JP2005003551A - 電子式電力量計および可搬型データ収集装置並びにデータ処理装置 - Google Patents

電子式電力量計および可搬型データ収集装置並びにデータ処理装置 Download PDF

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Yoshikuni Kondou
桂州 近藤
Hiroyasu Bandai
博康 萬代
Chihiro Morinaga
千尋 森永
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Abstract

【課題】検針値を確認するための画面数が少なく、検針員の作業効率が向上する電子式電力量計および可搬型データ収集装置と、そのデータ処理に用いるデータ処理装置を得る。
【解決手段】電子式電力量計1を、電力量データを得る計量手段と、その電力量データを符号化により圧縮し、電力量圧縮値を得る制御手段と、電力量データを表示する表示手段とによって構成する。電子式電力量計1の液晶表示器(表示手段)2において、10進数で電力量データを表示する通常画面(a)〜(f)と、複数の電力量圧縮値を一画面上に表示する圧縮値画面(g)を切り換え表示するように構成する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の計量時間帯、例えば夜間と昼間、6時間毎などの時間帯に基づいて電力使用量を測定して表示を行う電子式電力量計と、検針員が電子式電力量計の検針に使用する可搬型データ収集装置と、電子式電力量計と可搬型データ収集装置に組み合わせて用いる、符号化した電力量データを復号することが可能なデータ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子式電力量計では、電力量の表示は、同一表示器に時間帯毎に一定周期(例えば30秒間隔。)で逐次サイクリックに表示されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−337117号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子式電力量計では、複数の電力量などの指示値を同一表示器に表示する方法として、画面をサイクリックさせることにより表示しているため、全ての指示値の情報を読み取るためには、電力量計が一連のサイクリック表示を完了するまで、複数の画面を確認する必要があり、検針員の電力量の読み取りに時間を要し、指示値の収集効率が悪いという課題があった。この課題は、昨今、きめ細かな時間帯の計量が求められるようになってより顕著となってきている。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、検針時に、指示値を確認する画面数が少なく、検針員の作業効率がよい電子式電力量計を得ること、その電子式電力量計による検針時に用いる可搬型データ収集装置を得ること、さらに、その電子式電力量計と可搬型データ収集装置を用いて収集した電力量データに対してデコード等の処理を行うデータ処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電子式電力量計は、複数の計量時間帯毎に電力量を計量し、電力量データを得る計量手段、上記電力量データを符号化により圧縮し、電力量圧縮値を得る制御手段、上記電力量データを10進数による数値で表示する通常画面と、上記電力量圧縮値を表示する圧縮値画面とを切り換え表示する表示手段を備えたものである。
【0007】
また、この発明に係る電子式電力量計は、複数の計量時間帯毎に電力量を計量し、電力量データを得る計量手段、上記電力量データを符号化により圧縮し、電力量圧縮値を得る制御手段、上記電力量圧縮値を表示する表示手段を備えたものである。
【0008】
さらに、この発明に係る可搬型データ収集装置は、上記のような電子式電力量計の検針に用いるものであり、上記電子式電力量計において得られる上記電力量圧縮値を入力する入力手段を備えたものである。
【0009】
また、この発明に係るデータ処理装置は、上記のような可搬型データ収集装置から送信された上記電力量圧縮値を入力し、その電力量圧縮値をデコードするデコード手段を備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における電子式電力量計を示す正面図である。図1において、電子式電力量計1は、図示しない電力演算部分および制御部分において、使用した電力の計量を行い、電力量データを得(計量手段に相当する。)、液晶表示器(表示手段に相当する。)2にその電力量データが10進数で表示される。液晶表示器2の表示画面を切り換える時、また計量モードの切り換え時に操作するスイッチ(外部入力手段の一つであり、操作スイッチに相当する。例えば押しボタン式のスイッチ。)3は、配電線(電力線)が接続される端子ブロック4の前面に設けられている。図2は、液晶表示器2にサイクリック表示される画面のフロー図である。図3は確定値(電力量データ)を10進数で表示する確定値画面を示している。図4は、複数の電力量データや、計器内に格納されている他のデータなどを圧縮して表示した時の液晶表示画面、すなわち圧縮値画面を示している。
【0011】
電子式電力量計1は、通常時には、図2(a)〜(f)で示される通常フローによるサイクリック表示がなされる。通常フローでは、液晶表示器2に表示される画面は、(a)→(b)→(c)→(d)→(e)→(f)→(a)のように遷移する。画面(a)〜(c)は、現在の電子式電力量計の指示値(電力量データの一つである。)を10進数で表示する現在値画面であり、それぞれ異なる時間帯1〜3における指示値を示している。また、画面(d)〜(f)は、予め決められた時点(例えば検針予定日。)の画面(a)〜(c)の指示値を確定値(電力量データの一つである。)として10進数で表示する確定値画面である。この確定値画面があるため検針員による実際の検針日(目視する日。)が、予定の検針日以降となった場合でも、検針日の電力量データを得ることができる。10進数で表示される現在値画面および確定値画面(画面(a)〜(f))は通常画面に相当する。
【0012】
通常画面のサイクリック中に、スイッチ3を押下した場合(図2中、S1。)、画面(f)から圧縮値を表示する画面(g)へ遷移し、所定の表示時間の経過を経て、通常画面の最初の画面である画面(a)へ遷移する圧縮値画面を含むフローに切り換わる。この、圧縮値画面を含むフローでは、液晶表示器2に、電力量を10進数で表示する通常画面と、電力量圧縮値で表示する圧縮値画面とを切り換え表示する。
画面(g)は、画面(d)〜(f)に表示される複数の確定値を圧縮し、その複数の電力量圧縮値を1画面に表示する圧縮値画面である。
【0013】
通常画面(a)〜(f)に示される現在値、確定値などの、10進数による電力量データは、電子式電力量計1に内蔵される、図示しないマイクロコンピュータなどよりなる制御部分(制御手段に相当する。)において、記憶制御される。この制御部分において、10進数の電力量データは、符号化され、圧縮される。具体的には、例えば62進数に変換され、電力量圧縮値が得られる。また、この制御部分は、電力量データの圧縮処理の他、電力の計量、表示制御、時計などの機能を有している。
【0014】
図3に確定値画面の例として、時間帯1の画面(d)を示し、表示内容を説明する。液晶表示器2内の表示部5dは、表示している指示値の項目として、時間帯を表す番号を表示する部分であり、2桁の数字を表示できる。表示部6dは、表示している指示値のデータを記憶した時の月日を表示する部分であり、月を2桁、日を2桁として計4桁の数字を表示できる。表示部7dは、電力量の指示値を表示する部分であり、6桁の数字を表示できる。表示項目、月日、指示値は、通常画面である画面(d)では10進数で表示されている。
【0015】
次に、図4に画面(g)で表示する圧縮値画面の例を示し、電力量データの圧縮方法について、説明する。図4の表示部5g、表示部6g、表示部7gは、アラビア数字0〜9(10文字)、英文字アルファベット大文字A〜Z(26文字)、小文字a〜z(26文字)の62文字による62進数で表示される。画面(d)〜(f)の指示値は6桁であり、10進数で表示可能となる最大値は999999である。62進数4桁の最大値は14776336であり、10進数6桁の数字を62進数では4桁で表示することができる。
【0016】
図5に、10進数の指示値を62進数の圧縮値に変換する変換例を示す。
画面(d)の指示値が0000.63、画面(e)の指示値が0038.44、画面(f)の指示値が2383.92であるとき、これらの指示値から小数点を除き、62進数に変換すると各々、0011、0100、1012となる。この62進数の変換値を連続した12桁の数値として001101001012として、液晶表示器2に左上から右上へ、さらに左下から右下へ、順に並べて表示したものが図4に示す圧縮値画面(g)である。このように、3つの指示値を、圧縮値画面一画面で表示することができる。
【0017】
圧縮値画面(g)表示ありのサイクリック中に、スイッチ3を再度押下すると(図2中、S2。)、画面のフローは画面(f)から画面(a)へ遷移する通常のフローに戻る。
なお、圧縮値画面を含むフローから通常画面のみのフローへの切り換えは、スイッチ3を再度押下するという方法以外に、あらかじめ圧縮値画面の表示時間を決めておき、例えば数十秒の自動的に通常フローに戻るように制御することで、検針員によるスイッチ操作が、より簡便になる。
【0018】
また、上述した例では、通常画面のフローから、圧縮値画面を含むフローに切り換える際に、通常フローの最終画面である画面(f)の次の画面として圧縮値画面(g)を表示するという例を示したが、スイッチ3を押下した時の表示画面が、通常フローの途中である場合、例えば画面(a)である場合に、画面(b)〜(f)の表示を待たずに、画面(a)から直接、圧縮値画面(g)に遷移するように制御することで、検針作業に要する時間をより短縮することができることは言うまでもない。
【0019】
このように構成された電子式電力量計においては、複数の画面に表示される10進数の指示値を62進数に圧縮することで、1つの画面に表示することができる。このため、検針員は、圧縮値画面一画面を確認することで、複数の電力量データを一度に読み取ることができ、データ収集を効率良く行うことが可能となる。
【0020】
また、画面(d)〜(f)の指示値から小数点を除き、連続した18桁の数値としてから、62進数に変換することで、変換後の桁数を圧縮できるため、より多くの情報を表示することができる。つまり、10進数6桁の最大値999999を3画面分連続した数値999999999999999999としてから、62進数に変換すると11桁で表示できる。従って、液晶表示器2の画面が12文字分の表示を可能とする場合では、1桁余分に表示でき、そのスペースに別の情報として、例えば小数点位置や計器の定格などの情報を表示することが可能となる。
【0021】
指示値を変換する進数は、62進以外でも良い。また、圧縮値の表示方法は、上述した英数字以外にも、カタカナやひらがななどの表示でも実現できる。
【0022】
圧縮値画面への遷移方法として外部入力手段の一つであるスイッチ3の押下を例に説明したが、別の外部入力手段である磁気抵抗素子等を用いた磁気スイッチや、フォトトランジスタ等を用いた光スイッチをスイッチングすることで遷移させても良い。これらの場合には、検針者が電子式電力計1に接触することなくスイッチ操作でき、高所や狭所に電子式電力量計1が取り付けられている場合にも検針作業を行いやすい。
【0023】
なお、ここで言う磁気スイッチとは、ホール素子、MR素子を用い、磁石を近づけることで、ホール素子なら出力電圧が、MR素子ならインピーダンスが変化することを利用したスイッチである。また、光スイッチとは、フォトトランジスタ、フォトダイオードを用い、光を受けることで電流が流れることを利用したスイッチである。
【0024】
圧縮される対象となる値は指示値(10進数による電力量データ。)の他、計器の製造番号、設置される需要家の管理番号、計器の定格等を表す数値でも良い。このような電力量以外の圧縮値データ(識別番号圧縮値と総称する。)についても、上述した圧縮値画面上に、同時に表示するように構成することで、検針員は、より多くの情報を短時間で収集することが可能となる。
また、電力量データを示す圧縮値画面とは別に、異なるタイミングで液晶表示器2に、識別番号圧縮値を表示するように構成することも可能であることは言うまでもない。
【0025】
なお、太陽光発電器などを備えた需要家などに対応する、より多数の電力量データを取り扱う必要がある電子式電力量計においては、電力量を示す圧縮値画面を複数画面に分けて、順次表示するように構成することも可能である。
【0026】
実施の形態2.
図6は液晶表示器2に表示される画面のフローである。画面(a)〜(c)は現在値画面、画面(d)〜(f)は確定値画面、画面(g)は画面(d)〜(f)の確定値を圧縮して1画面に表示する圧縮値画面である。通常のフローにおいて、液晶表示器2に表示される画面の遷移は、(a)→(b)→(c)→(d)→(e)→(f)→(g)→(a)であり、常時、圧縮値画面(g)をサイクリックして表示する。
【0027】
このように構成された電子式電力量計1においては、複数の画面に表示される10進数の確定値を62進数に圧縮することで、1つの画面に表示することができる。このため、圧縮値画面(g)一画面を確認することで、複数の通常画面に表示される指示値を一度に読み取ることができる。
【0028】
なお、この実施の形態2においても、例えばスイッチ3を操作することで、通常フローの終了を待たずに、直ちに圧縮値画面(g)を表示できるように、つまり、圧縮値画面(g)からサイクリック表示されるように構成することで、検針員による検針作業をより短時間で行うことが可能となることは言うまでもない。
【0029】
実施の形態3.
図7は複数の画面の表示データおよび計器内に格納されている他のデータを圧縮して表示した時の液晶表示器2の圧縮値画面(g)である。図7において、液晶表示器2はドットマトリクス形の液晶表示器で構成され、複数の確定値画面の指示値(電力量データ。)は、例えばバーコード71を用いて圧縮することで1画面に表示できる。
【0030】
図8は、上述したような電子式電力量計1と組み合わせて用いられ、検針員によって携帯される可搬型データ収集装置8を示す正面図である。電子式電力量計1と、この可搬型データ収集装置8とによりデータ読取システムが構成される。電子式電力量計1のデータを読み取る場合、読み取りする人が可搬型データ収集装置8に内蔵もしくは外付けされるカメラ(入力手段の一つに相当する。)9により、電力量データなどの圧縮値であるバーコード71の画像を取り込み、可搬型データ収集装置8に備えられたデコード手段(図示せず。)で、その圧縮値をデコードすることで、容易かつ短時間に電子式電力量計1の電力量データを読み取ることができる。
【0031】
また、可搬型データ収集装置8は、符号化により圧縮された電力量データを、10進数による表示として復号化する機能も備えている。さらに、可搬型データ収集装置8は、電力量データ等を10進数に復号化した上で、その10進数による数値を用いて帳票に出力する帳票出力手段(図示せず。)を備えており、検針員は、検針時に、その場で、需要家へ料金請求する際に用いる帳票を作成することができる。
【0032】
なお、圧縮値画面(g)が、実施の形態1や実施の形態2のように英数字により表示される場合、検針員が圧縮値を目視し、可搬型データ収集装置8に内蔵または外付けされる入力操作部(入力手段の一つである。例えば、入力キーなどによって構成される。)10を操作して、直接、圧縮値データを入力する方法でも、電力量データの読み取りが可能となる。この場合は、カメラ9の機能を備えていなくても、データ収集が可能となる。
【0033】
この可搬型データ収集装置8のフロント面には、図8に示すように、データ確認を容易にする表示部11が設けられている。また、必要に応じて、各種データの入出力確認や、検針開始、終了等を確認するために、音声等による確認手段を設けても良く、また電力量データなどの情報を、外部の装置との間で通信するためのデータ通信手段を付加的に設けても良い。
【0034】
実施の形態4.
上述の実施の形態3では、ドットマトリクス表示の液晶表示器2を用いる場合のデータ圧縮方法として、電力量等のデータをバーコード化する例を示したが、この実施の形態4では、セグメント表示の液晶表示器2を用いた、別のデータ圧縮方法について説明する。図9に、セグメント表示の液晶表示装置2の、一文字分のセグメント構成を示す。図9のセグメント構成では、16セグメントで1文字分を構成するため、特定のセグメント21を発光させるセグメント表示の組合せ(発光部分の組み合わせ。)は256通りあり、最大256進数として電力量等のデータを圧縮することができる。
【0035】
このように、特定のセグメントを選択的に発光させることで、電力量データや識別番号等の他のデータを記号化し、圧縮値とすることができるため、上述した62進数の場合よりも、さらに圧縮率が高くなり、限られた表示スペースで、より多くのデータを表示することが可能となる。
なお、このセグメント21による表示の圧縮値は、バーコード71の場合と同様に、撮像手段(カメラ等。)によって画像として可搬型データ収集装置8に取り込む方法で入力することが適当である。
【0036】
実施の形態5.
図10は、電子式電力量計1と可搬型データ収集装置8と、例えば電力会社の営業所などの制御管理部門に設置されるデータ処理装置100で構成されるデータ読取システムを示すブロック図である。圧縮値の表示方法には、例えば、実施の形態3と同様にバーコード71を使用するものとする。電子式電力量計1のデータを読み取る場合、読み取りする人が可搬型データ収集装置8に内蔵もしくは外付けされるカメラ9により、バーコード71の画像を取り込む。(図10中、圧縮値データの流れ30に相当する。)
なお、圧縮値としては、バーコード71に代えて、実施の形態4において示した、セグメント表示による圧縮値を用いてもよい。
【0037】
また、電力量等の圧縮値がバーコード71ではなく、英数字、ひらがな、カタカナ等によって表示される場合には、その圧縮値を検針員が目視し、その値をキー操作によって可搬型データ収集装置8に取り込むことも可能であることは言うまでもない。
【0038】
バーコード71の情報は、可搬型データ収集装置8に備えられる、電力量圧縮値を送受信するデータ通信手段(図示せず。)を用いて、営業所等に設置されるデータ処理装置100へ有線または無線通信40を介して送信される。
データ処理装置100は、例えばモニターと操作用キーと、高速データ処理が可能な演算部を持つ装置により構成され、圧縮値をデコードするデコード手段を備えている。データ処理装置100で圧縮値をデコードすることで、容易かつ短時間に、電力量データなどを読み取りすることができる。
なお、データ処理装置100でデコードする場合は、可搬型データ収集装置8においてはデコード機能は必要がなく、その分、装置の軽量化が可能である。
【0039】
実施の形態6.
上述の実施の形態5で示したように、データ処理装置100でデコード処理を行う場合は、可搬型データ収集装置8にデコード機能を備える必要がないため、図11のブロック図に示すように、可搬型データ収集装置8として、例えばカメラ付の携帯電話81を代用することも可能である。この場合は、電子式電力量計1の読取装置として、上述の可搬型データ収集装置8のような専用の装置が不要となる。
【0040】
なお、可搬型データ収集装置8に代えて携帯電話81を利用する場合には、デコードした10進数による電力量データを、データ処理装置100から、検針員が携帯するプリンタ82に、携帯電話81を介するなどして取り込み、検針時に、その場で帳票作成を行うことも可能である。このように、携帯電話81とプリンタ82の組み合わせによって、直ちに帳票を需要家へ配布することができる。また、データ処理装置100から、電子メール等を用いて、電子データとしての帳票データを需要家に通知するという方法も選択できる。
【0041】
なお、圧縮値が、英数字、ひらがな、カタカナで表示されている場合、携帯電話81に備えられた入力操作部(押しボタン式キーおよびジョイステックによる入力操作が可能な操作部。)を操作し、検針員が直接文字を入力することで、有線または無線通信40にてデータ処理装置100へ電力量圧縮値等のデータを送信することでも実現できる。この場合には、携帯電話81の電子メール機能も利用できる。
【0042】
実施の形態7.
上述した実施の形態1および実施の形態2では、電子式電力量計1の表示が10進数表示の通常画面と、62進数表示の圧縮値画面とを切り替えて表示する場合について述べた。
現段階では、電力量計に関する取り決めがなされており、顧客による目視で電力量計の指示値を確認可能なように、10進数による表示を組み込むことが義務付けられている。しかし、将来的には、上述したような圧縮値画面のみを表示手段に常時表示するという表示方法を採用することで、検針員による検針作業をより端時間で速やかに実施することが可能となる。
【0043】
なお、通常時には圧縮値画面を表示するようにし、スイッチ操作等により、10進数表示による任意の時間帯の指示・確定値画面に遷移させるように構成することで、顧客による目視も可能とすることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、この発明の電子式電力量計によれば、複数の計量時間帯毎に電力量を計量し、電力量データを得る計量手段、上記電力量データを符号化により圧縮し、電力量圧縮値を得る制御手段、上記電力量データを10進数による数値で表示する通常画面と、上記電力量圧縮値を表示する圧縮値画面とを切り換え表示する表示手段を備えたため、圧縮値画面に通常画面より多くの電力量データを表示可能であり、圧縮値画面を確認することで、多くの電力量データを収集することができ、検針作業を効率化することが可能となる。
【0045】
また、この発明の電子式電力量計によれば、複数の計量時間帯毎に電力量を計量し、電力量データを得る計量手段、上記電力量データを符号化により圧縮し、電力量圧縮値を得る制御手段、上記電力量圧縮値を表示する表示手段を備えたため、表示手段の限られたスペースに、電力量圧縮値を表示することで、圧縮されていない電力量データを表示する場合よりも多くの電力量データを表示することができ、検針作業を効率化することが可能となる。
【0046】
さらに、この発明の可搬型データ収集装置によれば、上記のような電子式電力量計の検針に用いるものであり、上記電子式電力量計において得られる上記電力量圧縮値を入力する入力手段を備えたため、電力量圧縮値を用いた電子式電力量計のデータ読み取りに対応することが可能となり、より多くの電力量データを、電力量圧縮値の表示画面である圧縮値画面から取り込むことができる。
【0047】
また、この発明のデータ処理装置によれば、上記のような可搬型データ収集装置から送信された上記電力量圧縮値を入力し、その電力量圧縮値をデコードするデコード手段を備えたため、可搬型データ収集装置のデコード機能を省略することで軽量化が可能となり、また、データ処理装置として、設置式の高速データ処理が可能な装置を利用することができるため、容易かつ短時間に電力量データなどを読み取りすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による電子式電力量計を示す正面図である。
【図2】この発明の実施の形態1による電力量計表示画面のフロー図である。
【図3】この発明の実施の形態1による確定値画面の例を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1による圧縮値画面の例を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態1による電力量指示値の10進数表示、62進数表示による変換例を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態2による電力量計表示画面のフロー図である。
【図7】この発明の実施の形態3による電力量データをバーコード化して圧縮した圧縮値画面を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態3による電力量圧縮値を、電子式電力量計から読み取る際に用いる可搬型データ収集装置の正面図である。
【図9】この発明の実施の形態4による電子式電力量計の液晶表示器のセグメント構成を示す図である。
【図10】この発明の実施の形態5による、データ処理装置を含むデータ読取システムを示すブロック図である。
【図11】この発明の実施の形態6による、携帯電話を用いたデータ読取システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電子式電力量計 2 液晶表示器
3 スイッチ 4 端子ブロック
5d、5g、6d、6g、7d、7g、11 表示部
8 可搬型データ収集装置 9 カメラ
10 入力操作部 21 セグメント
30 圧縮値データの流れ 40 有線または無線通信
71 バーコード 81 携帯電話
82 プリンタ 100 データ処理装置。

Claims (16)

  1. 複数の計量時間帯毎に電力量を計量し、電力量データを得る計量手段、上記電力量データを符号化により圧縮し、電力量圧縮値を得る制御手段、上記電力量データを10進数による数値で表示する通常画面と、上記電力量圧縮値を表示する圧縮値画面とを切り換え表示する表示手段を備えた電子式電力量計。
  2. 上記圧縮値画面では、複数の上記電力量圧縮値が一つの画面上に表示されることを特徴とする請求項1記載の電子式電力量計。
  3. 上記制御手段において、電力量計または需要家を識別する識別番号を符号化により圧縮し、識別番号圧縮値を得、上記表示手段において、上記識別番号圧縮値を表示することを特徴とする請求項1記載の電子式電力量計。
  4. 上記圧縮値画面では、複数の上記電力量圧縮値と、上記識別番号圧縮値が、一つの画面上に表示されることを特徴とする請求項3記載の電子式電力量計。
  5. 上記電子式電力量計の外部から任意に入力操作することが可能な外部入力手段を備え、上記外部入力手段から入力があった場合に、上記圧縮値画面を表示することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項4のいずれか一項記載の電子式電力量計。
  6. 上記外部入力手段は、操作スイッチ、磁気スイッチ、光スイッチのいずれかによって構成されることを特徴とする請求項5記載の電子式電力量計。
  7. 上記電力量圧縮値または上記識別番号圧縮値は、アラビア数字と英文字アルファベットを表記に含む62進数による数値であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の電子式電力量計。
  8. 上記電力量圧縮値または上記識別番号圧縮値は、バーコードを用いて表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の電子式電力量計。
  9. 上記表示手段は、セグメント表示の液晶表示装置により構成され、上記電力量圧縮値または上記識別番号圧縮値を、上記液晶表示装置の特定のセグメントを選択的に発光させることで記号化して表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の電子式電力量計。
  10. 複数の計量時間帯毎に電力量を計量し、電力量データを得る計量手段、上記電力量データを符号化により圧縮し、電力量圧縮値を得る制御手段、上記電力量圧縮値を表示する表示手段を備えた電子式電力量計。
  11. 上記電力量圧縮値を入力する入力手段を備えた、請求項1または請求項10記載の電子式電力量計の検針に用いる可搬型データ収集装置。
  12. 入力した上記電力量圧縮値をデコードし、上記電力量データを得るデコード手段を備えた請求項11記載の可搬型データ収集装置。
  13. 上記電力量データを10進数による数値を用いて帳票に出力する帳票出力手段を備えた請求項12記載の可搬型データ収集装置。
  14. 有線あるいは無線通信を用い、上記電力量圧縮値を送受信するデータ通信手段を備えたことを特徴とする請求項11記載の可搬型データ収集装置。
  15. 上記可搬型データ収集装置として、携帯電話を用いることを特徴とする請求項14記載の可搬型データ収集装置。
  16. 請求項14または請求項15記載の上記可搬型データ収集装置から送信された上記電力量圧縮値を入力し、その電力量圧縮値をデコードするデコード手段を備えたデータ処理装置。
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JP2009089508A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Kawamura Electric Inc 電力モニター

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