JP2005004343A - 論理集積回路 - Google Patents

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善生 和田
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Abstract

【課題】低消費電力化、設計期間の短縮化、及び複数の用途に対してシステム構成を変更することを可能とする。
【解決手段】特定の機能を有する機能ブロックであるコンポーネントの集合であるコンポーネント群102と、コンポーネント群の各コンポーネントの動作条件及びコンポーネント間の接続情報を含むパラメータが格納されている記憶手段106と、コンポーネント群の各コンポーネントに動作条件及びコンポーネント間の接続情報を含むパラメータを設定する制御手段100と、各部の動作を規定するクロックを生成し、各部に供給するクロック生成部112とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、論理集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
アイピーフレックス株式会社では、開発対象システムをソフトウェア(C言語など)で記述すると、それがそのままカスタム・チップ並みの性能を持った高性能デバイスになる「Software to Silicon」を実現するリコンフィギュラブル・プロセッサ技術がある(例えば、非特許文献1参照。)。そのプロセッサの構成を図23に示す。
【0003】
DAP/DNA−HPと呼ばれている。DAP(Digital Application Processor)はハーバード・アーキテクチャを採用したアイピーフレックス独自の32ビットRISCプロセッサである。図24に示すようにDNA(Distributed Network Architecture)マトリックスは144個のダイナミックにリコンフィギュレーション可能な演算ユニットが配置されたデータ・フロー型のアクセラレータである。各エレメント間の配線はダイナミックに変更することができ、アプリケーションに応じてこれらの演算ユニットが実行する処理に応じたパラレル/パイプライン処理系を瞬時に構成することができる。
【0004】
【非特許文献1】
アイピーフレックス社
Digital Application Processor/Distributed Network Architecture(DAP/DNA)
(http://www.ipflex.com/product/dapdna_arc.html)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、マルチプロセッサを使用した論理回路は、低消費電力化には困難と思われる。また、用途を限定した場合には、マルチプロセッサを使用するという複雑な処理を行う必要がない。特定の複数の用途に変更できれば良い場合には、高コストになることが予想される。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、低消費電力化、設計期間の短縮化、及び複数の用途に対してシステム構成を変更することができる論理集積回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、特定の機能を有する機能ブロックであるコンポーネントの集合であるコンポーネント群と、前記コンポーネント群の各コンポーネントの動作条件及びコンポーネント間の接続情報を含むパラメータが格納されている記憶手段と、前記コンポーネント群の各コンポーネントに動作条件及びコンポーネント間の接続情報を含むパラメータを設定する制御手段と、各部の動作を規定するクロックを生成し、各部に供給するクロック生成部とを有することを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の論理集積回路において、前記各コンポーネントは、入力信号を取り込み、一時的に保持し、出力する入力インタフェース部と、前記制御手段により転送された前記パラメータを保存する記憶部と、前記入力インタフェースを介して入力されたデータを前記記憶部に保存された前記パラメータによって割り当てられた機能により処理するコア部と、前記コア部から出力されるデータを一時的に保持し、外部に出力する出力インタフェース部と、各部の動作タイミングを制御する制御部とを有することを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の論理集積回路において、前記入力インタフェース部及び出力インタフェース部をそれぞれ、複数有することを特徴とする。
【0009】
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または3のいずれかに記載の論理集積回路において、前記入力インタフェース部は、入力されるデータを一時的に保持し、出力するRAMと、前記RAMにデータが入力されるメモリエリアを指定するための入力アドレスを生成する入力アドレス生成部と、前記RAMから出力されるデータが格納されているメモリエリアを指定するための出力アドレスを生成する出力アドレス生成部と、外部または内部からの制御信号に基づいて前記入力アドレス生成部及び出力アドレス生成部を制御するタイミング制御部とを有することを特徴とする。
【0010】
また、請求項5に記載の発明は、請求項2または3のいずれかに記載の論理集積回路において、前記出力インタフェース部は、入力されるデータを一時的に保持し、出力するRAMと、前記RAMにデータが入力されるメモリエリアを指定するための入力アドレスを生成する入力アドレス生成部と、前記RAMから出力されるデータが格納されているメモリエリアを指定するための出力アドレスを生成する出力アドレス生成部と、外部または内部からの制御信号に基づいて前記入力アドレス生成部及び出力アドレス生成部を制御するタイミング制御部とを有することを特徴とする。
【0011】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の論理集積回路において、前記クロック生成部は、周波数が異なる複数のクロックを生成し、各コンポーネントに供給するクロックを、各コンポーネントの内部で使用するクロックと、各コンポーネントにおける外部との入出力に使用するクロックとで異なる周波数とすることを特徴とする。
【0012】
また、請求項7に記載の発明は、請求項4に記載の論理集積回路において、前記入力インタフェース部におけるRAMは、デュアルポートRAMであり、前記クロック生成部は、周波数が異なる複数のクロックを生成し、前記RAMにおいて、書き込み動作に使用するクロックと読み出し動作に使用するクロックとで周波数を異ならしめるように、前記RAMに対し異なる周波数のクロックを供給することを特徴とする。
【0013】
また、請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の論理集積回路において、前記出力インタフェース部におけるRAMは、デュアルポートRAMであり、前記クロック生成部は、周波数が異なる複数のクロックを生成し、前記RAMにおいて、書き込み動作に使用するクロックと読み出し動作に使用するクロックとで周波数を異ならしめるように、前記RAMに対し異なる周波数のクロックを供給することを特徴とする。
【0014】
また、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の論理集積回路において、前記コンポーネント群のうちのいずれかのコンポーネントは、
入力されるデータを処理し、該処理されたデータを転送すべき外部のコンポーネントに対して出力する信号処理手段と、前記信号処理手段がデータ処理に要する時間だけ、書き込みアドレスリセット信号を遅延させて前記転送すべき外部のコンポーネントに出力する遅延回路と、前記コンポーネント群の各コンポーネントの動作条件及びコンポーネント間の接続情報を含むパラメータが格納されている記憶手段とを有することを特徴とする。
【0015】
また、請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載の論理集積回路において、前記コア部に、前記入力インタフェース部を構成する出力アドレス生成部と、出力インタフェース部を構成する入力アドレス生成部を設けたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1に本発明の実施形態に係る論理集積回路の構成を示す。同図において、本実施形態に係る論理集積回路1は、CPU100と、機能ブロックであるコンポーネントの集合体であるコンポーネント群102と、ROM104と、RAM106と、インタフェース変換器108、110と、各部に供給するクロックを生成するクロック生成回路(CLK)112とを有している。
【0017】
CPU100は、各コンポーネントに対し、各コンポーネントの動作条件及びコンポーネント間の接続情報を含むパラメータの設定を行い、かつ各コンポーネントの動作管理を行う機能を有している。ROM104には各種制御プログラム及び固定データが格納されている。また、RAM106には、各コンポーネントに設定されるパラメータが格納される。
インタフェース変換器108は、CPU100と外部との入出力のインタフェースを行う機能を有する。
【0018】
また、インタフェース変換器110は、CPU100を介さずにコンポーネント群102と外部との入出力のインタフェースを行う機能を有している。
コンポーネント群102は、図2に示すようにそれぞれ、特定の機能を有する複数のコンポーネント(例えば、A〜H)の集合体であり、これらのコンポーネントA〜Hの論理的な接続関係をCPU100によるパラメータの設定により行うことにより複数種のシステムを構築することができるようになっている。
【0019】
図3に本発明に係る論理集積回路におけるコンポーネントの使用例を示す。図3において、システム1では、コンポーネントA,B,C,Dがこの接続により動作している。システム2ではA,F,G,Dがこの接続により動作している。このように、コンポーネント群102の外部から、具体的にはCPU100により設定されるパラメータによりこのように動作及び接続線を選択して、複数の機能を備えること、すなわち、機能の異なる複数種のシステムを構築することができる。
【0020】
次に、本発明の実施形態に係る論理集積回路におけるコンポーネント群を構成するコンポーネントの具体的構成を図4に示す。同図において、コンポーネント20は入力インタフェース(I/F)部200と、コア部202と、出力インタフェース部204と、制御部206と、パラメータ保存用RAM208とからなり、入力側と出力側が明確に区別されている。
【0021】
図1におけるCPU100に接続するバスはパラメータ保存用RAM208に接続されており、CPU100は、パラメータ保存用RAM208に対して読み書きできるようになっている。CPU100がパラメータ保存用RAM208にパラメータを設定することにより、コンポーネント20は機能を選択することができるようになっている。
また、コンポーネント20が異常動作を行った場合には、パラメータ保存用RAM208に割り付けられたビットをアラーム信号として、コンポーネント20はCPU100に対して異常を知らせることが可能である。
【0022】
図5は本発明のコンポーネント群102の各コンポーネントにパラメータを設定するためのRAM106(図1)におけるアドレスマップを示している。同図において、アドレス0000のNビットはコンポーネントAの情報(パラメータ)であり、アドレス0001、0002はコンポーネントBの情報である。各コンポーネントに対して任意の数の情報を予め用意可能である。
【0023】
図6はコンポーネントの情報の使用例を示している。FFT(高速フーリエ変換)演算機能を例にとり、説明する。コンポーネント20のパラメータ保存用RAM208は、例えば、8ビットのレジスタ群で構成されている。図6は、CPU100によりRAM106よりコンポーネント20のパラメータ保存用RAM208(8ビットのレジスタ)にパラメータが転送され、設定されている状態を示している。
【0024】
図6において、ビット0(b0)は動作設定ビットであり、CPU100がb0に0を書き込めば、このコンポーネントは動作し、ビット0(b0)に1を書き込めば、休止する。ビット1(b1)、ビット2(b2)はFFTのポイント数である。b2、b1が(00)のとき16ポイント、b2、b1が(01)のとき64ポイント、b2、b1が(10)のとき256ポイント、b2、b1が(11)のとき1024ポイントとして動作する。
【0025】
ビット3(b3)は自己診断モードを示す。b3が0のとき自己診断モードとなる。自己診断時は該コンポーネントが正常動作するか否か確認を行う。例えば、ある特定の信号を入力して、その答えが期待値と一致するか否かをもって判定する。もし一致すれば、正常として、該コンポーネントがb7を0にする。異常であれば、該コンポーネントがb7を1にする。
【0026】
CPU100はコンポーネントによる自己診断後、コンポーネントのパラメータ保存用RAM208内のレジスタにおけるb7をみて、コンポーネントを診断する。b4、b5、b6はCPU100がFFT内部のゲインを設定する。このように、CPU100は各コンポーネントに対して、設定パラメータによって、複数の機能を有する論理集積回路とすることができる。
【0027】
図7は図4に示すコンポーネント20内部の入力インタフェース(I/F)部200の構成を示している。入力インタフェース部200は、RAM2000と、入力アドレス生成器2001と、出力アドレス生成器2002と、タイミング制御部2003とを有している。RAM2000はデュアルポートRAMであってもよい。
入力データはRAM2000に一時的に格納されることによりコンポーネント20内部に入力可能な状態になる。
【0028】
入力アドレス生成器2001と出力アドレス生成器2002からのパラメータ設定により、アドレス数を設定する。図6に示した例では、FFT演算のポイント数がアドレス数に相当する。外部からの制御信号とコンポーネント20内部の制御部206からの命令によりタイミング制御部2003は入出力のアドレスを生成し、データの入力、データのコンポーネント20内部への出力を行う。
【0029】
図8はコンポーネント20内部の出力インタフェース部204の構成を示している。出力インタフェース部204はRAM2040と、入力アドレス生成器2041と、出力アドレス生成器2042と、タイミング制御部2043とを有している。RAM2040は、デュアルポートRAMであってもよい。
コンポーネント内部からのデータはRAM2040に一時的に格納されることによりコンポーネント20の外部に出力可能な状態となる。
【0030】
入力アドレス生成器2041と出力アドレス生成器2042はCPU100からのパラメータ設定により、アドレス数を設定する。図6に示した例では、FFT演算のポイント数がアドレス数に相当する。コンポーネント20外部からの制御信号とコンポーネント20内部の制御部206からの命令によりタイミング制御部2043は入出力のアドレスを生成し、コンポーネント20内部からのデータを入力を行い、コンポーネント20外部へのデータ出力を行う。
【0031】
図9は外部入力、入力インタフェース(I/F)部200、出力インタフェース(I/F)部204、外部出力、及びコンポーネント20内部における制御部206の命令フロー例を示している。同図において丸は制御部206からの命令を示している。制御部206は図9に示すフローを統括する。
図9において、まず、制御部206は入力インタフェース部200に入力許可命令を出す。入力インタフェース(I/F)部200は、外部からの書き込み要求信号を受けると許可を示す。
【0032】
もし、入力不許可の場合は入力インタフェース(I/F)部200は、確認メッセージACKを外部に返さない。確認メッセージACKを外部に対して返すと、外部から書き込みアドレスリセット信号と共にデータが送られてくる。
入力インタフェース部200では、書き込みアドレスリセット信号で入力アドレス生成器2001をリセットすると共に、RAM2000に書き込む。所定のデータ数をRAM2000に書き込むと、制御部206は入力インタフェース部200に入力不許可命令を出す。
【0033】
その後、制御部206は入力インタフェース部200内のRAM2000に出力命令を送り、入力インタフェース部2000のRAM2000から出力アドレス生成器2002を用いてデータをコア部202に出力する。コア部202ではデータを処理し、処理されたデータは、予め定められた遅延時間で出力インタフェース部204のRAM2040に到達する。
【0034】
制御部206は出力インタフェース部204に対し、データの到達時間が合うように、入力命令を出して、入力インタフェース部2000における出力アドレス生成器2002を動作させて、出力インタフェース部204のRAM2040に入力させる。
所定のデータ数が出力インタフェース部204のRAM2040に書き込まれると、制御部206は出力インタフェース部204に対して入力停止命令を送る。
【0035】
その後、制御部206は出力インタフェース部204のRAM2040に対して外部への出力命令を送る。出力インタフェース部204は外部に対して出力要求信号を送り、外部からは確認メッセージACKが返ってくるまで待つ。
確認メッセージACKが外部から返ってくれば、出力アドレスリセット信号を出力アドレス生成器2042に出力して出力アドレスをリセットする。
【0036】
そして、出力インタフェース部204のRAM2040に対して、出力アドレス生成器2042を用いてデータを出力させる。所定のデータ数がRAM2040から出力されると、制御部206は出力インタフェース部204に対して、出力停止命令を送る。
なお、外部の入出力は、同じ構成のコンポーネントで接続される。以上述べたように、本発明の論理集積回路は動作する。
【0037】
次に、本発明の実施形態に係る論理集積回路におけるコンポーネントの他の構成例を図10に示す。このコンポーネント30は、入力インタフェース(I/F)部300と、コア部302と、出力インタフェース(I/F)部304と、制御部306と、パラメータ保存用RAM308とを有している。
このコンポーネント30は、周波数の異なる複数のクロック1,2,3を用いることを特徴としている。
【0038】
このコンポーネント30では、コンポーネント30内部の動作に使用するクロック2と外部との入出力に対するクロック1、3とを異なる周波数にする。その理由として、コンポーネント内部は1まとまりとして、集積回路に配置されるとすると、高速のクロックに対して動作するが、コンポーネント間を接続した場合、集積回路の構成によっては接続されるコンポーネントは相互に離れた場所に配置される場合も想定される。
【0039】
その時、配線の引き回しに起因する遅延が発生するため、高速のクロックを用いてコンポーネント間を動作させることができない場合もある。そのような場合には、コンポーネントにおけるデータの入出力動作に使用するクロックとコンポーネント内部の動作に使用するクロックとを異なる周波数のものを使う必要がある場合がある。論理集積回路1内のクロック生成回路112は、上述した周波数の異なるクロック1、2、3を生成し、各コンポーネントに供給する。
なお、このとき入力インタフェース部300と出力インタフェース部304では、記憶手段としてはデュアルポートRAMを用いる。
【0040】
次に、図10に示したコンポーネント30における入力インタフェース(I/F)部300の構成を図11に示す。同図において、入力インタフェース(I/F)部300は、デュアルポートRAM(DP‐RAM)3000と、入力アドレス生成器3001と、出力アドレス生成器3002と、タイミング制御部3003とを有している。
上記構成において、入力インタフェース部300内部のデュアルポートRAM3000には入出力に対して、周波数の異なるクロック1、2が入力されている。
【0041】
次に、図10に示したコンポーネント30における出力インタフェース(I/F)部304の構成を図12に示す。同図において、出力インタフェース(I/F)部304は、デュアルポートRAM(DP‐RAM)3040と、入力アドレス生成器3041と、出力アドレス生成器3042と、タイミング制御部3043と、分周器3044とを有している。
【0042】
上記構成において、出力インタフェース部304内部のデュアルポートRAM3040には入出力に対して、異なるクロック2、3が入力されている。このうちクロック3は、図1に示すクロック生成回路112から供給されるのではなく、この実施例では、クロック2を分周器3044により分周することにより得ている。すなわち、この出力インタフェース部304が内蔵されるコンポーネント30に接続されるコンポーネントの処理が比較的遅い場合に次のコンポーネントの入力インタフェース部に供給するクロックを、その周波数が低くなるようにクロック3の周波数を変更するものである。
【0043】
次に、本発明の実施形態に係る論理集積回路におけるコンポーネントの他の構成例を図13に示す。同図において、コンポーネント40は、信号処理部400と、信号処理部400でデータ処理に要する時間だけ書き込みアドレスリセット信号を遅延させる遅延回路402と、パラメータ保存用RAM404とを有している。
コンポーネント40は、図4に示したコンポーネント20と比較すると判るように、入出力インタフェース部が無い。信号処理部400は、コア部202と制御部206とを合わせた機能を有する。
【0044】
図13において、信号処理部400は、ある特定の遅延時間をもってデータ処理し、出力する。書き込みアドレスリセット信号は、前記特定の遅延時間と同じ事件遅延させる遅延回路を通過する。つまり、信号処理部400におけるデータ処理による遅延時間と、遅延回路を通過することによる書き込みアドレスリセット信号の遅延時間とをあわせることにより入力インタフェース部及び出力インタフェース部とを不要とするものである。図13に示すコンポーネント40は、RAMなしコンポーネントとする。
【0045】
図14は、RAMなしコンポーネント40と図4に示す通常のコンポーネント20(または図10に示すコンポーネント30)との接続例を示している。
図14において、データ及び書き込みアドレスリセット信号がRAMなしコンポーネント40に入力される。後段に接続されるコンポーネント20(または30)から見れば、RAMなしコンポーネント40は、図4または図10に示すコンポーネントと同じに見える。
【0046】
図15は図14におけるRAMなしコンポーネント40の後段に接続されるコンポーネント20(または30)の制御フローを示す。RAMなしコンポーネント40が挿入されると、図15の外部入力において黒く塗りつぶした部分がRAMなしコンポーネント40の処理遅延時間となる。図15の制御フローでは、この遅延時間は吸収され、正しく動作していることが判る。
【0047】
次に、本発明の実施形態に係る論理集積回路におけるコンポーネントの構成を図16に示す。このコンポーネントは、入出力がそれぞれ複数個存在する場合に対応できる構成となっている。この例では、入出力をそれぞれ、2系統有しているものについて示している。同図において、コンポーネント50は、入力インタフェース(I/F)部500A,500Bと、コア部502と、出力インタフェース(I/F)部504A,504Bと、制御部506と、パラメータ保存用RAM508とを有している。
【0048】
上記構成において、使用する入力インタフェース部または出力インタフェース部をパラメータの設定により、切り替えることにより、(1)入力インタフェース部が1つで、かつ出力インタフェース部が2つ、(2)入力インタフェース部が2つで、かつ出力インタフェース部が1つ、(3)入力インタフェース部が1つで、かつ出力インタフェース部が1つ、の各コンポーネントを構成することができる。
これにより、本発明による論理集積回路では、入力インタフェース部及び出力インタフェース部の数が異なるコンポーネントを混在させた状態でシステムを構築することができる。
【0049】
次に、図16に示したコンポーネントの接続例を図17に示す。同図において、コンポーネント50A,50Bが、コンポーネント50Cに接続されている。
ここで、コンポーネント50A,50Bの出力側とコンポーネント50Cの入力側との間は、制御バス52,53はそれぞれ、独立に設けられているが、データバス54は共通化されている。したがって、データ配線数の削減が図れる。
【0050】
次に、図17におけるコンポーネント50Aの制御フローを図18に示す。同図において、出力インタフェース部において太く線が引いてある部分がある。この部分はコンポーネント50Aが出力していない時間帯である。この時間帯には、出力データバスを開放状態にする。その理由は、開放時には図17におけるコンポーネント50Bが出力可能である。このように図17におけるコンポーネント50Cの制御部がコンポーネント50Aとコンポーネント50Bの入力を衝突しないように制御することによって、図17の構成において、正しく動作可能となる。
【0051】
次に、本発明の実施形態に係る論理集積回路におけるコンポーネントの他の構成例を図19に示す。同図において、コンポーネント60は、入力インタフェース(I/F)部600と、コア部602と、出力インタフェース(I/F)部604と、制御部606と、パラメータ保存用RAM608とを有している。このコンポーネント60が図4に示すコンポーネント20と構成上、異なるのは、入力インタフェース部及び出力インタフェース部における入出力アドレス生成器を含めるように構成した点である。すなわち、この例では、図20に示すようにコア部602に、入力インタフェース部600に設けられるべき出力アドレス生成器6002と、出力インタフェース部604に設けられるべき入力アドレス生成器6041とを設けている。
【0052】
したがって、図19における入力インタフェース(I/F)部600の構成は図21のようになる。すなわち、図21において入力インタフェース(I/F)部600は、RAM6000と、入力アドレス生成器6001と、タイミング制御部6003とを有している。既述したようにコア部602に出力アドレス生成器6002を設け、この出力アドレス生成器6002をRAM6000からデータを出力する際に出力アドレスを指定するようにしたので、入力インタフェース(I/F)部600には出力アドレス生成器が設けられていない。
【0053】
入力インタフェース(I/F)部600と同様に、図19における出力インタフェース(I/F)部604の構成は図22のようになる。すなわち、図22において出力インタフェース(I/F)部604は、RAM6040と、出力アドレス生成器6042と、タイミング制御部6043とを有している。既述したようにコア部602に入力アドレス生成器6041を設け、この入力アドレス生成器6041をRAM6040にデータを入力する際に入力アドレスを指定するようにしたので、出力インタフェース(I/F)部604には入力アドレス生成器が設けられていない。
【0054】
【発明の効果】
以上、述べたように、本発明の論理集積回路は特定の機能をもつコンポーネント群を備え、各コンポーネントは低消費電力化さている。各コンポーネントを接続してできる論理集積回路全体も低消費電力化される。
本発明の各コンポーネント間は共通の制御フローをもつインタフェースで接続される。インタフェースを共通化することにより、この仕様で作成されるコンポーネントは再利用が容易になる。コンポーネントの最適化を図る場合においても、1クロックタイミングがずれただけで、後段が再設計となることはない。最適化されたコンポーネントを取り替えるだけでよい。
【0055】
本発明の論理集積回路において、内蔵されるCPUから、各コンポーネントが動作または停止、モード設定、及び、動作可能接続線設定によって、使用用途を変更可能になっている。これらの設定はパラメータ設定に基づいてコンポーネントの制御部が行う。コンポーネントのコア部はハードマクロ化されている。機能そのものをダウンロードする必要はない。CPUからのパラメータ設定ということで変更データ数が少ない。これに対して、マルチプロセッサの場合はすべてのプロセッサに対してダウンロードプログラム変更なのでデータ数が多く、変更時間が多くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る論理集積回路の構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した本発明の実施形態に係る論理集積回路におけるコンポーネント群の構成例を示す説明図。
【図3】図2に示すコンポーネント群における各コンポーネントの接続例を示す説明図。
【図4】図1に示した本発明の実施形態に係る論理集積回路におけるコンポーネント群を構成するコンポーネントの具体的構成の一例を示すブロック図。
【図5】図1に示した本発明の実施形態に係る論理集積回路のRAMにおけるアドレスマップを示す説明図。
【図6】コンポーネントの情報の使用例を示す説明図。
【図7】図4に示したコンポーネントにおける入力インタフェース部の具体的構成を示すブロック図。
【図8】図4に示したコンポーネントにおける出力インタフェース部の具体的構成を示すブロック図。
【図9】外部入力、入力インタフェース(I/F)部、出力インタフェース(I/F)部、外部出力、及びコンポーネント内部における制御部の命令フロー例を示すシーケンス図。
【図10】本発明の実施形態に係る論理集積回路におけるコンポーネントの他の構成例を示すブロック図。
【図11】図10に示したコンポーネントにおける入力インタフェース部の具体的構成を示すブロック図。
【図12】図10に示したコンポーネントにおける出力インタフェース部の具体的構成を示すブロック図。
【図13】RAMなしコンポーネントの具体的構成を示すブロック図。
【図14】図13に示したRAMなしコンポーネントと通常のコンポーネントとの接続状態を示す説明図。
【図15】図14におけるRAMなしコンポーネントの後段に接続される通常のコンポーネントの制御フローを示すシーケンス図。
【図16】本発明の実施形態に係る論理集積回路におけるコンポーネントの他の構成例を示すブロック図。
【図17】図16に示したコンポーネントの接続例を示す説明図。
【図18】図17におけるコンポーネント50Aの制御フローを示すシーケンス図。
【図19】本発明の実施形態に係る論理集積回路におけるコンポーネントの他の構成例を示すブロック図。
【図20】図19に示した本発明の実施形態に係る論理集積回路のコンポーネントにおけるコア部の構成を示すブロック図。
【図21】図19に示した本発明の実施形態に係る論理集積回路のコンポーネントにおける入力インタフェース部の構成を示すブロック図。
【図22】図19に示した本発明の実施形態に係る論理集積回路のコンポーネントにおける出力インタフェース部の構成を示すブロック図。
【図23】従来のリコンフィギュラブルプロセッサの構成を示すブロック図。
【図24】図23に示した従来のリコンフィギュラブルプロセッサにおけるDNAマトリックスの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…論理集積回路
100…CPU(制御手段)
102…コンポーネント群
104…ROM
106…RAM(記憶手段)
108、110…インタフェース変換器
112…クロック生成回路(クロック生成部)
20…コンポーネント
200…入力インタフェース(I/F)部
202…コア部
204…出力インタフェース(I/F)部
206…制御部
208…パラメータ保存用RAM

Claims (10)

  1. 特定の機能を有する機能ブロックであるコンポーネントの集合であるコンポーネント群と、
    前記コンポーネント群の各コンポーネントの動作条件及びコンポーネント間の接続情報を含むパラメータが格納されている記憶手段と、
    前記コンポーネント群の各コンポーネントに動作条件及びコンポーネント間の接続情報を含むパラメータを設定する制御手段と、
    各部の動作を規定するクロックを生成し、各部に供給するクロック生成部と、を有することを特徴とする論理集積回路。
  2. 前記各コンポーネントは、
    入力信号を取り込み、一時的に保持し、出力する入力インタフェース部と、
    前記制御手段により転送された前記パラメータを保存する記憶部と、
    前記入力インタフェースを介して入力されたデータを前記記憶部に保存された前記パラメータによって割り当てられた機能により処理するコア部と、
    前記コア部から出力されるデータを一時的に保持し、外部に出力する出力インタフェース部と、
    各部の動作タイミングを制御する制御部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の論理集積回路。
  3. 前記入力インタフェース部及び出力インタフェース部をそれぞれ、複数有することを特徴とする請求項2に記載の論理集積回路。
  4. 前記入力インタフェース部は、
    入力されるデータを一時的に保持し、出力するRAMと、
    前記RAMにデータが入力されるメモリエリアを指定するための入力アドレスを生成する入力アドレス生成部と、
    前記RAMから出力されるデータが格納されているメモリエリアを指定するための出力アドレスを生成する出力アドレス生成部と、
    外部または内部からの制御信号に基づいて前記入力アドレス生成部及び出力アドレス生成部を制御するタイミング制御部と、を有することを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の論理集積回路。
  5. 前記出力インタフェース部は、
    入力されるデータを一時的に保持し、出力するRAMと、
    前記RAMにデータが入力されるメモリエリアを指定するための入力アドレスを生成する入力アドレス生成部と、
    前記RAMから出力されるデータが格納されているメモリエリアを指定するための出力アドレスを生成する出力アドレス生成部と、
    外部または内部からの制御信号に基づいて前記入力アドレス生成部及び出力アドレス生成部を制御するタイミング制御部と、を有することを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の論理集積回路。
  6. 前記クロック生成部は、周波数が異なる複数のクロックを生成し、各コンポーネントに供給するクロックを、各コンポーネントの内部で使用するクロックと、各コンポーネントにおける外部との入出力に使用するクロックとで異なる周波数とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の論理集積回路。
  7. 前記入力インタフェース部におけるRAMは、デュアルポートRAMであり、
    前記クロック生成部は、周波数が異なる複数のクロックを生成し、
    前記RAMにおいて、書き込み動作に使用するクロックと読み出し動作に使用するクロックとで周波数を異ならしめるように、前記RAMに対し異なる周波数のクロックを供給することを特徴とする請求項4に記載の論理集積回路。
  8. 前記出力インタフェース部におけるRAMは、デュアルポートRAMであり、
    前記クロック生成部は、周波数が異なる複数のクロックを生成し、
    前記RAMにおいて、書き込み動作に使用するクロックと読み出し動作に使用するクロックとで周波数を異ならしめるように、前記RAMに対し異なる周波数のクロックを供給することを特徴とする請求項5に記載の論理集積回路。
  9. 前記コンポーネント群のうちのいずれかのコンポーネントは、
    入力されるデータを処理し、該処理されたデータを転送すべき外部のコンポーネントに対して出力する信号処理手段と、
    前記信号処理手段がデータ処理に要する時間だけ、書き込みアドレスリセット信号を遅延させて前記転送すべき外部のコンポーネントに出力する遅延回路と、前記コンポーネント群の各コンポーネントの動作条件及びコンポーネント間の接続情報を含むパラメータが格納されている記憶手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の論理集積回路。
  10. 前記コア部に、前記入力インタフェース部を構成する出力アドレス生成部と、出力インタフェース部を構成する入力アドレス生成部を設けたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の論理集積回路。
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