここで、このコンテンツ変換サーバ2およびクライアント端末の具体的な構成の一例を図3に示す。
【0032】
図3に示すように、コンテンツ変換サーバ2は、所定のプロトコルに基づいて、上述したような携帯端末30や車載端末3などの種々のクライアント端末と、通信可能に構成されている。このコンテンツ変換サーバ2には、少なくとも1種類のオペレーティングシステム(OS)に基づいて、種々のアプリケーションプログラムが構築されている。
【0033】
これらのアプリケーションとしては、例えば、機能拡張が図られたHTTPサーバであるアパッチ(Apache)などから構成されたWebサーバ、動的Webページを表示するためのサーブレット(Servlet)、このサーブレットと連携して動的ページを供給可能なジャバサーバページ(JSP)、およびHTTPにより供給されるHTMLドキュメントなどから構築されている。また、データベースの検索を実行するために、所定のOSをベースにしたデータベース検索アプリケーション(DBMS(Data Base Management System))が格納されている。
【0034】
また、所定のOSをベースにした、クライアント(車載端末3や携帯端末30)から、所定の規格化されているディレクトリサービスのディレクトリにアクセスするための、TCP/IP上で動作するプロトコルであるLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)が格納されている。そして、Webブラウザやメーラなどから、LDAPをサポートするディレクトリサービスを直接検索、参照することが可能となっている。
【0035】
(画面判別方法)
次に、以上のように構成されたコンテンツ変換サーバ2と車載端末3との間で実行される画面判別方法について図面を用いて説明する。
【0036】
すなわち、ある利用者が、任意の車載端末3において、コンテンツ変換サーバ2を利用する場合について説明する。この車載端末3によるコンテンツ変換サーバ2の利用が最初の利用である場合、まず、コンテンツ変換サーバ2から車載端末3に、この車載端末3のタッチパネル3aの画面形式を識別するためのテストパターン5のデータが送信される。
【0037】
そして、このテストパターン5のデータを受信した車載端末3においては、タッチパネル3aに、このテストパターン5の少なくとも一部分が表示される。そして、テストパターン5の表示において、利用者に対し、指定された部分を触れるように指示がされる。この指示に応じて、利用者が指などで、この指定された部分に接触する作業(タッチ作業)を行う。以下に、この一連のテストパターン5のタッチ作業について説明する。図4に、テストパターンの一例を示す。
【0038】
(テストパターン)
図4に示すように、この一実施形態による画面判別方法に用いられるテストパターンにおいては、タッチパネル3aにおける画面形式として、画面の横サイズ(横ドット数)、画面の縦サイズ(縦ドット数)およびビーム間隔を検知可能なパターンとなっている。
【0039】
すなわち、画面の横サイズの検知においては、図4中のタッチパネル3aに表示された複数の「十字(+)」のうちの右端の「+」に触れるように指示される。この指示に応じて、利用者が指などによって、複数の「+」から右端の「+」にタッチする。同様に、画面の縦サイズの検知においては、利用者に、画面の下端の「+」をタッチするように指示がされ、利用者は、横サイズの検知と同様に、指などによって下端の「+」をタッチする。
【0040】
これにより、タッチパネル3aの横サイズにおけるドット数が検知され、同様にして、縦サイズにおけるドット数が検知される。
【0041】
また、同様にして、ビーム間隔の検知が行われる。すなわち、この一実施形態によるテストパターンにおいては、ビーム間隔の検知に用いられるパターンとして、例えば、図4における縦方向と横方向とに「ボタン(□)」(図4中、緑に該当、以下、緑ボタン)が並べられている。
【0042】
また、図4中下方になるほど緑ボタンとの間隔が徐々に広くなるように、縦方向にのみ配置された「□」(図4中、青に該当、以下、青ボタン)と、緑ボタンとの間隔が、図4中右方になるほど徐々に広くなるように、横方向にのみ配置された「□」(図4中、赤に該当、以下、赤ボタン)とが配置されている。
【0043】
そして、利用者に対しては、これらのボタンのうちの、緑ボタンと、赤ボタンまたは青ボタンとをタッチするように指示がされる。この指示に従って、利用者は指などにより、タッチパネル3aにおける、緑ボタンおよび赤ボタン、または緑ボタンおよび青ボタンに、それぞれタッチする。これにより、ビーム間隔が検知される。
【0044】
なお、タッチパネルを備えたPDAや携帯電話などの携帯端末30において、同様の操作を行う場合であっても、利用者の指を用いるのみならず、例えば先端のとがったポインティング用のペンなどの有体物を用いて、「+」や「□」にタッチすることにより、同様の操作を実行することが可能である。
【0045】
以上のようにして検知された、縦のドット数および横のドット数からなる解像度のデータ(ドット数データ)と、ビーム間隔のデータ(ビーム間隔データ)とを数値データとして含む画面形式データが、車載端末3の情報処理部(図示せず)により生成され、ネットワーク網10を介して、コンテンツ変換サーバ2に送信される。
【0046】
また、車載端末3の表示部がタッチパネルディスプレイでない場合や、携帯端末30の表示部がタッチパネルディスプレイでない場合においては、例えば、端末において、ハイパーテキストトランスファプロトコル(http)におけるユーザエージェントフィールド(User Agent Field)に、画面形式の情報を挿入して、コンテンツ変換サーバ2に送信するようにしてもよい。
【0047】
また、事前に、それぞれの端末の表示部の画面情報と、この画面情報に関連づけされた端末IDとがコンテンツ変換サーバ2に登録されており、このコンテンツ変換サーバ2において、それぞれの端末における端末IDによって画面形式を識別するようにしてもよい。
【0048】
画面形式データを受信したコンテンツ変換サーバ2においては、受信した画面形式データにおける、ドット数データおよびビーム間隔データに基づいて、画面形式データベース4の検索が行われる。
【0049】
そして、コンテンツ変換サーバ2においては、画面形式データベース4に格納された画面形式データ4a,4b,4c…から、受信した画面形式データに最も近い画面形式データが索出される。そして、この索出された画面形式データは、コンテンツ変換サーバ2において、車載端末3の画面形式として特定される。
【0050】
そして、以上のようにして車載端末3の画面形式が特定された後は、この車載端末3に送信するコンテンツに関しては、コンテンツ変換サーバ2により特定された画面形式に最適な設定が選択される。そして、この画面形式に基づいたWebページなどのコンテンツ変換サービス6が、コンテンツ変換サーバ2から車載端末3に送信される。これにより、利用者は、使用する車載端末3において最適なコンテンツ変換サービス6を享受することが可能となる。
【0051】
以上説明したように、この一実施形態によれば、コンテンツ変換サーバ2から車載端末3に、ドット数とビーム間隔とを検知可能なパターンが配置されたテストパターン5を送信し、タッチパネル3aにおいて、このテストパターン5を表示して、利用者がその指定部分を触れることにより、車載端末3におけるタッチパネル3aの画面形式データを検知することができ、この検知された画面形式データに基づいて、車載端末3などの端末における表示部の表示形式を特定するようにしていることにより、車載端末3などのように、画面形式が多岐にわたって使用されている場合においても、それぞれの車載端末3において、最も適した画面形式を容易に特定することができ、たとえ利用者がディスプレイにおける画面形式の詳細を知見していない場合であっても、コンテンツ変換サーバ2により、容易に画面形式を特定することができるので、コンテンツ変換サーバ2から、個々の車載端末3に、これらの車載端末3における画面形式にそれぞれ応じたコンテンツ変換サービスを提供することが可能となる。
【0052】
以上、この発明の一実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
【0053】
例えば、上述の実施形態において挙げた画面形式のテストパターンはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる画面形式のテストパターンを用いてもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、サーバが、表示手段を備えた端末に、表示手段に表示可能な画面形式テストパターンのデータを送信し、表示手段に表示された画面形式テストパターンのデータに応じて入力手段から入力されたデータに基づく画面形式データを、端末がサーバに送信し、受信した画面形式データに基づいて、サーバが画面形式データを送信した端末の表示手段における画面形式を特定するようにしていることにより、端末における表示部の画面形式が多様にわたる場合であっても、コンテンツ変換サービスにおいて、端末ごとに、表示部の画面形式に適合した画面情報を得ることができる。また、利用者が、端末の画面形式について詳細な情報を知見していない場合であっても、端末ごとに、最適化されたコンテンツ変換サービスを享受することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による画面形式判別方法を説明するための概略図である。
【図2】この発明の一実施形態によるコンテンツ変換サービスシステムの全体構成の概略を示す図である。
【図3】この発明の一実施形態による画面形式判別方法におけるコンテンツ変換サーバの機能構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の一実施形態による画面形式判別方法において用いられる画面形式パターンの一例を示す略線図である。
【符号の説明】
1 コンテンツ情報処理センタ
2 コンテンツ変換サーバ
3 車載端末
3a タッチパネル
4 画面形式データベース
4a,4b,4c 画面形式データ
5 テストパターン
6 コンテンツ変換サービス
10 ネットワーク網
20 車両
30 携帯端末
Claims (8)
- ネットワーク網を介して相互に通信可能な、サーバと、入力手段および表示手段を備えた端末との間において、
上記サーバが、上記表示手段を備えた端末に、上記表示手段に少なくとも一部を表示可能な画面形式テストパターンのデータを送信し、
上記表示手段に表示された上記画面形式テストパターンに応じて上記入力手段に入力されたデータに基づく画面形式データを、上記端末が上記サーバに送信し、
上記サーバが受信した上記画面形式データに基づいて、上記サーバが上記画面形式データを送信した端末の表示手段における画面形式を特定する
ことを特徴とする画面形式判別方法。 - 上記端末が、車両に搭載可能に構成された車載端末である
ことを特徴とする請求項1記載の画面形式判別方法。 - 上記表示手段の画面形式を特定する画面形式データが、ドット数データおよびビーム間隔データを含む
ことを特徴とする請求項1または2記載の画面形式判別方法。 - ネットワーク網と、
上記ネットワーク網に接続可能なサーバと、
上記ネットワーク網に接続可能で、表示手段および入力手段を備えた、複数の端末と、を有し、
上記サーバが、上記端末に、画面形式を特定可能な情報を含む画面形式テストパターンのデータを送信し、
上記端末における上記表示手段が、上記画面形式のテストパターンを表示し、
ユーザにより、上記表示手段における上記テストパターンの表示に応じた入力が上記入力手段にされることにより、上記端末が上記表示手段の画面形式を特定可能な画面形式データを、上記ネットワーク網を介して上記サーバに送信可能に構成され、
上記サーバが、受信した上記画面形式データに基づいて、上記画面形式データを送信した上記端末における上記表示手段の画面形式を特定するように構成されている
ことを特徴とする画面形式判別システム。 - 上記表示手段と上記入力手段とが、一体的に構成され、表示画面が、有体物またはユーザの体の一部を接触させて情報を入力可能なタッチパネルディスプレイから構成されている
ことを特徴とする請求項4記載の画面形式判別システム。 - 上記表示手段の画面形式を特定する画面形式データが、ドット数データおよびビーム間隔データを含む
ことを特徴とする請求項4または5記載の画面形式判別システム。 - 情報を表示可能に構成された表示手段と、情報を入力可能に構成された入力手段とを有するとともに、ネットワーク網に接続可能に構成され、上記ネットワーク網を介して受信した画面形式テストパターンのデータの少なくとも一部が、上記表示手段により表示可能に構成され、上記表示手段における上記画面形式テストパターンのデータの表示に応じた入力がユーザにより上記入力手段にされると、上記表示手段の画面形式を特定可能な画面形式データを、上記ネットワーク網を介して出力可能に構成された、車載端末が備えられている
ことを特徴とする車両。 - 上記表示手段と上記入力手段とが、一体的に構成され、表示画面が、有体物またはユーザの体の一部を接触させて情報を入力可能なタッチパネルディスプレイから構成されている
ことを特徴とする請求項7記載の車両。
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- 2003-06-12 JP JP2003168133A patent/JP2005004527A/ja not_active Withdrawn
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