JP2005004266A - Parking fee calculating device - Google Patents

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JP2005004266A
JP2005004266A JP2003164034A JP2003164034A JP2005004266A JP 2005004266 A JP2005004266 A JP 2005004266A JP 2003164034 A JP2003164034 A JP 2003164034A JP 2003164034 A JP2003164034 A JP 2003164034A JP 2005004266 A JP2005004266 A JP 2005004266A
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貴夫 小笠原
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a parking fee calculating device capable of setting a plurality of parking fee systems and operating a parking lot without making facilities of the parking lot complex. <P>SOLUTION: A parking fee calculating device is provided with an entry history information generating means M4 of generating entry history information showing a history of entries of vehicles detected by an entry detecting means M3 into parking areas, an entry history information extracting means M7 of extracting entry history information corresponding to a vehicle whose end time is detected by an end time detecting means M6 from an entry history information storage means M5, a parking area specifying means 8 of specifying a parking area where the vehicle is parked according to the entry history information, a parking fee system information extracting means M9 of extracting parking fee system information corresponding to the specified parking area from a parking fee system information storage means M1, a parking time calculating means M10 of calculating a parking time according to the detected end time and start time detected by a start time detecting means M2, and a parking fee calculating means M11 of calculating a parking fee according to the extracted parking fee system information and the calculated parking time. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車料金算出装置に関し、より詳細には、車両を駐車する複数の駐車マスを有する駐車領域を複数備え、該駐車領域の各々に対応した駐車料金体系を設定する駐車場に設けられ、前記車両を駐車した前記駐車領域に応じた前記駐車料金体系で当該車両の駐車料金を算出する駐車料金算出装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より休日の駐車場の周りは、空車を待つ車両の行列によって道路が渋滞して問題となっている。この問題は駐車場の車室数が不足しているためで、車室数を増やすには、駐車場を立体とすることで車両を駐車する駐車マスの数を増やすことができる。そして、立体駐車場は一般的に、使い勝手の良い低層階は利用されやすいが、使い勝手の悪い高層階は利用されにくい傾向にある。
【０００３】
これまで駐車料金はどの階層も同じ料金体系であったが、使い勝手の悪い高層階の利用を増やすために、高層階の利用料金を安くして階層別に利用料金を変えて設定する階層別料金システムが採用されている。このようなシステムを実現する装置としては、各駐車マス毎に駐車券ホルダを設け、その駐車券によって利用した駐車マスを特定し、この駐車マスに応じた料金体系で利用料金を算出する駐車場管理装置が提案されている（特許文献１）。
【０００４】
詳細には、駐車管理装置は、駐車マス毎に設けられて入庫した車両を検出する在車センサと、駐車マス内の車両の出庫を遮断する車両ロック装置と、駐車マス毎に異なる識別情報が記録された駐車券を抜き差し可能に保持する駐車券ホルダと、前記在車センサ、車両ロック装置、及び駐車券ホルダに接続され、駐車マス内の車両入出庫を制御する駐車マス制御部と、前記駐車券を用いて精算処理を行う駐車料金精算機と、前記駐車マス制御部及び駐車料金精算機に接続され、車両入出庫及び駐車料金精算処理を統括して制御するシステム制御部とを備え、駐車場入出口から駐車マスまでの間は、入出庫手続を行うことなく車両を移動させている。
【０００５】
そして、前記駐車料金精算機は、駐車券により利用した駐車マスを特定し、システム制御部に入庫時刻を問い合わせ、得られた入庫時刻と駐車券の挿入時刻の差から駐車時間を求め、駐車マスに応じた駐車料金体系に準じて駐車料金を計算する。この駐車料金の計算結果は、駐車料金精算機に表示され、利用者に支払額を知らせる。
【０００６】
【特許文献１】
特開２０００−４８２２８号公報 （第４−６頁、第１−４図）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した駐車管理装置の場合、全ての駐車マス毎に前記駐車券ホルダ、在車センサ、及び車両ロック装置を設置しなければならず、駐車マスの数が増える程、駐車管理装置の設備コストが嵩んでしまうため、導入することが困難であった。また、全ての駐車マスに様々な機器を設置しているために、駐車管理装置の導入後に駐車場のレイアウト変更を行うことが困難であるという問題も生じる。さらには、駐車券を繰り返し使用することにより、駐車券の劣化等により駐車券から駐車マスを特定することができなくなる可能性があり、駐車券を定期的に検査したり、駐車券を交換したりする必要があるため、装置導入後のメンテナンス費用も嵩んでしまうという問題もある。
【０００８】
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、駐車場の設備を複雑化することなく、複数の駐車料金体系を設定して駐車場を運用することができる駐車料金算出装置を提供することを課題としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項１記載の駐車料金算出装置は、図１の基本構成図に示すように、車両を駐車する複数の駐車マスを有する駐車領域を複数備え、該駐車領域の各々に対応した駐車料金体系を設定する駐車場を、前記車両が利用した際に、該車両が駐車した前記駐車マスを有する前記駐車領域に応じた前記駐車料金体系で駐車料金を算出する駐車料金算出装置であって、前記駐車領域に対応する前記駐車料金体系を示す駐車料金体系情報を記憶する駐車料金体系情報記憶手段Ｍ１と、前記車両が駐車を開始する開始時刻を検出する開始時刻検出手段Ｍ２と、前記駐車領域への前記車両の侵入を検出する侵入検出手段Ｍ３と、前記侵入検出手段Ｍ３が検出した前記車両の前記駐車領域への侵入履歴を示す侵入履歴情報を生成する侵入履歴情報生成手段Ｍ４と、前記侵入履歴情報生成手段Ｍ４が生成した侵入履歴情報を記憶する侵入履歴情報記憶手段Ｍ５と、前記車両が駐車を終了する終了時刻を検出する終了時刻検出手段Ｍ６と、前記終了時刻検出手段Ｍ６が検出した前記終了時刻に対応する前記車両の前記侵入履歴情報を前記侵入履歴情報記憶手段Ｍ５から抽出する侵入履歴情報抽出手段Ｍ７と、前記侵入履歴情報抽出手段Ｍ７が抽出した侵入履歴情報に基づいて前記車両が駐車した前記駐車領域を特定する駐車領域特定手段Ｍ８と、前記駐車領域特定手段Ｍ８が特定した駐車領域に対応する前記駐車料金体系情報を前記駐車料金体系情報記憶手段Ｍ１から抽出する駐車料金体系情報抽出手段Ｍ９と、前記終了時刻検出手段Ｍ６が検出した終了時刻と前記開始時刻検出手段Ｍ２が検出した開始時刻とに基づいて前記車両の駐車時間を算出する駐車時間算出手段Ｍ１０と、前記駐車料金体系情報抽出手段Ｍ９が抽出した駐車料金体系情報と前記駐車時間算出手段Ｍ１０が算出した駐車時間とに基づいて前記駐車料金を算出する駐車料金算出手段Ｍ１１と、を備えることを特徴とする。
【００１０】
上記請求項１に記載した本発明の駐車料金算出装置によれば、開始時刻検出手段Ｍ２によって駐車場への車両の入庫等に応じてこの車両の駐車開始時刻が検出される。そして、侵入検出手段Ｍ３によって駐車領域への車両の侵入が検出されると、その車両の駐車領域への侵入履歴を示す侵入履歴情報が侵入履歴情報生成手段Ｍ４によって生成され、この侵入履歴情報は侵入履歴情報記憶手段Ｍ５に記憶される。そして、車両が駐車を終了する終了時刻が終了時刻検出手段Ｍ６によって検出されると、その車両に対応する侵入履歴情報が侵入履歴情報抽出手段Ｍ７によって侵入履歴情報記憶手段Ｍ５から抽出され、この侵入履歴情報に基づいて車両が駐車した駐車領域が駐車領域特定手段Ｍ８によって特定される。そして、この特定された駐車領域に対応する駐車料金体系情報が駐車料金体系情報抽出手段Ｍ９によって駐車料金体系情報記憶手段Ｍ１から抽出される。そして、駐車時間算出手段Ｍ１０によって開始時刻と終了時刻とに基づいた車両の駐車時間が算出され、この駐車時間と抽出された駐車料金体系情報とに基づいた駐車料金が駐車料金算出手段Ｍ１１によって算出される。
【００１１】
よって、駐車領域毎に駐車料金体系を設定した駐車場に車両が入庫し、この車両の駐車領域への侵入を検出すると、その車両の侵入履歴を示す侵入履歴情報を生成し、この侵入履歴情報に基づいて車両が駐車した駐車領域を特定し、この駐車領域に対応する駐車料金体系で駐車料金を算出することから、駐車領域への車両の侵入を検出するだけで駐車料金体系に応じた駐車料金を算出することができるため、従来のように車両が駐車した駐車マスを特定する必要もなくなり、設備コストを抑えることができる。また、駐車領域に応じて駐車料金体系を設定すればよいため、駐車場のレイアウトの変更にも容易に対応することができる。従って、本発明の駐車料金算出装置を駐車場に導入することで、駐車場の設備を複雑化することなく、複数の駐車料金体系を設定して駐車場を運用することができる。
【００１２】
上記課題を解決するためになされた請求項２記載の発明は、図１の基本構成図に示すように、請求項１に記載の駐車料金算出装置において、前記侵入履歴情報生成手段Ｍ４は、前記侵入検出手段Ｍ３が前記駐車領域への前記車両の侵入を検出した検出時刻の識別が可能なように前記侵入履歴情報を生成し、前記駐車領域特定手段Ｍ８は、前記侵入履歴情報の検出時刻に基づいて前記駐車領域の滞在時間を算出し、該滞在時間が最も長い前記駐車領域を駐車した前記駐車領域と特定することを特徴とする。
【００１３】
上記請求項２に記載した本発明の駐車料金算出装置によれば、侵入検出手段Ｍ３によって駐車領域への車両の侵入が検出された検出時刻が識別可能な侵入履歴情報が侵入履歴情報生成手段Ｍ４によって生成される。そして、車領域特定手段Ｍ８によって侵入履歴情報の検出時刻に基づいて駐車領域の滞在時間が算出され、この滞在時間が最も長い駐車領域が車両の駐車した駐車領域と特定される。よって、駐車領域への車両の侵入を検出した検出時刻の識別が可能なように侵入履歴情報を生成し、その検出時刻に基づいて駐車領域の滞在時間を算出し、この滞在時間の最も長い駐車領域を駐車した駐車領域として特定していることから、駐車領域への出入りが複雑な駐車場であっても、車両が駐車した駐車領域を正確に特定し、その駐車領域に対応する駐車料金体系で駐車料金を算出することができる。
【００１４】
上記課題を解決するためになされた請求項３記載の発明は、図１の基本構成図に示すように、請求項１又は２に記載の駐車料金算出装置において、前記駐車料金算出手段Ｍ１１が算出した駐車料金を請求する請求情報を生成する請求情報生成手段Ｍ１２と、前記請求情報生成手段Ｍ１２が生成した請求情報を前記請求のために出力する請求情報出力手段Ｍ１３と、をさらに備えることを特徴とする。
【００１５】
上記請求項３に記載した本発明の駐車料金算出装置によれば、駐車料金算出手段Ｍ１１によって算出された駐車料金を請求する請求情報が請求情報生成手段Ｍ１２によって生成されると、この請求情報を請求のために例えば表示装置、通信装置、精算機等に請求情報出力手段Ｍ１３によって出力される。よって、駐車した駐車領域に対応する駐車料金体系で算出した駐車料金を請求するための請求情報を生成して請求のために出力することから、駐車料金算出装置の一部を駐車場の精算機にて実現したり、精算機に接続したりすることができるため、駐車場設備の有効利用を図ることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る駐車料金算出装置の一実施の形態を、図２〜図２０の図面を参照して説明する。
【００１７】
［第１の実施の形態］
第１の実施の形態では、本発明の駐車料金算出装置を３階建ての立体式の駐車場に設置する場合について説明する。
【００１８】
ここで、図２は本発明の駐車料金算出装置を適用する駐車場の概略構成を示す図であり、図３は図２の精算機の外観の一例を示す図であり、図４は図２のチェックバリアの外観の一例を示す図であり、図５は車両に搭載された車載器の外観の一例を示す図であり、図６は図３の精算機の概略構成に一例を示す図であり、図７は駐車料金体系の一例を説明するための図であり、図８は図４のチェックバリアの概略構成の一例を示す図であり、図９は図５の車載器の概略構成の一例を示す図であり、図１０は侵入履歴情報の一例を示す図であり、図１１は車載器のＣＰＵが実行する本発明に係る処理概要の一例を示すフローチャートであり、図１２は精算機のＣＰＵが実行する本発明に係る処理概要の一例を示すフリーチャートである。
【００１９】
図２に示す駐車場１は、車両１０を駐車場１内に入庫させる入口２と、駐車場１内から車両１０を出庫させる出口４と、１階、２階、３階の各々に設けられ、車両１０を駐車する駐車マス５を複数有する駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３と、を有する。そして、駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３の各々には、所定時間当たりの駐車料金が順次安くなるように駐車料金体系を割り振っている。また、駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３の各々は、連絡通路Ｐ１，Ｐ２によって連設しており、各駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３には、出口３に向かう出口用通路６に接続している。
【００２０】
なお、第１の実施の形態では、連絡通路Ｐ１，Ｐ２と出口用通路６は、一方通行を前提としており、連絡通路Ｐ１は駐車領域Ｅ１から駐車領域Ｅ２に向かって、連絡通路Ｐ２は駐車領域Ｅ２から駐車領域Ｅ３に向かってのみの通行が可能となっている。
【００２１】
入口２の近傍には、車両１０の入庫時刻を示す入庫時刻データを有する駐車券を発行する発行機３を設けている。そして、出口４の近傍には、図３に示すように、前記駐車券の挿入に応じて駐車料金の精算を行う精算機３０を設けている。また、駐車領域Ｅ２，Ｅ３の入口近傍の各々には、図４に示すように、予め定められた帯域（例えば、５．８ＧＨｚ）の電波信号を発するチェックバリア５０Ａ，Ｂを設けている。
【００２２】
車両１０のダッシュボード等には、図５に示すように、車両１０の進行方向に対して斜め上方を向くように、横長で前後に薄い直方体状の筐体である車載器６０を設けている。この車載器６０は、有料道路上のゲートに設置された無線式の料金処理装置との間で無線通信を行い、装着されたカードに記憶されている電子現金情報によって有料道路における通行料金の自動収受を行う自動料金収受システム（ＥＴＣ：Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｔｏｌｌ Ｃｏｌｌｅｃｔｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ）に用いられるものである。そして、精算機３０と車載器６０との間、チェックバリア５０Ａ，５０Ｂと車載器６０との間では、無線による各種データの送受信が可能な構成になっている。
【００２３】
第１の実施の形態では、本発明の駐車料金算出装置を、発行機２０と、精算機３０と、チェックバリア５０Ａ，５０Ｂと、車両１０に搭載されている車載器６０とによって実現する場合について説明する。
【００２４】
発行機２０は、周知のように、入口２から入庫する車両１０に対して入庫時刻を記録した駐車券を発行することから、第１の実施の形態では、この駐車券の入庫時刻を車両１０が駐車を開始した開始時刻としている。よって、この発行機２０が請求項中の開始時刻検出手段として機能している。
【００２５】
次に、精算機３０は、図６に示すように、予め定められたプログラムに従って動作するマイクロコンピュータ（μＣＯＭ）３１を有する。このμＣＯＭ３１は、周知のように、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置（ＣＰＵ）３１ａ、ＣＰＵ３１ａのためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるＲＯＭ３１ｂ、各種のデータを格納するとともにＣＰＵ３１ａの処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるＲＡＭ３１ｃ等を有して構成している。
【００２６】
また、μＣＯＭ３１には、装置本体がオフ状態の間も記憶内容の保持が可能な電気的消去／書き換え可能な読み出し専用のメモリ３２を接続している。そして、このメモリ３２には、車両１０の車載器６０から受信した受信情報、駐車場１における駐車料金体系を示す駐車料金体系情報等の各種情報を記憶する。
【００２７】
この駐車料金体系情報の一例としては、図７に示すように、駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３の各々に対応する駐車料金体系を示すように構成しており、駐車領域と１時間当たりの駐車料金は、駐車料金Ｅ１が３００円、駐車領域Ｅ２が２００円、駐車領域Ｅ３が１００円というように、使い勝手の悪い高層階の利用を増やすため、高層階の利用料金が安くなるように、駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３別に駐車料金を変えて設定している。
【００２８】
このように駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３に対応する駐車料金体系を示す駐車料金体系情報をメモリ３２に記憶していることから、第１の実施の形態では、精算機３０のメモリ３２が駐車料金体系情報記憶手段として機能している。なお、駐車料金体系情報については、時間帯、曜日等によって設定金額を変えたり、複数の駐車領域に同一の料金体系を割り振るなど種々異なる実施の形態とすることができる。
【００２９】
精算機３０はさらに、表示部３３、現金入出金機構部３４、駐車券リーダ部３５、及び精算側無線機３６を備え、それらの各々はμＣＯＭ３１に接続している。そして、表示部３３には、液晶ディスプレイ、ＬＥＤ等が用いられ、μＣＯＭ３１からの指示に基づいて各種表示を行う。
【００３０】
現金入出金機構部３４は、紙幣または硬貨の入金と紙幣または硬貨でお釣りの出金を行う機能を備え、μＣＯＭ３１から入力される駐車料金データが示す金額と入金された金額とを比較し、駐車料金が入金されたことを確認すると、その確認結果を示す入金確認情報をμＣＯＭ３１に出力する。また、入金された金額が多い場合は、その差額をお釣りとして出金させる。
【００３１】
駐車券リーダ部３５は、挿入口から挿入された前記駐車券から入庫時刻等を読み取る読取機構と、μＣＯＭ３１からの指示に応じて前記駐車券を排出する排出機構と、を備え、前記駐車券から読み取った入庫時刻を示す入庫時刻データをメモリ３２に履歴として記憶するとともに、入庫時刻データをμＣＯＭ３１に出力する。
【００３２】
精算側無線機３６は、変復調回路を含み、装置本体から突設したアンテナ３６ａを有して構成しており、精算機３０に接近した車両１０の車載器６０との間で無線通信を行う。そして、車載器６０から受信した各種情報をμＣＯＭ３１に出力すると共に、μＣＯＭ３１からの指示に応じて前記電波信号を発信する。
【００３３】
また、精算機３０は、その近傍の出口４に設けられたゲート制御装置７０とコネクタ等を介して接続しており、ゲート制御装置７０に対して遮断棒７１の開放、遮断等を指示することが可能な構成となっている。そして、ゲート制御装置７０が、遮断棒７１を開放させることで、車両１０の出口４の通過が可能となり、遮断棒７１を遮断させることで、車両１０の出口４の通過が不能となる。
【００３４】
次に、チェックバリア５０Ａ，Ｂは、図８に示すように、予め定められたプログラムに従って動作するマイクロコンピュータ（μＣＯＭ）５１を有する。このμＣＯＭ５１は、上述したように、ＣＰＵ５１ａと、ＲＯＭ５１ｂと、ＲＡＭ５１ｃを有して構成している。そして、μＣＯＭ５１にもメモリ５２を接続しており、このメモリ５２には、チェックバリア５０Ａ，Ｂ毎に割り振られ、該チェックバリア５０Ａ，Ｂを識別することが可能なチェックバリア識別情報を記憶している。
【００３５】
μＣＯＭ５１はさらに、路上無線機５３を接続しており、この路上無線機５３は、変復調回路を含み、装置本体から突設したアンテナ５３ａを有して構成している。そして、路上無線機５３は、μＣＯＭ５１からの指示に応じて、メモリ５２に記憶しているチェックバリア識別情報を有する電波信号（例えば５．８ＧＨｚ）をアンテナ５３ａから発信することで、路上に通信エリアを形成している。そして、チェックバリア５０Ａ，Ｂに接近して通信エリアに侵入した車両１０の車載器６０は、電波信号を受信する。
【００３６】
次に、車載器６０は、図９に示すように、予め定められたプログラムに従って動作するマイクロコンピュータ（μＣＯＭ）６１を有する。このμＣＯＭ６１は、上述したように、ＣＰＵ６１ａと、ＲＯＭ６１ｂと、ＲＡＭ６１ｃを有して構成している。そして、μＣＯＭ６１にもメモリ６２を接続しており、このメモリ６２には、車載器６０を識別することが可能な車載器識別情報、車載器６０を搭載した車両１０を識別することが可能な車両識別情報等の各種情報を記憶している。
【００３７】
車載器６０はさらに、装置本体の側面等からＩＣカード等のカード状記憶媒体（以下、カードという）を挿入するカード挿入部６３を有する。このカード挿入部６３は、挿入されたカードに対する書き込み、カードからの読み込みを行うもので、カードのカード挿入部に対する挿入は手動で行い、カードの排出は、排出キーの操作に応じてカード挿入部６３内の排出機構（図示せず）が自動で行う。
【００３８】
なお、本実施の形態では、車載器６０がカード挿入部６３を備える場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、カード挿入部６３を構成から削除するようにしても差し支えない。
【００３９】
μＣＯＭ６１にはさらに車載無線機６４を接続しており、この車載無線機６４は、変復調回路を含み、装置本体から突設したアンテナ６４ａを有して構成している。そして、車載無線機６４がチェックバリア５０Ａ，Ｂからチェックバリア識別情報を受信すると、ＣＰＵ６１ａはこのチェックバリア識別情報を時系列的に格納して侵入履歴情報を生成してメモリ６２に記憶する。
【００４０】
侵入履歴情報の一例としては、図１０に示すように、通過順序とチェックバリア識別情報とを関連付けた構成とすることで、車両１０が侵入した駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３の侵入履歴をトレースできるようになっている。そして、車両１０が３階の駐車領域Ｅ３に駐車する場合、チェックバリア５０Ａ，Ｂを通過することから、侵入履歴情報のチェックバリア識別情報には、チェックバリア５０Ａを示す”Ａ”とチェックバリア５０Ｂを示す”Ｂ”が順次格納されることになる。
【００４１】
また、１階の駐車領域Ｅ１に駐車する場合、車両１０はチェックバリア５０Ａ，Ｂを通過しないため、侵入履歴情報のチェックバリア識別情報には何も格納されていない状態となっている。このように侵入履歴情報は、車両１０の駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３への侵入に応じて内容で形成されるため、この侵入履歴情報を解析することで、車両１０が駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３のいずれに駐車したかを特定することができる。
【００４２】
よって、第１の実施の形態では、侵入履歴情報を車載器６０のメモリ６２に記憶していることから、メモリ６２が請求項中の侵入履歴情報記憶手段として機能している。
【００４３】
次に、車載器６０のＣＰＵ６１ａが実行する本発明に係る処理概要の一例を、図１１に示すフローチャートを参照して説明する。
【００４４】
ＣＰＵ６１ａは起動されると、ステップＳ１１において、車載無線機６４が受信した受信情報が、チェックバリア５０Ａ，Ｂからのチェックバリア識別情報であるか否かが判定される。チェックバリア識別情報を受信していないと判定された場合は（ステップＳ１１でＮ）、ステップＳ１３に進む。一方、チェックバリア情報を受信したと判定された場合は（ステップＳ１１でＹ）、ステップＳ１２に進む。
【００４５】
なお、車載器６０がチェックバリア５０Ａ，Ｂからチェックバリア識別情報を受信したことで、車両１０が駐車領域Ｅ２，Ｅ３に侵入したことを認識することができるため、第１の実施の形態では、ステップＳ１１の判定処理が請求項中の侵入検出手段に相当する。
【００４６】
ステップＳ１２（侵入履歴情報生成手段）において、受信したチェックバリア情報に基づいて図１０に示す侵入履歴情報が生成され、この侵入履歴情報はメモリ６２に記憶され、その後ステップＳ１３に進む。なお、メモリ６２に既に侵入履歴情報が記憶されている場合は、その侵入履歴情報に今回受信したチェックバリア情報が追加されて更新される。
【００４７】
ステップＳ１３において、精算機３０から侵入履歴情報の送信を要求する送信要求を車載無線機６４で受信したか否かが判定される。送信要求を受信していないと判定された場合は（ステップＳ１３でＮ）、ステップＳ１１に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、送信要求を受信したと判定された場合は（ステップＳ１３でＹ）、ステップＳ１４に進む。
【００４８】
ステップＳ１４（侵入履歴情報抽出手段）において、メモリ６２から侵入履歴情報が抽出され、この侵入履歴情報を精算機３０に送信するための送信電文が生成され、この送信電文が車載無線機６４に出力されることで、車載無線機６４は送信電文を精算機３０に送信し、その後ステップＳ１５に進む。
【００４９】
ステップＳ１５において、所定時間（例えば、１時間など）が経過するとタイムアウトするタイマが起動され、その後ステップＳ１６において、タイムアウトしたか否かが判定される。タイムアウトしていないと判定された場合は（ステップＳ１６でＮ）、ステップＳ１７に進む。
【００５０】
ステップＳ１７において、通信エラー等により、再度、精算機３０から送信要求を車載無線機６４で受信したか否かが判定される。送信要求を再度受信していないと判定された場合は（ステップＳ１７でＮ）、ステップＳ１６に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、送信要求を再度受信したと判定された場合は（ステップＳ１７でＹ）、ステップＳ１４に戻り、侵入履歴情報が再度送信される。
【００５１】
また、ステップＳ１６でタイマがタイムアウトしたと判定された場合は（ステップＳ１６でＹ）、車両１０が駐車場１から正常に出庫できたものと見なし、ステップＳ１８において、メモリ６２に記憶されている侵入履歴情報が消去され、その後ステップＳ１１に戻り、一連の処理が繰り返される。
【００５２】
よって、上述した第１の実施の形態において、車載器６０のＣＰＵ６１ａは、特許請求の範囲に記載の侵入検出手段、侵入履歴情報生成手段、及び侵入履歴情報抽出手段として機能し、メモリ６２が駐車料金体系情報記憶手段として機能している。
【００５３】
次に、精算機３０のＣＰＵ３１ａが実行する処理概要の一例を、図１２に示すフローチャートを参照して説明する。
【００５４】
ＣＰＵ３１ａは起動されると、ステップＳ５１において、駐車券リーダ部３５からの入力に基づいて、その駐車券リーダ部３５に駐車券が挿入されたか否か判定される。駐車券が挿入されていないと判定された場合は（ステップＳ５１でＮ）、この判定処理を繰り返すことで、駐車券の挿入が待たれる。一方、駐車券が挿入されたと判定された場合は（ステップＳ５１でＹ）、ステップＳ５２に進む。
【００５５】
第１の実施の形態では、駐車券の挿入に応じて車両１０が駐車を終了したものと見なす構成となっている為、ステップＳ５２（終了時刻検出手段）において、時計ＩＣ（図示せず）に基づいて駐車券の挿入された時刻、つまり、終了時刻が検出され、ＲＡＭ３１ｃに格納され、その後ステップＳ５３に進む。
【００５６】
ステップＳ５３において、駐車券リーダー部３５にの読み取りが指示され、この指示に応じてμＣＯＭ３１に入力された入庫時刻データが、車両１０が駐車を開始した開始時刻としてＲＡＭ３１ｃに格納され、その後ステップＳ５４において、車載器６０に対して侵入履歴情報の送信を要求する送信要求が精算側無線機３６に出力されることで、精算側無線機３６によって送信要求が車載器６０に対して送信され、その後ステップＳ５５に進む。
【００５７】
ステップＳ５５において、精算側無線機３６によって車載器６０からの侵入履歴情報を受信したか否かが判定される。侵入履歴情報を受信していないと判定された場合は（ステップＳ５５でＮ）、この判定処理を繰り返すことで、侵入履歴情報の受信を待つ。一方、侵入履歴情報を受信したと判定された場合は（ステップＳ５５でＹ）、ステップＳ５６に進む。
【００５８】
ステップＳ５６において、受信した侵入履歴情報がメモリ３２の所定エリアに時系列的に記憶され、その後ステップＳ５７（駐車領域特定手段）において、その侵入履歴情報に基づいて車両１０が駐車した領域が駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３から特定され、その後ステップＳ５８に進む。例えば、図１０に示すように、侵入履歴情報が生成されている場合は、車両１０は駐車領域Ｅ１，Ｅ２の順で侵入していることから、駐車領域Ｅ２に駐車されたものと特定される。
【００５９】
ステップＳ５８（駐車料金体系情報抽出手段）において、特定された駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３に対応する駐車料金体系情報がメモリ３２から抽出され、その後ステップＳ５９（駐車時間算出手段）において、上述したＲＡＭ３１ｃの開始時刻と終了時刻とに基づいて、車両１０の駐車時間が算出され、この駐車時間はＲＡＭ３１ｃに記憶され、その後ステップＳ６０に進む。
【００６０】
ステップ６０（駐車料金算出手段）において、算出した駐車時間と抽出された駐車料金体系情報とに基づいて車両１０の駐車料金が算出され、この駐車料金は利用日時を示す利用日時データに関連付けられてメモリ３２に記憶されるとともに、現金入出金機構部にその駐車料金が出力され、その後ステップＳ６１に進む。例えば、車両１０が駐車領域Ｅ２に２時間駐車された場合、図７に示す駐車料金体系情報の駐車領域Ｅ２は、１時間当たりの駐車料金は２００円となっていることから、駐車料金は２００円を２倍して４００円となる。
【００６１】
ステップＳ６１（請求情報生成手段）において、算出した駐車料金を請求する請求情報がＲＡＭ３１ｃに生成され、その後ステップＳ６２（請求情報出力手段）において、生成した請求情報が表示部３３に出力され、その後ステップＳ６３に進む。そして、表示部３３は、入力された請求情報を表示することで、表示部３３に駐車料金等が表示される。
【００６２】
ステップＳ６３において、現金入出金機構部３４からの入金確認情報の入力の有無に基づいて、精算が終了したか否かが判定される。入金確認情報の入力がない、つまり、精算が終了していないと判定された場合は（ステップＳ６３でＮ）、この判定処理を繰り返すことで、精算の終了を待つ。一方、入金確認情報の入力があった、つまり、精算が終了したと判定された場合は（ステップＳ６３でＹ）、表示部３３に対して表示の終了が指示され、その後ステップ６４に進む。
【００６３】
ステップＳ６４において、精算機３０の近傍に設けられたゲート制御装置７０（図３参照示せず）に対し、閉じている遮断棒７１の開放を指示する開放要求が生成され、この開放要求がゲート制御装置７０に対して出力され、その後ステップＳ５１に戻り、一連の処理が繰り返される。そして、ゲート制御装置７０は、開放要求の入力に応じてゲートが開状態となるように遮断棒７１を開放させ、所定時間が経過すると、ゲートが閉状態となるように遮断弁７１によってゲートを遮断させる。
【００６４】
よって、上述した第１の実施の形態において、駐車料金算出装置３０のＣＰＵ３１ａは、特許請求の範囲に記載の終了時刻検出手段、駐車領域特定手段、駐車料金体系情報抽出手段、駐車時間算出手段、駐車料金算出手段、請求情報生成手段、及び請求情報出力手段として機能している。
【００６５】
次に、第１の実施の形態における駐車料金算出装置の動作（作用）の一例を、駐車料１の３階の駐車領域Ｅ３に駐車する場合について説明する。
【００６６】
駐車場１の入口２から入庫した車両１０が接近すると、発行機２０は車両１０の運転者等に対して入庫時刻を記録した駐車券を発行する。そして、この駐車券を受け取ると、車両１０は駐車領域Ｅ１、連絡通路Ｐ１を通って２階の駐車領域Ｅ２に向かう。そして、車両１０がチェックバリア５０Ａに接近すると、車両１０の車載器６０は、チェックバリア５０Ａからチェックバリア識別情報”Ａ”を有する電波信号を受信し、そのチェックバリア識別情報”Ａ”を侵入履歴情報としてメモリ６２に記憶し、車両１０は駐車領域Ｅ２、連絡通路Ｐ１を通って３階の駐車領域Ｅ３に向かう。
【００６７】
車両１０がチェックバリア５０Ｂに接近すると、車両１０の車載器６０は、チェックバリアＢからチェックバリア識別情報”Ｂ”を有する電波信号を受信し、そのチェックバリア識別情報”Ｂ”をメモリ６２の侵入履歴情報に追加することで、侵入履歴情報は図１０に示すような内容に更新される。そして、車両１０は任意の駐車領域Ｅ３の駐車マス５に駐車され、運転者等は車両１０から降車して駐車場１を離れる。
【００６８】
運転者等が駐車場１に戻り、車両１０に乗車して出口４に向けて発進させ、出口用通路６を通って出口４に車両１０が到着すると、運転者等は精算機３０の駐車券リーダ部３５に駐車券を挿入する。この挿入に応じて精算機３０は、挿入された時刻を終了時刻として検出し、駐車券の入庫時刻を車両１０の駐車の開始時刻として読み込むと共に、精算側無線機３６から車載器６０に対して侵入履歴情報の送信を要求する送信要求を送信する。
【００６９】
車載器６０は、送信要求を受信すると、メモリ６２に記憶している侵入履歴情報を抽出して車載無線機６４から精算機３０に送信する。そして、精算機３０は、受信した侵入履歴情報に基づいて車両が駐車した駐車領域Ｅ３を特定し、この駐車領域Ｅ３に対応する駐車料金体系情報を抽出し、開始時刻と終了時刻とに基づいて駐車時間を算出し、この駐車時間と抽出した駐車料金体系情報とに基づいて駐車料金を算出する。
【００７０】
精算機３０は、算出した駐車料金を請求するための請求情報を生成して表示部３３に出力することで、表示部３３に駐車料金を表示させ、現金入出力機構部３４によって精算が終了すると、ゲート制御装置７０に対して開放要求を出力する。そして、ゲート制御装置７０によって遮断棒７１が開放させられると、車両１０は出口４から駐車場１の外部に出庫する。
【００７１】
以上説明したように、第１の実施の形態では、請求項中の開始検出手段として機能する発行機２０と、侵入検出手段、侵入履歴情報生成手段、侵入履歴情報生成手段、侵入履歴情報記憶手段、及び侵入履歴情報抽出手段として機能する車載器６０と、駐車料金体系情報記憶手段、終了時刻検出手段、駐車領域特定手段、駐車料金体系情報抽出手段、駐車料金算出手段、請求情報生成手段、及び請求情報出力手段として機能する精算機３０と、によって本発明の駐車料金算出装置を実現している。
【００７２】
この駐車料金算出装置によれば、駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３毎に対応する駐車料金体系を設定した駐車場１に車両１０が入庫し、この車両１０の駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３への侵入を検出すると、その侵入履歴を示す侵入履歴情報を生成し、この侵入履歴情報に基づいて車両１０が駐車した駐車領域を特定し、この駐車領域に対応する駐車料金体系で駐車料金を算出することから、駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３への車両１０の侵入を検出するだけで駐車料金体系に応じた駐車料金を算出することができるため、従来のように車両１０が駐車した駐車マス５を特定する必要もなくなり、設備コストを抑えることができる。また、駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３に応じて駐車料金体系を設定すればよいため、駐車場１のレイアウトの変更にも容易に対応することができる。従って、本発明の駐車料金算出装置を駐車場１に導入することで、駐車場１の設備を複雑化することなく、複数の駐車料金体系を設定して駐車場１を運用することができる。
【００７３】
［際２の実施の形態］
上述した第１の実施の形態では、精算機３０が駐車領域を特定する場合について説明したが、第２の実施の形態では、車載器６０が駐車領域を特定する場合について説明する。なお、駐車料金算出装置の基本構成は、上述した第１の実施の形態と同一であるため、異なる箇所のみを以下に説明する。
【００７４】
図２に示す駐車場１には、上述した第１の実施の形態と同様に、発行機２０、精算機３０、チェックバリア５０Ａ，Ｂを設け、車両１０には車載器６０を搭載している。そして、第２の実施の形態では、請求項中の開始検出手段として発行機２０を機能させ、また、駐車料金体系情報記憶手段、終了時刻検出手段、駐車料金体系情報抽出手段、駐車料金算出手段、請求情報生成手段、及び請求情報出力手段として精算機３０を機能させ、また、侵入検出手段、侵入履歴情報生成手段、侵入履歴情報生成手段、侵入履歴情報記憶手段、侵入履歴情報抽出手段、及び駐車領域特定手段として車載器６０を機能させることで、駐車料金算出装置を実現させる。
【００７５】
第２の実施の形態では、第１の実施の形態で説明した車載器６０に、請求項中の駐車領域特定手段として車載器６０を機能させるためのプログラムをＲＯＭ６１ｂに追加することで対応する。
【００７６】
詳細には、第１の実施の形態で精算機３０が送信していた送信要求を、車載器６０にて特定した駐車領域の送信を要求するものとする。そして、図１１のフローチャートのステップＳ１４を、車載器６０は送信要求を受信すると、メモリ３２から侵入履歴情報を抽出し、この侵入履歴情報に基づいて車両１０が駐車した駐車領域を特定し、この特定した駐車領域を示す特定駐車領域情報を精算機３０に送信するように変更することで対応する。
【００７７】
また、精算機３０は、図１２に示すフローチャートのステップＳ５５を、特定駐車領域情報を受信したか否かを判定する判定処理に変更し、ステップＳ５７の処理を削除し、ステップＳ５８を受信した特定駐車領域情報が示す駐車領域に対応する駐車料金体系情報を抽出するように変更することで対応する。
【００７８】
次に、第２の実施の形態における駐車料金算出装置の動作（作用）の一例を、駐車料１の３階の駐車領域Ｅ３に駐車する場合について説明する。
【００７９】
車両１０が駐車場１に入庫して駐車するまでの動作は、上述した第１の実施の形態と同様であり、駐車領域Ｅ３の駐車マス５に駐車した車両１０の車載器６０のメモリ６２には、図１０に示す侵入履歴情報が記憶される。
【００８０】
運転者等が駐車場１に戻り、車両１０に乗車して出口４に向けて発進させ、出口用通路６を通って出口４に車両１０が到着すると、運転者等は精算機３０の駐車券リーダ部３５に駐車券を挿入する。この挿入に応じて精算機３０は、挿入された時刻を終了時刻として検出し、駐車券の入庫時刻を車両１０の駐車の開始時刻として読み込むと共に、精算側無線機３６から車載器６０に対して特定駐車領域情報の送信を要求する為の送信要求を送信する。
【００８１】
車載器６０は、送信要求を受信すると、メモリ６２に記憶している侵入履歴情報を抽出し、駐車した駐車領域Ｅ３を特定し、この駐車領域Ｅ３を示す特定駐車領域情報を車載無線機６４から精算機３０に送信する。そして、精算機３０は、受信した特定駐車領域情報に基づいて駐車領域Ｅ３に対応する駐車料金体系情報を抽出し、開始時刻と終了時刻とに基づいて駐車時間を算出し、この駐車時間と抽出した駐車料金体系情報とに基づいて駐車料金を算出する。
【００８２】
精算機３０は、算出した駐車料金を請求するための請求情報を生成して表示部３３に出力することで、表示部３３に駐車料金を表示させ、現金入出力機構部３４によって精算が終了すると、ゲート制御装置７０に対して開放要求を出力する。そして、ゲート制御装置７０によって遮断棒７１が開放させられると、車両１０は出口４から駐車場１の外部に出庫する。
【００８３】
以上説明した第２の実施の形態のように、駐車料金算出装置を実現しても、第１の実施の形態と同様の作用、効果を得ることができる。さらに、第２の実施の形態のように、車載器６０によって駐車した駐車領域を特定することで、精算機６０で駐車領域を特定する場合に比べて、処理時間を短くすることができる。
【００８４】
［第３の実施の形態］
上述した第１及び第２の各実施の形態では、駐車場１の各階層間の移動は、低階層から高階層への一方通行を前提に説明したが、第３の実施の形態では、低階層と高階層との移動が双方向になった駐車場に、本発明の駐車料金算出装置を適用する場合について説明する。なお、上述した第１の実施の形態のところで説明したものと同一あるいは相当する部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【００８５】
図１３は第３の実施の形態に係る駐車場の概略構成を示した図であり、駐車場１は、入口２と、出口４と、複数の駐車マス５と、各階層に設けられた駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３と、連絡通路Ｐ１，Ｐ２と、を有する。そして、第１と第３の実施の形態との相違点は、連絡通路Ｐ１，Ｐ２が一方向から双方向へ変更になった点と、出口用通路６が削除された点である。
【００８６】
この駐車場１には、発行機２０と、精算機３０と、チェックバリア５０Ａ，Ｂとを設け、車両１０には車載器６０を搭載しており、それらの基本構成は第１の実施の形態と同様の構成となっている。
【００８７】
第３の実施の形態では、第１の実施の形態と同様に、請求項中の開始検出手段として機能する発行機２０と、侵入検出手段、侵入履歴情報生成手段、侵入履歴情報記憶手段、及び侵入履歴情報抽出手段として機能する車載器６０と、駐車料金体系情報記憶手段、終了時刻検出手段、駐車領域特定手段、駐車料金体系情報抽出手段、駐車時間算出手段、駐車料金算出手段、請求情報生成手段、及び請求情報出力手段として機能する精算機３０と、によって本発明の駐車料金算出装置を実現する。
【００８８】
第３の実施にの形態では、チェックバリア５０Ａ，Ｂに、図８に示す構成に時計ＩＣを追加し、この時計ＩＣをμＣＯＭ５１に接続することで、μＣＯＭ５１が現在の時刻を取得可能な構成としている。そして、チェックバリア５０Ａ，Ｂは、メモリ５２のチェックバリア識別情報に現在時刻を付加した電波信号をアンテナ５３ａから発信するようにしている。
【００８９】
車載器６０は、チェックバリア５０Ａ，Ｂを通過する際に電波信号を受信すると、チェックバリア５０Ａ，Ｂに侵入したことを検出し、受信した電波信号からチェックバリア識別情報とこのチェックバリア識別情報に付加された現在時刻をチェックバリア５０Ａ，Ｂの通過時刻（検出時刻）として抽出し、駐車領域Ａ，Ｂへの車両１０の侵入を検出した検出時刻の識別が可能なように侵入履歴情報としてメモリ６２に記憶する。よって、第３の実施の形態において侵入履歴情報は、通過順序とチェックバリア識別情報と通過時刻とを関連付けた構成となっている。
【００９０】
図１４は第３の実施の形態における侵入履歴情報の一例を示した図であり、この図１４を参照して、精算機３０が侵入履歴情報に基づいて駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３を特定する第３の実施の形態における方法の一例を説明する。
【００９１】
まず、車両１０を３階の駐車領域Ｅ３の駐車マス５に駐車した際に侵入履歴情報が図１４（ａ）のように記憶されている場合の特定方法について説明する。
【００９２】
侵入履歴情報の各通過時刻を算出すると、チェックバリア識別情報が”Ａ”と”Ｂ”との間の移動所要時間１は１０秒であり、次の”Ｂ”と”Ｂ”との間の移動所要時間２は１時間２９分５０秒であり、次の”Ｂ”と”Ａ”との間の移動所要時間３は１０秒である。よって、移動所要時間２が最も長くなっていることから、”Ｂ”を示すチェックバリア識別情報はチェックバリア５０Ｂに対応していることから、車両１０は３階の駐車領域Ｅ３の駐車マス５に駐車されたと特定することができる。
【００９３】
次に、車両１０が一旦３階へ行ってから２階へ戻って駐車領域Ｅ２に駐車した際に、侵入履歴情報が図１４（ｂ）のように記憶されている場合の特定方法について説明する。
【００９４】
侵入履歴情報の各通過時刻を算出すると、チェックバリア識別情報が”Ａ”と”Ｂ”との間の移動所要時間１は１０秒であり、次の”Ｂ”と”Ｂ”との間の移動所要時間２は３０秒であり、次の”Ｂ”と”Ａ”との間の移動所要時間３は１時間２９分２０秒である。よって、移動所要時間３が最も長くなっていることから、車両１０が３階の駐車領域Ｅ３でＵターンして２階に戻り、その駐車領域Ｅ２の駐車マス５に駐車したと特定することができる。
【００９５】
以上説明したように、第３の実施の形態では、チェックバリア５０Ａ，Ｂの通過に要した時間に着目することで、車両１０が駐車した駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３を特定するようにしており、この特定方法を上述した第１の実施の形態における車載器６０に追加することで対応している。
【００９６】
次に、第３の実施の形態における駐車料金算出装置の動作（作用）の一例を、駐車料１の３階の駐車領域Ｅ３に駐車する場合について説明する。
【００９７】
駐車場１の入口２から入庫した車両１０が接近すると、発行機２０は車両１０の運転者等に対して入庫時刻を記録した駐車券を発行する。そして、この駐車券を受け取ると、車両１０は駐車領域Ｅ１、連絡通路Ｐ１を通って２階の駐車領域Ｅ２に向かう。そして、車両１０がチェックバリア５０Ａに接近すると、車両１０の車載器６０は、チェックバリア５０Ａからチェックバリア識別情報”Ａ”と現在時刻”１２：００：００”を有する電波信号を受信し、それらを侵入履歴情報としてメモリ６２に記憶し、車両１０は駐車領域Ｅ２、連絡通路Ｐ１を通って３階の駐車領域Ｅ３に向かう。
【００９８】
車両１０がチェックバリア５０Ｂに接近すると、車両１０の車載器６０は、チェックバリアＢからチェックバリア識別情報”Ｂ”と現在時刻”１２：００：１０”を有する電波信号を受信し、それらをメモリ６２の侵入履歴情報に追加することで、侵入履歴情報が更新される。そして、車両１０は任意の駐車領域Ｅ３の駐車マス５に駐車され、運転者等は車両１０から降車して駐車場１を離れる。
【００９９】
運転者等が駐車場１に戻り、車両１０がチェックバリア５０Ｂに接近すると、車両１０の車載器６０は、チェックバリアＢからチェックバリア識別情報”Ｂ”と現在時刻”１３：３０：００”を有する電波信号を受信し、それらをメモリ６２の侵入履歴情報に追加することで、侵入履歴情報が更新される。
【０１００】
そして、車両１０がチェックバリア５０Ａに接近すると、車両１０の車載器６０は、チェックバリアＡからチェックバリア識別情報”Ａ”と現在時刻”１３：３０：１０”を有する電波信号を受信し、それらをメモリ６２の侵入履歴情報に追加することで、図１４（ａ）に示す侵入履歴情報の内容に更新される。
【０１０１】
車両１０が出口４に到着すると、運転者等は精算機３０の駐車券リーダ部３５に駐車券を挿入する。この挿入に応じて精算機３０は、挿入された時刻を終了時刻として検出し、駐車券の入庫時刻を車両１０の駐車の開始時刻として読み込むと共に、精算側無線機３６から車載器６０に対して侵入履歴情報の送信を要求する送信要求を送信する。
【０１０２】
車載器６０は、送信要求を受信すると、メモリ６２に記憶している侵入履歴情報を抽出して車載無線機６４から精算機３０に送信する。そして、精算機３０は、受信した侵入履歴情報が示す各チェックバリア５０Ａ，Ｂ間の移動所要時間を算出し、最長の移動所要時間から車両１０が駐車した駐車領域Ｅ３を特定し、この駐車領域Ｅ３に対応する駐車料金体系情報を抽出し、開始時刻と終了時刻とに基づいて駐車時間を算出し、この駐車時間と抽出した駐車料金体系情報とに基づいて駐車料金を算出する。
【０１０３】
精算機３０は、算出した駐車料金を請求するための請求情報を生成して表示部３３に出力することで、表示部３３に駐車料金を表示させ、現金入出力機構部３４によって精算が終了すると、ゲート制御装置７０に対して開放要求を出力する。そして、ゲート制御装置７０によって遮断棒７１が開放させられると、車両１０は出口４から駐車場１の外部に出庫する。
【０１０４】
以上説明した第３の実施の形態のように、駐車料金算出装置を実現しても、第１の実施の形態と同様の作用、効果を得ることができる。さらに、第３の実施の形態では、駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３への車両１０の侵入を検出した検出時刻の識別が可能なように侵入履歴情報を生成し、その検出時刻に基づいて駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３の滞在時間を算出し、この滞在時間の最も長い駐車領域を駐車した駐車領域として特定していることから、駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３への出入りが複雑な駐車場であっても、車両１０が駐車した駐車領域を正確に特定し、その駐車領域に対応する駐車料金体系で駐車料金を算出することができる。
【０１０５】
［第４の実施の形態］
上述した第１〜３の実施の形態では、車両１０に搭載した車載器６０のメモリ６２に侵入履歴情報を生成して記憶する場合について説明したが、第４の実施の形態では、車載器６０のメモリ６２に侵入履歴を記憶しない場合について説明する。なお、駐車場１は第１の実施の形態で説明したものと同一であり、第１の実施の形態のところで説明したものと同一あるいは相当する部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【０１０６】
図１５は第４の実施の形態に係る駐車料金算出装置の概略構成の一例を示す図であり、図１５に示す駐車料金算出装置は、上述した発行機２０（図示せず）、精算機３０、チェックバリア５０Ａ，Ｂ、車両１０に搭載された車載器６０にセンタシステム７０を加えた構成となっている。そして、精算機３０とチェックバリア５０Ａ，Ｂとセンタシステム７０との各々は、ケーブル等によって接続されており、各種データの送受信が可能な構成となっている。
【０１０７】
第４の実施の形態では、請求項中の開始検出手段として発行機２０を機能させ、侵入検出手段としてチェックバリア５０Ａ，Ｂを機能させ、侵入履歴情報生成手段、侵入履歴情報記憶手段、侵入履歴情報抽出手段、及び駐車領域特定手段としてセンタシステム７０を機能させ、駐車料金体系情報記憶手段、終了時刻検出手段、駐車料金体系情報抽出手段、駐車時間算出手段、駐車料金算出手段、請求情報生成手段、及び請求情報出力手段として精算機３０を機能させるように駐車料金算出装置を実現する。
【０１０８】
発行機２０、精算機３０、チェックバリア５０Ａ，Ｂ、車載器６０の基本構成は、上述した第１の実施の形態と同一であり、異なる点は、精算機３０とチェックバリア５０Ａ，Ｂとに外部インタフェース（Ｉ／Ｆ）を追加した点であり、この外部Ｉ／ＦはそれぞれのμＣＯＭ３１，５１（図６，８参照）に接続している。そして、外部Ｉ／Ｆにケーブル等を接続して精算機３０、チェックバリア５０Ａ，Ｂ、センタシステム７０を接続してネットワークを構築している。
【０１０９】
チェックバリア５０Ａ，Ｂは、通過する車両１０の車載器６０に対し、そのメモリ６２に記憶している車両識別情報の送信を要求する送信要求を有する電波信号をアンテナ５３ａから発信する。そして、車載器６０から車両識別情報を受信すると、この車両識別情報を外部Ｉ／Ｆを介してセンタシステム７０に送信する。
【０１１０】
また、図１６はセンタシステムの概略構成の一例を示す図であり、図１６に示すように、パーソナル・コンピュータ（パソコン）等が用いられるセンタシステム７０は、予め定めたプログラムに従って装置全体の動作の制御などを行う中央演算処理装置（ＣＰＵ）７０ａを有している。このＣＰＵ７０ａには、バスＢを介してＣＰＵ７０ａのためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるＲＯＭ７０ｂ、ＣＰＵ７０ａの処理作業に必要な各種データを格納する作業エリア等を有する読み出し書き込み自在のメモリであるＲＡＭ７０ｃが接続されている。
【０１１１】
ＣＰＵ７０ａにはさらに、記憶装置７０ｄがバスＢを介して接続されており、この記憶装置２０ｄにはハードディスク装置などの記憶媒体を用いている。この記憶装置７０ｄは、請求項中の侵入履歴情報生成手段、侵入履歴情報記憶手段、侵入履歴情報抽出手段、及び駐車領域特定手段の各種手段としてパソコンを機能させる侵入履歴管理プログラム等の各種プログラムファイルと、侵入履歴情報を格納する侵入履歴情報ファイル等の各種ファイルを記憶している。このことから、記憶装置７０ｄが請求項中の侵入履歴情報記憶手段として機能している。そして、侵入履歴管理プログラムを実行することで、パソコンがセンタシステム７０として機能することになる。
【０１１２】
ＣＰＵ７０ａにはさらに、入力装置インタフェース（Ｉ／Ｆ）７０ｅ、表示装置インタフェース（Ｉ／Ｆ）７０ｆ、外部インタフェース（Ｉ／Ｆ）７０ｇがバスＢを介して接続されている。入力装置Ｉ／Ｆ７０ｅに、キーボードやマウスを有して構成する入力装置７１が接続されると、その入力装置７１から入力された各種入力データは、バスＢに供給されてＣＰＵ７０ａに入力される。
【０１１３】
表示装置Ｉ／Ｆ７０ｆには、ＣＲＴや液晶ディスプレイなどを用いて構成される表示装置７２が接続されている。そして、この表示装置Ｉ／Ｆ７０ｆは、表示装置７２の表示内容をＣＰＵ７０ａからの指示に基づいて制御するものである。また、外部Ｉ／Ｆ７０ｇには、上述したようにケーブル等を接続して精算機３０、チェックバリア５０Ａ，Ｂ、センタシステム７０を接続してネットワークを構築している。
【０１１４】
次に、上述した記憶装置７０ｄに記憶される侵入履歴情報について説明する。図１７は第４の実施の形態におけるの侵入履歴情報の一例を示す図であり、図１７に示すように、侵入履歴情報の構成は、第４の実施の形態と上述した第１〜３の実施の形態とでは異なり、チェックバリア５０Ａ，Ｂ，Ｃ毎に、そこを通過した車両１０の車両識別情報を対応させて格納する構成となっている。
【０１１５】
例えば、チェックバリア５０Ａから車両識別情報”Ｖ１”を受信すると、チェックバリア”Ａ”に対応するように車両識別情報”Ｖ１”を侵入履歴情報に反映させて更新する。そして、チェックバリア５０Ｂから車両識別情報”Ｖ１”を受信すると、チェックバリア”Ｂ”に対応するように車両識別情報”Ｖ１”を侵入履歴情報に反映させて更新する。
【０１１６】
また、第４の実施の形態において精算機３０は、精算を行う車両１０の車載器６０に対し、そのメモリ６２に記憶している車両識別情報の送信を要求する送信要求を有する電波信号をアンテナ３６ａから発信する。そして、車載器６０から車両識別情報を受信すると、この車両識別情報を外部Ｉ／Ｆを介してセンタシステム７０に送信する。
【０１１７】
センタシステム７０は、外部Ｉ／Ｆ７０ｇを介して精算機３０から車両識別情報を受信すると、この車両識別情報と記憶装置７０ｄに記憶している侵入履歴情報とに基づいて、車両１０がどの駐車領域Ｅ１，Ｅ２，Ｅ３に駐車をしたかを特定し、この特定した駐車領域を示す特定駐車領域情報を精算機３０に送信する。そして、精算機３０は、第２の実施の形態で説明したように、特定駐車領域情報を受信すると、この受信した特定駐車領域情報が示す駐車領域に対応する駐車料金体系情報を抽出し、駐車料金を算出する。
【０１１８】
次に、第４の実施の形態における駐車料金算出装置の動作（作用）の一例を、車両識別番号”Ｖ１”の車両１０が駐車料１（図２参照）の３階の駐車領域Ｅ３に駐車する場合について説明する。
【０１１９】
駐車場１の入口２から入庫した車両１０が接近すると、発行機２０は車両１０の運転者等に対して入庫時刻を記録した駐車券を発行する。そして、この駐車券を受け取ると、車両１０は駐車領域Ｅ１、連絡通路Ｐ１を通って２階の駐車領域Ｅ２に向かう。そして、車両１０がチェックバリア５０Ａに接近すると、チェックバリア５０Ａは、その車載器６０から車両識別情報”Ｖ１”を受信してセンタシステム７０に送信する。そして、センタシステム７０は、受信した車両識別情報”Ｖ１”を、侵入履歴情報のチェックバリア”Ａ”に対応するように更新して生成し、記憶装置７０ｄに記憶する。
【０１２０】
その後、車両１０がチェックバリア５０Ｂに接近すると、チェックバリア５０Ｂは、その車載器６０から車両識別情報”Ｖ１”を受信してセンタシステム７０に送信する。そして、センタシステム７０は、受信した車両識別情報”Ｖ１”を、侵入履歴情報のチェックバリア”Ｂ”に対応するように更新して生成し、記憶装置７０ｄに記憶する（図１７参照）。そして、車両１０は任意の駐車領域Ｅ３の駐車マス５に駐車され、運転者等は車両１０から降車して駐車場１を離れる。
【０１２１】
運転者等が駐車場１に戻り、車両１０に乗車して出口４に向けて発進させ、出口用通路６を通って出口４に車両１０が到着すると、運転者等は精算機３０の駐車券リーダ部３５に駐車券を挿入する。この挿入に応じて精算機３０は、挿入された時刻を終了時刻として検出し、駐車券の入庫時刻を車両１０の駐車の開始時刻として読み込むと共に、精算側無線機３６から車載器６０に対して車両識別情報の送信を要求する送信要求を送信する。
【０１２２】
車載器６０は、送信要求を受信すると、メモリ６２に記憶している車両識別情報を抽出して車載無線機６４から精算機３０に送信する。そして、精算機３０は、受信した車両識別情報を外部Ｉ／Ｆを介してセンタシステム７０に送信する。そして、センタシステム７０は、車両識別情報を受信すると、この車両識別情報と記憶装置７０ｄに記憶している侵入履歴情報とに基づいて車両１０が駐車した駐車領域Ｅ３を特定し、この駐車領域Ｅ３を示す特定駐車領域情報を外部Ｉ／Ｆ７０ｇを介して精算機３０に送信する。
【０１２３】
精算機３０は、受信した特定駐車領域情報に基づいて駐車領域Ｅ３に対応する駐車料金体系情報を抽出し、開始時刻と終了時刻とに基づいて駐車時間を算出し、この駐車時間と抽出した駐車料金体系情報とに基づいて駐車料金を算出する。
【０１２４】
精算機３０は、算出した駐車料金を請求するための請求情報を生成して表示部３３に出力することで、表示部３３に駐車料金を表示させ、現金入出力機構部３４によって精算が終了すると、ゲート制御装置７０に対して開放要求を出力する。そして、ゲート制御装置７０によって遮断棒７１が開放させられると、車両１０は出口４から駐車場１の外部に出庫する。
【０１２５】
以上説明した第４の実施の形態のように、駐車料金算出装置を実現しても、第１の実施の形態と同様の作用、効果を得ることができる。さらに、第４の実施の形態のように、センタシステム７０によって侵入履歴情報の生成して記憶装置７０ｄに記憶し、精算機３０からの車両識別情報の受信に応じて車両１０が駐車した駐車領域を特定するので、既存の車載器６０に追加する機能を軽減することができるとともに、精算機６０で駐車領域を特定する場合に比べて、処理時間を短くすることができる。
【０１２６】
上述した第１〜４の実施の形態では、立体式駐車場に本発明の駐車料金算出装置を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、フロアのエリア毎に駐車料金体系が設定された駐車場にも適用することができる。
【０１２７】
図１８は出入口が同じ平面駐車場の概略構成を示す図であり、図１８に示す駐車場１では、出入口に近い駐車領域Ｅ１が料金設定ａ、次の駐車領域Ｅ２が料金設定ｂ、次の駐車領域Ｅ３が料金設定ｃ、そして、一番奥の駐車領域Ｅ４が料金設定ｄというような駐車料金体系となっている。そして、各駐車領域Ｅ１〜Ｅ４の入口の近傍にチェックバリア５０Ａ〜５０Ｄをそれぞれ配置し、第３の実施の形態で説明した処理と同様の処理を行う駐車料金算出装置を適用することで、対応することができる。
【０１２８】
図１９は出口が異なる平面駐車場の概略構成を示す図であり、図１９に示す駐車場１は、図１８に示す駐車場１と同様の駐車料金体系、チェックバリア５０Ａ〜５０Ｄの配置となっており、第１の実施の形態で説明した処理と同様の処理を行う駐車料金算出装置を適用することで、対応することができる。
【０１２９】
図２０は異なる駐車料金が設定された駐車領域を任意に配置している駐車場の概略構成を示す図であり、図２０に示す駐車場１では、駐車領域Ｅ１にチェックバリア５０Ａ１〜５０Ａ３、駐車領域Ｅ２にチェックバリア５０Ｂ１〜５０Ｂ３、駐車領域Ｅ３にチェックバリア５０Ｃ１〜５０Ｃ３、駐車領域Ｅ４にチェックバリア５０Ｄ１〜５０Ｄ３を、各駐車領域Ｅ１〜Ｅ４に対する車両１０の侵入可能ルートに対応させて配置している。そして、第３の実施の形態で説明した処理と同様の処理を行う駐車料金算出装置を適用することで、対応することができる。
【０１３０】
また、上述した第１〜４の各実施の形態では、チェックバリア５０Ａ，Ｂと車載器６０との通信には、５．８ＧＨｚ等の電波信号によるＤＳＲＣを利用した場合について説明したが、スポット的に通信エリアを形成できるものであれば、それ以外の周波数による無線信号、光や赤外線、電磁誘導など種々異なる通信形態とすることができる。
【０１３１】
さらに、上述した精算機３０と車載器６０とはの無線通信を行うが、それ以外にも電波や光、赤外線、電磁誘導などを使用してもよい。また、記録媒体を介してデータ等を転送するような実施の形態とすることもできる。例えば、車載器６０にライタ機能を追加し、ＩＣカードや磁気カードを使用する方法や、車載器６０に印字プリンタ機能を備え、紙により転送するようにしてもよい。この場合は、精算機３０にリーダ機能を設けることで対応することができる。
【０１３２】
また、上述した第１〜４の各実施の形態では、開始時刻の検出のために発行機２０が発行する駐車券を利用したが、本発明はこれに限定するものではなく、第３の実施の形態で説明した侵入履歴情報の通過時刻を利用するなど種々異なる実施の形態とすることができる。
【０１３３】
さらに、上述した第１〜４の各実施の形態では、精算機３０の現金入出金機構部３４への現金の入金によって精算する場合について説明したが、車載器６０に挿入されたカードの電子現金情報に基づいて、精算機３０と無線通信を行って精算を行うようにすれば、精算機３０の近傍で車両１０を止める必要がなくなる。
【０１３４】
また、上述した第１〜４の各実施の形態では、車両１０に車載器６０を搭載した場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、車両１０に車載器６０を搭載しないで本発明の駐車料金算出装置を実現することもできる。例えば、チェックバリア５０Ａ，Ｂにカメラとこのカメラを使った画像認識機能を追加し、車両１０の通過を認識したり、車両１０のナンバープレートを認識したりすることで対応することができる。
【０１３５】
【発明の効果】
以上説明したように請求項１に記載した本発明の駐車料金算出装置によれば、駐車領域毎に駐車料金体系を設定した駐車場に車両が入庫し、この車両の駐車領域への侵入を検出すると、その車両の侵入履歴を示す侵入履歴情報を生成し、この侵入履歴情報に基づいて車両が駐車した駐車領域を特定し、この駐車領域に対応する駐車料金体系で駐車料金を算出することから、駐車領域への車両の侵入を検出するだけで駐車料金体系に応じた駐車料金を算出することができるため、従来のように車両が駐車した駐車マスを特定する必要もなくなり、設備コストを抑えることができる。また、駐車領域に応じて駐車料金体系を設定すればよいため、駐車場のレイアウトの変更にも容易に対応することができる。従って、本発明の駐車料金算出装置を駐車場に導入することで、駐車場の設備を複雑化することなく、複数の駐車料金体系を設定して駐車場を運用することができる。
【０１３６】
請求項２に記載の発明によれば、請求項１に記載の発明の効果に加え、駐車領域への車両の侵入を検出した検出時刻の識別が可能なように侵入履歴情報を生成し、その検出時刻に基づいて駐車領域の滞在時間を算出し、この滞在時間の最も長い駐車領域を駐車した駐車領域として特定していることから、駐車領域への出入りが複雑な駐車場であっても、車両が駐車した駐車領域を正確に特定し、その駐車領域に対応する駐車料金体系で駐車料金を算出することができる。
【０１３７】
請求項３に記載の発明によれば、請求項１又は２に記載の発明の効果に加え、駐車した駐車領域に対応する駐車料金体系で算出した駐車料金を請求するための請求情報を生成して請求のために出力することから、駐車料金算出装置の一部を駐車場の精算機にて実現したり、精算機に接続したりすることができるため、駐車場設備の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の駐車料金算出装置の基本構成を示す図である。
【図２】本発明の駐車料金算出装置を適用する駐車場の概略構成を示す図である。
【図３】図２の精算機の外観の一例を示す図である。
【図４】図２のチェックバリアの外観の一例を示す図である。
【図５】車両に搭載された車載器の外観の一例を示す図である。
【図６】図３の精算機の概略構成に一例を示す図である。
【図７】駐車料金体系の一例を説明するための図である。
【図８】図４のチェックバリアの概略構成の一例を示す図である。
【図９】図５の車載器の概略構成の一例を示す図である。
【図１０】侵入履歴情報の一例を示す図である。
【図１１】車載器のＣＰＵが実行する本発明に係る処理概要の一例を示すフローチャートである。
【図１２】精算機のＣＰＵが実行する本発明に係る処理概要の一例を示すフリーチャートである。
【図１３】第３の実施の形態に係る駐車場の概略構成を示した図である。
【図１４】第３の実施の形態における侵入履歴情報の一例を示した図である。
【図１５】第４の実施の形態に係る駐車料金算出装置の概略構成の一例を示す図である。
【図１６】センタシステムの概略構成の一例を示す図である。
【図１７】第４の実施の形態における侵入履歴情報の一例を示す図である。
【図１８】出入口が同じ平面駐車場の概略構成を示す図である。
【図１９】出口が異なる平面駐車場の概略構成を示す図である。
【図２０】異なる駐車料金が設定された駐車領域を任意に配置している駐車場の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
１ 駐車場
２ 入口
４ 出口
５ 駐車マス
１０ 車両
２０ 発行機
３０ 精算機
５０Ａ，Ｂ チェックバリア
６０ 車載器
Ｅ１〜Ｅ４ 駐車領域
Ｐ１，Ｐ２ 連絡通路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a parking fee calculation device, and more specifically, is provided in a parking lot that includes a plurality of parking areas having a plurality of parking spaces for parking vehicles and sets a parking fee system corresponding to each of the parking areas. The present invention relates to a parking fee calculation device that calculates a parking fee of the vehicle by the parking fee system corresponding to the parking area where the vehicle is parked.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, around parking lots on holidays, there is a problem that roads are congested due to a queue of vehicles waiting for empty cars. This problem is because the number of parking spaces is insufficient. To increase the number of parking spaces, the number of parking spaces for parking vehicles can be increased by making the parking space solid. In general, a multistory parking lot is easy to use on a low-rise floor that is easy to use, but a high-rise floor that is not easy to use tends to be difficult to use.
[0003]
Previously, parking fees were the same for all tiers, but in order to increase the use of high-rise floors that are inconvenient to use, the tier-based fare system that sets lower-tier usage fees and changes the usage fees for each tier. Is adopted. As a device that realizes such a system, a parking lot is provided with a parking ticket holder for each parking square, the parking square used by the parking ticket is specified, and a usage fee is calculated with a fee system corresponding to this parking square A management device has been proposed (Patent Document 1).
[0004]
More specifically, the parking management device has an on-board sensor that detects a vehicle that has been provided for each parking mass, a vehicle lock device that blocks the exit of the vehicle in the parking mass, and different identification information for each parking mass. A parking ticket holder that holds the recorded parking ticket so that it can be inserted and removed, and a parking mass control unit that is connected to the on-board sensor, the vehicle locking device, and the parking ticket holder, and controls vehicle entry / exit in the parking mass, and A parking fee settlement machine that performs a settlement process using a parking ticket, and a system control unit that is connected to the parking mass control unit and the parking fee settlement machine and controls the vehicle entry / exit and the parking fee settlement process. The vehicle is moved from the entrance / exit of the parking lot to the parking space without performing the entry / exit procedure.
[0005]
The parking fee adjusting machine identifies the parking space used by the parking ticket, inquires the system control unit about the storage time, obtains the parking time from the difference between the obtained storage time and the insertion time of the parking ticket, and determines the parking space. Calculate the parking fee according to the parking fee system according to the. The calculation result of this parking fee is displayed on the parking fee settlement machine and informs the user of the payment amount.
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2000-48228 (Page 4-6, Fig. 1-4)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the parking management device described above, the parking ticket holder, the on-board sensor, and the vehicle lock device must be installed for every parking space, and as the number of parking spaces increases, the facilities of the parking management device Since the cost increases, it has been difficult to introduce. In addition, since various devices are installed in all the parking spaces, there is a problem that it is difficult to change the layout of the parking lot after the introduction of the parking management device. Furthermore, by repeatedly using the parking ticket, there is a possibility that the parking mass cannot be identified from the parking ticket due to deterioration of the parking ticket, etc., and the parking ticket is regularly inspected or replaced. There is also a problem that the maintenance cost after the introduction of the apparatus increases.
[0008]
Therefore, in view of the above-described problems, the present invention provides a parking fee calculation apparatus that can operate a parking lot by setting a plurality of parking fee systems without complicating the facilities of the parking lot. It is said.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the parking fee calculation device according to claim 1 made according to the present invention comprises a plurality of parking areas having a plurality of parking masses for parking vehicles, as shown in the basic configuration diagram of FIG. When the vehicle uses a parking lot that sets a parking fee system corresponding to each of the parking areas, the parking fee is calculated with the parking fee system according to the parking area having the parking mass parked by the vehicle. A parking fee calculation information storage means M1 for storing parking fee structure information indicating the parking fee structure corresponding to the parking area, and a start of detecting a start time at which the vehicle starts parking Time detection means M2, intrusion detection means M3 for detecting the intrusion of the vehicle into the parking area, and intrusion history indicating the intrusion history of the vehicle detected by the intrusion detection means M3 into the parking area. Intrusion history information generating means M4 for generating information, intrusion history information storing means M5 for storing intrusion history information generated by the intrusion history information generating means M4, and an end time for detecting an end time when the vehicle ends parking Detecting means M6, intrusion history information extracting means M7 for extracting the intrusion history information of the vehicle corresponding to the end time detected by the end time detecting means M6 from the intrusion history information storing means M5, and the intrusion history information Based on the intrusion history information extracted by the extraction means M7, the parking area specifying means M8 for specifying the parking area parked by the vehicle, and the parking fee system information corresponding to the parking area specified by the parking area specifying means M8. Parking fee structure information extracting means M9 extracted from the parking fee structure information storage means M1 and end time detected by the end time detecting means M6 A parking time calculation unit M10 that calculates the parking time of the vehicle based on the start time detected by the start time detection unit M2, and the parking fee system information extracted by the parking fee system information extraction unit M9 and the parking time calculation. Parking fee calculation means M11 for calculating the parking fee based on the parking time calculated by the means M10.
[0010]
According to the parking fee calculation apparatus of the present invention described in claim 1, the parking start time of the vehicle is detected by the start time detection means M2 in accordance with the entry of the vehicle into the parking lot. When the intrusion detection means M3 detects the intrusion of the vehicle into the parking area, the intrusion history information indicating the intrusion history of the vehicle into the parking area is generated by the intrusion history information generating means M4. It is stored in the intrusion history information storage means M5. When the end time at which the vehicle finishes parking is detected by the end time detecting means M6, the intrusion history information corresponding to the vehicle is extracted from the intrusion history information storage means M5 by the intrusion history information extracting means M7. The parking area where the vehicle is parked is specified by the parking area specifying means M8 based on the history information. Then, the parking fee system information corresponding to the specified parking area is extracted from the parking fee system information storage unit M1 by the parking fee system information extracting unit M9. The parking time calculation unit M10 calculates the parking time of the vehicle based on the start time and the end time, and the parking fee calculation unit M11 calculates the parking fee based on the parking time and the extracted parking fee system information. Is done.
[0011]
Therefore, when a vehicle enters a parking lot for which a parking fee system is set for each parking area and an intrusion of the vehicle into the parking area is detected, intrusion history information indicating the intrusion history of the vehicle is generated. The parking area where the vehicle is parked is identified based on the parking area, and the parking fee is calculated using the parking fee system corresponding to this parking area. Since the charge can be calculated, there is no need to specify the parking mass where the vehicle is parked as in the conventional case, and the equipment cost can be reduced. Moreover, since it is only necessary to set a parking fee system according to the parking area, it is possible to easily cope with a change in the layout of the parking lot. Therefore, by introducing the parking fee calculation apparatus of the present invention into a parking lot, it is possible to operate a parking lot by setting a plurality of parking fee systems without complicating the facilities of the parking lot.
[0012]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 2 is the parking fee calculation device according to claim 1, wherein the intrusion history information generating means M4 is configured as shown in the basic configuration diagram of FIG. The intrusion history information is generated so that the intrusion detecting means M3 can identify the detection time when the intrusion of the vehicle into the parking area is detected, and the parking area specifying means M8 is at the detection time of the intrusion history information. The staying time of the parking area is calculated based on the parking area, and the parking area having the longest staying time is identified as the parking area parked.
[0013]
According to the parking fee calculation apparatus of the present invention described in claim 2 above, the intrusion history information generating means M4 is capable of identifying the intrusion history information when the intrusion detecting means M3 detects the intrusion of the vehicle into the parking area. Generated by. Then, the vehicle area specifying means M8 calculates the stay time of the parking area based on the detection time of the intrusion history information, and the parking area having the longest stay time is specified as the parking area where the vehicle is parked. Therefore, the intrusion history information is generated so that the detection time when the intrusion of the vehicle into the parking area is detected can be identified, and the staying time of the parking area is calculated based on the detection time, and the parking with the longest staying time is calculated. Since the area is specified as a parked parking area, the parking fee system corresponding to the parking area can be accurately identified even if the parking area is complicated to enter and exit. You can calculate the parking fee.
[0014]
In order to solve the above-mentioned problems, the invention according to claim 3 is the parking fee calculation device according to claim 1 or 2, wherein the parking fee calculation means M11 calculates the parking fee according to claim 1 or 2, as shown in the basic configuration diagram of FIG. And further comprising: billing information generating means M12 for generating billing information for charging the parking fee, and billing information output means M13 for outputting the billing information generated by the billing information generating means M12 for the billing. And
[0015]
According to the parking fee calculation apparatus of the present invention described in claim 3, when the billing information for charging the parking fee calculated by the parking fee calculation means M11 is generated by the billing information generation means M12, For billing, for example, the billing information output means M13 outputs the information to a display device, a communication device, a payment machine, or the like. Therefore, since billing information for charging a parking fee calculated by the parking fee system corresponding to the parked parking area is generated and output for charging, a part of the parking fee calculation device is Since it can be realized by or connected to a payment machine, the parking facility can be used effectively.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a parking fee calculating apparatus according to the present invention will be described with reference to the drawings of FIGS.
[0017]
[First Embodiment]
1st Embodiment demonstrates the case where the parking fee calculation apparatus of this invention is installed in a three-story three-dimensional parking lot.
[0018]
Here, FIG. 2 is a diagram showing a schematic configuration of a parking lot to which the parking fee calculating device of the present invention is applied, FIG. 3 is a diagram showing an example of the appearance of the settlement machine of FIG. 2, and FIG. 5 is a diagram showing an example of the appearance of the check barrier, FIG. 5 is a diagram showing an example of the appearance of the vehicle-mounted device mounted on the vehicle, and FIG. 6 is a diagram showing an example of the schematic configuration of the settlement machine of FIG. 7 is a diagram for explaining an example of the parking fee system, FIG. 8 is a diagram showing an example of a schematic configuration of the check barrier of FIG. 4, and FIG. 9 is a schematic configuration of the vehicle-mounted device of FIG. FIG. 10 is a diagram showing an example of intrusion history information, FIG. 11 is a flowchart showing an example of processing outline according to the present invention executed by the CPU of the vehicle-mounted device, and FIG. It is a free chart which shows an example of the process outline | summary which concerns on this invention which this CPU performs.
[0019]
The parking lot 1 shown in FIG. 2 is provided in each of the entrance 2 for entering the vehicle 10 into the parking lot 1, the exit 4 for taking out the vehicle 10 from the parking lot 1, and the first floor, the second floor, and the third floor. And parking areas E1, E2, E3 having a plurality of parking spaces 5 for parking the vehicle 10. A parking fee system is assigned to each of the parking areas E1, E2, and E3 so that the parking fee per predetermined time is sequentially reduced. The parking areas E1, E2, and E3 are connected to each other by connecting passages P1 and P2, and the parking areas E1, E2, and E3 are connected to an exit passage 6 toward the exit 3.
[0020]
In the first embodiment, the communication passages P1, P2 and the exit passage 6 are assumed to be one-way, the communication passage P1 is directed from the parking area E1 to the parking area E2, and the communication passage P2 is the parking area. It is possible to pass only from E2 to the parking area E3.
[0021]
In the vicinity of the entrance 2, an issuing machine 3 for issuing a parking ticket having warehousing time data indicating the warehousing time of the vehicle 10 is provided. In the vicinity of the exit 4, as shown in FIG. 3, a settlement machine 30 is provided for performing settlement of the parking fee in accordance with the insertion of the parking ticket. Further, as shown in FIG. 4, check barriers 50A and 50B that emit radio signals in a predetermined band (for example, 5.8 GHz) are provided near the entrances of the parking areas E2 and E3.
[0022]
On the dashboard of the vehicle 10, as shown in FIG. 5, an in-vehicle device 60 that is a horizontally long and thin rectangular parallelepiped casing is provided so as to face obliquely upward with respect to the traveling direction of the vehicle 10. . This in-vehicle device 60 performs wireless communication with a wireless fee processing device installed at a gate on a toll road, and automatically charges the toll on the toll road based on electronic cash information stored in a mounted card. It is used for an automatic toll collection system (ETC: Electronic Toll Collection System) that performs collection. And it is the structure which can transmit / receive various data by radio | wireless between the check barriers 50A and 50B and the onboard equipment 60 between the adjustment machine 30 and the onboard equipment 60. FIG.
[0023]
In 1st Embodiment, about the case where the parking fee calculation apparatus of this invention is implement | achieved by the issuing machine 20, the adjustment machine 30, check barriers 50A and 50B, and the vehicle equipment 60 mounted in the vehicle 10. FIG. explain.
[0024]
As is well known, the issuing machine 20 issues a parking ticket that records the storage time to the vehicle 10 that enters from the entrance 2. Therefore, in the first embodiment, the issuing machine 20 sets the parking time of the parking ticket to the vehicle 10. Is the start time of parking. Therefore, this issuing machine 20 functions as the start time detecting means in the claims.
[0025]
Next, as shown in FIG. 6, the checkout machine 30 includes a microcomputer (μCOM) 31 that operates according to a predetermined program. As is well known, the μCOM 31 includes a central processing unit (CPU) 31a that performs various processes and controls according to a predetermined program, a ROM 31b that is a read-only memory storing a program for the CPU 31a, and the like. A RAM 31c or the like, which is a readable / writable memory that stores data and has an area necessary for processing operations of the CPU 31a, is configured.
[0026]
The μCOM 31 is connected to an electrically erasable / rewritable read-only memory 32 that can retain stored contents even when the apparatus main body is in an off state. The memory 32 stores various information such as reception information received from the vehicle-mounted device 60 of the vehicle 10 and parking fee system information indicating a parking fee system in the parking lot 1.
[0027]
As an example of this parking fee system information, as shown in FIG. 7, it is configured to indicate a parking fee system corresponding to each of the parking areas E1, E2, E3, and the parking area and the parking fee per hour. In order to increase the use of high-rise floors that are not easy to use, such as parking fee E1 of 300 yen, parking area E2 of 200 yen, and parking area E3 of 100 yen, the parking area Parking fees are set differently for E1, E2, and E3.
[0028]
Since the parking fee system information indicating the parking fee system corresponding to the parking areas E1, E2, and E3 is stored in the memory 32 as described above, in the first embodiment, the memory 32 of the settlement machine 30 stores the parking fee. It functions as system information storage means. The parking fee system information may be variously different embodiments such as changing the set amount according to the time zone, day of the week, etc., or allocating the same fee system to a plurality of parking areas.
[0029]
The settlement machine 30 further includes a display unit 33, a cash deposit / withdrawal mechanism unit 34, a parking ticket reader unit 35, and a settlement side radio device 36, each of which is connected to the μCOM 31. The display unit 33 uses a liquid crystal display, an LED, or the like, and performs various displays based on instructions from the μCOM 31.
[0030]
The cash deposit / withdrawal mechanism unit 34 has a function of depositing banknotes or coins and withdrawing changes with banknotes or coins, compares the amount indicated by the parking fee data input from the μCOM 31 with the deposited amount, When it is confirmed that the charge has been received, payment confirmation information indicating the confirmation result is output to the μCOM 31. If there is a large amount of money deposited, the difference is withdrawn as a change.
[0031]
The parking ticket reader unit 35 includes a reading mechanism that reads a warehousing time and the like from the parking ticket inserted from the insertion slot, and a discharge mechanism that discharges the parking ticket in response to an instruction from the μCOM 31. The warehousing time data indicating the read warehousing time is stored in the memory 32 as a history, and the warehousing time data is output to the μCOM 31.
[0032]
The adjustment-side wireless device 36 includes a modulation / demodulation circuit and includes an antenna 36 a protruding from the apparatus main body, and performs wireless communication with the vehicle-mounted device 60 of the vehicle 10 that is close to the adjustment device 30. And while outputting the various information received from the onboard equipment 60 to (micro | micron | mu) COM31, according to the instruction | indication from (micro | micron | mu) COM31, the said radio wave signal is transmitted.
[0033]
The checkout machine 30 is connected to a gate control device 70 provided at the outlet 4 in the vicinity thereof via a connector or the like, and instructs the gate control device 70 to open or shut off the blocking bar 71. Is possible. Then, the gate control device 70 opens the blocking bar 71 to allow the passage of the outlet 4 of the vehicle 10, and blocking the blocking bar 71 makes the passage of the outlet 4 of the vehicle 10 impossible.
[0034]
Next, as shown in FIG. 8, the check barriers 50A and 50B have a microcomputer (μCOM) 51 that operates according to a predetermined program. As described above, the μCOM 51 includes the CPU 51a, the ROM 51b, and the RAM 51c. The memory 52 is also connected to the μCOM 51. The memory 52 stores check barrier identification information that is allocated to the check barriers 50A and 50B and can identify the check barriers 50A and B. Yes.
[0035]
The μCOM 51 is further connected to a roadside radio 53. The roadside radio 53 includes a modulation / demodulation circuit and includes an antenna 53a protruding from the apparatus main body. Then, the roadside radio 53 transmits a radio wave signal (for example, 5.8 GHz) having check barrier identification information stored in the memory 52 from the antenna 53a in response to an instruction from the μCOM 51, so that a communication area on the road Is forming. And the vehicle equipment 60 of the vehicle 10 which approached the check barriers 50A and B and entered the communication area receives the radio signal.
[0036]
Next, as shown in FIG. 9, the vehicle-mounted device 60 includes a microcomputer (μCOM) 61 that operates according to a predetermined program. As described above, the μCOM 61 includes the CPU 61a, the ROM 61b, and the RAM 61c. A memory 62 is also connected to the μCOM 61. In this memory 62, vehicle-mounted device identification information that can identify the vehicle-mounted device 60, and a vehicle that can identify the vehicle 10 on which the vehicle-mounted device 60 is mounted. Various information such as identification information is stored.
[0037]
The vehicle-mounted device 60 further includes a card insertion portion 63 for inserting a card-like storage medium (hereinafter referred to as a card) such as an IC card from the side surface of the apparatus main body. The card insertion portion 63 performs writing on the inserted card and reading from the card. The card insertion portion 63 is manually inserted into the card insertion portion, and the card is ejected according to the operation of the ejection key. A discharge mechanism (not shown) in 63 is automatically performed.
[0038]
In this embodiment, the case where the vehicle-mounted device 60 includes the card insertion unit 63 will be described. However, the present invention is not limited to this, and the card insertion unit 63 may be deleted from the configuration. .
[0039]
An in-vehicle wireless device 64 is further connected to the μCOM 61. The in-vehicle wireless device 64 includes a modulation / demodulation circuit and includes an antenna 64a protruding from the apparatus main body. When the in-vehicle wireless device 64 receives the check barrier identification information from the check barriers 50 </ b> A and 50 </ b> B, the CPU 61 a stores the check barrier identification information in time series, generates intrusion history information, and stores it in the memory 62.
[0040]
As an example of the intrusion history information, as shown in FIG. 10, the intrusion history of the parking areas E1, E2, and E3 into which the vehicle 10 has intruded can be traced by configuring the passing order and the check barrier identification information in association with each other. It is like that. When the vehicle 10 is parked in the parking area E3 on the third floor, it passes through the check barriers 50A and B. Therefore, “A” indicating the check barrier 50A and the check barrier 50B are included in the check barrier identification information of the intrusion history information. “B” indicating “” is sequentially stored.
[0041]
Further, when parking in the parking area E1 on the first floor, the vehicle 10 does not pass through the check barriers 50A and B, so that nothing is stored in the check barrier identification information of the intrusion history information. As described above, since the intrusion history information is formed according to the intrusion of the vehicle 10 into the parking areas E1, E2, and E3, the vehicle 10 is analyzed by analyzing the intrusion history information. It can be specified in which of E3 parking.
[0042]
Therefore, in the first embodiment, since the intrusion history information is stored in the memory 62 of the vehicle-mounted device 60, the memory 62 functions as the intrusion history information storage means in the claims.
[0043]
Next, an example of a processing outline according to the present invention executed by the CPU 61a of the vehicle-mounted device 60 will be described with reference to a flowchart shown in FIG.
[0044]
When the CPU 61a is activated, it is determined in step S11 whether the reception information received by the in-vehicle wireless device 64 is check barrier identification information from the check barriers 50A and 50B. If it is determined that the check barrier identification information has not been received (N in step S11), the process proceeds to step S13. On the other hand, if it is determined that the check barrier information has been received (Y in step S11), the process proceeds to step S12.
[0045]
In addition, since the vehicle-mounted device 60 can recognize that the vehicle 10 has entered the parking areas E2 and E3 by receiving the check barrier identification information from the check barriers 50A and 50B, in the first embodiment, The determination process in step S11 corresponds to the intrusion detection means in the claims.
[0046]
In step S12 (intrusion history information generating means), the intrusion history information shown in FIG. 10 is generated based on the received check barrier information. This intrusion history information is stored in the memory 62, and then the process proceeds to step S13. If the intrusion history information is already stored in the memory 62, the check barrier information received this time is added to the intrusion history information and updated.
[0047]
In step S <b> 13, it is determined whether or not the in-vehicle wireless device 64 has received a transmission request for requesting transmission of intrusion history information from the settlement machine 30. If it is determined that a transmission request has not been received (N in step S13), the process returns to step S11 and a series of processes is repeated. On the other hand, if it is determined that the transmission request has been received (Y in step S13), the process proceeds to step S14.
[0048]
In step S14 (intrusion history information extracting means), the intrusion history information is extracted from the memory 62, a transmission message for transmitting the intrusion history information to the settlement machine 30 is generated, and this transmission message is output to the in-vehicle wireless device 64. As a result, the in-vehicle wireless device 64 transmits a transmission message to the settlement machine 30, and then proceeds to step S15.
[0049]
In step S15, a timer that times out when a predetermined time (for example, 1 hour) elapses is started, and then in step S16, it is determined whether or not a time out has occurred. If it is determined that the timeout has not occurred (N in step S16), the process proceeds to step S17.
[0050]
In step S <b> 17, it is determined again whether the transmission request is received by the in-vehicle wireless device 64 from the settlement machine 30 due to a communication error or the like. If it is determined that the transmission request has not been received again (N in step S17), the process returns to step S16, and a series of processing is repeated. On the other hand, if it is determined that the transmission request is received again (Y in step S17), the process returns to step S14, and the intrusion history information is transmitted again.
[0051]
If it is determined in step S16 that the timer has timed out (Y in step S16), it is considered that the vehicle 10 has successfully exited from the parking lot 1, and the intrusion stored in the memory 62 in step S18. The history information is deleted, and then the process returns to step S11, and a series of processing is repeated.
[0052]
Therefore, in the first embodiment described above, the CPU 61a of the vehicle-mounted device 60 functions as the intrusion detection means, the intrusion history information generation means, and the intrusion history information extraction means described in the claims, and the memory 62 is parked. It functions as a charge system information storage means.
[0053]
Next, an example of an outline of processing executed by the CPU 31a of the checkout machine 30 will be described with reference to a flowchart shown in FIG.
[0054]
When the CPU 31a is activated, it is determined in step S51 based on the input from the parking ticket reader unit 35 whether or not a parking ticket has been inserted into the parking ticket reader unit 35. If it is determined that no parking ticket is inserted (N in step S51), the determination process is repeated to wait for the parking ticket to be inserted. On the other hand, if it is determined that a parking ticket has been inserted (Y in step S51), the process proceeds to step S52.
[0055]
In the first embodiment, since the vehicle 10 is regarded as having finished parking in response to the insertion of a parking ticket, in step S52 (end time detecting means), a clock IC (not shown) is used. Based on this, the time when the parking ticket is inserted, that is, the end time is detected and stored in the RAM 31c, and then the process proceeds to step S53.
[0056]
In step S53, the parking ticket reader unit 35 is instructed to read, and the warehousing time data input to the μCOM 31 in response to this instruction is stored in the RAM 31c as the start time when the vehicle 10 started parking, and then in step S54. When the transmission request for requesting the in-vehicle device 60 to transmit the intrusion history information is output to the settlement-side radio device 36, the transmission request is transmitted to the on-vehicle device 60 by the settlement-side radio device 36. Proceed to S55.
[0057]
In step S55, it is determined whether or not the intrusion history information from the vehicle-mounted device 60 has been received by the settlement side wireless device 36. If it is determined that the intrusion history information has not been received (N in step S55), this determination process is repeated to wait for the intrusion history information to be received. On the other hand, if it is determined that the intrusion history information has been received (Y in step S55), the process proceeds to step S56.
[0058]
In step S56, the received intrusion history information is stored in time series in a predetermined area of the memory 32. Thereafter, in step S57 (parking area specifying means), an area where the vehicle 10 is parked based on the intrusion history information is a parking area. It is specified from E1, E2, and E3, and then proceeds to step S58. For example, as illustrated in FIG. 10, when intrusion history information is generated, the vehicle 10 has entered in the order of the parking areas E1 and E2, and is thus identified as parked in the parking area E2. .
[0059]
In step S58 (parking fee system information extracting means), the parking fee system information corresponding to the specified parking areas E1, E2, E3 is extracted from the memory 32, and in step S59 (parking time calculating means), the RAM 31c described above is extracted. The parking time of the vehicle 10 is calculated based on the start time and end time of the vehicle, and this parking time is stored in the RAM 31c, and then the process proceeds to step S60.
[0060]
In step 60 (parking fee calculation means), the parking fee of the vehicle 10 is calculated based on the calculated parking time and the extracted parking fee system information, and this parking fee is associated with the usage date data indicating the usage date and time. While being stored in the memory 32, the parking fee is output to the cash deposit / withdrawal mechanism, and then the process proceeds to step S61. For example, when the vehicle 10 is parked in the parking area E2 for 2 hours, the parking area E2 in the parking fee system information shown in FIG. Double the yen to 400 yen.
[0061]
In step S61 (billing information generating means), billing information for charging the calculated parking fee is generated in the RAM 31c. Thereafter, in step S62 (billing information output means), the generated charging information is output to the display unit 33, and then the step Proceed to S63. Then, the display unit 33 displays the input billing information, whereby the parking fee or the like is displayed on the display unit 33.
[0062]
In step S63, it is determined whether or not the settlement has been completed based on the presence / absence of input of payment confirmation information from the cash deposit / withdrawal mechanism 34. If it is determined that the payment confirmation information has not been input, that is, it is determined that the payment has not been completed (N in step S63), this determination process is repeated to wait for the completion of the payment. On the other hand, if the payment confirmation information has been input, that is, it is determined that the payment has been completed (Y in step S63), the display unit 33 is instructed to end the display, and then the process proceeds to step 64.
[0063]
In step S64, an opening request for instructing the gate controller 70 (not shown in FIG. 3) provided in the vicinity of the checkout machine 30 to open the closed blocking bar 71 is generated. The data is output to the apparatus 70, and then the process returns to step S51 to repeat a series of processes. Then, the gate control device 70 opens the blocking bar 71 so that the gate is opened in response to the input of the opening request, and when the predetermined time elapses, the gate control device 70 opens the gate by the blocking valve 71 so that the gate is closed. Shut off.
[0064]
Therefore, in the first embodiment described above, the CPU 31a of the parking fee calculating device 30 includes an end time detecting unit, a parking area specifying unit, a parking fee system information extracting unit, a parking time calculating unit, and a parking time calculating unit described in the claims. It functions as parking fee calculation means, billing information generation means, and billing information output means.
[0065]
Next, an example of the operation (action) of the parking fee calculation device according to the first embodiment will be described for parking in the parking area E3 on the third floor of the parking fee 1.
[0066]
When the vehicle 10 received from the entrance 2 of the parking lot 1 approaches, the issuing machine 20 issues a parking ticket recording the storage time to the driver of the vehicle 10 and the like. And when this parking ticket is received, the vehicle 10 goes to the parking area E2 on the second floor through the parking area E1 and the communication passage P1. When the vehicle 10 approaches the check barrier 50A, the vehicle-mounted device 60 of the vehicle 10 receives a radio signal having the check barrier identification information “A” from the check barrier 50A, and uses the check barrier identification information “A” as an intrusion history. The information is stored in the memory 62 as information, and the vehicle 10 goes to the parking area E3 on the third floor through the parking area E2 and the communication passage P1.
[0067]
When the vehicle 10 approaches the check barrier 50 </ b> B, the vehicle-mounted device 60 of the vehicle 10 receives the radio signal having the check barrier identification information “B” from the check barrier B and enters the check barrier identification information “B” into the memory 62. By adding to the history information, the intrusion history information is updated to the contents shown in FIG. Then, the vehicle 10 is parked in the parking mass 5 in an arbitrary parking area E3, and the driver gets off the vehicle 10 and leaves the parking lot 1.
[0068]
When the driver or the like returns to the parking lot 1, gets on the vehicle 10 and starts toward the exit 4, and the vehicle 10 arrives at the exit 4 through the exit passage 6, the driver or the like receives a parking ticket for the checkout machine 30. A parking ticket is inserted into the reader unit 35. In response to this insertion, the checkout machine 30 detects the time of insertion as the end time, reads the parking time of the parking ticket as the start time of parking of the vehicle 10, and sends the checkout side radio 36 to the in-vehicle device 60. A transmission request for requesting transmission of intrusion history information is transmitted.
[0069]
When receiving the transmission request, the in-vehicle device 60 extracts the intrusion history information stored in the memory 62 and transmits the intrusion history information from the in-vehicle wireless device 64 to the settlement machine 30. Then, the checkout machine 30 identifies the parking area E3 where the vehicle is parked based on the received intrusion history information, extracts parking fee system information corresponding to the parking area E3, and based on the start time and end time The parking time is calculated, and the parking fee is calculated based on the parking time and the extracted parking fee system information.
[0070]
When the settlement machine 30 generates billing information for billing the calculated parking fee and outputs it to the display unit 33, the parking unit 30 displays the parking fee and the cash input / output mechanism unit 34 completes the settlement. The opening request is output to the gate controller 70. When the blocking bar 71 is opened by the gate control device 70, the vehicle 10 leaves the parking lot 1 from the exit 4.
[0071]
As described above, in the first embodiment, the issuing machine 20 that functions as the start detection unit in the claims, the intrusion detection unit, the intrusion history information generation unit, the intrusion history information generation unit, and the intrusion history information storage unit And vehicle-mounted device 60 functioning as intrusion history information extraction means, parking fee system information storage means, end time detection means, parking area identification means, parking fee system information extraction means, parking fee calculation means, billing information generation means, and The parking fee calculation apparatus of the present invention is realized by the settlement machine 30 functioning as a billing information output unit.
[0072]
According to this parking fee calculation apparatus, the vehicle 10 enters the parking lot 1 in which a parking fee system corresponding to each of the parking areas E1, E2, and E3 is set, and the vehicle 10 enters the parking areas E1, E2, and E3. Is detected, the intrusion history information indicating the intrusion history is generated, the parking area where the vehicle 10 is parked is specified based on the intrusion history information, and the parking fee is calculated by the parking fee system corresponding to the parking area. Therefore, the parking fee corresponding to the parking fee system can be calculated simply by detecting the intrusion of the vehicle 10 into the parking areas E1, E2, E3. There is no need to do so, and the equipment cost can be reduced. Moreover, since it is only necessary to set a parking fee system according to the parking areas E1, E2, and E3, it is possible to easily cope with a change in the layout of the parking lot 1. Therefore, by introducing the parking fee calculation apparatus of the present invention into the parking lot 1, the parking lot 1 can be operated by setting a plurality of parking fee systems without complicating the facilities of the parking lot 1.
[0073]
[Second Embodiment]
In the first embodiment described above, the case where the settlement machine 30 specifies the parking area has been described, but in the second embodiment, the case where the vehicle-mounted device 60 specifies the parking area will be described. Since the basic configuration of the parking fee calculation device is the same as that of the first embodiment described above, only different points will be described below.
[0074]
As in the first embodiment described above, the parking lot 1 shown in FIG. 2 is provided with an issuing machine 20, a checkout machine 30, and check barriers 50A and B, and the vehicle 10 is equipped with an in-vehicle device 60. . And in 2nd Embodiment, the issuing machine 20 is functioned as a start detection means in a claim, Moreover, a parking fee structure information storage means, an end time detection means, a parking fee structure information extraction means, a parking fee calculation means The billing information generating means, and the billing information output means, and the settlement machine 30 functions as an intrusion detection means, an intrusion history information generation means, an intrusion history information generation means, an intrusion history information storage means, an intrusion history information extraction means, and The parking fee calculation device is realized by causing the vehicle-mounted device 60 to function as the parking area specifying means.
[0075]
In 2nd Embodiment, it respond | corresponds by adding the program for functioning the onboard equipment 60 as the parking area identification means in a claim to the onboard equipment 60 demonstrated in 1st Embodiment to ROM61b.
[0076]
Specifically, it is assumed that the transmission request transmitted by the checkout machine 30 in the first embodiment is requested to be transmitted in the parking area specified by the vehicle-mounted device 60. And when step S14 of the flowchart of FIG. 11 receives the transmission request, the vehicle-mounted device 60 extracts the intrusion history information from the memory 32, specifies the parking area where the vehicle 10 is parked based on this intrusion history information, It respond | corresponds by changing so that the specific parking area information which shows the specified parking area may be transmitted to the settlement machine 30. FIG.
[0077]
Moreover, the checkout machine 30 changes step S55 of the flowchart shown in FIG. 12 to a determination process for determining whether or not the specific parking area information has been received, deletes the process of step S57, and receives the specific process that has received step S58. It respond | corresponds by changing so that the parking fee structure information corresponding to the parking area which parking area information shows may be extracted.
[0078]
Next, an example of the operation (action) of the parking fee calculation device according to the second embodiment will be described for parking in the parking area E3 on the third floor of the parking fee 1.
[0079]
The operation until the vehicle 10 enters the parking lot 1 and is parked is the same as in the first embodiment described above, and is stored in the memory 62 of the vehicle-mounted device 60 of the vehicle 10 parked in the parking mass 5 of the parking area E3. Stores intrusion history information shown in FIG.
[0080]
When the driver or the like returns to the parking lot 1, gets on the vehicle 10 and starts toward the exit 4, and the vehicle 10 arrives at the exit 4 through the exit passage 6, the driver or the like receives a parking ticket for the checkout machine 30. A parking ticket is inserted into the reader unit 35. In response to this insertion, the checkout machine 30 detects the time of insertion as the end time, reads the parking time of the parking ticket as the start time of parking of the vehicle 10, and sends the checkout side radio 36 to the in-vehicle device 60. A transmission request for requesting transmission of specific parking area information is transmitted.
[0081]
When receiving the transmission request, the vehicle-mounted device 60 extracts the intrusion history information stored in the memory 62, specifies the parked parking region E3, and sends the specific parking region information indicating the parking region E3 from the vehicle-mounted wireless device 64. Send to the checkout machine 30. Then, the settlement machine 30 extracts the parking fee system information corresponding to the parking area E3 based on the received specific parking area information, calculates the parking time based on the start time and the end time, and extracts the parking time and the extracted time. The parking fee is calculated based on the parking fee system information.
[0082]
When the settlement machine 30 generates billing information for billing the calculated parking fee and outputs it to the display unit 33, the parking unit 30 displays the parking fee and the cash input / output mechanism unit 34 completes the settlement. The opening request is output to the gate controller 70. When the blocking bar 71 is opened by the gate control device 70, the vehicle 10 leaves the parking lot 1 from the exit 4.
[0083]
Even if the parking fee calculation device is realized as in the second embodiment described above, the same operations and effects as those in the first embodiment can be obtained. Furthermore, by specifying the parking area parked by the vehicle-mounted device 60 as in the second embodiment, the processing time can be shortened compared to the case where the parking area is specified by the settlement machine 60.
[0084]
[Third Embodiment]
In each of the first and second embodiments described above, the movement between the tiers of the parking lot 1 has been described on the premise of one-way from the lower tier to the higher tier. However, in the third embodiment, the movement between the tiers is low. A case will be described in which the parking fee calculation device of the present invention is applied to a parking lot in which movement between a hierarchy and a high hierarchy is bidirectional. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the part which is the same as that of what was demonstrated in the 1st Embodiment mentioned above, or the detailed description is abbreviate | omitted.
[0085]
FIG. 13 is a diagram illustrating a schematic configuration of a parking lot according to the third embodiment. The parking lot 1 includes an entrance 2, an exit 4, a plurality of parking spaces 5, and parking provided in each level. It has area | regions E1, E2, E3, and communication passages P1, P2. The difference between the first and third embodiments is that the communication passages P1 and P2 are changed from one direction to both directions, and the outlet passage 6 is deleted.
[0086]
The parking lot 1 is provided with an issuing machine 20, a checkout machine 30, and check barriers 50A and B, and the vehicle 10 is equipped with an in-vehicle device 60, and the basic configuration thereof is the first embodiment. It is the same composition as.
[0087]
In the third embodiment, as in the first embodiment, an issuer 20 that functions as a start detection unit in claims, an intrusion detection unit, an intrusion history information generation unit, an intrusion history information storage unit, and On-vehicle device 60 functioning as intrusion history information extraction means, parking fee system information storage means, end time detection means, parking area identification means, parking fee system information extraction means, parking time calculation means, parking fee calculation means, billing information generation The parking fee calculation apparatus of the present invention is realized by the means and the settlement machine 30 that functions as the billing information output means.
[0088]
In the third embodiment, a clock IC is added to the configuration shown in FIG. 8 in the check barriers 50A and 50B, and this clock IC is connected to the μCOM 51 so that the μCOM 51 can acquire the current time. Yes. The check barriers 50A and 50B are configured to transmit a radio wave signal obtained by adding the current time to the check barrier identification information in the memory 52 from the antenna 53a.
[0089]
When the vehicle-mounted device 60 receives a radio wave signal when passing through the check barriers 50A, B, it detects that the vehicle has entered the check barriers 50A, B, and uses the received radio wave signal to check barrier identification information and the check barrier identification information. The added current time is extracted as the passage time (detection time) of the check barriers 50A and 50B, and is stored as intrusion history information so that the detection time when the vehicle 10 has entered the parking areas A and B can be identified. 62. Therefore, in the third embodiment, the intrusion history information has a configuration in which the passage order, the check barrier identification information, and the passage time are associated with each other.
[0090]
FIG. 14 is a diagram showing an example of intrusion history information in the third embodiment. With reference to FIG. 14, the settlement machine 30 identifies the parking areas E1, E2, and E3 based on the intrusion history information. An example of the method in the third embodiment will be described.
[0091]
First, a description will be given of a specifying method when intrusion history information is stored as shown in FIG. 14A when the vehicle 10 is parked in the parking mass 5 of the parking area E3 on the third floor.
[0092]
When each passage time of the intrusion history information is calculated, the required travel time 1 between the check barrier identification information “A” and “B” is 10 seconds, and between the next “B” and “B” The required travel time 2 is 1 hour 29 minutes 50 seconds, and the next required travel time 3 between “B” and “A” is 10 seconds. Therefore, since the required travel time 2 is the longest, the check barrier identification information indicating “B” corresponds to the check barrier 50B, so that the vehicle 10 moves to the parking mass 5 of the parking area E3 on the third floor. Can be identified as parked.
[0093]
Next, a description will be given of a specifying method when the intrusion history information is stored as shown in FIG. 14B when the vehicle 10 once goes to the third floor and then returns to the second floor and parks in the parking area E2. .
[0094]
When each passage time of the intrusion history information is calculated, the required travel time 1 between the check barrier identification information “A” and “B” is 10 seconds, and between the next “B” and “B” The required travel time 2 is 30 seconds, and the next required travel time 3 between “B” and “A” is 1 hour 29 minutes 20 seconds. Therefore, since the required travel time 3 is the longest, it can be specified that the vehicle 10 makes a U-turn in the parking area E3 on the third floor, returns to the second floor, and parks in the parking mass 5 in the parking area E2. it can.
[0095]
As described above, in the third embodiment, the parking areas E1, E2, and E3 in which the vehicle 10 is parked are specified by paying attention to the time required to pass through the check barriers 50A and 50B. This can be dealt with by adding this specifying method to the vehicle-mounted device 60 in the first embodiment described above.
[0096]
Next, an example of the operation (action) of the parking fee calculation apparatus according to the third embodiment will be described for parking in the parking area E3 on the third floor of the parking fee 1.
[0097]
When the vehicle 10 received from the entrance 2 of the parking lot 1 approaches, the issuing machine 20 issues a parking ticket recording the storage time to the driver of the vehicle 10 and the like. And when this parking ticket is received, the vehicle 10 goes to the parking area E2 on the second floor through the parking area E1 and the communication passage P1. When the vehicle 10 approaches the check barrier 50A, the vehicle-mounted device 60 of the vehicle 10 receives the radio wave signal having the check barrier identification information “A” and the current time “12: 00: 00: 00” from the check barrier 50A. Is stored in the memory 62 as intrusion history information, and the vehicle 10 goes to the parking area E3 on the third floor through the parking area E2 and the communication passage P1.
[0098]
When the vehicle 10 approaches the check barrier 50B, the vehicle-mounted device 60 of the vehicle 10 receives the radio wave signal having the check barrier identification information “B” and the current time “12:00:10” from the check barrier B, and stores them. By adding to 62 intrusion history information, the intrusion history information is updated. Then, the vehicle 10 is parked in the parking mass 5 in an arbitrary parking area E3, and the driver gets off the vehicle 10 and leaves the parking lot 1.
[0099]
When the driver or the like returns to the parking lot 1 and the vehicle 10 approaches the check barrier 50B, the vehicle-mounted device 60 of the vehicle 10 receives the check barrier identification information “B” and the current time “13:30” from the check barrier B. The intrusion history information is updated by receiving the radio wave signals it has and adding them to the intrusion history information in the memory 62.
[0100]
When the vehicle 10 approaches the check barrier 50A, the vehicle-mounted device 60 of the vehicle 10 receives the radio signal having the check barrier identification information “A” and the current time “13:30:10” from the check barrier A, and Is added to the content of the intrusion history information shown in FIG. 14A.
[0101]
When the vehicle 10 arrives at the exit 4, the driver or the like inserts a parking ticket into the parking ticket reader unit 35 of the checkout machine 30. In response to this insertion, the checkout machine 30 detects the time of insertion as the end time, reads the parking time of the parking ticket as the start time of parking of the vehicle 10, and sends the checkout side radio 36 to the in-vehicle device 60. A transmission request for requesting transmission of intrusion history information is transmitted.
[0102]
When receiving the transmission request, the in-vehicle device 60 extracts the intrusion history information stored in the memory 62 and transmits the intrusion history information from the in-vehicle wireless device 64 to the settlement machine 30. Then, the settlement machine 30 calculates the required travel time between the check barriers 50A and B indicated by the received intrusion history information, identifies the parking area E3 where the vehicle 10 is parked from the longest travel required time, and this parking area The parking fee system information corresponding to E3 is extracted, the parking time is calculated based on the start time and the end time, and the parking fee is calculated based on the parking time and the extracted parking fee system information.
[0103]
When the settlement machine 30 generates billing information for billing the calculated parking fee and outputs it to the display unit 33, the parking unit 30 displays the parking fee and the cash input / output mechanism unit 34 completes the settlement. The opening request is output to the gate controller 70. When the blocking bar 71 is opened by the gate control device 70, the vehicle 10 leaves the parking lot 1 from the exit 4.
[0104]
Even if the parking fee calculation device is realized as in the third embodiment described above, the same operations and effects as those in the first embodiment can be obtained. Furthermore, in the third embodiment, intrusion history information is generated so that the detection time when the intrusion of the vehicle 10 into the parking areas E1, E2, E3 is detected can be identified, and the parking area is based on the detection time. Since the staying time of E1, E2, and E3 is calculated and the parking area with the longest staying time is specified as the parked parking area, the parking area E1, E2, and E3 are complex parking lots. However, it is possible to accurately identify the parking area where the vehicle 10 is parked and calculate the parking fee with the parking fee system corresponding to the parking area.
[0105]
[Fourth Embodiment]
In the first to third embodiments described above, the case where the intrusion history information is generated and stored in the memory 62 of the in-vehicle device 60 mounted on the vehicle 10 has been described. However, in the fourth embodiment, the in-vehicle device 60 is described. A case where no intrusion history is stored in the memory 62 will be described. The parking lot 1 is the same as that described in the first embodiment, and the same or corresponding parts as those described in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and detailed description thereof. Is omitted.
[0106]
FIG. 15 is a diagram illustrating an example of a schematic configuration of a parking fee calculation apparatus according to the fourth embodiment. The parking fee calculation apparatus illustrated in FIG. 15 includes the issuing machine 20 (not shown) and the settlement machine 30 described above. The center system 70 is added to the check barriers 50 </ b> A and 50 </ b> B and the vehicle-mounted device 60 mounted on the vehicle 10. The settlement machine 30, the check barriers 50A and 50B, and the center system 70 are connected by a cable or the like, and are configured to be able to transmit and receive various data.
[0107]
In the fourth embodiment, the issuing machine 20 is made to function as the start detecting means in the claims, the check barriers 50A and B are made to function as the intrusion detecting means, the intrusion history information generating means, the intrusion history information storing means, the intrusion history. Center system 70 functions as information extraction means and parking area specifying means, parking fee system information storage means, end time detection means, parking fee system information extraction means, parking time calculation means, parking fee calculation means, billing information generation means The parking fee calculation device is realized so that the settlement machine 30 functions as a billing information output unit.
[0108]
The basic configuration of the issuing machine 20, the checkout machine 30, the check barriers 50A and B, and the vehicle-mounted device 60 is the same as that of the first embodiment described above, and the difference is in the checkout machine 30 and the check barriers 50A and B. An external interface (I / F) is added, and the external I / F is connected to each of the μCOMs 31 and 51 (see FIGS. 6 and 8). Then, a cable or the like is connected to the external I / F, and the settlement machine 30, the check barriers 50A and 50B, and the center system 70 are connected to construct a network.
[0109]
The check barriers 50 </ b> A and B transmit a radio signal having a transmission request for requesting transmission of the vehicle identification information stored in the memory 62 from the antenna 53 a to the vehicle-mounted device 60 of the passing vehicle 10. And if vehicle identification information is received from the onboard equipment 60, this vehicle identification information will be transmitted to the center system 70 via external I / F.
[0110]
FIG. 16 is a diagram showing an example of a schematic configuration of the center system. As shown in FIG. 16, the center system 70 using a personal computer (personal computer) or the like operates according to a predetermined program. A central processing unit (CPU) 70a that performs control and the like is included. The CPU 70a is a readable / writable memory having a ROM 70b, which is a read-only memory storing programs for the CPU 70a, etc. via the bus B, and a work area for storing various data necessary for processing operations of the CPU 70a. A certain RAM 70c is connected.
[0111]
Further, a storage device 70d is connected to the CPU 70a via a bus B, and a storage medium such as a hard disk device is used for the storage device 20d. The storage device 70d includes various program files such as an intrusion history management program that causes a personal computer to function as various means of the intrusion history information generating means, intrusion history information storage means, intrusion history information extracting means, and parking area specifying means. And various files such as an intrusion history information file for storing intrusion history information. Therefore, the storage device 70d functions as an intrusion history information storage unit in the claims. The personal computer functions as the center system 70 by executing the intrusion history management program.
[0112]
An input device interface (I / F) 70e, a display device interface (I / F) 70f, and an external interface (I / F) 70g are further connected to the CPU 70a via a bus B. When an input device 71 configured with a keyboard and a mouse is connected to the input device I / F 70e, various input data input from the input device 71 is supplied to the bus B and input to the CPU 70a.
[0113]
A display device 72 configured using a CRT, a liquid crystal display, or the like is connected to the display device I / F 70f. And this display apparatus I / F70f controls the display content of the display apparatus 72 based on the instruction | indication from CPU70a. Further, as described above, a cable or the like is connected to the external I / F 70g, and the settlement machine 30, the check barriers 50A and B, and the center system 70 are connected to construct a network.
[0114]
Next, intrusion history information stored in the above-described storage device 70d will be described. FIG. 17 is a diagram showing an example of intrusion history information according to the fourth embodiment. As shown in FIG. 17, the intrusion history information has the same structure as that of the fourth embodiment and the first to third aspects described above. Unlike the embodiment, for each check barrier 50A, B, C, the vehicle identification information of the vehicle 10 that has passed through the check barrier 50A, B, C is stored correspondingly.
[0115]
For example, when the vehicle identification information “V1” is received from the check barrier 50A, the vehicle identification information “V1” is reflected in the intrusion history information and updated so as to correspond to the check barrier “A”. When the vehicle identification information “V1” is received from the check barrier 50B, the vehicle identification information “V1” is reflected in the intrusion history information and updated so as to correspond to the check barrier “B”.
[0116]
In the fourth embodiment, the settlement machine 30 uses a radio signal having a transmission request for requesting transmission of the vehicle identification information stored in the memory 62 to the vehicle-mounted device 60 of the vehicle 10 that performs settlement. Call from 36a. And if vehicle identification information is received from the onboard equipment 60, this vehicle identification information will be transmitted to the center system 70 via external I / F.
[0117]
When the center system 70 receives the vehicle identification information from the settlement machine 30 via the external I / F 70g, the center system 70 determines which parking area the vehicle 10 is based on the vehicle identification information and the intrusion history information stored in the storage device 70d. It is specified whether E1, E2, and E3 are parked, and specific parking area information indicating the specified parking area is transmitted to the settlement machine 30. Then, as described in the second embodiment, the settlement machine 30 receives the specific parking area information, extracts parking fee system information corresponding to the parking area indicated by the received specific parking area information, Calculate the fee.
[0118]
Next, as an example of the operation (action) of the parking fee calculation apparatus according to the fourth embodiment, the vehicle 10 with the vehicle identification number “V1” parks in the parking area E3 on the third floor of the parking fee 1 (see FIG. 2). The case where it does is demonstrated.
[0119]
When the vehicle 10 received from the entrance 2 of the parking lot 1 approaches, the issuing machine 20 issues a parking ticket recording the storage time to the driver of the vehicle 10 and the like. And when this parking ticket is received, the vehicle 10 goes to the parking area E2 on the second floor through the parking area E1 and the communication passage P1. When the vehicle 10 approaches the check barrier 50A, the check barrier 50A receives the vehicle identification information “V1” from the vehicle-mounted device 60 and transmits it to the center system 70. Then, the center system 70 updates and generates the received vehicle identification information “V1” so as to correspond to the check barrier “A” of the intrusion history information, and stores it in the storage device 70d.
[0120]
Thereafter, when the vehicle 10 approaches the check barrier 50B, the check barrier 50B receives the vehicle identification information “V1” from the vehicle-mounted device 60 and transmits it to the center system 70. Then, the center system 70 updates and generates the received vehicle identification information “V1” so as to correspond to the check barrier “B” of the intrusion history information, and stores it in the storage device 70d (see FIG. 17). Then, the vehicle 10 is parked in the parking mass 5 in an arbitrary parking area E3, and the driver gets off the vehicle 10 and leaves the parking lot 1.
[0121]
When the driver or the like returns to the parking lot 1, gets on the vehicle 10 and starts toward the exit 4, and the vehicle 10 arrives at the exit 4 through the exit passage 6, the driver or the like receives a parking ticket for the checkout machine 30. A parking ticket is inserted into the reader unit 35. In response to this insertion, the checkout machine 30 detects the time of insertion as the end time, reads the parking time of the parking ticket as the start time of parking of the vehicle 10, and sends the checkout side radio 36 to the in-vehicle device 60. A transmission request for requesting transmission of vehicle identification information is transmitted.
[0122]
When receiving the transmission request, the vehicle-mounted device 60 extracts the vehicle identification information stored in the memory 62 and transmits the vehicle identification information from the vehicle-mounted wireless device 64 to the settlement machine 30. Then, the checkout machine 30 transmits the received vehicle identification information to the center system 70 via the external I / F. When the center system 70 receives the vehicle identification information, the center system 70 identifies the parking area E3 where the vehicle 10 is parked based on the vehicle identification information and the intrusion history information stored in the storage device 70d, and this parking area E3. Is transmitted to the checkout machine 30 through the external I / F 70g.
[0123]
The checkout machine 30 extracts the parking fee system information corresponding to the parking area E3 based on the received specific parking area information, calculates the parking time based on the start time and the end time, and extracts the parking time and the extracted parking space. A parking fee is calculated based on the fee structure information.
[0124]
When the settlement machine 30 generates billing information for billing the calculated parking fee and outputs it to the display unit 33, the parking unit 30 displays the parking fee and the cash input / output mechanism unit 34 completes the settlement. The opening request is output to the gate controller 70. When the blocking bar 71 is opened by the gate control device 70, the vehicle 10 leaves the parking lot 1 from the exit 4.
[0125]
Even if the parking fee calculation device is realized as in the fourth embodiment described above, the same operations and effects as those in the first embodiment can be obtained. Further, as in the fourth embodiment, the intrusion history information is generated by the center system 70 and stored in the storage device 70d, and the parking area where the vehicle 10 is parked in response to reception of the vehicle identification information from the settlement machine 30 Therefore, the function added to the existing vehicle-mounted device 60 can be reduced, and the processing time can be shortened as compared with the case where the parking area is specified by the settlement machine 60.
[0126]
In the first to fourth embodiments described above, the case where the parking fee calculation device of the present invention is applied to a three-dimensional parking lot has been described. However, the present invention is not limited to this, and parking is performed for each area of the floor. It can also be applied to parking lots where a fee structure is set.
[0127]
FIG. 18 is a diagram showing a schematic configuration of a flat parking lot with the same entrance and exit. In the parking lot 1 shown in FIG. 18, the parking area E1 near the entrance and exit is the charge setting a, the next parking area E2 is the charge setting b, The parking fee system is such that the parking area E3 is the fee setting c, and the innermost parking region E4 is the fee setting d. And by arranging the check barriers 50A to 50D in the vicinity of the entrances of the parking areas E1 to E4, respectively, and applying a parking fee calculation device that performs the same processing as the processing described in the third embodiment, can do.
[0128]
FIG. 19 is a diagram showing a schematic configuration of a flat parking lot with different exits. The parking lot 1 shown in FIG. 19 has the same parking fee system as the parking lot 1 shown in FIG. 18 and the arrangement of check barriers 50A to 50D. It is possible to cope with this problem by applying a parking fee calculation apparatus that performs the same process as the process described in the first embodiment.
[0129]
FIG. 20 is a diagram showing a schematic configuration of a parking lot in which parking areas where different parking charges are set are arbitrarily arranged. In the parking lot 1 shown in FIG. 20, the check barriers 50A1 to 50A3 and the parking areas are provided in the parking area E1. The check barriers 50B1 to 50B3 are arranged in the area E2, the check barriers 50C1 to 50C3 are arranged in the parking area E3, and the check barriers 50D1 to 50D3 are arranged in the parking area E4 corresponding to the intrusion routes of the vehicle 10 with respect to the parking areas E1 to E4. Yes. And it can respond by applying the parking fee calculation apparatus which performs the process similar to the process demonstrated in 3rd Embodiment.
[0130]
In each of the first to fourth embodiments described above, the case where DSRC using a radio signal such as 5.8 GHz is used for communication between the check barriers 50A and 50B and the vehicle-mounted device 60 has been described. As long as the communication area can be formed, various communication modes such as radio signals, light, infrared rays, and electromagnetic induction using other frequencies can be used.
[0131]
Furthermore, although the above-described payment machine 30 and the vehicle-mounted device 60 perform wireless communication, radio waves, light, infrared rays, electromagnetic induction, or the like may be used. Further, an embodiment in which data or the like is transferred via a recording medium can be adopted. For example, a writer function may be added to the in-vehicle device 60, and a method of using an IC card or a magnetic card, or the in-vehicle device 60 may be provided with a print printer function and transferred by paper. This case can be dealt with by providing the settlement machine 30 with a reader function.
[0132]
In each of the first to fourth embodiments described above, the parking ticket issued by the issuing machine 20 is used for detection of the start time. However, the present invention is not limited to this, and the third embodiment. Various embodiments can be made such as using the passage time of the intrusion history information described in the embodiment.
[0133]
Further, in each of the first to fourth embodiments described above, the case where the payment is made by depositing cash into the cash deposit / withdrawal mechanism unit 34 of the settlement machine 30 has been described. However, the electronic cash of the card inserted into the vehicle-mounted device 60 is explained. If the settlement is performed by performing wireless communication with the settlement machine 30 based on the information, it is not necessary to stop the vehicle 10 in the vicinity of the settlement machine 30.
[0134]
Further, in each of the first to fourth embodiments described above, the case where the vehicle-mounted device 60 is mounted on the vehicle 10 has been described, but the present invention is not limited to this, and the vehicle-mounted device 60 is not mounted on the vehicle 10. Thus, the parking fee calculation apparatus of the present invention can be realized. For example, a camera and an image recognition function using this camera can be added to the check barriers 50 </ b> A, B to recognize the passage of the vehicle 10 or recognize the license plate of the vehicle 10.
[0135]
【The invention's effect】
As described above, according to the parking fee calculation apparatus of the present invention described in claim 1, a vehicle enters a parking lot in which a parking fee system is set for each parking area, and an intrusion of this vehicle into the parking area is detected. Then, the intrusion history information indicating the intrusion history of the vehicle is generated, the parking area where the vehicle is parked is identified based on the intrusion history information, and the parking fee is calculated by the parking fee system corresponding to the parking area. Since it is possible to calculate the parking fee according to the parking fee system simply by detecting the intrusion of the vehicle into the parking area, it is not necessary to specify the parking mass where the vehicle is parked as in the past, and the facility cost is reduced. be able to. Moreover, since it is only necessary to set a parking fee system according to the parking area, it is possible to easily cope with a change in the layout of the parking lot. Therefore, by introducing the parking fee calculation apparatus of the present invention into a parking lot, it is possible to operate a parking lot by setting a plurality of parking fee systems without complicating the facilities of the parking lot.
[0136]
According to the invention described in claim 2, in addition to the effect of the invention described in claim 1, the intrusion history information is generated so that the detection time at which the intrusion of the vehicle into the parking area is detected can be identified. Based on the detection time, the staying time of the parking area is calculated, and the parking area with the longest staying time is identified as the parking area where the parking area is parked. The parking area where the vehicle is parked can be accurately identified, and the parking fee can be calculated by the parking fee system corresponding to the parking area.
[0137]
According to the invention described in claim 3, in addition to the effect of the invention described in claim 1 or 2, the billing information for charging the parking fee calculated by the parking fee system corresponding to the parked parking area is generated. Because it is output for billing, a part of the parking fee calculation device can be realized or connected to the settlement machine at the parking lot. Can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a basic configuration of a parking fee calculation apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a schematic configuration of a parking lot to which a parking fee calculation device of the present invention is applied.
FIG. 3 is a diagram showing an example of the appearance of the checkout machine in FIG. 2;
4 is a diagram illustrating an example of an appearance of a check barrier in FIG. 2. FIG.
FIG. 5 is a diagram showing an example of the appearance of an on-vehicle device mounted on a vehicle.
FIG. 6 is a diagram showing an example of a schematic configuration of the checkout machine in FIG. 3;
FIG. 7 is a diagram for explaining an example of a parking fee system.
8 is a diagram illustrating an example of a schematic configuration of a check barrier in FIG. 4;
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of a schematic configuration of the vehicle-mounted device of FIG.
FIG. 10 is a diagram illustrating an example of intrusion history information.
FIG. 11 is a flowchart showing an example of an outline of processing according to the present invention executed by the CPU of the vehicle-mounted device.
FIG. 12 is a free chart showing an example of an outline of processing according to the present invention executed by the CPU of the checkout machine.
FIG. 13 is a diagram showing a schematic configuration of a parking lot according to a third embodiment.
FIG. 14 is a diagram illustrating an example of intrusion history information according to the third embodiment.
FIG. 15 is a diagram illustrating an example of a schematic configuration of a parking fee calculating apparatus according to a fourth embodiment.
FIG. 16 is a diagram illustrating an example of a schematic configuration of a center system.
FIG. 17 is a diagram illustrating an example of intrusion history information according to the fourth embodiment.
FIG. 18 is a diagram showing a schematic configuration of a flat parking lot with the same entrance and exit.
FIG. 19 is a diagram showing a schematic configuration of a flat parking lot with different exits.
FIG. 20 is a diagram illustrating a schematic configuration of a parking lot in which parking areas in which different parking charges are set are arbitrarily arranged.
[Explanation of symbols]
1 Parking
2 entrance
4 Exit
5 Parking mass
10 Vehicle
20 issuing machine
30 checkout machine
50A, B Check barrier
60 Onboard equipment
E1-E4 parking area
P1, P2 communication passage

Claims (3)

車両を駐車する複数の駐車マスを有する駐車領域を複数備え、該駐車領域の各々に対応した駐車料金体系を設定する駐車場を、前記車両が利用した際に、該車両が駐車した前記駐車マスを有する前記駐車領域に応じた前記駐車料金体系で駐車料金を算出する駐車料金算出装置であって、
前記駐車領域に対応する前記駐車料金体系を示す駐車料金体系情報を記憶する駐車料金体系情報記憶手段と、
前記車両が駐車を開始する開始時刻を検出する開始時刻検出手段と、
前記駐車領域への前記車両の侵入を検出する侵入検出手段と、
前記侵入検出手段が検出した前記車両の前記駐車領域への侵入履歴を示す侵入履歴情報を生成する侵入履歴情報生成手段と、
前記侵入履歴情報生成手段が生成した侵入履歴情報を記憶する侵入履歴情報記憶手段と、
前記車両が駐車を終了する終了時刻を検出する終了時刻検出手段と、
前記終了時刻検出手段が検出した前記終了時刻に対応する前記車両の前記侵入履歴情報を前記侵入履歴情報記憶手段から抽出する侵入履歴情報抽出手段と、
前記侵入履歴情報抽出手段が抽出した侵入履歴情報に基づいて前記車両が駐車した前記駐車領域を特定する駐車領域特定手段と、
前記駐車領域特定手段が特定した駐車領域に対応する前記駐車料金体系情報を前記駐車料金体系情報記憶手段から抽出する駐車料金体系情報抽出手段と、
前記終了時刻検出手段が検出した終了時刻と前記開始時刻検出手段が検出した開始時刻とに基づいて前記車両の駐車時間を算出する駐車時間算出手段と、
前記駐車料金体系情報抽出手段が抽出した駐車料金体系情報と前記駐車時間算出手段が算出した駐車時間とに基づいて前記駐車料金を算出する駐車料金算出手段と、
を備えることを特徴とする駐車料金算出装置。A plurality of parking areas having a plurality of parking spaces for parking the vehicle, and when the vehicle uses a parking lot that sets a parking fee system corresponding to each of the parking areas, the parking space on which the vehicle is parked; A parking fee calculation device for calculating a parking fee with the parking fee system according to the parking area,
Parking fee structure information storage means for storing parking fee structure information indicating the parking fee structure corresponding to the parking area;
Start time detecting means for detecting a start time at which the vehicle starts parking;
Intrusion detection means for detecting the intrusion of the vehicle into the parking area;
Intrusion history information generating means for generating intrusion history information indicating an intrusion history of the vehicle detected by the intrusion detecting means into the parking area;
Intrusion history information storage means for storing intrusion history information generated by the intrusion history information generation means;
An end time detecting means for detecting an end time at which the vehicle ends parking;
Intrusion history information extracting means for extracting the intrusion history information of the vehicle corresponding to the end time detected by the end time detecting means from the intrusion history information storage means;
Parking area specifying means for specifying the parking area where the vehicle is parked based on the intrusion history information extracted by the intrusion history information extracting means;
A parking fee structure information extracting means for extracting the parking fee structure information corresponding to the parking area specified by the parking area specifying means from the parking fee structure information storage means;
A parking time calculating means for calculating the parking time of the vehicle based on the end time detected by the end time detecting means and the start time detected by the start time detecting means;
Parking fee calculation means for calculating the parking fee based on the parking fee structure information extracted by the parking fee structure information extraction means and the parking time calculated by the parking time calculation means;
A parking fee calculation device comprising: 前記侵入履歴情報生成手段は、前記侵入検出手段が前記駐車領域への前記車両の侵入を検出した検出時刻の識別が可能なように前記侵入履歴情報を生成し、
前記駐車領域特定手段は、前記侵入履歴情報の検出時刻に基づいて前記駐車領域の滞在時間を算出し、該滞在時間が最も長い前記駐車領域を駐車した前記駐車領域と特定する
ことを特徴とする請求項１に記載の駐車料金算出装置。The intrusion history information generating means generates the intrusion history information so that the intrusion detection means can identify the detection time when the intrusion of the vehicle is detected in the parking area.
The parking area specifying means calculates a staying time of the parking area based on a detection time of the intrusion history information, and specifies the parking area having the longest staying time as the parking area. The parking fee calculation device according to claim 1. 前記駐車料金算出手段が算出した駐車料金を請求する請求情報を生成する請求情報生成手段と、
前記請求情報生成手段が生成した請求情報を前記請求のために出力する請求情報出力手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項１又は２に記載の駐車料金算出装置。Billing information generating means for generating billing information for charging the parking charge calculated by the parking charge calculating means;
Billing information output means for outputting the billing information generated by the billing information generation means for the billing;
The parking fee calculation device according to claim 1, further comprising:
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JP2013117774A (en) * 2011-12-01 2013-06-13 Futaba Industrial Co Ltd Specific action operation permission system and authentication medium

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