JP2000057470A - 符号化計量装置 - Google Patents

符号化計量装置

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JP2000057470A
JP2000057470A JP10241028A JP24102898A JP2000057470A JP 2000057470 A JP2000057470 A JP 2000057470A JP 10241028 A JP10241028 A JP 10241028A JP 24102898 A JP24102898 A JP 24102898A JP 2000057470 A JP2000057470 A JP 2000057470A
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稔 田原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の回転円筒の周側に数字を表示したタイ
プの計量装置に改良を加え、目視読取の可能性を残しつ
つ、自動読取に便宜な読取・伝送手段を備えた符号化計
量装置の提供。 【解決手段】 回転円筒10a、10b…は、検出部及
び伝達機構を介して被計量対象の使用量に比例して矢印
Xの方向に回転させられ、視覚的には、全回転円筒10
a、10b…の数値表示部11によって表示されたその
時点の被計量対象の使用量が、覗窓から読み取れるよう
になっている。一方、同一の値が、各回転円筒10a、
10b…の周側に数値表示部11に重ねて構成された不
可視の読取符号12のバーコードシンボルで示され、符
号読取部20によって読み取られるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直列に配した複数
の回転円筒体の各々を検出手段によって検出された被計
量対象の量に応じて回転するように構成し、各回転円筒
の周側に表示した数値の内、覗窓から覗き込んだ場合
に、一連に見える数値を読み取るように構成した従来の
計量装置の改良に関するものであり、より具体的には、
その読取を自動化し、種々の自動検針管理システム等に
容易に応用できるようにした符号化計量装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電気、ガス、水道等のように使用量に応
じて料金を支払う供給取引制度下に於いては、需要場所
に適宜計量装置を設置しておき、これを定期的に検針
し、その計量結果に基づいて課金する方式が広く採用さ
れている。したがって、正確な計量装置を設置し、定期
的に検針を行うことが必須となっている。
【0003】このような取引用計量装置類は、電力量
計、水道メータ、ガスメータ等として広く知られてい
る。基本的には、電流の多少に対応して生ずる渦電流に
よって回転する金属円板や流体の流動状態に対応する回
転羽根車のような検出部の動きを歯車機構等を介して目
盛り部に伝え、各桁の数値を表示部により表示するもの
である。検針員は、この目盛り部の表示を目視計測して
使用量計算票を発行し、これに基づいて料金請求を行っ
ている。
【0004】その他、計量装置としての回転計、速度
計、距離計も基本的には、被計量対象の運動、特に回転
運動に比例する出力を検出部で取り出し、歯車機構や電
気的変換手段を介して対応する出力を指針、数字付回転
円筒等の表示部で表示し、また必要に応じて記録部に於
いて記録等をするものである。
【0005】このような計量装置に於いて検出部で検出
された量の変換手段や表示部はその正確さを維持するた
めに高い精度が要求され、表示部や記録部等にも長い期
間にわたり改善が重ねられてきたものである。通常は、
検出部−歯車伝達機構−表示部のように機械的に処理さ
れるものや、検出部−機械・電気(パルス)変換−表示
部のような電気的変換を利用するもの等が広く利用され
ている。
【0006】検出部から表示部までの機構や変換手段は
種々改良が加えられ、誤差が少ない構成が多数出現して
いる。しかし、表示部の目視部分に於ける構造は桁毎に
設けられた指針や周側に数字の刻印された複数の回転円
筒を用いて肉眼により読み取り記録が行われているもの
が多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の従来
技術の問題点を解消し、一般的に広く採用されている複
数の回転円筒の周側に数字を表示したタイプの計量装置
に改良を加えて、その目視読取の可能性を残しつつ、自
動読取及びその後の伝送や演算処理にも便宜である読取
・伝送手段を備えた符号化計量装置を提供することを課
題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、検出手段で検
出された被計量対象の量に応じてそれぞれ対応する所定
回転角度だけ回転する複数の回転円筒からなる表示ベー
ス部であって、直列に配した複数の回転円筒からなる表
示ベース部、各回転円筒の周側に定角度間隔で構成した
0〜9までの数値からなる数値表示部、及び全回転円筒
の周側外方にその軸方向に沿って開口した覗窓であっ
て、外方から覗き込んだ場合に見える全回転円筒の周側
に横一列に並んだ数値表示部の数値で被計量対象の量を
読み取るように構成した覗窓からなる計量表示手段と、
上記回転円筒の周側に、数値表示部に並べて又は重ねて
配した読取符号であって、数値表示部に表示された数字
を符号化するとともに、前記覗窓の位置と後記符号読取
部の位置との位相差分だけ位相をづらして位置決めして
配した読取符号と、上記読取符号を常時又は必要に応じ
て読み取る符号読取部、データを伝送する伝送手段、及
び必要に応じて備える、前記符号読取部の読取結果を電
気的に処理する処理部、その処理結果を保持するデータ
保持部を備えた読取・伝送手段と、で構成した符号化計
量装置である。
【0009】以上の構成に於て、回転円筒は、文字通り
の円筒の他、円柱や円板もその概念中に含むものとす
る。以下同様とする。また以上の構成に於いて、前記読
取符号として、数値を太さの異なる直線の組み合わせで
表示するバーコードシンボルを採用することができ、こ
のように構成した場合には、これによって従来の数値表
示の読取の他に、バーコードリーダ等を用いた自動読取
が可能になる。なお上記バーコードシンボルには、計量
値に加えて計器番号又は需要家コード及び時間コード等
を付加しておくことも可能である。
【0010】上記バーコードシンボルは、必要に応じ
て、可視印刷、磁性体の配列又は赤外線発光蛍光体の配
列等によって構成することができ、前者の場合は、目視
用の数値表示と並べて表示することとなるが、表示を構
成するのが極めて簡単であり、後者の場合は、数値表示
と重ねて構成することが可能である利点がある。
【0011】前者の場合は、前記読取・伝送手段の符号
読取部としては、光電変換式のバーコードリーダ又はバ
ーコードスキャナを採用し、後者の内の磁性体の配列に
よってバーコードシンボルを構成した場合は、前記読取
・伝送手段の符号読取部として、磁電変換式のバーコー
ドリーダ又はバーコードスキャナを採用することとな
る。後者の内、赤外線発光蛍光体の配列によってコード
シンボルを構成した場合は、前記読取・伝送手段の符号
読取部として赤外線を用いた光電変換式のバーコードリ
ーダ又はバーコードスキャナを採用することとなる。な
おこの場合は、その赤外線発光蛍光体に照射するに適す
る波長の赤外線を発光し、かつその赤外線発光蛍光体の
発光する赤外線を受光できるバーコードリーダ又はバー
コードスキャナであるべきなのは云うまでもない。しか
して、前記のように、後者の場合は、読取符号としての
バーコードシンボルは、可視印刷その他の数値表示と重
ねて構成することが可能であり、その場合も、問題な
く、磁電変換式のバーコードスキャナや赤外線を用いた
光電変換式のバーコードスキャナ等でそのデータを読み
取ることができるものである。そのため、バーコードシ
ンボルを構成するための別異のスペースが不要である利
点がある。
【0012】また前記の構成に於いて、前記読取符号と
して、回転円筒のうち、最下位の桁を表示する数値表示
部を備えたそれの該数値表示部に並べて定角度間隔で単
位点を構成することができ、このように構成した場合
は、最下位桁の数値表示部を備えた回転円筒が被計量対
象の量に応じて回転し、その回転にともなって定角度間
隔で配された単位点が所定の検出点を通過することとな
る。それ故、その通過数を計数することにより被計量対
象の量を測定することができる。
【0013】上記のように構成した場合は、前記読取・
伝送手段の符号読取部として、光電変換式の単位点読取
器を採用し、かつ前記処理部及びデータ保持部を採用
し、前記単位点読取器で順次読み取った単位点読取信号
を前記処理部で計数し、その最終計数値を必要な時点ま
で前記データ保持部で保持するように構成することがで
き、このように構成すれば、得られた被計量対象の量を
正確に計数し、かつ必要な時点まで保持することができ
る。
【0014】本発明の符号化計量装置によれば、広く採
用されている、複数の回転円筒の周側に数字を表示した
タイプの計量装置に改良を加えて、その目視読取を可能
としつつ、各回転円筒の周側に構成した読取符号を読取
・伝送手段で読みとって、計量結果をこれを変換した数
字列を表わす電気信号として又はパルス列を計数して得
られた数字列を表わす電気信号として得ることができる
ものであるため、表示・記録等をはじめ、演算、伝送、
集計、伝票発行等が任意形式で自在に行い得られるもの
となる。またその計量結果を目視によって確認すること
もできる。
【0015】本発明の符号化計量装置は、前記のように
構成し、以上のように作用するので、これを利用した次
のような自動検針管理システムを容易に構成することが
できる。前記符号化計量装置、即ち、被計量対象の量に
応じて符号化された計量値を読み取り電気信号として取
り出す符号化計量装置を需要箇所に設置し、管理センタ
ー(コンピュータ集計センター)との間を回線を介して
オンライン接続し、自動走査又は定期的なポーリングコ
マンドに応じて読み取り、計量値に対応するデータを収
集して演算処理を行い、該演算結果に基づいて課金伝票
を自動発行する自動検針管理システムが容易に構成でき
る。
【0016】したがって、本発明の符号化計量装置に於
ては、回転円筒の周側に付加されたバーコードシンボル
等の符号を読み取り、得られた信号を直接又は適宜位置
まで伝送して、演算・処理等を施すことにより、自動計
量をはじめ、需要者コード、単価、季節、曜日、時間、
その他の条件を加味したきめ細かな計量が可能となり、
このような符号化計量装置と専用ケーブル、公衆回線、
無線伝送等の回線を介して管理センターとを接続するこ
とにより自動検針管理システムを構築することができ
る。あるいは、得られた信号を、需要者コード等の必要
な情報とともに、公衆回線等を介して接続している管理
センターに直接伝送して、必要な処理を管理センターで
行うこととした自動検針管理システムを構築することが
できる。
【0017】以上のように、本発明の符号化計量装置に
よれば、肉眼による個々の需要家の計量装置の検針に代
えて、オンライン自動計量が可能となり、特に各需要家
毎に設置されている計量装置を集中管理することが可能
となる。それ故、当該時点の時々刻々の需要状態が把握
可能であるため、漏電、漏水、ガス漏れ等の状態をも把
握することが可能となり、更に需要負荷の消費状況をも
把握可能となり、需要家に対する負荷利用診断やコンサ
ルティングが可能となる。また、このような自動計量は
検針員による誤読の可能性を排除し、更に任意時点に於
ける自動計量をも可能とする。したがって検針員も不要
となり大幅な省力化が達成されるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を、実施
例を示す添付図を参照しつつ詳述するが、この実施例に
より本発明の範囲が限定されるものではない。図1は、
一実施例の符号化計量装置に於ける表示ベース部及び符
号読取部を示した斜視説明図、図2は一実施例の符号化
計量装置に於ける表示ベース部の一つの回転円筒の周側
を、数値表示部と読取符号とに分けて左右に並べて示し
た展開説明図、図3は、一実施例の符号化計量装置の全
体概要を示す側面説明図、図4は、一実施例の符号化計
量装置を自動検針管理システムに組み込んだ例の基本構
成を示すブロック図である。
【0019】図1に示すように、この実施例の符号化計
量装置は、被計量対象の使用量又は流量に応じて正確に
運動する可動体としての表示ベース部10と符号読取部
20とからなるものである。表示ベース部10は、複数
の回転円筒10a、10b…、10eからなり、最下位
桁の数値表示部11をその周側に備えた回転円筒10a
が一回転すると、その一つ上位桁の数値表示部11をそ
の周側に備えた回転円筒10bが36度だけ回転するよ
うになっている。即ち、一つ下位桁の数値表示部11を
備えた回転円筒が一回転するとその一つ上位桁の数値表
示部11を備えた回転円筒が36度だけ回転するように
なっているものである。数値表示部11は、以上に述べ
たように、各回転円筒10a、10b…、11eの周側
に構成してあり、定角度間隔で0〜9の数字が表示して
ある。それ故、数値表示部11に表示される一つの数字
の角度幅が36度になる訳である。
【0020】なお前記表示ベース部10に於ける回転円
筒10a、10b、10c…の回転はギア列等を用いた
既存の技術により実現される。
【0021】前記表示ベース部10の各回転円筒10
a、10b…は、その基本的な構成は、既存のそれをそ
のまま用いることができる。例えば、金属板をプレス加
工したもの又はプラスチック成形体等を採用することが
できる。前記したように、前記表示ベース部10の各回
転円筒10a、10b…の外周側面には、0〜9の目視
可能な数字を表示した数値表示部11を構成し、肉眼E
による目視計量が可能であるように構成する。このよう
な数値表示部11は自動計量の上で必須なものではない
が、使用者の確認を容易にすると同時に不安感を取り除
き、また自動計量システム不使用時の備えとして付加し
ておくものである。
【0022】なお、回転円筒10a、10b…、10e
の数を増加し、又はこれらの回転円筒に加えて、不動円
筒等を用い、多様な符号、例えば、変動のない需要者コ
ード、変化のあり得る単価、更には時計機能と組み合わ
せて季節、曜日、時間、その他の情報をも表示し得るよ
うに構成することもできる。
【0023】前記表示ベース部10の各回転円筒10
a、10b…の周側には、数値表示部11とともに読取
符号12を構成する。この読取符号12は、前記数値表
示部11の0〜9の数字に対応するバーコードシンボル
で構成し、それぞれを、該数値表示部11の数字と同様
に、36度の角度間隔で配置することとする。ただし、
この読取符号12のバーコードシンボルは、数値表示部
11の数字に対して、後述する覗窓31と符号読取部2
0との位相差に対応するだけの位相差を持たせて配置
し、こうして覗窓31から目視する数値と符号読取部2
0で読み取る数値とが一致するようにする。
【0024】上記読取符号12は、以上のように、数値
表示部11と重ねて構成するものであり、数値表示部1
1の数字の目視による読取及び該読取符号12の数字の
符号読取部20による読み取りの双方を不都合なく行え
るようにするため、この例では、磁気によって構成し
た。各バーコードシンボルを磁性塗料等により不可視コ
ードに構成し、その上に、前記数値表示部11を印刷等
によって重ねて構成することとしたものである。こうし
て数値表示部11の目視による読み取り及び読取符号1
2の符号読取部20による読み取りの双方を不都合なく
実現できるようにしたものである。
【0025】なお数値表示部11と同一位置で両立し得
るようにする読取符号12の構成には、以上の磁性塗料
を用いる以外の方法で磁気によるバーコードシンボルを
構成することもできる。磁気以外で不可視のバーコード
シンボルを構成することとしても良いことは云うまでも
ない。
【0026】図2は、この回転円筒10a(10b、1
0c…)の周側の展開図である。もっとも回転円筒10
a(10b、10c…)の周側に於いて、前記数値表示
部11と前記読取符号12とは重ねて構成されており、
そのまま展開したのでは非常に分かりにくくなってしま
うので、便宜上、それぞれを分けて左右に並べて示して
ある。左側が磁気によって構成したバーコードシンボル
からなる読取符号12を示し、右側が0〜9の算用数字
で構成した数値表示部11を示している。数値表示部1
1の数字と読取符号12のバーコードシンボルで表示さ
れる数字とは2個の数字分だけ、即ち、72度だけ位相
をづらして構成してある。しかして既述のように、覗窓
31から目視する数字と符号読取部20で読み取る数字
とが一致することとなるようにするためである。図2中
左側に二点鎖線で囲まれた数字はそれぞれ対応する右側
のバーコードシンボルの意味する数値を表示しているも
のであり、単に説明用に付加したもので、展開図には関
係がない。
【0027】前記符号読取部20は、当然、読取符号1
2に適合する読み取り装置を選定する。この実施例で
は、既述のように、読取符号12が磁気によって構成し
たバーコードシンボルからなるものであるから、磁電変
換式の読取装置を採用するものである。より具体的に
は、磁電変換式のバーコードリーダ又はバーコードスキ
ャナである。読取符号12を別な構成にした場合には、
それに適する、例えば、光電式読取装置であるバーコー
ドリーダやバーコードスキャナ等が採用できるのは云う
までもない。
【0028】図3は、この実施例の符号化計量装置の全
体概要を示す側面説明図である。図1に示した表示ベー
ス部10と、符号読取部20とをケーシング30に収納
した状態を示している。ケーシング30に構成されてい
る目視用の覗窓31から肉眼による目視計量が可能であ
り、ここで読み取れる計量値が、既述のように、符号読
取部20で読み取られる計量値と一致するようになって
いる。図3中では、表示ベース部10の回転円筒10a
(10b、10c…、10e)の外周側に表示した数値
が可視の数値表示部11を示し、内周側に示した数字が
不可視の読取符号12を表示するものとして概念的に描
いてある。数値表示部11と読取符号12との位相差も
これで分かる。
【0029】この実施例の符号化計量装置の動作を説明
すると、次の通りである。表示ベース部10の各回転円
筒10a、10b…、10eは、図示していない検出部
及び伝達機構を介して被計量対象の使用量に比例して矢
印Xの方向に回転させられる。各回転円筒10a、10
b…、10eは、既述のように、下位の桁の数値表示部
11を配したそれが一回転すると、その上位桁の数値表
示部11を配したそれが36度だけ回転するようになっ
ている。
【0030】しかして、視覚的には、全回転円筒10
a、10b…、10eの数値表示部11によって被計量
対象の量が表示され、前記覗窓31から覗き込めば、そ
の時点での被計量対象の使用量がそこに示されており、
これを確認することができる。一方、これと同一の値
が、各回転円筒10a、10b…、10eの周側に数値
表示部11に重ねて構成された読取符号12のバーコー
ドシンボルで示され、これは不可視コードであるが、前
記符号読取部20によって読み取られることとなる。前
記のように、符号読取部20は、覗窓31からずれた位
置に配してあるが、その分だけ、読取符号12のコード
化された数字は、数値表示部11の可視数字から位相を
づらして構成してあるので、同一の値が読み出されるこ
ととなるものである。
【0031】図4は、以上の符号化計量装置1を組み込
んで自動検針管理システムを構築した場合の基本構成を
示すブロック図である。符号化計量装置1には、被計量
対象Oを通流させ、その容量に比例する計量を行う。被
計量対象Oとしては、電力量をはじめガスや上水道・工
業用水の供給量、下水道の排出量、その他契約による流
体の取引対象等が挙げられる。また、将来的には、液体
燃料の個別配達、地域冷暖房用熱媒体等も対象として考
慮することができるであろう。
【0032】このような多様な被計量対象からの符号化
信号は、符号化計量装置1から制御端末装置2に入力さ
せられる。制御端末2は、種々の構成が取り得るが、図
示していない管理センターからの走査コマンドに応じて
対応する符号化計量装置1をスキャンし、記憶されてい
る計量値又はその時点の計量値を管理センターに対して
伝送する。なお、制御端末2は、複数の符号化計量装置
1を受容し得る端子あるいは適宜インターフェースをは
じめ信号変換装置、多重化装置等を具備していることが
望ましい。このような構成は公知の回路要素を組み合わ
せることにより構成可能であるため詳述はしない。
【0033】ここで、図示していない管理センターと各
符号化計量装置1側の端末とは、公衆回線又は専用回線
等の適宜回線Lを介して行われる。回線Lに電話4、フ
ァクシミリ(FAX)5等が接続される場合は、ターミ
ナルアダプタ(TA)3を介して接続することにより適
宜併用することができる。
【0034】管理センター側からの計量又は検針は、所
定時間間隔で定時に自動的走査によって行うことができ
るが、必要に応じて、管理センターからの制御コマンド
により適時実施することもできる。後者は、いわゆるポ
ーリング制御であるが、適時情報収集が可能となる。
【0035】このような構成であれば、流体等の供給管
理者は、管理センターを直接設置し、または各供給者毎
に共通に又は委託して計量又は検針を自動的に実施する
ことができ、個々の需要家まで検針員を派遣する必要が
ない。したがって、きめ細かい料金管理が可能となる
上、人為的ミス等の不都合を排除した自動計量により大
幅な省力化が達成される。
【0036】
【発明の効果】本発明の符号化計量装置によれば、簡潔
な構成であるながら、被計量対象の使用状況を時々刻々
電気信号として取り出し、若しくは一定の時間間隔で取
り出し、必要に応じて、演算処理・伝送・記録等を行う
ことが可能となる。したがって、当該計量値を基礎とし
て取引管理を行う場合や、当該計量値に基づいて次段の
制御の基礎条件を得る場合等に極めて有用である。しか
もこのような使用状況を目視によって確認し、自動的に
行われ得る上記のような取引管理等の基礎となる被計量
対象の使用量を確認することも可能である。
【0037】本発明の符号化計量装置によれば、これを
自動検針管理システムの重要な要素として組み込むこと
ができ、このようにした場合は、適宜回線を介して管理
センターからの指示に応じて任意のタイミングで自動的
に、または所定の期間毎に自動検針することができる。
そこには人為的な計量ミスの介在する余地がなく、究極
の省力化を達成することができる。このような適時のオ
ンライン計量が可能であることから、需要家とタイアッ
プして漏電や漏水、ガス漏れの早期検出等が可能とな
り、安全供給管理を行うことができる。更に一歩進め
て、需要装置を順次オンオフ切り替えてその都度計量を
実施することにより、装置毎の消費量の確認も可能とな
り、需要コンサルティングを実施することも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の符号化計量装置に於ける表示ベース
部及び符号読取部を示した斜視説明図。
【図2】一実施例の符号化計量装置に於ける表示ベース
部の一つの回転円筒の周側を、数値表示部と読取符号と
に分けて左右に並べて示した展開説明図。
【図3】一実施例の符号化計量装置の全体概要を示す側
面説明図。
【図4】一実施例の符号化計量装置を自動検針管理シス
テムに組み込んだ一例の基本構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 符号化計量装置 2 制御端末 3 ターミナルアダプタ(TA) 4 電話 5 ファクシミリ(FAX) L 回線 10 表示ベース部 10a、10b、10c、10d、10e 回転円筒 11 数値表示部 12 読取符号 14 回転軸 20 符号読取部 30 ケーシング 31 覗窓
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 7/10 G06K 7/10 R G06M 1/272 G06M 1/272

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出手段で検出された被計量対象の量に
    応じてそれぞれ対応する所定回転角度だけ回転する複数
    の回転円筒からなる表示ベース部であって、直列に配し
    た複数の回転円筒からなる表示ベース部、各回転円筒の
    周側に定角度間隔で構成した0〜9までの数値からなる
    数値表示部、及び全回転円筒の周側外方にその軸方向に
    沿って開口した覗窓であって、外方から覗き込んだ場合
    に見える全回転円筒の周側に横一列に並んだ数値表示部
    の数値で被計量対象の量を読み取るように構成した覗窓
    からなる計量表示手段と、 上記回転円筒の周側に、数値表示部に並べて又は重ねて
    配した読取符号であって、数値表示部に表示された数字
    を符号化するとともに、前記覗窓の位置と後記符号読取
    部の位置との位相差分だけ位相をづらして位置決めして
    配した読取符号と、 上記読取符号を常時又は必要に応じて読み取る符号読取
    部、データを伝送する伝送手段、及び必要に応じて備え
    る、前記符号読取部の読取結果を電気的に処理する処理
    部、その処理結果を保持するデータ保持部を備えた読取
    ・伝送手段と、 で構成した符号化計量装置。
  2. 【請求項2】 前記読取符号として、数値を太さの異な
    る直線の組み合わせで表示するバーコードシンボルを採
    用した請求項1の符号化計量装置。
  3. 【請求項3】 上記バーコードシンボルを可視印刷で構
    成した請求項2の符号化計量装置。
  4. 【請求項4】 前記バーコードシンボルを磁性体の配列
    又は赤外線発光蛍光体の配列のいずれかによって構成し
    た請求項2の符号化計量装置。
  5. 【請求項5】 前記読取・伝送手段の符号読取部とし
    て、光電変換式のバーコードリーダ又はバーコードスキ
    ャナを採用した請求項3の符号化計量装置。
  6. 【請求項6】 前記読取・伝送手段の符号読取部とし
    て、磁電変換式のバーコードリーダ又はバーコードスキ
    ャナ若しくは赤外線を用いた光電変換式のバーコードリ
    ーダ又はバーコードスキャナを採用した請求項4の符号
    化計量装置。
  7. 【請求項7】 前記読取符号として、回転円筒のうち、
    最下位の桁を表示する数値表示部を備えたそれの該数値
    表示部に並べて定角度間隔で単位点を構成した請求項1
    の符号化計量装置。
  8. 【請求項8】 前記読取・伝送手段の符号読取部とし
    て、光電変換式の単位点読取器を採用し、かつ前記処理
    部及びデータ保持部を採用し、前記単位点読取器で順次
    読み取った単位点読取信号を前記処理部で計数し、その
    最終計数値を必要な時点まで前記データ保持部で保持す
    ることとした請求項7の符号化計量装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007172140A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Hajime Onoda 計測量表示機構、この計測量表示機構を備えた計測計、この計測量表示機構を備えた流量計、この計測量表示機構を備えたエネルギー量計、そして、この計測量表示機構を備えた質量流量計
CN102853873A (zh) * 2011-06-29 2013-01-02 安徽翼迈智能仪表有限公司 一种液封直读水表及其水表直读系统、水表直读方法
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